JP2003209901A - 電気自動車 - Google Patents

電気自動車

Info

Publication number
JP2003209901A
JP2003209901A JP2002007354A JP2002007354A JP2003209901A JP 2003209901 A JP2003209901 A JP 2003209901A JP 2002007354 A JP2002007354 A JP 2002007354A JP 2002007354 A JP2002007354 A JP 2002007354A JP 2003209901 A JP2003209901 A JP 2003209901A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
charging
battery
electric vehicle
warning
remaining amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002007354A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Urano
徹 浦野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Motors Corp filed Critical Mitsubishi Motors Corp
Priority to JP2002007354A priority Critical patent/JP2003209901A/ja
Publication of JP2003209901A publication Critical patent/JP2003209901A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L58/00Methods or circuit arrangements for monitoring or controlling batteries or fuel cells, specially adapted for electric vehicles
    • B60L58/10Methods or circuit arrangements for monitoring or controlling batteries or fuel cells, specially adapted for electric vehicles for monitoring or controlling batteries
    • B60L58/12Methods or circuit arrangements for monitoring or controlling batteries or fuel cells, specially adapted for electric vehicles for monitoring or controlling batteries responding to state of charge [SoC]
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
    • B60L2250/00Driver interactions
    • B60L2250/10Driver interactions by alarm
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、バッテリ電力によりモータを駆動
して走行する電気自動車に関し、バッテリ残量の確認し
忘れにより充電不足となる事態を防止できるようにする
ことを目的とする。 【解決手段】 始動スイッチ11をOFFの状態にし走
行を終了した際に、充電催促手段8によって検出手段1
2で検出されたバッテリ1の残量に基づいて充電が催促
されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、バッテリ電力によ
りモータを駆動して走行する電気自動車に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両をモータの動力によってのみ
駆動させるようにした小型の電気自動車が開発され実用
に至っている。このような小型電気自動車は、通常、通
勤時等決まった経路を定期的に走行するのに用いられて
おり、走行に際して車両に接続したプラグを家庭用のA
C100Vのコンセントに差込むことで充電が行なわれ
ている。そして、バッテリ残量は、運転席のインジケー
タに表示されるようになっており、ドライバはインジケ
ータを視認することでバッテリ残量を確認するようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなインジケータのバッテリ残量表示は見過ごされるこ
とが多く、確認をし忘れてバッテリ不足になる事態が生
じていた。一般に、このような小型電気自動車では、一
回の充電によって走行できる距離はガソリン車に比べて
短く、又、フルに充電するのに8時間以上を要する。そ
のため、走行に際しては充電時間を十分に確保する必要
があり、走行直前にバッテリ残量が少ないことが発覚し
た場合には、走行をあきらめざるを得なかった。
【0004】本発明は、上述の課題に鑑み創案されたも
ので、バッテリ残量の確認し忘れにより充電不足となる
事態を防止できるようにした、電気自動車を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の電気自動車は、
始動スイッチがONの状態において、バッテリ電力によ
ってモータ走行する。そして、バッテリ残量は検出手段
によって検出されるようになっている。そして、上記目
的を達成するために、始動スイッチをOFFの状態にし
走行を終了した際に、充電催促手段によってバッテリの
残量に基づいて充電が催促されるようになっている。こ
れにより、バッテリの残量の情報はドライバの確認の意
思に関わらず走行終了時に強制的に知らされる(請求項
1)。
【0006】このとき、この充電催促手段が警告音発生
手段を制御して警告音を発生させ、この警告音により充
電を催促したり(請求項2)、音声発生手段により警告
の音声を発生させ、この音声により充電を催促したり
(請求項3)するようにしてもよい。このように、警告
音や音声等の音情報によってバッテリの残量の情報をド
ライバの聴覚へ伝えることで、ドライバの注意を喚起
し、より確実にドライバに認識させることができるので
ある。
【0007】さらに、充電催促手段が照明手段を点灯又
は点滅させることによって充電を促すようにしてもよ
い。これにより、照明手段の点灯又は点滅を通じてドラ
イバの注意が喚起され、ドライバに残量不足が確実に認
識される(請求項4)。また、充電催促手段がバッテリ
の残量に応じて充電を催促する回数を変更するようにし
てもよい。この場合、バッテリの残量は充電を促す回数
によってドライバに認識される(請求項5)。
【0008】また、充電催促手段が、バッテリの残量が
予め設定された基準値に比べて多い場合と少ない場合と
で異なる警告処理により充電を促すようにするようにし
てもよい。これにより、バッテリの残量はこの警告処理
の内容の違いによってドライバに把握される(請求項
6)。このとき、警告処理が警告音や警告の音声等の音
情報によって、或いは、照明手段を点灯又は点滅させる
ことによってバッテリの残量の情報を伝え、充電を催促
するようにしてもよい。
【0009】また、この基準値を変更する変更手段を更
に設けるようにしてもよい。これにより、基準値はドラ
イバの運転スタイルや好みに応じて変更される(請求項
7)。さらに、車両の利用形態を学習し、この学習結果
に基づいて上記基準値を設定する設定手段を更に設けて
もよい。これにより、基準値は車両の利用形態に基づい
て自動的に設定される(請求項8)。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図面により、本発明の一実
施形態としての電気自動車について説明すると、図1は
その全体構成を示す模式図、図2はその機能に着目した
模式的なブロック図、図3はその作用を説明するための
フローチャートである。本実施形態に係る電気自動車
は、図1に示すように、主な構成として、バッテリ1,
モータ5a,MCU(Motor Control U
nit)3,TCU(Torque Control
Unit)8をそなえており、バッテリ1に蓄えられた
電力によりモータ5aを駆動して走行するようになって
いる。
【0011】ここで、モータ5aは、永久磁石式のDC
ブラシレスモータが適用されており、左右の後輪5,5
のホイール部に直接組み込まれている。そして、このモ
ータ5aには、コンタクタ2及びMCU3等を介してバ
ッテリ1から電力が供給されるようになっている。MC
U3は、後述のTCU8から入力されたトルク指令に応
じてモータ5aの回転を制御するためのものであり、バ
ッテリ1からの直流電流を三相の交流電流に変換するた
めのインバータ4(図2参照)をそなえている。そし
て、トルク指令に応じてモータ駆動電流を出力し、モー
タ回転を制御するようになっている。
【0012】なお、MCU3には、図2に示すように、
ポジションセンサ16及び温度センサ17が接続されて
おり、ポジションセンサ16から入力されるモータ5a
の磁極位置に関する情報や温度センサ17で検出される
モータ温度を考慮してモータ駆動電流を制御しうるよう
になっている。TCU(充電催促手段に相当)8はドラ
イバの運転操作に基づいてモータトルクを制御するため
のものであり、図2に示すように、メインキー(始動ス
イッチ)11と、アクセル・ブレーキのペダル踏み込み
量を検出するためのアクセルセンサ(APS)13,ブ
レーキセンサ(BPS)14と、シフト位置を切り換え
るためのシフトスイッチ15とが接続されている。
【0013】また、本電気自動車では、所謂ドライブ・
バイ・ワイヤが適用され、メインキーがON状態のとき
に、各センサ類13〜15からのAPS情報,BPS情
報及びシフト情報に基づいてTCU8がモータのトルク
指令値を決定し、MCU3へ出力するようになってい
る。また、TCU8には、警告音発生手段としてのスピ
ーカ10とバッテリ1の管理を行なうBMS12とが接
続され、バッテリ情報に基づいた種々の制御を行なうこ
とができるようになっている。
【0014】このBMS(検出手段に相当)12は、バ
ッテリ1の各セルの電圧を監視してバッテリの残量に関
する情報を含むバッテリ情報をTCU8へ出力するもの
であり、例えば、バッテリ電圧に異常が検出された場合
には、TCU8がコンタクタ2の接続を切ってシステム
を停止させるようになっている。また、BMS12は、
メインキー11がOFFとなった後も一分間はバッテリ
情報をシリアルでTCU8へ出力できるようになってお
り、このことによって、運転終了後のバッテリ残量確認
等が可能となっている。
【0015】そして、このバッテリ残量に応じて所定の
警告処理を施す(即ち、充電を催促する)ことでドライ
バにバッテリ残量を認識させ、充電忘れを防止するよう
になっている。すなわち、走行終了後、メインキー11
がOFFになったことが検出されると、BMS12から
入力されるバッテリ情報からバッテリ残量を検出し、ス
ピーカ10を制御して警告音を出力するようになってい
る。そして、本実施形態では、複数の判定条件を設けて
充電の緊急性を判定し、緊急性が高くなるにしたがって
警告音の出力回数を増やすようにしている。
【0016】例えば、バッテリ残量が第1基準値(例え
ば50%)以上である場合には、第1警告処理として、
スピーカ10からのパルス状の警告音を一パルス出力す
るようになっている。本来、このようにバッテリ残量が
高く充電の緊急性が低い場合には警告は不要と考えられ
るが、電気自動車の場合、一回の充電によって走行でき
る距離はガソリン自動車の場合に比べて短いため、自動
車の利用形態によっては一回の走行距離が長く、毎回充
電しなければならないこともある。したがって、このよ
うにバッテリ残量が多い場合でも警告処理を実行するよ
うにし、バッテリ残量に対する認識を強化しているので
ある。
【0017】また、バッテリ残量が第1基準値を下回
り、且つ、第2基準値(例えば30%)以上である場合
には、充電の必要性が高い状態であると判定され、第2
警告処理として、パルス状の警告音を短い時間間隔で二
パルス連続して出力するようになっている。さらに、バ
ッテリ残量が第2基準値を下回り、且つ、第3基準値以
上である場合には、充電の必要性の最も高い状態である
と判定され、パルス状の警告音を短い時間間隔で三パル
ス連続して出力するようになっている。
【0018】そして、ドライバの認識をより確実にする
ために、このような警告処理を上記パルス間隔よりも長
い一定の時間間隔で所定処理回数(例えば三回)だけ連
続して行なうようになっている。なお、スピーカ10
は、従来メインキー1の抜き忘れの際やドアが半開状態
であるとき等に警告音を発生させるものを流用してお
り、新たな設備を搭載することなくバッテリ残量のチェ
ック忘れを防止できるようになっている。
【0019】また、上記の警告処理の判定条件は、車室
内に設けられた変更手段20によって使用者がマニュア
ルで変更できるようになっている。これは、自動車の利
用形態によっては一回の走行距離が短く使用する電力が
少ないようなときに、バッテリ残量が30%で警告され
るのは煩わしい場合があることを考慮したものであり、
自動車の利用形態や使用者の好みに応じてこれらの判定
条件を変更することで、使い勝手を向上させることがで
きるのである。
【0020】本発明の一実施形態としての電気自動車
は、上述のように構成されているので、例えば図3に示
すようなフローチャートに従って制御が行なわれる。ま
ず、ステップS1でメインキー11がOFFになったこ
とが検知されると、ステップS2で処理回数Nがゼロに
設定され、ステップS3でBMS12のバッテリ情報か
らバッテリ1の残量確認が行なわれる。そして、この残
量が第1基準値以上であれば充電の緊急性は低いと判定
され、ステップS4で第1警告処理が実行される。この
ような警告処理はステップS8で処理回数Nがカウント
アップされ、S9でこの処理回数Nが設定処理回数(例
えば三回)と比較されることによって設定処理回数だけ
ループされ(即ち、一パルスの警告音が一定の時間間隔
で三回出力され)、バッテリ残量に対する意識が喚起さ
れる。
【0021】また、バッテリ残量が第1基準値を下回る
場合には、充電の必要性が高いと判定され、ステップS
5で更に第2基準値と比較される。そして、このバッテ
リ残量が第2基準値以上であれば、ステップS6で第2
警告処理が実行され、ステップS8,ステップS9によ
って設定処理回数だけループされる(即ち、連続する二
パルスの警告音が一定の時間間隔で三回出力される)。
【0022】これにより、例えば、バッテリ残量が第1
基準値以上であれば、ピッ,ピッ,ピといった警告音が
出力され、バッテリ残量が第2基準値以上、且つ、第1
基準値未満の場合には、ピピッ,ピピッ,ピピッといっ
た警告音が出力される。また、バッテリ残量が第2基準
値未満であれば、ピピピッ,ピピピッ,ピピピッといっ
た警告音が出力され、ドライバの注意がより喚起される
ようになっている。
【0023】さらに、バッテリ残量が第2基準値を下回
る場合には、充電の緊急度が最も高い状態であると判定
され、ステップS7で第3警告処理が実行される。そし
て、第3警告処理はステップS8,ステップS9によっ
て所定回数だけループされ(即ち、連続する三パルスの
警告音が一定の時間間隔で三回出力される)、充電が確
実に行われるようにドライバに催促される。
【0024】したがって、本実施形態の電気自動車によ
れば、メインキー11をOFFにし運転を終了した後、
警告処理によってドライバの確認の意志に関わらずバッ
テリ残量が強制的に知らされるため、バッテリ残量のチ
ェック忘れを確実に防止することができる。そのため、
運転終了後から充電を開始することで次回走行するまで
に充電時間を十分確保することができ、充電不足によっ
て走行できないという不具合を回避することができる。
【0025】また、複数の判定条件を設け、バッテリ残
量に応じて異なる警告処理を実行するようになっている
ため、ドライバはこの処理内容の違いによってバッテリ
残量を推測することができる。これにより、充電の緊急
性の判断を容易に行なうことが可能となり、利便性を向
上させることができる。また、変更手段20を設けたこ
とで、ドライバの好みや自動車の利用形態に応じてこの
判定条件を任意に設定し直すことができ、更に使い勝手
を向上させることができる。
【0026】さらに、このような警告処理を、通常装備
でそなえられているスピーカ10を用いて行なっている
ため、新たな装備を追加する必要がなくコストを低減す
ることができる。なお、本発明は上述の実施形態に限定
されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で
種々変形して実施することができる。
【0027】例えば、上記の実施形態では、判定条件を
三つ設けているが、このような判定基準は三つに限らず
バッテリの残量に応じた警告を行なうように構成されて
いればよい。また、上記の各警告処理は、スピーカ10
から警告音を出力する代わりに、「バッテリ残量が少な
くなっています。」、或いは、「残り・・・%です。」
のように、音声によってドライバにバッテリ残量を知ら
せるようにしてもよい。つまり、この場合、スピーカ1
0は本発明の音声発生手段として機能することになる。
【0028】なお、音声で警告を行なう場合、最終の警
告処理(上記実施形態における第3警告処理)では、
「バッテリ残量は30%未満です。充電してくださ
い。」のように、ドライバに充電する旨催促することが
望ましい。これにより、ドライバはより簡単に充電の緊
急性を判断することができる。さらに、各警告処理は、
ライト等の点滅を伴うようにしてもよい。つまり、スピ
ーカ10から警告音を所定回数出力する代わりに、車室
内に設けられたインジケータランプ(照明手段)9を所
定回数点滅させることで、周囲の騒音が激しく、警告音
や音声が聞き取りづらいような場所でもバッテリ残量を
ドライバに確実に認識させることができるのである。ま
た、このような照明類を用いた処理は、ドライバへのイ
ンパクトが強く、特に夜間走行時には見落としが少ない
ため、ドライバへの注意を喚起するのに効果的である。
【0029】このような照明は、通常装備で車室内に設
けられているものが好ましく、インジケータランプ9の
他にも室内灯でもよい。このように通常設備を流用する
ことで、新たな設備を追加する必要がなくコストを低減
することができる。また、各警告処理は、警告音,音声
情報及び照明の点灯又は点滅を組み合わせて警告するよ
うにしてもよく、これにより、バッテリ残量の確認を更
に徹底することができる。
【0030】さらに、充電の緊急性を判定するための基
準値は、TCU8によって学習された自動車の利用形態
(一回の走行距離や、日毎の走行距離の分布等)に基づ
いて自動的に決定されるようにしてもよい。つまり、B
MS12によって一回の走行で消費される電力を検出
し、この検出結果に基づいてTCU8が公知の統計手法
によって電力消費量の平均値や分布、或いは、曜日毎の
電力消費量等を求め、自動車の利用形態を学習する。そ
して、学習された自動車の利用形態に基づいて、次回の
走行時に必要とされる電力量を推定し、その分布等に応
じて基準値を設定するようにする。したがって、この場
合、TCU8は本発明の設定手段として機能することに
なる。
【0031】このように自動車の利用形態に基づいて自
動的に基準値を設定し、この基準値によって警告処理を
実行することで、ドライバが意識することなく次回の走
行に際して最適なバッテリ残量を確保することができ
る。その結果、ドライバが次回の走行に必要なバッテリ
電力に対する認識を誤っていても、学習値に基づく的確
な警告によりその誤りを気付かせることができるため、
充電忘れや充電不足となることが確実に回避され、極め
て使い勝手のよいものとなる。
【0032】
【発明の効果】以上、詳述したように本発明によれば、
走行終了時にバッテリの残量の情報が、ドライバの確認
の意思に関係なく、ドライバに確実に認識されるため、
残量の確認し忘れが防止され、次回走行する際にバッテ
リ不足となる事態を回避することができる(請求項
1)。
【0033】また、バッテリの残量情報を警告音又は警
告の音声等によりドライバの聴覚へ伝えるようにするこ
とで、ドライバの注意を効果的に喚起することができ、
確認忘れの防止をより確実にすることができる(請求項
2,3)。さらに、照明手段を点灯又は点滅させた場
合、ドライバへのインパクトが大きくドライバの注意を
喚起する上で非常に効果的である。また、周囲の騒音の
激しい場所では聴覚に訴えるよりもドライバへ確実に情
報を伝えることができる。さらに、夜間においては、こ
のような照明手段の点灯や点滅は見落とされにくいた
め、ドライバの注意が確実に喚起され、確認忘れの防止
をより確実にすることができるのである(請求項4)。
【0034】また、充電催促手段がバッテリ残量に応じ
て充電を促す回数を変更することで、ドライバはバッテ
リの残量をこの回数によって認識することができ、充電
の緊急性を簡単且つ確実に把握することができる(請求
項5)。同様に、充電催促手段が、バッテリの残量が予
め設定された基準値に比べて多い場合と少ない場合とで
異なる警告処理により充電を促すようにすることで、ド
ライバは、この警告処理の内容の違いによってバッテリ
残量を把握することができ、充電の緊急性を簡単に判断
することができる(請求項6)。
【0035】そして、変更手段を設けてドライバがこの
基準値を任意に変更できるようにすることで、ドライバ
が自動車の利用形態や好みに応じてカスタマイズされた
最適な基準値を設定することができ、利便性を向上させ
ることができる(請求項7)。また、車両の利用形態の
学習結果に基づいて基準値を設定し、この基準値に基づ
いて警告処理を実行するようにすることで、ドライバが
意識することなく次回の走行に際して最適なバッテリの
残量を確保することができる。その結果、ドライバが次
回の走行に必要なバッテリ電力に対する認識を誤ってい
ても、学習値に基づく的確な警告によりその誤りを気付
かせることができるため、充電忘れや充電不足となるこ
とが確実に回避され、極めて使い勝手のよいものとなる
(請求項8)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における電気自動車の全体
構成を示す模式図である。
【図2】本発明の一実施形態における電気自動車の機能
に着目した模式的なブロック図である。
【図3】本発明の一実施形態における電気自動車の作用
を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 バッテリ 5a モータ 8 TCU(充電催促手段) 9 インジケータランプ(照明手段) 10 警告音発生手段又は音声発生手段としてのスピー
カ 11 メインキー(始動スイッチ) 12 BMS(検出手段) 20 変更手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H02J 7/00 H02J 7/00 P X 7/02 7/02 V Fターム(参考) 3D035 AA05 5G003 AA01 BA01 DA04 DA13 EA01 FA06 GC05 5H030 AA04 AS08 BB01 FF22 FF41 5H115 PA08 PG04 PI16 PU01 SE06 TI02 TR19 TU17 TZ07 UB05 UB07

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両駆動用の電力を蓄えるバッテリと、 上記バッテリにより上記車両の駆動力を発生するモータ
    と、 ON状態で上記モータの駆動を可能とする始動スイッチ
    と、 上記バッテリの残量を検出する検出手段と、 上記始動スイッチをOFF状態としたとき上記バッテリ
    の残量に基づいて充電を促す充電催促手段とをそなえた
    ことを特徴とする、電気自動車。
  2. 【請求項2】 警告音を発生する警告音発生手段を更に
    そなえ、 上記充電催促手段が上記警告音により充電を促すことを
    特徴とする、請求項1記載の電気自動車。
  3. 【請求項3】 警告の音声を発生する音声発生手段を更
    にそなえ、 上記充電催促手段が上記警告の音声により充電を促すこ
    とを特徴とする、請求項1又は2記載の電気自動車。
  4. 【請求項4】 照明手段を更にそなえ、 上記充電催促手段が上記照明手段を点灯又は点滅させる
    ことにより充電を促すことを特徴とする、請求項1〜3
    のいずれかの項に記載の電気自動車。
  5. 【請求項5】 上記充電催促手段が、上記バッテリの残
    量に応じて充電を促す回数を変更することを特徴とす
    る、請求項1〜4のいずれかの項に記載の電気自動車。
  6. 【請求項6】 車両駆動用の電力を蓄えるバッテリと、 上記バッテリにより上記車両の駆動力を発生するモータ
    と、 ON状態で上記モータの駆動を可能とする始動スイッチ
    と、 上記バッテリの残量を検出する検出手段と、 上記始動スイッチをOFF状態としたとき上記バッテリ
    の残量が予め設定された基準値に比べて多い場合と少な
    い場合とで異なる警告処理により充電を促す充電催促手
    段をそなえたことを特徴とする、電気自動車。
  7. 【請求項7】 上記基準値を変更する変更手段を更にそ
    なえたことを特徴とする、請求項6記載の電気自動車。
  8. 【請求項8】 上記車両の利用形態を学習し、この学習
    結果に基づいて上記基準値を設定する設定手段を更にそ
    なえたことを特徴とする、請求項6又は7記載の電気自
    動車。
JP2002007354A 2002-01-16 2002-01-16 電気自動車 Pending JP2003209901A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002007354A JP2003209901A (ja) 2002-01-16 2002-01-16 電気自動車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002007354A JP2003209901A (ja) 2002-01-16 2002-01-16 電気自動車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003209901A true JP2003209901A (ja) 2003-07-25

Family

ID=27645890

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002007354A Pending JP2003209901A (ja) 2002-01-16 2002-01-16 電気自動車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003209901A (ja)

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007026947A1 (ja) * 2005-09-01 2007-03-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 電動車両およびその制御方法
JP2010200553A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Sanyo Electric Co Ltd 車両用の電源装置
JP2010252420A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Mitsubishi Motors Corp バッテリ充電量報知方法、および電気自動車
CN101938155A (zh) * 2010-09-16 2011-01-05 上海中科深江电动车辆有限公司 一种用于静止电动汽车蓄电池的自动充电装置
JP2011229362A (ja) * 2010-03-30 2011-11-10 Aisin Aw Co Ltd 充電案内装置、充電案内方法
WO2012060340A1 (ja) 2010-11-01 2012-05-10 エイディシーテクノロジー株式会社 前照灯制御装置
WO2012098660A1 (ja) * 2011-01-20 2012-07-26 三菱電機株式会社 ナビゲーション装置及び電動車両の充電制御装置
WO2012101681A1 (ja) * 2011-01-28 2012-08-02 三菱電機株式会社 充電案内装置及び車載ナビゲーション装置
JP2013153581A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Mitsubishi Motors Corp 充電情報出力装置
JP2015109716A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 トヨタ自動車株式会社 受電部を備えた車両

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007026947A1 (ja) * 2005-09-01 2007-03-08 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 電動車両およびその制御方法
JP2010200553A (ja) * 2009-02-26 2010-09-09 Sanyo Electric Co Ltd 車両用の電源装置
JP2010252420A (ja) * 2009-04-10 2010-11-04 Mitsubishi Motors Corp バッテリ充電量報知方法、および電気自動車
JP2011229362A (ja) * 2010-03-30 2011-11-10 Aisin Aw Co Ltd 充電案内装置、充電案内方法
CN101938155A (zh) * 2010-09-16 2011-01-05 上海中科深江电动车辆有限公司 一种用于静止电动汽车蓄电池的自动充电装置
WO2012060340A1 (ja) 2010-11-01 2012-05-10 エイディシーテクノロジー株式会社 前照灯制御装置
JP5606559B2 (ja) * 2011-01-20 2014-10-15 三菱電機株式会社 ナビゲーション装置及び電動車両の充電制御装置
JPWO2012098660A1 (ja) * 2011-01-20 2014-06-09 三菱電機株式会社 ナビゲーション装置及び電動車両の充電制御装置
WO2012098660A1 (ja) * 2011-01-20 2012-07-26 三菱電機株式会社 ナビゲーション装置及び電動車両の充電制御装置
WO2012101681A1 (ja) * 2011-01-28 2012-08-02 三菱電機株式会社 充電案内装置及び車載ナビゲーション装置
JP5225521B2 (ja) * 2011-01-28 2013-07-03 三菱電機株式会社 充電案内装置及び車載ナビゲーション装置
DE112011104788T5 (de) 2011-01-28 2013-10-31 Mitsubishi Electric Corporation Ladeberatungsvorrichtung und fahrzeugeigenes Navigationssystem
US8954223B2 (en) 2011-01-28 2015-02-10 Mitsubishi Electric Corporation Charge guidance apparatus and onboard navigation system
CN103402810B (zh) * 2011-01-28 2015-09-02 三菱电机株式会社 充电引导装置及车载导航装置
JP2013153581A (ja) * 2012-01-25 2013-08-08 Mitsubishi Motors Corp 充電情報出力装置
JP2015109716A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 トヨタ自動車株式会社 受電部を備えた車両

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN109249811B (zh) 一种电动汽车高压上下电控制方法、装置及汽车
JP4659873B2 (ja) 車両およびその制御方法並びに駆動装置
JP2011172341A (ja) 電気自動車の制御装置
CN104395170A (zh) 用于在车辆静止时对混合动力车辆的电池进行再充电的方法
CN109911029B (zh) 提示充电口盖未关闭的方法和装置
US20140032029A1 (en) Electrically powered vehicle and control method therefor
JP2003209901A (ja) 電気自動車
CN103863129A (zh) 一种电动汽车充电的提示方法及系统
JP2003219511A (ja) 電気自動車
CN105599676A (zh) 一种电动汽车停车指示报警系统及工作方法
EP3333004B1 (en) Power source control device and power source control method
JP2011121558A (ja) 走行音発生装置及び車両用警音装置
JP6040643B2 (ja) 電池状態表示装置
CN114583804A (zh) 一种纯电动汽车12v蓄电池智能补电方法及系统
JP3726876B2 (ja) 電気自動車の警報装置
US11524598B2 (en) Vehicle control device
JP3806354B2 (ja) 電気自動車
JPH10257604A (ja) 電気自動車の制御装置
JP3101001B2 (ja) バッテリの残容量警報装置
CN111824014A (zh) 一种车载12v蓄电池低电量提示方法及其系统、车辆
CN112078484A (zh) 一种车辆启动提醒的控制方法、整车控制器、系统及车辆
JP2007252063A (ja) バッテリの充電制御装置、およびバッテリの充、放電制御装置
JP6237267B2 (ja) 車両制御装置
JP2010252420A (ja) バッテリ充電量報知方法、および電気自動車
JP2018065474A (ja) プラグインハイブリッド車両の制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050808

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051014

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060912