JP2003201231A - 乳化組成物 - Google Patents

乳化組成物

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JP2003201231A JP2001399727A JP2001399727A JP2003201231A JP 2003201231 A JP2003201231 A JP 2003201231A JP 2001399727 A JP2001399727 A JP 2001399727A JP 2001399727 A JP2001399727 A JP 2001399727A JP 2003201231 A JP2003201231 A JP 2003201231A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 長期安定性及び使用感が良好で、更に、含有
される薬物等の有効性に優れた乳化組成物の提供。 【解決手段】 少なくとも、有機性値が50〜800、
無機性値が50〜300であって、常温(25℃)で液
状の高極性油を60質量%以上含有する油性成分と、ア
クリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体と、親油性非
イオン界面活性剤と、親水性非イオン界面活性剤とを、
含有することを特徴とする乳化組成物である。親油性非
イオン界面活性剤及び親水性非イオン界面活性剤の少な
くともいずれかが、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ
油、及び、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エス
テルより選ばれる少なくとも1種である態様等が好まし
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、高極性の液状油を
ベースに用いた乳化組成物に関し、より詳しくは、長期
乳化安定性及び薬物等の速効的経皮吸収性に優れ、使用
感に優れ、特に皮膚等の外用剤組成物として好適な乳化
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、高極性液状油は、べたつきがなく
展延性に優れる基剤として知られている。しかし、界面
活性剤との親和性に欠けるため、乳化系の長期安定化が
非常に困難であるという問題があった。カルボキシビニ
ルポリマーや固形油等で増粘する方法も知られている
が、このような方法では塗布時のべたつきを引き起こ
し、高極性液状油本来の使用感が損われるという問題が
あった。そのため、優れた使用感を有するにもかかわら
ず、高極性液状油を乳化製剤でベースオイルとしてに用
いることは出来ず、エタノール、イソプロピルアルコー
ルなどの低級アルコールを多量に含有するローション剤
・ゲル剤等に溶解して使用されていた。
【0003】また、難溶性薬物には、極性が高いものが
多く、これを溶解させた油相は、その極性が高くなり、
乳化安定性が悪くなるため、難溶性薬物の多くは乳化組
成物中に結晶のまま分散させて配合していた。このた
め、難溶性薬物の薬効が充分でないという問題があっ
た。従って、高極性液状油をベースとする乳化系の長期
安定化と薬効(特に、難溶性薬物)の改善が望まれてい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来に
おける諸問題を解決し、以下の目的を達成することを課
題とする。即ち、本発明は、長期安定性及び使用感が良
好で、更に、含有される薬物等の有効性に優れた乳化組
成物を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段としては、以下の通りである。即ち、 <1> 少なくとも、有機性値が50〜800、無機性
値が50〜300であって、常温(25℃)で液状の高
極性油を60質量%以上含有する油性成分と、アクリル
酸・メタクリル酸アルキル共重合体と、親油性非イオン
界面活性剤と、親水性非イオン界面活性剤とを、含有す
ることを特徴とする乳化組成物である。 <2> 親油性非イオン界面活性剤及び親水性非イオン
界面活性剤の少なくともいずれかが、グリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキ
シエチレンヒマシ油、及び、ポリオキシエチレン硬化ヒ
マシ油脂肪酸エステルより選ばれる少なくとも1種であ
る前記<1>に記載の乳化組成物である。 <3> 水難溶性薬物を含有する前記<1>又は<2>
に記載の乳化組成物である。 <4> 水難溶性薬物が、ケトプロフェン、ピロキシカ
ム、インドメタシン、フェルビナク、ブフェキサマク、
グリチルレチン酸、メフェナム酸、アラントイン、ジブ
カイン、及び、ジフェンヒドラミンから選ばれる少なく
とも1種である前記<3>に記載の乳化組成物である。
【0006】
【実施の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の乳化組成物は、特定の高極性油を60質量%以
上含有する油性成分と、アクリル酸・メタクリル酸アル
キル共重合体と、親油性非イオン界面活性剤と、親水性
非イオン界面活性剤とを、含有し、必要に応じてその他
の成分を含有する。
【0007】[油性成分]前記油性成分は、有機性値が
50〜800、無機性値が50〜300であって、常温
(25℃)で液状の高極性油を60質量%以上含有し、
必要に応じてその他の油、水難溶性薬物等の各種その他
の油性成分等を含有する。
【0008】−高極性油− 前記高極性油としては、有機性値が50〜800、無機
性値が50〜300であって、常温(25℃)で液状の
油類であれば特に制限はない。前記高極性油における有
機性値としては、100〜750であるのが好ましく、
130〜650であるのがより好ましい。また前記無機
性値としては、55〜250であるのが好ましく、60
〜200であるのがより好ましい。前記有機性値・無機
性値が、前記数値範囲に満たないと、水難溶性薬物の経
皮吸収性等が悪く、結晶析出等が生じてしまい、一方前
記数値範囲を超えると、乳化組成物の使用感を損なって
しまう。前記高極性油の極性値としては、IOB値で
0.1以上であるのが好ましく、0.1〜1.5である
のがより好ましい。本発明においては、このような極性
の高い油性成分を多量に含む場合であっても、長期に亘
って安定性に優れる。
【0009】前記高極性油としては、高級アルコールや
芳香族アルコール、脂肪酸、脂肪酸エステル等が挙げら
れる。具体的には、リノール酸エチル、イソステアリル
アルコール、ラウリン酸ヘキシル、ミルスチン酸ブチ
ル、オレイン酸、ミリスチン酸イソセチル、ミリスチン
酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ベン
ジルアルコール、オレイルアルコール、パルミチン酸イ
ソステアリル、フェノキシエタノール、イソステアリン
酸、パルミチン酸イソプロピル、サリチル酸メチル、パ
ルミチン酸オクチル、乳酸オクチルドデシル、乳酸オレ
イル、乳酸セチル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、乳酸
ラウリル、トリカプリル酸グリセリル、トリ(カプリル
・カプリン酸)グリセリン、トリオクタン酸グリセリ
ル、セバシン酸ジエチル、セバシン酸ジイソプロピル、
ステアリン酸ブチル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシ
ル、ジノナン酸プロピレングリコール、ジカプリン酸プ
ロピレングリコール、ジカプリン酸ネオペンチルグリコ
ール、ジカプリル酸プロピレングリコール、ジ(カプリ
ル・カプリン酸)プロピレングリコール、ジイソステア
リン酸プロピレングリコール、オレイン酸オレイル、オ
レイン酸デシル、オレイン酸オクチルドデシル、オレイ
ン酸エチル、オクチルドデカノール、オクタン酸セトス
テアリル、オクタン酸ステアリル、オクタン酸イソセチ
ル、オクタン酸イソステアリル、イソノナン酸イソノニ
ル、イソノナン酸イソトリデシル、イソステアリン酸イ
ソプロピル、アジピン酸ジオクチル、アジピン酸ジイソ
プロピル、及び、アジピン酸ジイソブチル等が挙げられ
る。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を
併用してもよい。
【0010】前記高極性油の、全油性成分における含有
量としては、60質量%以上である必要があり、60〜
95質量%が好ましく、63〜90質量%がより好まし
く、65〜85質量%が更に好ましい。前記高極性油の
含有量が、60質量%に満たないと、高極性の油性成分
をベースとして含有させることによる効果が得られな
い。尚、前記高極性油の前記油性成分における含有量
は、本発明の乳化組成物において、水及び水性成分を除
いた残量における濃度(質量%)として測定することが
できる。
【0011】前記高極性油の、前記乳化組成物全体にお
ける含有量としては、4〜30質量%が好ましく、6〜
25質量%がより好ましく、8〜22質量%が更に好ま
しい。前記含有量が、前記好ましい数値範囲外である
と、乳化安定性が得られなかったり、薬物等を含有させ
る場合、該薬物の吸収性が低下し、本発明の効果が充分
に発揮されないことがある。
【0012】−各種その他の油性成分等− 前記高極性油以外のその他の油性成分としては、スクワ
ランやパラフィン等の、前記高極性油以外の油性基剤成
分等が挙げられる。前記高極性油を含有する油性成分に
は、特に、水難溶性薬物を含有させるのが好ましい。前
記水難溶性薬物としては、消炎鎮痛成分、抗炎症剤等、
医薬品、医薬部外品、及び、化粧品等の外用剤に配合さ
れる薬物であれば特に制限はないが、例えば下記成分等
が挙げられる。該水難溶性薬物を、前記油性成分(特に
油性基剤中)に均一に溶解させることにより、該水難溶
性薬物の分散性が優れ、速効的な薬物吸収性が得られる
ため特に好ましい。
【0013】消炎鎮痛成分として、例えば、トルフェナ
ム酸、メフェナム酸、フルフェナム酸、サリチル酸メチ
ル、サリチル酸グリコール、サリチル酸、アスピリン、
サザピリン、アルクロフェナク、スプロフェン、イブプ
ロフェン、イブプロフェンピコノール、フェンブフェ
ン、ナプロキセン、フルルビプロフェン、ケトプロフェ
ン、インドメタシン、アセメタシン、メチアジン酸、プ
ロチジン酸、スリンダク、プラノプロフェン、フェンチ
アザク、ジフルニサル、チアプロフェン酸、オキサプロ
ジン、ジクロフェナク、オキシフェンブタゾン、ピロキ
シカム、フェルビナク、ブフェキサマク、酢酸ヒドロコ
ルチゾン、酢酸プレドニゾロン、プレドニゾロン、及
び、アラントイン等が挙げられる。これらは、1種単独
で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。
【0014】局所刺激成分として、例えば、l−メント
ール、dl−カンフル、ノニル酸ワニリルアミド、及
び、ハッカ油等が挙げられる。これらは、1種単独で使
用してもよく、2種以上を併用してもよい。抗炎症成分
として、例えば、グリチルレチン酸、グリチルリチン
酸、グリチルリチン、及び、グアイアズレン等が挙げら
れる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上
を併用してもよい。血行促進剤として、例えば、ニコチ
ン酸ベンジル、ニコチン酸ベンジルエステル、トウガラ
シ、及び、塩化カルプロニウム等が挙げられる。これら
は、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用しても
よい。抗ヒスタミン剤として、例えば、ジフェンヒドラ
ミン、及び、マレイン酸クロルフェニラミン等が挙げら
れる。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上
を併用してもよい。生薬成分として、例えば、ユーカリ
油、及び、オウバク等が挙げられる。これらは、1種単
独で使用してもよく、2種以上を併用してもよい。局所
麻酔成分として、例えば、アミノ安息香酸エチル、リド
カイン、及び、ジブカイン等が挙げられる。これらは、
1種単独で使用してもよく、2種以上を併用してもよ
い。殺菌成分として、例えば、ヒノキチオール、アクリ
ノール、イソプロピルメチルフェノール、フェノキシエ
タノール、レゾルシン、及び、イオウ等が挙げられる。
これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を併用
してもよい。抗菌剤(サルファ剤)として、例えば、ス
ルファジアジン、及び、スルフイソミジン等が挙げられ
る。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を
併用してもよい。抗真菌剤として、例えば、クロトリマ
ゾール、硝酸ミコナゾール、硝酸エコナゾール、硝酸オ
キシコナゾール、硝酸スルコナゾール、ビホナゾール、
チオコナゾール、トルナフタート、トルシクラート、シ
クロピロクスオラミン、エキサラミド、シッカニン、ウ
ンデシレン酸、ウンデシレン酸亜鉛、及び、ピロールニ
トリン等が挙げられる。これらは、1種単独で使用して
もよく、2種以上を併用してもよい。鎮痛剤として、例
えば、サリチル酸メチル、アスピリン、アミノピリン、
アセトアミノフェン、及び、エテンザミド等が挙げられ
る。これらは、1種単独で使用してもよく、2種以上を
併用してもよい。ビタミン類として、例えば、パントテ
ン酸、トコフェロール、酢酸トコフェロール、ビタミン
E、ビタミンE酢酸エステル、レチノール、及び、ビタ
ミンA等が挙げられる。これらは、1種単独で使用して
もよく、2種以上を併用してもよい。
【0015】[アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重
合体]前記アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体
は、アクリル酸及び炭素数8〜34のアルキル基を有す
るメタクリル酸アルキルの共重合体であって、化粧品配
合規格収載のアクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合
体が好ましく、組成が合致する限り、全て好適に用いる
ことができる。前記アルキル基の炭素数としては、10
〜32が好ましく、10〜30がより好ましい。
【0016】前記アクリル酸・メタクリル酸アルキル共
重合体の市販されている具体例としては、例えば、Ca
rbopol1382(BFGoodrich社製)、
Carbopol1342(BFGoodrich社
製)、Carbopol ETD2020(BFGoo
drich社製)、PEMULEN TR−1(BFG
oodrich社製)、PEMULEN TR−2(B
FGoodrich社製)、AQUPEC HV−50
1ER(住友精化(株)製)等が挙げられる。尚、アク
リル酸・メタクリル酸アルキル共重合体以外の化合物、
例えば、カルボキシビニルポリマー(カーボポール98
0、981、940、941)や、ポリアクリル酸等
は、充分な長期乳化安定性が得られないため好ましくな
い。
【0017】前記アクリル酸・メタクリル酸アルキル共
重合体の、前記乳化組成物における含有量としては、
0.2〜2質量%が好ましく、0.3〜1.8質量%が
より好ましく、0.4〜1.5質量%が更に好ましい。
前記含有量が、前記好ましい数値範囲外であると、使用
感が損われることがある。
【0018】[親油性非イオン界面活性剤]前記親油性
非イオン界面活性剤は、本発明の乳化組成物を長期に亘
って安定に乳化する目的で配合される。前記親油性非イ
オン界面活性剤としては、化粧品、医薬品、医薬部外品
など一般外用剤に使用される親油性非イオン界面活性剤
であれば特に制限はないが、例えば、グリセリン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステ
ル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビッ
ト脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、
ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化
ヒマシ油脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンアルキルエーテル、プロピレングリコール脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプ
ロピレン共重合体、ポリオキシエチレンアルキルフェニ
ルエーテル、ポリオキシエチレンソルビットミツロウ、
及び、蔗糖脂肪酸エステル等が挙げられる。これらの中
でも、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシ
エチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂
肪酸エステル、及び、ポリグリセリン脂肪酸エステル等
が好ましく、特に、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオ
キシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ
油、及び、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エス
テル等が好ましい。これらは、1種単独で使用してもよ
く、2種以上を併用してもよい。
【0019】前記ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポ
リオキエチレンヒマシ油、及び、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油脂肪酸エステルとしては、ポリオキシエチレ
ン付加モル数が3〜30の親油性のものが好ましい。具
体的には、ポリオキシエチレン(5)硬化ヒマシ油、ポ
リオキシエチレン(7)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチ
レン(10)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(1
5)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(20)硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレン(30)硬化ヒマシ油、ポ
リオキシエチレン(3)ヒマシ油、ポリオキシエチレン
(5)ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシエチレ
ン(7)ヒマシ油、ポリオキシエチレン(10)ヒマシ
油、ポリオキシエチレン(15)ヒマシ油、ポリオキシ
エチレン(20)ヒマシ油、ポリオキシエチレン(3
0)ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシエチレン
(20)硬化ヒマシ油モノラウレート、ポリオキシエチ
レン(30)硬化ヒマシ油モノラウレート、ポリオキシ
エチレン(5)硬化ヒマシ油モノイソステアレート、ポ
リオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油モノイソステア
レート、ポリオキシエチレン(15)硬化ヒマシ油モノ
イソステアレート、ポリオキシエチレン(20)硬化ヒ
マシ油モノイソステアレート、ポリオキシエチレン(3
0)硬化ヒマシ油モノイソステアレート、ポリオキシエ
チレン(5)硬化ヒマシ油トリイソステアレート、ポリ
オキシエチレン(10)硬化ヒマシ油トリイソステアレ
ート、ポリオキシエチレン(15)硬化ヒマシ油トリイ
ソステアレート、ポリオキシエチレン(20)硬化ヒマ
シ油トリイソステアレート、及び、ポリオキシエチレン
(30)硬化ヒマシ油トリイソステアレート等が挙げら
れる。
【0020】前記グリセリン脂肪酸エステルとしては、
具体的には、ミリスチン酸グリセリル、親油型モノステ
アリン酸グリセリル、自己乳化型モノステアリン酸グリ
セリル、モノオレイン酸グリセリル、モノイソステアリ
ン酸グリセリル、ジステアリン酸グリセリル、ジオレイ
ン酸グリセリル、モノオリーブ油脂肪酸グリセリル、モ
ノラウリン酸デカグリセリル、及び、モノウンデシレン
酸グリセリル等が挙げられる。これらの中でも、親油型
モノステアリン酸グリセリル、及びモノオレイン酸グリ
セリル等が特に好ましい。
【0021】[親水性非イオン界面活性剤]前記親水性
非イオン界面活性剤は、本発明の乳化組成物を長期に亘
って安定に乳化する目的で配合される。前記親水性非イ
オン界面活性剤としては、化粧品や医薬品、医薬部外品
等、一般外用剤に使用される親水性非イオン界面活性剤
であれば特に制限はないが、例えば、自己乳化型グリセ
リン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂
肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エ
ステル、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステ
ル、ポリオキシエチレンラノリン、ポリオキシエチレン
ラノリンアルコール、ポリオキシエチレンフィトステロ
ール、ポリオキシエチレンフィトスタノール、ポリオキ
シエチレンコレスタノールエーテル、ポリオキシエチレ
ン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリグ
リセリン脂肪酸エステル、ポリエチレングリコール脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、プ
ロピレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシエチレ
ンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエ
チレンアルキルフェニルエーテル、及び、ショ糖脂肪酸
エステル等が挙げられる。これらの中でも、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ
油、ポリオキシエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレン
硬化ヒマシ油脂肪酸エステル、及び、ショ糖脂肪酸エス
テル等が好ましく、特に、ポリオキシエチレン硬化ヒマ
シ油、ポリオキシエチレンヒマシ油、及び、ポリオキシ
エチレン硬化ヒマシ油脂肪酸エステル等が好ましい。
【0022】前記ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポ
リオキエチレンヒマシ油、及び、ポリオキシエチレン硬
化ヒマシ油脂肪酸エステルの場合、ポリオキシエチレン
付加モル数が40〜100の親水性のものを好適に配合
することができる。
【0023】具体的には、ポリオキシエチレン(40)
硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ
油、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油、ポリオ
キシエチレン(80)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレ
ン(100)硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン(4
0)ヒマシ油、ポリオキシエチレン(50)ヒマシ油、
ポリオキシエチレン(60)ヒマシ油、ポリオキシエチ
レン(40)硬化ヒマシ油モノラウレート、ポリオキシ
エチレン(50)硬化ヒマシ油モノラウレート、ポリオ
キシエチレン(60)硬化ヒマシ油モノラウレート、ポ
リオキシエチレン(40)硬化ヒマシ油モノイソステア
レート、ポリオキシエチレン(50)硬化ヒマシ油モノ
ラウレート、ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油
モノラウレート、ポリオキシエチレン(40)硬化ヒマ
シ油トリイソステアレート、ポリオキシエチレン(5
0)硬化ヒマシ油トリイソステアレート、及び、ポリオ
キシエチレン(60)硬化ヒマシ油トリイソステアレー
ト等が挙げられる。これらは、1種単独で使用してもよ
く、2種以上を併用してもよい。
【0024】前記非イオン界面活性剤(親油性・親水性
の何れも含む。)の、前記乳化組成物における含有量と
しては、0.5〜4質量%が好ましく、0.6〜3質量
%がより好ましく、0.7〜2質量%が更に好ましい。
前記含有量が、前記数値範囲外であると、本発明の効果
が充分に得られないことがある。
【0025】[その他の成分]本発明の乳化組成物にお
ける、前記その他の成分としては、水等が好ましい。本
発明の乳化組成物における含水率としては、60〜90
質量%が好ましく、70〜87質量%がより好ましく、
75〜85質量%が更に好ましいい。この範囲内であれ
ば、優れた使用感及び速効的な薬物吸収性等が得られ特
に好ましい。
【0026】尚、本発明の乳化組成物においては、エタ
ノールやイソプロピルアルコール等の低級アルコール
は、乳化系を不安定化するため配合しないのが好まし
く、配合する場合であっても5質量%未満の範囲内にお
いて配合するのが好ましい。
【0027】本発明の乳化組成物は、特に外用剤として
好適に用いられる。外用剤として用いられる場合には、
前記各種の成分のほか、外用剤において通常用いられる
各種成分、例えば、水溶性薬物、多価アルコール、水溶
性高分子、pH調整剤、緩衝剤、キレート剤、増粘剤、
防腐剤、色素、及び香料等を、本発明の効果を損なわな
い範囲で適宜含有させることができる。
【0028】<乳化組成物の調製等>前記本発明の乳化
組成物の調製方法としては、特に制限はないが、例え
ば、前記油性成分及び親油性非イオン界面活性剤等を含
む油相と、アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合
体、水等を含む水相とを配合し、乳化する方法等が挙げ
られる。前記配合の方法としては、特に制限はなく、公
知の配合方法が総て好適に挙げられる。前記乳化の方法
としては、予め油相及び水相中に、親油性・親水性非イ
オン界面活性剤を各々含有させておき、油相及び水相の
配合と略同時に乳化してもよく、油相及び水相を配合し
た後、更に前記非イオン界面活性剤を含有させて乳化し
てもよいが、製造効率・乳化の均一性の点で、前者が好
ましい。また後者の場合には、親油性非イオン界面活性
剤及び親水性非イオン界面活性剤を同時に配合すると、
より安定性の高い乳化組成物が得られるため好ましい。
該乳化の際の温度としては、特に制限はないが、50〜
80℃程度が好ましい。該乳化の際には攪拌するのが好
ましく、攪拌の際の回転数としては、1000rpm〜
6000rpm程度が好ましい。外乳化の際の時間とし
ては、5分〜1時間程度が好ましい。
【0029】前記乳化組成物の調製において、前記アク
リル酸・メタクリル酸アルキル共重合体の、前記水相に
おける含有量としては、0.1〜3質量%が好ましく、
0.2〜2質量%がより好ましく、0.3〜1.5質量
%が更に好ましい。前記含有量が、前記好ましい数値範
囲外であると、乳化安定性が得られなかったり、薬物等
を含有させる場合、該薬物の吸収性が低下し、本発明の
効果が充分に発揮されないことがある。
【0030】前記親油性非イオン界面活性剤を、油相中
に含有させる場合、該油相における含有量(乳化組成物
から、水及び水性成分を除いた残量における濃度(質量
%))で0.5〜20質量%が好ましく、1〜18質量
%がより好ましく、2〜15質量%が更に好ましい。前
記含有量が、前記数値範囲外であると、乳化組成物にお
ける長期安定性が悪いことがある。
【0031】前記親水性非イオン界面活性剤を、水相中
に含有させる場合、該水相における含有量で0.3〜5
質量%が好ましく、0.4〜4質量%がより好ましく、
0.5〜3質量%が更に好ましい。前記含有量が、前記
数値範囲外であると、乳化組成物における長期安定性が
悪いことがある。
【0032】
【実施例】以下、実施例及び比較例を示し、本発明を更
に詳細に説明するが、本発明は、下記実施例に何ら限定
されるものではない。
【0033】(実施例1〜8、比較例1〜2)下記表1
に示す組成の油相及び水相を、公知の方法により個別に
調製し、各々を60〜70℃に加温攪拌して均一に溶解
させた。その後、60〜70℃の温度で、ホモミキサー
を用いて3000rpm〜4000rpmにて水相を攪
拌し、ここに、油相をゆっくり添加していき、10〜1
5分間乳化し、乳化組成物(O/W型エマルジョン)を
調製した。
【0034】<評価>得られた各乳化組成物について、
下記評価を行った。結果を表1に示す。 <<使用感の評価>>得られた各乳化組成物について、
20人のパネラーに対して下記使用テストを行い、使用
感を評価した。20℃/50%RHの恒温恒湿下で15
分間安静にした後、前腕内側に所定量(0.5mL)の
検体を塗布し、「塗布時ののびの良さ」、「肌へのなじ
みの良さ」、「塗布後のさっぱり感」、「べたつき感の
なさ」、及び「総合評価」の5項目について下記評価基
準により5段階で評点付けし、20人の合計点で評価し
た。下記評価基準において、「◎」及び「○」が、使用
感に関し、実用上問題のないレベルである。
【0035】−評価基準− ・85点以上100点以下:◎ ・70点以上85点未満:○ ・60点以上70点未満:△ ・50点以上60点未満:▲ ・50点未満:×
【0036】<<薬物吸収性(速効性)の評価>>得ら
れた各乳化組成物を用い、ウィスター系雄性ラット(5
〜6週齢)10匹を一群として実験に供した。ラット背
部を剃毛した後、検体0.5gを塗布し、検体を塗布し
4時間後に血液を採取し、高速液体クロマトグラフィー
で血中濃度を測定し、薬物血中濃度(μg/mL)を、
下記評価基準により5段階で評点付けした。下記評価基
準において、「◎」、「○」及び「△」が、薬物吸収性
に関し、実用上問題のないレベルである。
【0037】−評価基準− ・薬物血中濃度が30(μg/mL)以上:◎ ・薬物血中濃度が20(μg/mL)以上30(μg/
mL)未満:○ ・薬物血中濃度が10(μg/mL)以上20(μg/
mL)未満:△ ・薬物血中濃度が5(μg/mL)以上10(μg/m
L)未満:▲ ・薬物血中濃度が5(μg/mL)未満:×
【0038】<<保存安定性の評価>>得られた各乳化
組成物を、スクリューキャップ付きサンプル管に入れ、
表1に」記載した所定条件で2ヶ月間保存後、状態を目
視により観察し、下記評価基準により5段階で評点付け
した。下記評価基準において、「◎」、「○」及び
「△」が、保存安定性に関し、実用上問題のないレベル
である。
【0039】−評価基準− ・外観上変化なし:◎ ・外観上やや粘度が低下した:○ ・外観上粘度が低下した:△ ・外観上、表面に僅かに油が染み出した:▲ ・外観上、相分離を起こしていた:×
【0040】
【表1】
【0041】尚、表1において、パルミチン酸イソプロ
ピルにおける有機性値は370、無機性値は60であ
る。ベンジルアルコールにおける有機性値は140、無
機性値は115である。トリオクタン酸グリセリルにお
ける有機性値は510、無機性値は180、アジピン酸
ジイソプロピルにおける有機性値は220、無機性値は
120である。
【0042】(実施例9:肩こり腰痛治療薬)下記組成
の油相及び水相を、実施例1〜8及び比較例1〜2と同
様にして調製し、同様にして乳化組成物を調製した後、
実施例1〜8及び比較例1〜2と同様にして各評価を行
ったところ、いずれの評価においても実施例1〜8と同
レベルの優れた結果が得られた。
【0043】 組成 (g/100g) <油相> ・インドメタシン・・・・・・・・・・・・・・・1.00 ・l−メントール・・・・・・・・・・・・・・・3.00 ・ノニル酸ワニリルアミド・・・・・・・・・・・0.02 ・ベヘニルアルコール・・・・・・・・・・・・・1.10 ・メチルポリシロキサン・・・・・・・・・・・・0.33 ・パラオキシ安息香酸メチル・・・・・・・・・・0.10 ・パラオキシ安息香酸ブチル・・・・・・・・・・0.05 ・ポリオキシエチレン(10)硬化ヒマシ油・・・0.15 ・ベンジルアルコール・・・・・・・・・・・・・4.60 (有機性値:140、無機性値:115) ・アジピン酸ジイソプロピル・・・・・・・・・・4.60 (有機性値:220、無機性値:120) ・ジブチルヒドロキシトルエン・・・・・・・・・0.05
【0044】 <水相> ・ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油・・・0.70 ・ジイソプロパノールアミン・・・・・・・・・・0.35 ・エテド酸ナトリウム・・・・・・・・・・・・・0.02 ・亜硫酸水素ナトリウム・・・・・・・・・・・・0.10 ・アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体・・0.35 ・ (BFGoodrich社製Carbopol1382) ・精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・83.48
【0045】(実施例10:関節痛治療薬)下記組成の
油相及び水相を、実施例1〜8及び比較例1〜2と同様
にして調製し、同様にして乳化組成物を調製した後、実
施例1〜8及び比較例1〜2と同様にして各評価を行っ
たところ、いずれの評価においても実施例1〜8と同レ
ベルの優れた結果が得られた。
【0046】 組成 (g/100g) <油相> ・ケトプロフェン・・・・・・・・・・・・・・・3.00 ・l−メントール・・・・・・・・・・・・・・・2.00 ・セトステアリルアリコール・・・・・・・・・・1.70 ・メチルポリシロキサン・・・・・・・・・・・・0.20 ・パラオキシ安息香酸メチル・・・・・・・・・・0.20 ・パラオキシ安息香酸プロピル・・・・・・・・・0.10 ・モノステアリン酸グリセリン・・・・・・・・・0.05 ・オレイルアルコール・・・・・・・・・・・・・0.20 (有機性値:360、無機性値:102) ・オレイン酸・・・・・・・・・・・・・・・・・0.80 (有機性値:360、無機性値:152) ・オクタン酸イソセチル・・・・・・・・・・・・3.50 (有機性値:460、無機性値:60) ・トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル・・・・2.50 (有機性値:510、無機性値:180) ・パルミチン酸イソプロピル・・・・・・・・・・5.50 (有機性値:370、無機性値:60) ・ポリオキシエチレン(3)ヒマシ油・・・・・・0.25
【0047】 <水相> ・ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油・・・1.00 ・ジイソプロパノールアミン・・・・・・・・・・0.35 ・アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体・・0.35 (BFGoodrich社製Carbopol1342) ・精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・78.30
【0048】(実施例11:肩こり治療薬(W/O/W
型))下記組成の油相及び水相(内水相、外水相)を、
実施例1〜8及び比較例1〜2と同様にして調製し、同
様にして乳化組成物を調製した後、実施例1〜8及び比
較例1〜2と同様にして各評価を行ったところ、いずれ
の評価においても実施例1〜8と同レベルの優れた結果
が得られた。
【0049】 組成 (g/100g) <内水相> ・ヘパリン類似物質・・・・・・・・・・・・・0.05 ・白糖・・・・・・・・・・・・・・・・・・・0.25 ・D−ソルビトール液(70%液)・・・・・・1.40 ・精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・・33.30
【0050】 <油相> ・インドメタシン・・・・・・・・・・・・・・・1.00 ・l−メントール・・・・・・・・・・・・・・・1.00 ・アジピン酸ジイソプロピル・・・・・・・・・・4.30 (有機性値:220、無機性値:120) ・ベンジルアルコール・・・・・・・・・・・・・4.00 (有機性値:140、無機性値:115) ・パルミチン酸イソプロピル・・・・・・・・・・1.30 (有機性値:370、無機性値:60) ・ベヘニルアルコール・・・・・・・・・・・・・0.70 ・ステアリン酸・・・・・・・・・・・・・・・・0.50 ・メチルポリシロキサン・・・・・・・・・・・・0.10 ・ペンタオレイン酸デカグリセリル・・・・・・・1.60 ・ポリオキシエチレン(5)硬化ヒマシ油・・・・0.10 ・モノステアリン酸グリセリン・・・・・・・・・0.30 ・パラオキシ安息香酸プロピル・・・・・・・・・0.10
【0051】 <外水相> ・モノラウリン酸デカグリセリル・・・・・・・・0.50 ・ポリオキシエチレン(60)硬化ヒマシ油・・・0.50 ・ジイソプロパノールアミン・・・・・・・・・・0.15 ・アクリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体・・0.05 (BFGoodrich社製Carbopol1382) ・キサンタンガム・・・・・・・・・・・・・・・0.10 ・精製水・・・・・・・・・・・・・・・・・・・46.70
【0052】
【発明の効果】本発明によれば、長期安定性及び使用感
が良好で、更に、含有される薬物等の有効性に優れた乳
化組成物を提供することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C076 AA17 BB31 CC04 CC18 DD07 DD08 DD09 DD38 DD44 DD50 DD52 DD64 EE09 EE11 EE27 EE48 EE52 FF43 4C084 AA17 AA27 MA05 MA22 MA63 NA05 ZA08 ZA89 ZB11

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも、有機性値が50〜800、
    無機性値が50〜300であって、常温(25℃)で液
    状の高極性油を60質量%以上含有する油性成分と、ア
    クリル酸・メタクリル酸アルキル共重合体と、親油性非
    イオン界面活性剤と、親水性非イオン界面活性剤とを、
    含有することを特徴とする乳化組成物。
  2. 【請求項2】 親油性非イオン界面活性剤及び親水性非
    イオン界面活性剤の少なくともいずれかが、グリセリン
    脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポ
    リオキシエチレンヒマシ油、及び、ポリオキシエチレン
    硬化ヒマシ油脂肪酸エステルより選ばれる少なくとも1
    種である請求項1に記載の乳化組成物。
  3. 【請求項3】 水難溶性薬物を含有する請求項1又は2
    に記載の乳化組成物。
  4. 【請求項4】 水難溶性薬物が、ケトプロフェン、ピロ
    キシカム、インドメタシン、フェルビナク、ブフェキサ
    マク、グリチルレチン酸、メフェナム酸、アラントイ
    ン、ジブカイン、及び、ジフェンヒドラミンから選ばれ
    る少なくとも1種である請求項3に記載の乳化組成物。
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