JP2003212070A - 車両用バンパの取付構造 - Google Patents

車両用バンパの取付構造

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JP2003212070A
JP2003212070A JP2002013813A JP2002013813A JP2003212070A JP 2003212070 A JP2003212070 A JP 2003212070A JP 2002013813 A JP2002013813 A JP 2002013813A JP 2002013813 A JP2002013813 A JP 2002013813A JP 2003212070 A JP2003212070 A JP 2003212070A
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bumper
rib
vehicle
mounting structure
fascia
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Naoki Tanaka
尚樹 田中
Takashi Ashida
隆 蘆田
Yusuke Noda
雄介 野田
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】バンパフェイシャに入力が作用した場合でも、
ランプ破損の虞を低減させ、打音の発生を低減させるこ
とが出来ると共に、シール性の良好な車両用バンパの取
付構造を提供する。 【解決手段】ヘッドランプ20の下側にパーティング間
隙pを有してバンパフェイシャ30aが、装着されてい
る。このバンパフェイシャ30aには、車体内部方向に
向けたバンパリブ42が一体に形成されていて、ヘッド
ランプ20のランプハウジング22下方の装着部35に
は、バンパリブ42に対応した位置にバンパリブ42を
貫通させて支持する保持孔36が形成されている。保持
孔36は、バンパリブ42が車体内部方向へ移動したと
きに突き当たらないように貫通形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用バンパの
取付構造に係わり、更に詳しくは、自動車においてフロ
ントバンパをヘッドランプに支持させるのに好適な車両
用バンパの取付構造に関している。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車では、バンパの上部をヘッ
ドランプやリアコンビネーションランプ等に支持させる
ことで、アッパリテーナを廃止して、原価の低減を図る
と共に、ランプとバンパとの間のパーティング間隔を小
さくして、外観を向上させるようにしたものがある。
【0003】図8は、このようなバンパの取付構造をも
つ、自動車の前部を示している。
【0004】ヘッドランプ1及びフロントグリル2の下
方には、フロントバンパ3を構成するバンパフェイシャ
12が配置されている。バンパフェイシャ12は上部が
ヘッドランプ1に支持され、下部がロワリテーナを介し
て車体4に取り付けられている。
【0005】図9は、ヘッドランプ1に対するフロント
バンパ3の取り付け状態を示している。
【0006】前記ヘッドランプ1は、主にレンズ5とラ
ンプハウジング6とを有している。このうち、レンズ5
には、レンズ本体7の周縁に車体後方側に向けて突設さ
れる環状の脚部8が設けられている。
【0007】また、前記ランプハウジング6の前面部に
は、照射開口6aが形成されると共に、この照射開口6
aの周縁には、前記脚部8を挿入する環状のレンズ保持
溝9が形成されている。
【0008】そして、前記レンズ5の脚部8をこのレン
ズ保持溝9に嵌めた状態で、レンズ保持溝9内にホット
メルト10を充填することによって、このレンズ本体7
の周縁と前記ランプハウジング6の照射開口6a周縁と
の間をシールして接合するように構成されている。
【0009】更に、前記レンズ5には、レンズ本体7の
下部に、車体前方側が開放されたリブ保持凹部11が形
成されている。
【0010】このリブ保持凹部11には、車両前方に向
けて係止下壁部15が、前記脚部8に基端部前方から突
設されている。
【0011】また、前記バンパフェイシャ12は、主に
背面側が開放された中空状を呈して構成されていて、こ
のバンパフェイシャ12の上側後縁部には、バンパリブ
13が車体内部方向である車両後方に向けて一体に設け
られている。
【0012】そして、このバンパリブ13の先端13a
をリブ保持凹部11に挿入すると共に、前記係止下壁部
15の上面側に係止させて支持させることによって、前
記バンパフェイシャ12の上部が、ヘッドランプ1のレ
ンズ5下端部に直接支持されるように構成されている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなバンパの取付構造では、バンパフェイシャ12に車
両前方から入力が作用した場合、バンパフェイシャ12
が車体後方に向かって移動する。
【0014】このため、比較的短い距離でバンパリブ1
3の先端13aが、前記リブ保持凹部11内でレンズ5
に底付きして、レンズ5或いはランプハウジング6若し
くはこれら双方を破損させる虞があった。
【0015】又、前記バンパリブ13の先端13aをリ
ブ保持凹部11に挿入すると共に、前記係止下壁部15
の上面側に係止させて支持させているので、レンズ本体
7下縁と、バンパフェイシャ12上縁との間に形成され
るパーティング間隙p分、前記バンパフェイシャ12が
上下方向の振動で浮いて、前記バンパリブ13が係止位
置に戻る際、前記係止下壁部15上面に当接して、打音
が発生するといった問題もあった。
【0016】更に、前記係止下壁部15が、前記バンパ
フェイシャ12を下方から直接支持しているので、前記
バンパフェイシャ12の重みで、バンパリブ8がレンズ
保持溝9内を定位置から下方に移動して、図9中二点鎖
線で示すように、前記ホットメルト10が、ヘッドラン
プ1内部にはみ出し、外観品質が低下してしまうといっ
た問題があった。
【0017】このように、ホットメルト10が、レンズ
保持溝9からはみ出す程度までバンパリブ8が、定位置
からレンズ保持溝9内で下方に移動してしまうと、走行
中の振動によってシール性が損なわれ易く、ヘッドラン
プ1内に水が浸入する虞が増大してしまうといった問題
もあった。
【0018】そこで、本発明の目的は、バンパフェイシ
ャに入力が作用した場合でも、ランプ破損の虞を低減さ
せ、打音の発生を低減させることが出来ると共に、シー
ル性の良好な車両用バンパの取付構造を提供することに
ある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の車両用バンパの取付構造は、ランプの下
側にパーティング間隙を有して、バンパフェイシャが装
着される車両用バンパの取付構造において、前記バンパ
フェイシャに車体内部方向に向けてバンパリブを突設す
ると共に、前記ランプの前記バンパリブに対応した位置
には、前記バンパリブを挿通させて支持する保持孔を形
成し、該保持孔は、前記バンパリブの車体内部方向への
移動を許容して、該バンパリブ先端が突き当たらないよ
うに貫通形成されている車両用バンパの取付構造を特徴
としている。
【0020】このように構成された請求項1記載のもの
では、前記バンパリブが、前記保持孔内に挿通されて支
持されると、前記バンパフェイシャの上部が、前記ラン
プの下側にパーティング間隙を有して装着される。
【0021】前記バンパフェイシャに対して、軽衝突等
によって車外方向から入力が作用すると、前記バンパリ
ブが車体内部方向に向かって保持孔内を移動する。
【0022】例えば、このバンパの取付構造がフロント
バンパに対して適用されていると、バンパフェイシャ及
びバンパリブは車体前方からの入力の作用で車両後方に
向かって移動する。
【0023】また、このバンパの取付構造がリアバンパ
に対して適用されていると、バンパフェイシャ及びバン
パリブは車体後方からの入力の作用で車両前方に向かっ
て移動する。
【0024】前記保持孔内では、前記バンパリブの車体
内部方向への移動が許容されていて、該バンパリブの先
端が、ランプに突き当たることなく移動し、該バンパフ
ェイシャの移動によって前記ランプが破損したり、変形
する虞がない。
【0025】また、請求項2に記載されたものでは、前
記バンパリブの上,下方向の位置を規制して、前記保持
孔に挿通された前記バンパリブの上下動を抑える上,下
方向リブ抑え手段を有することを特徴とする請求項1に
記載の車両用バンパの取付構造である。
【0026】このように構成された請求項2記載のもの
では、前記上,下方向リブ抑え手段によって、前記バン
パリブの上,下方向の位置が規制される。
【0027】このため、上下方向の取付精度が向上する
ので、前記パーティング間隙の設定量を小さく設定して
外観品質を良好なものとすることが出来る。
【0028】そして、前記上,下方向リブ抑え手段によ
って、前記バンパリブの上,下動が抑えられるので、従
来のような打音の発生が抑制される。
【0029】更に、請求項3に記載されたものでは、前
記上下方向リブ抑え手段が、前記バンパリブに弾接する
弾性変形可能な弾性片である請求項2に記載の車両用バ
ンパの取付構造を特徴としている。
【0030】このように構成された請求項3記載のもの
では、前記弾性片が弾性変形可能であるので、前記バン
パフェイシャ装着時には、前記バンパリブの挿入で、前
記弾性片を弾性変形させて、少ない抵抗で前記保持孔内
に前記バンパリブを挿入できる。
【0031】また、装着された状態では、前記バンパフ
ェイシャに入力が作用しても、前記バンパリブに該弾性
片が弾接されているので、該弾性片がこの入力を吸収す
る。
【0032】このため、前記バンパフェイシャの振動が
吸収されて、前記ランプのシール部分等に伝達されるこ
とが無いので、良好なシール性が維持される。
【0033】また、請求項4に記載されたものでは、前
記上下方向リブ抑え手段は、前記保持孔を、上下方向に
離間させて一対形成すると共に、該各保持孔に挿通され
る一対のバンパリブによって、前記保持孔周縁を上下方
向から挟持することによって構成される各請求項2又は
3に記載の車両用バンパの取付構造を特徴としている。
【0034】このように構成された請求項4記載のもの
では、各保持孔に挿通される一対のバンパリブが、保持
孔周縁を上下方向から挟持して前記バンパフェイシャが
前記ランプに装着される。
【0035】このため、該バンパフェイシャの上,下動
が抑えられると共に、上下方向の位置が規制されて、パ
ーティング間隙の設定量を小さくすることが出来る。
【0036】また、請求項5に記載されたものでは、前
記保持孔の一部を前記バンパリブに対して線接触させて
いる各請求項1乃至4のうち何れか一項に記載の車両用
バンパの取付構造を特徴としている。
【0037】このように構成された請求項5記載のもの
では、前記保持孔の一部が、前記バンパリブに対して線
接触されているので、該バンパリブ挿入時に摺動抵抗を
減少させることが出来る。
【0038】このため、円滑に該バンパリブを前記保持
孔内に挿入して装着させることが出来る。
【0039】また、装着状態では、該線接触によって前
記バンパリブの摺動抵抗が減少しているので、円滑に前
記バンパフェイシャの車体内部方向への移動を行わせる
ことができる。
【0040】そして、請求項6に記載されたものでは、
前記保持孔のリブ挿入開口周縁には、前記バンパリブの
挿入をガイドするガイド斜面が設けられている請求項1
乃至請求項5のうち何れか一項に記載の車両用バンパの
取付構造を特徴としている。
【0041】このように構成された請求項6記載のもの
では、前記保持孔のリブ挿入開口周縁に設けられたガイ
ド斜面が、前記バンパリブの挿入をガイドする。
【0042】このため、円滑に該バンパリブを前記保持
孔内に挿入して装着させることが出来る。
【0043】更に、請求項7記載のものでは、前記バン
パフェイシャと前記車体との間にレインフォース部材が
配設されると共に、前記バンパフェイシャと前記ランプ
との間に形成される空間の寸法を、前記バンパフェイシ
ャと該レインフォース部材との間に形成される間隙の寸
法よりも、大きく設定する各請求項1乃至請求項6のう
ちいずれか一項に記載の車両用バンパの取付構造を特徴
としている。
【0044】このように構成された請求項7記載のもの
では、前記バンパフェイシャと前記ランプとの間に形成
される空間の寸法が、前記バンパフェイシャと該レイン
フォース部材との間に形成される間隙の寸法よりも、大
きく設定されているので、前記バンパフェイシャが車両
内側方向に向けて移動する際、まず、前記バンパフェイ
シャと該レインフォース部材とが当接して、バンパフェ
イシャの移動が阻止される。
【0045】このため、前記バンパフェイシャとランプ
との当接が防止されて、ランプの破損や変形がより確実
に阻止される。
【0046】また、請求項8に記載のものでは、前記ラ
ンプは、ランプハウジング及び該ランプハウジングの照
射開口周縁に装着されるレンズを有すると共に、該照射
開口周縁に形成されたレンズ保持溝に、レンズの周縁に
形成された脚部を挿入して、前記該脚部とレンズ保持溝
との間にホットメルトを充填することによってシールを
行い、しかも、該レンズ保持溝の内側壁と前記脚部との
間には、前記ホットメルトのランプ内部空間への流出を
防止する流出防止壁部が設けられている請求項1乃至請
求項7のいずれか一項に記載の車両用バンパの取付構造
を特徴としている。
【0047】このように構成された請求項8記載のもの
では、該照射開口周縁に形成されたレンズ保持溝に、レ
ンズの周縁に形成された脚部が挿入された状態で、該レ
ンズ保持溝内にホットメルトが充填されることによって
前記脚部とレンズ保持溝との間のシールが行われる。
【0048】そして、前記レンズ保持溝の内側壁と前記
脚部との間に設けられた流出防止壁部が、前記ホットメ
ルトのランプ内部空間への流出を防止する。
【0049】このため、従来のように外観品質が損なわ
れることなく、しかも、前記脚部が前記レンズ保持構内
で定位置に留まり、シール性が良好に保持される。
【0050】
【発明の実施の形態1】以下に、図1乃至図5を参照し
て、本発明の実施の形態1の車両用バンパの取付構造を
説明する。なお、前記従来例と同一乃至均等な部分につ
いては同一符号を付して説明する。
【0051】まず、構成から説明すると、この実施の形
態1では、自動車の車体4の前端部には、フロントグリ
ル2が設けられていて、このフロントグリル2の左,右
両側部には、ヘッドランプ20,20が各々設けられて
いる。
【0052】このヘッドランプ20は、光源を収納する
ランプハウジング22及びこのランプハウジング22の
照射開口周縁に装着されるレンズ21を有している。
【0053】また、この照射開口周縁には、環状のレン
ズ保持溝29が形成されている。
【0054】このレンズ保持溝29は、ランプハウジン
グ22のハウジング本体22aの照射開口側の本体壁を
内周壁32とし、この内周壁32と外周壁31と後壁3
3とによって車外側が開放された断面略コ字状を呈する
ように、このハウジング本体22aに一体に形成されて
いる。
【0055】そして、このレンズ保持溝29に、前記レ
ンズ21の周縁に形成された脚部26が、先端26aか
ら挿入された状態で、このレンズ保持溝29内にホット
メルト10が充填されることによって、前記脚部26と
レンズ保持溝29との間のシールが行われ、これらのレ
ンズ21とランプハウジング22とによって略囲まれた
ランプ内部空間Rが構成されている。
【0056】また、この実施の形態1の前記脚部26に
は、この内周壁32の下面側に当接する流出防止壁部3
4が脚部26の全周に渡り形成されている。
【0057】この流出防止壁部34は、前記レンズ保持
溝29の内周壁32と前記脚部26との間のホットメル
ト10を充填することによりシールが行われるホットメ
ルト充填空間内に位置して、前記内周壁32の下面側へ
の当接により、前記ランプ内部空間Rと、レンズ保持溝
29内とを隔離して、ホットメルト10のランプ内部空
間R内への流出を防止するように構成されている。
【0058】そして、前記脚部26の根元付近には下方
に向けて、規制突起部27が一体に突設されている。こ
の規制突起部27は、レンズ保持溝29の周縁に当接す
ることにより、レンズ保持溝29に対する脚部26の最
大挿入深さを規制するように構成されている。
【0059】また、前記ヘッドランプ20,20及び前
記フロントグリル2の下方には、フロントバンパ30が
車幅方向に沿って延設されている。
【0060】このフロントバンパ30には、車外側に上
下方向略中央を膨出させたバンパフェイシャ30aが設
けられていて、前記ヘッドランプ20のレンズ21下縁
に形成された凹部25の水平壁24及びフロントグリル
2の下縁部との間に、所定のパーティング間隔pを形成
して車体前部に装着されている。
【0061】このバンパフェイシャ30aの上部が、主
に前記フロントグリル2及び車体4に対して接続される
と共に、このバンパフェイシャ30aの下部が、図示省
略のロワリテーナを介して車体4に接続されている。
【0062】また、このバンパフェイシャ30aの上縁
部には、開口周縁に沿って一体となるように後面部41
が形成されている。この後面部41は、フロントバンパ
30装着状態で、前記レンズ21の凹部25の底面部2
5aとの間を、所定間隔離間させて、空間48が形成さ
れるように構成されている。
【0063】この後面部41からは、一体となるように
平板舌片状のバンパリブ42が、車体内部方向である車
両後方に向けて突設されている。このバンパリブ42
は、上下面がテーパ面となっており、厚みが後端に向か
うほど薄くなるように形成されている。
【0064】更に、前記ヘッドランプ20のランプハウ
ジング22には、前記凹部25よりも下方位置にバンパ
装着部35が設けられている。
【0065】この実施の形態1のバンパ装着部35は、
前記レンズ保持溝29よりも下方に位置して、前記ハウ
ジング本体22aと一体となるように形成されていると
共に、フロントバンパ30装着状態で、前記バンパリブ
42に対応する位置には、このバンパリブ42を挿通さ
せて支持する保持孔36が車両前後方向に沿って形成さ
れている。
【0066】この保持孔36は、車体外部側端部が、リ
ブ挿入開口36aとして開放されると共に、車体外部側
端部には、貫通孔36bが形成されて開放されることに
より、前記バンパリブ42の車体内部方向への移動が許
容されて、このバンパリブ先端42aが突き当たらない
ように貫通形成されている。
【0067】また、この保持孔36を形成する上壁は、
レンズ保持溝29の外周壁31によって形成されてい
る。そして、この保持孔36は、この外周壁31と、外
周壁31の下方に配置された下壁部37と、これらの外
周壁31及び下壁部37の両側縁に配置された一対の側
壁38,38とによって形成されている。
【0068】更に、この下壁部37の前端縁からは、車
両前方に向けて斜め下方に延設されて、前記バンパリブ
42の挿入をガイドする斜壁部37aが一体となるよう
に設けられている。
【0069】また、この実施の形態1では、前記バンパ
リブ42の上下方向の位置を規制する上,下方向リブ抑
え手段としての弾性片43が、 前記保持孔36内に設
けられている。
【0070】この弾性片43は、車体外先端部が、上壁
31と接続されており、この接続部分を固定点として弾
性変形可能として後端部を上下方向にしならせることが
出来るように構成されている。
【0071】この弾性片43の後端部の下面には、突起
部44が一体に設けられている。
【0072】そして、この突起部44が、前記バンパリ
ブ42の上面側に、線接触して、前記保持孔36の下壁
部37にこのバンパリブ42を圧接することにより、こ
のバンパリブ42の上下動を抑えるように構成されてい
る。
【0073】次に、この実施の形態1のバンパの取付構
造の作用を説明する。
【0074】まず、図5に示すように、前記車体4側に
予め前記ヘッドランプ20,20及びフロントグリル2
が装着された状態から、前記フロントバンパ30をこれ
らのヘッドランプ20,20の下側に装着する際には、
図4に示すように前記バンパリブ42の先端42aを、
前記リブ挿入開口36aから前記保持孔36内に車両後
方に向けて挿通する。
【0075】この際、前記リブ挿入開口36a周縁に設
けられたガイド斜面37aによって、前記バンパリブ4
2の挿入がガイドされる。
【0076】このため、円滑にこのバンパリブ42を前
記保持孔36内に挿入して装着させることが出来る。
【0077】また、前記保持孔36内に設けられた弾性
片43が弾性変形可能であるので、前記バンパフェイシ
ャ30a装着時には、前記バンパリブ42の挿入で、前
記弾性片43を後端部が、上方にしなるように弾性変形
させて、少ない抵抗で前記保持孔36内に前記バンパリ
ブ42を挿入できる。
【0078】しかも、この実施の形態1では、前記保持
孔36の一部である弾性片43後端の下面側に形成され
た突起部44が、前記バンパリブ42の上面に対して線
接触されている。
【0079】従って、このバンパリブ42挿入時に摺動
抵抗を減少させることが出来、円滑にこのバンパリブ4
2を前記保持孔36内に挿入してフロントバンパ30を
車体4に装着させることが出来る。
【0080】このように、前記バンパリブ42が、前記
保持孔36内に挿通されて支持されると、図3に示され
るように、前記バンパフェイシャ30aの上部が、前記
ヘッドランプ20のレンズ21の水平壁24下側との間
の上下方向にパーティング間隙pを有して装着される。
【0081】この装着状態では、前記フロントバンパ3
0の後面部41と、前記レンズ21の凹部25の底面2
5aとの間が、所定間隔離間されて空間48が、形成さ
れている。
【0082】このため、前記バンパフェイシャ30aに
対して、例えば、軽衝突等によって車体4の前方から車
体内部方向に外力が入力されると、前記フロントバンパ
30のバンパフェイシャ30aは、車両後方に向かって
移動する。
【0083】この際、前記保持孔36内では、前記バン
パリブ42の車体内部方向への移動が許容されていて、
前記貫通孔36bから突出されたバンパリブ42の先端
42aが、前記ヘッドランプ20に突き当たることなく
車両前後方向に沿って移動出来、このバンパフェイシャ
30aの移動によって前記ヘッドランプ20が破損した
り、変形する虞がない。
【0084】また、前記弾性片43によって、前記バン
パリブ42が、前記保持孔36の下壁部37に圧接され
ることにより、前記バンパリブ42の上,下方向の位置
が、この下壁部37を基準として規制される。
【0085】このため、上下方向の取付精度が向上する
ので、前記パーティング間隙pの設定量を小さく設定し
て外観品質を良好なものとすることが出来る。
【0086】また、装着状態では、この線接触によって
前記バンパリブ42の摺動抵抗が減少しているので、円
滑に前記バンパフェイシャ30aの車体内部方向への移
動を行わせることができる。
【0087】更に、バンパフェイシャ30aが車体振動
等によって上下方向に動いても、弾性片43がしなっ
て、入力された振動を減衰させるため、バンパフェイシ
ャ30aがヘッドランプ20に接触しない。
【0088】接触したとしても、弾性片43が振動を減
衰させ、衝撃を吸収するため、ヘッドランプ20の変形
や破損、レンズ21とランプハウジング22とのシール
するホットメルト10の破損等の虞を減少させることが
出来る。
【0089】しかも、バンパリブ42が下壁37から浮
き上がろうとしても、弾性片43がバンパリブ42を下
壁37に圧接させるので、打音を生じない。
【0090】また、レンズ21とランプハウジング22
とを接合しているホットメルト10もヘッドランプ20
の内部空間R内に侵入することがない。
【0091】すなわち、従来のバンパの取付構造では、
図9に示すように、バンパフェイシャ12がフェイシャ
保持溝11を形成する下壁部15によって下方から支持
されているので、バンパフェイシャ12の重みで、ホッ
トメルト10が、レンズ保持溝9内の脚部8によって下
方に押されて、ランプ内部空間Rに侵入する虞がある。
【0092】しかしながら、この実施の形態1のバンパ
の取付構造では、レンズ21の脚部26に形成された流
出防止壁部34が、バンパフェイシャ30aの重みで下
方に移動しようとするランプハウジング22のレンズ保
持溝28の内周壁32を下方から支持するように、当接
して、脚部26とレンズ保持溝29との間に形成される
ホットメルト10の充填空間の出口付近が閉塞されて、
前記ランプ内部空間Rと、レンズ保持溝29内とが隔離
される。
【0093】このため、前記ホットメルト10が前記ホ
ットメルト充填空間内部からランプ内部空間R内部に侵
入することがない。
【0094】又、このバンパの取付構造において、ラン
プハウジング22は前述のように合成樹脂によって成形
されるが、前記装着部35及び、この保持孔36内の弾
性片43が、前記ランプハウジング22と一体に成形出
来るため、部品点数を増大させることなく、前記アッパ
リテーナを廃止して、原価の低減を図ることが出来る。
【0095】更に、フロントバンパ30装着時、バンパ
リブ42が保持孔36に入り込むと、バンパリブ42の
厚みが後端に向かうほど薄くなっているため、バンパリ
ブ42は弾性片43をたわませつつ弾性片43と下壁3
7との間にスムーズに挿入される。
【0096】このため、車体4に対するバンパフェイシ
ャ30aの取り付け作業を迅速に行なうことが出来る。
そして、取り付け作業中、ランプハウジング22が上下
方向の外力を受けても、レンズ21の脚部26にある流
出防止壁部34がホットメルト10の充填空間を閉塞し
ているため、ホットメルト10がランプ内部空間Rに侵
入しない。
【0097】従って、外観品質を低下させることが無
く、しかも、前記脚部26が前記レンズ保持構29内で
定位置に留まり、シール性が良好に保持される。
【0098】また、装着された状態では、前記バンパフ
ェイシャ30aに入力が作用しても、前記バンパリブ4
2の上面に、前記外周壁31との間に設けられた前記弾
性片43が、上方から弾接されて、前記バンパリブ42
と前記レンズ保持溝29との間に介在されているので、
この弾性片43が、この入力のうち、前記レンズ保持溝
29へ向かう振動が吸収する。
【0099】このため、前記バンパフェイシャ30aの
振動が、前記ホットメルト10及びレンズ21の脚部2
6に到達する前に吸収されて、前記ランプ20のシール
部分等に伝達されることが無いので、良好なシール性が
維持される。
【0100】
【実施の形態2】図6及び図7は、本発明の実施の形態
2のバンパの取付構造を示している。なお、前記実施の
形態1と同一乃至均等な部分については同一符号を付し
て説明する。
【0101】まず、構成から説明すると、この実施の形
態2のバンパの取付構造では、上下方向リブ抑え手段と
して、保持孔36,45が、上下方向に離間させて一対
形成されると共に、これらの各保持孔36,45に挿通
される一対の上,下側のバンパリブ142,143によ
って、前記保持孔36,45周縁である下壁部37及
び、この下壁部37からバンパフェイシャ130aの背
面に向かって車両前方に延設される斜壁37aを上下方
向から挟持することによって構成されている。
【0102】これらの上,下側のバンパリブ142,1
43は、略平行となるように前記フェイシャ本体130
aの裏面側から車両後方に向けて一体に突設形成される
と共に、上,下方向に弾性変形可能で、下側のバンパリ
ブ143の突出長さ、つまりフロントバンパ130のバ
ンパフェイシャ130aから車体内部に向かって延びて
いる部分の長さは、上側のバンパリブ142のそれより
も短い。この下側のバンパリブ143も上下面がテーパ
面となっており、厚みが後端に向かうほど薄くなってい
る。
【0103】前記上側の保持孔36には、前記実施の形
態1のような弾性片が設けられておらず、前記上,下側
のバンパリブ142,143自体が、上下方向に弾性変
形可能となるように構成されている。
【0104】また、下側の保持孔45は、前記バンパ装
着部135の下壁37前端から車両前方に向かって斜め
下方に傾斜した斜壁部37aに設けられていて、下側の
バンパリブ143の挿入をガイドするように構成されて
いる。
【0105】そして、前記上側のバンパリブ142は、
下面側を前記下壁37に面接触させて摺接させていると
共に、前記下側の保持孔45は、斜壁部37aが、車両
前方に向かって斜め下方に傾斜しているため、下側のバ
ンパリブ143の上面143aが、下側の保持孔45の
後側エッジ45aに線接触されている。
【0106】更に、バンパフェイシャ130aの後面部
41が、レンズ21の凹部25の底面部25aとの間に
形成された空間48の車両前後方向の寸法Cは、バンパ
フェイシャ130aのフェイシャ本体130bと、車体
4に組み込まれたレインフォース部材47の前面部47
aとの間の間隙49の車両前後方向の寸法Dよりも大き
くなるように設定されている。
【0107】次に、この実施の形態2のバンパの取付構
造の作用を説明する。
【0108】この実施の形態2では、前記実施の形態1
の作用効果に加えて更に、バンパフェイシャ130a
が、軽衝突等によって外力を受けると、バンパフェイシ
ャ130aが車体内部方向である車両後方に向かって移
動する。
【0109】このときに、上部保持孔36はレンズ21
とランプハウジング22との接合部10,26,29の
下方にあり、下部保持孔45は更に下方にあり、各々の
保持孔36,45における車体内部側端部と車体外部側
端部とは開放され、バンパリブ142,143はこれら
の保持孔36,45に貫通して支持されているため、何
れのバンパリブ142,143も保持孔36,45内で
は、車体内部方向への移動が許容されて、移動すること
が出来、前記レンズ21或いはランプハウジング22に
突き当たることがない。
【0110】このため、バンパフェイシャ130aが外
力を受けても、バンパフェイシャ130aがヘッドラン
プ20を変形させたり、破損させることが無い。しか
も、前記レンズ21とランプハウジング22との間のシ
ールするホットメルト10も破損されない。
【0111】更に、バンパフェイシャ130aは、上下
二箇所で、つまり上側のバンパリブ142を上側の保持
孔36に、下側のバンパリブ143を下側の保持孔45
に挿入することによってランプハウジング22の装着部
135に支持されているため、バンパフェイシャ130
aが装着時に傾くことなく、平行移動のみする。
【0112】また、上側のバンパリブ142,143が
上側の保持孔36の下壁部37に接触し、下側のバンパ
リブ143が下側の保持孔45の後側エッジ45aに線
接触して、バンパフェイシャ130aの上,下一対のバ
ンパリブ142,143によって、装着部135の下壁
37及び斜壁37aが挟持されている。
【0113】前記上,下バンパリブ142,143は、
上,下方向に弾性変形可能となるように構成されている
ため、バンパフェイシャ130aは、上下方向にガタ付
くことなしに、スムーズに平行移動する。
【0114】また、上下振動がバンパフェイシャ130
aに加わっても、バンパフェイシャ130aの上,下バ
ンパリブ142,143が弾性変形して、この振動を吸
収するので上下動せず、打音も発生しない。
【0115】そして、下側のバンパリブ143が、下部
保持孔45の後側エッジと線接触し、バンパフェイシャ
130aが平行移動するときの摺動抵抗が少ないため、
フロントバンパ130を円滑に移動させることができ
る。
【0116】また、前記バンパフェイシャ130aとレ
ンズ21との間に形成される空間48のバンパフェイシ
ャ130aの移動方向に沿う車両前,後方向の寸法C
が、フェイシャ本体130bとバンパレインフォース4
7の前面部47aとの間の間隙49の移動方向に沿う車
両前後方向の寸法Dよりも大きくなるように設定されて
いる。
【0117】このため、前記バンパフェイシャ130a
が車両内側方向に向けて移動する際、まず、前記バンパ
フェイシャ130aのフェイシャ本体130bと、この
レインフォース部材47の前面部47aとが当接して、
バンパフェイシャ130aの移動が阻止される。
【0118】従って、前記バンパフェイシャ130aの
後面部41とヘッドランプ20の凹部25の底面部25
aとの当接が防止されて、ヘッドランプ20の破損や変
形がより確実に阻止される。
【0119】また、車体に対するバンパフェイシャ13
0aの取り付けは、バンパフェイシャ130aをヘッド
ランプ20及びフロントグリル2の下方に配置し、車体
に向かって押し付けることによってなされる。
【0120】押し込むと、上側のバンパリブ142の突
出長が下側のバンパリブ143の突出長よりも長いた
め、上側のバンパリブ142がまず上部保持孔36に接
近する。この実施の形態2では、上側の保持孔36の入
口に斜壁37aがあるため、上側のバンパリブ142
が、上側の保持孔36入口部に向かって円滑に案内され
る。
【0121】しかも、上側のバンパリブ142の上下面
がテーパ面となっており、厚みが後端に向かうほど薄く
なっているため、上側のバンパリブ142は上部保持孔
36に確実に挿入される。
【0122】この際、前記バンパリブ142の下面側
が、下壁37の上面に摺接されながら案内されるので、
前記下側の保持孔45が小さい開口面積であっても、こ
の下壁37の上面を基準とする前記保持孔45の位置の
寸法精度を良好なものとすることが出来て、下側のバン
パリブ143が確実に挿入される。
【0123】また、前記下側のバンパリブ143の厚み
が後端に向かうほど薄くなっているため、下側のバンパ
リブ143も下側の保持孔45に確実に挿入される。
【0124】このため、バンパフェイシャ130aは上
下二箇所でヘッドランプ20の装着部135に支持され
て上下動することなく平行移動する。
【0125】しかも、装着後は、上側のバンパリブ14
2及び下側のバンパリブ143によって、上下方向で、
ランプハウジング22の保持孔36,45周縁が挟持さ
れるので、バンパフェイシャ130aの上下方向の振動
が、これらのバンパリブ142,143の上下方向への
弾性変形によって吸収されてガタ付くことがない。
【0126】そして、下側のバンパリブ143が、下側
の保持孔45の後側エッジ45aとが線接触し、バンパ
フェイシャ130aの摺動抵抗が少ないため、バンパフ
ェイシャ130aは円滑に平行移動する。
【0127】更に、バンパフェイシャ130aの上,下
動が抑えられると共に、上下方向の位置が規制されて、
リテーナ等を廃止して前記ハウジング22の装着部13
5にバンパフェイシャ130aを支持装着させても、パ
ーティング間隙pの設定量を小さくすることが出来る。
従って、この点においても、外観品質を向上させること
が出来る。
【0128】以上、図面を参照して、本発明の実施の形
態1及び2を詳述してきたが、具体的な構成はこれらの
実施の形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計変更等があってもこの発明に含まれる。
【0129】例えば、前記実施の形態1では、フロント
バンパ30に本発明の車両用バンパの取付構造を適用し
たものを示して説明してきたが、特にこれに限らず、例
えば、リアバンパとリアコンビネーションランプとの間
に用いる等、ランプの下側にパーティング間隙を有し
て、バンパフェイシャが装着される部分であるならば何
れの箇所でもよい。
【0130】また、実施の形態1のバンパの取付構造で
は、上,下方向リブ抑え手段として、弾性片43を用い
たものを示して説明してきたが、特にこれに限らず必要
に応じて複数の弾性片43,43を用いる等、数量、形
状、及び材質が限定されるものではない。
【0131】そして、実施の形態2と同様に、ヘッドラ
ンプ20に下部保持孔を、バンパフェイシャ30aに下
部保持孔に嵌まる下部バンパリブを設けて、バンパフェ
イシャ30aを平行移動させるようにしてもよい。
【0132】更に、実施の形態1のバンパフェイシャ3
0aは、実施の形態2と同様に、ヘッドランプ20とバ
ンパフェイシャ30aとの間の空間48におけるバンパ
フェイシャ30aの移動方向に沿う寸法を、バンパフェ
イシャ30aと車両上の部材47との間の間隙における
バンパフェイシャ30aの移動方向に沿う寸法よりも大
きくなるように設定して、バンパフェイシャ30aがヘ
ッドランプ20のどこにも当たらないようにしてもよ
い。
【0133】又、実施の形態2では、実施の形態1と同
様にして、上側の保持孔36内に、前記弾性片43を設
けて、バンパリブ142の上下動を抑制すると共に、保
持孔36の下壁37上面にこのバンパリブ142を圧接
させてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1の車両用バンパの取付構
造で、車両の前部の構成を示す斜視図である。
【図2】実施の形態1の車両用バンパの取付構造で、ヘ
ッドライトにバンパフェイシャを装着する箇所の正面図
である。
【図3】実施の形態1の車両用バンパの取付構造で、図
2中のA−A線に沿う位置での断面図である。
【図4】実施の形態1の車両用バンパの取付構造で、要
部の構成を説明する一部が破断された分解斜視図であ
る。
【図5】実施の形態1の車両用バンパの取付構造で、取
り付け状態を説明する分解斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態2の車両用バンパの取付構
造で、図3に相当する部分での断面図である。
【図7】本発明の実施の形態2の車両用バンパの取付構
造で、取り付け状態を説明する分解斜視図である。図6
に示す車両用バンパの取付構造の分解斜視図である。
【図8】従来の車両用バンパの取付構造を備える自動車
前部の斜視図である。
【図9】従来の車両用バンパの取付構造で、図8中B−
B線に沿う位置での断面図である。
【符号の説明】
4 車体 10 ホットメルト 20 ヘッドランプ(ランプ) 21 レンズ 22 ランプハウジング 26 脚部 29 レンズ保持溝 30a,130a バンパフェイシャ 34 流出防止壁部 36,45 保持孔 37a 斜壁部(ガイド斜面) 42 バンパリブ 上下方向リブ抑え手段 43 弾性片 142,143 (上,下側の)バンパリブ 線接触部分 45a 後側エッジ部 47 レインフォース部材 48 空間 49 間隙 P パーティング間隙 R ランプ内部空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 野田 雄介 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 Fターム(参考) 3K039 AA01 CB05 CC04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランプの下側にパーティング間隙を有し
    て、バンパフェイシャが装着される車両用バンパの取付
    構造において、 前記バンパフェイシャに車体内部方向に向けてバンパリ
    ブを突設すると共に、前記ランプの前記バンパリブに対
    応した位置には、前記バンパリブを挿通させて支持する
    保持孔を形成し、該保持孔は、前記バンパリブの車体内
    部方向への移動を許容して、該バンパリブ先端が突き当
    たらないように貫通形成されていることを特徴とする車
    両用バンパの取付構造。
  2. 【請求項2】前記バンパリブの上,下方向の位置を規制
    して、前記保持孔に挿通された前記バンパリブの上下動
    を抑える上,下方向リブ抑え手段を有することを特徴と
    する請求項1に記載の車両用バンパの取付構造。
  3. 【請求項3】前記上下方向リブ抑え手段が、前記バンパ
    リブに弾接する弾性変形可能な弾性片であることを特徴
    とする請求項2に記載の車両用バンパの取付構造。
  4. 【請求項4】前記上下方向リブ抑え手段は、前記保持孔
    を、上下方向に離間させて一対形成すると共に、該各保
    持孔に挿通される一対のバンパリブによって、前記保持
    孔周縁を上下方向から挟持することによって構成される
    ことを特徴とする各請求項2又は3に記載の車両用バン
    パの取付構造。
  5. 【請求項5】前記保持孔の一部を前記バンパリブに対し
    て線接触させていることを特徴とする各請求項1乃至4
    のうち何れか一項に記載の車両用バンパの取付構造。
  6. 【請求項6】前記保持孔のリブ挿入開口周縁には、前記
    バンパリブの挿入をガイドするガイド斜面が設けられて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうち何れ
    か一項に記載の車両用バンパの取付構造。
  7. 【請求項7】前記バンパフェイシャと前記車体との間に
    レインフォース部材が配設されると共に、前記バンパフ
    ェイシャと前記ランプとの間に形成される空間の寸法
    を、前記バンパフェイシャと該レインフォース部材との
    間に形成される間隙の寸法よりも、大きく設定すること
    を特徴とする各請求項1乃至請求項6のうちいずれか一
    項に記載の車両用バンパの取付構造。
  8. 【請求項8】前記ランプは、ランプハウジング及び該ラ
    ンプハウジングの照射開口周縁に装着されるレンズを有
    すると共に、該照射開口周縁に形成されたレンズ保持溝
    に、レンズの周縁に形成された脚部を挿入して、該脚部
    とレンズ保持溝との間にホットメルトを充填することに
    よってシールを行い、しかも、該レンズ保持溝の内側壁
    と前記脚部との間には、前記ホットメルトのランプ内部
    空間への流出を防止する流出防止壁部が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか一項
    に記載の車両用バンパの取付構造。
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