JP2003212031A - 板ガラス搬送装置 - Google Patents

板ガラス搬送装置

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JP2003212031A
JP2003212031A JP2002016403A JP2002016403A JP2003212031A JP 2003212031 A JP2003212031 A JP 2003212031A JP 2002016403 A JP2002016403 A JP 2002016403A JP 2002016403 A JP2002016403 A JP 2002016403A JP 2003212031 A JP2003212031 A JP 2003212031A
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glass
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JP2002016403A
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Akihiro Takeda
章裕 武田
Teruhiko Akimoto
輝彦 秋元
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Nippon Sheet Glass Co Ltd
Original Assignee
Nippon Sheet Glass Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G49/00Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for
    • B65G49/05Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles
    • B65G49/06Conveying systems characterised by their application for specified purposes not otherwise provided for for fragile or damageable materials or articles for fragile sheets, e.g. glass
    • B65G49/062Easels, stands or shelves, e.g. castor-shelves, supporting means on vehicles

Landscapes

  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】たとえ重量的に重い板ガラスであっても、所望
する箇所にまで搬送することができ、しかも、設備的に
も安価な板ガラス搬送装置の提供。 【解決手段】走行手段2,3を備えた搬送台車1におい
て、立ち姿勢にある板ガラスGの下端縁を受け止めて支
持する下端支持部10と、下端支持部10よりも上方に
おいて板ガラスGの一側面を受け止めて支持する側面支
持部が、搬送台車1上に設けられ、さらに、立ち姿勢に
ある板ガラスGの下端縁を受け止め、かつ、その板ガラ
スGを板ガラスGの面方向に移動させて搬送台車1に搬
出入するための搬出入手段10が、搬送台車1上に設け
られている板ガラス搬送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、板ガラス
の製造工場などにおいて、単板の板ガラスや2枚の板ガ
ラスからなる複層ガラスなどを所望の箇所にまで搬送す
るのに使用する板ガラス搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】板ガラスの製造工場などでは、従来、バ
キューム式の吸盤を有する搬送装置や天井クレーンなど
によって板ガラスを搬送していた。より具体的には、バ
キュームポンプに連通された吸盤により板ガラスの面を
吸着保持して、その吸盤を有する搬送装置や天井クレー
ンによって板ガラスを所望の箇所にまで搬送していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、従来の装
置では、板ガラスの搬送範囲が限定され、例えば、吸盤
を有する搬送装置においては、板ガラスの搬送範囲が、
吸盤により搬送可能な範囲内に限定され、また、吸盤を
有する天井クレーンにあっては、板ガラスの搬送範囲
が、天井クレーンの走行範囲内に限定されるという不都
合があった。勿論、天井クレーンの場合には、その走行
範囲を拡大することにより板ガラスの搬送範囲を広げる
こともできるが、設備費が高くなり、特に搬送する板ガ
ラスが重量的に重い場合には、天井クレーンそのものが
大掛かりなものとなって、設備費が極端に高くなるばか
りか、建屋の構造によっては、天井クレーンの走行範囲
を拡大することが不可能な場合もあり、この点に改良の
余地があった。
【0004】本発明は、このような従来の問題点に着目
したもので、その目的は、たとえ重量的に重い板ガラス
であっても、所望する箇所にまで搬送することができ、
しかも、設備的にも安価な板ガラス搬送装置を提供する
ところにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔構成〕請求項1の発明
の特徴構成は、図1〜図3に例示するごとく、下方に走
行手段2,3を備えた搬送台車1において、立ち姿勢に
ある板ガラスGの下端縁を受け止めて支持する下端支持
部10と、その下端支持部10よりも上方において前記
板ガラスGの一側面を受け止めて支持する側面支持部8
が、前記搬送台車1上に設けられ、さらに、立ち姿勢に
ある板ガラスGの下端縁を受け止め、かつ、その板ガラ
スGを板ガラスGの面方向に移動させて前記搬送台車1
に搬出入するための搬出入手段10が、前記搬送台車1
上に設けられているところにある。
【0006】請求項2の発明の特徴構成は、図1〜図3
に例示するごとく、前記搬出入手段が、板ガラスGの搬
出入方向に沿って配置された多数の遊転ローラ10によ
り構成されているところにある。
【0007】請求項3の発明の特徴構成は、図4に例示
するごとく、前記遊転ローラ10が、その回転軸心Lを
含む断面視において、中央部の径D1の方が両側の径D
2よりも小径になるように構成されているところにあ
る。
【0008】請求項4の発明の特徴構成は、図4に例示
するごとく、前記遊転ローラ10の径が、前記断面視に
おいて、その両側部から中央部に向けて連続的に小径に
なるように構成されているところにある。
【0009】請求項5の発明の特徴構成は、前記遊転ロ
ーラ10における前記板ガラスGの下端縁を受け止める
面が、剥離性の高い材料で形成されているところにあ
る。
【0010】請求項6の発明の特徴構成は、図1〜図4
に例示するごとく、前記多数の遊転ローラ10の少なく
とも一部が、前記下端支持部を兼用し、その下端支持部
を兼用する遊転ローラ10が、遊転自在な搬出入姿勢と
遊転不能な支持姿勢とに切り換え自在に構成されている
ところにある。
【0011】請求項7の発明の特徴構成は、図3に例示
するごとく、前記側面支持部8が、板ガラスGを傾斜立
ち姿勢で支持するように前記下端支持部10を含む鉛直
面に対して変位されているところにある。
【0012】なお、上述のように、図面との対照を便利
にするために符号を記したが、該記入により本発明は添
付図面の構成に限定されるものではない。
【0013】〔作用および効果〕請求項1の発明の特徴
構成によれば、下方に走行手段を備えた搬送台車におい
て、立ち姿勢にある板ガラスの下端縁を受け止めて支持
する下端支持部と、その下端支持部よりも上方において
板ガラスの一側面を受け止めて支持する側面支持部が、
前記搬送台車上に設けられているので、その搬送台車に
対して下端支持部と側面支持部により板ガラスを立ち姿
勢に支持し、搬送台車に備えられた走行手段によって、
その板ガラスを所望する箇所にまで容易に搬送すること
ができる。そして、その搬送台車上には、立ち姿勢にあ
る板ガラスの下端縁を受け止め、かつ、その板ガラスを
板ガラスの面方向に移動させて搬送台車に搬出入するた
めの搬出入手段が設けられているので、たとえ板ガラス
が重量的に重くても、その搬出入手段により搬送台車に
対して板ガラスを容易に搬入したり搬出したりすること
ができ、従来の天井クレーンなどに較べて、設備費を大
幅に削減し得るにもかかわらず、板ガラスを所望する箇
所にまで搬送することができる。
【0014】請求項2の発明の特徴構成によれば、前記
搬出入手段が、板ガラスの搬出入方向に沿って配置され
た多数の遊転ローラにより構成されているので、立ち姿
勢にある板ガラスの下端縁を遊転ローラにより支持し
て、各遊転ローラの回転に伴って板ガラスを立ち姿勢の
まま円滑に移動させることができ、搬送台車に対する板
ガラスの搬出入を容易かつ円滑に行うことができる。
【0015】請求項3の発明の特徴構成によれば、前記
遊転ローラが、その回転軸心を含む断面視において、中
央部の径の方が両側の径よりも小径になるように構成さ
れているので、例えば、複層ガラスを搬送する場合、そ
の複層ガラスの搬出入に際して、複層ガラスを構成する
一対の板ガラス下端縁を遊転ローラに接当させ、両板ガ
ラスの間に介在されたシール材部分を遊転ローラに接当
させずに搬出入することができる。したがって、例え
ば、シール材が熱可塑性樹脂であって、両板ガラスの下
端縁から多少膨出していても、そのシール材を遊転ロー
ラに接当させずに搬出入することができ、遊転ローラ表
面へのシール材の付着や、シール材による複層ガラス下
端縁の汚れによる品質低下を回避することができる。
【0016】請求項4の発明の特徴構成によれば、前記
遊転ローラの径が、その回転軸心を含む断面視におい
て、その両側部から中央部に向けて連続的に小径になる
ように構成されているので、例えば、複層ガラスを搬送
する場合、その複層ガラスの搬出入時や搬送時におい
て、複層ガラスの厚み方向における中心を遊転ローラの
中央部に位置させることにより、安定の良い搬出入や搬
送が可能となり、しかも、複層ガラスの厚みの如何にか
かわらず、その厚み方向における中心を遊転ローラの中
央部に容易に位置させることができる。
【0017】請求項5の発明の特徴構成によれば、前記
遊転ローラにおける板ガラスの下端縁を受け止める面
が、剥離性の高い材料で形成されているので、たとえ複
層ガラスの搬出入や搬送に際し、複層ガラスを構成する
一対の板ガラス間に介在されたシール材が遊転ローラに
接当しても、シール材の遊転ローラ表面への付着が防止
され、複層ガラスの品質低下を回避することができる。
【0018】請求項6の発明の特徴構成によれば、多数
の遊転ローラの少なくとも一部が、下端支持部を兼用す
るので、遊転ローラによる搬出入手段と下端支持部との
兼用化による部品点数の減少により板ガラス搬送装置の
コストダウンを図ることができる。そして、その下端支
持部を兼用する遊転ローラが、遊転自在な搬出入姿勢と
遊転不能な支持姿勢とに切り換え自在に構成されている
ので、搬出入手段と下端支持部とを兼用するにもかかわ
らず、搬出入手段としても、また、下端支持部としても
所望通りの機能を果たすことができる。
【0019】請求項7の発明の特徴構成によれば、前記
側面支持部が、板ガラスを傾斜立ち姿勢で支持するよう
に下端支持部を含む鉛直面に対して変位されているの
で、板ガラスを側面支持部に凭れさせて安定良く支持す
ることができ、したがって、搬送中における板ガラスの
損傷を極力防止することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明による板ガラス搬送装置の
実施の形態を図面に基づいて説明する。この板ガラス搬
送装置は、図1〜図3に示すように、板ガラスの一例で
ある複層ガラスGを立ち姿勢で載置支持して搬送するた
めの長方形の搬送台車1を備え、その搬送台車1の下方
には、走行手段としての合計4個の遊転輪、つまり、図
2において左側に位置する一対の固定式遊転輪2と、右
側に位置する一対のキャスタ式遊転輪3が、それぞれ設
けられている。搬送台車1の上には、垂直方向に延びる
複数本の垂直部材4、斜め上方に延びる複数本の傾斜部
材5、ならびに、傾斜部材5間にわたって連結された複
数本の横部材6などにより組み立てられた支持枠7が立
設されている。
【0021】その支持枠7の前面側に位置する横部材6
には、複層ガラスGの一側面を受け止めて支持する側面
支持部としての多数の遊転式の側面支持ローラ8が、各
横部材6の長手方向に沿ってそれぞれ取り付けられ、各
側面支持ローラ8の少なくとも表面は、ゴムや合成樹脂
などの弾性部材により形成されている。支持枠7におけ
る傾斜部材5の下端部近くには、図4に拡大して示すよ
うに、上方が開口した長尺状のローラ支持部材9が取り
付けられ、そのローラ支持部材9に沿って、複層ガラス
Gの搬出入手段を構成する多数の遊転ローラ10が回転
自在に支持されて、立ち姿勢にある複層ガラスGの下端
縁を受け止め、その複層ガラスGを複層ガラスGの面方
向に移動させて搬送台車1に対し搬出入できるように構
成されている。
【0022】搬出入手段を構成する多数の遊転ローラ1
0は、立ち姿勢にある複層ガラスGの下端縁を受け止め
て支持する下端支持部としても機能し、そのため、これ
ら下端支持用遊転ローラ10は、支持枠7の下方に配置
され、その下端支持用遊転ローラ10よりも上方に側面
支持ローラ8が位置するように構成されている。さら
に、下端支持用遊転ローラ10と側面支持ローラ8との
位置関係は、図3から明らかなように、下端支持用遊転
ローラ10の中心を通る鉛直面を基準として、各側面支
持ローラ8が、上方側ほど鉛直面から遠ざかるように変
位されていて、複層ガラスGを搬送台車1の後方側へ傾
斜させた傾斜立ち姿勢で支持するように構成されてい
る。
【0023】各下端支持用遊転ローラ10は、図4に詳
しく示すように、その回転軸心Lに沿って適当な長さを
有する円柱状に構成され、かつ、回転軸心Lを含む断面
視において、中央部の径D1の方が、両側部の径D2よ
りも小径になるように、つまり、下端支持用遊転ローラ
10の径が、その両側部から中央部に向けて連続的に小
径になるように構成されている。そして、この下端支持
用遊転ローラ10においても、少なくとも、その表面側
がゴムや合成樹脂などの弾性部材により形成され、さら
に、その表面が剥離性の高い材料、例えば、フッ素樹脂
やシリコーンゴムなどで被覆されている。前記ローラ支
持部材9の内側には、ローラ支持部材9に沿う長尺状の
ストッパ11が上下方向に移動可能に配置され、ローラ
支持部材9に取り付けられた偏心カム12を操作レバー
13により回動操作することで、ストッパ11を下方に
位置させて、全下端支持用遊転ローラ10を遊転自在に
する搬出入姿勢と、ストッパ11を上方に持ち上げて全
下端支持用遊転ローラ10に接当させて、遊転ローラ1
0を遊転不能にする支持姿勢とに切り換え自在に構成さ
れている。
【0024】前記搬送台車1上には、支持枠7の前面側
に位置する状態で2本の棒状体14が垂直方向に向けて
立設され、各棒状体14の下方には、それぞれ揺動部材
15が枢着されて、図3において矢印で示すように、支
持枠7に対して遠近方向に揺動自在に構成され、各揺動
部材15の上方には、複層ガラスGの面に接当するゴム
や合成樹脂などからなる接当部材16が取り付けられて
いる。各棒状体14には、揺動部材15に接当して複層
ガラスG側へ押圧する押圧部材17が、各棒状体14に
沿って上下方向に移動可能に外嵌されていて、図3に示
すように、各押圧部材17を下方へ移動させて揺動部材
15に接当させることにより、揺動部材15を複層ガラ
スG側へ揺動させ、各接当部材16を複層ガラスGの面
に接当させて支持枠7側へ押し付けるように構成されて
いる。そして、搬送台車1の下面のうち、固定式遊転輪
2側の端部近くには、下方に向けて被ガイド部材18が
突設され、後述する停止板19付きガイドレール20と
の協働で、搬送台車1が案内、停止作用を受けるように
構成されている。
【0025】つぎに、板ガラス搬送装置の使用方法につ
いて説明する。この板ガラス搬送装置は、例えば、複層
ガラス製造装置により製造されて送り出されてくる複層
ガラスGを載置保持して、所望の箇所にまで搬送する際
などに使用されるもので、図1に示すように、製造ライ
ンMLの終端近くにおける床面には、互いに相対向する
一対のガイドレール20が配置されている。そのガイド
レール20の製造ラインML側には、停止板19が固着
され、反対側においては、その一対のガイドレール20
が互いに遠ざかるように開口されている。この製造ライ
ンMLからの複層ガラスGを搬送台車1に搬入するに
は、搬送台車1の被ガイド部材18が一対のガイドレー
ル20間に位置するようにして、被ガイド部材18が停
止板19に接当するまで、搬送台車1を製造ラインML
側に押し込む。
【0026】すると、搬送台車1が製造ラインMLに対
して所定の位置に位置されるため、操作レバー13によ
り下端支持用遊転ローラ10を遊転自在な搬出入姿勢に
切り換え、かつ、各揺動部材15を棒状体14側に揺動
させて、製造ラインMLからの複層ガラスGの搬入を待
つ。搬送台車1においては、下端支持用遊転ローラ10
と側面支持ローラ8による複層ガラスGの傾斜支持姿勢
が、予め製造ラインMLから送り出される複層ガラスG
の傾斜姿勢にほぼ一致するように設定されているので、
送り出された複層ガラスGは、その下端縁が下端支持用
遊転ローラ10により受け止め支持され、かつ、その一
側面が側面支持ローラ8により受け止め支持された状態
で、各ローラ8,10の遊転に伴って円滑に搬入され
る。
【0027】その際、各下端支持用遊転ローラ10は、
その回転軸心Lを含む断面視において、中央部の径D1
の方が、両側部の径D2よりも小径になるように、しか
も、その径が両側部から中央部に向けて連続的に小径に
なるように構成されているので、図4に示すように、複
層ガラスGの厚み方向における中心を下端支持用遊転ロ
ーラ10の中央部に容易に位置させることができ、安定
の良い搬出入や搬送が可能となり、かつ、複層ガラスG
を構成する一対の板ガラスG1,G2の下端縁が下端支
持用遊転ローラ10に接当して受け止め支持され、両板
ガラスG1,G2の間に位置して、両板ガラスG1,G
2の間隙部を封止するシール材Sは、下端支持用遊転ロ
ーラ10よりも上方に位置することになるので、下端支
持用遊転ローラ10への接当が回避される。したがっ
て、この図4に示すように、たとえシール材Sが両板ガ
ラスG1,G2の縁から多少外側へ膨出していても、シ
ール材Sが下端支持用遊転ローラ10の表面に付着した
り、それによって、複層ガラスGの縁が汚れることもな
く、仮に、シール材Sが下端支持用遊転ローラ10の表
面に接当したとしても、その表面がフッ素樹脂やシリコ
ーンゴムなどのような剥離性の高い材料で形成されてい
るので、下端支持用遊転ローラ10表面へのシール材S
の付着は防止されるのであり、このような作用、効果
は、複層ガラスGの厚みTが変わっても期待することが
できる。
【0028】このようにして搬入が完了した状態では、
複層ガラスGの大きさにもよるが、図2において仮想線
で示すように、複層ガラスGの両端部が、概ね搬送台車
1からはみ出すことになる。換言すると、下端支持用遊
転ローラ10の全てが、複層ガラスGの下端縁を受け止
めて支持する下端支持部として機能することになる。そ
して、操作レバー13により下端支持用遊転ローラ10
を遊転不能な支持姿勢に切り換えるとともに、揺動部材
15を複層ガラスG側に揺動させ、かつ、各押圧部材1
7を下方へ移動させて揺動部材15に接当させ、各揺動
部材15の接当部材16を複層ガラスGの面に接当させ
て押圧し、搬送台車1に対して複層ガラスGを保持させ
る。その後は、人為力により、あるいは、適当な牽引車
などによる牽引で、搬送台車1を所望の位置まで移動さ
せ、搬入時とは逆の操作で、下端支持用遊転ローラ10
を遊転自在な搬出入姿勢にし、かつ、各揺動部材15を
棒状体14側に揺動させて、人為力により複層ガラスG
を搬送台車1から搬出するのである。
【0029】〔別実施形態〕(1)先の実施形態では、
一対の固定式遊転輪2と一対のキャスタ式遊転輪3によ
り走行手段を構成した例を示したが、固定式遊転輪2の
みで構成したり、キャスタ式遊転輪3のみで構成し得る
のは勿論のこと、回動可能なベルトやキャタピラにより
走行手段を構成することもできる。また、例えば、搬送
台車1の下方に電動モータ付きの遊転輪やベルトなどを
設けて、自走式の走行手段とすることもできる。
【0030】(2)先の実施形態では、多数の下端支持
用遊転ローラ10により搬出入手段を構成し、かつ、そ
の搬出入手段を構成する下端支持用遊転ローラ10の全
てが、複層ガラスGの下端縁を受け止めて支持する下端
支持部を兼用する構成を示したが、搬出入手段を構成す
る多数の下端支持用遊転ローラ10の一部が、下端支持
部を兼用するように構成することもできる。つまり、下
端支持用遊転ローラ10の全長を搬送する複層ガラスG
の横幅よりも長くして実施することもでき、その場合に
は、下端支持用遊転ローラ10の一部が下端支持部を兼
用することになる。
【0031】その場合、搬送の対象である板ガラスとし
て複層ガラスGを示し、下端支持用遊転ローラ10の径
を両側部D2から中央部D1に向けて連続的に小径にな
るように構成した例を示したが、搬送する複数種類の複
層ガラスGの厚みTが予め特定されている場合には、両
側部から中央部に向けて階段状に小径になるように構成
することもでき、さらに、下端支持用遊転ローラ10の
表面を剥離性の高い材料で形成した例を示したが、必ず
しも下端支持用遊転ローラ10の表面を剥離性の高い材
料により形成する必要はない。また、搬送の対象である
板ガラスは、複層ガラスGに限るものではなく、例え
ば、単板の板ガラスを搬送することもでき、その場合に
は、下端支持用遊転ローラ10の径を両側部から中央部
に向けて小径にする必要性もない。
【0032】さらに、搬出入手段に関しては、特に遊転
ローラに限るものではなく、例えば、遊転式のベルトコ
ンベヤのようなもので搬出入手段を構成することもで
き、いずれの場合においても、搬出入手段に近接して下
端支持部を設け、搬出入手段と下端支持部とを別々に構
成することもできる。
【0033】(3)先の実施形態では、下端支持部とし
ての下端支持用遊転ローラ10と側面支持部としての側
面支持ローラ8により、複層ガラスGを傾斜立ち姿勢で
支持するように構成した例を示したが、複層ガラスGの
面がほぼ垂直方向を向く立ち姿勢で支持するように構成
することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】板ガラス搬送装置の斜視図
【図2】板ガラス搬送装置の正面図
【図3】板ガラス搬送装置の側面図
【図4】板ガラス搬送装置の下端支持用遊転ローラの正
面図
【符号の説明】
1 搬送台車 2,3 走行手段 8 側面支持部 10 搬出入手段と下端支持部を兼用する遊転ロー
ラ D1 遊転ローラの中央部の径 D2 遊転ローラの両側の径 G 板ガラス L 遊転ローラの回転軸心

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下方に走行手段を備えた搬送台車におい
    て、立ち姿勢にある板ガラスの下端縁を受け止めて支持
    する下端支持部と、その下端支持部よりも上方において
    前記板ガラスの一側面を受け止めて支持する側面支持部
    が、前記搬送台車上に設けられ、さらに、立ち姿勢にあ
    る板ガラスの下端縁を受け止め、かつ、その板ガラスを
    板ガラスの面方向に移動させて前記搬送台車に搬出入す
    るための搬出入手段が、前記搬送台車上に設けられてい
    る板ガラス搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記搬出入手段が、板ガラスの搬出入方
    向に沿って配置された多数の遊転ローラにより構成され
    ている請求項1に記載の板ガラス搬送装置。
  3. 【請求項3】 前記遊転ローラが、その回転軸心を含む
    断面視において、中央部の径の方が両側の径よりも小径
    になるように構成されている請求項2に記載の板ガラス
    搬送装置。
  4. 【請求項4】 前記遊転ローラの径が、前記断面視にお
    いて、その両側部から中央部に向けて連続的に小径にな
    るように構成されている請求項3に記載の板ガラス搬送
    装置。
  5. 【請求項5】 前記遊転ローラにおける前記板ガラスの
    下端縁を受け止める面が、剥離性の高い材料で形成され
    ている請求項2〜4のいずれか1項に記載の板ガラス搬
    送装置。
  6. 【請求項6】 前記多数の遊転ローラの少なくとも一部
    が、前記下端支持部を兼用し、その下端支持部を兼用す
    る遊転ローラが、遊転自在な搬出入姿勢と遊転不能な支
    持姿勢とに切り換え自在に構成されている請求項2〜5
    のいずれか1項に記載の板ガラス搬送装置。
  7. 【請求項7】 前記側面支持部が、板ガラスを傾斜立ち
    姿勢で支持するように前記下端支持部を含む鉛直面に対
    して変位されている請求項1〜6のいずれか1項に記載
    の板ガラス搬送装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007262539A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Dainippon Printing Co Ltd 基板ホルダー部および成膜装置
JP2010095168A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Gop Kk 運搬台車
JP2010189093A (ja) * 2009-02-16 2010-09-02 Okamura Corp 吊り下げ搬送装置
JP2014054940A (ja) * 2012-09-13 2014-03-27 Gop Kk 運搬台車
BE1021448B1 (fr) * 2012-12-17 2015-11-25 WEISSMAN, André Dispositif et procede de transport d'elements lourds tels des châssis de fenêtre

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