JP2005246734A - インクジェット捺染装置および捺染方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】省スペース化を図ることが可能なインクジェット捺染装置を提供する。
【解決手段】 インクジェット捺染装置801は、前処理が施される前の、天然繊維や合成繊維を織った布帛102が巻かれている元巻101を支持する元巻支持部1と、チューブ202を介して供給される前処理液を1つの流体ノズル201から布帛102に塗布する前処理液塗布部2と、前処理液が塗布された布帛102を乾燥させる前処理液乾燥部3と、インクジェット方式により布帛を捺染する印捺部4と、印捺され、乾燥された布帛102を巻き取る巻取り部6とを有し、前処理液乾燥部3と印捺部4との間の領域102dを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、天然繊維や合成繊維を織った布帛もしくは繊維を編みこんだ布帛に対してインクジェット方式により印刷を行うためのインクジェット捺染装置に関する。
織布の捺染には従来スクリーン捺染装置が使用されてきたが、近年インジェットプリンタの発達に伴い、特許文献1および特許文献2に開示されているように、紙へのプリンタ装置を布帛の捺染装置に応用しようとする動きが見られる。その中には、特許文献3のように、従来の布への前処理工程、印捺工程、染料の発色定着工程を単に一環ライン化しただけの大型の装置なども開示されている。
特開昭50−59108号公報 特開昭54−18975号公報 特開平8−311782号公報
これら従来の方式は、前処理剤を布地の表面に均一に配置するために前処理剤の水溶液が用いられる。この前処理剤の塗布方法として代表的なのが、布地を前処理剤水溶液の中を潜らせる浸漬法である。
しかしながら、浸漬法の場合、前処理液が必要以上に多量に布地に付与される。前処理剤が付与されて濡れた状態のままの布地では印捺工程で画像のにじみ、発色不良、定着不良の原因になるため、余分な前処理液を乾燥させる必要がある。乾燥を早めるためには、まず、余分な前処理液を絞る工程および装置が必要となり、さらに自然乾燥では乾燥時間がかかりすぎるため、多量の熱量を必要とする乾燥工程および装置を設けなければならなかった。
この浸漬法に対し、前処理液とエアーを混ぜた混合気体を布地に対して噴霧するスプレー方式では、混合気体の粒子サイズを10ミクロン程度にまで微細にすることで、前処理液の付与量を低減させて、乾燥時間の短縮化を図ることができ、よって、環境影響から要求される省エネルギ化を図ることができる。
しかしながら、スプレー方式の場合、エアーとの微細な混合気体であるために前処理液の飛散が激しい。この前処理液の飛散を防ぐためには、装置筐体を密閉構造とし、前処理液の混合気体を排気ダクト等を通して吸引して別に設けた処理槽等に沈殿させなければならない。
このように、どちらの方法も大きな付帯設備が必要となるため、高価な装置となり、どこにでも設置可能なコンパクトな装置とするのが困難であった。
また、従来、次工程の発色定着工程を実行するまで、前処理液の塗布された布帛を保管するためのスペースも必要であった。
一方、インクジェットプリンタにおけるインクの種類に着目すると、染料インクだけでなく、近年顔料インクが用いられるようになってきた。
染料インクの場合、印捺後に発色定着工程、洗濯工程と多くの後処理工程が必要であり、インクジェット捺染プリントを用いての、観光地や街角でのオンデマンドの要望に応じられなかった。
これに対して、近年顔料によるインクジェット捺染技術が提案されている。例えば、ガラス転移温度が35℃〜45℃である熱可塑性の疎水性樹脂および分子量900以下の低分子カチオン系界面活性剤により構成されている前処理剤を塗布した布地に、アニオン性基を有する分散剤および顔料を含むインクを吐出し画像形成する方法等である。すなわち、顔料インクを用いるインクジェット捺染技術によれば、固着は加熱等で行われるため、発色のためのスチーマや洗濯等の工程が不要となる。これにより、真のオンデマンド化が可能となりつつあるが、このためには、安価、コンパクトな前処理機能付きインクジェット捺染装置が必要となる。
そこで本発明は、上記課題に鑑み、設置に際しての省スペース化を図ることが可能なインクジェット捺染装置を提供することを第1の目的とする。
また、にじみの少ない高解像度で捺染可能なインクジェット捺染装置を提供することを第2の目的とする。
上記目的を達成するため本発明のインクジェット捺染装置は、インクジェットヘッドの吐出口よりインクを吐出して布帛を印捺する処理を行う印捺手段を有するインクジェット捺染装置において、前処理液を微細な粒状にして布帛に塗布する流体ノズルを有する前処理手段と、前記前処理手段により前処理液が塗布された布帛を前記印捺手段へ搬送する搬送手段とを有し、印捺手段は前処理手段から連続的に供給される、前処理液が塗布された布帛に印捺することを特徴とする。
上記構成のインクジェット捺染装置は、前処理手段で前処理された布帛が印捺手段へ連続的に搬送される構成とし、前処理工程と印捺工程とを一連の動作で行うことができる構成としている。そして、前処理手段の構成を、流体ノズルから前処理液を塗布する構成としている。このため、前処理手段と印捺手段とが別体とされ、前処理工程と印捺工程とが一連の動作で行われない構成に比べて、また、前処理手段が、微小な流体ノズルではなく塗布ローラ等で構成される場合に比べて、設置スペースが少なくて済む。また、流体ノズルを用いることで布帛に塗布される前処理液の量が浸漬法によって布帛に付着させられる前処理液の量に比べて少なくなるので、前処理液を絞り出す装置を備える必要がない。また、流体ノズルを用いた場合、スプレーを用いた場合に比べて前処理液の飛散が減少するため、前処理液の飛散を防ぐために排気ダクトや処理槽等を設ける必要が無くなり、装置をより安価かつコンパクトな構成にすることが可能になる。以上より、インクジェット捺染装置を安価かつコンパクトな構成にすることが可能になる。
また、本発明のインクジェット捺染装置における前処理手段は、流体ノズルを布帛の幅方向に往復移動させる移動手段とを有し、移動手段は布帛の幅を検知する幅検知手段を有するものであってもよい。この構成によれば、前処理液が布帛の幅の分だけ塗布されるので、布帛の幅を越えて無駄に前処理液の塗布が行われることを防止することができるとともに、乾燥エネルギの省力化を可能としている。
また、本発明のインクジェット捺染装置における前処理手段は、前処理液が塗布された布帛を乾燥させる処理を行う前処理液乾燥手段を有し、印捺手段は印捺された布帛を巻き取る巻取り手段を有するものであってもよい。この構成によれば、前処理液乾燥手段により余分な前処理液を乾燥させて好適な状態の布帛を印捺手段に供給でき、さらに、印捺後、巻取り手段にて巻き取ることで布帛をロール状に形成することができる。このため、次工程の発色定着工程にロール状にして簡単に運搬でき、ロール状のため前処理された布帛を少ないスペースに保管できるために多量の印捺済み布帛の造り溜めが可能となり、装置以外に必要な印捺済み布帛の保管用にスペースも少なくて済む。また、次工程の発色定着工程は、高温高湿での10分程度放置するスチーミングが一般的に行われるが、この発色定着工程は、多量の蒸気を使用するため、ロール状の布帛によりまとめて行うのが効率的であり、これに対しても効果的である。さらには、布帛の乾燥工程のすぐ後に印捺工程を実行することができることにより、前処理工程から印捺工程への運搬が不要になるだけでなく、運搬時に発生していた汚れがなくなり、前処理工程から一定の時間で印捺を行うため前処理液の劣化等で起こる画像ムラがなくなり、画質が向上できる。
また、本発明のインクジェット捺染装置は、前処理手段と印捺手段との間に布帛を重力方向下方にたるませる領域を有し、この領域の、前処理手段側に布帛を搬送する第1の搬送手段を有し、印捺手段側に布帛を搬送する第2の搬送手段を有するものであってもよい。
さらに、布帛をたるませる領域での布帛のたるみ量が所定の範囲内となるように第1の搬送手段および第2の搬送手段を制御し、たるみ量に応じて前処理手段、前処理液乾燥手段および印捺手段における各処理を制御する制御手段を有するものであってもよい。
また、本発明のインクジェット捺染装置における制御手段は、前処理手段の処理速度を、印捺手段の処理速度よりも速くするように制御するものであってもよい。
また、布帛をたるませる領域に、第1のたるみ量で重力方向下方にたるんだ凸形状の凸状部分を検知する第1の端部検知手段を有し、制御手段は、第1の端部検知手段が凸状部分を検知することで布帛のたるみ量が第1のたるみ量より多くなったことを認識すると、前処理手段における処理および第1の搬送手段による布帛の搬送を中断させるとともに第2の搬送手段により布帛を搬送させ、布帛のたるみ量が第1のたるみ量よりも少ない第2のたるみ量となり、第1の端部検知手段が凸状部分を検知しなくなると、前処理手段における処理および第1の搬送手段による搬送を再開させるものであってもよい。
さらには、布帛をたるませる領域に、第2のたるみ量よりも少ないたるみ量の第3のたるみ量でたるんだ布帛の凸状部分を検知する第2の端部検知手段を有し、制御手段は、第2の端部検知手段が凸状部分を検知しないことで布帛のたるみ量が第3のたるみ量より少なくなったことを認識すると、第2の搬送手段による印捺手段への布帛の搬送を中断させるものであってもよい。
以上のように、前処理手段と印捺手段との間で布帛を適度にたるませることが可能な構成とすることで、前処理手段と印捺手段との間で布帛の引っ張りあうことで生じる副走査倍率の縮みを解消することができ、よって、画像が乱れを防ぐことができるとともに、必要以上に布帛がたるんでしまうことも防止できる。
また、本発明のインクジェット捺染装置は、第1の搬送手段による搬送を解除し、第2の搬送手段による搬送のみとして、前処理手段または印捺手段のいずれか一方のみによる処理を行うものであってもよい。この構成によれば、前処理機のみとして使用する、あるいはプリンタのみとして使用する場合のいずれの場合においても布帛の搬送を第2の搬送手段による搬送のみで行うことができる。
また、本発明のインクジェット捺染装置は、前処理手段と、印捺手段とは分離可能に連結されているものであってもよい。この構成の場合、必要に応じて前処理手段と印捺手段とを分離して用いることも可能である。
また、本発明のインクジェット捺染装置におけるインクジェットヘッドは、インク吐出用の熱エネルギを発生するための熱エネルギ変換体を備えているものであってもよい。
また、印捺手段が染料インクを用いて布帛を捺染する場合には、前処理液は、少なくとも一方がノニオン系界面活性剤又はアニオン系界面活性剤で構成されている撥水剤および水溶性樹脂を含んでいるものであってもよい。
あるいは、印捺手段が顔料インクを用いて布帛を捺染する場合には、前処理液は、ガラス転移温度が所定の温度である熱可塑性の疎水樹脂および分子量が900以下の低分子系界面活性剤を含んでいるものであってもよい。
本発明の捺染方法は、インクジェットヘッドの吐出口よりインクを吐出して布帛を捺染する印捺工程を含む捺染方法において、ノズルから前処理液を布帛に塗布する処理を行う前処理工程と、前処理液が塗布された布帛に対して捺染する印捺工程とが連続的に実行されることを特徴とする。
また、本発明の捺染方法は、前処理工程が、前処理液が塗布された布帛を乾燥させる工程を含むものであってもよい。
また、本発明の捺染方法は、前処理液乾燥工程と印捺工程との間のたるみ領域にて布帛を重力方向下方にたるませる工程と、布帛が第1のたるみ量になると、前処理工程における処理を中断するとともに、布帛をたるみ領域へと搬送するのを中断することでたるみ量が第1のたるみ量より少ない第2のたるみ量となるようにする工程とを含むものであってもよい。
また、本発明の捺染方法は、布帛が、第2のたるみ量よりも少ない第3のたるみ量となると、印捺工程における処理を中断するとともに、布帛をたるみ領域から搬出するのを中断することでたるみ量が第2のたるみ量となるようにする工程を含むものであってもよい。
本発明によれば、前処理工程印捺工程とが一連の動作で実行されると共に、前処理液の塗布に微小な流体ノズルを用いているため、コンパクトな前処理機能付きのインクジェット捺染装置を提供することができる。また、顔料インクを用いることでにじみの少ない高解像度な捺染が可能となる。
図1は本発明の一実施形態に係るインクジェット捺染装置801の全体構成を示す概略図であり、図2は図1に示したインクジェット捺染装置801の布帛移送用の駆動系システムを示す概略構成図である。
本実施形態のインクジェット捺染装置801は、布地処理(前処理)が施される前の、天然繊維や合成繊維を織った布帛102が巻かれている元巻101を支持する元巻支持部1と、チューブ202を介して供給される前処理液を1つの流体ノズル201から布帛102に塗布する前処理液塗布手段である前処理液塗布部2と、前処理液が塗布された布帛102を乾燥させる前処理液乾燥部3と、インク吐出用の熱エネルギを発生するための熱エネルギ変換体を備えているインクジェットヘッド401を有する印捺部4と、印捺部4により布帛102に印刷されたインクの画像を乾燥させる印刷乾燥部5と、印捺され、乾燥された布帛102を巻き取る巻取り手段としての巻取り部6とを有する。
次に、このインクジェット捺染装置801の動作について説明する。
前処理液乾燥部3の後段に設けられた前処理部搬送モータ307の回転力を、タイミングベルト304を介して前処理部搬送ローラ303に伝達してこれを駆動すると、前処理部ピンチローラ306が不図示のばねによって前処理部搬送ローラ303側に付勢され、布帛102が前処理部搬送ローラ303と前処理部ピンチローラ306との間に狭持される。そして、布帛102は、搬送手段を構成する前処理部搬送ローラ303と前処理部ピンチローラ306によって、前処理液を塗布する一定の長さの分だけ元巻支持部1に支持されている元巻101から巻き解かれて、前処理液塗布部2に搬送される。
ここで、図2に示すように、クリーニングローラ103が、布帛102の前処理液塗布面に不図示のばねによって付勢されて接している。このクリーニングローラ103は、前処理液を塗布する前に布帛102の表面の糸けば、糸くずを除去する機能を有する。このクリーニングローラ103は、例えば、粘着テープをローラの表面に巻いて構成されたものや、粘着性を有する超軟質性のゴムをローラの表面に設けて構成されたものであってもよい。前者の構成では、使用によって粘着テープの粘着力が落ちた場合には、その面を剥して次の新しい面を露出させることで、粘着力を回復させることができる。後者の構成では、使用によって粘着力が落ちた場合には、超軟質性のゴムの表面を水洗いして、その表面に付着した糸くず等を取り除くことによって、粘着力を回復させることができる。
図3に、図1に示したインクジェット捺染装置801における前処理液塗布部2の構成をより詳細に示す。
前処理液塗布部2は、正逆回転するモータ203の回転力によってベルト204を回転駆動させると、流体ノズル201を保持する流体ノズル保持部材205が布帛102の幅方向(あるいは主走査方向、布帛102の搬送方向に対して直交する方向)に往復移動して、流体ノズル201が前処理液を布帛102の幅方向に塗布するように構成されている。これらモータ203、ベルト204、および流体ノズル保持部材205は、流体ノズル201を布帛102の幅方向に往復移動させる移動手段を構成している。
流体ノズル保持部材205の下面には、布帛102を検知できる位置に反射型のフォトセンサ206が設けられている。布帛幅検知手段であるこのフォトセンサ206は、流体ノズル部材205が上記のように布帛102の幅方向に往復移動する際に布帛102の端部を検知する。フォトセンサ206は、布帛102の端部を検知すると検知信号をパーソナルコンピュータ704(図4参照)に送信する。
前処理液塗布部2では、布帛102と流体ノズル201とが互いに所定の距離をおいて対向配置されており、流体ノズル201は布帛102が形成する平面の所定範囲に前処理液を塗布することができるように配置されている。布帛102が上記のようにして前処理液塗布部2に搬送されると、インクジェット捺染装置801の外部に設置された圧力タンク(不図示)からチューブ202を通って流体ノズル201に前処理液が供給され、流体ノズル201から布帛102の所定範囲に前処理液が塗布される。
なお、印捺に際して染料インクが用いられる場合には、少なくとも一方がノニオン系界面活性剤又はアニオン系界面活性剤で構成されている撥水剤および水溶性樹脂を含む前処理液が用いられる。一方、顔料インクが用いられる場合には、ガラス転移温度が所定の温度である熱可塑性の疎水樹脂および分子量が900以下の低分子系界面活性剤を含む前処理液が用いられる。
布帛102の前処理液が塗布された領域は、前処理部搬送ローラ303と前処理部ピンチローラ306によって前処理液乾燥部3に搬送され、前処理液乾燥部3に備えられている乾燥補助手段としてのエアーノズル301から吹き付けられる空気によってブローが行われる。このブロー工程によって、前処理液が布帛102上に均一に広げられ、布帛102に染み込ませられる。このとき、余分な前処理液は布帛102の裏側まで通り抜けて布帛102の下方に吹き飛ばされるので、布帛102への前処理液の塗布量が、均一でかつ布帛102を乾燥させやすいように調節される。
次に、前処理液乾燥部3に備えられている簡易的な乾燥手段によって短時間のうちに布帛102の乾燥を行う。本実施形態では、そのような乾燥手段として、複数個のドライヤ302を布帛102の搬送方向と直交する方向に並列に設置している。このドライヤ302には、例えば一般的なヘアドライヤを熱風発生源として用いることが可能である。
前処理液乾燥部3で乾燥された布帛102は、巻取りモータ601によって巻取り部6に巻き取られ、次のインクジェット方式による印捺工程へと送り出されるが、前処理液乾燥部3と印捺部4との間では、印捺速度と前処理速度との速度差を吸収するため、本装置は、布帛102をたるませる領域102dを有する。
前処理液乾燥部3と印捺部4との間の領域102dには、下端センサ407と、下端センサ407の上方に上端センサ406とが配置されている。各センサはそれぞれ透過型のセンサであり、下端センサ407はONとなったときに布帛102のたるみ量が最大である第1のたるみ量102aとなっている状態を出力し、一方、上端センサ406はOFFとなったときに、たるみ量が最小である第3のたるみ量102c(図2中破線の状態)となった状態を出力する。
すなわち、ループ状にたるんだ布帛102の下端が上端センサ406より上方に位置し、たるみ量が最小である第3のたるみ量102cとなると印捺部4の印捺動作を休止し、ループの下端が上端センサ406よりも下になり、第2のたるみ量102b(たるみ量が、第1のたるみ量102aよりも少なく、かつ第3のたるみ量103cよりも多い)となるまで待機状態となる。そして、前処理液塗布部2は、下端センサ407にループの下端が検出され、第1のたるみ量102aとなるまで前処理動作を行う。このようにして、前処理液乾燥部3と印捺部4との間で、印捺速度と前処理速度との速度差が吸収され、布帛102が上端センサ406と下端センサ407の間でループを形成している時は、前処理液塗布部2と印捺部4は、お互い独立で動作を行うことが可能としている。なお、上端センサ406と下端センサ407は高さ調整機構を有しており、たるみ量を変更可能としている。
前処理液乾燥部3と印捺部4との間の領域102dで布帛102を適度にたるませることが可能な構成とすることで、前処理液乾燥部3と印捺部4との間で布帛102の引っ張りあうことで生じる副走査倍率(布帛の搬送方向への倍率)の縮みを解消することができ、よって、画像が乱れを防ぐことができるとともに、必要以上に布帛がたるんでしまうことも防止できる。
また、印捺画像によっては、画像の途中に主走査方向に全く画像データがない領域を持つものなどがあり、この場合、印捺時間を短くするために画像データのない部分は、後述するパーソナルコンピュータ704により布帛102を早送りする制御としている。すなわち、印捺部4の前に布帛102をたるませる領域102dを設け、領域102dでたるんでいる布帛102を早送りすることで前処理液塗布工程の処理時間に印捺工程が影響されずに捺染時間を短縮することができる。
領域102dでたるんだ布帛102を印捺部4へと搬送する構成は、基本的には、元巻101から布帛102を巻き解いて、前処理液塗布部2に搬送する構成と同様である。
印捺部搬送モータ402の回転力を、タイミングベルト404を介して印捺部搬送モータ402に伝達してこれを駆動すると、印捺部ピンチローラ405が不図示のばねによって印捺部搬送ローラ403側に付勢され、布帛102が印捺部搬送ローラ403と印捺部ピンチローラ405との間に狭持される。そして、布帛102は、搬送手段を構成する印捺部搬送ローラ403と印捺部ピンチローラ405によって、インクジェットヘッド401の下方に搬送される。
印捺部4では、印捺部搬送モータ402の回転によってベルト408を介して印捺部搬送ローラ403を回転させ、印捺部ピンチローラ405に不図示のばねによって付勢された圧力により発生した搬送力により布帛102がインジェットの下方に搬送され、インクジェットヘッド401が主走査方向に往復移動可能な不図示の機構を有している。
印捺部4のインクジェットヘッド401は、布帛102とインクジェットヘッド401とが互いに所定の距離をおいて対向配置され、かつ、キャリッジ409に保持され、布帛102の幅方向に往復移動可能に構成されている。インクジェットヘッド401は、その下方に吐出口を有しており、布帛102の幅方向に往復走査されながら吐出口よりインクの吐出して布帛102の幅方向に印捺する。本実施形態の印捺に用いられるインクは、アニオン性基を有する分散剤および顔料を含むインクが好適であるが、染料インクであってもよい。
インクを印捺された布帛102は、巻取り部6に巻き取られる際に、印刷乾燥部5に設けられた乾燥機の前面を通過し、乾燥される。乾燥機としては、温風、輻射熱を利用したものが好ましい。
その後、巻取り部6が有している巻取りモータの駆動させるにより巻き取られる。
図1および図4に示すように、巻取り部6は、巻取りモータ601の軸上にトルクコントローラ602を配置し、トルクコントローラ602の軸上に駆動ギア603を有し、また、従動ギア604を巻取り軸605の軸線上に有しており、駆動ギア603と従動ギア604とが噛み合うように構成している。巻取り部6は、巻取りモータ601の回転力を巻取り軸605に伝達して巻取り力を発生させているが、巻取りモータ601と巻取り軸605との間にトルクコントローラ602を配置し、布地に無理な力(4Nm以上)がかからない構成としている。
次に、図4に、本実施形態の捺染システムの全体構成図を示す。
本実施形態の捺染システムは、インクジェット捺染装置801と、インクジェット捺染装置801にデータを転送するインターフェースケーブル706、インターフェースケーブル707で接続されたパーソナルコンピュータ704、LAN705で接続されているパーソナルコンピュータ701、702、703にて構成されている。なお、LAN705上のパーソナルコンピュータ701、702、703は説明上3台にしているが、LAN705に接続可能であれば何台でも増やすことは可能である。また、設置場所は、インクジェット捺染装置801とパーソナルコンピュータ701、702、703が接続できれば、特に問わない。
インクジェット捺染装置801に接続されたパーソナルコンピュータ704は、前処理液塗布部2、前処理液乾燥部3および印捺部4の動作制御の他、前処理部搬送モータ307、印捺部搬送モータ402、および巻取りモータ601の動作制御を行う。
パーソナルコンピュータ704は、印捺部4のインクジェットヘッド401に印捺するための信号を送信して、印捺動作を制御し、また、フォトセンサ206から検知信号を受信すると、布帛の幅を越えて無駄に前処理液の塗布が行われないように(換言すれば、布帛の幅領域のみに前処理液の塗布が行われるように)、前処理液塗布部2による前処理液の塗布動作を制御する。
さらに、パーソナルコンピュータ704は、上端センサ406および下端センサ407からの入力に応じて、上述したように、前処理液塗布部2、印捺部4、および各モータの動作を調整して領域102dにおける布帛102のたるみ量を調整する。
すなわち、パーソナルコンピュータ704は、下端センサ407が布帛102の、たるんで重力方向下方に凸形状となった凸状部分を検知してONとなることで布帛102のたるみ量が第1のたるみ量102aより多くなったことを認識する。この状態を認識すると、パーソナルコンピュータ704は、前処理液塗布部2における処理を中断させ、かつ前処理部搬送ローラ305、前処理部ピンチローラ306、前処理部搬送モータ307による布帛102の搬送を中断させる。また、これとともに印捺部搬送モータ402、印捺部搬送ローラ403および印捺部ピンチローラ405により布帛102を搬送させて布帛102のたるみ量が第2のたるみ量102bとなることで下端センサ407が布帛102の凸状部分を検知せずにOFFとなると、前処理液塗布部2における処理および前処理部搬送ローラ305、前処理部ピンチローラ306、前処理部搬送モータ307による布帛102の搬送を再開させる。
また、パーソナルコンピュータ704は、上端センサ406が布帛102の凸状部分を検知せずにOFFとなることで布帛102のたるみ量が第3のたるみ量より少なくなったことを認識すると、印捺部搬送モータ402、印捺部搬送ローラ403および印捺部ピンチローラ405による印捺部4への布帛102の搬送を中断させる。
また、パーソナルコンピュータ704に布帛102の幅を入力することでパーソナルコンピュータ704側から前処理液の塗布範囲(幅、長さ)を指定して、前処理液塗布部2による前処理液の塗布動作を制御することも可能である。この場合には、パーソナルコンピュータ704は布帛102の幅を入力する布帛幅入力手段としても機能することとなる。また、この場合には、パーソナルコンピュータ704は、前処理液乾燥部3の乾燥処理幅を前処理液の塗布範囲に連動して切り替えるように制御する。具体的には、パーソナルコンピュータ704は、駆動するドライヤ302を前処理液の塗布範囲に連動して選択する。
図5は、不図示の機構により前処理部ピンチローラ306を上方(図中矢印A方向)に待避させ、前処理部搬送ローラ305とによる布帛102の挟持を解除した状態を示す図である。
この状態であれば、元巻き部1に、予め前処理、乾燥しておいたロール状の布帛をセットしておけば、インジェット捺染プリンタのみとして使用可能となる。また、元巻き部1に前処理されていない布帛をセットして、印捺部4による印捺を停止すれば、前処理機のみとしての使用が可能になる。切り替えは、パーソナルコンピュータ704によるものであってもよいし、あるいは機械式のスイッチでも構わない。
図6は、インクジェット捺染装置801を、前処理液乾燥部3と印捺部4側とに分離した状態を示す図である。
図1に示すように、前処理液乾燥部3の脚部には貫通穴903が形成された連結プレート902が設けられており、また、印捺部4の脚部にも穴部904が形成されている。本実施形態のインクジェット捺染装置801は、連結軸901を、連結プレート902の貫通穴903を通して印捺部4の脚部の穴部904に差し込むことで、通常、図1に示すように、前処理液乾燥部3と印捺部4側とを連結し、一体的な構成としている。しかしながら、設置スペース、生産方法か何らかの理由により別々に処理を行う場合等、前処理液乾燥部3と印捺部4側とを分離できた方が便利な場合がある。そのときに、連結軸901を抜くことにより簡単に分離できる構成としている。
以上説明したように、本実施形態のインクジェット捺染装置801によれば、前処理液塗布部2で前処理された布帛が印捺部4への搬送され、前処理工程と印捺工程とが一連の動作で行われる構成とされており、また、前処理塗布部2の構成が、微小な流体ノズルから前処理液を塗布する構成とされている。このため、前処理液塗布3と印捺部4とが別体とされ、前処理工程と印捺工程とが一連の動作で行われない構成に比べて、また、前処理手段が、微小な流体ノズルではなく塗布ローラ等で構成される場合に比べて、設置スペースが少なくて済む。また、装置自体の工程長さが短いことによりカットされた短い布地からでも処理することが可能となる。これにより、従来、工程長さが長く、布地をムダにする部分が長くなってしまっていたが、この問題も解決している。
また、流体ノズル201を用いることで布帛102に塗布される前処理液の量が浸漬法によって布帛に付着させられる前処理液の量に比べて少なくなるので、前処理液を絞り出す装置を備える必要がない。また、流体ノズル201を用いた場合、スプレーを用いた場合に比べて前処理液の飛散が減少するため、前処理液の飛散を防ぐために排気ダクトや処理槽等を設ける必要が無くなり、装置をより安価かつコンパクトな構成にすることが可能になる。以上より、インクジェット捺染装置を安価かつコンパクトな構成にすることが可能になる。
本発明の一実施形態に係るインクジェット捺染装置の外観斜視図である。 図1に示したインクジェット捺染装置の布帛移送用の駆動系システムを示す概略構成図である。 図1に示したインクジェット捺染装置における前処理液塗布部の構成をより詳細に示す図である。 本発明の一実施形態に係る捺染システムの全体構成図である。 図1に示したインクジェット捺染装置の前処理部ピンチローラを上方に待避させた状態を示す模式図である。 図1に示したインクジェット捺染装置を、前処理液乾燥部と印捺部側とに分離した状態を示す外観斜視図である。
符号の説明
1 元巻支持部
2 前処理液塗布部
3 前処理乾燥部
4 印捺部
5 印刷乾燥部
101 元巻
102 布帛
102a 第1のたるみ量
102b 第2のたるみ量
102c 第3のたるみ量
102d 領域
103 クリーニングローラ
201 流体ノズル
202 チューブ
203 モータ
204 ベルト
205 流体ノズル保持部材
205 流体ノズル部材
206 フォトセンサ
301 エアーノズル
302 ドライヤ
303 前処理部搬送ローラ
304 タイミングベルト
305 前処理部搬送ローラ
306 前処理部ピンチローラ
307 前処理部搬送モータ
401 インクジェットヘッド
402 印捺部搬送モータ
403 印捺部搬送ローラ
404 タイミングベルト
405 印捺部ピンチローラ
406 上端センサ
407 下端センサ
408 ベルト
409 キャリッジ
601 巻取りモータ
602 トルクコントローラ
603 駆動ギア
604 従動ギア
605 巻取り軸
701、702、703、704 パーソナルコンピュータ
706、707 インターフェースケーブル
801 インクジェット捺染装置
901 連結軸
902 連結プレート
903 貫通穴
904 穴部

Claims (17)

  1. インクジェットヘッドの吐出口よりインクを吐出して布帛を印捺する処理を行う印捺手段を有するインクジェット捺染装置において、
    前処理液を微細な粒状にして布帛に塗布する流体ノズルを有する前処理手段と、、
    前記前処理手段により前処理液が塗布された布帛を前記印捺手段へ搬送する搬送手段とを有し、
    前記印捺手段は、前記前処理手段から連続的に供給される、前記前処理液が塗布された布帛に対して印捺することを特徴とするインクジェット捺染装置。
  2. 前記前処理手段は、前記流体ノズルを布帛の幅方向に往復移動させる移動手段を有し、前記移動手段は布帛の幅を検知する幅検知手段を有する、請求項1に記載のインクジェット捺染装置。
  3. 前記前処理手段は前処理液が塗布された布帛を乾燥させる処理を行う前処理液乾燥手段を有し、前記印捺手段は印捺された布帛を巻き取る巻取り手段を有する、請求項1または2に記載のインクジェット捺染装置。
  4. 前記前処理手段と前記印捺手段との間に布帛を重力方向下方に凸形状にたるませる領域を有し、前記領域の、前記前処理手段側に布帛を搬送する第1の搬送手段を有し、前記印捺手段側に布帛を搬送する第2の搬送手段を有する、請求項1から3のいずれか1項に記載のインクジェット捺染装置。
  5. 前記領域での布帛のたるみ量が所定の範囲内となるように前記第1の搬送手段および前記第2の搬送手段を制御し、たるみ量に応じて前記前処理手段、前記前処理液乾燥手段および前記印捺手段における各処理を制御する制御手段を有する、請求項4に記載のインクジェット捺染装置。
  6. 前記制御手段は、前記前処理手段の処理速度を、前記印捺手段の処理速度よりも速くするように制御する、請求項5に記載のインクジェット捺染装置。
  7. 前記領域に、第1のたるみ量でたるんだ前記凸形状の凸状部分を検知する第1の端部検知手段を有し、前記制御手段は、前記第1の端部検知手段が前記凸状部分を検知することで布帛のたるみ量が前記第1のたるみ量より多くなったことを認識すると、前記前処理手段における処理および前記第1の搬送手段による布帛の搬送を中断させるとともに前記第2の搬送手段により布帛を搬送させ、布帛のたるみ量が前記第1のたるみ量よりも少ない第2のたるみ量となり、前記第1の端部検知手段が前記凸状部分を検知しなくなると、前記前処理手段における処理および前記第1の搬送手段による搬送を再開させる、請求項5または6に記載のインクジェット捺染装置。
  8. 前記領域に、前記第2のたるみ量よりも少ないたるみ量の第3のたるみ量でたるんだ布帛の前記凸状部分を検知する第2の端部検知手段を有し、前記制御手段は、前記第2の端部検知手段が前記凸状部分を検知しないことで布帛のたるみ量が前記第3のたるみ量より少なくなったことを認識すると、前記第2の搬送手段による前記印捺手段への布帛の搬送を中断させる、請求項7に記載のインクジェット捺染装置。
  9. 前記第1の搬送手段による搬送を解除し、前記第2の搬送手段による搬送のみとして、前記前処理手段または前記印捺手段のいずれか一方のみによる処理を行う、請求項4から8のいずれか1項に記載のインクジェット捺染装置。
  10. 前記前処理手段と、前記印捺手段とは分離可能に連結されている、請求項1から9のいずれか1項に記載のインクジェット捺染装置。
  11. 前記インクジェットヘッドは、インク吐出用の熱エネルギを発生するための熱エネルギ変換体を備えている、請求項1から10のいずれか1項に記載のインクジェット捺染装置。
  12. 前記印捺手段は染料インクを用いて布帛を捺染し、前記前処理手段は少なくとも一方がノニオン系界面活性剤又はアニオン系界面活性剤で構成されている撥水剤および水溶性樹脂を含んでいる前記前処理液を用いて前処理する、請求項1から11のいずれか1項に記載のインクジェット捺染装置。
  13. 前記印捺手段は顔料インクを用いて布帛を捺染し、ガラス転移温度が所定の温度である熱可塑性の疎水樹脂および分子量が900以下の低分子系界面活性剤を含んでいる前記前処理液を用いて前処理する、請求項1から11のいずれか1項に記載のインクジェット捺染装置。
  14. インクジェットヘッドの吐出口よりインクを吐出して布帛を捺染する印捺工程を含む捺染方法において、
    ノズルから前処理液を布帛に塗布する処理を行う前処理工程と、前処理液が塗布された布帛に対して捺染する前記印捺工程とが連続的に実行されることを特徴とする捺染方法。
  15. 前処理工程は、前処理液が塗布された布帛を乾燥させる工程を含む、請求項14に記載の捺染方法。
  16. 前記前処理液乾燥工程と前記印捺工程との間のたるみ領域にて布帛を重力方向下方にたるませる工程と、
    布帛が第1のたるみ量になると、前記前処理工程における処理を中断するとともに、布帛を前記たるみ領域へと搬送するのを中断することでたるみ量が前記第1のたるみ量より少ない第2のたるみ量となるようにする工程とを含む、請求項14または15に記載の捺染方法。
  17. 布帛が、前記第2のたるみ量よりも少ない第3のたるみ量となると、前記印捺工程における処理を中断するとともに、布帛を前記たるみ領域から搬出するのを中断することでたるみ量が前記第2のたるみ量となるようにする工程を含む請求項16に記載の捺染方法。
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