JP3222366B2 - 電圧制御発振器 - Google Patents

電圧制御発振器

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JP3222366B2
JP3222366B2 JP25880995A JP25880995A JP3222366B2 JP 3222366 B2 JP3222366 B2 JP 3222366B2 JP 25880995 A JP25880995 A JP 25880995A JP 25880995 A JP25880995 A JP 25880995A JP 3222366 B2 JP3222366 B2 JP 3222366B2
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謙治 根本
淳一 今野
健一 佐藤
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旭化成マイクロシステム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電圧制御発振器に
関し、特に、水晶等の圧電振動子を用いた電圧制御発振
器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通信分野やAV(Audio−V
idual)機器の分野では、発振周波数が安定で低ジ
ッタの発振器が要求されている。このような電圧制御発
振器としては、例えば、特開平4−304704号公報
に記載のものが知られている。これは、図6に示すよう
に、発振周波数が可変な水晶等の圧電素子4を用いた発
振器であって、負荷容量をMOSトランジスタ5と容量
6とを直列に接続して形成し、MOSトランジスタ5の
ゲートに印加される制御電圧入力によって発振周波数を
可変制御するようになっている。
【0003】また、例えば、図7に示すように、容量を
切り換える方式のものとしては、「アイ・イ・イ・イ
1988 カスタム・インテグレイテッド・サーキッツ
・コンファレンス 9.5(IEEE 1988 CO
STOMINTEGRATED CIRCUITS C
ONFERENCE 9.5)」に示されている。これ
は、増幅器2に接続される負荷容量を切り換えて、電圧
制御発振器全体の負荷容量値を変化させることによって
発振周波数を可変制御するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の電圧制御発振器においては、MOSトランジスタの
ゲート電圧を制御することにより発振周波数を可変にす
るようにした場合には、MOSトランジスタがオフ状態
であるときには、負荷が接続されていない状態と等価に
なって全負荷容量は零となり、逆にMOSトランジスタ
がオン状態でありそのオン抵抗が十分に小さいとみなす
ことのできる場合には、容量のみが負荷となる。そのた
め、MOSトランジスタのゲートに印加される制御電圧
の変化に対する発振周波数の変化の割合である感度が高
く、結果として制御電圧が持つ電圧雑音による影響を受
けて、位相雑音が大きくなるという未解決の課題があ
る。
【0005】また、負荷容量を切り換えて全負荷容量値
を可変にし、発振周波数を変化させるようにした場合に
は、所定の容量値を有する負荷容量を切り換えるため
に、切り換え時の位相が不連続に変化することになっ
て、結果としてジッタが大きくなり、また、位相雑音が
著しく悪化するという問題がある。そこで、この発明
は、上記従来の未解決の課題に着目してなされたもので
あり、低位相雑音特性を有する電圧制御発振器を提供す
ることを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1に係る電圧制御発信器によれば、
増幅器と、当該増幅器の帰還回路を形成する圧電振動子
と、当該圧電振動子と並列に前記増幅器の帰還回路を形
する負荷容量と、を備えた電圧制御発振器において、
前記負荷容量は、MOSトランジスタ及び容量からなる
複数の可変容量と、これら複数の可変容量を選択するた
めの可変容量選択手段と、備え、前記MOSトランジス
タのゲートに入力される制御信号に応じて発振周波数を
可変にすると共に、前記可変容量選択手段により前記可
変容量を選択することによって前記発振周波数の感度を
可変にすることを特徴としている。
【0007】また、請求項2に係る電圧制御発振器によ
れば、前記負荷容量は、さらに、前記発振周波数調整用
の複数の固定容量とこれら複数の固定容量を選択するた
めの固定容量選択手段と、を備えることを特徴としてい
る。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】よって、請求項1記載の電圧制御発振器に
よれば、制御信号に応じて発振周波数が可変制御される
だけでなく、複数の可変容量を選択的に切り換えること
によって、制御信号の変化量に対する発振周波数の変化
量である感度が可変制御される。また、請求項2記載の
電圧制御発振器によれば、さらに複数の固定容量を切り
換えることによって、固定容量の容量値に応じて発振周
波数が設定され、この設定された発振周波数に対し、制
御信号に応じて調整が行われることになる。
【0012】
【0013】
【0014】以下に、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明を説明するための電圧制御発振器を示し
たものである。この電圧制御発振器1は、増幅器2と、
この増幅器2の帰還回路を形成する抵抗3水晶等の圧
電振動子4及び負荷容量5とから構成されている。そし
て、増幅器2の出力側と入力側とは、抵抗3と圧電振動
子4との並列回路を介して接続されている。さらに、増
幅器2の入力側には、MOSトランジスタ5iとこのM
OSトランジスタ5iと直列に接続される容量6iとか
らなる第1の負荷容量11iが接続されると共に、この
第1の負荷容量11iと並列に、容量7iから構成され
る第2の負荷容量21iが接続されている。
【0015】同様に、増幅器2の出力側には、MOSト
ランジスタ5oとこれと直列に接続される容量6oとか
らなる第1の負荷容量11oが接続されると共に、この
第1の負荷容量11oと並列に、容量7oから構成され
る第2の負荷容量21oが接続されている。そして、こ
れら容量6i,6o,7i,7oの他端は、それぞれグ
ランド電位に接続されている。
【0016】前記MOSトランジスタ5i,5oは、P
チャネルMOSトランジスタ,NチャネルMOSトラン
ジスタの何れを用いてもよく、これらを組み合わせて用
いることも可能である。そして、これらMOSトランジ
スタ5i,5oのゲートには、直流のアナログ制御電圧
を出力する周波数調整回路91が接続され、この周波数
調整回路91からの出力電圧により、MOSトランジス
タ5i,5oのゲート電圧が可変制御され、MOSトラ
ンジスタ5i5oのソース・ドレイン間電流が制御さ
れるようになっている。
【0017】このとき、MOSトランジスタ5i,5o
のオン抵抗が零の場合には、第1の負荷容量11i,1
1oの等価容量は、容量6i,6oの容量値と一致す
る。また、オン抵抗が無限大、すなわち、MOSトラン
ジスタ5i,5oがオフ状態の場合には、負荷としての
容量はないものとみなすことができ、容量6i,6oの
容量値は零とみなすことができる。つまり、MOSトラ
ンジスタ5i,5oのゲート電圧に応じて、第1の負荷
容量11i,11oの等価容量を、零から容量6i,6
oの容量値まで可変にすることができるようになってい
る。
【0018】ここで、圧電素子を用いた発振器の発振周
波数は、負荷の容量値に依存し、負荷容量が大きくなる
と発振周波数は小さくなる。また、周波数変化量Δfは
容量の変化量Δcに依存することが知られている。つま
り、負荷容量をC0 からC0 +Δcまで変化させた場合
の周波数変化量Δfは次式(1)によって示すことがで
きる。
【0019】 Δf=α・Δc/C0 ……(1) 前記(1)式において、αは、容量の変化の割合に対す
る発振周波数の感度とみなすことができる。また、Δc
がC0 に対して小さければ、周波数変化量Δfは容量の
変化量Δcに対してほぼ直線的に変化すると考えられる
ので、上記(1)は近似的に有効である。
【0020】図1において、容量6i,6oの容量値を
1 ,容量7i,7oの容量値をC 2 とした場合に、M
OSトランジスタ5i,5oのオン抵抗値が零から無限
大まで変化したとき、増幅器2の入出力側にそれぞれ接
続された第1及び第2の負荷容量の合成負荷容量は、C
2 からC1 +C2 まで変化する。したがって、前記
(1)式において、C0 の最低値がC2 となる。
【0021】ここで、図1において、第2の負荷容量2
1i,21oがない場合には、MOSトランジスタ5
i,5oのオン抵抗値が大きくなるということは、
(1)式中のC0 が小さくなることと等価であることか
ら、ゲート電圧の変化に対する周波数変化量Δfは非常
に大きくなる。つまり、ゲート電圧の発振周波数に対す
る感度がMOSトランジスタ5i,5oのオン抵抗値に
著しく依存し、且つ、オン抵抗値が高くなると感度が非
常に高くなるということになる。
【0022】しかしながら、図1に示すように第1及び
第2負荷容量を設けた場合には、MOSトランジスタ5
i,5oのオン抵抗値が大きくなった場合でも、前記
(1)式中のC0 が最低でも容量6i,6oの容量値C
2 となることから、周波数変化量Δfは、MOSトラン
ジスタ5i,5oのオン抵抗値と容量値C2 とに依存す
ることになる。よって、周波数変化量Δfがオン抵抗値
のみに依存しないから、ゲート電圧の発振周波数に対す
る感度が極端に高くなることはなく、また、ゲート電圧
の発振周波数に対する感度の依存性を小さくすることが
できる。
【0023】したがって、ゲート電圧の発振周波数に対
する感度の依存性が小さいことから、ゲート電圧の電圧
雑音が発振周波数に与える影響が緩和され、位相雑音を
低減することができる。また、従来の電圧制御発振器に
おいて容量7i,7oから構成される第2の負荷容量を
設けるだけでよいから、設計変更を行う必要がなく、容
易に、且つ、安価に低位相雑音特性を有する電圧制御発
振器を実現することができる。
【0024】次に、本発明の第の実施の形態を説明す
る。この第の実施の形態は、図2に示すように、図1
に示す電圧制御発振器において、第1の負荷容量を複数
設け、且つ、第1の負荷容量と増幅器2との間を切り換
えスイッチを介して接続するようにしたこと以外は同一
構成であり、同一部には同一符号を付与し、その詳細な
説明は省略する。
【0025】図2に示すように、増幅器2の入力側に
は、第1の負荷容量11iが切り換えスイッチ31iを
介して接続され、これと並列に、同様にして第1の負荷
容量12i,13iが切り換えスイッチ32i,33i
をそれぞれ介して接続され、さらに、第2の負荷21i
が並列に接続されている。同様に、増幅器2の出力側に
は、第1の負荷容量11oが切り換えスイッチ31oを
介して接続され、これと並列に、第1の負荷容量12
o,13oが切り換えスイッチ32o,33oをそれぞ
れ介して接続され、さらに、第2の負荷21oが並列に
接続されている。
【0026】ここで、増幅器2の入力側及び出力側のそ
れぞれ対応する2つの第1の負荷容量、11i〜13i
及び11o〜13o可変容量に対応し、切り換えスイ
ッチ31i〜33i及び31o〜33oが可変容量選択
手段に対応している。
【0027】前記第1の負荷容量12i,12o,13
i,13oは、前記第1の負荷容量11i,11oと同
様に、それぞれMOSトランジスタ5i,5oと、これ
と直列に接続された容量6i,6oとから構成され、各
容量6i,6oの他端はグランド電位に接続されてい
る。そして、各第1の負荷容量11i〜13oのMOS
トランジスタ5i,5oは、周波数調整回路91から供
給されるゲート電圧に応じて作動するようになってい
る。また、各切り換えスイッチ31i〜33oは、常開
接点を有するスイッチであって、感度設定回路92か
の制御信号によって制御されるようになっている。そし
て、切り換えスイッチ31i及び31oは感度設定回路
92からの制御信号a1によって作動し、制御信号a1
が論理値“1”のとき、閉状態となって、第1の負荷容
量11i及び11oと増幅器2とが導通状態となるよう
になっている。同様に、切り換えスイッチ32i,32
oは制御信号a2によって作動して、第1の負荷容量1
2i及び12oと増幅器2とを導通状態とし、切り換え
スイッチ33i,33oは制御信号a3によって作動し
て、第1の負荷容量13i及び13oと増幅器2とを導
通状態とするようになっている。
【0028】ここで、第1の負荷容量11i,11oの
MOSトランジスタ5i,5oのトランジスタサイズを
11/L11,容量6i,6oの容量値をC11、第1の負
荷容量12i,12oのMOSトランジスタ5i,5o
のトランジスタサイズをW12/L12,容量6i,6oの
容量値をC12、第1の負荷容量13i,13oのMOS
トランジスタ5i,5oのトランジスタサイズをW13
13,容量6i,6oの容量値をC13とする。
【0029】また、第1の負荷容量11i,11o及び
12i,12oのMOSトランジスタ5i,5oのトラ
ンジスタサイズの比は容量6i,6oの容量値の比に比
例するものと仮定する。つまり、次式(2)が成り立つ
ものとする。 W11/L11:W12/L12=C11:C12 ……(2) この状態で、周波数調整回路91から各MOSトランジ
スタに対してゲート電圧を印加する。このときの各第1
の負荷容量11i,11o及び12i,12oの等価容
量値をそれぞれC11′,C12′とすると、これら等価容
量値C11′,C 12′は、容量値C11,C12に比例するこ
とから、前記(2)式より、次式(3)が成り立つ。
【0030】 W11/L11:W12/L12=C11′:C12′ ……(3) ここで、切り換えスイッチ31i,31oのみを閉状態
として、第1の負荷容量11i,11oを増幅器2と導
通状態としたものとすると、その周波数変化量Δfは前
記(1)式より次式(4)で表される。 Δf11=α・Δc11′/(C11′+C2 ) ……(4) 同様に、切り換えスイッチ32i,32oのみを閉状態
として、第1の負荷容量12i,12oを増幅器2と導
通状態としたものとすると、その周波数変化量Δfは前
記(1)式より次式(5)で表される。
【0031】 Δf12=α・Δc12′/(C12′+C2 ) ……(5) したがって、前記(4)及び(5)式から各容量値
11,C12が、C11≧C12であればΔf11≧Δf12とな
り、C11<C12であればΔf11<Δf12となる。よっ
て、前記(2)式が成立するように各容量及びMOSト
ランジスタを構成し、各第1の負荷容量毎に容量6i,
6oの容量値を異なるように設定すれば、第1の負荷容
量を切り換えることによって、周波数変化量Δfを変化
させることができ、すなわち、ゲート電圧の変化量に対
する周波数変化量Δf、つまり、ゲート電圧に対する発
振周波数の感度を変化させることができる。
【0032】したがって、ゲート電圧に対する発振周波
数の感度を変化させることができ、各第1の負荷容量の
容量6i,6oをそれぞれ所定の値に設定しておけば、
切り換えスイッチ31i〜33oの操作によって、任意
の感度特性を有する電圧制御発振器を容易に得ることが
できる。
【0033】なお、上記第の実施の形態においては、
第1の負荷容量11i,11o及び12i,12oを切
り換えた場合について説明したが、これに限らず、上記
(2)式を満足する第1の負荷容量であれば、上記と同
等の作用効果を得ることができる。また、上記第の実
施の形態においては第1の負荷容量をそれぞれ3つずつ
設けた場合について説明したが、これに限らず任意数の
第1の負荷容量を設けることが可能であり、各第1の負
荷容量毎に切り換えスイッチを介して増幅器2に接続す
れば、上記と同等の作用効果を得ることができる。
【0034】また、上記第の実施の形態においては、
第1の負荷容量を1つ選択する場合について説明した
が、例えば、第1の負荷容量を複数組み合わせて選択
し、その合成容量によって、感度を調整するようにする
ことも可能である。次に、本発明の第の実施の形態を
説明する。この第の実施の形態は、図3に示すよう
に、図2に示す第の実施の形態において、第2の負荷
容量が複数設けられ、増幅器2に切り換えスイッチを介
して接続されること以外は、同一構成であり、同一部に
は同一符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0035】図3に示すように、増幅器2の入力側に
は、第1の負荷容量11i〜13iがそれぞれ切り換え
スイッチ31i〜33iを介して並列に接続されてい
る。そして、これと並列に、第2の負荷容量21i,2
2i,23iがそれぞれ切り換えスイッチ41i〜43
iを介して増幅器2の入力側に接続されている。同様
に、増幅器2の出力側には、第1の負荷容量11o〜1
3oがそれぞれ切り換えスイッチ31o〜33oを介し
て並列に接続され、これと並列に第2の負荷容量21o
〜23oがそれぞれ切り換えスイッチ41o〜43oを
介して接続されている。
【0036】ここで、第1の負荷容量11i〜13oが
可変容量に対応し、切り換えスイッチ31i〜33oが
可変容量選択手段に対応している。前記各第1の負荷容
量11i〜13oは、前記と同様に、それぞれMOSト
ランジスタ5i(5o)とこれと直列に接続される容量
6i(6o)とから構成され容量6i(6o)の他端は
グランド電位に接続され、同様に、第2の負荷容量は容
量7i(7o)から構成されている。
【0037】そして、上記第の実施の形態と同様に、
各MOSトランジスタ5i(5o)は、周波数調整回路
1から供給されるゲート電圧によって制御され、ま
た、切り換えスイッチ31i〜33oは、感度設定回路
2からの制御信号a1〜a3によってそれぞれ作動す
る。また、切り換えスイッチ41i〜43oは、常開接
点を有するスイッチで形成され、周波数設定回路93か
らの制御信号によって制御されるようになっている。そ
して、切り換えスイッチ41i及び41oは周波数設定
回路93からの制御信号b1によって作動し、制御信号
b1が論理値“1”のとき、閉状態となって、第2の負
荷容量21i及び21oと増幅器2とが導通状態となる
ようになっている。同様に、切り換えスイッチ42i,
42oは制御信号b2によって作動して、第2の負荷容
量22i及び22oと増幅器2とを導通状態とし、切り
換えスイッチ43i,43oは制御信号b3によって作
動して、第2の負荷容量23i及び23oと増幅器2と
を導通状態とするようになっている。
【0038】ここで、第2の負荷容量21i,21o及
び22i,22oの容量値をそれぞれC21,C22とし、
上記第の実施の形態と同様に、周波数調整回路91か
ら各MOSトランジスタ5i,5oに対してゲート電圧
を印加したときの各第1の負荷容量11i,11o及び
12i,12oの容量値をC11′,C12′とする。この
状態で、例えば、切り換えスイッチ31i,31o及び
41i,41oのみを閉状態とし、第1の負荷容量11
i,11o及び第2の負荷容量21i,21oと増幅器
2とを導通状態にする。なお、このときの発振周波数を
21とする。
【0039】このとき、電圧制御発振器1の全負荷容量
A は、第1及び第2の負荷容量の合成容量となり、次
式(6)で表される。 CA =C11′+C21 ……(6) 同様に、切り換えスイッチ31i,31o及び42i,
42oのみを閉状態とし、第1の負荷容量11i,11
o及び第2の負荷容量22i,22oとを増幅器2と導
通状態にする。このときの電圧制御発振器1の全負荷容
量CA は、次式(7)で表される。なお、このときの発
振周波数をf22とする。
【0040】 CA =C11′+C22 ……(7) ここで、発振周波数は負荷容量に依存し、負荷容量が大
くなれば発振周波数は小さくなり、負荷容量が小さくな
れば発振周波数は大きくなることから、第2の負荷容量
21i,21o及び22i,22oの容量値C21,C22
が、C21≦C22であれば、そのときの各発振周波数
21,f22は、f21≧f22となり、C21>C 22であれば
21<f22となる。
【0041】したがって、第2の負荷容量を切り換えス
イッチ41i〜43oによって選択することによって、
発振周波数を容易に設定することができる。よって、上
記第の実施の形態と同等の作用効果を得ることができ
ると共に、任意の発振周波数を設定することができるか
ら、選択した第2の負荷容量によって設定される発振周
波数に対して、周波数調整回路91から供給されるゲー
ト電圧に応じて発振周波数を調整することによって、発
振周波数をより高性能に設定することができる。
【0042】なお、上記第の実施の形態では、第1の
負荷容量11i,11oに対して第2の負荷容量21
i,21o及び22i,22oを切り換えた場合につい
て説明したが、これに限らず、第1及び第2の負荷容量
についてどのような組み合わせでも上記同等の作用効
果を得ることができる。また、上記第の実施の形態で
は、第1の負荷容量及び第2の負荷容量を入力側及び出
力側にそれぞれ3つずつ設けた場合について説明した
が、これに限らず、任意数の第1及び第2の負荷容量を
設けることが可能である。
【0043】また、第1の負荷容量及び第2の負荷容量
を一つずつ選択するようにした場合について説明した
が、これに限らず、複数組み合わせて選択するようにす
ることも可能である。次に、本発明の第の実施の形態
を説明する。この第の実施の形態では、図4に示すよ
うに、増幅器2の入力側及び出力側に感度設定用の負荷
容量5aと、この感度設定用負荷容量による周波数変動
を相殺する周波数補正用の負荷容量5a′と、周波数設
定用の負荷容量5bと、この周波数設定用負荷容量によ
る感度変動を相殺する感度補正用の負荷容量5b′とが
それぞれ設けられている。ここで、第1の負荷容量51
〜54oが可変容量に対応し、切り換えスイッチ71i
〜74oが可変容量選択手段に対応し、第2の負荷容量
61i〜64oが固定容量に対応し、切り換えスイッチ
75i〜75oが固定容量選択手段に対応している。
【0044】なお、各負荷容量は、入力側と出力側とで
同一機能構成を有しているので、ここでは、出力側の負
荷容量について説明する。なお、図4において、切り換
えスイッチ71i〜78iがそれぞれ71o〜78oに
対応し、第1の負荷容量51i〜54iがそれぞれ51
o〜54oに対応し、第2の負荷容量61i〜64iが
それぞれ61o〜64oに対応している。
【0045】感度設定用の負荷容量5aは、第1の負荷
容量51o,52oで構成され、これら第1の負荷容量
51o,52oはそれぞれ増幅器2の出力側に切り換え
スイッチ71o,72oを介して並列に接続されてい
る。そして、この第1の負荷容量51o,52oのMO
Sトランジスタは周波数調整回路91から供給されるゲ
ート電圧に応じて制御されるようになっている。
【0046】また、周波数補正用の負荷容量は、第2の
負荷容量61o及び62oで構成され、これら第2の負
荷容量61o,62oはそれぞれ増幅器2に切り換えス
イッチ73o,74oを介して並列に接続されている。
そして、これら切り換えスイッチ71o〜74oは常開
接点を有するスイッチで形成され、感度設定用データデ
コーダ94からの制御信号によって制御されるようにな
っている。そして、切り換えスイッチ71o及び73o
は、感度設定用データデコーダ94からの制御信号c1
に応じて作動し、制御信号c1が論理値“1”のとき、
閉状態となって、第1及び第2の負荷容量51o,61
oと増幅器2とが導通状態となるようになっている。同
様に、切り換えスイッチ72o及び74oは、感度設定
用データデコーダ94からの制御信号c2に応じて作動
し、制御信号c2が論理値“1”のとき閉状態となっ
て、第1及び第2の負荷容量52o,62oと増幅器2
とが導通状態となるようになっている。
【0047】そして、前記第1の負荷容量51o,52
o及び第2の負荷容量61o,62oの容量値は、負荷
容量51o及び61oの合成容量と、負荷容量52o及
び62oの合成容量とは同一値となるように設定され、
且つ、第1の負荷容量51o及び52oの各容量の容量
値をC51,C52としたとき、C51<C52を満足するよう
に設定されている。すなわち、感度を変更するために増
幅器2と接続する第1の負荷容量を変更した場合、その
容量値が変化することから電圧制御発振器全体の全等価
負荷容量CA が変化し、そのため、発振周波数が変化す
る。よって、第1の負荷容量の容量値の変化に伴う全等
価負荷容量CA の変化を第2の負荷容量の容量値を変化
させることによって、相殺している。
【0048】つまり、感度を大きくする場合には、第1
の負荷容量の容量値を大きくすれば、電圧制御発振器全
体の全等価容量値CA が増加し、前記(1)式からわか
るように、感度が大きくなる。このとき、全等価容量値
A が増加することから、発振周波数が減少する。これ
を回避するためには、前記(1)式からわかるように、
全等価容量値CA を減少させればよいから、第2の負荷
容量の容量値を小さくすればよい。
【0049】逆に、感度を小さくする場合には、第1の
負荷容量の容量値を小さくすれば、感度が小さくなり、
このとき、全等価容量値CA が減少するから減少した分
だけ、第2の負荷容量の容量値を大きくする。よって、
全等価容量値CA は常に所定値となるから、発振周波数
は変化せずに感度のみが変化することになる。一方、周
波数設定用の負荷容量5bは、第2の負荷容量63o及
び64oで構成され、これら第2の負荷容量63o,6
4oはそれぞれ切り換えスイッチ75o,76oを介し
て増幅器2に並列に接続されている。また、感度補正用
の負荷容量5b′は、第1の負荷容量53o及び54o
で構成され、これら第1の負荷容量53o,54oは、
それぞれ、切り換えスイッチ77o,78oを介して並
列に増幅器2に接続されている。
【0050】そして、これら切り換えスイッ75o〜
78oは、常開接点を有するスイッチで構成され、周波
数設定用データデコーダ95からの制御信号に応じて制
御されるようになっている。そして、切り換えスイッチ
75o及び77oは、周波数設定用データデコーダ95
からの制御信号出に応じて作動し、同様に、切り換えス
イッチ76o,78oは制御信号d2に応じて作動し、
それぞれ、制御信号が論理値“1”のとき、閉状態とな
って、それぞれ対応する第1及び第2の負荷容量と増幅
器2とが導通状態となるようになっている。
【0051】そして、第1の負荷容量53o,54o及
び第2の負荷容量63o,64oは、負荷容量53o及
び63oの合成容量及び54o及び64oの合成容量が
それぞれこの合成容量に応じて設定される全負荷容量C
A に応じた所定の発振周波数を得ることのできる値に設
定され、且つ、第1の負荷容量53o,54oの容量値
をC53,C54、第2の負荷容量63o,64oの容量値
をそれぞれC63,C64としたとき、C53>C54、且つ、
63>C64を満足するように設定されている。すなわ
ち、発振周波数を変更するために増幅器2と接続する第
2の負荷容量を変更した場合、その容量値が変化するこ
とから電圧制御発振器全体の全等価負荷容量CA が変化
し、そのため、感度が変化する。よって、第2の負荷容
量の容量値の変化による全等価負荷容量CA の変化に伴
う感度の変化を第1の負荷容量の容量値を変化させるこ
とによって、相殺している。
【0052】つまり、発振周波数を小さくする場合、第
2の負荷容量の容量値を大きくすれば、電圧制御発振器
全体の等価負荷容量値CA が増加するから発振周波数は
小さくなる。ところが、このとき、前記(1)式からわ
かるように、全体の等価負荷容量値CA が増加すること
によって、感度が低下する。この感度の低下を相殺する
ためには、(1)式からわかるように第1の負荷容量値
を増加させればよい。逆に、発振周波数を大きくする場
合には、第2の負荷容量の容量値を小さくすれば、発振
周波数は大きくなり、感度も大きくなる。よって、第1
の負荷容量値を減少させれば、その分感度が低下し、結
果として、発振周波数の変化に係わらず、感度は一定と
なる。
【0053】したがって、感度設定に伴う発振周波数の
変化及び周波数設定に伴う感度の変化を考慮しこの変
化を相殺するような組み合わせで第1及び第2の負荷容
量を選択することによって、感度及び発振周波数を互い
に依存することなく可変とすることができる。したがっ
て、上記第の実施の形態における作用効果と同等の作
用効果を得ることができると共に、感度及び発振周波数
を互いに依存することなく可変にすることのできる電圧
制御発振器を得ることができる。
【0054】なお、上記第の実施の形態では、感度及
び発振周波数を2段階に設定する場合について説明した
が、これに限らず、任意の段階に設定可能にすることが
できる。また、前記第〜第の各実施の形態において
は、各第1の負荷容量と増幅器2との間に切り換えスイ
ッチを設け、切り換えスイッチによって、第1の負荷容
量と増幅器2との間を導通状態にするか否かによって、
第1の負荷容量を選択するようにした場合について説明
したが、これに限らず、例えば、周波数調整回路91と
各MOSトランジスタとの間に切り換えスイッチを設
け、周波数調整回路91からのゲート電圧と、MOSト
ランジスタをオフ状態とするゲート電圧とを切り換えて
供給することによって、増幅器2と第1の負荷容量の何
れかとを接続するようにすることも可能である。
【0055】また、例えば、図5に示すように、周波数
調整回路91と各MOSトランジスタとの間に切り換え
スイッチS1を設け、さらに、切り換えスイッチS1と
MOSトランジスタとの間を切り換えスイッチS2を介
してグランド電圧に接続するようにしてもよい。この場
合、スイッチS1のみが閉状態である場合には、MOS
トランジスタのゲートには、周波数調整回路91から供
給されるゲート電圧が印加される。そして、スイッチS
2のみが閉状態である場合には、MOSトランジスタへ
供給される電圧はグランド電位となる。よって、MOS
トランジスタがオフ状態となって、図2に示す回路と等
価な回路を形成することができる。このようにした場合
には、発振器本体と、複数の負荷容量とを切り換えるた
めのスイッチとが直接接続されないので、寄性容量,ス
イッチのオン抵抗等により、発振器本体が影響を受ける
ことがなく、安定した発振周波数を得ることができる。
【0056】また、上記第2及び第の実施の形態にお
いては、第2の負荷容量を複数設け、何れかを選択する
ようにした場合について説明したが、これに限らず、例
えば、第2の負荷容量の容量値を可変制御可能に形成
し、この容量値を変化させるようにしてもよい。さら
に、上記各実施の形態においては、第1の負荷容量をM
OSトランジスタと容量とを直列に接続して構成した場
合について説明したが、これらを並列に接続してもよ
く、また、MOSトランジスタに限らず、バイポーラト
ランジスタを適用することも可能である。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項1
に係る電圧制御発振器によれば、MOSトランジスタと
容量とからなる可変容量を複数設け、これらを可変容量
選択手段によって選択することによって、MOSトラン
ジスタへの制御信号の変化量に対する発振周波数の変化
量である感度を容易に変化させることができる。
【0058】
【0059】また、請求項に係る電圧制御発振器によ
れば、固定容量を複数設け、これら固定容量を固定容量
選択手段により選択することによってより高性能に発
振周波数を設定することができる
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための電圧制御発振器のブロ
ック図である。
【図2】本発明の第の実施の形態における電圧制御発
振器のブロック図である。
【図3】本発明の第の実施の形態における電圧制御発
振器のブロック図である。
【図4】本発明の第の実施の形態における電圧制御発
振器のブロック図である。
【図5】本発明の第〜第の実施の形態における各負
荷容量の選択方法のその他の例である。
【図6】従来の電圧制御発振器の一例である。
【図7】従来の電圧制御発振器の一例である。
【符号の説明】
1 電圧制御発振器 2 増幅器 3 抵抗 4 圧電素子 5 MOSトランジスタ 6,7 容量
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−152244(JP,A) 特開 平5−75344(JP,A) 特開 平4−304704(JP,A) 特開 平5−283935(JP,A) 特開 平7−30329(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H03B 5/32 H03B 5/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 増幅器と、当該増幅器の帰還回路を形成
    する圧電振動子と、当該圧電振動子と並列に前記増幅器
    の帰還回路を形成する負荷容量と、を備えた電圧制御発
    振器において、前記負荷容量は、MOSトランジスタ及び容量からなる
    複数の可変容量と、これら複数の可変容量を選択するた
    めの可変容量選択手段と、備え、 前記MOSトランジスタのゲートに入力される制御信号
    に応じて発振周波数を可変にすると共に、前記可変容量
    選択手段により前記可変容量を選択することによって前
    記発振周波数の感度を可変にする ことを特徴とする電圧
    制御発振器。
  2. 【請求項2】 前記負荷容量は、さらに、前記発振周波
    数を調整するための複数の固定容量とこれら複数の固定
    容量を選択するための固定容量選択手段と、を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の電圧制御発振器。
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