JP2003202909A - 原点復帰装置 - Google Patents

原点復帰装置

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JP2003202909A
JP2003202909A JP2001401981A JP2001401981A JP2003202909A JP 2003202909 A JP2003202909 A JP 2003202909A JP 2001401981 A JP2001401981 A JP 2001401981A JP 2001401981 A JP2001401981 A JP 2001401981A JP 2003202909 A JP2003202909 A JP 2003202909A
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JP2001401981A
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Takashi Mamiya
隆 間宮
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AMADA DENSHI KK
Amada Co Ltd
Original Assignee
AMADA DENSHI KK
Amada Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オペレータを煩わすことなく原点復帰動作を
行うことができる原点復帰装置を提供すること。 【解決手段】 この原点復帰装置は、複数の機械軸の駆
動を制御する軸制御モジュールと、前記複数の機械軸の
第1原点位置データを記憶する第1機械原点位置メモリ
と、前記複数の機械軸の第1原点位置データを前記第1
機械原点位置メモリから読み出し、読み出した第1原点
位置へ各機械軸を移動するための信号を生成する原点復
帰信号生成モジュールと、を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複数の機械軸を基準
位置としての原点に復帰するための原点復帰装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、タレットパンチプレス或いはレー
ザ加工機等等の板金加工機においては、例えば、加工位
置(X,Y)へワークを位置決めするために複数の機械
軸を適切に制御し(これによりワークを加工ヘッド等に
対して位置決めし)ワークの所望部位に対して所定の加
工を行う。
【0003】この場合において、加工ヘッド或いはスト
ライカ位置に対するワーク加工位置の位置決めは所定の
原点位置を基準として行われる。
【0004】従って、板金に対する加工を開始する際に
は、通常、ワークを一旦原点位置へ復帰する。
【0005】従来、この原点復帰は、オペレータが、原
点データとしてのX軸値及びY値及びT値を入力した
後、原点ボタンを押すことにより行われた。
【0006】しかし、このような操作は煩雑であり、機
械を操作するオペレータを煩わすこととなっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、前
記従来技術の問題点を解決することであり、オペレータ
を煩わすことなく原点復帰動作を行うことができる原点
復帰装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の原点復帰装置
は、複数の機械軸の駆動を制御する軸制御モジュール
と、前記複数の機械軸の第1原点位置データを記憶する
第1機械原点位置メモリと、前記複数の機械軸の第1原
点位置データを前記第1機械原点位置メモリから読み出
し、読み出した第1原点位置へ各機械軸を移動するため
の信号を生成する原点復帰信号生成モジュールと、を有
する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図1乃至図5に基づいて本
発明による原点復帰装置の一実施形態を説明する。
【0010】この実施形態43は、一般的には、複数の
機械軸の駆動を制御する各軸制御モジュール21と、前
記複数の機械軸の第1原点位置データを記憶する第1機
械原点位置メモリ23と、前記複数の機械軸の前記第1
原点位置データを前記第1機械原点位置メモリ23から
読み出し、読み出した第1原点位置へ、各機械軸を移動
するための信号を生成する原点位置復帰信号生成モジュ
ール25とを有する。
【0011】より詳細には、前記原点復帰装置43は、
原点復帰スイッチ51を有し、前記原点復帰信号生成モ
ジュール25は、前記原点復帰スイッチ51のオンを条
件として、各機械軸を第1原点位置へ移動するための信
号を生成する。
【0012】また、前記原点復帰装置43は、前記複数
の機械軸の第2原点位置データを記憶する第2機械原点
位置メモリ45を有し、前記原点復帰信号生成モジュー
ル25は、前記メモリ45から第2機械原点位置データ
を読み出し、読み出した第2機械原点位置へ各機械軸を
移動するための信号を生成する。
【0013】また、前記原点復帰装置43は、前記第
1、第2原点位置データを表示する第1、第2原点位置
データ表示欄57a、57bと、前記原点復帰スイッチ
51に対応する原点復帰ボタン欄57fと、を有する原
点復帰操作パネル57を生成する原点復帰操作パネル生
成モジュール55を有する。
【0014】また、前記原点復帰装置43では、前記各
原点位置表示欄57a、57bの原点位置データ(数
値)を変更することにより、第1機械原点位置メモリ2
3又は第2機械原点位置メモリ45中の第1機械原点位
置データ又は第2機械原点位置データが変更される。
【0015】また、前記原点復帰装置43は、各機械軸
の現在位置を記憶する現在位置データメモリ49を有
し、かつ、前記前記原点復帰操作パネル画面57は、前
記現在位置を表示する現在位置表示欄57cを有する。
【0016】また、前記原点復帰装置43において、前
記複数の機械軸は、少なくともX軸及びY軸を含み、前
記第1原点位置データは、少なくともX軸及びY軸上の
各座標値を含む。
【0017】さらに詳細には以下の通りである。
【0018】図2は、前記原点復帰装置43が使用され
るレーザ加工機20の平面図を示す。
【0019】このレーザ加工装置20では、板金(ワー
ク)Wが、Y軸方向に移動自在のテーブル27に支持さ
れる。前記テーブル27をY方向へ移動するために、例
えば固定フレーム(図示せず)に、Y軸方向に延伸して
スクリュー軸(図示せず)を設け、このスクリュー軸と
噛合するナットをテーブル27に固定する。そして、こ
のスクリュー軸をサーボモータ等により回転制御可能に
駆動する。
【0020】前記テーブル27に支持されたワークWを
加工するために、前記固定フレームに設けた門型支持フ
レーム31に加工ヘッド29がX軸方向に移動自在に支
持される。前記支持フレーム31に対して、加工ヘッド
29をX軸方向へ移動するために、前記門型フレーム3
1に、X軸方向へ延伸するスクリュー軸が設けられ、加
工ヘッド29には当該スクリュー軸と噛合するナットが
固定される。
【0021】従って、前記レーザヘッド29により、ワ
ークW(XY面)上の任意の位置へレーザ加工が行われ
得る。尚、前記レーザヘッド29は、前記支持フレーム
31に対してZ軸方向(上下方向(紙面に直交する方
向))に移動自在に支持される。これによりレーザヘッ
ド29は、ワークWに対して適切な間隔を保持すること
ができる。なお前記支持フレーム31に対する加工ヘッ
ド29のZ軸方向(上下方向)の移動は、Z軸方向に延
伸して設けたスクリュー軸と加工ヘッド29に設けたナ
ットとの係合或いは噛合により行われる(なお、この場
合、例えば前記門型支持フレーム31には、X軸方向へ
移動自在にX軸スライダ(図示せず)が設けられ、この
X軸スライダに、Z軸方向へ移動自在に加工ヘッド21
が設けられる。前記Z軸方向のスクリュー軸は、前記X
軸スライダに搭載され得る。)前記X軸、Y軸、Z軸ス
クリュー軸は、この実施形態において、機械軸と称され
うる。
【0022】前記板金Wに対する加工ヘッド29の相対
移動は或いは相対位置制御は、数値制御装置(NC装
置)(図示せず)により行われる。この位置制御のため
に、一般に前記テーブル29のY軸方向の移動位置及
び、前記加工ヘッド29のX軸及びZ軸方向の移動位置
について基準位置(いわゆる機械原点位置或いは原点位
置)が定められる。そして前記板金(ワーク)Wに対す
る加工ヘッド29の相対位置は、この原点位置を基準と
して設定される。また加工開始時、レーザ加工ヘッド2
9は通常この原点位置へ位置決めされる。従って前記数
値制御装置(NC装置)には、前記原点位置決めのため
の原点位置データが記憶されている。
【0023】また前記レーザ加工機20には、加工機2
0から板金ワークWを取り出し或いは搭載するために便
利な位置として、第2機械原点位置が設けてある。この
第2機械原点位置はオペレータが任意に設定し得る。例
えばこの第2機械原点位置は、前記テーブル27が図2
において最も左の位置へ位置し、かつ、加工ヘッド29
が図2において最も上方(X座標の値が最も大きい方)
へ移動し、かつワークから最も遠い位置(つまり鉛直軸
上において上方)へ移動した位置として設定され得る。
この第2機械原点位置も前記数値制御装置(NC装置)
に記憶される。
【0024】従って、前記NC装置の制御により、前記
加工ヘッド29は、X軸、Y軸、Z軸に沿ってテーブル
27に対して第2機械原点位置(相対位置)へ移動され
(すなわち機械軸としてのX軸、Y軸、Z軸スクリュー
軸が所定の位置へ移動され)、前記テーブル27上から
ワークを容易に取り出すことができ或いは、テーブル2
7に対してワークを容易に搭載することができる。図1
は前記レーザ加工機用NC装置に設けられる原点復帰装
置43のブロック図を示す。
【0025】同図に示すように、この原点復帰装置43
は、前記第1機械原点位置データとしての機械原点位置
データ(x1,y1,z1)を記憶する機械原点位置メ
モリ23と、前記第2機械原点位置データ(x2,y
2,z2)を記憶する第2機械原点位置メモリ45とを
有する。既に理解されるように、前記機械原点位置或い
は第2機械原点位置データは、それぞれテーブル27に
対する加工ヘッド29のX座標値、Y座標値及びZ軸座
標値の組み合わせからなる。例えば、前記機械原点位置
(x1,y1,z1)は(0,0,0)と定められる。
【0026】この原点復帰装置43はまた、前記メモリ
23或いは45から原点位置又は第2原点位置データを
読み出すと共に、読み出したデータに基づいてX軸、Y
軸、Z軸(テーブルに対する加工ヘッドの位置)を原点
位置又は第2原点位置へ復帰するための原点復帰信号を
生成するモジュール(原点復帰信号生成モジュール)2
5を有する。この原点復帰信号は、例えばGコードとし
てのG50を含み得る。
【0027】またこの原点復帰装置43は、例えば前記
X軸、Y軸、Z軸スクリューに連結されたX軸、Y軸、
Z軸サーボモータを制御するX軸、Y軸、Z軸制御モジ
ュール21を有する。このモジュール21は、各軸サー
ボモータをそれぞれ制御するX軸制御モジュール、Y軸
制御モジュール、Z軸制御モジュールを備えることが出
来る。
【0028】またこの原点復帰装置43は、前記モジュ
ール25がメモリ23及びメモリ45の何れかから原点
位置データを読み出すかを選択するための原点復帰位置
選択モジュール47を有する。
【0029】この原点復帰装置43はまた、前記X軸、
Y軸、Z軸制御モジュール21からのデータに基づいて
各機械軸の現在位置(或いはテーブルに対する加工ヘッ
ドの位置)を記憶する現在位置メモリ49を有する。こ
の現在位置データは、前記原点復帰信号生成モジュール
25へ提供され得る。
【0030】従って前記モジュール25は、前記現在位
置メモリ49からの現在位置データに基づいて原点復帰
信号を生成することができる。すなわちこのモジュール
25は、前記メモリ49からの現在位置及び、前記メモ
リ23又は45からの原点位置に基づいて原点復帰信号
を生成することができる。
【0031】またこの原点復帰装置43は、前記原点復
帰信号生成モジュール25の動作を制御する原点復帰ス
イッチ51を有する。これにより、モジュール25は、
例えば当該スイッチ51のオンを条件として、各機械軸
を原点位置へ移動するための原点復帰信号を作成する。
【0032】また前記モジュール25は、例えば、レー
ザ加工機20に設けた物理的なスタートボタン53がオ
ンになっていることを条件として、前記原点復帰信号を
機械軸制御モジュール21へ送信することができる。
【0033】この原点復帰装置43はさらに、原点復帰
操作パネル作成モジュール55を有する。このパネル作
成モジュール55は、前記第1、第2原点位置を表示す
る第1、第2原点位置データ表示欄57a、bと、前記
原点復帰スイッチに対応する原点復帰ボタン欄57f
と、を有する原点復帰操作画面(原点復帰操作パネル)
のための画像データを作成する。
【0034】図3は、表示装置56上に表示される前記
原点復帰操作パネル57の一例を示す。
【0035】同図に示すように、この原点復帰操作パネ
ル57は、前記メモリ23に記憶された機械原点位置デ
ータ(x1,y1,z1)を表示する第1原点位置デー
タ表示欄57aを有する。
【0036】また、当該パネル57は、メモリ45内に
記憶された第2機械原点位置(x2,y2,z2)を表
示する第2原点位置データ表示欄57bを有する。また
当該パネル57は、前記機械軸としてのX軸、Y軸、Z
軸の現在位置を表示する現在位置表示欄57cを有す
る。
【0037】また当該パネル57は、原点復帰位置選択
ボタン57d,57eを有する。これらのボタン57
d,57eのいずれかを選択することにより、前記原点
復帰位置選択モジュール47のフラグが変化する。これ
により前記原点復帰信号作成モジュール25は、前記メ
モリ23或いは45から選択的に原点位置データを読み
出すことが可能となる。
【0038】前記パネル57はまた、前記原点復帰スイ
ッチ51に対応する原点復帰ボタン57fを有する。こ
のボタン57fをクリックすることにより前記原点復帰
スイッチ51がオンからオフへ或いはオフからオンへ変
更される。
【0039】尚、前記各原点位置表示欄57a,57b
の値(x,y,z)を変更することにより、前記メモリ
23或いはメモリ45内の機械原点位置データ或いは第
2機械原点位置データが変更され得る。
【0040】次に前記原点復帰装置の動作を説明する。
【0041】図4は、レーザ加工機を制御する(すなわ
ちレーザ加工機の各機械軸としてのX軸、Y軸、Z軸の
駆動を制御する)数値制御装置を起動したときの、前記
原点復帰装置の動作を説明するフローチャートである。
【0042】ステップS11で、電源がオンになるとス
テップS13へ進み、表示装置56上に例えば前記原点
復帰操作パネル57を表示する。このとき前記原点復帰
位置選択モジュール47は、前記機械原点位置メモリ2
3からのデータを選択するように設定され、パネル57
上では機械原点位置選択ボタン57dが例えばハイライ
ト或いは変色して表示される。
【0043】ステップS15で、前記モジュール25
が、前記機械原点位置メモリ23から機械原点位置デー
タ(x1,y1,z1)を読み出す。そして、モジュー
ル25は、読み出した機械原点位置データに基づいて
(或いはさらにメモリ49に記憶される現在位置データ
を参照して)、前記機械原点位置へ機械軸を復帰する
(テーブルに対する加工ヘッドの相対位置を原点位置へ
戻す)ための原点復帰信号を作成する。この機械原点復
帰信号は、例えばGコードとしてのG50を含み得る。
【0044】ステップS17で、原点復帰ボタン57f
が押されスイッチ51がオンになっているかどうかをチ
ェックする。原点復帰スイッチ51がオンになっている
場合は、ステップS19へ進み、レーザ加工機の物理的
スタートボタン53がオンになっているかどうかをチェ
ックする。前記物理的スタートボタン53がオンになっ
ている場合ステップS21へ進む。
【0045】ステップS21で、前記原点復帰信号生成
モジュール25が機械原点復帰信号を機械軸制御モジュ
ール21へ送る。
【0046】ステップS23で、機械軸制御モジュール
21の作動によりX軸及びY軸及びZ軸が適宜に駆動さ
れ、各機械軸が原点位置へ復帰する。即ち、テーブル2
7に対して加工ヘッド29が所定の基準位置(原点位
置)へ位置決めされる。
【0047】上記構成により、NC装置の起動時に自動
的に原点復帰パネルが画面上に表示され、かつ、確認ボ
タンとしての原点復帰ボタン57fをクリックすること
により(物理的スタートボタンのオンを条件として)自
動的にレーザ加工機の機械軸が原点位置へ復帰され、新
たな加工のための準備が行われる。
【0048】すなわち起動時に各機械軸が自動的に機械
原点位置へ復帰する。
【0049】図5は、NC装置の作動中における(前記
原点復帰装置の)原点復帰動作を示すフローチャートで
ある。
【0050】なおこの場合、レーザ加工機の機械軸は、
前記機械原点位置及び前記第2機械原点位置の何れとも
異なる途中の位置に停止していると仮定する。
【0051】またNC装置作動中、表示装置上には、基
準画面として操作画面(図示せず)が表示され、この操
作画面は操作パネルを含む。この操作パネルに操作パネ
ル原点復帰ボタンが設けてある。
【0052】ステップS31で、前記操作画面上におけ
る操作パネルの原点復帰ボタンが押されたか否かをチェ
ックする。前記原点復帰ボタンが押されている場合には
ステップS33へ進む。
【0053】ステップS33で、例えば図3の原点復帰
操作パネル57を表示する。
【0054】ステップS35で、前記機械原点位置ボタ
ン57d或いは第2機械原点位置選択ボタン57eが押
されたか否かを判断する(即ち、前記選択モジュール4
7が、メモリ23側へ選択されているか或いはメモリ4
5側へ選択されているかを判断する)。ステップS35
で前記機械原点位置ボタン57dが押されたと判断する
場合、図4のステップS15へ進み、ステップS17,
19,21,23を実行する。
【0055】一方、ステップS35で第2機械原点位置
選択ボタン57eが押されたと判断する場合(即ち、前
記選択モジュール47がメモリ45側へ選択されている
場合)、ステップS37へ進む。
【0056】ステップS37で、前記モジュール25
が、前記メモリ45から第2機械原点位置データ(x
2,y2,z2)を読み出す。前記モジュール25はま
た、読み出した第2機械原点位置データに基づいて(或
いはさらに(メモリ49に記憶される)前記現在位置デ
ータに基づいて)前記第2機械原点位置へ機械軸を復帰
するための原点復帰信号を作成する。
【0057】ステップS39で、原点復帰ボタン57f
がクリックされ原点復帰スイッチ51がオンになってい
るかどうかをチェックする。オンになっている場合には
ステップS41へ進む。
【0058】ステップS41で、レーザ加工機の物理的
スタートボタンが押されているか否かをチェックする。
【0059】スタートボタンが押されている場合にはス
テップS43へ進む。
【0060】ステップS43で、前記第2機械原点復帰
信号を機械軸制御モジュール21へ送る。
【0061】ステップS45で、前記各機械軸制御モジ
ュール21が動作し、各機械軸(すなわち前記X軸、Y
軸、Z軸方向のスクリュー軸)が制御駆動され、各機械
軸が前記第2機械原点位置へ復帰する。
【0062】上記構成により、前記テーブル27及び加
工ヘッド29が、例えばレーザ加工機からワークを取り
出し或いは搭載するために便利な位置へ自動的に移動さ
れる。
【0063】この実施形態の原点復帰装置は、レーザ加
工機に限られず他の板金加工機例えばタレットパンチプ
レス用NC装置にも適用され得る。
【0064】図6は前記タレットパンチプレスの一例の
平面図を示す。
【0065】同図に示すように、タレットパンチプレス
33は、Y軸方向へ移動自在のテーブル35を有し、こ
のテーブル35上に、X軸方向に移動自在のキャリッジ
37が設けてある。
【0066】前記テーブル35をY軸方向に移動するた
めに、図示しない固定フレームに、Y軸方向に伸びるス
クリュー軸(機械軸)が設けてあり、このスクリュー軸
と噛合するナットが前記テーブル35に固定される。ま
たキャリッジ37をX軸方向に移動するために、X軸方
向に伸びるスクリュー軸(機械軸)がテーブル35に設
けてあり、このスクリュー軸と噛合するナットがキャリ
ッジ37に固定される。
【0067】前記キャリッジ37に設けたクランプ37
a、bによりワークWが把持される。
【0068】従って、前記各スクリュー軸を回転制御す
る(すなわちスクリュー軸の回転をNC装置により制御
する)ことによりワークWをストライカ位置39に対し
て適切に位置決めすることができる。即ち、ワークWの
所望の加工位置或いは加工部位を、パンチプレスのスト
ライカ位置39へ移動し位置決めすることができる。
【0069】このタレットパンチプレス33において
も、前記ストライカ位置39に対するワークWの位置決
めを行うために機械原点位置が設けてある。
【0070】またこのタレットパンチプレス33におい
ても、前記ワークWを取り出したり或いはセットしたり
するための第2機械原点位置が設定される。
【0071】このタレットパンチプレスを数値制御する
ための数値制御装置に搭載される原点復帰装置は、図1
に示されるレーザ加工機用原点復帰装置と同様の形態を
有する。但し、タレットパンチプレス用原点復帰装置に
おいては、機械原点位置メモリ23に記憶される機械原
点位置及び、第2機械原点位置メモリ45に記憶される
或いは第2機械原点位置は、例えば、前記ストライカ位
置に対するワーク加工部位の相対位置を表すX座標及び
Y座標と、回転タレットのステーション番号を表す(例
えばストライカ位置に位置決めされたステーション番号
を表す)T値とを含む。
【0072】また、原点復帰操作パネルも、Z軸座標値
の代わりに前記T値が含まることを除いて、図3の態様
と同様である。
【0073】また、その動作も、図4,図5に示したも
のと同様である。
【0074】
【発明の効果】この発明の原点復帰装置によれば、オペ
レータを煩わすことなく原点復帰動作を行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の原点復帰装置の一実施形態
のブロック図を示す。
【図2】図2は、前記原点復帰装置が使用されるレーザ
加工機の平面図を示す。
【図3】図3は、前記実施形態の作動により表示装置上
に表示される表示画面の一実施例を示す。すなわち原点
復帰操作パネルの実施例を示す。
【図4】図4は、前記実施形態の動作の一例を示すフロ
ーチャートである。
【図5】図5は、前記実施形態の他の動作例を示すフロ
ーチャートである。
【図6】図6はこの実施形態の原点復帰装置により制御
されるタレットパンチプレスの平面図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4E048 MA09 4E068 CB02 CE02 5H269 AB11 BB07 CC02 DD01 EE29 QC02 QE15 QE16

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の機械軸の駆動を制御する軸制御モ
    ジュールと、 前記複数の機械軸の第1原点位置データを記憶する第1
    機械原点位置メモリと、 前記複数の機械軸の第1原点位置データを前記第1機械
    原点位置メモリから読み出し、読み出した第1原点位置
    へ各機械軸を移動するための信号を生成する原点復帰信
    号生成モジュールと、を有する原点復帰装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の原点復帰装置にして、 原点復帰スイッチを有し、 前記原点復帰信号生成モジュールは、前記原点復帰スイ
    ッチのオンを条件として、各機械軸を第1原点位置へ移
    動するための信号を生成するもの。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の原点復帰装置にして、 前記複数の機械軸の第2原点位置データを記憶する第2
    機械原点位置メモリを有し、 前記原点復帰信号生成モジュールは、前記第2機械原点
    位置データを読み出し、読み出した第2機械原点位置へ
    各機械軸を移動するための信号を生成するもの。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3に記載の原点復帰装置に
    して、 前記第1、第2原点位置データを表示する第1、第2原
    点位置データ表示欄と、前記原点復帰スイッチに対応す
    る原点復帰ボタン欄と、を有する原点復帰操作パネルを
    生成する原点復帰操作パネル生成モジュールを有するも
    の。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の原点復帰装置にして、 前記原点復帰操作パネルは、前記第1、第2原点位置を
    表示する第1原点位置表示、第2原点位置表示欄を有す
    る。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の原点復帰装置にして、 前記各原点位置表示欄の原点位置を変更することによ
    り、第1機械原点位置メモリ又は第2機械原点位置メモ
    リ中の第1機械原点位置データ又は第2機械原点位置デ
    ータが変更されるもの。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の原点復帰装置にして、 各機械軸の現在位置を記憶する現在位置データメモリを
    有し、かつ、前記前記原点復帰操作パネル画面は、前記
    現在位置を表示する現在位置表示欄を有する。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の原点復帰装置にして、 複数の機械軸は、少なくともX軸及びY軸を含み、 前記第1原点位置データは、少なくともX軸及びY軸上
    の各座標値を含む。
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