JP7261394B2 - 車両のヘッドランプ組付構造 - Google Patents

車両のヘッドランプ組付構造 Download PDF

Info

Publication number
JP7261394B2
JP7261394B2 JP2020059454A JP2020059454A JP7261394B2 JP 7261394 B2 JP7261394 B2 JP 7261394B2 JP 2020059454 A JP2020059454 A JP 2020059454A JP 2020059454 A JP2020059454 A JP 2020059454A JP 7261394 B2 JP7261394 B2 JP 7261394B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
headlamp
rail
supported
width direction
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020059454A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021154966A (ja
Inventor
宏二 木下
雄三 増島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Isuzu Motors Ltd filed Critical Isuzu Motors Ltd
Priority to JP2020059454A priority Critical patent/JP7261394B2/ja
Priority to PCT/JP2021/012784 priority patent/WO2021200620A1/ja
Priority to CN202180025375.1A priority patent/CN115362083A/zh
Publication of JP2021154966A publication Critical patent/JP2021154966A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7261394B2 publication Critical patent/JP7261394B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60QARRANGEMENT OF SIGNALLING OR LIGHTING DEVICES, THE MOUNTING OR SUPPORTING THEREOF OR CIRCUITS THEREFOR, FOR VEHICLES IN GENERAL
    • B60Q1/00Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor
    • B60Q1/02Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments
    • B60Q1/04Arrangement of optical signalling or lighting devices, the mounting or supporting thereof or circuits therefor the devices being primarily intended to illuminate the way ahead or to illuminate other areas of way or environments the devices being headlights
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D25/00Superstructure or monocoque structure sub-units; Parts or details thereof not otherwise provided for
    • B62D25/08Front or rear portions

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Description

本開示は、車両のヘッドランプ組付構造に関する。
特許文献1には、車両の前部構造が記載されている。バンパブラケットは、フェンダパネルの前部下縁に設けられた下向フランジの車幅方向外側の面に固定されている。バンパブラケットは、ヘッドランプユニットの取り付け部に向かって突出するボス部を有する。ヘッドランプユニットの取り付け部の車幅方向外側面には、ボス部に対向する位置に、略四角形の穴部で構成される嵌合部が形成されている。バンパブラケットのボス部の先端部をこの嵌合部に嵌合させることで、バンパブラケットとヘッドランプユニットとが所望の位置に位置決めされる。取り付け部には、嵌合部に連通する凹状のガイド溝部が形成されている。このガイド溝部は、嵌合部から車両後方側に延設されてその後端部が開口するように形成され、ヘッドランプユニットを取り付ける際にボス部を嵌合部に案内する。
特開2016-37278号公報
特許文献1に記載の車両では、ヘッドランプユニット(以下、単に「ヘッドランプ」という。)を車体側のフェンダパネルへ組み付ける際に、ヘッドランプ側のガイド溝部にフェンダパネル側のボス部を挿入してヘッドランプを後方へスライド移動させる。しかし、ヘッドランプを後方へスライド移動させる際に、ヘッドランプがボス部を軸として大きく傾いてしまう可能性があり、ヘッドランプとヘッドランプの周囲の他の部材(フェンダパネルを含む)とが干渉してしまい、ヘッドランプまたは上記他の部材を傷つけてしまうおそれがある。このため、ヘッドランプの傾きを抑えながら慎重にスライド移動させるなど、ヘッドランプの組み付け作業が煩雑になってしまうおそれがある。
そこで、本開示は、ヘッドランプの組み付け作業の作業性を向上させることが可能な車両のヘッドランプ組付構造の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の第1の態様の車両のヘッドランプ組付構造は、第1のヘッドランプ支持部と車体側部材と第2のヘッドランプ支持部とヘッドランプとを備える。第1のヘッドランプ支持部は、車体側に固定的に設けられる。車体側部材は、ヘッドライト嵌合部を有し、車体側に固定的に設けられる。第2のヘッドランプ支持部は、第1のヘッドランプ支持部よりも上方又は下方に配置されて、車体側に固定的に設けられる。ヘッドランプは、第1のヘッドランプ支持部に下方から支持される第1の被支持部と、第2のヘッドランプ支持部に下方から支持される第2の被支持部とを有し、車体に対して前方から後方へ向かって移動させて所定の組付位置へ組み付けられる。ヘッドランプは、組付位置へ組み付けられることによってヘッドランプ嵌合部に前方から嵌合する車幅方向外端部を有する。第1のヘッドランプ支持部または第1の被支持部の一方は、車幅方向の一側へ突出する凸部である。第1のヘッドランプ支持部または第1の被支持部の他方は、上面と下面との間に区画される内部空間が車幅方向の他側へ開口した状態で前後方向に延びるレール部である。レール部は、ヘッドランプを組付位置へ前方から組み付ける際に内部空間への凸部の侵入を許容する前後方向の一端側の一端開口と、ヘッドランプが組付位置に配置された状態で一端開口とは反対側への凸部の移動を規制する前後方向の他端側のレール他端部とを有し、一端開口とレール他端部との間の領域で内部空間での凸部の前後方向への相対移動を許容するとともに、上面及び下面によって凸部の上下方向への相対移動を規制する。ヘッドランプを組付位置へ前方から組み付ける際に、ヘッドランプの第2の被支持部が第2のヘッドランプ支持部の上方に載置された状態で、凸部がレール部のレール他端部に係合する。第2のヘッドランプ支持部は、上方に載置されたヘッドランプの第2の被支持部の後方への移動を許容する。レール部の上面または下面の一方は、ヘッドランプを組付位置へ前方から組み付ける際にヘッドランプの車幅方向外端部と車体側部材との干渉を回避するように、下方または上方へ突出して凸部を下方または上方へ案内する凸状領域を有する。レール部の上面または下面の他方は、凸状領域に案内された凸部の下方または上方への移動を許容するように下方または上方へ凹む凹状領域を有する。
上記構成では、第1のヘッドランプ支持部または第1の被支持部の一方が、車幅方向の一側へ突出する凸部であり、他方が、車幅方向の他側へ開口した状態で前後方向に延びるレール部である。レール部は、一端開口とレール他端部との間の領域で凸部の前後方向への相対移動を許容するので、ヘッドランプを組付位置へ前方から組み付ける際には、レール部の一端開口から凸部を侵入させて、ヘッドランプの第1の被支持部(凸部又はレール部)を車体側の第1のヘッドランプ支持部(レール部又は凸部)に対して後方へスライド移動させることができる。
また、レール部は、一端開口とレール他端部との間の領域で凸部の上下方向への相対移動を規制するので、ヘッドランプを組付位置へ前方から組み付ける際に、車体に対するヘッドランプの上下方向の移動を抑えることができる。
また、ヘッドランプを組付位置へ前方から組み付ける際に、ヘッドランプの第2の被支持部が第2のヘッドランプ支持部の上方に載置された状態で、凸部がレール部のレール他端部に係合する。車体側の第2のヘッドランプ支持部は、第1のヘッドランプ支持部よりも上方又は下方に配置され、ヘッドランプの第2の被支持部は、第2のヘッドランプ支持部に支持される。すなわち、ヘッドランプを組付位置へ前方から組み付ける際に、ヘッドランプの第2の被支持部は、凸部がレール部のレール他端部へ到達する前に第2のヘッドランプ支持部の上方に載置され、ヘッドランプの第1の被支持部と第2の被支持部とは上下に異なる高さ位置に配置されて車体側に支持される。このように、ヘッドランプは、車体側(組付位置)へ組み付ける際に、上下に異なる高さ位置で車体側に支持されているので、組み付け中にヘッドランプが前後方向に傾いてしまうことを抑えることができ、ヘッドランプの組み付け作業の作業性を向上させることができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様の車両のヘッドランプ組付構造であって、レール部のレール他端部は、車幅方向の上記一側へ凹状に形成される。レール部は、前後方向に延びて凸部の先端に対向する対向面を有する。レール部の対向面は、レール他端部から連続して前後方向の上記一端側の車幅方向の上記一側へ延びる傾斜領域を有する。ヘッドランプを組付位置へ前方から組み付ける際に、凸部は、対向面の傾斜領域に前後方向の上記一端側から当接して傾斜領域に沿って前後方向の上記他端側へ移動可能であり、レール他端部に到達した状態でレール他端部に係止される。
上記構成では、相対移動中の凸部の先端に対向するレール部の対向面は、レール他端部から連続して前後方向の一端側の車幅方向の一側へ延びる傾斜領域を有し、レール他端部は、車幅方向の一側へ凹状に形成される。そして、ヘッドランプを組付位置へ前方から組み付ける際に、凸部は、対向面の傾斜領域に前後方向の上記一端側から当接して傾斜領域に沿って前後方向の上記他端側へ移動可能であり、レール他端部に到達した状態でレール他端部に係止される。このため、ヘッドランプの組付時に、凸部がレール他端部に係止される際の音または振動によって、ヘッドランプが組付位置に到達したことを認識することができるので、ヘッドランプの組み付け作業の作業性を向上させることができる。
本開示によれば、ヘッドランプの組み付け作業の作業性を向上させることができる。
本実施形態にかかるヘッドランプ組付構造を適用した車両の前部の斜視図である。 ヘッドランプの斜視図である。 バンパリテーナの車幅方向内側からの斜視図である。 ヘッドランプを車体側へ組み付ける前の状態を示す側面図である。 図4の平面図である。 ヘッドランプを車体側へ組み付けている途中の状態を示す側面図である。 ヘッドランプを車体側へ組み付けた後の状態を示す側面図である。 図7の平面図である。 図7のIX-IX矢視断面図である。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において、FRは車両の前方を、UPは上方を、INは車幅方向内側をそれぞれ示す。また、以下の説明において、前後方向は車両の前後方向を意味し、左右方向は車両前方を向いた状態での左右方向を意味する。
図1に示すように、本実施形態にかかる車両1は、ラジエータ(図示省略)等の上部を支持するフロントエンドアッパ(第2のヘッドランプ支持部)11と、車幅方向両側に配置されるフェンダパネル12と、フロントエンドアッパ11及びフェンダパネル12の前方の所定の組付位置(図1に示すヘッドランプ10を組み付けている位置)に配置される左右のヘッドランプ10とを備える。なお、左右のフェンダパネル12及び左右のヘッドランプ10は、車両1の左右に対称的に設けられ、略同様の構成を有するため、以下では、左側について説明し、右側の説明を省略する。また、図1では、車両1の前端下部で車幅方向に延びるバンパやグリルの図示を省略している。
フロントエンドアッパ11は、車両1の骨組部材であって、車体側に固定的に設けられ、車両1の前端部で車幅方向に延びる。
フェンダパネル12は、前輪(図示省略)の周囲に配置されるフェンダパネル本体13と、フェンダパネル本体13の前端部に固定されるバンパリテーナ14とを有し、車体側に固定される。本実施形態では、フェンダパネル本体13には、前方から後方へ切欠状に形成されて、ヘッドランプ10が嵌合するヘッドランプ嵌合部15が形成される。なお、図1では、左側のバンパリテーナ14が図示されている。
図1及び図2に示すように、ヘッドランプ10は、光を照射するランプ(図示省略)が配置されるランプ本体部16と、ランプ本体部16の上端側から後方へ延びる左右のアーム部(第2の被支持部)17と、ランプ本体部16の下端部から車幅方向外側へ突出する凸部(第1の被支持部)18とを有する。左右のアーム部17は、凸部18よりも上方に配置される。ランプ本体部16の車幅方向外端部19は、ランプ本体部16の車幅方向内端部20よりも後方に位置して前後方向に延び、ランプ本体部16の車幅方向外端部19の外形は、フェンダパネル本体13のヘッドランプ嵌合部15に嵌合する形状に形成される。
図1及び図3に示すように、フェンダパネル12のバンパリテーナ14は、フェンダパネル本体13の前端部に固定される固定部21と、固定部21の前端側から前方へ延びる延設部22とを有する。バンパリテーナ14の延設部22には、車幅方向内側へ開口した状態で前後方向に延びる溝状のレール部(第1のヘッドランプ支持部)23が形成される。レール部23の前端側は、前方へラッパ状に開口する前端開口(一端開口)24によって前方へ開放される。レール部23の後端部には、車幅方向外側へ凹む係止部(レール他端部)25が設けられる。レール部23は、上面23aと下面23bと車幅方向外側の起立面(対向面)23cとを有し、上面23a、下面23b、及び起立面23cによって内部空間26を区画する。前端開口24は、レール部23の内部空間26へのヘッドランプ10の凸部18の侵入を許容する大きさに形成される。また、レール部23の内部空間26の上下方向の幅は、ヘッドランプ10の凸部18の前後方向へのスライド移動を許容する大きさに形成される。すなわち、レール部23は、前端開口24と係止部25との間の領域で、ヘッドランプ10の凸部18の前後方向への相対移動を許容する。係止部25は、起立面23cから車幅方向外側へ凹むように形成される。係止部25は、係止部25に到達した凸部18の後方への移動を規制する後面25aを有する。レール部23の起立面23cは、係止部25から連続して前端開口24まで、前方の車幅方向外側へ傾斜して(前後方向に対して傾斜して)延びている(図9参照)。すなわち、本実施形態では、起立面23cの係止部25から前端開口24までの全域が前後方向に対して傾斜する傾斜領域となっている。レール部23のうち前後方向の所定の領域27(本実施形態では、係止部25の近傍の領域27)は、ヘッドランプ10の凸部18を下方へ案内するように、上面23aが下方へ突出し、且つ下面23bが下方へ凹んでいる。レール部23の上記所定の領域27は、ヘッドランプ10を車体側へ組み付ける際に、ランプ本体部16の車幅方向外端部19とフェンダパネル本体13のヘッドランプ嵌合部15との干渉を回避するために、ヘッドランプ10の凸部18を下方へ案内可能となっている。
次に、車体側へのヘッドランプ10の組み付けについて説明する。図4及び図5に示すように、ヘッドランプ10を車体側へ組み付ける際には、先ず、ヘッドランプ10を上記所定の組付位置(図1に示すヘッドランプ10を組み付けている位置)の前方に配置し、ランプ本体部16の車幅方向外端部19の後端側をフェンダパネル本体13のヘッドランプ嵌合部15に前方から挿入する。この時点では、ヘッドランプ10の凸部18は、バンパリテーナ14のレール部23の前端開口24(図3参照)の前方に位置し、ヘッドランプ10の左右のアーム部17の後端部は、フロントエンドアッパ11から前方へ離間している。係る状態からヘッドランプ10を後方へ移動させると、図6に示すように、ヘッドランプ10の凸部18がバンパリテーナ14のレール部23の前端開口24からレール部23内に侵入し、レール部23の下面23bに下方から支持される。レール部23内に侵入したヘッドランプ10の凸部18の先端は、レール部23の起立面23c(図3参照)に対向する。ヘッドランプ10の左右のアーム部17は、図6に示すように、凸部18がレール部23の係止部25に到達する前にフロントエンドアッパ11の上面に載置され、フロントエンドアッパ11の上面に下方から支持される。ヘッドランプ10の左右のアーム部17がフロントエンドアッパ11の上面に載置された状態で、フロントエンドアッパ11の上面は、ヘッドランプ10の凸部18がレール部23の係止部25に到達するまで、左右のアーム部17の後方への移動を許容する。係る状態からヘッドランプ10を更に後方へ移動させると、ヘッドランプ10の凸部18の先端がバンパリテーナ14のレール部23の起立面23cに前方から当接し、凸部18がレール部23の起立面23cから車幅方向内側への反力を受けながらレール部23内を後方へスライド移動する。ヘッドランプ10の凸部18が起立面23cに当接した状態でレール部23内を後方へスライド移動する際には、ヘッドランプ10及びバンパリテーナ14の少なくとも一方が車幅方向に弾性変形している。ヘッドランプ10の凸部18がバンパリテーナ14のレール部23の下方へ凹む上記所定の領域27に到達すると、ヘッドランプ10の凸部18がレール部23の上記所定の領域27によって下方へ案内され、ランプ本体部16の車幅方向外端部19とフェンダパネル本体13のヘッドランプ嵌合部15との干渉が回避される。そして、図7~図9に示すように、ヘッドランプ10の凸部18がバンパリテーナ14のレール部23の係止部25に到達すると、車幅方向に弾性変形しているヘッドランプ10及びバンパリテーナ14の少なくとも一方が復元し、ヘッドランプ10の凸部18がレール部23の係止部25に車幅方向内側から嵌合して係止される。ヘッドランプ10の凸部18がバンパリテーナ14のレール部23の係止部25に係止された状態では、レール部23に対する後方への凸部18の移動が係止部25の後面25aによって規制される。ヘッドランプ10の左右のアーム部17は、フロントエンドアッパ11の上面に対してボルト(図示省略)等によって締結固定される。
上記のように構成された車両1では、フェンダパネル12のバンパリテーナ14に溝状のレール部23が設けられ、ヘッドランプ10に凸部18が設けられ、レール部23は、前端開口24と係止部25との間の領域でヘッドランプ10の凸部18の前後方向への相対移動を許容する。このため、ヘッドランプ10を車体側の上記所定の組付位置へ前方から組み付ける際に、ヘッドランプ10の凸部18をレール部23の前端開口24から侵入させて、凸部18をレール部23に対して後方へスライド移動させることができる。
また、バンパリテーナ14のレール部23は、車幅方向内側へ開口した状態で前後方向に延びる溝状に形成されるので、レール部23内に侵入したヘッドランプ10の凸部18の上下方向への相対移動を規制することができる。このため、ヘッドランプ10を上記所定の組付位置へ前方から組み付ける際に、車体に対するヘッドランプ10の上下方向の移動を抑えることができる。
また、ヘッドランプ10の左右のアーム部17は、凸部18よりも上方に配置され、凸部18がレール部23の係止部25に到達する前にフロントエンドアッパ11の上面に載置される。すなわち、ヘッドランプ10の凸部18がレール部23に支持され、左右のアーム部17がフロントエンドアッパ11に支持された状態では、ヘッドランプ10は、上下に異なる高さ位置(凸部18及び左右のアーム部17の高さ位置)で車体側に下方から支持される。このように、ヘッドランプ10は、車体側(組付位置)へ組み付ける際に、上下に異なる高さ位置で車体側に支持されているので、組み付け中にヘッドランプ10が、車幅方向に延びる凸部18を軸として前後方向に傾いてしまうことを抑えることができ、ヘッドランプ10の組み付け作業の作業性を向上させることができる。
また、レール部23の起立面23cは、係止部25から連続して前端開口24まで、前方の車幅方向外側へ傾斜して(前後方向に対して傾斜して)延びているので、ヘッドランプ10の凸部18をレール部23内で後方へ移動させると、凸部18がレール部23の起立面23cに前方から当接し、レール部23の起立面23cから車幅方向内側への反力を受けながらレール部23内を後方へスライド移動する。レール部23の係止部25は、起立面23cから車幅方向外側へ凹むように形成されるので、ヘッドランプ10の凸部18がレール部23の係止部25に到達すると、車幅方向に弾性変形しているヘッドランプ10及びバンパリテーナ14の少なくとも一方が復元し、凸部18がレール部23の係止部25に車幅方向内側から嵌合して係止される。このため、ヘッドランプ10の組付時に、凸部18が係止部25に係止される際の音または振動によって、作業員はヘッドランプ10が組付位置に到達したことを認識することができるので、ヘッドランプ10の組み付け作業の作業性を向上させることができる。
また、レール部23の上記所定の領域27は、ヘッドランプ10を車体側へ組み付ける際に、ランプ本体部16の車幅方向外端部19とフェンダパネル本体13のヘッドランプ嵌合部15との干渉を回避するために、ヘッドランプ10の凸部18を下方へ案内可能となっている。このため、ヘッドランプ10の組付時に、ヘッドランプ10の凸部18をバンパリテーナ14のレール部23に沿って後方へ移動させるだけで、ランプ本体部16の車幅方向外端部19とフェンダパネル本体13のヘッドランプ嵌合部15との干渉を回避することができるので、ヘッドランプ10の組み付け作業の作業性を向上させることができる。
また、ヘッドランプ10の左右のアーム部17は、ヘッドランプ10の凸部18がレール部23の係止部25に到達するまで、フロントエンドアッパ11の上面に載置されている。すなわち、ヘッドランプ10の凸部18がレール部23の上記所定の領域27によって下方へ案内されている間も、左右のアーム部17がフロントエンドアッパ11に下方から支持されている。このため、ヘッドランプ10の組み付け中に周囲の他の部材(フェンダパネル12を含む)との干渉を回避するためにヘッドランプ10を上下方向に移動させる場合であっても、車幅方向に延びる凸部18を軸としたヘッドランプ10の傾動を、左右のアーム部17とフロントエンドアッパ11との当接によって抑えることができるので、ヘッドランプ10の組み付け作業の作業性を向上させることができる。
従って、本実施形態によれば、ヘッドランプ10の組み付け作業の作業性を向上させることができる。
なお、本実施形態では、レール部23の起立面23cの全域(係止部25から前端開口24までの全域)を、前後方向に対して傾斜する傾斜領域としたが、これに限定されるものではなく、レール部23の起立面23cのうち係止部25から連続して前方へ延びる少なくとも一部の領域が前方の車幅方向外側へ傾斜する(前後方向に対して傾斜する)傾斜領域であればよい。
また、本実施形態では、レール部23の起立面23cに、係止部25から連続して前方の車幅方向外側へ傾斜する(前後方向に対して傾斜する)傾斜領域を設けたが、傾斜領域を設けなくてもよい。
また、本実施形態では、レール部23を車幅方向内側へ開口する状態で前後方向に延びる溝状に形成したが、これに限定されるものではなく、少なくとも凸部18側(本実施形態では車幅方向内側)へ開口するレール部であればよい。例えば、凸部18の先端に対抗する対向面(本実施形態における起立面23c)を有さず、車幅方向両側へ開放されるレール部であってもよい。
また、本実施形態では、レール部23の係止部25を、起立面23cから車幅方向外側へ凹むように形成したが、これに限定されるものではなく、少なくとも係止部25に到達した凸部18の後方への移動を規制可能な係止部25であればよい。
また、本実施形態では、ヘッドランプ10側の凸部18を車幅方向外側へ突出させて、バンパリテーナ14側のレール部23を車幅方向内側へ開口させたが、これに限定されるものではなく、凸部18を車幅方向内側へ突出させて、レール部23を車幅方向外側へ開口させてもよい。
また、本実施形態では、ヘッドランプ10側に凸部(第1の被支持部)18を設け、バンパリテーナ14側にレール部(第1のヘッドランプ支持部)23を設けたが、これに限定されるものではなく、ヘッドランプ10側にレール部(第1の被支持部)を設け、バンパリテーナ14側に凸部(第1のヘッドランプ支持部)を設け、凸部がレール部の上面を下方から支持してもよい。
また、本実施形態では、ヘッドランプ10の左右のアーム部17を下方から支持する車体側の第2のヘッドランプ支持部をフロントエンドアッパ11に適用したが、これに限定されるものではなく、フロントエンドアッパ11とは異なる車体側の他の部材に第2のヘッドランプ支持部を適用してもよい。
また、本実施形態では、ヘッドランプ10の凸部18を下方から支持する車体側の第1のヘッドランプ支持部(本実施形態では、レール部23)を車体側のバンパリテーナ14に設けたが、これに限定されるものではなく、バンパリテーナ14とは異なる車体側の他の部材に第1のヘッドランプ支持部を設けてもよい。
また、本実施形態では、ヘッドランプ10に左右のアーム部(第2の被支持部)17を設けたが、これに限定されるものではなく、少なくとも1つの第2の被支持部をヘッドランプ10に設けていればよい。例えば、ヘッドランプ10に1つのアーム部(第2の被支持部)17を設けてもよいし、或いは、3つ以上のアーム部(第2の被支持部)17を設けてもよい。
また、本実施形態では、ヘッドランプ10の左右のアーム部17を凸部18よりも上方に配置したが、これに限定されるものではなく、左右のアーム部17を凸部18よりも下方に配置してもよい。例えば、左右のアーム部17をランプ本体部16の下端部に設け、凸部18をランプ本体部16の上端部に設けてもよい。
また、本実施形態では、ヘッドランプ10の組付時に、ランプ本体部16とフェンダパネル本体13との干渉を回避するために、ヘッドランプ10の凸部18を下方へ案内可能な領域27をレール部23に設けたが、これに限定されるものではない。例えば、ヘッドランプ10の組付時に、ランプ本体部16とフェンダパネル本体13との干渉を回避するためにヘッドランプ10の凸部18を上方へ案内したい場合には、凸部18を上方へ案内可能な領域をレール部23に設けてもよい。すなわち、レール部23は、ランプ本体部16とフェンダパネル本体13との干渉を回避しつつ、ヘッドランプ10を後方へ案内可能な形状に形成することができる。
以上、本発明について、上記実施形態に基づいて説明を行ったが、本発明は上記実施形態の内容に限定されるものではなく、当然に本発明を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。すなわち、この実施形態に基づいて当業者等によりなされる他の実施形態、実施例および運用技術等は全て本発明の範疇に含まれることは勿論である。
本開示に係る車両のヘッドランプ組付構造は、ヘッドランプを車体に対して前方から組み付ける車両に広く適用することができる。
1:車両
10:ヘッドランプ
11:フロントエンドアッパ(第2のヘッドランプ支持部)
14:バンパリテーナ
17:ヘッドランプの左右のアーム部(第2の被支持部)
18:ヘッドランプの凸部(第1の被支持部)
23:レール部(第1のヘッドランプ支持部)
23c:レール部の起立面(対向面)
24:レール部の前端開口(一端開口)
25:レール部の係止部(レール他端部)

Claims (2)

  1. 車体側に固定的に設けられる第1のヘッドランプ支持部と、
    ヘッドランプ嵌合部を有し、車体側に固定的に設けられる車体側部材と、
    前記第1のヘッドランプ支持部よりも上方又は下方に配置されて、前記車体側に固定的に設けられる第2のヘッドランプ支持部と、
    前記第1のヘッドランプ支持部に下方から支持される第1の被支持部と、前記第2のヘッドランプ支持部に下方から支持される第2の被支持部とを有し、前記車体に対して前方から後方へ向かって移動させて所定の組付位置へ組み付けられるヘッドランプと、を備え、
    前記ヘッドランプは、前記組付位置へ組み付けられることによって前記ヘッドランプ嵌合部に前方から嵌合する車幅方向外端部を有し、
    前記第1のヘッドランプ支持部または前記第1の被支持部の一方は、車幅方向の一側へ突出する凸部であり、
    前記第1のヘッドランプ支持部または前記第1の被支持部の他方は、上面と下面との間に区画される内部空間が車幅方向の他側へ開口した状態で前後方向に延びるレール部であり、
    前記レール部は、前記ヘッドランプを前記組付位置へ前方から組み付ける際に前記内部空間への前記凸部の侵入を許容する前後方向の一端側の一端開口と、前記ヘッドランプが前記組付位置に配置された状態で前記一端開口とは反対側への前記凸部の移動を規制する前後方向の他端側のレール他端部とを有し、前記一端開口と前記レール他端部との間の領域で前記内部空間での前記凸部の前後方向への相対移動を許容するとともに、前記上面及び前記下面によって前記凸部の上下方向への相対移動を規制し、
    前記ヘッドランプを前記組付位置へ前方から組み付ける際に、前記ヘッドランプの前記第2の被支持部が前記第2のヘッドランプ支持部の上方に載置された状態で、前記凸部が前記レール部の前記レール他端部に係合し、
    前記第2のヘッドランプ支持部は、上方に載置された前記ヘッドランプの前記第2の被支持部の後方への移動を許容し、
    前記レール部の前記上面または前記下面の一方は、前記ヘッドランプを前記組付位置へ前方から組み付ける際に前記ヘッドランプの前記車幅方向外端部と前記車体側部材との干渉を回避するように、下方または上方へ突出して前記凸部を下方または上方へ案内する凸状領域を有し、
    前記レール部の前記上面または前記下面の他方は、前記凸状領域に案内された前記凸部の下方または上方への移動を許容するように下方または上方へ凹む凹状領域を有する
    ことを特徴とする車両のヘッドランプ組付構造。
  2. 請求項1に記載の車両のヘッドランプ組付構造であって、
    前記レール部の前記レール他端部は、車幅方向の前記一側へ凹状に形成され、
    前記レール部は、前後方向に延びて前記凸部の先端に対向する対向面を有し、
    前記レール部の前記対向面は、前記レール他端部から連続して前後方向の前記一端側の車幅方向の前記一側へ延びる傾斜領域を有し、
    前記ヘッドランプを前記組付位置へ前方から組み付ける際に、前記凸部は、前記対向面の前記傾斜領域に前後方向の前記一端側から当接して前記傾斜領域に沿って前後方向の前記他端側へ移動可能であり、前記レール他端部に到達した状態で前記レール他端部に係止される
    ことを特徴とする車両のヘッドランプ組付構造。
JP2020059454A 2020-03-30 2020-03-30 車両のヘッドランプ組付構造 Active JP7261394B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020059454A JP7261394B2 (ja) 2020-03-30 2020-03-30 車両のヘッドランプ組付構造
PCT/JP2021/012784 WO2021200620A1 (ja) 2020-03-30 2021-03-26 車両のヘッドランプ組付構造
CN202180025375.1A CN115362083A (zh) 2020-03-30 2021-03-26 车辆的前照灯安装结构

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020059454A JP7261394B2 (ja) 2020-03-30 2020-03-30 車両のヘッドランプ組付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021154966A JP2021154966A (ja) 2021-10-07
JP7261394B2 true JP7261394B2 (ja) 2023-04-20

Family

ID=77919445

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020059454A Active JP7261394B2 (ja) 2020-03-30 2020-03-30 車両のヘッドランプ組付構造

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP7261394B2 (ja)
CN (1) CN115362083A (ja)
WO (1) WO2021200620A1 (ja)

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006036067A (ja) 2004-07-28 2006-02-09 Nissan Motor Co Ltd フロントエンドモジュールの取付構造および取付方法およびそれらに用いるヘッドランプユニットの隙間管理用治具
JP2016037278A (ja) 2014-08-11 2016-03-22 三菱自動車工業株式会社 車両の前部構造
JP2018095021A (ja) 2016-12-12 2018-06-21 スズキ株式会社 車両用ヘッドランプ取付構造

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006036067A (ja) 2004-07-28 2006-02-09 Nissan Motor Co Ltd フロントエンドモジュールの取付構造および取付方法およびそれらに用いるヘッドランプユニットの隙間管理用治具
JP2016037278A (ja) 2014-08-11 2016-03-22 三菱自動車工業株式会社 車両の前部構造
JP2018095021A (ja) 2016-12-12 2018-06-21 スズキ株式会社 車両用ヘッドランプ取付構造

Also Published As

Publication number Publication date
CN115362083A (zh) 2022-11-18
JP2021154966A (ja) 2021-10-07
WO2021200620A1 (ja) 2021-10-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5124800B2 (ja) 車両内装部品の組み付け構造
JP6100971B2 (ja) 自動車のフロントモジュールのバンパの支持構造
US20060113811A1 (en) Support structure for mounting components on vehicle
JP7261394B2 (ja) 車両のヘッドランプ組付構造
WO2019082881A1 (ja) 車載部品の取付構造
JP2003212070A (ja) 車両用バンパの取付構造
JP4867387B2 (ja) 自動車の前部構造
JP5354356B2 (ja) バンパホルダ
JP2021066264A (ja) 車両の前部構造
JP4797512B2 (ja) 車両の前部構造
CN211943522U (zh) 车辆用引擎盖
JP2009149226A (ja) ヘッドランプ取付構造
JP5228665B2 (ja) 自動車のバンパブラケット取付構造
JP7205767B2 (ja) 車両のキャブ支持構造
KR20100010719A (ko) 프런트 엔드 모듈의 범퍼백빔 장착구조
JP3981581B2 (ja) 車輌用灯具の取付構造
JP6780433B2 (ja) 車両のエンジン搭載構造
JP2020179775A (ja) カウルトップ構造
JP6674653B2 (ja) ドアトリム取付構造
CN114514144B (zh) 车辆的踏板支架及踏板安装构造
JP2014051140A (ja) 車体前部構造
US20220134941A1 (en) Vehicular lighting fixture
JP7460956B2 (ja) 車両後部構造
JP5548741B2 (ja) 車体前部構造
JP2023061531A (ja) 車両用ステップ構造

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230131

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230323

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7261394

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150