JP2003211652A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP2003211652A
JP2003211652A JP2002016784A JP2002016784A JP2003211652A JP 2003211652 A JP2003211652 A JP 2003211652A JP 2002016784 A JP2002016784 A JP 2002016784A JP 2002016784 A JP2002016784 A JP 2002016784A JP 2003211652 A JP2003211652 A JP 2003211652A
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cloth
recording
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inkjet printer
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JP2002016784A
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Tatsuo Yajima
達男 矢島
Hironari Kimoto
裕也 木本
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により布帛の皺や歪みの発生を防
ぐことができ、且つ、頻繁なメンテナンス作業も必要と
せず、高品質の画像をプリントすることができるインク
ジェットプリンタを提供する。 【解決手段】 記録ヘッド2を搭載するキャリッジ9に
送風装置10a、10bを設けて、この送風装置10
a、10bからの風によって、布帛1を搬送ガイド3に
押圧する。布帛1は、搬送ガイド3によって平坦に矯正
され、歪みを生じることなく皺が取り除かれる。また、
送風装置10a、10bからの風によって、布帛1に射
出されたインクを直ちに乾燥させる。これにより、画像
形成後のインク汚れを防ぎ高品質の画像プリントを実現
すると共に、画像形成直後の布帛を直ぐに巻取り、後処
理工程にまわすことを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リンタに関し、特に、織布等のように柔軟で“こし”が
無い布帛に対しても、高品質のプリントを行うことので
きるインクジェットプリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、プリンタは、その記録方式によ
って、サーマル方式プリンタ、ワイヤドット方式プリン
タ、インクジェット方式プリンタ等に大別することがで
きる。この内、インクジェット方式プリンタ(以下、イ
ンクジェットプリンタと称する。)は、押さえローラと
搬送ローラによって記録媒体を搬送しつつ、記録ヘッド
からインク滴を射出することで、記録媒体に対して画像
等を形成するものである。
【0003】当該インクジェットプリンタは、従来にお
いては、紙やフィルムシート等に対して記録を行うプリ
ント装置として用いられてきたのだが、最近において
は、布帛に対して記録を行う際にも用いられるようにな
ってきている。
【0004】ところで、布帛には、絹やウール等の動物
性繊維の他、木綿等の植物性繊維、ポリエステル、アク
リル、ナイロン等の合成繊維など様々な素材が用いられ
る。これらの素材は、個々にその特性が異なっているた
め、これらの素材に対して記録を行う場合には、各々に
対応した専用のインクを用いることになる。一般的に
は、動物性繊維に対しては酸性インクが、植物性繊維に
対しては反応性インクが、合成繊維に対しては分散イン
クが用いられている。また、この内の酸性インクを用い
る場合には、インクを定着させるために、記録媒体を5
0℃程度に加熱する必要が生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の素材は、何れも水分を含んだ場合に伸長する特性を持
っているため、前述したように、記録ヘッドからインク
を射出すると、“コックリング”と称される皺が発生
し、特に、画像をプリントする際等には、この皺を原因
としてプリント画像の変形や色彩の不具合等によるプリ
ント画質の低下が問題視されるようになった。
【0006】そこで、このような問題を解決するべく、
従来のインクジェットプリンタにおいては、図7(a)
に示すように、記録ヘッド2の下方に、中空構造からな
り布帛1を支持するための平坦な上面を有する搬送ガイ
ド3を設けて、さらに、この搬送ガイド3の上面に、布
帛1の裏面を吸着させるための吸引穴3aを複数形成し
て、図示省略の吸引装置によって、布帛1を当該搬送ガ
イド3の上面に吸着させることで、布帛1に皺が生じる
ことを防止する方式を採るものがある。
【0007】しかしながら、この布帛を搬送ガイドの平
坦な面に吸着させることで布帛に皺が生じることを防止
するインクジェットプリンタにおいては、例えば、伸縮
性を有するニットのような布帛を用いた場合には、図1
0(b)に示すように、布帛1の垂れ下がった部分の自
重による牽引力Fと搬送ガイド3が布帛1を吸着させる
ことにより発生する抵抗力Rによって、布帛1は互いに
逆方向に伸ばされ、その形状に歪みを生じることになっ
た。このように、布帛1に歪みが生じると、プリント画
像の変形や色彩の不具合等によりプリント画質が低下す
るという問題があった。
【0008】そこで、従来においては、このように伸縮
性を有する布帛を用いる場合には、図8に示すように、
搬送ローラ4と従動ローラ5とに布帛1を搬送するため
の搬送ベルト6が懸架された、所謂“ベルト搬送方式”
のインクジェットプリンタを用いて、さらに、この搬送
ベルト6の表面に粘着性を有する粘着剤6aを塗布する
ことで、布帛1を当該搬送ベルト6の表面に粘着させ
て、布帛1に歪みや皺が生じることを防止している。
【0009】しかしながら、この搬送ベルトの表面に粘
着性を有する粘着剤を塗布することで、布帛を当該搬送
ベルトに粘着させて、布帛に歪みや皺が生じることを防
止するインクジェットプリンタにおいても、広幅の布帛
にプリントを行う場合には、これに応じた大量の粘着剤
が必要となり、また、粘着剤の粘度を維持するために
は、繰返しこれを塗布する作業や、この粘着剤に付着す
るゴミ等を取り除く作業等、頻繁なメンテナンスが必要
になるという問題があった。
【0010】本発明は、上記課題を鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、簡単な構成により布
帛に歪みを発生させることなく皺を取り除くことがで
き、且つ、頻繁なメンテナンスも必要とせず、高品質の
画像をプリントすることができるインクジェットプリン
タを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、記録媒体に対してインクを
射出することで記録を行う記録ヘッドを有するインクジ
ェットプリンタにおいて、前記記録ヘッドに近接する位
置に前記記録媒体を押圧するための送風手段を設けたこ
とを特徴とする。
【0012】上記課題を解決するために、請求項2記載
の発明は、記録媒体に対してインクを射出しつつ、記録
媒体の搬送方向と直交する方向に繰返し移動を行うこと
で記録を行う記録ヘッドを有するインクジェットプリン
タにおいて、前記記録ヘッドの移動方向に関する前面及
び/又は後面に、前記記録媒体を押圧するための送風手
段を設けたことを特徴とする。
【0013】上記課題を解決するために、請求項3記載
の発明は、記録媒体に対してインクを射出するノズル
が、記録媒体の搬送方向と直交する方向に記録媒体とほ
ぼ同程度の幅をもって設けられることで、移動を行うこ
となく記録を行う記録ヘッドを有するインクジェットプ
リンタにおいて、前記記録ヘッドの前記記録媒体搬送方
向上流位置及び/又は下流位置に、前記記録媒体を押圧
するための送風手段を設けたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るインクジェッ
トプリンタの一実施形態について、図面を参照しながら
詳細に説明する。尚、本発明に係るインクジェットプリ
ンタを説明するにあたり、本発明である請求項2に係る
インクジェットプリンタについては、第一の実施形態と
して説明し、本発明である請求項3に係るインクジェッ
トプリンタについては、第二の実施形態として説明する
ものとする。
【0015】[第一の実施形態]図1に、本実施形態に
おけるインクジェットプリンタの概略構成図を示す。同
図に示すように、当該インクジェットプリンタは、主
に、布帛1に記録を行う手段である記録ヘッド2と、こ
の記録ヘッド2を走査ガイド8に沿って往復移動させる
手段であるキャリッジ9と、このキャリッジ9に設けら
れ、布帛1を搬送ガイド3に押圧するための風を発生さ
せる手段である送風装置10a、10bと、布帛1を支
持し、これを搬送方向にガイドする手段である搬送ガイ
ド3と、布帛1を搬送する手段である搬送ローラ4及び
押さえローラ7と、その他、布帛1を排出する手段であ
る従動ローラ5等から構成されている。
【0016】記録ヘッド2は、布帛1に記録を行う手段
であって、図2に示すように、走査ガイド8に沿って布
帛1の搬送方向に直交する方向(主走査方向)に移動可
能に構成されたキャリッジ9に搭載され、インクを射出
しながら主走査方向に移動を繰り返すことにより、布帛
1に記録を行う仕組みとなっている。
【0017】搬送ガイド3は、板状部材から構成され、
その上面は平坦に形成されている。そして、布帛1を搬
送方向にガイドすると共に、これを平坦に支持すること
で、布帛1に発生する皺を抑える役割を持っている。
【0018】搬送ローラ4は、布帛1を搬送する手段で
あって、図示省略の駆動手段によって自身が回転駆動
し、さらに、押さえローラ7と布帛1を挟持することで
布帛1を搬送方向に搬送する仕組みとなっている。
【0019】キャリッジ9は、記録ヘッド2を搭載し
て、図示省略の駆動手段によって、これを走査ガイド8
に沿って、主走査方向に往復移動させる役割を持ってい
る。さらに、当該キャリッジ9の主走査方向に関する2
つの側面には、布帛1を搬送ガイド3に押圧するための
送風装置10a、10bが各々設けられている。
【0020】送風装置10a、10bは、布帛1を搬送
ガイド3に押圧するための風を発生させる手段であっ
て、布帛1は、当該送風装置10a、10bからの風に
よって搬送ガイド3の上面に押圧されることで平坦に矯
正され、歪みを生じることなく皺が取り除かれる仕組み
となっている。また、布帛1に射出されたインクは、当
該送風装置10a、10bからの風によって直ちに乾燥
されることになる。尚、当該送風装置10a、10b
は、双方が設けられることが好ましいのだが、例えば、
何れか一方のみを設けることにしても良い。
【0021】送風装置10a、10bは、各々、布帛1
を搬送ガイド3に押圧するべく、下方へ向かって風を送
る役割を持っているのだが、より好ましくは、図3に示
すように、当該送風装置10a、10bからの風が、記
録ヘッド2の記録範囲Aに侵入しない様に、且つ、布帛
1に生じる皺が、布帛1の淵へと送り出される様に、各
々、記録ヘッド2から遠ざかる方向に向かって配置され
ることが望ましい。即ち、送風装置10a、10bは、
布帛1の搬送方向から見た時に、ハの字を描くように配
置されることが好ましい(この時の風の方向を矢印Bと
して示す)。また、送風装置10a、10bからの風
が、記録ヘッド2の記録範囲Aに侵入しない様に、記録
ヘッド2の主走査方向の側面には、防風壁12a、12
bを設けることが好ましい。
【0022】さらに、送風装置10a、10bの下面に
は、当該送風装置10a、10bから温風を送ることを
可能にするべく、加熱装置11a、11bを設けること
にする。この加熱装置11a、11bは、例えば、布帛
1を構成する素材が絹やウール等の動物性繊維の場合
に、これに対応して用いられる酸性インクを布帛1に定
着させるべく、布帛1を50℃程度にまで過熱するため
に設けられるものである。また、当該加熱装置11a、
11bを他の素材に対しても用いることで、布帛1に射
出されたインクをさらに早く乾燥させることができる。
【0023】以上に説明したように、本実施形態におけ
るインクジェットプリンタによれば、記録ヘッドの近傍
に設けられた送風装置によって、布帛を搬送ガイドに押
圧して、これを平坦に矯正することで、布帛に歪みを生
じさせることなく皺を取り除くことができるので、高品
質の画像をプリントすることができる。また、送風装置
や加熱装置は、簡単な構造となっているため、頻繁なメ
ンテナンス作業を行う必要も無い。
【0024】また、送風装置から記録媒体に向かって風
を送ってやることで、布帛に射出されたインクを直ちに
乾燥させることができるので、記録後のインク汚れを防
ぐことができ、高品質の画像をプリントすることができ
る。また、記録直後の布帛を直ぐに巻取り、後処理工程
にまわすこともできる。
【0025】尚、本実施形態におけるインクジェットプ
リンタは、記録媒体を搬送するために搬送ローラや従動
ローラを用いる、所謂“ローラ搬送方式”を採用した場
合を例に採り説明を行ったが、本発明に係るインクジェ
ットプリンタは、記録媒体を搬送するために搬送ベルト
を用いる、所謂“ベルト搬送方式”を採用する場合にも
当然に適応可能なものである。
【0026】[第二の実施形態]図4に、本実施形態に
おけるインクジェットプリンタの概略構成図を示す。同
図に示すように、当該インクジェットプリンタは、主
に、布帛1に記録を行う手段である記録ヘッド2と、布
帛1を支持し、これを搬送方向にガイドする手段である
搬送ガイド3と、記録ヘッド2に設けられ、布帛1を搬
送ガイド3に押圧するための風を発生させる手段である
送風装置10a、10bと、布帛1を搬送する手段であ
る搬送ローラ4及び押さえローラ7と、その他、布帛1
を排出する手段である従動ローラ5等から構成されてい
る。
【0027】記録ヘッド2は、図5に示すように、布帛
1に対してインクを射出するノズル(図示省略)が、布
帛1の搬送方向と直交する方向に布帛1とほぼ同程度の
幅をもって設けられた、所謂、ラインヘッド方式の記録
ヘッドであり、当該記録ヘッド2の布帛1搬送方向に関
する2つの側面には、布帛1を搬送ガイド3に押圧する
ための送風装置10a、10bが、各々設けられてい
る。
【0028】搬送ガイド3は、板状部材から構成され、
その上面は平坦に形成されている。そして、布帛1を搬
送方向にガイドすると共に、これを平坦に支持すること
で、布帛1に発生する皺を抑える役割を持っている。
【0029】搬送ローラ4は、布帛1を搬送する手段で
あって、図示省略の駆動手段によって自身が回転駆動
し、さらに、押さえローラ7と布帛1を挟持することで
布帛1を搬送方向に搬送する仕組みとなっている。
【0030】送風装置10a、10bは、布帛1を搬送
ガイド3に押圧するための風を発生させる手段であっ
て、布帛1は、当該送風装置10a、10bからの風に
よって搬送ガイド3の上面に押圧されることで、平坦に
矯正され歪みを生じることなく皺が取り除かれる仕組み
となっている。また、布帛1に射出されたインクは、当
該送風装置10a、10bからの風によって直ちに乾燥
されることになる。尚、当該送風装置10a、10b
は、双方が設けられることが好ましいのだが、例えば、
何れか一方のみを設けることにしても良い。
【0031】送風装置10a、10bの詳細構成を図6
に示す。送風装置10a、10bは、布帛1を搬送ガイ
ド3に押圧するべく、下方へ向かって風を送る役割を持
っているのだが、より好ましくは、同図に示すように、
当該送風装置10a、10bからの風が、記録ヘッド2
の記録範囲Aに侵入しない様に、且つ、布帛1に生じる
皺が、記録ヘッド2の記録範囲Aの外側へと送り出され
る様に、各々、記録ヘッド2から遠ざかる方向に向かっ
て配置されることが望ましい。即ち、送風装置10a、
10bは、布帛1の搬送方向と直行する方向から見た時
に、ハの字を描くように配置されることが好ましい(こ
の時の風の方向を矢印Bとして示す)。また、送風装置
10a、10bからの風が記録ヘッド2の記録範囲Aに
侵入しない様に、記録ヘッド2の布帛1搬送方向の側面
には、防風壁12a、12bを設けることが好ましい。
【0032】さらに、送風装置10a、10bの下面に
は、当該送風装置10a、10bから温風を送ることを
可能にするべく、加熱装置11a、11bが設けられ
る。この加熱装置11a、11bは、例えば、布帛1を
構成する素材が絹やウール等の動物性繊維の場合に、こ
れに対応して用いられる酸性インクを布帛1に定着させ
るべく、布帛1を50℃程度にまで過熱するために設け
られるものである。また、この加熱装置11a、11b
を他の素材に対しても用いることで、布帛1に射出され
たインクを直ちに乾燥させることができる。
【0033】尚、本実施形態におけるインクジェットプ
リンタは、記録媒体を搬送する方式として、搬送ローラ
によって搬送を行う、所謂“ローラ搬送方式”を採用し
た場合を例に採り説明を行ったが、本発明に係るインク
ジェットプリンタは、記録媒体を搬送する方式として、
搬送ベルトによって搬送を行う、所謂“ベルト搬送方
式”を採用する場合も当然に含むものである。
【0034】以上に説明したように、本実施形態におけ
るインクジェットプリンタによれば、記録ヘッドの近傍
に設けた送風装置から記録媒体に向かって風を送ってや
ることで、布帛を搬送ガイドに押圧して、これを平坦に
矯正して皺を取り除くことができるので、布帛に対して
歪みを生じさせるようなこともなく、布帛の皺や歪みの
発生を防ぐことができ、高品質の画像をプリントするこ
とができる。また、送風装置や加熱装置は、簡単な構造
となっているため、頻繁なメンテナンス作業を行う必要
も無い。
【0035】また、送風装置から記録媒体に向かって風
を送ってやることで、布帛に射出されたインクを直ちに
乾燥させることができるので、記録後のインク汚れを防
ぐことができ、高品質の画像をプリントすることができ
る。また、記録直後の布帛を直ぐに巻取り、後処理工程
にまわすこともできる。
【0036】尚、本発明に係るインクジェットプリンタ
について説明するにあたり、第一の実施形態及び第二の
実施形態においては、記録媒体として布帛を用いた場合
を例に採り説明を行ったが、本発明に係るインクジェッ
トプリンタは、記録媒体として紙等を用いることも当然
に可能に構成されるものである。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係るイ
ンクジェットプリンタによれば、記録ヘッドの近傍に設
けられた送風装置によって、布帛を搬送ガイドに押圧し
て、これを平坦に矯正することで、布帛に対して歪みを
生じさせることなく皺を取り除くことができるので、高
品質の画像をプリントすることができる。また、送風装
置や加熱装置は、簡単な構造となっているため、頻繁な
メンテナンス作業を行う必要も無い。
【0038】また、本発明に係るインクジェットプリン
タによれば、送風装置からの風によって布帛に射出され
たインクを乾燥させることができるので、記録後のイン
ク汚れを防ぐことができ、高品質の画像をプリントする
ことができる。また、記録直後の布帛を直ぐに巻取り、
後処理工程にまわすこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である請求項2に係るインクジェットプ
リンタの一実施形態における概略構成を示す図である。
【図2】図1に示すインクジェットプリンタの概略構成
を示す斜視図である。
【図3】図1及び図2に示すインクジェットプリンタの
記録ヘッド周辺部における詳細構成を示す斜視図であ
る。
【図4】本発明である請求項3に係るインクジェットプ
リンタの一実施形態における概略構成を示す図である。
【図5】図4に示すインクジェットプリンタの概略構成
を示す斜視図である。
【図6】図4及び図5に示すインクジェットプリンタの
記録ヘッド周辺部における詳細構成を示す斜視図であ
る。
【図7】従来のローラ搬送方式によるインクジェットプ
リンタの全体構成を表す図である。
【図8】従来のベルト搬送方式によるインクジェットプ
リンタの全体構成を表す図である。
【符号の説明】
1…布帛 2…記録ヘッド 3…搬送ガイド 3a…吸引穴 4…搬送ローラ 5…従動ローラ 6…搬送ベルト 6a…粘着剤 7…押さえローラ 8…走査ガイド 9…キャリッジ 10a、10b…送風装置 11a、11b…加熱装置 12a、12b…防風壁 F…牽引力 R…抵抗力

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対してインクを射出すること
    で記録を行う記録ヘッドを有するインクジェットプリン
    タにおいて、前記記録ヘッドに近接する位置に前記記録
    媒体を押圧するための送風手段を設けたことを特徴とす
    るインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 記録媒体に対してインクを射出しつつ、
    記録媒体の搬送方向と直交する方向に繰返し移動を行う
    ことで記録を行う記録ヘッドを有するインクジェットプ
    リンタにおいて、前記記録ヘッドの移動方向に関する前
    面及び/又は後面に、前記記録媒体を押圧するための送
    風手段を設けたことを特徴とするインクジェットプリン
    タ。
  3. 【請求項3】 記録媒体に対してインクを射出するノズ
    ルが、記録媒体の搬送方向と直交する方向に記録媒体と
    ほぼ同程度の幅をもって設けられることで、移動を行う
    ことなく記録を行う記録ヘッドを有するインクジェット
    プリンタにおいて、前記記録ヘッドの前記記録媒体搬送
    方向上流位置及び/又は下流位置に、前記記録媒体を押
    圧するための送風手段を設けたことを特徴とするインク
    ジェットプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記送風手段は、前記記録媒体を押圧す
    るための風が前記記録ヘッドから遠ざかる方向へ向かう
    ように配置されることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3の何れか一項に記載のインクジェットプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記記録媒体を押圧するための風を加熱
    する加熱手段をさらに有することを特徴とする請求項1
    乃至請求項4の何れか一項に記載のインクジェットプリ
    ンタ。
  6. 【請求項6】 前記送風手段による風が前記記録ヘッド
    の記録範囲内に侵入することを防ぐ防風壁をさらに有す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一項
    に記載のインクジェットプリンタ。
  7. 【請求項7】 前記記録媒体は、布帛であることを特徴
    とする請求項1乃至請求項5の何れか一項に記載のイン
    クジェットプリンタ。
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