JP2003197397A - プラズマ処理装置 - Google Patents

プラズマ処理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度プラズマを得ることができる常圧プラ
ズマ処理装置を提供する。 【解決手段】 内側のホット電極30とそれを囲む外側
のアース電極40との間の筒状プラズマ化空間1aに、
処理ガスを供給するとともに電界を印加してグロー放電
を起させる処理ガスをプラズマ化させて、ノズル孔52
bから吹出す。プラズマ化空間1aの上側(基端側)に
は、処理ガス供給路21dに連なる環状空間21eと、
この環状空間21eから斜めに延びる複数の旋回導孔2
5aを形成し、プラズマ化空間1aへの処理ガスを旋回
流にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラズマ処理装
置に関するものであり、特に常圧下においてグロー放電
によりプラズマを生成して被処理物に吹き付け、薄膜形
成、エッチング、表面改質、有機汚染物除去、撥水化又
は親水化等の表面処理を行なうのに適した装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】グロー放電プラズマによる表面処理は低
圧下で行なうのが一般的であった。しかし、真空チャン
バーやその内部を真空引きする大容量の排気装置を要
し、高価であった。そこで、常圧下で行なうことのでき
る装置が種々開発されている(特開平6−2149号公
報、特開平7−85997号公報、特開平11−251
304号公報、特開平11−260597号公報等参
照)。例えば、特開平11−251304号公報に記載
の装置によれば、電極構造を筒状の外側電極とその軸心
に沿って配された内側電極との同心円筒型に構成し、こ
れら電極間に処理ガスを導入してプラズマ化させ、これ
を被処理物に吹き付け、局所的な表面処理を行なうよう
になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上掲公報等の
常圧プラズマ処理装置では、処理ガスが電極間を流れる
短い時間内でしかプラズマ化できないため、高密度のプ
ラズマを得るのが難しく、処理強度と処理速度の面で改
善の余地があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明に係るプラズマ処理装置は、軸状に延びる
内側電極と、この内側電極をそれと同軸をなして囲む筒
状の外側電極と、これら電極の間に形成された筒状のプ
ラズマ化空間(活性化空間)に上記軸方向の基端側から
処理ガスを供給するガス供給手段と、上記電極間に電界
を印加して例えばグロー放電等を起させることにより上
記ガス供給手段からの処理ガスを上記筒状空間において
プラズマ化(イオン状態だけでなくラジカル状態も含
む)させる電界印加手段と、上記プラズマ化空間の先端
側に配され、上記プラズマ化後の処理ガスを被処理物へ
向けて吹出すノズル部とを備え、上記ガス供給手段が、
処理ガス源に接続されたガス供給路と、上記プラズマ化
空間の基端側に配され、上記ガス供給路からの処理ガス
を上記プラズマ化空間の周方向に旋回させながら上記ノ
ズル部へ向かわせる旋回流形成機構(旋回流形成手段)
とを有していることを特徴とする。これによって、処理
ガスを高密度にプラズマ化することができ、十分に大き
な処理強度と処理速度を得ることができる。
【0005】上記旋回流形成機構が、上記ガス供給路に
連なるとともに上記プラズマ化空間と同軸でそれより大
径の環状空間と、この環状空間から上記プラズマ化空間
へ向けて延びるとともに環状空間の周方向に互いに離れ
て配された複数の旋回導孔とを有する旋回流形成路から
なり、各旋回導孔が、プラズマ化空間のほぼ接線に沿う
とともにプラズマ化空間に向かうにしたがって先端側へ
傾き、且つ上記ガス供給路より細いことが望ましい。こ
れによって、螺旋状の、しかも高速の旋回流を確実に形
成できる。旋回流形成路として、上記プラズマ化空間と
同軸をなす螺旋状の導孔を設けてもよい。上記旋回流形
成機構は、上記のような旋回流形成路の他、回転羽根と
これを回転させる駆動手段等で構成してもよい。
【0006】本発明のプラズマ処理装置は、ノズルヘッ
ドを備えているのが望ましい。このノズルヘッドの筐体
を構成するヘッド本体には、絶縁ホルダが装填されると
ともにそれより先端側に上記外側電極が収容、支持さ
れ、更にそれより先端側に上記ノズル部が設けられてお
り、上記内側電極の基端部が、上記絶縁ホルダに支持さ
れ、先端部が、絶縁ホルダから突出して上記外側電極内
に挿入されており、上記絶縁ホルダに、上記ガス供給路
の一部又は全部と環状空間と旋回導孔とが形成されてい
る。これによって、内外の電極を確実に絶縁しながら安
定して保持することができる。
【0007】上記ヘッド本体が、導電体からなり、上記
外側電極と導通するとともに接地されており、上記内側
電極の基端部が、上記電圧印加手段に接続されているこ
とが望ましい。これによって、電極の電気的接続や接地
を容易に行なうことができる。
【0008】上記内側電極の内部には、基端側から先端
側へ向かい、その後基端側へ戻る内側電極冷却路が形成
され、上記外側電極の外周面と上記ヘッド本体との間に
は、環状の外側電極冷却路が形成され、これら内外の電
極冷却路の一端どうしが、上記絶縁ホルダ及びヘッド本
体内に形成された内部連通路を介して連通するととも
に、他端が、それぞれ絶縁ホルダ又はヘッド本体に形成
された外部連通路を介してノズルヘッドの外部へ出さ
れ、これら外部連通路のうち一方の外出端に電極冷却用
の冷媒供給源が接続され、他方の外出端に冷媒排出路又
は冷媒供給源への戻し路が接続されていることが望まし
い。これによって、冷媒を1つの経路に沿って流しなが
ら内外の電極を順次冷却することができる。また、ノズ
ルヘッドには、冷媒のインとアウトのポートをそれぞれ
1つ設けるだけでよく、これらポートに接続される配管
構成の簡略化を図ることができる。
【0009】上記ノズル部には、上記処理ガスを吹出す
ノズル孔を囲むようにして吸込み孔が形成され、上記絶
縁ホルダ又はヘッド本体には、上記吸込み孔における周
方向に互いに離れた位置から基端側へ延びる複数の第1
吸込み路と、これら第1吸込み路を互いに連ねて均圧化
する連絡路と、この連絡路における上記複数の第1吸込
み路を均等吸引可能な位置から延びる単一の第2吸込み
路とが形成されており、この第2吸込み路が、ノズルヘ
ッドから出て吸込み手段に接続されていることが望まし
い。これによって、ノズルヘッド内の限られたスペース
に吸込み路を有効配置して、ノズル孔の周りを周方向に
均等に吸込むことができ、処理済みの被処理物が排ガス
で悪影響を受けるのを確実に防止できる。
【0010】上記ノズルヘッドの基端部に、上記の各接
続部(すなわちガス供給路と処理ガス源との接続部、内
側電極と電圧印加手段との接続部、外部連通路のうち一
方の外出端と冷媒供給源との接続部、他方の外部連通路
の外出端と冷媒排出路又は冷媒供給源への戻し路との接
続部、第2吸込み路と吸込み手段との接続部)が、それ
ぞれ配されていることが望ましい。これによって、接続
作業や接続状態の確認を容易に行なうことができる。ま
た、外観をすっきりさせることができる。
【0011】本発明では、上記電極間に、高周波電界、
パルス電界等の電界が印加され、プラズマを発生させる
が、中でもパルス電界を印加することが好ましく、特
に、パルスの立上がり及び/又は立下がり時間が、10
μs以下のものが好ましい。10μsを越えると放電状
態がアークに移行しやすく不安定なものとなり、高密度
プラズマ状態を保持しにくくなる。また、立上がり時間
及び立下がり時間が短いほどプラズマ発生の際のガスの
電離が効率よく行なわれるが、40ns未満の立上がり
時間のパルス電界を実現することは、実際には困難であ
る。より好ましくは50ns〜5μsである。なお、こ
こでいう立上がり時間とは、電圧(絶対値)が連続して
増加する時間、立下り時間とは、電圧(絶対値)が連続
して減少する時間を指すものとする。
【0012】上記パルス電界の電界強度は、10〜10
00kV/cmとなるようにするのが好ましく、15〜
1000kV/cmがより好ましい。電界強度が10k
V/cm未満であると処理に時間がかかりすぎ、100
0kV/cmを越えるとアーク放電が発生しやすくな
る。上記パルス電界の周波数は、0.5kHz以上であ
ることが好ましい。0.5kHz未満であると、プラズ
マ密度が低く、処理に時間がかかりすぎる。上限は特に
限定されないが、常用されている13.56MHz、試
験的に使用されている500MHzといった高周波帯で
も構わない。負荷との整合のとり易さや取り扱い性を考
慮すると、500kHz以下が好ましい。このようなパ
ルス電界を印加することにより、処理速度を大きく向上
させることができる。上記パルス電界における1つのパ
ルスの継続時間は、200μs以下であることが好まし
い。200μsを越えるとアーク放電に移行しやすくな
る。ここで、1つのパルス継続時間とは、ON、OFF
の繰り返しからなるパルス電界における、1つのパルス
の連続するON時間を言う。
【0013】本発明のプラズマ処理装置は、どのような
圧力下でも用いることができるが、特に大気圧近傍の圧
力下(常圧下)で用いるとその効果を十分に発揮でき
る。大気圧近傍の圧力とは、1.333×104〜1
0.664×104Paの範囲を指す。中でも、9.3
31×104〜10.397×104Paの範囲は、圧力
調整が容易で装置が簡便になり、好ましい。大気圧近傍
の圧力下では、ヘリウム、ケトン等の特定のガス以外
は、プラズマ状態が安定して保持されずにアーク放電に
移行しやすいことが知られているが、印加電界をパルス
状にすることによって、アーク放電に移行する前に放電
を止めることができる。上記パルス電界を用いた大気圧
放電プラズマ処理装置によると、ガス種にまったく依存
せず、電極間において大気圧下で放電を起こすことが可
能であり、電極構造や放電手順を単純化でき、高速処理
を実現できる。
【0014】本発明で処理できる被処理基材(被処理
物)は、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレ
ン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレート、
ポリテトラフルオロエチレン、ポリイミド、液晶ポリマ
ー、エポキシ樹脂、アクリル樹脂等のプラスチック、ガ
ラス、セラミック、金属等が挙げられる。基材の形状と
しては、板状、フィルム状等のものが挙げられるが、こ
れらに限定されない。特に、エッチング処理を行なう場
合は、シリコンウェーハ、GaAsウェーハ、InPウ
ェーハ等の半導体ウェーハ、各種絶縁膜や金属薄膜やS
AWフィルタなども処理の対象となる。
【0015】本発明で用いる処理ガスとしては、電界を
印加することによってプラズマを発生するガスであれ
ば、特に限定されず、処理目的により種々のガスを使用
できる。本発明の装置によれば、プラズマ発生空間中に
存在する気体の種類を問わずグロー放電プラズマを発生
させることが可能であり、開放系あるいは気体の自由な
流失を防ぐ程度の低気密系での処理が可能となる。処理
ガスとして、CF4、C26、CClF3、SF6等のフ
ッ素含有化合物ガスを用いることによって、撥水性表面
を得ることができる。処理ガスとして、O2、O3、水、
空気等の酸素元素含有化合物、N2、NH3等の窒素元素
含有化合物、SO2、SO3等の硫黄元素含有化合物を用
いることによって、基材表面にカルボニル基、水酸基、
アミノ基等の親水性官能基を形成させて表面エネルギー
を高くし、親水性表面を得ることができる。また、アク
リル酸、メタクリル酸等の親水基を有する重合性モノマ
ーを用いて親水性重合膜を被膜することもできる。S
i、Ti、Sn等の金属の金属−水素化合物、金属−ハ
ロゲン化合物、金属アルコラート等の処理ガスを用いる
ことによって、SiO2、TiO2、SnO2等の金属酸
化物薄膜を形成でき、基材表面に電気的、光学的機能を
与えることができる。さらに、ハロゲン系ガスを用いて
エッチング処理やダイシング処理を行なったり、酸素系
ガスを用いてレジスト処理や有機物汚染の除去を行なっ
たり、アルゴン、窒素等の不活性ガスを用いて表面クリ
ーニングや表面改質を行なうこともできる。
【0016】特に、エッチングの処理ガスとしては、例
えば、塩素ガス、臭素ガス、フッ素ガス等のハロゲンガ
ス、ハロゲンと炭素、あるいはハロゲンと水素を含有す
るハロゲン化合物ガスが挙げられる。ハロゲン化合物ガ
スとしては、例えばCF4、CCl33、SF6、HCl
等が挙げられる。酸素等の反応性ガスは、ハロゲン系ガ
スによるエッチングに対して直接的あるいは触媒的に働
いて効果を高める場合があるので、酸素や空気等の汎用
的なガスでハロゲン化合物ガスを希釈してもよい。本発
明の装置は、処理ガスの高密度プラズマを被処理基材へ
局所的に吹き付けることができるので、ハロゲン系ガス
を用いたエッチング処理に特に有効である。ドライエッ
チング処理を行なう場合は、被処理基材を加熱または冷
却して行なってもよい。温度は80〜400℃にするの
が好ましい。
【0017】経済性及び安全性の観点から、処理ガス単
独雰囲気よりも、以下に挙げる希釈ガスによって希釈さ
れた雰囲気中で処理を行なうことが望ましい。希釈ガス
としては、ヘリウム、ネオン、アルゴン、キセノン等の
希ガス、窒素ガス等が挙げられる。これらは単独でも2
種以上を混合して用いてもよい。希釈ガスを用いる場
合、処理ガスの割合は0.01〜10体積%であること
が好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を、図面
を参照して説明する。図11は、本発明の第1実施形態
に係るプラズマ処理装置S1を示したものである。プラ
ズマ処理装置S1は、架台STと、この架台ST上に設
置されたハウジングHSと、このハウジングHS内に設
けられた移動機構TRと、ハウジングHS上に取り付け
られたノズルヘッド1とを備えている。移動機構TR上
のテーブルTBに、図1に示す基板W(被処理物)がセ
ットされた後、テーブルTBがノズルヘッド1の直下へ
移動されることにより、基板Wにエッチング等の表面処
理が施されるようになっている。架台STの傍のボック
スBXには、後記パルス電源装置PSや処理ガスに定量
の水蒸気を添加する気化器(図示せず)等が収容されて
いる。なお、移動機構TRは、テーブルTBひいては基
板WをXYZの3方向へ位置調節できるようになってい
るが、XYの2方向だけに位置調節できるものを用いて
もよい。被処理物がフィルム状である場合には、上記移
動機構TRに代えて、繰り出しロールと巻き取りロール
からなる搬送系を用いるとよく、枚葉状のものである場
合には、搬送コンベアや搬送ロボット等の搬送系を用い
るとよい。
【0019】ノズルヘッド1について詳述する。図1及
び図2に示すように、ノズルヘッド1は、筐体を構成す
るヘッド本体10と、このヘッド本体10に装填された
絶縁ホルダ20とを備えている。ヘッド本体10及び絶
縁ホルダ20の内部に同軸円筒型の一対の電極30,4
0が収容、支持されている。
【0020】詳述すると、ヘッド本体10は、軸線Lを
鉛直に向けた筒状のセンターボディ11と、このセンタ
ーボディ11の上端部(基端部)のフランジ11aに重
ねられた中空円盤状のキャップ12と、センターボディ
11の下端部(先端部)に連ねられたやや小径筒状のロ
アボディ13とを有し、下段ほど小径の三段筒形状をな
している。各ボディ11〜13は、導電性材料(例えば
ステンレス)で構成されている。
【0021】センターボディ11が、上記ハウジングH
Sの上板部に形成された収容穴HSaに嵌め込まれてい
る。センターボディ11の上端フランジ11aとキャッ
プ12とが、ハウジングHSにボルト60にて固定され
ている。ロアボディ13の下端部には、ノズル部50が
取り付けられている。ノズル部50の詳細構造について
は、後記の処理ガス供給機構で述べることとする。
【0022】絶縁ホルダ20は、中空円形ブロック状の
メインホルダ21と、このメインホルダ21の上に載せ
られた下部大径短筒状、上部小径長筒状のインターナル
ホルダ22と、このインターナルホルダ22の上部長筒
に挿入された細長筒状のトップホルダ23とを有してい
る。これらホルダ21〜23は、絶縁性材料(例えばポ
リテトラフルオロエチレン)で構成されている。メイン
ホルダ21は、センターボディ11の下側部に収容され
るとともに、ロアボディ13上に載せられ、ボルト61
(図3及び図8)によってロアボディ13と連結されて
いる。インターナルホルダ22の下部大径短筒部が、セ
ンターボディ11の上側部に収容されている。メイン及
びインターナルホルダ21,22の外周とセンターボデ
ィ11の内周との間には、ホルダ21〜23と同様の絶
縁性材料からなる円筒形状のライナーリング24が挟ま
れている。
【0023】ノズルヘッド1の電極構造について説明す
る。ヘッド本体10のロアボディ13内に、上記アース
電極40(外側電極)が装着されている。アース電極4
0は、ノズルヘッド1の軸線Lと同軸の円筒形状をな
し、その内周面に固体誘電体層41が被膜されている。
アース電極40の材質としては、銅やアルミニウム等の
金属単体、ステンレスや真鍮等の合金、金属間化合物等
を用いることができる。
【0024】固体誘電体層41の厚さは、0.01〜4
mmであることが好ましい。厚すぎると放電プラズマを
発生するのに高電圧を要することがあり、薄すぎると電
圧印加時に絶縁破壊が起こり、アーク放電が発生するこ
とがある。固体誘電体層41の材質としては、酸化アル
ミニウム、二酸化ジルコニウム、二酸化チタン等の金属
酸化物、チタン酸バリウム等の複酸化物、ポリテトラフ
ルオロエチレン、ポリエチレンテレフタレート等のプラ
スチックの他、ガラスや二酸化珪素等を用いることがで
きる。特に、25℃環境下における比誘電率が7、好ま
しくは10以上のものを用いると、低電圧で高密度の放
電プラズマを発生させることができ、処理効率が向上す
る。比誘電率の上限は特に限定されるものではないが、
現実の材料では18,500程度のものが入手可能であ
り、本発明に使用できる。特に好ましくは比誘電率が1
0〜100の固体誘電体である。比誘電率が10以上で
ある固体誘電体の具体例としては、二酸化ジルコニウ
ム、二酸化チタン等の金属酸化物、チタン酸バリウム等
の複酸化物を挙げることができる。
【0025】アース電極40は、ロアボディ13と接し
て導通し、ひいてはセンターボディ11と導通し、更に
はハウジングHSと導通している。このハウジングHS
が接地されることにより、ボディ11,13を介してア
ース電極40が接地されている。
【0026】絶縁ホルダ20によって上記ホット電極3
0(内側電極)がアース電極40及びヘッド本体10か
ら絶縁された状態で支持されている。ホット電極30の
材質については上記アース電極40と同様である。ホッ
ト電極30は、大径環状の頭部30bと、それから下方
へ延びる有底筒状の電極本体30aとを一体に有し、軸
線Lに沿って配されている。頭部30bが、メインホル
ダ21の上側部の大径中心孔部21aに嵌め込まれると
ともに、インターナルホルダ22とメインホルダ21と
によって上下から挟まれている。
【0027】電極本体30aの外面(周面及び底面)に
は、上記層41と同様の固体誘電体層31が被膜されて
いる。電極本体30aは、メインホルダ21の小径中心
孔部21bを貫通するとともに、メインホルダ21より
下方へ延びてアース電極40内に差し入れられている。
ホット電極本体30aの下端部は、後述するノズルピー
ス52の円錐状凹部52aに若干量入り込み、この入り
込み量の分だけアース電極40より下方に突出されてい
る。ホット電極本体30aとアース電極40との間に
は、円筒状のプラズマ化空間1aが形成されている。な
お、メインホルダ21の下側部の大径中心孔部21cの
内周には、ポリテトラフルオロエチレン等の絶縁性材料
からなる断面円形状の短パイプ25が嵌め込まれてい
る。この短パイプ25の内周とホット電極本体30aと
の間に、円筒空間1bが形成され、この円筒空間1bの
下方に上記プラズマ化空間1aがストレートに連なって
いる。
【0028】絶縁ホルダ20のトップホルダ23の縦孔
23aには、ノズルヘッド1の軸線に沿うようにして導
電性金属からなるパイプ32が挿入されている。パイプ
32のトップホルダ23より上への延出部分に、給電線
PLを介してパルス電源装置PS(電界印加手段)が接
続されている。パイプ32の下端は、ホット電極30の
電極本体30a内に差し入れられ、電極本体30aの内
底面近くに達している。パイプ32の中間部には、ハス
テロイ(三菱マテリアルの商標)等の導電性金属からな
る導電リング33が装着されている。導電リング33
は、ホット電極30の頭部30bに嵌め込まれている。
この導電リング33を介してホット電極30がパイプ3
2と導通し、ひいてはパルス電源装置PSと導通してい
る。
【0029】ノズルヘッド1には、プラズマを形成する
ための処理ガス供給機構が設けられている。すなわち、
図1及び図2に示すように、ヘッド本体10のキャップ
12の上面には、ガス入口ポート12aが形成され、こ
のインレットポート12aにガス供給管GPを介してC
4等の処理ガスの供給源GSが接続されている。キャ
ップ12内には、インレットポート12aから延びるガ
ス供給路12bが形成されている。絶縁ホルダ20のホ
ルダ22,21には、上記路12bに連なるガス供給路
22b,21dが縦に延びるようにして形成されてい
る。図1及び図3に示すように、メインホルダ21のガ
ス供給路21dは、下端部において径方向内側へ向けて
延びている。一方、ホルダ21の下側孔部21cの内周
面には、浅い環状凹部21e(環状空間)が形成されて
いる。この環状凹部21eの周方向の一箇所に、上記ガ
ス供給路21cが連なっている。環状凹部21dの内周
側開口は、上記短パイプ25によって塞がれている。環
状凹部21eは、上記円筒空間1b及びプラズマ空間1
aと同軸Lをなすとともにこれら空間1a,1bより大
径をなしている。
【0030】短パイプ25には、周方向に等間隔ごとに
離れて4つ(複数)の旋回導孔25aが穿設され、これ
ら旋回導孔25aを介して環状凹部21dとパイプ25
内の円筒空間1bひいてはプラズマ化空間1aとが連通
されている。各旋回導孔25aは、上記ガス供給路21
d,22b,12bより十分に細くなっている。旋回導
孔25aは、環状凹部21dから円筒空間1bへ向け
て、空間1b,1aのほぼ接線に沿うようにして径方向
に対して斜めに延び、しかも、空間1bに向かうにした
がって下側へ傾いている。環状凹部21dと旋回導孔2
5aとによって特許請求の範囲の「旋回流形成機構」が
構成されている。
【0031】プラズマ化空間1aの下端部は、ノズル部
50のノズル孔52bに連なっている。詳述すると、ノ
ズル部50は、導電性金属(例えばステンレス)からな
る円盤形状のアウターノズルピース51と、このアウタ
ーノズルピース51の上面凹部51aにセットされた絶
縁性材料(例えばポリテトラフルオロエチレン)からな
る小円盤形状のインナーノズルピース52とを有してい
る。アウターノズルピース51が、ヘッド本体10のロ
アボディ13の下面にボルト62(図6及び図8)によ
って固定されている。このピース51とロアボディ13
との間に、インナーノズルピース52が正姿勢を保つよ
うにして挟まれている。アウターノズルピース51の下
面は、上記テーブルTBにセットされた基板Wから微小
距離だけ上に離間して配されている。
【0032】インナーノズルピース52の上面には、下
方へ向かうにしたがって縮径する円錐形状の凹部52a
が形成されている。この凹部52a内とホット電極30
の下端部との空間に、上記プラズマ化空間1aが連なっ
ている。インナーノズルピース52の下面中央部は、下
方へ向けて錐状に突出している。この突出部分52cに
円錐状凹部52aの下端が臨むとともに、この凹部52
aの下端からノズル孔52bが延び、ノズルピース52
の下面へ貫通している。図5に示すように、ノズル孔5
2bは、長円形状をなしている。ノズル孔52bの下端
開口周縁は、上記錐状突出部分52cの周面と交差する
ことにより、エッジを構成している。アウターノズルピ
ース51の中央部には、錐状突出部分52cが挿入され
る錐状孔部51bが形成されている。
【0033】ノズルヘッド1には、更に、排気機構が形
成されている。詳述すると、図4及び図5に示すよう
に、上記アウターノズルピース51の錐状孔部51bの
内周面とインナーノズルピース52の錐状突出部分52
cの外周面とよって、ノズル孔52bを囲む吸込み孔5
0aが形成されている。図4及び図6に示すように、吸
込み孔50aは、ノズルピース51,52どうしの間の
平面視円形状の隙間50bを介し、ロアボディ13の下
面に形成された円形ピット13aに連なっている。ロア
ボディ13とメインホルダ21とインターナルホルダ2
2には、円形ピット13aから上へ延びる2本(複数)
の第1吸込み路13b,21f,22cが周方向に18
0度離れて形成されている。
【0034】図7に示すように、インターナルホルダ2
2の外周面には、ほぼ半周にわたる凹部22d(連絡
路)が形成されている。半円状凹部22dは、内部のガ
ス圧を均一化可能な程度に十分な容積を有している。こ
の半円状凹部22dの周方向の両端部に、上記2本の第
1吸込み路22cがそれぞれ連なっている。図7及び図
8に示すように、インターナルホルダ22とキャップ1
2には、半円状凹部22dの周方向の中間部から延びる
1本(単一)の第2吸込み路22e,12cが形成され
ている。第2吸込み路12cは、キャップ12の上面に
開口して、吸込みポート12dを形成している。吸込み
ポート12dには、排気管EPを介して排気ポンプVP
(吸込み手段)が接続されている。
【0035】ノズルヘッド1には、電極30,40のた
めの冷却機構が設けられている。詳述すると、図9に示
すように、軸線Lに沿うパイプ32の上端部(外出端)
には、水等の冷媒の供給源CSから延びる冷媒供給管C
Pが接続されている。これによって、筒状ホット電極3
0の内周とパイプ32との間の筒状空間30cが、パイ
プ32の内部通路及び管CPを介して冷媒供給源CSに
連なっている。パイプ32におけるホット電極30への
挿入部分の内部通路と、筒状空間30cとによってホッ
ト電極冷却路1c(内部電極冷却路)が構成されてい
る。パイプ32におけるホット電極30より上側の内部
通路は、特許請求の範囲の「内部電極冷却路の他端を外
部に連ねる外部連通路」を構成している。
【0036】一方、図9及び図10に示すように、ロア
ボディ13の内周面とアース電極40の外周面との間に
は、環状のアース電極冷却路1dが形成されている。上
記筒状空間30cの上端部とアース電極冷却路1dの周
方向の一箇所とが(内外の電極冷却路1c,1dの一端
どうしが)、ホット電極頭部30aとメインホルダ21
とロアボディ13とに連続形成された内部連通路30
d,21g,13cを介して連なっている。
【0037】ロアボディ13とホルダ21,22とキャ
ップ12には、環状アース電極冷却路1dにおける内部
連通路13cとは180度逆側の位置(他端)から延び
る外部連通路13d,21h,22f,12eが連続形
成されている。外部連通路12eは、キャップ12の上
面に開口して冷媒排出ポート12f(外出端)を構成し
ている。このポート12fから冷媒排出管DP(冷媒排
出路)が延びている。なお、ポート12fに冷媒供給管
CPを介して冷媒供給源CSを接続し、パイプ32の上
端を冷媒排出管DPに接続することにしてもよい。排出
管DPからの冷媒を除熱手段を経由させる等して冷媒供
給源CSへ戻すようにしてもよい。
【0038】上記のように構成されたプラズマ処理装置
S1の動作について説明する。処理ガス源GSからの処
理ガスは、ガス供給管GPを経てノズルヘッド1のガス
入口ポート12aへ導入される。その後、ノズルヘッド
1内部のガス供給路12b,22b,21dを経て、環
状凹部21eの全周に行き渡る。そして、4つの旋回導
孔25aから円筒空間1bへ導出される。これによっ
て、円筒空間1bひいてはプラズマ化空間1aの周方向
に周りながら下降する螺旋状の旋回流を形成することが
できる。旋回導孔25aが細くなっているため、旋回流
の勢いを十分に大きくすることができる。
【0039】一方、パルス電源装置PSからパルス電圧
を出力する。パルスの立上がり時間及び/又は立下り時
間は、10μs以下、電界強度は10〜1000kV/
cmであることが望ましい。このパルス電圧が、給電線
PL、パイプ32、リング33を順次介してホット電極
30に印加され、電極30,40間、すなわちプラズマ
化空間1aにパルス電界が形成される。これによって、
空間1a内でグロー放電が起き、上記処理ガスがプラズ
マ化される。この処理ガスは空間1aの周方向に旋回し
ているため、電界中での通過距離を長くすることがで
き、高密度にプラズマ化することができる。この高密度
プラズマガスが、ノズル部50の円錐状凹部52aで収
斂された後、ノズル孔52bから噴射される。そして、
基板Wに吹き付けられることにより、エッチング等の所
望の表面処理を行なうことができる。吹き付けられるプ
ラズマが高密度になっているので、十分な処理強度と処
理速度を得ることができる。また、ホット電極30の下
端部がアース電極40より突出してテーブルTBに近接
しているので、ホット電極30とテーブルTBとの間に
垂直電界を形成して、そこでもプラズマを発生させるこ
とができ、基板Wの表面処理を一層効率化することがで
きる。
【0040】上記の表面処理と併行して、排気ポンプV
Pを駆動する。これによって、吹付け後の処理ガスや反
応生成ガス等からなる排ガスが、ノズル孔52bの周囲
の吸込み孔50aからノズルヘッド1内に吸い込まれ
る。これによって、処理済みの基板Wが排ガスで悪影響
を受けるのを防止することができる。吸込み孔50aか
ら吸い込まれた排ガスは、隙間50b及び円形ピット1
3aを経て、2本の第1吸込み路13b,21fに沿っ
て上昇し、半円状凹部22dの両端部に至る。この半円
状凹部22d内でガス圧を均一化できる。その後、排ガ
スは、半円状凹部22dの中間から延びる1本の第2吸
込み路22e,12cに吸い込まれる。これによって半
円状凹部22dの両側部ひいては2本の第1吸込み路1
3b,21f内を均等に吸い込むことができ、ひいて
は、ノズル孔52bの周りを周方向に均等に吸い込むこ
とができ、排ガスによる悪影響を一層確実に防止するこ
とができる。第2吸込み路22e,12c内に吸い込ま
た排ガスは、その後吸込みポート12dから出され、排
気管EPを介して排気ポンプVPから排気される。
【0041】更に、冷媒供給源CSから管CPを介して
冷媒をパイプ32内に送る。この冷媒は、パイプ32に
沿って下降し、パイプ32の下端からホット電極30の
内低部へ導出される。その後、ホット電極本体30aの
内周とパイプ32との間の筒状空間30cを上昇する。
この時、ホット電極本体30aを冷却することができ
る。上記筒状空間30cの上端部に達した冷媒は、内部
連通路30d,21g,13cに導かれて、ロアボディ
13とアース電極40との間の環状冷却路1dにおける
周方向の一端部へ至る。ここで冷媒は、環状冷却路1d
の時計回りと反時計回りとの2手に分岐してそれぞれ環
状冷却路1dを半周する。この時、アース電極40を冷
却することができる。その後、冷媒は、環状冷却路1d
における周方向の他端部で合流し、外部連通路13d,
21h,22f,12eを経て、冷媒排出ポート12f
から出され、更に、冷媒排出管DPを通って排出され
る。この電極冷却機構によれば、冷媒を1つの経路に沿
って流しながら電極30,40を順次冷却することがで
き、冷媒供給管CP及び冷媒排出管DPがそれぞれ1本
で済み、配管構成を簡略化できる。更に、ノズルヘッド
1においては、各種の管GP,CP,DPや配線PL
が、キャップ12の上側にまとめられているので、接続
作業や接続状態の確認を容易に行なうことができる。ま
た、外観をすっきりさせることができる。
【0042】次に、本発明の第2実施形態を図12にし
たがって説明する。この実施形態では、ノズル部50に
おける吸込み口50aより径方向外側に、カーテンガス
導入口50xが形成されている。この導入口50xに、
カーテンガス供給源が連ねられている。この供給源から
不活性ガス等のカーテンガスを導入口50xへ導入して
下方へ吹き出すことにより、吸込み口50aひいてはノ
ズル孔52bの周囲を囲むガスカーテンを形成すること
ができる。これによって、基板Wの処理部分を局所的に
周りの環境から遮断することができる。カーテンガスは
処理後の排ガスと一緒に吸込み口50aから吸込まれて
排出される。
【0043】
【実施例】本発明の実施例を説明する。なお、本発明が
該実施例に限定されるものでないことは言うまでもな
い。
【0044】図12に示す装置を用い、水晶ウェーハ上
に櫛型アルミニウム電極をプリントしたSAWフィルタ
をエッチングした。1チップの大きさは、1mm×10
mmとし、隣接するチップとのクリアランスは0.5m
mとした。内側のホット電極30は、外径8mmφ×2
4mmLの銅製円筒電極を用い、内部に6.5mmφの
銅製のパイプ32を挿入、配置した。外側のアース電極
40は、内径12mmφ×24mmLの銅製円筒電極を
用いた。したがって、電極30,40間の距離は2mm
となった。これら電極30,40の互いの対向面には、
0.5mmtのチタン酸バリウム及び0.5mmtのア
ルミナを順次溶射してなる固体誘電体層31,41をそ
れぞれ被膜した。装置全体において、電極間の絶縁材、
処理ガス導入部材、締結ボルト等として、ポリテトラフ
ルオロエチレン樹脂を用い、冷媒及び処理ガスのシール
は耐熱性・耐食性に優れたフッ素系ゴムのOリングを用
いた。ノズル部50は、PEEK(ポリエーテルエーテ
ルケトン)固体誘電体製を用い、2.5×5.5mmの
ノズル孔を形成し、ホット電極30との間隔を1mmに
設定した。局所排気機構として上記電極ひいてはノズル
孔の外側に1mmスリット状の吸込み孔50aを形成
し、基材近傍の圧力が一定になるように吸込み排気量を
コントロールバルブで制御した。さらにその外側にガス
カーテン機構の不活性ガス導入口50xを設け、これに
100sscmno窒素ガスを導入した。処理ガスは、
CF4が100sccm、O2ガスが20sccm、アル
ゴンガスが200sccmの混合ガスを用いた。電極の
冷却水(冷媒)は、30℃に温調設定し、循環量は8L
/minとした。
【0045】電極間にパルス立上がり時間5μs、電圧
14kVpp、周波数9.8kHzのパルス電界を印加
し、プラズマを生成して基材上に吹き付け、エッチング
した。そして、SAW周波数が小さくなっていくのを見
ながら目標値になった時点で処理を終了した。ウェーハ
上のすべてのチップを同一条件で処理した後、プローバ
とネットワークアナライザによって周波数を測定し、P
C等の処理装置に記憶させ、変換ソフトにより処理条件
データ(時間、周波数、電圧)に変換した後のデータを
装置に送信し、ウェーハの処理前条件との差によりその
効果を確認した。その結果、エッチングレートは、90
Å/minであった。また、周波数初期値86.5MH
zの全チップのうちいくつかのチップだけを85.2M
Hzに処理調節して、そのチップに隣接する8個のチッ
プの周波数を測定したところ、初期値が変化していない
ことが確認できた。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
処理ガスをプラズマ化空間で旋回させることによって高
密度プラズマを得ることができ、処理強度及び処理速度
を大きく向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るプラズマ処理装置
におけるノズルヘッドの縦断面図である。
【図2】上記ノズルヘッドの平面図である。
【図3】図1のIII−III線に沿う上記ノズルヘッドの平
面断面図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う上記ノズルヘッドの縦断
面図である。
【図5】図4のV−V線に沿う上記ノズルヘッドの底面拡
大図である。
【図6】図4のVI−VI線に沿う上記ノズルヘッドの底面
断面図である。
【図7】図4のVII−VII線に沿う上記ノズルヘッドの平
面断面図である。
【図8】図2のVIII−VIII線に沿う上記ノズルヘッドの
縦断面図である。
【図9】図2のIX−IX線に沿う上記ノズルヘッドの縦断
面図である。
【図10】図9のX−X線に沿う上記ノズルヘッドの底面
断面図である。
【図11】(a)本発明の第1実施形態に係るプラズマ
処理装置の平面図である。 (b)上記プラズマ処理装置の正面図である。 (c)上記プラズマ処理装置の側面図である。
【図12】本発明の第2実施形態に係るプラズマ処理装
置のノズルヘッドの概略構成を示す縦断面図である。
【符号の説明】
S1 プラズマ処理装置 PS パルス電源装置(電界印加手段) GS 処理ガス源 CS 冷媒供給源 DP 冷媒排出管(冷媒排出路) VP 排気ポンプ(吸込み手段) 1 ノズルヘッド 1a プラズマ化空間 1c ホット電極冷却路(内側電極冷却路) 1d アース電極冷却路(外側電極冷却路) 10 ヘッド本体 12b,22b,21d ガス供給路 12f 冷媒排出ポート(他方の外部連通路の外出端) 13b,21f,22c 第1吸込み路 13c,21g,30d 内外の電極冷却路の内部連通
路 13d,21h,22f,12e 外部連通路 20 絶縁ホルダ 21e 環状凹部(環状空間、旋回流形成機構) 22d 半円状凹部(複数の第1吸込み路の連絡路) 22e,12c 第2吸込み路 25a 旋回導孔(旋回流形成機構) 30 ホット電極(内側電極) 32 パイプ(内側電極冷却路の一部及び外部連通路) 40 アース電極(外側電極) 50 ノズル部 50a 吸込み孔 52b ノズル孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G075 AA24 AA30 AA37 BA05 BB10 BC06 BD08 CA16 DA02 EA06 EB01 EB43 EC01 EC21 FC11 FC15 4K030 AA02 AA05 AA11 BA44 BA45 BA46 EA05 FA01 FA03 JA09 KA17 KA26 4K057 DA11 DB06 DD01 DE08 DE14 DG15 DG18 DM06 DM13 5F004 BA03 BB11 BC03 DA01 DA02 DA07 DA18 DA25 DA26 DA27

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸状に延びる内側電極と、この内側電極
    をそれと同軸をなして囲む筒状の外側電極と、これら電
    極の間に形成された筒状のプラズマ化空間に上記軸方向
    の基端側から処理ガスを供給するガス供給手段と、上記
    電極間に電界を印加することにより上記ガス供給手段か
    らの処理ガスを上記空間においてプラズマ化させる電界
    印加手段と、上記プラズマ化空間の先端側に配され、上
    記プラズマ化後の処理ガスを被処理物へ向けて吹出すノ
    ズル部とを備え、 上記ガス供給手段が、処理ガス源に接続されたガス供給
    路と、上記プラズマ化空間の基端側に配され、上記ガス
    供給路からの処理ガスを上記プラズマ化空間の周方向に
    旋回させながら上記ノズル部へ向かわせる旋回流形成機
    構とを有していることを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記旋回流形成機構が、上記ガス供給路
    に連なるとともに上記プラズマ化空間と同軸でそれより
    大径の環状空間と、この環状空間から上記プラズマ化空
    間へ向けて延びるとともに環状空間の周方向に互いに離
    れて配された複数の旋回導孔とを有し、各旋回導孔が、
    プラズマ化空間のほぼ接線に沿うとともにプラズマ化空
    間に向かうにしたがって先端側へ傾き、且つ上記ガス供
    給路より細いことを特徴とする請求項1に記載のプラズ
    マ処理装置。
  3. 【請求項3】 ノズルヘッドを備え、 このノズルヘッドの筐体を構成するヘッド本体には、絶
    縁ホルダが装填されるとともにそれより先端側に上記外
    側電極が収容、支持され、更にそれより先端側に上記ノ
    ズル部が設けられており、 上記内側電極の基端部が、上記絶縁ホルダに支持され、
    先端部が、絶縁ホルダから突出して上記外側電極内に挿
    入されており、 上記絶縁ホルダに、上記ガス供給路の一部又は全部と環
    状空間と旋回導孔とが形成されていることを特徴とする
    請求項2に記載のプラズマ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記ヘッド本体が、導電体からなり、上
    記外側電極と導通するとともに接地されており、 上記内側電極の基端部が、上記電圧印加手段に接続され
    ていることを特徴とする請求項3に記載のプラズマ処理
    装置。
  5. 【請求項5】 上記内側電極の内部には、基端側から先
    端側へ向かい、その後基端側へ戻る内側電極冷却路が形
    成され、上記外側電極の外周面と上記ヘッド本体との間
    には、環状の外側電極冷却路が形成され、これら内外の
    電極冷却路の一端どうしが、上記絶縁ホルダ及びヘッド
    本体内に形成された内部連通路を介して連通するととも
    に、他端が、それぞれ絶縁ホルダ又はヘッド本体に形成
    された外部連通路を介してノズルヘッドの外部へ出さ
    れ、これら外部連通路のうち一方の外出端に電極冷却用
    の冷媒供給源が接続され、他方の外出端に冷媒排出路又
    は冷媒供給源への戻し路が接続されていることを特徴と
    する請求項3又は4に記載のプラズマ処理装置。
  6. 【請求項6】 上記ノズル部には、上記処理ガスを吹出
    すノズル孔を囲むようにして吸込み孔が形成され、上記
    絶縁ホルダ又はヘッド本体には、上記吸込み孔における
    周方向に互いに離れた位置から基端側へ延びる複数の第
    1吸込み路と、これら第1吸込み路を互いに連ねて均圧
    化する連絡路と、この連絡路における上記複数の第1吸
    込み路を均等吸引可能な位置から延びる単一の第2吸込
    み路とが形成されており、この第2吸込み路が、ノズル
    ヘッドから出て吸込み手段に接続されていることを特徴
    とする請求項3〜5の何れかに記載のプラズマ処理装
    置。
  7. 【請求項7】 上記ノズルヘッドの基端部に、上記の各
    接続部が配されていることを特徴とする請求項3〜6の
    何れかに記載のプラズマ処理装置。
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