JP2003210389A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JP2003210389A JP2002012097A JP2002012097A JP2003210389A JP 2003210389 A JP2003210389 A JP 2003210389A JP 2002012097 A JP2002012097 A JP 2002012097A JP 2002012097 A JP2002012097 A JP 2002012097A JP 2003210389 A JP2003210389 A JP 2003210389A
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高嗣 山谷
Toshio Nakamura
俊夫 中村
Hidenobu Kimura
英伸 木村
Tatsuya Furukawa
達也 古川
Masaaki Nakazawa
雅明 中沢
Nobuyuki Matsuura
伸之 松浦
Hisao Yabe
久雄 矢部
Koji Nakamoto
孝治 中本
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00098Deflecting means for inserted tools

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、処置具挿通チャンネルの先端開口部
から外部に突出された処置具の起上範囲(揺動範囲)を
大きくすることができ、処置具による処置部が鮮明に観
察できる適正な焦点位置から大きく外れることなく処置
できる内視鏡を提供することを最も主要な特徴とする。 【解決手段】挿入部2の先端部の観察窓装着部4の両側
に処置具挿通チャンネル9,19用の先端開口部9a,
19aを配設し、観察窓装着部4の一側部側の第1の先
端開口部9aに把持鉗子12を上下方向に揺動させる第
1の処置具揺動機構13、観察窓装着部4の他側部側の
第2の先端開口部19aに高周波メス20を左右方向に
向けて揺動させる第2の処置具揺動機構23を設け、少
なくとも第1の先端開口部9aと第2の先端開口部19
aのうちのいずれか一方を観察窓3よりも挿入部2の挿
入方向に対して後方側に配置したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の処置具挿通
チャンネルを備え、各処置具挿通チャンネルの先端開口
部より突き出した処置具により処置作業を行う内視鏡に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、処置具挿通チャンネルを備えた
内視鏡と、処置手段を有する処置具とを組み合わせて体
腔内部位を治療する手技は従来から広く行われている。
特に体腔内の癌病変部位を内視鏡とそれに組み合わせて
使用する処置具によって切除することは現在有用なもの
として広く認知されている。
【0003】また、例えば特開2001−212078
号公報には2つの処置具挿通チャンネルを備えた内視鏡
を用い、各処置具挿通チャンネルにそれぞれ処置具を挿
通しながら処置作業を行う治療方式が示されている。こ
こでは、管腔内に挿入される挿入部の先端部に観察用の
観察窓と、2つの処置具挿通チャンネルの先端開口部と
が同一面上に配設されている。各処置具挿通チャンネル
の先端開口部には鉗子起上機構がそれぞれ設けられてい
る。
【0004】さらに、2つの処置具挿通チャンネルの先
端開口部から前方に向けて突出される処置具を起上する
方向は各々異なる。そのため、内視鏡とそれに組み合わ
せられる2つの処置具の使用によって、例えば粘膜など
の生体組織を把持鉗子などで把持挙上させながら粘膜下
層部を切開する操作を行なうことができ、体腔内の粘膜
病変部位の切除を確実かつ容易に行なうことができる。
【0005】例えば、上記従来構成の内視鏡では一方の
処置具挿通用チャネルの先端開口部に挿通される把持鉗
子と、他方の処置具挿通チャンネルに挿通される電気メ
スなどの切開具を組み合わせて手技を行う。ここで、病
変粘膜部もしくはその近傍を把持鉗子で把持し、切開具
が挿通される処置具挿通チャンネルから離れる方向へ把
持鉗子を移動させることにより、引っ張られた粘膜の部
分を切開具で切除していく操作が行われる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来構成のものに
あっては2つの処置具挿通チャンネルの先端開口部に装
着された両起上台共、起上する側に他の構成部材(内蔵
物)が存在するので、各処置具挿通チャンネルの先端開
口部から外部に突出された処置具の起上範囲(揺動範
囲)が比較的狭い。そのため、各処置具挿通チャンネル
の先端開口部から外部に突出された処置具を広範囲に移
動させることが難しいので、効率的に粘膜切除ができな
い問題がある。
【0007】さらに、先端硬質長が長い大きな処置具を
使う場合には、内視鏡の挿入部の先端面から処置具の先
端を十分に突出させる必要がある。そのため、内視鏡の
観察光学系で観察される目標部位が遠くなり、内視鏡の
観察光学系で鮮明に観察できる適正な焦点位置から外れ
るおそれがあるので、処置が行い難くなるおそれがあ
る。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、処置具挿通チャンネルの先端開口部か
ら外部に突出された処置具の起上範囲(揺動範囲)を大
きくすることができるうえ、処置具による処置部が鮮明
に観察できる適正な焦点位置から外れることを防止して
体腔内の粘膜層の切開剥離等の作業が確実かつ容易に行
なえる内視鏡を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、管腔
内に挿入される挿入部の先端部に観察用の観察窓の装着
部が配設され、この観察窓装着部の両側にそれぞれ処置
具挿通チャンネルの先端開口部が配設されるとともに、
前記観察窓装着部の一側部側に配置される前記処置具挿
通チャンネルの第1の先端開口部にこの第1の先端開口
部から前方に向けて突出される第1の処置具を第1の揺
動方向に向けて揺動させる第1の処置具揺動機構を設
け、前記観察窓装着部の他側部側の処置具挿通チャンネ
ルの第2の先端開口部にこの第2の先端開口部から前方
に向けて突出される第2の処置具を前記第1の揺動方向
とは異なる第2の揺動方向に向けて揺動させる第2の処
置具揺動機構を設け、かつ少なくとも前記第1の先端開
口部と第2の先端開口部のうちのいずれか一方を前記観
察窓よりも前記挿入部の挿入方向に対して後方側に配置
したことを特徴とする内視鏡である。
【0010】そして、本請求項1の発明では、観察窓装
着部の一側部側の第1の先端開口部から突出される第1
の処置具が内視鏡観察画像の一端部側に配置され、観察
窓装着部の他側部側の第2の先端開口部から突出される
第2の処置具が内視鏡観察画像の他端部側に配置され
る。ここで、例えば第1の処置具揺動機構として左右揺
動台を画像の下側かつ先端部外周近傍に配置することが
できるため、体壁の接線方向に対してメスなどの処置具
を左右に揺動でき、広範囲切除ができる。さらに、少な
くとも第1の先端開口部と第2の先端開口部のうちのい
ずれか一方を観察窓よりも挿入部の挿入方向に対して後
方側に配置したことにより、硬質長の長い大きな処置具
を観察窓よりも後方側の先端開口部から前方に突出させ
ることができる。これにより、観察窓と目標部位との距
離が近くても硬質長の長い大きな処置具による処置部が
観察窓によって鮮明に観察できる適正な焦点位置から大
きく外れることなしに処置できるようにしたものであ
る。
【0011】請求項2の発明は、前記挿入部の先端部
は、少なくとも前記観察窓装着部の一側部側に前記挿入
部の軸心方向と直交する方向に対して斜めに傾斜する傾
斜面が形成され、この傾斜面に前記第1または第2の先
端開口部が配設されていることを特徴とする請求項1に
記載の内視鏡である。そして、本請求項2の発明では、
少なくとも観察窓装着部の一側部側に傾斜面を形成し、
先端部の径が比較的太くても体腔内への挿入性が良くな
るようにしたものである。
【0012】請求項3の発明は、前記処置具揺動機構は
前記先端開口部から前方に向けて突出される前記処置具
を前記揺動方向に向けて揺動させる揺動台を備え、前記
挿入部の先端部は、前記揺動台が揺動される方向から外
れた方向に他の内蔵物が配設されていることを特徴とす
る請求項1に記載の内視鏡である。そして、本請求項3
の発明では、揺動台が揺動される方向から外れた方向に
挿入部の先端部の他の内蔵物を配設することにより、揺
動台による処置具の起上方向、揺動方向に他の内蔵物が
ないため、処置具の起上範囲、揺動範囲を広くすること
ができるようにしたものである。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1乃至図4を参照して説明する。図1は本実施の形
態の正面直視型の内視鏡1における挿入部2の先端面を
示すものである。この内視鏡1には図2に示すように管
腔内に挿入される細長い軟性の挿入部2の先端部に観察
用の観察窓3の装着部4が配設されている。
【0014】この観察窓装着部4は挿入部2の軸心方向
に対して略直交する方向に形成された平面によって形成
されている。この観察窓装着部4には1つの観察窓3
と、2つの照明窓5と、送気送水用ノズル6とが配設さ
れている。ここで、観察窓3は観察窓装着部4の略中央
位置に配置されている。さらに、2つの照明窓5は観察
窓3の両側にそれぞれ配置されている。なお、送気送水
用ノズル6は観察窓3に向けた状態で配置されている。
そして、送気送水用ノズル6から噴射される洗浄水や、
エアーなどが観察窓3に直接吹き付けられるようになっ
ている。
【0015】また、観察窓装着部4の両側(図1中で観
察窓装着部4の上下)には図2に示すように各々挿入部
2の軸心方向と直交する方向に対して斜めに傾斜する傾
斜面7,8がそれぞれ形成されている。ここで、観察窓
装着部4の上側の傾斜面7には略中央位置に第1の処置
具挿通チャンネル9の第1の先端開口部9aが配設され
ている。この第1の処置具挿通チャンネル9には第1の
処置具である例えば把持鉗子12(図3に示す)が挿脱
可能に挿入されるようになっている。さらに、この上側
傾斜面7の両側には止血用処置具挿通チャンネル10
と、前方送水口11とがそれぞれ配置されている。
【0016】また、第1の処置具挿通チャンネル9の第
1の先端開口部9aにはこの第1の先端開口部9aから
前方に向けて突出される把持鉗子12を上下方向(第1
の揺動方向)に向けて揺動させる第1の処置具揺動機構
13が設けられている。
【0017】この第1の処置具揺動機構13には先端開
口部9aから前方に向けて突出される把持鉗子12など
の処置具を上下方向に向けて揺動させる上下起上台(揺
動台)14が設けられている。この上下起上台14の基
端部は回転軸15を介して先端開口部9aの側壁部に回
動自在に軸支されている。
【0018】ここで、挿入部2の先端部外周面には第1
の処置具挿通チャンネル9の第1の先端開口部9aと対
応する部位に第1の先端開口部9aから突き出される把
持鉗子12が上下起上台14によって起上操作される際
に把持鉗子12との干渉を避ける逃げ溝部2aが形成さ
れている。
【0019】さらに、この上下起上台14の先端部には
起上ワイヤ16の先端部が止着されている。この起上ワ
イヤ16の基端部側は内視鏡1の挿入部2の基端部側に
延出されている。なお、挿入部2の基端部に連結された
手元側の操作部には図示しない上下方向起上操作レバー
などが配設されている。そして、この上下方向起上操作
レバーの操作によって起上ワイヤ16が牽引操作され、
上下起上台14が回転軸15を中心に図1中に矢印A1
で示す上下方向に回動操作されるようになっている。
【0020】なお、第1の処置具揺動機構13を起上操
作しないとき、第1の先端開口部9aから突き出す把持
鉗子12などの処置具の突き出し方向は挿入部2の略軸
方向に向けた状態で保持されている。
【0021】また、把持鉗子12には細長いワイヤー状
の挿入部17と、この挿入部17の先端部に配設された
開閉可能な一対の把持部材18a,18bと、挿入部1
7の基端部に配設された図示しない鉗子操作部とが設け
られている。そして、鉗子操作部の操作によって一対の
把持部材18a,18bが開閉操作されて両側の把持部
材18a,18b間で生体組織を把持するようになって
いる。
【0022】また、観察窓装着部4の下側の傾斜面8に
は第2の処置具挿通チャンネル19の第2の先端開口部
19aが配設されている。この第2の処置具挿通チャン
ネル19の第2の先端開口部19aの横幅は図1に示す
ように観察窓装着部4の横幅と略同程度の幅寸法に拡開
されている。そして、この第2の先端開口部19aの横
幅方向の略中央位置に第2の処置具挿通チャンネル19
が配置されている。
【0023】さらに、第2の処置具挿通チャンネル19
には第2の処置具である例えば高周波メス20(図3に
示す)が挿脱可能に挿入されるようになっている。この
高周波メス20には細長いワイヤー状の挿入部21と、
この挿入部21の先端部に配設された処置部22と、挿
入部21の基端部に配設された図示しない操作部とが設
けられている。
【0024】また、第2の処置具挿通チャンネル19の
第2の先端開口部19aにはこの第2の先端開口部19
aから前方に向けて突出される高周波メス20を左右方
向(第2の揺動方向)に向けて揺動させる第2の処置具
揺動機構23が設けられている。
【0025】この第2の処置具揺動機構23には第2の
先端開口部19aから前方に向けて突出される高周波メ
ス20などの処置具を左右方向に向けて揺動させる左右
揺動台24が設けられている。この左右揺動台24の基
端部は図1および図2中で上下方向に延設された回転軸
25を介して第2の先端開口部19aの上下の各壁部に
回動自在に軸支されている。
【0026】さらに、この左右揺動台24の中央部には
高周波メス20などの第2の処置具が挿通される処置具
挿通孔24aが形成されている。そして、この処置具挿
通孔24a内に高周波メス20などの第2の処置具が挿
通されるようになっている。
【0027】また、左右揺動台24の両側部には2本の
揺動ワイヤ26の各先端部がそれぞれ止着されている。
各揺動ワイヤ26の基端部側は内視鏡1の挿入部2の基
端部側に延出されている。なお、手元側の操作部には図
示しない左右方向揺動操作レバーなどが配設されてい
る。そして、この左右方向揺動操作レバーの操作によっ
て左右の各揺動ワイヤ26が進退操作され、左右揺動台
24が回転軸25を中心に図1中に矢印B1で示す左右
方向に首振り状態で回動操作されるようになっている。
【0028】さらに、本実施の形態の左右揺動台24は
左右方向揺動操作レバーが操作されていない初期状態で
は第2の先端開口部19aの横幅方向の略中央の中立位
置で保持されている。この状態では第2の先端開口部1
9aから突き出す高周波メス20などの第2の処置具の
突き出し方向は挿入部2の略軸方向に向けた状態で保持
されている。
【0029】なお、本実施の形態では左右揺動台24の
両側部に2本の揺動ワイヤ26の各先端部がそれぞれ止
着される構成を示したが、左右揺動台24の片側のみに
揺動ワイヤ26の先端部を止着させ、1本の揺動ワイヤ
26によって左右揺動台24を左右方向に首振り操作す
る構成にしてもよい。
【0030】次に、上記構成の本実施の形態の作用につ
いて説明する。本実施の形態の正面直視型の内視鏡1の
使用時には内視鏡1の挿入部2が体腔内に挿入され、挿
入部2の先端部が目的部位に導かれた後、第1の処置具
挿通チャンネル9を通して把持鉗子12などの第1の処
置具が体腔内に挿入されるとともに、第2の処置具挿通
チャンネル19を通して高周波メス20などの第2の処
置具が体腔内に挿入される。ここで、把持鉗子12は第
1の処置具挿通チャンネル9の第1の先端開口部9aか
ら、また高周波メス20は第2の処置具挿通チャンネル
19の第2の先端開口部19aからそれぞれ前方に向け
て突出される。このとき、図3に示すように内視鏡1の
観察窓3で観察される観察範囲θの上端部に把持鉗子1
2、下端部に高周波メス20がそれぞれ挿入される。そ
のため、図4に示すように内視鏡1の観察窓3で観察さ
れる観察画像27内にはこの観察画像27の下方に高周
波メス20、この観察画像27の上方に把持鉗子12が
それぞれ表示される。
【0031】また、第1の処置具揺動機構13が操作さ
れていない初期状態では第1の先端開口部9aから突き
出す把持鉗子12の突き出し方向は挿入部2の略軸方向
に向けた状態で保持されている。さらに、左右揺動台2
4は左右方向揺動操作レバーが操作されていない初期状
態では第2の先端開口部19aの横幅方向の略中央の中
立位置で保持される。この状態では第2の先端開口部1
9aから突き出す高周波メス20などの第2の処置具の
突き出し方向は挿入部2の略軸方向に向けた状態で保持
される。
【0032】また、第1の処置具揺動機構13の操作時
には手元側の上下方向起上操作レバーの操作によって起
上ワイヤ16が牽引操作される。この起上ワイヤ16の
牽引操作にともない上下起上台14が回転軸15を中心
に図1中に矢印A1で示す上下方向に回動操作される。
これにより、第1の先端開口部9aから突き出されてい
る把持鉗子12の突き出し方向は図4中に矢印A2で示
すように内視鏡1の観察窓3で観察される観察画像27
内で上下方向に移動する。
【0033】また、この把持鉗子12は手元側の操作に
よって第1の先端開口部9aから突き出される突き出し
量が調整される。さらに、鉗子操作部の操作によって一
対の把持部材18a,18bを開閉操作することによ
り、図3に示すように両側の把持部材18a,18b間
で生体組織Hの病変部H1を把持する操作が行われる。
続いて、把持鉗子12によって把持された生体組織Hの
病変部H1を吊り上げる操作が行われる。
【0034】その後、把持鉗子12によって吊り上げら
れた生体組織Hの病変部H1の根元部分を高周波メス2
0などの第2の処置具によって切断する作業が行われ
る。このとき、高周波メス20は手元側の操作によって
第2の先端開口部19aから突き出される突き出し量が
調整される。さらに、第2の処置具揺動機構23の操作
によって左右揺動台24を図1中で矢印B1に示す左右
方向に移動させる操作が行われる。このとき、左右揺動
台24と一緒に高周波メス20が図4中で矢印B2に示
す左右方向に移動され、生体組織Hの病変部H1の根元
部分を切断する作業が行われる。これにより、図3に示
すように内視鏡1と、把持鉗子12や、高周波メス20
などの各種処置具を使って粘膜切除を行うことができ
る。
【0035】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態の内視鏡1では挿
入部2の先端面の観察窓装着部4の両側にそれぞれ処置
具挿通チャンネルの先端開口部9a,19aを配設し、
第1の処置具挿通チャンネル9の第1の先端開口部9a
にこの第1の先端開口部9aから前方に向けて突出され
る把持鉗子12を上下方向に向けて揺動させる第1の処
置具揺動機構13を設け、かつ第2の処置具挿通チャン
ネル19の第2の先端開口部19aにこの第2の先端開
口部19aから前方に向けて突出される高周波メス20
を左右方向に向けて揺動させる第2の処置具揺動機構2
3を設けている。これにより、観察窓装着部4の一側部
側の第1の先端開口部9aから突出される把持鉗子12
を内視鏡1の観察窓3による観察画像27の上端部側、
観察窓装着部4の他側部側の第2の先端開口部19aか
ら突出される高周波メス20を観察画像27の下端部側
にそれぞれ配置させることができる。そして、観察画像
27の上端部側の把持鉗子12によって把持された生体
組織Hの病変部H1を吊り上げた状態で、画像27の下
側の第2の処置具揺動機構23の左右揺動台24を左右
に揺動することにより、このときの高周波メス20の左
右揺動動作によって生体組織Hの病変部H1の根元部分
を広範囲切除ができる。
【0036】また、本実施の形態の内視鏡1では観察窓
3の後方に上下起上台14と左右揺動台24が位置する
ため、図3に示すように観察窓3と生体組織Hの病変部
H1などの目標部位との距離L1が近くても第1の先端
開口部9aから突出される把持鉗子12の突出長さや、
第2の先端開口部19aから突出される高周波メス20
の各突出長さを比較的長く設定することができる。その
ため、図3に示すように把持鉗子12の把持部材18
a,18bの長さL2や、高周波メス20の処置部22
の長さL3などの硬質長の長い大きな処置具を使用した
場合でも病変部H1などの処置部が内視鏡1の観察窓3
で鮮明に観察できる適正な焦点位置から大きく外れるこ
となしに処置できる。したがって、硬質長の長い大きな
処置具を有効に使用することができる。
【0037】さらに、本実施の形態の内視鏡1では観察
窓装着部4の上側に傾斜面7が形成され、また、観察窓
装着部4の下側に傾斜面8が形成されるため、先端部の
外径が比較的太くても体腔内への挿入性が良い。
【0038】また、第1の処置具揺動機構13の上下起
上台14の起上方向、および第2の処置具揺動機構23
の左右揺動台24の揺動方向に他の内蔵物がないため、
上下起上台14の起上範囲、左右揺動台24の揺動範囲
を従来に比べて広くすることができる。そのため、生体
組織Hの病変部H1などを広範囲に粘膜切除ができるの
で、生体組織Hの病変部H1などの粘膜切除を効率よく
行うことができる。
【0039】また、図5(A)〜(C)は第1の実施の
形態(図1乃至図4参照)の内視鏡1の第1の変形例を
示すものである。本変形例は、体腔内の病変部H1の切
開作業を行う際の手技を次の通り変更したものである。
なお、本変形例では図5(A),(B)に示す注射針3
1と、図5(C)に示す両刃の高周波ナイフ32とが使
用される。ここで、注射針31には可撓性を備えた細長
いチューブ33の先端部に金属製の注射針本体34が設
けられている。この注射針31には手元側からチューブ
33および注射針本体34の内部にガイドワイヤ35が
挿通可能になっている。
【0040】また、高周波ナイフ32にはガイドワイヤ
35が挿通可能なチューブ36の先端部に略半円形状の
片刃ナイフ構成用の2つのワイヤ部材37a,37bが
設けられている。これらのワイヤ部材37a,37bに
は高周波電流が通電されて高周波処置が行われるように
なっている。
【0041】そして、本変形例における体腔内の病変部
H1の切開作業を行う際の手技は次の通りである。
【0042】(1)図5(A)に示すように病変部H1
の下側に注射針31を刺入させ、この注射針31で生理
食塩水等を局注し、病変部H1を隆起させる。
【0043】(2)図5(B)に示すように注射針本体
34にガイドワイヤ35を挿入させるとともに、この注
射針31を病変部H1の下側に貫通させる。
【0044】(3)注射針31だけを引き抜き、図5
(C)に示すように残したガイドワイヤ35をガイドに
両刃の高周波ナイフ32を挿入する。このとき、高周波
ナイフ32の2つのワイヤ部材37a,37bには高周
波電流が通電され、病変部H1を切除する高周波処置が
行われる。
【0045】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本変形例では、病変部H1の下
側にガイドワイヤ35を挿通し、そのガイドワイヤ35
をガイドに両刃の高周波ナイフ32の挿入動作を進めら
れるので、病変部H1の切開作業をより安全に、かつ簡
便に行うことができ、病変部H1を広範囲に切除でき
る。
【0046】また、図6は第1の実施の形態(図1乃至
図4参照)の内視鏡1の第2の変形例を示すものであ
る。本変形例は第1の変形例(図5(A)〜(C)参
照)の図5(C)に示す両刃の高周波ナイフ32の刃の
部分を片刃の刃物38に変更したものである。この場合
も図5(A)〜(C)の変形例と同様の効果が得られ
る。
【0047】また、図7は第1の実施の形態(図1乃至
図4参照)の内視鏡1における第3の変形例を示すもの
である。本変形例は内視鏡1の挿入部2の先端部に斜め
フード41を装着したものである。この斜めフード41
には略円筒状のフード本体42の先端部に下側を上側に
比べて突出させる状態で挿入部2の軸心方向と直交する
方向に対して斜めに傾斜させた傾斜面43が形成されて
いる。
【0048】そこで、本変形例では、内視鏡1の挿入部
2の先端部を前進させる際に、フード41の先端部でし
っかり生体組織Hの病変部H1の根元部分の手元側粘膜
H2を押え付けることができる。このとき、同時にフー
ド41の先端部で高周波メス20の先端部を受けること
ができるので、高周波メス20による切開作業を安定に
行うことができる。そのため、高周波メス20による切
開作業が行い易い効果がある。
【0049】また、図8は第1の実施の形態(図1乃至
図4参照)の内視鏡1における第4の変形例を示すもの
である。本変形例は、第3の変形例(図7参照)とは異
なる構成のフード51を設けたものである。このフード
51は通常の円筒型の透明フードで形成されている。
【0050】さらに、本変形例では内視鏡1の挿入部2
の外周面に外付けチャンネル52が固定部材53によっ
て固定されている。この外付けチャンネル52の先端部
はフード51の先端部位置よりも後方に離れた位置に配
置されている。
【0051】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本変形例では内視鏡1の挿入部
2に透明フード51が装着されているので、透明フード
51を透過して粘膜下を目視しながら高周波メス20に
よる切開作業を行うことができる。そのため、高周波メ
ス20による病変部H1の切開作業を行うことができる
ので、より安全性が高い効果がある。
【0052】さらに、本変形例でも、第3の変形例(図
7参照)と同様に内視鏡1の挿入部2の先端部を前進さ
せる際に、フード51の先端部でしっかり生体組織Hの
病変部H1の根元部分の手元側粘膜H2を押え付けるこ
とができる。このとき、同時にフード51の先端部で高
周波メス20の先端部を受けることができるので、高周
波メス20による切開作業を安定に行うことができる。
そのため、高周波メス20による切開作業が行い易い効
果がある。
【0053】さらに、本変形例では外付けチャンネル5
2を通して挿通される処置具をこの外付けチャンネル5
2の先端開口部52aから突き出す際の突き出し量を図
3に示す把持鉗子12よりもさらに大きくすることがで
きるので、図3よりも更に大きな把持鉗子12を使用す
ることができる。
【0054】また、本変形例では外付けチャンネル52
の先端部位置とフード51の先端部位置との間の距離L
4を変えることにより、切除したい病変部H1の大きさ
を自由に調整することができる。ここで、外付けチャン
ネル52の先端部位置とフード51の先端部位置との間
の距離L4を大きくすれば切除される病変部H1の大き
さも大きくできる。さらに、外付けチャンネル52が固
定できるので、より大きな病変切除ができる効果があ
る。
【0055】また、図9(A),(B)は本発明の第2
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の
実施の形態(図1乃至図4参照)の正面直視型の内視鏡
1に代えて斜視型の内視鏡61を設けたものである。
【0056】この斜視型の内視鏡61には図9(B)に
示すように管腔内に挿入される細長い軟性の挿入部62
の先端部に挿入部62の軸心方向と直交する方向に対し
て斜めに傾斜させた傾斜面62aが形成されている。図
9(A)に示すようにこの傾斜面62aの略中央部位に
は観察用の観察窓63が配設されている。
【0057】この傾斜面62aには1つの観察窓63
と、2つの照明窓65と、送気送水用ノズル66とが配
設されている。ここで、観察窓63は傾斜面62aの略
中央位置に配置されている。さらに、2つの照明窓65
は観察窓63の両側にそれぞれ配置されている。そし
て、2つの照明窓65からの照明光の出射方向と観察窓
63による観察方向は同一方向に向くように設定されて
いる。なお、送気送水用ノズル66は観察窓63に向け
た状態で配置されている。そして、送気送水用ノズル6
6から噴射される洗浄水や、エアーなどが観察窓63に
直接吹き付けられるようになっている。
【0058】また、傾斜面62aの上側には略中央位置
に第1の処置具挿通チャンネル69の第1の先端開口部
69aが配設されている。この第1の処置具挿通チャン
ネル69には第1の処置具である例えば把持鉗子12
(図3に示す)が挿脱可能に挿入されるようになってい
る。
【0059】さらに、傾斜面62aの上側には第1の先
端開口部69aと対応する部分に傾斜面62aの傾斜方
向とは異なる方向、例えば挿入部62の軸心方向と直交
する方向に屈曲させた屈曲面67が形成されている。そ
して、屈曲面67の屈曲方向と傾斜面62aの傾斜方向
との間の屈曲角度は適宜の角度αに設定されている。
【0060】また、第1の処置具挿通チャンネル69の
第1の先端開口部69aにはこの第1の先端開口部69
aから前方に向けて突出される把持鉗子12を上下方向
(第1の揺動方向)に向けて揺動させる第1の処置具揺
動機構73が設けられている。
【0061】この第1の処置具揺動機構73には先端開
口部69aから前方に向けて突出される把持鉗子12な
どの処置具を上下方向に向けて揺動させる上下起上台
(揺動台)74が設けられている。この上下起上台74
の基端部は回転軸75を介して先端開口部69aの側壁
部に回動自在に軸支されている。
【0062】ここで、挿入部62の先端部外周面には第
1の処置具挿通チャンネル69の第1の先端開口部69
aと対応する部位に第1の先端開口部69aから突き出
される把持鉗子12が上下起上台74によって起上操作
される際に把持鉗子12との干渉を避ける逃げ溝部62
bが形成されている。
【0063】さらに、この上下起上台74の先端部には
図示しない起上ワイヤの先端部が止着されている。この
起上ワイヤの基端部側は内視鏡61の挿入部62の基端
部側に延出されている。なお、挿入部62の基端部に連
結された手元側の操作部には図示しない上下方向起上操
作レバーなどが配設されている。そして、この上下方向
起上操作レバーの操作によって起上ワイヤが牽引操作さ
れ、上下起上台74が回転軸75を中心に上下方向に回
動操作されるようになっている。
【0064】なお、第1の処置具揺動機構73を起上操
作しないとき、第1の先端開口部69aから突き出す把
持鉗子12などの処置具の突き出し方向は挿入部62の
略軸方向に向けた状態で保持されている。
【0065】また、傾斜面62aの下側部分には第2の
処置具挿通チャンネル79の横長の第2の先端開口部7
9aが配設されている。そして、この第2の先端開口部
79aの横幅方向の略中央位置に第2の処置具挿通チャ
ンネル79が配置されている。さらに、第2の処置具挿
通チャンネル79には第2の処置具である例えば高周波
メス20(図3に示す)が挿脱可能に挿入されるように
なっている。
【0066】また、第2の処置具挿通チャンネル79の
第2の先端開口部79aにはこの第2の先端開口部79
aから前方に向けて突出される高周波メス20を左右方
向(第2の揺動方向)に向けて揺動させる第2の処置具
揺動機構83が設けられている。
【0067】この第2の処置具揺動機構83には第2の
先端開口部79aから前方に向けて突出される高周波メ
ス20などの処置具を左右方向に向けて揺動させる左右
揺動台84が設けられている。この左右揺動台84の基
端部は図9(A),(B)中で上下方向に延設された回
転軸85を介して第2の先端開口部79aの上下の各壁
部に回動自在に軸支されている。
【0068】さらに、この左右揺動台84の中央部には
高周波メス20などの第2の処置具が挿通される処置具
挿通孔84aが形成されている。そして、この処置具挿
通孔84a内に高周波メス20などの第2の処置具が挿
通されるようになっている。
【0069】また、左右揺動台84の両側部には2本の
揺動ワイヤ86の各先端部がそれぞれ止着されている。
各揺動ワイヤ86の基端部側は内視鏡61の挿入部62
の基端部側に延出されている。なお、手元側の操作部に
は図示しない左右方向揺動操作レバーなどが配設されて
いる。そして、この左右方向揺動操作レバーの操作によ
って左右の各揺動ワイヤ86が進退操作され、左右揺動
台84が回転軸85を中心に図9(A)中に矢印で示す
左右方向に首振り状態で回動操作されるようになってい
る。
【0070】さらに、本実施の形態の左右揺動台84は
左右方向揺動操作レバーが操作されていない初期状態で
は第2の先端開口部79aの横幅方向の略中央の中立位
置で保持されている。この状態では第2の先端開口部7
9aから突き出す高周波メス20などの第2の処置具の
突き出し方向は挿入部62の略軸方向に向けた状態で保
持されている。
【0071】なお、本実施の形態では左右揺動台84の
両側部に2本の揺動ワイヤ86の各先端部がそれぞれ止
着される構成を示したが、左右揺動台84の片側のみに
揺動ワイヤ86の先端部を止着させ、1本の揺動ワイヤ
86によって左右揺動台84を左右方向に首振り操作す
る構成にしてもよい。また、上述したように中立位置に
自動的に保持されなくても構わない。
【0072】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態の内視鏡61では
挿入部62の先端の傾斜面62aの略中央位置に観察窓
63を配置し、この傾斜面62aにおける観察窓63の
上側に第1の処置具挿通チャンネル69の第1の先端開
口部69aを配設し、傾斜面62aの下側部分に第2の
処置具挿通チャンネル79の横長の第2の先端開口部7
9aを配設している。これにより、傾斜面62aにおけ
る観察窓63の上側の第1の先端開口部69aから突出
される把持鉗子12を内視鏡61の観察窓63による観
察画像27の上端部側、傾斜面62aの下側の第2の先
端開口部79aから突出される高周波メス20を観察画
像27の下端部側にそれぞれ配置させることができる。
そして、観察画像27の上端部側の把持鉗子12によっ
て把持された生体組織Hの病変部H1を吊り上げた状態
で、画像27の下側の第2の処置具揺動機構83の左右
揺動台84を左右に揺動することにより、このときの高
周波メス20の左右揺動動作によって生体組織Hの病変
部H1の根元部分を広範囲切除ができる。
【0073】また、本実施の形態の内視鏡61では観察
窓63の後方に左右揺動台84が位置するため、観察窓
63と生体組織Hの病変部H1などの目標部位との距離
L1が近くても第2の先端開口部79aから突出される
高周波メス20の各突出長さを比較的長く設定すること
ができる。そのため、高周波メス20の処置部22など
の硬質長の長い大きな処置具を使用した場合でも病変部
H1などの処置部が内視鏡61の観察窓63で鮮明に観
察できる適正な焦点位置から外れることを防止すること
ができる。したがって、硬質長の長い大きな処置具を有
効に使用することができる。
【0074】さらに、本実施の形態の内視鏡61では挿
入部62の先端に傾斜面62aが形成されているので、
先端部の径が比較的太くても体腔内への挿入性が良い。
【0075】また、本実施の形態でも第1の処置具揺動
機構73の上下起上台74の起上方向、および第2の処
置具揺動機構83の左右揺動台84の揺動方向に他の内
蔵物がないため、上下起上台74の起上範囲、左右揺動
台84の揺動範囲を従来に比べて広くすることができ
る。そのため、生体組織Hの病変部H1などを広範囲に
粘膜切除ができるので、生体組織Hの病変部H1などの
粘膜切除を効率よく行うことができる。
【0076】さらに、本実施の形態の内視鏡61では図
9(B)に示すように挿入部62の軸方向において、観
察窓63の視野方向の中心と左右揺動台84から突出さ
れる高周波メス20の突出方向とが交差するので、高周
波メス20の処置部22による病変部H1などの切除部
分を内視鏡61の観察窓63の視野方向の中心に配置す
ることができる。そのため、高周波メス20の処置部2
2による病変部H1などの切除部分を観察しやすくする
ことができる。
【0077】また、図10(A),(B)は本発明の第
3の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第2
の実施の形態(図9(A),(B)参照)の斜視型の内
視鏡61の構成を次の通り変更したものである。
【0078】すなわち、本実施の形態では図10(A)
に示すように管腔内に挿入される細長い軟性の挿入部6
2の先端部に2つの湾曲部91,92を設けたものであ
る。ここで、挿入部62の最先端には斜視型の先端部9
3が設けられている。そして、この斜視型の先端部93
の後端部に先端側の第1湾曲部91の先端部が連結さ
れ、この第1湾曲部91の後端部に第2湾曲部92の先
端部が連結されている。
【0079】また、挿入部62の基端部に連結された手
元側の操作部94には第1湾曲部91を遠隔操作する第
1の湾曲操作ノブ95と、第2湾曲部92を遠隔操作す
る第2の湾曲操作ノブ96とが配設されている。
【0080】さらに、手元側の操作部94には第1の湾
曲操作ノブ95および第2の湾曲操作ノブ96の各回動
軌道と対向する位置に2つの固定指標97,98が設け
られている。ここで、各々の操作ノブ95,96の周縁
部にはノブ側マーキング99,100がそれぞれ設けら
れている。そして、各々の操作ノブ95,96のノブ側
マーキング99,100を操作部94の各固定指標9
7,98に図10(A)に示すように合わせることによ
り、図10(B)に示すように第1湾曲部91および第
2湾曲部92をそれぞれ逆方向に湾曲させることができ
る。このとき、第1湾曲部91および第2湾曲部92の
湾曲量をそれぞれ最小限に抑えることにより、第1湾曲
部91および第2湾曲部92の総合的な湾曲幅S1を最
小限に抑えつつ、観察方向と挿入方向を略同一方向に合
わせることができる。これにより、各々の操作ノブ9
5,96のノブ側マーキング99,100を操作部94
の各固定指標97,98に合わせることにより、斜視型
内視鏡61において、観察窓63の観察方向を挿入部6
2の軸方向と略平行に向けた形状に2つの湾曲部91,
92を調整する湾曲形状調整手段が構成されている。な
お、その2つの湾曲部91,92の湾曲形状の状態を図
示しない湾曲エンゲージノブで保持することができる。
【0081】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では、斜視型内視
鏡61の挿入性を第1の実施の形態の直視内視鏡1と同
等にすることができる。そのため、斜視型内視鏡61の
視野方向が挿入部62の軸方向に対して斜めに向いてい
ることにより、特に食道H3等の管腔臓器に挿入する
際、挿入部62の進行方向前方が見難く、一般に直視型
内視鏡1に比較すると挿入し難い点を改善することがで
きる。
【0082】また、図11および図12は本発明の第4
の実施の形態を示すものである。本実施の形態では第1
の実施の形態(図1乃至図4参照)の内視鏡1とは異な
る構成の正面直視型の内視鏡101が設けられている。
図11は本実施の形態の正面直視型の内視鏡101にお
ける挿入部102の先端面103を示す。
【0083】この先端面103には略中央位置に観察窓
104が配置されている。さらに、この先端面103に
は観察窓104の上側に第1の処置具挿通チャンネル1
05、左側に第2の処置具挿通チャンネル106、右側
に第3の処置具挿通チャンネル107、下側に第4の処
置具挿通チャンネル108がそれぞれ配設されている。
ここで、観察窓104の下側の第4の処置具挿通チャン
ネル108の先端開口部108aが配設されている。こ
の第4の処置具挿通チャンネル108の先端開口部10
8aの横幅は図11に示すように横長に拡開されてい
る。そして、この先端開口部108aの横幅方向の略中
央位置に第4の処置具挿通チャンネル108が配置され
ている。
【0084】さらに、第4の処置具挿通チャンネル10
8には例えば高周波メス20(図3に示す)が挿脱可能
に挿入されるようになっている。また、第4の処置具挿
通チャンネル108の先端開口部108aにはこの先端
開口部108aから前方に向けて突出される高周波メス
20を左右方向(揺動方向)に向けて揺動させる処置具
揺動機構109が設けられている。
【0085】この処置具揺動機構109には先端開口部
108aから前方に向けて突出される高周波メス20な
どの処置具を左右方向に向けて揺動させる左右揺動台1
10が設けられている。
【0086】また、先端面103には観察窓104の周
囲にさらに2つの照明窓111,112と、注射針用の
第5の処置具挿通チャンネル113とが配設されてい
る。ここで、第4の処置具挿通チャンネル108以外の
他の4つの処置具挿通チャンネル105,106,10
7,113には処置具揺動機構が付いていない。さら
に、揺動機構なしの第1〜第3の各処置具挿通チャンネ
ル105,106,107は先端部中心の観察窓104
を挟んで略対角線上で、先端面103の縁部近傍に配置
されている。
【0087】そこで、上記構成の本実施の形態では図1
2に示すように管腔臓器H4の周壁部の管腔粘膜H5を
揺動機構なしの第1〜第3の各処置具挿通チャンネル1
05,106,107からそれぞれ突出される3つの把
持鉗子12によって3箇所で把持することができる。そ
のため、管腔臓器H4の周壁部の管腔粘膜H5の広範囲
を持ち上げることができるので、高周波メス20などの
処置具によって全周において一括かつ安全に切除するこ
とができる。これにより、1つの把持鉗子で病変部を持
ち上げる場合のように病変部を広範囲に持ち上げること
ができない場合に比べて、病変部を広範囲に切除する作
業を短時間で能率よく行うことができる。その結果、従
来のように病変部を広範囲に一括切除することが困難で
あり、複数に分割して切除することが一般的であった場
合のように、分割切除では、複数の粘膜を回収する煩雑
さがある他、回収した粘膜を再構築する必要があり、特
にその作業には時間がかかるなどの問題を解決すること
ができる。
【0088】さらに、本発明は上記実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種
々変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他
の特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 挿入部の先端部に観察窓が配設され、こ
の観察窓の周囲に処置具揺動台付き処置具挿通チャンネ
ルを少なくとも複数有し、1つの処置具挿通チャンネル
に左右揺動台、他の1つの処置具挿通チャンネルに上下
起上台(揺動台)が配設され、前記観察窓からの画像の
下側に前記左右揺動台、前記観察窓からの画像の上側に
前記上下起上台(揺動台)がそれぞれ位置されるととも
に、前記左右揺動台と前記上下起上台の少なくとも1つ
は、前記観察窓よりも前記挿入部の手前側に位置する内
視鏡。
【0089】(付記項2) 前記左右揺動台又は上下起
上台が観察窓のある先端面から外周側に向かって形成さ
れた少なくとも1つの傾斜面に対し、開口して配設され
ている付記項1に記載の内視鏡。
【0090】(付記項3) 前記左右揺動台が揺動する
方向(左右揺動台の左右側)、上下起上台が起上する方
向(上下起上台の起上側)には他の内蔵物が存在しない
付記項1に記載の内視鏡。
【0091】(付記項1〜3の従来技術) 特開200
1−212078には観察窓のある先端面に、鉗子起上
機構が2つ設けられている。起上方向は各々異なる。両
起上台共、起上する側に他の構成部材(内蔵物)が存在
する。
【0092】(付記項1〜3が解決しようとする課題)
起上範囲(揺動範囲)が狭い。そのため、広範囲かつ
効率的に粘膜切除ができなかった。大きな処置具(先端
硬質長の長い処置具)を使う場合、先端面から処置具先
端を十分に突出させる必要があった。そのため、目標部
位が遠くなり、処置がし難かった。
【0093】(付記項1〜3の効果) 左右揺動台が画
像の下側かつ先端部外周近傍に位置するため、体壁の接
線方向に対してメスを左右に揺動でき、広範囲切除がで
きる。観察窓の後方に上下起上台と左右揺動台が位置す
るため、観察窓と目標部位との距離が近くても大きな処
置具(硬質長の長い処置具)が使える。傾斜面があるた
め、先端外径が太くても挿入性が良い。起上方向、揺動
方向に他の内蔵物がないため、起上範囲、揺動範囲は広
い。
【0094】(付記項4) 少なくとも観察光学系、照
明光学系及び複数の処置具挿通チャンネルを有し、前記
複数の処置具挿通チャンネルは、処置具揺動台機構付き
が1つで、処置具揺動台機構なしが少なくとも2つ以上
である内視鏡。
【0095】(付記項5) 処置具揺動台機構なし処置
具挿通チャンネルは、内視鏡先端部中心を挟んで略対角
上に配設されている付記項4に記載の内視鏡。
【0096】(付記項6) 処置具揺動台機構なし処置
具挿通チャンネルは、内視鏡先端部の縁部近傍に配設さ
れている付記項4に記載の内視鏡。
【0097】(付記項4〜6の従来技術) 特開200
1−212078では観察窓のある先端面に、鉗子起上
機構が2つ設けられている。起上方向は各々異なる。両
起上台共、起上する側に他の構成部材(内蔵物)が存在
する。
【0098】(付記項4〜6が解決しようとする課題)
処置具挿通チャンネルが2つのため、1つは把持鉗子
用、もう1つは高周波メス用だった。把持鉗子用が1つ
のため、病変部を広範囲に持ち上げることができなかっ
た。つまり、起上機構は付いてはいるが、広範囲に一括
切除することは困難であり、複数に分割して切除するこ
とが一般的であった。分割切除では、複数の粘膜を回収
する煩雑さがある他、回収した粘膜を再構築する必要が
あり、特にその作業には時間がかかった。
【0099】(付記項4〜6の効果) 管腔粘膜を全周
において一括かつ安全に切除することができる。
【0100】(付記項7) 斜視型内視鏡において、観
察方向を挿入部長手方向と略平行にする湾曲手段を設け
たことを特徴とする内視鏡。
【0101】(付記項8) 上記湾曲手段は、多段湾曲
部と、多段湾曲部を独立して遠隔操作する湾曲操作ノブ
と、多段湾曲部をそれぞれ湾曲させて観察方向を挿入部
長手方向に略一致させる手元側指標とからなる付記項7
に記載の内視鏡。
【0102】(付記項7、8の従来技術) 特開平11
−253386は斜視型内視鏡である。湾曲部は1つで
ある。
【0103】(付記項7、8が解決しようとする課題)
視野方向が挿入部の長手方向に対して斜めに向いてい
るため、特に食道等の管腔臓器を挿入する際、挿入部の
進行方向前方が見づらく、一般に直視型内視鏡に比較す
ると挿入しづらかった。
【0104】(付記項7、8の効果) 斜視型内視鏡の
挿入性を直視と同等にすることができる。
【0105】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、処置具挿通チ
ャンネルの先端開口部から外部に突出された処置具の起
上範囲(揺動範囲)を大きくすることができるうえ、処
置具による処置部が鮮明に観察できる適正な焦点位置か
ら大きく外れることを防止して体腔内の粘膜層の切開剥
離等の作業が確実かつ容易に行なうことができる。
【0106】請求項2の発明によれば、先端外径が太く
ても傾斜しているので、挿入性を良くすることができ
る。
【0107】請求項3の発明によれば、揺動台が揺動さ
れる方向から外れた方向に挿入部の先端部の他の内蔵物
を配設することにより、揺動台による処置具の起上方
向、揺動方向に他の内蔵物がないため、処置具の起上範
囲、揺動範囲を広くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の正面直視型の内
視鏡における挿入部の先端面を示す正面図。
【図2】 第1の実施の形態の内視鏡における挿入部の
先端部に形成された処置具挿通チャンネルの先端開口部
の周辺部の概略構成を示す側面図。
【図3】 第1の実施の形態の内視鏡における体腔内の
粘膜層の切開作業を説明するための説明図。
【図4】 第1の実施の形態の内視鏡における観察画像
の一例を示す平面図。
【図5】 第1の実施の形態の内視鏡の第1の変形例を
示すもので、(A)は注射針で生理食塩水を注入した状
態を示す斜視図、(B)はガイドワイヤを挿入した注射
針を病変部の下側を貫通させた状態を示す側面図、
(C)はガイドワイヤをガイドにナイフを挿入する状態
を示す斜視図。
【図6】 第1の実施の形態の内視鏡の第2の変形例を
示す片刃の高周波ナイフの斜視図。
【図7】 第1の実施の形態の内視鏡における第3の変
形例を示す要部の概略構成図。
【図8】 第1の実施の形態の内視鏡における第4の変
形例を示す要部の概略構成図。
【図9】 本発明の第2の実施の形態を示すもので、
(A)は斜視型の内視鏡における挿入部の先端面を示す
正面図、(B)は挿入部の先端部に形成された処置具挿
通チャンネルの先端開口部の周辺部の概略構成を示す側
面図。
【図10】 本発明の第3の実施の形態を示すもので、
(A)は内視鏡全体の概略構成図、(B)は内視鏡の挿
入部が食道内に挿入されている状態を示す縦断面図。
【図11】 他の構成の内視鏡における挿入部の先端面
を示す平面図。
【図12】 図11の内視鏡の使用状態を示す概略構成
図。
【符号の説明】
2 挿入部 3 観察窓 4 観察窓装着部 7 上側傾斜面 8 下側傾斜面 9 第1の処置具挿通チャンネル 9a 第1の先端開口部 12 把持鉗子(第1の処置具) 13 第1の処置具揺動機構 14 上下起上台(揺動台) 19 第2の処置具挿通チャンネル 19a 第2の先端開口部 20 高周波メス(第2の処置具) 23 第2の処置具揺動機構 24 左右揺動台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 英伸 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 古川 達也 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中沢 雅明 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 松浦 伸之 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 矢部 久雄 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 中本 孝治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 Fターム(参考) 2H040 DA03 DA12 DA17 DA56 DA57 4C061 BB02 FF35 FF43 HH24 NN01 PP13

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管腔内に挿入される挿入部の先端部に観
    察用の観察窓の装着部が配設され、この観察窓装着部の
    両側にそれぞれ処置具挿通チャンネルの先端開口部が配
    設されるとともに、 前記観察窓装着部の一側部側に配置される前記処置具挿
    通チャンネルの第1の先端開口部にこの第1の先端開口
    部から前方に向けて突出される第1の処置具を第1の揺
    動方向に向けて揺動させる第1の処置具揺動機構を設
    け、 前記観察窓装着部の他側部側の処置具挿通チャンネルの
    第2の先端開口部にこの第2の先端開口部から前方に向
    けて突出される第2の処置具を前記第1の揺動方向とは
    異なる第2の揺動方向に向けて揺動させる第2の処置具
    揺動機構を設け、 かつ少なくとも前記第1の先端開口部と第2の先端開口
    部のうちのいずれか一方を前記観察窓よりも前記挿入部
    の挿入方向に対して後方側に配置したことを特徴とする
    内視鏡。
  2. 【請求項2】 前記挿入部の先端部は、少なくとも前記
    観察窓装着部の一側部側に前記挿入部の軸心方向と直交
    する方向に対して斜めに傾斜する傾斜面が形成され、こ
    の傾斜面に前記第1または第2の先端開口部の少なくと
    も一つが配設されていることを特徴とする請求項1に記
    載の内視鏡。
  3. 【請求項3】 前記処置具揺動機構は前記先端開口部か
    ら前方に向けて突出される前記処置具を前記揺動方向に
    向けて揺動させる揺動台を備え、 前記挿入部の先端部は、前記揺動台が揺動される方向か
    ら外れた方向に他の内蔵物が配設されていることを特徴
    とする請求項1に記載の内視鏡。
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