JP2003210394A - カプセル型医療装置 - Google Patents

カプセル型医療装置

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JP2003210394A
JP2003210394A JP2002013548A JP2002013548A JP2003210394A JP 2003210394 A JP2003210394 A JP 2003210394A JP 2002013548 A JP2002013548 A JP 2002013548A JP 2002013548 A JP2002013548 A JP 2002013548A JP 2003210394 A JP2003210394 A JP 2003210394A
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Akio Uchiyama
昭夫 内山
Takeshi Yokoi
武司 横井
Hideyuki Adachi
英之 安達
Hironobu Takizawa
寛伸 瀧澤
Masatoshi Homitsu
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外装ケースが万一損傷しても、所定の機能が
損なわれにくくできるカプセル型医療装置を提供する。 【解決手段】 外装ケース16及び透明カバー17で水
密的に覆われたカプセル形状の外装部材の内部に、白色
LEDを実装した基板26、対物レンズ21を取り付け
たレンズ枠体22、CMOSイメージャ24を実装した
基板24、チップ部品27aを実装した基板29a、2
9b等を長手方向に積層し、基板24と基板29aとの
接続部30等や基板26に実装された白色LED25の
接続部等を絶縁性の封止樹脂33で水密的に覆うように
して、仮に外装ケース16が損傷して体液が外装ケース
16内部に侵入しても基板24等により実現される所定
の機能が体液で損なわれないようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は生体の管路内を通過
させて、光学的検査等の医療行為を行うカプセル型医療
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡は医療用分野及び工業用分
野で広く採用されるようになった。また、最近、内視鏡
における挿入部を必要としないで、カプセル形状にした
カプセル型内視鏡を患者が飲み込むことにより、挿入部
による挿入の苦痛を軽減できるようにしたものが医療用
分野で使用される状況になった。例えば、特開2001
−170002号公報にはカプセル内視鏡が開示されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のカプセル型内視
鏡等では複数の電気基板又はバッテリを外装ケースの中
に水密的に内蔵したものはあったが、複数の基板と基板
上の部品とは水密的に覆われておらず、外装が損傷した
場合、電気的接続部分と体液とが接触して、電気的にシ
ョートするおそれがある。
【0004】(発明の目的)本発明は、上述した点に鑑
みてなされたもので、外装ケースが万一損傷しても、所
定の機能が損なわれにくくできるカプセル型医療装置を
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】少なくとも人または動物
の体腔内で検査、治療または処置を行うカプセル型医療
装置において、基板を外装部材で水密的に内蔵し、基板
に実装された部品との接続部分又は基板と基板との接続
部分を水密的に覆う手段を形成したことにより、外装部
材が損傷しても基板に実装された部品との接続部分や基
板と基板との接続部分を水密的に覆うようにしているの
で、その機能が損なわれにくくできるようになる。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。 (第1の実施の形態)図1ないし図4は本発明の第1の
実施の形態に係り、図1は第1の実施の形態を備えたカ
プセル型内視鏡装置等の構成を示し、図2はカプセル型
内視鏡の構成を示し、図3は透明カバーを外してその正
面側から見た図を示し、図4は白色LEDをレンズ枠体
に取り付ける説明図を示す。
【0007】図1(A)に示すように本発明の第1の実
施の形態を備えた内視鏡検査を行うカプセル型内視鏡装
置1は、患者2の口部から飲み込まれることにより体腔
内管路を通過する際に体腔内管路内壁面を光学的に撮像
した画像信号を無線で送信する(本発明のカプセル型医
療機器の第1の実施の形態を構成する)カプセル型内視
鏡3と、このカプセル型内視鏡3で送信された信号を患
者2の体外に設けたアンテナユニット4により受け、画
像を保存する機能を有する、(患者2の体外に配置され
る)体外ユニット5とから構成される。
【0008】この体外ユニット5には、画像データを保
存するために、容量が例えば1GBのコンパクトフラッ
シュ(R)サイズのハードディスクが内蔵されている。
そして、体外ユニット5に蓄積された画像データは検査
中或いは検査終了後に図1(B)の表示システム6に接
続して、画像を表示することができる。
【0009】つまり、図1(B)に示すようにこの体外
ユニット5は、表示システム6を構成するパーソナルコ
ンピュータ(以下、パソコンと略記)7とUSBケーブ
ル8等の通信を行う通信ケーブルで着脱自在に接続され
る。
【0010】そして、パソコン7により体外ユニット5
に保存した画像を取り込み、内部のハードディスクに保
存したり、表示するため等の処理を行い表示部9により
保存した画像を表示できるようにしている。このパソコ
ン7にはデータ入力操作等を行う操作盤としての例えば
キーボード10が接続されている。
【0011】USBケーブル8としては、USB1.
0、USB1.1、USB2のいずれの通信規格でも良
い。また、この他にRS−232C、IEEE1394
の規格のシリラルのデータ通信を行うものでも良いし、
シリアルのデータ通信を行うものに限定されるものでな
く、パラレルのデータ通信を行うものでも良い。
【0012】図1(A)に示すようにカプセル型内視鏡
3を飲み込んで内視鏡検査を行う場合には、患者2が着
るシールド機能を持つシールドシャツ11の内側には複
数のアンテナ12が取り付けられたアンテナユニット4
が装着され、カプセル型内視鏡3により撮像され、それ
に内蔵されたアンテナから送信された信号を受け、この
アンテナユニット4に接続された体外ユニット5に撮像
した画像を保存するようにしている。この体外ユニット
5は、例えば患者2のベルトに着脱自在のフックにより
取り付けられる。
【0013】また、この体外ユニット5は例えば箱形状
であり、前面には画像表示を行う表示装置としての例え
ば液晶モニタ13と、制御操作を行う操作ボタン14と
が設けてある。また、体外ユニット5の内部には、送受
信回路、制御回路、画像データ表示回路、電源を備えて
いる。
【0014】図2に示すようにカプセル型内視鏡3は、
円筒形状でその後端を丸くして閉塞した外装ケース16
の先端側となる開口する端部に略半球面形状の透明カバ
ー17を水密的に接続固定してその内側を密閉し、その
密閉したカプセル状容器内に以下の内蔵物を収納してい
る。
【0015】透明カバー17に対向する中央部には、図
3に示すように対物レンズ21がレンズ枠体22の筒部
に水密的及び気密的に取り付けられている。この対物レ
ンズ21の結像位置には固体撮像素子、例えばCMOS
イメージャ23のベアチップが実装された撮像の機能を
有する電気基板(以下ではたんに基板と略記)24の前
面が、レンズ枠体22の突出する後端に当接するように
位置決めして固定されている。
【0016】また、対物レンズ21の周囲には、例えば
図3に示すように4箇所に白色LED25を取り付け
た、例えば円板形状の基板26が、レンズ枠体22に取
り付けられる。
【0017】この場合、図4(A)に示すように白色L
ED25を取り付けた基板26の中央に設けた孔部に、
レンズ枠体22の筒部が嵌入されて図4(B)に示すよ
うに基板26がレンズ枠体22に固定される。
【0018】図2に示すように、CMOSイメージャ2
3が(対物レンズ21に対向する)前面側に実装された
基板24も、白色LED25を取り付けた基板26と同
様に円形であり、その背面側にはCMOSイメージャ2
3に対する信号処理を行う回路を構成するチップ部品2
7aが実装されている。
【0019】この基板24の背面における周縁部は、前
面に段付き形状(キャビティ形状)にしてその中央にベ
アチップ28aが実装された(正面から見た場合の形状
が)円形の基板29aと接続部30で電気的に接続さ
れ、また、この基板29の背面における周縁部は、その
前面中央にベアチップ28bが実装された(正面から見
た場合の形状が)円形の基板29bと接続部30で電気
的に接続されている。
【0020】このようにカプセル状容器のその長手方向
に複数の基板24,29a、29bを積層した構造に
し、また基板29bの背面にはボタン型の電池(バッテ
リ)31が収納されている。また、この電池31の背面
にはアンテナ32が収納されている。
【0021】上記における基板26は白色LED25を
駆動する回路を形成し、また、基板24はCMOSイメ
ージャ23を駆動する駆動信号を生成すると共に、その
駆動信号の印加によりCMOSイメージャ23から出力
される画像信号に対する信号処理を行う。また、基板2
9a、29bは画像信号を送信する信号に変換してアン
テナ32から送信すると共に、アンテナ32で受信した
制御信号に対する処理を行う送受信回路(通信回路)の
機能を持つ。
【0022】なお、基板24、26、29a、29bは
セラミック、ガラス或いはエポキシ樹脂等の樹脂製のも
ので形成されている。また、基板26は円形板状である
が、多角形の形状にしても良い。
【0023】アンテナ32は送受信回路を形成する基板
29bに図示しないリード線で接続され、また電池31
も図示しないリード線で基板29b等で電気的に接続さ
れ、その動作に必要な電源(電力)を供給する。
【0024】また、本実施の形態では、図2の梨地模様
で示すように基板と電気部品との電気的接続部分や基板
と基板との接続部分とを、例えば絶縁性の封止樹脂33
で水密的に覆うようにしている。
【0025】具体的には白色LED25の基板26への
接続部分は、例えばエポキシ、シリコン等の絶縁性の封
止樹脂33で水密的に覆うようにしている。また、基板
26の背面側とレンズ枠体22との当接部の周縁は封止
樹脂33で水密的に覆うようにしている。また、レンズ
枠体22の後端面と基板24との接続固定部の周縁は封
止樹脂33で覆うようにしている。また、基板24と基
板29aとの接続部30、基板29aと基板29bとの
接続部30とは、封止樹脂33で水密的に覆うようにし
ている。
【0026】このようにして、基板24のCMOSイメ
ージャ23が実装された(基板24の)前面側を封止樹
脂33等で密閉された構造にすると共に、基板24の背
面側のチップ部品27a及びベアチップ28aが実装さ
れた基板29aの前面側も密閉された構造にしている。
また、同様に基板29aの背面側のチップ部品27b及
びベアチップ28bが実装された基板29bの前面側も
密閉された構造にしている。
【0027】また、電池31は円筒形状で一方の開口を
閉塞した電池収納枠体34内に収納し、図示しないリー
ド線で基板29b等と電気的に接続した後、電池収納枠
体34の開口する周縁部を封止樹脂33で水密的に覆
い、電池31における少なくともその一方の電極(例え
ば正極)側を水密的に覆うようにしている。
【0028】なお、電池収納枠体34は硬度の大きな絶
縁製の材質で形成したり、内面に絶縁性の部材をコーテ
ィングした金属製の部材で形成したりしても良い。
【0029】なお、基板29bの背面は配線パターンを
形成していないが、形成した場合には上述した場合と同
様に電池収納枠体34と接触する部分の周縁を封止樹脂
33で水密的に覆うようにすれば良い。また、基板2
4、26、29a、29bの側面部分には回路パターン
を形成していない。形成した場合にはその部分も封止樹
脂33で水密的に覆うようにすれば良い。
【0030】このようにすることにより、仮に透明カバ
ー17或いは外装ケース16による外装部材(外装ケー
ス)が破損して、体液などが外装部材の内部、つまりカ
プセル内部に侵入するような状態になっても、体液によ
り基板24、26,29a、29bやそれらに実装され
たチップ部品27a等で形成される各機能には影響を及
ぼさないので、各機能が損なわれることなく、その機能
を維持できる構造にしていることが特徴となっている。
また、電池31も少なくとも一方の電極部分が覆われて
いるので、両極が短絡(ショート)するようなことも防
止できるようになっている。
【0031】また、本実施の形態では、長期間にわたり
使用した場合においても、水蒸気等によりチップ部品等
の特性の変化や劣化等を生じることを防止するためにチ
ップ部品27a等を封止樹脂33で覆うようにしてい
る。
【0032】具体的にはCMOSイメージャ23の基板
24へのワイヤボンディングによる接続部分は封止樹脂
33で水密的はもとより気密的に覆うようにしている。
また、チップ部品27a、27bの基板24、29aへ
の接続部分及びその外周面全体と、ベアチップ28a、
28bの基板29a、29bへのワイヤボンディングに
よる接続部分及びその外表面全体を封止樹脂33で覆う
ようにしている。
【0033】このように本実施の形態では、基板と電気
部品、基板と基板との接続部分とを封止樹脂33で覆う
ようにすることにより、仮に外装ケース16或いは透明
カバー17にひびや微小クラックが入って外装部材が損
傷した場合にも、体液によりカプセル状容器内の回路等
がショートするようなことを防止し、撮像機能等、所定
の機能を保持できるようにしている。
【0034】また、本実施の形態では、封止樹脂33等
で密閉された空間内部に実装されたチップ部品27a等
をさらに封止樹脂33で覆うようにしているので、長期
間にわたり内視鏡検査に繰り返し使用したり、長期間保
管した後に使用するようにしても、チップ部品27a等
の特性が水蒸気等で劣化するようなことなく使用でき
る。つまり、信頼性の高いカプセル型内視鏡3を実現で
きる。
【0035】図5は第1変形例のカプセル型内視鏡3B
の構成を示す。このカプセル型内視鏡3Bは図2のカプ
セル型内視鏡3Bにおいて、チップ部品27a、27
b、ベアチップ28a、28bだけでなくその周囲の基
板24、29aの背面全体を封止樹脂33で覆うように
している。
【0036】この場合には、細かい回路パターンを形成
した場合でも、水蒸気等で回路パターンの非導通部分の
特性が変化したり、短絡するようなことをより確実に防
止できる。従って、第1の実施の形態の機能を長期間に
わたり、確実に維持できる効果がある。
【0037】図6は第2変形例のカプセル型内視鏡3C
の構成を示す。このカプセル型内視鏡3Cは図2のカプ
セル型内視鏡3Bにおいて、チップ部品27a、27
b、ベアチップ28a、28bだけでなくその周囲、つ
まり基板24、29aの各背面側の空間全体を封止樹脂
33で充満してチップ部品27a、27b等やその周囲
の基板面(の回路パターン)を覆うようにしている。本
変形例の作用効果は第1変形例とほぼ同様である。
【0038】図7は第3変形例のカプセル型内視鏡3D
の構成を示す。このカプセル型内視鏡3Dは、図2のカ
プセル型内視鏡3において、基板26とレンズ枠体22
との当接部や、接続部30等を覆うように封止樹脂33
を部分的に用いるのではなく、基板26から基板29b
までの円筒面部分全体を絶縁性の封止樹脂33で覆うよ
うにしている。
【0039】つまり、基板24と基板28a等を接続部
30により接続した後、その外周面に封止樹脂33を塗
布したり、流し込む等して水密的に覆うようにしてい
る。なお、白色LED25の接続部も絶縁性の封止樹脂
33で覆うようにしている。
【0040】そして、外装ケース16或いは透明カバー
17が破損しても、照明及び撮像などの機能に支障ない
ようにしている。本変形例によれば、部分的に封止する
よりも必要とされる部分全体を簡単に封止できる。その
効果は第1の実施の形態等とほぼ同様の効果がある。
【0041】また、基板24等やチップ部品27a等を
生体適合性のない材料で形成しても、生体適合性のある
エポキシ、シリコン樹脂等の封止樹脂33で完全に覆う
ようにしているので生体内で使用することができるし、
接続部30等に生体適合性のない材料を用いることもで
きる。
【0042】なお、本変形例では略円筒形状の封止樹脂
33で基板26から29bの後端付近までの側周面全体
を確実に封止するようにしているので、チップ部品27
a等を封止樹脂33で覆うようにしていないが、覆うよ
うにしても良い。つまり、図6に示すようにチップ部品
27a等の周囲全てを封止樹脂33で覆うようにしても
良い。
【0043】なお、基板29aに実装されるベアチップ
28aはワイヤボンディングで接続するものに限らず、
フリップボンディングで接続するようにしたり、フリッ
プボンディングを組み合わせたスタック(積み重ね)に
よって接続(実装)するようにしたものでも良い。
【0044】図8は第4変形例のカプセル型内視鏡3E
の構成を示す。このカプセル型内視鏡3Eは、例えば第
3変形例において、基板29a、29bの代わりに基板
(コア)を使用しないコアレスSIP(システム・イン
・パッケージ)を採用して、より小型化したものであ
る。
【0045】図8に示す例では、フレキシブル基板41
の両面に2つのコアレスSIP42a、42bを対向す
るように設け、このフレキシブル基板41の延出部を折
り曲げて基板24に接続部30で接続している。
【0046】コアレスSIP42a、42bには銅材に
チップ部品27a、ベアチップ28aと、チップ部品2
7b、ベアチップ28bとが導電性ペーストやワイヤボ
ンディング等でそれぞれ接続され、絶縁性の樹脂パッケ
ージで周囲を覆うようにしてパッケージされている。
【0047】本変形例によれば、コアレスSIP42
a、42bを採用しているので、通常の基板を採用した
場合よりも小型化でき、例えば第3変形例と同じような
機能や効果を持つものを、より全長の短いカプセル型内
視鏡3Eで実現できる。
【0048】(第2の実施の形態)次に本発明の第2の
実施の形態を図9を参照して説明する。図9に示す本発
明の第2の実施の形態のカプセル型内視鏡51は、図2
のカプセル型内視鏡3において、白色LED25の電気
的接続部を封止樹脂33で覆うと共に、基板26から電
池31に至る円筒面の外表面全体を絶縁性で円筒形状の
軟性部材52で水密的に覆うようにしている。なお、本
実施の形態では電池収納枠体34を用いていない。
【0049】つまり、カプセルの軸方向に複数の基板2
6(間のレンズ枠体22)、24、29a、29b、電
池31を積層した構造にして、その外周面全体を円筒形
状の軟性部材52で水密的に覆うようにしている。
【0050】このような構造にすることにより、(透明
カバー17及び外装ケース16による)外装部材が損傷
して、外装部材による水密機能が損なわれた場合に対し
ても、簡単な構造で、電気系の回路及び電源が体液等で
ショートすることを防止でき、撮像等の所定の機能を維
持できるようにしている。従って、本実施の形態によれ
ば、簡単な構成で、外装部材による水密機能が損なわれ
た場合に対しても、撮像等の所定の機能を維持できる効
果を有する。
【0051】図10は第1変形例のカプセル型内視鏡5
1Bの構成を示す。このカプセル型内視鏡51Bは図9
のカプセル型内視鏡51において、基板26から電池3
1に至る円筒面全体を軟性部材52で覆う代わりに、絶
縁性の接着剤53で覆い、さらにその外側を絶縁性の軟
性樹脂54で覆うようにしている。つまり、基板26か
ら電池31に至る円筒面全体を接着剤53を介在させて
軟性樹脂54で水密的に覆うようにしている。
【0052】軟性樹脂54は、外装ケース16よりは硬
度が小さい軟性の樹脂、具体的にはポリイミドテープ、
熱収縮チューブを用いることができる。また、熱収縮チ
ューブとしてはポリテトラフルオロエチレン(PTF
E)やイラックス等の肉薄のテープを採用しても良い。
なお、PTFEとしては実際にはテフロン(R)が入手
し易い。本変形例は第2の実施の形態と同様の効果を有
すると共に、接着剤53等を用いることにより、水密の
機能を向上させることができる。図10では軟性部材5
2の内面全周に接着剤53を介在させているが、その両
端付近のみに介在させて、軟性部材52の内面全体を水
密構造にしても良い。
【0053】図11は第2変形例のカプセル型内視鏡5
1Cの構成を示す。このカプセル型内視鏡51Cは図9
のカプセル型内視鏡51において、基板26から電池3
1に至る円筒面全体を軟性部材52で覆う代わりに、軟
性樹脂54で覆い、その外周面を接着剤53により外装
部材内面に接合するようにしている。
【0054】そして、軟性部材52により基板26から
電池31に至る円筒面全体を水密的に覆うようにすると
共に、軟性部材52の外周側の外装部材内面を水密的に
覆い、仮にその部分の外装部材が損傷しても接着剤53
及び軟性部材52によりその内部側に影響を及ぼさない
ようにしている。
【0055】なお、軟性樹脂54として、例えばウレタ
ンやシリコン樹脂を採用することができる。本変形例は
第1変形例とほぼ同様の効果を有する。
【0056】図12は第3変形例のカプセル型内視鏡5
1Dの構成を示す。このカプセル型内視鏡51Dは図9
のカプセル型内視鏡51において、基板26から電池3
1に至る円筒面全体を軟性部材52で覆う代わりに、絶
縁性の軟性樹脂又はコーティング材55で水密的に覆う
ようにして、この軟性樹脂又はコーティング材55で覆
った後に外装部材内に収納するようにしたものである。
【0057】軟性樹脂又はコーティング材55は外装部
材よりも軟性の材質のものが採用されている。本変形例
は第1の実施の形態とほぼ同様の効果を有する。
【0058】図13は第4変形例のカプセル型内視鏡5
1Eの構成を示す。このカプセル型内視鏡51Eは図9
のカプセル型内視鏡51において、基板26から電池3
1に至る円筒面全体を軟性部材52で覆う代わりに、絶
縁性の接着剤53とその外側の導電性のシールド筒体5
6とで覆うようにしている。なお、シールド筒体56
は、図示しないリード線等によりカプセル型内視鏡51
Eにおける電気回路のグランドに接続されている。
【0059】シールド筒体56は、例えばステンレスス
チール等の導電性を有する金属部材等で形成され、外装
部材における特に円筒部分が破損するのを防止する(補
強部材としての機能を有する)と共に、その内側の基板
24,26等が損傷するのも防止する。
【0060】さらにこのシールド筒体56は、その内側
に配置された基板24、26等により形成された電気回
路に外部からのノイズが侵入するのや外部にノイズを放
出することを防止し、ノイズにより誤動作等することを
確実に防止して信頼性を向上できるようにしている。
【0061】(第3の実施の形態)次に本発明の第3の
実施の形態を図14を参照して説明する。図14に示す
本発明の第3の実施の形態のカプセル型内視鏡61は、
例えば図9に示す第2の実施の形態のカプセル型内視鏡
51において、レンズ枠体22に対向する観察窓を形成
する透明カバー17bの厚さt2をケース16の側面や
後面での厚さt1よりも大きくして、その強度を大きく
している。
【0062】なお、このカプセル型内視鏡61では、円
筒形状の軟性部材52によって、レンズ枠体22の後端
側のCMOSイメージャ等を備えた撮像&照明部62、
制御機能を備えた制御部63、電池31、通信を行う通
信部64が水密的に覆われている。
【0063】本実施の形態では、観察窓を形成する透明
カバー17bの内面は球面で、外面は楕円面にして、周
辺では厚さがt1で中央側にいくほど徐々に厚さが増
し、中央位置で最大の厚さt2となっている。
【0064】この場合、より詳細には、楕円面の長径軸
はカプセル型内視鏡61の長手方向の中心軸上にあるよ
うにしているが、中心軸と平行にしても良い。
【0065】このような構成にすることにより、前端の
観察窓部分が損傷することを有効に防止でき、また外径
を大きくしなくても済むため、飲み易さも確保できる。
また、仮にケース16が損傷しても体液等で内部の電気
系が短絡する等を防止でき、所定の機能を維持すること
もできる。
【0066】なお、透明カバー17bの材質として、割
れにくい部材で形成すると良い。具体的には、透明カバ
ー17bをポリカーボネイトやゼオネックス等の透過性
の高い合成樹脂成形品を採用することができる。このよ
うにすると、より割れにくくして耐久性や信頼性を向上
できる。
【0067】また、透明カバー17bの材質として、仮
に割れても粉々にならないような部材で形成しても良
い。具体的には、透明カバー17bを透明繊維で強化し
たプラスチックを採用すると良い。この場合には、仮に
透明カバー17bが割れても粉々にならないので回収な
どが容易となる。また、透明繊維で強化したプラスチッ
クの場合にはその強度が大きく、割れにくい特性も備え
ている。
【0068】図15は第1変形例のカプセル型内視鏡6
1Bを示す。このカプセル型内視鏡61Bでは透明カバ
ー17cの内面を楕円面とし、外面を球面にして第3の
実施の形態とほぼ同様の機能を有するようにしている。
この場合、楕円面は、その長径軸がカプセル型内視鏡6
1Bの中心軸と垂直な方向となるようにしている。
【0069】本変形例の場合にも、透明カバー17cは
周辺では厚さがt1で中央側にいくほど徐々に厚さが増
し、中央位置で最大の厚さt3となっている。本変形例
は第3の実施の形態とほぼ同様の作用効果を有する。
【0070】図16は第2変形例のカプセル型内視鏡6
1Cを示す。このカプセル型内視鏡61Cでは透明カバ
ー17dの内面を図15の楕円面に近い非球面とし、外
面を球面にして第3の実施の形態とほぼ同様の機能を有
するようにしている。つまり、この場合にも、透明カバ
ー17dは周辺では厚さがt1で中央側にいくほど徐々
に厚さが増し、中央位置で最大の厚さt4となってい
る。本変形例は第3の実施の形態とほぼ同様の作用効果
を有する。なお、図16では、内面側を非球面にした
が、外面側を非球面にしても良い。
【0071】(第4の実施の形態)次に本発明の第4の
実施の形態を図17を参照して説明する。図17に示す
本発明の第4の実施の形態のカプセル型内視鏡71は、
観察光軸Oをカプセル状容器の長手方向の中心軸Cから
一方に偏芯させ、かつ偏芯した観察光軸Oとは反対側に
他の部分より比重が大きい重り72を配置した構造にし
ている。
【0072】このカプセル型内視鏡71では、レンズ枠
体22には一方(図17では上部側)に偏芯してその筒
部が設けられ、その筒部内に対物レンズ21が取り付け
られ、この対物レンズ21による観察光軸(結像光軸)
O上で、その結像位置にはCMOSイメージャ24が、
その撮像面の中心が位置するようにして取り付けられて
いる。また、この偏芯した対物レンズ21に隣接して、
中心軸Cに介して重り72側に偏芯した(照明光軸の)
白色LED25が基板26に実装され、その接続部は封
止樹脂33で封止されている。
【0073】このレンズ枠体22の背面にはベアチップ
等を実装して形成した撮像部73、制御機能を備えた制
御部63、電池31、通信を行う通信部64とが配置さ
れ、円筒形状の軟性部材52により水密的に覆われてい
る。
【0074】この場合、円筒形状の軟性部材52におけ
る、偏芯した対物レンズ21と反対側(図17では下
側)部分は例えば切り欠かれており、その切り欠き部分
には略棒状ないしは直方体形状の重り72がはめ込まれ
て軟性部材52に水密的に固着されている。このような
構成にすることにより、カプセル型内視鏡71よりも大
きい管腔内でも管腔のほぼ全体が一度の通過の際に撮像
できるようにしている。
【0075】つまり、図18に示すように胃、大腸等の
大きな管腔75内で蠕動運動によりこのカプセル型内視
鏡71を通過させた場合、重り72側が下側となり、上
部側に偏芯させた観察光軸O上に配置された対物レンズ
21により、偏芯させないで配置した場合よりも管腔7
5の中央付近に位置させて撮像を行うことができ、大き
い管腔75内でもその管腔75のほぼ全体の内壁面を一
度の通過の際に撮像できることになる。また、重り72
側が下側となるので、撮像の方向性が定まり、後で得ら
れた画像からその撮像部分を特定することがし易く、診
断も容易となる。その他は第2の実施の形態とほぼ同様
の効果を有する。
【0076】図19は第1変形例のカプセル型内視鏡7
1Bを示す。この変形例では白色LED25を対物レン
ズ21と反対側に偏芯させると共に、傾けて基板26に
取り付け、その照明光軸O′を偏芯した観察光軸Oの方
向に傾けるようにして、対物レンズ21による観察範囲
を有効に照明できるようにしている。
【0077】また、本変形例では例えば永久磁石72′
で重りを形成している。永久磁石72′で第4の実施の
形態における重り72の機能を有すると共に、さらにこ
のカプセル型内視鏡71Bが狭窄部等で動きにくくなっ
たような場合には、先端に磁石等を設けた図示しない回
収具を挿入して、その回収具の先端の磁石等との間に働
く磁気引力によりカプセル型内視鏡71Bを吸着して引
き出すことにより、カプセル型内視鏡71Bを簡単に回
収できるようにしている。
【0078】また、磁力を利用して外部から進行速度等
を制御する等にも利用できるようにしている。その他は
第4の実施の形態のカプセル型内視鏡71と同様の構成
である。本変形例によれば、偏芯した観察光軸Oによる
観察範囲(撮像範囲)を有効に照明できる作用効果があ
る。なお、永久磁石72′で重りを形成する代わりに、
強磁性体を採用して重りを形成しても良い。
【0079】図20は第2変形例のカプセル型内視鏡7
1Cを示す。この変形例では観察光軸Oと照明光軸O′
を斜め、つまり斜視方向にしたものである。その他は第
4の実施の形態のカプセル型内視鏡71とほぼ同様の構
成である。この場合には、底部側を肉厚にしたレンズ枠
体22′を採用している。観察方向が異なる点を除い
て、第4の実施の形態とほぼ同様の作用効果を有する。
【0080】図21は第3変形例のカプセル型内視鏡7
1Dを示す。この変形例では観察光軸Oと照明光軸O′
を重り72が配置された側面(図21では下側側面)と
反対側の側面(図21では上側側面)方向、つまり側視
方向にしたものである。レンズ枠体22、白色LED2
5は照明・撮像部62の上面に取り付けられ、照明・撮
像部62の下側に制御部63、通信部64が積層され、
これらの周囲は軟性部材52で覆われている。
【0081】また、軟性部材52に隣接して配置した電
池収納枠体77内には電池31が収納されている。その
他は第4の実施の形態のカプセル型内視鏡71と同様の
構成である。本変形例も観察方向が異なる点を除いて、
第4の実施の形態とほぼ同様の作用効果を有する。
【0082】(第5の実施の形態)次に本発明の第5の
実施の形態を図22を参照して説明する。図22は本発
明の第5の実施の形態のカプセル型内視鏡78を示す。
このカプセル型内視鏡78は例えば図8のカプセル型内
視鏡3Eにおいて、電池31の周囲を、例えば絶縁性の
電池収納枠体34及び絶縁性の封止樹脂33とで水密的
に覆うようにしたものである。
【0083】このような構成にすることにより、仮に長
期間、使用していない電池31を使用した場合、液漏れ
が発生してもその液漏れで回路24等を短絡させるよう
な悪影響を防止できる。
【0084】また、液漏れが発生した電池31の場合に
はその電池31を電池収納枠体34及び封止樹脂33と
共に、別の新しいものと交換すれば、他の回路部分は損
傷されないのでそのまま使用することができる。
【0085】図23は変形例のカプセル型内視鏡78B
を示す。本変形例では電池収納枠体34を金属製とし、
少なくともその内周面に耐薬品性を備えた絶縁性のコー
ティング剤79を施したものにしている。この変形例の
作用効果は第5の実施の形態とほぼ同様である。
【0086】なお、この他の変形例として、電池31を
水密的に覆うと共に、内部の電池を交換可能な構造にし
ても良い。また、次の第6の実施の形態のように電池2
1を2次電池とし、外装ケース16の外部から充電可能
にして、交換を必要としない構造にしても良い。
【0087】(第6の実施の形態)次に本発明の第5の
実施の形態を図24及び図25を参照して説明する。図
24は本発明の第5の実施の形態のカプセル型内視鏡8
1を示す。このカプセル型内視鏡81は例えば図22の
カプセル型内視鏡78において、電池31の代わりに充
電可能な2次電池31′を採用すると共に、例えばアン
テナ32に隣接する後端部内部に充電回路82を収納し
ている。
【0088】この充電回路82はリード線等により、基
板24、26、フレキシブル基板41等と電気的に接続
されている。なお、充電回路82は外装ケース16の内
部に水密的に収納されていると共に、仮に外装ケース1
6が破損しても体液等でその機能が損なわれないように
充電回路82の周囲は絶縁性の封止樹脂33等で水密的
に覆われている。また、充電回路82に充電のためのエ
ネルギを供給するエネルギ供給ユニット83をカプセル
型内視鏡81の外部に設けている。
【0089】図25は充電回路82及びエネルギ供給ユ
ニット83の概略の構成を示す。エネルギ供給ユニット
83のユニット本体の例えば上面には、カプセル型内視
鏡81の後端部と嵌合する凹部が設けてあり、カプセル
型内視鏡81をその後端部を下にして保持できるように
している。
【0090】この凹部下側の内部には発振器(図25で
はOSCと略記)84の出力端に接続されたコイル85
が配置され、このコイル85には発振器84で発振され
た高周波出力信号が印加される。発振器84は商用電源
に接続されるプラグ87を介して電源回路86で生成さ
れた直流電力が供給される。
【0091】また、カプセル型内視鏡81における後端
部の内部に収納した充電回路82はコイル85と対向す
る位置にコイル91が配置され、このコイル91の一端
及び他端はそれぞれ整流用のダイオード92のアノード
と平滑用のコンデンサ93の一端に接続されている。
【0092】ダイオード92のカソードはコンデンサ9
3の他端に接続されると共に、逆流防止用ダイオード9
4を介して2次電池31′の正極に接続されている。ま
た、コンデンサ93の一端は2次電池31′の正極に接
続されている。
【0093】また、本実施の形態では、2次電池31′
の正極はアナログスイッチ95を介して負荷96(具体
的には、基板24、26等による撮像系等の電気回路)
に接続され、負極は負荷96のグランドに接続されてい
る。
【0094】アナログスイッチ95は充電回路82から
電源が供給されるように接続されており(図示略)、そ
のスイッチ制御端に所定レベル以上の電圧が印加された
場合にのみアナログスイッチ95の2接点はONするよ
うにしている。つまり、カプセル型内視鏡81のみで内
視鏡検査を行う状態では、アナログスイッチ95はON
しており、負荷96側に動作用の電力を供給する。
【0095】一方、図25に示すように、カプセル型内
視鏡81をエネルギ供給ユニット83の凹部に乗せ、エ
ネルギ供給ユニット83のプラグ87を商用電源に接続
して動作状態に設定すると、コイル85に供給された高
周波電流がこのコイル85と高周波的に電磁結合したコ
イル91に供給され、その高周波電流はダイオード92
で整流されて直流(脈流)となり、さらにコンデンサ9
3で平滑された(殆ど一定電圧の)直流となり、逆流防
止用ダイオード94を介して2次電池31′に流れ、こ
の2次電池31′を充電する。
【0096】また、この場合には、アナログスイッチ9
5はOFFになり、効率良く2次電池31′を直流電圧
で充電することができる。所定時間、充電することによ
り、2次電池31′により再び負荷96側に所定の機能
を行う電力を供給できるようになる。
【0097】なお、例えば充電回路82を構成するコイ
ル91は外装ケース16の後端内周面にスパイラル状に
プリントパターン等を形成したもので構成でき、またそ
の他はダイオード92,93とコンデンサ93で簡単か
つ小さなサイズにできる。
【0098】また、これらの部品を他の機能を有する基
板に形成し、プリントパターン等で形成したコイル91
を外装ケース16の後端部内面に取り付けるようにして
も良い。
【0099】本実施の形態によれば、図22のカプセル
型内視鏡78の作用効果を有すると共に、さらに電池3
1′の交換を必要とすることなく繰り返しの内視鏡検査
に使用できる。また、カプセル型内視鏡81に内蔵され
た電池31′や充電回路82と非接触で充電ができるの
で、充電を簡単に行うことができる。また、電池を水密
機能を保って交換可能にする構造を必要としないで、簡
単な構成で充電できるカプセル型内視鏡を提供できる。
【0100】なお、第6の実施の形態の変形例として、
商用電源からの交流電力(交流の電気エネルギ)を直接
コイル85に供給したり、その電圧を下げてコイル85
に供給するようにしても良い。この場合には、発振器8
4により高周波の交流電力の場合よりはエネルギの伝達
機能が小さくなる場合があるが、より簡単な構成とな
る。また、2次電池31′としては、リチウムイオン電
池等の充電可能な2次バッテリの他に、電気二重層の構
造を利用したコンデンサ容量が非常に大きいスーパキャ
パシティ等の充電が可能な2次電源を採用しても良い。
【0101】また、他の変形例として、光をカプセル型
内視鏡81側に供給し、カプセル型内視鏡81側には光
の照射により電気エネルギに変換する太陽電池等の光電
変換デバイスを用いた充電回路を設けるようにしても良
い。この場合にも、カプセル型内視鏡81に内蔵された
電池31′や充電回路と非接触で充電ができる。
【0102】なお、上述した各実施の形態等を部分的に
組み合わせる等して構成される実施の形態等も本発明に
属する。なお、上述した実施の形態等では、光学的に観
察(検査)するカプセル型内視鏡の場合でカプセル型医
療装置を具体的に説明したが、pHセンサ等のセンサを
設けて医療行為を行うものや、体液の回収、薬剤の放出
(による治療または処置)、その他の医療行為を行う手
段を設けたカプセル型医療装置にも適用することができ
る。
【0103】[付記] 1.少なくとも人または動物の体腔内で検査、治療また
は処置を行うカプセル型医療装置において、基板を外装
部材で水密的に内蔵し、基板と部品との接続部分又は複
数の基板の場合には基板と基板との接続部分を水密的に
覆う手段を形成したことを特徴とするカプセル型医療装
置。
【0104】1−1.付記1記載のカプセル型医療装置
において、基板が、セラミック製又は樹脂製である。 1−2.付記1記載のカプセル型医療装置において、基
板が、平板形状又はキャビティ(段付)形状である。 1−3.付記1記載のカプセル型医療装置において、基
板が、円形又は多角形である。
【0105】1−4.付記1記載のカプセル型医療装置
において、基板に実装される部品がベアチップの場合、
その実装方法が、ワイヤボンディング又はフリップボン
ディングである。 1−5.付記1記載のカプセル型医療装置において、基
板に実装される部品がベアチップの場合、その実装方法
が、ワイヤボンディング又はフリップボンディングを組
み合わせたスタック(積み重ね)実装である。 1−6.付記1記載のカプセル型医療装置において、基
板に実装される部品がベアチップの場合、その実装方法
が、コアレスSIPである。
【0106】2.付記1記載のカプセル型医療装置にお
いて、少なくとも接続部分が生体適合性の無い材料で接
続された箇所を水密的に覆う構成とした。 3.付記1〜2記載のカプセル型医療装置において、部
品毎に、基板と部品との接続部分を封止樹脂等で水密的
に覆う構成とした。 4.付記1〜2記載のカプセル型医療装置において、基
板毎に、基板と部品との接続部分を封止樹脂等で水密的
に覆う構成とした。 5.付記1〜2記載のカプセル型医療装置において、基
板と基板とを接続した後に、基板間のすべてを封止樹脂
等で水密的に覆う構成とした。
【0107】6.付記1〜2記載のカプセル型医療装置
において、基板と基板とを接続した後に、基板外周の全
面を封止樹脂等で水密的に覆う構成とした。 7.人または動物の体腔内で検査、治療または処置を行
うカプセル型医療装置において、基板とバッテリとを外
装部材で水密的に内蔵し、基板又はバッテリを外装部材
とは別の軟性部材で軸方向を全周的に覆うようにしたこ
とを特徴とするカプセル型医療装置。 7′.少なくとも人または動物の体腔内で検査、治療ま
たは処置を行うカプセル型医療装置において、基板を外
装部材で水密的に内蔵し、基板又はバッテリを外装部材
とは別の補強部材で軸方向を全周的に覆うようにしたこ
とを特徴とするカプセル型医療装置。
【0108】7′−1.付記7記載のカプセル型医療装
置において、補強部材は複数の電気基板を覆い、ノイズ
の侵入又は放出を防止するシールド機能を有する。 8.付記7記載のカプセル型医療装置において、基板又
はバッテリと外装部材との間に、外装部材よりも軟性の
樹脂を略円筒状に配置した。
【0109】8−1.付記8記載のカプセル型医療装置
において、軟性の樹脂が、ポリイミドテープである。 8−2.付記8記載のカプセル型医療装置において、軟
性の樹脂が、熱収縮チューブである。 9.付記7記載のカプセル型医療装置において、基板又
はバッテリの外周との間に接着剤などを介在させた上で
軟性の樹脂で覆う構成とした。
【0110】9−1.付記9記載のカプセル型医療装置
において、軟性の樹脂は、熱収縮チューブである。 9−1−1.付記9−1記載のカプセル型医療装置にお
いて、熱収縮チューブは、PTFE(商品名テフロン
(登録商標))やイラックスなどの肉厚の薄いチューブ
である。 9−2.付記9記載のカプセル型医療装置において、接
着剤は熱収縮チューブの両端付近のみに介在させてあ
る。
【0111】10.付記7記載のカプセル型医療装置に
おいて、基板又はバッテリの外周を外装部材よりも軟性
の樹脂で略全周的に覆い、接着剤などで外装部材内面と
接合した。 10−1.付記10記載のカプセル型医療装置におい
て、軟性の樹脂が、ウレタン又はシリコン樹脂である。 11.付記7記載のカプセル型医療装置において、基板
又はバッテリの外周を少なくともコーティングした後に
外装部材内に収納した。 11−1.コーティング材が、外装部材よりも軟性であ
る。
【0112】(付記7〜11−1の背景)従来例では1
重の外装部材で覆うことによりカプセル内部を水密にし
ているいるのみであったので、万一、外装部材が破損す
ると、内部に体液が侵入して電気基板やバッテリの動作
を損なう可能性があった。
【0113】このため、外装部材の損傷をしにくくした
り、損傷しても内部の電気基板やバッテリによる動作に
悪影響を及ぼさないようにできるカプセル型医療装置を
提供することを目的とし、付記7〜11−1の構成にし
た。
【0114】12.観察窓としての透明カバーと外装部
材とによって内蔵する部材を水密的に密封したカプセル
型医療装置において、内部空間のある観察窓を他の部分
より強度的に強くしたことを特徴とするカプセル型医療
装置。 12′.観察窓としての透明カバーと外装部材とによっ
て内蔵する部材を水密的に密封したカプセル型内視鏡に
おいて、内部空間のある観察窓を他の部分より強度的に
強くしたことを特徴とするカプセル型内視鏡。
【0115】13.付記12記載のカプセル型医療装置
において、透明カバーの外面を長径軸がカプセル長手方
向中心軸と平行な楕円形状とし、内面を円形状として中
央部分が一番厚くなる構成とした。 14.付記12記載のカプセル型医療装置において、透
明カバーの外面を円形状とし、内面を長径軸がカプセル
長手方向中心軸と垂直な楕円形状として中央部分が一番
厚くなる構成とした。 15.付記12記載のカプセル型医療装置において、透
明カバーの外面又は内面を非球面形状として中央部分が
一番厚くなる構成とした。
【0116】16.付記12〜15記載のカプセル型医
療装置において、透明カバーの材質を割れにくい部材又
は割れても粉々にならない部材とした。 16−1.付記16記載のカプセル型医療装置におい
て、透明カバーの材質は、ポリカーボネイトと又はゼオ
ネックスである。 16−2.付記16記載のカプセル型医療装置におい
て、透明カバーの材質は、透明繊維で強化した強化プラ
スチックである。
【0117】(付記12〜16−2の背景)従来例のカ
プセル型内視鏡では観察窓の肉厚は全周に渡って均一で
あり、この場合にはより強度を大きくしようとして肉厚
を増すと、その外径が大きくなってしまい、飲みにくく
なる欠点がある。そのため、飲みにくくすることなく、
従来例よりも強度を大きくできるカプセル型内視鏡等の
カプセル型医療装置を提供することを目的として、付記
12〜16−2の構成にした。
【0118】17.少なくとも観察機能を有するカプセ
ル型医療装置において、観察光軸をカプセルの長手方向
中心から偏芯させ、観察光軸と反対側に他の部分より比
重が高い重りを内蔵させたことを特徴とするカプセル型
医療装置。 17′.少なくとも観察機能を有するカプセル型内視鏡
において、観察光軸をカプセルの長手方向中心から偏芯
させ、観察光軸と反対側に他の部分より比重が高い重り
を内蔵させたことを特徴とするカプセル型内視鏡。
【0119】18.付記17記載のカプセル型医療装置
において、照明手段を重りがある側に配置して照明光軸
を観察光軸側に傾斜させて配置した。 19.付記17記載のカプセル型医療装置において、観
察光軸が重りとは反対側に傾いた斜視型とした。 20.付記17記載のカプセル型医療装置において、観
察光軸が重りとは反対側の側面方向を向く側視型とし
た。 21.付記17〜20記載のカプセル型医療装置におい
て、重りは磁石又は磁性体とした。
【0120】(付記17〜21の背景)従来のカプセル
型内視鏡では、その観察光軸がカプセル内視鏡の長手方
向の長軸(中心軸)とが一致していた。このため、管腔
内を通過しながら内視鏡検査を行う場合、カプセル型内
視鏡よりもかなり大きな管腔部分を通過する場合にはそ
の管腔に接している部分と反対側の部分は観察範囲から
外れてしまい易くなってしまう。
【0121】このため、カプセル型内視鏡よりもかなり
大きな管腔部分を通過する場合にも、管腔に接している
部分と反対側の部分も観察範囲に入れて内視鏡検査など
ができるカプセル型内視鏡等のカプセル型医療装置を提
供することを目的として、付記17〜21の構成にし
た。
【0122】22.医療行為を行うための機能を備えた
回路基板と、前記回路基板に電力を供給するバッテリと
をカプセル形状の外装部材の内部に水密的に収納したカ
プセル型医療装置において、前記バッテリの周囲を水密
的に覆う水密構造にしたことを特徴とするカプセル型医
療装置。 23.付記22記載のカプセル型医療装置において、前
記バッテリを充電が可能な2次バッテリとし、さらに外
部から充電可能とする充電回路を内蔵した。
【0123】(付記22〜23の背景)従来のカプセル
型内視鏡等では内蔵された回路基板を動作させるために
電力を供給する電源として電池(バッテリ)が内蔵され
る。このバッテリは長期間経過すると、液漏れする場合
がある。この場合、内蔵された回路基板が液漏れした液
体で短絡するなど、所定の機能が損なわれる場合があ
る。このため、液漏れが発生しても回路基板等の動作に
影響しないようにできるカプセル型医療装置を提供する
ことを目的として、付記22〜23の構成にした。
【0124】24.医療行為を行うための機能を備えた
回路基板と、前記回路基板に電源を供給する電源とをカ
プセル形状の外装部材の内部に水密的に収納したカプセ
ル型医療装置において、前記電源を充電可能な2次電源
で形成すると共に、外装部材の外部から前記2次電源を
充電可能とする充電回路を水密的に設けたことを特徴と
するカプセル型医療装置。 25.付記24記載のカプセル型医療装置において、2
次電源は充電が可能な2次バッテリ、又はスーパキャパ
シティである。 26.付記24記載のカプセル型医療装置において、充
電回路は非接触で外部から供給されるエネルギから前記
2次電源を充電する電気エネルギを生成する。
【0125】27.付記24記載のカプセル型医療装置
において、さらに外部から充電回路にエネルギが供給さ
れている場合には、2次電源から回路基板側に供給され
る電力を遮断するスイッチ回路を有する。 28.付記24記載のカプセル型医療装置において、充
電回路は非接触で外部から供給される交流の電気エネル
ギから前記2次電源を充電する直流の電気エネルギを生
成する。
【0126】(付記24〜28の背景)従来例では、カ
プセル型内視鏡を水密構造にすると、内蔵された電池が
充電可能でない1次電池の場合には、その電気エネルギ
が消耗した場合にはそのカプセル型内視鏡は使用できな
くなってしまう。この場合、その電池を交換することが
できるような構造にすると、水密構造を保持しなければ
ならないため、複雑になったり、大型化して飲みにくく
なる欠点がある。
【0127】このため、カプセル形状の外装部材の内部
に水密的に内蔵した電源を交換することなく、簡単な構
成でその電源の電気エネルギが消耗した場合には外部か
ら簡単にエネルギを供給でき、再び使用できるカプセル
型医療装置を提供することを目的として、付記24〜2
8の構成にした。
【0128】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、少
なくとも人または動物の体腔内で検査、治療または処置
を行うカプセル型医療装置において、基板を外装部材で
水密的に内蔵し、基板に実装された部品との接続部分又
は基板と基板との接続部分を水密的に覆う手段を形成す
ることにより、外装部材が損傷しても基板に実装された
部品との接続部分や基板と基板との接続部分を水密的に
覆うようにして、その機能が損なわれるのを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を備えたカプセル型
内視鏡装置等の構成を示す図。
【図2】カプセル型内視鏡の構成を示す断面図。
【図3】透明カバーを外してその正面側から見た図。
【図4】白色LEDをレンズ枠体に取り付ける説明図。
【図5】第1変形例のカプセル型内視鏡の構成を示す断
面図。
【図6】第2変形例のカプセル型内視鏡の構成を示す断
面図。
【図7】第3変形例のカプセル型内視鏡の構成を示す断
面図。
【図8】第4変形例のカプセル型内視鏡の構成を示す断
面図。
【図9】本発明の第2の実施の形態のカプセル型内視鏡
の構成を示す断面図。
【図10】第1変形例のカプセル型内視鏡の構成を示す
断面図。
【図11】第2変形例のカプセル型内視鏡の構成を示す
断面図。
【図12】第3変形例のカプセル型内視鏡の構成を示す
断面図。
【図13】第4変形例のカプセル型内視鏡の構成を示す
断面図。
【図14】本発明の第3の実施の形態のカプセル型内視
鏡の構成を示す断面図。
【図15】第1変形例のカプセル型内視鏡の構成を示す
断面図。
【図16】第2変形例のカプセル型内視鏡の構成を示す
断面図。
【図17】本発明の第4の実施の形態のカプセル型内視
鏡の構成を示す断面図。
【図18】使用状態での作用の説明図。
【図19】第1変形例のカプセル型内視鏡の主要部を切
り欠いて示す図。
【図20】第2変形例のカプセル型内視鏡の主要部を切
り欠いて示す図。
【図21】第3変形例のカプセル型内視鏡の構成を示す
断面図。
【図22】本発明の第5の実施の形態のカプセル型内視
鏡の構成を示す断面図。
【図23】変形例のカプセル型内視鏡の構成を示す断面
図。
【図24】本発明の第6の実施の形態のカプセル型内視
鏡の構成を示す断面図。
【図25】図24の充電回路とエネルギ供給ユニットの
構成を示す回路図。
【符号の説明】
1…カプセル型内視鏡装置 2…患者 3…カプセル型内視鏡 4…アンテナユニット 5…体外ユニット 6…表示システム 7…パソコン 8…USBケーブル 11…シールドシャツ 12…アンテナ 13…液晶モニタ 16…外装ケース 17…透明カバー 21…対物レンズ 22…レンズ枠体 23…CMOSイメージャ 24、26、29a、29b…基板 25…白色LED 27a、27b…チップ部品 28a、28b…ベアチップ 30…接続部 31…電池 32…アンテナ 33…封止樹脂 34…電池収納枠体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/18 H04N 7/18 M 5C054 (72)発明者 横井 武司 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 安達 英之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 瀧澤 寛伸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 穂満 政敏 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 BA24 DA00 DA01 GA02 4C038 CC05 4C061 CC06 DD10 FF50 JJ06 JJ12 5C022 AA09 AB15 AC42 AC61 AC77 5C024 AX02 BX02 EX21 GY31 5C054 CC07 CE04 DA07 EA01 EA03 EA05 ED07 GB11 HA12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも人または動物の体腔内で検
    査、治療または処置を行うカプセル型医療装置におい
    て、 基板を外装部材で水密的に内蔵し、基板に実装された部
    品との接続部分又は基板と基板との接続部分を水密的に
    覆う手段を形成したことを特徴とするカプセル型医療装
    置。
  2. 【請求項2】 少なくとも人または動物の体腔内で検
    査、治療または処置を行うカプセル型医療装置におい
    て、 基板とバッテリとを外装部材で水密的に内蔵し、基板及
    びバッテリを外装部材とは別の軟性部材又は補強部材で
    軸方向を全周的に水密的に覆うようにしたことを特徴と
    するカプセル型医療装置。
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