JP3810852B2 - 後処理装置並びにインクジェット布帛捺染装置 - Google Patents

後処理装置並びにインクジェット布帛捺染装置 Download PDF

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    • B41J3/407Typewriters or selective printing or marking mechanisms characterised by the purpose for which they are constructed for marking on special material
    • B41J3/4078Printing on textile

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインクジェットによって捺染された布帛の後処理装置並びにインクジェット布帛捺染装置に関し、特に、昇華型染料のインク等で捺染された布帛の加熱による後処理を行う装置の改良並びにそれを用いたインクジェット布帛捺染装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
プリント織布の捺染には従来スクリーン捺染装置が使用されてきたが、近年インクジェットプリンタの発達に伴い、特開昭50−59108号公報や特開昭54−18975号公報に見られるように、インクジェットプリンタを布帛の捺染に応用しようとする試みがなされている。
【0003】
カラー作画を行うときは例えばY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シアン)、K(クロ)の4原色のインクが用いられる。これら4原色毎にインクヘッドが設けられ、各インクヘッドから吹きつけられたインクドットの組合せによって多様な色彩が表現される。
【0004】
インクヘッドは所定のドットピッチでインクを噴射しながら布帛の表面を走査する。インクヘッドは複数個のノズルを有し1走査で所定幅の帯領域を捺染する。同一の帯領域が各色のインクヘッドで順番に走査されインクドットの色の組合せが形成される。各インクヘッドの各ノズルからのインクの噴射は原画データに基づいてコンピュータによって制御され、原画の複製が布帛上にプリント(作画)される。
【0005】
布は絹、ウール、木綿等の天然繊維のものからポリエステル、アクリル、ナイロン等の合成繊維のものまで種類が多い。このような布帛の種類の違いに合わせてそれぞれ適切なインクが選ばれる。例えば、木綿等の植物性繊維に対しては反応性染料のインクが用いられ、ポリエステル等の合成繊維に対しては分散染料のインクが用いられる。
【0006】
インクジェット捺染された布帛に対しては染料の発色および繊維への定着のために後処理(熱処理)が施こされる。熱処理手段を備えたインクジェット布帛捺染装置の従来例が特開平3−104977号公報に示されている。
【0007】
同公報に示された装置は、インクジェットで捺染した布帛を捺染部の下流に配置した蒸気を使用した熱処理部により布帛の搬送に伴って連続的に熱処理するように構成されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
蒸気で加熱する熱処理装置は、蒸気発生手段、布帛が搬入される蒸気チャンバおよびそこに蒸気を循環させる蒸気循環手段等を備えなければならない。このため、必然的に装置が複雑化かつ大型化し、またエネルギー消費量に対する熱処理の効率が悪い。
【0009】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的は、エネルギー効率の良い熱処理を行う布帛の後処理装置並びにインクジェット布帛捺染装置を実現することである。
【0010】
また、本発明の他の目的は、構成が簡素化された布帛の後処理装置を実現することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(1)課題を解決するための第1の発明は、インクジェットによって捺染された布帛の後処理装置において、インクジェットによって捺染された側の布帛の面に接触して布帛を加熱する加熱手段を具備することを特徴とする後処理装置である。
【0015】
課題を解決するための第の発明によれば、インクジェットによって捺染された側の布帛の面を発熱体に接触させて加熱するようにしたので、迅速で効率の良い加熱が行え、それによって、エネルギー効率の良い熱処理を行う布帛の後処理装置を実現することができ、また、構成の簡素化された布帛の後処理装置を実現することができる。
【0016】
課題を解決するための第の発明において、前記加熱手段は、インクジェットによって捺染された側の布帛の面がインクジェット捺染後最初に接触するように構成されることが、インク擦れのない品質の良い仕上がりを得る点で好ましい。
【0017】
また、課題を解決するための第の発明において、前記加熱手段の近傍に排気手段を設けることが、インクの昇華に伴って発生するガスを排気する点で好ましい。
【0018】
また、課題を解決するための第の発明において、前記加熱手段は熱処理ローラを用いて構成されることが、構成を簡素化する点で好ましい。
この場合、前記熱処理ローラは、インクジェット捺染時の前記布帛の搬送に実質的に同期して前記布帛を搬送することが、後処理を円滑に行う点で好ましい。
【0019】
また、前記熱処理ローラに接触する前記布帛の長さを変える可変手段を設けることが、熱処理の程度を調整する点で好ましい。
また、前記熱処理ローラに接触して回動するエンドレスベルトを設け、前記エンドレスベルトと前記熱処理ローラの間に挟んで前記布帛を搬送するように構成することが、枚葉の布帛を導布等を用いずに熱処理する点で好ましい。
【0020】
また、前記熱処理ローラに接触して回転するローラを前記熱処理ローラの周に沿って複数個設け、前記ローラと前記熱処理ローラの間に挟んで前記布帛を搬送するように構成することが、簡素化された構成により枚葉の布帛を導布等を用いずに熱処理する点で好ましい。
【0021】
また、前記熱処理ローラの表面を清掃する清掃手段を設けることが、品質の良い後処理を行う点で好ましい。
また、前記清掃手段は不織布を用いて前記熱処理ローラの表面を拭くように構成しても良い。清掃手段を不織布とすることで前記熱処理ローラに接触しても傷みにくくなるので、長期間にわたって汚れの除去を行える点で好ましい。
【0022】
)課題を解決するための第の発明は、布帛を搬送機構で搬送しプリンタヘッドからのインクジェットによって前記布帛を捺染するインクジェット布帛捺染装置において、インクジェットによって捺染された側の布帛の面に接触して布帛を加熱する加熱手段を具備することを特徴とするインクジェット布帛捺染装置である。
【0023】
課題を解決するための第の発明によれば、インクジェットによって捺染された側の布帛の面を発熱体に接触させて加熱するようにしたので、迅速で効率の良い加熱が行え、それによって、エネルギー効率の良い熱処理を行うインクジェット布帛捺染装置を実現することができる。
【0024】
課題を解決するための第の発明において、前記加熱手段は、インクジェットによって捺染された側の布帛の面がインクジェット捺染後最初に接触するように構成されることが、インク擦れのない品質の良い仕上がりを得る点で好ましい。
【0025】
また、課題を解決するための第の発明において、前記加熱手段の近傍に排気手段を設けることが、インクの昇華に伴って発生するガスを排気する点で好ましい。
【0026】
また、課題を解決するための第の発明において、前記加熱手段は熱処理ローラを用いて構成されることが、構成を簡素化する点で好ましい。
この場合、前記熱処理ローラは、インクジェット捺染時の前記布帛の搬送に実質的に同期して前記布帛を搬送することが、後処理を円滑に行う点で好ましい。
【0027】
また、前記熱処理ローラに接触する前記布帛の長さを変える可変手段を設けることが、熱処理の程度を調整する点で好ましい。
また、前記熱処理ローラに接触して回動するエンドレスベルトを設け、前記エンドレスベルトと前記熱処理ローラの間に挟んで前記布帛を搬送するように構成することが、枚葉の布帛を導布等を用いずに熱処理する点で好ましい。
【0028】
また、前記熱処理ローラに接触して回転するローラを前記熱処理ローラの周に沿って複数個設け、前記ローラと前記熱処理ローラの間に挟んで前記布帛を搬送するように構成することが、簡素化された構成により枚葉の布帛を導布等を用いずに熱処理する点で好ましい。
【0029】
また、前記熱処理ローラの表面を清掃する清掃手段を設けることが、品質の良い後処理を行う点で好ましい。
また、前記清掃手段は不織布を用いて前記熱処理ローラの表面を拭くように構成しても良い。清掃手段を不織布とすることで前記熱処理ローラに接触しても傷みにくくなるので、長期間にわたって汚れの除去を行える点で好ましい。
【0030】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1に本発明の実施の形態の一例の装置の構成を示す。本装置の構成によって本発明の装置の実施の形態の一例を示す
【0031】
図1において、元巻10から巻ほどかれた布帛11がローラ20および30の回転によって矢印の方向に搬送されるようになっている。ローラ20および30は円筒形をなしている。ローラ20および30は軸方向(図1の紙面に垂直な方向)に布帛11の幅を越える長さを持っている。
【0032】
ピンチローラ40は布帛11をローラ20に押し付けるようになっている。ピンチローラ40もローラ20と同じ長さの円筒形のローラである。ピンチローラ40による押し付けによってローラ20の搬送力が布帛11に的確に伝えられる。
【0033】
布帛11はローラ20の回転速度に対応した搬送速度で搬送される。ローラ30はローラ20と同じ速度で回転し布帛11を搬送する。ローラ20,30およびピンチローラ40は本発明における搬送機構の実施の形態の一例である。ローラ20と30の間には作画テーブル50が設けられる。布帛11は作画テーブル50の上を搬送される。
【0034】
プリンタヘッド60は作画テーブル50の上で布帛11と対向し、インクを噴射して布帛11を捺染するようになっている。プリンタヘッド60はヘッドキャリッジ61に搭載されている。プリンタヘッド60は本発明におけるプリンタヘッドの実施の形態の一例である。
【0035】
ヘッドキャリッジ61は図示しない駆動手段によって駆動され、布帛11の表面を図1の紙面に垂直な方向に走査するようになっている。ヘッドキャリッジ61の1走査毎に布帛11は一定距離ずつステップ的に搬送される。ヘッドキャリッジ61は走査を行わないときは布帛11の表面を外れた待機位置(ホームポジション)で待機する。
【0036】
図2にプリンタヘッド60における単位ヘッドの配列を示す。図2はプリンタヘッド60をインク噴射ノズルに面して見た図である。図2においてx方向がプリンタヘッド60の走査方向、y方向が布帛11の搬送方向である。
【0037】
図2において、イエローヘッドY、マゼンタヘッドM、シアンヘッドCおよびクロヘッドKはいずれも同一寸法の矩形の単位ヘッドであり、それらが対角線の方向に配列されている。
【0038】
1つの単位ヘッドのノズル面は例えば図3に示すようになっている。図3において、ノズルNZLが32個ずつ2列に形成されている。各列のノズルのピッチは例えば140μmであり、かつ2つの列は半ピッチずつずらして形成される。これによって、全体として70μmピッチの64個のノズルが形成される。
【0039】
図1に戻って、ローラ30を通過したプリント済みの布帛11はローラ81と82の間で熱処理ローラ80に接触して搬送され巻取り枠90に巻き取られるようになっている。熱処理ローラ80はローラ20および30に実質的に同期して布帛11を搬送する。
【0040】
熱処理ローラ80、ローラ81および82は、何れも円筒形のローラであり、紙面に垂直な方向に布帛11の幅を越える長さを持っている。これら熱処理ローラ80、ローラ81および82よって後処理装置800が構成される。後処理装置800は本発明における後処理装置の実施の形態の一例である。熱処理ローラ80は本発明における加熱手段の実施の形態の一例である。また、熱処理ローラ80は本発明における発熱体の実施の形態の一例であり、熱処理ローラの実施の形態の一例でもある。
【0041】
熱処理ローラ80は例えば図4に断面図で示すように内部に赤外ランプ、遠赤外ランプまたは電気ヒータ等からなる熱源HGを有する中空のローラRRで構成される。ローラRRの表面はハードクロームメッキやフッ素樹脂被覆が施されあるいはアルミローラの場合はアルマイト処理がなされて表面保護膜の形成がなされている。
【0042】
このようなローラRRの両端がベアリングBGで支承され、かつ一端にプーリPLが取り付けられここに回転力が伝えられる。また熱源HGには電源PWから電力が供給される。
【0043】
図1に戻って、熱処理ローラ80は破線で示すように図の左方向に退避できるように構成されており、最初はこの状態で布帛11をローラ81および82に掛け渡し、次に熱処理ローラ80を押し戻して所定位置にセットする。
【0044】
これによって布帛11が熱処理ローラ80の例えば半周にわたって巻き着付けられた状態となり、熱処理ローラ80との接触によって加熱されるようになる。なお、熱処理ローラ80に巻き付けられる布帛11の長さ、すなわち接触長はローラ82の位置を破線で示すように変えることによって調節できるようになっている。このローラ82の位置を変える手段は本発明における可変手段の実施の形態の一例である。
【0045】
ここで、熱処理ローラ80は布帛11のインクジェットが吹き付けられた側の面に接触するようになっている。このため、布帛11に付着したインクが直に加熱され、迅速で熱効率の良い加熱が行えるようになる。このような加熱により、例えば分散染料が昇華して布帛11の繊維に入り込むとともにインクの溶剤が蒸発して発色と定着が行われる。
【0046】
熱処理ローラ80は布帛11のインクジェットが吹き付けられた側の面に最初に接触するローラとなるように構成されている。したがって、布帛11のインクジェットが吹き付けられた側の面は熱処理ローラ80に接触する前はどこにも接触しない。
【0047】
このため、定着前のインクが擦れてプリントされた絵柄を汚すということがない。なお、熱処理ローラ80に接触したときは加熱により定着作用が始まるのでインクが擦れることはない。これによって品質の良いプリントの仕上がりを得ることができる。
【0048】
布帛11が熱処理ローラ80を通過する時間は1〜10分、熱処理温度すなわち熱処理ローラ80が布帛11と接触する部分の温度は150〜220°Cの範囲に設定される。これらの範囲の下限を下回るとインクの定着が不十分となり、上限を越えるとインクの変色等が生じ、いずれも品質の良い仕上がりにならない。この後処理装置800は主としてポリエステル等の合成繊維からなる布帛の後処理に適する。
【0049】
図5に、本発明の実施の形態の他の例の構成を示す。図5において、ローラ20とピンチローラ40は図1に示したものと同様なものである。ローラ20とピンチローラ40から繰り出される布帛11は、順番に配置されたローラ31,32,33および34によって搬送されるように構成されている。
【0050】
ここで、ローラローラ32と33により形成される布帛搬送面に対して、その前後に隣接する布帛搬送面、すなわちローラ32と31で形成される布帛搬送面およびローラ33と34で形成される布帛搬送面が角度θをなすように各ローラが配置されている。
【0051】
このようにすることで、全体としてやや上方に張り出した布帛搬送経路が形成される。すなわち、例えば布帛11の搬送経路はローラ32と33の間で水平となり、ローラ32と31の間では左に下がり、ローラ33と34の間では右に下がる。
【0052】
このような搬送経路の形状に由来して、布帛11はやや張り気味に搬送される。このため、ローラ32と33の間の水平部分では布帛11の平面性が良くなり、図1の場合のような作画テーブル50が不要になる。
【0053】
ローラ34を経た後の布帛11は図1の場合と同様に、後処理装置800においてローラ81と82の間で熱処理ローラ80の周に接触して熱処理され、巻取り枠90によって巻き取られる。
【0054】
後処理装置800では、布帛11が熱処理ローラ80に確実に接触するように、布帛11に5kg/1m幅以上の張力をかける。なお、張力が強すぎると布帛11の伸び等が発生するので10kg/1m幅程度以下とするのが良い。
【0055】
ここで、布帛11が熱処理ローラ80に最初に接触する部分にはローラ801が押し付けられるようになっている。ローラ801は例えばゴムでできたローラであり、その弾力によって布帛11を熱処理ローラ80に密接させるようにしている。
【0056】
これによって、布帛11が熱処理ローラ80に最初に接触する部分における布帛11の温度上昇が急峻になるので、インクが急速に乾燥してインクの擦れが防止される。なお、布帛11を最初に熱処理ローラ80に掛けるときはローラ801は破線で示すように退避位置に退避できるようになっている。
【0057】
熱処理ローラ80の布帛11に接触しない部分には、清掃手段100を設けるようにしても良い。清掃手段100は本発明における清掃手段の実施の形態の一例である。
【0058】
清掃手段100は拭き取り布101を押し当てて熱処理ローラ80の表面を拭き取るように構成されている。すなわち、拭き取り布101は例えばエアシリンダ等のアクチュエータ102によって押し出されるパッド103の先に取り付けられ、熱処理ローラ80の表面に押し当てられるようになっている。アクチュエータ102はエアシリンダが簡便な点で好ましいが電動式あるいは機械式のものでも良い。
【0059】
拭き取り布101としては不織布または木綿布が用いられる。不織布は丈夫で熱処理ローラ80に接触しても痛みにくいので長期間にわたって使用できる点で好ましい。木綿布は安価な点で好ましい。
【0060】
アクチュエータ102とパッド103は一体として図示しない掃引手段により熱処理ローラ80の軸方向に掃引され表面の清掃を行うようになっている。この構成は比較的少面積の拭き取り布101で清掃できる点で好ましい。
【0061】
なお、パッド103を熱処理ローラ80と同じ長さになるように構成し熱処理ローラ80の全面を一度に拭くようにしても良い。その場合アクチュエータ102とパッド103の掃引手段が不要になる点で好ましい。
【0062】
図6に、後処理装置800の他の構成の例を示す。図6に示す構成は枚葉の布帛、すなわち、所定寸法のシート状に裁断され1枚ずつプリントされる布帛11’の後処理に対応できるようにしたものである。
【0063】
図6において、熱処理ローラ80にはローラ802,803,804および805に掛け回されたエンドレスベルト806が接触しており、熱処理ローラ80の回転にともなってエンドレスに周回運動をするようになっている。エンドレスベルト806は本発明におけるエンドレスベルトの実施の形態の一例である。
【0064】
プリント済みの枚葉の布帛11’は例えば布載せ台等の適宜の給布手段(図示せず)を介して熱処理ローラの右上部からプリント面を下にして供給され、エンドレスベルト806と熱処理ローラ80の間に挟まれ、エンドレスベルト806で熱処理ローラ80にプリント面が押し付けられ、熱処理ローラ80で加熱されながら搬送される。布帛11’は熱処理後に受け皿200上に排出される。
【0065】
このようにして、エンドレスベルト806を利用することにより、布帛11’が枚葉の布帛、すなわちカットシート状の布帛であっても導布等を用いることなく的確に搬送して熱処理を行うことができる。勿論、枚葉の布帛に限らず連続的な帯状の布帛の熱処理にも利用することができる。
【0066】
なお、ローラ805は軸位置を揺動可能なように構成し、エンドレスベルト806と熱処理ローラ80の接触長、すなわち熱処理長さを調節可能にするようにしても良い。また、熱処理ローラ80には図5に示したような清掃手段100を組み合わせるようにしても良い。
【0067】
図7に、枚葉の布帛に対応する後処理装置の他の構成の例を示す。この構成はエンドレスベルトを用いずに、ローラ802’〜805’を熱処理ローラ80に直に接触させるようにしたものである。ローラ802’〜805’は本発明におけるローラの実施の形態の一例である。
【0068】
この構成において、右上部から図示しない給布手段によって供給された枚葉の布帛11’がローラ802’と熱処理ローラ80に挟まれて引き込まれる。ローラ802’を軸位置が上下に移動可能なように構成し、布帛11’が供給されるとき瞬間的に熱処理ローラ80との間に適宜の隙間をあけて、布帛11’の引込みを円滑にするようにしても良い。以後、布帛11’は順次ローラ803’〜805’によって押さえられ、熱処理ローラ80に接触して加熱搬送され、受け皿200上に排出される。
【0069】
このようにして、布帛11’が枚葉の布帛、すなわちカットシート状の布帛であっても導布等を用いることなく的確に搬送して熱処理を行うことができる。この後処理装置はエンドレスベルトを用いない分だけ図6に示すものよりも構成が簡素化され低コストになる点で好ましい。この構成も連続布帛の後処理に利用できることはいうまでもない。また、熱処理ローラ80には図5に示したような清掃手段100を組み合わせるようにしても良い。
【0070】
熱処理によって分散染料が昇華するときガスが発生する。染料の種類によってはガスが臭気を発することがある。そのような場合には熱処理ローラの近傍に排気手段を設け発生したガスを室外に排出するようにする。
【0071】
図8に、排気手段を設けた後処理装置の一例を示す。図8において、図1と同様の部分には同一の符号を付し説明を省略する。熱処理ローラ80の右側すなわち布帛11が巻き付けられる側には、ローラ81の上流からローラ82の下流までを覆うカバーCVRが設けられる。
【0072】
カバーCVRは排気口VNTを有する。排気口VNTには図示しない配管によってポンプPMPが接続され、それによってカバーCVR内の気体の吸引が行われるようになっている。カバーCVRおよびポンプPMPは、本発明における排気手段の実施の形態の一例である。
【0073】
ポンプPMPの吸引にともなって布帛11の左側から空気が布帛11を通してカバーCVRの内部に引き込まれ内部で発生したガスとともに室外に排出される。このような空気の流れによって臭気が室内に漏れるのが防止される。この構成はカバーCVRを片側に設けるだけで良く構成が簡素化される点で好ましい。
【0074】
カバーCVRの内部において、排気口VNTの前面にはパンチ板PNCが設けられる。パンチ板PNCは全面に多数のパンチ穴が穿たれた板である。
このようなパンチ板PNCを設けることにより、ポンプPMPによる吸引作用がパンチ板PNCの全面にわたって均一化される。これによって、カバーCVR内の気体が均一に吸引され、局部的にガスが滞留するようなことがない。ここで、パンチ板はパンチ穴の大きさや位置を選ぶことにより均一性が調整できる点で好ましい。
【0075】
なお、パンチ板PNCに代えて、多数のスリットが設けられたスリット板を用いるようにしても良い。スリットの方向は任意で良い。スリット板はパンチ板に比べて加工が容易な点で好ましい。
【0076】
熱処理ローラ80の他方の側(排気口VNTとは反対側)をも、例えば図9に示すようにカバーCVR’で覆うように構成すると、臭気漏れ防止をより徹底することができる。図9において、図8と同様の部分には同一の符号を付し説明は省略する。
【0077】
このようにカバーCVRとCVR’で全体を覆った場合、ポンプPMPの吸引によりカバーCVRとCVR’の内部がその外側よりも負圧となり臭気が外部に漏れることがない。
【0078】
カバーCVR’は下部に蝶番HNJを有し、それによって底板BTMが開閉できるようになっている。これによって、布帛11を最初にローラ81,82に掛け渡すときは、熱処理ローラ80を左に退避させて底板BTMを開けば、布帛11を真っ直ぐ通すことができるようになり、作業がし易くなる。
【0079】
また、カバーCVR,CVR’の下部の出口付近には固定のローラ82’が設けられ、熱処理条件を調整するためにローラ82を移動させたときの布帛11の支点を形成するようになっている。
【0080】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、課題を解決するための第1の発明によれば、インクジェットによって捺染された側の布帛の面を発熱体に接触させて加熱するようにしたので、迅速で効率の良い加熱が行え、それによって、エネルギー効率の良い熱処理を行う布帛の後処理装置を実現することができ、また、構成の簡素化された布帛の後処理装置を実現することができる。
【0082】
また、課題を解決するための第の発明によれば、インクジェットによって捺染された側の布帛の面を発熱体に接触させて加熱するようにしたので、迅速で効率の良い加熱が行え、それによって、エネルギー効率の良い熱処理を行うインクジェット布帛捺染装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態の一例の装置の構成を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態の一例の装置におけるプリンタヘッドの構成を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態の一例の装置におけるプリンタヘッドの単位ヘッドの構成を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態の一例の装置における熱処理ローラの一例の構成を示す断面図である。
【図5】 本発明の実施の形態の一例の装置の構成を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態の一例の装置における後処理装置の一例の構成を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態の一例の装置における後処理装置の一例の構成を示す図である。
【図8】 本発明の実施の形態の一例の装置における後処理装置の一例の構成を示す図である。
【図9】 本発明の実施の形態の一例の装置における後処理装置の一例の構成を示す図である。
【符号の説明】
10 元巻
11,11’ 布帛
20,30,31〜34 ローラ
40 ピンチローラ
50 作画テーブル
60 プリンタヘッド
61 ヘッドキャリッジ
80 熱処理ローラ
81,82,82’ ローラ
801〜805,801’〜805’ ローラ
806 エンドレスベルト
90 巻取り枠
100 清掃手段
200 受け皿
RR ローラ
HG 熱源
BG ベアリング
PL プーリ
PW 電源
CVR,CVR’ カバー
VNT 排気口
PMP ポンプ
HNJ 蝶番
BTM 底板

Claims (20)

  1. インクジェットによって捺染された布帛の後処理装置において、インクジェットによって捺染された側の布帛の面に接触して布帛を加熱する加熱手段を具備することを特徴とする後処理装置
  2. 前記加熱手段は、インクジェットによって捺染された側の布帛の面がインクジェット捺染後最初に接触するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の後処理装置
  3. 前記加熱手段の近傍に排気手段を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の後処理装置。
  4. 前記加熱手段は熱処理ローラを用いて構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の後処理装置。
  5. 前記熱処理ローラは、インクジェット捺染時の前記布帛の搬送に実質的に同期して前記布帛を搬送することを特徴とする請求項4に記載の後処理装置。
  6. 前記熱処理ローラに接触する前記布帛の長さを変える可変手段を設けたことを特徴とする請求項4または5に記載の後処理装置。
  7. 前記熱処理ローラに接触して回動するエンドレスベルトを設け、前記エンドレスベルトと前記熱処理ローラの間に挟んで前記布帛を搬送するように構成したことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1つに記載の後処理装置。
  8. 前記熱処理ローラに接触して回転するローラを前記熱処理ローラの周に沿って複数個設け、前記ローラと前記熱処理ローラの間に挟んで前記布帛を搬送するように構成したことを特徴とする請求項4〜6のいずれか1つに記載の後処理装置。
  9. 前記熱処理ローラの表面を清掃する清掃手段を設けたことを特徴とする請求項〜8のいずれか1つに記載の後処理装置。
  10. 前記清掃手段は不織布を用いて前記熱処理ローラの表面を拭くように構成されていることを特徴とする請求項に記載の後処理装置。
  11. 布帛を搬送機構で搬送しプリンタヘッドからのインクジェットによって前記布帛を捺染するインクジェット布帛捺染装置において、インクジェットによって捺染された側の布帛の面に接触して布帛を加熱する加熱手段を具備することを特徴とするインクジェット布帛捺染装置。
  12. 前記加熱手段は、インクジェットによって捺染された側の布帛の面がインクジェット捺染後最初に接触するように構成されることを特徴とする請求項11に記載のインクジェット布帛捺染装置。
  13. 前記加熱手段の近傍に排気手段を設けたことを特徴とする請求項11または12に記載のインクジェット布帛捺染装置。
  14. 前記加熱手段は熱処理ローラを用いて構成されることを特徴とする請求項11〜13のいずれか1つに記載のインクジェット布帛捺染装置。
  15. 前記熱処理ローラは、インクジェット捺染時の前記布帛の搬送に実質的に同期して前記布帛を搬送することを特徴とする請求項14に記載のインクジェット布帛捺染装置。
  16. 前記熱処理ローラに接触する前記布帛の長さを変える可変手段を設けたことを特徴とする請求項14または15に記載のインクジェット布帛捺染装置。
  17. 前記熱処理ローラに接触して回動するエンドレスベルトを設け、前記エンドレスベルトと前記熱処理ローラの間に挟んで前記布帛を搬送するように構成したことを特徴とする請求項14〜16のいずれか1つに記載のインクジェット布帛捺染装置。
  18. 前記熱処理ローラに接触して回転するローラを前記熱処理ローラの周に沿って複数個設け、前記ローラと前記熱処理ローラの間に挟んで前記布帛を搬送するように構成したことを特徴とする請求項14〜16のいずれか1つに記載のインクジェット布帛捺染装置。
  19. 前記熱処理ローラの表面を清掃する清掃手段を設けたことを特徴とする請求項14〜18いずれか1つに記載のインクジェット布帛捺染装置。
  20. 前記清掃手段は不織布を用いて前記熱処理ローラの表面を拭くように構成されていることを特徴とする請求項19に記載のインクジェット布帛捺染装置。
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