JP6697925B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents
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効率よく布帛を乾燥し冷却することができる。布帛を好適に加熱することができる。染料の分解に伴う、色ブレや退色といった品質の悪化を抑制することができる。従って、布帛に、高速で且つ高品質の画像を記録することができる、インクジェットヘッドを含む記録部を備えるインクジェット記録装置とすることができる。
記録システム1では、画像が記録された長尺の布帛3が生産される。布帛3は、例えば各種材質による繊維織編物が例示される。記録システム1は、供給装置10と、回収装置12と、複数の第六ローラ14と、記録装置16と、制御装置90を備える。記録システム1では、3個の第六ローラ14が、図1に示す所定の位置に設けられている。但し、第六ローラ14の個数と配置は、例示である。記録システム1における第六ローラ14の個数と配置は、諸条件を考慮して適宜設定される。以下、図1〜図3を参照して、供給装置10、回収装置12及び乾燥装置100と冷却装置110、記録装置16について説明する。
供給装置10には、例えば、ロール状に巻かれた布帛3がセットされる。供給装置10は、セットされた布帛3を繰り出す。供給装置10から繰り出された布帛3は、記録装置16の側に搬送され、記録装置16に供給される。回収装置12は、記録装置16において画像が記録された布帛3を回収する。例えば、画像が記録された布帛3は、回収装置12によって、ロール状に巻き取られる。即ち、記録システム1では、布帛3は、供給装置10から繰り出され、記録装置16を通過し、更に、回収装置12の側に搬送され、回収装置12に回収される。本発明では回収装置12の手前側に図1に図示されない乾燥装置100と冷却装置110が配置される。乾燥装置100と冷却装置110については後述する。供給装置10と回収装置12としては、公知の記録システムが備える供給装置と回収装置を採用することができる。従って、供給装置10と回収装置12に関するこの他の説明は省略する。
記録装置16は、インクジェット記録装置である。インクジェット記録装置では、記録剤としてインクが用いられる。従って、記録装置16では、インクを用いて、布帛3に画像が記録される。記録装置16は、搬送部20と、第四ローラ30と、記録部40と、移動部50と、第三ローラ60と、第二モータ61と、第五ローラ80と、第四モータ81と、制御装置90を備える。図1では、記録部40と移動部50の図示は、簡略化され、一体的に示されている。図1では、制御装置90の図示は、省略されている。以下、記録装置16が備える前述の各構成について、説明する。
搬送部20は、ベルトコンベアである。搬送部20は、供給装置10から繰り出された布帛3を、搬送方向に搬送する。搬送部20によって搬送される布帛3は、記録部40を通過する。搬送部20は、第一ローラ21と、第一モータ22と、第二ローラ23と、無端ベルト24を備える。第一ローラ21は、搬送方向の第一側に設けられる。第一モータ22は、第一ローラ21に連結される。第一モータ22は、第一ローラ21を搬送方向に対応する方向に回転させる。第一モータ22による第一ローラ21の回転は、間欠的に行われる。図1及び図2で、第一ローラ21の内部に示す弧状の矢印は、第一ローラ21の回転方向を示す。第二ローラ23は、搬送方向の第二側に設けられる。
第四ローラ30は、押圧部である。押圧部としての第四ローラ30は、粘着部25が形成された無端ベルト24の外周面に対して、布帛3を押圧する。第四ローラ30は、ニップローラと称されるローラである。第四ローラ30は、記録部40より搬送方向の第二側で、外周面が無端ベルト24の外周面に対向する状態で設けられる。第四ローラ30は、搬送方向に対応する方向に回転自在に支持される。第四ローラ30の幅は、無端ベルト24の幅Wに対応する。例えば、第四ローラ30の幅は、無端ベルト24の幅W以上とされる(図2参照)。
記録部40は、搬送部20によって搬送方向に搬送される布帛3に、画像を記録する。図2で、記録部40より搬送方向の第一側に図示された布帛3の部分に付した交差模様は、布帛3に記録された画像に対応する。記録部40は、図2に示すように、インクジェットヘッド41K,41M,41Y,41Cと、キャリッジ42を備える。インクジェットヘッド41Kは、ブラックインクを吐出するインクジェットヘッドである。インクジェットヘッド41Mは、マゼンタインクを吐出するインクジェットヘッドである。インクジェットヘッド41Yは、イエローインクを吐出するインクジェットヘッドである。インクジェットヘッド41Cは、シアンインクを吐出するインクジェットヘッドである。
移動部50は、記録部40を主走査方向に往復移動させる。移動部50は、図2に示すように、2個のプーリ51,52と、タイミングベルト53と、第三モータ54を備える。プーリ51は、搬送部20を基準として、主走査方向の第四側に設けられる。プーリ51には、第三モータ54が連結される。プーリ52は、搬送部20を基準として、主走査方向の第三側に設けられる。プーリ52は、回転自在に支持される。タイミングベルト53は、張力が作用した状態でプーリ51,52に架け渡される。第三モータ54は、プーリ51に連結される。第三モータ54は、プーリ51を回転させる。図2で、プーリ51の内部に示す弧状の矢印は、プーリ51の回転方向を示す。記録部40は、支持部55を介してタイミングベルト53に取り付けられる。
第三ローラ60は、搬送方向において供給装置10と搬送部20の間で、且つこの間を搬送される布帛3の第二面5の側に設けられる。第三ローラ60の外周面は、供給装置10から繰り出され、且つ搬送部20に到達する前の布帛3の第二面5に接する。第三ローラ60の外周面は、布帛3の第二面5との間で所定の摩擦力を発生する状態とされる。例えば、第三ローラ60の外周面は、ゴム又はエラストマーといった弾性体によって形成される。第二モータ61は、第三ローラ60に連結される。第二モータ61は、第三ローラ60を、搬送方向に対応する方向に回転させる。第二モータ61による第三ローラ60の回転は、間欠的に行われる。図1で、第三ローラ60の外周に示す弧状の矢印と、図2で、第三ローラ60の内部に示す弧状の矢印は、第三ローラ60の回転方向を示す。
第五ローラ80は、記録部40より搬送方向の第一側で、鉛直方向において搬送部20の搬送面より高い位置に設けられる。搬送部20の搬送面は、無端ベルト24の外周面のうち、布帛3が搬送方向に搬送されることとなる記録部40の側の水平面である。実施形態では、第五ローラ80が設けられる搬送方向の位置は、搬送部20より搬送方向の第一側とされている。第五ローラ80の外周面は、第一面4に画像が記録された布帛3の第二面5に接する。第五ローラ80の外周面は、布帛3の第二面5との間で所定の摩擦力を発生する状態とされる。第五ローラ80の外周面は、第三ローラ60と同様、ゴム又はエラストマーといった弾性体によって形成される。第四モータ81は、第五ローラ80に連結される。第四モータ81は、第五ローラ80を、搬送方向に対応する方向に回転させる。第四モータ81による第五ローラ80の回転は、第一モータ22による第一ローラ21の間欠的な回転に対応させて、間欠的に行われる。図1で、第五ローラ80の外周に示す弧状の矢印と、図2で、第五ローラ80の内部に示す弧状の矢印は、第五ローラ80の回転方向を示す。
乾燥装置100と冷却装置110について図3をもとに説明する。図3の乾燥装置100と冷却装置110は、図1の第5ローラ80と回収装置12手前の第6ローラ14との間に配置される。また、図3の乾燥装置100と冷却装置110は、図2の第5ローラ80の後方に配置される。乾燥装置100は、熱源となるヒータ及びブロア等を含み、画像が記録され、無端ベルト24の粘着部25から剥離された布帛3(布帛3上のインク)を乾燥させる。布帛3は、乾燥装置100を通過して、回収装置12の側に送られる。乾燥装置100は、例えば、仮乾燥部と、本乾燥部といった、乾燥機構によって構成され、布帛3を二段階に分けて乾燥するようにしてもよい。布帛3は、上述した通り、乾燥装置100を通過した後、冷却装置110に送られる。なお、乾燥時の布帛の表面温度は70℃以下にすることが好ましく、50℃以下にすることがさらに好ましい。70℃以下の表面温度に制御することでより染料の分解による色ブレ・退色の発生を抑制し、高品質な画像を記録することができる。特に、反応染料によるプリントの場合、乾燥による染料の加水分解を促進させないように、乾燥時の布帛の表面温度を50℃以下にすることが望ましい。
制御装置90は、操作部91と、制御部93と、内部電源94を備える。操作部91では、所定の指令が、受け付けられる。例えば、操作部91では、後述する記録方法の開始指令が、受け付けられる。操作部91は、設定部92を含む。
実施形態によれば、次のような効果を得ることができる。
実施形態は、次のようにすることもできる。以下に示す変形例のうちの幾つかの構成は、適宜組み合わせて採用することもできる。以下では上記とは異なる点を説明することとし、同様の点についての説明は適宜省略する。
10 供給装置、 12 回収装置、 14 第六ローラ、 16 記録装置
20 搬送部、 21 第一ローラ、 22 第一モータ、 23 第二ローラ
24 無端ベルト、 25 粘着部、 30 第四ローラ、 40 記録部
41K,41M,41Y,41C インクジェットヘッド、 42 キャリッジ
50 移動部、 51,52 プーリ、 53 タイミングベルト
54 第三モータ 55 支持部、 60 第三ローラ、 61 第二モータ
80 第五ローラ、 81 第四モータ、 90 制御装置、 91 操作部
92 設定部、 93 制御部、 94 内部電源、 W 幅
70 第七ローラ、 71 第八ローラ
100 乾燥装置、 110 冷却装置
Claims (6)
- 長尺の布帛に向かって染料インクを吐出するインクジェット記録ヘッドにより画像を記録する記録手段と、前記布帛を搬送する搬送手段を備えたインクジェット記録装置において、
前記記録手段に対して前記布帛の搬送方向下流側において前記布帛に付着した前記染料インクを乾燥する乾燥手段と、
前記乾燥手段の搬送方向下流側において前記乾燥手段で乾燥された布帛を冷却する冷却手段と、
前記布帛を回収する回収手段とを備えていることを特徴とするインクジェット記録装置。 - 前記染料が反応染料であることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
- 前記冷却手段が送風機であり、前記送風機の風向が前記布帛の搬送方向に沿っていることを特徴とする請求項1または2に記載のインクジェット記録装置。
- 前記送風機から送り出される気体が、除湿された空気であることを特徴とする請求項3に記載のインクジェット記録装置。
- 前記送風機から送り出される気体が、冷却された空気であることを特徴とする請求項3または4に記載のインクジェット記録装置。
- 前記回収手段は、巻き取り機であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
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JP2016068794A JP6697925B2 (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016068794A JP6697925B2 (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | インクジェット記録装置 |
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JP2017179655A JP2017179655A (ja) | 2017-10-05 |
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ID=60006760
Family Applications (1)
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JP2016068794A Active JP6697925B2 (ja) | 2016-03-30 | 2016-03-30 | インクジェット記録装置 |
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2016
- 2016-03-30 JP JP2016068794A patent/JP6697925B2/ja active Active
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JP2017179655A (ja) | 2017-10-05 |
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