JP2003204659A - ステータの巻線方法と巻線装置および巻線治具 - Google Patents

ステータの巻線方法と巻線装置および巻線治具

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JP2003204659A JP2002291874A JP2002291874A JP2003204659A JP 2003204659 A JP2003204659 A JP 2003204659A JP 2002291874 A JP2002291874 A JP 2002291874A JP 2002291874 A JP2002291874 A JP 2002291874A JP 2003204659 A JP2003204659 A JP 2003204659A
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薫 野地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻線の占積率を高められ、巻線方式の自由度
を高められ、構造の簡素化がはかれるステータの巻線方
法と巻線装置および巻線治具を提供する。 【解決手段】 巻線装置1において、コア8をその中心
軸回りに回動させるインデックス機構11と、線材5を
挿通させる複数のガイド穴14が開口したノズル10
と、このノズル10を三次元方向に移動するノズル移動
機構35とを備え、各ガイド穴14から繰り出される複
数本の線材5を束にして各ティース9に巻回する構成と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ステータの巻線方
法と巻線装置および巻線治具の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】各ティースが環状のヨークの内側に突出
するインナロータ式のステータにあっては、各ティース
間のスロットが内側に向いて開口しているため、各ティ
ースに線材を直接巻回する場合、線材を繰り出すノズル
の移動経路に対する制約が多く、巻線の占積率を高めら
れないという問題点がある。
【0003】この対策として、例えば特許文献1に開示
されたものは、図26に示すように、環状のステータ9
6が複数の分割コア97に分割され、各分割コア97を
鉛直姿勢となるように回動させて線材95を巻回した
後、各分割コア97を図示した水平姿勢となるように回
動させるようになっている。
【0004】
【特許文献1】特開2001−157424号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のステータの巻線方法にあっては、各分割コア
(ティース)97毎に線材95を巻回する集中巻き方式
に限定され、複数の分割コア97に渡って線材95を巻
回する分布巻き方式を適用できないという問題点があっ
た。
【0006】また、各分割コア97を保持する巻線治具
の構造が複雑化し、製品のコストアップを招くという問
題点があった。
【0007】また、太い線材に代えて複数本の細い線材
を巻回することにより、巻線の占積率(密度)を高めら
れることが知られているが、複数本の線材を束にして巻
回しようとすると、線材どうしが摩擦によって絡み合
い、巻線の占積率を高められないという問題点があっ
た。
【0008】本発明は上記の問題点を鑑みてなされたも
のであり、巻線の占積率を高められ、巻線方式の自由度
を高められ、構造の簡素化がはかれるステータの巻線方
法と巻線装置および巻線治具を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ステータ
の各ティースに複数本の線材を束にして巻回するステー
タの巻線方法において、線材を挿通させる複数のガイド
穴が開口したノズルを用い、このノズルを各ティースの
回りを移動させて、各ガイド穴から繰り出される複数本
の線材を束にしてティースに巻回することを特徴とする
ものとした。
【0010】第2の発明は、ステータの各ティースに複
数本の線材を束にして巻回するステータの巻線装置にお
いて、ステータをその中心軸回りに回動させるインデッ
クス機構と、線材を挿通させる複数のガイド穴が開口し
たノズルと、このノズルを移動するノズル移動機構とを
備え、各ガイド穴から繰り出される複数本の線材を束に
してティースに巻回することを特徴とするものとした。
【0011】第3の発明は、第2の発明において、ノズ
ル移動機構は前記ノズルを前記ステータの中心軸回りに
旋回させる旋回台を備えたことを特徴とするものとし
た。
【0012】第4の発明は、第2または第3の発明にお
いて、ノズル移動機構は複数のノズルをステータの径方
向に独立して移動させる構成としたことを特徴とするも
のとした。
【0013】第5の発明は、第2から第4のいずれか一
つの発明において、ノズル移動機構はノズルを各ガイド
穴から繰り出される線材どうしが離れる方向に回動させ
る構成としたことを特徴とするものとした。
【0014】第6の発明は、第2から第5のいずれか一
つの発明において、ノズル移動機構はノズルをスロット
の開口幅方向に回動させる構成としたことを特徴とする
ものとした。
【0015】第7の発明は、第2から第6のいずれか一
つの発明において、ノズルを複数の部材に分割し、各部
材の接合面に各ガイド穴を構成する溝をそれぞれ形成し
たことを特徴とするものとした。
【0016】第8の発明は、ティースを連絡するヨーク
の内側に突出する複数のティースに線材を巻回するステ
ータの巻線方法において、各ティースをヨークと分割し
て形成し、各ティースをスロットが外側に向いて開口す
るように巻線治具に保持し、この巻線治具を用いて各テ
ィースに線材を巻回した後に各ティースにヨークを固定
することを特徴とするものとした。
【0017】第9の発明は、ティースを連絡するヨーク
の内側に突出する複数のティースが分割して形成された
ステータの巻線治具において、各ティースをスロットが
外側に向いて開口するように保持することを特徴とする
ものとした。
【0018】第10の発明は、第9の発明において、各
ティースが取り付けられる複数の支持ブロックと、各支
持ブロックをステータの径方向に移動可能に案内するガ
イドブロックと、各支持ブロックを各ティースが所定の
円周上に並ぶ位置に保持する保持手段とを備えたことを
特徴とするものとした。
【0019】第12の発明は、第9または第10の発明
において、各支持ブロックを内径方向に付勢するスプリ
ングと、各支持ブロックをこのスプリングに抗して外径
方向に移動させる押圧部材とを備えたことを特徴とする
ものとした。
【0020】第12の発明は、第9から第11のいずれ
か一つの発明において、各ティースを囲むようにして支
持ブロックに取り付けるコの字形固定具を備え、このコ
の字形固定具をその回りに線材が巻回された後に線材と
ティースの間から抜き取られる構造としたことを特徴と
するものとした。
【0021】第13の発明は、第12の発明において、
コの字形固定具に線材を案内するフォーマを備え、この
フォーマがステータの径方向に移動する構成としたこと
を特徴とするものとした。
【0022】第14の発明は、第13の発明において、
ステータの周方向について幅が異なる大フォーマと小フ
ォーマを備えたことを特徴とするものとした。
【0023】
【発明の作用および効果】第1、第2の発明によると、
複数本の線材は各ガイド穴を挿通して繰り出されるた
め、線材どうしが互いに接することなく円滑に繰り出さ
れる。この結果、線材どうしが摩擦によって絡み合うこ
とが防止され、巻線の占積率を高めてモータ等の性能向
上がはかられる。
【0024】第3の発明によると、旋回台を動かすこと
により、ノズルがステータのまわりを周方向に移動する
ため、ノズルを各スロットに対して等しい間隔を維持し
ながら動かすことができ、巻線精度を高めて占積率を高
められる。
【0025】また、旋回台を動かすことにより、インデ
ックス機構の動きを止めて巻線作業を行い、巻線作業が
行われるのと同時にコアに対する各種作業を行うことが
可能となり、生産性を高められる。
【0026】第4の発明によると、各ノズルが独立して
ステータの径方向に移動するため、各ノズルをステータ
の各スロットに対して等しい間隔を維持して動かすこと
ができ、巻線精度を高められる。
【0027】第5の発明によると、ノズルが各ガイド穴
から繰り出される線材どうしの押し付け力が減るように
回動することにより、線材どうしが摩擦によって絡み合
うことが有効に防止される。
【0028】第6の発明によると、ノズルがコアのまわ
りを移動するとき、ノズルをスロットの開口幅方向に回
動させることにより、ノズルを各ティースに干渉しない
ようスロットを通すことが可能となる。この結果、イン
デックス機構の動きを止めて巻線作業を行い、巻線作業
が行われるのと同時にコアに対する各種作業を行うこと
が可能となり、生産性を高められる。
【0029】第7の発明によると、ガイド穴の加工精度
を容易に高められるとともに、加工が容易で生産性の向
上がはかられる。
【0030】第8、第9の発明によると、各ティースを
ヨークから分割し、各ティースをスロットが外側に向い
て開口するように巻線治具に保持して巻線を行うことに
より、スロットに挿通するノズルの移動経路に対する制
約が少ないため、集中巻き方式、分布巻き方式のいずれ
も適用でき、巻線の占積率を高められる。
【0031】第10の発明によると、各支持ブロックは
各ティースを所定の円周上に並ぶ位置に保持して巻線が
行われた後、内径方向に移動して各ティースから取り外
される。
【0032】第11の発明によると、各支持ブロックは
押圧部材によって外径方向に移動し、各ティースを所定
の円周上に並ぶ位置に保持して巻線が行われる。その
後、各支持ブロックは押圧部材が離れることによりスプ
リングの付勢力によって内径方向に移動して各ティース
から取り外される。
【0033】第12の発明によると、ティースはコの字
形固定具に囲まれるようにして支持ブロックに連結さ
れ、巻線時にティースに線材からの力が直接働くことな
く、ティースにガタツキが生じることを防げる。
【0034】第13の発明によると、線材がフォーマに
案内されて巻回されることにより、巻き崩れを防止して
巻線の占積率が維持される。
【0035】第14の発明によると、線材が小フォーマ
によって取り付けられたコの字形固定具を跨いで巻回さ
れる場合に、巻き崩れを有効に防止して巻線の占積率が
維持される。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0037】図1において、1は3相交流モータのステ
ータを構成するコア8に巻線を自動的に行う巻線装置で
ある。
【0038】この内溝式のコア8は36個のティース9
が円環状のヨークの内側に突出し、各ティース9の間に
36個のスロットが内側に向けて開口するインナロータ
式のモータを構成するものである。各ティース9はヨー
クと分割されており、図1に示すように巻線治具3にコ
の字形固定具4を介して保持された状態で巻線が行われ
る。この巻線時、各ティース9は周方向に所定の間隔を
もって並び、各ティース9間のスロットがコア8の外側
に向いて開口している。そして各ティース9に巻線が終
了した後に、各ティース9の外周にヨークが嵌められ
る。
【0039】以下、巻線装置1の構成について説明す
る。ここで、互いに直交するX、Y、Zの3軸を設定
し、X軸が略水平前後方向、Y軸が略水平横方向、Z軸
が略垂直方向に延びるものとして説明する。
【0040】巻線装置1は、架台2に対してコア8をそ
の中心軸回りに回動させるインデックス機構11と、3
相の線材5をそれぞれ繰り出す3つのノズル10と、こ
のノズル10を三次元方向に動かすノズル移動機構15
とを備え、各ノズル10を各ティース9の回りを移動さ
せて各ティース9に巻線を行うようになっている。
【0041】インデックス機構11は、架台2に対して
Z軸回りに回転可能に支持されるインデックス台12
と、このインデックス台12を回転駆動するサーボモー
タ13とを備える。巻線治具3は駆動シリンダ29によ
って押圧部材28を介してインデックス台12上に押し
付け固定され、インデックス台12と共に同軸上で回転
する。
【0042】ノズル移動機構15は、架台2に対して電
磁アクチュエータ16によりY軸方向に移動する横移動
台17と、この横移動台17に対して電磁アクチュエー
タ18によりZ軸方向に移動する昇降台19と、この昇
降台19に対して電磁アクチュエータ20によりX軸方
向に移動するベース台21と、このベース台21に対し
てサーボモータ22によりY軸回りに回動する傾動台2
3と、この傾動台23に対して電磁アクチュエータ24
によりX軸を含むコア8の径方向に移動する前後移動台
25とを備える。各ノズル10が前後移動台25に固定
して設けられている。
【0043】なお、図2に示すように、各ノズル10が
前後移動台25に対して電磁アクチュエータ26により
コア8の径方向に移動する3つの独立移動台27を備え
てもよい。この場合、3つのノズル10が独立してコア
8の径方向に移動するため、各ノズル10を各スロット
に対して等しい間隔をもって動かすことができ、巻線精
度を高められる。
【0044】各電磁アクチュエータ16,20,24,
26はサーボモータによって回転駆動されるボールネジ
と、このボールネジに螺合して平行移動する従動子等に
よって構成される。巻線装置1は各電磁アクチュエータ
16,20,24のサーボモータおよびサーボモータ1
3,22の作動を制御するコントローラ80を備える。
【0045】各ノズル10には図示しない線材供給装置
から複数本の線材5が供給され、各ノズル10が複数本
の線材5を繰り出しながらティース9の回りを移動する
ことにより、複数本の線材5が束となってティース9に
巻回される。このように、太い線材に代えて複数本の細
い線材5を巻回することにより、巻線の占積率(密度)
を高めてモータの性能向上がはかられる。
【0046】図3の(a)図に示すように、ノズル10
はティース9間のスロットを挿通する板状に形成され、
各線材5が挿通する複数のガイド穴14が形成される。
各ガイド穴14は所定の間隔をもって一列に並んで開口
している。
【0047】図3の(b)、(c)図に示すように、ノ
ズル10を2個の部材10a,10bに分割し、各部材
10a,10bの接合面に各ガイド穴14を構成する溝
14a,14bをそれぞれ形成しても良い。この場合、
各溝14a,14bはその断面が半円形に窪み、部材1
0a,10bが締結された状態でその断面が円形のガイ
ド穴14を形成するようになっている。これにより、図
3の(a)図に示すようにガイド穴14をドリル等で形
成する構造に比べて、ガイド穴14の加工精度を容易に
高められるとともに、加工が容易で安価となる。
【0048】以上のように構成され、図4に示すよう
に、ノズル移動機構15が各ノズル10をそれぞれのガ
イド穴14から複数本の線材5を繰り出しながら各ティ
ース9間のスロットを通して移動させ、続いてインデッ
クス機構11がコア8を回動させることにより、各ノズ
ル10が各ティース9のまわりに回動する。
【0049】こうして各ノズル10がそれぞれのガイド
穴14から複数本の線材5を繰り出しながら各ティース
9のまわりに回動することにより、複数本の線材5が束
になって各ティース9に巻回される。
【0050】このとき、複数本の線材5はノズル10か
ら互いに所定の間隔を持って繰り出されるため、線材5
どうしが互いに接することなく円滑に繰り出される。こ
の結果、線材5どうしが摩擦によって絡み合うことが防
止され、巻線の占積率(密度)を高めてモータの性能向
上がはかられる。
【0051】ノズル10が複数本の線材5を繰り出しな
がら各ティース9間のスロットを通って移動するとき、
傾動台23をY軸回りに回動させてノズル10から繰り
出される。ノズル10がその上昇時に下向きに回動し、
その下降時に上向きに回動するようにサーボモータ22
の作動が制御される。これにより、ノズル10から繰り
出される線材5どうし間の摩擦を減らし、線材5どうし
が絡み合うことを有効に防止できる。
【0052】他の実施の形態として、図5に示すよう
に、ノズル移動機構15は、前後移動台25に対して電
磁アクチュエータ31により各ノズル10をその中心軸
まわりに回転させる回転盤32を備えてもよい。
【0053】図6に示すように、各ノズル10がティー
ス9のまわりを回動するとき、ノズル10から繰り出さ
れる線材5どうしが捻れないようにノズル10を回転さ
せる。これにより、線材5どうしが捻れることなくティ
ース9に巻回されるため、巻線の占積率(密度)を高め
てモータの性能向上がはかられる。
【0054】この場合、ノズル10を回転させることに
より、ノズル10に供給される線材5どうしが捻れる。
この対策として、例えばノズル10を図7の(a),
(b)図に示すように移動させればよい。図7の(b)
図に示す巻線方法は、隣合うティース9毎にノズル10
の回動方向を逆転させて、ノズル10に供給される線材
5どうしの捻れがとられるようになっている。図8の
(a),(b)図は、図7の(a),(b)図に対応
し、U、V、Wの3相分の巻線を示す展開図である。
【0055】なお、上記した分布巻き方式に限らず各テ
ィース9毎に線材5を巻回する集中巻き方式も適用でき
る。
【0056】次に図9に示す他の実施の形態を説明す
る。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を
付す。
【0057】巻線装置1は、架台2に対してコア8をそ
の中心軸回りに回動させるインデックス機構11と、3
相の線材5をそれぞれ繰り出す3つのノズル10を三次
元方向に動かす3つのノズル移動機構35を備え、各ノ
ズル10を各ティース9の回りを移動させて各ティース
9に巻線を行うようになっている。
【0058】ノズル移動機構35は、架台2に対して電
磁アクチュエータ36によりY軸方向に移動する横移動
台37と、この横移動台37に対して電磁アクチュエー
タ33によりX軸方向に移動する縦移動台34と、この
縦移動台34に対して電磁アクチュエータ38によりZ
軸方向に移動する昇降台39と、この昇降台39に対し
てモータ41によりZ軸まわり(スロットの開口幅方
向)について回動する首振り台42とを備え、この首振
り台42にノズル10が取り付けられている。
【0059】架台2上にはティース9に巻かれた線材5
をスロットに押し込む作業を行う押し込み装置43が設
けられる。この押し込み装置43はインデックス機構1
1を挟んで各ノズル移動機構35に対向する位置に設置
される。
【0060】以上のように構成され、ノズル移動機構1
5が横移動台37と縦移動台34をそれぞれ動かしてノ
ズル10をコア8のまわりを移動させ、続いて昇降台3
9を動かしてノズル10を各ティース9間のスロットを
通って昇降させることにより、各ノズル10が線材5を
繰り出しながら各ティース9のまわりを回動し、インデ
ックス機構11の動きを止めて巻線作業が行われる。こ
れにより、巻線作業が行われるのと同時に押し込み装置
43によってティース9に巻かれた線材5をスロットに
押し込む作業を行うことが可能となり、生産性を高めら
れる。
【0061】横移動台37と縦移動台34をそれぞれ動
かしてノズル10をコア8のまわりを移動させるとき、
首振り台42をスロットの開口幅方向に回動させること
により、ノズル10をコア8の径方向に延びるようにし
て、各ティース9に干渉しないようスロットを通すこと
が可能となる。
【0062】この場合、3つのノズル10が独立して移
動するため、各ノズル10を各スロットに対して等しい
間隔をもって動かすことができ、巻線精度を高められ
る。
【0063】次に図10に示す他の実施の形態を説明す
る。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を
付す。
【0064】巻線装置1は、架台2に対してコア8をそ
の中心軸回りに回動させるインデックス機構11と、3
相の線材5をそれぞれ繰り出す3つのノズル10を三次
元方向に動かすノズル移動機構45を備え、各ノズル1
0を各ティース9の回りを移動させて各ティース9に巻
線を行うようになっている。
【0065】ノズル移動機構45は、架台2に対して電
磁アクチュエータ18によりZ軸方向に移動する昇降台
19と、この昇降台19に対して電磁アクチュエータ4
6によりインデックス台12及びコア8の中心軸回りに
旋回する旋回台100と、この旋回台100に対して電
磁アクチュエータ26によりコア8の径方向に移動する
3つの独立移動台27とを備える。各ノズル10が独立
移動台27に固定して設けられている。各電磁アクチュ
エータ18,46,26の作動はコントローラ80によ
って制御される。
【0066】昇降台19上にはコア8の周方向に延びる
ガイドレール40が固定され、旋回台100はこのガイ
ドレール40に摺動可能に嵌合して、コア8の中心軸回
りに旋回する。
【0067】電磁アクチュエータ46はサーボモータ4
7によって回転駆動されるボールネジ48と、このボー
ルネジ48に螺合して平行移動する従動子49と、この
従動子49及び旋回台100に摺動可能に嵌合するレー
ル44によって構成される。
【0068】以上のように構成され、ノズル移動機構4
5が旋回台100及び各独立移動台27をそれぞれ動か
してノズル10をコア8のまわりを移動させ、続いて昇
降台19を動かしてノズル10を各ティース9間のスロ
ットを通って昇降させることにより、各ノズル10が線
材5を繰り出しながら各ティース9のまわりを回動し、
インデックス機構11の動きを止めて巻線作業が行われ
る。
【0069】この場合、3つのノズル10が一緒にコア
8の中心軸回りに旋回するとともに、各ノズル10が独
立してコア8の径方向に移動するため、各ノズル10を
各スロットに対して等しい間隔を維持しながら動かすこ
とができ、巻線精度を高めて占積率を高められる。
【0070】また、旋回台100を介して各ノズル10
がコア8に対して旋回することにより、インデックス機
構11によってコア8を回動させる動作を減らせるた
め、コア8が停止している間に例えばティース9に巻か
れた線材5をスロットに押し込む作業を効率良く行うこ
とができる。
【0071】次に図11に示す他の実施の形態を説明す
る。なお、前記実施の形態と同一構成部には同一符号を
付す。
【0072】ノズル移動機構10は、架台2に対して電
磁アクチュエータ46によりインデックス台12及びコ
ア8の中心軸回りに旋回する旋回台100と、この旋回
台100に対して電磁アクチュエータ26によりコア8
の径方向に移動する3つの独立移動台27と、各独立移
動台27に対して電磁アクチュエータ38によりZ軸方
向に移動する昇降台39と、この昇降台39に対してモ
ータ41によりZ軸まわり(スロットの開口幅方向)に
ついて回動する首振り台42とを備え、この首振り台4
2にノズル10が取り付けられている。
【0073】以上のように構成され、ノズル移動機構1
01が旋回台100と各独立移動台27をそれぞれ動か
してノズル10をコア8のまわりを移動させ、続いて昇
降台39を動かしてノズル10を各ティース9間のスロ
ットを通って昇降させることにより、各ノズル10が線
材5を繰り出しながら各ティース9のまわりを回動し、
インデックス機構11の動きを止めて巻線作業が行われ
る。このとき、ノズル10をコア8のまわりを移動させ
るとき、首振り台42をスロットの開口幅方向に回動さ
せることにより、巻線作業の自由度を高められ、ノズル
10を各ティース9に干渉しないようスロットを通すこ
とができる。
【0074】こうして巻線治具3を用いて各ティース9
に線材5を巻回した後、図12に示すように、各ティー
ス9を引き続き巻線治具3に保持した状態で各ティース
9の外周にヨーク6を固定する。そして、巻線治具3を
各ティース9から取り外し、図13に示すように、各テ
ィース9とヨーク6および線材5からなるステータ7が
形成される。なお、図12、図13には、コア8に1相
分の巻線が行われた状態を示しているが、実際には全て
のコア8に巻線が行われている。
【0075】図13に示すように、コア8は1個の円環
状のヨーク6と36個のティース9に分割されている。
ヨーク6の内周面には凸部6aが形成される一方、各テ
ィース9の外周面には凹部9aが形成され、凸部6aが
凹部9aに嵌合することによりヨーク6にティース9が
固定される。
【0076】なお、各ティースを連絡するヨークは、円
環状に限らず、各ティース間に介装されるブロック状に
形成し、ティースを介して円環状に並ぶように形成して
も良い。
【0077】図14は巻線装置1に分割された各ティー
ス9を支持する巻線治具3の分解斜視図である。この巻
線治具3は各ティース9をスロットが外側に向いて開口
するように保持するものである。
【0078】巻線治具3は各ティース9が取り付けられ
る4つの支持ブロック51と、各支持ブロック51をコ
ア8の径方向に移動可能に案内するガイドブロック55
と、各支持ブロック51を上下から挟む上蓋61および
下蓋65とを備える。
【0079】図15の(a),(b)図に示すように、
各支持ブロック51はコア8の径方向に延びるスライダ
部52を有する一方、ガイドブロック55はこのスライ
ダ部52を摺動可能に案内するガイド溝56を有し、各
支持ブロック51がガイドブロック55に案内されてコ
ア8の径方向に移動するようになっている。
【0080】支持ブロック51を各ティース9が所定の
円周上に並ぶ位置に保持する保持手段として、各支持ブ
ロック51はその上下面から環状に突出するストッパ部
53を有する一方、上蓋61および下蓋65は各ストッ
パ部53を当接させる各環状段部62、66をそれぞれ
有する。各支持ブロック51はそれぞれの傾斜面59に
テーパ状の押圧部材28の傾斜面30が押し付けられこ
とにより拡径方向に移動するが、各ストッパ部53が各
環状段部62、66に当接することにより、それぞれの
外周に形成された各ティース9に対する取り付け面50
が所定の円弧状に並ぶ位置に保持される。
【0081】円盤状の下蓋65はインデックス台12上
に置かれると、その内周面70がインデックス台12か
ら円柱状に突出した凸部71に嵌合することにより、イ
ンデックス台12の同軸上に保持される。
【0082】各支持ブロック51はその穴54に挿入さ
れたピン50が、ガイドブロック55の長穴57に挿通
している。ピン50は図18に示すスプリング69によ
って径方向について内側に付勢されている。各支持ブロ
ック51は押圧部材28が押し付けられるとこのスプリ
ング69に抗して拡径方向に移動させ、押圧部材28が
離れるとスプリング69の付勢力により縮径方向に移動
する。
【0083】支持ブロック51の外周面51aには磁石
75が埋め込まれ、ティース9を磁力により吸着するよ
うになっている。これにより、各ティース9を支持ブロ
ック51に仮付けする作業が容易に行われる。
【0084】図16〜図18に示すように、各ティース
9は支持ブロック51にコの字形固定具4を介して所定
位置にて固定される。コの字形固定具4はティース9を
挟む上下アーム部76,77と、上下アーム部76,7
7を結ぶビーム部78を有する。上下アーム部76,7
7には穴76b,77bが形成される一方、上蓋61と
下蓋65には各穴76b,77bに挿入される固定ピン
63,68が設けられる。コの字形固定具4は各穴76
b,77bに固定ピン63,68がバネ72,73の付
勢力によって挿入されることにより抜け止めが行われ
る。
【0085】上蓋61と下蓋65には上下アーム部7
6,77に対する凹部61a,65aがそれぞれ形成さ
れる。コの字形固定具4は上下アーム部76,77の先
端部が凹部61a,65aにそれぞれ嵌合することによ
り位置決めが行われる。なお、ビーム部78にはティー
ス9の凹部9aに係合する凸部(図示せず)が形成され
ており、支持ブロック51に対する各ティース9の位置
決め精度が確保される。
【0086】図19に示すように、各ティース9が巻線
治具3にコの字形固定具4を介して保持された状態で巻
線が行われる。巻線装置1がノズル10をコの字形固定
具4の回りを移動させて図19の(a)図に示すように
各コの字形固定具4に線材5を巻回した後、図19の
(b)図に示すようにコの字形固定具4を抜き取る。な
お、図19の(b)図には、コア8に1相分の巻線が行
われた状態を示しているが、実際には全てのコア8に巻
線が行われた後に、全てのコの字形固定具4を抜き取る
ようになっている。
【0087】このようにしてティース9はコの字形固定
具4に囲まれるようにして支持ブロック51に連結さ
れ、巻線装置1が各コの字形固定具4に線材5を巻回す
ることにより、この線材5からの力が各ティース9に直
接働くことなく、ティース9にガタツキが生じることを
防げる。
【0088】上下アーム部76,77はそれぞれの上下
面76a,77aがZ軸に直交する面(水平面)に対し
て傾斜する先細テーパ状に形成される。これにより、線
材5とティース9の間からコの字形固定具4を抜き取る
作業が容易に行われる。
【0089】巻線治具3は以上のように構成され、ステ
ータ7は次の手順で形成される。 各ティース9をスロットが外側に向いて開口するよう
に巻線治具3に保持する。 巻線装置1を作動させてコの字形固定具4を介して各
ティース9に線材5を巻回する。 線材5とティース9の間からコの字形固定具4を抜き
取る。 各ティース9の外周にヨーク6を固定する。 支持ブロック51から押圧部材28を離し、スプリン
グ69の付勢力により縮径方向に移動と、巻線治具3を
ステータ7から取り外す。
【0090】このように、各ティース9を円環状のヨー
ク6から分割し、各ティース9をスロットが外側に向い
て開口するように巻線治具3に保持して巻線を行うこと
により、スロットに挿通するノズル10の移動経路に対
する制約が少ないため、巻線の占積率を高めてモータの
性能向上がはかられる。
【0091】次に図20に示す他の実施の形態は、コの
字形固定具4に線材5を案内する上下一対のフォーマ8
1を設ける。この場合、ノズル10から繰り出される線
材がフォーマ81に案内されて巻回されることにより、
巻き崩れを防止して巻線の占積率が維持される。
【0092】図21に示すように、フォーマ81はロッ
ド82を介してコア8の径方向に移動可能に支持され、
スプリング83によって内径方向に付勢される。フォー
マ81の外径方向の移動を規制する上下ストッパ84が
設けられる。ストッパ84のコの字形固定具4に対する
螺合位置を変えることにより、フォーマ81の移動範囲
が調節され、線材5をティース9に対する所定範囲に巻
回することができる。
【0093】図22に示すように、各コの字形固定具4
に線材5を案内する大フォーマ86と小フォーマ87が
交互に並ぶように取り付けても良い。大フォーマ86の
周方向の幅が小フォーマ87の周方向の幅より大きく形
成されることにより、線材5が大フォーマ86を両端し
小フォーマ87を間にして巻回される場合に、巻き崩れ
が有効に防止され、巻線の占積率を高められる。
【0094】また、図23に示すように、各フォーマ8
1の幅を等しく形成しても、巻回方向によっては、巻き
崩れが有効に防止される。
【0095】また、各ティース9は巻線治具3にコの字
形固定具4を介して保持される構造に限らず、各ティー
ス9に挿入を貫通するピン等を用いて支持ブロック51
等に連結しても良い。
【0096】また、図24に示すように、各ティース9
の先端部が樹脂等からなる連結部材91を介して保持さ
れる構造を用いてもよい。この場合も、各ティース9に
線材5を巻回した後に各ティース9の外周にヨーク6を
固定する。
【0097】また、巻線装置1は上記インナロータ式の
モータを構成する内溝式のコア8に限らず、図25に示
すように、複数のティース92が円環状のヨーク93の
外側に突出し、各ティース92間のスロットが外側に向
いて開口したアウタロータ式のモータを構成するコア9
4に巻線を行うこともできる。
【0098】本発明は上記の実施の形態に限定されず
に、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がな
しうることは明白である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す巻線装置の斜視図。
【図2】同じくノズル移動機構の斜視図。
【図3】同じくノズルの斜視図。
【図4】同じく巻線動作を示す斜視図。
【図5】同じくノズルの斜視図。
【図6】同じく巻線動作を示す斜視図。
【図7】同じく巻線動作を示す展開図。
【図8】同じく巻線動作を示す展開図。
【図9】他の実施の形態を示す巻線装置の斜視図。
【図10】他の実施の形態を示す巻線装置の斜視図。
【図11】他の実施の形態を示す巻線装置の斜視図。
【図12】ヨークを組み付ける動作を示す斜視図。
【図13】ステータの斜視図。
【図14】巻線治具の分解斜視図。
【図15】巻線治具の斜視図および平面図。
【図16】巻線治具にティースが取り付けられる様子を
示す斜視図。
【図17】巻線治具にティースが取り付けられた様子を
示す斜視図。
【図18】巻線治具にティースが取り付けられた様子を
示す断面図。
【図19】巻線動作、ヨークの組み付け動作を示す斜視
図。
【図20】コの字形固定具等の斜視図。
【図21】コの字形固定具等の断面図。
【図22】同じくフォーマ等の平面図。
【図23】同じくフォーマ等の平面図。
【図24】他の実施の形態を示すティース等の斜視図。
【図25】他の実施の形態を示すステータ等の斜視図。
【図26】従来例を示すステータの平面図。
【符号の説明】
1 巻線装置 3 巻線治具 4 コの字形固定具 5 線材 6 ヨーク 7 ステータ 8 コア 9 ティース 10 ノズル 11 インデックス機構 15 ノズル移動機構 28 押圧部材 45 ノズル移動機構 51 支持ブロック 55 ガイドブロック 61 上蓋 62 下蓋 81 フォーマ 100 旋回台

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータの各ティースに複数本の線材を束
    にして巻回するステータの巻線方法において、 線材を挿通させる複数のガイド穴が開口したノズルを用
    い、このノズルを各ティースの回りを移動させて、各ガ
    イド穴から繰り出される複数本の線材を束にしてティー
    スに巻回することを特徴とするステータの巻線方法。
  2. 【請求項2】ステータの各ティースに複数本の線材を束
    にして巻回するステータの巻線装置において、 ステータをその中心軸回りに回動させるインデックス機
    構と、線材を挿通させる複数のガイド穴が開口したノズ
    ルと、このノズルを移動するノズル移動機構とを備え、
    各ガイド穴から繰り出される複数本の線材を束にしてテ
    ィースに巻回する構成としたことを特徴とするステータ
    の巻線装置。
  3. 【請求項3】前記ノズル移動機構は前記ノズルを前記ス
    テータの中心軸回りに旋回させる旋回台を備えたことを
    特徴とする請求項2に記載のステータの巻線装置。
  4. 【請求項4】前記ノズル移動機構は複数の前記ノズルを
    前記ステータの径方向に独立して移動させる構成とした
    ことを特徴とする請求項2または3に記載のステータの
    巻線装置。
  5. 【請求項5】前記ノズル移動機構は前記ノズルを前記各
    ガイド穴から繰り出される前記線材どうしが離れる方向
    に回動させる構成としたことを特徴とする請求項2から
    4のいずれか一つに記載のステータの巻線装置。
  6. 【請求項6】前記ノズル移動機構は前記ノズルをスロッ
    トの開口幅方向について回動させる構成としたことを特
    徴とする請求項2から5のいずれか一つに記載の巻線装
    置。
  7. 【請求項7】前記ノズルを複数の部材に分割し、各部材
    の接合面に前記各ガイド穴を構成する溝をそれぞれ形成
    したことを特徴とする請求項2から6のいずれか一つに
    記載の巻線装置。
  8. 【請求項8】ティースを連絡するヨークの内側に突出す
    る複数のティースに線材を巻回するステータの巻線方法
    において、 各ティースをヨークと分割して形成し、各ティースをス
    ロットが外側に向いて開口するように巻線治具に保持
    し、この巻線治具を用いて各ティースに線材を巻回した
    後に各ティースにヨークを固定することを特徴とするス
    テータの巻線方法。
  9. 【請求項9】ティースを連絡するヨークの内側に突出す
    る複数のティースが分割して形成されたステータの巻線
    治具において、 各ティースをスロットが外側に向いて開口するように保
    持することを特徴とするステータの巻線治具。
  10. 【請求項10】前記各ティースが取り付けられる複数の
    支持ブロックと、この各支持ブロックを前記ステータの
    径方向に移動可能に案内するガイドブロックと、各支持
    ブロックを前記各ティースが所定の円周上に並ぶ位置に
    保持する保持手段とを備えたことを特徴とする請求項9
    に記載のステータの巻線治具。
  11. 【請求項11】前記各支持ブロックを内径方向に付勢す
    るスプリングと、各支持ブロックをこのスプリングに抗
    して外径方向に移動させる押圧部材とを備えたことを特
    徴とする請求項9または10に記載のステータの巻線治
    具。
  12. 【請求項12】前記各ティースを囲むようにして前記支
    持ブロックに取り付けるコの字形固定具を備え、このコ
    の字形固定具をその回りに線材が巻回された後に線材と
    ティースの間から抜き取られる構造としたことを特徴と
    する請求項9から11のいずれか一つに記載の巻線治
    具。
  13. 【請求項13】前記コの字形固定具に前記線材を案内す
    るフォーマを備え、このフォーマが前記ステータの径方
    向に移動する構成としたことを特徴とする請求項12に
    記載の巻線治具。
  14. 【請求項14】前記ステータの周方向について幅が異な
    る大フォーマと小フォーマを備えたことを特徴とする請
    求項13に記載の巻線治具。
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