JP2010268403A - 受信端末、放送提供システム、受信端末の制御方法及び放送提供方法 - Google Patents

受信端末、放送提供システム、受信端末の制御方法及び放送提供方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 放送を視聴するユーザの期待感を損なうことなく放送データ再生の地域制限が可能な受信端末、放送提供システム、受信端末の制御方法及び放送提供方法を提供する。
【解決手段】 本発明は、インターネット600を介して放送データを受信する受信端末100であって、前記受信端末の地理情報を取得する地理情報取得ステップと、制御サーバ100に対して前記地理情報を送信して前記地理情報に基づき放送データの視聴が可能な放送局のリストを取得するリスト取得ステップと、前記放送局リストの中から選択した放送局の番組表データを取得する番組表取得ステップと、前記番組表の中から選択した番組の番組データの配信を要求して前記番組データを再生制御する再生制御ステップとを実行する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、受信端末、放送提供システム、受信端末の制御方法及び放送提供方法に関する。
従来より、アンテナを介して放送波を受信して携帯電話等により放送を視聴するものが提案されている。また近年インターネットの発達によりインターネット等のネットワークを介して放送データを取得して放送を視聴できるものが提案されている。しかし、放送は法律によって電波の聴取可能な地域が制限されているため、どのようにして聴取可能なエリアを限定させるのかという問題があった。このような問題を解決する従来技術として特許文献1及び特許文献2に記載の技術が提案されている。
特許文献1の従来技術は、映像情報を受信装置で受信して受信装置が視聴対象エリア内にいるときにだけ映像情報の視聴が可能な状態に遷移するというものである。また、特許文献2の従来技術は、放送端末が映像情報を取得してこの放送端末の地域が映像情報の視聴を許可された地域である場合に放送端末の出力を許可するというものである。
特開2008−182604号公報 特開2008−288814号公報
しかしながら、上記特許文献1及び2に記載の従来技術では、放送を視聴するユーザは放送データを受信した直後に視聴を制限されてしまうため、せっかく視聴が可能であると思って楽しみにしていたのにそれまでの操作が無駄になってしまうという問題があった。
そこで、本発明は、上記の問題に鑑みなされたものであって、放送を視聴するユーザの期待感を損なうことなく放送データ再生の地域制限が可能な受信端末、放送提供システム、受信端末の制御方法及び放送提供方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、第1発明の受信端末は、インターネットを介して放送データを受信する受信端末であって、前記受信端末の地理情報を取得する地理情報取得手段と、サーバに対して前記地理情報を送信して前記地理情報に基づき放送の視聴が可能な放送局のリストを取得するリスト取得手段と、前記放送局リストの中から選択した放送局の番組表データを取得する番組表取得手段と、前記番組表の中から選択した番組の番組データの配信を要求して前記番組データを再生制御する再生制御手段とを有する。本発明によれば、ユーザには視聴が可能な放送局のリストが提供されるため、必ず受信した放送を視聴することができる。これにより放送データを受信した直後に視聴を制限されることはないため、視聴を希望するユーザの期待感を損なうことはない。
上記第1発明において、前記放送データは、ラジオ放送データである。本発明によれば、現在あまり聞かれていないラジオ放送を視聴できる機会を与えることができる。
上記第1発明において、前記再生制御手段は、前記地理情報取得手段が取得した地理情報に基づいて前記番組データの配信要求を制限する。本発明によれば、受信端末の位置がその番組を視聴できない位置に移動した場合であっても番組データの配信要求を制限することができる。
上記第1発明において、前記地理情報取得手段は、予め定められた設定時間毎に前記地理情報を新たに取得し、前記再生制御手段は、前記新たに取得した地理情報に基づき前記番組データの再生を制限する。本発明によれば、番組データを取得後にその放送番組データを視聴できない位置に移動した場合に番組の視聴を制限できる。
上記第1発明において、前記地理情報取得手段は、前記受信端末の位置情報を取得して該取得した受信端末の位置情報に基づいて前記受信端末の地理的な位置を特定して前記受信端末の地理情報を決定する。本発明によれば受信端末側で放送局に対応した地理的な位置を特定するため、サーバ側の処理が軽減される。
上記第1発明において、前記地理情報取得手段は、GPS、携帯基地局、ルーターのIPアドレス、無線LAN機器間の相互接続性を認証されたことを示すWiFiのルーターの設置位置のいずれかによって前記受信端末の位置情報を取得して前記受信端末の地理情報を決定する。
上記第1発明において、前記地理情報取得手段は、所定の地域をグリッド状に区分けして前記受信端末の位置情報から前記グリッド内の位置を特定して該特定されたグリッドに対応する地理内に前記受信端末が存在すると判定して前記地理情報を決定する。本発明によれば、詳細な地域を特定することができる。
上記第1発明において、前記地理情報取得手段は、前記受信端末の位置情報を円の中心として該円内に対応する地理内に前記受信端末が存在すると判定して前記地理情報を決定する。本発明によれば、円の大きさに応じて、特定の地域内判定の処理を早くすることができる。
第2発明の放送提供システムは、放送データを再生する受信端末に対してインターネットを介して放送データを提供する放送提供システムであって、放送局の番組表データを入力する入力手段と、地理情報と該地理情報によって放送の受信の許諾が可能な放送局を予め関連付けて記憶する放送局記憶手段と、前記受信端末から前記受信端末の地理情報を取得する地理情報取得手段と、前記放送局記憶手段に記憶された放送局の中から前記地理情報取得手段が取得した受信端末の地理情報に対応する放送局のリストを前記受信端末に送信するリスト送信手段と、前記放送局のリストの中から前記受信端末によって選択された放送局の番組表データを前記受信端末に送信する番組表送信手段とを有する。
本発明によれば、ユーザには視聴が可能な放送局のリストが提供されるため、必ず受信した放送を視聴することができる。これにより放送データを受信した直後に視聴を制限されることはないため、視聴を希望するユーザの期待感を損なうことはない。
上記第2発明において、前記放送データは、ラジオ放送データである。本発明によれば、現在あまり聞かれていないラジオ放送を視聴できる機会を与えることができる。
上記第2発明において、前記リスト送信手段は、前記放送局記憶手段に記憶された放送局の中から前記地理情報取得手段が取得した受信端末の地理情報に対応する放送局のリストが存在しない場合、前記受信端末の地理情報の近隣の地理情報によって視聴が可能な放送局のリストと前記近隣の地理情報を前記受信端末に送信する。本発明によれば、ユーザは近隣の地域に移動することによって視聴が可能な放送局を知ることができる。
第3発明の受信端末の制御方法は、インターネットを介して放送データを受信する受信端末の制御方法であって、前記受信端末の地理情報を取得する地理情報取得ステップと、サーバに対して前記地理情報を送信して前記地理情報に基づき放送データの視聴が可能な放送局のリストを取得するリスト取得ステップと、前記放送局リストの中から選択した放送局の番組表データを取得する番組表取得ステップと、前記番組表の中から選択した番組の番組データの配信を要求して前記番組データを再生制御する再生制御ステップとを有する。
本発明によれば、ユーザには視聴が可能な放送局のリストが提供されるため、必ず受信した放送を視聴することができる。これにより放送データを受信した直後に視聴を制限されることはないため、視聴を希望するユーザの期待感を損なうことはない。上記第3発明において、前記放送データはラジオ放送データであるのが好ましい。
上記第3発明において、前記再生制御ステップは、前記取得した地理情報に基づいて前記番組データの配信要求を制限する。本発明によれば、受信端末の位置がその番組を視聴できない位置に移動した場合であっても番組データの配信要求を制限することができる。
上記第3発明において、前記地理情報取得ステップは、予め定められた設定時間毎に前記地理情報を新たに取得するステップを含み、前記再生制御ステップは、前記新たに取得した地理情報に基づき前記番組データの再生を制限するステップを含む。本発明によれば、番組データを取得後にその放送番組データを視聴できない位置に移動した場合に番組の視聴を制限できる。
上記第3発明において、前記地理情報取得ステップは、前記受信端末の位置情報を取得して該取得した受信端末の位置情報に基づいて前記受信端末の地理的な位置を特定して前記受信端末の地理情報を決定するステップを含む。本発明によれば受信端末側で放送局に対応した地理的な位置を特定するため、サーバ側の処理が軽減される。
上記第3発明において、前記地理情報取得手段は、GPS、携帯基地局、ルーターのIPアドレス、無線LAN機器間の相互接続性を認証されたことを示すWiFiのルーターの設置位置のいずれかによって前記受信端末の位置情報を取得して前記受信端末の地理情報を決定するステップを含む。
上記第3発明において、前記地理情報取得ステップは、所定の地域をグリッド状に区分けして前記受信端末の位置情報から前記グリッド内の位置を特定して該特定されたグリッドに対応する地理内に前記受信端末が存在すると判定して前記地理情報を決定するステップを含む。本発明によれば、詳細な地域を特定することができる。
上記第3発明において、前記地理情報取得ステップは、前記受信端末の位置情報を円の中心として該円内に対応する地理内に前記受信端末が存在すると判定して前記地理情報を決定するステップを含む。本発明によれば、円の大きさに応じて、特定の地域内判定の処理を早くすることができる。
第4発明の放送提供方法は、放送データを再生する受信端末に対してインターネットを介して放送データを提供する放送提供方法であって、放送局の番組表データを入力する入力ステップと、前記受信端末から前記受信端末の地理情報を取得する地理情報取得ステップと、地理情報に予め関連付けられた放送局の中から前記地理情報取得ステップで取得した受信端末の地理情報に対応する放送局のリストを前記受信端末に送信するリスト送信ステップと、前記放送局のリストの中から前記受信端末によって選択された放送局の番組表データを前記受信端末に送信する番組表送信ステップと、前記番組表の中から選択された番組の番組データの配信を要求して前記番組データを再生制御する再生制御ステップとを有する。
本発明によれば、ユーザには視聴が可能な放送局のリストが提供されるため、必ず受信した放送を視聴することができる。これにより放送データを受信した直後に視聴を制限されることはないため、視聴を希望するユーザの期待感を損なうことはない。上記第4発明において、前記放送データはラジオ放送データである。
上記第4発明において、前記リスト送信ステップは、前記放送局の中から前記地理情報取得手段が取得した受信端末の地理情報に対応する放送局のリストが存在しない場合、前記受信端末の地理情報の近隣の地理情報によって視聴が可能な放送局のリストと前記近隣の地理情報を前記受信端末に送信する。本発明によれば、ユーザは近隣の地域に移動することによって視聴が可能な放送局を知ることができる。
本発明によれば、放送を視聴するユーザの期待感を損なうことなく放送データ再生の地域制限が可能な受信端末、放送提供システム、受信端末の制御方法及び放送提供方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係るシステムの概略図である。 本発明の実施形態に係る受信端末のブロック図である。 放送局の放送局テーブルである。 放送局リストテーブルを示す図である。 GPSを利用した地理情報判定テーブルである。 本発明の実施形態に係るシステムの動作手順を示すシーケンス図である。 制御サーバの番組表の送信処理フローチャートである。 本発明の実施形態に係る受信端末の動作フローチャートである。 受信端末の画面を示す図である。 本発明の実施形態に係る受信端末の地理情報を決定する処理フローチャートである。 受信端末の再生制御の処理フローチャートである。 音源配信サーバの処理フローチャートである。 地理情報判定テーブルの他の例である。 地理情報判定テーブルの他の例である。 地理情報判定テーブルの他の例である。 地域の境界の判定処理について説明するための図である。
以下、本発明に係る好適な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るシステムの概略図である。放送提供システム1は、ラジオ放送データを再生する受信端末100に対してインターネットを介してラジオ放送データを提供するものである。図1に示すように、放送提供システム1は、受信端末100、音源配信サーバ200、放送局WEBサーバ300、制御サーバ400を有する。これらはインターネット600を介して接続されている。
受信端末100は、携帯電話としての機能とインターネット600を介して受信したラジオ放送データを再生する機能とを有する。
放送局WEBサーバ300は、放送する番組表データを記憶したメモリを有する。この放送局WEBサーバ300は、放送局毎に設けられていても良い。音源配信サーバ200は、ラジオ放送を視聴するユーザに対してインターネット600を介してラジオ放送番組データを配信するものである。
制御サーバ400は、放送提供システム1の制御を行う。制御サーバ400のメモリには、地理情報と地理情報によって放送が可能な放送局を予め関連付けて記憶されている。音源配信サーバ200、放送局WEBサーバ300、制御サーバ400、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、ハードディスク装置等を備えており、CPUがプログラムを実行することにより各サーバの機能を実現する。
図2は、本発明の実施形態に係る受信端末のブロック図である。図2に示すように、受信端末100は、アンテナ101、無線回路102、音声デコーダ103、着信音源生成部104、ミキサ105、D/A変換器106、107、アンプ108、109、スピーカ110、111、マイクロホン112、アンプ113、A/D変換器114、音声エンコーダ115、アンテナ116、放送受信回路117、多重信号分離器118、音声デコーダ119、映像デコーダ120、データ放送処理部121、表示制御部122、表示部123、MPU(micro processing unit)124、GPSアンテナ130を備えている。
アンテナ101は、携帯無線通信によって音声信号を送受信する音声通信、インターネット600上のサイトを閲覧するネットワーク通信を行うためのものである。このアンテナ101を介してインターネット600上の音源配信サーバ200、制御サーバ400にアクセスする。無線回路102は、携帯電話用の無線回路として機能する。音声デコーダ103は、携帯無線通信による受信信号を復号化して非圧縮のデジタル音声信号に変換する。
着信音源生成部104は、着信を報知するデジタル着信音源信号を生成する。ミキサ105は、デジタル着信音源信号と音声デコーダ119から出力されるラジオデジタル音声信号を混合する。D/A変換器106、107は、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換する。アンプ108、109は、アナログ信号を増幅する。スピーカ110、111は、増幅された音声信号を拡声する。マイクロホン112は、利用者の音声を入力する。A/D変換器114は、増幅したアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。音声エンコーダ115は、デジタル音声信号を符号化する。
次に、ラジオ放送の受信機能の部分を説明する。アンテナ116は、デジタル放送を受信するためのものである。放送受信回路117は、指定された放送局のチャンネルを選局してTS(Transport Stream)信号と呼ばれる多重信号を抽出する。多重信号分離器118は、抽出された多重化信号から音声、映像、データ放送の各信号を分離する。音声デコーダ119は、分離した音声信号を復号化して非圧縮のデジタル音声信号に変換する。映像デコーダ120は、分離した映像信号を復号化して非圧縮のデジタル映像信号に変換する。データ放送処理部121は、分離したデータ放送信号を処理する。
表示制御部122は、映像デコーダ120から出力されるデジタル放送信号から色信号及び輝度信号を分離して表示部123に表示する映像を制御する。MPU124は、マイクロプロセッサユニットであって、各部全体を制御する機能と、インターネットを介して受信したラジオ放送を再生する機能と、GPSアンテナ130等を介して受信端末の位置情報を取得して受信端末の地理的な位置を特定する機能等を制御する。
次にある放送局の放送局テーブルについて説明する。図3は、放送局Aの放送局テーブルである。この放送局テーブルは放送局WEBサーバ300内に記憶されている。制御サーバ400は、放送局WEBサーバ300から取得した番組表データをメモリに記憶する。ここでは、番組表内には、放送局Aで放送される番組A〜番組Fが含まれている。
次に、放送局リストテーブルについて説明する。図4は、放送局リストテーブルを示す図である。この放送局リストテーブルは、制御サーバ400内に予め記憶されている。制御サーバ400は、地理情報とこの地理情報によって放送の受信の許諾が可能な放送局を予め関連付けて記憶している。例えば、地域Aと地域Bでは放送局aの放送の視聴が許諾されており、地域Bでは放送局bの放送の視聴が許諾されている。
制御サーバ400は、放送局リストテーブルと受信端末100から受信した地理情報を参照して、受信端末100の地理情報によって放送が可能な放送局を検索して放送局リストを作成する。例えば、制御サーバ400は、受信端末100から地域Aの地理情報を受信した場合、地域Aにて放送が許諾されている放送局aと放送局dを含む放送局リストを作成して受信端末100へ送信する。
次に、GPSを利用した地理情報判定テーブルについて説明する。図5は、GPSを利用した地理情報判定テーブルである。この地理情報判定テーブルは受信端末100のMPU124内に予め格納されている。この地理情報判定テーブルは、地理情報(地域A〜地域Z)と緯度情報の範囲と経度情報の範囲が関連付けられている。受信端末100は、GPSアンテナ130を介してMPU124が取得する緯度情報と経度情報からなる位置情報に基づいて前記地理情報判定テーブルを参照して、受信端末100の地理情報を決定する。
例えば、受信端末100は、GPSアンテナ130を介してMPU124が取得する緯度情報と経度情報が、地域Aに関連付けられた緯度情報と経度情報の範囲内に有る場合には、受信端末100は、地域Aにいると判断し、地域Aの地理情報を選択する。尚、図5の地理情報判定テーブルは制御サーバ400から受信端末100内にダウンロードして使用してもよい。
図6は、本発明の実施形態に係るシステムの動作手順を示すシーケンス図である。制御サーバ400は、番組表データを放送局WEBサーバ300に要求する(ステップS101)。放送局WEBサーバ300は、要求された番組表を制御サーバ400に送信する(ステップS102)。これによって制御サーバ400には放送局の番組表データが入力される。受信端末100は、GPSアンテナ130から受信端末100の位置情報を取得し、受信端末100の地理的な位置を受信端末の地理情報として制御サーバ400に送信する(ステップS103)。
制御サーバ400は、受信端末の地理情報にて受信が許諾される放送局のリストを生成して受信端末100に送信する(ステップS104)。受信端末100は、放送局リストから放送局を選択し、選択された放送局の番組表データを制御サーバ400に要求する(ステップS105)。制御サーバ400は、放送局のリストの中から受信端末100によって選択された放送局の番組表データを受信端末100に送信する(ステップS106)。受信端末100は、音源配信サーバ200から音のストリームを受信するために接続要求を行う(ステップS107)。音源配信サーバ200は、受信端末100からの接続要求に応じて指定された放送局の音のストリームを配信する(ステップS108)。受信端末100は、制御サーバ400からの番組情報等の表示と並行して、音源配信サーバ200から配信されてくる音のストリームを再生する。
次に、制御サーバの番組表の送信処理について説明する。図7は、制御サーバの番組表の送信処理フローチャートである。制御サーバ400は、受信端末100から受信端末の地理情報を受信した場合(ステップS201のYES)、制御サーバ400内に記憶された放送局の中から取得した受信端末の地理情報にて受信が許諾されている放送局があるかどうかを判断する(ステップS202)。
制御サーバ400は、地理情報にて受信が許諾されている放送局がある場合に(ステップS202のYES)、地理情報にて受信が許諾される放送局リストを生成して受信端末100に送信する(ステップS203)。次に、制御サーバ400は、選択放送局の番組表の要求を受信端末100から受け付けた場合(ステップS204のYES)、選択された放送局の番組表データを受信端末100に送信する(ステップS205)。
また、制御サーバ400は、放送局の中から取得した受信端末の地理情報に対応する放送局のリストが存在しない場合(ステップS202のNO)、受信端末の地理情報の近隣の地理情報によって視聴が可能な放送局のリストと近隣の地理情報を受信端末100に送信する(ステップS206)。例えば、受信端末の地理情報が図4のテーブルには存在しない地域Zにいる場合、受信端末の地理情報の地域Zの近隣の地域が地域Fである場合、この地域Fの地理情報によって視聴が可能な放送局fのリストと近隣の地域Fの地理情報を受信端末100に送信する(ステップS206)。これによりユーザは近隣の地域に移動することによって視聴が可能な放送局を知ることができる。
次に、本発明の実施形態に係る受信端末の動作について説明する。図8は、本発明の実施形態に係る受信端末の動作フローチャートである。図9は、受信端末の画面を示す図である。受信端末100は、地理情報取得処理において、地理情報を取得する(ステップS301)。具体的には、受信端末100は、GPSアンテナ130によって受信端末の位置情報を取得て、図5のテーブルを参照して受信端末の地理的な位置を特定して地理情報を決定する。次に、受信端末100は、地理情報を制御サーバ400へ送信する(ステップS302)。
受信端末100は、制御サーバ400に対して地理情報を送信して地理情報に基づき視聴が可能な放送局リストを取得する(ステップS303)。受信端末100は、取得した放送局リストを表示する(ステップS304)。受信端末100は、ユーザによって選択された放送局の番組表を要求する(ステップS305)。受信端末100は、放送局リストの中から選択された放送局の番組表データを制御サーバ400から取得する(ステップS306)。受信端末100は、選択放送局の番組表を表示する(ステップS307)。図9ではある放送局の番組(例えばAAAAAAA)が表示されている。
受信端末100は、選択放送局の番組表の中から番組を選択する(ステップS308)。受信端末100は、ストリーミング要求処理において、番組表の中から選択した番組の番組データの配信を要求する(ステップS309)。受信端末100は、選択番組のストリーム配信を受けて、ラジオ番組放送データを再生制御する(ステップS310)。尚、受信端末100は、受信端末100がステップS301で取得した地理情報とは別の地域に移動したと判断した場合には番組データの配信要求を制限する。これによって受信端末100の移動後において視聴制限を行うことができる。
次に、受信端末による地理情報決定処理について説明する。図10は本発明の実施形態に係る受信端末の地理情報を決定する処理フローチャートである。受信端末100は、GPSアンテナ130を介して予め定められた設定時間毎に受信端末100の位置情報を取得する(ステップS401)。次に、受信端末100は、図5のテーブルを参照して、取得した位置情報に基づいて受信端末の地理的な位置を特定して受信端末の地理情報を決定する(ステップS402)。次に、受信端末100は、地理情報を制御サーバに送信する(ステップS403)。
次に、受信端末の再生制限について説明する。図11は、受信端末の再生制御の処理フローチャートである。受信端末100は、予め定められた期間内に定期的に地理情報を新たに取得し、新たな地理情報を取得した場合(ステップS501のYES)、取得した新たな地理情報に基づく番組データの再生制限が必要かどうかを判断する(ステップS502)。受信端末100は、新たな地理情報に基づいて番組データの再生制御が必要であると判断した場合(ステップS502のYES)、番組データの出力制御を行う(ステップS503)。これによってラジオ放送番組データを受信した後において受信端末100が移動した場合でも番組データの生成制限を行うことができる。
次に、音源配信サーバ200の処理について説明する。図12は、音源配信サーバの処理フローチャートである。ラジオ放送データの送出サーバ方式は、リアルタイム・プログレッシブ方式、RTSPストリーミングサーバ方式がある。ここではリアルタイム・プログレッシブ方式を採用した場合の処理について説明する。
音源配信サーバ200は、受信端末100からのHTTPファイルの要求を待つ(ステップS601)。このとき、受信端末は、音源配信サーバ200側の最新ファイル情報を参照し、音源配信サーバ200の最新ファイルを要求する。音源配信サーバ200は、要求に従いHTTPファイルを受信端末100に送信する(ステップS602)。このとき、音源配信サーバ200は、ファイル名を6桁「000000」〜「999999」とし、「999999」の次は、「000000」に戻るようにし、NEXTファイルの判定は「最後に取得したファイルより、値が大きいもの。」を利用し、ファイルは5つ程度を常に持ち、不要となった過去のファイルは自動的に削除するようにする。
受信端末100は、2〜3ファイルを受信したら、ギャップレス再生を行う。そして、受信端末100は、裏では次々とファイルを受信する。音源配信サーバ200は、全てのHTTPファイルを送信したら、処理を終了する(ステップS603のYES)。
次に、携帯電話の基地局情報を用いた地理情報判定テーブルについて説明する。図13は、地理情報判定テーブルの他の例である。この地理情報判定テーブルは受信端末100のMPU124内に予め格納されている。携帯電話の基地局の位置は予め分かっているため、受信端末100が利用している携帯電話の基地局から受信端末100のおおよその位置を特定することができる。この地理情報判定テーブルは、地理情報(地域A〜地域Z)と携帯電話の基地局情報とが関連付けられている。
受信端末100は、アンテナ101を介して利用している基地局の情報を取得し、この基地局情報を位置情報として利用して図13の地理情報判定テーブルを参照して、受信端末100の地理情報を決定する。例えば、受信端末100は、現在、基地局A1を利用している場合には、受信端末100は、地域Aにいると判断し、地域Aの地理情報を選択する。
次に、ルーターのIPアドレスを用いた地理情報判定テーブルについて説明する。図14は、地理情報判定テーブルの他の例である。この地理情報判定テーブルは受信端末100のMPU124内に予め格納されている。ルーターのIPアドレスより受信端末100が利用しているルーターから受信端末100のおおよその位置を特定することができる。この地理情報判定テーブルは、地理情報(地域A〜地域Z)とルーターのIPアドレスとが関連付けられている。
受信端末100は、アンテナ101を介して利用しているルーターのIPアドレスを取得し、このIPアドレスを位置情報として利用して地理情報判定テーブルを参照して、受信端末100の地理情報を決定する。例えば、受信端末100は、現在利用しているルーターのIPアドレスが地域Aに対応するIPアドレスの範囲内にある場合には、受信端末100は、地域Aにいると判断し、地域Aの地理情報を選択する。
次に、ルーターの設置位置を用いた地理情報判定テーブルについて説明する。
図15は、地理情報判定テーブルの他の例である。この地理情報判定テーブルは受信端末100のMPU124内に予め格納されている。ルーターの設置位置は予め分かっているため、受信端末100が利用しているルーターから受信端末100のおおよその位置を特定することができる。この地理情報判定テーブルは、地理情報(地域A〜地域Z)とルーターの設置位置とが関連付けられている。
受信端末100は、アンテナ101を介して利用しているルーターを特定し、このルーターの設置位置から図15の地理情報判定テーブルを参照して、受信端末100の地理情報を決定する。例えば、受信端末100は、現在利用しているルーターが地域Aに対応している場合には、受信端末100は、地域Aにいると判断し、地域Aの地理情報を選択する。
次に、地域の境界の判定処理について説明する。図16は地域の境界の判定処理について説明するための図、(a)は地域をグリッド状に区分けした場合の判定方法を説明する図、(b)は地域を受信端末100の現在位置を中心とした円により判定する場合の図である。尚、ここではGPSからの位置情報を利用した場合の例である。
同図(a)に示すように、所定の地域をグリッド状に区分けしている。受信端末100は、GPSアンテナ130を介して受信端末の位置情報を取得する。受信端末100は、取得した受信端末の位置情報からグリッド内の位置を特定する。受信端末100は、特定されたグリッドに対応する地理内に受信端末100が存在すると判定して地理情報を決定する。地域の境を判定するのにグリッドを利用することで、詳細な地域を特定することができる。
図16(b)に示すように、受信端末100は、GPSアンテナ130を介して受信端末の位置情報を取得する。受信端末100は、取得した受信端末の位置情報を円の中心として該円内に対応する地理内に受信端末が存在すると判定して地理情報を決定する。例えば、受信端末100は、受信端末の位置がX1の場合、受信端末の位置X1を円の中心として該円P1内に対応する地理内に受信端末100が存在すると判定して地理情報を決定する。受信端末の位置を円の中心として地域の境を判定することで、特定の地域内判定の処理を早くすることができる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳述したが、本発明に係る実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、変更が可能である。尚、受信端末100は、地理情報取得手段、リスト取得手段、番組表取得手段、再生制御手段として機能する。本発明の受信端末の制御方法は、受信端末100によって実行される。また制御サーバ400は、入力手段、放送局記憶手段、地理情報取得手段、リスト送信手段および番組表送信手段として機能する。放送提供方法の各ステップは制御サーバ400によって実行される。
1 放送提供システム
100 受信端末
124 MPU
130 GPSアンテナ
200 音源配信サーバ
300 放送局WEBサーバ
400 制御サーバ

Claims (22)

  1. インターネットを介して放送データを受信する受信端末であって、
    前記受信端末の地理情報を取得する地理情報取得手段と、
    サーバに対して前記地理情報を送信して前記地理情報に基づき放送の視聴が可能な放送局のリストを取得するリスト取得手段と、
    前記放送局リストの中から選択した放送局の番組表データを取得する番組表取得手段と、
    前記番組表の中から選択した番組の番組データの配信を要求して前記番組データを再生制御する再生制御手段と、を有する受信端末。
  2. 前記放送データは、ラジオ放送データである請求項1に記載の受信端末。
  3. 前記再生制御手段は、前記地理情報取得手段が取得した地理情報に基づいて前記番組データの配信要求を制限する請求項1または請求項2に記載の受信端末。
  4. 前記地理情報取得手段は、予め定められた設定時間毎に前記地理情報を新たに取得し、
    前記再生制御手段は、前記新たに取得した地理情報に基づき前記番組データの再生を制限する請求項1または請求項2に記載の受信端末。
  5. 前記地理情報取得手段は、前記受信端末の位置情報を取得して該取得した受信端末の位置情報に基づいて前記受信端末の地理的な位置を特定して前記受信端末の地理情報を決定する請求項1〜請求項4のいずれかに記載の受信端末。
  6. 前記地理情報取得手段は、GPS、携帯基地局、ルーターのIPアドレス、無線LAN機器間の相互接続性を認証されたことを示すWiFiのルーターの設置位置のいずれかによって前記受信端末の位置情報を取得して前記受信端末の地理情報を決定する請求項1〜請求項5のいずれかに記載の受信端末。
  7. 前記地理情報取得手段は、所定の地域をグリッド状に区分けして前記受信端末の位置情報から前記グリッド内の位置を特定して該特定されたグリッドに対応する地理内に前記受信端末が存在すると判定して前記地理情報を決定する請求項1〜請求項6のいずれかに記載の受信端末。
  8. 前記地理情報取得手段は、前記受信端末の位置情報を円の中心として該円内に対応する地理内に前記受信端末が存在すると判定して前記地理情報を決定する請求項1〜請求項6のいずれかに記載の受信端末。
  9. 放送データを再生する受信端末に対してインターネットを介して放送データを提供する放送提供システムであって、
    放送局の番組表データを入力する入力手段と、
    地理情報と該地理情報によって放送の受信の許諾が可能な放送局を予め関連付けて記憶する放送局記憶手段と、
    前記受信端末から前記受信端末の地理情報を取得する地理情報取得手段と、
    前記放送局記憶手段に記憶された放送局の中から前記地理情報取得手段が取得した受信端末の地理情報に対応する放送局のリストを前記受信端末に送信するリスト送信手段と、
    前記放送局のリストの中から前記受信端末によって選択された放送局の番組表データを前記受信端末に送信する番組表送信手段と、を有する放送提供システム。
  10. 前記放送データは、ラジオ放送データである請求項9に記載の放送提供システム。
  11. 前記リスト送信手段は、前記放送局記憶手段に記憶された放送局の中から前記地理情報取得手段が取得した受信端末の地理情報に対応する放送局のリストが存在しない場合、前記受信端末の地理情報の近隣の地理情報によって視聴が可能な放送局のリストと前記近隣の地理情報を前記受信端末に送信する請求項9または請求項10に記載の放送提供システム。
  12. インターネットを介して放送データを受信する受信端末の制御方法であって、
    前記受信端末の地理情報を取得する地理情報取得ステップと、
    サーバに対して前記地理情報を送信して前記地理情報に基づき放送データの視聴が可能な放送局のリストを取得するリスト取得ステップと、
    前記放送局リストの中から選択した放送局の番組表データを取得する番組表取得ステップと、
    前記番組表の中から選択した番組の番組データの配信を要求して前記番組データを再生制御する再生制御ステップと、を有する受信端末の制御方法。
  13. 前記放送データは、ラジオ放送データである請求項12に記載の受信端末の制御方法。
  14. 前記再生制御ステップは、前記取得した地理情報に基づいて前記番組データの配信要求を制限する請求項12または請求項13に記載の受信端末の制御方法。
  15. 前記地理情報取得ステップは、予め定められた設定時間毎に前記地理情報を新たに取得するステップを含み、
    前記再生制御ステップは、前記新たに取得した地理情報に基づき前記番組データの再生を制限するステップを含む請求項12または請求項13に記載の受信端末の制御方法。
  16. 前記地理情報取得ステップは、前記受信端末の位置情報を取得して該取得した受信端末の位置情報に基づいて前記受信端末の地理的な位置を特定して前記受信端末の地理情報を決定するステップを含む請求項12〜請求項15のいずれかに記載の受信端末の制御方法。
  17. 前記地理情報取得手段は、GPS、携帯基地局、ルーターのIPアドレス、無線LAN機器間の相互接続性を認証されたことを示すWiFiのルーターの設置位置のいずれかによって前記受信端末の位置情報を取得して前記受信端末の地理情報を決定するステップを含む請求項12〜請求項16のいずれかに記載の受信端末の制御方法。
  18. 前記地理情報取得ステップは、所定の地域をグリッド状に区分けして前記受信端末の位置情報から前記グリッド内の位置を特定して該特定されたグリッドに対応する地理内に前記受信端末が存在すると判定して前記地理情報を決定するステップを含む請求項12〜請求項17のいずれかに記載の受信端末の制御方法。
  19. 前記地理情報取得ステップは、前記受信端末の位置情報を円の中心として該円内に対応する地理内に前記受信端末が存在すると判定して前記地理情報を決定するステップを含む請求項12〜請求項17のいずれかに記載の受信端末の制御方法。
  20. 放送データを再生する受信端末に対してインターネットを介して放送データを提供する放送提供方法であって、
    放送局の番組表データを入力する入力ステップと、
    前記受信端末から前記受信端末の地理情報を取得する地理情報取得ステップと、
    地理情報に予め関連付けられた放送局の中から前記地理情報取得ステップで取得した受信端末の地理情報に対応する放送局のリストを前記受信端末に送信するリスト送信ステップと、
    前記放送局のリストの中から前記受信端末によって選択された放送局の番組表データを前記受信端末に送信する番組表送信ステップと、
    前記番組表の中から選択された番組の番組データの配信を要求して前記番組データを再生制御する再生制御ステップと、を有する放送提供方法。
  21. 前記放送データは、ラジオ放送データである請求項20に記載の放送提供方法。
  22. 前記リスト送信ステップは、前記放送局の中から前記地理情報取得手段が取得した受信端末の地理情報に対応する放送局のリストが存在しない場合、前記受信端末の地理情報の近隣の地理情報によって視聴が可能な放送局のリストと前記近隣の地理情報を前記受信端末に送信する請求項20または請求項21に記載の放送提供方法。
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