JP2003210929A - 除湿装置 - Google Patents

除湿装置

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    • F24F2203/1084Rotary wheel comprising two flow rotor segments

Abstract

(57)【要約】 【課題】省エネ性の優れた加湿装置を提供する。 【解決手段】本発明に係る除湿装置10は、ケーシング
12の内部が隔壁14によって処理部16と再生部18
に隔てられている。ケーシング12の内部には、除湿ロ
ータ20と顕熱交換器22が設けられる。処理部16に
は、除湿ロータ20の上流側に相対湿度センサ48が配
設され、再生部18には、除湿ロータ20の下流側に相
対湿度センサ50が配設される。再生部18には、顕熱
交換器22と加熱コイル32の間に分岐ダクト42が接
続され、この分岐ダクト42にダンパ44が配設され
る。ダンパ44は、相対湿度センサ48、50の検出値
に応じて開閉される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は除湿装置に係り、特
にリチウムイオン電池を製造するクリーンルームや、低
湿度環境を必要とするビル設備などに用いられる除湿装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビル設備やクリーンルーム設備では、多
量の外気を取り入れ、冷却コイル等で湿度を調節し、被
空調室に供給している。このため、夏季などの外気湿度
が高い時季は、冷却コイルの冷熱源に多大な負荷がかか
るという問題がある。そこで、ビル設備やクリーンルー
ム設備では、外気の潜熱負荷を小さくするために、乾式
の除湿装置を外気調和機として使用している。
【0003】乾式の除湿装置は、図5に示すように、筒
状のケーシング1を有し、このケーシング1の内部が隔
壁によって処理部1Aと再生部1Bに隔てられている。
また、ケーシング1の内部には、円盤状の除湿ロータ2
と顕熱交換器3が設けられている。この除湿ロータ2と
顕熱交換器3はそれぞれ所定の速度で回転し、処理部1
Aと再生部1Bとを交互に通過するようになっている。
【0004】処理部1Aには、処理側フィルタ4と処理
側ファン5が設けられ、この処理側ファン5を駆動する
ことによって処理用エアが処理部1Aに導入される。導
入された処理用エアは、まず、処理側フィルタ4を通過
して除塵された後、除湿ロータ2を通過して除湿され
る。除湿された処理用エアは、除湿時の吸着熱によって
昇温しているので、顕熱交換器3を通過させて冷却す
る。これにより、除湿、冷却された処理用エアが処理部
1Aから送出される。この処理用エアは、不図示の内調
機等へ供給され、この内調機で温湿度が調節された後、
被空調室に給気される。
【0005】一方、再生部1Bには、再生側フィルタ6
と再生側ファン7が設けられ、この再生側ファン7を駆
動することによって再生部1Bに再生用エアが導入され
る。導入された再生用エアは、まず、再生側フィルタ6
を通過して除塵された後、顕熱交換器3を通過して加熱
される。次いで、再生用エアは、温度センサ9の検出値
が所定の設定値になるように、加熱コイル8によってさ
らに加熱される。これにより、十分に加熱された再生用
エアが除湿ロータ2に導入されるので、除湿ロータ2の
除湿剤に吸着していた水分が脱着し、除湿ロータ2の除
湿性能が再生される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
除湿装置は、除湿ロータ2の再生を確実に行うため、処
理部1Aの最大負荷に合わせて、再生側ファン7による
送風量と加熱コイル8による加熱温度を決定していたの
で、処理部1Aの負荷が小さい場合に、再生側ファン7
や加熱コイル8を無駄に稼働することになり、改善が望
まれていた。
【0007】また、従来の除湿装置は、再生用エアによ
って過剰の熱が除湿ロータ2に持ち込まれるため、除湿
ロータ2が高温になり、除湿ロータ2を通過した処理用
エアの温度が必要以上に上昇するという問題があった。
このため、処理用エアを冷却する内調機の負荷が大きく
なり、省エネの観点から改善が望まれていた。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みて成された
もので、省エネ性の優れた加湿装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は前
記目的を達成するために、ケーシングの内部に処理部と
再生部を有するとともに、前記処理部と前記再生部を移
動する除湿ロータを備え、前記処理部に処理用エアを送
気して前記除湿ロータで除湿するとともに、前記再生部
に再生用エアを送気して前記除湿ロータを再生する除湿
装置において、前記処理部に設けられ、前記除湿ロータ
に導入される処理用エアの相対湿度を検出する処理側検
出手段と、前記再生部に設けられ、前記除湿ロータを通
過した再生用エアの相対湿度を検出する再生側検出手段
と、前記再生部の除湿ロータに導入される再生用エアの
流量を調節する流量調節手段と、前記処理側検出手段の
検出値に基づいて前記再生側検出手段の最適値を演算
し、該最適値になるように前記流量調節手段を制御する
制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】本発明によれば、処理部の除湿ロータに導
入される処理用エアの相対湿度に基づいて、再生部の除
湿ロータを通過した再生用エアの相対湿度の最適値を求
め、この最適値となるように、再生部の除湿ロータに導
入される再生用エアの流量を制御している。このような
制御を行うと、除湿ロータに導入される再生用エアの流
量が、処理部の負荷に応じた流量となり、エネルギー効
率が上昇する。
【0011】請求項2に記載の発明によれば、分岐ダク
トを再生部に接続し、再生用エアの一部を分流させて排
出するとともに、その排出流量をダンパで調節するよう
にしたので、除湿ロータへの再生用エアの流量を簡単に
制御することができる。また、分岐ダクトを熱交換器と
加熱手段との間に接続し、熱交換器に分流前の再生用エ
アが流れるようにしたので、熱交換器による処理用エア
の冷却を効果的に行うことができる。また、分流後の最
適流量の再生用エアが加熱手段を通過するようにしたの
で、加熱手段による加熱を効率よく行うことができる。
【0012】請求項3に記載の発明は前記目的を達成す
るために、ケーシングの内部に処理部と再生部を有する
とともに、前記処理部と前記再生部を移動する除湿ロー
タを備え、前記処理部に処理用エアを送気して前記除湿
ロータで除湿するとともに、前記再生部に再生用エアを
送気して前記除湿ロータを再生する除湿装置において、
前記再生部に導入される再生用エアの状態を検出する再
生側エア状態検出手段と、前記処理部に導入される処理
用エアの状態を検出する処理側エア状態検出手段と、前
記再生部の除湿ロータに導入される再生用エアの流量を
調節する流量調節手段と、前記再生側エア状態検出手段
の検出値と、前記処理側エア状態検出手段の検出値に基
づいて、前記再生部の除湿ロータに導入される再生用エ
アの最適流量を演算し、該最適流量になるように前記流
量調節手段を制御する流量制御手段と、を備えたことを
特徴としている。
【0013】本願発明の発明者は、処理用エアの状態と
再生用エアの状態とから、除湿ロータを効率良く再生で
きるような再生用エアの最適流量が求まるとの知見を得
た。したがって、請求項3に記載の発明によれば、処理
用エアの状態と再生用エアの状態によって再生用エアの
最適流量を求め、この最適流量となるような流量制御を
行うので、除湿ロータを効率良く再生することができ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る除湿装置の好ましい実施の形態について詳説する。
【0015】図1は、本発明に係る除湿装置10の構成
を示す断面図である。
【0016】同図に示すように、除湿装置10は円筒状
のケーシング12を有しており、このケーシング12の
内部は、隔壁14によって処理部16と再生部18とに
隔てられている。また、ケーシング12の内部には、円
盤状の除湿ロータ20と顕熱交換機22が設けられてい
る。除湿ロータ20は、塩化リチウムやシリカゲル等の
除湿剤を含浸させたハニカム状の不織布によって構成さ
れており、不図示の駆動手段によって所定速度で回転し
て、処理部16と再生部18とを交互に通過するように
なっている。顕熱交換器22は、所定速度で回転するこ
とによって処理部16と再生部18とを交互に移動し、
顕熱のみの移動によって熱交換を行うように構成されて
いる。
【0017】処理部16には、処理側フィルタ24と処
理側ファン26が設けられ、この処理側ファン26によ
って、処理用エアが処理部16に導入される。導入され
た処理用エアは、まず、処理側フィルタ24を通過して
除塵された後、除湿ロータ20を通過して除湿され、さ
らに顕熱交換器22を通過して冷却される。処理用エア
は、除湿ロータ20を通過した際に吸着熱によって昇温
しており、顕熱交換器22を通過した際に、再生部18
の再生用エアと熱交換して冷却される。冷却された処理
用エアは、内調機(不図示)などに送気され、この内調
機で温湿度調整された後、クリーンルームなどの被空調
室(不図示)に供給される。
【0018】一方、再生部18には、再生側フィルタ2
8、再生側ファン30、加熱コイル32が設けられ、再
生側ファン30によって、再生用エアが再生部18に導
入される。再生用エアとしては、絶対湿度の低いエア、
例えば、被空調室からの室内排気、或いは外気などが用
いられる。再生部18に導入された再生用エアは、ま
ず、顕熱交換器22を通過することにより、処理部16
の処理用エアと熱交換して加熱される。加熱された再生
用エアは、加熱コイル32によってさらに加熱される。
加熱コイル32は、循環ライン34を介して不図示の加
熱源に接続されており、蒸気や温水などの加熱媒体が循
環するようになっている。循環ライン34には、開度調
整弁36が配設され、この開度調整弁36によって加熱
媒体の循環流量が調節される。開度調整弁36は、開度
制御装置38に接続され、開度制御装置38は、加熱コ
イル32の下流側に配した温度センサ40に接続されて
いる。開度制御装置38は、温度センサ40の検出値が
設定温度となるように、開度調整弁36の開度を制御す
る。これにより、再生用エアが設定温度に加熱され、除
湿ロータ20に導入される。再生用エアが除湿ロータ2
0に導入されることによって、除湿ロータ20に吸着し
ていた水分が脱着され、除湿ロータ20の除湿性能が再
生される。除湿ロータ20を通過した再生用エアは、脱
着反応によって冷却された状態で外部に排気される。
【0019】ところで、再生部18には、顕熱交換器2
2と加熱コイル32との間に、分岐ダクト42が接続さ
れており、この分岐ダクト42にダンパ44が配設され
ている。これにより、再生用エアが分岐ダクト42から
排気されるとともに、その排気流量をダンパ44によっ
て調節することができる。すなわち、ダンパ44の開度
を調節することによって、除湿ロータ20に導入される
再生用エアの流量を調節することができる。
【0020】ダンパ44は、制御装置46に接続されて
おり、制御装置46は、相対湿度センサ48(処理側検
出手段に相当)と相対湿度センサ50(再生側検出手段
に相当)に接続されている。相対湿度センサ48は、処
理部16の除湿ロータ20の上流側に設けられ、除湿ロ
ータ20に導入される処理用エアの相対湿度を検出す
る。また、相対湿度センサ50は、再生部18の除湿ロ
ータ20の下流側で除湿ロータ20の近傍に、且つ、除
湿ロータ20の回転方向の終端部の隔壁14付近に配設
され、除湿ロータ20を通過した再生用エアの相対湿度
を検出する。制御装置46は、相対湿度センサ48、5
0の検出値に基づいて、ダンパ44の開度を調節するよ
うになっている。具体的には、相対湿度センサ48の検
出値に基づいて、相対湿度センサ50の検出値の最適値
を求める。例えば相対湿度センサ48の検出値よりも0
〜5℃低い値を最適値として求める。そして、相対湿度
センサ50の検出値がその最適値になるように、ダンパ
44の開度を制御する。これにより、適切な流量の再生
用エアが除湿ロータ20を通過し、除湿ロータ20の除
湿性能が再生される。
【0021】次に上記の如く構成された除湿装置10の
作用について、図2に示す試験結果に基づいて説明す
る。
【0022】図2は、図1の除湿装置10において、処
理部16に一定の負荷を与えながら、再生用エアの風量
を変化させて試験を行った結果である。具体的には、2
7.8℃、42%、9.8g/kgDA の処理用エアを一定風量2000m
3/hで処理部16に送風するとともに、80℃の再生用エ
アを、風量を変えながら再生部18に送風した。図2に
は、その際の相対湿度センサ48の検出値(処理入口相
対湿度)と、相対湿度センサ50の検出値(終端部相対
湿度)、及び、除湿ロータ20による除湿量が示されて
いる。
【0023】図2に示すように、再生風量が1500m3/hま
では、再生風量が増加するにつれて、除湿ロータ20に
よる除湿量も徐々に大きくなっている。これは、再生用
エアの風量が増加するにつれて、除湿ロータ20の再生
量が増加し、除湿ロータ20の除湿性能が大きく回復す
るからである。しかし、再生風量が1500m3/hを超える
と、再生風量を増加させても除湿ロータ20による除湿
量は殆ど変化しない。したがって、再生風量を1500m3/h
より大きくしても、エネルギーを無駄に消費するだけで
あることが分かる。これにより、エネルギー効率の良い
最適制御範囲は、除湿量が変化しなくなる1500m3/hの直
前であり、この範囲に再生風量を制御することが望まし
い。ただし、最適な再生風量の範囲は、処理部16の負
荷(処理用エアの湿度や風量など)によって変化する。
【0024】一方、図2から分かるように、再生用エア
の風量が増加するにつれて、除湿ロータ20の通過後の
再生用エアの相対湿度(終端部相対湿度)が低下し、前
述した最適制御範囲においては、処理用エアの相対湿度
(処理入口相対湿度)よりも約0〜5%低い値になって
いる。したがって、再生用エアの相対湿度を処理用エア
の相対湿度よりも約0〜5%低くすれば、エネルギー効
率を向上できることが分かる。このように、再生用エア
の相対湿度を処理用エアの相対湿度に応じて調節するこ
とによって、処理用エアの状態が変化した場合にも対応
することができ、確実に再生風量を最適な範囲に制御す
ることができる。
【0025】本実施の形態の除湿装置10は、除湿ロー
タ20に導入される処理用エアの相対湿度を相対湿度セ
ンサ48で検出し、この検出値よりも0〜5%低い値を
最適値として求め、相対湿度センサ50の検出値が最適
値になるようにダンパ44を制御し、加熱コイル32へ
の再生用エアの流量を調節している。したがって、処理
用エアの相対湿度が減少した場合には、相対湿度センサ
48の検出値が小さくなって最適値が小さく修正され、
これに応じて加熱コイル32への再生用エアの流量が減
少する。これにより、加熱コイル32における再生用エ
アの加熱量が少なくなるので、消費エネルギー量は減少
する。
【0026】このように除湿装置10によれば、処理部
16の負荷に応じて、加熱コイル32における消費エネ
ルギー量が変化するので、常に高いエネルギー効率を維
持することができる。
【0027】また、除湿装置10は、分岐ダクト42を
顕熱交換器22と加熱コイル32との間に接続するよう
にしたので、顕熱交換器22には、分流前の大きな流量
の再生用エアが流れる。したがって、顕熱交換器22に
よって処理用エアを効率よく冷却することができる。
【0028】なお、上述した実施の形態は、ダンパ44
の開度を調節することによって、加熱コイル32への再
生用エアの流量を調節したが、流量調節手段は、これに
限定するものではない。例えば、再生側ファン30とし
てインバータ付きのファンを使用し、再生側ファン30
による送風量そのものを変えるようにしてもよい。
【0029】図3は、第2の実施の形態の除湿装置の構
成を示す断面図である。同図に示すように、第2の実施
の形態の除湿装置は、処理部16の除湿ロータ20の上
流側にエア状態検出装置52(処理側エア状態検出手段
に相当)が設けられるとともに、再生部18の顕熱交換
器22の上流側にエア状態検出装置54(再生側エア状
態検出手段に相当)が設けられている。エア状態検出装
置52、54はそれぞれ、エアの相対湿度と温度を検出
するように構成されるとともに、制御装置56(流量制
御手段に相当)に接続されている。制御装置56は、エ
ア状態検出装置52、54の検出値に基づいて、再生用
エアの最適流量を演算し、この最適流量の再生用エアが
除湿ロータ20に流れるようにダンパ44の開度を調節
する。
【0030】最適流量の演算方法としては、図4に示す
ように、まず、エア状態検出装置54で検出した再生用
エアの相対湿度(再生入口相対湿度)と、同じくエア状
態検出装置54で検出した再生エアの温度(再生入口温
度)と、温度センサ40で検出した再生用エアの温度
(再生温度)と、さらにエア状態検出装置52で検出し
た処理用エアの相対湿度(処理入口相対湿度)とから、
再生用エアの出口側での理想状態(温度、相対湿度、絶
対湿度)を、空気線図上で演算する。
【0031】一方で、エア状態検出手段52で検出した
処理用エアの相対湿度(処理入口相対湿度)、処理用エ
アの温度(処理入口温度)、除湿ロータ20の入口での
再生用エアの相対湿度から、処理用エアの出口側での理
想状態(温度、相対湿度、絶対湿度)を空気線図上で演
算する。
【0032】そして、これらの理想状態に基づいて、再
生用エアの最適流量を算出する。制御装置56は、ダン
パ44を開閉し、除湿ロータ20に流れる再生用エアが
最適流量となるようにする。
【0033】上記の如く構成された第2の実施の形態の
除湿装置は、処理部16に導入される処理用エアの状態
と、再生部18に導入される再生用エアの状態とに応じ
て、再生用エアの最適流量を演算し、この最適流量とな
るように制御を行うので、エネルギー効率よく除湿ロー
タ20を再生させることができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る除湿装
置によれば、処理部の除湿ロータに導入される処理用エ
アの相対湿度に基づいて、再生部の除湿ロータを通過し
た再生用エアの相対湿度の最適値を求め、この最適値に
なるように、除湿ロータに導入される再生用エアの流量
を制御したので、エネルギー効率良く除湿ロータを再生
することができる。
【0035】また、本発明に係る除湿装置によれば、除
湿ロータに導入される処理用エアの状態と再生用エアの
状態とによって再生用エアの最適流量を求め、この最適
流量となるように制御するので、エネルギー効率良く除
湿ロータを再生することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の除湿装置の構成を示す断面
【図2】除湿装置の作用を説明する図
【図3】第2の実施の形態の除湿装置の構成を示す断面
【図4】制御フローを説明するブロック図
【図5】従来の除湿装置の構成を示す断面図
【符号の説明】
10…除湿装置、12…ケーシング、14…隔壁、16
…処理部、18…再生部、20…除湿ロータ、22…顕
熱交換器、24…処理側フィルタ、26…処理側ファ
ン、28…再生側フィルタ、30…再生側ファン、32
…加熱コイル、34…循環ライン、36…開度調整弁、
38…開度制御装置、40…温度センサ、42…分岐ダ
クト、44…ダンパ、46…制御装置、48…相対湿度
センサ、50…相対湿度センサ、52、54…エア状態
検出装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3L056 BD03 BE07 BF04 3L080 AA03 AC05 AD01 4D052 AA08 CB00 DA03 GA01 GB01 GB03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーシングの内部に処理部と再生部を有す
    るとともに、前記処理部と前記再生部を移動する除湿ロ
    ータを備え、前記処理部に処理用エアを送気して前記除
    湿ロータで除湿するとともに、前記再生部に再生用エア
    を送気して前記除湿ロータを再生する除湿装置におい
    て、 前記処理部に設けられ、前記除湿ロータに導入される処
    理用エアの相対湿度を検出する処理側検出手段と、 前記再生部に設けられ、前記除湿ロータを通過した再生
    用エアの相対湿度を検出する再生側検出手段と、 前記再生部の除湿ロータに導入される再生用エアの流量
    を調節する流量調節手段と、 前記処理側検出手段の検出値に基づいて前記再生側検出
    手段の最適値を演算し、該最適値になるように前記流量
    調節手段を制御する制御手段と、 を備えたことを特徴とする除湿装置。
  2. 【請求項2】前記除湿ロータを通過した処理用エアを冷
    却し、前記除湿ロータに送気される再生用エアを加熱す
    る熱交換器と、該熱交換器と前記除湿ロータとの間で前
    記再生用エアを加熱する加熱手段とを備え、 前記流量調節手段は、前記熱交換器と前記加熱手段との
    間に接続される分岐ダクトと、該分岐ダクトに配設され
    るダンパとから成り、前記制御手段は、前記ダンパの開
    度を調節することを特徴とする請求項1に記載の除湿装
    置。
  3. 【請求項3】ケーシングの内部に処理部と再生部を有す
    るとともに、前記処理部と前記再生部を移動する除湿ロ
    ータを備え、前記処理部に処理用エアを送気して前記除
    湿ロータで除湿するとともに、前記再生部に再生用エア
    を送気して前記除湿ロータを再生する除湿装置におい
    て、 前記再生部に導入される再生用エアの状態を検出する再
    生側エア状態検出手段と、 前記処理部に導入される処理用エアの状態を検出する処
    理側エア状態検出手段と、 前記再生部の除湿ロータに導入される再生用エアの流量
    を調節する流量調節手段と、 前記再生側エア状態検出手段の検出値と、前記処理側エ
    ア状態検出手段の検出値に基づいて、前記再生部の除湿
    ロータに導入される再生用エアの最適流量を演算し、該
    最適流量になるように前記流量調節手段を制御する流量
    制御手段と、 を備えたことを特徴とする除湿装置。
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