JP2003198356A - 半導体チップおよび集積回路 - Google Patents

半導体チップおよび集積回路

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JP2003198356A
JP2003198356A JP2001392492A JP2001392492A JP2003198356A JP 2003198356 A JP2003198356 A JP 2003198356A JP 2001392492 A JP2001392492 A JP 2001392492A JP 2001392492 A JP2001392492 A JP 2001392492A JP 2003198356 A JP2003198356 A JP 2003198356A
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Itaru Nonomura
到 野々村
Nobukazu Kondo
伸和 近藤
Setsuko Nakamura
節子 中村
Shinichi Yoshioka
真一 吉岡
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体の集積回路において、チップ面積の削減
を図る。 【解決手段】半導体チップAのブリッジ204は、ルー
タ部203を介して受信したパラレルデータをシリアル
データに変換して半導体チップBに対してアクセス要求
として送信する。半導体チップBのブリッジ214は、
半導体チップAからのシリアルデータをパラレルデータ
に変換してルータ部213にアクセス要求として送信す
る。ルータ部213は、パラレルデータに含まれるアド
レスを判別し、メモリ制御部212にパラレルデータを
転送する。メモリ制御部212は、メモリ16にアクセ
スし、アクセス後の応答を送信する。ブリッジ214
は、ルータ213を介して受信したアクセス後の応答の
パラレルデータをシリアルデータに変換して半導体チッ
プAに対して送信する。半導体チップAのブリッジ20
4は、半導体チップBからのシリアルデータをパラレル
データに変換してルータ部203にアクセス応答として
送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、集積回路に関し、
特に、内部にバスを含む機能モジュールを複数個集積す
る形態をとる集積回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の製造技術の進歩に伴
い、半導体チップに集積可能な回路規模が著しく増大
し、また、製造可能な半導体チップの性能・機能は向上
している。一方、回路規模の増大は、開発工数の増大を
も招き、開発力の不足が深刻な問題になっている。開発
力不足に対する解決策として、半導体チップを全て新規
に開発するのではなく、既開発の回路モジュールを再利
用することによって新規に開発する回路量を削減し、開
発工数を削減するDesign Reuse、すなわち設計再利用の
手法が、多くの半導体チップ開発現場で採り入れられて
いる。設計再利用の手法を用いる場合、回路モジュール
のインタフェースが共通化されていれば、回路モジュー
ル毎にインタフェース回路を設計することなく、少ない
開発工数で複数の回路モジュールを再利用できる。さら
に半導体チップ内部にバスを設け、複数の回路を同バス
に接続するようにすれば、回路モジュール相互間の通信
に必要な回路が単純になり、開発工数を一層削減でき
る。このため、半導体チップ内部のバス、すなわちオン
チップバスを含む半導体チップが数多く開発されてい
る。
【0003】また、近年では、複数の半導体チップを単
一のパッケージに封止したSiP(System in Packag
e)の利用が拡大している。これは、プロセッサなどの
ロジックと、メモリの両方に適した特性を持つ半導体チ
ップの製造が困難であること、半導体チップ製造コスト
は面積に比例して上昇するため、あまり面積の大きな半
導体チップは製造できないことによる。例えば、ロジッ
クでは、回路の面積が小さいことよりも応答速度が速い
ことが要求されるが、メモリでは回路面積が小さいこと
が要求される。これらの相反する要求を同時に満たすの
は困難である。したがって、大容量メモリと高速プロセ
ッサの単一モジュール化は、非常に難しい。このため、
ロジックの半導体チップと、メモリの半導体チップとを
一つのパッケージに封止し、SiPを作成している。S
iPでは、特性が異なる複数の半導体チップを単一のパ
ッケージに封止することによって、複数チップに迫る処
理速度と、単一チップに迫るコンパクトさ・消費電力の
少なさを同時に実現している。
【0004】さらに、近年では、半導体チップの面積
が、集積する回路量によって決まるのではなく、半導体
チップと外部とを接続する端子の数に依存する傾向が強
まっている。この傾向は、半導体集積回路の微細化の進
捗が、半導体チップ端子間隔の狭小化の進捗を上回って
いるために生じたものである。つまり、微細化によって
半導体チップに集積できる回路量が増加しているのに対
し、半導体チップ上の端子間隔は、あまり狭められずに
いるため、結果として半導体チップの面積、ひいては半
導体チップの製造コストが端子数で決まるようになって
きているである。
【0005】端子数を削減するためには、多くの端子を
必要とするパラレルバスに代えて、少ない端子数で済む
シリアルバスを用いることが有効である。シリアルバス
の利用によって端子数を削減する方法に関しては、従来
さまざまな考案がなされ、技術が開示されている。例え
ば、特開2001−14269号公報には、ノートPC
(Personal Computer)内のパラレルバスであるPCI
(Peripheral Component Interconnect)バスと、拡張
ボックス内のPCIバスを、シリアルバスを介して接続
することによって、ノートPCと拡張ボックスとの接続
に用いられるケーブルの信号線数を削減する技術が開示
されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、ケ
ーブルやケーブルと共に用いられるコネクタの小型化・
軽量化による、PCのコストダウンおよび使い勝手の向上
を主眼としたものであり、オンチップバスを含む半導体
チップの集積回路同士の接続に関しては述べられていな
い。従来技術においては、半導体チップ内部がパラレル
接続であるため、半導体チップ間のバス接続もパラレル
接続とするほうが容易である。このため、端子数がネッ
クとなり、チップ面積を削減するのが困難となってい
る。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みて創案されたも
のであり、半導体の集積回路において、チップ面積の削
減を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の半導体チップ
は、情報を記憶するメモリを制御するためのメモリ制御
部と、前記メモリにアクセスするプロセッサ部と、パラ
レルデータを転送する内部バスにより各部に接続され、
前記アクセスを制御するルータ部と、外部バスにより外
部の半導体チップに接続され半導体チップ間の転送を制
御するブリッジ部とを備える。
【0009】前記ブリッジ部は、当該半導体チップ内部
の前記プロセッサから前記外部の半導体チップへのアク
セスを制御する外部制御手段と、前記外部の半導体チッ
プから当該半導体チップ内部へのアクセスを制御する内
部制御手段とを備える。前記外部制御手段は、前記ルー
タ部を介して受信した前記パラレルデータをシリアルデ
ータに変換して前記外部の半導体チップに対してアクセ
ス要求として送信し、前記外部の半導体チップからのシ
リアルデータを前記パラレルデータに変換して前記ルー
タ部にアクセス応答として送信する。また、前記内部制
御手段は、前記外部の半導体チップからのシリアルデー
タを前記パラレルデータに変換して前記ルータ部にアク
セス要求として送信し、前記ルータ部を介して受信した
前記パラレルデータをシリアルデータに変換して前記外
部の半導体チップに対してアクセス応答として送信す
る。
【0010】本発明によれば、半導体チップ間は、シリ
アルデータとして転送するため、端子数を削減すること
ができ、半導体チップの面積を削減することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
集積回路を、図面を参照してさらに詳細に説明する。本
発明における第1の実施の形態を図1〜図22に示す。
【0012】第1の実施形態では、内部に2つのモジュ
ール(半導体チップ)を備える集積回路において、要求
処理と応答処理と別々に行い、なるべく少ない信号線
(6本*4)によりモジュール間の転送を行う。また、
モジュール内の各ブロック間の転送は、69本のパラレ
ルインタフェースによりスプリットプロトコルによって
行っている。モジュール間を接続させるためのブロック
であるブリッジにおいてパラレル-シリアル変換を行
い、モジュール間の転送を制御している。
【0013】図1は、第1の実施形態における集積回路
10の概要を示す模式図を示している。
【0014】図1において、集積回路10は、半導体チ
ップであるモジュールA11およびモジュールB12を
備える。集積回路10内部において、モジュールA11
−モジュールB12間と、モジュールA11あるいはモ
ジュールB12−外部端子14間は、ボンディングワイ
ヤ13を用いて接続されている。また、集積回路10
は、図2に示すように、半導体記憶素子を用いて構成さ
れた記憶装置であるメモリA15およびメモリB16に
接続されている。
【0015】図2は、モジュールA11およびモジュー
ルB12の内部構成と、さらにモジュールA11とモジ
ュールB12の接続とを示すブロック図である。図2に
おいて、モジュールA11は、プロセッサA201と、
メモリ制御部A202と、ルータA203と、ブリッジ
A204との各ブロックを備えている。モジュールB1
2は、プロセッサB211と、メモリ制御部B212
と、ルータB213と、ブリッジB214との各ブロッ
クを備えている。モジュールA11およびモジュールB
12は、後述するルータによる内部要求パケットおよび
内部応答パケットの送信処理と、プロセッサによるイニ
シエータ識別情報の設定値を除いて同一の機能を有し、
同一の構成である。プロセッサA201、メモリ制御部
A202およびブリッジA204は、ルータA203に
それぞれ接続されている。また、プロセッサB211、
メモリ制御部B212およびブリッジB214は、ルー
タB213にそれぞれ接続されている。また、ブリッジ
A204とブリッジB214は、モジュール間インタフ
ェース221によって接続されている。
【0016】図2において、メモリA15およびメモリ
B16には、プログラムやデータベースなどが記憶され
ている。プロセッサA201は、ルータA203を介し
てメモリ制御部A202にアクセスし、メモリA15に
蓄積されたプログラムを実行する。また、プロセッサA
201は、ルータA203およびルータB213を介し
てメモリ制御部B213にアクセスし、メモリB16に
蓄積されたプログラムを実行する。プロセッサA201
は、これらのプログラムを実行することによって、メモ
リA15およびメモリB16にアクセスする機能を有す
る。同様に、プロセッサB211は、ルータB213ま
たはルータA203を介してメモリ制御部B212また
はメモリ制御部A202にアクセスし、メモリB16ま
たはメモリA15に蓄積されたプログラムを実行する。
プロセッサB211は、これらのプログラムを実行する
ことによって、メモリA15およびメモリB16にアク
セスする機能を有する。メモリ制御部A202は、ルー
タA203からアクセスを受け、このアクセスに基づい
てメモリA15に対して読み出し処理あるいは書き込み
処理を行う。そしてこれらの処理によって得られた結果
を、ルータA203に送信する。同様に、メモリ制御部
B212は、ルータB213からアクセスを受け、この
アクセスに基づいてメモリB16に対して読み出し処理
あるいは書き込み処理を行う。そしてこれらの処理によ
って得られた結果を、ルータB213に送信する。ルー
タA203は、モジュールA11内部の転送を制御し、
ルータB213は、モジュールB12内部の転送を制御
する。
【0017】つぎに、モジュールA11およびモジュー
ルB12内の転送処理について説明する。モジュールA
11およびモジュールB12内での転送は、スプリット
プロトコルによって行われる。スプリットプロトコルで
は、転送を要求するブロックが転送に応答するブロック
に対して転送要求内容を含むパケットを送信し、転送に
応答するブロックが、転送を要求したブロックに対して
応答内容を含むパケットを送信することによって、転送
が行われる。以下、複数の情報を含む情報群(データ
列)をパケットと言う。また、転送要求内容を含むパケ
ットを要求パケットと言い、転送応答内容を含むパケッ
トを応答パケットと言う。スプリットプロトコルでは、
要求パケットと応答パケットとをそれぞれ独立に転送す
ることによって、要求パケットの転送と応答パケットの
転送の間、すなわち転送に応答するブロックが転送を処
理している間に、別の転送を処理できるため、単位時間
当たりの転送量を増やすことができる。本明細書では、
以下、転送を要求するブロックをイニシエータ、転送に
応答するブロックをターゲットと呼ぶ。また、集積回路
10において、イニシエータとなるのは、プロセッサA
201、プロセッサB211、ブリッジA204および
ブリッジB214である。ターゲットとなるのは、ブリ
ッジA204およびブリッジB214に加えて、メモリ
制御部A202およびメモリ制御部B212である。
【0018】以下、モジュールA11内の転送処理の流
れを説明する。
【0019】転送は、モジュールA11内のイニシエー
タ、例えば、プロセッサA201が、内部要求パケット
をルータA203に送信することによって開始される。
内部要求パケットのフォーマットの例を図3に示す。図
3において、内部要求パケットは、67ビット(67本
の信号線)で構成され、転送対象のメモリアドレスを示
すアドレス(32ビット)、読出しであるか書き込みで
あるかの転送方向を示すリードライト(1ビット)、イ
ニシエータを識別するための情報であるイニシエータ識
別情報(2ビット)、そして書き込みデータであるライ
トデータ(32ビット)を備える。図3および以降の各
図において、“R/W#”はリードライトを、“ID”
はイニシエータ識別情報をそれぞれ示し、“[”および
“]”を用いて、各情報のビット範囲を示す。
【0020】図3において、イニシエータ識別情報ID
について説明する。イニシエータ識別情報は、各イニシ
エータにあらかじめ割り当てておく。図10に、イニシ
エータ識別情報とイニシエータの対応関係を示す。イニ
シエータ識別情報とイニシエータの対応関係は、ルータ
A203内部に論理回路として実装される。集積回路1
0においてイニシエータとなるブロックは、プロセッサ
A201およびプロセッサB211である。イニシエー
タ識別情報は2ビット存在するので、ルータは最大4個
のイニシエータを識別できる。本実施の形態において
は、プロセッサA201はイニシエータ識別情報として
“00”を使用し、プロセッサB211はイニシエータ
識別情報として“10”を使用する。
【0021】スプリットプロトコルでは、応答パケット
が要求パケットとは独立して転送される。このため、本
実施の形態のように複数のイニシエータが存在する場
合、ターゲットは、応答パケット送信時に、応答パケッ
トの送信先となるイニシエータを指定しなければならな
い。本実施の形態では、ターゲットがイニシエータを指
定するために必要なイニシエータ識別情報を、イニシエ
ータが要求パケットに含めて送信する。ターゲットは、
イニシエータ識別情報を受信し、応答パケットにこのイ
ニシエータ識別情報を含めて送信する。ルータは、この
イニシエータ識別情報を用いて応答パケットの送信先を
決定する。
【0022】また、本実施の形態においては、ライトデ
ータは、固定長の1パケットのみを転送する場合を例に
するが、32ビットより長いデータを転送する場合に
は、データ長情報もしくはデータエンドを示す情報など
をパケットデータに含めてもよい。また、複数のパケッ
トにより転送するようにしてもよい。メモリアドレス
は、メモリA15とメモリB16とのメモリのアドレス
であり、図2に示す集積回路10において、それぞれの
メモリを識別できるようにあらかじめ割り当てられてい
る。例えば、集積回路10のアドレスマップを図6に示
すように、メモリA15のメモリアドレスは最上位ビッ
トを0とし、メモリB16のメモリアドレスは最上位ビ
ットを1とすることによりメモリの識別を行うことがで
きる。ルータによるターゲットの選択は、内部要求パケ
ットに含まれるアドレスの最上位ビットと、図6に示し
たアドレスマップに基づいて行われる。アドレスマップ
は、ルータA203内部に論理回路として実装される。
【0023】内部要求パケット転送の説明に戻る。図4
に、内部要求パケットの転送に用いられる信号線を示
す。図4に示すように、モジュール内部は、パラレルバ
スにより接続されており、信号線としては、内部要求を
送信するための内部要求リクエスト線、内部要求を許可
するための内部要求グラント線、図3に示すパケットの
各ビットに対応するアドレス線、リードライト線、要求
イニシエータID線およびライトデータ線の69本の信
号線を備える。ルータには、イニシエータのブロックと
ターゲットであるブロックにそれぞれ信号線AおよびB
が接続されている。
【0024】図4において、イニシエータは、内部要求
パケットの内容を送信するための信号に加えて、ルータ
A203に内部要求パケットを送信している旨を通知す
るために、内部要求リクエストA信号を出力する。ルー
タA203は、内部要求パケットの受信が完了した場合
に、その旨をイニシエータに通知するために、内部要求
グラントA信号を出力する。また、ルータA203は、
パケットのアドレスを判別することにより、ターゲット
を判別し、ターゲットに対して、内部要求パケットを送
信している旨を通知するために、内部要求リクエストB
信号を出力する。ターゲットは、内部要求パケットの受
信が完了した場合に、その旨をルータA203に通知す
るために、内部要求グラントB信号を出力する。
【0025】図5は、内部要求パケットの転送の様子を
示すタイムチャートである。本実施の形態では、転送は
クロック同期方式によって行われる。信号はクロックの
立ち上がりエッジで信号を入力するブロックに取り込ま
れる。イニシエータは、クロック1において内部要求リ
クエストA信号に‘1’を出力して内部要求パケット、
すなわち、アドレス、リードライト、イニシエータ識別
情報およびライトデータをルータA203に送信してい
る旨を通知する。ルータA203は、内部要求パケット
の受信処理が完了したクロック4において内部要求グラ
ントA信号に‘1’を出力し、イニシエータに内部要求
パケットの受信処理が完了した旨を通知する。クロック
4においては、内部要求リクエストA信号と内部要求グ
ラントA信号が共に‘1’であり、内部要求パケットが
イニシエータからルータA203に転送される。ルータ
A203は、内部要求パケット内のアドレスにしたがっ
て、内部要求パケット送信すべきブロックを選択し、内
部要求リクエストB信号を‘1’として、選択されたブ
ロックに対して内部要求パケットの内容を変えることな
く内部要求パケットを送信する。図6に示すように、メ
モリアドレスを判別することにより、ルータはターゲッ
トを判別する。ルータA203は、アドレス最上位ビッ
トが‘0’である内部要求パケットはメモリ制御部A2
02に送信し、アドレス最上位ビットが‘1’である内
部要求パケットはブリッジA204に送信する。ここ
で、ブリッジA204に送信するのは、ブリッジA20
4からさらに、モジュール間インタフェース221、ブ
リッジB214およびルータB213を経由してメモリ
制御部B212に内部要求パケットが送信されるように
するためである。
【0026】再び、ルータA203による内部要求パケ
ット転送処理の説明に戻る。図5において、ルータA2
03は、クロック4において内部要求リクエストB信号
に‘1’を出力し、内部要求パケット、すなわち、アド
レス、リードライト、イニシエータ識別情報およびライ
トデータをターゲットに送信している旨を通知する。タ
ーゲットは、内部要求パケットの受信処理が完了したク
ロック7において、内部要求グラントB信号から‘1’
を出力し、ルータA203に内部要求パケットの受信処
理が完了した旨を通知する。クロック7においては、内
部要求リクエストB信号と要求グラントB信号が共に
‘1’であり、内部要求パケットがルータA203から
ターゲットに転送されたことを示している。
【0027】つぎに、ターゲットの処理および応答パケ
ット転送処理について説明する。
【0028】ターゲットは、受信した内部要求パケット
の内容に基づいて処理を行い、処理の結果に基づいて内
部応答パケットを生成し、生成した内部応答パケットを
ルータA203に送信する。例えば、ターゲットがメモ
リ制御部A202の場合、メモリ制御部A202は、メ
モリA15に対してアクセスを行って内部応答パケット
を生成する。また、ターゲットがブリッジA204の場
合は、モジュール間インタフェース221およびモジュ
ールB12を介してメモリB16に対してアクセスを行
って内部応答パケットを生成する。このブリッジA20
4を介した転送処理に関しては、後に説明する。
【0029】図7に内部応答パケットのフォーマットを
示す。図7において、内部応答パケットは、エラー情報
(1ビット)、リードライト情報(1ビット)、イニシ
エータ識別情報(2ビット)およびリードデータ(32
ビット)を備える。エラー情報は、内部要求パケットに
基づいてターゲットが行った処理によって障害が発生し
たか否かを示す1ビットの情報である。リードライト情
報は、転送がリードであるかライトであるかを示す1ビ
ットの情報である。イニシエータ識別情報は、内部応答
パケットの送信先となるイニシエータを識別するための
情報であり、内部要求パケットに含まれていたイニシエ
ータ識別情報と同じにする。リードデータは、内部要求
パケットに基づいてターゲットが行った処理によって読
み出されたデータである。なお、リードデータはリード
アクセス時のみ有効である。また、本実施の形態におい
ては、リードデータは、固定長の1パケットのみを転送
する場合を例にするが、32ビットより長いデータを転
送する場合には、データ長情報もしくはデータエンドを
示す情報などをパケットデータに含めてもよい。また、
複数のパケットにより転送するようにしてもよい。
【0030】図8に、内部応答パケットの転送に用いら
れる信号線を示す。図8に示すように、信号線として
は、図4に示す内部応答要求における信号線とは別に、
内部応答を送信するための内部応答リクエスト線、内部
応答を許可するための内部応答グラント線、図7に示す
パケットの各ビットに対応するエラー線、リードライト
線、応答イニシエータID線およびリードデータ線を備
える。図8において、ターゲットは、内部応答パケット
の内容を送信するための信号に加えて、ルータA203
に内部応答パケットを送信している旨を通知するため
に、内部応答リクエストB信号を出力する。ルータA2
03は、内部応答パケットの受信が完了した旨をターゲ
ットに通知するために、内部応答グラントB信号を出力
する。また、ルータA203は、内部応答パケットの内
容を送信するための信号に加えて、イニシエータに内部
応答パケットを送信している旨を通知するために、内部
応答リクエストA信号を出力する。イニシエータは、内
部応答パケットの受信が完了した旨をルータA203に
通知するために内部応答グラントA信号を出力する。
【0031】図9は、内部応答パケットの転送の様子を
示すタイムチャートである。図9において、ターゲット
は、クロック1において内部応答リクエストB信号から
‘1’を出力し、内部応答パケットの情報、すなわち、
エラー、リードライト、イニシエータ識別情報およびリ
ードデータをルータA203に送信している旨を通知す
る。ルータA203は、内部応答パケットの受信処理が
完了したクロック4において内部応答グラントB信号か
ら‘1’を出力し、ターゲットに内部応答パケットの受
信処理が完了した旨を通知する。クロック4において
は、内部応答リクエストB信号と内部応答グラントB信
号が共に‘1’であり、内部応答パケットがターゲット
からルータA203に転送されたことを示している。ル
ータA203は、内部応答パケット内のイニシエータ識
別情報にしたがって、この内部応答パケットを送信すべ
きブロックを選択し、選択されたブロックに対し、内部
応答パケットの内容を変えずにそのまま送信する。
【0032】この選択は、内部応答パケットに含まれる
イニシエータ識別情報の値と、図10に示したイニシエ
ータ識別情報とイニシエータの対応関係に基づいて行わ
れる。したがって、ルータA203は、イニシエータ識
別情報が“00” である内部応答パケットはプロセッ
サA201に送信し、イニシエータ識別情報が“10”
である内部応答パケットはブリッジA204に送信す
る。ルータA203がブリッジA204に内部応答パケ
ットを送信するのは、ブリッジA204からさらに、モ
ジュール間インタフェース221、ブリッジB214お
よびルータB213を経由してプロセッサB211に内
部応答パケットが送信されるようにするためである。ま
た、集積回路10が正常に動作していれば、イニシエー
タ識別情報は“00”あるいは“10”である。しか
し、何らかの障害により、イニシエータ識別情報が“0
0”“10”以外の値となることもあり得る。本実施の
形態では、イニシエータ識別情報が“00”および“1
0”以外の値となったときの動作は規定しないが、例え
ば、ルータA203がプロセッサA201に対して割り
込み信号を発生し、プロセッサA201による例外処理
によって障害の処理を行うことが可能である。
【0033】再び、ルータA203による内部応答パケ
ットの転送処理の説明に戻る。図9において、ルータA
203は、クロック4において応答リクエストA信号に
‘1’を出力し、内部応答パケット、すなわち、エラ
ー、リードライト、イニシエータ識別情報およびリード
データをイニシエータに送信している旨を通知する。イ
ニシエータは、内部応答パケットの受信処理が完了した
クロック7において、内部応答グラントA信号に‘1’
を出力し、ルータA203に内部応答パケットの受信処
理が完了した旨を通知する。クロック7においては、内
部応答リクエストA信号と内部応答グラントA信号が共
に‘1’であり、内部応答パケットがルータA203か
らイニシエータに転送されたことを示している。
【0034】以上で、ルータA203を介したモジュー
ルA11内部の転送が完了する。
【0035】つづいて、ブリッジA204およびブリッ
ジB214について説明する。
【0036】図11に、ブリッジA204およびブリッ
ジB214の構成を示す。図11において、ブリッジA
204およびブリッジB214は、それぞれが接続され
ているモジュールは異なるが、同一の構成であり、同等
の機能を有する。ブリッジA204は、当該半導体チッ
プ内部から外部の半導体チップへのアクセスを制御する
外部制御部1101と、外部の半導体チップから内部へ
のアクセスを制御する内部制御部1102とを備える。
【0037】外部制御部1101は、ルータA203か
らパラレルデータの内部要求パケットを受信し、内部要
求パケットをシリアルデータの外部要求パケットに変換
してモジュール間インタフェース221に送信する機能
と、モジュール間インタフェース221からのシリアル
データの外部応答パケットを受信し、外部応答パケット
をパラレルデータの内部応答パケットに変換してルータ
A203に対して送信する機能とを有する。
【0038】図12に、外部制御部1101の構成を示
す。図12において、外部制御部1101は、内部要求
パケットを受信する内部要求パケット受信部1201
と、パラレルデータをシリアルデータに変換するパラレ
ルシリアル要求変換部1202と、要求パケットを外部
に送信する外部要求パケット送信部1203と、外部か
ら応答パケットを受信する外部応答パケット受信部12
04と、シリアルデータをパラレルデータに変換するシ
リアルパラレル応答変換部1205と、応答パケットを
内部に送信する内部応答パケット送信部1206とを備
える。
【0039】また、図13に、内部制御部1102の構
成を示す。内部制御部1102は、モジュール間インタ
フェース221から外部要求パケットを受信し、外部要
求パケットを内部要求パケットに変換してルータA20
3に送信する機能と、ルータA203から内部応答パケ
ットを受信し、内部応答パケットを外部応答パケットに
変換してモジュール間インタフェース221に対して転
送する機能を有する。図13において、内部制御部11
02は、外部からの要求パケットを受信する外部要求パ
ケット受信部1301と、シリアルデータの要求パケッ
トをパラレルデータに変換するシリアルパラレル要求変
換部1302と、要求パケットを内部に送信する内部要
求パケット送信部1303と、応答パケットを受信する
内部応答パケット受信部1304と、パラレルデータの
応答パケットをシリアルデータに変換するパラレルシリ
アル応答変換部1305と、外部に応答パケットを送信
する外部応答パケット送信部1306とを備える。
【0040】また、図11において、ブリッジB214
も同様に、当該半導体チップ内部から外部の半導体チッ
プへのアクセスを制御する外部制御部1103と、外部
の半導体チップからのアクセスを制御する内部制御部1
104と備える。外部制御部1103は、ブリッジA2
04内の外部制御部1101と同等の機能および構成を
有する。ただし、外部制御部1103は、要求パケット
をルータB213から受信し、応答パケットをルータB
213に送信する。
【0041】図14に、外部制御部1103の構成を示
す。図14において、外部制御部1103は、内部要求
パケットを受信する内部要求パケット受信部1401
と、パラレルデータをシリアルデータに変換するパラレ
ルシリアル要求変換部1402と、要求パケットを外部
に送信する外部要求パケット送信部1403と、外部か
ら応答パケットを受信する外部応答パケット受信部14
04と、シリアルデータをパラレルデータに変換するシ
リアルパラレル応答変換部1405と、応答パケットを
内部に送信する内部応答パケット送信部1406とを備
える。
【0042】また、内部制御部1104は、ブリッジA
204内の内部制御部1102と同等の機能および構成
を有する。内部制御部1104は、要求パケットをルー
タB213に送信し、応答パケットをルータB213か
ら受信する。図15に、内部制御部1104の構成を示
す。図15において、外部からの要求パケットを受信す
る内部制御部1104は、外部要求パケット受信部15
01と、シリアルデータの要求パケットをパラレルデー
タに変換するシリアルパラレル変換部要求1502と、
要求パケットを内部に送信する内部要求パケット送信部
1503と、応答パケットを受信する内部応答パケット
受信部1504と、パラレルデータの応答パケットをシ
リアルデータに変換するパラレルシリアル応答変換部1
505と、外部に応答パケットを送信する外部応答パケ
ット送信部1506とを備える。
【0043】つづいて、外部制御部1101内の各部の
機能について説明する。図4に示したようなイニシエー
タがチップA11側のプロセッサA201で、ターゲッ
トがチップB12側のメモリB16である場合の各ブリ
ッジを介する転送を例にする。この場合には、アドレス
最上位ビットが‘1’である内部要求パケットがイニシ
エータのプロセッサA201からルータA203を介し
てブリッジA204に転送される。図11に示すブリッ
ジA204の外部制御部1101は、図12に示す内部
要求パケット受信部1201において、ルータA203
から69本のパラレル信号線を介して内部要求パケット
を受信し、内部要求パケットをパラレルシリアル要求変
換部1202に供給する。パラレルシリアル要求変換部
1202は、内部要求パケット受信部1201から供給
された内部要求パケットを内部に備えるバッファに記憶
し、他のチップへのアクセスに利用する外部要求パケッ
トのフォーマットに変換し、外部要求パケットを外部要
求パケット送信部1203に供給する。
【0044】図16に外部要求パケットのフォーマット
を示す。外部要求パケットは、パラレルデータである6
7ビットの内部要求パケットをシリアルデータの4ビッ
ト幅に構成し直したフォーマットである。図16に示す
ように、あらかじめ各ビットを割り当てておく。図16
において、ライト転送のときの外部要求パケットには、
アドレス、リードライト、イニシエータ識別情報、ライ
トデータおよび1ビットの未使用ビットが含まれ、サイ
ズは68ビットで構成される。未使用ビットを挿入する
理由は、67ビットを直近の4の倍数に合わせ、さらに
32ビットのライトデータを8つの4ビット幅のデータ
にするためである。また、リード転送のときの外部要求
パケットには、アドレス、リードライトおよびイニシエ
ータ識別情報および1ビットの未使用ビットが含まれ、
サイズは36ビットで構成される。未使用ビットを挿入
する理由は、67ビットの内部要求パケットからライト
データの32ビットを取り除いた35ビットを、直近の
4の倍数に合わせるためである。
【0045】図12において、パラレルシリアル要求変
換部1202は、内部要求パケット内部のリードライト
の値に基づいて、2種類のサイズの外部要求パケットを
生成する。
【0046】図17にモジュール間インタフェース22
1の信号線を示す。図17において、 モジュール間イ
ンタフェース221は、モジュールA11からモジュー
ルB12に外部要求パケットを転送し、モジュールB1
2からモジュールA11に外部応答パケットを転送し、
モジュールB12からモジュールA11に外部要求パケ
ットを転送し、モジュールA11からモジュールB12
に外部応答パケットを転送するためのインタフェースで
ある。転送方向とパケット種別ごとに、1本のリクエス
ト信号、1本のグラント信号、および、4本のデータ信
号で合計6本の信号を用いる。したがって、モジュール
間インタフェース221の信号線は24本となる。4本
のデータ信号は、図16に示す4ビットに対応してい
る。
【0047】図18は、モジュール間インタフェース2
21上での、モジュールA11からモジュールB12へ
の外部要求パケット転送の様子を示すタイムチャートで
ある。図18において、モジュール間インタフェース2
21上での外部要求パケットの転送は、外部クロックに
同期して行われる。外部クロックは、先に述べた内部ク
ロックとは独立したクロックである。モジュール間イン
タフェース221は信号線数が少ないため、信号間のス
キューが小さい。また、モジュール間インタフェースに
含まれる各信号線は、モジュールA11とモジュールB
12を直接接続するため、信号伝達時の遅延時間が短
い。したがって、外部クロックは、先に述べた内部クロ
ックよりも容易に、周波数を高めることができる。
【0048】図17および図18において、図12に示
す外部要求パケットを送信するモジュールA11内のブ
リッジA204における外部制御部1101の外部要求
パケット送信部1203は、外部要求リクエストA信号
に‘1’を出力することによって、外部要求パケットを
送信している旨をモジュールB12内のブリッジB21
4に通知する。外部要求パケットを受信するモジュール
B12内のブリッジB214における内部制御部110
4の外部要求パケット受信部1501は、外部要求パケ
ットを受信可能であるときには、外部要求グラントB信
号に‘1’を出力することによって、外部要求パケット
を受信可能である旨をモジュールA11内のブリッジA
204に通知する。図18に示すように、外部クロック
の立ち上がりエッジにおいて、外部要求リクエストA信
号と外部要求グラントB信号が共に‘1’であるとき
に、外部要求パケットのうちの4ビット分がクロックご
とにモジュールA11からモジュールB12に転送され
る。ライト転送の場合、外部要求パケットは68ビット
であり、モジュール間インタフェース221上での転送
は17外部クロックで完了する。一方、リード転送の場
合、外部要求パケットは36ビットであり、モジュール
間インタフェース221上での転送は9外部クロックで
完了する。内部要求パケットのうち、有効な部分のみを
外部要求パケットとして送信することにより、モジュー
ル間インタフェース221上での転送時間を短縮しかつ
消費電力を少なくしている。
【0049】再び、外部要求パケット転送処理の説明に
戻る。外部要求パケットを受信したチップB12側で
は、図11および図15において、ブリッジB214の
内部制御部1104内の外部要求パケット受信部150
1は、モジュール間インタフェース221から外部要求
パケットを受信し、外部要求パケットをシリアルパラレ
ル要求変換部1502に供給する。シリアルパラレル要
求変換部1502は、前記外部要求パケット受信部15
01から供給された外部要求パケットを内部要求パケッ
トに変換し、内部要求パケットを内部要求パケット送信
部1503に供給する。内部要求パケット送信部140
3は、シリアルパラレル要求変換部1502から供給さ
れた内部要求パケットを、ルータB213に送信する。
【0050】ルータB213のモジュールB12内での
転送処理は、モジュールA11内での転送と同様にスプ
リットプロトコルによって行われる。図2に示すルータ
B213は、先に説明したルータA203と同様に、図
6に示したアドレスマップおよび内部要求パケット内の
アドレス最上位ビットを用いて内部要求パケットの送信
先を決定し、図10に示したイニシエータ識別情報およ
び内部応答パケット内のイニシエータ識別情報を用いて
内部応答パケットの送信先を決定する。ルータB213
は、アドレス最上位ビットが‘0’である内部要求パケ
ットをブリッジB214に、前記アドレス最上位ビット
が‘1’である内部要求パケットをメモリ制御部B21
2に送信する。また、ルータB213は、イニシエータ
識別情報が“00” である内部応答パケットをブリッ
ジB214に送信し、前記イニシエータ識別情報最上位
ビットが“10” である内部応答パケットをプロセッ
サB211に送信する。前述したように、イニシエータ
がチップA11側のプロセッサA201で、ターゲット
がチップB12側のメモリB16である場合には、アド
レス最上位ビットが‘1’であるので、内部要求パケッ
トをメモリ制御部B212に送信する。
【0051】内部要求パケットを受信したメモリ制御部
B212は、内部要求パケットを解析し、アドレスから
メモリB16へのアクセスであると判断する。メモリB
16へのリードであれば、メモリB16にアクセスし、リ
ードデータを読み出し、内部応答パケットを生成する。
内部応答パケットは、図7に示したようなフォーマット
により構成される。生成された内部応答パケットは、チ
ップA11における転送と同様に、ルータB213を介
してブリッジB214に転送される。
【0052】ブリッジB214の内部制御部1104の
内部応答パケット受信部1504では、ルータB213
から内部応答パケットを受信し、前記内部応答パケット
をパラレルシリアル応答変換部1505に供給する。パ
ラレルシリアル応答変換部1505は、内部応答パケッ
ト受信部1504から供給された内部応答パケットを外
部応答パケットに変換し、外部応答パケットを外部応答
パケット送信部1506に供給する。
【0053】図19に外部応答パケットのフォーマット
を示す。図19において、外部応答パケットは、パラレ
ルデータである36ビットの内部応答パケットをシリア
ルデータの4ビット幅に構成し直したフォーマットであ
る。リード転送のときの外部応答パケットには、エラ
ー、リードライト、イニシエータ識別情報およびリード
データが含まれ、サイズは36ビットである。ライト転
送のときの外部応答パケットには、エラー、リードライ
トおよびイニシエータ識別情報が含まれ、サイズは4ビ
ットである。図15おいて、パラレルシリアル応答変換
部1505は、内部応答パケット内部のリードライトの
値に基づいて、上記2種類のサイズの外部応答パケット
を生成する。外部応答パケットは、モジュール間インタ
フェース221上を、エラーおよびイニシエータ識別情
報、リードデータの順に転送される。
【0054】図20は、モジュール間インタフェース2
21上での、モジュールB12からモジュールA11へ
の外部応答パケットの転送の様子を示すタイムチャート
を示している。図20において、外部応答パケットを送
信するモジュールB11内のブリッジB214の内部制
御部1104は、外部応答リクエストB信号に‘1’を
出力することによって、外部応答パケットを送信してい
る旨をモジュールA11内のブリッジA204に通知す
る。外部応答パケットを受信するブリッジA204内の
外部応答パケット受信部1204は、外部応答パケット
を受信可能であるときには、外部応答グラントA信号か
ら‘1’を出力することによって、外部応答パケットを
受信可能である旨をモジュールB11内のブリッジB2
14に通知する。モジュール間インタフェース221上
での外部応答パケットの転送は、先に説明した外部要求
パケットの転送と同様に、外部クロックに同期して行わ
れる。外部クロックの立ち上がりエッジにおいて、外部
応答リクエストB信号と外部応答グラントA信号が共に
‘1’であるときに、外部応答パケットのうちの4ビッ
ト分がモジュールB12からモジュールA11に転送さ
れる。ライト転送の場合、外部応答パケットのサイズは
4ビットであり、モジュール間インタフェース221上
での転送は、1外部クロックで完了する。一方、リード
転送の場合、外部応答パケットのサイズは36ビットで
あり、モジュール間インタフェース221上での転送
は、9外部クロックで完了する。内部応答パケットのう
ち、有効な部分のみを外部応答パケットとして送信する
ことにより、モジュール間インタフェース221上での
転送時間を短縮し、消費電力を少なくしている。
【0055】つぎに、図12に示すブリッジA204内
の外部応答パケット受信部1204は、モジュール間イ
ンタフェース221から外部応答パケットを受信し、外
部応答パケットをシリアルパラレル応答変換部1205
に供給する。外部応答パケット受信部1204は、外部
応答パケット内のリードライト情報によって、外部応答
パケットのサイズを検出する。リードライト情報がリー
ドを示す場合には、先に説明したように外部応答パケッ
トの受信には9外部クロックが必要である。したがっ
て、外部応答パケット受信部1204は9外部クロック
の期間、一つの外部応答パケットを受信する。一方、リ
ードライト情報がライトを示す場合には、先に説明した
ように外部応答パケットの受信には1外部クロックが必
要である。したがって、外部応答パケット受信部120
4は1外部クロックの期間、一つの外部応答パケットを
受信する。
【0056】ここで、複数の外部応答パケットを連続し
て転送するときの外部応答パケット受信部1204の受
信処理について説明する。図21は、モジュール間イン
タフェース221において、複数の外部応答パケットを
転送するときのタイムチャートである。図21において
は、2つのライト転送の外部応答パケット(1番目およ
び2番目の外部応答パケット)に続いて、1つのリード
転送の外部応答パケット(3番目の外部応答パケット)
が転送されている。クロック1においては、外部応答パ
ケットの最初の4ビットが転送されている。この4ビッ
トの中にはリードライト情報が含まれている。図12に
示す外部応答パケット受信部1204は、クロック1で
受信したリードライト情報がライトを示す値であるた
め、クロック2以降はクロック1で受信した外部応答パ
ケットとは別の外部応答パケットが転送されてくると判
断することができる。同様に、外部応答パケット受信部
1204は、クロック2で受信したリードライト情報が
ライトを示す値であるため、クロック3以降はクロック
2で受信した外部応答パケットとは別の外部応答パケッ
トが転送されてくると判断することができる。クロック
3においては、リードライト情報がリードを示す値であ
るため、クロック4以降もクロック3で受信した外部応
答パケットの続きが転送されてくると判断することがで
きる。
【0057】以上のように、外部応答パケットにリード
ライト情報を含めることによって、モジュール間インタ
フェース221上で間隔をあけずに、外部応答パケット
の転送を行うことができる。
【0058】再び、ブリッジA204による外部応答パ
ケットの処理の説明に戻る。図12において、シリアル
パラレル応答変換部1205は、外部応答パケット受信
部1204から受信した外部応答パケットを内部応答パ
ケットに変換し、内部応答パケットを内部応答パケット
送信部1206に供給する。内部応答パケット送信部1
206は、前記シリアルパラレル応答変換部1205か
ら供給された内部応答パケットをルータA203に送信
する。ルータA203は、内部応答パケット送信部12
06から内部応答パケットを受信し、先に説明したよう
に内部応答パケット中のイニシエータ識別情報に基づい
て、内部応答パケットをイニシエータに送信する。
【0059】以上説明したように、モジュール間の転送
は、要求処理と応答処理と別々にシリアルデータを送受
信して行い、また、モジュール内の各ブロック間の転送
は、パラレルインタフェースによりスプリットプロトコ
ルによって行うことができる。
【0060】以上の説明したように処理することによ
り、外部への半導体チップにおけるメモリにアクセスが
可能となる。さらに、実際の転送を例にして具体的にパ
ケットの流れを説明する。
【0061】まず、図2に示すプロセッサA201がメ
モリB16にアクセスするときのパケットの流れを説明
する。図2において、プロセッサA201は内部要求パ
ケットを生成し、内部要求パケットをルータA201に
送信する。内部要求パケットにおいて、図6に示すよう
にアドレス最上位ビットは‘1’であり、図10に示す
ようにイニシエータ識別情報は“00”である。ルータ
A201は内部要求パケットを受信し、ブリッジA20
4に送信する。ブリッジA204は、内部要求パケット
を受信して外部要求パケットに変換し、外部要求パケッ
トをモジュール間インタフェース221経由でブリッジ
B214に送信する。ブリッジB214は、外部要求パ
ケットを受信して内部要求パケットに変換し、内部要求
パケットをルータB213に送信する。ルータB213
は、内部要求パケットを受信し、メモリ制御部B212
に送信する。メモリ制御部B212は、内部要求パケッ
トを受信し、内部要求パケットの内容に基づいてメモリ
B16に対して読み出しあるいは書き込み処理を行う。
そして、メモリ制御部B212は、処理の結果に基づい
て内部応答パケットを生成し、前部応答パケットをルー
タB213に送信する。内部応答パケットにおいてイニ
シエータ識別情報は、先に受信した内部要求パケットと
同じ“00”である。ルータB213は、内部応答パケ
ットを受信し、ブリッジB214に送信する。ブリッジ
B214は、内部応答パケットを受信して外部応答パケ
ットに変換し、外部応答パケットをモジュール間インタ
フェース221経由でブリッジA204に送信する。ブ
リッジA204は、外部応答パケットを受信して内部応
答パケットに変換し、内部応答パケットをルータA20
3に送信する。ルータA203は、前記内部応答パケッ
トを受信し、プロセッサA201に送信する。
【0062】以上説明した処理によって、モジュールA
11上のプロセッサA201から、モジュールAに接続
されたメモリA15およびモジュールBに接続されたメ
モリB16にアクセスすることができる。
【0063】同様に、プロセッサB211は、内部要求
パケット内のイニシエータ識別情報を“10”に設定す
ることにより、メモリA15に対してもメモリB16に
対してもアクセスを行うことができる。
【0064】また、モジュール間インタフェースにおい
て種々の工夫を行うことによって、集積回路内の転送性
能や消費電力量を改善することができる。例えば、図2
2に示すように、モジュール間インタフェースにおいて
ダブルデータレート方式を用いて、外部クロックの立ち
上がりエッジと立ち下がりエッジの両方のタイミングで
転送を行えば、転送速度を変えずに外部クロックの周波
数を半分に落とすことができる。
【0065】また、モジュール間インタフェースにソー
ス同期方式を用いることができる。ソース同期方式は、
信号を出力する回路が信号を入力する回路に対してクロ
ックを供給する方式である。同方式を用いることによ
り、外部クロックとモジュール間インタフェースを構成
する信号のスキューを小さくすることができるため、外
部クロックの動作周波数を向上させることができる。
【0066】また、本実施の形態においては、モジュー
ル間を6本×4の信号線で接続させているが、各信号線
を多重化し、高速化することにより1本の信号線で接続
させてもよい。
【0067】以上説明した第1の実施の形態によれば、
モジュールA11とモジュールB12の間をモジュール
間インタフェース221によって接続することにより、
各モジュールの端子数を最小限とすることができる。こ
のことによって、面積を最小限に抑えつつ集積回路を実
現できる。さらに、外部応答パケットにも転送方向を示
すデータを含めることによって、モジュール間インタフ
ェースにおいて間隔をあけることなく、連続的に外部応
答パケットの転送を行うことができ、モジュール間イン
タフェースのスループットを向上させることができる。
【0068】つぎに、本発明における第2の実施の形態
について、図23〜図29に示す図面を参照して説明す
る。第2の実施の形態では、内部に3つ以上のモジュー
ルを備える集積回路を例にする。本実施形態において
も、シリアルインタフェースによって、ブリッジを介し
てモジュール間の転送を行い、各ブリッジは他のモジュ
ールのブリッジとそれぞれ接続されるリング構成をと
り、転送方式・パケットフォーマットは第1の実施の形
態と同様の構成とすることができる。また、ルータの機
能は、パケットの転送先が内部であるのか、外部である
のかを判断して出力先を選択するパケット転送先選択機
能以外は、第1の実施の形態と同じである。
【0069】図23は、本実施の形態における集積回路
30の概要を示す模式図である。図23において、集積
回路30は、モジュールA31、モジュールB32およ
びモジュールC33を備える。集積回路30内部におい
て、モジュールA31―モジュールB32―モジュール
C33間、また、モジュールA11、モジュールB12
およびモジュールC33―外部端子35間は、ボンディ
ングワイヤ34を用いてそれぞれ接続されている。ま
た、集積回路30は、メモリA36、メモリB37およ
びメモリC38に接続されている。メモリA36、メモ
リB37およびメモリC38は、半導体記憶素子を用い
て構成された記憶装置である。
【0070】図24に、モジュールA31、モジュール
B32およびモジュールC33の内部構成、さらにモジ
ュールA31とモジュールB32とモジュールC33と
の接続関係を示す。図24において、モジュールA31
は、プロセッサA3201と、メモリ制御部A3202
と、ルータA3203と、ブリッジA3204とを備え
ている。モジュールB32は、プロセッサB3211
と、メモリ制御部B3212と、ルータB3213と、
ブリッジB3214とを備えている。モジュールC33
は、プロセッサC3221と、メモリ制御部C3222
と、ルータC3223と、ブリッジC3224とを備え
ている。モジュールA31、モジュールB32およびモ
ジュールC33は、ルータによる内部要求パケットおよ
び内部応答パケットの送信処理と、プロセッサによるイ
ニシエータ識別情報の設定値を除いて同一の機能を有
し、同一の構成である。
【0071】以下、本実施の形態によるルータのパケッ
ト転送処理について説明する。図25に、集積回路30
のアドレスマップを示す。集積回路30からアクセスの
対象となるのは、メモリA36、メモリB37およびメ
モリC38である。メモリA36は、アドレスの上位2
ビットが“00”であるアドレスに割り付けられ、メモ
リB37は、アドレスの上位ビットが“01”であるア
ドレスに割り付けられ、メモリC38は、アドレスの上
位2ビットが“10”あるいは“11”であるアドレス
に割り付けられている。
【0072】集積回路30内部の3つのルータ、すなわ
ちルータA3203、ルータB3213およびルータC
3203の各々は、アドレスの上位2ビットを判別する
ことで、ルータに直接接続されたメモリ制御部を対象と
する内部要求パケットをメモリ制御部に送信し、ルータ
に直接接続されたメモリ制御部を対象としない内部要求
パケットを、ルータに直接接続されたブリッジに送信す
る。ルータA3203は、アドレス上位2ビットが“0
0”である内部要求パケットをメモリ制御部A3202
に送信し、アドレス最上位ビットが“01”あるいは
“10”あるいは“11”である内部要求パケットをブ
リッジA3204に送信する。同様に、ルータB321
3は、アドレス上位2ビットが“01”である内部要求
パケットをメモリ制御部B3212に送信し、アドレス
最上位ビットが“00”あるいは“10”あるいは“1
1”である内部要求パケットをブリッジB3214に送
信する。同様に、ルータC3223は、アドレス上位2
ビットが“10”あるいは“11”である内部要求パケ
ットをメモリ制御部C3222に送信し、アドレス最上
位ビットが“00”あるいは“01”である内部要求パ
ケットはブリッジC3224に送信する。
【0073】図26に、イニシエータ識別情報とイニシ
エータの対応関係を示す。イニシエータ識別情報におい
て、“00”はプロセッサA3201に対応する。イニ
シエータ識別情報において、“01”はプロセッサB3
211に対応する。イニシエータ識別情報において、
“10”はプロセッサC3221に対応する。集積回路
30内部の3つのルータ、すなわちルータA3203、
ルータB3213およびルータC3203は、ルータに
直接接続されたプロセッサを対象とする内部応答パケッ
トを、前記プロセッサに送信し、ルータに直接接続され
たプロセッサを対象としない内部応答パケットを、ルー
タと同じモジュールに含まれるブリッジに送信する。ル
ータA3203は、イニシエータ識別情報が“00”で
ある内部応答パケットをプロセッサA3201に送信
し、イニシエータ識別情報が“00”でない内部応答パ
ケットをブリッジA3204に送信する。同様に、ルー
タB3213は、イニシエータ識別情報が“01”であ
る内部応答パケットをプロセッサB3211に送信し、
イニシエータ識別情報が“01”でない内部応答パケッ
トをブリッジB3214に送信する。同様に、ルータC
3223は、イニシエータ識別情報が“10”である内
部応答パケットをプロセッサC3221に送信し、イニ
シエータ識別情報が“10”でない内部応答パケットを
ブリッジC3224に送信する。
【0074】つづいて、ブリッジA3204、ブリッジ
B3214およびブリッジC3224によるパケット転
送処理について説明する。図27に、ブリッジA320
4、ブリッジB3214およびブリッジC3224の構
成と、モジュール間インタフェース3221によるブリ
ッジA3204とブリッジB3214とブリッジC32
24との接続関係とを示す。図27において、ブリッジ
A3204、ブリッジB3214およびブリッジC32
24は、それぞれが接続されているモジュールは異なる
が、同一の構成であり、同等の機能を有する。ブリッジ
A3204は、当該半導体チップ内部へのアクセスを制
御する内部制御部3501と、外部の半導体チップに対
するアクセスを制御する外部制御部3502とを備え
る。内部制御部3501は、ルータA3203から内部
要求パケットを受信し、内部要求パケットを外部要求パ
ケットに変換してモジュール間インタフェース3221
に送信する機能と、モジュール間インタフェース322
1から外部応答パケットを受信し、前記外部応答パケッ
トを内部応答パケットに変換してルータA3203に対
して送信する機能とを有する。本実施の形態における外
部要求パケットおよび外部応答パケットのフォーマット
は、それぞれ第1の実施の形態における外部要求パケッ
トおよび外部応答パケットのフォーマットと同一であ
る。外部制御部3502は、モジュール間インタフェー
ス3221から外部要求パケットを受信し、外部要求パ
ケットを内部要求パケットに変換してルータA3203
に送信する機能と、ルータA3203から内部応答パケ
ットを受信し、前記内部応答パケットを外部応答パケッ
トに変換してモジュール間インタフェース3221に対
して送信する機能とを有する。ブリッジB3214は、
当該半導体チップ内部へのアクセスを制御する内部制御
部3503と、外部の半導体チップに対するアクセスを
制御する外部制御部3504とを備える。内部制御部3
503は、ブリッジA3204内の内部制御部3501
と同等の機能を有し、内部制御部3503は、内部要求
パケットをルータB3213から受信し、内部応答パケ
ットをルータB3213に送信する。外部制御部350
4は、ブリッジA3204内の外部制御部3502と同
等の機能を有し、内部制御部1104は、内部要求パケ
ットをルータB213に送信し、内部応答パケットをル
ータB213から受信する。ブリッジC3224は、当
該半導体チップ内部へのアクセスを制御する内部制御部
3505と、外部の半導体チップに対するアクセスを制
御する外部制御部3506とを備える。内部制御部35
05は、ブリッジA3204内の内部制御部3501と
同等の機能を有し、内部制御部3505は、内部要求パ
ケットをルータC3223から受信し、内部応答パケッ
トをルータC3223に送信する。外部制御部3506
は、ブリッジA3204内の外部制御部3502と同等
の機能を有し、外部制御部3506は、内部要求パケッ
トをルータC3223に送信し、内部応答パケットをル
ータC3223から受信する。
【0075】図28にモジュール間インタフェース32
21の信号線を示す。モジュール間インタフェース32
21は、外部要求パケットおよび外部応答パケットを、
モジュールA31、モジュールB32およびモジュール
C33の間で転送するためのインタフェースである。転
送方向とパケット種別ごとに、1本のリクエスト信号、
1本のグラント信号および4本のデータ信号で合計6本
の信号を用いる。したがって、本実施の形態におけるモ
ジュール間インタフェース3221の信号線は36本で
ある。
【0076】ここから、実際の転送を例に採ってパケッ
トの流れを説明する。まず、プロセッサA3201がメ
モリB37にアクセスするときのパケットの流れを説明
する。図24において、プロセッサA3201はメモリ
B37にアクセスするために、内部要求パケットを生成
し、内部要求パケットをルータA3201に送信する。
内部要求パケットにおいて、アドレス上位2ビットは
“01”であり、イニシエータ識別情報は“00”であ
る。ルータA3203は、プロセッサA3201から内
部要求パケットを受信する。内部要求パケット内のアド
レス上位2ビットが“00”以外の値であるため、ルー
タA3203は、前記内部要求パケットをブリッジA3
204に送信する。ブリッジA3204は、内部要求パ
ケットを受信して外部要求パケットに変換し、前記外部
要求パケットをモジュール間インタフェース3221経
由でブリッジB3214に送信する。このとき、モジュ
ール間インタフェース3221の36本の信号線のう
ち、外部要求リクエストA信号、外部要求グラントB信
号および外部要求データA信号の合計6本の信号線が使
用される。ブリッジB3214は、ブリッジA3204
から外部要求パケットを受信して内部要求パケットに変
換し、内部要求パケットをルータB3213に送信す
る。ルータB3213は、ブリッジB3214から内部
要求パケットを受信する。内部要求パケット内のアドレ
ス上位2ビットが“01”であるため、ルータB321
3は、内部要求パケットをメモリ制御部B3212に送
信する。メモリ制御部B3212は、ルータB3213
から内部要求パケットを受信し、内部要求パケットの内
容に基づいてメモリB37に対して読み出しあるいは書
き込み処理を行う。メモリ制御部B3212は、この処
理の結果に基づいて内部応答パケットを生成し、内部応
答パケットをルータB3213に送信する。内部応答パ
ケットにおいてイニシエータ識別情報は、先に受信した
内部要求パケットと同じ“00”である。ルータB32
13は、メモリ制御部B3212から前記内部応答パケ
ットを受信する。前記内部応答パケットのイニシエータ
識別情報が“01”以外の値であるため、ルータB32
13は前記内部応答パケットをブリッジB3214に送
信する。ブリッジB3214は、ルータB3213から
内部応答パケットを受信して外部応答パケットに変換
し、外部応答パケットをモジュール間インタフェース3
221経由でブリッジC3224に送信する。応答パケ
ットの最終的な送信先はモジュールA31内のプロセッ
サA3201である。しかし、モジュールB32からモ
ジュールA31に対して直接外部応答パケットを転送す
るための信号線が存在しないため、モジュールB32か
らモジュールA31に対して直接外部応答パケットを転
送することはできない。本実施の形態においては、モジ
ュールB32内のブリッジB3214は、外部応答パケ
ットをモジュールC内のブリッジC3224に送信し、
ブリッジC3224およびルータC3223を介してブ
リッジA3204に転送することにより実現する。この
とき、モジュール間インタフェース3221の36本の
信号線のうち、外部応答リクエストB信号、外部応答グ
ラントC信号、外部応答データB信号の合計6本の信号
線が使用される。ブリッジC3224は、ブリッジB3
214から外部応答パケットを受信して内部応答パケッ
トに変換し、内部応答パケットをルータC3223に送
信する。ルータC3223は、ブリッジC3224から
内部応答パケットを受信する。前記内部応答パケットの
イニシエータ識別情報は“10”以外の値であるため、
ルータC3223は前記内部応答パケットをブリッジC
3224に送信する。ブリッジC3224は、ルータC
3223から前記応内部答パケットを受信して外部応答
パケットに変換し、外部応答パケットをモジュール間イ
ンタフェース3221経由でブリッジA3204に送信
する。このとき、モジュール間インタフェース3221
の36本の信号線のうち、シリアル応答リクエストC信
号、シリアル応答グラントA信号、シリアル応答データ
C信号の合計6本の信号線が使用される。ブリッジA3
204は、ブリッジC3224から外部応答パケットを
受信して内部応答パケットに変換し、内部応答パケット
をルータA3203に送信する。ルータA3203は、
ブリッジA3204から内部応答パケットを受信する。
内部応答パケットのイニシエータ識別情報が“00”で
あるため、ルータA3223は前記内部応答パケットを
プロセッサA3201に送信する。プロセッサA320
1は、ルータA3203から前記内部応答パケットを受
信する。
【0077】以上説明した処理によって、モジュールA
31上のプロセッサA3201から、モジュールBに接
続されたメモリB37へのアクセスは完了する。以上説
明した転送処理において、内部要求パケットならびに外
部要求パケットは、モジュールA31、内部モジュール
B32の順に転送され、内部応答パケットならびに外部
応答パケットは、モジュールB32、モジュールC3
3、モジュールA31の順に転送される。同様に、プロ
セッサA3201からメモリC38にアクセスする場合
には、内部要求パケットならびに外部要求パケットはモ
ジュールA31、モジュールB32、モジュールC33
の順に転送され、内部応答パケットならびに外部応答パ
ケットは、モジュールC33の順にモジュールA31の
順に転送される。また、プロセッサB3202がメモリ
C38にアクセスする場合には、内部要求パケットなら
びに外部要求パケットはモジュールB32、モジュール
C33の順に転送され、内部応答パケットならびに外部
応答パケットは、モジュールC33、モジュールA3
1、モジュールB32の順に転送される。また、プロセ
ッサB3202がメモリA36にアクセスする場合に
は、内部要求パケットならびに外部要求パケットは、モ
ジュールB32、モジュールC33、モジュールA31
の順に転送され、内部応答パケットならびに外部応答パ
ケットは、モジュールA31、モジュールB32の順に
転送される。また、プロセッサB3202がメモリC3
8にアクセスする場合には、内部要求パケットならびに
外部要求パケットはモジュールB32、モジュールC3
3の順に転送され、内部応答パケットならびに外部応答
パケットは、モジュールC33、モジュールA31、モ
ジュールB32の順に転送される。また、プロセッサB
3202がメモリA36にアクセスする場合には、内部
要求パケットならびに外部要求パケットはモジュールB
32、モジュールC33、モジュールA31の順に転送
され、内部応答パケットならびに外部応答パケットは、
モジュールA31、モジュールB32の順に転送され
る。
【0078】以上説明したように、集積回路30内の全
てのプロセッサから、全てのメモリに対するアクセスが
可能である。
【0079】本実施の形態におけるモジュールA31、
モジュールB32およびモジュールC33と、第1の実
施の形態において説明したモジュールA11およびB1
2との相違点は、ルータによるパケット転送先選択機能
のみである。つまり、モジュールA31、モジュールB
32およびモジュールC33、さらに第1の実施の形態
において説明したモジュールA11およびB12は、ル
ータの機能の一部を変更するだけで、任意の数のモジュ
ールによって構成された集積回路を開発することができ
る。たとえば、図29に示すように、本実施の形態で説
明した各モジュールを接続することによって、モジュー
ルを4個以上内蔵した集積回路を開発することも可能で
ある。3つのモジュールを接続した本実施の形態でも、
モジュール間の通信に用いられるモジュール間インタフ
ェースの信号線数は36本と少なく、モジュール面積お
よびモジュール間接続コストの点で有利である。
【0080】以上説明した第2の実施の形態によれば、
モジュールA31とモジュールB32とモジュールC3
3との間をモジュール間インタフェース3221によっ
て接続することにより、各モジュールの端子数を最小限
とすることができる。このことによって、面積を最小限
に抑えつつ集積回路を実現できる。
【0081】また、第2の実施の形態と第1の実施の形
態とによれば、モジュールの端子を変更することなく、
モジュール内のルータ機能のごく一部を変更することに
より、モジュールを用途や性能が異なる複数のシステム
LSIで活用することができることが分かる。この特徴
を利用することによって、システムLSIの開発コスト
および量産コスト、さらに開発期間を大幅に低減するこ
とができる。
【0082】つぎに、第3の実施の形態について図面を
参照して説明する。第3の実施の形態を図30〜図32
に示す。第3の実施の形態は、第2の実施の形態で説明
したモジュールA31、モジュールB32およびモジュ
ールC33を、ルータ機能を備えたモジュールを用いて
互いに接続することによりスター構成とした例を示す。
【0083】図30に、第3の実施の形態による集積回
路40の構成を示す。第3の実施の形態による集積回路
40は、モジュールA4101と、モジュールB410
2と、モジュールC4103と、モジュール間インタフ
ェース4104と、ルータモジュール4105とを備え
ている。また、集積回路40は、メモリA41およびメ
モリB42およびメモリC43に接続されている。モジ
ュールA4101、B4102およびC4103は、第
2の実施の形態において説明したモジュールA31、B
32およびC33とそれぞれ同一である。また、メモリ
A41、B42およびC43は、第2の実施の形態にお
いて説明したメモリA36、B37およびC38とそれ
ぞれ同一である。
【0084】つづいて、ルータモジュール4105につ
いて図面を用いて説明する。図31にルータモジュール
4105の構成を示す。図31において、ルータモジュ
ール4105は、モジュールA4101、B4102お
よびC4103の間の転送を制御するモジュールであ
る。ルータモジュール4105は、複数のモジュールの
それぞれに接続される半導体チップであって、モジュー
ルからのシリアルデータに含まれる宛先を判別し、当該
宛先のモジュールへ当該シリアルデータを転送する制御
手段を複数のモジュールごとに備える。
【0085】図31において、ルータモジュール410
5は、外部要求パケット受信部A4201と、外部要求
パケット受信部B4202と、外部要求パケット受信部
C4203と、外部要求パケットバッファ4204と、
外部要求パケット送信部A4205と、外部要求パケッ
ト送信部B4206と、外部要求パケット送信部C42
07と、外部応答パケット受信部A4211と、外部応
答パケット受信部B4212と、外部応答パケット受信
部C4213と、外部応答パケットバッファ4214
と、外部応答パケット送信部A4215と、外部応答パ
ケット送信部B4216と、外部応答パケット送信部C
4217とを備える。
【0086】モジュールA4101、B4102および
C4103と、ルータモジュール4105との間の転送
は、外部要求パケットおよび外部応答パケットの授受に
よって各々行われる。本実施の形態における、外部要求
パケットおよび外部応答パケットは第2の実施の形態と
同一である。外部要求パケット受信部A4201、B4
202およびC4203は、モジュールA4101、B
4102、C4103からそれぞれ外部要求パケットを
受信し、外部要求パケットに含まれている宛先となるア
ドレスを判別し、判別したアドレスを指示することによ
り、前記外部要求パケットをアドレスに対応する位置の
外部要求パケットバッファ4104に蓄積させる。外部
要求パケットバッファ4104は、外部要求パケット受
信部A4201、B4202およびC4203から外部
要求パケットを受け、アドレスに対応した位置に外部要
求パケットを蓄積する。外部要求パケット送信部A41
05は、外部要求パケットに含まれるアドレスの上位2
ビットが“00”であるものが存在する場合に、前記外
部要求パケットをモジュールA4101に送信する。同
様に、外部要求パケット送信部B4106は、外部要求
パケットバッファ4104に、外部要求パケットに含ま
れるアドレスの上位2ビットが“01”であるものが存
在する場合に、前記外部要求パケットをモジュールB4
102に送信する。同様に、外部要求パケット送信部C
4107は、外部要求パケットバッファ4104に、外
部要求パケットに含まれるアドレスの最上位ビットが
‘1’であるものが存在する場合に、前記外部要求パケ
ットをモジュールC4103に送信する。蓄積したパケ
ットが存在するか否かは、各外部要求パケット受信部が
パケットを蓄積させるときに、あらかじめ定めたビット
にフラグを立てることにより判断しても良い。
【0087】外部要求パケットを受信したモジュールで
は、その応答として外部応答パケットを送信する。
【0088】外部応答パケット受信部A4211、B4
212およびC4213は、それぞれモジュールA41
01、B4102、C4103から外部応答パケットを
受信し、外部応答パケットに含まれている宛先となるア
ドレスを判別し、判別したアドレスを指示することによ
り、外部応答パケットをアドレスに対応する位置の外部
応答パケットバッファ4114に蓄積させる。外部応答
パケットバッファ4114は、外部応答パケット受信部
A4211、B4212およびC4213から外部応答
パケットを受け、外部応答パケットを蓄積する。外部応
答パケット送信部A4115は、あらかじめ定めた時間
ごとに定期的に外部応答パケットバッファ4114にア
クセスし、外部応答パケットバッファ4114に外部応
答パケットに含まれるイニシエータ識別情報が“00”
であるものが存在する場合に、前記外部応答パケットを
モジュールA4101に送信する。同様に外部応答パケ
ット送信部B4116は、外部応答パケットバッファ4
114に、外部応答パケットに含まれるイニシエータ識
別情報が“01”であるものが存在する場合に、前記外
部応答パケットをモジュールB4112に送信する。同
様に外部応答パケット送信部C4117は、外部応答パ
ケットバッファ4114に、外部応答パケットに含まれ
るイニシエータ識別情報が“10”であるものが存在す
る場合に、前記外部応答パケットをモジュールC411
2に送信する。
【0089】本実施の形態のアドレスマップは、図25
に示した第2の実施の形態におけるアドレスマップにお
いて、メモリA36をメモリA41に、メモリB37を
メモリB42に、メモリC38をメモリC43にそれぞ
れ置き換えたものを利用することができる。
【0090】つづいて、本実施の形態におけるモジュー
ル間インタフェース4104について説明する。図32
に、本実施の形態におけるモジュール間インタフェース
4104を示す。本実施の形態におけるモジュール間イ
ンタフェース4104は、外部要求パケットおよび外部
応答パケットを、モジュールA4101、B4102お
よびC4103と、ルータモジュール4105との間で
転送するためのインタフェースである。転送方向とパケ
ット種別ごとに、1本のリクエスト信号、1本のグラン
ト信号および4本のデータ信号で合計6本の信号を用い
る。モジュールA4101は、ルータモジュール410
5に対して外部要求パケットおよび外部応答パケットを
送信する。また、モジュールA4101は、ルータモジ
ュール4105にから外部要求パケットおよび外部応答
パケットを受信する。よって、モジュールA4101と
ルータモジュール4105とは24本の信号によって接
続されている。また、モジュールB4102およびC4
103もA4101と同様に、ルータモジュール410
5に対して外部要求パケットおよび外部応答パケットを
送信し、ルータモジュール4105から外部要求パケッ
トおよび外部応答パケットを受信する。したがって、モ
ジュールB4102およびC4103はルータモジュー
ル4105と、それぞれ24本の信号によって接続され
ている。本実施の形態におけるモジュール間インタフェ
ース4104の信号線は72本である。
【0091】また、本実施の形態のイニシエータ識別情
報とイニシエータの対応関係は、図26に示したイニシ
エータ識別情報とイニシエータの対応関係において、プ
ロセッサA3201をプロセッサA41011に、プロ
セッサB3202をプロセッサB41012に、プロセ
ッサC3203をプロセッサC41013にそれぞれ置
き換えたものである。
【0092】ここから、実際の転送を例に採ってパケッ
トの流れを説明する。まず、プロセッサA41011が
メモリB42にアクセスするときのパケットの流れを説
明する。プロセッサA41011は内部要求パケットを
生成し、内部要求パケットをルータA41013に送信
する。内部要求パケットにおいて、アドレス上位2ビッ
トは“01”であり、イニシエータ識別情報は“00”
である。ルータA41013は、プロセッサA4101
1から内部要求パケットを受信する。内部要求パケット
内のアドレス上位2ビットが“00”以外の値であるた
め、ルータA41013は、前記内部要求パケットをブ
リッジA41014に送信する。ブリッジA41014
は、内部要求パケットを受信して外部要求パケットに変
換し、外部要求パケットをモジュール間インタフェース
4104経由でルータモジュール4105内の外部要求
パケット受信部A4201に送信する。外部要求パケッ
ト受信部A4201は、ブリッジA41014から外部
要求パケットを受信し、外部要求パケットに含まれてい
る宛先となるアドレスを判別し、判別したアドレスを指
示することにより、外部要求パケットをアドレスに対応
する位置の外部要求パケットバッファ4204に外部要
求パケットを蓄積させる。外部要求パケットバッファ4
204は、外部要求パケット受信部A4201から外部
要求パケットを受け、外部要求パケットを保持する。外
部要求パケット送信部B4206は、外部要求パケット
バッファ4204に保持されている外部要求パケットを
モジュールB4102内部のブリッジB41024に送
信する。ブリッジB41024は、ルータモジュール4
105から外部要求パケットを受信して内部要求パケッ
トに変換し、内部要求パケットをルータB41023に
送信する。ルータB41023は、ブリッジB3410
24から前記内部要求パケットを受信する。前記内部要
求パケット内のアドレス上位2ビットが“01”である
ため、ルータB41023は、前記内部要求パケットを
メモリ制御部B41022に送信する。メモリ制御部B
41022は、ルータB41023から前記内部要求パ
ケットを受信し、前記内部要求パケットの内容に基づい
てメモリB42に対して読み出しあるいは書き込み処理
を行う。メモリ制御部B41022は、この処理の結果
に基づいて内部応答パケットを生成し、内部応答パケッ
トをルータB41023に送信する。内部応答パケット
においてイニシエータ識別情報は、先に受信した内部要
求パケットと同じ“00”である。ルータB41023
は、メモリ制御部B41022から内部応答パケットを
受信する。内部応答パケットのイニシエータ識別情報が
“01”以外の値であるため、ルータB41023は内
部応答パケットをブリッジB41024に送信する。ブ
リッジB41024は、ルータB3213から内部応答
パケットを受信して外部応答パケットに変換し、外部応
答パケットをモジュール間インタフェース4104経由
でルータモジュール4105内の外部応答パケット受信
部B4212に送信する。外部応答パケット受信部B4
212は、ブリッジB41024から外部応答パケット
を受信し、外部応答パケットに含まれている宛先となる
アドレスを判別し、判別したアドレスを指示することに
より、前記外部応答パケットをアドレスに対応する位置
の外部応答パケットバッファ4214に蓄積させる。外
部応答パケットバッファ4214は、外部応答パケット
受信部B4212から外部応答パケットを受け、前記外
部応答パケットを保持する。外部応答パケット送信部B
4215は、外部応答パケットバッファ4214に保持
されている外部要求パケットをモジュールA4101内
部のブリッジA41014に送信する。ブリッジA41
014は、ルータモジュール4105から前記外部応答
パケットを受信して内部応答パケットに変換し、前記内
部応答パケットをルータA41013に送信する。ルー
タA41013は、ブリッジA41014から前記応答
パケットを受信する。前記内部応答パケットのイニシエ
ータ識別情報が“00”であるため、ルータA4101
3は前記内部応答パケットをプロセッサA41011に
送信する。プロセッサA41011は、ルータA410
13から前記内部応答パケットを受信する。
【0093】以上説明した処理によって、モジュールA
41上のプロセッサA41011から、モジュールBに
接続されたメモリB42へのアクセスが完了する。
【0094】以上説明した転送処理において、内部要求
パケットおよび外部要求パケットは、モジュールA41
01、ルータモジュール4105、モジュールB410
2の順に転送され、内部応答パケットおよび外部応答パ
ケットは、モジュールB4102、ルータモジュール4
105、モジュールA4101の順に転送されている。
同様に、プロセッサA41011からメモリC43にア
クセスする場合には、内部要求パケットおよび外部要求
パケットは、モジュールA4101、ルータモジュール
4105、モジュールC4103の順に転送され、内部
応答パケットおよび外部応答パケットは、モジュールC
4103、ルータモジュール4105、モジュールA4
101の順に転送される。
【0095】また、プロセッサB41022がメモリA
41にアクセスする場合には、内部要求パケットおよび
外部要求パケットはモジュールB4102、ルータモジ
ュール4105、モジュールA4101の順に転送さ
れ、内部応答パケットおよび外部応答パケットは、モジ
ュールA4101、ルータモジュール4105、モジュ
ールB4102の順に転送される。また、プロセッサB
41022がメモリC43にアクセスする場合には、内
部要求パケットおよび外部要求パケットはモジュールB
4102、ルータモジュール4105、モジュールC4
103の順に転送され、内部応答パケットおよび外部応
答パケットは、モジュールC4103、ルータモジュー
ル4105、モジュールB4102の順に転送される。
また、プロセッサC41023がメモリA41にアクセ
スする場合には、内部要求パケットおよび外部要求パケ
ットはモジュールC4103、ルータモジュール410
5、モジュールA4101の順に転送され、内部応答パ
ケットおよび外部応答パケットは、モジュールA410
1、ルータモジュール4105、モジュールC4103
の順に転送される。また、プロセッサC41023がメ
モリB42にアクセスする場合には、内部要求パケット
および外部要求パケットはモジュールC4103、ルー
タモジュール4105、モジュールB4102の順に転
送され、内部応答パケットおよび外部応答パケットは、
モジュールB4102、ルータモジュール4105、モ
ジュールC4103の順に転送される。
【0096】以上説明したように、集積回路40内の全
てのプロセッサから、全てのメモリに対するアクセスが
可能である。
【0097】以下、第3の実施の形態と第2の実施の形
態を比較する。
【0098】まず、本実施の形態のモジュールA410
1、B4102およびモジュールC4103と、第2の
実施の形態におけるモジュールA31、モジュールB3
2およびモジュールC33とは、それぞれ製造されたモ
ジュールの構成が異なる2つ以上の集積回路を利用でき
る。また、本実施の形態のアドレスマップは、第2の実
施の形態におけるアドレスマップと同一である。これ
は、ソフトウエアから見て本実施の形態の集積回路40
も第2の実施の形態における集積回路30も同じに見え
ることを意味する。また、メモリアクセスの応答時間に
ついて考慮すると、本実施の形態では、プロセッサから
異なるモジュールに接続されたメモリにアクセスすると
き、必ずルータモジュールを経由する。
【0099】一方、第2の実施の形態では、本実施の形
態では、プロセッサから異なるモジュールに接続された
メモリにアクセスするとき、全てのモジュールを経由す
る。第2の実施の形態では、メモリアクセス応答時間が
モジュール数に比例する。一方、本実施の形態では、メ
モリアクセス応答時間が一定である。また、集積回路内
のモジュール数が同じ場合、本実施の形態におけるイン
タフェースの信号線数は、第2の実施の形態におけるイ
ンタフェースの信号線数の2倍である。したがって、集
積回路内部のモジュール数が少ない場合には、第2の実
施の形態に示すように、リング状にモジュールを接続す
る形態が応答時間と製造コストの点で有利であり、逆に
集積回路内部のモジュール数が多い場合には、本実施の
形態のように、ルータを用いてスター状にモジュールを
接続する形態が応答時間の点で有利である。
【0100】以上説明した第3の実施の形態によれば、
ルータモジュールを用いて各モジュールを接続すること
により、各モジュールの端子数を最小限とすることがで
きる。このことによって、面積を最小限に抑えつつ、集
積回路を実現できる。
【0101】また、第2の実施の形態および第3の実施
の形態によれば、リング状であるかスター状であるかの
接続形態に関わらず、アドレスマップを始めモジュール
内部に全く変更を加えることなく用途・性能が異なる複
数のシステムLSIに活用できる。
【0102】以上説明したように、第1、第2および第
3の実施の形態によれば、モジュールの要求パケットを
外部に送信し、応答パケットを外部から受信する外部制
御部と、要求パケットを外部から受信し、応答パケット
を外部に送信する内部制御部とを備え、さらに前記モジ
ュールをリング状あるいはルータを用いてスター状に接
続することにより、以下に示す効果を得ることができ
る。第一に、モジュールの端子や機能を全くあるいはほ
とんど変えることなく、モジュールを複数の集積回路で
活用できる。この効果によって、システムLSIの開発
コストを削減し、開発期間を短縮することができる。第
二に、接続するモジュール数に合わせて接続形態をリン
グ状とスター状のうちから選択することにより、システ
ムLSI個々について性能とコストのバランスをとるこ
とができる。さらに、モジュール内部において、パラレ
ル−シリアル変換およびシリアル−パラレル変換を行う
ことによって、モジュール間の信号線数を削減し、モジ
ュールの端子数を削減することによって、システムLS
Iの製造コストを削減することができる。
【0103】
【発明の効果】本発明によれば、半導体の集積回路にお
いて、チップ面積の削減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る集積回路10の概要を示す模式
図。
【図2】モジュールA11およびモジュールB12の内
部構成と接続を示すブロック図。
【図3】内部要求パケットのフォーマット示す説明図。
【図4】内部要求パケットの転送に用いられる信号線を
示す説明図。
【図5】内部要求パケットの転送の様子を示すタイムチ
ャート。
【図6】集積回路10のアドレスマップ。
【図7】内部応答パケットのフォーマットを示す説明
図。
【図8】内部応答パケットの転送に用いられる信号線を
示す説明図。
【図9】内部応答パケットの転送の様子を示すタイムチ
ャート。
【図10】イニシエータ識別情報とイニシエータの対応
関係を示す説明図。
【図11】ブリッジA204およびブリッジB214の
構成を示すブロック図。
【図12】外部制御部1101の構成を示すブロック
図。
【図13】内部制御部1102の構成を示すブロック
図。
【図14】外部制御部1103の構成を示すブロック
図。
【図15】内部制御部1104の構成を示すブロック
図。
【図16】外部要求パケットのフォーマットを示す説明
図。
【図17】モジュール間インタフェース221の信号線
を示す説明図。
【図18】モジュールA11からモジュールB12への
外部要求パケット転送の様子を示すタイムチャート。
【図19】外部応答パケットのフォーマットを示す説明
図。
【図20】モジュールB12からモジュールA11への
外部応答パケットの転送の様子を示すタイムチャート。
【図21】複数の外部応答パケットを転送するときのタ
イムチャート。
【図22】ダブルデータレート方式におけるタイムチャ
ート。
【図23】本発明に係る集積回路30の概要を示す模式
図。
【図24】モジュールA31およびモジュールB32お
よびモジュールC33の内部構成、さらにモジュールA
31とモジュールB32とモジュールC33の接続を示
すブロック図。
【図25】集積回路30のアドレスマップ。
【図26】イニシエータ識別情報とイニシエータの対応
関係を示す説明図。
【図27】ブリッジA3204およびブリッジB321
4およびブリッジC3224の構成、およびモジュール
間インタフェース3221によるブリッジA3204と
ブリッジB3214とブリッジC3224の接続を示す
説明図。
【図28】モジュール間インタフェース3221の信号
線を示す説明図。
【図29】本発明に係るモジュールを4個以上内蔵した
集積回路の構成を示すブロック図。
【図30】第3の実施の形態による集積回路40の構成
を示す。
【図31】ルータモジュール4105の構成を示す説明
図。
【図32】モジュール間インタフェース4104を示す
説明図。
【符号の説明】
10…集積回路、11…モジュールA、12…モジュー
ルB、13…ボンディングワイヤ、14…外部端子。
フロントページの続き (72)発明者 中村 節子 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株 式会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 吉岡 真一 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株 式会社日立製作所半導体グループ内 Fターム(参考) 5B061 FF04 RR03 SS01 5B077 BB07 HH03 MM02 NN02 5F038 DT03 EZ20 5J056 AA11 BB53 CC00 EE15 FF07 FF08 GG13 KK00 KK01 KK02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報を記憶するメモリを制御するためのメ
    モリ制御部と、前記メモリにアクセスするプロセッサ部
    と、パラレルデータを転送する内部バスにより各部に接
    続され、前記アクセスを制御するルータ部と、外部バス
    により外部の半導体チップに接続され半導体チップ間の
    転送を制御するブリッジ部とを備える半導体チップにお
    いて、 前記ブリッジ部は、当該半導体チップ内部の前記プロセ
    ッサから前記外部の半導体チップへのアクセスを制御す
    る外部制御手段と、前記外部の半導体チップから当該半
    導体チップ内部へのアクセスを制御する内部制御手段と
    を備え、 前記外部制御手段は、前記ルータ部を介して受信した前
    記パラレルデータをシリアルデータに変換して前記外部
    の半導体チップに対してアクセス要求として送信し、前
    記外部の半導体チップからのシリアルデータを前記パラ
    レルデータに変換して前記ルータ部にアクセス応答とし
    て送信し、 前記内部制御手段は、前記外部の半導体チップからのシ
    リアルデータを前記パラレルデータに変換して前記ルー
    タ部にアクセス要求として送信し、前記ルータ部を介し
    て受信した前記パラレルデータをシリアルデータに変換
    して前記外部の半導体チップに対してアクセス応答とし
    て送信することを特徴とする半導体チップ。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の半導体チップにおいて、
    前記外部制御手段および/または前記内部制御手段の各
    々は、前記シリアルデータを送信する前に、前記外部の
    半導体チップに対して送信要求を出力し、前記外部の半
    導体チップから前記送信要求に対する許可をさらに受け
    ることを特徴とする半導体チップ。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の半導体チップにおいて、
    前記外部制御手段および/または前記内部制御手段の各
    々は、前記シリアルデータを送信するデータ線と、前記
    外部の半導体チップに対して送信要求を出力するための
    リクエスト線と、前記外部の半導体チップから前記送信
    要求に対する許可を受けるグラント線とに接続されてい
    ることを特徴とする半導体チップ。
  4. 【請求項4】情報を記憶するメモリを制御するためのメ
    モリ制御部と、前記メモリにアクセスするプロセッサ部
    と、パラレルデータを転送する内部バスにより各部に接
    続され、前記アクセスを制御するルータ部と、シリアル
    データを転送する外部バスにより外部の半導体チップに
    接続され半導体チップ間の転送を制御するブリッジ部と
    を備える第1および第2の半導体チップを有する集積回
    路において、 前記第1の半導体チップは、前記ルータ部を介して受信
    した前記パラレルデータを前記シリアルデータに変換し
    て前記第2の半導体チップに対してアクセス要求として
    送信し、 前記第2の半導体チップは、前記第1の半導体チップか
    らの前記シリアルデータを前記パラレルデータに変換し
    て前記ルータ部にアクセス要求として送信し、前記ルー
    タ部を介して受信した前記パラレルデータを前記シリア
    ルデータに変換して前記第2の半導体チップに対してア
    クセス応答として送信し、 前記第1の半導体チップは、前記第2の半導体チップか
    らの前記シリアルデータを前記パラレルデータに変換し
    て前記ルータ部にアクセス応答として送信することを特
    徴とする集積回路。
  5. 【請求項5】情報を記憶するメモリを制御するためのメ
    モリ制御部と、前記メモリにアクセスするプロセッサ部
    と、パラレルデータを転送する内部バスにより各部に接
    続され、前記アクセスを制御するルータ部と、シリアル
    データを転送する外部バスへの転送を制御するブリッジ
    部とを備える第1、第2および第3のモジュールを有す
    る集積回路であって、 前記外部バスに接続され、前記第1、第2および第3の
    モジュールの各々からのシリアルデータに含まれる宛先
    を判別し、当該宛先のモジュールへ当該シリアルデータ
    を転送する制御手段を前記複数のモジュールごとに備え
    る半導体チップを有し、 前記第1、第2および第3のモジュールの各々は、当該
    モジュール内部から他のモジュールへのアクセスを制御
    する外部制御手段と、前記他のモジュールから当該モジ
    ュールへのアクセスを制御する内部制御手段とを備える
    ことを特徴とする集積回路。
  6. 【請求項6】情報を記憶するメモリを制御するためのメ
    モリ制御部と、前記メモリにアクセスするプロセッサ部
    と、パラレルデータを転送する内部バスにより各部に接
    続され、前記アクセスを制御するルータ部と、外部バス
    により外部のモジュールに接続されモジュール間の転送
    を制御するブリッジ部とを備える複数のモジュールのそ
    れぞれに接続される半導体チップであって、 前記外部バスを介して、前記モジュールからのシリアル
    データに含まれる宛先を判別し、当該宛先のモジュール
    へ当該シリアルデータを転送する制御手段を前記複数の
    モジュールごとに備えることを特徴とする半導体チッ
    プ。
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