JP5970913B2 - 印刷装置、及び、印刷方法 - Google Patents

印刷装置、及び、印刷方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5970913B2
JP5970913B2 JP2012077376A JP2012077376A JP5970913B2 JP 5970913 B2 JP5970913 B2 JP 5970913B2 JP 2012077376 A JP2012077376 A JP 2012077376A JP 2012077376 A JP2012077376 A JP 2012077376A JP 5970913 B2 JP5970913 B2 JP 5970913B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
color image
background image
medium
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2012077376A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2013203032A (ja
Inventor
昭寛 戸谷
昭寛 戸谷
桜田 和昭
和昭 桜田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2012077376A priority Critical patent/JP5970913B2/ja
Priority to US13/850,394 priority patent/US8814345B2/en
Publication of JP2013203032A publication Critical patent/JP2013203032A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5970913B2 publication Critical patent/JP5970913B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/38Drives, motors, controls or automatic cut-off devices for the entire printing mechanism
    • B41J29/393Devices for controlling or analysing the entire machine ; Controlling or analysing mechanical parameters involving printing of test patterns
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/0015Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form for treating before, during or after printing or for uniform coating or laminating the copy material before or after printing
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J15/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in continuous form, e.g. webs
    • B41J15/02Web rolls or spindles; Attaching webs to cores or spindles
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2107Ink jet for multi-colour printing characterised by the ink properties
    • B41J2/2114Ejecting specialized liquids, e.g. transparent or processing liquids
    • B41J2/2117Ejecting white liquids
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J29/00Details of, or accessories for, typewriters or selective printing mechanisms not otherwise provided for
    • B41J29/377Cooling or ventilating arrangements

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、印刷装置、及び、印刷方法に関する。
媒体にインクを吐出するヘッドを有する印刷装置は既によく知られている。かかる印刷装置としては、例えば、インクジェット式プリンターを挙げることができる。また、このような印刷装置の中には、媒体に吐出されたインクを乾燥させるために、媒体を支持し、かつ、加熱するプラテンを備えるものがある。
特開2005−246908号公報
ところで、上記印刷装置においては、カラー画像を印刷するカラー画像印刷と当該カラー画像の背景となる白画像等の背景画像を印刷する背景画像印刷が行われることがある。すなわち、ヘッドにカラー画像用インクを吐出させて、カラー画像を媒体に印刷するカラー画像印刷処理、及び、ヘッドに背景画像用インクを吐出させて、背景画像を媒体に印刷する背景画像印刷処理、のうちの一方の処理が行われ、該一方の処理に引き続いて他方の処理が行われる。
しかしながら、かかるカラー画像印刷処理及び背景画像印刷処理の実行により画像が形成された際に、当該画像の画質が劣化する場合があった。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、画像の画質の劣化を抑えることにある。
主たる本発明は、媒体を支持し、かつ、加熱するプラテンと、
前記プラテンにより支持された前記媒体にカラー画像用インク及び背景画像用インクを吐出するヘッドと、
前記ヘッドを前記媒体に対して移動方向に相対移動させつつ前記ヘッドにカラー画像用インクを吐出させるカラー画像記録パスを、前記移動方向と交差する交差方向における前記ヘッドの前記媒体に対する相対位置を変えて複数回実行して、カラー画像を前記媒体に印刷するカラー画像印刷処理、及び、
前記ヘッドを前記媒体に対して移動方向に相対移動させつつ前記ヘッドに背景画像用インクを吐出させる背景画像記録パスを、前記移動方向と交差する交差方向における前記ヘッドの前記媒体に対する相対位置を変えて複数回実行して、前記カラー画像の背景となる背景画像を前記媒体に印刷する背景画像印刷処理、のうちの一方の処理を行い、該一方の処理に引き続いて他方の処理を行うコントローラーと、
を有する印刷装置であって、
前記コントローラーは、
複数回の前記カラー画像記録パスの間、及び、複数回の前記背景画像記録パスの間に、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させるパス間ウェイト処理を実行し、
前記一方の処理と前記他方の処理の間に、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させるレイヤー間ウェイト処理を、該レイヤー間ウェイト処理の待機時間の方が前記パス間ウェイト処理の待機時間よりも長くなるように実行することを特徴とする印刷装置である。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
画像記録装置1の構成を示す概略図である。 画像記録装置1の構成を示すブロック図である。 8パスで印刷するケースにおいて各パスで形成されるラスタラインを示した模式図である。 画像記録装置1の画像記録動作例を説明するための説明図である。 ヘッド31が退避位置に位置するときの画像記録装置1の様子を示した概略図である。 画像記録装置1の画像記録動作の他の例を説明するための説明図である。 待機処理における待機時間を示した図である。 インクジェットプリンター501の外観模式図である。 インクジェットプリンター501の構成を示す概略図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。
媒体を支持し、かつ、加熱するプラテンと、
前記プラテンにより支持された前記媒体にカラー画像用インク及び背景画像用インクを吐出するヘッドと、
前記ヘッドにカラー画像用インクを吐出させて、カラー画像を前記媒体に印刷するカラー画像印刷処理、及び、前記ヘッドに背景画像用インクを吐出させて、前記カラー画像の背景となる背景画像を前記媒体に印刷する背景画像印刷処理、のうちの一方の処理を行い、該一方の処理に引き続いて他方の処理を行うコントローラーと、
を有する印刷装置であって、
前記コントローラーは、前記一方の処理と前記他方の処理の間に、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させるウェイト処理を実行することを特徴とする印刷装置。
かかる印刷装置によれば、画像の画質の劣化を抑えることが可能となる。
また、前記媒体に向けて送風する送風機を備え、
前記コントローラーは、前記カラー画像印刷処理及び前記背景画像印刷処理を行う際に、前記送風機を制御して前記媒体に向けた送風を行い、
前記ウェイト処理は、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させ、かつ、前記カラー画像印刷処理及び前記背景画像印刷処理を行う際の前記送風機の風速よりも速い風速で、前記送風を行う処理であることとしてもよい。
かかる場合には、画像の画質の劣化をより適切に抑えることが可能となる。
また、前記送風機は、印刷装置本体に固定された固定送風機であり、
前記ヘッドを支持し、前記ヘッドの移動に伴って移動するキャリッジと、
前記キャリッジに設けられ、前記ヘッドの移動に伴って移動しながら、前記媒体に向けて送風する移動送風機と、をさらに有し、
前記コントローラーは、前記カラー画像印刷処理及び前記背景画像印刷処理を行う際に、前記固定送風機及び前記移動送風機を制御して前記媒体に向けた送風を行い、
前記ウェイト処理は、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させ、かつ、前記カラー画像印刷処理及び前記背景画像印刷処理を行う際の前記固定送風機の風速よりも速い風速で、前記固定送風機による前記送風を行う一方で、前記移動送風機による前記送風を止める処理であることとしてもよい。
かかる場合には、電力の節約が可能となる。
また、前記コントローラーは、
前記背景画像印刷処理を行い、該背景画像印刷処理に引き続いて前記カラー画像印刷処理を行う表刷り印刷処理と、前記カラー画像印刷処理を行い、該カラー画像印刷処理に引き続いて前記背景画像印刷処理を行う裏刷り印刷処理と、を選択的に実行し、
前記表刷り印刷処理における前記背景画像印刷処理と前記カラー画像印刷処理の間、及び、前記裏刷り印刷処理における前記カラー画像印刷処理と前記背景画像印刷処理の間、の双方において、前記ヘッドを待機させる待機時間が後者よりも前者にて長くなるように前記ウェイト処理を実行することとしてもよい。
かかる場合には、画像の画質の劣化を抑えつつ印刷速度を向上させることが可能となる。
次に、プラテンにより支持され、かつ、加熱された媒体にカラー画像用インク及び背景画像用インクを吐出するヘッドにカラー画像用インクを吐出させて、カラー画像を前記媒体に印刷するカラー画像印刷処理、及び、前記ヘッドに背景画像用インクを吐出させて、前記カラー画像の背景となる背景画像を前記媒体に印刷する背景画像印刷処理、のうちの一方の処理を行い、該一方の処理に引き続いて他方の処理を行うことと、
前記一方の処理と前記他方の処理の間に、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させるウェイト処理を実行することと、を有することを特徴とする印刷方法。
かかる印刷方法によれば、画像の画質の劣化を抑えることが可能となる。
===画像記録装置1の構成例について===
印刷装置の一例としての画像記録装置1(本実施の形態においては、インクジェット式プリンター、特に、ラテラルスキャン型のラベル印刷機)の構成例について、図1及び図2を用いて説明する。図1は、画像記録装置1の概略断面図である。図2は、画像記録装置1のブロック図である。
なお、以下の説明において、「上下方向」、「左右方向」をいう場合は、図1に矢印で示した方向を基準として示すものとする。また、「前後方向」をいう場合は、図1において紙面に直交する方向を示すものとする。
また、本実施の形態においては、画像記録装置1が画像を記録する媒体の一例として、ロール状に巻かれた透明なメディア(以下、ロール状透明メディア2という)を用いて説明する。
本実施の形態に係る画像記録装置1は、図1及び図2に示すように、搬送ユニット20、及び、該搬送ユニット20がロール状透明メディア2を搬送する搬送経路(図1において、当該搬送経路は、ロール状透明メディア巻軸18からロール状透明メディア巻き取り駆動軸92までの間の、ロール状透明メディア2が位置する部分により表されている)に沿って、給送ユニット10、プラテン29、巻き取りユニット90、を有し、さらに、搬送経路上の画像記録領域Rにおいて複数種類のインクを吐出して画像記録を行うヘッドユニット30と、インク補給ユニット35と、キャリッジユニット40と、クリーニングユニット43と、ヒーターユニット70と、プラテン29上のロール状透明メディア2に風を送る送風ユニット80と、これらのユニット等を制御し画像記録装置1としての動作を司るコントローラー60と、検出器群50と、を有している。
給送ユニット10は、ロール状透明メディア2を搬送ユニット20に給送するものである。この給送ユニット10は、ロール状透明メディア2が巻かれ回転可能に支持されるロール状透明メディア巻軸18と、ロール状透明メディア巻軸18から繰り出されたロール状透明メディア2を巻き掛けて搬送ユニット20に導くための中継ローラー19と、を有している。
搬送ユニット20は、給送ユニット10により送られたロール状透明メディア2を、予め設定された搬送経路に沿って搬送するものである。この搬送ユニット20は、図1に示すように、中継ローラー19に対して水平右方に位置する中継ローラー21と、中継ローラー21から見て右斜め下方に位置する中継ローラー22と、中継ローラー22から見て右斜め上方(プラテン29から見て搬送方向における左側)に位置する第一搬送ローラー23と、中継ローラー22と第一搬送ローラー23との間に位置するステアリングユニット(舵取りユニット)20aと、第一搬送ローラー23から見て右方(プラテン29から見て搬送方向における右側)に位置する第二搬送ローラー24と、第二搬送ローラー24から見て鉛直下方に位置する反転ローラー25と、反転ローラー25から見て右方に位置する中継ローラー26と、中継ローラー26から見て上方に位置する送り出しローラー27と、を有している。
中継ローラー21は、中継ローラー19から送られたロール状透明メディア2を、左方から巻き掛けて下方に向かって弛ませるローラーである。
中継ローラー22は、中継ローラー21から送られたロール状透明メディア2を、左方から巻き掛けて右斜め上方に向かって搬送するローラーである。
第一搬送ローラー23は、不図示のモーターにより駆動される第一駆動ローラー23aと、該第一駆動ローラー23aに対してロール状透明メディア2を挟んで対向するように配置された第一従動ローラー23bとを有している。この第一搬送ローラー23は、下方に弛ませたロール状透明メディア2を上方に引き上げ、プラテン29に対向する画像記録領域Rへ搬送するローラーである。第一搬送ローラー23は、画像記録領域R上のロール状透明メディア2の部位に対して画像印刷がなされている期間、一時的に搬送を停止させるようになっている(すなわち、後述するように、ヘッド31が、左右方向及び前後方向へ移動しつつ、停止しているロール状透明メディア2の当該部位にインクを吐出することにより、当該部位に1ページ分の画像記録が成されることとなる)。なお、コントローラー60の駆動制御により、第一駆動ローラー23aの回転駆動に伴って第一従動ローラー23bが回転することによって、プラテン29上に位置させるロール状透明メディア2の搬送量が調整される。
搬送ユニット20は、上述したとおり、中継ローラー21、22と第一搬送ローラー23との間に巻き掛けたロール状透明メディア2の部位を下方に弛ませて搬送する機構を有している。このロール状透明メディア2の弛みは、コントローラー60により、不図示の弛み検出用センサーからの検出信号に基づき監視される。具体的には、中継ローラー21、22と第一搬送ローラー23との間において弛ませたロール状透明メディア2の部位を、弛み検出用センサーが検出した場合には、該部位に適切な大きさの張力が与えられていることになるため、搬送ユニット20はロール状透明メディア2を弛ませた状態で搬送することが可能となる。一方、弛み検出用センサーが弛ませたロール状透明メディア2の部位を検出しない場合は、該部位に過剰な大きさの張力が与えられていることになるため、搬送ユニット20によるロール状透明メディア2の搬送が一時的に停止され、張力が適切な大きさに調整される。
ステアリングユニット20aは、図1に示すように、傾斜した状態で搬送経路上に位置し、回動することによりロール状透明メディア2の幅方向位置(幅方向(図1に示す前後方向)においてロール状透明メディア2が位置する位置)を変化させるためのものである。すなわち、ロール状透明メディア2が搬送経路に沿って搬送される際、中継ローラー等の軸ずれや組み付け誤差等によりロール状透明メディア2に作用する張力が変動すること等に起因して、ロール状透明メディア2の幅方向位置が変位する場合がある。そして、当該ステアリングユニット20aは、ロール状透明メディア2の当該幅方向位置を調整するためのものである。
第二搬送ローラー24は、不図示のモーターにより駆動される第二駆動ローラー24aと、該第二駆動ローラー24aに対してロール状透明メディア2を挟んで対向するように配置された第二従動ローラー24bとを有している。この第二搬送ローラー24は、ヘッドユニット30により画像が記録された後のロール状透明メディア2の部位を、プラテン29の支持面に沿って水平右方向に搬送した後に鉛直下方に搬送するローラーである。これにより、ロール状透明メディア2の方向が転換されることになる。なお、コントローラー60の駆動制御により、第二駆動ローラー24aの回転駆動に伴って第二従動ローラー24bが回転することによって、プラテン29上に位置するロール状透明メディア2の部位に対して付与される所定の張力が調整される。
反転ローラー25は、第二搬送ローラー24から送られたロール状透明メディア2を、左側上方から巻き掛けて右斜め上方に向かって搬送するローラーである。
中継ローラー26は、反転ローラー25から送られたロール状透明メディア2を、左側下方から巻き掛けて上方に向かって搬送するローラーである。
送り出しローラー27は、中継ローラー26から送られたロール状透明メディア2を、左側下方から巻き掛けて巻き取りユニット90に送り出すようになっている。
このように、ロール状透明メディア2が各ローラーを順次経由して移動することにより、ロール状透明メディア2を搬送するための搬送経路が形成されることになる。なお、ロール状透明メディア2は、搬送ユニット20により、画像記録領域Rと対応した領域単位で間欠的にその搬送経路に沿って搬送される(すなわち、画像記録領域R上のロール状透明メディア2の部位に1ページ分の画像記録が成される毎に、間欠的な当該搬送が行なわれる)。
ヘッドユニット30は、搬送経路上の画像記録領域Rに位置するロール状透明メディア2の部位に画像を記録するためのものである。すなわち、ヘッドユニット30は、搬送ユニット20により搬送経路上の画像記録領域Rに(プラテン29上に)送り込まれたロール状透明メディア2の部位に、インク吐出ノズルからインクを吐出して画像を形成する。このヘッドユニット30は、ヘッド31を有している。
ヘッド31は、その下面(すなわち、ノズル面32)に、列方向にインク吐出ノズルが並んだインク吐出ノズル列を有している。本実施の形態においては、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)、ホワイト(W)の色毎にそれぞれ複数のインク吐出ノズル♯1〜♯Nからなるインク吐出ノズル列を有している。各インク吐出ノズル列の各インク吐出ノズル♯1〜♯Nは、ロール状透明メディア2の搬送方向に交差する交差方向(つまり、当該交差方向が前述した列方向である)に直線状に配列されている。各インク吐出ノズル列は、当該搬送方向に沿って相互に間隔をあけて平行に配置されている。
各インク吐出ノズル♯1〜♯Nには、インク滴を吐出するための駆動素子としてピエゾ素子(不図示)が設けられている。ピエゾ素子は、その両端に設けられた電極間に所定時間幅の電圧を印加すると、電圧の印加時間に応じて伸張し、インクの流路の側壁を変形させる。これによって、インクの流路の体積がピエゾ素子の伸縮に応じて収縮し、この収縮分に相当するインクが、インク滴となって各色の各インク吐出ノズル♯1〜♯Nから吐出される。
また、ヘッド31は、後述するように、前記搬送方向(すなわち、前記左右方向)と前記列方向(すなわち、前記前後方向)に往復移動することができるようになっている。
インク補給ユニット35は、ヘッド31によるインクの吐出に起因してヘッド31内のインクの量が減った際に、ヘッド31にインクを補給するためのものである。
このインク補給ユニット35は、インクの色毎に設けられている。すなわち、イエロー色のインクを補給するためのイエローインク補給ユニット、マゼンタ色のインクを補給するためのマゼンタインク補給ユニット、シアン色のインクを補給するためのシアンインク補給ユニット、ブラック色のインクを補給するためのブラックインク補給ユニット、ホワイト色のインクを補給するためのホワイトインク補給ユニットが設けられている。
インク補給ユニット35は、インクカートリッジ、インクの流路(通り道)となる多数のチューブ、当該チューブを開閉するための多数のバルブ等から構成されている。なお、当該インクカートリッジが設置されている場所を、図1における符号35で表している。
キャリッジユニット40は、ヘッド31を移動させるためのものである。このキャリッジユニット40は、搬送方向(左右方向)に延びるキャリッジガイドレール41と(図1に二点鎖線で示す)、キャリッジガイドレール41に沿って搬送方向(左右方向)へ往復移動可能に支持されたキャリッジ42と、不図示のモーターとを有する。
キャリッジ42は、不図示のモーターの駆動により、ヘッド31と一体となって搬送方向(左右方向)へ移動するよう構成されている。すなわち、キャリッジ42は、ヘッド31を支持し、ヘッド31の移動に伴って移動するようになっている。また、キャリッジ42には、列方向(前後方向)に延びる不図示のヘッドガイドレールが設けられており、ヘッド31は、前記モーターの駆動により、当該ヘッドガイドレールに沿って列方向(前後方向)へ移動するよう構成されている。
クリーニングユニット43は、ヘッド31をクリーニングするためのものである。このクリーニングユニット43は、ホームポジション(以下、HPと呼ぶ。図1参照)に設けられており、キャップと、吸引ポンプ等とを有している。ヘッド31(キャリッジ42)が搬送方向(左右方向)に移動してHPに位置すると、ヘッド31の下面(ノズル面32)に不図示のキャップが密着するようになっている。このようにキャップが密着した状態で吸引ポンプが作動すると、ヘッド31内のインクが、増粘したインクや紙粉と共に吸引される。このようにして、目詰まりしたインク吐出ノズルが不吐出状態から回復することによってヘッド31のクリーニングが完了する。
また、搬送方向(左右方向)におけるHPとプラテン29との間には、フラッシングユニット44が設けられており、ヘッド31(キャリッジ42)が搬送方向(左右方向)に移動してフラッシングユニット44に対向する位置に位置すると、ヘッド31は前記インク吐出ノズル列に属する各インク吐出ノズルからインクを吐出してフラッシングを行なうフラッシング動作を実行する。
プラテン29は、ロール状透明メディア2を支持し、かつ、加熱するためのものである。すなわち、プラテン29は、搬送経路上の画像記録領域Rに位置するロール状透明メディア2の部位を支持するとともに、該部位を加熱する。このプラテン29は、図1に示すように、搬送経路上の画像記録領域Rに対応させて設けられ、かつ、第一搬送ローラー23と第二搬送ローラー24との間の搬送経路に沿った領域に配置されている。そして、プラテン29は、ヒーターユニット70が発生させた熱の供給を受けることにより、ロール状透明メディア2の該部位を加熱することができる。
ヒーターユニット70は、ロール状透明メディア2を加熱するためのものであり、不図示のヒーターを有している。このヒーターは、ニクロム線を有しており、当該ニクロム線をプラテン29内部に、プラテン29の支持面から一定距離となるように配置させて構成されている。このため、ヒーターは、通電されることによってニクロム線自体が発熱し、プラテン29の支持面上に位置するロール状透明メディア2の部位に熱を伝導させることができる。このヒーターは、プラテン29の全域にニクロム線を内蔵させて構成されているため、プラテン29上のロール状透明メディア2の部位に対して熱を均一に伝導することができる。本実施の形態において、プラテン上のロール状透明メディア2の部位の温度が45℃となるように、該ロール状透明メディア2の部位を均一に加熱する。これにより、該ロール状透明メディア2の部位に着弾されたインクを乾燥させることができる。
送風ユニット80は、プラテン29上のロール状透明メディア2の部位に風を送ることにより、プラテン29(ヒーターユニット70)と協働して、当該部位上に吐出されたインクを乾燥させるためのものである。この送風ユニット80は、画像記録装置本体に固定された固定送風機の一例としての天井ファン81と、キャリッジ42に設けられ、ヘッド31の移動に伴って移動しながら、ロール状透明メディア2に向けて送風する移動送風機の一例としてのオンキャリッジファン82とを有している。
天井ファン81は、回転することにより、プラテン29上のロール状透明メディア2の部位に向けて風を送って(送風して)、当該部位に着弾されたインクを乾燥させる。この天井ファン81は、軸流ファンであり、図1に示すように、画像記録装置本体(具体的には、画像記録装置本体に設けられた開閉可能な不図示のカバー)に複数設けられている。そして、この各々の天井ファン81は、図1に示すように、カバーが閉じた際に、プラテン29の上方に位置して、当該プラテン29の支持面(当該プラテン29上のロール状透明メディア2)と対向するようになっている。そして、天井ファン81は、プラテン29と対向した状態で、下方向へ送風する(風の向きを、図1の天井ファン81に付した矢印で示す)。
オンキャリッジファン82も、天井ファン81と同様、回転することにより、プラテン29上のロール状透明メディア2の部位に向けて風を送って(送風して)、当該部位に着弾されたインクを乾燥させる。このオンキャリッジファン82も、軸流ファンであり、キャリッジ42に複数(本実施の形態においては、二つ)設けられている。すなわち、図1に示すように、一方のオンキャリッジファン82は、搬送方向においてヘッド31よりも左側に、他方のオンキャリッジファン82は、搬送方向においてヘッド31よりも右側に、それぞれ備えられている。なお、本実施の形態において、二つのオンキャリッジファン82は、常に、同時に作動する(一方のみが作動することはない)。
オンキャリッジファン82は、ヘッド31と共にキャリッジ42に設けられているため、ヘッド31(キャリッジ42)の移動に伴って移動しながら、ロール状透明メディア2に向けて送風する(この点で、移動しながら送風することのない天井ファン81とは異なっている)。本実施の形態において、オンキャリッジファン82は、プラテン29の上方に位置して、当該プラテン29の支持面(当該プラテン29上のロール状透明メディア2)と対向し、下方向へ送風する(風の向きを、図1のオンキャリッジファン82に付した矢印で示す)。
巻き取りユニット90は、搬送ユニット20により送られたロール状透明メディア2(画像記録済みのロール状透明メディア)を巻き取るためのものである。この巻き取りユニット90は、送り出しローラー27から送られたロール状透明メディア2を、左側上方から巻き掛けて右斜め下方へ搬送するための中継ローラー91と、回転可能に支持され中継ローラー91から送られたロール状透明メディア2を巻き取るロール状透明メディア巻き取り駆動軸92と、を有している。
コントローラー60は、画像記録装置1の制御を行うための制御ユニットである。このコントローラー60は、図2に示すように、インターフェース部61と、CPU62と、メモリー63と、ユニット制御回路64と、を有している。インターフェース部61は、外部装置であるホストコンピューター110と画像記録装置1との間でデータの送受信を行うためのものである。CPU62は、画像記録装置1全体の制御を行うための演算処理装置である。メモリー63は、CPU62のプログラムを格納する領域や作業領域等を確保するためのものである。CPU62は、メモリー63に格納されているプログラムに従ったユニット制御回路64により各ユニットを制御する。
検出器群50は、画像記録装置1内の状況を監視するものであり、例えば、前述の弛み検出用センサー、搬送ローラーに取り付けられてロール状透明メディア2の搬送などの制御に利用されるロータリー式エンコーダー、搬送されるロール状透明メディア2の有無を検出する用紙検出センサー、キャリッジ42(又はヘッド31)の搬送方向(左右方向)の位置を検出するためのリニア式エンコーダー、ロール状透明メディア2の幅方向における紙端(エッジ)位置を検出する紙端位置検出センサーなどがある。
===画像記録装置1の動作例について===
上述した通り、本実施の形態に係る画像記録装置1には、列方向(前後方向)にインク吐出ノズルが並んだインク吐出ノズル列を有するヘッド31が設けられている。そして、コントローラー60が、当該ヘッド31を搬送方向(左右方向)に移動させながら、インク吐出ノズルからインクを吐出させ、搬送方向(左右方向)に沿ったラスタラインを形成すること(このこと、すなわち、かかる動作を、画像記録パス又は単にパスと呼ぶ)により、画像記録領域R上のロール状透明メディア2の部位に1ページ分の画像記録を行なう。
ここで、本実施の形態に係るコントローラー60は、複数パス(4パス、6パス、8パス等)による印刷を実行する。すなわち、列方向における画像の解像度を高くするために、パス毎に列方向におけるヘッド31の位置を少しずつ変えて印刷を行なう。また、画像形成方法としては、例えば、公知のインターレース(マイクロウィーブ)印刷が実行される。
これについて、図3を用いてより具体的に説明する。図3は、8パスで印刷するケースにおいて各パスで形成されるラスタラインを示した模式図である。
図3の左側にはヘッド31のインク吐出ノズル列(インク吐出ノズル)が表されており、当該ヘッド31(インク吐出ノズル列)が搬送方向に移動しながらインク吐出ノズルからインクが吐出されることにより、ラスタラインが形成される。図に表されているヘッド31(インク吐出ノズル列)の列方向における位置は、1パス目のときの位置であり、かかる位置を維持したままヘッド31(インク吐出ノズル列)が搬送方向に移動すると、1パス目の印刷が実行され、図に表された3つのラスタライン(右端にパス1と書かれているラスタラインL1)が形成される。なお、図3においては、図を分かり易くするために、途切れた部分のない一直線のラスタラインを表しているが、当然のことながら、印刷データがない場合には、ラスタラインに途切れた部分が生じ得る。
そして、次に、ヘッド31(インク吐出ノズル列)が列方向に移動して、移動後の位置を維持したままヘッド31(インク吐出ノズル列)が搬送方向に移動すると、2パス目の印刷が実行され、図に表された2つのラスタライン(右端にパス2と書かれているラスタラインL2)が形成される。なお、インターレース(マイクロウィーブ)印刷が採用されているため、前記ラスタラインL1に隣接するラスタラインL2は、ラスタラインL1を形成するインクが吐出されたインク吐出ノズルとは異なるインク吐出ノズルから吐出されたインクにより形成されることとなる。そのため、ヘッド31(インク吐出ノズル列)の列方向への移動距離は、ノズル間距離(例えば、1/180インチ)の1/8分(1/180×1/8=1/1440インチ)ではなく、これより大きな距離(以下では、この距離を距離dとする)となる。
以下、同様の動作が行なわれることにより、3〜8パス目の印刷が実行されて、図に表された残りのラスタライン(右端にパス3〜8と書かれているラスタラインL3〜L8)が形成される。このように、8パスでラスタラインが形成されることにより、列方向における画像の解像度を8倍(=1440÷180)の解像度とすることが可能となる。
なお、本実施の形態においては、所謂双方向印刷が行なわれる。すなわち、1パス、3パス、5パス、7パス目の印刷が行なわれるときにヘッド31(インク吐出ノズル列)が移動する方向と2パス、4パス、6パス、8パス目の印刷が行なわれるときにヘッド31(インク吐出ノズル列)が移動する方向は互いに逆方向となる。
ところで、本実施の形態においては、カラー画像(ここでは、ラベルの画像)を印刷するカラー画像印刷と当該カラー画像の背景となる背景画像を印刷する背景画像印刷が行われる。そして、かかる場合には、前述した1ページ分の画像記録(すなわち、画像記録パスを複数回実行することによる画像記録)が、2回(すなわち、カラー画像の画像記録と背景画像の画像記録)実施され、カラー画像の層(以下、レイヤーとも呼ぶ)と背景画像の層とが重ねられる。
以下では、画像記録装置1の動作例として、背景画像記録パスを8回実行して背景画像をロール状透明メディア2に印刷する背景画像印刷処理を行い、当該背景画像印刷処理に引き続いてカラー画像記録パスを8回実行してカラー画像をロール状透明メディア2に印刷するカラー画像印刷処理を行うケースを例に挙げて説明する。
<<<画像記録装置1の画像記録動作例について>>>
ここでは、画像記録装置1の画像記録動作例について、前記ケースに基づき図4を用いて説明する。図4は、画像記録装置1の画像記録動作例を説明するための説明図である。なお、当該画像記録動作は、主としてコントローラー60により実現される。特に、本実施の形態においては、メモリー63に格納されたプログラムをCPU62が処理することにより実現される。そして、このプログラムは、以下に説明する各種の動作を行なうためのコードから構成されている。
前述した間欠的なロール状透明メディア2の搬送が行なわれてロール状透明メディア2が停止すると、画像記録領域R上のロール状透明メディア2の部位に1ページ分の背景画像記録を行なうための背景画像印刷処理が、コントローラー60により開始される。
先ず、コントローラー60は、1回目の背景画像記録パスを実行する。すなわち、コントローラー60は、ヘッド31をロール状透明メディア2に対して搬送方向に相対移動させつつ(本実施の形態においては、ヘッド31の方を搬送方向に移動させる)、ヘッド31に背景画像用インクを吐出させて、1パス目の背景画像印刷(図3に示されたラスタラインL1の形成)を実行する(ステップS1)。なお、本実施の形態においては、背景画像として白画像(所謂白ベタ画像)を印刷する。そのため、背景画像用インクとして、ホワイトインクが用いられる。
次に、コントローラー60は、2回目の背景画像記録パスを実行する。すなわち、コントローラー60は、ヘッド31を列方向へ距離dだけ移動させてから、ヘッド31を搬送方向に移動させつつ、ヘッド31にホワイトインクを吐出させて、2パス目の背景画像印刷(図3に示されたラスタラインL2の形成)を実行する(ステップS3)。
そして、以下、2回目の背景画像記録パスと同様の動作が6回繰り返し行なわれることにより、3〜8パス目の背景画像印刷(図3に示されたラスタラインL3〜L8の形成)がコントローラー60により実行されることとなる(ステップS5、S7、S9、S11、S13、S15)。
このように、コントローラー60は、ヘッド31をロール状透明メディア2に対して搬送方向(移動方向に相当)に相対移動させつつヘッド31に背景画像用インクを吐出させる背景画像記録パスを、前記搬送方向と交差する列方向(交差方向に相当)におけるヘッド31のロール状透明メディア2に対する相対位置を変えて複数回(8回)実行して、カラー画像の背景となる背景画像をロール状透明メディア2に印刷する背景画像印刷処理を実行する。そして、かかる背景画像印刷処理の実行により、1ページ分の白ベタ画像がロール状透明メディア2に形成されることとなる。
次に、背景画像印刷処理からのロール状透明メディア2の停止状態を維持しつつ、画像記録領域R上のロール状透明メディア2の部位(すなわち、白ベタ画像が形成されている部位)に1ページ分のカラー画像記録(本実施の形態においては、ラベルの画像記録)を行なうためのカラー画像印刷処理が、コントローラー60により開始される。
先ず、コントローラー60は、1回目のカラー画像記録パスを実行する。すなわち、コントローラー60は、ヘッド31をロール状透明メディア2に対して搬送方向に相対移動させつつ(本実施の形態においては、ヘッド31の方を搬送方向に移動させる)、ヘッド31にカラー画像用インクを吐出させて、1パス目のカラー画像印刷(図3に示されたラスタラインL1の形成)を実行する(ステップS17)。なお、本実施の形態においては、カラー画像用インクとして、4色のインク、すなわち、イエローインク、マゼンタインク、シアンインク、及び、ブラックインクが用いられる。
次に、コントローラー60は、2回目のカラー画像記録パスを実行する。すなわち、コントローラー60は、ヘッド31を列方向へ距離dだけ移動させてから、ヘッド31を搬送方向に移動させつつ、ヘッド31にイエローインク、マゼンタインク、シアンインク、及び、ブラックインクを吐出させて、2パス目のカラー画像印刷(図3に示されたラスタラインL2の形成)を実行する(ステップS19)。
そして、以下、2回目のカラー画像記録パスと同様の動作が6回繰り返し行なわれることにより、3〜8パス目のカラー画像印刷(図3に示されたラスタラインL3〜L8の形成)がコントローラー60により実行されることとなる(ステップS21、S23、S25、S27、S29、S31)。
このように、コントローラー60は、ヘッド31をロール状透明メディア2に対して搬送方向(移動方向に相当)に相対移動させつつヘッド31にカラー画像用インクを吐出させるカラー画像記録パスを、前記搬送方向と交差する列方向(交差方向に相当)におけるヘッド31のロール状透明メディア2に対する相対位置を変えて複数回(8回)実行して、カラー画像をロール状透明メディア2に印刷するカラー画像印刷処理を実行する。そして、かかるカラー画像印刷処理の実行により、1ページ分のカラー画像(ラベルの画像)がロール状透明メディア2に形成されることとなる。換言すれば、1ページ分のカラー画像が1ページ分の背景画像(白ベタ画像)上に重ねられる(背景画像のレイヤー上にカラー画像のレイヤーが重ねられる)。
そして、当該カラー画像印刷処理が終了した際に、コントローラー60は、前述した間欠的なロール状透明メディア2の搬送を行う。そして、当該搬送に引き続いて、次ページの1ページ分の背景画像記録を行なうための背景画像印刷処理を開始する(図4参照)。
なお、図4には、各ステップの間に、PW又はLWの記号が記されているが、これらは、後述するウェイト処理が実行されることを意味する。PWは、2つの連続するパスの間に実行されるパス間ウェイト処理であり、LWは、2つのレイヤー(すなわち、背景画像のレイヤーとカラー画像のレイヤー)形成の間(換言すれば、背景画像印刷処理とカラー画像印刷処理の間)に実行されるレイヤー間ウェイト処理である。また、パス間ウェイト処理のうち、2つの連続する背景画像記録パスの間に実行される処理を背景画像記録パス間ウェイト処理(BPW)とし、2つの連続するカラー画像記録パスの間に実行される処理をカラー画像記録パス間ウェイト処理(CPW)としている。以下では、当該ウェイト処理について、詳しく説明する。
<ウェイト処理について>
ここでは、ウェイト処理について、図4及び図5を用いて説明する。図5は、図1に対応した図であり、ヘッド31が退避位置に位置するときの画像記録装置1の様子を示した概略図である。
ウェイト処理は、ロール状透明メディア2に着弾されたインクをプラテン29の熱により十分に乾燥させる時間を確保するために、パス間又はレイヤー間で、ヘッド31をプラテン29上から退避した退避位置へ移動させて退避位置にてヘッド31を所定待機時間待機させる処理である。前述したとおり、ウェイト処理としては、パス間ウェイト処理とレイヤー間ウェイト処理が実行される。以下では、パス間ウェイト処理について先ず説明し、これに引き続いて、レイヤー間ウェイト処理について説明する。
パス間ウェイト処理は、パス間で、ヘッド31をプラテン29上から退避した退避位置へ移動させて退避位置にてヘッド31を所定待機時間待機させる処理(以下、待機処理とも呼ぶ)である。本実施の形態においては、図4に示されるように、1ページ分の画像記録を行う間に、背景画像記録パス間ウェイト処理(BPW)が7回、カラー画像記録パス間ウェイト処理(CPW)が7回、それぞれ実行されるが、各パス間ウェイト処理は同様であるので、以下、1回目の背景画像記録パスと2回目の背景画像記録パスの間のパス間ウェイト処理を例に挙げて説明する。
前述したとおり、コントローラー60は、ステップS1で1回目の背景画像記録パス(1パス目の背景画像印刷)を実行した後に、ステップS3で2回目の背景画像記録パス(2パス目の背景画像印刷)を実行する。しかしながら、1回目の背景画像記録パスの実行後すぐに、2回目の背景画像記録パスを実行するのではなく、1回目の背景画像記録パスの実行後に、ヘッド31を退避位置へ移動させて所定待機時間待機させてから、2回目の背景画像記録パスを実行する。
すなわち、コントローラー60が、1回目の背景画像記録パスを実行し終えたときには、ヘッド31はプラテン29の上方に位置しているが、コントローラー60は、かかる位置(以下、上方位置と呼ぶ)に位置しているヘッド31をプラテン29上から退避した退避位置へ移動させる。ここで、プラテン29上から退避した退避位置とは、ヘッド31がこの位置に位置しているときにヘッド31の鉛直方向下方にプラテン29が存在していない位置のことであり、本実施の形態においては、図5に示す位置、すなわち前述したクリーニングユニット43とフラッシングユニット44の間の位置である。そして、コントローラー60は、当該退避位置にて所定待機時間だけヘッド31を待機させる。コントローラー60は、当該所定待機時間が経過すると、ヘッド31を移動させて前記上方位置へ位置させる(戻す)。そして、コントローラー60は、ヘッド31が上方位置へ位置したら、2回目の背景画像記録パスの実行を開始する。
また、本実施の形態に係るコントローラー60は、パス間ウェイト処理として、前記待機処理に加え、送風ユニット80に対する以下の2つの制御を実行する。
第一に、コントローラー60は、天井ファン81の風速を増加させる(以下、天井ファン増速処理とも呼ぶ)。コントローラー60は、1回目の背景画像記録パスを実行する際に、天井ファン81を制御してロール状透明メディア2に向けた送風を行うが、かかる際の天井ファン81の風速が弱い風速(弱風)となるように制御する。なぜならば、パスを実行する際に、当該風速を強い風速(強風)とすると、ヘッド31により吐出されるインクに飛行曲がりが発生し、インクの着弾ずれが生ずる可能性があるからである(図1においては、天井ファン81からの風をキャリッジ42がブロックするように見えるが、実際には、キャリッジ42に隙間があり、風速を強風とすると、隙間と天井ファン81との相対位置関係によっては、当該隙間からの風が飛行曲がりを発生させ得る。また、風速を強風とすると、横方向からヘッド31下へ風がまわりこむ現象も生じ得る)。
そして、コントローラー60は、1回目の背景画像記録パスを実行し終えて、ヘッド31を退避位置に移動させた際に、ヘッド31を待機させると共に、天井ファン81の風速を強い風速(強風)とする。すなわち、コントローラー60は、インク吐出がされず前記飛行曲がり発生の可能性がなくなったため、背景画像記録パスを実行する際の天井ファン81の風速よりも速い風速で送風を行う。コントローラー60は、前述した所定待機時間が経過すると、天井ファン81の風速を弱風に戻す。そして、コントローラー60は、2回目の背景画像記録パスの実行を開始する。
第二に、コントローラー60は、オンキャリッジファン82による送風を止める(以下、オンキャリッジファン停止処理とも呼ぶ)。コントローラー60は、1回目の背景画像記録パスを実行する際に、天井ファン81と同様、オンキャリッジファン82を制御してロール状透明メディア2に向けた送風を行う。これは、天井ファン81を弱風にすることによりインク乾燥能力が落ちる分を、オンキャリッジファン82で補完するためである。なお、オンキャリッジファン82は、ヘッド31と一体的に移動するため、ヘッド31から少し離れた一定距離(図5参照)をヘッド31との間で常に保った状態で、送風する。そのため、オンキャリッジファン82による飛行曲がりは殆ど発生しない。
そして、コントローラー60は、1回目の背景画像記録パスを実行し終えて、ヘッド31を退避位置に移動させた際に、ヘッド31を待機させると共に、オンキャリッジファン82による送風を止める。すなわち、コントローラー60は、ヘッド31の退避位置への移動によりオンキャリッジファン82からの風がロール状透明メディア2の背景画像記録部位に当たる状況ではなくなったため、送風を止める。コントローラー60は、前述した所定待機時間が経過すると、送風を再開する。そして、コントローラー60は、2回目の背景画像記録パスの実行を開始する。
このように、本実施の形態に係るパス間ウェイト処理は、待機処理、天井ファン増速処理、オンキャリッジファン停止処理からなる処理となっている。
なお、上述したとおり、パス間ウェイト処理には、背景画像記録パス間ウェイト処理とカラー画像記録パス間ウェイト処理があり、カラー画像記録パス間ウェイト処理においても、背景画像記録パス間ウェイト処理と同様の処理が行われる。しかしながら、前記待機処理の待機時間が双方で異なっている。すなわち、コントローラー60は、複数回のカラー画像記録パスの間、及び、複数回の背景画像記録パスの間、の双方においてウェイト処理を実行するが、ヘッド31を待機させる待機時間が前者よりも後者にて長くなるように当該ウェイト処理を実行する。このことにより、カラー画像記録パス間ウェイト処理における待機時間の方が背景画像記録パス間ウェイト処理における待機時間よりも短くなる。
次に、レイヤー間ウェイト処理について説明する。レイヤー間ウェイト処理は、レイヤー間(すなわち、背景画像印刷処理とカラー画像印刷処理の間)で、ヘッド31をプラテン29上から退避した退避位置へ移動させて退避位置にてヘッド31を所定待機時間待機させる処理である。本実施の形態においては、図4に示されるように、1ページ分の画像記録を行う間に、1回だけ実行される。
前述したとおり、コントローラー60は、ステップS15で8回目の背景画像記録パス(8パス目の背景画像印刷)を実行した後に、ステップS17で1回目のカラー画像記録パス(1パス目のカラー画像印刷)を実行する。しかしながら、8回目の背景画像記録パスの実行後すぐに、1回目のカラー画像記録パスを実行するのではなく、8回目の背景画像記録パスの実行後に、前述したウェイト処理を実行してから、1回目のカラー画像記録パスを実行する。
なお、レイヤー間ウェイト処理においても、パス間ウェイト処理と同様の処理(すなわち、待機処理に加えて、天井ファン増速処理、オンキャリッジファン停止処理)が行われる。しかしながら、前記待機処理の待機時間が双方で異なっている。すなわち、コントローラー60は、パス間及びレイヤー間の双方においてウェイト処理を実行するが、ヘッド31を待機させる待機時間が前者よりも(具体的には、背景画像記録パス間及びカラー画像記録パス間のいずれよりも)後者にて長くなるように当該ウェイト処理を実行する。このことにより、レイヤー間ウェイト処理における待機時間の方がパス間ウェイト処理における待機時間よりも長くなる。
<表刷り印刷と裏刷り印刷について>
図4を用いて説明した前述の画像記録動作例においては、コントローラー60が、先ず背景画像印刷処理を行い、当該背景画像印刷処理に引き続いてカラー画像印刷処理を行っていた。しかしながら、図6に示すように、コントローラー60は、双方の手順を逆にすること、すなわち、先ずカラー画像印刷処理を行い、当該カラー画像印刷処理に引き続いて背景画像印刷処理を行うこともできる。
一般的に、図4に示した手順による印刷と図6に示した手順による印刷は、それぞれ、表刷り印刷、裏刷り印刷と呼ばれている。そして、本実施の形態に係る画像記録装置1においては、双方の印刷が行えるようになっている。つまり、本実施の形態に係るコントローラー60は、背景画像印刷処理を行い、当該背景画像印刷処理に引き続いてカラー画像印刷処理を行う表刷り印刷処理と、カラー画像印刷処理を行い、当該カラー画像印刷処理に引き続いて背景画像印刷処理を行う裏刷り印刷処理と、を選択的に実行する。
そして、図6に示すように、裏刷り印刷処理においても、表刷り印刷処理と同様、1ページ分の画像記録を行う間に、7回のカラー画像記録パス間ウェイト処理、7回の背景画像記録パス間ウェイト処理、及び、1回のレイヤー間ウェイト処理が実行され、各々のウェイト処理において、待機処理、天井ファン増速処理、及び、オンキャリッジファン停止処理が行われる。しかしながら、裏刷り印刷処理と表刷り印刷処理とでは、待機処理の待機時間に関して、以下のように相違している。
第一に、コントローラー60は、表刷り印刷処理における複数回の背景画像記録パスの間、及び、裏刷り印刷処理における複数回の背景画像記録パスの間、の双方においてウェイト処理を実行するが、ヘッド31を待機させる待機時間が後者よりも前者にて長くなるように当該ウェイト処理を実行する。このことにより、表刷り印刷処理における背景画像記録パス間ウェイト処理における待機時間の方が裏刷り印刷処理における背景画像記録パス間ウェイト処理における待機時間よりも長くなる。
第二に、コントローラー60は、表刷り印刷処理における背景画像印刷処理とカラー画像印刷処理の間、及び、裏刷り印刷処理におけるカラー画像印刷処理と背景画像印刷処理の間、の双方においてウェイト処理を実行するが、ヘッド31を待機させる待機時間が後者よりも前者にて長くなるように当該ウェイト処理を実行する。このことにより、表刷り印刷処理におけるレイヤー間ウェイト処理における待機時間の方が裏刷り印刷処理におけるレイヤー間ウェイト処理における待機時間よりも長くなる。
図7は、これまでに説明した待機時間の関係について表に纏めたものである。表において、T1〜T5は時間を表しており、T1<T2<T3<T4<T5である。なお、本実施の形態においては、T1、T2、T3、T4、T5は、それぞれ、1秒、1.3秒、1.5秒、3秒、4秒に設定されている。
===本実施の形態に係る画像記録装置1の有効性について===
上述したとおり、本実施の形態に係る画像記録装置1は、ロール状透明メディア2を支持し、かつ、加熱するプラテン29と、プラテン29により支持されたロール状透明メディア2にカラー画像用インク及び背景画像用インクを吐出するヘッド31と、ヘッド31にカラー画像用インクを吐出させて、カラー画像をロール状透明メディア2に印刷するカラー画像印刷処理、及び、ヘッド31に背景画像用インクを吐出させて、カラー画像の背景となる背景画像をロール状透明メディア2に印刷する背景画像印刷処理、のうちの一方の処理を行い、該一方の処理に引き続いて他方の処理を行うコントローラー60と、を有している。そして、当該コントローラー60は、前記一方の処理と前記他方の処理との間(すなわち、レイヤー間)に、ヘッド31をプラテン29上から退避した退避位置へ移動させて退避位置にてヘッド31を待機させるウェイト処理を実行する。すなわち、コントローラー60は、待機処理を備えたレイヤー間ウェイト処理を実行する。そして、このことにより、画像の画質の劣化を抑えることが可能となる。
比較例に係る画像記録装置1においては、このようなレイヤー間ウェイト処理を実行していなかったため、以下の問題点が生じていた。
すなわち、表刷り印刷を例に挙げて説明すると(裏刷り印刷についても同様である)、当該レイヤー間ウェイト処理を実行していなかったため、背景画像が形成されてからすぐに、カラー画像が背景画像に重ねられていた。そのため、背景画像のインクとカラー画像のインクが混ざり合って滲みが生ずる事象が発生していた。さらに、背景画像が形成された直後においては、背景画像に波状の凹凸(以下、波打ちと呼ぶ)が生じている場合があり、したがって、波打っている(凸凹している)背景画像の上にカラー画像が重ねられる状況が発生していた。そのため、画像の画質の劣化が生じていた。
これに対し、本実施の形態に係る画像記録装置1においては、レイヤー間ウェイト処理を実行するため、背景画像のインクをプラテン29の熱により十分に乾燥させる時間をレイヤー間で確保することができる。そのため、背景画像が十分に乾燥してから、カラー画像が形成されることとなり、上述した滲みの発生が抑制される。
また、レイヤー間ウェイト処理を実行するため、背景画像の形成後暫くしてから、カラー画像が背景画像に重ねられる。そのため、背景画像が形成された直後に生じていた波打ちは、レイヤー間ウェイト処理が行われている間に、重力等により徐々に平滑化され、平坦な背景画像の上にカラー画像を重ねることが可能となる。
さらに、レイヤー間ウェイト処理においては、ヘッド31を退避位置へ移動させて退避位置にてヘッド31を待機させるので、インク吐出ノズルの目詰まりの発生を抑制することが可能となる。すなわち、仮にヘッド31を退避位置へ移動させないでプラテン29の上方に位置させたままにすると、プラテン29の熱がインク吐出ノズルに位置するインクに作用することにより、インクの粘度が変化して不適切な値となる。そして、このことに起因して、インク吐出ノズルの目詰まりが発生することとなる。本実施の形態においては、ヘッド31を退避位置へ移動させて退避位置にてヘッド31を待機させるので、当該目詰まりの発生を抑制することが可能となる。
このように、本実施の形態においては、滲みの発生が抑制され、平坦な背景画像の上にカラー画像を重ねること(裏刷り印刷の場合には、平坦なカラー画像の上に背景画像を重ねること)が可能となり、かつ、目詰まりの発生が抑制される。そのため、画像の画質の劣化が抑えられることとなる。
===その他の実施の形態===
上記の実施の形態は、主として印刷装置について記載されているが、印刷方法等の開示も含まれている。また、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることは言うまでもない。特に、以下に述べる実施形態であっても、本発明に含まれるものである。
また、上記実施の形態においては、媒体としてロール状透明メディア2を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、カットされたメディアであってもよいし、透明でないメディアであってもよい。
また、上記実施の形態において、コントローラー60は、カラー画像印刷処理及び背景画像印刷処理を行う際に、天井ファン81を制御してロール状透明メディア2に向けた送風を行い、レイヤー間ウェイト処理は、ヘッド31をプラテン29上から退避した退避位置へ移動させて退避位置にてヘッド31を待機させ、かつ、カラー画像印刷処理及び背景画像印刷処理を行う際の天井ファン81の風速よりも速い風速で、送風を行う処理であることとした。すなわち、レイヤー間ウェイト処理は、待機処理と天井ファン増速処理とを備えることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、天井ファン増速処理を備えないこととしてもよい。
ただし、天井ファン増速処理を備えることで、ロール状透明メディア2に着弾されたインクをレイヤー間でより適切に乾燥させることができ、画像の画質の劣化をより適切に抑えることが可能となる点で、上記実施の形態の方が望ましい。
また、上記実施の形態において、コントローラー60は、カラー画像印刷処理及び背景画像印刷処理を行う際に、天井ファン81及びオンキャリッジファン82を制御してロール状透明メディア2に向けた送風を行い、レイヤー間ウェイト処理は、ヘッド31をプラテン29上から退避した退避位置へ移動させて退避位置にてヘッド31を待機させ、かつ、カラー画像印刷処理及び背景画像印刷処理を行う際の天井ファン81の風速よりも速い風速で、天井ファン81による送風を行う一方で、オンキャリッジファン82による送風を止める処理であることとした。すなわち、レイヤー間ウェイト処理は、待機処理と天井ファン増速処理とオンキャリッジファン停止処理とを備えることとしたが、これに限定されるものではなく、例えば、オンキャリッジファン停止処理を備えないこととしてもよい。
ただし、オンキャリッジファン停止処理を備えることで、電力の節約が可能となる点で、上記実施の形態の方が望ましい。
また、図5に示されているように、上記実施の形態においては、ヘッド31が退避位置にて待機している際に、2つのオンキャリッジファン82は、それぞれ、クリーニングユニット43上とフラッシングユニット44上に位置する(換言すれば、オンキャリッジファン82からの風の進行方向にクリーニングユニット43やフラッシングユニット44が位置する)。そして、かかる状態で、仮にオンキャリッジファン82を停止させることなく作動させることとすると、クリーニングユニット43やフラッシングユニット44に向けて送風が行われることとなり、クリーニングユニット43やフラッシングユニット44内のインクが乾燥してユニットに固着してしまう不都合が発生し得る。上記実施の形態においては、オンキャリッジファン停止処理を備えているので、当該不都合の発生を防止することが可能となり、かかる点でも、上記実施の形態の方が望ましい。
また、上記実施の形態において、コントローラー60は、表刷り印刷処理における背景画像印刷処理とカラー画像印刷処理の間、及び、裏刷り印刷処理におけるカラー画像印刷処理と背景画像印刷処理の間、の双方において、ヘッドを待機させる待機時間が後者よりも前者にて長くなるようにレイヤー間ウェイト処理を実行することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、レイヤー間ウェイト処理の待機時間が、表刷り印刷処理と裏刷り印刷処理とで同じになるように、レイヤー間ウェイト処理を実行することとしてもよい。
背景画像を印刷するためには、その遮蔽性(背景画像がロール状透明メディア2を隙間なく覆っていること、つまり、背景画像を見たときに透けないこと)を確保するために、カラー画像と比べて、多量のインクを吐出する必要がある(つまり、インクの打ち込み量が多い)。そのため、背景画像のインクの方が、カラー画像のインクよりも乾き難い傾向がある。
一方で、表刷り印刷の場合には、背景画像印刷処理を先ず行い、当該背景画像印刷処理に引き続いてカラー画像印刷処理を行うので、乾き難い背景画像の上にカラー画像が重ねられるのに対し、裏刷り印刷の場合には、カラー画像印刷処理を先ず行い、当該カラー画像印刷処理に引き続いて背景画像印刷処理を行うので、比較的乾き易いカラー画像の上に背景画像が重ねられる。
したがって、裏刷り印刷処理におけるレイヤー間ウェイト処理の待機時間よりも表刷り印刷処理におけるレイヤー間ウェイト処理の待機時間の方を長くすることとすれば、比較的乾き難い背景画像について、画像の画質の劣化を抑える対策が確実に採られる一方で、比較的乾き易いカラー画像については、印刷速度を向上させることを重視してレイヤー間ウェイト処理が短縮されることとなる。そのため、画像の画質の劣化を抑えつつ印刷速度を向上させることが可能となり、かかる点で、上記実施の形態の方が望ましい。
また、上記実施の形態においては、印刷装置としてラテラルスキャン型のラベル印刷機を例に挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、例えば、シリアルスキャン型のラージフォーマットプリンターであってもよい。
以下では、当該シリアルスキャン型のラージフォーマットプリンター(以下、インクジェットプリンター501と呼ぶ)について、図8及び図9を用いて説明する。図8は、インクジェットプリンター501の外観模式図である。図9は、インクジェットプリンター501の構成を示す概略図である。
図8および図9に示すように、インクジェットプリンター501は、プリンター本体502と、プリンター本体502を支持する支持スタンド503と、を備えている。このインクジェットプリンター501は、ロール状透明メディア521を支持し、かつ、加熱するプラテン(不図示)と、プラテンにより支持されたロール状透明メディア521にカラー画像用インク及び背景画像用インクを吐出するインクジェットヘッド541と、コントローラーと、を備えている。そして、当該インクジェットプリンター501においても、前述した背景画像印刷処理とカラー画像印刷処理がコントローラーにより実行される。
表刷り印刷処理を例に挙げて説明すると、コントローラーは、先ず、インクジェットヘッド541をロール状透明メディア521に対して移動方向(図9において、黒太矢印で示した方向)に相対移動させつつインクジェットヘッド541に背景画像用インクを吐出させる背景画像記録パスを、前記移動方向と交差する交差方向(図9において、白太矢印で示した方向)におけるインクジェットヘッド541のロール状透明メディア521に対する相対位置を変えて複数回実行して、カラー画像の背景となる背景画像をロール状透明メディア521に印刷する背景画像印刷処理を実行する。
ここで、コントローラーは、上述したラベル印刷機と同様、インクジェットヘッド541の方をロール状透明メディア521に対して移動方向に移動させつつインクジェットヘッド541に背景画像用インクを吐出させて背景画像記録パスを実行する。しかしながら、ラベル印刷機においては、当該背景画像記録パスを交差方向におけるインクジェットヘッド541のロール状透明メディア521に対する相対位置を変えて複数回実行する際に、インクジェットヘッド541を交差方向に移動させることにより当該相対位置を変えていたのに対し、インクジェットプリンター501においては、かかる際に、ロール状透明メディア521の方を交差方向に移動させることにより当該相対位置を変える。つまり、インクジェットプリンター501においては、レベル印刷機とは異なり、コントローラーが、ロール状透明メディア521を搬送方向(すなわち、前記交差方向)に送りながら、背景画像印刷処理を実行する。
コントローラーは、背景画像印刷処理の実行が終了したら、これに引き続いてカラー画像印刷処理を実行するが、カラー画像印刷処理を実行する前に、背景画像印刷処理において送った分の搬送量だけ、ロール状透明メディア521をバックフィードする。
次に、コントローラーは、インクジェットヘッド541をロール状透明メディア521に対して移動方向(図9において、黒太矢印で示した方向)に相対移動させつつインクジェットヘッド541にカラー画像用インクを吐出させるカラー画像記録パスを、前記移動方向と交差する交差方向(図9において、白太矢印で示した方向)におけるインクジェットヘッド541のロール状透明メディア521に対する相対位置を変えて複数回実行して、カラー画像をロール状透明メディア521に印刷するカラー画像印刷処理を実行する。
なお、かかる際にも、コントローラーは、インクジェットヘッド541の方をロール状透明メディア521に対して移動方向に移動させつつインクジェットヘッド541にカラー画像用インクを吐出させてカラー画像記録パスを実行し、当該カラー画像記録パスを交差方向におけるインクジェットヘッド541のロール状透明メディア521に対する相対位置を変えて複数回実行する際に、ロール状透明メディア521の方を交差方向に移動させることにより当該相対位置を変える。
そして、このような背景画像印刷処理とカラー画像印刷処理の間に、上述した待機処理を備えたレイヤー間ウェイト処理を行うようにしてもよい。
また、図8及び図9に示したインクジェットプリンター501に、天井ファンやオンキャリッジファンを設けて、レイヤー間ウェイト処理にて前述した天井ファン増速処理やオンキャリッジファン停止処理を実行してもよい。
1 画像記録装置、2 ロール状透明メディア
10 給送ユニット、18 ロール状透明メディア巻軸、19 中継ローラー
20 搬送ユニット、20a ステアリングユニット
21 中継ローラー、22 中継ローラー
23 第一搬送ローラー、23a 第一駆動ローラー、23b 第一従動ローラー
24 第二搬送ローラー、24a 第二駆動ローラー、24b 第二従動ローラー
25 反転ローラー、26 中継ローラー、27 送り出しローラー
29 プラテン
30 ヘッドユニット、31 ヘッド、32 ノズル面
35 インク補給ユニット
40 キャリッジユニット、41 ガイドレール、42 キャリッジ
43 クリーニングユニット、44 フラッシングユニット
50 検出器群
60 コントローラー、61 インターフェース部、62 CPU
63 メモリー、64 ユニット制御回路
70 ヒーターユニット、80 送風ユニット
81 天井ファン、82 オンキャリッジファン
90 巻き取りユニット、91 中継ローラー
92 ロール状透明メディア巻き取り駆動軸
110 ホストコンピューター
501 インクジェットプリンター、502 プリンター本体、503 支持スタンド
521 ロール状透明メディア、541 インクジェットヘッド

Claims (5)

  1. 媒体を支持し、かつ、加熱するプラテンと、
    前記プラテンにより支持された前記媒体にカラー画像用インク及び背景画像用インクを吐出するヘッドと、
    前記ヘッドを前記媒体に対して移動方向に相対移動させつつ前記ヘッドにカラー画像用インクを吐出させるカラー画像記録パスを、前記移動方向と交差する交差方向における前記ヘッドの前記媒体に対する相対位置を変えて複数回実行して、カラー画像を前記媒体に印刷するカラー画像印刷処理、及び、
    前記ヘッドを前記媒体に対して移動方向に相対移動させつつ前記ヘッドに背景画像用インクを吐出させる背景画像記録パスを、前記移動方向と交差する交差方向における前記ヘッドの前記媒体に対する相対位置を変えて複数回実行して、前記カラー画像の背景となる背景画像を前記媒体に印刷する背景画像印刷処理、のうちの一方の処理を行い、該一方の処理に引き続いて他方の処理を行うコントローラーと、
    を有する印刷装置であって、
    前記コントローラーは、
    複数回の前記カラー画像記録パスの間、及び、複数回の前記背景画像記録パスの間に、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させるパス間ウェイト処理を実行し、
    前記一方の処理と前記他方の処理の間に、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させるレイヤー間ウェイト処理を、該レイヤー間ウェイト処理の待機時間の方が前記パス間ウェイト処理の待機時間よりも長くなるように実行することを特徴とする印刷装置。
  2. 媒体を支持し、かつ、加熱するプラテンと、
    前記プラテンにより支持された前記媒体にカラー画像用インク及び背景画像用インクを吐出するヘッドと、
    前記ヘッドにカラー画像用インクを吐出させて、カラー画像を前記媒体に印刷するカラー画像印刷処理、及び、前記ヘッドに背景画像用インクを吐出させて、前記カラー画像の背景となる背景画像を前記媒体に印刷する背景画像印刷処理、のうちの一方の処理を行い、該一方の処理に引き続いて他方の処理を行うコントローラーと、
    を有する印刷装置であって、
    前記コントローラーは、前記一方の処理と前記他方の処理の間に、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させるウェイト処理を実行し、
    前記媒体に向けて送風する送風機を備え、
    前記コントローラーは、前記カラー画像印刷処理及び前記背景画像印刷処理を行う際に、前記送風機を制御して前記媒体に向けた送風を行い、
    前記ウェイト処理は、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させ、かつ、前記カラー画像印刷処理及び前記背景画像印刷処理を行う際の前記送風機の風速よりも速い風速で、前記送風を行う処理であることを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項2に記載の印刷装置において、
    前記送風機は、印刷装置本体に固定された固定送風機であり、
    前記ヘッドを支持し、前記ヘッドの移動に伴って移動するキャリッジと、
    前記キャリッジに設けられ、前記ヘッドの移動に伴って移動しながら、前記媒体に向けて送風する移動送風機と、をさらに有し、
    前記コントローラーは、前記カラー画像印刷処理及び前記背景画像印刷処理を行う際に、前記固定送風機及び前記移動送風機を制御して前記媒体に向けた送風を行い、
    前記ウェイト処理は、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させ、かつ、前記カラー画像印刷処理及び前記背景画像印刷処理を行う際の前記固定送風機の風速よりも速い風速で、前記固定送風機による前記送風を行う一方で、前記移動送風機による前記送風を止める処理であることを特徴とする印刷装置。
  4. 媒体を支持し、かつ、加熱するプラテンと、
    前記プラテンにより支持された前記媒体にカラー画像用インク及び背景画像用インクを吐出するヘッドと、
    前記ヘッドを前記媒体に対して移動方向に相対移動させつつ前記ヘッドにカラー画像用インクを吐出させるカラー画像記録パスを、前記移動方向と交差する交差方向における前記ヘッドの前記媒体に対する相対位置を変えて複数回実行して、カラー画像を前記媒体に印刷するカラー画像印刷処理、及び、
    前記ヘッドを前記媒体に対して移動方向に相対移動させつつ前記ヘッドに背景画像用インクを吐出させる背景画像記録パスを、前記移動方向と交差する交差方向における前記ヘッドの前記媒体に対する相対位置を変えて複数回実行して、前記カラー画像の背景となる背景画像を前記媒体に印刷する背景画像印刷処理、のうちの一方の処理を行い、該一方の処理に引き続いて他方の処理を行うコントローラーと、
    を有する印刷装置であって、
    前記コントローラーは、
    複数回の前記カラー画像記録パスの間、及び、複数回の前記背景画像記録パスの間に、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させるパス間ウェイト処理を実行し、
    前記一方の処理と前記他方の処理の間に、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させるレイヤー間ウェイト処理を実行し、
    前記背景画像印刷処理を行い、該背景画像印刷処理に引き続いて前記カラー画像印刷処理を行う表刷り印刷処理と、前記カラー画像印刷処理を行い、該カラー画像印刷処理に引き続いて前記背景画像印刷処理を行う裏刷り印刷処理と、を選択的に実行し、
    前記表刷り印刷処理における複数回の前記背景画像記録パスの間、及び、前記裏刷り印刷処理における複数回の前記背景画像記録パスの間、の双方において、前記ヘッドを待機させる待機時間が後者よりも前者にて長くなるように前記パス間ウェイト処理を実行することを特徴とする印刷装置。
  5. プラテンにより支持され、かつ、加熱された媒体にカラー画像用インク及び背景画像用インクを吐出するヘッドを前記媒体に対して移動方向に相対移動させつつ前記ヘッドにカラー画像用インクを吐出させるカラー画像記録パスを、前記移動方向と交差する交差方向における前記ヘッドの前記媒体に対する相対位置を変えて複数回実行して、カラー画像を前記媒体に印刷するカラー画像印刷処理、及び、前記ヘッドを前記媒体に対して移動方向に相対移動させつつ前記ヘッドに背景画像用インクを吐出させる背景画像記録パスを、前記移動方向と交差する交差方向における前記ヘッドの前記媒体に対する相対位置を変えて複数回実行して、前記カラー画像の背景となる背景画像を前記媒体に印刷する背景画像印刷処理、のうちの一方の処理を行い、該一方の処理に引き続いて他方の処理を行うことと、
    複数回の前記カラー画像記録パスの間、及び、複数回の前記背景画像記録パスの間に、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させるパス間ウェイト処理を実行することと、
    前記一方の処理と前記他方の処理の間に、前記ヘッドを前記プラテン上から退避した退避位置へ移動させて前記退避位置にて前記ヘッドを待機させるレイヤー間ウェイト処理を、該レイヤー間ウェイト処理の待機時間の方が前記パス間ウェイト処理の待機時間よりも長くなるように実行することと、を有することを特徴とする印刷方法。
JP2012077376A 2012-03-29 2012-03-29 印刷装置、及び、印刷方法 Expired - Fee Related JP5970913B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012077376A JP5970913B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 印刷装置、及び、印刷方法
US13/850,394 US8814345B2 (en) 2012-03-29 2013-03-26 Printing device and printing method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012077376A JP5970913B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 印刷装置、及び、印刷方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2013203032A JP2013203032A (ja) 2013-10-07
JP5970913B2 true JP5970913B2 (ja) 2016-08-17

Family

ID=49234365

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012077376A Expired - Fee Related JP5970913B2 (ja) 2012-03-29 2012-03-29 印刷装置、及び、印刷方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US8814345B2 (ja)
JP (1) JP5970913B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015063056A (ja) * 2013-09-25 2015-04-09 キヤノン株式会社 プリント装置
JP6311340B2 (ja) * 2014-02-14 2018-04-18 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置及び媒体の弛み量及び蛇行の把握方法
JP6421564B2 (ja) * 2014-11-26 2018-11-14 セイコーエプソン株式会社 液体吐出装置及び画像形成方法
JP7430084B2 (ja) 2020-03-23 2024-02-09 株式会社Screenホールディングス 印刷装置、印刷システムおよび印刷方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0725163B2 (ja) * 1985-12-10 1995-03-22 セイコーエプソン株式会社 インクジエツト記録装置
JPH03178442A (ja) * 1989-06-20 1991-08-02 Canon Inc インクジェット記録装置
JP2001063019A (ja) * 1999-08-26 2001-03-13 Ricoh Co Ltd インクジェット記録装置
JP4385798B2 (ja) 2004-03-08 2009-12-16 ノーリツ鋼機株式会社 画像形成装置
JP2009292019A (ja) * 2008-06-04 2009-12-17 Seiko Epson Corp 印刷物製造方法
JP5284231B2 (ja) * 2009-09-14 2013-09-11 キヤノン株式会社 インクジェット記録装置およびその乾燥制御方法
JP2012183707A (ja) * 2011-03-04 2012-09-27 Seiko Epson Corp 印刷装置及び印刷方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2013203032A (ja) 2013-10-07
US8814345B2 (en) 2014-08-26
US20130257943A1 (en) 2013-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2012196787A (ja) 液体噴射装置及び液体噴射方法
JP3828411B2 (ja) 画像形成装置
JP2013099862A (ja) 印刷装置、及び、ホワイトインク循環方法
JP5570052B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2008168620A (ja) インクジェット記録装置およびインクジェット記録方法
JP2005231352A (ja) 画像形成装置
JP5970913B2 (ja) 印刷装置、及び、印刷方法
JP5047708B2 (ja) 画像記録装置
JP6044078B2 (ja) 印刷装置、及び、湿潤液供給方法
JP3925729B2 (ja) 画像形成装置
JP2012143874A (ja) インクジェット記録装置
JP5874419B2 (ja) 印刷装置
JP2005212323A (ja) 記録装置
JP2011046110A (ja) インクジェット記録装置
JP2013230658A (ja) 液体吐出装置、及び、熱制御方法
JP5903987B2 (ja) 印刷装置、及び、印刷方法
JP5838564B2 (ja) 液体吐出装置
JP2013203034A (ja) 印刷装置、及び、印刷方法
JP6028900B2 (ja) 液体吐出装置、及び、送風方法
JP2013159007A (ja) 印刷装置、及び、ワイピング方法
JP2013203033A (ja) 印刷装置、及び、印刷方法
JP2013203035A (ja) 印刷装置、及び、印刷方法
EP3056346B1 (en) Printing apparatus and method of cleaning printing apparatus
JP4922069B2 (ja) 画像形成装置
JP7322542B2 (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150213

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20151117

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151118

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160114

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160614

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20160627

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5970913

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees