JP2003202789A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003202789A
JP2003202789A JP2002000541A JP2002000541A JP2003202789A JP 2003202789 A JP2003202789 A JP 2003202789A JP 2002000541 A JP2002000541 A JP 2002000541A JP 2002000541 A JP2002000541 A JP 2002000541A JP 2003202789 A JP2003202789 A JP 2003202789A
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humidity
image
image forming
forming apparatus
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JP2002000541A
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English (en)
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Shinobu Konno
忍 今野
Makoto Ui
真 宇井
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置内の湿度変化、転写紙の種類の違いに影
響されず、転写紙の裏面に設定された倍率で正確に画像
形成する画像形成装置を提供する。 【解決手段】 2種類以上の材質からなる転写紙が使用
可能であって、原稿像を転写紙に転写した後に加熱定着
させる画像形成装置において、画像形成装置内の湿度を
検知する湿度検知手段と、湿度に対応して転写紙の種類
毎に定着時の熱による転写紙の収縮率を記憶する記憶手
段と、転写紙の種類を判別する判別手段と、判別手段に
よって判別された転写紙の種類と湿度検知手段による湿
度に応じて記憶手段から収縮率を読み出して予め設定さ
れた倍率を補正する補正手段とを備え、両面コピーモー
ドにおいて転写紙の表面は予め設定された倍率で転写紙
に転写し、裏面は補正手段により収縮率に合わせた倍率
で転写紙に転写する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、転写紙の両面に画
像形成を行う両面コピーモードを有する画像形成装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式の画像形成装置において
は、転写紙にトナー像を転写し、その後、加熱定着を行
うことによって画像を得る。しかし、加熱により像の定
着を行うと、転写紙に含まれていた水分が熱により蒸発
するため、定着後は収縮して寸法変化が生じる。この収
縮率は、転写紙の種類や厚みによって異なり、長さにし
て0.1〜0.5%程度であるが、その後、再度水分を
吸収して伸長し、原寸に戻るには15〜20分程度かか
る。この転写紙の収縮/伸長に伴って該転写紙に担持さ
れた像も同じく寸法変化を起こす。
【0003】よって、転写紙の両面に画像形成を行う両
面コピーモードにおいては、表面(第1面)に像を転写
して定着し、転写紙が収縮した状態で裏面(第2面)に
像形成を行うことになるが、原寸に戻ったときに像が拡
大してしまい、表裏面で拡大倍率が変わってしまうこと
になる。
【0004】そこで、例えば、特開平6−332275
号公報では、予め転写紙の種類ごとに収縮率を記憶させ
ておき、両面コピーモードのときには、転写紙の種類を
設定することによって自動的に裏面のトナー像の拡大倍
率を変更する画像形成装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像形
成装置内の湿度が変化すると、転写紙の水分量が異な
り、定着後の収縮率が変化して、転写紙の裏面の倍率補
正が正確にできないという問題がある。
【0006】第1発明の目的は、両面コピーモードにお
いて、画像形成装置内の湿度変化、転写紙の種類の違い
に影響されず、転写紙の裏面に設定された倍率で正確に
画像形成する画像形成装置を提供することにある。
【0007】第2発明の目的は、両面コピーモードで、
予め定めた転写紙において、画像形成装置内の湿度変化
に影響されず、予め定めた転写紙の裏面に設定された倍
率で正確に画像形成する画像形成装置を提供することに
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の第1発明の目的は
下記の手段により達成できる。
【0009】(1)少なくとも2種類以上の材質からな
る転写紙が使用可能であって、両面コピーモードを有
し、原稿像を転写紙に転写した後に加熱定着させる画像
形成装置において、画像形成装置内の湿度を検知する湿
度検知手段と、湿度変化に対応して前記転写紙の種類毎
に定着時の熱による前記転写紙の収縮率を記憶する記憶
手段と、前記転写紙の種類を判別する判別手段と、前記
判別手段によって判別された前記転写紙の種類と前記湿
度検知手段による湿度とに応じて前記記憶手段から収縮
率を読み出して予め設定された倍率を補正する補正手段
とを備え、両面コピーモードにおいて前記転写紙の表面
は予め設定された倍率で転写し、前記転写紙の裏面は前
記補正手段により収縮率に合わせた倍率で転写すること
を特徴とする画像形成装置。
【0010】上記の第2発明の目的は下記の手段により
達成できる。 (2)両面コピーモードを有し原稿像を転写紙に転写し
た後に加熱定着させる画像形成装置において、画像形成
装置内の湿度を検知する湿度検知手段と、湿度変化に対
応して予め定めた前記転写紙の定着時の熱による前記転
写紙の収縮率を記憶する記憶手段と、前記湿度検知手段
により検知した湿度に応じて前記記憶手段から収縮率を
読み出して予め設定された倍率を補正する補正手段と、
を備え、両面コピーモードにおいて前記転写紙の表面は
予め設定された倍率で転写し、前記転写紙の裏面は前記
補正手段により収縮率に合わせた倍率で転写することを
特徴とする画像形成装置。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の画像形成装置をデ
ジタル電子写真方式の複写機に適用した一実施形態につ
いて、図面に基づいて説明するが、本発明はこれに限定
されるものではない。先ず、複写機の全体構成及び概略
プロセスについて、複写機の概略断面図である図1に基
づいて説明する。
【0012】本実施の形態の複写機は、複写機本体の上
部に自動原稿送り装置1を設けるとともに、複写機本体
内に画像読取装置2、画像形成部3、給紙部4、搬送路
5、及び、排出・反転部6、湿度センサWS、および転
写紙種類検知センサS等を有している。
【0013】自動原稿送り装置1は、複写機本体の上部
に設けられ、原稿を一枚ずつ送り出し、原稿の画像読取
位置へと搬送し、画像読取が終わった原稿を排出する装
置である。自動原稿送り装置1は、原稿を載置する原稿
載置台11、原稿載置台11上に載置された原稿を1枚
ずつ分離する原稿分離部12、原稿分離部12で分離さ
れた原稿を搬送する原稿搬送部13、原稿搬送部13で
搬送された原稿を排出する原稿排出部14、原稿排出部
14によって排出された原稿を受け止め、載置する原稿
排出台15、及び、原稿の両面の画像を読み取る際に原
稿の表裏を反転させるための原稿反転部16を有してい
る。
【0014】原稿載置台11上に載置された複数枚の原
稿は、原稿分離部12によって分離され、1枚ずつ搬送
される。原稿分離部12によって分離・搬送された原稿
は、原稿搬送部13によって搬送され、下方に設けられ
た画像読取装置2によって、スリット21を通して、原
稿の画像が読み取られる。画像が読み取られた原稿は、
原稿排出部14によって、原稿排出台15上へと排出さ
れる。ところで、原稿の両面の画像を読み取る際には、
表面の画像が読み取られた原稿は、原稿反転部16によ
って原稿の表裏が反転されて、再度、原稿搬送部13に
よって搬送され、画像読取部によって、スリット21を
通して、原稿の裏面の画像が読み取られる。そして、裏
面の画像が読み取られた原稿は、原稿排出部14によっ
て、原稿排出台15上へと排出される。このような工程
を、原稿載置台11上に載置された原稿の枚数分繰り返
され、原稿の画像が読み取られる。
【0015】また、自動原稿送り装置1は、一体に可倒
式に構成されており、この自動原稿送り装置1を起こし
てプラテンガラス22上を開放することにより、プラテ
ンガラス22上に原稿を直接載置することができるよう
に構成している。なお、本実施の形態では、原稿搬送部
13によって原稿を搬送しながら、原稿の画像を読み取
るように構成しているが、原稿搬送部13によって搬送
された原稿をプラテンガラス22上に静止させた上で画
像を読み取るように構成してもよい。
【0016】画像読取装置2は、原稿の画像を読み取
り、画像データを得る手段であり、複写機本体内の上部
に設けられている。この画像読取装置2は、自動原稿送
り装置1の原稿搬送部13によって搬送されている原稿
の画像を読み取るためのスリット状の開口部であるスリ
ット21、原稿を直接載置するための原稿台であるプラ
テンガラス22、原稿に光照射する光源であるランプ2
31と原稿からの反射光を反射させる第1ミラー232
とを一体化している第1ミラーユニット23、第1ミラ
ー232からの光を反射させる第2ミラー241と第3
ミラー242とを一体化したVミラーユニット24と、
スリット21上或いはプラテンガラス22上の原稿から
の反射光をCCD26に結像させる結像部である結像レ
ンズ25、及び、結像レンズ25によって結像された光
像を光電変換して画像データを得る画像読取部であるラ
イン状のCCD26を有している。
【0017】自動原稿送り装置1によって送られている
原稿を、画像読取装置2で読み取る際には、第1ミラー
ユニット23及びVミラーユニット24は、図3に示す
ように、第1ミラーユニット23がスリット21の下方
に位置している。そして、原稿搬送部13によってスリ
ット21上を搬送されている原稿を、ランプ231で光
照射し、原稿から反射した光は、第1ミラー232、第
2ミラー241、第3ミラー242、結像レンズ25を
介して、CCD26に入射する。CCDでは、入射した
光を光電変換して、主走査方向(図1において紙面垂直
方向)の原稿の画像を読み取り、一方、原稿が原稿搬送
部13によって副走査方向に移動されているので、原稿
全面の画像を読み取ることができる。CCD26で読み
取った画像データは、適宜、画像処理が施され、後述す
る露光部であるレーザー書込系33に供される。
【0018】また、プラテンガラス22上に原稿が直接
載置された場合には、第1ミラーユニット23とVミラ
ーユニット24とを、プラテンガラスに沿って、図1に
おいて右方向に移動させながら、原稿の画像を読み取る
ことができる。
【0019】画像形成部3は、画像読取部2で得た画像
データに基づいて所定の予め設定されたプロセススピー
ドVpで搬送されている枚様の記録材である転写紙上に
画像形成する手段である。本実施の形態の画像形成部3
は、電子写真プロセスを用いて画像を形成するものであ
る。画像形成部3は、光導電性感光層を有しトナー像を
担持する感光体ドラム31(感光体)と、感光体ドラム
31を一様帯電させる帯電器32、CCD26で読み取
った画像データに基づいて、感光体ドラム31上を像様
にレーザービーム露光して潜像を形成するレーザー書込
系33、感光体ドラム31上の潜像を現像してトナー像
を形成する現像器34、感光体ドラム31上に形成され
たトナー像を、搬送されてくる転写紙(記録材)に転写
する転写器35(転写手段)、トナー像が転写された転
写紙を感光体ドラム31上から分離する分離器36、転
写された後に感光体ドラム31上に残留したトナーを除
去するクリーニング部37、転写紙上のトナー像を定着
する定着部38(定着手段)を有している。そして、感
光体ドラム31の周囲に、帯電器32、レーザー書込系
33、現像器34、転写器35、分離器36、クリーニ
ング部37が配置されている。
【0020】感光体ドラム31は、図示しない駆動部に
よって、矢示の方向に回転し、帯電器32による一様帯
電、後述するレジストローラ56から搬送されてきた転
写紙の先端に同期せしめて露光開始されたレーザー書込
系33による潜像形成、現像器34による現像がなされ
て、CCD26によって読み取られた画像データに基づ
いたトナー像が形成される。形成されたトナー像は、転
写器35によって、別途搬送されている転写紙に転写さ
れる。トナー像が転写された転写紙は、分離器36によ
って感光体ドラム31上から分離され、定着部38へと
搬送され、そこで、加熱、加圧作用により、トナー像が
転写紙に定着される。一方、トナー像が転写紙へ転写さ
れた感光体ドラム31は、さらに回転を続け、クリーニ
ング部37によって、感光体ドラム31上に残留したト
ナーが除去され、次の画像形成へと供される。
【0021】尚、本実施の形態では、感光体ドラム31
とレジストローラ56との間の感光体ドラム31の近傍
に、レジストローラ56から送り出されてきた転写紙を
搬送するドラム前搬送ローラ39が設けられており、転
写紙の搬送力アップに寄与させている。また、分離器3
6と定着部38との間には、分離器36によって分離さ
れた転写紙を搬送するために、転写紙の裏面側を支持
し、搬送する搬送ローラ(符号なし)及びベルト(符号
なし)を設けている。
【0022】給紙部4は、複数枚の転写紙を積層状態で
保持する給紙部である。本実施の形態では、給紙部4と
して複数、すなわち、第1給紙部4A、第2給紙部4
B、第3給紙部4Cを有しており、これら給紙部4A〜
4Cを、画像形成部3の下方に多段配置している。これ
ら給紙部4A〜4Cに収納される記録材の材質として
は、普通紙や再生紙など転写紙の他に、OHTなど種々
の媒体がある。また、各材質の記録材において、裏紙や
特殊紙等、片面のみに画像形成すべきものと、両面に画
像形成可能なものと様々存在する。
【0023】搬送路5は、給紙部4から画像形成部3へ
と記録材を搬送する搬送部の一部であり、各給紙部4A
〜4Cそれぞれに収納された転写紙を画像形成部3へと
搬送できるように構成している。
【0024】排出・反転部6は、搬送路5によって搬送
された転写紙上に、画像形成部3で画像形成された転写
紙を、機外へ排出するか、或いは、表裏反転して感光体
ドラム31の転写領域へ再度搬送する手段である。この
排出・反転部6は、トナー像が定着された転写紙を定着
部38から排出する定着排出ローラ61、定着排出ロー
ラ61により排出された転写紙をそのまま機外へ排出す
る場合と、表裏反転させた後排出する場合、或いは、裏
面に画像形成するために転写領域へ再度搬送する場合と
で搬送路を切り替える切替部62、転写紙を機外に排出
するための排出ローラ63、転写領域へ再度搬送される
転写紙の表裏を反転させる反転手段としての反転部6
5、及び、反転部65で表裏反転された転写紙を画像形
成部3へ再度搬送する再送部66を有している。
【0025】画像形成部3で画像形成された転写紙をそ
のまま、すなわち、画像形成された面を上側にして排出
する場合は、切替部62を図3において一点鎖線で示す
位置に切り替え、定着排出ローラ61、排出ローラ63
によって、ソーター64(機外)へと排出する。ソータ
ー64は、10個の排紙トレイ64aを有しており、画
像形成済みの転写紙Pは、各排紙トレイ64aに分類し
て排出することができるようになっている。また、画像
形成された転写紙の表裏を反転させて排出、すなわち、
画像形成された面を下側にして排出する場合は、切替部
62を図1において実線で示す位置に切り替え、定着排
出ローラ61により搬送される転写紙を、一旦、反転部
65の方向へ搬送し、転写紙が切替部62を通過した
後、搬送方向を逆転させて、排出ローラ63によってソ
ーター64へと排出する。一方、転写紙の裏面に画像形
成する場合は、切替部62を図1において実線で示す位
置に切り替え、定着排出ローラ61により搬送される転
写紙を、反転部65の方向に搬送し、反転部65によっ
てスイッチバックを行わせることにより表裏反転を施
し、再送部66へと搬送する。
【0026】(実施の形態1)請求項1から5に記載の
発明について図面を参照して説明する。
【0027】図2は、図1の複写機において、レジスト
ローラ56から感光体ドラム31にかけての搬送部、湿
度検知手段である湿度センサWS、転写紙種類検知セン
サS、レーザー書込系33等の電気的構成例を示すブロ
ック図である。
【0028】図2において、110は制御手段としての
CPUであり、複写機各部の動作を制御すると共に、本
発明においては、転写紙Pの種類と画像形成装置内の湿
度から、レーザー書込系33の書き込み速度制御、感光
体ドラム31または搬送ローラの回転速度制御等により
所定倍率のトナー像形成を感光体上に行う。
【0029】すなわち、画像形成装置内の湿度、転写紙
の種類から、CPU110では転写紙の収縮率に合わせ
て、感光体ドラム31上への露光速度を制御(横寸法の
倍率変更)したり、感光体ドラム31または搬送ローラ
(レジストローラ56、搬送ローラ39等)の回転速度
を制御(縦寸法の倍率変更)し、転写紙の裏面のトナー
像倍率を変更する。
【0030】120はCPU110で決定された倍率の
補正に従い感光体ドラム31上の主走査方向(転写紙P
における横方向)の露光速度や、露光位置を変位させる
制御を行う書込制御部である。33は書込制御部120
の制御により感光体ドラム31に対してレーザービーム
による画像の書き込みを行うレーザー書込系である。
【0031】WSは画像形成装置内の湿度を測定する湿
度センサ、Sは転写紙の種類を検知する転写紙種類検知
センサである。114は転写紙Pの種類を判別する判別
手段である。また、115Aは転写紙Pの種類、湿度に
応じて収縮率を記憶手段113Aから読み出して予め設
定した倍率を補正する補正手段である。M1は感光体駆
動制御部111により制御される感光体ドラム31の駆
動モータ、M2は給紙制御部112により制御され、レ
ジストローラ56および搬送ローラ39を駆動する駆動
モータである。
【0032】113Aは記憶手段で、転写紙の種類と画
像形成装置内の湿度に対する転写紙の裏面の収縮率が記
憶されている。一例として、普通紙の収縮率は、湿度が
10%から30%で0.99、湿度が31%から50%
で0.98、湿度が51%から80%で0.97であ
る。また、トレシング紙の収縮率は、湿度が10%から
30%で0.98、湿度が31%から50%で0.9
7、湿度が51%から80%で0.96である。
【0033】ここで、収縮率は、転写紙の表面に転写し
た第1トナー像の潜像に対する転写紙の裏面に転写する
第2トナー像の倍率の補正係数で、転写紙の種類と湿度
に応じて予め画像形成装置のメモリに記憶されている。
補正係数である収縮率の決め方は、各湿度、各転写紙毎
に画像形成装置の定着部の加熱定着で転写紙が収縮する
収縮率を計測して決定する。
【0034】図3は、図1および図2で説明した複写機
の、両面コピーモードにおける各構成部の動作タイミン
グを示すタイミングチャートである。
【0035】まず、複写機の液晶タッチパネルディスプ
レイ等の操作表示部から、両面コピーモードが選択され
る(1)。本実施の形態においては、記録紙の第1面
(表面)および第2面(裏面)の両面に画像形成された
ものを4枚出力する設定とする。次に、複写機のスター
トボタンが押されると、画像形成がスタートされる
(2)。画像形成を行いたい所望の転写紙数が4枚であ
るから、4枚が順次、転写領域へ搬送されることになる
(3)。湿度センサにより画像形成装置内の湿度を測定
する(4)。また、転写紙種類検知センサにより従来公
知の方法により転写紙の種類が判別される。例えば、転
写紙をカールさせてカールの度合により、また転写紙に
光を透過させて透過の度合により判別する(5)。
【0036】1枚目の第1面(表1)、2枚目の第1面
(表2)、3枚目の第1面(表3)、4枚目の第1面
(表4)が転写領域を通過するときの感光体ドラム31
の回転速度は、通常の画像形成時の回転速度V11であ
り、その速度で感光体ドラム31を回転するよう感光体
ドラム31の駆動モータM1が駆動している(6)。ま
た、レーザー書込系33の横方向の書込速度(主走査速
度)は、通常の画像形成時の主走査速度V21にて行わ
れるよう書込制御部120が制御する(7)。
【0037】転写紙の表1、表2、表3および表4は、
それぞれ転写領域において、トナー像を転写された上で
定着器38へ搬送される。
【0038】次に、定着器38を通過し、収縮した転写
紙は、反転部65にて表裏反転され、再送部66を通過
して、今度は第2面を感光体ドラム31に対向させるよ
うにして再度転写領域へ向けて搬送される(3)。
【0039】1枚目の第2面(裏1)、2枚目の第2面
(裏2)、3枚目の第2面(裏3)、4枚目の第2面
(裏4)は、収縮率に合わせた倍率で形成されたトナー
像を転写すべく、記憶内容から選択された収縮率に対応
する転写速度および書込速度にて画像形成が行われる。
駆動モータM1が駆動し、感光体ドラム31の回転速度
は回転速度V12である(6)。また、レーザー書込系
33による感光体ドラム31への主走査の速度は、主走
査速度V22で行われるように書込制御部120が制御
する(7)。そして、このような制御のもと、2枚目、
3枚目、4枚目は、転写領域にて、その第2面にトナー
像を転写され、定着手段へと搬送され、排出トレイに排
出される(8)。
【0040】なお、実施の形態1では転写紙の種類は自
動的に検出したが図示しない操作パネルよりマニュアル
で入力してもよい。
【0041】以上により、両面コピーモードにおいて、
湿度の変化、転写紙の種類の違いに影響されず、設定さ
れた倍率で裏面に正確に画像形成できる。
【0042】(実施の形態2)次に請求項6から8に記
載の発明について図面を参照して説明する。前述の実施
の形態1は、転写紙の種類と、装置内の湿度とにより裏
面の倍率の補正を行ったが、実施の形態2では、両面コ
ピーモードで予め定めた転写紙のみ装置内の湿度により
裏面の倍率補正を行うものである。従って、実施の形態
1と異なる部分を中心に説明する。
【0043】図4は、複写機において、レジストローラ
56から感光体ドラム31にかけての搬送部、湿度検知
手段である湿度センサWS、レーザー書込系33等の電
気的構成例を示すブロック図である。図2と機構的に同
じ部分は同一符号を付け説明を一部省略する。湿度セン
サWSは画像形成装置内の湿度を検知するセンサであ
る。113Bは記憶手段で、画像形成装置内の湿度に対
する定着時の熱による転写紙の収縮率が記憶されてい
る。一例として、普通紙の収縮率は、湿度が10%から
30%で0.99、湿度が31%から50%で0.9
8、湿度が51%から80%で0.97である。115
Bは湿度に応じて収縮率を記憶手段から読み出して予め
設定した倍率を補正する補正手段である。両面コピーモ
ードにおける各構成部の動作タイミングは前述の図3に
おいて、転写紙Pの種類検知を除き機構的に同じであ
る。
【0044】以上により、両面コピーモードにおいて、
湿度の変化に影響されず、設定された倍率で正確に裏面
に画像形成できる。
【0045】
【発明の効果】以上のように構成したので下記のような
効果を奏する。
【0046】請求項1に記載の発明によれば、転写紙の
種類と湿度検知手段による湿度に応じて収縮率を記憶手
段から読み出して予め設定された倍率を補正する補正手
段を備え、転写紙の表面は予め設定された倍率で転写紙
に転写し、裏面は補正手段により補正した倍率で転写紙
に転写するので、画像形成装置内の湿度変化、転写紙の
種類の違いに影響されず、転写紙の裏面に設定された倍
率で正確に画像形成できる。特に、製本等で高精度に転
写紙の裏面の画像を所定の倍率にコピーしたい場合に適
する。
【0047】請求項6に記載の発明によれば、両面コピ
ーモードで予め設定した転写紙で、湿度検知手段により
検知した湿度に応じて収縮率を記憶手段から読み出して
設定倍率を補正する補正手段を備え、転写紙の表面は予
め設定された倍率で転写紙に転写し、裏面は補正手段に
より補正した倍率で転写紙に転写するので、両面コピー
モードで、予め定めた転写紙において、画像形成装置内
の湿度変化に影響されず、予め定めた転写紙の裏面に設
定された倍率で正確に画像形成できる。特に、予め決め
られた転写紙を使用した製本等で、高精度に裏面の画像
を所定の倍率にしたい場合に適する。
【図面の簡単な説明】
【図1】複写機の概略断面図である。
【図2】図1の複写機において、搬送部、湿度センサ、
転写紙種類検知センサ、レーザー書込系等の電気的構成
例を示すブロック図である。
【図3】複写機の、両面コピーモードにおける各構成部
の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図4】図1の複写機において、搬送部、湿度センサ、
レーザー書込系等の電気的構成例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
113A、113B 記憶手段 114 判別手段 115A、115B 補正手段 WS 湿度センサ(湿度検知手段) P 転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C362 BA36 CB33 CB34 CB35 CB47 CB59 CB78 EA25 2H027 DA14 DA17 DA18 DC02 DE07 ED02 ED04 EE02 EE03 EE08 EF09 FA13 2H028 BA05 BB06

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2種類以上の材質からなる転
    写紙が使用可能であって、両面コピーモードを有し、原
    稿像を転写紙に転写した後に加熱定着させる画像形成装
    置において、画像形成装置内の湿度を検知する湿度検知
    手段と、湿度変化に対応して前記転写紙の種類毎に定着
    時の熱による前記転写紙の収縮率を記憶する記憶手段
    と、前記転写紙の種類を判別する判別手段と、前記判別
    手段によって判別された前記転写紙の種類と前記湿度検
    知手段による湿度とに応じて前記記憶手段から収縮率を
    読み出して予め設定された倍率を補正する補正手段とを
    備え、両面コピーモードにおいて前記転写紙の表面は予
    め設定された倍率で転写し、前記転写紙の裏面は前記補
    正手段により収縮率に合わせた倍率で転写することを特
    徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記判別手段は、マニュアル操作で選択
    された転写紙の種類を判別することを特徴とする請求項
    1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記判別手段は、転写紙の種類を自動的
    に検出して前記転写紙の種類を判別することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 感光体のトナー像の形成は、縦方向の倍
    率変更は前記感光体の移動速度を変化させることによ
    り、横方向の倍率変更はレーザー走査露光の速度を変更
    することにより行うことを特徴とする請求項1から3の
    いずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記レーザー走査露光の速度変更はレー
    ザー光源の光ビームの駆動信号であるドットクロックの
    パルス間隔を変えて行うことを特徴とする請求項4に記
    載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 両面コピーモードを有し原稿像を転写紙
    に転写した後に加熱定着させる画像形成装置において、
    画像形成装置内の湿度を検知する湿度検知手段と、湿度
    変化に対応して予め定めた前記転写紙の定着時の熱によ
    る前記転写紙の収縮率を記憶する記憶手段と、前記湿度
    検知手段により検知した湿度に応じて前記記憶手段から
    収縮率を読み出して予め設定された倍率を補正する補正
    手段と、を備え、両面コピーモードにおいて前記転写紙
    の表面は予め設定された倍率で転写し、前記転写紙の裏
    面は前記補正手段により収縮率に合わせた倍率で転写す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 感光体のトナー像の形成は、縦方向の倍
    率変更は前記感光体の移動速度を変化させることによ
    り、横方向の倍率変更はレーザー走査露光の速度を変更
    することにより行うことを特徴とする請求項6に記載の
    画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記レーザー走査露光の速度変更は、レ
    ーザー光源の光ビームの駆動信号であるドットクロック
    のパルス間隔を変えて行うことを特徴とする請求項7に
    記載の画像形成装置。
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