JP4578874B2 - カプセル型医療装置 - Google Patents

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Description

本発明は、被検体内に導入されて被検体内の情報を収集する、たとえば飲み込み型のカプセル型内視鏡などのカプセル型医療装置に関し、特に高い液密性を保持するカプセル型医療装置に関するものである。
近年、内視鏡の分野では、撮像機能と無線機能とが装備されたカプセル型内視鏡が登場している。このカプセル型内視鏡は、観察(検査)のために被検体である被検者に飲み込まれた後、被検者の生体から自然排出されるまでの観察期間、胃、小腸などの臓器の内部(体腔内)をその蠕動運動に伴って移動し、撮像機能を用いて順次撮像する構成である。
また、これら臓器内の移動によるこの観察期間、カプセル型内視鏡によって体腔内で撮像された画像データは、順次無線通信などの無線機能により、被検体の外部に設けられた外部装置に送信され、外部装置内に設けられたメモリに蓄積される。被検者がこの無線機能とメモリ機能を備えた外部装置を携帯することにより、被検者は、カプセル型内視鏡を飲み込んだ後、排出されるまでの観察期間、不自由を被ることなく行動が可能になる。観察後は、医者もしくは看護士によって、外部装置のメモリに蓄積された画像データに基づいて、体腔内の画像をディスプレイなどの表示手段に表示させて診断を行うことができる。
この種のカプセル型内視鏡では、上記機能を実行するために、たとえば特許文献1に示すような飲み込み型のものがある。このカプセル型内視鏡は、LEDなどの照明手段、CCDやCMOSなどの固体撮像素子、これら照明手段や固体撮像素子の駆動回路、電池などを含む電源部および固体撮像素子からの画像データを外部装置に送信するための送信部などの機能実行手段を内部に備え、これら機能実行手段を密閉したカプセル形状の容器内に収容したものが提案されている。カプセル形状の容器は、照明手段による容器外部への照明やたとえばこの照明光による反射光を受光して容器外部の撮像を行うための半球形状の透明カバーと、これら機能実行手段を収容する円筒形状の外装ケースとに分割して形成されており、製造時に、この透明カバーと外装ケースを液密的に接合することで、カプセル形状の容器を密閉していた。
特開2001−91860号公報
このようなカプセル型内視鏡では、軽量化を図るために、透明カバーおよび外装ケースを薄肉の樹脂部材で形成し、かつこの透明カバーと外装ケースとを接着剤で接合することで、液密を確保している。しかしながら、特許文献1のカプセル型内視鏡では、バッテリを圧縮バネで付勢して円形回路基板に圧接しているので、圧縮バネの付勢力が接着剤の接着力よりも強いと、透明カバーと外装ケースとの接合が保てずに、カプセル型内視鏡内の液密性を確保できなくなるので、この透明カバーと外装ケースとの接合を保つための複雑な機構が必要となっていた。たとえば、このような機構を内部に設けるために、小型化が要求されるカプセル型内視鏡に専用のスペースが必要となり、内視鏡が大型化するなどの問題があった。また、この大型化に伴って、従来のカプセル型内視鏡では、軽量化が図れなくなるという問題もあった。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであって、カプセル型医療装置の大型化を防ぎ、液密性を容易に確保することができるカプセル型医療装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかるカプセル型医療装置は、所定の機能を実行するチップが搭載されるリジット基板と、該リジット基板から延在する折り曲げ可能なフレキシブル基板と、を含むリジットフレキ基板と、一方の端が開口され且つ他方の端が閉口された中空の筒状部と、前記筒状部内に折り曲げた状態で収容された前記リジットフレキ基板の一方の端側を当接する胴部台座部と、前記開口された他方の端に形成された胴部接合端部と、を含む胴部カバーと、前記胴部接合端部に内嵌される開口した先端接合端部と、前記胴部接合端部と前記先端接合端部とを嵌め合わせた際に前記筒状部内に折り曲げた状態で収容された前記リジットフレキ基板の他方の端を当接する先端台座部と、を含む先端カバーと、前記先端接合端部と前記胴部接合端部とをそれぞれの前記開口周囲に亘って固着する封止樹脂と、前記リジットフレキ基板を折り曲げた際に対向する位置に配設された一対のバネで形成された接点と、前記筒状部内に折り曲げた状態で収容された前記リジットフレキ基板の前記一対の接点に付勢されつつ挟持され、前記チップを駆動するための駆動電力を供給する蓄電部と、を備え、前記先端接合端部と前記胴部接合端部とには、前記胴部接合端部と前記先端接合端部とを嵌め合わせた際に互いに係合する係合部がそれぞれ形成されていることを特徴とする。
また、上記した本発明にかかるカプセル型医療装置は、前記係合部が、前記先端接合端部の側周囲に設けられた少なくとも1つの突起と、前記胴部接合端部の側周囲に設けられ、前記突起と係合可能な少なくとも1つの溝と、を含むことを特徴とする。
また、上記した本発明にかかるカプセル型医療装置は、前記突起が、前記先端接合端部の側周囲に亘って形成されたリング状の凸部と、前記胴部接合端部の側周囲に亘って形成され、前記リング状の凸部と係合するリング状の凹部と、を含むことを特徴とする。
また、上記した本発明にかかるカプセル型医療装置は、前記突起が、前記先端接合端部および前記胴部接合端部のうち一方の外側または内側周囲に亘って形成された螺旋状の凸部と、前記先端接合端部および前記胴部接合端部のうち他方の内側または外側周囲に亘って形成され、前記螺旋状の凸部と係合する螺旋状の凹部と、を含むことを特徴とする。
本発明にかかるカプセル型医療装置は、たとえば突起と、前記突起と係合可能な溝とからなる接合保持手段を備え、先端カバーの接合端部と該胴部カバーの接合端部との接合時に、この突起と溝を係合させることにより、構成要素の少ない構成によって先端カバーの接合端部と該胴部カバーの接合端部との接合した状態を保持して接合面の剥離を防止することで、カプセル型医療装置の大型化を防ぎ、医療装置内の液密性を容易に確保することができるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかるカプセル型医療装置の実施の形態を図1〜図3の図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更実施の形態が可能である。
(実施の形態1)
図1は、本発明にかかるカプセル型医療装置の実施の形態1の構成を示す側断面図であり、図2は、図1に示したリジットフレキ配線基板を展開した上面図である。なお、この実施の形態では、カプセル内視鏡として、被検体である人間の口などから体腔内に導入して、体腔内の被検部位を撮影するカプセル型内視鏡を一例として説明する。
このカプセル型内視鏡1は、図1に示すように、カプセル形状に形成された外装ケースである密閉容器2と、予め設定された所定の機能を実行するための機能実行手段として、体腔内を被検部位を照明するための照明光を出射する照明手段3と、機能実行手段として、照明光による反射光を受光して被検部位を撮像する撮像手段4と、照明手段3と撮像手段4の駆動制御および信号処理を行う制御手段5と、機能実行手段を駆動するための駆動電力を蓄積する蓄電手段6と、撮像手段4によって取得された画像データを被検体外に無線送信する無線送信手段7を備える。
密閉容器2は、人が飲み込める程度の大きさのものであり、略半球状の先端カバー21と、筒形状の胴部カバー22とを弾性的に嵌合させて形成されている。先端カバー21は、略半球状のドーム形状であって、ドームの後側が円形状に開口している。この先端カバー21は、透明性あるいは透光性を有する透明部材、たとえば光学的性能や強度を確保するのに好ましいシクロオレフィンポリマーあるいはポリカーボネイトなどで成形され、照明手段3からの照明光を密閉容器2の外部に透過することを可能にするとともに、この照明光による被検体からの反射光を内部に透過することを可能にする。この先端カバー21の内面には、照明手段3の後述する照明基板30が当接する台座21aが周設されている。
また、胴部カバー22は、先端カバー21の後側に位置して、上記機能実行手段を覆う部材である。この胴部カバー22は、円筒形状の胴部23と、略半球状のドーム形状の後端部26を一体に形成し、この胴部23の前側が円形状に開口している。この胴部カバー22は、強度を確保するのに好ましいポリサルフォンなどで形成され、照明手段3と、撮像手段4と、制御手段5とを胴部23に収容し、無線送信手段7を後端部26に収容している。この後端部26には、無線送信手段7の後述する送信基板71が当接する台座26aが周設されている。
先端カバー21の開口部には、開口端部の縁に沿って円筒形状の接合端部24が設けられている。また、胴部23の開口部には、開口端部の縁に沿って円筒形状の接合端部25が設けられている。各接合端部24,25は、先端カバー21と胴部カバー22を相互に接合する際に、密閉容器2の内外で重合して互いに接触する接合面24a,25aを有する。この実施の形態では、先端カバー21の接合端部24が密閉容器2の内側にあって、その外面が接合面24aをなし、胴部カバー22の接合端部25が密閉容器2の外側にあって、その内面が接合面25aをなし、接合面24aの外径と、接合面25aの内径とは、略一致して形成されている。なお、各接合端部24,25は、たとえば型成形時の抜き勾配の角度が0度のストレートで、かつほぼ同一の内外径にした筒形状に形成して互いの接合を容易にしてある。
接合面24aには、その全周に渡って突起24bが無端状に形成され、接合面25aには、その全周に渡って溝25bが無端状に形成されている。この突起24bと溝25bとは、接合面24aと25aが重合した状態で互いに係合される。このように、突起24bおよび溝25bは、互いに係合することによって、先端カバー21と胴部カバー22との接合した状態を保持する接合保持手段を構成している。
照明手段3は、図1に示すように、中央部分に通穴30aが設けられた円盤形状に形成された照明基板30と、この照明基板30の前面(図1中、先端カバー21側)に設けられた発光ダイオード、たとえば白色LEDなどの4つの発光体31と、図2に示すように、後面(図1中、撮像基板40側)に発光体31を駆動するための回路を構成するチップ部品32とを備え、発光体31からの照明光は、先端カバー21を介して外部に照射されている。
撮像手段4は、図1に示すように、円盤形状に形成された撮像基板40と、この撮像基板40の前面(図1中、照明基板30側)に設けられたCCDやCMOSなどの固体撮像素子41と、固体撮像素子41に被写体の像を結像させる結像レンズ42とを備える。結像レンズ42は、固体撮像素子41の前面(図1中、照明基板30側)に設けられており、被写体側に位置して可動枠43aに設けられる第2レンズ42bと、固体撮像素子41側に位置する固定枠43bに設けられる第1レンズ42aとから構成される。可動枠43aと固定枠43bは、第1レンズ42aおよび第2レンズ42bを光軸に沿って移動させるピント調整機構43を構成している。また、可動枠43aは、照明基板30の通穴30aに挿通しており、結像レンズ42の光軸を照明基板30の前面に向けている。これにより、撮像手段4は、照明手段3の照明光によって照らされた範囲を撮像することができる。また、図1および図2に示すように、撮像基板40の前面および後面(図1中、スイッチ基板62側)には、固体撮像素子41を囲む態様で、固体撮像素子41を駆動するための回路を構成するチップ部品44が設けられている。
制御手段5は、図1に示すように、DSP(ディジタル シグナル プロセッサ)51を有し、DSP51は、撮像基板40の後面でチップ部品52に囲まれる態様で設けられている。このDSP51は、カプセル型内視鏡1の駆動制御の中枢を司り、固体撮像素子41の駆動制御および出力信号処理、照明手段3の駆動制御を行う。なお、撮像基板40の後面のチップ部品44は、DSP51から出力される映像信号およびクロック信号の2つの信号を、無線送信手段7から送信するにあたり、1つの信号にミキシングする機能などを有する半導体部材である。
蓄電手段6は、図1に示すように、酸化銀電池などのボタン型乾電池61と、円盤形状に形成されたスイッチ基板62と、リードスイッチ63aとバイアス磁石63bを有し、スイッチ基板62の前面(図1中、撮像基板40側)に設けられるスイッチ部63、電源部64とを備える。ボタン型乾電池61は、複数個、たとえばこの実施の形態では、2個を直列にして負極キャップ側を後側(図1中、電源基板66側)に向けて配置してある。なお、電池61は、酸化銀電池に限定されるものではなく、たとえば充電式電池、発電式電池などを用いても良く、個数も2個に限定されるものではない。
また、スイッチ基板62の後面には、板バネで形成された接点65が設けられ、この接点65は、ボタン型乾電池61の正極缶に接触して、ボタン型乾電池61を板バネの付勢力で、後側(図1中、電源基板66側)に付勢している。
電源部64は、円盤形状に形成された電源基板66と、電源基板66の後面(図1中、後端部26側)に設けられたDC/DCコンバータ64aを有している。DC/DCコンバータ64aは、常にシステムに必要な一定の電圧を得るために、ボタン型乾電池61で得られる電圧をたとえば昇圧などのコントロールを行う。また、電源基板66の前面(図1中、スイッチ基板62側)には、板バネで形成された接点67が設けられ、この接点67は、ボタン型乾電池61の負極キャップと接触して、ボタン型乾電池61を板バネの付勢力で、前側(スイッチ基板62側)に付勢している。この実施の形態において、蓄電手段6は、スイッチ基板62と電源基板66の間に複数のボタン型乾電池61を直列に接続配置して各機能実行手段への電源供給を可能にする。
無線送信手段7は、円盤形状に形成された送信基板71と、送信基板71の後面(図1中、後端部26側)に設けられた発振回路72と、アンテナ基板73と、アンテナ基板73の後面(図1中、後端部26側)に設けられたアンテナ74とを備える。アンテナ74は、図2に示すように、アンテナ基板73の後面に、略渦巻き状のパターンで構成されている。この無線送信手段7は、上記チップ部品44(半導体部材)でミキシングした信号から一定の周波数・振幅・波形を持つ信号を発振回路72によって取り出し、この取り出した信号をアンテナ74からカプセル型内視鏡1の外部に送信する。なお、送信基板71とアンテナ基板73とは、半田によって電気的に接続されて一体の送信ユニットを構成している。
上述した照明基板30、撮像基板40、スイッチ基板62、電源基板66および送信基板71は、リジット基板からなる。図2に示すように、これらリジット基板は、一連のフレキシブル基板80をそれぞれ挟む態様で設けられて、リジットフレキ配線基板8を構成している。すなわち、各リジット基板は、フレキシブル基板80を介して、照明基板30、撮像基板40、スイッチ基板62、電源基板66、送信基板71の順で所定間隔おきに配設され、互いに電気的に接続されている。
そして、リジットフレキ配線基板を外装ケースである密閉容器2に収納して、カプセル型内視鏡1を組み立てる場合には、まず、このリジットフレキ配線基板のフレキシブル基板80を折り曲げることによって、図1に示す態様で、照明基板30、撮像基板40、スイッチ基板62、電源基板66および送信基板71は、先端カバー21側と後端部26側の前後方向に積層して配置する。この際に、照明基板30と撮像基板40とを、絶縁性を有する接着剤10により、電気的に絶縁して固着する。
次に、リジットフレキ配線基板を胴部カバー22内に収納して、台座26aに送信基板71を当接させる。そして、先端カバー21の接合端部24の接合面24aに接着剤を塗布して、先端カバー21の接合端部24に対して胴部カバー22の接合端部25を重合して接合し、接合保持手段としての突起24bと溝25bとを係合する。これにより、接着性が向上した各接合面24a,25aの間に接着剤が浸潤する。また、この際に、台座21aと照明基板30とが当接され、台座21a,26aによってリジット配線基板が、円筒形状の胴部23内に固定される。そして、最後に、突起24bと溝25bの接合した状態を保持しつつ、各接合面24a,25aを相対的に回転させる。これにより、各接合面24a,25aの間に浸潤した接着剤が互いに係合する突起24bと溝25bの間に至り、先端カバー21と胴部カバー22とが液密を確保した状態で接合される。この先端カバー21と胴部カバー22の接合力は、板バネで形成された接点65,67の付勢力を容易に上回る接合性を有することとなる。
このように、この実施の形態では、密閉容器を構成する先端カバーの接合端部と胴部カバーの接合端部に接合保持手段としての突起と溝を設け、接合端部同士を係合させるとともに、接着剤で接着させるので、構成要素の少ない構成によって接合性が向上し、先端カバーの接合端部と該胴部カバーの接合端部との接合した状態を保持するので、板バネで形成された接点の付勢力よりも強い接合力が生じて、接合面の剥離を防止することができ、これにより、カプセル型医療装置の大型化を防ぎ、医療装置内部の液密性を容易に確保することができる。
なお、この実施の形態では、1つの突起と溝によって、先端カバーと胴部カバーの係合状態を保持するように構成したが、本発明はこれに限らず、たとえば先端カバーと胴部カバーの接合端部に、2つ以上の複数の突起と溝とを設け、これら突起と溝をそれぞれ係合させることによって、先端カバーと胴部カバーの係合状態を保持するように構成しても良い。この場合には、係合面積が増えて係合力が強化されることによって、先端カバーと胴部カバーの接合が強化され、さらに接合面の剥離が防止されて、医療装置内部の液密性を容易に確保することができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明にかかるカプセル型医療装置の実施の形態2の構成を示す密閉容器の側断面図である。なお、この図では、リジットフレキ配線基板の図示を省略している。図3において、図1に示した実施の形態1と異なる点は、突起24bを螺旋形状の雄ネジで構成し、溝25bをこの雄ネジ24bに螺合可能な螺旋形状の雌ネジで構成する点である。
この実施の形態では、実施の形態1と同様に、カプセル型内視鏡1を組み立てる場合、ます先端カバー21の接合端部24の接合面24aに接着剤を塗布する。次に、雄ネジ24bと雌ネジ25bを合わせて、先端カバー21の接合端部24を胴部カバー22の接合端部25に係合させて接合するように、上記接合保持手段としての雄ネジ24bと雌ネジ25bを螺合する。これによって、先端カバー21と胴部カバー22とが接合され、リジットフレキ配線基板が胴部カバー22内に固定される。
このように、この実施の形態では、密閉容器を構成する先端カバーの接合端部と胴部カバーの接合端部に接合保持手段としての雄ネジと雌ネジを設け、このネジの螺合によって接合端部同士を係合させるとともに、接着剤で接着させるので、さらに先端カバーと胴部カバーの係合が強化され、さらに板バネで形成された接点の付勢力よりも強い接合力が生じて、接合面の剥離が防止されて、さらにカプセル型医療装置内部の液密性を容易に確保することができる。
また、本発明では、カバーの表面処理をプラズマ、それ以外の活性ガス、たとえばオゾンや紫外線などを用いて行うことも可能であり、さらには薬品を用いた化学的処理、またはプライマー処理を用いて、被処理部であるカバーの外表面や接合面の親水性を向上させることも可能である。これにより、さらに接合端部同士の係合を接点の付勢力よりも強くすることが可能となり、接合面の剥離が防止されて、さらにカプセル型医療装置内部の液密性を容易に確保することができる。
本発明にかかるカプセル型医療装置の実施の形態1の構成を示す側断面図である。 図1に示したリジットフレキ配線基板を展開した上面図である。 本発明にかかるカプセル型医療装置の実施の形態2の構成を示す密閉容器の側断面図である。
符号の説明
1 カプセル型内視鏡
2 密閉容器
3 照明手段
4 撮像手段
5 制御手段
6 蓄電手段
7 無線送信手段
8 リジットフレキ配線基板
10 接着剤
21 先端カバー
21a,26a 台座
22 胴部カバー
23 胴部
24,25 接合端部
24a,25a 接合面
24b 突起(雄ネジ)
25b 溝(雌ネジ)
26 後端部
30 照明基板
30a 通穴
31 発光体
32,44,52 チップ部品
40 撮像基板
41 固体撮像素子
42 結像レンズ
42a,42b レンズ
43 ピント調整機構
43a 可動枠
43b 固定枠
61 ボタン型乾電池
62 スイッチ基板
63 スイッチ部
63a リードスイッチ
63b バイアス磁石
64a コンバータ
64 電源部
65,67 接点
66 電源基板
71 送信基板
72 発振回路
73 アンテナ基板
74 アンテナ
80 フレキシブル基板

Claims (4)

  1. 所定の機能を実行するチップが搭載されるリジット基板と、該リジット基板から延在する折り曲げ可能なフレキシブル基板と、を含むリジットフレキ基板と、
    一方の端が開口され且つ他方の端が閉口された中空の筒状部と、前記筒状部内に折り曲げた状態で収容された前記リジットフレキ基板の一方の端側を当接する胴部台座部と、前記開口された他方の端に形成された胴部接合端部と、を含む胴部カバーと、
    前記胴部接合端部に内嵌される開口した先端接合端部と、前記胴部接合端部と前記先端接合端部とを嵌め合わせた際に前記筒状部内に折り曲げた状態で収容された前記リジットフレキ基板の他方の端を当接する先端台座部と、を含む先端カバーと、
    前記先端接合端部と前記胴部接合端部とをそれぞれの前記開口周囲に亘って固着する封止樹脂と、
    前記リジットフレキ基板を折り曲げた際に対向する位置に配設された一対のバネで形成された接点と、
    前記筒状部内に折り曲げた状態で収容された前記リジットフレキ基板の前記一対の接点に付勢されつつ挟持され、前記チップを駆動するための駆動電力を供給する蓄電部と、
    を備え、
    前記先端接合端部と前記胴部接合端部とには、前記胴部接合端部と前記先端接合端部とを嵌め合わせた際に互いに係合する係合部がそれぞれ形成されていることを特徴とするカプセル型医療装置。
  2. 前記係合部は、前記先端接合端部の外側周囲に設けられた少なくとも1つの突起と、前記胴部接合端部の内側周囲に設けられ、前記突起と係合可能な少なくとも1つの溝と、を含むことを特徴とする請求項1に記載のカプセル型医療装置。
  3. 前記突起は、前記先端接合端部の外側周囲に亘って形成されたリング状の凸部と、前記胴部接合端部の内側周囲に亘って形成され、前記リング状の凸部と係合するリング状の凹部と、を含むことを特徴とする請求項1記載のカプセル型医療装置。
  4. 前記突起は、前記先端接合端部および前記胴部接合端部のうち一方の外側または内側周囲に亘って形成された螺旋状の凸部と、前記先端接合端部および前記胴部接合端部のうち他方の内側または外側周囲に亘って形成され、前記螺旋状の凸部と係合する螺旋状の凹部と、を含むことを特徴とする請求項1記載のカプセル型医療装置。
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