JP2003204915A - 加熱処理システム - Google Patents
加熱処理システムInfo
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- treatment system
- heating chamber
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- Washing And Drying Of Tableware (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】食器類を積載した多数台の台車を容易に処理装
置の加熱室に出入りさせる。 【解決手段】食器類1を積載して走行する台車2と、食
器類1を積載した台車2が走行して出入りする加熱室3
1と加熱室31に入室した食器類1,台車2を加熱処理
する加熱機構とを備えた処理装置3とからなる。処理装
置3の加熱室31の形状は、台車2の出入りの前後方向
に台車2が複数台並列される形状に形成されている。処
理装置3の加熱室31の内部に台車2を前後の双方向に
順次送り駆動可能な送り機構35が設置されている。
置の加熱室に出入りさせる。 【解決手段】食器類1を積載して走行する台車2と、食
器類1を積載した台車2が走行して出入りする加熱室3
1と加熱室31に入室した食器類1,台車2を加熱処理
する加熱機構とを備えた処理装置3とからなる。処理装
置3の加熱室31の形状は、台車2の出入りの前後方向
に台車2が複数台並列される形状に形成されている。処
理装置3の加熱室31の内部に台車2を前後の双方向に
順次送り駆動可能な送り機構35が設置されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、食器類(椀,
皿,スプーン,杓子,トレイ等)と食器類を積載する台
車とを乾燥,消毒等のために加熱処理する加熱処理シス
テムに係る技術分野に属する。
皿,スプーン,杓子,トレイ等)と食器類を積載する台
車とを乾燥,消毒等のために加熱処理する加熱処理シス
テムに係る技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】 最近、給食センタ等の集中処理施設と
学校,企業等の使用施設との間で大量の給食,食器類を
流通させる際、運搬効率の要請から給食,食器類を台車
に積載することが行われている。このため、集中処理施
設では、洗浄した食器類,台車の双方を効率的に加熱処
理することが要求されている。
学校,企業等の使用施設との間で大量の給食,食器類を
流通させる際、運搬効率の要請から給食,食器類を台車
に積載することが行われている。このため、集中処理施
設では、洗浄した食器類,台車の双方を効率的に加熱処
理することが要求されている。
【0003】従来、加熱処理システムとしては、例え
ば、食器類を積載して走行する台車と、食器類を積載し
た台車が走行して出入りする加熱室と加熱室に入室した
食器類,台車を加熱処理(例えば、95℃の循環熱風に
より)する加熱機構とを備えた処理装置とからなるもの
が知られている。
ば、食器類を積載して走行する台車と、食器類を積載し
た台車が走行して出入りする加熱室と加熱室に入室した
食器類,台車を加熱処理(例えば、95℃の循環熱風に
より)する加熱機構とを備えた処理装置とからなるもの
が知られている。
【0004】この従来の加熱処理システムは、洗浄され
た食器類を洗浄された台車に積載し、台車を走行させて
処理装置の加熱室に入室させ、処理装置の加熱室の内部
で加熱機構によって食器類,台車の双方を同時に加熱処
理するものである。
た食器類を洗浄された台車に積載し、台車を走行させて
処理装置の加熱室に入室させ、処理装置の加熱室の内部
で加熱機構によって食器類,台車の双方を同時に加熱処
理するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】 前述の従来の加熱処
理システムでは、加熱処理から使用施設への配送までの
間、処理装置の加熱室を食器類,台車の加熱処理済み状
態を維持した保管室としても使用することが行われてい
るため、集中処理施設が保有する台車の全てについて処
理装置の加熱室に出入りさせる煩雑な作業が要求される
という問題点がある。
理システムでは、加熱処理から使用施設への配送までの
間、処理装置の加熱室を食器類,台車の加熱処理済み状
態を維持した保管室としても使用することが行われてい
るため、集中処理施設が保有する台車の全てについて処
理装置の加熱室に出入りさせる煩雑な作業が要求される
という問題点がある。
【0006】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、食器類を積載した多数台の台車を容易に
処理装置の加熱室に出入りさせることのできる熱処理シ
ステムを提供することを課題とする。
されたもので、食器類を積載した多数台の台車を容易に
処理装置の加熱室に出入りさせることのできる熱処理シ
ステムを提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】 前述の課題を解決する
ため、本発明に係る加熱処理システムは、次のような手
段を採用する。
ため、本発明に係る加熱処理システムは、次のような手
段を採用する。
【0008】即ち、請求項1では、食器類を積載して走
行する台車と、食器類を積載した台車が走行して出入り
する加熱室と加熱室に入室した食器類,台車を加熱処理
する加熱機構とを備えた処理装置とからなる加熱処理シ
ステムにおいて、処理装置の加熱室の形状は台車の出入
りの前後方向に台車が複数台並列される形状に形成さ
れ、処理装置の加熱室の内部に台車を前後の双方向に順
次送り駆動可能な送り機構が設置されていることを特徴
とする。
行する台車と、食器類を積載した台車が走行して出入り
する加熱室と加熱室に入室した食器類,台車を加熱処理
する加熱機構とを備えた処理装置とからなる加熱処理シ
ステムにおいて、処理装置の加熱室の形状は台車の出入
りの前後方向に台車が複数台並列される形状に形成さ
れ、処理装置の加熱室の内部に台車を前後の双方向に順
次送り駆動可能な送り機構が設置されていることを特徴
とする。
【0009】この手段では、処理装置の加熱室に入室さ
れた台車が送り機構によって順次後方に送られ、処理装
置の加熱室に入室されている台車が送り機構によって順
次前方に送られる。
れた台車が送り機構によって順次後方に送られ、処理装
置の加熱室に入室されている台車が送り機構によって順
次前方に送られる。
【0010】また、請求項2では、請求項1の加熱処理
システムにおいて、処理装置の送り機構は加熱室の底面
の中央部に台車の車輪を避けて配設されていることを特
徴とする。
システムにおいて、処理装置の送り機構は加熱室の底面
の中央部に台車の車輪を避けて配設されていることを特
徴とする。
【0011】この手段では、処理装置の送り機構が加熱
室に入室した台車の下方に存在するのデッドスペースを
利用して配設される。また、処理装置の送り機構が確実
に形成されるとともに実装面積の省スペース化が図られ
る。
室に入室した台車の下方に存在するのデッドスペースを
利用して配設される。また、処理装置の送り機構が確実
に形成されるとともに実装面積の省スペース化が図られ
る。
【0012】また、請求項3では、請求項2の加熱処理
システムにおいて、処理装置の送り機構は台車の車輪の
走行方向を規制するガイドプレートを備えていることを
特徴とする。
システムにおいて、処理装置の送り機構は台車の車輪の
走行方向を規制するガイドプレートを備えていることを
特徴とする。
【0013】この手段では、台車が処理装置の送り機構
のガイドプレートに沿って送られる。また、台車が処理
装置の内部に接触することが防止される。
のガイドプレートに沿って送られる。また、台車が処理
装置の内部に接触することが防止される。
【0014】また、請求項4では、請求項1〜3のいず
れかの加熱処理システムにおいて、台車は食器類の積載
空間を囲む箱形の収容室と収容室を開閉し開放状態で収
容室の外側に折畳まれて保持される扉とを備えているこ
とを特徴とする。
れかの加熱処理システムにおいて、台車は食器類の積載
空間を囲む箱形の収容室と収容室を開閉し開放状態で収
容室の外側に折畳まれて保持される扉とを備えているこ
とを特徴とする。
【0015】この手段では、開放された扉が突出しない
状態で台車が処理装置の加熱室に出入りされる。
状態で台車が処理装置の加熱室に出入りされる。
【0016】また、請求項5では、請求項2〜4のいす
れかの加熱処理システムにおいて、台車は底盤の下面に
処理装置の送り機構に着脱可能に係止する係止部が設け
られていることを特徴とする。
れかの加熱処理システムにおいて、台車は底盤の下面に
処理装置の送り機構に着脱可能に係止する係止部が設け
られていることを特徴とする。
【0017】この手段では、台車が処理装置の送り機構
に係止することで送られる。
に係止することで送られる。
【0018】また、請求項6では、請求項1〜5のいず
れかの加熱処理システムにおいて、処理室の加熱室は横
方向に複数室が並設され台車の出入口に昇降式のシャッ
タが設けられていることを特徴とする。
れかの加熱処理システムにおいて、処理室の加熱室は横
方向に複数室が並設され台車の出入口に昇降式のシャッ
タが設けられていることを特徴とする。
【0019】この手段では、処理室の加熱室の出入口の
開放が並設されている他の加熱室の出入口の障害となら
なくなる。
開放が並設されている他の加熱室の出入口の障害となら
なくなる。
【0020】
【発明の実施の形態】 以下、本発明に係る加熱処理シ
ステムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
ステムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】この実施の形態では、食器類1を積載した
4台ずつ合計8台の台車2を並設された2つの処理装置
3で加熱処理するものを示してある。
4台ずつ合計8台の台車2を並設された2つの処理装置
3で加熱処理するものを示してある。
【0022】食器類1は、前述のように椀,皿,スプー
ン,杓子,トレイ等からなるもので、洗浄され籠等に収
容された状態で台車2に積載される。なお、必要に応じ
て、給食が充填される薬缶,食缶等を加熱処理の対象と
して含めることもできる。
ン,杓子,トレイ等からなるもので、洗浄され籠等に収
容された状態で台車2に積載される。なお、必要に応じ
て、給食が充填される薬缶,食缶等を加熱処理の対象と
して含めることもできる。
【0023】台車2は、食器類1の積載空間を底盤2
1,天盤22,側板23,扉24からなる箱形の収容室
で囲んでいる。従って、食器類1,台車2を洗浄,加熱
処理する際には、扉24を開放する必要がある。この扉
24は、図2に詳細に示されるように、観音開き構造で
箱形の相対する側面に位置され、相対する開閉軸25が
位相して側板23の外側に折畳み積層されて開放される
ようになっている。この扉24の開放状態は、側板23
に固定された固定バー取付溝26に固定バー27を掛渡
すことによって保持される。なお、集中処理施設と使用
施設との間で給食,食器類1を流通させる際には、扉2
4を閉鎖して給食,食器類を雑菌等から遮断するととも
に給食,食滓の漏出による周囲の汚損を防止することが
できる。また、収容室の内部には、食器類1の積載空間
を階層区分する棚28が設けられている。
1,天盤22,側板23,扉24からなる箱形の収容室
で囲んでいる。従って、食器類1,台車2を洗浄,加熱
処理する際には、扉24を開放する必要がある。この扉
24は、図2に詳細に示されるように、観音開き構造で
箱形の相対する側面に位置され、相対する開閉軸25が
位相して側板23の外側に折畳み積層されて開放される
ようになっている。この扉24の開放状態は、側板23
に固定された固定バー取付溝26に固定バー27を掛渡
すことによって保持される。なお、集中処理施設と使用
施設との間で給食,食器類1を流通させる際には、扉2
4を閉鎖して給食,食器類を雑菌等から遮断するととも
に給食,食滓の漏出による周囲の汚損を防止することが
できる。また、収容室の内部には、食器類1の積載空間
を階層区分する棚28が設けられている。
【0024】この台車2は、底盤21の下面の4隅にそ
れぞれキャスタタイプの車輪29が取付けられ、自由方
向へ手押し走行できるようになっている。また、この台
車2は、底盤21の下面の車輪29の間の中央部の前後
の2箇所に突起形の係止部21’が設けられている。
れぞれキャスタタイプの車輪29が取付けられ、自由方
向へ手押し走行できるようになっている。また、この台
車2は、底盤21の下面の車輪29の間の中央部の前後
の2箇所に突起形の係止部21’が設けられている。
【0025】処理装置3は、食器類1を積載した台車2
が走行して出入りする加熱室31を備えている。この加
熱室31は、台車2の出入りの前後方向に4台の台車2
を並列可能な形状に形成されている。加熱室31の前面
には、台車2が出入りする出入口を開閉する昇降式のシ
ャッタ311が設けられている。シャッタ311は、並
設された加熱室31の出入口をも共通して開閉するもの
で、複数の板材が上下に回動可能に連結され湾曲上昇す
る構造になっている。加熱室31の後面には、加熱室3
1の最後方まで台車2が入室していることを検出する台
車検出センサ312が取付けられている。
が走行して出入りする加熱室31を備えている。この加
熱室31は、台車2の出入りの前後方向に4台の台車2
を並列可能な形状に形成されている。加熱室31の前面
には、台車2が出入りする出入口を開閉する昇降式のシ
ャッタ311が設けられている。シャッタ311は、並
設された加熱室31の出入口をも共通して開閉するもの
で、複数の板材が上下に回動可能に連結され湾曲上昇す
る構造になっている。加熱室31の後面には、加熱室3
1の最後方まで台車2が入室していることを検出する台
車検出センサ312が取付けられている。
【0026】さらに、処理装置3は、加熱室31に入室
した食器類1,台車2を加熱処理する加熱機構32を備
えている。この加熱機構32は、加熱室31の側面に設
けられ電熱,蒸気熱等を利用して放熱する熱源321
と、加熱室31の上面に取付けられ加熱室31の内部の
加熱された空気を撹拌循環させるファン322とからな
る。
した食器類1,台車2を加熱処理する加熱機構32を備
えている。この加熱機構32は、加熱室31の側面に設
けられ電熱,蒸気熱等を利用して放熱する熱源321
と、加熱室31の上面に取付けられ加熱室31の内部の
加熱された空気を撹拌循環させるファン322とからな
る。
【0027】さらに、処理装置3は、加熱室31のシャ
ッタ311を昇降駆動するシャッタ駆動機構33を備え
ている。このシャッタ駆動機構33は、処理装置3の加
熱室31の上部に断熱区画された上部機械室34の内部
に設置された駆動モータ331と、上部機械室34の内
部に設置され駆動モータ331で回転駆動される巻取繰
出用プーリ332と、巻取繰出用プーリ332に基端末
が固定され先端末がシャッタ311の側面の下端部付近
に固定された吊ワイア333とからなる。
ッタ311を昇降駆動するシャッタ駆動機構33を備え
ている。このシャッタ駆動機構33は、処理装置3の加
熱室31の上部に断熱区画された上部機械室34の内部
に設置された駆動モータ331と、上部機械室34の内
部に設置され駆動モータ331で回転駆動される巻取繰
出用プーリ332と、巻取繰出用プーリ332に基端末
が固定され先端末がシャッタ311の側面の下端部付近
に固定された吊ワイア333とからなる。
【0028】さらに、処理装置3は、台車2を前後の双
方向に1台分ずつ送り駆動可能な送り機構35を備えて
いる。この送り機構35は、加熱室31の後部の外側に
設けられた後部機械室36の内部に設置された駆動モー
タ351と、後部機械室36の内部に設置された1対の
駆動ギア352と、加熱室31の床面の中央部のシャッ
タ311よりも少し内部側の位置に設置された1対の従
動ギア353と、1対の駆動ギア352,従動ギア35
3の間に掛けられた2連のエンドレス状のリンクチェー
ン354と、2連のリンクチェーン354に一転間隔を
介して掛渡されリンクチェーン354の外周側に突出し
た送り用突起355と、リンクチェーン354の両側に
沿って配設された断面コ字形のガイドプレート356と
からなる。従動ギア353,リンクチェーン354,送
り用突起355,ガイドプレート356は、台車2の底
盤21の高さよりも低く構成され、加熱室1に入室した
台車2の下方に存在するのデッドスペースを利用してい
る。ガイドプレート356は、従動ギア353の軸受と
なるとともに、台車2の車輪29のリンクチェーン35
4への衝突を防止する。
方向に1台分ずつ送り駆動可能な送り機構35を備えて
いる。この送り機構35は、加熱室31の後部の外側に
設けられた後部機械室36の内部に設置された駆動モー
タ351と、後部機械室36の内部に設置された1対の
駆動ギア352と、加熱室31の床面の中央部のシャッ
タ311よりも少し内部側の位置に設置された1対の従
動ギア353と、1対の駆動ギア352,従動ギア35
3の間に掛けられた2連のエンドレス状のリンクチェー
ン354と、2連のリンクチェーン354に一転間隔を
介して掛渡されリンクチェーン354の外周側に突出し
た送り用突起355と、リンクチェーン354の両側に
沿って配設された断面コ字形のガイドプレート356と
からなる。従動ギア353,リンクチェーン354,送
り用突起355,ガイドプレート356は、台車2の底
盤21の高さよりも低く構成され、加熱室1に入室した
台車2の下方に存在するのデッドスペースを利用してい
る。ガイドプレート356は、従動ギア353の軸受と
なるとともに、台車2の車輪29のリンクチェーン35
4への衝突を防止する。
【0029】なお、送り機構35の台車2を前後の双方
向に1台分ずつ送り駆動する構成としては、電気回路,
カム板による駆動モータ351の回転数の制御やセンサ
類と連係した駆動モータ351の回転,停止のタイミン
グ調整等によって実行される。
向に1台分ずつ送り駆動する構成としては、電気回路,
カム板による駆動モータ351の回転数の制御やセンサ
類と連係した駆動モータ351の回転,停止のタイミン
グ調整等によって実行される。
【0030】さらに、処理装置3は、前述の上部機械室
34の内部に電気的な各種制御機器が収容されている。
この各種制御機器に接続され並設された加熱室31の加
熱処理の温度,時間等を共通に設定するための第1操作
部36が上部機械室34の前面に取付けられている。ま
た、この各種制御機器に接続され並設された加熱室31
のシャッタ駆動機構33,送り機構35を個別に操作す
る第2操作部37が上部機械室34の前面にそれぞれ取
付けられている。
34の内部に電気的な各種制御機器が収容されている。
この各種制御機器に接続され並設された加熱室31の加
熱処理の温度,時間等を共通に設定するための第1操作
部36が上部機械室34の前面に取付けられている。ま
た、この各種制御機器に接続され並設された加熱室31
のシャッタ駆動機構33,送り機構35を個別に操作す
る第2操作部37が上部機械室34の前面にそれぞれ取
付けられている。
【0031】この実施の形態による加熱処理では、ま
ず、洗浄した台車2の扉24を固定バー取付溝26,固
定バー27で開放状態に保持して、洗浄した食器類1を
台車2の棚28等に積載する。なお、食器類1を積載し
た状態で台車2ごと洗浄する洗浄機能を備えた洗浄装置
を利用することもできる。そして、処理装置3の第2操
作部37によりシャッタ駆動機構33を操作して、加熱
室31のシャッタ311を開放しておく。
ず、洗浄した台車2の扉24を固定バー取付溝26,固
定バー27で開放状態に保持して、洗浄した食器類1を
台車2の棚28等に積載する。なお、食器類1を積載し
た状態で台車2ごと洗浄する洗浄機能を備えた洗浄装置
を利用することもできる。そして、処理装置3の第2操
作部37によりシャッタ駆動機構33を操作して、加熱
室31のシャッタ311を開放しておく。
【0032】続いて、台車2を手押し走行させて加熱室
31に入室させる。このとき、また、加熱室31のシャ
ッタ311が昇降式で出入口の障害とならないため、並
設された2つの加熱室31に対して同時に台車2を入室
させることができる。また、台車2の扉24の開放状態
が保持されて狭い加熱室31の内部での扉24の衝突が
避けられているため、台車2を加熱室31の内部で容易
に走行させることができる。また、加熱室31の底面に
位置している送り機構35のガイドプレート356が入
室した台車2の車輪29の方向を強制的に規制するた
め、入室した台車2の底盤21,天盤22等が加熱室3
1の側面に衝突することもない。
31に入室させる。このとき、また、加熱室31のシャ
ッタ311が昇降式で出入口の障害とならないため、並
設された2つの加熱室31に対して同時に台車2を入室
させることができる。また、台車2の扉24の開放状態
が保持されて狭い加熱室31の内部での扉24の衝突が
避けられているため、台車2を加熱室31の内部で容易
に走行させることができる。また、加熱室31の底面に
位置している送り機構35のガイドプレート356が入
室した台車2の車輪29の方向を強制的に規制するた
め、入室した台車2の底盤21,天盤22等が加熱室3
1の側面に衝突することもない。
【0033】続いて、処理装置3の第2操作部37によ
り送り機構35を操作して、加熱室31に入室された台
車2を1台分後方に送る。このとき、送り機構35の回
転するリンクチェーン354により後方に移動される送
り用突起355が台車2の係止部21’に係止して、台
車2を後方へ走行させる。この台車2の走行は、前述の
ように送り機構35のガイドプレート356の規制によ
って、円滑,確実に後方へ指向される。
り送り機構35を操作して、加熱室31に入室された台
車2を1台分後方に送る。このとき、送り機構35の回
転するリンクチェーン354により後方に移動される送
り用突起355が台車2の係止部21’に係止して、台
車2を後方へ走行させる。この台車2の走行は、前述の
ように送り機構35のガイドプレート356の規制によ
って、円滑,確実に後方へ指向される。
【0034】そして、2台目,3台目の台車2につい
て、前述の操作,動作が繰返される。このとき、処理装
置3の送り機構35によって台車2が送られている間
に、作業員が次の台車2を他の場所から手押し走行させ
てくることができる。従って、多数台の台車2を効率的
に処理装置3の加熱室31に入室させることができる。
また、4台目の台車2を入室させた後には、処理装置3
の第2操作部37により送り機構35を操作しようとし
ても、前述の台車検出センサ312との連係によって、
送り機構35の駆動が阻止される。従って、処理装置3
の加熱室31に既に何台の台車2が入室されてるのかを
覗込んで一々確認する必要はない。
て、前述の操作,動作が繰返される。このとき、処理装
置3の送り機構35によって台車2が送られている間
に、作業員が次の台車2を他の場所から手押し走行させ
てくることができる。従って、多数台の台車2を効率的
に処理装置3の加熱室31に入室させることができる。
また、4台目の台車2を入室させた後には、処理装置3
の第2操作部37により送り機構35を操作しようとし
ても、前述の台車検出センサ312との連係によって、
送り機構35の駆動が阻止される。従って、処理装置3
の加熱室31に既に何台の台車2が入室されてるのかを
覗込んで一々確認する必要はない。
【0035】この結果、処理装置3の加熱室31の内部
に台車2が4台並列されることになる。この台車2の並
列では、狭い加熱室31の内部の後方側まで作業員が台
車2を手押し走行させる必要がないため、台車2の入室
作業が容易になるとともに安全性も確保される。
に台車2が4台並列されることになる。この台車2の並
列では、狭い加熱室31の内部の後方側まで作業員が台
車2を手押し走行させる必要がないため、台車2の入室
作業が容易になるとともに安全性も確保される。
【0036】この後、処理装置3の第2操作部37によ
りシャッタ駆動機構33を操作して加熱室31のシャッ
タ311を閉鎖し、第1操作部36を操作して温度,時
間等を設定して加熱処理を実行する。
りシャッタ駆動機構33を操作して加熱室31のシャッ
タ311を閉鎖し、第1操作部36を操作して温度,時
間等を設定して加熱処理を実行する。
【0037】この加熱処理では、台車2の扉24の開放
状態が側板23に折畳み積層された格好となって外側に
突出していないため、処理装置3の加熱室31の床面積
を削減して処理装置3の設置面積を小さくすることがで
きる。
状態が側板23に折畳み積層された格好となって外側に
突出していないため、処理装置3の加熱室31の床面積
を削減して処理装置3の設置面積を小さくすることがで
きる。
【0038】なお、横幅の狭い処理装置3を並設するこ
とで、食器類1を積載した多数台の台車2を加熱処理す
ることができる。
とで、食器類1を積載した多数台の台車2を加熱処理す
ることができる。
【0039】加熱処理が終了して給食を配送する場合等
には、処理装置3の第2操作部37によりシャッタ駆動
機構33を操作して加熱室31のシャッタ311を開放
し、前述の逆に食器類1を積載した台車2を順次退室さ
せることになる。従って、台車2の退出の作業も容易で
ある。
には、処理装置3の第2操作部37によりシャッタ駆動
機構33を操作して加熱室31のシャッタ311を開放
し、前述の逆に食器類1を積載した台車2を順次退室さ
せることになる。従って、台車2の退出の作業も容易で
ある。
【0040】図示した実施の形態の外に、処理装置3の
加熱室31を台車2が前後に5台以上並列される構成と
することも可能である。
加熱室31を台車2が前後に5台以上並列される構成と
することも可能である。
【0041】以上のように本発明の実施の形態によれ
ば、処理装置3の送り機構35は加熱室31に入室した
台車2の下方に存在するデットスペースを利用して配設
されるため、送り機構35は確実に形成されるとともに
実装面積の省スペース化が図られる。
ば、処理装置3の送り機構35は加熱室31に入室した
台車2の下方に存在するデットスペースを利用して配設
されるため、送り機構35は確実に形成されるとともに
実装面積の省スペース化が図られる。
【0042】また、処理装置3の送り機構35のガイド
プレート56に沿って走行されるため、台車2が処理装
置3の内部で揺れ動くことがなく、接触を防ぐことがで
きる。
プレート56に沿って走行されるため、台車2が処理装
置3の内部で揺れ動くことがなく、接触を防ぐことがで
きる。
【0043】
【発明の効果】 以上のように、本発明に係る加熱処理
システムは、処理装置の加熱室に入室された台車が送り
機構によって順次後方に送られ、処理装置の加熱室に入
室されている台車が送り機構によって順次前方に送られ
るため、食器類を積載した多数台の台車を容易に処理装
置の加熱室に出入りさせることができる効果がある。
システムは、処理装置の加熱室に入室された台車が送り
機構によって順次後方に送られ、処理装置の加熱室に入
室されている台車が送り機構によって順次前方に送られ
るため、食器類を積載した多数台の台車を容易に処理装
置の加熱室に出入りさせることができる効果がある。
【0044】さらに、台車が送り機構によって送られて
いる間に、作業員が処理装置の加熱室の外部で他の台車
を手押し等で走行させることができるため、台車の処理
装置の加熱室への出入り作業を効率的に行うことができ
る効果がある。
いる間に、作業員が処理装置の加熱室の外部で他の台車
を手押し等で走行させることができるため、台車の処理
装置の加熱室への出入り作業を効率的に行うことができ
る効果がある。
【0045】さらに、作業員が処理装置の狭い加熱室の
内部の後方側まで入込む必要性がないため、作業員の安
全性が確保される効果がある。
内部の後方側まで入込む必要性がないため、作業員の安
全性が確保される効果がある。
【図1】 本発明に係る加熱処理システムの実施の形態
を示す全体の斜視図である。
を示す全体の斜視図である。
【図2】 図1の要部の拡大平面断面図である。
【図3】 図1の使用状態の要部の拡大図である。
【図4】 図1の使用状態の一部切断の側面図である。
【図5】 図1の使用状態の正面図である。
1 食器類
2 台車
21 底盤(収容室)
21’ 係止部
22 天盤(収容室)
23 側板(収容室)
24 扉(収容室)
29 車輪
3 処理装置
31 加熱室
311 シャッタ
32 加熱機構
35 送り機構
356 ガイドプレート
Claims (6)
- 【請求項1】 食器類を積載して走行する台車と、食器
類を積載した台車が走行して出入りする加熱室と加熱室
に入室した食器類,台車を加熱処理する加熱機構とを備
えた処理装置とからなる加熱処理システムにおいて、処
理装置の加熱室の形状は台車の出入りの前後方向に台車
が複数台並列される形状に形成され、処理装置の加熱室
の内部に台車を前後の双方向に順次送り駆動可能な送り
機構が設置されていることを特徴とする加熱処理システ
ム。 - 【請求項2】 請求項1の加熱処理システムにおいて、
処理装置の送り機構は加熱室の底面の中央部に台車の車
輪を避けて配設されていることを特徴とする加熱処理シ
ステム。 - 【請求項3】 請求項2の加熱処理システムにおいて、
処理装置の送り機構は台車の車輪の走行方向を規制する
ガイドプレートを備えていることを特徴とする加熱処理
システム。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかの加熱処理シス
テムにおいて、台車は食器類の積載空間を囲む箱形の収
容室と収容室を開閉し開放状態で収容室の外側に折畳ま
れて保持される扉とを備えていることを特徴とする加熱
処理システム。 - 【請求項5】 請求項2〜4のいすれかの加熱処理シス
テムにおいて、台車は底盤の下面に処理装置の送り機構
に着脱可能に係止する係止部が設けられていることを特
徴とする加熱処理システム。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかの加熱処理シス
テムにおいて、処理室の加熱室は横方向に複数室が並設
され台車の出入口に昇降式のシャッタが設けられている
ことを特徴とする加熱処理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002006789A JP2003204915A (ja) | 2002-01-15 | 2002-01-15 | 加熱処理システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002006789A JP2003204915A (ja) | 2002-01-15 | 2002-01-15 | 加熱処理システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003204915A true JP2003204915A (ja) | 2003-07-22 |
Family
ID=27645458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002006789A Pending JP2003204915A (ja) | 2002-01-15 | 2002-01-15 | 加熱処理システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003204915A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019005385A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 株式会社中西製作所 | 水分の除滴乾燥方法およびコンテナ処理装置 |
JP2019005384A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 株式会社中西製作所 | コンテナ洗浄除滴乾燥方法およびコンテナ洗浄除滴乾燥機 |
CN110482015A (zh) * | 2018-05-14 | 2019-11-22 | 东京毅力科创株式会社 | 反应管组合件的输送方法 |
-
2002
- 2002-01-15 JP JP2002006789A patent/JP2003204915A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019005385A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 株式会社中西製作所 | 水分の除滴乾燥方法およびコンテナ処理装置 |
JP2019005384A (ja) * | 2017-06-27 | 2019-01-17 | 株式会社中西製作所 | コンテナ洗浄除滴乾燥方法およびコンテナ洗浄除滴乾燥機 |
JP6998685B2 (ja) | 2017-06-27 | 2022-01-18 | 株式会社中西製作所 | コンテナ洗浄除滴乾燥方法およびコンテナ処理装置 |
JP6998686B2 (ja) | 2017-06-27 | 2022-01-18 | 株式会社中西製作所 | 水分の除滴乾燥方法およびコンテナ処理装置 |
CN110482015A (zh) * | 2018-05-14 | 2019-11-22 | 东京毅力科创株式会社 | 反应管组合件的输送方法 |
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