JP2003210160A - ZangZhiの固形培養物を得るためのインキュベーション方法、そこから得られる固形培養物、その加工した産物および使用 - Google Patents

ZangZhiの固形培養物を得るためのインキュベーション方法、そこから得られる固形培養物、その加工した産物および使用

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JP2003210160A JP2002012198A JP2002012198A JP2003210160A JP 2003210160 A JP2003210160 A JP 2003210160A JP 2002012198 A JP2002012198 A JP 2002012198A JP 2002012198 A JP2002012198 A JP 2002012198A JP 2003210160 A JP2003210160 A JP 2003210160A
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zang
zhi
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solid
mycelium
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Meiko Ran
明煌 藍
Soshu Ran
蒼洲 藍
Churyo Ran
仲良 藍
Chumin Ran
仲民 藍
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GO REIGYOKU
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、Zang Zhiの固形培養のた
めの培養方法、その培養方法から得られた固形培養物、
その固形培養物の加工産物およびその使用を提供するこ
とを課題とする。 【解決手段】 固形Zang Zhiを培養する方法で
あって、該方法は、菌糸塊を「Bag Log」に播種
して菌糸体に培養する工程、および次いで該「Bag
Log」を取り外して、円錐状の子実体の形成がなされ
るまでの期間の間、のこくず培地を空気中に完全にさら
す工程を包含し、ここで、該「Bag Log」は、1
0〜70%のセルロース誘導体物質、10〜30%のデ
ンプン供給源、5〜15%の穀粒、1〜10%のサッカ
リド、0.5〜2%のホスフェートおよび0.1〜1%
の硫酸塩を含有する、のこくず培地を含み、相対湿度は
60〜80%で維持され、そして該培養培地のpHは中
性に調整される、方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真菌培養の分野に
属し、本発明は、Zang Zhiの固形培養のための
培養方法に関する。
【0002】
【従来の技術】(発明の背景)Zang Zhiは、真
菌の一種である。その学術名は、Antrodiaca
mphorataであり、「Zang ku」、「re
d Zang Zhi」、「niou Zang Zh
i」または「niou Zang ku」とも知られ
る。台湾では、Zang Zhiは、平板または鐘の形
状のCinnamomum kanehiraiの中空
の腐敗している幹の内壁上でのみ生育し、そして強いシ
ナモン臭を有する。Zang Zhiは、風邪を鎮めた
り、防いだり、または治したりし得、生体エネルギーの
循環を促進し得、鬱血を予防または除去し得、血液循環
を促進し得、消化不良を軽減し得、腫瘍を解毒しそして
その鎮静を促進し得、神経を鎮めてストレスを減少し
得、疼痛を緩和し、そして最良の防食剤および解毒薬で
ある。台湾の市場では最も高価な野生菌である。Zan
g Zhiの抗腫瘍活性の機構は、Ganoderma
sp.とは異なる。Ganoderma sp.で
は、腫瘍に対する免疫を間接的に促進する。Zang
Zhiは、直接的に癌細胞の増殖を阻害または死傷させ
得、そして心臓を強化し、免疫を調整し、そして副交感
神経系を拮抗する効能を有し、そして血清活性を有す
る。特に、Zang Zhiは、胃痛、腸痛、嘔気、糖
尿病、痛風、関節炎、熱、アレルギー、過剰な尿蛋白、
尿毒症、肝硬変、肝細胞癌(hepatomia)、イ
ンフルエンザなどを治癒し得る。多くの研究機関が、Z
angZhiの活性成分の研究において人的資源および
資材を投資している。その中で、National S
cience Council of the Exe
cutive Yuanは、化学的方法、NMRスペク
トル分析および既知の材料との比較スペクトル分析を使
用して、活性成分の構成的特徴を確立するための特別な
研究プロジェクトを有する。活性成分の研究結果は、Z
ang Zhiの水およびメタノール抽出物が、Str
eptococcus aureusおよびTrich
ophytone mentagrophytesの生
育の阻害に有効であることを示す。Zhankuic
acid A(Zang Zhiのメタノール抽出物)
は、p−388マウスのリンパ腫細胞の増殖および血小
板の凝集に対する目立った阻害を有する。しかしZha
nkuic acid Bは、抗コリン作用効果または
抗セロトニン効果をほとんど示さない。
【0003】Zang Zhiのトリテルペノイドに関
するGau Sheau Jyの修士論文において、Z
ang Zhiは、1990年に発見されたGanod
ernaの新規な種であることが示されている。固形子
実体の抽出物は、アセトンの使用によって得られ、次い
でLCクロマトグラフィーおよびPLCクロマトグラフ
ィーによって分離および再結晶化される。抽出物の純度
は、TLCスキャニングおよびHPLCによって同定さ
れる。構成試験は、質量分析、赤外スペクトル分析、紫
外スペクトル分析、H−NMR分析、およびC−NMR
分析によってなされる。3,11−ジオキソ−8,23
−ジエン−26−オイック酸は、CCl 4によって誘導
された急性肝炎のマウスの血液中のGPTのレベルを低
下させ得る。
【0004】Zang Zhiのほとんどが、台湾の東
岸山岳地帯の広葉樹林地域において生育する。しかし、
台湾森林局(Taiwan Forestry Bur
eau)により発行されたNiou Zang Con
servation Noticeの公報にしたがっ
て、この山岳地帯は、天然資源保全地区として挙げられ
ている。Zang Zhiは、ほとんどの人がアジアで
購買を望む非常に人気のある製品であるので、当該地区
以外で生育するZang Zhiは、ほとんど完全に収
穫されている。実際、野生のZang Zhiは、地方
市場では入手不能である。
【0005】台湾で1ヶ月当たりの販売見積りが500
kgのZang Zhiであることからも、Zang
Zhiの固形培養の培養方法を提供する必要性は、近
年、より重要となってきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】(発明の要旨)本発明
の主な目的は、Zang Zhiの固形培養のための培
養方法を提供することである。培養Zang Zhi
は、野生のものと同じ薬学的効力を有する。
【0007】本発明の他の目的は、Food Indu
stry Research and Develop
ment Institute(台湾)に保存されるZ
ang Zhi菌糸塊(spawn)(コードCCRC
35398)の接種材料の使用によるZang Zh
iの固形培養物を提供し、この固形培養物をインキュベ
ーション方法に従ってインキュベーションすることであ
る。
【0008】本発明の別の目的は、固形培養したZan
g Zhiの加工した産物を提供することである。
【0009】本発明の別の目的は、活性成分として有用
な固形培養したZang Zhiを提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】1つの局面において、本
発明は、固形Zang Zhiを培養する方法であっ
て、該方法は、菌糸塊を「Bag Log」に播種して
菌糸体に培養する工程、および次いで該「Bag Lo
g」を取り外して、円錐状の子実体の形成がなされるま
での期間の間、のこくず培地を空気中に完全にさらす工
程を包含し、ここで、該「Bag Log」は、10〜
70%のセルロース誘導体物質、10〜30%のデンプ
ン供給源、5〜15%の穀粒(millet)、1〜1
0%のサッカリド、0.5〜2%のホスフェートおよび
0.1〜1%の硫酸塩を含有する、のこくず培地を含
み、相対湿度は60〜80%で維持され、そして該培養
培地のpHは中性に調整される、方法を提供する。
【0011】1つの実施形態において、前記のこくず培
地は、60〜70%のセルロース誘導体物質、20%の
デンプン供給源、10%の穀粒、3.5%のグルコー
ス、1%のリン酸カリウムおよび0.5%の硫酸マグネ
シウムを含有し、前記相対湿度は80%であり、そして
前記pHは中性に調整される。
【0012】1つの実施形態において、前記セルロース
誘導体物質は、きのこあるいは植物の茎、柄、果実また
は小板(spelk)である。
【0013】1つの実施形態において、前記デンプンの
供給源は、ジャガイモである。
【0014】1つの実施形態において、前記穀粒は、米
ぬかである。
【0015】1つの実施形態において、前記のこくず培
地は、65%のイネ科植物の茎、柄、果実、あるいはセ
ルロース誘導体小板、20%のジャガイモ、10%の米
ぬか、3.5%のグルコース、1%のリン酸カリウム、
および0.5%の硫酸マグネシウムを含有する。
【0016】1つの実施形態において、前記菌糸体の培
養のための温度は、5℃〜28℃である。
【0017】1つの実施形態において、前記菌糸体の培
養のための温度は、28℃である。
【0018】1つの実施形態において、前記「Bag
Log」の湿度は、60〜80%である。
【0019】1つの実施形態において、前記「Bag
Log」の湿度は、80%である。
【0020】1つの実施形態において、前記菌糸体の培
養のための空気の条件は、0.2〜1%の二酸化炭素で
ある。
【0021】1つの実施形態において、前記子実体の培
養は、流動空気中で行われる。
【0022】別の実施形態において、前記子実体の培養
は、日中に20〜30℃の温度そして夜間に8〜14℃
の温度でなされる。
【0023】別の実施形態において、前記子実体の培養
は、日中に24〜26℃の温度そして夜間に10〜12
℃の温度でなされる。
【0024】なお別の実施形態において、前記日中と前
記夜間との間の温度差は、15℃である。
【0025】1つの実施形態において、前記子実体の培
養のための空気湿度は、90〜95%である。
【0026】別の実施形態において、前記空気は、1%
未満の二酸化炭素の空気である。
【0027】1つの実施形態において、前記菌糸体の培
養に50〜80日間を費やし;前記子実体の培養に20
〜50日間を費やす。
【0028】1つの実施形態において、前記菌糸体培養
の前に、大量の菌糸塊を培養する工程を包含し、該工程
は、(1)液体窒素中で保存した菌糸を含む培養寒天の
サンプル片を取り出し、そして該サンプル片を新鮮な培
地に移して、菌糸体の過剰増殖が見られるまで一定温度
で培養する工程;(2)セルロース誘導体物質を含む
「Bag Log」内に該菌糸塊を播種する工程;
(3)該「Bag Log」において菌糸が過剰増殖す
るのを待機し、上方の古い菌糸を除去し、次いで、一定
量の菌糸塊を別の「Bag Log」に播種する工程、
を包含する。
【0029】1つの実施形態において、前記菌糸体培養
の前に、液体発酵を用いて大量の菌糸塊を培養する工程
を包含し、ここで、菌糸塊をスライドチューブ中で培養
した後、該培養した菌糸塊を5リットルの液体発酵物に
播種し、24〜26℃の温度にて、14日間、240r
pmで振盪し、次いで14日間、90rpmで振盪し、
その後、20リットルの液体発酵物中に播種し、14日
間攪拌して培養し、ここで、該液体発酵物の組成は、1
〜3%のフルクトース、0.01〜0.1%の硫酸マグ
ネシウム、0.1〜1%の酵母抽出物、0.05〜0.
5%のリン酸カリウムである。
【0030】別の実施形態において、前記液体発酵物の
組成が、2%のフルクトース、0.05%の硫酸マグネ
シウム、0.5%の酵母抽出物、および0.1%のリン
酸カリウムである。
【0031】別の局面において、本発明は、上記の方法
から得られたZang Zhiの固形子実体であって、
野生Zang Zhiと同じ、トリテルペノイドの生理
学的活性の特徴を有する、固形子実体を提供する。
【0032】別の局面において、本発明は、Food
Industry and Development
InstituteにCCRC35398として寄託さ
れた菌糸塊を使用して上記の方法によって得られた、Z
ang Zhiの固形子実体であって、ここで、該培養
された固形Zang Zhi子実体は、野生ZangZ
hiと同じ、トリテルペノイドの生理学的活性の特徴を
有し、円錐状で、直径が10〜20cm、高さが20〜
30cm、そして重量が0.3〜0.5キログラムであ
る、固形子実体を提供する。
【0033】別の局面において、本発明は、Zang
Zhi子実体産物であって、小片にすりつぶし、次い
で、水またはアルコールでホモジェナイズし、濃縮され
た液体を得るように粘着性になるまで濃縮した、上記Z
ang Zhiの固形子実体によって特徴付けられる、
Zang Zhi子実体産物を提供する。
【0034】1つの実施形態において、上記産物は、乾
燥粉末になるように脱水され得る。
【0035】別の実施形態において、前記粉末は、再度
湿らされそして次いで再度乾燥されて顆粒の産物が作製
され得る。
【0036】1つの実施形態において、上記産物は、食
品組成物として使用される。
【0037】1つの実施形態において、上記Zang
Zhiの固形子実体は、肝臓保護の機能を有する。
【0038】1つの実施形態において、上記Zang
Zhiの固形子実体は、癌細胞の増殖を治癒または阻害
し得る。
【0039】別の実施形態において、前記癌細胞は、子
宮頸部癌(HeLa)、胃癌(AGS)、乳癌(MCF
−7)、肝臓癌(HePG2)および腸癌(COLO3
20HSR)である。
【0040】1つの実施形態において、上記Zang
Zhiの固形子実体は、過酸化を阻害するために使用さ
れる。
【0041】1つの実施形態において、上記Zang
Zhiの固形子実体は、抗フリーラジカルおよび抗脂質
過酸化のために使用される。
【0042】別の局面において、本発明は、上記Zan
g Zhiの固形子実体またはその加工した産物を含有
する、食品組成物を提供する。
【0043】1つの実施形態において、上記食品組成物
は、肝臓保護における使用のための食品組成物である。
【0044】1つの実施形態において、上記食品組成物
は、癌細胞の増殖の治癒または阻害における使用のため
の食品組成物である。
【0045】1つの実施形態において、上記食品組成物
は、過酸化の阻害における使用のための食品組成物であ
る。
【0046】1つの実施形態において、上記食品組成物
は、抗フリーラジカル活性または抗脂質過酸化活性を示
す。
【0047】別の局面において、本発明は、上記のZa
ng Zhiの固形子実体またはその加工した産物から
作製される、薬学的組成物を提供する。
【0048】1つの実施形態において、上記薬学的組成
物は、肝臓保護における使用のための薬学的組成物であ
る。
【0049】1つの実施形態において、上記薬学的組成
物は、癌細胞の増殖の治癒または阻害における使用のた
めの薬学的組成物である。
【0050】1つの実施形態において、上記薬学的組成
物は、過酸化の阻害における使用のための薬学的組成物
である。
【0051】1つの実施形態において、上記薬学的組成
物は、抗フリーラジカル活性または抗脂質過酸化活性を
示す。
【0052】1つの実施形態において、上記Zang
Zhiの固形子実体は、以下を含む野生Zang Zh
iの機能と同じ機能を有する:精神安定化、風邪の予防
または処置、生体エネルギー循環の促進、うっ血の除
去、血液循環の促進、消化不良を軽減するための中程度
の加温、腫脹の解毒およびその鎮静の促進、ストレスを
減少するための神経の鎮静、疼痛の緩和、細菌およびウ
イルスおよび癌細胞の阻害、心臓の強化、免疫の調整、
副交感神経系および血清活性の拮抗、ならびに胃痛およ
び腸痛、不消化下痢、嘔気、糖尿病、痛風、腎炎、関節
炎、化膿、アレルギー、過剰尿タンパク質、尿毒症、肝
硬変、肝細胞癌およびインフルエンザの治癒。
【0053】1つの実施形態において、上記Zang
Zhiの固形子実体は、皮膚再生機能を有し、かつ回復
材料または身体の皮膚として使用され得る。
【0054】1つの実施形態において、上記Zang
Zhiの固形子実体は、褥瘡および皮膚創傷を治癒する
ためのタブ(tab)として作製され得る。
【0055】
【発明の実施の形態】(発明の詳細な説明)本発明は、
野生Zang Zhiの成分および生命力を有するZa
ng Zhi子実体を産生するための、Zang Zh
iの固形培養のための方法を提供する。Zang Zh
iの固形培養のための本発明の方法は、「Bag Lo
g」培養によってZang Zhiの菌糸塊を培養し、
次いで、空気中でZangZhiの子実体を産生するこ
とである。
【0056】菌糸体培養段階の前に、通常、「Bag
Log」培養のための菌糸塊を大量に増殖する。この
「Bag Log」培養は、以下の工程を包含する:
(1)液体窒素中に保存した菌糸を含む寒天培地の一片
を取り出し、これを新鮮な培地に移して、菌糸体の過剰
増殖が見られるまで一定温度下で培養する工程;(2)
この菌糸を、セルロース誘導体物質(例えば、粒(ke
rnel)または小板(spelk))を含む「Bag
Log」に播種する工程;(3)、「Bag Lo
g」中で菌糸が過剰増殖した後に、上方の古い菌糸を除
去する工程;および(4)次いで、この増殖した菌糸体
を別の「Bag Log」中に接種する工程。
【0057】菌糸体培養の段階の前に、液体培養発酵を
用いて菌糸塊を大量に増殖し、次いでそれらを「Bag
Log」中に播種することも可能である。発酵のため
の液体培養物の組成は、1〜3%のフルクトース、0.
01〜0.1%の硫酸マグネシウム、0.1〜1%の酵
母抽出物、および0.05〜0.5%のリン酸カリウム
である。発酵のための液体培養物の最良の組成は、2%
のフルクトース、0.05%の硫酸マグネシウム、0.
5%の酵母抽出物、および0.1%のリン酸カリウムで
ある。
【0058】スライドチューブ中で菌糸塊を培養した
後、5リットルの液体培養物にこの増殖させた菌糸塊を
播種し、24〜26℃での、14日間の240rpmの
振盪、次いで14日間の90rpmの振盪により発酵
し、次いで、それらを20リットルの液体発酵物に播種
し、14日間、攪拌培養し得る。
【0059】本明細書中、いわゆる「Bag Log」
は、10〜70%の任意のきのこまたは植物の、茎、
柄、果実または小板(spelk)のセルロース誘導体
物質(特に、イネ科植物の茎、柄および子実、またはさ
らにセルロース誘導体小板が好ましい)、10〜30%
のデンプン供給源(特に、ジャガイモが好ましい)、お
よび5〜15%の穀粒(米ぬかが好ましい)、1〜10
%のサッカリド(グルコースが好ましい)、0.5〜2
%のホスフェート(リン酸カリウムが好ましい)、およ
び0.1〜1%の硫酸塩(硫酸マグネシウムが好まし
い)から構成された「のこくず培地」を充填した、プラ
スチックバッグである。相対湿度は、60〜90%に維
持され、好ましくは、80%に維持される。培養培地の
pH値は、中性に調整される。
【0060】本明細書中に示された菌糸体培養段階は、
菌糸塊を「Bag Log」に播種した後の60日の期
間を意味する。菌糸体は、5〜32℃の温度で生長す
る;特に、28℃が、菌糸体生長のために最も良好な温
度である。「Bag Log」培養は、約60〜80
%、そして好ましくは、約80%の相対湿度で行われ
る。空気の条件に関しては、0.1〜1%の二酸化炭素
が培養のために好ましい。
【0061】菌糸体培養段階の後に、子実体培養段階が
続く。すなわち、菌糸塊播種の日から61〜90日後を
いう。「Bag Log」のプラスチックバッグを取り
外し、のこくず培地を空気に完全にさらす。子実体培養
段階の間に、日中温度と夜間温度との間の差を厳密に制
御しなければならない。日中温度は、一般に、20℃〜
30℃の間、特に好ましくは、25±1℃に維持され
る;夜間温度は、好ましくは、11±1℃に維持され
る;日中温度と夜間温度との間の差は、好ましくは、1
5℃に維持される。子実体培養段階における相対湿度
は、90%〜95%の間に制御される。さらに、子実体
は、流動空気中で培養され得、そして二酸化炭素は1%
未満であり得る。一般に、固形培養物質は、90〜12
0日後に回収される。
【0062】本発明において使用されるCCRC353
98株の菌糸塊は、Food Industry Re
search and Development In
stitute,Taiwaから得られ得る。本発明の
固形培養法に従って、固形培養物質が得られる。この固
形培養物質は、直径が約10〜30cm、高さが15〜
30cm、および重量が0.2〜0.6kgの円錐形で
ある。
【0063】上記の固形培養法を用いて、固形Zang
Zhiを獲得し得る。固形Zang Zhiは、当業
者に公知の任意の加工法によって加工され得る。例え
ば、水またはアルコールが、活性成分を抽出するために
用いられ得、次いで、公知の濃縮法(例えば、減圧濃縮
または凍結濃縮)が濃縮産物を生成するために使用され
得る。
【0064】脱水を行うための脱水法(すなわち、噴霧
乾燥または凍結乾燥法による)を用い得る。しかし、固
形物質を脱水するためには、凍結乾燥法が最も良好な方
法であり、そして脱水の間に固形物質は、酸素の影響に
起因して、その特徴が変化しない。
【0065】噴霧乾燥または他の脱水法により生成され
た微粒子は、それらの直径を増大させるために塊状にさ
れ得る。これらの産物は、良好な湿潤性を有する多孔性
粒子である。
【0066】本発明の固形培養Zang Zhi、公知
の液体培養のZang Zhiおよび野生のZang
Zhiの比較のHPLCスペクトルを、図1に示す。H
PLC分析により、本発明の培養法により得られた子実
体の成分は、野生のZangZhiの成分に類似し、そ
して本発明のZang Zhiは、野生のZangZh
iに類似した活性および機能を有する。これらの活性お
よび機能としては、以下が挙げられる:精神安定化、風
邪の予防もしくは処置、生体エネルギー循環の促進、鬱
血の予防もしくは処置、血液循環の促進、消化不良の軽
減、腫脹の解毒およびその鎮静の促進、ストレスを減少
するための神経の鎮静、疼痛の緩和、細菌、ウイルスお
よび癌細胞の増殖の阻害、心臓の強化、免疫の調整、副
交感神経系および血清活性の拮抗。Zang Zhi
は、胃痛および腸痛、悪心、糖尿病、痛風、関節炎、感
染、アレルギー、過剰尿タンパク質、尿毒症、肝硬変、
肝不全およびインフルエンザなどを治癒し得る。Zan
g Zhiは、皮膚を再生し得、そしてヒトの皮膚もし
くは仮骨物質として、または褥瘡または外傷皮膚のため
の接着剤として働き得る。
【0067】さらに、本発明の固形培養物質は、フリー
ラジカルおよび脂質過酸化を拮抗する能力を有し、そし
て肝臓を保護し、そして癌細胞を阻害するように機能す
る。本発明の固形培養物質は、長寿のための健康食品と
して摂取され得、そしてさらに新薬へと開発され得る。
【0068】以下の実施例は、本発明をさらに説明する
が、本発明を限定しない。当業者によって行われる本発
明のいずれの適用も改変も、本発明の範囲内に入る。
【0069】
【実施例】Food Industry Resear
ch and Development Instit
uteから得たCCRC35398株の菌糸塊を、液体
培養発酵によって増殖させ、次いで、「Bag Lo
g」に接種した。発酵させた液体培養物は、2%のフル
クトース、0.05%の硫酸マグネシウム、0.5%の
酵母抽出物、および0.1%のリン酸カリウムを含ん
だ。「Bag Log」培養は、菌糸体を培養すること
である。「Bag Log」は、65%のイネ科植物の
茎、柄、子実またはセルロース誘導体小板、20%のジ
ャガイモ、10%の米ぬか、3.5%のグルコース、1
%のリン酸カリウム、および0.5%の硫酸マグネシウ
ムから構成される、のこくず培地を含む。相対湿度を8
0%に、pHを7に調整した。相対湿度を60〜90
%、好ましくは80%に維持し、そして培養培地のpH
を中性であるように調整した。
【0070】菌糸体培養の期間は、「Bag Log」
に菌糸塊を播種した後、60日間であった。菌糸体は、
5℃〜32℃の間の温度で生長する;菌糸体の生長のた
めの最適温度は、28℃である。「Bag Log」湿
度は、80%であり、そして空気条件は、0.2〜1%
の二酸化炭素である。
【0071】菌糸体培養段階の後に、子実体培養段階
(すなわち、菌糸の接種日から61〜91日)へ進み、
「Bag Log」のプラスチックバッグを取り外し、
のこくず培地を空気に完全にさらした。子実体培養段階
の間、日中温度と夜間温度との間の差は、厳密に制御さ
れなければならない。日中温度を、概して20℃〜30
℃との間に維持した;夜間温度を、好ましくは、11±
1℃に維持した。日中温度と夜間温度との間の差を、好
ましくは、15℃に維持する。子実体培養段階の相対湿
度を、90%〜95%の間に制御した。さらに、子実体
を、流動空気中で培養した。そして二酸化炭素は1%未
満である。
【0072】90〜120日目に、円錐状の子実体が直
径15cmかつ高さ25cmにまで成長したときに、こ
の固形培養した物質を収集した。この物質は、重量約
0.4kgであった。主要活性要素(トリテルペノイ
ド)のHPLCスペクトルを、図1(1)に示し、そし
てその測定値を、以下の表1に示す。
【0073】表1.本発明のZang Zhi子実体の
HPLC分析のデータ
【0074】
【表1】 本発明のZang Zhi子実体と、他の培養方法と液
体培養方法との間の差異を、HPLCの分析によって比
較した。HPLCスペクトルを、図1(2)〜(3)に
示し;そしてその測定値を表2および表3に示す。これ
らのスペクトルは、本発明のZang Zhi子実体お
よび野生Zang Zhi子実体が、同一の形状のピー
クを有することを示し、そしてまた、本発明の培養Za
ng Zhi子実体および野生Zang Zhiの子実
体は、同一の活性および機能を有することを示す。
【0075】表2.液体培養したZang ZhiのH
PLCスペクトルの数値
【0076】
【表2】 表3.野生Zang ZhiのHPLCスペクトルの数
【0077】
【表3】 以下の分析検査および薬理学検査は、本発明の培養Za
ng Zhi子実体の濃縮産物の要素および機能に従っ
て、その主要要素が、トリテルペノイド化合物、水溶性
ポリサッカリドおよびキチンを含むことを実証する。
【0078】(水溶性ポリサッカライド)日本食品分析
センター(Food Analysis Center
inJapan)による検査により、本発明の培養方
法により得られた固形ZangZhi子実体が、高い割
合の水溶性ポリサッカライド(100gの子実体あたり
1.2〜6.5gの水溶性ポリサッカライドを有する)
を含有することが明らかになった。
【0079】(重金属の含有量)国立Ching Hw
a大学の原子科学学部微量分析研究所(the Mic
roanalysis Laboratory of
Atomic Science Departmen
t)によってなされた原子スペクトル分析により、本発
明の固形培養Zang Zhiが、以下の重金属の含有
量を有することが明らかになった:
【0080】
【化1】 (総抗酸化活性)本発明の固形Zang Zhi物質の
1グラムの濃縮粉末と、野生ZangZhiの1グラム
の粉末とGanderma sp.の1グラムの濃縮粉
末の間との比較により、それらが何μgのビタミンCに
相当するかが以下のように明らかになった:
【0081】
【化2】 この結果は、本発明の固形Zang Zhi物質の総抗
酸化活性が、野生Zang Zhiの子実体の総抗酸化
活性およびGanderma sp.の総抗酸化活性よ
りもはるかに高いことを示す。
【0082】(毒性試験)急性経口毒性LD50を測定
するために、試験マウスに、各々本発明のZang Z
hiの2,000mg/kgの固形粉末を与え、一方、
他のマウスには、特別に蒸留した水をコントロールとし
て与えた。これらの結果は、試験マウスは、異常にふる
まわないし死亡もしないことを示した。従って、急性経
口毒性LD50は、2000mg/kgよりも高い。
【0083】(エイムス試験)エイムス試験下で、本発
明のZang Zhiを、混合プレートアッセイにより
試験する。5つの試験した細菌の単離体は、Salmo
nella tiyphimurium TA97、T
A98、TA100、TA102、およびTA1535
である。各単離体は、それぞれ、1プレートあたり、3
12.5μg、625μg、1250μg、2500μ
g、および5000μgの5つの濃度分析下にある。同
時に、細菌の単離体に特異的なネガティブコントロール
グループおよびポジティブコントロールグループを含
み、そして各グループは3連である。試験結果は、ネガ
ティブコントロールグループが受容可能な範囲に収ま
り、かつポジティブコントロールグループが変異体細菌
コロニーの増加を反映することを示す。表4に示される
ように、これらの細菌の単離体が大きいマウス肝臓酵素
代謝系(S9)下で処理されるか否かに関わらず、試験
した全ての濃度で、エイムス試験単離体のコロニーの明
白な増加は示されない。
【0084】
【表4】 (抗脂質過酸化能試験)固形培養したZang Zhi
固形濃縮物の抗脂質過酸化能および抗フリーラジカル能
を、マウス脳のホモジネートにおける脂質過酸化によっ
て試験した。酸化ストレスに曝されたマウス脳のホモジ
ネートを、Fe2+の導入により刺激し、そして脂質由来
のフリーラジカルの生成の速度論を導いた。図2は、本
発明のZang Zhi固形物質濃縮物の濃度を3倍お
よび8倍に増加させるに伴い、この濃縮物が、脂質過酸
化を阻害しそしてフリーラジカルの生成を減少する傾向
を有することを示す。
【0085】(肝臓機能の保護の実験)マウス肝臓に対
する緩やかな損傷に対する異なる濃度のZang Zh
iの効果を見出すために、四塩化炭素を使用してマウス
肝臓に対する緩やかな損傷を引き起こす実験モデルを確
立した。24匹のマウス(ICR系統)を、表5に示さ
れるように4つの群に分ける。
【0086】
【表5】 グループAのマウスに、オリーブ油(0.1ml/10
0g体重)を、そしてグループB〜Dのマウスに、40
%CCl4/オリーブ油(0.3ml/100g体重)
を、一週間に二回、皮下注射した。グループAおよびD
のマウスには、胃チューブを介して生理食塩水を与え、
一方、グループCおよびDのマウスには、2つの異なる
用量の本発明の培養Zang Zhi抽出物を5週間与
えた。次いで、全てのマウスの眼窩の血液を回収して、
肝臓機能に関連する生化学的測定を試験した。その後、
これらの試験したマウスを屠殺し、最も大きな肝臓葉を
取り出して、肝臓細胞への損傷、脂質の変化、壊死、セ
ルロース増加症(cellulosis)およびこれら
の変化の程度などのような、組織病理学的観察を行っ
た。生化学的試験には、GTPおよびGOTの活性が含
まれ、これらは、国際臨床化学(Internatio
nal Clinic Chemistry)の基準に
従って行われる。これらの実験結果は、四塩化炭素によ
って損傷を受けたマウス肝臓の血液中のGTPおよびG
OTが、5週間後に明らかに増加したことを示す。約8
50ユニットのGTPは、正常よりも20〜22倍高
く、そして約1700ユニットのGOTは、正常の40
〜42倍高い(図3〜4)。さらに、3倍および8倍濃
縮した本発明のZang Zhi抽出物を与えたマウス
は、CCl4によって誘導されるGTPおよびGOTの
増加を阻害する能力を有する。特に、GTPおよびGO
Tがピークに達するとき、3倍濃縮抽出物は、GTPの
増加を37%そしてGOTの増加を65%阻害し得る。
【0087】6週間後に、正常マウスの肝臓組織と、C
Cl4を与えたマウスの肝臓組織とを比較すると、CC
4で処理した肝臓組織は、腫脹した灰色の粗い表面を
顕著に示す。しかし、濃縮Zang Zhi抽出物を与
えたマウスの肝臓組織は、腫脹した灰色の粗い表面を示
さない。さらに、染色することによって、多量の脂質の
顆粒、中央の血管の周辺の腫脹した肝臓細胞、肝臓細胞
の間隙に浸潤するマクロファージおよび他の刺激された
白血球、ならびに結節性変化を示す部分的に壊死した細
胞を観察することが可能である。しかし、濃縮Zang
Zhi抽出物を与えたマウスの肝臓組織は、上記の病
理学的変化を有さない。
【0088】表6は、病原性マウス肝臓組織の半定量分
析を示す。Nは正常グループを表し、Dは、CCl4
傷グループを表し、X3は、3倍濃縮抽出物を与えたグ
ループを表し、X8は、8倍濃縮抽出物を与えたグルー
プを表す。濃縮Zang Zhi抽出物は、病原性変化
を有意に改善し得ることが判明した。
【0089】
【表6】 (癌細胞阻害実験)The Food Industr
y Research and Developmen
t Instituteに、本発明のZang Zhi
固形培養濃縮物が子宮頸部癌(HeLa)、胃癌(AG
S)、乳癌(MCF−7)、肝臓癌(HepG2)、腸
癌(COLO 320 HSR)などの細胞増殖をどの
ように阻害し得るのかを見出すための実験を実施するよ
うに委託した。細胞増殖阻害の結果を、表7に示す。本
発明のZang Zhi固形培養濃縮物は、腫瘍細胞
(特に乳癌の細胞)の増殖を有意に阻害し得る(75%
〜87%まで)。
【0090】
【表7】 さらに、実験を実施して、微量培養テトラゾリウムアッ
セイにより5粉末標本(New1、New2、New
3、New4、およびNew5)、11液体標本(20
L、New2、New3、520、521、522、5
23、524、525、526および527)ならびに
それらの1:10標本希釈物を使用することによって腸
癌増殖を阻害するという結果が見出された。図5に示さ
れる結果は、最終濃度において、ストック溶液の1/1
0は、癌細胞増殖の少なくとも30%を阻害し得、そし
て標本20Lは、90%まで癌細胞の増殖を阻害し得る
ということを明らかにする。
【0091】(インビトロ染色体変異の分析)さらに、
インビトロ染色体構造変異の分析を実施してチャイニー
ズハムスター卵巣細胞を本発明のZang Zhiで処
理した。有糸分裂中期の細胞を分析して異常染色体の頻
度を観察および測定した。染色体の構造変異の分析は、
本発明のZang Zhiの、細胞染色体に損傷を与え
る能力を評価し得る。3つの処理が以下のように与えら
れる:第1の処理は、活性なマウス肝臓酵素系(S9)
を添加せずに、細胞を3時間処理するために本発明のZ
ang Zhiを添加することである;第2の処理は、
細胞を処理するためにS9を3時間添加することであ
る;そして第3の処理は、S9を添加せずに細胞を20
時間処理することである。これらの3つ処理の下で試験
した全てのZang Zhi濃縮物は、染色体構造変異
の頻度の増加を引き起こさない。実験結果を、以下の表
8に示す。
【0092】
【表8】 (動物体における小核の分析)動物体における本発明の
Zang Zhiの染色体異常誘発性を試験した。さら
に、マウス網状赤血球の小核の形成によって、ヒト遺伝
毒性の危険評価をした。この実験において、25匹のマ
ウスを5つのグループに分けた。小核の分析は、マウス
の血液小核の周縁部に対する本発明のZang Zhi
の反応は陰性であるということを明らかにする。
【0093】
【表9】 上記の薬理学的データによると、本発明の固形Zang
Zhi物質は、野生のZang Zhiに類似する活
性成分(例えば、多糖およびタートリポイド(tert
ripoid))を保有するだけでなく、抗脂質過酸
化、抗フリーラジカルおよび抗酸化という同じ機能をも
有する。さらに、本発明の固形ZangZhi物質は、
肝臓を保護し、そして癌に対して戦う能力を有する。
【0094】本発明は、その好ましい実施形態を特に参
照して詳細に記載されてきたが、本発明の操作の原理お
よび様式もまた、本明細書中に記載されている。本発明
は、開示された特定の形態に限定されるものとして解釈
されるべきでなく、この開示された特定の形態は、限定
というよりはむしろ例示である。改変、バリエーショ
ン、および変更が、上記特許請求の範囲により記載され
る本発明の精神および範囲から逸脱することなく当業者
によりなされ得る。 (要約)本発明は、Zang Zhi(Antrodi
a camphorata)の固形培養物を得るための
インキュベーション方法を提供し、この方法は、以下の
工程を包含する:菌糸体の増殖のためにPPバッグ中で
Zang Zhiの保存株をインキュベートする工程、
その後、Zang Zhi子実体を形成するために空気
中でインキュベートする工程。本発明はまた、このイン
キュベーション方法によって得られたZang Zhi
の固形培養物、およびそれから加工される産物およびそ
の使用を提供する。
【0095】
【発明の効果】本発明は、Zang Zhiの固形培養
のための培養方法、その培養方法から得られた固形培養
物、その固形培養物の加工産物およびその使用を提供す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、Zang Zhiの成分のHPLC比
較分析を示す。この分析は、以下を含む:(1)本発明
に従う培養されたZang Zhiの子実体、(2)Z
ang Zhiの液体培養物および(3)野生Zang
Zhiの子実体。
【図2】図2は、マウス脳のホモジネートを刺激して、
フリーラジカル脂質過酸化を生じさせるための第一鉄イ
オンの使用を示し、これは、TBARS(脂質の過酸化
物成分(peroxidative constitu
te))の増加を生じる。本発明に従って培養したZa
ng Zhi子実体の抽出物の3倍に濃縮した抽出物と
8倍に濃縮した抽出物とを比較して、本発明者らは、過
酸化反応の阻害の増加が、過酸化反応(n=3)阻害の
パーセンテージで示されるように、濃度が増加するにつ
れて変化するということに特に注目する。
【図3】図3は、肝機能の測定のためのGTPの活性変
化に対する、異なる濃度のZang Zhi抽出物の効
果を示す。#は、正常なグループと損傷グループとの間
の統計学的差異(P<0.01)を表す;*は、供給グ
ループと損傷グループとの間の統計学的差異(P<0.
01)を表す。値は、平均±標準誤差で表される。
【図4】図4は、肝機能の生化学的測定のためのGOT
の活性変化に対する、異なる濃度のZang Zhi抽
出物の効果を示す。#は、正常なグループと損傷グルー
プとの間の統計学的差異(P<0.01)を表す;
*は、供給グループと損傷グループとの間の統計学的差
異(P<0.01)を表す。値は、平均±標準誤差で表
される。
【図5】図5は、腸癌細胞(COLO 320HSR)
の増殖に対するZang Zhi粉末の抽出物の効果を
示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A23L 1/30 A23L 1/30 Z A61K 35/70 A61K 35/70 A61P 1/08 A61P 1/08 1/14 1/14 1/16 1/16 3/10 3/10 9/00 9/00 11/00 11/00 13/02 13/02 13/12 13/12 17/02 17/02 19/02 19/02 19/06 19/06 25/18 25/18 25/22 25/22 29/00 29/00 31/04 31/04 31/12 31/12 35/00 35/00 37/02 37/02 37/08 37/08 43/00 111 43/00 111 //(C12N 1/14 C12R 1:645 C12R 1:645) (72)発明者 藍 明煌 台湾,台北市迪化街二段191▲港▼9▲ハ オ▼7樓 (72)発明者 藍 蒼洲 台湾,台北市迪化街二段191▲港▼9▲ハ オ▼7樓 (72)発明者 藍 仲良 台湾,台北市迪化街二段191▲港▼9▲ハ オ▼7樓 (72)発明者 藍 仲民 台湾,台北市迪化街二段191▲港▼9▲ハ オ▼7樓 Fターム(参考) 2B011 AA07 BA06 BA09 BA10 BA13 BA18 GA03 GA04 GA08 GA09 GA10 4B018 MD10 MD82 ME06 ME08 MF06 MF07 MF13 4B065 AA71X BA22 BB02 BB18 BB26 BC02 BC03 BC07 CA44 4C087 AA01 AA02 AA04 AA05 BC01 CA09 NA14 ZA05 ZA08 ZA18 ZA27 ZA28 ZA36 ZA51 ZA66 ZA69 ZA71 ZA72 ZA73 ZA75 ZA81 ZA89 ZA96 ZB07 ZB11 ZB13 ZB26 ZB33 ZB35 ZC02 ZC35

Claims (45)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形Zang Zhiを培養する方法で
    あって、該方法は、菌糸塊を「Bag Log」に播種
    して菌糸体に培養する工程、および次いで該「Bag
    Log」を取り外して、円錐状の子実体の形成がなされ
    るまでの期間の間、のこくず培地を空気中に完全にさら
    す工程を包含し、ここで、該「BagLog」は、10
    〜70%のセルロース誘導体物質、10〜30%のデン
    プン供給源、5〜15%の穀粒、1〜10%のサッカリ
    ド、0.5〜2%のホスフェートおよび0.1〜1%の
    硫酸塩を含有する、のこくず培地を含み、相対湿度は6
    0〜80%で維持され、そして該培養培地のpHは中性
    に調整される、方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、ここ
    で、前記のこくず培地が、60〜70%のセルロース誘
    導体物質、20%のデンプン供給源、10%の穀粒、
    3.5%のグルコース、1%のリン酸カリウムおよび
    0.5%の硫酸マグネシウムを含有し、前記相対湿度が
    80%であり、そして前記pHが中性に調整される、方
  3. 【請求項3】 前記セルロース誘導体物質が、きのこあ
    るいは植物の茎、柄、果実または小板である、請求項1
    または2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記デンプンの供給源が、ジャガイモで
    ある、請求項1または2に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記穀粒が、米ぬかである、請求項1ま
    たは2に記載の方法。
  6. 【請求項6】 請求項1または2に記載の方法であっ
    て、ここで、前記のこくず培地が、65%のイネ科植物
    の茎、柄、果実、あるいはセルロース誘導体小板、20
    %のジャガイモ、10%の米ぬか、3.5%のグルコー
    ス、1%のリン酸カリウム、および0.5%の硫酸マグ
    ネシウムを含有する、方法。
  7. 【請求項7】 前記菌糸体の培養のための温度が、5℃
    〜28℃である、請求項1に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記菌糸体の培養のための温度が、28
    ℃である、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 前記「Bag Log」の湿度が、60
    〜80%である、請求項1に記載の方法。
  10. 【請求項10】 前記「Bag Log」の湿度が、8
    0%である、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 前記菌糸体の培養のための空気の条件
    が、0.2〜1%の二酸化炭素である、請求項1に記載
    の方法。
  12. 【請求項12】 前記子実体の培養が、流動空気中で行
    われる、請求項1に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記子実体の培養が、日中に20〜3
    0℃の温度そして夜間に8〜14℃の温度でなされる、
    請求項12に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記子実体の培養が、日中に24〜2
    6℃の温度そして夜間に10〜12℃の温度でなされ
    る、請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記日中と前記夜間との間の温度差
    が、15℃である、請求項14に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記子実体の培養のための空気湿度
    が、90〜95%である、請求項1に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記空気が、1%未満の二酸化炭素の
    空気である、請求項16に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記菌糸体の培養に50〜80日間を
    費やし;前記子実体の培養に20〜50日間を費やす、
    請求項1に記載の方法。
  19. 【請求項19】 請求項1に記載の方法から得られたZ
    ang Zhiの固形子実体であって、野生Zang
    Zhiと同じ、トリテルペノイドの生理学的活性の特徴
    を有する、固形子実体。
  20. 【請求項20】 請求項1に記載の方法であって、ここ
    で、前記菌糸体培養の前に、大量の菌糸塊を培養する工
    程を包含し、該工程は、(1)液体窒素中で保存した菌
    糸を含む培養寒天のサンプル片を取り出し、そして該サ
    ンプル片を新鮮な培地に移して、菌糸体の過剰増殖が見
    られるまで一定温度で培養する工程;(2)セルロース
    誘導体物質を含む「Bag Log」内に該菌糸塊を播
    種する工程;(3)該「Bag Log」において菌糸
    が過剰増殖するのを待機し、上方の古い菌糸を除去し、
    次いで、一定量の菌糸塊を別の「Bag Log」に播
    種する工程、を包含する、方法。
  21. 【請求項21】 請求項1に記載の方法であって、ここ
    で、前記菌糸体培養の前に、液体発酵を用いて大量の菌
    糸塊を培養する工程を包含し、ここで、菌糸塊をスライ
    ドチューブ中で培養した後、該培養した菌糸塊を5リッ
    トルの液体発酵物に播種し、24〜26℃の温度にて、
    14日間、240rpmで振盪し、次いで14日間、9
    0rpmで振盪し、その後、20リットルの液体発酵物
    中に播種し、14日間攪拌して培養し、ここで、該液体
    発酵物の組成は、1〜3%のフルクトース、0.01〜
    0.1%の硫酸マグネシウム、0.1〜1%の酵母抽出
    物、0.05〜0.5%のリン酸カリウムである、方
    法。
  22. 【請求項22】 前記液体発酵物の組成が、2%のフル
    クトース、0.05%の硫酸マグネシウム、0.5%の
    酵母抽出物、および0.1%のリン酸カリウムである、
    請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 Food Industry and
    Development InstituteにCC
    RC35398として寄託された菌糸塊を使用して請求
    項1の方法によって得られた、Zang Zhiの固形
    子実体であって、ここで、該培養された固形Zang
    Zhi子実体は、野生Zang Zhiと同じ、トリテ
    ルペノイドの生理学的活性の特徴を有し、円錐状で、直
    径が10〜20cm、高さが20〜30cm、そして重
    量が0.3〜0.5キログラムである、固形子実体。
  24. 【請求項24】 Zang Zhi子実体産物であっ
    て、小片にすりつぶし、次いで、水またはアルコールで
    ホモジェナイズし、濃縮された液体を得るように粘着性
    になるまで濃縮した、請求項23に記載のZang Z
    hiの固形子実体によって特徴付けられる、Zang
    Zhi子実体産物。
  25. 【請求項25】 乾燥粉末になるように脱水され得る、
    請求項24に記載の産物。
  26. 【請求項26】 前記粉末が、再度湿らされそして次い
    で再度乾燥されて顆粒の産物が作製され得る、請求項2
    5に記載の産物。
  27. 【請求項27】 食品組成物として使用される、請求項
    24に記載の産物。
  28. 【請求項28】 肝臓保護の機能を有する、請求項23
    に記載のZangZhiの固形子実体。
  29. 【請求項29】 癌細胞の増殖を治癒または阻害し得
    る、請求項23に記載のZang Zhiの固形子実
    体。
  30. 【請求項30】 前記癌細胞が、子宮頸部癌(HeL
    a)、胃癌(AGS)、乳癌(MCF−7)、肝臓癌
    (HePG2)および腸癌(COLO320HSR)で
    ある、請求項29に記載のZang Zhiの固形子実
    体。
  31. 【請求項31】 過酸化を阻害するために使用される、
    請求項23に記載のZang Zhiの固形子実体。
  32. 【請求項32】 抗フリーラジカルおよび抗脂質過酸化
    のために使用される、請求項23に記載のZang Z
    hiの固形子実体。
  33. 【請求項33】 請求項23に記載のZang Zhi
    の固形子実体またはその加工した産物を含有する、食品
    組成物。
  34. 【請求項34】 肝臓保護における使用のための、請求
    項33に記載の食品組成物。
  35. 【請求項35】 癌細胞の増殖の治癒または阻害におけ
    る使用のための、請求項33に記載の食品組成物。
  36. 【請求項36】 過酸化の阻害における使用のための、
    請求項33に記載の食品組成物。
  37. 【請求項37】 抗フリーラジカル活性または抗脂質過
    酸化活性を示す、請求項33に記載の食品組成物。
  38. 【請求項38】 請求項23に記載のZang Zhi
    の固形子実体またはその加工した産物から作製される、
    薬学的組成物。
  39. 【請求項39】 肝臓保護における使用のための、請求
    項38に記載の薬学的組成物。
  40. 【請求項40】 癌細胞の増殖の治癒または阻害におけ
    る使用のための、請求項38に記載の薬学的組成物。
  41. 【請求項41】 過酸化の阻害における使用のための、
    請求項38に記載の薬学的組成物。
  42. 【請求項42】 抗フリーラジカル活性または抗脂質過
    酸化活性を示す、請求項38に記載の薬学的組成物。
  43. 【請求項43】 以下を含む野生Zang Zhiの機
    能と同じ機能を有する、請求項23に記載のZang
    Zhiの固形子実体:精神安定化、風邪の予防または処
    置、生体エネルギー循環の促進、うっ血の除去、血液循
    環の促進、消化不良を軽減するための中程度の加温、腫
    脹の解毒およびその鎮静の促進、ストレスを減少するた
    めの神経の鎮静、疼痛の緩和、細菌およびウイルスおよ
    び癌細胞の阻害、心臓の強化、免疫の調整、副交感神経
    系および血清活性の拮抗、ならびに胃痛および腸痛、不
    消化下痢、嘔気、糖尿病、痛風、腎炎、関節炎、化膿、
    アレルギー、過剰尿タンパク質、尿毒症、肝硬変、肝細
    胞癌およびインフルエンザの治癒。
  44. 【請求項44】 皮膚再生機能を有し、かつ回復材料ま
    たは身体の皮膚として使用され得る、請求項23に記載
    のZang Zhiの固形子実体。
  45. 【請求項45】 褥瘡および皮膚創傷を治癒するための
    タブとして作製され得る、請求項41に記載のZang
    Zhiの固形子実体。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007077119A (ja) * 2005-09-16 2007-03-29 Noevir Co Ltd メラニン産生促進剤及び中性脂肪蓄積抑制剤
US20130164321A1 (en) * 2010-01-19 2013-06-27 Chieh-Chou Yu Use of antrodia camphorata for treating skin conditions
CN104274802A (zh) * 2014-09-16 2015-01-14 田清峰 一种治疗感冒的中药组合物及其制备方法
CN113170702A (zh) * 2020-08-18 2021-07-27 山西大同大学 一种羊肚菌多季种植方法及其应用

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