JP5607735B2 - 回転制御が簡易化され、可視化性が改善されたバイポーラ切除装置 - Google Patents

回転制御が簡易化され、可視化性が改善されたバイポーラ切除装置 Download PDF

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Description

改良されたバイポーラ切除装置によって、より小さなシースパッケージで、指で握っての直観的な制御が提供される。両バイポーラ電極線が、互いに近接して隣接するようにしてシースに沿って延ばし、外形が小さくなる積み重ねた配置又は一方の上に他方が位置する配置で突出させることによって、占有空間が小さくなっており、それによって、切除時の可視化性を向上させることができる。種々の実施態様において、切除動作は、切除装置の長手方向軸線に対して横方向の回転振り動作によって行われる。
前立腺が肥大化することによって、膀胱からの尿の流れが妨げられ、不快感が生じさせられる場合がある。このような前立腺肥大では、尿の流れを良くするために、何らかの形で組織を縮小させる必要がある。肥大した前立腺の組織を縮小するのに、種々の処置方法が存在する。公知の方法としては、例えば、高温の水、赤外線照射、又はマイクロ波照射で前立腺を加熱して組織を「殺す」(その後、この組織ははがれ落ちる)こと、種々の波長の高エネルギーレーザで組織を直接的に焼灼し、又は蒸散させること、組織に近接させ、又は接触させられ、通電された種々の形状の電極を有する切除装置を用いて組織を蒸散させること、又は一度に一片の組織を切断する通電されたループ電極を用いて組織を切除すること、が挙げられる。切除電極は、組織に焼灼作用又は切断作用を与えるために延ばされ/引っ込められる、手で持つツール(作業エレメント)を使って動作させられる。電極は、モノポーラの場合もあり、この場合、帰還電流は、患者の身体を流れ、あるいは、バイポーラの場合もあり、この場合、帰還電流は、両電極の間で組織を流れ、又は1つの電極だけを流れ、RFエネルギーによって、電極の表面の直ぐ近くで焼灼作用又は切断作用を生じる。
米国特許第6,712,759号明細書 米国特許第7,118,569号明細書 米国特許第6,827,717号明細書
温水、赤外線照射、又はマイクロ波照射で前立腺を加熱するには、かなり複雑な主要設備装置が必要になる。加えて、多くのケースで結果が不満足である場合があり、他の方法ほど効果的ではない場合もある。
レーザ機器も、複雑で高価な場合がある。更に、眼球保護具及び警告標識といった特別な安全機器が必要になる。使用する波長によっては、組織が受ける影響の点で、最適な結果が得られない場合がある。しかし、幾つかのレーザ機器における指先で制御する方法が、操作の点で極めて満足のいくものであることが分かっている。
幾つかの電極、特にバイポーラ電極によって、満足のいく組織の局所的な切除を行うことができる。しかし、作業エレメントで電極の能動構成要素を操作する現在の方法では、繰り返し親指で「引き金を引く」ように握ることと、手首を回すことが必要になり、これらは、外科医にとって面倒で疲れるものとなる場合がある。したがって、この操作は、外科医にとって完全に満足のいくものではない。更に、一般に、電極及びその発電装置は連続動操作用には構成されておらず、不連続な「ストローク」で動作する。このために、操作時間が長くなる。本開示技術の一様態によって、切除時の制御を簡易化し改善する指グリップ制御機構であって、横方向の振り動作と長手方向の動作を組み合わせることによって、ほぼ連続的な切除を達成できる指グリップ制御機構が提供される。
改善が可能なもう1つの領域は、可視化である。切除装置は、切除操作を可視化するのに、光学系に頼っている。しかし、切除装置の電極の構成には、外科医の視界を大幅に妨げるものが多い。
本開示技術の様態によって、満足のいく切除を達成しながら、光学系による切除部位の視界をあまり遮らないようになった種々の電極組立体が提供される。
例示的な実施態様において、切除装置は、基部側端部及び末端側端部を有し、それらの間に長手方向の貫通孔を形成しているシースであって、末端側端部は末端の、突出し絶縁された先端部を有するものであるシースと、シースの基部側端部から延びるテレスコープと、テレスコープから貫通孔を通ってシースの末端側端部に延び、そこで切除組織部位を可視化する光学系と、を備えたテレスコピックユニットであって、光学系は貫通孔に沿って長手方向に延びている、テレスコピックユニットと、シースの基部側端部から光学系に実質的に平行に貫通孔を通ってシースの末端側に延びており、光学系に実質的に平行に延びる2本の電極線を含むバイポーラ電極組立体であって、2本の電極線は、少なくともシースの末端側端部において一方の上に他方が配置され、長手方向の貫通孔に平行な長手方向軸線を形成し、2本の電極線の末端側先端部が、長手方向軸線に対して0ではない角度で光学系から離れるように延び、長手方向軸線の平面内に位置している電極によって接続されている、バイポーラ電極組立体と、切除時に、長手方向軸線を中心とした振り動作である回転動作によってバイポーラ電極組立体の動作を操作するように、シースの外に設けられ、バイポーラ電極線の基部側端部に接続されている指グリップ制御機構と、を含んでいる。回転動作は、末端側端部がシース内で末端の、突出し絶縁された先端部に対向して配置される挿入位置と、挿入位置から離れるように回転され、末端側端部がシースの外部に配置される切除位置との間のバイポーラ電極線の末端側端部の動作を含んでおり、切除は、切除位置において、長手方向軸線を中心とした振り動作である回転動作によって達成される。指グリップ制御機構は、指グリップ制御機構の回転がテレスコピックユニットの回転と独立したものとなるように、テレスコピックユニットから分離されている。
種々の実施態様において、シースは、楕円形であってよい。
幾つかの実施態様では、バイポーラ電極は、切除部位の可視化を向上させるために、断面形状が細くなっている。
回転制御が簡易化され、可視化性が改良されたシースを備えたバイポーラ切除装置の一実施形態の前方からの斜視図である。 図1のバイポーラ切除装置の後方からの斜視図である。 展開された位置にある、シースの先端部の所の例示的なボタン状のバイポーラ電極の拡大斜視図である。 引っ込められた挿入/除去位置にある、図3のボタン状のバイポーラ電極の拡大斜視図である。 シースの先端の所のボタン状の電極の部分断面図である。 図5の先端部の端面図である。 図3のボタン状の電極の先端部の部分斜視図である。 可撓性シャフト領域と金属シャフト領域とがつながっている中央接合領域を示す、図7のバイポーラ電極の部分斜視図である。 卵形の電極の形態の代替のバイポーラ電極の構造を示す拡大斜視図である。 卵形の電極の形態の代替のバイポーラ電極の構造を示す拡大斜視図である。 細い楔状の形態の更なる代替のバイポーラ電極の構造を示す拡大斜視図である。 細い楔状の形態の更なる代替のバイポーラ電極の構造を示す拡大斜視図である。 長手方向に配置されたループの形態の別の代替のバイポーラ電極の構造を示す拡大斜視図である。 長手方向に配置されたループの形態の別の代替のバイポーラ電極の構造を示す拡大斜視図である。 従来の切除装置の側面図である。 可視化光学系の両側に延びている横方向に分離されたバイポーラ電極の両リードを示す、図15の従来の切除装置のシースの先端部の端面図である。 横方向に分離された両電極を示す、図15,16のバイポーラ電極の平面図である。 図15の従来の切除装置の断面図である。 従来の電極の種々の構成の例を示す図である。
図15〜図18に、レゼクトスコープのような従来のバイポーラ切除装置10を示す。このようなレゼクトスコープのより具体的な例は、Mullerの特許文献1(ACMI社に譲渡)、Snayらの特許文献2(ACMI社に譲渡)、及びBrommersmaらの特許文献3(Olympus Winter&Ibe社に譲渡)に見ることができる。
従来の切除装置10は、作業エレメント12と、テレスコピックユニット14と、丸いシース16の組立体(図18の内側シース及び外側シース16A,16B)と、内側シースの貫通孔20内に延びる電極組立体18と、を含んでいる。テレスコピックユニット14の可視化光学系14Bも貫通孔20内に延びており、作業エレメント12の基部側端部にあるテレスコピックユニット14のアイピース14Aに接続されている。
作業エレメント12は、ラッチ28を介してシース16に取り付けられており、典型的には、フレーム22と、前方ハンドル24と、親指を受け入れる開口を有する可動部26と、を含んでいる。作業エレメント12は、電極組立体18を動作方向に、典型的にはシース16の長手方向軸線に沿って動作させて組織を切除し又は蒸散させるために、予め定められた「ストローク」だけ相互に向かって又は互いに離すように前方ハンドル24と可動部26を握ることによって操作される。
電極組立体18は発電装置30(図18)に接続されており、この発電装置30は、作業エレメント12のストローク中に、制御ペダル組立体32を使用することによって選択的に、短いバーストの形で電極組立体18に電力を印加することができる。
図16、図17に良く示されているように、電極組立体18は、少なくともシース16の末端側端部付近で、可視化光学系14の両側に設けられている2本の電極線18A,18Bに分かれている。電極線18A,18Bは、電極18Cを介して繋がっており、このことはループの形で示されている。但し、電極18Cは、図19に示すような種々のディスク、ループ、ローラー、又は球状の電極を含む他の種々の形態をとることができる。
従来のバイポーラレゼクトスコープの更なる詳細を図18で見ることができ、同図には、シース16が、どちらも断面が円形の外側シース16A及び内側シース16Bを含んでいるのが示されている。シースの末端側端部において、電極線18A,18Bは、可視化光学系14の両側に配置されている(図17に良く示されており、図16にも示されている)。
バイポーラの構成では、電極線18A,18Bのうちの一方は能動電力エレメントであり、他方は帰還エレメントである。電気エネルギーは、能動電力エレメントを介して患者に印加され、帰還エレメントを通って帰還する。電力は発電装置30によって能動エレメントに供給される、能動エレメント及び帰還エレメント(電極線18A,18B)に接触するように配置された体の組織によって電気回路が完成される。
上述したように、電極の動作は、体の組織の切除部位を切除し又は蒸散させるために、典型的には、電極組立体の末端側端部がシース16の長手方向軸線に沿った「ストローク」の距離だけの並進運動によって行われる。但し、レゼクトスコープには、作業エレメント12の組立体の全体を回転させることによって回転させることもできるものもあり、この回転によって、テレスコピックユニット14も内側シース16Bも回転させられる。このような回転を行うには、外科医の腕を、親指と他の指で作業エレメントを把持しているときに、相応に回転させる必要がある。
このような従来のレゼクトスコープによる切除でも満足な結果を得ることができるが、動作制御の点では、人間工学的に改善の余地がある。例えば、繰り返し親指で「引き金を引く」ように握り、また、手首と腕を回転させるのは、外科医にとって面倒で疲れる場合がある。したがって、このような操作は、外科医にとって十分に満足のいくものではない。
更に、一般に、電極及びその発電装置は、連続操作用には構成されておらず、不連続な「ストローク」で動作する。このために、操作時間が長くなる。したがって、更に効率化できる可能性がある。
可視化特性の向上及び必要な切開部寸法の最小化を実現できれば、有益である。しかし、可視化光学系14の両側に電極線18A,18Bが配置されていること、及び電極18Cが下方に延びていることに起因して、現在の構成では、シース16を更に小型化することは不可能であり、本質的に、約9mm又は約28フレンチ(円周、より具体的には、ピンと張られた糸又はひもが辿るシースの外周の経路の寸法)の丸いシースに制限される。更に、この構成に起因して、かなり大きな断面の電極が可視化光学系に沿って設けられているため、可視化特性を更に向上させることも制限される。
例示的な実施形態において、改良型の切除装置によって、上記の問題の1つ又は複数を克服することができる。図1〜図6に、改良型の切除装置の例示的な実施形態を示す。この切除装置100は、テレスコピックユニット110と、接続パーツ120と、指グリップ制御機構130と、発電ユニット140と、シース150と、バイポーラ電極組立体160と、を含んでいる。
テレスコピックユニット110は、テレスコープ光学系案内チューブ112と、テレスコープアイピース114と、アイピース114から案内チューブ122を通ってシース150の方に延びている光ファイバ等の光学系116(図5,6)と、を含んでいる。接続パーツ120は、入口ポート122と、出口ポート124と、作業ツール案内チューブ126と、を含んでいる。作業ツール案内チューブ126は開口部を含んでおり、この開口部は、電極組立体160の可撓性シャフト161等の作業ツールコンポーネントをこの開口部を通して入れることができる大きさになっている。
シース150は、典型的には丸い形状の典型的なレゼクトスコープのシースよりも断面を小さくすることができ、楕円形であってよい。適切なシースは、Gyrus ACMI CLS−23SB、マサチューセッツ州サウスボロー市のGyrus ACMI社から入手可能なContinuous Flow Laser Resectoscopeシステム用の23French Outer Sheath等の連続流型レーザ膀胱鏡で用いられるレーザシースである。図3〜図8に良く示されているように、シース150は、その基部側端部で接続パーツ120に接続されている。シースの末端側端部には、末端の、突出している先端部152が設けられ、少なくとも、末端の、突出している先端部152上に絶縁層154が設けられている。貫通孔156が、光学系116及び電極組立体160を貫通孔156内に受け入れるために、シース全体に長手方向に延びている。「基部側端部」及び「末端側端部」という表現は、シースの終点に限定されるものではなく、シースの末端側領域及び基部側領域を含む。
バイポーラ電極組立体160は、それぞれが絶縁層166によって絶縁された能動電極線及び帰還電極線162,164を含んでいる。電極線162,164は、末端側端部において、シースの長手方向軸線に対して0ではない角度で折り曲げられ、図示する半球状のボタン電極のような電極168に接続されている。この実施形態では、角度は、図示するように直角に近い角度であるが、他の実施形態で示すように、鋭角であってもよい。保護シース層167が電極162,164を包囲している。
電極162,164は、可撓性シャフト部161及び金属シャフト等の剛性シャフト部163を含んでいる外側シャフト内に設けられている。図示する実施形態では、剛性シャフト部163は、シース150内で電極組立体160の末端側端部付近に設けられており、一方、可撓性シャフト部161は、電極組立体160の基部側端部付近に設けられており、作業ツール案内チューブ126を通って延び、指先制御機構130に延びている部分を含んでいる。可撓性シャフト部161は、湾曲させられた作業ツール案内チューブ126内で電極組立体160が長手方向動作及び回転動作ができるのに十分な可撓性を有している。
発電装置140は、従来のRF電源とすることができ、これを、足踏み式制御ペダル142によって、オン状態とオフ状態の間で適切に制御することができる。このRF電源は、当該技術分野で知られているように電極組立体160に接続されている。
切除装置を組み立てるには、外科医は、電極組立体160を、シース150の末端側端部で貫通孔156内に、電極線及び可撓性シャフト161の基部側端部が作業ツール案内チューブ126を出るまで挿入する。次いで、可撓性シャフトが指グリップ制御機構130に接続され、電極線162,164がRF電源140に適切に接続される。次いで、電極を含む電極組立体の末端側端部を、後でより詳細に述べる挿入/除去位置に位置させるように、指グリップ制御機構130が適切に回転させられ、延ばされる。
図4に良く示されているように、電極組立体160は、最初は、挿入/除去位置に設けられ、この挿入/除去位置では、電極168及び残りの電極線162,164が、シースの貫通孔156の断面内に設けられる。この位置において、電極168は、突出している先端部152にまっすぐに対向し、絶縁層154に隣接して位置する。これによって、患者からシースを抜き差しすることが可能となり、一方、絶縁層154によって電極組立体160がシースに短絡するのが防がれる。従来のレーザシースでは、レーザ組立体は、電気的な短絡を受けないので、この絶縁層154が設けられていないことに留意することは重要である。
図3〜図6に良く示されているように、電極線162,164は、少なくともシース150の末端側端部付近において、近接して隣接し、シース150の長手方向軸線に平行に延び、積み重ねられるように一方の直ぐ上に他方が位置している。図6に良く示されているように、種々の実施形態において、電極線162,164は更に、光学系116に沿って、その直ぐ下に位置している。電極線が光学系の両側に設けられている従来技術の分岐電極線構成(図17)に比べ、これによって、シース内の構成部品の断面寸法を削減することができる。これによって、シースの大きさを小さくし、患者に必要な切開部の寸法を、最小限に抑えることができる。このような電極組立体の構成によって、切除部位の可視化への障害も減らすことができる。
図3に良く示されているように、電極組立体160は、シース150を患者に挿入したら直ぐに、図示するように回転させて挿入位置から切除位置に位置を変えることができる。この動作は、指グリップ制御機構130の回転によって達成される。例えば、第1の切除位置は、挿入位置から180度回転された、図3に示す位置であってよい。この位置から、1回又は複数回の回転(振り)動作又は長手方向(押し/引き)動作によって切除を行うことができる。振り動作は、指グリップ制御機構130の回転によって達成され、この回転が、方向を表す矢印によって示されているような、シース150の長手方向軸線を中心とした電極186による回転振り動作を生じさせる。この切除動作は、シースの長手方向軸線に沿った長手方向の押し/引き動作に頼った従来の切除装置とは異なっている。但し、電極組立体160及び電極168は、指グリップ制御機構130の制御の下で、このような方向にも動作することができる。
特に、ひとたび切除位置になれば、操作者は、足踏み式制御ペダル142を押す等することによってRF電源140を始動させ、電極168に電力を供給して組織の切除を行うことができる。本発明の切除装置100は、「ストローク」で動作するのではなく、指グリップ制御機構130を操作することによって自由な回転動作又は並進動作を達成できるため、電極168にRF電力をより連続的に印加して、より連続的なやり方で切除を行うことができる。このようにすれば、1回又は複数回の振り動作及び/又は押し/引き動作によって、より効率的な切除を達成することができる。次いで、切除が完了したら、指グリップ制御機構130を後方に引き、その後、電極が、末端の、突出し絶縁された先端部152に対向して位置するまで回転させることによって、電極組立体を図4に示す挿入/除去位置に戻すことができる。
図1、図2から見て取れるように、指グリップ制御機構130は、テレスコピックユニット110、接続パーツ120、及びシース150を含む他のエレメントから分離され、独立している。したがって、制御部材の少なくとも回転方向の動作と一緒にテレスコピックユニット及びシースの少なくとも一部が動作する従来の切除装置に比べ、指グリップ制御機構130による動作は、テレスコピックユニット110の動作から分離され、独立している。
図1、図2に最も良く示されているように、指グリップ制御機構130は、適切に大きさ及び形状が定められた円筒形であり、それによって、外科医が、楽に、外科医の手のひら内で指先によりつかむことができるようになっている。指グリップ制御機構は、リブの形成された面、又は他の形態の不連続な面を含んでいてよく、それによって、把持力が高められ機構の制御が改善される。指グリップ制御機構130が電極組立体160に直接結合されていることによって、指グリップ制御機構130の動作が、それに対応した連続した電極組立体の挿入/後退動作又は回転動作を生じさせる。例えば、外科医は、指グリップ制御機構130を前方に押し、180度回転させるだけで、電極186が図3の切除位置へとシース150から延び、回転するようにバイポーラ電極を展開させることができる。ここから、外科医は、RF電源140の足踏み式制御ペダル142を制御することによって電極を駆動し、適切な押し/引き動作及び回転動作によって切除部位の組織を切除する。したがって、従来のバイポーラ電極切除装置に比べ、動作は、長手方向の一方向への規定のストロークに限定されない。好適な動作は、回転「振り動作」による切除を達成する長手方向軸線を中心とした電極180の回転を含む。これにより、外科医は、バイポーラ電極によって切除操作をより柔軟でより直観的に制御することができるようになる。更に、ストロークに限定されない複合的な動きで操作を行うことができるため、より連続的なやり方でRF電源140からの電力を印加することができ、それによって、組織切除効率が向上する。切除が完了したら、電極組立体は、元通り、図4に示す挿入/除去位置に戻される。
切除中には、切除組織を可視化することが重要である。これは、光学系116を用い、テレスコープアイピース114を介して切除部位を観察することによって達成される。図15〜図18に示すような従来の切除装置では、光学系の両側にある電極線によって、切除部位の横側の縁だけが遮られる。しかし、図17に最も良く示されているように、電極線は横方向に間隔をあけて配置されているため、電極線18A,18Bの末端側端部及び電極18Cは、幅の広い断面で切除部位の視野を遮る。これによって、切除手術を適切に可視化する外科医の能力が妨害される場合がある。
本発明の電極組立体160によって、図6と図17との比較によって最も良く示されるように、外科操作時に、切除部位の可視化が改善される。図6で見て取れるように、電極線162,164が上下に重ねられた関係になっているため、電極線による切除部位の視界の妨害は、図17に比べて大幅に低減される。電極186は、光学系116に対して図3に示す6時の位置にあるときは、それ自体の影を効果的に隠すことができる。しかし、図17の従来技術の水平な構成では、多くの場合、3時及び9時の位置に影ができ、それによって、外科医が、切除するのに適切な組織領域を判定するために切除部位を調べるときに、重要な症状を認識し識別するのが困難になる場合がある。
加えて、電極線を光学系116の両側に水平に配置するのではなく鉛直下方に配置することによって、切除部位の周辺の視野は全く遮られなくなる。したがって、図示するような半球状のボタン状の電極168を使用しても、シースの長手方向軸線に垂直な方向の視界は、従来の電極構成に比べてあまり制約を受けない。
好ましくは十分な切除速度を達成する能力を維持しつつ、可視化に対する障害をより狭くする代替の電極構成を使用することによって、切除部位の可視化を一層向上させることができる。図9,10に示す例示的な第1の実施形態では、卵形の電極168’を使用しており、それによって。挿入及び可視化のために、より細い形状になるようにボタン状の電極168の横方向の寸法が低減されている。前述の実施形態と同様に、卵形のボタン状の電極168’は、実質的に長手方向軸線に垂直に配置されている。但し、軸線方向の長さが前述の例とほぼ同一のボタンを提供することによって(即ち、幅に対して相対的に長い長手方向の長さを達成するように)、この卵形のボタン状の電極168’の組織切断能力は、回転「振り」動作によって切除を達成する場合、半球形のボタン状の電極168と同等に維持することができる。即ち、電極を、シースの長手方向軸線を中心として回転させるように振り動作させることによって切除が達成される場合、卵形ボタン状の電極168’は、接触部の全部の寸法をほぼ同一にでき、したがって、同等の組織切除を達成することができる。加えて、シースの平面内で電極を長手方向に動作させることによって切除を達成する場合、組織はより狭い切除幅で蒸散されることになる。したがって、所望される場合、より微細な寸法での、より正確な切除を達成することができる。したがって、卵形の構成によって、半球形ボタン状の電極を使った大型の競合品と同等、更にはそれ以上の性能を達成しつつ、可視化の妨げになる断面積がより小さな内視鏡切除システムを可能にすることができる。
別の実施形態が図11、図12に示されており、これは、細い楔形の電極168’’を含んでいる。この電極は、半球状ボタン電極168と同じ中央の断面を有していてよいが、側部が除去されて細い楔形の形状を形成しており、それにより、視界を遮る断面を細くすることによって可視化が向上されている。しかし、回転振り方向での断面は半球形のボタン状の電極168のものと同等であるため、同等の切除を達成することができる。加えて、前述の例と同様に、幅が狭いために、電極の長手方向の動作を用いた切除では、切除幅を狭くすることができる。ボタン状の電極は、前述の例に示されているような垂直の角度に限定されない。むしろ、図示するように約45度等の0ではない鋭角で設けることができ、それによって、例えば膀胱の後方壁で用いるように、レゼクトスコープの先端部を振り動作させることによって電極の先端部の直ぐ前で切除を行うことが可能になり、一方、電極シャフトを回転させることによって、ボタン状の電極又は細い卵形の電極が有するものと同じ、電極の軸線に垂直な方向の切除能力を生じる。
電極の別の代替の構成は、図13,14に示すようなループ電極である。但し、図17に示すような典型的なループ電極は、電極組立体の長手方向の押し又は引きによって切断動作を達成するために、シースの長手方向軸に対して横方向に延びているが、本実施形態では、電極線162,162に沿い、且つ、シースに沿ったループ電極が提供される。本実施形態によって、切除部位の可視化に対する妨害を最小限に抑えることにより、可視化が一層向上される。加えて、前述の例と同様にシースの長手方向軸線を中心として電極組立体を回転振り動作させて使用したときに、組織の適切な除去を伴って横方向の切断動作を行うことができる。更に、ループが電極の先端部を介して上がり続けるため、電極ループの回転の向きに応じて垂直方向、水平方向、又は他の角度にレゼクトスコープの先端部を振り動作させることによって、例えば膀胱の後方壁において、電極の直ぐ前の組織を切断するのが容易になり、最良の結果を達成できる。

Claims (20)

  1. 切除組織部位を切除するレゼクトスコープであって、
    基部側端部及び末端側端部を有し、該基部側端部と該末端側端部の間に長手方向の貫通孔を形成しているシースであって、前記末端側端部は、末端の、長手方向に突出し絶縁された先端部を有する、シースと、
    前記シースの前記基部側端部から延びるテレスコープと、前記テレスコープから前記貫通孔を通って前記シースの前記末端側端部に延び、該末端側端部で、前記切除組織部位を可視化する光学系と、を有するテレスコピックユニットであって、前記光学系は前記貫通孔に沿って長手方向に延びている、テレスコピックユニットと、
    前記シースの前記基部側端部から前記光学系に実質的に平行に前記貫通孔を通って前記シースの前記末端側端部に延び、前記光学系に実質的に平行に延びる2本の電極線を含むバイポーラ電極組立体であって、前記2本の電極線は、少なくとも前記シースの前記末端側端部において一方の上に他方が配置され、長手方向の前記貫通孔に平行な長手方向軸線を形成しており、前記2本の電極線の末端側先端部が、前記長手方向軸線に対して0ではない角度で前記光学系から離れるように延び、前記長手方向軸線の平面内に位置している電極によって接続されている、バイポーラ電極組立体と、
    切除時に、前記長手方向軸線を中心とした振り動作である回転動作によって前記バイポーラ電極組立体の動作を操作するように、前記シースの外に設けられ、バイポーラの前記電極線の基部側端部に接続されている指グリップ制御機構であって、前記回転動作は、更に、バイポーラの前記電極線の末端側端部が前記シース内で前記末端の、長手方向に突出し絶縁された先端部に対向して配置される挿入位置と、前記挿入位置から離れるように回転され、前記末端側端部が前記シースの外部に配置される切除位置との間でのバイポーラの前記電極線の前記末端側端部の動作も含んでおり、切除が、前記切除位置において、前記長手方向軸線を中心とした前記振り動作である回転動作によって達成される、指グリップ制御機構と、を備え、
    前記指グリップ制御機構は、前記指グリップ制御機構の回転が前記テレスコピックユニットの回転と独立したものとなるように、前記テレスコピックユニットから分離されている、レゼクトスコープ。
  2. 前記電極はボタン電極である、請求項1に記載のレゼクトスコープ。
  3. 前記ボタン電極は、形状が半球状であり、前記長手方向軸線に実質的に垂直に延びている、請求項2に記載のレゼクトスコープ。
  4. 前記電極は、切除時に、前記振り動作である回転動作によって組織を十分に切除できるようにしながら、可視化性を高めるように、前記末端側端部の所で、前記長手方向軸線の方向よりも前記長手方向軸線に垂直な方向に狭い断面形状を有している、請求項1に記載のレゼクトスコープ。
  5. 前記ボタン電極は、前記長手方向軸線に平行で、前記前記長手方向軸線に対して0ではない角度で前記光学系から離れるように延びている、前記2本の電極線の前記末端側先端部に垂直な平面で、前記ボタン電極の末端側先端部に向かって幅が狭くなった形状を有している、請求項3に記載のレゼクトスコープ。
  6. 前記ボタン電極は、前記長手方向軸に平行で、前記前記長手方向軸線に対して0ではない角度で前記光学系から離れるように延びている、前記2本の電極線の前記末端側先端部に垂直な平面で細い卵形の形状を有している、請求項3に記載のレゼクトスコープ。
  7. 前記電極は、前記長手方向軸線を中心とした振り動作と、前記電極の最先端部で同様の振り動作による切断を行うための、前記長手方向軸線と交差する横方向の動作とを行うように、前記2本の電極線の間に延びるループの形状になっており、前記長手方向軸線に沿って配置されている、請求項3に記載のレゼクトスコープ。
  8. 前記光学系及びバイポーラの前記電極線は、楕円形の前記シース内で共通の長手方向平面に沿って一方の上に他方が配置されている、請求項1に記載のレゼクトスコープ。
  9. 前記0ではない角度は、前記電極の先端部の前方での切除を簡易にするように鋭角である、請求項1に記載のレゼクトスコープ。
  10. 前記シースの、末端の突出した前記先端部だけが絶縁され、前記シースの、末端の突出した前記先端部以外は絶縁されていない、請求項1に記載のレゼクトスコープ。
  11. 前記バイポーラ電極組立体は、前記シース内で前記長手方向軸線に沿ってバイポーラの前記電極線の少なくとも中間部分を包囲する剛性金属シャフトと、バイポーラの前記電極線の少なくとも基部側端部を包囲する可撓性シャフトと、を含んでいる、請求項1に記載のレゼクトスコープ。
  12. 前記電極に切除用の電力を供給するように前記バイポーラ電極組立体に機能するように結合された発電装置であって、前記電力は切除時に連続して印加される、発電装置を更に備えている、請求項1に記載のレゼクトスコープ。
  13. 切除組織部位を切除するレゼクトスコープであって、
    基部側端部及び末端側端部を有し、該基部側端部と該末端側端部の間に長手方向の貫通孔を形成している楕円形のシースであって、前記末端側端部は、末端の、長手方向に突出し絶縁された先端部を有する、シースと、
    前記シースの前記基部側端部から延びるテレスコープと、前記テレスコープから前記貫通孔を通って前記シースの前記末端側端部に延び、該末端側端部で、前記切除組織部位を可視化する光学系と、を有するテレスコピックユニットであって、前記光学系は前記貫通孔に沿って長手方向に延びている、テレスコピックユニットと、
    前記シースの前記基部側端部から前記光学系に実質的に平行に前記貫通孔を通って前記シースの前記末端側端部に延び、前記光学系に実質的に平行に延びる2本の電極線を含むバイポーラ電極組立体であって、前記2本の電極線は、少なくとも前記シースの前記末端側端部において一方の上に他方が配置され、長手方向の前記貫通孔に平行な長手方向軸線を形成しており、バイポーラの前記2本の電極線の末端側先端部が、前記長手方向軸線に対して0ではない角度で前記光学系から離れるように延び、前記長手方向軸線の平面内に位置している電極によって接続されている、バイポーラ電極組立体と、
    切除時に、前記バイポーラ電極組立体の動作を操作するように、前記シースの外に設けられ、バイポーラの前記電極線の基部側端部に接続されている指グリップ制御機構と、を備え、
    前記指グリップ制御機構は、操作者の手に収めて指で握って制御できるように寸法が定められた丸い形状を有し、前記指グリップ制御機構は、前記指グリップ制御機構の回転によって前記バイポーラ電極組立体を回転させ、前記指グリップ制御機構の並進運動によって前記バイポーラ電極組立体を並進運動させ、前記回転は、バイポーラの前記2本の電極線の末端側端部が前記シース内で前記末端の、長手方向に突出し絶縁された先端部に対向して配置される挿入位置と、前記挿入位置から離れるように回転され、前記末端側端部が前記シースの外部に配置される切除位置との間での、バイポーラの前記2本の電極線の前記末端側端部の回転を少なくとも含み、切除が、前記切除位置において、前記長手方向軸線を中心とした振り動作である回転動作によって達成される、レゼクトスコープ。
  14. 前記電極は、前記長手方向軸線に平行で、前記前記長手方向軸線に対して0ではない角度で前記光学系から離れるように延びている、前記2本の電極線の前記末端側先端部に垂直な平面内で、前記電極の末端側先端部に向かって幅が狭くなった形状を有している、請求項13に記載のレゼクトスコープ。
  15. 前記電極は、前記長手方向軸線に平行で、前記前記長手方向軸線に対して0ではない角度で前記光学系から離れるように延びている、前記2本の電極線の前記末端側先端部に垂直な平面内で細い卵形の形状を有している、請求項13に記載のレゼクトスコープ。
  16. 前記電極は、前記長手方向軸線を中心とした振り動作と、前記電極の最先端部で同様の振り動作による切断を行うための、前記長手方向軸線と交差する横方向の動作とを行うように、前記2本の電極線の間に延びるループの形状になっており、前記長手方向軸線に沿って配置されている、請求項13に記載のレゼクトスコープ。
  17. 切除組織部位を切除するレゼクトスコープであって、
    基部側端部及び末端側端部を有し、該基部側端部と該末端側端部の間に長手方向の貫通孔を形成しているシースであって、前記末端側端部は、末端の、長手方向に突出し絶縁された先端部を有する、シースと、
    前記シースの前記基部側端部から延びるテレスコープと、前記テレスコープから前記貫通孔を通って前記シースの前記末端側端部に延び、該末端側端部で、前記切除組織部位を可視化する光学系と、を有するテレスコピックユニットであって、前記光学系は前記貫通孔に沿って長手方向に延びている、テレスコピックユニットと、
    前記シースの前記基部側端部から前記光学系に実質的に平行に前記貫通孔を通って前記シースの前記末端側端部に延び、前記光学系に実質的に平行に延びる2本の電極線を含むバイポーラ電極組立体であって、前記2本の電極線は、少なくとも前記シースの前記末端側端部において一方の上に他方が配置され、長手方向の前記貫通孔に平行な長手方向軸線を形成しており、前記2本のバイポーラ電極線の末端側先端部が、前記長手方向軸線に対して0ではない角度で前記光学系から離れるように延び、前記長手方向軸線の平面内に位置している電極によって接続されている、バイポーラ電極組立体と、
    切除時に、前記バイポーラ電極組立体の動作を操作するように、前記シースの外に設けられ、バイポーラの前記電極線の基部側端部に接続されている指グリップ制御機構であって、前記指グリップ制御機構の回転が前記テレスコピックユニットの回転と独立したものとなるように、前記テレスコピックユニットから分離されている指グリップ制御機構と、を備え、
    前記光学系及びバイポーラの前記電極線は、前記シース内で共通の長手方向平面に沿って一方の上に他方が配置されており、
    前記電極は、前記長手方向軸線の方向よりも前記長手方向軸線に垂直な方向に狭い断面形状を有しており、
    前記指グリップ制御機構は、操作者の手に収めて指で握って制御できるように寸法が定められた丸い形状を有し、前記指グリップ制御機構は、前記指グリップ制御機構の回転によって前記バイポーラ電極組立体を回転させ、前記指グリップ制御機構の並進運動によって前記バイポーラ電極組立体を並進運動させ、前記回転は、バイポーラの前記2本の電極線の末端側端部が前記シース内で前記末端の、長手方向に突出し絶縁された先端部に対向して配置される挿入位置と、前記挿入位置から離れるように回転され、前記末端側端部が前記シースの外部に配置される切除位置との間での、バイポーラの前記2本の電極線の前記末端側端部の回転を少なくとも含み、切除は、前記切除位置において、前記長手方向軸線を中心とした振り動作である回転動作によって達成される、レゼクトスコープ。
  18. 前記バイポーラ電極組立体は、前記シース内で前記長手方向軸線に沿って前記バイポーラ電極線の少なくとも中間部分を包囲する剛性金属シャフトと、前記バイポーラ電極線の少なくとも基部側端部を包囲する可撓性シャフトと、を含んでいる、請求項17に記載のレゼクトスコープ。
  19. 前記電極に切除用の電力を供給するように前記バイポーラ電極組立体に機能するように結合された発電装置であって、前記電力は切除時に連続して印加される、発電装置を更に備えている、請求項17に記載のレゼクトスコープ。
  20. 前記シースは、前記光学系及びバイポーラの前記電極線の共通の長手方向平面に揃うように配置された楕円形のシースである、請求項17に記載のレゼクトスコープ。
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