JP2003207563A - レーダ装置 - Google Patents

レーダ装置

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JP2003207563A
JP2003207563A JP2002008147A JP2002008147A JP2003207563A JP 2003207563 A JP2003207563 A JP 2003207563A JP 2002008147 A JP2002008147 A JP 2002008147A JP 2002008147 A JP2002008147 A JP 2002008147A JP 2003207563 A JP2003207563 A JP 2003207563A
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antenna
lens
distance
radar
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JP2002008147A
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Naoto Terada
直人 寺田
Takashi Saeki
隆 佐伯
Takashi Fujii
隆 藤井
Satoshi Hirata
聡 平田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 近距離と遠距離の検知エリアに存在する対象
物を検知することが可能なレーダ装置を提供する。 【解決手段】 レーダビームを送受信するアンテナ3
と、該アンテナ3を介してレーダビームの送受信制御を
行い、前記アンテナ3で受信した前記レーダビームの反
射波に基づいて対象物5を検知する制御部2と、前記ア
ンテナ3と前記対象物5との間に設けられ、前記アンテ
ナ3より送出した前記レーダビームを狭域化するレンズ
部4とを備えてなり、検知可能領域が近距離である近距
離検知領域6と、該近距離検知領域6よりも検知可能距
離が遠距離であるとともに前記レンズ部4によって狭域
化された遠延検知領域7とから検知エリアが形成され、
該検知エリアに存在する対象物5を検知可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーダビームを送
出し、送出したレーダビームによる反射波を受信し、受
信した反射波に基づいて対象物の存否を検知する、例え
ば自動車に搭載するレーダ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のレーダ装置としては、例えば、特
開平9−33643号公報に記載のものを挙げることが
できる。
【0003】上記先行文献に記載のレーダ装置は、レー
ダ波を送受信する送受信部と、レーダ波のビームを絞っ
て外部に送出するとともに外部からレーダ波を収束させ
る誘電体レンズとからなる開口面アンテナと、開口面ア
ンテナを駆動してレーダ波を送受信するアンテナ駆動部
と、アンテナ駆動部を制御する電子制御装置とを備えて
構成されており、自動車等の前方等にある障害物等の対
象物を検知するものである。
【0004】また、従来のレーダ装置としては、上述の
ようにレーダ波を放出するアンテナに開口面アンテナを
用いたものの他に、例えばアレーアンテナを用いたもの
も挙げることができる。
【0005】なお、アレーアンテナの指向性は、素子ア
ンテナの種類や、配列方法や、励振の方法等によって制
御されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
なレーダ装置においては、対象物の検知エリアが、例え
ば比較的遠距離か比較的近距離のいずれか一方の検知エ
リアに絞られたものである。このため、開口面アンテナ
を用いた場合には誘電体レンズの配置や開口面アンテナ
の開口の大きさ等を変更することなしに、また、アレー
アンテナを用いた場合には素子アンテナの種類や、配列
方法や、励振の方法等を変更することなしに、レーダ装
置からの距離が大きく異なる検知エリアに存在する複数
の対象物を検知することが困難であるという問題点があ
った。
【0007】本発明は上記問題点を改善するためになさ
れたものであり、近距離と遠距離からなる検知エリアに
存在する対象物を検知することが可能なレーダ装置を提
供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のレーダ
装置は、レーダビームを送受信するアンテナ3と、該ア
ンテナ3を介してレーダビームの送受信制御を行い、前
記アンテナ3で受信した前記レーダビームの反射波に基
づいて対象物5を検知する制御部2と、前記アンテナ3
と前記対象物5との間に設けられ、前記アンテナ3より
送出した前記レーダビームを狭域化するレンズ部4とを
備えてなり、検知可能領域が近距離である近距離検知領
域6と、該近距離検知領域6よりも検知可能距離が遠距
離であるとともに前記レンズ部4によって狭域化された
遠延検知領域7とから検知エリアが形成され、該検知エ
リアに存在する対象物5を検知可能としたことを特徴と
するものである。
【0009】また、請求項2に記載のレーダ装置は、図
1にその一例を示すように、請求項1に記載の発明にお
いて、前記レンズ部4が、前記検知エリア側に向って凸
状のレンズ4aであることを特徴とするものである。
【0010】また、請求項3に記載のレーダ装置は、図
2にその一例を示すように、請求項2に記載の発明にお
いて、前記アンテナ3と前記検知エリア側に向って凸状
のレンズ4aとの間に、前記レーダビームのうち少なく
とも前記凸状のレンズ4aにより収束する領域より大き
な領域を収束する前記検知エリア側に向って凹状のレン
ズ4bを設けて、前記凸状のレンズ4aと前記凹状のレ
ンズ4bとを備える前記レンズ部4を形成することで、
前記近距離検知領域6が広域化された拡張検知領域61
が形成されたことを特徴とするものである。
【0011】また、請求項4に記載のレーダ装置は、図
3にその一例を示すように、レーダビームを送受信する
アンテナ3と、該アンテナ3を介してレーダビームの送
受信制御を行い、前記アンテナ3で受信した前記レーダ
ビームの反射波に基づいて対象物5を検知する制御部2
と、前記アンテナ3より送出した前記レーダビームを狭
域化する前記検知エリア側に向って略中央部が凸状のレ
ンズ(図3においては、凸状部8)と、該凸状のレンズ
(凸状部8)の周辺部には、前記アンテナ3より送出し
た前記レーダビームを広域化する凹状のレンズ(図3に
おいては、凹状部9)とを有してなり、前記レーダビー
ムの全部を収束するように前記アンテナ3と前記対象物
5との間に設けられたレンズ部4とを備えてなり、検知
可能領域が近距離であり前記凹状のレンズ(凹状部9)
によって広域化された拡張検知領域61と、該拡張検知
領域61よりも検知可能距離が遠距離であるとともに前
記凸状のレンズ(凸状部8)によって狭域化された遠延
検知領域7とから検知エリアが形成され、該検知エリア
に存在する対象物5を検知可能としたことを特徴とする
ものである。
【0012】また、請求項5に記載のレーダ装置は、図
4にその一例を示すように、請求項1乃至請求項4のい
ずれかに記載の発明において、少なくとも前記アンテナ
3と前記レンズ部4とを連動させ同時に移動させるスキ
ャン手段を設けることで、前記検知エリア(図4におい
ては、近距離検知領域6及び遠延検知領域7)をスイー
プするようにスキャン可能としたことを特徴とするもの
である。
【0013】なお、上述のレーダビームは、例えば、電
波や、レーザ等の電磁波を含んでいる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図1に基
づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る
レーダ装置1を示す概略構成図及び検知エリアを示す説
明図である。
【0015】第1実施形態においては、図1に示すよう
に、レーダ装置1は、レーダビームの送出を行ったり、
レーダビームの反射波を受信するアンテナ3と、後述の
機能を有してなる制御部2と、レンズ部4とを備えて構
成されている。
【0016】レーダ装置1は、例えば自動車(図示せ
ず)のバンパー(図示せず)内に設けられ、バンパーが
自動車の前方や後方に存在する障害物等の対象物5に近
づいた際に又は対象物5が近づいてきた際に、バンパー
に設けたレーダ装置1により後述する検知エリアに存在
する対象物5を検知するものである。
【0017】レンズ部4は、図1に示すように、対象物
5とアンテナ3との間に設けられるが、アンテナ3から
放出されるレーダビームの全部を収束するのではなく、
レーダビームの一部を収束するように配置されている。
【0018】なお、レンズ部4の固定方法は、特に限定
はしないが、例えばアンテナ3にネジ止め等で固定する
方法や、バンパーの内側に取り付けるような方法であっ
てもよい。
【0019】ここで、レンズ部4は、第1実施形態にお
いては検知エリア側に凸状である対称形状のレンズ4a
を用いる。
【0020】制御部2は、検知エリアにレーダビームを
送出するレーダビーム送出手段(図示せず)と、検知エ
リアに送出されたレーダビームの反射波を受信する受信
手段(図示せず)と、受信手段で受信した反射波に基づ
いて後述する検知エリアに存在する対象物5を検知する
測定手段(図示せず)とを備えて構成されている。
【0021】なお、測定手段においては、対象物5の存
否の検知する機能とともに、対象物5までの距離を測定
する機能を備えていてもよい。
【0022】レーダビームは、アンテナ3から例えば放
射状に対称的に放出され、凸状のレンズ4aは、このレ
ーダビームの中心部が通過するようにアンテナ3の前
方、つまり、検知エリア側に配置されている。
【0023】なお、第1実施形態においては、アンテナ
3としては、アレーアンテナを用いるが、ホーンアンテ
ナのような開口面アンテナ等を用いてもよい。
【0024】以下に、レーダ装置1の動作について図1
に基づいて簡単に説明する。まず、制御部2は、アンテ
ナ3を介して、上述の機能により対象物5の存否並びに
対象物5までの距離を検知する。
【0025】この際、検知エリアは、検知可能距離が近
距離である近距離検知領域6と、凸状のレンズ4aを上
述のように設けることにより、凸状のレンズ4aがない
場合よりも凸状のレンズ4aを通過したレーダビームの
指向性が狭域化され検知可能距離が遠距離になった遠延
検知領域7とで形成され、レーダ装置1は検知エリア
(近距離検知領域6及び遠延検知領域7)にある対象物
5をカバーし検知することができる。なお、近距離検知
領域6は、凸状のレンズ4aを設けない場合に形成され
る検知エリアである。
【0026】かかるレーダ装置1においては、アンテナ
3と対象物5との間に、レーダビームの一部を収束する
ようにレンズ部4である凸状のレンズ4aを設けて、凸
状のレンズ4aによりレーダビームの指向性を狭域化す
るように制御し、検知可能距離が近距離検知領域6より
も遠距離化され狭域化された遠延検知領域7を形成する
ことで、検知可能距離が異なる近距離と遠距離からなる
検知エリア(近距離検知領域6及び遠延検知領域7)に
ある対象物5を検知することができる。なお、凸状のレ
ンズ4aは、レーダビームの指向性を容易にかつ装置を
大型化せずに狭域化することに適している。
【0027】ここで、第1実施形態においては、レンズ
部4としては、検知エリア側に凸状のレンズ4aを用い
たが、アンテナ3から放出され通過したレーダビームを
狭域化する機能を備えていればよく、この他にフレネル
レンズ等であってもよい。また、凸状のレンズ4aのサ
イズは、レーダビームの全部を収束するのではなく、レ
ーダビームの一部を収束する機能を有していればサイズ
は特に限定しない。
【0028】次に、第1実施形態において凸状のレンズ
4aとアンテナ3との間に、検知エリア側に向って凹状
のレンズ4bを設けた実施形態を、本発明の第2実施形
態として図2に基づいて説明する。図2は、本発明の第
2実施形態に係るレーダ装置1を示す概略構成図及び検
知エリアを示す説明図である。なお、第1実施形態との
同一箇所には同一符号を付して、共通部分の説明は省略
する。
【0029】ここで、第2実施形態においては、図2に
示すように、第1実施形態において示したアンテナ3と
検知エリア側に向って凸状のレンズ4aとの間に、検知
エリア側に向って凹状であり対称形状のレンズ4bを設
けるようにして、レーダ装置1を構成する。なお、レン
ズ部4は、凸状のレンズ4aと、凹状のレンズ4bとを
備えて構成されている。
【0030】ここで、第2実施形態においては、凹状の
レンズ4bのサイズは、アンテナ3から放出されるレー
ダビームの全部がレンズ4bを通過するように配置す
る。なお、凹状のレンズ4bは、レーダビームの放出領
域のうち少なくとも凸状のレンズ4aにより収束する領
域より大きなレーダビームの領域を収束するものであれ
ばよい。
【0031】なお、レーダ装置1の動作について第1実
施形態に示した箇所と異なる部分について図2に基づい
て説明する。検知エリアは、レンズ部4を構成する凸状
のレンズ4aを上述のように設けることにより、検知可
能距離が遠距離になった遠延検知領域7と、レンズ部4
を構成する凹状のレンズ4bを上述のように設けること
により、検知可能距離が近距離であり、かつ凹状のレン
ズ4bにより広域化された拡張検知領域61との2つの
エリアを形成し、レーダ装置1は検知エリア(拡張検知
領域61及び遠延検知領域7)にある対象物5をカバー
し検知することができる。
【0032】かかるレーダ装置1においては、アンテナ
3と第1実施形態における検知エリア側に向って凸状の
レンズ4aとの間に、レーダビームの領域うち少なくと
も凸状のレンズ4aにより収束する領域より大きな領域
を収束する検知エリア側に向って凹状のレンズ4bを設
け、レーダビームの指向性を広域化するように制御する
ので、検知可能距離が近距離である近距離検知領域6を
より広域化した拡張検知領域61を形成することができ
る。
【0033】次に、検知エリアに向って凸状であり、こ
の検知エリアに向う側の周辺部が凹状であるレンズ部4
を用いた実施形態を、本発明の第3実施形態として図3
に基づいて説明する。図3は、本発明の第3実施形態に
係るレーダ装置1を示す概略構成図及び検知エリアを示
す説明図である。なお、第1実施形態及び第2実施形態
との同一箇所には同一符号を付して、共通部分の説明は
省略する。
【0034】ここで、第3実施形態においては、第1実
施形態において用いた検知エリア側に凸状であるレンズ
4aの代わりに、図3に示すように、検知エリア側に向
って中央部が凸状である凸状部8を備え、かつ、検知エ
リア側のレンズの周辺部には凹状である凹状部9を備え
たレンズ4cをレンズ部4として用いている。
【0035】なお、第3実施形態においては、レーダ装
置1は、レーダビームの全部を収束するようにアンテナ
3から検知エリアに向う側にレンズ4cを配置してお
り、レンズ4cはアンテナ3から放出されるレーダビー
ム全部が通過するようなものでもよいし、レンズ4c
は、レーダビーム全部ではなく、レーダビームの少なく
とも一部を収束するようなものでもよい。
【0036】また、レンズ4cの凸状部8及び凹状部9
の各々のサイズは、所望の検知エリアを実現するような
サイズでよい。また、レンズ4cは、アンテナ3から放
出されるレーダビームの中心部がレンズ4cの略中央
部、つまりレンズ4cの凸状部8を通過するように配置
される。
【0037】ここで、アンテナ3から放出されるレーダ
ビームによるレーダ装置1の検知エリアは、レンズ4c
の凹状部9により検知可能距離が近距離の近距離検知領
域6を更に広域化した拡張検知領域61と、レンズ4c
の凸状部8により遠距離化された遠延検知領域7という
2つの検知可能距離のエリアからなる。
【0038】かかるレーダ装置1においては、アンテナ
3と対象物5との間に、アンテナ3から放出したレーダ
ビームを狭域化する検知エリア側に向って略中央部が凸
状である凸状部8と、凸状部8の周辺部には、アンテナ
3から放出したレーダビームを広域化する凹状である凹
状部9とを備えてなるレンズ部4をレーダビームの全部
を収束するように設けることで、レーダビームの指向性
を狭域化するとともに広域化するように制御するので、
レンズ部4を設けない場合の検知可能距離が近距離であ
る近距離検知領域6をより広域化した拡張検知領域61
と、検知可能距離が遠距離化され狭域化された遠延検知
領域7とを形成することで、検知可能距離が異なる近距
離と遠距離からなる検知エリア(拡張検知領域61及び
遠延検知領域7)にある対象物5を検知することができ
る。
【0039】次に、第1実施形態におけるレンズ部4を
アンテナ3と連動させ移動させるスキャン手段(図示せ
ず)を設けた実施形態を、本発明の第4実施形態として
図4に基づいて説明する。図4は、本発明の第3実施形
態に係るレーダ装置1を示す概略構成図及び検知エリア
を示す説明図である。なお、第1実施形態との同一箇所
には同一符号を付して、共通部分の説明は省略する。
【0040】第4実施形態においては、レーダ装置1
は、図4に示すように、第1実施形態におけるレンズ部
4である凸状のレンズ4aを、例えばアンテナ3にネジ
止め(図示せず)により固定して一体化することで連動
するようにし、このように一体化した凸状のレンズ4a
とアンテナ3を同時に移動させるメカニカルスキャン機
能を有するスキャン手段を備えた構成になっている。
【0041】ここで、図4において、破線で示している
検知エリアは一体化した凸状のレンズ4aとアンテナ3
が移動する前のものであり、実線で示している検知エリ
ア(近距離検知領域6、遠延検知領域7)は一体化した
凸状のレンズ4aとアンテナ3をスキャン手段によりス
イープするように移動中又は移動後のものである。
【0042】上述のようなスイープ中のレーダ装置1
は、対象物5が検知エリア(近距離検知領域6及び遠延
検知領域7)に存在することを検知する。ここで、図4
においては、遠延検知領域7に対象物5が存在する場合
を示している。
【0043】かかるレーダ装置1においては、スキャン
手段が、凸状のレンズ4aとアンテナ3を同時に移動さ
せることで、レーダ装置1を略中心点として、検知エリ
ア(近距離検知領域6及び遠延検知領域7)を掃くよう
にして広範囲化することができる。
【0044】なお、第4実施形態においては、第1実施
形態におけるレンズ部4とアンテナ3とを一体化して、
この一体化したレンズ部4とアンテナ3とを同時に連動
させ移動させるスキャン手段をレーダ装置1に設けてい
るが、第2実施形態及び第3実施形態におけるレーダ装
置1においても同様の構成とすることで、第4実施形態
と同様にレーダ装置1の検知エリア(拡張検知領域61
及び遠延検知領域7)を広範囲化することができる。
【0045】また、第1実施形態乃至第4実施形態にお
いては、図1乃至図4に示すように、遠延検知領域7内
に対象物5が存在する場合の例を示しているが、対象物
5が検知エリア(近距離検知領域6又は拡張検知領域6
1及び遠延検知領域7)に例えば移動して侵入してくる
ような場合にも、レーダ装置1は対象物5の存在を検知
することができる。
【0046】
【発明の効果】上記のように本願の請求項1に係る発明
のレーダ装置にあっては、アンテナと対象物との間に、
アンテナから送出したレーダビームを狭域化するレンズ
部をレーダビームの一部を収束するように設けること
で、レーダビームの指向性を狭域化するように制御する
ので、アンテナから送出したレーダビームを狭域化する
レンズ部を設けない場合の近距離検知領域に加えて、検
知可能距離が遠距離化され狭域化された遠延検知領域を
形成することで、検知可能距離が異なる近距離検知領域
と遠延検知領域にある対象物を検知することができると
いう効果を奏する。
【0047】また、請求項2に係る発明のレーダ装置に
あっては、請求項1に記載の発明において、アンテナか
ら送出したレーダビームを狭域化するレンズ部を検知エ
リア側に向って凸状のレンズとすることで、遠延検知領
域を容易に形成することができるという効果を奏する。
また、アンテナから送出したレーダビームを狭域化する
レンズ部として凸状のレンズを用いることは、装置を大
型化する必要がなくなるという効果を奏する。
【0048】また、請求項3に係る発明のレーダ装置に
あっては、請求項2に記載の発明において、アンテナと
検知エリア側に向って凸状のレンズとの間に、レーダビ
ームの領域のうち少なくとも凸状のレンズにより収束す
る領域より大きな領域を収束する検知エリア側に向って
凹状のレンズを設け、レーダビームの指向性を広域化す
るように制御するので、検知可能距離が近距離である近
距離検知領域をより広域化して拡張検知領域を形成する
ことができるという効果を奏する。
【0049】また、請求項4に係る発明のレーダ装置に
あっては、アンテナと対象物との間に、アンテナ3から
放出したレーダビームを狭域化する検知エリア側に向っ
て略中央部が凸状のレンズと、凸状のレンズの周辺部に
は、アンテナ3から放出したレーダビームを広域化する
凹状のレンズとを備えてなるレンズ部をレーダビームの
全部を収束するように設けることで、レーダビームの指
向性を狭域化するとともに広域化するように制御するの
で、レンズ部を設けない場合の検知可能距離が近距離で
ある近距離検知領域をより広域化した拡張検知領域と、
検知可能距離が遠距離化され狭域化された遠延検知領域
とを形成することで、検知可能距離が異なる拡張検知領
域と遠延検知領域にある対象物を検知することができる
という効果を奏する。
【0050】また、請求項5に係る発明のレーダ装置に
あっては、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の発
明において、少なくともアンテナとレンズ部とを連動さ
せ同時に移動させるスキャン手段を設け、検知可能距離
が異なる近距離と遠距離からなる検知エリアをスイープ
するようにスキャンすることで、検知範囲を広げること
ができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るレーダ装置を示す
概略構成図及び検知エリアを示す説明図である。
【図2】本発明の第2実施形態に係るレーダ装置を示す
概略構成図及び検知エリアを示す説明図である。
【図3】本発明の第3実施形態に係るレーダ装置を示す
概略構成図及び検知エリアを示す説明図である。
【図4】本発明の第4実施形態に係るレーダ装置を示す
概略構成図及び検知エリアを示す説明図である。
【符号の説明】
1 レーダ装置 2 制御部 3 アンテナ 4 レンズ部 4a、4b、4c レンズ 5 対象物 6、7、61 検知領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤井 隆 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 平田 聡 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 5H180 AA01 BB04 CC12 CC14 LL01 LL04 5J070 AC01 AC02 AD01 AE01 AF03 AG07 AK01 AK39 BF11 BF18

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーダビームを送受信するアンテナと、 該アンテナを介してレーダビームの送受信制御を行い、
    前記アンテナで受信した前記レーダビームの反射波に基
    づいて対象物を検知する制御部と、 前記アンテナと前記対象物との間に設けられ、前記アン
    テナより送出した前記レーダビームを狭域化するレンズ
    部とを備えてなり、 検知可能領域が近距離である近距離検知領域と、該近距
    離検知領域よりも検知可能距離が遠距離であるとともに
    前記レンズ部によって狭域化された遠延検知領域とから
    検知エリアが形成され、該検知エリアに存在する対象物
    を検知可能としたことを特徴とするレーダ装置。
  2. 【請求項2】 前記レンズ部が、前記検知エリア側に向
    って凸状のレンズである請求項1に記載のレーダ装置。
  3. 【請求項3】 前記アンテナと前記検知エリア側に向っ
    て凸状のレンズとの間に、前記レーダビームのうち少な
    くとも前記凸状のレンズにより収束する領域より大きな
    領域を収束する前記検知エリア側に向って凹状のレンズ
    を設けて、前記凸状のレンズと前記凹状のレンズとを備
    える前記レンズ部を形成することで、前記近距離検知領
    域が広域化された拡張検知領域が形成された請求項2に
    記載のレーダ装置。
  4. 【請求項4】 レーダビームを送受信するアンテナと、 該アンテナを介してレーダビームの送受信制御を行い、
    前記アンテナで受信した前記レーダビームの反射波に基
    づいて対象物を検知する制御部と、 前記アンテナより送出した前記レーダビームを狭域化す
    る前記検知エリア側に向って略中央部が凸状のレンズ
    と、該凸状のレンズの周辺部には、前記アンテナより送
    出した前記レーダビームを広域化する凹状のレンズとを
    有してなり、前記レーダビームの全部を収束するように
    前記アンテナと前記対象物との間に設けられたレンズ部
    とを備えてなり、 検知可能領域が近距離であり前記凹状のレンズによって
    広域化された拡張検知領域と、該拡張検知領域よりも検
    知可能距離が遠距離であるとともに前記凸状のレンズに
    よって狭域化された遠延検知領域とから検知エリアが形
    成され、該検知エリアに存在する対象物を検知可能とし
    たことを特徴とするレーダ装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも前記アンテナと前記レンズ部
    とを連動させ同時に移動させるスキャン手段を設けるこ
    とで、 前記検知エリアをスイープするようにスキャン可能とし
    た請求項1乃至請求項4のいずれかに記載のレーダ装
    置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010054344A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Denso Corp 方位検出装置
KR101029598B1 (ko) 2010-11-30 2011-04-15 삼성탈레스 주식회사 레이더 수신기
CN112470035A (zh) * 2018-12-06 2021-03-09 松下知识产权经营株式会社 距离信息取得装置、距离信息取得方法及程序

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