JP2003197714A - ウェ−ハ用真空吸着チップ - Google Patents

ウェ−ハ用真空吸着チップ

Info

Publication number
JP2003197714A
JP2003197714A JP2001392391A JP2001392391A JP2003197714A JP 2003197714 A JP2003197714 A JP 2003197714A JP 2001392391 A JP2001392391 A JP 2001392391A JP 2001392391 A JP2001392391 A JP 2001392391A JP 2003197714 A JP2003197714 A JP 2003197714A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wafer
vacuum suction
shaped groove
chip
vacuum
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001392391A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Saito
亮 齋藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Yamagata Ltd
Original Assignee
NEC Yamagata Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Yamagata Ltd filed Critical NEC Yamagata Ltd
Priority to JP2001392391A priority Critical patent/JP2003197714A/ja
Publication of JP2003197714A publication Critical patent/JP2003197714A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)
  • Manipulator (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】半導体ウェ−ハを抜き取り搬送する際、キズ・
汚れを付けずに、又、安全且つ正確にウェ−ハを吸着搬
送出来るようにする。 【解決手段】ウェ−ハキャリア内に保管されているウェ
−ハ20の中から、該当のウェ−ハをハンドリングする
際に、ウェ−ハサイズに合うV字型の溝11と、過剰挿
入防止用の突起部14とを設けることにより、真空吸着
チップと隣のウェ−ハが接触し、ウェ−ハにキズが発生
する事を防止することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウェーハを
ハンドリングし保持するウェ−ハ用真空吸着チップに関
し、特にウェーハ保持時のキズを防止したストッパ−付
き真空吸着チップに関する。
【0002】
【従来の技術】このウェ−ハ用真空吸着チップとして
は、半導体ウェ−ハを1枚づつ真空吸着して保持するも
のでるが、特開平7―141041号公報などに示され
るものである。
【0003】キャリアに収納されている多数のウェ−ハ
の一部を、手作業により抜き取り・搬送する場合、真空
ピンセットが使用されている。この真空吸着ピンセット
としては、特開昭61−13639号公報、実開平5―
29149号公報に示されるものがある。この従来の真
空ピンセットは、真空引き用配管を接続したハンドル部
と、真空引き用穴を底部に形成したリング状の吸着溝を
設けた半導体ウェ−ハ吸着部とを有し、このウェ−ハ吸
着部の溝以外は平坦上面となっている。
【0004】図4は(a)(b)は、このような真空吸
着チップの平面図および側断面図である。この真空吸着
チップ10aは、半導体ウェ−ハ20を、下側の吸着板
12aと上側の上板部13aとの間のV字型溝11aに
挿入するようにして保持している。この場合、吸着板1
2aには真空吸引されるように、吸着面の中央に吸引用
吸着口とこの吸引用口の底には真空引きできる穴が設け
られている。このV字型溝11aに半導体ウェ−ハ20
を挿入して、吸着板12aからりウェ−ハ20の下面を
真空吸着してウェ−ハ20を確実に保持している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来の半導体ウェ
−ハ吸着用真空ピンセットでは、ウェ−ハがわずかな隙
間を空けて収納されているウェ−ハキャリアからウェ−
ハを抜き取る際、真空ピンセットをウェ−ハの裏面に吸
着させようとウェ−ハとウェ−ハとの隙間に挿入する
が、この時真空ピンセットが吸着しようとするウェ−ハ
の裏面と対向している隣のウェ−ハ表面に接し、キズ・
汚れを付け半導体ウェ−ハの歩留りを低下させるという
問題があった。
【0006】また、従来の構成では、ウェ−ハをハンド
リングした際に端面が溝にすっきりおさまらず、安定性
に欠ける事が懸念される事から、ウェ−ハをハンドリン
グ時、落下させる危険性が極めて高かった。
【0007】従って、本発明の目的は、半導体ウェ−ハ
を抜き取り搬送する際、キズ・汚れを付けずに、又、安
全且つ正確にウェ−ハを吸着搬送出来るウェ−ハ用真空
吸着チップを提供する事にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のウェ−ハ用真空
吸着チップの構成は、ウェ−ハキャリア内に保管されて
いるウェ−ハの中から、該当のウェ−ハをハンドリング
する際に、ウェ−ハサイズに合うV字型の溝と、過剰挿
入防止用の突起部とを設けることにより、真空吸着チッ
プと隣のウェ−ハが接触し、ウェ−ハにキズが発生する
事を防止することを特徴とするである。
【0009】本発明において、ウェ−ハ端面が入り込む
V字型溝が、挿入口側を広くした特定の傾斜角度を有す
ることもでき、また、そのV字型溝の傾斜角度が、5°
より大きく30°より小さい角度であるとよい。また、
V字型の溝は、その底面がウェ−ハ端面の対応した湾曲
面にに形成された湾曲部を設けたものにでき、さらにV
字型の溝の一方にある吸着板面は、その先端が薄く溝側
が厚いテーパー構造となることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。図1(a)(b)は本
発明の一実施形態を示す真空吸着チップの斜視図および
その部分拡大図である。本実施形態は、ウェ−ハ端面が
入り込む特定の角度を持ったV字型の溝11と、テーパ
を有する吸着口19と吸着面18とをもつ吸着板12
と、過剰挿入防止用の突起部14とによって構成され、
V字型溝11はウェーハサイズに合うR部(湾曲部)1
6をも兼ね備えている。また、この真空吸着チップ10
を工具やロボットなどで保持する把持部15が吸着面1
8の反対側に設けられている。
【0011】本実施形態は、図1(b)のように、V字
型溝11の入口には、V字型溝角度5°の傾斜があり、
また、ウェーハサイズ5インチの場合に合ったR62.
5mmφの湾曲があり、さらに、この真空吸着チップの
先端の隙間1mm、過剰挿入防止用の突起部の高さ2.
5mmで構成されている。
【0012】また、ここで特定の傾斜角度(5°)を持
ったV字型の溝11は、3〜30°の傾斜角度であれ
ば、ウェ−ハ表面を擦らずに挿入出来、キズ発生と落下
防止機能を有している。また、ウェーハサイズに合うR
部16は、ウェ−ハ吸着時、R部16に添う様にセット
出来る構成であるから、ウェ−ハの安定性が向上する。
さらに、吸着板12のテ−パは先に行く程直線的に薄く
する事で、真空吸着チップを挿入する時、隣のウェーハ
表面に触れることによる、キズ発生を更に防止する。ま
た、突起部14は、隣のウェ−ハ端面が突起部14に当
たる事により、ウェ−ハ吸着面12以外の挿入が出来な
くなり、過剰挿入防止機能を有すると共に、安定性良く
ウェ−ハを吸着する事が出来る。
【0013】又、V字型の溝11は、真空吸着チップで
吸着したウェ−ハ表面を上部に向けた際に、多少の風圧
により不可がウェ−ハ表面に掛かるが、特定の角度を持
った溝にウェ−ハ端面が引っかかる構成となっているの
で、ウェ−ハ落下も防止出来る。以上のように、真空吸
着チップでウェ−ハを吸着する際、V字型の溝11にウ
ェ−ハの端面が入り込む様にハンドリングしないと吸着
出来ない事と、真空吸着チップの先端を該当ウェ−ハの
裏面に沿って挿入しないとハンドリング出来ない構成と
なっている事から、あらゆる面からキズの発生を防止出
来る構成とすることが出来る。
【0014】なお、V字溝11のRは、5インチのウェ
−ハでは62.5mmφであったが、6インチの場合は
75mmφ、8インチの場合は100mmφとすればよ
い。また、V字溝11の上板部13の先端の高さの寸法
は、1±0.5mmとし、突起部14の高さは、5,6
インチのウェ−ハでは2.5±0.5mm、8インチの
場合は4.1±0.5mmφとすればよい。このストッ
パとなる突起部14の高さは、5,6インチの場合、そ
のキャリアピッチ4.75mmに対応し、8インチの場
合、そのキャリアピッチ6.35mmに対応するようにし
ている。
【0015】また、V字溝の隙間の寸法は、5、6イン
チの場合、1±0.2mmであるが、8インチの場合、
1.1±0.2mmとればよい。
【0016】次に、本実施形態の使用方法について、図
2(a)(b)(c)を参照して詳細に説明する。この
キズ防止機能付き真空吸着チップの使用方法は、半導体
ウェ−ハ20の吸着・離脱を行う際、キズ防止機能付き
真空吸着チップの特定の角度を持ち、ウェ−ハサイズに
合うR部16を有するV字型の溝11にウェ−ハの端面
を挿入させた際、ウェ−ハを固定する特定の角度付きの
溝が形成される。
【0017】また、従来の構成では、キャリアからウェ
−ハを真空吸着チップにて抜き取る際に、ウェ−ハとウ
ェ−ハとの隙間に挿入される時に、真空吸着チップが吸
着しようとするウェ−ハの裏面と対向している隣りのウ
ェ−ハ表面に接触し、キズ・汚れを付けたり、また、ハ
ンドリング時の不安定性からウェ−ハを落下させ、ウェ
−ハの歩留りを低下させると言った問題が発生してい
た。しかし、本実施形態のキズ防止機能付き真空吸着チ
ップは、図2(a)のように、、キャリア21に収納さ
れている半導体ウェ−ハ20を抜取る場合に、図2
(b)のように、ウェ−ハ20の裏面を吸着する際、V
字型を有する溝11にウェ−ハ端面が入り込む構成にな
っているので、真空吸着チップが動かず、隣りのウェ−
ハ20の表面に接触しない構成となっている。この際、
図2(c)のように、溝11のR部16にウェ−ハ20
のサイズが合うため、ウェ−ハ20の端面がぴたりと保
持され、ウェ−ハの吸着・離脱が確実に行なえる。
【0018】本実施形態をロボットのア−ムに施工した
適用例を図3の斜視図に示す。図3に示す通り、ロボッ
ト30のア−ム31に真空吸着チップ10を取付ける
と、その半導体ウェ−ハ吸着部(先端部)11に、本実
施形態のガイド付き真空吸着チップ10を応用する事も
可能である。
【0019】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明は半導体ウェ
−ハ固定用の溝を半導体ウェ−ハ吸着部に設けることに
より、吸着しようとする半導体ウェ−ハにキズ防止機能
付き真空吸着チップが固定され、隣りのウェ−ハと接触
せずウェ−ハ表面に対するキズ・汚れの発生を防止出
来、更に、V字型の溝にはウェ−ハサイズに合うRを付
けた事で、ウェ−ハ端面が入り込む為、安全且つ正確に
ウェ−ハの吸着・離脱が行なえるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)は本発明の第1の実施形態を説明
する真空吸着チップの斜視図およびその部分拡大図。
【図2】(a)〜(c)は図1の真空吸着チップの使用
時の斜視図、側面図および正面図。
【図3】図1の真空吸着チップの使用時の斜視図。
【図4】(a)(b)は従来例の真空吸着チップの使用
時の平面図および側面図。
【符号の説明】
10,10a 真空吸着チップ 11,11a V字型溝 12,12a 吸着板 13,13a 上板部 14 突起部 15 把持部 16 R部分 18 吸着面 19 吸着口 20 ウェーハ 21 キャリア 30 ロボット 31 アーム

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体ウェーハをハンドリングし保持す
    るウェ−ハ用真空吸着チップにおいて、上板部と吸着板
    との間で前記ウェ−ハの端面が適合して入り込むV字型
    の溝を有し、かつ前記ウェ−ハの挿入時のストッパ−と
    なる突起部を前記吸着板から突出して有し、キズ防止用
    ストッパ付きとしたことを特徴とするウェ−ハ用真空吸
    着チップ。
  2. 【請求項2】 ウェ−ハ端面が入り込むV字型溝が、挿
    入口側を広くした特定の傾斜角度を有する請求項1記載
    のウェ−ハ用真空吸着チップ。
  3. 【請求項3】 V字型溝の傾斜角度が、5°より大きく
    30°より小さい角度である請求項2記載のウェ−ハ用
    真空吸着チップ。
  4. 【請求項4】 V字型の溝は、その底面がウェ−ハ端面
    の対応した湾曲面にに形成された湾曲部Rが設けられた
    請求項1または2記載のウェ−ハ用真空吸着チップ。
  5. 【請求項5】 V字型の溝の一方にある吸着板面は、そ
    の先端が薄く溝側が厚いテーパー構造となった請求項
    1,2,4または5記載のウェ−ハ用真空吸着チップ。
  6. 【請求項6】 V字型の溝、その湾曲面、突起部の大き
    さは、半導体ウェーハの寸法により決められた請求項
    1,2,3,4または5記載のウェ−ハ用真空吸着チッ
    プ。
JP2001392391A 2001-12-25 2001-12-25 ウェ−ハ用真空吸着チップ Pending JP2003197714A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392391A JP2003197714A (ja) 2001-12-25 2001-12-25 ウェ−ハ用真空吸着チップ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001392391A JP2003197714A (ja) 2001-12-25 2001-12-25 ウェ−ハ用真空吸着チップ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003197714A true JP2003197714A (ja) 2003-07-11

Family

ID=27599729

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001392391A Pending JP2003197714A (ja) 2001-12-25 2001-12-25 ウェ−ハ用真空吸着チップ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003197714A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022050207A1 (ja) * 2020-09-04 2022-03-10 川崎重工業株式会社 ロボット

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2022050207A1 (ja) * 2020-09-04 2022-03-10 川崎重工業株式会社 ロボット
TWI801987B (zh) * 2020-09-04 2023-05-11 日商川崎重工業股份有限公司 機器人
US20230321850A1 (en) * 2020-09-04 2023-10-12 Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha Robot

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TW200849459A (en) Substrate attracting device and substrate transfer apparatus
JPH024144B2 (ja)
TWI254397B (en) Apparatus and method of automatically cleaning a pick-up head
EP0834906A2 (en) Device for transferring a semiconductor wafer
JPH11116046A (ja) ウェハ搬送ロボットにおけるロボットハンド
JP5381865B2 (ja) ウェハ搬送装置およびウェハ搬送方法
JP2003197714A (ja) ウェ−ハ用真空吸着チップ
JPH1126482A (ja) ダイボンディング装置
JPH09174477A (ja) 真空ツィーザ
JP3134752U (ja) 真空ピンセット用吸着チップ及び真空ピンセット
JPH05315434A (ja) 半導体ウェーハ保持具
KR100308784B1 (ko) 웨이퍼의 진공 흡착기
JP2004153157A (ja) 真空ピンセット及び半導体ウェハ搬送方法
JPH05190665A (ja) バンプ付半導体チップ用ピックアップコレット及びバンプ付半導体チップのピックアップ方法
JP2754817B2 (ja) ウエーハハンドリング装置
KR200165874Y1 (ko) 반도체 웨이퍼 이동용 트위저
JPH0529149U (ja) 真空ピンセツト
JP2000068362A (ja) 真空ピンセット
JPH11138452A (ja) 手動真空ピンセット
JPH03296243A (ja) 半導体ウエハの取扱い用治具
JPS5848914A (ja) ウエハピンセツト
JPH02222557A (ja) 真空ピンセット
JPH0627087U (ja) 真空吸着ピンセット
JPH03217041A (ja) 基板搬送用アーム
JPH04137051U (ja) 真空吸着保持装置

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20050518

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051115

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060322