JP2003211212A - 熱間仕上げ圧延機における板幅制御方法 - Google Patents
熱間仕上げ圧延機における板幅制御方法Info
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Abstract
最終板幅値を正確に目標値近傍に制御可能な熱間仕上げ
圧延機における板幅制御方法を提供する。 【解決手段】 最終幅計において、ある長さの被圧延材
が通過したら、その部分のデータを幅変形モデルオンラ
イン同定装置9に伝送する。幅変形モデルオンライン同
定装置9では、これらのデータを用いて、予め用意した
幅変形モデルを同定する。最終幅推定装置10では、同
定したモデルを基づいて、中間幅計の実測値及びF7ス
タンド以降の圧延実績から最終幅計における幅結果をリ
アルタイミングで予測する。図4の中間幅計目標値変更
装置11では、この最終幅計の予測値と目標設定値との
差を基に中間幅計の目標値を変更する。尚、幅目標値の
変更はバッチ的に実施しても、リアルタイミング的に実
施してもよい。
Description
したタンデム圧延機の板幅制御に関し、特に、スタンド
間幅計の目標値をオンラインで変更することにより、目
標とする板幅が得られるように板幅制御を行う方法に関
するものである。
における幅制御の従来技術を説明する。図4では、21
は7個スタンドからなる仕上げ圧延機、22は被圧延
材、23は例としてF5、F6スタンド間に設置した中間
幅計、24は巻取り装置直前に設置した最終幅計、25
は巻取り装置(コイラ)である。
うに、所定の製品幅にある大きさの加算幅(狙い余幅
量)を加えて定められている。即ち、最終幅計の目標幅
は製品幅+余幅で設定する。この余幅は圧延により生じ
る幅出しのばらつきに切断代や熱膨張代等を加えて決め
られるものであり、最終的には切捨て処理されるもので
あるから、この余幅を出来る限り小さくするように板幅
制御することが、歩留を向上させる上で重要となる。
設定値に、中間幅計〜最終幅計間の幅縮み量を加算して
設定される。この幅縮み量を正確に予測することは中間
幅計狙い幅の設定、引いては余幅を狙い通りに制御する
上で重要な要素となる。
ツキ、スキッドマークによる温度むらのバラツキ等に起
因する圧延幅変動、及び仕上げセットアップ計算による
決定された圧延条件から予測した幅変形量に基づいて、
粗圧延機群に設置された竪ロール(エッジャー)の開度
を調節することにより板幅制御が行われていた。例え
ば、特開平5−285516号公報に記載される技術
は、その代表例である。
続圧延機内での幅制御、特にスタンド間張力を積極的に
利用する板幅制御方法が提案されている。図4に示すよ
うに、中間幅計の実績と目標設定値との差を無くすため
に、上流側スタンド間の張力を変更する張力フィードバ
ック幅制御(FB−AWC)26,27は一般公知の技
術である。
には、複数の圧延スタンドで被圧延材に張力をかけなが
ら圧延する熱間連続圧延機で、第i番目の圧延スタンド
の出側に設置されている板幅計により検出された、被圧
延材の実測板幅と、当該スタンド出側について設定され
ている目標板幅との間に生じている板幅偏差を無くすよ
うに、当該スタンドの入側張力の変更量を、前記板幅偏
差、入側張力の絶対値及びスタンド間移送時間の関数に
より算出し、該張力変更量に基づいて、当該スタンドの
入側張力を調整するフィードバック制御により板幅制御
を行う方法が開示されている。
は、仕上げ圧延機内の連続する2つの圧延スタンド間の
張力を変更することにより被圧延材の板幅を調整する方
法において、圧延後の板幅の実測値と目標値の差、各圧
延スタンドにおける圧延スタンド前後間被圧延材の板ク
ラウン比率の差である板クラウン比率変化および圧延条
件に基づき張力の変更量を設定し、その張力変更量に対
して予想される各圧延スタンドにおける圧延荷重の変動
量および板クラウン比率変化の変動量を算出し、両変動
量に基づいて板クラウン比率変化の変動量を補償するに
たる圧延スタンド内のクラウン制御手段の操作量を設定
し、前記張力の変更と併せて前記クラウン制御手段を操
作するような板幅制御方法が開示されている。
仕上げ圧延機における幅制御方法においては、以下のよ
うな問題が未解決である。
値は最終幅計の目標設定値に中間幅計〜最終幅計間の幅
縮み量を加算して設定されている。この幅縮み量は通常
仕上げ圧延のセットアップ計算で決定した圧延条件から
幅モデルを用いて推定した幅縮み量であり、セットアッ
プ計算誤差や幅モデル誤差は直接中間幅計目標値設定値
に含まれる。
公報、特開平9−155422号公報に記載されるよう
な張力変更により、図5に示すように中間幅計の実績を
目標通りに制御できても、実際圧延時の幅縮み量は推定
縮み量と違うため、同図に示すように、最終幅計の実績
が、ΔWだけ目標値より広めになる場合がある。
の幅縮み量は一定値ではなく、圧延状況の変化に従って
変動する。例えば、図5に示すように、加速圧延に伴っ
て、中間幅計〜最終幅計の幅縮み量は徐々に大きくな
る。しかし、従来の中間幅計の目標値は圧延前に設定さ
れて圧延中に変わらないので、たとえ前記のような張力
変更により中間幅計の実績を目標通りに制御できても、
中間幅計以降の幅変形は予測値と違って徐々に大きくな
るため、最終幅は目標通りにならない問題が存在する。
すように、最終幅計の実績と目標値との差を無くすよう
に、仕上げ最終スタンドを含む複数のスタンド間の張力
を修正するいわゆるモニターAWC制御がある。しか
し、この制御では、張力の操作位置から最終幅計までの
距離が長く、むだ時間が大きいため制御ゲインは大きく
上げられない。したがって、最終幅計の実績を目標値に
制御できるまでに時間を要し、その間の余剰板幅分が事
実上低減できないという問題が依然として存在する。
張力を操作して幅制御を行う場合、張力の変化により前
後方スタンドの圧延荷重が変化し、従ってスタンド入出
側板クラウン比率や出側板厚は変動する。たとえば、幅
を縮めるためスタンド張力を上げる場合、前後方スタン
ドにおいて共に圧延荷重が減少し、板クラウン比率は正
方向(中伸び)に変動し、出側板厚は薄くなる。板幅を
制御すると同時にこれらの影響も補償しなければならな
い。
作による板クラウン比率変動の補償を考慮しているもの
の、張力操作による板厚への影響は考慮していない。そ
のため、張力操作による板厚変動は幅制御の外乱にな
り、幅制御の応答を遅くしたり、オーバーシュートを生
じさせたりして、幅制御は予想通りに制御できないだけ
ではなく、余幅を多く取らなければならないなどの問題
もある。
もので、圧延中における圧延状態の変動があっても、最
終板幅値を正確に目標値近傍に制御可能な熱間仕上げ圧
延機における板幅制御方法を提供することを課題とす
る。
の第1の手段は、複数スタンドからなる熱間仕上げ圧延
機の任意のスタンド間又は仕上げ圧延機出側に設置した
幅計(中間幅計)、及び巻取り装置(コイラ)直前に設
置した幅計(最終幅計)を用いた幅制御において、中間
幅計の幅実測値から最終幅計の実績を推定し、この推定
値と最終幅計の目標設定値との差に基づいて中間幅計の
目標値を変更することを特徴とする仕上げ圧延機の板幅
制御方法(請求項1)である。
ら最終幅計の実績をリアルタイムに推定し、この推定値
と最終幅計の目標設定値との差に基づいて中間幅計の目
標設定値を変更するようにしているため、圧延状況の変
化に応じて中間幅計〜最終幅計の幅変形量を正確に補正
し、高精度な仕上げ幅を得ることができる。
前記第1の手段であって、中間幅計から最終幅計の実績
を推定する際に用いる幅変形モデルを、圧延先端部(非
定常部)の中間幅計実績、最終幅計実績、中間幅計〜最
終幅計における各スタンドの圧延実績のトラッキングデ
ータを用いてオンラインで同定し、同定したモデルを用
いて圧延の中間部(定常部)の幅制御を実施することを
特徴とするもの(請求項2)である。
の実績を推定する際に用いる幅変形モデルを、圧延先端
部(非定常部)の中間幅計実績、最終幅計実績、中間幅
計〜最終幅計における各スタンドの圧延実績のトラッキ
ングデータを用いてオンラインで同定しているので、幅
モデル誤差による中間幅計の目標設定誤差が補正でき
る。また、同定したモデルを用いて圧延の中間部(定常
部)から幅制御を実施するようにしているため、圧延定
常部での幅変動が抑制される。
前記第1の手段又は第2の手段であって、中間幅計より
上流側の1個、または複数個のルーパの張力を操作する
ことにより中間幅計の実績と目標設定値との差を0にな
るように制御し、その際、ルーパ張力操作により生じる
前後方スタンドの圧延荷重変動、及び入出側クラウン比
率変動をそれぞれ前後方スタンドのロールベンダ圧力を
修正して補償し、また、ルーパ張力操作により生じる前
後方スタンドの出側板厚変動を対応スタンドのロール圧
下位置調整で補償することを特徴とするもの(請求項
3)である。
して中間幅計の実績と目標設定値との差を0になるよう
に制御する際、前後スタンドのベンダ圧力及びロールの
圧下位置も同時に操作するようにしているため、張力操
作により生じる板厚及び板クラウン比率変動を補償し、
板厚、板クラウンに影響しない、高精度な板幅制御が実
現できる。
具体的な実施の形態を説明する。図1は本発明の幅制御
方法を実施する制御装置の構成の例を示すブロック図で
ある。図1には7個スタンドからなる仕上げ連続圧延機
の後段F5スタンド〜コイラの部分を示している。この
実施の形態においては、中間幅計をF6、F7スタンド間
に設置し、幅フィードバック制御はF5、F6スタンド間
の張力操作で行っている。図1において、1は中間幅
計、2はコイラ直前に設置した最終幅計、3はF5、F6
スタンド間にある5番目のルーパ制御装置、4,5はそ
れぞれF5、F6スタンドの圧下制御装置AGC、6,7
はそれぞれF5、F6スタンドのロールベンダ制御装置で
ある。
ング装置、9は幅変形モデルオンライン同定装置、10
は最終幅推定装置、11は中間幅計目標値変更装置、1
2は幅自動制御装置(AWC)であり、これらは、本発
明の板幅制御を実現するための制御装置である。図1に
示す制御系を利用した制御結果のイメージを図2に、制
御処理の流れを図3に示す。
延時、被圧延材先頭部が各スタンドに到達してから、圧
延実績(板厚、圧下率、張力、荷重、ベンダ圧、温度、
中間幅、最終幅など)をサンプリングし、圧延情報実績
収集及びデータトラッキング装置8に収集する。圧延情
報実績収集及びデータトラッキング装置8では、これら
のデータを被圧延材の長手方向に等間隔で分割し、順
次、各スタンド最終幅計までデータをトラッキングす
る。
通過したら、その部分のデータを幅変形モデルオンライ
ン同定装置9に伝送する。幅変形モデルオンライン同定
装置9では、これらのデータを用いて、予め用意した幅
変形モデルを同定する。図2に示すように、この先端部
をモデル同定領域と呼ぶ。幅制御は同定領域以降から実
施される。ただし、同定領域の長さや、トラッキングデ
ータのピッチ長については特に指定しないものとする。
を基づいて、中間幅計の実測値及びF7スタンド以降の
圧延実績から最終幅計における幅結果をリアルタイミン
グで予測する。図4の中間幅計目標値変更装置11で
は、この最終幅計の予測値と目標設定値との差を基に中
間幅計の目標値を変更する。尚、幅目標値の変更はバッ
チ的に実施しても、リアルタイミング的に実施してもよ
い。
装置(AWC)12により実施される。幅自動制御装置
(AWC)12では、中間幅計の実測値と前記変更され
た目標値との差を計算し、この差を無くすようにルーパ
制御装置3に目標張力修正指令を出力すると同時に、こ
の張力修正により生じる板クラウン比率変動や、出側板
厚変動を補償するため、F5、F6スタンドのベンダ圧制
御装置及び圧下制御装置AGCにそれぞれベンダ圧修正
指令と圧下修正指令を出力する。前記一連の操作によ
り、図2に示すように中間幅計の目標値変更及び中間幅
計誤差を0にする自動板幅制御AWCが行われるため、
最終幅は目標通りに制御されることになる。
においては制御は行われないが、モデル同定が終了した
段階で中間幅計の目標値がモデル誤差補正分だけ修正さ
れ、幅制御が開始されるため、それに対応して最終幅計
の実績値は目標値近くに保たれるようになる。その後
も、鋼板の通過に伴って、実績値が収集され、最終幅推
定装置10が同定したモデルを基づいて、中間幅計の実
測値及びF7スタンド以降の圧延実績から最終幅計にお
ける幅結果をリアルタイミングで予測する。図4の中間
幅計目標値変更装置11では、この最終幅計の予測値と
目標設定値との差を基に中間幅計の目標値を変更する。
よって、加速圧延等により圧延機の状態が変化しても、
図2に示すように、それに応じて中間幅計の目標設定値
が逐次変更され、最終幅計測定値は目標値近傍に保たれ
るようになる。
ルゴリズムを説明する。モデル同定において、中間幅計
〜最終幅計の幅変形モデルを次の式で表現する。
への影響分 ΔW3(7):F7スタンド入出側におけるクラウン比率変
化による影響分 ΔW4(6):F6、F7スタンド間張力によるクリープ変
形 ΔW4(7):F7スタンド出側〜コイラ間の張力によるク
リープ変形 ΔW5: F6スタンド出側〜コイラ間の温度
降下による幅縮み である。
いていくつかの公知の方法があるが、本発明では特に限
定しない。各スタンドにおける換算圧延長は次のように
計算する。
換算長、hiはFiスタンドの出側板厚、viはFiスタン
ドの出側板速度、tはFiスタンド圧延の経過時間であ
る。
の各影響項を算出し、等間隔にデータを分割して次のよ
うなN組のデータを作成する。説明変数のデータ:
ば、次のような線形最小2乗法を用いてもよい。この場
合、前記幅変形モデルを一次線形関数として次のような
回帰式を設定する。
データに対して、下記ベクトルを設定する。
(j)の定常成分を表す。すると(3)式は以下のように表さ
れる。
のようになる
すなわち、 a:F7スタンドの幅/圧下率影響係数 b:F7スタンドの幅/後方張力影響係数 c:F7スタンドの幅/板クラウン比率変動影響係数 d:F6、F7スタンド間の幅/前方張力影響係数 e:F7、コイラ間の幅/前方張力影響係数 f:幅/温度降下影響係数 である。最終幅推定において、同定した幅モデルを用い
て、中間幅計の実測値、及び圧延実績から最終幅を推定
する。すなわち、推定されたx0、a〜fを用いて、
厚、Wは仕上げ目標幅、P7はF7スタンド圧延荷重、
B7はF7スタンドロールベンダ圧、r7はF7スタン
ド圧下率、kmは材料の変形抵抗、h7はF7スタンド
出側板厚、σb7はF7スタンド後方張力、σf6はF
6スタンド前方張力、σf7はF7スタンド前方張力、
t6はF6スタンド〜F7スダンド間通過時間、t7は
F7スタンド〜コイラ間通過時間、T6は、F6スタン
ド出側温度、T7はF7スタンド出側温度、Tcはコイ
ラ前温度である。中間幅計の目標値変更について、最終
幅計の推定値と目標値の誤差を次式で求める。
標値を次のように変更する。 Wmref=Wmset−ΔWc …(9) ただし、 ΔWc:最終幅計の推定値と目標設定値との誤差 Wcset:最終幅計の目標設定値 Wmset中間幅計の目標設定値 Wmref:変更後の中間幅計目標値
自動制御(AWC)について、中間幅計の実測値Wmと
目標値Wmrefの偏差ΔWmを次式で算出する。 ΔWm=Wm−Wmref …(10) 例えば、F5、F6スタンド間の張力を操作してこの偏差
を無くすには、次式で求められる張力修正量が必要とな
る。
/幅影響係数である。上式の修正量だけ5ルーパの張力
を変更した場合、F5スタンドとF6スタンドの圧延荷重
が減少し、板クラウン比率が変動する。その変動量は近
似的に次のようになる。
Pi、∂Ci/∂P、∂Pi/∂σf、∂Pi/∂σb
は、それぞれ、iスタンドの板クラウン比率変動量、圧
延荷重変動量、クラウン比率/荷重影響係数、荷重/前方
張力影響係数、荷重/後方張力影響係数である。
引き起こすことがあるので補償しなければならない。補
償するためには、圧延ロールのベンダ圧力、上下ロール
のクロス角度、上下ロールの位置シフトなどどちらを操
作しても良く、本発明では操作手段において特に限定し
ない。たとえば、ベンダ圧力を操作して板クラウン比率
変動を補償する場合、前後スタンドのベンダ圧修正量は
次のように求めることができる。ただし。Δ
Biref、∂Bi/∂Cはそれぞれiスタンドのベン
ダ圧修正量、ロールベンダ圧/板クラウン影響係数であ
る。
施した場合、F5スタンドとF6スタンドの圧延荷重が変
化し、出側板厚が変動する。その変動量は次式で近似的
に計算できる。F5スタンド前方張力による出側板厚変
動量:
量:
制御装置AGCにより補償する必要があり、F5、F6ス
タンドの板厚修正指令は次のように求める。
AGC5,ΔhAGC6は、それぞれ、F5、F6スタン
ドのAGC板厚修正指令値 ∂h5/∂σfは、F5スタンドの出側板厚/前方張力影
響係数 ∂h6/∂σbは、F6スタンドの出側板厚/後方張力影
響係数 を示す。
圧延中における圧延状態の変動があっても、最終板幅値
を正確に目標値近傍に制御可能な熱間仕上げ圧延機にお
ける板幅制御方法を提供することができる。
の例を示すブロック図である。
ジを示す図である。
す図である。
例を示すブロック図である。
ジを示す図である。
C) 6〜7:F5、F6スタンドのベンダ制御装置 8:圧延情報の実績収集及びデータトラッキング装置 9:幅変形モデルオンライン同定装置 10:最終幅推定装置 11:中間幅計目標値変更装置 12:幅自動制御装置AWC
Claims (3)
- 【請求項1】 複数スタンドからなる熱間仕上げ圧延機
の任意のスタンド間又は仕上げ圧延機出側に設置した幅
計(中間幅計)、及び巻取り装置(コイラ)直前に設置
した幅計(最終幅計)を用いた幅制御において、中間幅
計の幅実測値から最終幅計の実績を推定し、この推定値
と最終幅計の目標設定値との差に基づいて中間幅計の目
標値を変更することを特徴とする仕上げ圧延機の板幅制
御方法。 - 【請求項2】 請求項1の仕上げ圧延機の板幅制御方法
であって、中間幅計から最終幅計の実績を推定する際に
用いる幅変形モデルを、圧延先端部(非定常部)の中間
幅計実績、最終幅計実績、中間幅計〜最終幅計における
各スタンドの圧延実績のトラッキングデータを用いてオ
ンラインで同定し、同定したモデルを用いて圧延の中間
部(定常部)の幅制御を実施することを特徴とする仕上
げ圧延機の板幅制御方法。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の仕上げ圧
延機の板幅制御方法であって、中間幅計より上流側の1
個、または複数個のルーパの張力を操作することにより
中間幅計の実績と目標設定値との差を0になるように制
御し、その際、ルーパ張力操作により生じる前後方スタ
ンドの圧延荷重変動、及び入出側クラウン比率変動をそ
れぞれ前後方スタンドのロールベンダ圧力を修正して補
償し、また、ルーパ張力操作により生じる前後方スタン
ドの出側板厚変動を対応スタンドのロール圧下位置調整
で補償することを特徴とする仕上げ圧延機の板幅制御方
法。
Priority Applications (1)
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CN113399470A (zh) * | 2021-07-12 | 2021-09-17 | 重庆钢铁股份有限公司 | 一种侧导板开口度的控制方法及系统 |
-
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- 2002-01-17 JP JP2002008558A patent/JP3521081B2/ja not_active Expired - Fee Related
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