JP2003211111A - 洗浄装置及び槽構造並びに洗浄設備 - Google Patents

洗浄装置及び槽構造並びに洗浄設備

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JP2003211111A
JP2003211111A JP2002019290A JP2002019290A JP2003211111A JP 2003211111 A JP2003211111 A JP 2003211111A JP 2002019290 A JP2002019290 A JP 2002019290A JP 2002019290 A JP2002019290 A JP 2002019290A JP 2003211111 A JP2003211111 A JP 2003211111A
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lid
brush
cleaning
shaft
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Susumu Takamatsu
晋 高松
Akio Makita
明男 牧田
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Nisso Engineering Co Ltd
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Nisso Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動洗浄装置、槽構造、洗浄設備を改良し
て、洗浄効率を向上することに加え、装置の簡略化と蓋
開閉を含めて全自動化を容易に実現する。 【解決手段】 略円筒状の槽3を被洗浄物とし、該槽の
上側開口から槽内に挿入して槽内壁面を自動的に洗浄す
る洗浄装置10を対象としている。発明特徴は、保持手
段25を介し昇降可能に支持されて縦方向に配置されて
いる回転軸12及び該回転軸を駆動する回転機構13
と、前記回転軸12に連結支持された密封ケース14及
び該密封ケースに内蔵されたブラシ駆動機構15と、前
記密封ケース14の外面に添設されて、前記ブラシ駆動
機構15により密封ケース外面に対し離接する方向へ平
行移動されると共に自転されるブラシ部材20とを備え
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、化学材料
や電子材料を処理用槽内で最終材料又は中間材料として
製造する各種プラントにおいて、各槽を自動洗浄する場
合に好適な洗浄装置、槽構造、洗浄設備に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】各種プラントでは、多数の槽を用いて顔
料、塗料、トナー、磁性材料等を極力自動的に製造する
ようにしている。使用される槽は、品質を維持するため
定期的又はバッチ毎に洗浄処理される。洗浄方式として
は、洗浄液を高圧噴射するだけでは不充分で、槽内壁面
をブラシで擦るスクラブ洗浄を適用することが多い。洗
浄操作では、洗浄時間が稼動率を左右し製造費に影響す
るため、洗浄装置の自動化だけではなく洗浄処理の迅速
化も要求される。この様な背景から、従来も多数の槽を
効率的に洗浄する装置構造が追求されている。
【0003】図11は、従来洗浄装置の一例(特許第2
866954号)を示している。この洗浄装置は、保持
手段91を介し縦方向に支持されたシャフト92及び該
シャフト92を回転する回転機構93と、シャフト92
の下端側に支持機構94を介して設けられたブラシ94
f及びノズル94gとを備えている。保持手段91は、
設置面に立設された基台95と、基台95に連結された
シリンダ機構96で可動されるピストンロッド97と、
ピストンロット97を介して昇降される水平アーム98
等からなる。シャフト92は、水平アーム98に対し筒
体92a及び軸受92b等を介し回転可能に支持されて
いる。回転機構93は、水平アーム98上に設けられた
モータ93a、出力軸、プーリ、ベルト等を介してシャ
フト92を回転駆動する。支持機構94は、シャフト9
2の外周に突設された対の固定アーム94a,94a
と、両固定アーム94aの先端側に縦アーム94cを介
し回転自在に連結された対の揺動アーム94bと、両揺
動アーム94bの間に掛け渡されたサポート94dと、
両揺動アーム94bの先端側に固定された取付板94e
と、取付板94eに装着された板状のブラシ94fと、
揺動アーム94bを縦アーム94cを軸として開閉(紙
面の前後方向へ移動)する図11(b)の揺動手段99
とからなる。また、揺動手段99は、上側固定アーム9
4aに対し上端が球面軸受99a等を介し揺動可能に支
持され、下端が下側固定アーム94aより下方に位置し
ている棒99bと、棒99bの下端に装着された錘99
cと、棒99bとサポート94dとを連結している連結
棹99eとで構成されている。ノズル94gは、支持機
構94の対応部に取り付けられた状態で、シャフト92
内の通路を通して圧送される洗浄液を槽内壁面側へ噴射
する。
【0004】以上の構造では、シャフト92及びブラシ
94f等の要部全体が槽100の上開口から槽内に挿入
される。その際は、ブラシ94fが揺動手段99の作動
により図11(b)の矢印方向へ移動した閉位置で挿入
されるため、槽内への出し入れ時に槽100に当たり難
いとされている。洗浄時には、シャフト92及びブラシ
94f等の要部全体が回転機構93により回転される。
その際は、錘99cが高速回転時の遠心力にて槽内壁方
向へ振られ、ブラシ94fが同図の様に槽内壁面と平行
になる開位置となって内壁面をスクラブ洗浄する。な
お、洗浄形態としては、洗浄エリヤに保持手段91が設
置されており、移動式の槽が順に送られてきてセットさ
れた状態で洗浄する移動槽式に好適とされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した洗浄装置は、
次のような点から未だ満足できないものとなっている。
第1に、スクラブ洗浄では、槽内壁面に対するブラシ9
4fの接触状態及び圧接力が洗浄効率の優劣を決める重
要な要因となる。ところが、この構造では、ブラシ94
fが揺動手段99を介し高速回転時に開位置となって槽
内壁面に圧接し、該圧接力に応じた強さで内壁面を擦る
ため、ブラシ94fの圧接力を設計通り調整したり保ち
難い。また、ブラシ94fは、ブラシ全面が槽内壁面に
当接している状態を瞬時に実現できず洗浄時間を短縮化
し難い。第2に、この構造では、洗浄液がノズル94g
だけから噴射されるため吐出総量も多く必要となるだけ
ではなく、ブラシ94fに付着した滓等の付着物が洗浄
液で流され難く洗浄終了時等に槽内壁面に再付着し易
い。なお、洗浄対象物である槽構造は、通常、上側を開
口した筒状の槽と、該開口を開閉する蓋とから構成され
る。また、蓋には、原料供給用管や排ガス管等の複数の
配管が取り付けられたり撹拌手段等も設けられているこ
とが多い。従来は、前記配管の数が多くなったり複雑に
なると、洗浄装置で洗浄する際に必須となる蓋の除去作
業を自動化できずやむなく手作業で行ったり、自動化す
る上での難題となる。本発明は、以上の課題を全て解消
するため開発されたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解消するため
に、請求項1の発明は、図面に例示される如く、略円筒
状の槽3を対象とし、該槽の上側開口から槽内に挿入し
て槽内壁面を自動的に洗浄する洗浄装置10において、
保持手段25を介し昇降可能に支持されて縦方向に配置
されている回転軸12及び該回転軸を駆動する回転機構
13と、前記回転軸12に連結支持された密封ケース1
4及び該密封ケースに内蔵されたブラシ駆動機構15
と、前記密封ケース14の外面に添設されて、前記ブラ
シ駆動機構15により密封ケース外面に対し離接する方
向へ平行移動されると共に自転されるブラシ部材20と
を備えていることを特徴としている。以上の装置工夫点
は、特に、回転軸12にブラシ駆動機構15を内蔵した
密封ケース14を連結しておき、該密封ケース14に対
しブラシ部材20を離接方向へ平行移動かつ自転可能に
構成したことにある。換言すると、この発明では、ブラ
シ部材20がブラシ駆動機構15により密封ケース外面
からの突出量を調整可能なことから、槽内壁面に対し最
適な接触状態及び圧接力を確実に形成できること、ブラ
シ部材20の突出量を最小限に調整し槽3に対する挿脱
性を良好にして槽の開口等への衝突の虞を解消したり各
部材の位置決め精度を緩和できること、ブラシ部材20
が回転軸12及び密封ケース14を介した回転つまり公
転作動に加え、自転しながら槽内壁面を擦るようにして
洗浄効率を向上したものである。
【0007】また、請求項2はブラシ部材の特定であ
る。このブラシ構造は、先に開発した特願平2000−
44343号記載のものを応用したもので、洗浄液(薬
液/及び純水等)を内部から周囲に吐き出しつつ槽内壁
面をブラッシング可能にするため、ブラシ23の表面に
付着した付着物や異物は洗浄液により流され易くなり洗
浄精度を向上したり、ブラシ23の交換頻度を少なくし
て装置稼働率を向上できようにしたり、更に洗浄液の必
要量も低減し易くする。請求項3はブラシ駆動機構15
の特定である。この構造は、ブラシ部材20を平行移動
する可動手段16(例えば、ピストン機構)及びブラシ
部材20を自転する回転手段18(例えば、モータ及び
歯車伝達機構)の作動連結を簡易に実現可能にする一例
である。請求項4は保持手段25の特定である。これ
は、各種プラントにおいて多数の槽3を洗浄する場合、
洗浄装置側を移動する槽固定方式と上記した槽移動方式
とがあるが、槽固定方式を採用するときの態様である。
【0008】これに対し、請求項5の発明は、洗浄装置
10を適用して自動洗浄される槽3が上側開口した略円
筒状からなると共に、該開口が原料供給用管や排ガス管
等の複数の配管を取り付けた蓋4により開閉される槽構
造において、前記蓋4は、前記開口を直接覆う主蓋4及
び該主蓋の上面の一部に着脱可能に重合される副蓋5を
有していると共に、前記副蓋は前記配管7の対応する端
部7aを取り付け、かつ該端部と連通する第1通路部5
a(図9の様に端部7a自体で形成されたり、通し孔等
として形成される)を有し、前記主蓋4は前記第1通路
部5aに対し流路接続手段8(図9に例示されるシール
構造等)を介し連通可能な第2通路部4a(図9の様に
専用配管7Aで形成されたり、通し孔等で形成される)
を有していることを特徴としている。以上の創作背景
は、槽の蓋が多数の配管等を取り付けているため一括し
て移動できないこともあり、その場合、槽を洗浄装置で
自動洗浄したとしても蓋の除去操作に時間がかかり、槽
稼働率の低下を余儀なくされる。この発明は、その様な
不具合を解消するため、蓋を主蓋4と副蓋5で構成し、
副蓋5に最も複雑な配管(主蓋全体を移動する上で障害
となる配管7)を取り付けておき、単独で移動すること
によって蓋の自動除去等を実現し易くしたことに意義が
ある。
【0009】請求項6の発明は、各種プラントに組み込
まれて、請求項4の洗浄装置10と、請求項5の槽構造
を適用し間隔を保って配設されている複数の槽3と、前
記各槽3に対応して付設されて前記主蓋を昇降及び水平
移動する主蓋用可動手段32、前記副蓋を昇降及び水平
移動する副蓋用可動手段36とを装備していることを特
徴としている。以上の洗浄設備は、前述した槽固定方式
において、洗浄装置の各槽への移動操作、各槽の蓋の開
操作、各槽の洗浄操作、各槽の蓋の閉操作を全て自動化
し易くし、効率的な槽稼動及び洗浄を実現したことに意
義がある。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明を図1〜図10に示した実
施形態より説明する。図1は本発明を適用した洗浄設備
の要部を上から見た模式図、図2は図1の洗浄装置を側
面から見た模式図である。図3は図2の洗浄装置を正面
から見ると共に槽との関係で動かした模式図、図4は前
記洗浄装置の要部外観を示す概略斜視図である。図5及
び図6は前記洗浄装置の要部構成を示す模式図であり、
図5(a)は両側のブラシ部材及びブラシ駆動機構を示
す図、図5(b)は下側のブラシ部材及びブラシ駆動機
構を示す図、図6(a)は密封ケースを上から見た図、
図6(b)はブラシ部材及びブラシ駆動機構の細部を示
す図である。図7は槽の蓋を構成している主蓋用の可動
手段を示す模式構成図であり、同(a)は上から見た
図、同(b)は側面から見た図である。図8は槽の蓋を
構成している副蓋用の可動手段を示す模式構成図であ
り、同(a)は上から見た図、同(b)は側面から見た
図である。図9(a),(b)は蓋の主蓋及び副蓋と配
管の関係を示す模式構成図である。図10は本発明装置
を適用して洗浄する際の操作例を示す参考図である。
【0011】(洗浄設備の概要)図1の洗浄設備1は、
各種プラントに組み込まれており、特徴点は次の様な構
造にある。即ち、槽配置としては、複数の槽3が行及び
列方向に間隔を保って設置され、槽固定式となってい
る。隣接する行間(列間でもよい)にはレール2が対に
設置されている。洗浄装置10は、洗浄ユニット部11
(以下、単にユニット部11と略称する)が保持手段2
5で支持され、移動手段30を介し各槽3のエリアまで
動いて対応する槽3を順に洗浄する。各槽3は、ジャケ
ット6付きであり、架台上に所定高さに保持されてい
る。なお、ジャケット6には必要に応じて加熱手段や冷
却手段等が付設される。槽形態は、上側開口した有底の
略円筒状からなり、上側開口が蓋4で開閉される。槽底
部は、図7(b)の如く出口3aが設けられ、該出口3
aに接続された不図示の配管及び弁等を通じて槽内で作
られる材料や洗浄液等を排出可能となっている。槽上部
は、外周フランジ3bを有し、蓋4が該フランジ3bに
保持される。蓋4は、槽3の上側開口を直に開閉する主
蓋(以下、主蓋4という)であり、この上面の一部に着
脱可能に重ねられる副蓋5を有している。各槽3の付近
には、主蓋4を昇降及び水平移動する第1可動手段32
と、副蓋5を昇降及び水平移動する第2可動手段36と
が設置されている。以下の説明では、洗浄装置10、槽
3の細部構造、第1と第2可動手段32,36を述べた
後、洗浄設備1での好適な洗浄操作の手順例を言及す
る。
【0012】(洗浄装置)形態例の洗浄装置10は、図
2〜図6に示されており、洗浄作動を受け持つユニット
部11と、ユニット部11を昇降及び旋回可能に支持し
ている保持手段25と、保持手段25をユニット部11
と共に前記したレール2に沿って移動する移動手段30
とからなり、全体が洗浄ロボットとして構成されてい
る。このうち、保持手段25は、ユニット部11を保持
している水平アーム26と、水平アーム26を昇降可能
かつ旋回可能に支持している柱状基台27とからなる。
基台27は略矩形のベース板28に立設されている。ベ
ース板28は、移動手段30を構成しているモータ等の
機構部30aを搭載しており、該機構部30aによりレ
ース2に沿って移動可能となっている。基台27には、
一側面に沿って設けられガイド軸27aと、該ガイド軸
27aに組み込まれた連結材27bと、上側に設置され
てガイド軸27aを回転して連結材27bを上下駆動す
るモータ等の駆動機構27cとを有している。連結材2
7bには、略コ形の連結部が設けられ、該連結部に対し
水平アーム26の基端側が軸受等を介し保持されてい
る。水平アーム26は、図3の如くガイド軸27aに沿
って昇降可能であると共に、該連結部上に設けられたモ
ータ等の回転機構27dにより水平方向に略180度程
だけ旋回可能になっている。また、基台27の一側面に
はブラケット27eが突設され、そこに液受手段9が旋
回可能に組み付けられている。液受手段9は、円皿状の
液受部9a及び液受部9aに結合された支持棒9bを有
し、ブラケット27eに対しギヤボックス9cを介し保
持されると共に、モータ等の駆動機構9dにより水平方
向に略180度程旋回される。この例では、水平アーム
26及び液受手段9が共に図1と図2に示すレール2に
沿った中立位置と、図3に示す左右に略90度旋回した
使用位置との3箇所に単独で切換可能となっている。
【0013】ユニット部11は、水平アーム26の自由
端側に吊り下げられた状態に取り付けられており、回転
機構13により駆動される回転軸12と、回転軸12に
連結支持された密封ケース14と、密封ケース14に内
蔵されたブラシ駆動機構15と、ブラシ駆動機構15に
よりケース14外面に対し離接する方向へ平行移動され
ると共に自転されるブラシ部材20と、洗浄時に槽3の
上開口を覆う補助蓋19等からなる。このうち、回転軸
12及び回転機構13は、保持筒11aに組み付けた状
態で水平アーム26の自由端側に装着されている。回転
軸12は、縦方向に配置された管状シャフトであり、保
持筒11の上に設置されたジョイント機構やモータ等の
回転機構13により回転駆動される。軸内には、洗浄液
やエアーを送る管や配線が配置されている。該管や配線
等は、不図示の洗浄液供給部、エアー供給部、電源及び
制御部等より、例えば設備床面側(天井側でもよい)か
ら基台27及び水平アーム26に沿って前記ジョイント
機構及び回転軸12に導かれ、密封ケース14内へ導入
されている。補助蓋19は、保持筒11aの下端側に固
定され、回転軸12及び密封ケース14が回転されても
回転されない。作動的には、ユニット部11が槽3内に
挿入されたとき、補助蓋19が槽側フランジ3bに当接
されて槽3を自動的に閉じる。
【0014】密封ケース14は、図4の如く概略矩形容
器状をなし、回転軸12の下端が上面に結合されること
により回転軸12に保持されている。形状は、4側面が
平坦で、底面が槽3の底形状に対応して緩やかな山形の
傾斜面になっている。密封ケース14には、4側面のう
ち対向側面と、底側の両傾斜面とにそれぞれノズル17
とブラシ部材20とが付設されている。ブラシ部材20
は合計4個であり、対向側面に垂直配置されているもの
は一方が上側に位置し他方が下側に位置し、底傾斜面に
傾斜配置されているものは一方が内側に位置し他方が外
側に位置している。これは、各ブラシ部材20を小型化
しても、回転軸12を中心とした回転及び自転したと
き、槽内壁面の全面に接触可能にするためである。ノズ
ル17は合計6個であり、対向側面の各ブラシ部材20
に対応した位置に2個づつと、底傾斜面の各ブラシ部材
20に対応した位置に1個づつ設けられている。
【0015】ブラシ駆動機構15は、図5の如く可動手
段16及び回転手段18を組として構成され、各ブラシ
部材20に対応して設けられている。加えて、対向側面
にある2個のブラシ部材20に対応して設けられたガイ
ド手段GSを有している。可動手段16は、図6の如く
固定シリンダ16aであり、前記エヤー圧調整により伸
縮されるロッド16bの作動によりブラシ部材20をケ
ース外面に対し離接方向へ平行移動する。回転手段18
は、移動自在に保持されたモータ18aであり、出力軸
18bをブラシ部材20に対し後述する歯車機構24b
により作動連結し、ブラシ部材20を自転する。ガイド
手段GSは、不図示の固定ブラケットに対し摺動自在に
支持したガイドロッドを有し、該ガイドロッドを介しブ
ラシ部材20の移動を案内する。なお、密封ケース14
には、前記したエヤー用の減圧弁付きレシーバータンク
15a、洗浄液用の電磁弁15bと共に、不図示のシリ
ンダ16a用のエヤー電磁弁、洗浄液用ヘッダー等が内
蔵されている。
【0016】各ブラシ部材20は、縦配置と傾斜配置と
で長さが異なっているだけで基本的に同じくし、図6の
如く管状シャフト21と、該シャフト21の外周を覆っ
ている円筒状ブラシ22と、シャフト21を保持してい
るブラケット23と、ブラケット23の一端側に付設さ
れたギヤボックス24aと、該ボックス内に配置された
歯車機構24bとを有している。このうち、シャフト2
1は、上下端の一方が棒状軸21aを介し塞がれ、他方
が液通路を形成している管状軸21bを介し塞がれた状
態で、略コ形のブラケット23に対し回転自在に枢支さ
れている。シャフト21の周囲部には多数の液通し孔が
設けられている。ブラシ22は、柔軟性や耐摩耗性・透
水性に優れた素材からなり、図示を省略した多数の小突
起を周囲に有し、シャフト21を筒内に直接又は保形部
材を介し圧入することでシャフト21に交換可能に装着
される。そして、ブラシ22は、軸21bを通じてシャ
フト21内へ導入される洗浄液を前記通し孔からブラシ
外径方向へ吐き出し可能になっている。ギャボックス2
4aは、図6(b)の拡大部に示す如くブラケット23
に固定された状態で、ボックス内に軸21bと、前記し
たモータ18aの出力軸18bとを交差するよう突設し
ている。前記歯車機構24bは、軸21bの周囲部に軸
装された傘歯車及び出力軸18bに軸装された傘歯車に
より構成されて、モータ18aの駆動力をシャフト21
へ伝え、ブラシ部材20を回転可能にする。軸21bの
先端側は、ギャボックス24aの外へ貫通されると共
に、密封ケース14側に設けた金具21dから引き出さ
れた可撓性チュープ21eにジョイント21c等を介し
接続されている。チュープ21eは、ブラシ部材20の
移動に追随し、又、洗浄液を密封ケース14内から軸2
1b側へ供給する。以上のブラシ部材20は、ブラケッ
ト23の背面側に前記固定シリンダ16aのロッド16
bと、ガイド手段GSのガイドロッドとが接合されて、
密封ケース14の外面に対し離接方向へ平行移動可能と
なる。なお、ブラシ部材20には、例えば、図4の下右
側のもので例示した様に、ブラケット23の対応部が槽
内壁面に当たらないように小片状の補助ブラシ22aを
付設することもある。
【0017】(槽の細部構造)形態例の槽構造は、図7
〜図9に示されており、槽3自体は従来品と類似し、主
蓋4及び副蓋5が配管等との関係で改良されている。な
お、図9は図8(b)のA部に対応した拡大図である。
即ち、主蓋4には、原料供給用管や排ガス管等の配管に
対応した多数の通し孔(出入口)が設けられていると共
に、撹拌手段31が取り付けられている。撹拌手段31
は、主蓋4の上面中央に突設された筒材31aと、筒材
31aの上側に設置されたモータ等の回転機構31b
と、筒材31aの内側から主蓋4を貫通している軸31
cと、軸31cの先端に設けられた撹拌翼31dとから
なる。また、この例では、図7(a)の如く前記通し孔
として合計4つ設けられている。前記通し孔のうち、左
側の3つは本発明の第2通路部4aに相当し、右側の1
つは栓で塞がれていて必要に応じて使用される。前記第
2通路部4aは、図8(b)や図9(a)の如く槽内に
下設された管7で構成されたり、図9(b)の如く通し
孔自体で構成(同図の例の如くベントガス等の気体通し
孔であったり、前記管7の下端をその通し孔に自在に差
し込む様な態様と)される。これに対し、副蓋5は、前
記3つの第2通路部4aを覆う大きさからなり、各第2
通路部4aに対向して貫通形成された3つの第1通路部
5aを有している。各第1通路部5aは、図8(b)や
図9の如く原料供給用管や排ガス管等の配管7の端部7
aを通し孔に装着した構成である。形態例では、図8
(b)の如く配管7の一部がフレキシブル管7Bで構成
されると共に、該フレキシブル管7Bに専用のジョイン
ト管を接続し、該ジョイント管を副蓋5の通し孔に装着
して、第1通路部5aを形成している。ここで、第1通
路部5aとしては、配管7側の通路を実質的に形成して
いる端部7aが副蓋5に取り付けられること、該端部7
a又は第1通路部5aが流路接続手段8を介し第2通路
部4aと連通されるという要件を充足すればよい。この
流路接続手段8は、主蓋4と副蓋5との間に設けられ
て、第1通路部5aが対応する第2通路部4aに確実に
連通可能にする構造である。図9の流路接続手段8は、
主蓋4側に装着されたシール部材であり、該シール部材
が副蓋5に設けられた凹状部に係合シールして、第1通
路部5aと第2通路部4aとを連通する例であるが、こ
れ以外であっても差し支えない。
【0018】また、形態例の副蓋5は、図8(b)の如
く外側に立設された支持板5Bを有している。該支持板
5Bは、断面が略L形なっていて、槽3の外面側に配置
されている面が後述する副蓋用の第2可動手段36に連
結され、もう一方の面が配管7側の対応部を金具5d等
を介し保持する構成となっている。
【0019】従って、以上の構造では、副蓋5が3本の
配管7と連結した状態で主蓋4から移動除去され、逆
に、主蓋4の対応部に載せられて重合されると、副蓋5
側の各配管7が主蓋4の対応する第2通路部4aと連通
される。このため、この槽構造では、例えば、副蓋5に
最も複雑な配管つまり主蓋4を移動する上で障害となる
配管7等を取り付け、副蓋5を主蓋4と別個に移動可能
にしたことから、槽3の洗浄操作に伴う蓋の移動除去を
自動化し易いという利点がある。
【0020】(蓋の可動手段)形態例の可動手段は、図
1及び図7と図8に示される如く、主蓋4を昇降及び水
平移動する第1可動手段32と、副蓋5を昇降及び水平
移動する副蓋用可動手段36とから構成されている。な
お、図7は副蓋5が除去されている状態を示している。
ここで、第1可動手段32は、槽3よりも高い支柱33
と、支柱に33に対し昇降可能に設けられたロッド34
と、ロッド34の上側外周に上下方向に位置規制されか
つ回動可能に軸装された回動筒34aと、回動筒34a
と主蓋4上の筒材31aとを連結している連結板34b
と、ロッド34の上端側に設置されて回動筒34aを回
転する旋回機構35等とで構成されている。支柱33
は、ベース33aを介して設備床面に固定されている。
ロッド34は、ベース33a側に設けられた油圧ユニッ
ト33b及び不図示のシリンダー機構等によって昇降さ
れる。この移動距離は、図7(b)の実線で示している
主蓋4が槽3の上開口を閉じている位置から、主蓋4が
想像線で示した如く上昇されて撹拌手段31の全体を槽
3内から持ち上げる高さ位置までである。旋回機構35
は、例えば、モータ及び減速機構等からなり、主蓋4
(及び撹拌手段31)を図7(a)の実線位置から想像
線で示す位置まで略90度旋回可能にする。
【0021】第2可動手段36は、槽3よりも高い基台
37と、基台37の上側に設けられたガイド部材37a
と、ガイド部材37aに対し水平配置されかつ上下動可
能に支持されている可動板38aと、可動板38aと前
記した副蓋5の支持板5Bとを連結している連結板38
bと、可動板38aを昇降駆動する縦型シリンダ機構3
9と、支持板5Bを水平駆動する横型シリンダ機構40
等で構成されている。ガイド部材37aは、略十字形の
天板に下設された4本の棒を有し、該棒を介し基台37
の上面側に固定されている。前記天板と基台上面との間
には、図面上省略されたガイド手段が設けられ、該ガイ
ド手段により可動板38aの上下動が案内される。連結
板38bは、一端側が可動板38aに接合され、他端側
が支持板5Bに接合されていて、副蓋5側が可動板38
aに安定保持されるようにする。縦型シリンダ機構39
は、基台37に対し上向きに配設されたシリンダであ
り、ロッド39aの先端を可動板38aの下面に接合し
た状態で、可動板38aをロッド39aの伸縮みによっ
て上下動する。この距離は、前記した第2通路部5aの
構成により左右される(例えば、図9(a)と(b)で
は(b)の移動量を少し多くする)が、主蓋4に比較し
て極めて小さい。横型シリンダ機構40は、可動板38
aに対し横向きに配設されたシリンダであり、ロッド4
0aの先端を支持板5Bに接合した状態で、該ロッド4
0aの伸縮みによって副蓋5をその支持板5Bを介し前
後へ水平移動する。この移動距離は、図8(a)から推
察される如く、上記したユニット部11が下降して槽3
内に挿入されるときに邪魔にならない範囲でよく、又、
副蓋5が主蓋4より充分小さいためこの移動量も極めて
小さい。
【0022】(洗浄操作の手順例)次に、図1の洗浄設
備を稼動して槽を洗浄するときの操作例を図10を参照
し概説する。なお、図1において、右側の上と下の槽3
は、共に槽稼動又は稼動待機状態を想定し、主蓋4が閉
位置でかつ副蓋5が主蓋4の上面に重ねられた重合位置
にある。これに対し、左側の上と下の槽3は、共に洗浄
又は洗浄待機状態を想定し、副蓋5が第2可動手段36
により槽3から除去され、かつ主蓋4も第1可動手段3
2により槽3から除去されている。
【0023】以上の洗浄設備1では、全体が制御部で自
動制御可能となっており、例えば、複数の槽3のうち、
特定の槽3が目的の完成又は中間材料を製造して槽外に
排出完了すると、洗浄装置10が当該槽3までレール2
及び移動手段30を介して移動される。なお、該槽3側
では、図示及び説明を省略した噴射ノズルから洗浄液を
高圧噴射して、槽内壁面及び主蓋4の内壁面を噴射洗浄
する。その後、該槽3の副蓋5が上述した第2可動手段
36により除去され、又、主蓋4が上述した第1可動手
段32により除去される。洗浄装置10は、主蓋4が槽
3から移動されると同時に、平行アーム26が槽3の真
上まで略90度旋回された後、下降されて槽内の定位置
に挿入される。この挿入時には、各ブラシ部材20が可
動手段20により密封ケース14の外面に接近移動され
ているため、槽開口等に当たる虞が全くなく動作の高速
化を実現している。挿入完了により、槽3は上開口が補
助蓋19により閉じられ、ユニット部11は回転機構1
3の駆動によりスクラブ洗浄を開始する。スクラブ洗浄
の開始時には、各ブラシ部材20が対応する可動手段1
6により密封ケース14外面より設計値だけ水平移動さ
れて、槽内壁面に対する各ブラシ22の理想的な接触状
態及び接触圧を得る。
【0024】スクラブ洗浄では、上記したユニット部1
1の回転で各ブラシ部材20が槽内壁面を擦りながら回
転軸12を中心として回転する公転洗浄と、各ブラシ部
材20が回転手段18により回転されて槽内壁面を擦り
ながら自転する自転洗浄と、6個のノズル17が洗浄液
を槽内壁面に噴射するスプレー洗浄とが同時に行われ
る。このため、この洗浄装置10では、従来装置と比較
して迅速な洗浄及び洗浄効率を数段向上している。勿
論、公転洗浄及び自転洗浄では、上記した通り軸21b
を通じてシャフト21内へ導入される洗浄液をブラシ2
2の外周より吐き出しているため、ブラシ22に滓等が
付着しても、該付着物は時間と共に流されて従来の如く
槽内壁面に再付着するという虞も解消している。
【0025】洗浄終了時には、各ブラシ部材20が可動
手段20により密封ケース14の外面に接近移動され
る。ユニット部11は、その状態から上昇されて槽内よ
り離脱される。この上昇時には、ユニット部11が槽内
から完全に移動された段階で、液受手段9が図3の想像
線で示す如く駆動されてユニット部11の真下に液受部
9aを配置し、該液受部9aにユニット部11から垂れ
る液を受け止める。その後、ユニット部11は保持手段
25側の回転機構27dにより水平方向に略90度旋回
され、同期して、液受手段9も駆動機構29dにより水
平方向に略90度旋回されて待機位置に戻される。この
場合、例えば、図1の左側にある上と下の一方の槽3か
ら他方の槽3を洗浄するときには、ユニット部11だけ
が回転機構27dにより水平方向に略18度旋回される
ことになる。また、洗浄を完了した槽3側では、上記し
た要領にて主蓋4が移動されて槽3の開口を閉じ、続い
て福蓋5が移動されて主蓋4の対応部に重ねられる。本
発明の洗浄設備1は、以上の様にして、蓋開閉操作を含
めて全自動化を実現し、高速洗浄を可能にし、それによ
って槽稼働率も数段向上したものである。
【0026】なお、本願発明は、以上の形態例に何ら制
約されるものではなく、請求項で特定した要件を具備す
る範囲で適用プラント及び経費等に応じ、一部を変更し
たり簡略化されるものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は次のような
優れた効果を有している。請求項1の発明では、槽内壁
面をスクラブ洗浄する洗浄装置において、ブラシの槽内
壁面への接触状態及び圧接力を常に設計通りに得られ洗
浄効率を確実に向上でき、槽に対する挿脱性を数段向上
でき、ブラシ付着物に起因した汚染の虞を解消し、又、
洗浄液の必要総量を低減できる。請求項5の発明では、
蓋に複数の配管等が取り付けられている場合にも、洗浄
装置で自動洗浄する槽構造として、蓋の開閉操作を含め
て比較的簡単に全自動化でき、槽稼働率の向上に寄与で
きる。請求項6の発明では、洗浄設備として、固定槽式
を採用しながら複数の槽を効率よく洗浄可能にし、又、
蓋の開閉を含めて確実かつ簡易に自動化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の洗浄設備例の全体構成を示す模式上
面図である。
【図2】 図1の洗浄装置を示す模式側面図である。
【図3】 上記洗浄装置を槽との関係で示す模式正面図
である。
【図4】 上記洗浄装置の要部外観を示す概略斜視図で
ある。
【図5】 上記洗浄装置の要部構成を示す模式断面図で
ある。
【図6】 図5と同様に洗浄装置の要部構成を示す模式
図である。
【図7】 上記槽の蓋のうち主蓋用の可動手段を示す模
式構成図である。
【図8】 上記槽の蓋のうち副蓋用の可動手段を示す模
式上面図である。
【図9】 上記蓋の主蓋及び副蓋と配管の関係等を示す
模式構成図である。
【図10】 上記洗浄装置で自動洗浄するときの操作例
を示す図である。
【図11】 従来洗浄装置の問題を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1…洗浄設備(2はレール) 3…槽 4…主蓋(4aは第2通路部) 5…副蓋(5aは第1通路部) 7…配管(7aは端部、7Aは管、7Bはフレキシブル
管) 8…シール部材(流路接続手段) 9…液受手段 10…洗浄装置 11…洗浄ユニット部(ユニット部) 12…回転軸 13…回転機構 14…密封ケース 15…ブラシ駆動機構(16は可動手段、18は回転手
段) 17…ノズル 19…補助蓋 20…ブラシ部材(21はシャフト、22はブラシ、2
3はブラケット) 25…保持手段(26は水平アーム、27は基台、28
はガイド軸) 30…移動手段 32…第1可動手段(33は支柱、34はロッド、35
は旋回機構) 36…第2可動手段(基台37、ガイド38、39と4
0はシリンダ)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 略円筒状の槽を対象とし、該槽の上側開
    口から槽内に挿入して槽内壁面を自動的に洗浄する洗浄
    装置において、 保持手段を介し昇降可能に支持されて縦方向に配置され
    ている回転軸及び該回転軸を駆動する回転機構と、 前記回転軸に連結支持された密封ケース及び該密封ケー
    スに内蔵されたブラシ駆動機構と、 前記密封ケースの外面に添設されて、前記ブラシ駆動機
    構によりケース外面に対し離接する方向へ平行移動され
    ると共に自転されるブラシ部材とを備えていることを特
    徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記ブラシ部材は、洗浄液を導入可能な
    管状シャフトと、該シャフトの外周に配設された円筒状
    ブラシと、前記シャフトの上下端に連結された状態に配
    置されたブラケットとを有し、前記シャフトに導入され
    る洗浄液を前記ブラシの外周より吐き出す請求項1に記
    載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記ブラシ駆動機構は、前記ブラシ部材
    を平行移動させる可動手段と、前記ブラシ部材を自転さ
    せる回転手段とからなり、前記可動手段が前記ブラケッ
    ト側に作動連結され、前記回転手段が前記シャフト側に
    作動連結されている請求項1又は2に記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記保持手段は、前記回転軸を一端側で
    支持している水平アームと、前記水平アームを昇降可能
    かつ水平方向へ旋回可能に支持している基台と、間隔を
    保って設置されている複数の前記槽に沿って前記基台を
    移動させる移動手段とからなる請求項1から3の何れか
    に記載の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 洗浄装置を適用して自動洗浄される槽が
    上側開口した略円筒状からなると共に、該開口が原料供
    給用管や排ガス管等の配管を取り付けた蓋により開閉さ
    れる槽構造において、 前記蓋は、前記開口を直接覆う主蓋及び該主蓋の上面の
    一部に着脱可能に重合される副蓋を有していると共に、
    前記副蓋は前記配管の対応する端部を取り付け、かつ該
    端部と連通する第1通路部を有し、前記主蓋は前記第1
    通路部に対し流路接続手段を介し連通可能な第2通路部
    を有していることを特徴とする槽構造。
  6. 【請求項6】 各種プラントに組み込まれて、請求項4
    の洗浄装置と、請求項5の槽構造を適用し間隔を保って
    配設されている複数の槽と、前記各槽に対応して付設さ
    れて前記主蓋を昇降及び水平移動する主蓋用可動手段、
    前記副蓋を昇降及び水平移動する副蓋用可動手段とを装
    備していることを特徴とする洗浄設備。
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