JP2003211912A - 車両、特にオートバイのためのタイヤ - Google Patents
車両、特にオートバイのためのタイヤInfo
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- B60C9/20—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel
- B60C9/22—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel the plies being arranged with all cords disposed along the circumference of the tyre
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Abstract
て、このタイヤが、加硫された弾性ゴムから成る構造を
有しており、この構造内に、0°のコード巻体が組み込
まれており、その際、このコード巻体のために使用され
たコード3が、少なくとも1つのゴムコーティングでも
って囲繞された、螺旋形に巻かれた線材から成る連接体
から成り、且つ、少なくとも近似的に直線状の力−伸び
特性を備える領域を有している。本発明課題は、上記タ
イヤを、このタイヤの走行特性に関して改良することで
ある。 【解決手段】 コード3は、完成された、空気充填され
ていないタイヤの状態において、並びに使用圧力まで空
気充填されたタイヤの状態において、近似的に直線状の
領域内において留まっていること、および、この近似的
に直線状の領域内における傾斜が、10N当たり、0.
05と0.2%との間にあることによって解決する。
Description
バイのためのタイヤに関し、このタイヤは、加硫された
弾性ゴムから成る構造を有しており、この構造内に、0
°のコード巻体(0°-Kordwicklung)が組み込まれて
おり、その際、このコード巻体のために使用されたコー
ドが、少なくとも1つのゴムコーティングでもって囲繞
された、螺旋形に巻かれた線材から成る連接体から成
り、且つ、少なくとも近似的に直線状の力−伸び特性を
備える領域を有している。
ためのタイヤは、曲線走行のために必要な傾斜状態にお
いて十分な接触面を路床に対して有するため、および車
両を同様に傾斜状態において安定的に車道上で保持する
ために、走行方向に対して横方向に凸状に湾曲されたト
レッドを備えている。この様式のタイヤの製造は、一般
的に、円筒形のカーカスを形成することによって行わ
れ、このカーカスが、一つまたは多数のゴムをコーティ
ングされた織物層から成り、且つ、このカーカス上に、
コード巻体が載置されている。この互いに並列して配設
されたコード巻体の巻体は、円周方向に、互いに平行に
延在している。このコード巻体の巻回の多数に基づい
て、実際的に、角度0°の走行方向に対する巻体の整向
が生じ、そのために、0°のコード巻体という言い方が
されている。螺旋形の巻体に基づいて、この巻体が、走
行方向に対して0°から僅かに差異がある角度を有して
おり、この角度は、しかしながら常に5°よりもより小
さく、一般的に2°よりも小さい。
き続いて、トレッドバンドが、載置され、且つカーカス
のベルトと共に接着され、その際、凸状のトレッド層の
構成のもとで予成形が行われる。最終的な成形は、トレ
ッドの溝成形をも含めて、加硫炉内において行われ、こ
の加硫炉が求心的な外側型枠を有しており、この外側型
枠に対して、この形成されたタイヤ構造物が、半径方向
内側から、過熱蒸気でもって加熱された隆起部(Balge
s)を用いて加圧される。
細書は、冒頭に記載した様式のタイヤ、およびこのタイ
ヤの製造を記載している。一般的な製造ステップおよび
0°タイヤの構造が言及されている範囲内で、本発明に
よるタイヤのためにも、このヨーロッパ特許明細書が引
き合いに出される。この明細書により、コードが使用さ
れ、このコードは、著しく異なる傾斜を有する2つの直
線状の切片、および湾曲された移行領域から形成されて
いる、力−伸び特性を有している。このタイヤの製造の
進行中に、このコードは、加硫において、しかも約1.
5%だけ予伸長させられ、従って、このコード巻体は、
このタイヤの製造の後、しかしながら、使用圧力までの
このタイヤの空気充填の前、既に、力−伸び特性の湾曲
された領域(膝状部)内において存在している。このこ
とによって、このタイヤが、既に製造の間、このタイヤ
の最終的な形状内へとほぼ完全に増大し、且つ空気充填
の際に、実際的にもはや増大しないことは達せられる。
何故ならば、このコード巻体は、力−伸び特性の大きな
傾斜のために、実際的にもはや伸長しないからである。
少し前から、オートバイ用タイヤとして存在する。この
タイヤの走行特性が、ハンドリング並びに揺動(カーブ
内においておよび直線上においての)に関連して、まだ
改良が必要であるように思われることが判明した。
をなす課題は、冒頭に記載した様式のタイヤを、このタ
イヤの走行特性に関して改良することである。
に、本発明により、冒頭に記載した様式のタイヤは、コ
ードが、完成された、空気充填されていないタイヤの状
態において、並びに使用圧力まで空気充填されたタイヤ
の状態において、近似的に直線状の領域内において留ま
っていること、および、この近似的に直線状の領域内に
おける傾斜が、10N当たり、0.05と0.2%との
間に、有利には、0.07と0.15%との間にあるこ
とを特徴としている。
よび従って総じてタイヤの伸長を、同様に使用圧力まで
空気充填された状態において、しかも、空気充填されて
いない状態におけるような同じ方法で許容することのコ
ンセプトに基づいており、従って一方では、このタイヤ
が、空気充填によって使用圧力まで、このタイヤの作動
のために設けられた目標形状内へと増大し、および他方
では、このタイヤが、良好な弾性を保持し、且つ従っ
て、第1のばねシステムとして、車両と道路との間の接
触において作用する。このことは、このコードの力−伸
び特性の傾斜が、相対的に僅かであることによって保証
されている。
は、公知のタイヤに比べて、明確に有利に判定され、こ
のことは、ハンドリング、即ち曲線走行のための傾斜状
態を占めることに、および補正された揺動に、直線走行
および曲線走行において関係する。「振動」に関連し
て、本発明によるタイヤは、公知のタイヤと同等であ
る。
僅かの予伸長で十分である。完成された、しかしながら
空気充填されていない状態において、本発明によるタイ
ヤのコードは、例えば、0.5%以下の伸びを有し、有
利には、伸びが0.1と0.3%との間にある。
て、コードの伸びは、有利には、0.5と、1.4%、
特に1.3%またはしかもその上1.2%未満、との間
にある。有利な実施形態において、この伸びは、0.8
または0.9%よりもより大きな状態(即ち、伸び>
0.8%、または伸び>0.9%)にある。この使用圧
力まで空気充填された状態におけるコードの伸びは、従
って、明確に、ヨーロッパ特許第0 461 646号
明細書から公知のタイヤにおけるよりも、より低い状態
にあり、この公知のタイヤの場合、伸びは、空気充填さ
れていない状態において、既に典型的に、1.5%の値
である。
発明を詳しく説明する。
イ用タイヤの構造は、内側から外側へ、気密性を保証す
る内側芯1および少なくとも1つのコードプライ2を有
するカーカス1、2、コード巻体3によって形成された
ベルト、およびトレッド溝5を有する外側のトレッド層
4を備えている。このトレッド層4は、凸状にアーチ形
にされており、且つ端点6に至るまで延在しており、こ
れら端点において、このタイヤは、このタイヤの最大幅
を有している。このトレッド4の凸状のアーチ形部から
離れてサイドウォール7が接続しており、これらサイド
ウォールは、それぞれに、ビード8内に入り込み、この
ビード内において、ビードコア9は、伸長性のない鋼線
材から形成されている。この内側芯1のコードプライ2
は、半径方向内側から半径方向外側へと、ビードコア9
の周囲を折り返されている。これによって形成された内
側空間は、弾性ゴムから成るコア充填材10によって充
填されている。
リム(図示せず)上で、タイヤを確実に固定するための
役目を果たす。
他方の側面へと、それぞれに、円周方向で、タイヤの周
囲に延在して載置されており、従って、0°の巻体が形
成され、この巻体内において、コード巻体3の巻回が、
螺旋形の巻き取りによる小さな角度は別として、走行方
向において互いに平行に整向されている。
このゴムコーティングの無い、本発明により使用された
コードに関する特性曲線を示している。ゴムコーティン
グの無いコードに関する図2において細く描かれた曲線
が、まだ軽度の湾曲部を有しているのに対して、ゴムを
コーティングされ且つ加硫されたコードに関する力−伸
び特性(太く示された線)は、ほぼ直線的である。ここ
で、「ほぼ直線的」として特性曲線が理解され、この特
性曲線の傾斜は、基本的に一定であり、即ち、100%
よりもより大きくないだけ変化する。ゴムをコーティン
グされたコードに関する特性曲線の傾斜は、10N(ニ
ュートン)使用された力において、0.07と0.13
%との間の伸びの値である。
されたコードに関する特性曲線と、ヨーロッパ特許第0
461 646号明細書による、市場において存在す
る公知のタイヤのコードに関して引き合いに出されてい
る特性曲線との間の比較を示している。
イヤのコードに関して引き合いに出されている特性曲線
は、10N当たり0.6%と10N当たり0.02%と
の間で部分的に変化する傾斜を有しており、即ち、10
倍よりもより大きいだけ異なっている傾斜を有してい
る。
が、使用圧力までの充填無しに、0.2%だけの、有利
には、0.1と0.3%との間の伸びを有しているよう
に完成されている。使用圧力まで充填された状態におい
て、この伸びは、コードの予負荷により、約1.0%の
値であり、且つ有利には、0.9と1.2%との間にあ
る。それぞれの場合において、この伸びは、同様に使用
圧力まで充填されたタイヤの状態においても、1.4%
を上回らない。
細書によるコードが、「高伸長」コード3×4×0.2
であるのに対して、本発明によるタイヤのために、「高
衝撃」コード3×5×0.2(製造メーカー ベカルト
社(Bekaert))が使用される。一方ではヨーロッパ特
許第0 461 646号明細書による、他方では本発
明による、その他の点では基本的に同一に構成されたこ
れらタイヤは、専門のテストドライバーにより走行試験
された。この場合、次の評価結果が得られた:
て、走行特性において、特に重要なパラメーター、即ち
ハンドリングおよび揺動に関連して、著しい利点を与え
る。
二輪車に関して説明されてきたにも係わらず、本発明
は、同様に、多輪車両、特に自動車のためのタイヤのた
めに、走行路上での改良されたスムーズな動き、および
ブリップ性の利点を有して使用可能である。
ある。
特性曲線比較の図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 車両、特にオートバイのためのタイヤで
あって、このタイヤが、加硫された弾性ゴムから成る構
造を有しており、この構造内に、0°のコード巻体が組
み込まれており、その際、このコード巻体のために使用
されたコード(3)が、少なくとも1つのゴムコーティ
ングでもって囲繞された、螺旋形に巻かれた線材から成
る連接体から成り、且つ、少なくとも近似的に直線状の
力−伸び特性を備える領域を有している様式の上記タイ
ヤにおいて、コード(3)が、完成された、空気充填さ
れていないタイヤの状態において、並びに使用圧力まで
空気充填されたタイヤの状態において、近似的に直線状
の領域内において留まっていること、および、この近似
的に直線状の領域内における傾斜が、10N当たり、
0.05と0.2%との間にあるように構成されている
ことを特徴とするタイヤ。 - 【請求項2】 近似的に直線状の領域内における傾斜
は、10N当たり、0.07と0.15%との間にある
ように構成されていることを特徴とする請求項1に記載
のタイヤ。 - 【請求項3】 コード(3)は、完成された、空気充填
されていない状態において、0.5%以下の伸びを有し
ているように構成されていることを特徴とする請求項1
または2に記載のタイヤ。 - 【請求項4】 完成された、空気充填されていない状態
におけるコード(3)の伸びは、0.1と0.3%との
間にあるように構成されていることを特徴とする請求項
3に記載のタイヤ。 - 【請求項5】 コード(3)は、使用圧力まで空気充填
された状態において、0.5と、1.4%との間の伸び
を有しているように構成されていることを特徴とする請
求項1から4のいずれか一つに記載のタイヤ。 - 【請求項6】 コード(3)の伸びは、このタイヤの使
用圧力まで空気充填された状態において、1.3%未満
の値であるように構成されていることを特徴とする請求
項5に記載のタイヤ。 - 【請求項7】 コード(3)の伸びは、このタイヤの使
用圧力まで空気充填された状態において、1.2%未満
の値であるように構成されていることを特徴とする請求
項6に記載のタイヤ。 - 【請求項8】 コード(3)は、使用圧力まで空気充填
された状態において、0.8%よりもより大きな伸びを
有しているように構成されていることを特徴とする請求
項5から7のいずれか一つに記載のタイヤ。 - 【請求項9】 コード(3)は、使用圧力まで空気充填
された状態において、0.9%よりもより大きな伸びを
有しているように構成されていることを特徴とする請求
項8に記載のタイヤ。
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