JP2003201978A - スクロール式流体機械 - Google Patents

スクロール式流体機械

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JP2003201978A
JP2003201978A JP2001400760A JP2001400760A JP2003201978A JP 2003201978 A JP2003201978 A JP 2003201978A JP 2001400760 A JP2001400760 A JP 2001400760A JP 2001400760 A JP2001400760 A JP 2001400760A JP 2003201978 A JP2003201978 A JP 2003201978A
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Japan
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shaft
casing
rotary
bearing
bearings
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JP2001400760A
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Yuji Komai
裕二 駒井
Toshikazu Harashima
寿和 原島
Takayasu Sakashita
貴康 坂下
Kazutaka Suefuji
和孝 末藤
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Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C2360/00Engines or pumps
    • F16C2360/42Pumps with cylinders or pistons

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  • Rotary Pumps (AREA)
  • Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 旋回スクロールにスラスト荷重が作用したと
きでも、固定スクロールと旋回スクロールとの間のスラ
スト方向の隙間の変化を小さく抑える。 【解決手段】 回転軸受15Aの外輪16Aはケーシン
グ1の軸受取付筒部3Aにすきま嵌めで取付け、この外
輪16Aを押え板19によって軸受取付筒部3Aに抜止
め状態に保持する。また、回転軸受15Aの内輪17A
は回転軸13の外周にしまり嵌めで取付ける。そして、
旋回軸受24Aの外輪25Aは回転軸13の内周にしま
り嵌めで取付けると共に、内輪26Aは旋回軸21の外
周にしまり嵌めで取付ける。また、回転軸受15Bの外
輪16Bは軸受取付筒部3B内にすきま嵌めで取付ける
と共に、内輪17Bは回転軸13の外周にしまり嵌めで
取付ける。さらに、旋回軸受24Bの外輪25Bは回転
軸13の内周にしまり嵌めで取付けると共に、内輪26
Bは旋回軸21の外周にすきま嵌めで取付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば空気圧縮機
等として好適に用いられるスクロール式流体機械に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、スクロール式流体機械は、ケー
シングと、該ケーシングに設けられ鏡板に渦巻状のラッ
プ部が立設された固定スクロールと、前記ケーシングに
回転可能に設けられた駆動軸と、前記ケーシング内で該
駆動軸の先端側に旋回可能に設けられ、鏡板に前記固定
スクロールのラップ部と重なり合って複数の圧縮室を画
成するラップ部が立設された旋回スクロールとを備えた
ものが知られている。
【0003】この種の従来技術によるスクロール式流体
機械は、外部から駆動軸を回転駆動し、旋回スクロール
を固定スクロールに対して一定の偏心寸法をもって旋回
運動させることにより、固定スクロールの外周側に設け
た吸込口から空気等の流体を吸込みつつ、この流体を前
記各圧縮室内で順次圧縮し、固定スクロールの中心部に
設けた吐出口から圧縮流体を外部に向けて吐出するもの
である。
【0004】また、他の従来技術によるスクロール式流
体機械として、圧縮空気量を増やすために、下記の如く
構成されたものが知られている(例えば特開2000−
130365号公報等)。
【0005】即ち、この従来技術によるスクロール式流
体機械は、ケーシング内に軸方向に離間して第1,第2
の固定スクロールを設け、これら各固定スクロール間に
は、電動機を配設している。また、ケーシング内には、
両端側が偏心軸受の中輪に回転可能に支持された回転軸
と、該回転軸の内周側に遊嵌され両端側が偏心軸受の内
輪に回転可能に支持された旋回軸とを設け、該旋回軸の
両端側には第1,第2の固定スクロールとそれぞれ対向
して第1,第2の旋回スクロールを固定的に設ける構成
としている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した他
の従来技術では、第1,第2の旋回スクロールと一体と
なった旋回軸を偏心軸受の内輪に嵌着して取付けてい
る。そして、偏心軸受はローラベアリングを用いて構成
しているから、第1,第2の旋回スクロールにスラスト
荷重が作用したときには、偏心軸受のうち旋回軸が取付
けられる内輪が、ローラベアリングのローラを介して中
輪に対し軸方向に相対移動し易くなる。
【0007】この結果、第1,第2のスクロールの加
工、組立精度等によって圧縮効率に差が生じ、第1,第
2のスクロールのスラスト荷重にアンバランスが生じる
と、このアンバランスの荷重により、荷重の大きいスク
ロール側から小さいスクロール側に向かって、旋回軸が
移動してしまう。
【0008】このため、第1,第2の旋回スクロールの
うち一方の旋回スクロール側で固定スクロールとの間の
スラスト方向の隙間が小さくなり、反対に他方の旋回ス
クロール側では固定スクロールとの間のスラスト方向の
隙間が大きくなってしまい、圧縮効率が大きく低下する
という問題がある。
【0009】本発明は上述した従来技術の問題に鑑みな
されたもので、本発明の目的は、旋回スクロールにスラ
スト荷重のアンバランスが生じても、固定スクロールと
旋回スクロールとの間のスラスト方向の隙間の変化を小
さく抑え、圧縮効率を高めることができるようにしたス
クロール式流体機械を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項1の発明によるスクロール式流体機械
は、筒状のケーシングと、該ケーシングの軸方向両端側
にそれぞれ設けられ鏡板に渦巻状のラップ部が立設され
た第1,第2の固定スクロールと、該第1,第2の固定
スクロール間に位置して前記ケーシング内に設けられ、
中空のロータとステータとが前記ケーシングの軸線と同
軸となるように配置された電動機と、該電動機のロータ
と一体に回転するように該ロータを軸方向に貫通して設
けられ、内周側が前記ケーシングの軸線から所定寸法だ
け偏心した偏心穴となった中空筒状の回転軸と、前記ケ
ーシング内で該回転軸を回転可能に支持するため該回転
軸の軸方向に離間して該回転軸の外周と前記ケーシング
との間に設けられた第1,第2の回転軸受と、前記回転
軸の偏心穴内に挿入して設けられ該偏心穴内を軸方向に
貫通して延びる旋回軸と、前記回転軸の偏心穴内で該旋
回軸を相対回転可能に支持するため該旋回軸の軸方向に
離間して前記回転軸の偏心穴と該旋回軸の外周との間に
設けられ、該旋回軸と一緒に旋回運動する第1,第2の
旋回軸受と、前記第1,第2の固定スクロールと対面す
るように前記旋回軸の両端側にそれぞれ設けられ、鏡板
に前記第1,第2の固定スクロールのラップ部と重なり
合って複数の圧縮室を画成するラップ部が立設された第
1,第2の旋回スクロールとを備えている。
【0011】そして、請求項1の発明によるスクロール
式流体機械は、前記第1,第2の回転軸受のうちいずれ
か一方の回転軸受は、その内輪を前記回転軸にしまり嵌
めで取付け、外輪は前記ケーシングにすきま嵌めとして
該ケーシングに設けた規制部材により抜止め状態に保持
する構成とし、前記第1,第2の旋回軸受のうち前記一
方の回転軸受側に位置する一方の旋回軸受は、その外輪
を前記回転軸に対し相対変位しないよう取付け、内輪は
前記旋回軸に対し相対変位しないよう取付ける構成と
し、前記各回転軸受と各旋回軸受とのうち、他方の回転
軸受と他方の旋回軸受とは、その内輪と外輪のうち少な
くとも一つを前記ケーシング、回転軸または旋回軸のい
ずれかに対してすきま嵌めで取付ける構成としている。
【0012】このように構成したことにより、第1,第
2の回転軸受のうち例えば第1の回転軸受は、その外輪
がケーシングに対してすきま嵌めで取付けられ、規制部
材で抜止め状態に保持されると共に、その内輪は回転軸
に対してしまり嵌めで取付けられる。そして、この場合
には、第1の旋回軸受の外輪は回転軸、旋回軸に対して
相対変位しないように取付けられるから、圧縮運転時に
第1,第2の旋回スクロールのうちいずれか一方の旋回
スクロールのスラスト荷重が大きくなって他方の旋回ス
クロールのスラスト荷重が小さくなったとしても、回転
軸と一緒に旋回軸が軸方向に移動することはなくなり、
これによって旋回軸と一体となった第1,第2の旋回ス
クロールと第1,第2の固定スクロールとの間のスラス
ト方向の隙間が変化するのを防止できる。
【0013】また、例えば第2の回転軸受の外輪とケー
シングとの間、第2の回転軸受の内輪と回転軸との間、
第2の旋回軸受の外輪と回転軸との間、第2の旋回軸受
の内輪と旋回軸との間のうち少なくともいずれか一つの
間はすきま嵌めになるので、圧縮運転時に旋回軸が熱膨
張したとしても、この熱膨張分をすきま嵌めした部材間
の軸方向移動によって逃がすことができる。
【0014】また、請求項2の発明によるスクロール式
流体機械は、第1,第2の回転軸受のうちいずれか一方
の回転軸受は、その内輪を回転軸にしまり嵌めで取付
け、外輪はケーシングにすきま嵌めとして該ケーシング
に設けた規制部材により抜止め状態に保持する構成と
し、第1,第2の旋回軸受のうち一方の回転軸受側に位
置する一方の旋回軸受は、その外輪を前記回転軸にしま
り嵌めで取付け、内輪は前記旋回軸にしまり嵌めで取付
ける構成とし、前記各回転軸受と各旋回軸受とのうち、
他方の回転軸受と他方の旋回軸受とは、その内輪と外輪
のうち少なくとも一つをケーシング、回転軸または旋回
軸のいずれかに対してすきま嵌めで取付ける構成として
いる。
【0015】このように構成したことにより、第1,第
2の回転軸受のうち例えば第1の回転軸受は、その外輪
がケーシングに対してすきま嵌めで取付けられ、規制部
材で抜止め状態に保持されると共に、その内輪は回転軸
に対してしまり嵌めで取付けられる。そして、この場合
には、第1の旋回軸受の外輪と回転軸との間、該旋回軸
受の内輪と旋回軸との間もしまり嵌めで取付けられるか
ら、圧縮運転時に第1,第2の旋回スクロールのうちい
ずれか一方の旋回スクロールのスラスト荷重が大きくな
って他方の旋回スクロールのスラスト荷重が小さくなっ
たとしても、回転軸と一緒に旋回軸が軸方向に移動する
ことはなくなり、これによって旋回軸と一体となった第
1,第2の旋回スクロールと第1,第2の固定スクロー
ルとの間のスラスト方向の隙間が変化するのを防止でき
る。
【0016】また、例えば第2の回転軸受の外輪とケー
シングとの間、第2の回転軸受の内輪と回転軸との間、
第2の旋回軸受の外輪と回転軸との間、第2の旋回軸受
の内輪と旋回軸との間のうち少なくともいずれか一つの
間はすきま嵌めになるので、圧縮運転時に旋回軸が熱膨
張したとしても、この熱膨張分をすきま嵌めした部材間
の軸方向移動によって逃がすことができる。
【0017】さらに、請求項3の発明によるスクロール
式流体機械は、第1,第2の回転軸受のうちいずれか一
方の回転軸受は、その内輪を回転軸にしまり嵌めで取付
け、外輪はケーシングにすきま嵌めとして該ケーシング
に設けた規制部材により抜止め状態に保持する構成と
し、第1,第2の旋回軸受のうち一方の回転軸受側に位
置する一方の旋回軸受は、その内輪または外輪のうちい
ずれか一方をすきま嵌めとすると共に、すきま嵌めとし
た内輪または外輪と前記回転軸または旋回軸との相対変
位を規制する規制部材を設ける構成とし、前記各回転軸
受と各旋回軸受とのうち、他方の回転軸受と他方の旋回
軸受とは、その内輪と外輪のうち少なくとも一つをケー
シング、回転軸または旋回軸のいずれかに対してすきま
嵌めで取付ける構成としている。
【0018】このように構成したことにより、第1,第
2の回転軸受のうち例えば第1の回転軸受は、その外輪
がケーシングに対してすきま嵌めで取付けられ、規制部
材で抜止め状態に保持されると共に、その内輪は回転軸
に対してしまり嵌めで取付けられる。そして、この場合
には、規制部材により例えば第1の旋回軸受の外輪は回
転軸に対し相対変位が規制されるから、圧縮運転時に第
1,第2の旋回スクロールのうちいずれか一方の旋回ス
クロールのスラスト荷重が大きくなって他方の旋回スク
ロールのスラスト荷重が小さくなったとしても、回転軸
と一緒に旋回軸が軸方向に移動することはなくなり、こ
れによって旋回軸と一体となった第1,第2の旋回スク
ロールと第1,第2の固定スクロールとの間のスラスト
方向の隙間が変化するのを防止できる。
【0019】また、例えば第2の回転軸受の外輪とケー
シングとの間、第2の回転軸受の内輪と回転軸との間、
第2の旋回軸受の外輪と回転軸との間、第2の旋回軸受
の内輪と旋回軸との間のうち少なくともいずれか一つの
間はすきま嵌めになるので、圧縮運転時に旋回軸が熱膨
張したとしても、この熱膨張分をすきま嵌めした部材間
の軸方向移動によって逃がすことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態による
スクロール式流体機械としてスクロール式空気圧縮機を
例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
【0021】ここで、図1ないし図4は本発明の第1の
実施の形態を示し、1はスクロール式空気圧縮機の外枠
をなす筒状のケーシングで、該ケーシング1は、図1に
示すように軸線O1−O1を有するケーシング本体2と、
後述の軸受取付筒部3A,3Bとにより構成されてい
る。
【0022】3A,3Bはケーシング本体2の両端側に
固定的に設けられた第1,第2の軸受取付筒部で、該第
1の軸受取付筒部3Aは、筒状部3A1と該筒状部3A1
の内周側に一体形成された環状部3A2とによって構成
されている。また、軸受取付筒部3Aの環状部3A2内
周側には、図2に示すように後述の回転軸受15Aに係
合する環状の突部3A3が突設されている。
【0023】そして、軸受取付筒部3Aは複数のボルト
4A,4A,…(2個のみ図示)によってケーシング本
体2に一体に取付けられている。また、第2の軸受取付
筒部3Bについても、筒状部3B1、環状部3B2および
突部3B3とによって構成され、複数のボルト4B,4
B,…(2個のみ図示)によってケーシング本体2に一
体に取付けられている。
【0024】5A,5Bはケーシング1の両端側に固定
的に設けられた第1,第2の固定スクロールで、該第1
の固定スクロール5Aは、略円板状に形成され、中心が
ケーシング1の軸線O1−O1と一致するように配設され
た鏡板6Aと、該鏡板6Aの表面に立設された渦巻状の
ラップ部7Aと、鏡板6Aの外周側から該ラップ部7A
を取囲むように軸方向に突出した筒部8Aと、該筒部8
Aの開口端から径方向外側に突出し軸受取付筒部3Aの
筒状部3A1端部に固定して取付けられた環状のフラン
ジ部9Aとによって構成されている。また、第2の固定
スクロール5Bについても、第1の固定スクロール5A
と同様にラップ部7B、筒部8Bおよびフランジ部9B
によって構成されている。
【0025】10は第1,第2の固定スクロール5A,
5B間に位置してケーシング1内に設けられた電動機
で、該電動機10は、ケーシング本体2の内周側に固定
的に設けられたステータ11と、該ステータ11の内周
側に該ステータ11によって回転するように配設された
中空筒状のロータ12とによって構成され、ステータ1
1の軸線とロータ12の軸線はケーシング1の軸線O1
−O1と同一軸線上に配置されている。そして、電動機
10は、ロータ12を回転することにより後述の回転軸
13を駆動するものである。
【0026】13は電動機10のロータ12と一体に回
転するように該ロータ12を軸方向に貫通して設けられ
た回転軸で、該回転軸13は電動機10のロータ12内
周側に挿嵌されて固定的に取付けられている。そして、
回転軸13は、中空筒状をなし、その内周側は軸方向の
両端側が大径な偏心穴13A,13Bとなり、軸方向の
中間が小径な偏心穴14となっている。
【0027】そして、回転軸13は、外周側が軸線O1
−O1上に配置されるのに対し、内周側となる偏心穴1
3A,13B,14は軸線O1−O1に対して径方向に一
定寸法δだけ偏心した偏心軸線O2−O2上に配置され
る。
【0028】15A,15Bは回転軸13の軸方向に離
間して、該回転軸13の外周とケーシング1の軸受取付
筒部3A,3Bとの間に設けられた第1,第2の回転軸
受で、該第1の回転軸受15Aは、軸受取付筒部3Aの
環状部3A2内周側にすきま嵌めで取付けられて突部3
A3に当接した外輪16Aと、回転軸13の外周側にし
まり嵌めで取付けられた内輪17Aと、該内輪17Aと
外輪16Aとの間に転動可能に設けられた複数の球体1
8A(2個のみ図示)とによって構成されている。
【0029】また、第2の回転軸受15Bは、軸受取付
筒部3Bの環状部3B2内周側にすきま嵌めで取付けら
れた外輪16Bと、回転軸13の外周側にしまり嵌めで
取付けられた内輪17Bと、該内輪17Bと外輪16B
との間に転動可能に設けられた複数の球体18B(2個
のみ図示)とによって構成されている。ここで、図2に
示すように、回転軸受15A,15Bの外輪16A,1
6B外径寸法C1は、電動機10のロータ12外径寸法
C2よりも僅かに小径に形成されている。
【0030】19はケーシング1の軸受取付筒部3Aと
電動機10との間に位置して軸受取付筒部3Aに設けら
れた規制部材としての押え板で、該押え板19は、環状
平板として形成され、複数のねじ20,20,…(2個
のみ図示)によって軸受取付筒部3Aの端面に固定され
ている。そして、押え板19は、第1の回転軸受15A
の外輪16Aに当接することにより、外輪16Aを軸受
取付筒部3Aの突部3A3との間で環状部3A2内に抜止
め状態に保持するものである。
【0031】21は回転軸13の偏心穴13A,13
B,14内に挿入して設けられた旋回軸で、該旋回軸2
1は、大径軸部22と、該大径軸部22の両端から軸方
向に突出した小径軸部23A,23Bとによって構成さ
れている。そして、旋回軸21は、偏心軸線O2−O2上
に沿って配置され、偏心穴13A,13B,14内を軸
方向に貫通して延びている。
【0032】24A,24Aは回転軸13の偏心穴13
Aと旋回軸21の外周との間に設けられた一対の第1の
旋回軸受で、該第1の旋回軸受24Aは、回転軸13の
偏心穴13A内にしまり嵌めで取付けられた外輪25A
と、旋回軸21の小径軸部23A外周側にしまり嵌めで
取付けられた内輪26Aと、該内輪26Aと外輪25A
との間に転動可能に設けられた複数の球体27A(2個
のみ図示)とによって構成されている。
【0033】24B,24Bは回転軸13の偏心穴13
Bと旋回軸21の外周との間に設けられた一対の第2の
旋回軸受で、該第2の旋回軸受24Bは、回転軸13の
偏心穴13B内にしまり嵌めで取付けられた外輪25B
と、旋回軸21の小径軸部23B外周側にすきま嵌めで
取付けられた内輪26Bと、該内輪26Bと外輪25B
との間に転動可能に設けられた複数の球体27B(2個
のみ図示)とによって構成されている。
【0034】そして、図2に示すように、各旋回軸受2
4Bのうち内側の旋回軸受24Bと旋回軸21の大径軸
部22との間には、旋回軸21の熱膨張を許すための隙
間S1が確保されている。
【0035】28A,28Bは固定スクロール5A,5
Bと対面して旋回軸21の軸方向両端側にそれぞれ固定
的に設けられた第1,第2の旋回スクロールで、該第1
の旋回スクロール28Aは、円板状に形成された鏡板2
9Aと、該鏡板29Aの表面から軸方向に立設された渦
巻状のラップ部30Aとによって構成されている。ま
た、旋回スクロール28Aはボルト31Aによって旋回
軸21の端部に固定して取付けられている。
【0036】ここで、旋回スクロール28Aは固定スク
ロール5Aのラップ部7Aに対し、例えば180度だけ
ずらして重なり合うように配設され、両者のラップ部7
A,30A間には複数の圧縮室32A,32A,…が画
成される。
【0037】そして、スクロール式空気圧縮機の運転時
には、吸込口(図示せず)から外周側の圧縮室32A内
に空気を吸込みつつ、この空気を旋回スクロール28A
が旋回運動する間に各圧縮室32A内で順次圧縮し、最
後に中心側の圧縮室32Aから吐出口33Aを介して外
部に圧縮空気を吐出する。
【0038】また、第2の旋回スクロール28Bについ
ても、第1の旋回スクロール28Aと同様に、鏡板29
B、ラップ部30Bによって構成され、ボルト31Bに
よって旋回軸21の端部に固定して取付けられている。
そして、旋回スクロール28Bは固定スクロール5Bと
の間に複数の圧縮室32Bを画成し、圧縮室32Bから
吐出口33Bを介して外部に圧縮空気を吐出する。
【0039】なお、34,34は旋回スクロール28B
とケーシング1の軸受取付筒部3Bとの間に設けられた
補助クランクで、該補助クランク34は、旋回スクロー
ル28A,28Bの自転を防止するものである。
【0040】本実施の形態によるスクロール式空気圧縮
機は上述の如き構成を有するもので、次に、図3、図4
を参照してその組立手順について説明する。
【0041】まず、図3に示すように、旋回軸21に旋
回軸受24A,24Aを旋回軸21の小径軸部23A外
周にしまり嵌めで取付けた後、回転軸13の偏心穴13
A内にしまり嵌めで取付ける。一方、旋回軸受24B,
24Bは、旋回軸21の小径軸部23B外周にすきま嵌
めで取付けると共に、回転軸13の偏心穴13B内にし
まり嵌めで取付ける。
【0042】次に、図4に示すように、ケーシング本体
2に対して電動機10のステータ11、ロータ12、回
転軸13および旋回軸21等を組付ける。
【0043】この場合、まず、回転軸13の外周にロー
タ12を焼き嵌めする。そして、回転軸13の外周に回
転軸受15Bをしまり嵌めで取付けると共に、回転軸1
3の外周に押え板19を挿入した状態で回転軸受15A
をしまり嵌めで取付ける。
【0044】次に、この状態で図4に示す軸受取付筒部
3Aを回転軸13の外周側に組付けるため、回転軸受1
5Aを軸受取付筒部3Aの環状部3A2内周側にすきま
嵌めで取付け、その後に、押え板19を各ねじ20によ
って軸受取付筒部3Aに固定する。
【0045】次に、ステータ11をケーシング本体2の
内周側に焼き嵌めした後、軸受取付筒部3Aをボルト4
Aによってケーシング本体2に一体に取付ける。
【0046】次に、軸受取付筒部3Bを回転軸13の外
周側に組付けるため、回転軸受15Bを軸受取付筒部3
Bの環状部3B2内周側にすきま嵌めで取付ける。そし
て、その後に、ボルト4Bによって軸受取付筒部3Bを
ケーシング本体2に一体に取付ける。
【0047】そして最後に、旋回軸21の両端に旋回ス
クロール28A,28Bをボルト31A,31Bにより
取付け、軸受取付筒部3A,3Bには固定スクロール5
A,5Bをボルト(図示せず)により一体に取付ける。
【0048】次に、このようにして組立てられた当該ス
クロール式空気圧縮機の作動について説明する。
【0049】まず、電動機10のロータ12を回転する
と、該ロータ12と一体となった回転軸13は、回転軸
受15A,15Bによって回転運動を行ない、このとき
に旋回軸21は旋回軸受24A,24Bによって回転軸
21の偏心穴13A,13B,14内で相対回転する。
【0050】ここで、回転軸受15A,15Bはケーシ
ング1の軸線O1−O1を中心として回転するのに対し、
旋回軸受24A,24Bは軸線O1−O1に対して寸法δ
だけ偏心した偏心軸線O2−O2を中心として回転するか
ら、旋回軸受24A,24Bと一体となった旋回軸21
は、軸線O1−O1を中心として寸法δの旋回半径をもっ
た旋回運動を行ない、旋回スクロール28A,28Bを
旋回させる。
【0051】また、このように旋回スクロール28A,
28Bが旋回するときには、補助クランク34により旋
回スクロール28A,28Bの自転が防止され、公転の
みを行なう。
【0052】この結果、第1の固定スクロール5Aと第
1の旋回スクロール28Aとの間に画成された各圧縮室
32Aは、それぞれ連続的に縮小することにより固定ス
クロール5Aに設けられた吸込口から圧縮室32A内に
吸込んで吐出口33Aから外部の空気タンク等に貯蔵す
る空気圧縮機として機能させることができる。
【0053】また、第2の固定スクロール5Bと第2の
旋回スクロール28Bとの間に画成された各圧縮室32
Bは、それぞれが連続的に縮小することにより、固定ス
クロール5Bに設けられた吸込口から吸込んだ外気を各
圧縮室32B内で順次圧縮しつつ、この圧縮空気を固定
スクロール5Bの吐出口33Bから外部の空気タンク
(図示せず)等に貯留させる空気圧縮機として機能させ
ることができる。
【0054】かくして、本実施の形態では、回転軸受1
5Aの外輪16Aを押え板19によって軸受取付筒部3
Aに抜止め状態に保持すると共に、この回転軸受15A
の内輪17Aを回転軸13の外周にしまり嵌めで取付け
ている。そして、旋回軸受24Aの外輪25Aを回転軸
13の内周にしまり嵌めで取付けると共に、旋回軸受2
4Aの内輪26Aを旋回軸21の外周にしまり嵌めで取
付けている。
【0055】このため、旋回スクロール28A,28B
と一体となった旋回軸21を旋回軸受24Aによって回
転軸13に固定できると共に、この回転軸13を回転軸
受15Aによってケーシング1の軸受取付筒部3Aに固
定することができる。
【0056】従って、旋回軸21がスラスト荷重によっ
て動くことがなくなり、固定スクロール5Aと旋回スク
ロール28Aとの間の軸方向の隙間、固定スクロール5
Bと旋回スクロール28Bとの間の軸方向の隙間を一定
の大きさに小さく保ち、圧縮効率を高めることができ
る。
【0057】また、回転軸受15Bの外輪16Bをケー
シング1の軸受取付筒部3Bにすきま嵌めで取付けると
共に、回転軸受15Bの内輪17Bを回転軸13の外周
にしまり嵌めで取付けている。そして、旋回軸受24B
の外輪25Bを回転軸13の内周にしまり嵌めで取付け
ると共に、旋回軸受24Bの内輪26Bを旋回軸21の
外周にすきま嵌めで取付ける構成としている。
【0058】このため、運転時の圧縮熱によって旋回軸
21が熱膨張したときには、旋回軸受24Bの内輪26
Bに対して旋回軸21が軸方向に移動することにより、
旋回軸21の熱膨張分を図2中に示す矢示A方向へと逃
がすことができる。
【0059】また、運転時の圧縮熱によって回転軸13
が熱膨張したときには、回転軸受15Bの外輪16Bが
ケーシング1の軸受取付筒部3Bに対して軸方向に移動
することにより、回転軸13の熱膨張分を図2中の矢示
B方向へと逃がすことができる。
【0060】次に、図5ないし図8は本発明の第2の実
施の形態を示し、本実施の形態の特徴は、回転軸受の外
輪をケーシングにしまり嵌めで取付け、回転軸受の内輪
を回転軸の外周にすきま嵌めで取付ける構成としたこと
にある。
【0061】なお、本実施の形態では、前記第1の実施
の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明
を省略するものとする。
【0062】また、本実施の形態に用いる軸受取付筒部
3B′は、第1の実施の形態で述べた軸受取付筒部3B
とほぼ同様に筒状部3B1′、環状部3B2′および突部
3B3′を有している。しかし、前記突部3B3′の形状
が第1の実施の形態のものとは異なっている。
【0063】41は本実施の形態に用いる電動機で、該
電動機41についても、第1の実施の形態で述べた電動
機10とほぼ同様に、ケーシング本体2の内周側に固定
して設けられたステータ42と、該ステータ42の内周
側に該ステータ42によって回転するように配設され外
径寸法C3をもったロータ43とによって構成されてい
る。
【0064】44は本実施の形態に用いる回転軸で、該
回転軸44は、第1の実施の形態で述べた回転軸13と
ほぼ同様に、内周側に偏心穴44A,44B,45を有
している。また、回転軸44の外周側には環状の段差部
46A,46Bが設けられている。
【0065】47A,47Bは本実施の形態に用いる第
1,第2の回転軸受で、該第1の回転軸受47Aは、軸
受取付筒部3Aの環状部3A2内周側にすきま嵌めで取
付けられ突部3A3に当接した外輪48Aと、回転軸1
3の外周側にしまり嵌めで取付けられた内輪49Aと、
該内輪49Aと外輪48Aとの間に転動可能に設けられ
た複数の球体50A(2個のみ図示)とによって構成さ
れている。
【0066】また、第2の回転軸受47Bは、軸受取付
筒部3Bの環状部3B2内周側にしまり嵌めで取付けら
れた外輪48Bと、回転軸13の外周側にすきま嵌めで
取付けられた内輪49Bと、該内輪49Bと外輪48B
との間に転動可能に設けられた複数の球体50B(2個
のみ図示)とによって構成されている。
【0067】ここで、回転軸受47Bの内輪49Bと回
転軸44の段差部46Bとの間には、図6に示すように
回転軸44の熱膨張を許すための隙間S2が設けられて
いる。また、回転軸受47A,47Bの外輪48A,4
8B外径寸法C1は、電動機10のロータ12外径寸法
C3よりも僅かに大径に形成されている。
【0068】次に、図7、図8を参照して当該スクロー
ル式空気圧縮機の組立手順について説明するに、まず、
旋回軸受24Aを旋回軸21の小径軸部23A外周と回
転軸44の偏心穴44A内にしまり嵌めで取付ける。こ
の後、旋回軸21を回転軸44内に挿入する。一方、旋
回軸受24Bは、旋回軸21の小径軸部23B外周にす
きま嵌めで取付けると共に、回転軸44の偏心穴44B
内にしまり嵌めで取付ける。
【0069】次に、回転軸44の外周にロータ43を焼
き嵌めし、回転軸44の外周に押え板19を挿入した状
態で、回転軸受47Aを回転軸44の外周にしまり嵌め
で取付ける。そして、回転軸受47Aを軸受取付筒部3
Aの環状部3A2内周側にすきま嵌めで取付け、その後
に、押え板19をねじ20によって軸受取付筒部3Aに
固定する。
【0070】次に、ステータ42をケーシング本体2の
内周側に焼き嵌めで取付ける。一方、回転軸受47Bを
軸受取付筒部3Bの環状部3B2内周側にしまり嵌め
(焼き嵌め)で取付けるようにする。
【0071】ここで、本実施の形態では、ロータ43の
外径寸法C3よりも回転軸受47Bの外径寸法C1の方を
大きく設定しているから、回転軸受47Bを回転軸44
の外周に取付ける前に、予めステータ42が一体となっ
たケーシング本体2をロータ43の外周面に沿って軸方
向に移動させつつ、軸受取付筒部3Aに対しボルト4A
によって取付ける。
【0072】そして、軸受取付筒部3Bの内周側にしま
り嵌めで取付けられた回転軸受47Bを、回転軸44の
外周にすきま嵌めで取付ける。その後に、ボルト4Bに
よって軸受取付筒部3Bをケーシング本体2に一体に取
付ける。これにより、軸受取付筒部3Bに予め取付けら
れた回転軸受47Bを、回転軸44に対して図8に示す
矢印の方向で円滑に取付けることができ、電動機41の
ステータ42、ロータ43が組付けられたケーシング本
体2に対して軸受取付筒部3Bを効率的に取付けること
ができる。
【0073】そして最後に、旋回軸21の両端に旋回ス
クロール28A,28Bを取付け、軸受取付筒部3A,
3Bには固定スクロール5A,5Bを一体に取付ける。
【0074】このように構成される本実施の形態でも、
旋回スクロール28A,28Bと一体となった旋回軸2
1を旋回軸受24Aによって回転軸44に固定できると
共に、この回転軸44を回転軸受47Aによってケーシ
ング1の軸受取付筒部3Aに固定することができる。
【0075】従って、旋回軸21がスラスト荷重によっ
て動くことがなくなり、固定スクロール5Aと旋回スク
ロール28Aとの間の軸方向の隙間、固定スクロール5
Bと旋回スクロール28Bとの間の軸方向の隙間を一定
の大きさに小さく保ち、圧縮効率を高めることができ
る。
【0076】また、運転時の圧縮熱によって旋回軸21
が熱膨張したときには、旋回軸受24Bの内輪26Bに
対して旋回軸21が軸方向に移動することにより、旋回
軸21の熱膨張分を逃がすことができる。また、運転時
の圧縮熱によって回転軸44が熱膨張したときには、回
転軸44が回転軸受47Bの内輪49Bに対して軸方向
に移動することにより、回転軸44の熱膨張分を逃がす
ことができる。
【0077】なお、第1の実施の形態では、第1の旋回
軸受24Aの外輪25Aを回転軸13の内周側にしまり
嵌めにより固定して取付ける構成とした場合を例に挙げ
て説明した。また、第2の実施の形態でも、第1の旋回
軸受24Aの外輪25Aを回転軸44の内周側にしまり
嵌めにより固定して取付ける構成とした場合を例に挙げ
て説明した。
【0078】しかし、本発明はこれに限ることなく、例
えば図9、図10に示す変形例のように構成してもよ
い。即ち、第1の旋回軸受24A′は、外輪25A′、
内輪26A′および球体27A′により構成している。
そして、内輪26A′は、旋回軸21の外周側にしまり
嵌めで取付けるのに対し、外輪25A′は回転軸13′
の内周側にすきま嵌めで取付ける。
【0079】また、回転軸13′の偏心穴13A′13
B′のうち一方の偏心穴13A′にはめねじ部13A
1′を設け、このめねじ部13A1′には規制部材として
の筒状ボルト61の外周側に設けられたおねじ部61A
を螺着して取付けている。そして、この筒状ボルト61
を外輪25A′に当接するまで偏心穴13A′内にねじ
込むことにより、回転軸13′に対する外輪25A′の
軸方向移動を規制する構成としている。
【0080】この場合でも、第1の実施の形態と同様
に、筒状ボルト61を配置した側には押え板19があ
り、これら押え板19、筒状ボルト61からなる2つの
規制部材により回転軸受15A、旋回軸受24A′の軸
方向移動を確実に規制することができる。
【0081】また、第1の実施の形態では、第1の回転
軸受15Aの外輪16Aを押え板19によってケーシン
グ1の軸受取付筒部3A内に抜止め状態に保持し、内輪
17Aを回転軸13の外周にしまり嵌めで取付けると共
に、第1の旋回軸受24Aを回転軸13の内周と旋回軸
21の外周にしまり嵌めで取付ける構成とした場合を例
に挙げて説明したが、本発明はこれに限ることなく、例
えば第2の回転軸受15Bの外輪16Bを押え板によっ
てケーシング1の軸受取付筒部3B内に抜止め状態に保
持し、内輪17Bを回転軸13の外周にしまり嵌めで取
付けると共に、第2の旋回軸受24Bを回転軸13の内
周と旋回軸21の外周にしまり嵌めで取付ける構成とし
てもよい。このことは第2の実施の形態でも同様であ
る。
【0082】また、各実施の形態では、両方のスクロー
ルを空気圧縮機として説明したが、本発明はこれに限る
ことなく、一方の旋回スクロール側を真空ポンプとして
用い、他方の旋回スクロール側を空気圧縮機として用い
る構成としてもよく、さらには、例えば一方の旋回スク
ロール側で圧縮した空気をさらに他方の旋回スクロール
側で圧縮するような多段圧縮機に用いる構成としてもよ
い。
【0083】さらに、各実施の形態では、スクロール式
流体機械としてスクロール式空気圧縮機を例に挙げて説
明したが、本発明はこれに限らず、例えば真空ポンプや
冷媒圧縮機等にも適用できるものである。
【0084】
【発明の効果】以上詳述した通り、請求項1の発明によ
れば、第1,第2の回転軸受のうちいずれか一方の回転
軸受は、その内輪を回転軸にしまり嵌めで取付け、外輪
はケーシングにすきま嵌めとして該ケーシングに設けた
規制部材により抜止め状態に保持する構成とし、第1,
第2の旋回軸受のうち前記一方の回転軸受側に位置する
一方の旋回軸受は、その外輪を前記回転軸に対し相対変
位しないよう取付け、内輪は前記旋回軸に対し相対変位
しないよう取付ける構成とし、前記各回転軸受と各旋回
軸受とのうち、他方の回転軸受と他方の旋回軸受とは、
その内輪と外輪のうち少なくとも一つを前記ケーシン
グ、回転軸または旋回軸のいずれかに対してすきま嵌め
で取付ける構成としたので、圧縮運転時に第1,第2の
旋回スクロールのうちいずれか一方の旋回スクロールの
スラスト荷重が他方の旋回スクロールのスラスト荷重よ
りも大きくなったとしても、回転軸と一緒に旋回軸が軸
方向に移動することはなくなる。
【0085】これによって旋回軸と一体となった第1,
第2の旋回スクロールと第1,第2の固定スクロールと
の間のスラスト方向の隙間が変化するのを防止すること
ができ、圧縮効率を高めることができる。また、他方の
回転軸受の外輪とケーシングとの間、他方の回転軸受の
内輪と回転軸との間、他方の旋回軸受の外輪と回転軸と
の間、他方の旋回軸受の内輪と旋回軸との間のうち少な
くともいずれか一つの間はすきま嵌めにしたから、圧縮
運転時に旋回軸が熱膨張したとしても、この熱膨張分を
すきま嵌めした部材間の軸方向移動によって逃がすこと
ができ、熱変形等の問題も解消できる。
【0086】また、請求項2の発明によれば、第1,第
2の回転軸受のうちいずれか一方の回転軸受は、その内
輪を回転軸にしまり嵌めで取付け、外輪はケーシングに
すきま嵌めとして該ケーシングに設けた規制部材により
抜止め状態に保持する構成とし、第1,第2の旋回軸受
のうち前記一方の回転軸受側に位置する一方の旋回軸受
は、その外輪を回転軸にしまり嵌めで取付け、内輪は旋
回軸にしまり嵌めで取付ける構成とし、前記各回転軸受
と各旋回軸受とのうち、他方の回転軸受と他方の旋回軸
受とは、その内輪と外輪のうち少なくとも一つをケーシ
ング、回転軸または旋回軸のいずれかに対してすきま嵌
めで取付ける構成としたので、請求項1の発明と同様
に、旋回軸と一体となった第1,第2の旋回スクロール
と第1,第2の固定スクロールとの間のスラスト方向の
隙間が変化するのを防止することができ、圧縮効率を高
めることができる。また、圧縮運転時に旋回軸が熱膨張
したとしても、この熱膨張分をすきま嵌めした部材間の
軸方向移動によって逃がすことができる。
【0087】さらに、請求項3の発明によれば、第1,
第2の回転軸受のうちいずれか一方の回転軸受は、その
内輪を回転軸にしまり嵌めで取付け、外輪はケーシング
にすきま嵌めとして該ケーシングに設けた規制部材によ
り抜止め状態に保持する構成とし、第1,第2の旋回軸
受のうち一方の回転軸受側に位置する一方の旋回軸受
は、その内輪または外輪のうちいずれか一方をすきま嵌
めとすると共に、すきま嵌めとした内輪または外輪と前
記回転軸または旋回軸との相対変位を規制する規制部材
を設ける構成とし、前記各回転軸受と各旋回軸受とのう
ち、他方の回転軸受と他方の旋回軸受とは、その内輪と
外輪のうち少なくとも一つをケーシング、回転軸または
旋回軸のいずれかに対してすきま嵌めで取付ける構成と
したので、請求項1の発明と同様に、旋回軸と一体とな
った第1,第2の旋回スクロールと第1,第2の固定ス
クロールとの間のスラスト方向の隙間が変化するのを防
止することができ、圧縮効率を高めることができる。ま
た、圧縮運転時に旋回軸が熱膨張したとしても、この熱
膨張分をすきま嵌めした部材間の軸方向移動によって逃
がすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態によるスクロール式
空気圧縮機を示す縦断面図である。
【図2】図1中の回転軸受、回転軸、旋回軸受および旋
回軸等を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図3】スクロール式空気圧縮機の組立時において、回
転軸、旋回軸に対し旋回軸受を取付ける状態を示す断面
図である。
【図4】図3に続く組立段階において、ケーシング本体
に対して軸受取付筒部を取付ける状態を示す断面図であ
る。
【図5】本発明の第2の実施の形態によるスクロール式
空気圧縮機を示す縦断面図である。
【図6】図5中の回転軸受、回転軸、旋回軸受および旋
回軸等を拡大して示す部分拡大断面図である。
【図7】スクロール式空気圧縮機の組立時において、回
転軸、旋回軸に対し旋回軸受を取付ける状態を示す断面
図である。
【図8】図7に続く組立段階において、ケーシング本体
に対して軸受取付筒部を取付ける状態を示す断面図であ
る。
【図9】本発明の変形例によるスクロール式空気圧縮機
の回転軸受、回転軸、旋回軸受および旋回軸等を拡大し
て示す部分拡大断面図である。
【図10】図9中の筒状ボルトを単体で示す拡大斜視図
である。
【符号の説明】
1 ケーシング 5A 第1の固定スクロール 5B 第2の固定スクロール 6A,6B,29A,29B 鏡板 7A,7B,30A,30B ラップ部 10,41 電動機 11,42 ステータ 12,43 ロータ 13,13′,44 回転軸 13A,13B,14,44A,44B,45 偏心穴 15A,47A 第1の回転軸受 15B,47B 第2の回転軸受 16A,16B,25A,25A′,25B,48A,
48B 外輪 17A,17B,26A,26A′,26B,49A,
49B 内輪 19 押え板(規制部材) 21 旋回軸 24A,24A′ 第1の旋回軸受 24B 第2の旋回軸受 28A 第1の旋回スクロール 28B 第2の旋回スクロール 32A,32B 圧縮室 61 筒状ボルト(規制部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂下 貴康 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 (72)発明者 末藤 和孝 神奈川県川崎市川崎区富士見1丁目6番3 号 トキコ株式会社内 Fターム(参考) 3H029 AA02 AA11 AB02 BB32 BB33 BB43 CC17 3H039 AA04 AA14 BB08 BB28 CC19 3J017 AA01 AA02 DA02 DB03 DB07

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状のケーシングと、 該ケーシングの軸方向両端側にそれぞれ設けられ鏡板に
    渦巻状のラップ部が立設された第1,第2の固定スクロ
    ールと、 該第1,第2の固定スクロール間に位置して前記ケーシ
    ング内に設けられ、中空のロータとステータとが前記ケ
    ーシングの軸線と同軸となるように配置された電動機
    と、 該電動機のロータと一体に回転するように該ロータを軸
    方向に貫通して設けられ、内周側が前記ケーシングの軸
    線から所定寸法だけ偏心した偏心穴となった中空筒状の
    回転軸と、 前記ケーシング内で該回転軸を回転可能に支持するため
    該回転軸の軸方向に離間して該回転軸の外周と前記ケー
    シングとの間に設けられた第1,第2の回転軸受と、 前記回転軸の偏心穴内に挿入して設けられ該偏心穴内を
    軸方向に貫通して延びる旋回軸と、 前記回転軸の偏心穴内で該旋回軸を相対回転可能に支持
    するため該旋回軸の軸方向に離間して前記回転軸の偏心
    穴と該旋回軸の外周との間に設けられ、該旋回軸と一緒
    に旋回運動する第1,第2の旋回軸受と、 前記第1,第2の固定スクロールと対面するように前記
    旋回軸の両端側にそれぞれ設けられ、鏡板に前記第1,
    第2の固定スクロールのラップ部と重なり合って複数の
    圧縮室を画成するラップ部が立設された第1,第2の旋
    回スクロールとを備え、 前記第1,第2の回転軸受のうちいずれか一方の回転軸
    受は、その内輪を前記回転軸にしまり嵌めで取付け、外
    輪は前記ケーシングにすきま嵌めとして該ケーシングに
    設けた規制部材により抜止め状態に保持する構成とし、 前記第1,第2の旋回軸受のうち前記一方の回転軸受側
    に位置する一方の旋回軸受は、その外輪を前記回転軸に
    対し相対変位しないよう取付け、内輪は前記旋回軸に対
    し相対変位しないよう取付ける構成とし、 前記各回転軸受と各旋回軸受とのうち、他方の回転軸受
    と他方の旋回軸受とは、その内輪と外輪のうち少なくと
    も一つを前記ケーシング、回転軸または旋回軸のいずれ
    かに対してすきま嵌めで取付ける構成としてなるスクロ
    ール式流体機械。
  2. 【請求項2】 筒状のケーシングと、 該ケーシングの軸方向両端側にそれぞれ設けられ鏡板に
    渦巻状のラップ部が立設された第1,第2の固定スクロ
    ールと、 該第1,第2の固定スクロール間に位置して前記ケーシ
    ング内に設けられ、中空のロータとステータとが前記ケ
    ーシングの軸線と同軸となるように配置された電動機
    と、 該電動機のロータと一体に回転するように該ロータを軸
    方向に貫通して設けられ、内周側が前記ケーシングの軸
    線から所定寸法だけ偏心した偏心穴となった中空筒状の
    回転軸と、 前記ケーシング内で該回転軸を回転可能に支持するため
    該回転軸の軸方向に離間して該回転軸の外周と前記ケー
    シングとの間に設けられた第1,第2の回転軸受と、 前記回転軸の偏心穴内に挿入して設けられ該偏心穴内を
    軸方向に貫通して延びる旋回軸と、 前記回転軸の偏心穴内で該旋回軸を相対回転可能に支持
    するため該旋回軸の軸方向に離間して前記回転軸の偏心
    穴と該旋回軸の外周との間に設けられ、該旋回軸と一緒
    に旋回運動する第1,第2の旋回軸受と、 前記第1,第2の固定スクロールと対面するように前記
    旋回軸の両端側にそれぞれ設けられ、鏡板に前記第1,
    第2の固定スクロールのラップ部と重なり合って複数の
    圧縮室を画成するラップ部が立設された第1,第2の旋
    回スクロールとを備え、 前記第1,第2の回転軸受のうちいずれか一方の回転軸
    受は、その内輪を前記回転軸にしまり嵌めで取付け、外
    輪は前記ケーシングにすきま嵌めとして該ケーシングに
    設けた規制部材により抜止め状態に保持する構成とし、 前記第1,第2の旋回軸受のうち前記一方の回転軸受側
    に位置する一方の旋回軸受は、その外輪を前記回転軸に
    しまり嵌めで取付け、内輪は前記旋回軸にしまり嵌めで
    取付ける構成とし、 前記各回転軸受と各旋回軸受とのうち、他方の回転軸受
    と他方の旋回軸受とは、その内輪と外輪のうち少なくと
    も一つを前記ケーシング、回転軸または旋回軸のいずれ
    かに対してすきま嵌めで取付ける構成としてなるスクロ
    ール式流体機械。
  3. 【請求項3】 筒状のケーシングと、 該ケーシングの軸方向両端側にそれぞれ設けられ鏡板に
    渦巻状のラップ部が立設された第1,第2の固定スクロ
    ールと、 該第1,第2の固定スクロール間に位置して前記ケーシ
    ング内に設けられ、中空のロータとステータとが前記ケ
    ーシングの軸線と同軸となるように配置された電動機
    と、 該電動機のロータと一体に回転するように該ロータを軸
    方向に貫通して設けられ、内周側が前記ケーシングの軸
    線から所定寸法だけ偏心した偏心穴となった中空筒状の
    回転軸と、 前記ケーシング内で該回転軸を回転可能に支持するため
    該回転軸の軸方向に離間し該回転軸の外周と前記ケーシ
    ングとの間に設けられた第1,第2の回転軸受と、 前記回転軸の偏心穴内に挿入して設けられ該偏心穴内を
    軸方向に貫通して延びる旋回軸と、 前記回転軸の偏心穴内で該旋回軸を相対回転可能に支持
    するため該旋回軸の軸方向に離間して前記回転軸の偏心
    穴と該旋回軸の外周との間に設けられ、該旋回軸と一緒
    に旋回運動する第1,第2の旋回軸受と、 前記第1,第2の固定スクロールと対面するように前記
    旋回軸の両端側にそれぞれ設けられ、鏡板に前記第1,
    第2の固定スクロールのラップ部と重なり合って複数の
    圧縮室を画成するラップ部が立設された第1,第2の旋
    回スクロールとを備え、 前記第1,第2の回転軸受のうちいずれか一方の回転軸
    受は、その内輪を前記回転軸にしまり嵌めで取付け、外
    輪は前記ケーシングにすきま嵌めとして該ケーシングに
    設けた規制部材により抜止め状態に保持する構成とし、 前記第1,第2の旋回軸受のうち前記一方の回転軸受側
    に位置する一方の旋回軸受は、その内輪または外輪のう
    ちいずれか一方をすきま嵌めとすると共に、すきま嵌め
    とした内輪または外輪と前記回転軸または旋回軸との相
    対変位を規制する規制部材を設ける構成とし、 前記各回転軸受と各旋回軸受とのうち、他方の回転軸受
    と他方の旋回軸受とは、その内輪と外輪のうち少なくと
    も一つを前記ケーシング、回転軸または旋回軸のいずれ
    かに対してすきま嵌めで取付ける構成としてなるスクロ
    ール式流体機械。
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