JP2003200882A - 小型滑走艇 - Google Patents

小型滑走艇

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JP2003200882A
JP2003200882A JP2002000650A JP2002000650A JP2003200882A JP 2003200882 A JP2003200882 A JP 2003200882A JP 2002000650 A JP2002000650 A JP 2002000650A JP 2002000650 A JP2002000650 A JP 2002000650A JP 2003200882 A JP2003200882 A JP 2003200882A
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  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッテリの配置が容易で、しかもバッテリの
補充電やメンテナンスを容易に行うことができる小型滑
走艇を提供すること。 【解決手段】 デッキ4およびハル3からなる船体2
と、船体2内の前部に画されたエンジンルーム10と、
エンジンルーム10の後方のデッキ上に形成された、操
縦者が立つための平坦な底部を有するスタンディングデ
ッキ6と、このスタンディングデッキ6の前端近傍に設
置された電力供給用のバッテリ14と、バッテリ14の
上方および後方を覆い且つ上方に開放しうるバッテリカ
バー17とを備えており、スタンディングデッキ6が、
上記デッキ4が湾曲することによって両側方および前方
の三方を囲まれるように凹陥しており、バッテリカバー
17と上記三方のデッキ部分とによってバッテリ収容室
16が画されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電力供給用のバッテ
リを備えた小型滑走艇に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】近
年、レジャー、スポーツおよびレスキュー等の用途とし
て小型滑走艇が用いられている。
【0003】上記騎乗式小型滑走艇とは、デッキ上の中
程から後部にかけて操縦者がまたがって座る騎乗式シー
トが配設されたものである。操縦者はこのシートにまた
がってその前方に配設された操舵ハンドルを握って艇を
操縦する。ちょうどシートの下方の船体にエンジンが収
容されるエンジンルームが画されている。一般には1〜
3人乗りである。なお、ここで「前」とは艇の進行方向
を言い、その反対方向が「後」であり、以下同じであ
る。
【0004】また、上記立ち乗り式とは、図8および図
9に示すように、艇51のデッキ52の後部に操縦者用
のスペースであるスタンディングデッキ53と呼ばれる
平坦な底部を有する凹所が形成されたものである。図8
は一部切欠き側面図であり、図9はその平面図であり、
後述の操舵部材(ハンドルポール)56を除去し、エン
ジンフード63を透視した図である。デッキの先端近傍
のヒンジ55を中心に上下に揺動するハンドルポール5
6の先端に操舵ハンドル54が配設されている。操縦者
はこの凹所の底部に立った状態で前方の操舵ハンドル5
4を握って操縦するものである。スタンディングデッキ
53の前方の船体にエンジン57が収容されるエンジン
ルーム58が画されている。一般には一人乗りである。
この立ち乗り式小型滑走艇51はウォータージェットポ
ンプ59によって推進するタイプのものである。
【0005】このような小型滑走艇にはエンジンの始動
のため、また、メータ表示などのためにバッテリを搭載
している。図8および図9の立ち乗り式小型滑走艇51
で例示するように、従来の小型滑走艇ではバッテリ60
をエンジンルーム58内に収容している。
【0006】しかしながら、小型滑走艇のエンジンルー
ムは立ち乗り式のものに限らず狭く、バッテリ60はエ
ンジン57、排気管61、プロペラシャフト62などを
避けて配置されるために配置自由度が低いものとなる。
また、バッテリの補充電やメンテナンスは、エンジンフ
ード63を開けてエンジンルーム58上の開口64(図
9参照)からバッテリ60を引き上げて行ったり、また
は、作業者が開口64からエンジンルーム58内に上体
を入れ込んで行わなければならない。
【0007】本発明はかかる課題を解決するためになさ
れたものであり、バッテリの配置が容易で、しかも補充
電やメンテナンスも容易に行うことのできる小型滑走艇
を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る立ち乗り式
小型滑走艇は、デッキおよびハルからなる船体と、該船
体の前部に画された、エンジンを収容するエンジンルー
ムと、上記エンジンルームの外部のデッキに配設された
バッテリ収容室とを備えている。
【0009】かかる構成により、バッテリを狭いエンジ
ンルーム内に設置しないのでバッテリの配置自由度が向
上するばかりでなく、エンジンルーム内の諸機器の配置
自由度も向上し、メンテナンスも容易となる。
【0010】上記デッキ上に騎乗型シートが配設されて
おり、この騎乗型シートの下方の船体にエンジンルーム
が形成されており、デッキ上における騎乗型シートの両
側方に、操縦者が足を置くためのフットスペースと、こ
の両フットスペースの外側のデッキ部分それぞれに形成
された側壁部とが形成されており、上記バッテリ収容室
がこの側壁部に形成されてなる小型滑走艇が好ましい。
【0011】この小型滑走艇はいわゆる騎乗式の小型滑
走艇である。騎乗式の小型滑走艇の場合、各フットステ
ップの外側にデッキ材を湾曲させて形成した側壁部が形
成されている。この側壁部内に存在する余剰の空間を利
用してバッテリ収容室を設けるため、従来の小型滑走艇
の外形デザインを変更することなく効果的にバッテリを
収容することができる。また、側壁部内にバッテリを収
容すれば前述のとおりメンテナンス等も容易となる。
【0012】または、上記デッキ上に騎乗型シートが配
設されており、デッキ上におけるこのシートの後端に上
記バッテリ収容室が配設されてなる小型滑走艇が好まし
い。
【0013】これも騎乗式の小型滑走艇であり、その騎
乗型シートの後端近傍にバッテリを収容すればメンテナ
ンス等が大変行いやすくなる。また、本来シートは船体
の前後方向の中心軸に沿って配設されているため、自ず
とバッテリもこの中心軸上に配置されることになる。そ
の結果、船体に対するバッテリの左右の重量バランスが
とれることになり、エンジンルーム内の機器類の配置自
由度が一層向上することになる。
【0014】前述した本発明の小型滑走艇であって、上
記エンジンルームの後方におけるデッキに、操縦者のス
ペースが形成されており、上記バッテリ収容室が、操縦
者のスペース上の前端部に開閉式のカバーを有してなる
小型滑走艇が好ましい。
【0015】この小型滑走艇はいわゆる立ち乗り式の小
型滑走艇である。バッテリを操縦者のスペース上に配置
するため、その設置が容易であり、また、デッキ上であ
るのでメンテナンス等も容易であることに違いはない。
さらに、この場合もバッテリを船体の前後方向の中心軸
に沿って配設することになる。
【0016】この立ち乗り式の小型滑走艇であって、上
記操縦者のスペースが湾曲することによって両側方およ
び前方の三方を囲まれるように凹陥しており、上記バッ
テリ収容室が、操縦者のスペース上の前部に開閉式のカ
バーと上記三方の部分とによって画されてなる小型滑走
艇が好ましい。
【0017】バッテリが操縦者のスペースの三方の部分
によって囲まれる、すなわち、バッテリ収容室として凹
陥部分を巧みに利用したのでカバーの構成が簡単とな
り、従来の船体から大きく設計変更する必要がない。
【0018】上記立ち乗り式小型滑走艇において、上記
エンジンルームの上部のデッキ部分に開口が形成されて
おり、該開口が開閉式のエンジンフードによって覆われ
ており、該エンジンフードの後端に連続して上記カバー
が形成されてなる小型滑走艇が好ましい。
【0019】従来のエンジンフードを後方に延ばして大
きくし、その延長部分をバッテリ収容室のカバーとして
使用するものである。したがって、部品点数が少なくな
る。
【0020】または、上記カバーが、操縦者のスペース
の前方のデッキ部分に配設されたヒンジを中心として開
閉するように構成されてなる小型滑走艇が好ましい。
【0021】バッテリ収容室のカバーをエンジンフード
と一体にするのではなく、単独でデッキに揺動可能に取
り付けるため、開閉が容易である。
【0022】さらに、以上の小型滑走艇であって、バッ
テリを、意図して船体の幅方向中央に配置すれば、前述
のとおりエンジンルーム内の機器類の配置自由度が一層
向上することになるので好ましい。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照しながら
本発明に係る小型滑走艇(以下、単に艇ともいう)を説
明する。
【0024】図1は本発明の小型滑走艇の一実施形態を
示す一部透視斜視図である。図2はその一部切欠き側面
図であある。図3は図1の小型滑走艇の平面図であり、
後述のハンドルポール8を除去し、エンジンフード19
を透視した図である。
【0025】図1の小型滑走艇1は図示しないウォータ
ージェットポンプによって推進する立ち乗り式の小型滑
走艇である。この艇1において、2は船体であり、この
船体2はハル3とその上方を覆うデッキ4とから構成さ
れている。これらハル3とデッキ4とを全周で接続する
ラインはガンネルライン5と呼ばれる。符号12で示す
のはウォータージェットポンプによって水を後方に噴出
するためのジェットノズルである。
【0026】上記デッキ4の中央から後部にかけて、す
なわち、後述するエンジンルーム10より後方のデッキ
上に、操縦者が立つための平坦な床を有する凹所である
スタンディングデッキ6が形成されている。スタンディ
ングデッキ6はその前方に位置する後述のエンジンルー
ム10の上面より低くされている。スタンディングデッ
キ6の左右両側には側壁部としての凸壁部(デッキフィ
ン)7が形成されている。この凸壁部7は内部空間が画
されるように相当の幅を持って形成されている。スタン
ディングデッキ6の前方のデッキ上には、前部を支点に
して上方に揺動可能(図2に二点鎖線で示す)にハンド
ルポール8が取り付けられており、このハンドルポール
8の先端にバー式の操舵ハンドル9が装備されている。
操縦者はスタンディングデッキ6に立ち、操舵ハンドル
9を握ってハンドルポール8上方に持ち上げて艇1を操
縦する。
【0027】図2に破線で示すように、ハンドルポール
8の下方におけるハル3とデッキ4とに囲まれた船体の
空間(エンジンルーム)10内にエンジン11が配置さ
れている。エンジン11の出力軸には船体2内を後方に
延びるプロペラシャフト13が接続されている。かかる
構造は従来のものと変わりはない。
【0028】しかし、この滑走艇1では必要な電力を供
給するためのバッテリ14が図示のごとくスタンディン
グデッキ6上の前端近傍に配置されている。スタンディ
ングデッキ6はその底面が平坦であるため設置が容易で
ある。スタンディングデッキ6の前端は三方がデッキに
よって囲まれている。すなわち、スタンディングデッキ
6の前方はエンジンルーム10の後部を画するデッキの
部分が立ち上がっており、左右の両側方は上記凸壁部7
が立ち上がっている。上記エンジンルーム10の後部の
立ち上がり部分を前壁部15と呼ぶ。ここに設置された
バッテリ14の上方と後方とを覆うことによって左右の
両凸壁部7と前壁部15とでバッテリ収容室16を画す
るバッテリカバー17が配設されている。このバッテリ
カバー17はその前端縁が上記前壁部15に配設された
ヒンジ18によって上下に開閉可能に取り付けられてい
る。バッテリ収容室16の設置に拘わらずその後方のス
タンディングデッキ6には操縦者にとって必要なスペー
スは確保される。
【0029】また、バッテリ14は、スタンディングデ
ッキ6の上に配置するため補充電やメンテナンスが容易
となり、しかも、バッテリ14を船体2の幅方向中央部
に位置させることも容易となる。バッテリ14およびバ
ッテリカバー17をその重心がほぼ船体の前後方向中心
軸上に位置するように配設することにより、これらによ
る船体の重量バランスがとれるので、エンジンルーム内
等に搭載される他の機器の配置自由度が向上する。
【0030】もちろん、バッテリ収容室を画するのに左
右の両凸壁部7を用いる必要はない。たとえばバッテリ
カバーを、バッテリ14の上方と後方と左右両側方とを
覆うような形状にしてもよい。すなわち、バッテリカバ
ーと両凸壁部7との間にスキマが生じるようにするので
ある。また、バッテリカバーの周縁、すなわちデッキ4
の面に当接する周縁に図示しないシール部材を装着し、
デッキの面との間でウォーターシールの機能を奏するよ
うに構成するのが好ましい。さらに、図示しないが、バ
ッテリカバーを閉止した状態でロックするためのロック
装置を設けるのが望ましく、加えて、バッテリカバーを
閉止してその周縁を上記デッキの面に押圧してウォータ
ーシール機能を向上させるばね部材等の閉方向付勢手段
を設けるのが好ましい。
【0031】図中に符号19で示すのはエンジンフード
であり、図3で示すようにエンジンルーム10の上部の
デッキ4に形成された開口(ハッチ)20を開閉するた
めのものである。エンジンフード19はその前端が図示
しないヒンジによってデッキ4の上面に揺動自在に取り
付けられている。このエンジンフード19を上方へ上
げ、ハッチ20を通してエンジン11やその他の機器類
のメンテナンス等を行うのである。
【0032】図4および図5に示す立ち乗り式小型滑走
艇21は、このエンジンフードと上記バッテリ収容室の
バッテリカバーとが一体に形成された、いわば総合カバ
ー22を有している。図4は艇の一部切欠き側面図であ
る。また、図5はその平面図であり、ハンドルポール8
を除去し、総合カバー22を透視した図である。エンジ
ンフード部22aは上記と同様にその前端が図示しない
ヒンジによってデッキ4の上面に揺動自在に取り付けら
れており、エンジンフード部22aの後端に連続してバ
ッテリカバー部22bが延設されている。このバッテリ
カバー部22bは、前述したバッテリカバー17と同じ
くバッテリ14の上方と後方とを覆うことによって左右
の両凸壁部7と前壁部15とでバッテリ収容室16を画
するように構成してもよく、または、バッテリ14の上
方と後方と左右両側方とを覆うような形状にしてもよ
い。また、総合カバー22の周縁に上記シール部材を装
着し、上記ロック装置を設け、上記閉方向付勢手段を設
けるのが好ましい。
【0033】以上の実施形態では立ち乗り式の小型滑走
艇を例にとって説明したが、本発明は立ち乗り式には限
定されない。たとえば、騎乗式の小型滑走艇であっても
エンジンルーム外にバッテリを設置することは可能であ
る。
【0034】図6および図7には騎乗式の小型滑走艇3
1が示されている。この艇31も図示しないウォーター
ジェットポンプによって推進するものである。この艇3
1において、32は船体であり、この船体32はハル3
3とその上方を覆うデッキ34とから構成されている。
符号35で示すのがガンネルライン5である。図7に符
号42で示すのはジェットノズルである。
【0035】デッキ34上の中程から後部にかけて操縦
者がまたがって座る騎乗式のシート36が前後方向に延
設されている。操縦者はこのシート36にまたがってそ
の前方に配設された操舵ハンドル39を握って艇31を
操縦する。このシート36はデッキ34に形成された図
示しない開口を覆っており、上下方向に揺動してこの開
口を開閉するように構成されている。このシート36の
下方の船体32内にエンジンルーム40が画されてお
り、エンジン11が収容されている。
【0036】図7も併せて参照すれば明らかなように、
シート36およびエンジンルーム40の左右の両外方は
低くされ、操縦者が足を置くためのフットステップ38
が形成されている。さらにその外方はデッキ材を湾曲す
ることによって内部空間が画されるように相当の幅を持
った凸壁部37が立設されている。
【0037】シート36の後端におけるデッキ34の上
にはバッテリ収容室としての箱形容器43が配設されて
おり、その中にバッテリ14が収容されている。この容
器43はシート36と形状的にほぼ連続するような洗練
された形状にされている。また、その上面は容器43を
上方に開放し得るようにバッテリカバー41が取り付け
られている。このように、デッキ34の上にバッテリ収
納容器43を配設することにより、バッテリ14の補充
電やメンテナンスが容易となり、また、バッテリ14を
船体32の幅方向中央部に位置させることも容易とな
り、エンジンルーム40内の諸機器の配置自由度が向上
する。
【0038】また、便宜上、図6および図7に示してい
るが、シート36の後端に箱形容器43を配置すること
に代えて、上記左右の凸壁部37の少なくともいずれか
一方の内部にバッテリ14を収容するバッテリ収容室4
4を設けてもよい。そして、バッテリ収容室43の上
部、すなわち、凸壁部37の上面の一部を開口し、ここ
にヒンジによって上下に開閉し得るようにバッテリカバ
ー45を配設すればよい。この位置であるとバッテリカ
バー45に近接してその下方にバッテリ14を配置する
ことができるので補充電やメンテナンスに便利である。
【0039】また、図1〜5に示す立ち乗り式小型滑走
艇1も凸壁部7を有しているので、ここにバッテリ収容
室を設けることが可能である。
【0040】以上説明したごとく、バッテリを狭いエン
ジンルームに設置せずにその外のデッキに設置すること
で、バッテリの補充電やメンテナンスが容易になり、ま
た、バッテリの設置位置として船体の前後方向の中心線
上を選択することも可能となる。
【0041】
【発明の効果】本発明に係る小型滑走艇によれば、バッ
テリの配置が容易で、しかもバッテリの補充電やメンテ
ナンスを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の小型滑走艇の一実施形態を示す一部透
視斜視図である。
【図2】図1の小型滑走艇の一部切欠き側面図である。
【図3】図1の小型滑走艇の平面図である。
【図4】本発明の小型滑走艇の他の実施形態を示す一部
切欠き側面図である。
【図5】図4の小型滑走艇の平面図である。
【図6】本発明の小型滑走艇のさらに他の実施形態を示
す側面図である。
【図7】図6の小型滑走艇の背面図である。
【図8】従来の小型滑走艇の一例を示す一部切欠き側面
図である。
【図9】図8の小型滑走艇の平面図である。
【符号の説明】
1・・・小型滑走艇 2・・・船体 3・・・ハル 4・・・デッキ 5・・・ガンネルライン 6・・・スタンディングデッキ 7・・・凸壁部 8・・・ハンドルポール 9・・・操舵ハンドル 10・・・エンジンルーム 11・・・エンジン 12・・・ジェットノズル 13・・・プロペラシャフト 14・・・バッテリ 15・・・前壁部 16・・・バッテリ収容室 17・・・バッテリカバー 18・・・ヒンジ 19・・・エンジンフード 20・・・ハッチ 21・・・小型滑走艇 22・・・総合カバー 22a・・エンジンフード部 22b・・バッテリカバー部 31・・・小型滑走艇 32・・・船体 33・・・ハル 34・・・デッキ 35・・・ガンネルライン 36・・・シート 37・・・凸壁部 38・・・フットステップ 39・・・操舵ハンドル 40・・・エンジンルーム 41・・・バッテリカバー 42・・・ジェットノズル 43・・・(箱形)容器 44・・・バッテリ収容室 45・・・バッテリカバー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デッキおよびハルからなる船体と、 該船体の前部に画された、エンジンを収容するエンジン
    ルームと、 上記エンジンルームの外部のデッキに配設されたバッテ
    リ収容室とを備えてなる小型滑走艇。
  2. 【請求項2】 上記デッキ上に騎乗型シートが配設され
    ており、該騎乗型シートの下方の船体にエンジンルーム
    が形成されており、 デッキ上における騎乗型シートの両側方に、操縦者が足
    を置くためのフットスペースと、該両フットスペースの
    外側のデッキ部分それぞれに形成された側壁部とが形成
    されており、 上記バッテリ収容室が該側壁部に形成されてなる請求項
    1記載の小型滑走艇。
  3. 【請求項3】 上記デッキ上に騎乗型シートが配設され
    ており、デッキ上における該シートの後端に上記バッテ
    リ収容室が配設されてなる請求項1記載の小型滑走艇。
  4. 【請求項4】 上記エンジンルームの後方におけるデッ
    キに、操縦者のスペースが形成されており、 上記バッテリ収容室が、操縦者のスペース上の前端部に
    開閉式のカバーを有してなる請求項1記載の小型滑走
    艇。
  5. 【請求項5】 上記操縦者のスペースが湾曲することに
    よって両側方および前方の三方を囲まれるように凹陥し
    ており、 上記バッテリ収容室が、操縦者のスペース上の前部に開
    閉式のカバーと上記三方の部分とによって画されてなる
    請求項4記載の小型滑走艇。
  6. 【請求項6】 上記エンジンルームの上部のデッキ部分
    に開口が形成されており、該開口が開閉式のエンジンフ
    ードによって覆われており、該エンジンフードの後端に
    連続して上記カバーが形成されてなる請求項4または5
    記載の小型滑走艇。
  7. 【請求項7】 上記カバーが、操縦者のスペースの前方
    のデッキ部分に配設されたヒンジを中心として開閉する
    ように構成されてなる請求項4または5記載の小型滑走
    艇。
  8. 【請求項8】 上記バッテリが、船体の幅方向中央に配
    置されてなる請求項1、3〜7のうちのいずれか一の項
    に記載の小型滑走艇。
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