JP2003199137A - 移動通信処理方法及び移動通信端末 - Google Patents

移動通信処理方法及び移動通信端末

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JP2003199137A JP2001401601A JP2001401601A JP2003199137A JP 2003199137 A JP2003199137 A JP 2003199137A JP 2001401601 A JP2001401601 A JP 2001401601A JP 2001401601 A JP2001401601 A JP 2001401601A JP 2003199137 A JP2003199137 A JP 2003199137A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 基地局から移動通信端末に送信する基地局切
り替え用の報知情報の情報量を最小限にし、システム資
源を有効活用し、ソフトハンドオーバー等の頻度を抑制
し、セルに対する総干渉量を削減して加入者数を増加さ
せる。 【解決手段】 基地局100より提供する情報(基地局
の位置、セルの大きさ、ソフトハンドオーバー許可半
径、セルサーチ許可半径、自局の電波が届くセルエリア
の地図、ソフトハンドオーバー促進位置、隣接セル等の
情報)によりセルラー通信方式のセル配置、構成を移動
端末110に報知し、移動端末110は自端末の現在位
置を割り出す機能を有し、提供された情報と自端末の現
在位置の情報からソフトハンドオーバー及びセルサーチ
の処理を行う。例えば、移動端末110の位置が基地局
100から提供されたセルサーチ許可半径122以上離
れた時にソフトハンドオーバーにより基地局の切り替え
を可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、セルラー通信に関
し、特に、移動通信端末の位置情報により基地局の切り
替えを行う移動通信処理方法及び移動通信端末に関す
る。
【0002】
【従来の技術】CDMA(Code Division Multiple Acc
ess)方式を用いた移動体通信システムではすべての基
地局で同じ周波数を用いて通信を行っている。通信量
(トラフィック)の多い地域では基地局が管理する範囲
(セル)の半径を小さくすることで、サービスエリア全
体でより多くのユーザを収容することができる。反対に
トラフィックの小さい地域ではセルを大きくすることで
サービス範囲を確保しつつ、通信設備における経済性を
考慮している。また、CDMA方式では端末の電力制御
が重要であり、基地局に近いときは小さい電力で、基地
局から遠い位置にあるときは大きい電力で送信するよう
端末は動作する。
【0003】また、かかる移動体通信システムでは、セ
ルが重なる部分ではソフトハンドオーバーによって通信
品質を高めることが可能であるが、ソフトハンドオーバ
ーにおいては複数の基地局との通信を必要とし、無線資
源、符号及び処理能力が消費され、収容できるセル当た
りの加入者数を減少させるため、ハンドオーバーの実行
数を適正値に制御することが必要である。
【0004】図21は、従来のハンドオーバーの制御方
式の例を示す図であり、同図の(a)、(b)、(c)
及び(d)は、それぞれ特開平9−261710号、特
開平10−341470号、特開平10−215474
号及び特開昭63−253736号の各公報に開示され
たものである。
【0005】図21(a)に示す方式は、移動局に予め
設定した境界領域や弱電界領域の任意領域のデータと、
GPS(Global Positioning System)で検出した自己
位置とを比較することで、移動局に自セル内の自己位置
を判定させ前記任意領域に進入した場合に、基地局がハ
ンドオーバーを開始することで、基地局におけるハンド
オーバーの処理量の低減等を図る方式に関する。
【0006】図21(b)に示す方式は、移動局に、道
路地図情報を記憶する機能、該道路地図の表示を見なが
ら通行する予定の道路の書き込む機能と、通話チャネル
の切替地点を書き込む機能と、GPS受信機を用いた自
己位置の検出する機能とを有し、移動局が自己位置を算
出し前記切替地点に到達したことを検出してハンドオー
バーを行うことで最もよい地点で通話チャネルの切り替
えを行う方式に関する。
【0007】図21(c)に示す方式は、交換局にハン
ドオーバー不良による通話断が多発する特定地域及びそ
の地域のための最適な特定ハンドオーバーデータを保持
し、移動局はGPS装置から得た自己の位置情報を基地
局を介して前記交換局に常時送信し、交換局は移動局が
前記特定地域に位置したことを識別すると、交換局から
通信中の基地局を介して移動局に前記特定ハンドオーバ
ーデータを送信し、このデータにより隣接するゾーンの
基地局との通信に強制的に切り替える方式に関する。
【0008】図21(d)に示す方式は、移動局は複数
の無線ゾーンの情報を保有する機能と、自己の位置を検
出する機能とを備え、通信中の自己の無線ゾーンから隣
接する無線ゾーンとの境界領域に入ると、当該隣接ゾー
ンへの移動を自己の無線ゾーンの無線基地局を介して無
線制御局に通知し、無線制御局はこの通知により前記隣
接ゾーンの無線基地局との通信への切り替えの準備を行
い、移動局が自己の無線ゾーンの境界に達しチャネル切
替信号を送信した時点で、無線制御局は移動局と前記隣
接ゾーンの無線基地局との通信に切り替える方式に関す
る。
【0009】また、特開2001−24599号公報に
は、移動測定車における高速なチャネルサーチに関し、
移動測定車の基地局データベースの基地局位置情報とG
PSの位置情報とから各基地局と移動測定車との間の距
離(送受信間距離)を計算し、ユーザが設定したしきい
値内の基地局を選択して、チャネルサーチ対象とする方
式が記載されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】前述の図21(a)の
方式は、移動局は自己位置検出手段を備え、任意領域へ
の進入を検出してハンドオーバーを開始するものである
が、移動局には予め各セルの位置と、セル境界及び地理
的条件により決まる複雑な形状の任意領域の設定を必要
とし、膨大な任意領域のデータを扱うものである。ま
た、図21(b)の方式は、移動局側で道路地図の表示
を見ながら通行する道路と通話チャネルの切替地点の書
き込みを行うものであり、ユーザ側の切替地点の選定、
各種入力操作を必要とする。また、図21(c)の方式
は、交換局側にハンドオーバーを行う特定地域のデータ
を有し、移動局が特定地域に位置したことを交換局側が
判断するものであり、移動局、基地局及び交換局の間で
位置情報、ハンドオーバーデータ等の送受を行う必要が
ある。また、図21(d)の方式は、全国の基地局の情
報を記憶し、ハンドオーバー準備の無線ゾーンと、通信
の切り替えを行う境界ゾーンの設定を必要とする。更
に、特開2001−24599号公報記載の方式は、移
動測定車と基地局との距離を計算して送受信間距離がユ
ーザの設定によるしきい値以内のものをセルサーチ対象
とするものである。
【0011】以上のように前記公報記載の方式は、移動
局側にあらかじめハンドオーバー用の情報として精緻な
地図情報を必要とする方式、ユーザ側の入力操作を必要
とする方式、移動局、基地局及び交換局間の位置情報の
送受信等を必要とする方式に係るものであり、基地局側
からハンドオーバーの設定及び制御を僅かな制御データ
により簡易に行うことができるものではないという点で
難点がある。
【0012】(目的)本発明の目的は、基地局から移動
通信端末に送信する基地局切り替え用のセル配置情報
等、報知情報の情報量を最小限にすることにより、通信
量を軽減する等、システム資源を有効に活用することを
可能とする移動通信処理方法及び移動通信端末を提供す
ることにある。本発明の目的は、基地局から移動通信端
末に送信する基地局切り替えのための極めて僅かな情報
量の報知情報により、ネットワーク設計者が意図する位
置でソフトハンドオーバー及びセルサーチを行わせるこ
とを可能とし、また、その位置、範囲の制御を容易化
し、ソフトハンドオーバー等を行う移動通信端末数の制
御を容易にする移動通信処理方法及び移動通信端末を提
供することにある。本発明の目的は、セル形状が複雑な
都市部ビル街の道路においても、基地局切り替えのため
極めて僅かな情報量により通話の切断を防止することを
可能とする移動通信処理方法及び移動通信端末を提供す
ることにある。本発明の目的は、セルに対する総干渉量
を削減し移動端末の負荷を減らし、セルに収容する加入
者数を増加せることを可能とする移動通信処理方法及び
移動通信端末を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】移動体通信システムにお
いて、移動通信端末の位置情報と少ない情報量からなる
セル配置等の情報とを利用して、セルサーチ、ソフトハ
ンドオーバーを行う範囲を指定する。これにより全体の
干渉量を減らすことができセル容量を増加させることを
可能とする。
【0014】無線基地局は自局に関する情報(報知情
報)として、基地局の基地局座標(緯度、経度など)、
セル半径、セルサーチ許可半径、ソフトハンドオーバー
許可半径を、隣接セルに関する情報として隣接セルの基
地局座標、隣接セルの半径等の僅かな情報量を報知す
る。移動通信端末は報知された情報から自セルおよび隣
接セルの配置情報を把握するとともに、移動通信端末は
自ら位置測定を行う。位置測定方法としてGPS装置や
基地局からの位置計測用の電波の伝搬遅延を利用する方
法、複数基地局からの情報から位置を割り出す等の方法
があり、移動通信端末はそれらの方法を用いた現在位置
を測定する機能を有する。つまり、移動通信端末は、セ
ルの配置情報と自らの位置測定で得た現在位置の情報と
に基づいて移動通信端末自身がセル内のどの位置にある
かを知ることができ、前記報知された情報をもとにセル
サーチ、ソフトハンドオーバー処理を行う。
【0015】また、セル形状が複雑な都市部ビル街の道
路の場合は、ソフトハンドオーバー促進位置及びソフト
ハンドオーバーを優先させる隣接セルの情報及び隣接セ
ル(隣接基地局)とのアクセスに有効な情報を報知し、
移動通信端末は、セル内の基地局から前記情報を受信す
るとともに、位置測定装置により自端末の位置情報を取
得し、受信した前記情報及び前記位置情報に基づいてソ
フトハンドオーバーを促す場所に位置したとき、ソフト
ハンドオーバー先の隣接セルに対しソフトハンドオーバ
ー処理を行う。
【0016】より具体的には、本発明は、無線基地局は
自基地局情報と隣接基地局情報を常に報知する。自基地
局情報は基地局位置情報、セル半径、セルサーチ許可半
径の情報が含まれている。隣接基地局情報は隣接してい
る基地局の基地局位置情報、セル半径、隣接セルの識別
番号、隣接セルのアクセスに有効な情報(スクランブリ
ングコードなど)が含まれている。移動通信端末は属し
ているセルの基地局から自基地局情報と隣接基地局情報
を受信し、また、移動通信端末はGPSや各基地局の情
報等を用いて現在の位置を把握する。また、移動通信端
末は内部で地図を作成し、周辺基地局の配置と移動通信
端末が現在どこに位置しているかを把握する。ここでい
う地図とは移動通信端末が基地局の位置、セルの配置、
基地局からの距離が認識できるものを指す。作成した地
図をもとに移動通信端末は現在地図中のどの位置に存在
しているかを、測定した現在位置を作成した地図と参照
して把握する。移動通信端末がセルサーチ許可半径以上
基地局から離れている場合に、隣接セルの中で最も近い
基地局を地図上で探し、選ばれた隣接セルに対して報知
されている隣接セルのアクセスに有効な情報をもとにセ
ルサーチを行うことで、セルサーチ動作を素早くし、容
易に見つけることができる。候補となる隣接セルは移動
通信端末から最も近いセル、または移動通信端末の位置
の軌跡から進行方向を推定し、その方向にある隣接セル
に絞る方法が適用できる。移動通信端末は基地局が示す
セルサーチ許可半径以内に存在しているときは、余分な
セルサーチを行う必要がないため、セルサーチ処理を節
約することができる。
【0017】また他の本発明は、無線基地局は自基地局
情報と隣接基地局情報を常に報知する。自基地局情報は
基地局位置情報、セル半径、ソフトハンドオーバー許可
半径の情報が含まれている。隣接基地局情報は隣接して
いる基地局の基地局位置情報、セル半径、隣接セルの識
別番号、隣接セルのアクセスに有効な情報(スクランブ
リングコードなど)が含まれている。移動通信端末は属
しているセルの基地局から自基地局情報と隣接基地局情
報を受信し、また、移動通信端末はGPSや各基地局の
情報等を用いて現在の位置を把握する。移動通信端末は
内部で地図を作成し、周辺基地局の配置と移動通信端末
が現在どこに位置しているかを把握する。ここでいう地
図とは移動通信端末が基地局の位置、セルの配置、基地
局からの距離が認識できるものを指す。作成した地図を
もとに移動通信端末は現在地図中のどの位置に存在して
いるかを、測定した現在位置を作成した地図と参照して
把握する。測定した現在位置と報知されている基地局位
置から通信中の基地局との距離を割り出し、通信してい
る基地局が報知しているソフトハンドオーバー許可半径
以上離れている場合、移動通信端末の現在位置に最も近
い隣接セルを地図上で探し、探し出したセルに対してソ
フトハンドオーバーを行う。ソフトハンドオーバー許可
半径以内に移動通信端末がある場合は、ソフトハンドオ
ーバーを行わないので、ソフトハンドオーバーのための
パイロット信号強度を測定する必要がなくなる。ソフト
ハンドオーバー可能な範囲をネットワーク設計者が指定
できるため、ネットワーク設計者が望む場所でソフトハ
ンドオーバーを実行させることができる。更に、ソフト
ハンドオーバー許可半径以内に移動通信端末がある場合
でも、通信品質が十分でないときは移動通信端末の判断
において、隣接セルにソフトハンドオーバーすることも
可能である。
【0018】また他の本発明は、ソフトハンドオーバー
を優先させる範囲を報知することで、移動通信端末に対
してソフトハンドオーバーを促し、都市部のビル群に囲
まれた道路を移動する場合のような、伝搬環境が極端に
変化する場所において通話を維持させる。前記発明で
は、セル形状が複雑になりすぎると、地図の情報量が増
加し、情報の伝達に時間がかかるだけでなく、移動通信
端末の処理負荷が問題になる場合がある。そのような場
合においても、本発明では少ない伝達情報量でソフトハ
ンドオーバーを積極的に促す情報を送ることで以上の問
題を解決する。本発明は前記発明と同様にセル形状が複
雑な場合に有効である。本発明は基地局が地図を報知す
る代わりにソフトハンドオーバーを促す場所の情報を報
知する。ソフトハンドオーバー促進位置の情報としてた
とえば、ソフトハンドオーバー促進位置座標と半径、ソ
フトハンドオーバーを優先させる隣接セル情報を基地局
から報知する。移動通信端末はソフトハンドオーバー促
進位置にあるときは、通信中の基地局報知情報からソフ
トハンドオーバー優先隣接セルを探し、積極的にそのセ
ルへソフトハンドオーバーを実行するように動作するこ
とで、突然に通話が切れるのを防ぐことができる。都市
部ではセル形状が複雑であるため、なるべくすべての範
囲を埋めるように基地局が配備される。そのため、交差
点のような地点では多数のセルが重なり合ってしまうこ
とがある。この方式の利点はソフトハンドオーバー先の
セルを優先指定してやることで、通話が切れにくくなる
だけでなく、ネットワーク設計者が望んでいるセル間で
ソフトハンドオーバーを行わせることができることにあ
る。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明が適用される移動通信シス
テムの概要について説明する。図1は、移動通信システ
ムの基本構成を示す図である。無線基地局(基地局)1
0A、10B、10C、移動通信端末(以下「移動端
末」という)11a、11b、基地局制御装置12及び
交換機13等から構成される。各基地局10A、10
B、10Cは移動端末11a、11bを所持するユーザ
に対する送受信可能なサービス領域であるセルA、B、
Cをそれぞれ受け持ち、各セル範囲で移動端末11a、
11bとの送受信を行う。各基地局10A、10B、1
0Cは、基地局制御装置12を介して交換機13と接続
されており、全体システムによりユーザ間の通信のサー
ビスが提供される。
【0020】通常、基地局制御装置12は移動端末11
a、11bのそれぞれのセル領域11a、11bを越え
る移動時に、送受信を行う基地局の切り替えのための各
種処理の制御を行う機能を有する。つまり、移動端末が
次に送受信する隣接セルを選択するセルサーチの処理、
選択した隣接セルの基地局との通信に切り替えるための
ソフトハンドオーバーの処理、このために必要な各種情
報を基地局又は移動端末に送信し、基地局又は移動端末
から受信する処理の制御を行う機能等である。かかるセ
ルサーチ、ソフトハンドオーバー等の制御では基地局1
0A、10B、10C自体が前記各種情報の一部又は全
部を所有し、基地局制御装置12に代わり移動端末11
a、11bとの間で送受信するシステムとすることもで
きる。以下、本発明の実施の形態では、何れの制御シス
テムをも対象とし、以下、基地局制御装置及び交換機に
関する説明は省略する。
【0021】(第1の実施の形態)図2は、本発明のソ
フトハンドオーバー処理決定方法の第1の実施の形態を
示す図である。以下、第1の実施の形態について詳細に
説明する。 (構成の説明)第1の実施の形態は、互いに隣接する複
数のセル130,131,132,133を形成する複
数の無線基地局(基地局)100,101,102,1
03と、前記隣接する複数のセル130,131,13
2,133の何れかに属する移動端末110から構成さ
れる。本実施の形態の各基地局及び移動端末の構成ない
し機能はつぎのとおりである。
【0022】基地局は、自基地局の情報(報知情報)と
隣接基地局の情報を自セル内の移動端末に対して常に報
知する機能を有する。自基地局の情報には基地局の位置
情報、セル半径、セルサーチ許可半径(セルサーチの許
可/不許可の境界としての基地局を中心とする円の半
径)の情報が含まれる。各基地局が報知する隣接基地局
の情報には隣接している基地局の位置情報、セル半径、
隣接セルの識別番号、隣接セルのアクセスに有効な情報
(スクランブリングコードなど)が含まれる。
【0023】移動端末は、その属するセルの基地局から
当該基地局の情報と隣接基地局の情報を受信する機能
と、GPSや各基地局の情報等を用いて現在位置を把握
する機能と、内部で地図を作成し、周辺基地局の配置と
移動端末が現在どこに位置しているかを把握する機能を
有する。ここでいう地図とは移動端末が基地局の位置、
セルの配置、基地局からの距離が認識できるデータを指
しており、移動端末が現在どこに位置しているかの把握
は、当該移動端末で測定した現在位置について、作成し
た地図中のどの位置に存在しているかを把握することで
ある。
【0024】更に移動端末は、基地局から報知されたセ
ルサーチ許可半径に対し、当該セルサーチ許可半径以内
に存在していることを把握した場合はセルサーチを行わ
ないが、当該セルサーチ許可半径以上基地局から離れた
位置に存在していることを把握した場合に、隣接セルの
中で最も近いセルを地図上で探し、選ばれた隣接セルに
対して報知されている隣接セルのアクセスに有効なスク
ランブリングコードなどの情報をもとにセルサーチを行
う機能を有する。ここで候補となる隣接セルの選択は、
移動端末から最も近いセル、又は移動端末の位置の軌跡
から進行方向を推定しその方向にある隣接セルとして対
象を絞る方法等により実行する。
【0025】図3は、第1の実施の形態の移動端末の構
成を示すブロック図である。移動端末の現在位置を把握
する機能は、位置測定用アンテナ11−6及び位置測定
受信機11−7により位置測定信号を受信し、位置座標
計算装置11−8により移動端末の現在の位置情報を生
成することにより実現する。また、基地局と各種情報を
送受信する機能は、移動端末通信用アンテナ11−1、
通信送受信機11−2及び報知情報処理装置11−3に
より実現し、受信情報により地図を作成する機能及びセ
ルサーチの機能は、地図作成装置11−4及びセルサー
チ処理装置11−9により実現する。つまり、地図作成
装置11−4においては、受信情報により少なくとも基
地局位置とセル半径及びセルサーチ許可半径でなる地図
を作成し、地図情報記憶装置11−5に格納し、セルサ
ーチ処理装置11−9においては、格納された地図情報
と前記移動端末の現在の位置情報とを比較することによ
り、前記地図中のどの位置に自端末が存在しているかを
把握し、隣接するセルを特定する。 (動作の説明)次に、第1の実施の形態の動作について
図2〜図5を参照して説明する。図2に示すように、移
動端末110が基地局100のセル130の領域内に位
置しているとすると、基地局100は移動端末110に
対して自セル(セル130)と隣接セル(セル131,
132,133)についての情報を報知している。
【0026】図4は、基地局100がセル内の移動端末
に対して報知する情報(報知情報)の内容を示す図であ
る。報知情報としては、自セルのセル識別子、基地局1
00の基地局座標(例えば緯度、経度)、セル130の
半径(セル半径)、セル130のセルサーチ許可半径及
び隣接セルの情報からなり、隣接セルの情報としては、
隣接セルであるセル131,セル132,セル133に
関するセル識別子、基地局101,102,103の基
地局座標、セル半径からなる。移動端末110はセル1
30中に存在するため、基地局100が報知するセル1
30および隣接セル131,132,133の情報を受
け取ることができる。移動端末110は、図4に示す報
知情報を受け取ることにより、当該情報に基づいてセル
配置等の地図を算出することが可能である。
【0027】図5は、移動端末110において計算した
セル配置等の地図を示す図である。基地局100,10
1,102,103については点200,201,20
2,203として、セル130,131,132,13
3については円230,231,232,233により
表現した地図される。ここでは説明のために図で示した
が、移動端末110は基地局の位置とセル半径からセル
配置を把握できるものであればよく、表形式などの形式
の表現も可能である。
【0028】図6は、図3に示す地図作成装置における
地図の作成処理を示すフロー図である。移動端末110
の地図作成装置11−4において、報知情報処理装置1
1−3から得られる基地局情報により現在受信可能な報
知情報から基地局数Aを認識し(s1)、基地局順に報
知情報を使用して地図を作成する。地図情報の初期化N
=0(s2)後、最初の基地局(N=0<A)の報知情
報を受信し(s3、s4)、当該基地局の自セル及び隣
接セルに関する点及び円からなるセル配置を作成し(s
5)、当該基地局のセルサーチ許可半径を前記地図に追
加する(s6)。次に、Nをインクリメント(N=N+
1)し(s7)、次の基地局(N=1)について同様の
地図作成の処理を繰り返し、N=Aとなると(s3)、
受信可能な基地局数Aからの報知情報による地図作成が
終了する。
【0029】次に、移動端末110は、自端末の現在位
置210を前述の位置座標計算装置11−8でGPS等
を用いて測定し、地図作成装置11−4により作成した
地図を参照して、セルサーチ処理装置11−9において
セルサーチの制御を行う。移動端末110は、測定した
現在位置210が基地局100が指定するセルサーチ許
可半径120以内の範囲である場合にはセルサーチを行
わず、現在位置210が基地局100が指定するセルサ
ーチ許可半径120以上の範囲である場合に隣接セルを
探すセルサーチを行うように動作する。セルサーチ許可
半径以内にあるか否かは、基地局100と移動端末11
0の距離122とセルサーチ許可半径120を比較する
ことで判定する。
【0030】図7は、セルサーチ処理装置におけるセル
サーチの処理を示すフロー図である。移動端末110
は、位置座標計算装置11−8で移動端末110の現在
位置を算出し(s11)、これを位置座標Pとし(s1
2)、現時点の地図を作成した後(s13、s14)、
セルサーチ処理装置11−9において、当該地図上で前
記位置座標Pに最も近い基地局を選択して基地局Bとし
(s15)、前記地図からセルサーチ許可半径R、基地
局Bの位置座標Sとし(s16)、基地局Bのセルサー
チ半径外(|P−S|>R)か否かを判断する(s1
7)。ステップS17でセルサーチ半径内(|P−S|
≦R)の場合は、位置測定の時間を待って(S20)、
前述の処理を繰り返し、セルサーチ半径外(|P−S|
>R)の場合は、地図から最も近い隣接セルを探しその
基地局を基地局Cとし(s11)、基地局Cのアクセス
に必要なスクランブルコード等を用いてセルサーチを実
行し(s19)、前述の処理を繰り返す(s20)。
【0031】本実施の形態によれば、移動端末は基地局
が示すセルサーチ許可半径以内に存在しているときには
セルサーチを行わないので余分な処理を排除することが
可能となり、セルサーチ処理を節約することができる。
また、セルサーチ動作を必要とする地点で素早く行うこ
とができ、且つ適切なセルを容易に見つけることを可能
とする。
【0032】以上のようにセルサーチ動作の開始/停止
等の制御をセルサーチ許可半径という最小限の基地局情
報により実現することが可能であり、かかる制御情報の
送受信を容易にし、また、前記制御情報の変更等による
セルサーチを禁止する規制範囲の制御も容易に行うこと
を可能とする。 (第2の実施の形態)図8は、本発明のソフトハンドオ
ーバー処理決定方法の第2の実施の形態を示す図であ
る。以下、第2の実施の形態について詳細に説明する。 (構成の説明)第2の実施の形態は、隣接する複数のセ
ル330,331,332,333を形成する複数の無
線基地局(基地局)300,301,302,303
と、前記隣接する複数のセル330,331,332,
333の何れかに属する移動端末310から構成され
る。本実施の形態の各基地局及び移動端末の構成ないし
機能はつぎのとおりである。
【0033】基地局は、自基地局の情報と隣接基地局の
情報を自セル内の移動端末に対して常に報知する機能を
有する。自基地局の情報には基地局の位置情報、セル半
径、ソフトハンドオーバー許可半径(ソフトハンドオー
バーによる基地局の切り替え許可/不許可の境界として
の基地局を中心とする円の半径)の情報が含まれる。隣
接基地局の情報には隣接している基地局の位置情報、セ
ル半径、隣接セルの識別番号、隣接セルのアクセスに有
効な情報(スクランブリングコードなど)が含まれる。
【0034】移動端末は、その属するセルの基地局から
当該基地局の情報と隣接基地局の情報とを受信する機能
と、GPSや各基地局の情報等を用いて現在位置を把握
する機能と、内部で地図を作成し、周辺基地局の配置と
移動端末が現在どこに位置しているかを把握する機能を
有する。ここでいう地図とは移動端末が基地局の位置、
セルの配置、基地局からの距離が認識できるものを指し
ており、移動端末が現在どこに位置しているかの把握
は、当該移動端末で測定した現在位置が作成した地図中
のどの位置に存在しているかを把握することである。
【0035】更に移動端末は、測定した現在位置と報知
されている基地局の位置とから通信中の基地局との距離
を割り出し、通信している基地局が報知しているソフト
ハンドオーバー許可半径以内に移動端末がある場合は、
ソフトハンドオーバーによる基地局切り替えの処理動作
を行わないが、前記距離がソフトハンドオーバー許可半
径以上離れている場合は、移動端末の現在位置に最も近
い隣接セルを地図上で探し、探し出したセルに対してソ
フトハンドオーバーの基地局切り替えのための処理動作
を行う機能を有する。
【0036】図9は、第2の実施の形態の移動端末の構
成を示すブロック図である。移動端末の現在位置を把握
する機能は、位置測定用アンテナ31−6及び位置測定
受信機31−7により位置測定信号を受信し、位置座標
計算装置31−8により移動端末の現在の位置情報を生
成することにより実現する。また、基地局の各種情報の
送受信の機能は、移動端末通信用アンテナ31−1、通
信送受信機31−2及び報知情報処理装置31−3によ
り実現し、受信情報により地図を作成する機能及びソフ
トハンドオーバーを行う機能は、地図作成装置31−4
及びソフトハンドオーバー処理装置31−9により実現
する。つまり、地図作成装置31−4においては、受信
情報により基地局位置とセル半径及びソフトハンドオー
バー許可半径でなる地図を作成し、地図情報記憶装置3
1−5に格納し、ソフトハンドオーバー処理装置31−
9においては、格納された地図情報と前記移動端末の現
在位置の情報とを比較することにより、前記地図中のど
の位置に自端末装置が存在しているかを把握し、隣接す
るセルを探し出して当該セルの基地局との接続のための
ソフトハンドオーバーの処理を行う。 (動作の説明)次に、第2の実施の形態の動作について
図8〜図11を参照して詳細に説明する。図8に示すよ
うに、移動端末310は、現在、基地局300のセル3
30に属し、基地局300と通信中とすると、基地局3
00は自セル(セル330)と隣接セル(セル331,
332,333)についての情報を報知しているから、
基地局300が報知する当該自セル330および隣接セ
ル(セル331,332,333)の情報を受け取るこ
とができる。
【0037】図10は、基地局300のセル内の移動端
末に対して報知する情報の内容を示す図である。基地局
300は、基地局300の基地局座標(例えば緯度、経
度)、セル330の半径、セル330のソフトハンドオ
ーバー許可半径および隣接セルの情報を報知する。本実
施の形態の場合、基地局300は隣接セルであるセル3
31,332,333の情報としてそれぞれ基地局30
1,302,303の基地局座標、セル半径を報知す
る。
【0038】移動端末310は、図10に示す情報を受
け取ることにより、図11に示すようなセル配置を知る
ことができる。図11は移動端末310が計算したセル
配置であり、基地局300,301,302,303の
位置に対応する点400,401,402,403、及
びセル330,331,332,333に対応する円4
30,431,432,433として表現される。ここ
では説明のために図で示したが、移動端末310は基地
局の位置とセル半径からセル配置を把握できる仕組みを
有していればよいので、表形式等ほかの形式の表現も可
能である。
【0039】図12は、図9に示す地図作成装置におけ
るソフトハンドオーバー用の地図の作成処理を示すフロ
ー図である。移動端末310の地図作成装置31−4に
おいて、報知情報処理装置31−3から得られる基地局
情報により現在受信可能な報知情報から基地局数Aを認
識し(S31)、基地局順にその報知情報を使用して地
図を作成する。地図情報の初期化N=0(S32)後、
最初の基地局(N=0<A)からの報知情報を受信し
(S33、S34)、当該基地局の自セル及び隣接セル
に関する点及び円からなるセル配置を作成し(S3
5)、当該基地局のセルサーチ許可半径をセル配置に追
加する(S36)。次に、Nをインクリメント(N=N
+1)し(S37)、次の基地局(N=1)について同
様の地図作成の処理を繰り返し、N=Aになると(S3
3)、受信可能な基地局数Aからの報知情報によるソフ
トハンドオーバー用の地図作成が終了する。
【0040】移動端末310は、自己の現在位置を例え
ばGPSを用いて測定し、測定した現在位置410が基
地局400が指定するソフトハンドオーバー許可半径3
20以内の範囲にあるか否かを基地局300と移動端末
310の距離322とソフトハンドオーバー許可半径3
20とを比較することで判定する。そして、移動端末3
10が測定した現在位置が、基地局300が指定するソ
フトハンドオーバー許可半径320以内の範囲にある場
合は、隣接セルとの通信が可能であってもソフトハンド
オーバーの基地局切り替えの処理を行わないが、前記ソ
フトハンドオーバー許可半径320以上の範囲にある場
合は、ソフトハンドオーバーの基地局切り替え処理を行
うように動作する。
【0041】本実施の形態では原則的に以上のような動
作を行うものであるが、ソフトハンドオーバー許可半径
以内にあっても、通信品質が悪く、隣接セルとソフトハ
ンドオーバー可能である場合には、通信品質を落とさな
いために、ソフトハンドオーバーの処理を行うように構
成することができる。つまり、ソフトハンドオーバー許
可半径によるソフトハンドオーバー処理の実行判断は移
動端末自身が行うため、できる限りソフトハンドオーバ
ー許可半径による制限を遵守するが、通信品質の劣化が
激しい場合にはその制限によらないような動作を可能と
すると好適である。
【0042】図13は、図9に示すソフトハンドオーバ
ー処理装置でのソフトハンドオーバーの処理を示すフロ
ー図である。移動端末310は、位置座標計算装置31
−8で移動端末310の現在位置を算出し(s11)、
その位置を位置座標Pとし(s12)、ソフトハンドオ
ーバー用の地図を作成した後(s13、s14)、現在
通信中の基地局数Mを認識し(s15)、通信中の基地
局順にソフトハンドオーバーの処理を行う。Mの基地局
のうち処理基地局L=1番目を選択し(s16)、L≦
Mの場合(s17)は、基地局L(=1)の位置座標
B、基地局L(=1)のソフトハンドオーバー許可半径
Rとし(s18)、通信品質が良好であれば(S1
9)、基地局L(=1)との距離が基地局L(=1)の
ソフトハンドオーバー許可半径以内(|P−B|≦R)
か否かを判断する(s17)。ステップS17でソフト
ハンドオーバー許可半径以内(|P−B|≦R)でない
場合は、Lをインクリメント(L=L+1)して(S2
2)、L=MになるまでステップS18からS22まで
を繰り返し、ステップ21でソフトハンドオーバー許可
半径以内(|P−B|≦R)の基地局が出現すると、基
地局L以外との通信を終了させる(S21)。以上の処
理過程のステップS17で処理する基地局数が終了する
と位置測定のための時間を待って(S25)、ステップ
S11に戻る。また、前記処理過程のステップS19で
通信品質が不良の場合には、通信中でないセル内に在圏
している場合は現在通信中でない最も近いセルを選択し
てそのセルとのソフトハンドオーバーを行った後に、ま
た、前記セル内に在圏していなければ直ちにステップ2
5を経てステップS11に戻る。
【0043】つまり、このソフトハンドオーバーの基本
的処理手順は、移動端末の位置を常時計測するとともに
ソフトハンドオーバー用の地図を作成(又は更新)し、
特定の基地局のソフトハンドオーバー許可半径以内で当
該基地局とのみの通信状態では、通信品質が良好である
限り当該基地局との通信を継続し、複数の基地局との通
信状態では、複数の基地局について順次ソフトハンドオ
ーバー許可半径以内の基地局か否かを判断し、前記ソフ
トハンドオーバー許可半径以内の基地局とのみ通信品質
が良好であることを条件に通信を継続するように他の基
地局を切断する制御を行うものである。
【0044】本実施の形態によれば、ソフトハンドオー
バー許可半径以内に移動端末がある場合は、ソフトハン
ドオーバーの基地局切り替えを行わないので、このため
のパイロット信号強度を測定する必要がなくなる。ま
た、ソフトハンドオーバー可能な範囲をネットワーク設
計者が指定することができるため、ネットワーク設計者
が望む場所でソフトハンドオーバーを実行させることが
できる。もちろん、前述のような通信品質の劣化による
移動端末の判断によるソフトハンドオーバー処理の起動
を併用することにより、ソフトハンドオーバー許可半径
以内に移動端末がある場合でも、優先的な隣接セルへの
ソフトハンドオーバー処理の制御を行うように構成する
ことが可能であることは云うまでもない。
【0045】以上の実施の形態ではセルエリアの地図情
報の報知は、僅かな情報量の半径情報の報知により行う
ことを可能とするものであるが、ビル街のような環境で
は電波伝搬特性が複雑であることと、サービスエリアを
確保するために多くの基地局が配備され、交差点地点で
多くのセルが重なり合う等のことからセル形状が複雑と
なり、ビルの角を曲がると基地局の見通しが突然失わ
れ、受信品質が著しく落ちてしまうような事態が起こり
やすい。つまり、都市部では基地局の見通しができる道
路から見通しができない道路へ曲がるとすぐにセルから
出てしまい、それまで属していたセルの基地局と通信が
できなくなって通話が切れてしまうという問題がある。
【0046】このような場合は、移動端末の移動軌跡を
記録することで進路方向を予測し、予測された方向にあ
る基地局のセルを優先的に選択する方法をとる方法が考
えられる。 (第3の実施の形態)図14は、本発明のソフトハンド
オーバー処理決定方法の第3の実施の形態を示す図であ
る。本実施の形態はセル形状が複雑な地域でも僅かな情
報量の半径情報の報知によりソフトハンドオーバーを可
能とする。 (構成の説明)本実施の形態は、図14で示すようなビ
ルに囲まれた地域の道路地形に配置された複数の無線基
地局401,402と移動端末410とから構成され
る。
【0047】図15、図16は、それぞれ基地局40
1、402により形成されるセル形状の例を示す図であ
る。つまり、基地局401は図14の道路配置に沿った
図15のような網掛け状のセル形状を形成し、基地局4
02は図14の道路配置に沿った図16のような網掛け
状のセル形状を形成する。ここで位置表示450及び4
51はそれぞれ基地局401、402の位置を示してい
る。
【0048】いま、移動端末410が図14に示す位置
(図15、16の位置470)にあるとすると、移動端
末410は基地局401の報知情報のみを受信可能であ
る。また、移動端末410が図18に示すように移動
し、位置470に到達した場合、移動端末401は基地
局402の報知情報も受信可能となる。また、ここから
移動端末410が角を曲がって移動すると基地局401
のセル外に出る可能性もある。
【0049】本実施の形態では、このようなセルの重複
箇所(範囲)等とソフトハンドオーバーするセルの推奨
又は優先する情報を報知することで、移動端末に対して
ソフトハンドオーバーを促し、都市部のビル群に囲まれ
た道路を移動する場合のように、伝搬環境が極端に変化
する場所において通話を維持させる。
【0050】このため基地局は、ソフトハンドオーバー
を促す場所(ソフトハンドオーバー促進位置)の情報を
半径情報等により移動端末に報知する。ソフトハンドオ
ーバー促進位置の情報としては、ソフトハンドオーバー
促進位置の座標と半径(ソフトハンドオーバー促進位置
半径)、ソフトハンドオーバーを優先させる隣接セル
(ソフトハンドオーバー優先セル)の情報を含む。移動
端末はソフトハンドオーバー促進位置にあるときは、通
信中の基地局報知情報からソフトハンドオーバー優先セ
ルを探し、積極的にそのセルへソフトハンドオーバーを
実行するように動作する。
【0051】図17は、第3の実施の形態の移動端末装
置の構成を示す図である。本実施の形態の移動端末装置
の基本構成は、図9に示す構成と同様である。つまり、
移動端末の現在位置を把握する機能は、位置測定用アン
テナ41−6及び位置測定受信機41−7により位置測
定信号を受信し、位置座標計算装置41−8により移動
端末の現在の位置情報を生成することにより実現する。
また、基地局と各種情報を送受信する機能は、移動端末
通信用アンテナ41−1、通信送受信機41−2及び報
知情報処理装置41−3により実現し、受信情報により
地図を作成する機能及びソフトハンドオーバーを行う機
能は、地図作成装置41−4及びソフトハンドオーバー
処理装置41−9により実現する。
【0052】(動作の説明)次に、第3の実施の形態の
動作について図18〜図20を参照して詳細に説明す
る。図19は、基地局401のセル内の移動端末に対す
る具体的な報知情報を示す図である。報知情報として
は、ソフトハンドオーバー促進位置中心地点として位置
情報(例えば緯度、経度)、ソフトハンドオーバー促進
位置半径として前記位置からの半径情報、ソフトハンド
オーバー優先セルとして当該半径範囲で重複の可能性の
高い隣接セル(A〜F)である。
【0053】図20は、基地局401のセル形状の上に
表示した半径情報を示す図である。中心の位置情報とし
て点580,581,582,583,584,58
5、半径情報として円590,591,592,59
3,594,595からなる半径情報を示しており、各
円の範囲に関連して、それぞれ図19に示すソフトハン
ドオーバー優先セルが付随する。
【0054】移動端末410は、基地局401から図1
9に示す報知情報を受け取って図20に示すソフトハン
ドオーバー促進位置を示す地図を作成する。移動端末4
10が作成する地図は、図20のうち円590,59
1,592,593,594,595と点580,58
1,582,583,584、585のみからなる。な
お、網掛け部分は基地局401のセル範囲を示し円によ
りソフトハンドオーバー促進位置を示す。
【0055】移動端末410は、位置測定により自分の
位置を測定するとともに、基地局401から報知された
ソフトハンドオーバー促進位置に入ったか否かを常時監
視する。そして移動端末410の移動中に、例えば図1
5(図14)に示す位置470から図20(図18)に
示す位置570に入ると、ソフトハンドオーバー促進位
置595の範囲内に入ったことを認識し、図19に示す
基地局401からの報知情報により推奨されているソフ
トハンドオーバー優先セルAとソフトハンドオーバーを
行う。このようにしてソフトハンドオーバー促進位置5
95では現在通信中の基地局401の電波強度が十分な
品質であっても、僅かな移動距離で突然セル外に出る可
能性があるため、セルAとの通信をも開始して突然基地
局401のセル外に出ても通話を維持できるようにす
る。
【0056】都市部ではセル形状が複雑であるため、な
るべくすべての範囲を埋めるように基地局が配備され
る。そのため、交差点のような地点では多数のセルが重
なり合ってしまうことがある。本実施の形態において
は、ソフトハンドオーバー領域の半径情報とソフトハン
ドオーバー先のセルを優先指定することにより、通話の
切断を予防するだけでなく、ネットワーク設計者が設定
するセル間でソフトハンドオーバーを行わせることを可
能とする点で利点がある。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、基地局から移動端末に
対し報知する報知情報として基地局の位置情報(円の中
心)及び半径情報(セルの大きさ、セルサーチ許可半
径、セルサーチ許可半径、ソフトハンドオーバー促進位
置、ソフトハンドオーバー促進位置半径等の情報)のみ
を提供し、移動端末では自端末の現在位置を割り出す機
能有するとともにセルラー通信方式のセル配置の地図の
作成を可能とするように構成しているから、移動端末で
は提供された極めて僅かなデータ量の報知情報と自端末
の現在位置とからソフトハンドオーバーおよびセルサー
チの動作処理を行うことができる。
【0058】また、膨大な情報量の送受信を必要とする
精緻なセル配置及び地図情報を取り扱うことなく、ネッ
トワーク設計者が意図する位置でソフトハンドオーバー
及びセルサーチを実行させることができ、ソフトハンド
オーバー等を行う移動通信端末の制御を容易にでき、所
望の最小限のソフトハンドオーバー処理等の動作を実行
させることが可能となる。このため通信システムの通信
量の負担を軽減し且つソフトハンドオーバー処理を無駄
に行う移動端末の数を抑えることができるから、システ
ム資源(通信容量、拡散符号、無線帯域、処理能力)を
より有効に利用することを可能とする。
【0059】また、アップリンクの干渉を少なくするこ
とができ、セルに対する総干渉量の削減が可能であり、
前記システム資源の有効利用と相まってセルに収容する
加入者数を増大させることができる。また、移動端末が
隣接セルを探索するセルサーチの頻度が少なくなり、移
動端末自体の負荷を減らし電力消費を抑えることが可能
である。
【0060】特に、セル形状が複雑になりすぎると地図
の情報量が増加するから通常情報の伝達に時間がかかる
だけでなく、移動端末の処理負荷が問題になるが、本発
明では少ない伝達情報量でソフトハンドオーバーを積極
的に促す等により情報量を削減可能であり、セル形状が
複雑な都市部ビル街の道路のように角を曲がると急激に
無線品質が劣化するような場合にも、高速にソフトハン
ドオーバー情報を送信でき、またその範囲の変更も簡単
且つ高速に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される移動通信システムの概要
を示す図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態を示す図である。
【図3】 第1の実施の形態の移動端末の構成を示すブ
ロック図である。
【図4】 第1の実施の形態における基地局が報知する
情報の内容を示す図である。
【図5】 移動端末110において計算したセル配置地
図を示す図である。
【図6】 図3に示す地図作成装置における地図の作成
処理を示すフロー図である。
【図7】 セルサーチ処理装置におけるセルサーチの処
理を示すフロー図である。
【図8】 本発明の第2の実施の形態を示す図である。
【図9】 第2の実施の形態の移動端末の構成を示すブ
ロック図である。
【図10】 第2の実施の形態における基地局が報知す
る情報の内容を示す図である。
【図11】 移動端末310において計算したセル配置
地図を示す図である。
【図12】 図9に示す地図作成装置におけるソフトハ
ンドオーバー用の地図の作成処理を示すフロー図であ
る。
【図13】 図9に示すソフトハンドオーバー処理装置
におけるソフトハンドオーバーの処理を示すフロー図で
ある。
【図14】 本発明の第3の実施の形態を示す図であ
る。
【図15】 基地局401により形成されるセル形状の
例を示す図である。
【図16】 基地局402により形成されるセル形状の
例を示す図である。
【図17】 第3の実施の形態の移動端末装置の構成を
示す図である。
【図18】 本発明の第3の実施の形態を示す図であ
る。
【図19】 第3の実施の形態における基地局が報知す
る情報の内容を示す図である。
【図20】 移動端末において作成した地図を示す図で
ある。
【図21】 従来の技術を示す図である。
【符号の説明】
10A、10B、10C、100、101、102、1
03、300、301、302、303、110、40
1、402、501、510 基地局 12 基地局制御装置 13 交換機 110、410、501 移動端末 130、131、132、133、330、331、3
32、333、430、431、432、433 セル 140 セルサーチ許可半径 340 ソフトハンドオーバー許可半径 590、591、592、593、594、595 ソ
フトハンドオーバー促進位置(範囲)

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルラー方式における移動通信処理方法
    であって、 基地局は、少なくとも自局及び隣接基地局の位置とセル
    半径、自局のセルサーチ許可半径を含む報知情報を報知
    し、 移動通信端末は、基地局から前記報知情報を受信すると
    ともに、位置測定装置により自端末の位置情報を取得
    し、前記報知情報及び前記位置情報に基づいて基地局と
    の距離を算出し、通信中の基地局の位置から前記セルサ
    ーチ許可半径以上離れた場合にのみ隣接セルを探すセル
    サーチを行うことを特徴とする移動通信処理方法。
  2. 【請求項2】 前記移動通信端末は、前記報知情報に基
    づき基地局の位置、セル配置及び移動通信端末の基地局
    の位置からの距離を把握できる地図を作成し、セルサー
    チ時に隣接セルの中で最も近いセルを地図上で選択し、
    選択した隣接セルに対してセルサーチを行うことを特徴
    とする請求項1記載の移動通信処理方法。
  3. 【請求項3】 前記移動通信端末は、移動通信端末の位
    置の軌跡を算出し、セルサーチ時に前記移動通信端末の
    位置の軌跡から進行方向を推定し、前記進行方向の隣接
    セルを前記選択した隣接セルとすることを特徴とする請
    求項2記載の移動通信処理方法。
  4. 【請求項4】 セルラー通信方式における移動通信処理
    方法であって、基地局は、少なくとも自局及び隣接基地
    局の位置とセル半径、自局のソフトハンドオーバー許可
    半径を含む報知情報を報知し、 移動通信端末は、前記報知情報を受信するとともに、位
    置測定装置により自端末の位置情報を取得し、前記報知
    情報及び前記位置情報に基づいて基地局の位置との距離
    を算出し、通信中の基地局の位置からソフトハンドオー
    バー許可半径以上離れた場合にのみ隣接セルとのソフト
    ハンドオーバーによる基地局の切り替えを可能とするこ
    とを特徴とする移動通信処理方法。
  5. 【請求項5】 セルラー通信方式における移動通信処理
    方法であって、 基地局は、少なくとも自局及び隣接基地局の位置とセル
    半径、自局のソフトハンドオーバー許可半径を含む報知
    情報を報知し、 移動通信端末は、基地局から前記報知情報を受信すると
    ともに、位置測定装置により自端末の位置情報を取得
    し、前記報知情報及び前記位置情報に基づいて基地局の
    位置との距離を算出し、通話中の基地局の位置からソフ
    トハンドオーバー許可半径以内であって、且つ通信品質
    が十分でないときに、隣接セルに対するソフトハンドオ
    ーバーを開始するとともに、基地局の位置からソフトハ
    ンドオーバー許可半径以上離れた場合にソフトハンドオ
    ーバーによる基地局の切り替えを可能とすることを特徴
    とする移動通信処理方法。
  6. 【請求項6】 前記移動通信端末は、前記報知情報に基
    づき基地局の位置、セル配置及び移動通信端末の基地局
    の位置からの距離を把握できる地図を作成し、ソフトハ
    ンドオーバー時に隣接セルの中で最も近いセルを地図上
    で選択し、選択した隣接セルに対してソフトハンドオー
    バーを行うことを特徴とする請求項4又は5記載の移動
    通信処理方法。
  7. 【請求項7】 前記移動通信端末は、移動通信端末の位
    置の軌跡を算出し、ソフトハンドオーバー時に前記移動
    通信端末の位置の軌跡から進行方向を推定し、前記進行
    方向の隣接セルを前記選択した隣接セルとすることを特
    徴とする請求項4又は5記載の移動通信処理方法。
  8. 【請求項8】 複雑なセル形状を有する地域のセルラー
    通信方式における移動通信処理方法であって、 基地局は、少なくとも自局セルと隣接セルが重複しソフ
    トハンドオーバーを優先させる領域を含む円の中心位
    置、前記円の半径、前記円内でソフトハンドオーバーを
    優先させるソフトハンドオーバー優先セルを含む報知情
    報を報知し、 移動通信端末は、前記報知情報を受信するとともに、位
    置測定装置により自端末の位置情報を取得し、前記報知
    情報及び前記位置情報に基づいて前記円内に位置したこ
    とを認識したとき、ソフトハンドオーバー優先セルに対
    しソフトハンドオーバーを行うことを特徴とする移動通
    信処理方法。
  9. 【請求項9】 前記円の中心位置は道路の交叉点に位置
    することを特徴とする請求項8記載の移動通信処理方
    法。
  10. 【請求項10】 基地局が報知する少なくとも自局及び
    隣接基地局の位置とセル半径、自局のセルサーチ許可半
    径を含む報知情報を受信してセルサーチを行う移動通信
    端末であって、 前記移動通信端末は、自端末の位置情報を取得する位置
    測定装置と、前記報知情報に基づき基地局の位置、セル
    配置及び移動通信端末の基地局の位置からの距離を把握
    できる地図情報を作成する地図作成装置と、地図作成装
    置で作成された地図情報及び前記位置情報に基づいて基
    地局の位置との距離を算出し、通信中の基地局の位置か
    らセルサーチ許可半径以上離れた場合にのみ隣接セルを
    探すセルサーチを行うセルサーチ処理装置とを有するこ
    とを特徴とする移動通信端末。
  11. 【請求項11】 前記セルサーチ処理装置は、セルサー
    チ時に隣接セルの中で最も近いセルを前記地図情報によ
    り選択し、選択した隣接セルに対してセルサーチを行う
    ことを特徴とする請求項10記載の移動通信端末。
  12. 【請求項12】 前記セルサーチ処理装置は、移動通信
    端末の位置の軌跡を算出し、セルサーチ時に前記移動通
    信端末の位置の軌跡から進行方向を推定し、前記進行方
    向の隣接セルを前記選択した隣接セルとすることを特徴
    とする請求項11記載の移動通信端末。
  13. 【請求項13】 基地局が報知する少なくとも自局及び
    隣接基地局の位置とセル半径、自局のソフトハンドオー
    バー許可半径を含む報知情報を受信してソフトハンドオ
    ーバーを行う移動通信端末であって、 前記移動通信端末は、自端末の位置情報を取得する位置
    測定装置と、前記報知情報及び前記位置情報に基づいて
    基地局の位置との距離を算出し、通信中の基地局の位置
    からソフトハンドオーバー許可半径以上離れた場合にの
    み隣接セルとのソフトハンドオーバーによる基地局の切
    り替えを行うソフトハンドオーバー処理装置とを有する
    ことを特徴とする移動通信端末。
  14. 【請求項14】 前記報知情報に基づき基地局の位置、
    セル配置及び移動通信端末の基地局の位置からの距離を
    把握できる地図情報を作成する地図作成装置と、前記ソ
    フトハンドオーバー処理装置は、前記地図作成装置で作
    成された地図情報及び前記位置情報に基づいて基地局の
    位置との距離を算出し、通話中の基地局の位置からソフ
    トハンドオーバー許可半径以内であって、且つ通信品質
    が十分でないときに、隣接セルに対するソフトハンドオ
    ーバーを行うことを特徴とする請求項13記載の移動通
    信端末。
  15. 【請求項15】 前記ソフトハンドオーバー処理装置
    は、前記地図作成装置で作成された地図情報及び前記位
    置情報に基づいて、ソフトハンドオーバー時に隣接セル
    の中で最も近いセルを地図情報により選択し、選択した
    隣接セルに対してソフトハンドオーバーを行うことを特
    徴とする請求項12又は13記載の移動通信端末。
  16. 【請求項16】 前記ソフトハンドオーバー処理装置
    は、移動通信端末の位置の軌跡を算出し、ソフトハンド
    オーバー時に前記移動通信端末の位置の軌跡から進行方
    向を推定し、前記進行方向の隣接セルを前記選択した隣
    接セルとすることを特徴とする請求項15記載の移動通
    信端末。
  17. 【請求項17】 基地局が報知する、少なくとも自局セ
    ルと隣接セルが重複し且つソフトハンドオーバーを促進
    させる領域を含む円の中心位置、前記円の半径、前記円
    内でソフトハンドオーバーを優先させるソフトハンドオ
    ーバー優先セルを含む報知情報を受信してソフトハンド
    オーバーを行う移動通信端末であって、 前記移動通信端末は、自端末の位置情報を取得する位置
    測定装置と、前記報知情報及び前記位置情報に基づい
    て、前記ソフトハンドオーバー促進位置半径内に位置し
    たとき、前記ソフトハンドオーバー優先セルに対しソフ
    トハンドオーバーを行うことを特徴とする移動通信端
    末。
  18. 【請求項18】 前記円の中心位置は道路の交叉点に位
    置することを特徴とする請求項17記載の移動通信端
    末。
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