JP2003198251A - 水晶発振器回路 - Google Patents

水晶発振器回路

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JP2003198251A
JP2003198251A JP2002368246A JP2002368246A JP2003198251A JP 2003198251 A JP2003198251 A JP 2003198251A JP 2002368246 A JP2002368246 A JP 2002368246A JP 2002368246 A JP2002368246 A JP 2002368246A JP 2003198251 A JP2003198251 A JP 2003198251A
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capacitor
crystal oscillator
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JP2002368246A
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Heiko Korner
ハイコ,コルナー
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Infineon Technologies AG
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    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03BGENERATION OF OSCILLATIONS, DIRECTLY OR BY FREQUENCY-CHANGING, BY CIRCUITS EMPLOYING ACTIVE ELEMENTS WHICH OPERATE IN A NON-SWITCHING MANNER; GENERATION OF NOISE BY SUCH CIRCUITS
    • H03B5/00Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input
    • H03B5/30Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator
    • H03B5/32Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator
    • H03B5/36Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator active element in amplifier being semiconductor device
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    • H03B5/36Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator active element in amplifier being semiconductor device
    • H03B5/366Generation of oscillations using amplifier with regenerative feedback from output to input with frequency-determining element being electromechanical resonator being a piezoelectric resonator active element in amplifier being semiconductor device and comprising means for varying the frequency by a variable voltage or current

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  • Oscillators With Electromechanical Resonators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 周波数を調節するために、共振回路に影響を
与え、スイッチの切り換えが可能なキャパシタ(5、
8)を備える水晶発振器を提供する。 【解決手段】 上記共振回路に影響を与えるキャパシタ
(5、8)に対して、正反対、かつ鏡像のように、補正
キャパシタ(10)をそれぞれ1つ接続する。この補正
キャパシタ(10)は、主に、力学的な動作点に影響を
与えるが、しかし共振周波数には実質的に影響を与えな
い。このため、共振周波数を調節するとき、動作点を転
移できないので、共振システムの安定と所望の動作点に
おける駆動とが保証される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水晶発振器回路に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】水晶発振器は、LC発振器よりも周波数
の安定した振動が可能な電気システムである。その際、
機械的に振動するために電界によって刺激される(ange
regt)水晶振動子が用いられる。連結された電極を備え
た水晶振動子は、高Q因子(Guete)共振回路と同様に
電気的に働く。
【0003】基本振動発振器(基本波発振器、Grundwel
len-Oszillatoren)を代表するいわゆるピアス型発振器
は、2つのキャパシタを備えており、これらのキャパシ
タは、増幅器の影響を受ける(angeregt wird)直列共
振回路を形成している。その際、増幅器として、たとえ
ば相補型金属酸化膜半導体(CMOS)インバータが使
用される。このようなピアス型発振器は、例えば非特許
文献1に開示されている。ピアス型発振器では、2つの
キャパシタのうちの1つを調節できるようになってお
り、共振回路の共振周波数は、直列キャパシタの調節次
第で変化する。しかし、キャパシタを用いて周波数を調
節することは、例えば、別々のステップにおいて、キャ
パシタ部(Teilkapazitaeten)を接続するか、または、
キャパシタ部の接続を切断することによっても行われ
る。
【0004】
【非特許文献1】Tietze、Schenk著、「半導体回路技術
(Halbleiter-Schaltungs-technik)」、(ドイツ)10
版、1993年、p466〜p469
【0005】
【発明が解決しようとする課題】地面にアース接続され
たキャパシタによって周波数調整を行う上記水晶発振器
の場合、動作点(Arbeitspunkt)の大きなずれが発生す
ることによって、振動可能なシステムの位相補助(Phas
enreserve)は十分に行われず、このシステムは不安定
になる。特に、振幅を制御する発振器の場合、このよう
な不安定性から不都合が生じる。
【0006】本発明の目的は、安定化することによって
改善された水晶発振器回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の目的を、以下を
備える水晶発振器回路によって達成する。すなわち、本
発明に係る水晶発振器回路は、第1・第2端子を備える
水晶振動子と、水晶振動子の一方の端子とをそれぞれつ
なぐ入力部および出力部を備える速応増幅器(Entdaemp
fungsverstaerkers)と、水晶振動子と速応増幅器の入
力部とをつなぐ動作点調整手段と、水晶振動子の第1端
子と基準接点とを連結する第1キャパシタ部と、水晶振
動子の第2端子と基準接点とを連結する第2キャパシタ
部と、上記2つのキャパシタ部の少なくとも1つは調節
可能であり、一方(の端子)で速応増幅器の入力部と接
続し、もう一方(の端子)で基準接点と接続し、かつ、
キャパシタ部に関して正反対で、かつ鏡像のように(ge
gengleiche)調節して制御する駆動を有している補正キ
ャパシタ(Kompensationskapazitaet)とを備える水晶
発振器回路である。
【0008】上記原理とピアス型発振器の一形態によれ
ば、第1・第2キャパシタ部を接続するか、または、第
1・第2キャパシタ部の接続を切断することによって、
発振器の共振周波数を調整する。その際、補正キャパシ
タを導入することによって、発振器回路の安定した反応
を維持できる。補正キャパシタは、動作点調整手段によ
って実際の共振回路から減結合されている。これによ
り、補正キャパシタの接続または接続の切断は、確か
に、速応増幅器の動作点に所望の影響を与えるが、水晶
発振器回路の実際の共振周波数には影響を与えない。
【0009】また、補正キャパシタは、第1・第2キャ
パシタ部に対して正反対、かつ鏡像のように調整され
る。つまり、第1・第2キャパシタ部が接続される場
合、補正キャパシタの接続が切断される。またその逆も
いえる。したがって、設計が適切であれば、速応増幅器
の動作点は維持されたままである。それゆえに、補正キ
ャパシタは、主に速応増幅器の動的な(力学的な)(dy
namischen)動作点にのみ影響を与える。
【0010】本発明の有効な一形態によれば、複数の第
1および複数の第2キャパシタ部を備えられている。こ
の場合、複数の第1キャパシタ部は、互いに並列に接続
されている。同様に、複数の第2キャパシタ部も、互い
に並列に接続されている。
【0011】また、第1キャパシタ部と第2キャパシタ
部とをそれぞれ接続でき、かつ、接続を切断できるの
で、並列回路はそれぞれ、1つのスイッチおよび複数の
第1または第2キャパシタ部のうちの1つからなる1つ
の直列回路を含むことが好ましい。
【0012】また、複数の第1および複数の第2キャパ
シタ部は、対をなして備えられていることが好ましい。
この場合、1つの第1キャパシタと1つの第2キャパシ
タ部とは、それぞれ同時に接続され、または同時に接続
を切断される。
【0013】多数のキャパシタ部を用いることで、所望
の多くのステップにおいて水晶振動子が振動する周波数
を調整できる。
【0014】この場合、1つの第1キャパシタ部と1つ
の第2キャパシタ部とからなるどの対にも、補正キャパ
シタを1つずつ割り当てできることが好ましい。その
際、補正キャパシタは、割り当てられた第1・第2キャ
パシタ部に対して、定められた容量比をそれぞれ1つ有
している。その際、本原理によれば、それぞれ一対の第
1・第2キャパシタ部と割り当てられた補正キャパシタ
とを、正反対、かつ鏡像(正反対に鏡像)のように、同
時に接続状態にする。つまり、第1・第2キャパシタ部
からなる一対を接続状態にする際、この対に割り当てら
れた、2つの部材に対して定められた容量比を有する補
正キャパシタの接続は切断される。設計が適切であれ
ば、提案された原理を用いて、第1に水晶発振器回路を
簡単に設計でき、第2に速応増幅器の動的な動作点を正
確に補正できる。
【0015】割り当てられたキャパシタを正反対、かつ
鏡像のように接続するために、第1・第2キャパシタ部
にそれぞれ割り当てられたスイッチの制御端子に制御信
号を反転させないように(nicht-invertiert)入力する
(反転していない制御信号を入力する)駆動回路を備え
ていることが好ましい。一方、対をなす第1・第2キャ
パシタ部に割り当てられた補正キャパシタに連結してい
るスイッチは、制御端子に制御信号を反転させて入力さ
れる(反転された制御信号を入力される)。これによっ
て、本原理に基づいて、補正キャパシタを、第1・第2
キャパシタ部に対して正反対、かつ鏡像のように接続で
きる。
【0016】第1・第2キャパシタ部の容量値は、それ
らに割り当てられている補正キャパシタ部の容量値より
もはるかに大きいことが好ましい。なお、共に対をなす
第1キャパシタ部と第2キャパシタ部との容量値は、同
じであることが好ましい。第1キャパシタ部の容量値と
割り当てられた補正キャパシタの容量値との商は、5よ
りも大きいことが好ましい。
【0017】これによって、補正キャパシタの接続また
は接続の切断は、主に、速応増幅器の力学的な動作点に
影響を与えるが、水晶発振器自体の共振周波数には影響
を与えないことが、改良点として証明された。
【0018】本発明の他の有効な実施形態によれば、速
応増幅器の入力部と基準接点とを固定させて(不変的
に)(fest)連結する最小キャパシタ(Mindestkapazit
aet)が備えられている。
【0019】最小キャパシタは、好ましくは抵抗として
構成された動作点調整手段とともに、ローパス(フィル
ター)特性を有するRC素子(RC-Glied)を形成する。
このようなローパスフィルターは、水晶発振器回路の安
定性を向上させるので有効である。
【0020】また、上記水晶発振器回路は、相補型金属
酸化膜半導体(CMOS)回路技術を用いた集積回路と
して設計されていることが好ましい。すなわち、上記水
晶発振器回路は、相補型金属酸化膜半導体(CMOS)
回路技術を用いた集積回路の形となっていることが好ま
しい。
【0021】また、速応増幅器は、CMOSインバータ
として設計されていることが好ましい。すなわち、速応
増幅器は、CMOSインバータの形となっていることが
好ましい。
【0022】なお、本発明に係る水晶発振器回路の他の
詳細および有効な実施形態に関しては、従属請求項に記
載している。
【0023】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る水晶発振器回
路について、添付図面に基づいた複数の実施形態に沿っ
て説明する。なお、図1は、本原理にしたがった水晶発
振器回路の第1実施形態を示す簡略化された回路図であ
る。図2は、周波数に対して描かれた入力アドミッタン
スの実部に基づいて、本水晶発振器回路における動作点
転移のための補正(Kompensation)を示すSパラメータ
グラフである。図3は、複数のステップにおいて別々に
調節可能な振動周波数を有する図1の水晶発振器回路の
発展した形態を示す図である。
【0024】図1は、2つの端子を有する水晶振動子1
を備えた水晶発振器回路を示している。水晶振動子1の
第1端子は、抵抗2を介してインバータ3の入力部に連
結している。インバータ3の出力部は、水晶振動子1の
もう1つの端子と連結している。スイッチ4およびキャ
パシタ部5を備える直列回路は、一方の端子で水晶振動
子1と抵抗2との間と連結し、もう一方の端子で基準電
位(Bezugspotential(reference-ground potentia
l))に連結している基準接点6と連結している。スイ
ッチ7およびキャパシタ部5と同じ容量値であるキャパ
シタ部8を備える他の直列回路は、インバータ3の出力
部と基準接点6との間に連結されている。インバータ3
の入力部に(つまり抵抗2とインバータ3との間に、ス
イッチ9および補正キャパシタ10を備える直列回路
は、基準接点6に接続されており、それゆえ、抵抗2と
インバータ3との間に接続されている。スイッチ9およ
び補正キャパシタ10を備える直列回路に並列して、最
小キャパシタ11が基準接点6に連結されている。この
最小キャパシタ11は、抵抗2とともにローパス(フィ
ルター)として機能するRC素子を形成する。
【0025】第1キャパシタ部5と第2キャパシタ部8
とを効果的に接続したり接続を切断したりするスイッチ
4およびスイッチ7は、それらの制御端子が互いに連結
していることによって、同じ駆動信号によってその都度
同時に接続される。他方、補正キャパシタ10に割り当
てられたスイッチ9は、反転させるように切り換えられ
る。そのために、スイッチ9の制御端子には、駆動信号
が入力されるインバータ12が連結されている。このと
き、インバータ12の入力部は、第1・第2キャパシタ
部5、8にそれぞれ割り当てられたスイッチ4、7の制
御端子と連結している。それゆえに、スイッチ4,7が
OFF状態であるとき、スイッチ9はON状態になり、
またその逆もいえる。
【0026】第1・第2キャパシタ部5、8は、基準接
点(基準電位端子)6またはアース端子にそれぞれ接続
しており、水晶発振器回路によって形成される共振回路
の周波数を調整する機能を有している。これによって、
通常、回路の動作点は、好ましくない転移を起す。特
に、本実施形態においてはCMOSインバータとして形
成されている速応増幅器3の回路の動作点は安定性を保
てず、不都合にも転移する。比較的小さな補正キャパシ
タ10は、共振回路周波数を決定するキャパシタ部5、
8に対して正反対、かつ鏡像のように接続されるととも
に、補正キャパシタ10は、共振回路を制御(決定)す
る。キャパシタ部5、8に対して、固定された容量値の
比キャパシタ部5(festes Verhaeltnis)を有する。す
なわち、比較的小さな補正キャパシタ10は、共振回路
周波数を決定するキャパシタ部5、8に対して正反対、
かつ鏡像のように接続されるとともに、補正キャパシタ
10は、その容量値に関して、共振回路を決定するキャ
パシタ部5、8に対して、固定された比(festes Verha
eltnis)を有すると換言できる。なお、前者のキャパシ
タ部5、8は、同じ容量値を有している。補正キャパシ
タ10が、より小さな容量値を有しており、さらに、イ
ンバータ3の動作点を調整する機能を有する抵抗2を介
して減結合されることによって、補正キャパシタ10
は、振動周波数にわずかな影響しか与えないが、動的な
動作点には大きな影響を与える。本実施形態では、振動
周波数を制御(決定)するキャパシタ部5、8の容量値
は、それぞれ32ピコファラド(pF)である。また一
方、補正キャパシタ10の容量値は3〜4pFであり、そ
れゆえ第1・第2キャパシタ部5、8の容量値よりも小
さい因子10(den Faktor 10 kleiner ist als (less
by a factor of 10))である。
【0027】したがって、キャパシタ部5、8に対して
正反対、かつ鏡像のように制御(駆動)される補正キャ
パシタ10を用いて、発振器の安定性ならびにその制御
(駆動)領域を維持できる。このことは、例えば水晶発
振器回路に余分な(zusaetzlichen)振幅変調または周
波数変調が起こるときに有効である。
【0028】図2は、浮動小数点を示すグラフに基づい
て、水晶発振器の(desselben)周波数に対して描かれ
た水晶発振器の入力アドミッタンスの実部を示す対数/
直線で表したグラフである。図2に示すように、容量値
が32ピコファラドであるキャパシタ部5、8が接続さ
れているかどうかに関わらず、同じ動作点はそれぞれ水
晶の動作周波数を維持する。このことは、図1の回路図
に基づいて詳述したように、補正キャパシタ10を正反
対、かつ鏡像のように接続したり接続しなかったりする
ことによって達成される。
【0029】図3は、図1の水晶発振器回路の発展した
形態を示す図である。この形態では、水晶発振器の共振
周波数が、2つの別々の周波数の間で切り換えられるだ
けでなく、補正キャパシタ10、18、25をそれぞれ
1つずつ割り当てられた複数の対をなすキャパシタ部
5、8;14、16;21、23を備えることによっ
て、多数の離散的な振動周波数を選択できる。
【0030】図3に示す水晶発振器回路は、設計および
実施の手段(Funktionsweise)に関して、主に図1の水
晶発振器回路に相当し、図1に示す部材を全て含んでい
る。図1で既に説明した部材については、説明を省略す
る。
【0031】図1の水晶発振器回路に示した部品に加え
て、図3の水晶発振器回路は、さらに、スイッチ13、
20および第1キャパシタ14、21を有する他の直列
回路を備えている。なお、この直列回路は、スイッチ4
および第1キャパシタ部5からなる直列回路に対して並
列に接続されている。これらに対して左右対称に、スイ
ッチ7および第2キャパシタ部8からなる直列回路に対
しても、さらに、スイッチ15、22、および、キャパ
シタ16、23のそれぞれからなる他の2つの直列回路
が接続されている。さらに、割り当てられたスイッチ9
と共に直列回路を形成する補正キャパシタ10に対して
並列に、スイッチ17、24、および、他の補正キャパ
シタ18、25からなる他の直列回路が、それぞれ備え
られている。そして、上記直列回路は、スイッチ9およ
び補正キャパシタ10からなる直列回路に対して並列に
接続されている。スイッチ9およびインバータ12を用
いて補正キャパシタ10を制御(駆動)することと同様
に、他の補正キャパシタ18、25に連結しているスイ
ッチ17、24をさらに制御(駆動)するために、イン
バータ19、26がそれぞれ備えられている。
【0032】一対をなし、共同かつ同時に制御(駆動)
されるキャパシタ部5、8と同様に、キャパシタ14、
16および21、23も、それぞれ共同に制御(駆動)
される一対のキャパシタである。
【0033】第1・第2キャパシタ部5,8;14、1
6;21、23は、互いに対をなして二部形式に段階分
けされている(二元に分けられている)。割り当てられ
た補正キャパシタ10、18、25も、互いに適切に二
部形式に段階分けされていることによって、割り当てら
れた補正キャパシタ10、18、25に対する第1また
は第2キャパシタ部5、8;14、16;21、23の
容量比Vは、常に同じである。本事例では、この容量比
Vはおよそ10である。
【0034】駆動回路27は、第1・第2キャパシタ部
5、8;14、16;21、23並びに補正キャパシタ
10、18、25の接続と接続の切断とを(スイッチの
切り換えを)制御する。例えばスイッチ4、7を開ける
ことによって、対をなすキャパシタ部5、8の接続を切
断すると、スイッチ9が閉じることにより、これらのキ
ャパシタに割り当てられた補正キャパシタ10が同時に
接続される。一対のキャパシタ14、16は、これらに
割り当てられた補正キャパシタ18に対して正反対、か
つ鏡像のように適切に制御(駆動)され、最後に、一対
のキャパシタ21、23は、これらに割り当てられた補
正キャパシタ25に対して正反対、かつ鏡像のように適
切に制御(駆動)されている。二部形式に段階分けされ
ており、互いに左右対称に備えられており、周波数を決
定(制御)するキャパシタ部5、8;14、16;2
1、23は、複雑なことをしなくても、確実な方法で共
振回路周波数を別々に調節することができる。それぞれ
反転するように接続されている、それぞれ割り当てられ
た補正キャパシタ10、18、25によって、水晶発振
器回路の動作点は、周波数を決定するキャパシタの選択
とは常に無関係となる。もちろん、この回路は、上述の
原理に基づいて、所望の多くの他の接続可能なキャパシ
タへと拡大できるものである。
【0035】上記した二部形式に段階分けされることに
代わるものとして、例えば、キャパシタの寸法(サイ
ズ)を全て同じにすることもできる。
【0036】それぞれ3つのキャパシタ枝線を用いて示
した実施形態は、並列に接続されて、互いに独立して接
続、および接続を切断することが可能である。この互い
に接続および接続の切断が独立して可能である3つの並
列に接続されたキャパシタ枝線を有する上記実施形態に
加えて、本原理にしたがって、任意の多くの他の接続可
能な枝線も備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本原理にしたがった(本発明に係る)水晶発振
器回路の第1実施形態を示す簡略化された回路図であ
る。
【図2】周波数に対して描かれた入力アドミッタンスの
実部に基づいて、本水晶発振器回路における動作点転移
のための補正(Kompensation)を示すSパラメータグラ
フである。
【図3】複数のステップにおいて別々に調節可能な振動
周波数を有する図1の水晶発振器回路の発展した形態を
示す図である。
【符号の説明】
1 水晶振動子 2 抵抗 3 速応増幅器 4 スイッチ 5 キャパシタ部 6 基準接点 7 スイッチ 8 キャパシタ部 9 スイッチ 10 キャパシタ 11 キャパシタ 12 インバータ 13 スイッチ 14 キャパシタ 15 スイッチ 16 キャパシタ 17 スイッチ 18 キャパシタ 19 インバータ 20 スイッチ 21 キャパシタ 22 スイッチ 23 キャパシタ 24 スイッチ 25 キャパシタ 26 インバータ 27 駆動回路 C 容量値 V 容量比 Y 入力アドミッタンス

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1・第2端子を備えている水晶振動子
    (1)と、 上記水晶振動子(1)の一方の端子とそれぞれ連結して
    いる、入力部および出力部を備える速応増幅器(3)
    と、 上記水晶振動子(1)と上記速応増幅器(3)の入力部
    とを連結している動作点調整手段(2)と、 上記水晶振動子(1)の第1端子と基準接点(6)とを
    連結している第1キャパシタ部(5)と、 水晶振動子(1)の第2端子と基準接点(6)とを連結
    している第2キャパシタ部(8)とを備えており、 上記2つのキャパシタ部(5、8)の少なくとも1つが
    調節できるように形成されており、 さらに、一方で速応増幅器(3)の入力部と接続し、も
    う一方で基準接点(6)と接続し、上記第1および第2
    キャパシタ部(5、8)に対して相補的に調整される補
    正キャパシタ(10)を備えている水晶発振器回路。
  2. 【請求項2】それぞれ互いに並列に接続され、かつ、対
    をなして互いに独立して接続可能であり、かつ接続を切
    断することも可能である、複数の第1(5、14、2
    1)および複数の第2(8、16、23)キャパシタ部
    が備えられ、 上記各第1キャパシタ部(5、14、21)にはそれぞ
    れ1つの補正キャパシタ(10、18、25)が設けら
    れていることを特徴とする請求項1に記載の水晶発振器
    回路。
  3. 【請求項3】上記第1キャパシタ部(5、14、21)
    に割り当てられた補正キャパシタ(10、18、25)
    は、第1キャパシタ部(5、14、21)に対して、定
    められた容量比(V)をそれぞれ有していることを特徴
    とする請求項2に記載の水晶発振器回路。
  4. 【請求項4】上記補正キャパシタ(10、18、25)
    は、互いに独立して接続可能であり、かつ接続を切断す
    ることも可能であるように形成されていることを特徴と
    する請求項2または3に記載の水晶発振器回路。
  5. 【請求項5】上記第1・第2キャパシタ部(5、8;1
    4、16;21、23)並びに補正キャパシタ(10、
    18、25)は、それらを接続したり、それらの接続を
    切断したりするために、スイッチ(4、7;13、1
    5;20、22;9、17、24)の1つとそれぞれ連
    結しており、上記スイッチ(4、7;13、15;2
    0、22;9、17、24)は、制御端子をそれぞれ備
    えており、 さらに、駆動回路(27)が備えられており、上記駆動
    回路は、上記第1・第2キャパシタ部(5、8;14、
    16;21、23)に割り当てられたスイッチ(4、
    7;13、15;20、22)の制御端子に対して、反
    転していない制御信号を入力し、補正キャパシタ(1
    0、18、25)に割り当てられたスイッチ(9、1
    7、24)に対しては、反転した制御信号を入力するこ
    とを特徴とする請求項2〜4のいずれか1項に記載の水
    晶発振器回路。
  6. 【請求項6】上記第1キャパシタ部の容量値と割り当て
    られた補正キャパシタの容量値(V)との商は、5より
    も大きいことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項
    に記載の水晶発振器回路。
  7. 【請求項7】上記速応増幅器(3)の入力部を基準接点
    (6)と固定させて連結する最小キャパシタ(11)が
    備えられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か1項に記載の水晶発振器回路。
  8. 【請求項8】上記速応増幅器(3)はインバータとして
    形成されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれ
    か1項に記載の水晶発振器回路。
  9. 【請求項9】上記速応増幅器(3)はCMOSインバー
    タとして形成されていることを特徴とする請求項8に記
    載の水晶発振器回路。
  10. 【請求項10】上記動作点調整手段(2)は抵抗として
    形成されていることを特徴とする請求項1〜9のいずれ
    か1項に記載の水晶発振器回路。
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