JP2003202211A - 膜厚モニタ光波長決定方法および装置、ならびにプログラム - Google Patents
膜厚モニタ光波長決定方法および装置、ならびにプログラムInfo
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Abstract
膜厚誤差を低減できるモニタ光の波長を決定する。 【解決手段】 被成膜体6に成膜中の光学膜Fに照射さ
れ光学膜Fから透過/反射されたモニタ光の波長を決定
する膜厚モニタ光波長決定装置21。膜厚モニタ光波長
決定装置21は、モニタ光の光量変化に関連付けられて
おり、光学膜Fが所望膜厚に達して成膜を停止するため
の第1の停止指標値を、モニタ光の複数の候補波長毎に
算出する手段と、算出された候補波長毎の第1の停止指
標値に基づいてモニタ光の候補波長を複数の候補波長の
中から決定する手段とを備えている。
Description
る光学フィルタ等の光学的特性を有する光学膜を成膜す
る際における膜厚モニタ用のモニタ光の波長を決定する
ための膜厚モニタ光波長決定方法および装置、ならびに
プログラムに関する。
置により決定された波長を有するモニタ光を用いて、そ
の光学膜厚をモニタしながら光学膜を成膜する成膜シス
テムに関する。
膜の厚さ(膜厚)と対応する層の屈折率との積として定
義される。
タ伝送量のさらなる増加が求められている現在、複数の
異なる波長の光信号を多重化して伝送するWDM(Wave
lengthDivision Multiplexing:波長分割多重)通信方
式に大きな期待が寄せられている。
の1つに、入射光に光学的作用を施す光学フィルタがあ
る。例えば、光学フィルタとして、異なる波長が多重光
された入射光から、予め設定した所望の波長帯の光のみ
を通過させる光帯域通過フィルタ(バンドパスフィル
タ、Band Pass Filter; BPF)や、EDFA等の光ファイバ
増幅器の出力を平坦化するゲインフラットニングフィル
タ(Gain Flattening Filter; GFF)等がある。
なる複数の誘電体多層膜から成る多層膜フィルタが知ら
れている。この多層膜フィルタによれば、各層の膜厚を
好適に設定することにより、所望の波長透過特性を得る
ことが可能になる。
する成膜方法および装置としては、例えば基板上に真空
蒸着法やスパッタリング法等を用いて光学膜(フィルタ
膜、以下、薄膜ともいう)を順次積層していく方法およ
び装置が知られている。
膜を構成する各薄膜層の膜厚により所望のフィルタ特性
を得ているため、各薄膜層の膜厚を高精度に設計するこ
とが要求される。
常時測定し、測定した光学膜厚が所望の値に達した際に
成膜処理を正確に停止する制御を行う必要がある。この
成膜制御方式として、例えばB/A制御方式等がある。
モニタ光を照射し、薄膜から透過/反射さらたモニタ光
の透過率変化を計測する。この透過率変化は、一定の振
幅、極大値および極小値をそれぞれ有する軌跡を描くた
め、図11に示すように、その軌跡の上下の幅Aに対す
る停止光量Bの極値からの変化分Bの割合(B/A)を
理論的に表すことができる。
/A値が所望の膜厚に対応するB/A値と一致した時に
成膜を停止することにより、成膜中の膜厚を所望の膜厚
に設定している。
たB/A制御方式を用いて成膜を行う場合には、以下の
問題が存在する。
ては、その処理中に薄膜の応力、温度等の変化によりそ
の波長特性に変動が生じる可能性がある。また、モニタ
光を出射する光源の不安定性や、モニタ光波長選択用の
分光器等の不安定性等の影響によってモニタ光の波長自
体に変動が生じる可能性もある。
の変動により、薄膜から透過/反射されたモニタ光の波
長が相対的に変動した場合、以下の理由により、所望の
膜厚が得られない恐れが生じている。
波長λ1の透過/反射光(モニタ光)をモニタリングし
ている際に、モニタ光の波長(モニタ波長)λ1が上述
した理由等により相対的に変動し、波長λ2(λ1<λ
2)になった場合においては、膜厚理論に基づく設計通
りのB/A値で成膜を続けると、各層の光学膜厚の誤差
が蓄積されて大きくなり、多層膜全体で所望の光学的特
性が得られない可能性が生じていた。
ので、モニタ光波長の相対的変動により生じる膜厚誤差
を低減できるモニタ光の波長を決定可能な膜厚モニタ光
波長決定方法および装置、ならびにプログラムを提供す
ることをその第1の目的とする。
れたもので、上記膜厚誤差を低減できる波長を有するモ
ニタ光を用いて光学膜厚をモニタリングしながら成膜を
行う成膜システムを提供することをその第2の目的とす
る。
れば、被成膜体に成膜中の光学膜に照射され当該光学膜
から透過/反射(透過および/または反射)されたモニ
タ光の波長を決定する膜厚モニタ光波長決定装置であっ
て、前記モニタ光の光量変化に関連付けられており、前
記光学膜が所望膜厚に達して成膜を停止するための第1
の停止指標値を、前記モニタ光の複数の候補波長毎に算
出する手段と、算出された候補波長毎の第1の停止指標
値に基づいて前記モニタ光の候補波長を前記複数の候補
波長の中から決定する手段とを備えている。
変化に関連付けられた第1の停止指標値は、前記光量変
化を表す成膜時間の関数のパラメータである。
変化に関連付けられた第1の停止指標値は、前記光学膜
の透過/反射光量の変化幅(A)に対して当該光学膜が
所定の厚さに達する際の透過/反射光量の極値からの変
化分(B)の割合を示すB/A値である。
は、前記モニタ光の光量変化に関連付けられており、当
該モニタ光の複数の候補波長それぞれに所定の波長変動
分を加えた複数の変動候補波長毎に、前記光学膜が所望
膜厚に達して成膜を停止するための第2の停止指標値を
算出する手段と、算出された複数の候補波長毎の第1お
よび第2の停止指標値間の変動量を算出する手段と、算
出された変動量に基づいて前記モニタ光の候補波長を前
記複数の候補波長の中から決定する手段とを備えてい
る。
値算出手段および前記第2の停止指標値算出手段は、前
記光学膜を前記被成膜体に複数層状に形成する場合にお
いて、前記光学膜層毎および前記候補波長毎の第1およ
び第2の停止指標値をそれぞれ算出する手段であり、前
記変動量算出手段は、算出された光学膜層毎および複数
の候補波長毎の第1および第2の停止指標値間の変動量
を算出する手段であり、前記決定手段は、前記光学膜層
毎に、算出された変動量に基づいて前記モニタ光の候補
波長を前記複数の候補波長の中から決定する手段であ
る。
値算出手段および前記第2の停止指標値算出手段は、前
記光学膜を前記被成膜体に複数層状に形成する場合にお
いて、前記光学膜層毎および前記候補波長毎の第1およ
び第2の停止指標値をそれぞれ算出する手段であり、前
記変動量算出手段は、算出された光学膜層毎および複数
の候補波長毎の第1および第2の停止指標値間の変動量
を算出する手段であり、前記決定手段は、算出された変
動量の全光学膜層における総和に基づいて前記モニタ光
の候補波長を前記複数の候補波長の中から決定する手段
である。
成膜中の光学膜に照射され当該光学膜から透過/反射さ
れたモニタ光の波長を決定するためのコンピュータが実
行可能なプログラムであって、前記コンピュータを、前
記モニタ光の光量変化に関連付けられており、前記光学
膜が所望膜厚に達して成膜を停止するための第1の停止
指標値を、前記モニタ光の複数の候補波長毎に算出する
手段と、算出された候補波長毎の第1の停止指標値に基
づいて前記モニタ光の候補波長を前記複数の候補波長の
中から決定する手段として機能させる。
は、前記モニタ光の光量変化に関連付けられており、当
該モニタ光の複数の候補波長それぞれに所定の波長変動
分を加えた複数の変動候補波長毎に、前記光学膜が所望
膜厚に達して成膜を停止するための第2の停止指標値を
算出する手段と、算出された複数の候補波長毎の第1お
よび第2の停止指標値間の変動量を算出する手段と、算
出された変動量に基づいて前記モニタ光の候補波長を前
記複数の候補波長の中から決定する手段とを備えてい
る。
出射された膜生成材料により被成膜体に成膜中の光学膜
の光学膜厚を、請求項1乃至6の内の何れか1項記載の
膜厚モニタ光波長決定装置により決定された波長を有す
るモニタ光を用いて、設計値に設定する成膜システムで
あって、前記モニタ光の光量変化に関連付けられてお
り、前記設計値に対応する前記光学膜の成膜を停止する
ための停止指標値を記憶する記憶手段と、前記光学膜に
照射され前記光学膜から反射/透過された光から、前記
膜厚モニタ光波長決定装置により決定された波長を有す
るモニタ光を受光する受光手段と、受光されたモニタ光
の光量変化および前記記憶手段に記憶された停止指標値
に基づいて、前記光量変化に対応する光学膜厚が前記停
止指標値に到達したか否か判断し、この結果、到達した
と判断した場合、前記成膜源から出射された膜生成材料
の前記被成膜体への付着を阻止する手段とを備えてい
る。
成膜中の光学膜に照射され当該光学膜から透過/反射さ
れたモニタ光の波長を決定する膜厚モニタ光波長決定方
法であって、前記モニタ光の光量変化に関連付けられて
おり、前記光学膜が所望膜厚に達して成膜を停止するた
めの第1の停止指標値を、前記モニタ光の複数の候補波
長毎に算出するステップと、算出された候補波長毎の第
1の停止指標値に基づいて前記モニタ光の候補波長を前
記複数の候補波長の中から決定するステップとを備えて
いる。
て図面を参照して説明する。
発明の説明のためのものであり、本発明の範囲を制限す
るものではない。したがって、当業者であれば、これら
の各要素又は全要素を含んだ各種の実施の形態を採用す
ることが可能であるが、これらの実施の形態も本発明の
範囲に含まれる。
という用語は、光学膜厚を意味するものとし、物理膜厚
を意味する場合には、“物理膜厚”と記載する。
モニタ光波長決定装置を含む成膜システム1の概略構成
を示す図(一部断面図)である。
空容器(チャンバ)2と、この真空容器2内の例えば底
部に並置された例えば2つの成膜源3a1、3a2と、
真空容器2内における成膜源3a1、3a2と反対側
(上部)に設けられており、基板ホルダ5により保持さ
れた被成膜基板6とを備えている。
料E、Fがそれぞれセットされており、これらの成膜材
料EおよびFはそれぞれ屈折率が異なっている。
に設けられており、成膜源3a1、3a2内に電子ビー
ムを照射して成膜源3a1、3a2内の成膜材料を加熱
させるための電子銃10a1、10a2と、広波長帯域
光である例えば白色光を測定光MLとして出力する光源
11とを備えている。
装置から送信されるシャッタ信号に応じて成膜源3a
1、3a2の上方を覆うことにより成膜動作を停止さ
せ、開放信号に応じて成膜源3a1、3a2の上方を開
放して成膜動作を開始させるためのシャッタ装置12a
1、12a2と、光源11から発せられた測定光が成膜
中の薄膜Fおよび基板6を透過した際の透過光を集光す
る集光レンズ13と、この集光レンズ13により集光さ
れた透過光を波長毎に受光する光ファイババンドル14
とを備えている。
2の例えば上壁に対して気密に取り付けられたシールド
ボックス15内を気密に貫通して真空容器外に延長して
いる。
ンドル14を介して送られた透過光から、後述する制御
装置から送信されるモニタ光波長を表す波長決定信号に
対応する波長を有する透過光のみをモニタ光として分光
する分光器19と、この分光器19により分光されたモ
ニタ光を順次受光してその受光量に対応する光量信号を
出力する受光器20と、分光器19およびシャッタ装置
15a1、15a2にデータ通信可能に接続された制御
装置21とを備えている。
された光量信号を受信し、受信した光量信号に応じてシ
ャッタ装置15a1、15a2に対して個別にシャッタ
信号/開放信号を送信して被成膜基板6上に成膜された
薄膜層Fの膜厚を制御する機能等を備えている。
ウエア構成および制御装置21により実現できる機能ブ
ロック構成を示す図である。
器20から出力された光量信号をデジタル型の光量信号
(デジタル光量データ)に変換するA/D変換器30
と、このA/D変換器30により変換されたデジタル光
量データに基づいて後述する各手段F1〜F5に対応す
る処理を実行するコンピュータ31と、このコンピュー
タ31を上記各手段F1〜F5として機能させるための
プログラムPを予め記憶する記憶媒体としてのメモリ3
2とを備えている。なお、記憶媒体としては、半導体メ
モリ、磁気メモリ等、様々な記憶媒体が適用可能であ
る。
化を成膜時間に対する周期関数として理論的に表す理論
式データを含む理論式データファイル35が予め記憶さ
れている。
れた理論式データについて説明する。
る。
するN層の多層膜フィルタの光透過率の理論式は、多層
膜フィルタの膜表面に対して入射角が垂直であるとし
て、下式(1)に示すエネルギー透過率の式、および下
式(2)〜(5)により与えられる。
た、式(2)に示すパラメータm11、m12、m21、m22
は、式(3)で与えられる全N層での特性行列Mの各要
素であり、Mj(jは、1、2、・・・のように1から
順にNまで1ずつ増える整数)の総積によって与えら
れ、第j層の特性行列Mjは、式(4)で与えられる。
式(4)に示すgjは、式(5)により表されるもので
あり、njは、第j層の複素屈折率、djは、第j層の物
理膜厚である。
波長が代入され、n0、nsは、それぞれ波長λにおける
媒質の複素屈折率、フィルタ基板2の複素屈折率であ
る。また、式(1)において、τ*は、τの共役複素
数、式(3)および式(4)におけるiは虚数である。
いることにより、成膜中の層での透過率変化を求めるこ
とができる。すなわち、既に成膜が終了している層全体
を上記特性行列で表すと、成膜中の層での透過率変化は
物理膜厚をパラメータとする関数で表すことができる。
成膜中の層内の透過率を一定とすると、物理膜厚は成膜
時間に比例するため、物理膜厚を時間に置き換えること
ができる。
化を時間の周期関数として表すことができる。
化(透過率変化;図3参照)Tは、成膜中の薄膜層内の
成膜レートおよび薄膜の屈折率が一定である条件下にお
いては、下式(6)、すなわち、成膜時間xの周期関数
として表すことができる。
周期関数の振幅と波形を表す係数であり、A2は、成膜
レートを表す成膜時間xの関数、A3は、初期位相をそ
れぞれ表す係数である。そして、(A2x+A3)が、上
述した成膜中の現在時刻xにおける位相を表している。
およびA3は、成膜時において、現在時刻(時刻をxmと
する)よりも前に測定された全ての光量変化データ{x
k、t k(k=0、1、2、・・・m−1);なお、xk
は、成膜中の薄膜層の成膜時刻(対応する薄膜層の成膜
開始時刻(0)からのサンプリングレート毎の時刻)を
表し、tkは、成膜時刻xkの透過光量を表している}を
用いて非線形フィッティングを行うことにより算出され
る。
は、上記式(6)で表される透過光量変化を成膜時間
(位相)の関数として表す理論式が理論式データDAと
して記憶されている。
Pにより実現される機能として、第1の停止位相値算出
手段F1、第2の停止位相値算出手段F2、位相変化量
算出手段F3、波長決定手段F4および成膜制御手段F
5を備えている。なお、各機能F1〜F5については、
後掲図5および図7のフローチャートを用いて詳細に説
明する。
する。なお、本実施形態では、光学フィルタとして、例
えば多層膜GFFを製作する際のモニタ光決定処理動作
および成膜処理動作を中心に説明する。
長損失特性(波長1530nm〜1562nmの波長範
囲における目標となる波長損失特性(△))および成膜
後の波長損失特性(上記波長範囲における成膜後の波長
損失特性(実線)をそれぞれ表しており、この多層膜G
FFの目標は、上記目標波長損失特性および成膜後の波
長損失特性間の損失偏差(▲)を0.2dB以下(平坦
度、Flatness:0.2dB以下)となっている。
べき多層膜GFFの層数および多層膜を構成する各薄膜
層の膜厚がそれぞれ決定されると、この多層膜設計情報
は、多層膜設定データとしてメモリ32に記憶される。
2に記憶されたプログラムPに従って動作し、図5に示
すモニタ光波長決定処理を実行する。
上記多層膜フィルタの特性範囲(1530nm〜156
2nm)等に基づいて、所定の波長帯(例えば、153
0nm〜1560nm)における例えば1nm毎に変化
する30種類の候補波長(λ1(1530nm)〜λ3
0(1559nm))を選択する(ステップS1)。
類の候補波長を有するモニタ光が上記多層膜を構成する
各薄膜層から透過された場合の薄膜層毎の光量変化{第
1の光量変化△T(λ1)〜△T(λ30)}と上記式
(6)に基づく理論式データDAとから、各薄膜層の膜
厚を対応する膜厚設計値に一致させるための候補波長毎
の第1の停止指標位相値θ1(λ1)〜θ30(λ30)
をそれぞれ算出する(ステップS2)。
す(A3x+A4)が膜厚設計値に到達した際の第1の停
止指標位相値θ1(λ1)〜θ30(λ30)を候補波長
毎にそれぞれ算出する。なお、ステップS1およびS2
の処理が第1の停止指標位相値算出手段F1に対応す
る。
λ1〜λ30に対して、所定の波長変動分である△λ
(例えば0.001nm)を加えた波長{(λ1+Δ
λ)〜(Δλ30+Δλ)}を求める(ステップS
3)。そして、コンピュータ31は、求めた波長{(λ
1+Δλ)〜(Δλ30+Δλ)}をそれぞれ有するモ
ニタ光が各薄膜層から透過された場合の薄膜層毎のモニ
タ光の光量変化{第2の光量変化(△T(λ1+△λ)
〜△T(λ30+△λ)}と上記式(6)に基づく理論
式データDAとから、各薄膜層の膜厚を対応する膜厚設
計値に一致させるための第2の停止指標位相値θ1´
(λ1+△λ)〜θ30´(λ30+△λ)を“候補波長
+波長変動分”毎にそれぞれ算出する(ステップS
4)。すなわち、上記式(6)における位相を表す(A
3x+A4)が膜厚設計値に到達した際の第2の停止指標
位相値θ1´(λ1+△λ)〜θ30´(λ30+△λ)
を“候補波長+波長変動分”毎にそれぞれ算出する。な
お、ステップS3〜S4の処理が第2の停止指標値算出
手段F2に対応する。
透過光量変化△T(λ1)、その△T(λ1)に対応す
る第1の停止指標位相値θ1(λ1)、波長変動分△λ
が加わった波長(λ1+△λ)を有するモニタ光の透過
光量変化△T(λ1+△λ)およびその△T(λ1+△
λ)に対応する第2の停止指標位相値値θ1´(λ1+
△λ)をそれぞれ示すグラフである。
候補波長λ1〜λ30毎の第1の停止指標位相値θ
1(λ1)〜θ30(λ30)および波長変動分Δλを考
慮した第2の停止指標位相値θ1´(λ1+△λ)〜θ
30´(λ30+△λ)がそれぞれ求められると、コンピ
ュータ31は、対応する候補波長毎の位相変分値△P
(λ1〜λ30)を、次式(7)により求める(ステッ
プS5)。
P(λ30)は、対応する各波長λ1〜λ30が所定の
長さ(△λ)だけ変動した場合の停止指標位相値の変分
量、すなわち、各モニタ光の波長λ1〜λ30がΔλだ
け波長変動した場合の各停止指標位相値に対する影響の
度合いを表している。したがって、その絶対値|△P
(λ1)|〜|△P(λ30)|が小さければ小さいほ
ど、波長変動△λによる影響が少ないことを示してい
る。
求めた候補波長毎の位相変分値△P(λ1)〜△P(λ
30)が例えば最小、すなわち、△λの波長変動に対し
て最も影響の小さい位相変分値を薄膜層毎に求める。そ
して、コンピュータ31は、求めた位相変分値に対応す
る候補波長(例えば、λminとする)を各薄膜層のモニ
タ光の波長に決定する(ステップS6)。なお、ステッ
プS5〜S6の処理が波長決定手段F4に対応する。
成膜処理を実行する際に、その実行する薄膜層毎に、対
応するモニタ光波長(λmin)を表す波長決定信号を分
光器19に送信して処理を終了する(ステップS7)。
1から送信された波長決定信号に基づいて、送られてく
る広波長帯域の透過光から、対応する波長(λmin)の
モニタ光のみを分光して受光器20に送る。
は、その各薄膜層の成膜時にモニタ光に仮に相対的波長
変動が生じても、その波長変動の影響が最小限度のモニ
タ光波長(λmin)が設定されている。このため、相対
的波長変動に起因した各薄膜層の膜厚誤差を必要最小限
度に抑制することができ、多層膜全体での蓄積された膜
厚誤差も、その多層膜全体で所望の光学特性が得られる
程度に抑制することが可能になる。
層毎に求めた候補波長毎の位相変分値△P(λ1)〜△
P(λ30)が例えば最小、すなわち、△λの波長変動
に対して最も影響の小さい位相変分値に対応する候補波
長を薄膜層毎に求めたが、本発明はこれに限定されるも
のではない。
1)〜θ30(λ30)のみを比較し、その比較結果に基
づいて、制御しやすい値(例えば、最小値、極小値等)
に対応する候補波長をモニタ光として選択することも可
能である。
設け、この所定の閾値以下の位相変分値の中から、所望
の変分値に対応する候補波長をモニタ光波長として選択
してもよく、また、成膜時の様々な要件を考慮して、成
膜上最も有利となる位相変分値に対応する候補波長をモ
ニタ光波長として選択することも可能である。
変分値△P(λ1)〜△P(λ30)を用いて全薄膜層
トータルでの位相変分値、すなわち、各層での△Pの総
和を表す△PTOTAL(λ1)〜△PTOTAL(λ30)を求
め、その位相変分値△PTOTA L(λ1)〜△PTOTAL(λ
30)が最小、すなわち、△λの波長変動に対して全薄
膜層トータルで最も影響の小さい位相変分値に対応する
候補波長を各薄膜層のモニタ光波長に決定することも可
能である。
差を最小限度に抑制できる波長を有するモニタ光を用い
て膜厚モニタリングをしながら実行される成膜処理動作
について説明する。
層膜L1〜LNにおける例えば、薄膜層Lj(1≦j≦
N)の成膜動作(例えば、成膜源3a2の成膜材料に対
応する層であるとする)を行っている際においては、コ
ンピュータ31の制御により、成膜源3a2のシャッタ
装置12a2が開動作し、成膜源3a1のシャッタ装置
12a1が閉動作(シャッタ動作)している。
源3a1、3a2に対して電子ビームが照射されてお
り、成膜源3a1、3a2内の加熱融解された成膜材料
が蒸発する。
れていない成膜源3a2から蒸発した成膜材料(蒸発粒
子)は、真空容器2内を上昇して被成膜基板6に蒸着さ
れ、薄膜層Ljの一部が形成される。
は、広波長帯域光が成膜中の薄膜層に照射される。そし
て、成膜中の薄膜層を透過した透過光は、基板6、集光
レンズ13および光ファイババンドル14を介して分光
器19に入射される。
31から、薄膜層毎に、対応するモニタ光波長
(λmin)を表す波長決定信号が送信されているため、
分光器19を介して、その波長(λmin)を有するモニ
タ光のみが分光されて受光器20に受光される。受光器
20により受光された受光量に対応する光量信号はコン
ピュータ31に送信される。
器20を介して対応する薄膜層Ljにおける現在時刻xi
よりも前に測定された全ての光量信号に基づく光量変化
データ{xk、tk(k=1、2、・・・、i−1)}が
受信され、メモリ32に記憶されている。
2に記憶された、対応する薄膜層L jにおける現在時刻
xiよりも前に測定された全ての光量信号に基づく光量
変化データ{xk、tk}を、メモリ32の理論データフ
ァイル35に記憶された式(6)にフィッティングし
て、式(6)の各パラメータA0、A1、A2およびA 3 を
算出する(図7;ステップS10および図8参照)。
パラメータA0、A1、A2、A 3 および式(6)を用い
て、現在の位相が目的位相{例えば、ターゲット膜厚値
が、遮断帯の波長λの1/4(λ/4)の場合では、図
8に示すように、目的位相がπとなる}に到達する際の
成膜時刻xs、すなわち、(A2xs+A 3 )=πとなるx
sを算出する(ステップS11)。
テップS11の処理を繰り返し行い、現在の成膜時刻x
iが目的位相に対応する成膜時刻xsに到達した時点で、
蒸着中の成膜源3a2に対応するシャッタ装置12a2
に対してシャッタ信号を送信して成膜源3a2から蒸発
した成膜材料の基板6への蒸着を阻止する(ステップS
12、成膜制御手段F5に対応)。
膜厚は、仮にモニタ光に波長変動が生じていても、その
波長変動の影響が最小限度のモニタ光波長(λmin)を
用いて膜厚モニタリング処理を実行しているため、相対
的波長変動に起因した各薄膜層の膜厚誤差を必要最小限
度に抑制することができる。
厚誤差も、その多層膜全体で所望の光学特性が得られる
程度に抑制することが可能になる。
長決定処理および成膜処理に基づいて実際に製作した多
層膜GFFの目標波長損失特性(波長1530nm〜1
562nmの波長範囲:(△))、実際に製作したGF
Fの波長損失特性(実線)および両特性間の損失偏差
(▲)をグラフとして図9に示した。なお、損失偏差の
尺度となる平坦度(Flatness)は、最大偏差から最小偏
差を引いた値である。
決定処理および成膜処理を用いることなく、すなわち、
波長変動分に対応する位相変動分を全く考慮することな
く製作(モニタ光波長を1530nmで固定)した多層
膜GFFの目標波長損失特性波長(1530nm〜15
62nmの波長範囲:(△))、実際に製作したGFF
の波長損失特性(実線)および両特性間の損失偏差
(▲)をグラフとして図10に示した。
うに、図10においては、そのFlatnessが0.34dB
となり、目標の波長損失特性であるFlatness:0.2d
B以下を満足しなかった。
ssが0.193dBとなり、目標値であるFlatness:
0.2dB以下を満足する結果が得られた。
モニタ光波長決定処理および成膜処理を実際に用いて多
層膜GFFを製作した場合において、相対的波長変動に
起因した各薄膜層の膜厚誤差を必要最小限度に抑制する
こと、および多層膜全体での蓄積された膜厚誤差を、そ
の多層膜全体で所望の光学特性が得られる程度に抑制す
ることができることが立証できた。
位相をモニタリングして成膜制御を行う位相制御方式に
対応する理論式データとして、成膜中の透過光量の変化
を成膜時間の関数式として理論的に表す理論式データD
Tを用いたが、本発明はこれに限定されるものではな
い。
る停止光量の極値からの変化分Bの割合(B/A)を用
いた成膜制御を実行する場合には、光量変化をパラメー
タとして理論的に表されたB/A値を理論式データファ
イル35に記憶しておく。そして、この理論式データを
用いてステップS1〜S4の処理を実行することによ
り、各薄膜層の膜厚を対応する膜厚設計値に一致させる
ための第1の停止指標B/A1(λ1)〜B/A30(λ
30)をそれぞれ算出し(ステップS2参照)、次い
で、波長変動分を考慮しながら、各薄膜層の膜厚を対応
する膜厚設計値に一致させるための第2の停止指標B/
A1´(λ1+△λ)〜B/A30´(λ30+△λ)を
それぞれ算出する(ステップS4参照)。
△B/A(λ1〜λ30)を求めて、その求めた△B/
A(λ1〜λ30)の例えば最小値に対応する候補波長
をモニタ光波長に選択すれば、位相制御方式と同様に、
相対的波長変動に起因した各薄膜層の膜厚誤差を必要最
小限度に抑制することが可能になる。
タで上述したモニタ光波長決定処理および成膜制御処理
を実行したが、複数台のコンピュータで実行することも
可能である。
て、広波長帯域光を出力する光源を用いたが、本発明は
これに限定されるものではなく、単一波長のモニタ光で
あるレーザ光を出力するレーザ装置を用いることも可能
である。この場合、分光器19は不要になる。
おいては、コンピュータ21から光源11へ波長決定信
号を送信することにより、直接光源11から出射される
モニタ光の波長を制御することで対応できる。
6を透過した光をモニタ光として用いたが、本発明はこ
れに限定されるものではなく、薄膜Fから反射した光を
モニタ光として用いることも可能である。
長決定方法および装置、成膜システムならびにプログラ
ムによれば、各薄膜層の成膜処理においては、その各薄
膜層の成膜時にモニタ光に仮に相対的波長変動が生じて
いた場合でも、その波長変動の影響が最小限度になる波
長を、モニタ光の波長として決定することができる。
薄膜層の光学膜厚誤差を必要最小限度に抑制することが
でき、多層膜全体での蓄積された光学膜厚誤差も、その
多層膜全体で所望の光学特性が得られる程度に抑制する
ことが可能になる。
決定装置を含む成膜システム1の概略構成を示す図(一
部断面図)。
制御装置により実現できる機能ブロック構成を示す図。
(△)、成膜後の波長損失特性(実線)および上記目標
波長損失特性および成膜後の波長損失特性間の損失偏差
(▲)をそれぞれ示すグラフ。
理の一例を示す概略フローチャート。
1)の透過光量変化△T(λ1)および波長(λ1+△
λ)を有するモニタ光の透過光量変化△T(λ1+△
λ)をそれぞれ示すグラフ。
を示す概略フローチャート。
処理を説明するためのグラフ。
処理および成膜処理に基づいて実際に製作した多層膜G
FFの目標波長損失特性(△)、実際に製作したGFF
の波長損失特性(実線)および両特性間の損失偏差
(▲)をそれぞれ示したグラフ。
することなく製作した多層膜GFFの目標波長損失特性
波長(△)、実際に製作したGFFの波長損失特性(実
線)および両特性間の損失偏差(▲)をそれぞれ示した
グラフ。
めのグラフ。
Claims (10)
- 【請求項1】 被成膜体に成膜中の光学膜に照射され当
該光学膜から透過/反射されたモニタ光の波長を決定す
る膜厚モニタ光波長決定装置であって、 前記モニタ光の光量変化に関連付けられており、前記光
学膜が所望膜厚に達して成膜を停止するための第1の停
止指標値を、前記モニタ光の複数の候補波長毎に算出す
る手段と、 算出された候補波長毎の第1の停止指標値に基づいて前
記モニタ光の候補波長を前記複数の候補波長の中から決
定する手段とを備えたことを特徴とする膜厚モニタ光波
長決定装置。 - 【請求項2】 前記モニタ光の光量変化に関連付けられ
た第1の停止指標値は、前記光量変化を表す成膜時間の
関数のパラメータであることを特徴とする請求項1記載
の膜厚モニタ光波長決定装置 - 【請求項3】 前記モニタ光の光量変化に関連付けられ
た第1の停止指標値は、前記光学膜の透過/反射光量の
変化幅(A)に対して当該光学膜が所定の厚さに達する
際の透過/反射光量の極値からの変化分(B)の割合を
示すB/A値であることを特徴とする請求項1記載の膜
厚モニタ光波長決定装置。 - 【請求項4】 前記波長決定手段は、前記モニタ光の光
量変化に関連付けられており、当該モニタ光の複数の候
補波長それぞれに所定の波長変動分を加えた複数の変動
候補波長毎に、前記光学膜が所望膜厚に達して成膜を停
止するための第2の停止指標値を算出する手段と、算出
された複数の候補波長毎の第1および第2の停止指標値
間の変動量を算出する手段と、算出された変動量に基づ
いて前記モニタ光の候補波長を前記複数の候補波長の中
から決定する手段とを備えたことを特徴とする請求項1
記載の膜厚モニタ光決定装置。 - 【請求項5】 前記第1の停止指標値算出手段および前
記第2の停止指標値算出手段は、前記光学膜を前記被成
膜体に複数層状に形成する場合において、前記光学膜層
毎および前記候補波長毎の第1および第2の停止指標値
をそれぞれ算出する手段であり、 前記変動量算出手段は、算出された光学膜層毎および複
数の候補波長毎の第1および第2の停止指標値間の変動
量を算出する手段であり、 前記決定手段は、前記光学膜層毎に、算出された変動量
に基づいて前記モニタ光の候補波長を前記複数の候補波
長の中から決定する手段であることを特徴とする請求項
4記載の膜厚モニタ光決定装置。 - 【請求項6】 前記第1の停止指標値算出手段および前
記第2の停止指標値算出手段は、前記光学膜を前記被成
膜体に複数層状に形成する場合において、前記光学膜層
毎および前記候補波長毎の第1および第2の停止指標値
をそれぞれ算出する手段であり、 前記変動量算出手段は、算出された光学膜層毎および複
数の候補波長毎の第1および第2の停止指標値間の変動
量を算出する手段であり、 前記決定手段は、算出された変動量の全光学膜層におけ
る総和に基づいて前記モニタ光の候補波長を前記複数の
候補波長の中から決定する手段であることを特徴とする
請求項4記載の膜厚モニタ光決定装置。 - 【請求項7】 被成膜体に成膜中の光学膜に照射され当
該光学膜から透過/反射されたモニタ光の波長を決定す
るためのコンピュータが実行可能なプログラムであっ
て、 前記コンピュータを、前記モニタ光の光量変化に関連付
けられており、前記光学膜が所望膜厚に達して成膜を停
止するための第1の停止指標値を、前記モニタ光の複数
の候補波長毎に算出する手段と、 算出された候補波長毎の第1の停止指標値に基づいて前
記モニタ光の候補波長を前記複数の候補波長の中から決
定する手段として機能させることを特徴とするプログラ
ム。 - 【請求項8】 前記波長決定手段は、前記モニタ光の光
量変化に関連付けられており、当該モニタ光の複数の候
補波長それぞれに所定の波長変動分を加えた複数の変動
候補波長毎に、前記光学膜が所望膜厚に達して成膜を停
止するための第2の停止指標値を算出する手段と、算出
された複数の候補波長毎の第1および第2の停止指標値
間の変動量を算出する手段と、算出された変動量に基づ
いて前記モニタ光の候補波長を前記複数の候補波長の中
から決定する手段とを備えたことを特徴とするプログラ
ム。 - 【請求項9】 成膜源から出射された膜生成材料により
被成膜体に成膜中の光学膜の光学膜厚を、請求項1乃至
6の内の何れか1項記載の膜厚モニタ光波長決定装置に
より決定された波長を有するモニタ光を用いて、設計値
に設定する成膜システムであって、 前記モニタ光の光量変化に関連付けられており、前記設
計値に対応する前記光学膜の成膜を停止するための停止
指標値を記憶する記憶手段と、前記光学膜に照射され前
記光学膜から反射/透過された光から、前記膜厚モニタ
光波長決定装置により決定された波長を有するモニタ光
を受光する受光手段と、受光されたモニタ光の光量変化
および前記記憶手段に記憶された停止指標値に基づい
て、前記光量変化に対応する光学膜厚が前記停止指標値
に到達したか否か判断し、この結果、到達したと判断し
た場合、前記成膜源から出射された膜生成材料の前記被
成膜体への付着を阻止する手段とを備えたことを特徴と
する成膜システム。 - 【請求項10】 被成膜体に成膜中の光学膜に照射され
当該光学膜から透過/反射されたモニタ光の波長を決定
する膜厚モニタ光波長決定方法であって、 前記モニタ光の光量変化に関連付けられており、前記光
学膜が所望膜厚に達して成膜を停止するための第1の停
止指標値を、前記モニタ光の複数の候補波長毎に算出す
るステップと、 算出された候補波長毎の第1の停止指標値に基づいて前
記モニタ光の候補波長を前記複数の候補波長の中から決
定するステップとを備えたことを特徴とする膜厚モニタ
光波長決定方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002000115A JP3895599B2 (ja) | 2002-01-04 | 2002-01-04 | 膜厚モニタ光波長決定方法および装置、ならびにプログラム |
US10/330,936 US20040032591A1 (en) | 2002-01-04 | 2002-12-27 | Wavelength determining apparatus, method and program for thin film thickness monitoring light |
US11/804,835 US20070223008A1 (en) | 2002-01-04 | 2007-05-21 | Wavelength determining apparatus, method and program for thin film thickness monitoring light |
US12/843,453 US8174757B2 (en) | 2002-01-04 | 2010-07-26 | Wavelength determining apparatus, method and program for thin film thickness monitoring light |
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Publication Number | Publication Date |
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JP2008051699A (ja) * | 2006-08-25 | 2008-03-06 | Showa Shinku:Kk | 有機薄膜の膜厚測定装置及び有機薄膜形成装置 |
JP2010230623A (ja) * | 2009-03-30 | 2010-10-14 | Shinmaywa Industries Ltd | 光学式膜厚測定装置およびこれを備える真空成膜装置 |
-
2002
- 2002-01-04 JP JP2002000115A patent/JP3895599B2/ja not_active Expired - Fee Related
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