JP2003196938A - ディスク記憶装置における結露検知時のディスクアクセス制御方法及び装置 - Google Patents

ディスク記憶装置における結露検知時のディスクアクセス制御方法及び装置

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JP2003196938A JP2001392673A JP2001392673A JP2003196938A JP 2003196938 A JP2003196938 A JP 2003196938A JP 2001392673 A JP2001392673 A JP 2001392673A JP 2001392673 A JP2001392673 A JP 2001392673A JP 2003196938 A JP2003196938 A JP 2003196938A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】結露センサによって結露が検知された場合、結
露センサ自体が乾くまで待つことなく、速やかにディス
クアクセスが行えるようにする。 【解決手段】結露センサの検知結果からディスク記憶装
置内での結露発生の有無を判定し(S1)、結露が発生
したと判定された場合、時間t1を待つ(S2)。次
に、時間t1後に、ディスク媒体上からの仮のリードを
行い(S3)、エラーがなかったならば、ホストから要
求される通常のリード/ライト動作を行う(S8)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディスク媒体に記
録された情報がヘッドにより読み出されるディスク記憶
装置に係り、特に装置内に設けられた結露センサにより
結露が検知された場合のディスクアクセス処理に好適な
ディスク記憶装置における結露検知時のディスクアクセ
ス制御方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディスク媒体に記録された情報がヘッド
により読み出されるディスク記憶装置の代表として、磁
気ディスク装置(以下、HDDと称する)が知られてい
る。このHDDを利用するホスト(ホストシステム)の
代表として、パーソナルコンピュータが知られている。
近年のパーソナルコンピュータは、一般にHDDを内蔵
している。このHDDを内蔵したパーソナルコンピュー
タ、特に可搬性の高いノート型のパーソナルコンピュー
タにおいては、室内環境だけでなく、屋外の環境にも対
応する必要がある。
【0003】HDDを内蔵したパーソナルコンピュータ
を屋外で使用する場合、例えば高温高湿環境から突然低
温環境で使用しなければならない状況に遭遇することが
あり得る。このような環境では、HDD内に結露による
水滴が発生する可能性がある。この状態でHDDを利用
すると、HDDが異常動作を起こしてしまう恐れがあ
る。
【0004】そこで従来は、HDD内に結露が発生した
場合の対策として、例えば特開平10−320902公
報に記載されている方法が提案されている。この公報記
載の方法は、HDD内部に結露センサを設け、当該結露
センサにより結露が検知された場合に、ディスク媒体へ
の記録/再生を停止すると共に、アクチュエータの動作
及びディスク媒体の回転を制御することで、HDDにお
ける異常動作の発生を防止するものである。この方法に
おいては、結露センサにより一旦結露が検知されると、
その後に結露センサにより結露が検知されなくなるまで
記録/再生の停止状態が継続される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
技術では、HDD内に設けられた結露センサにより一旦
結露が検知されると記録/再生を停止し、その後に結露
センサにより結露が検知されなくなるまで当該記録/再
生の停止状態を継続することで、HDDにおける異常動
作の発生を防止している。
【0006】ところが、一度結露センサが、結露に反応
するまで湿ってしまうと、その結露センサが乾燥するま
でに多大な時間を要することになる。このため従来技術
においては、実際はヘッドの表面は既に乾燥していて、
ディスク媒体に対する記録/再生を行っても何ら問題は
ない場合でも、結露センサ自体が乾燥して当該センサに
より結露が検知されなくなるまでは、記録/再生が止め
られてしまう。
【0007】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、結露センサによって結露が検知された場
合、ある一定時間後に、少なくともヘッド及びディスク
媒体の表面は既に乾いていてディスクアクセスが可能で
あるか否かを、仮のリード動作で確認することによっ
て、結露センサ自体が乾くまで待つことなく、速やかに
ディスクアクセスが行えるディスク記憶装置における結
露検知時のディスクアクセス制御方法及び装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点によ
れば、ディスク媒体に記録された情報がヘッドにより読
み出されるディスク記憶装置における結露検知時のディ
スクアクセス制御方法が提供される。この方法は、ディ
スク記憶装置内に配置された結露センサの検知結果から
当該ディスク記憶装置内での結露発生の有無を判定する
ステップと、ディスク記憶装置内で結露が発生したと判
定された場合に、予め定められた一定時間を待つステッ
プと、この一定時間後に、ディスク媒体上からの仮のリ
ードを行うステップと、この仮リードに成功した場合
に、ディスク記憶装置を利用するホストから要求される
通常のディスクアクセスを行うステップとを備えている
ことを特徴とする。
【0009】このように本発明の第1の観点に係るディ
スクアクセス制御方法においては、結露センサによって
結露が検知された結果、ディスク記憶装置内で結露が発
生したと判定された場合、ある一定時間後に、ヘッドを
用いたディスク媒体からの仮のリード動作を行い、当該
仮リード動作に成功したことをもって、少なくともヘッ
ド及びディスク媒体の表面は既に乾いていてディスクア
クセスが可能であると、結露センサの検知結果によらず
に確認するようにしている。
【0010】したがって本発明の第1の観点に係るディ
スクアクセス制御方法によれば、結露センサが一度結露
に反応するまで湿ってしまったために、上記一定時間が
経過しても当該結露センサが乾かずに依然として当該結
露センサにより結露が検知されていたとしても、少なく
ともヘッド及びディスク媒体の表面が乾いているなら
ば、仮リードに成功してディスクアクセスが可能である
ことが確認されて、ホストから要求される通常のディス
クアクセスが実行される。よって、少なくともヘッド及
びディスク媒体の表面が乾いているにも拘わらずに、結
露センサが乾いて結露が検知されなくなるまでディスク
アクセスが禁止される従来技術に比べて、速やかに、し
かも結露に起因するディスク記憶装置の異常動作を招く
ことなく、ディスクアクセスを実行することができる。
【0011】ここで、上記一定時間には、ディスク記憶
装置内の温度が上昇して当該ディスク記憶装置内が乾燥
するのに必要な時間を設定するとよい。また、上記一定
時間の先頭でヘッドを所定のリトラクト位置、例えばデ
ィスク媒体の外周側に配置されるランプにリトラクトし
てヘッドを保護し、この状態で当該一定時間の間、ディ
スク記憶装置内を乾燥させる処理を行うと、当該一定時
間を短くすることが可能となる。このディスク記憶装置
内を乾燥させる処理には、ディスク媒体を定常回転速度
より高速に、例えば許容される最大速度で回転させると
共に、ヘッドに書き込み電流を供給させる処理を適用す
るとよい。
【0012】本発明の第2の観点に係るディスクアクセ
ス制御方法は、上記第1の観点に係るディスクアクセス
制御方法で適用されている上記各ステップに加えて、通
常のディスクアクセス後に、結露センサにより結露が検
知されていて、且つ結露センサにより新たに結露が検知
されてからの経過時間が当該結露センサが乾くまでの時
間より十分長い予め定められた基準時間を超えているか
を判定するステップと、結露センサにより結露が検知さ
れていて、且つ上記経過時間が上記基準時間を超えてい
ると判定された場合には、更に新たな結露が発生してい
るものとして、上記一定時間より短い別の一定時間を待
つステップと、上記別の一定時間後に、ディスク媒体上
からの仮のリードを行うステップとを備えたことを特徴
とする。ここでは、結露センサにより結露が検知されて
いないか、或いは結露は検知されているものの、上記経
過時間が上記基準時間を超えていない場合には、更に新
たな結露は発生していないものとして、上記通常のディ
スクアクセスを行うステップが実行される。この通常の
ディスクアクセスを行うステップは、上記別の一定時間
後に行われる仮のリードに成功した場合にも実行され
る。ここで、上記一定時間後の仮リードに失敗した場合
にも、当該一定時間より短い別の一定時間を待って、当
該別の一定時間後に、ディスク媒体上からの仮のリード
を行い、当該別の一定時間後の仮リードに成功した場合
には上記通常のディスクアクセスを実行し、当該別の一
定時間後の仮リードに失敗した場合には、再び当該別の
一定時間を待つ構成とするとよい。
【0013】本発明の第2の観点に係るディスクアクセ
ス制御方法によれば、一旦、結露センサにより結露が検
知されても、ある一定時間後に仮リードを行ってエラー
が発生しなかった場合には、その後しばらくの間(経過
時間が基準時間を超えない間)は、結露センサによる結
露検知結果に無関係に、ディスク記憶装置内は乾燥して
いるものとして、通常のディスクアクセスが速やかに行
われる。その後、経過時間が基準時間を超えた後に結露
センサにより結露が検知されたならば、ディスク記憶装
置内が一旦乾燥された後に新たな結露が発生したものと
して通常のディスクアクセスが禁止される。これによ
り、結露に起因するディスク記憶装置の異常動作を防止
できる。そして、通常のディスクアクセスの禁止状態
が、ある一定時間経過したならば、仮リードが行われ
て、再びディスクアクセスが可能な状態となったか否か
が確認される。したがって、ここでも結露に起因するデ
ィスク記憶装置の異常動作を招くことなく、速やかにデ
ィスクアクセスを実行することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を磁気ディスク装置
に適用した実施の形態につき図面を参照して説明する。
【0015】図1は本発明の一実施形態に係る磁気ディ
スク装置(HDD)の構成を示すブロック図である。図
1において、ディスク(磁気ディスク媒体)11は上側
と下側の2つのディスク面を有している。ディスク11
の2つのディスク面の少なくとも一方のディスク面、例
えば両方のディスク面は、データが磁気記録される記録
面をなしている。ディスク11の各記録面に対応してそ
れぞれヘッド(磁気ヘッド)12が配置されている。ヘ
ッド12は、HDDの動作状態においてディスク11の
回転により当該ディスク11上を浮上して、当該ディス
ク11へのデータ書き込み(データ記録)及びディスク
11からのデータ読み出し(データ再生)に用いられ
る。なお、図1の構成では、単一枚のディスク11を備
えたHDDを想定しているが、ディスク11が複数枚積
層配置されたHDDであっても構わない。
【0016】ディスク11の各記録面には、ユーザ(ホ
スト)から利用可能なユーザ領域111と、システム管
理に必要な情報(システム管理情報)等を保存するシス
テム領域112とがそれぞれ割り当てられている。シス
テム領域112は、システムのみが使用する、つまりユ
ーザからは見えない非ユーザ領域である。またディスク
11の各記録面には、複数のサーボ領域110がディス
ク11の半径方向に放射状に且つディスク11の円周方
向に等間隔で離散的に配置されている。各サーボ領域1
10には、ヘッド12を目標トラック内に位置付けるの
に必要な位置情報を含むサーボデータが記録されてい
る。隣接するサーボ領域110の間は、ユーザデータ領
域となっており、当該データ領域にはデータセクタが複
数個配置されている。
【0017】ディスク11はスピンドルモータ(以下、
SPMと称する)13により高速に回転する。ヘッド1
2はヘッド移動機構としてのアクチュエータ(キャリッ
ジ)14に取り付けられている。更に具体的に述べるな
らば、ヘッド12はアクチュエータ14のアーム141
から延出したサスペンション142に取り付けられてい
る。ヘッド12は、アクチュエータ14の回動に従って
ディスク11の半径方向に移動する。アクチュエータ1
4は、当該アクチュエータ14の駆動源となるボイスコ
イルモータ(以下、VCMと称する)15を有してお
り、当該VCM15により駆動される。
【0018】ディスク11の外周側には、HDDが非動
作状態(記録/再生停止状態)に移行する際に、ヘッド
12をリトラクトさせておくためのランプ10が配置さ
れている。ここでランプ10上には、実際にはヘッド1
2ではなくて、当該ヘッド12を支持するアクチュエー
タ14の先端部に形成されたタブ(図示せず)が位置す
るが、煩雑な表現を避けるため、ヘッド12がランプ1
6にリトラクト(アンロード、パーキング)されると表
現する。
【0019】SPM13及びVCM15は、ドライバI
C(Integrated Circuit)16からそれぞれ供給される
駆動電流により駆動される。ドライバIC16は1チッ
プ化されたモータドライバであり、SPMドライバ及び
VCMドライバを構成する。ドライバIC16からSP
M13及びVCM15にそれぞれ供給される駆動電流を
決定するための値(制御量)は、CPU20により決定
される。
【0020】ヘッド12はフレキシブルプリント回路基
板(FPC)に実装されたヘッドIC17と接続されて
いる。ヘッドIC17は、ヘッド12により読み出され
たリード信号を増幅するリードアンプ、及びライトデー
タをライト電流に変換するライトアンプを含む、1チッ
プ化されたヘッドアンプ回路である。
【0021】ヘッドIC17は、リード/ライトチャネ
ル(以下、R/Wチャネルと称する)18と接続されて
いる。R/Wチャネル18は、ヘッドIC17から出力
される増幅されたリード信号(アナログ信号)に対する
A/D(アナログ/デジタル)変換処理、ライトデータ
の符号化処理及びリードデータの復号化処理、A/D変
換処理で2値化されたリード信号からゲートアレイ19
により生成されるタイミング信号(ゲート信号)に従っ
てサーボデータを抽出するサーボデータ検出処理等の各
種の信号処理を実行する。
【0022】R/Wチャネル18はゲートアレイ19及
びHDC(ディスクコントローラ)25と接続されてい
る。ゲートアレイ19は、R/Wチャネル18により検
出されたサーボデータから位置情報を抽出して、CPU
20から読み込み可能なように保持する。またゲートア
レイ19は、HDDにおけるデータの読み出し/書き込
み、R/Wチャネル18でのサーボデータの検出等に必
要な各種のタイミング信号を生成する。ゲートアレイ1
9は、制御用のレジスタ群(図示せず)を有している。
この制御用レジスタ群はCPU20のメモリ領域の一部
に割り当てられており、CPU20がこの領域に対して
読み出し及び書き込みを行うことでゲートアレイ19及
びHDC25を制御する。
【0023】CPU20は、制御プログラムが格納され
た不揮発性メモリ、例えばROM(Read Only Memory)
21と、当該CPU20のワーク領域等を提供するRA
M(Random Access Memory)22と接続されている。C
PU20は、HDDの主コントローラであり、ROM2
1に格納されている制御プログラムに従ってHDD内各
部を制御する。例えばCPU20は、ゲートアレイ19
により抽出される位置情報に基づいてヘッド12を目標
トラック内に位置付ける制御を行う。CPU20はま
た、後述する結露センサ24により結露が検知された場
合に、ある一定時間後に、システム領域112上の所定
セクタをリードする仮リードと呼ぶ動作を行って、その
仮リードの結果から、ディスクアクセスが可能であるか
否かを判定する。
【0024】CPU20はA/D変換器(ADC)23
を内蔵している。このA/D変換器23の入力にはHD
D内に結露が発生したことを検知する結露センサ24の
出力が接続されている。CPU20は、結露センサ24
の出力のディジタル変換値をA/D変換器23から読み
込むことで、結露センサ24により結露が検知されたか
否かを判定する。この結露センサ24には、例えば特開
平10−320902公報に記載されている結露センサ
が用いられる。本実施形態において、結露センサ24は
ディスク11またはヘッド12の近傍に配置されるよう
に、、ヘッドIC17が実装されるフレキシブルプリン
ト回路基板(FPC)上に実装されている。なお、結露
センサ24がゲートアレイ19に接続され、当該結露セ
ンサ24の結露検知結果がゲートアレイ19を介してC
PU20に読み込まれる構成であっても構わない。
【0025】ディスクコントローラ(以下、HDCと称
する)25は、R/Wチャネル18によって復号化され
たリードデータからホストに転送すべきデータを生成す
る。またHDC25は、ホストから転送されたライトデ
ータを符号化してR/Wチャネル18に転送する。
【0026】次に、本実施形態の動作を、図2のフロー
チャートを参照して説明する。まず、図1に示すHDD
の電源がONされたものとする。なお、このHDDが例
えばノート型のパーソナルコンピュータに内蔵されてい
る場合には、当該パーソナルコンピュータの電源がON
されることにより、HDDの電源がONされる。
【0027】HDD内のCPU20は、当該HDDの電
源がONされると、当該HDDを初期化する処理(初期
化処理)を行う。この初期化処理は、HDDの非動作状
態においてランプ10上にパーキングしているヘッド1
2をディスク11上に移動(ロード)させるヘッドロー
ド制御と、ディスク11上にロードされたヘッド12を
当該ディスク11上の所定のシリンダ位置に移動させる
ファーストシーク制御とを含む。CPU20はまた上記
初期化処理の後に、結露センサ24の出力(結露検知結
果)をA/D変換器23を介して読み込むことで、HD
D内に結露が発生しているか否か、つまり結露の有無を
判定する(ステップS1)。
【0028】もし、結露が無いならば、CPU20はホ
ストコンピュータからリード/ライトコマンドが与えら
れるのを待って、当該コマンドの指定する通常のリード
/ライト(ディスクアクセス)を実行する(ステップS
8)。
【0029】これに対して結露が有るならば、CPU2
0は、ドライバIC16を介してアクチュエータ14を
駆動させて、ディスク11上のヘッド12をランプ10
にリトラクト(アンロード)させ、この状態で予め定め
られた時間t1が経過するのを待つ(ステップS2)。
この時間t1は、HDD内の温度が上昇して当該HDD
内が乾燥するのに必要な時間である。CPU20は上記
ステップS2において、時間t1の期間、HDD内をよ
り早く乾燥させるために、ドライバIC16を介してS
PM13を定常回転速度より速い速度、例えば許容され
る最大速度(最大の回転速度)で回転させる。またCP
U20はステップS2において、ヘッド12の表面をよ
り早く乾燥させるために、ゲートアレイ19を制御して
ヘッドIC17からヘッド12に書き込み電流を供給さ
せる。通常HDDには、ヘッド12をディスク11から
ランプ10にリトラクトした際に、当該ヘッド12がラ
ンプ10外に飛び出さないようにアクチュエータ14の
動作を規制するラッチ機構(図示せず)が設けられてい
る。したがって、アクチュエータ14が当該ラッチ機構
に押し付けられる方向に、VCM15に電流(VCM電
流)を供給するならば、ヘッド12をランプ10から移
動することなく、アクチュエータ14の近傍の温度を上
げてHDD内の乾燥を促進することも可能である。
【0030】なお、本実施形態では、ステップS2の処
理内容を後述するステップS5,S10に合わせるため
に(但し、待ち時間は異なる)、ステップS1をヘッド
ロード後(初期化処理後)に行うようにしている。しか
し、ステップS1を初期化処理の中でヘッドロード前に
行うようにしても構わない。このようにすると、ステッ
プS1の実行時には、ヘッド12はランプ10上にパー
キングしていることから、ステップS1で結露有りと判
定された場合に、ステップS2でヘッド12をアンロー
ドする必要がない。この場合、ディスク11上に水滴が
存在していても、その水滴がヘッド12に付着する恐れ
はない。
【0031】さてCPU20は、結露有りが判定されて
から時間t1の期間、SPM13を最大速度で回転させ
ると共に、ヘッド12に書き込み電流を供給させると、
ステップS2からステップS3に進む。CPU20はス
テップS3において、ヘッド12をランプ10からディ
スク11上にロードさせ、しかる後に当該ヘッド12を
ディスク11上の予め定められた領域、例えばシステム
領域112上の所定トラックに移動させる。そしてCP
U20は、ホストからのリード/ライトコマンドの有無
とは無関係に、上記所定トラック中の1つの所定セクタ
からデータを読み出す仮リードを実行する。
【0032】次にCPU20は、ステップS3での仮リ
ードでエラーが発生したか否かを判定する(ステップS
4)。もし、エラーが発生しなかった場合には、CPU
20は、HDD内の少なくともディスク11及びヘッド
12の表面は結露センサ24での結露検知結果に無関係
に既に乾燥しているものと判断する。この場合、CPU
20はホストコンピュータからリード/ライトコマンド
が与えられるのを待って、当該コマンドの指定する通常
のリード/ライト(ディスクアクセス)を実行する(ス
テップS8)。
【0033】このように本実施形態においては、HDD
の電源ON直後に、一度結露センサ24により結露が検
知された場合、時間t1の期間、HDD内を乾燥させる
ためにSPM13を定常回転速度より速い速度で回転さ
せると共にヘッド12に書き込み電流を供給している。
そして時間t1の後、HDD内が乾燥してディスクアク
セスが可能であるか否かを、結露センサ24の結露検知
結果ではなくて、仮のリードの結果で確認するようして
いる。このため本実施形態においては、結露センサ24
自体が乾くまで待つ必要がなくなり、少なくともディス
ク11及びヘッド12の表面が乾いた時点で速やかに通
常のリード/ライト動作が行える。
【0034】一方、ステップS3での仮リードでエラー
が発生した場合には、CPU20はステップS2の実行
によっても、HDD内はまだ乾燥していないものと判断
し、ディスク11上のヘッド12をヘッド12にリトラ
クト(アンロード)させ、この状態で予め定められた時
間t3が経過するのを待つ(ステップS5)。なお、仮
リードでのエラーには、ヘッド12を仮リードの対象と
なるシステム領域112上の所定トラックに正しく移動
できないシークエラーも含まれる。
【0035】本実施形態において、ステップS5での待
ち時間t3は、ステップS2での待ち時間t1より小さ
な値に設定されている。つまりHDDの電源がONされ
た後の最初の結露有り判定時の処理ステップS2での待
ち時間t1と、2回目以降の結露有り判定時の処理ステ
ップS5での待ち時間t3とは、t1>t3となるよう
に予め定められている。CPU20はステップS5にお
いて、時間t3の期間、上記ステップ2と同様にHDD
内をより早く乾燥させるために、SPM13を最大速度
で回転させると共に、ヘッド12に書き込み電流を供給
させる。
【0036】CPU20は、ステップS5で時間t3の
期間、SPM13を最大速度で回転させると共に、ヘッ
ド12に書き込み電流を供給させると、ステップS6に
進む。CPU20はステップS6において、先のステッ
プS3と同様に、システム領域112上の所定トラック
中の所定セクタからデータを読み出す仮リードを実行す
る(ステップS6)。
【0037】次にCPU20は、ステップS6での仮リ
ードでエラー発生したか否か、つまり仮リードに成功し
たか否かを判定する(ステップS7)。もし、仮リード
でエラーが発生しなかった場合には、CPU20は、H
DD内の少なくともディスク11及びヘッド12の表面
は既に乾燥しているものと判断し、ホストコンピュータ
からリード/ライトコマンドが与えられるのを待って、
当該コマンドの指定する通常のリード/ライト(ディス
クアクセス)を実行する(ステップS8)。
【0038】これに対し、ステップS6での仮リードで
エラーが発生した場合には、CPU20はステップS5
の実行によっても、HDD内はまだ乾燥していないもの
と判断し、再度当該ステップS5を実行する。つまりC
PU20は、ステップS6での仮リードでエラーが発生
しなくなるまで、ステップS5を繰り返し実行して、H
DD内の各部、特にディスク11とヘッド12の表面を
乾燥させる。
【0039】さてCPU20は、ステップS8で通常の
リード/ライトを実行すると、現在結露センサ24によ
り結露が検知されていて、且つ結露センサ24により新
たに結露が検知された時点t0からの経過時間txが予
め定められた時間taを超えているか否かを判定する
(ステップS9)。ここでtaは、結露センサ24が新
たに結露を検知してから、当該結露センサ24が乾くま
での時間より十分長い時間、例えば1時間に設定され
る。したがって、現在結露センサ24により結露が検知
されていて、且つ結露センサ24により新たに結露が検
知された時点t0からの経過時間txがtaを超えてい
るということは、以下の状態を意味する。つまり、時点
t0が前回の結露検知時点となり、その後時間taが経
過するまでの間に一旦結露が無くなったことをも意味す
る。更に、一旦結露が無くなった後、現在時点t0+t
xに至るまでの間に新たな結露が発生し、現在時点t0
+txで当該新たな結露が検知されたこと、つまり現在
時点t0+txが、新たな結露検知時点t0となること
を意味する。明らかなように、結露センサ24により新
たに結露が検知された時点t0は、ステップS1または
S9でYESと判定された時点である。
【0040】CPU20は、ステップS9の判定がNO
の場合には、新たな結露は発生しておらず、HDD内の
少なくともディスク11及びヘッド12の表面は結露セ
ンサ24での結露検知結果に無関係に既に乾燥してお
り、したがってディスクアクセス(ディスク11に対す
るリード/ライト)が可能であるとして、ステップS8
に戻る。これに対し、ステップS9の判定がYESの場
合には、CPU20は、新たな結露が発生しており、し
たがって最も最近に行われたステップS3またはS6で
の仮リードでエラーが発生しなかったことは参考になら
ないと判断する。この場合、CPU20は、予め定めら
れた時間t2が経過するのを待つ(ステップS10)。
本実施形態において、ステップS10での待ち時間t2
は、ステップS2での待ち時間t1より小さく、ステッ
プS5での待ち時間t3より大きな値、つまりt1>t
2>t3を満たすように予め定められている。ここで、
t1,t2,t3は、例えばt1=20分、t2=10
分、t3=5分である。
【0041】CPU20はステップS10において、時
間t2の期間、上記ステップ2またはS5と同様にHD
D内をより早く乾燥させるために、SPM13を最大速
度で回転させると共に、ヘッド12に書き込み電流を供
給させる。CPU20はステップS10を実行すると、
上記ステップS5を実行した場合と同様に、ステップS
6に進んで仮リードを行う。なお、ステップS3または
ステップS6の仮リードでエラーが発生した場合、ステ
ップS5ではなくて、図2中の矢印Aの流れに沿って、
ステップS10を行うようにしても構わない。
【0042】このように本実施形態においては、一旦、
結露センサ24により結露が検知されても、ある一定時
間(t1またはt2またはt3)だけHDD内を乾燥さ
せた後に仮リードを行ってエラーが発生しなかった場合
には、しばらくの間、つまり結露が検知されてから時間
taの間は、結露センサ24による結露検知結果に無関
係に、HDD内は乾燥しているものとして、通常のリー
ド/ライトが行われる。その後、つまり時間taの経過
後に、結露センサ24により結露が検知されたならば、
HDD内が一旦乾燥された後に新たな結露が発生したも
のとして通常のリード/ライトが禁止され、ある一定時
間(t2)だけHDD内を乾燥させた後に仮リードが行
われる。
【0043】上記実施形態では、仮リードの対象となる
セクタが1つであった。しかし、複数の所定セクタを仮
リードの対象とすることも可能である。この場合、例え
ば複数の所定セクタを予め定められた順にリードするよ
うにし、いずれか1つのセクタで正常にデータが読み取
ることができた時点でリード動作を中止して、仮リード
に成功したものとして、通常リード/ライト動作(ステ
ップS8)に進むようにするとよい。このようにする
と、結露以外の要因でリードエラーが発生しても、誤っ
て結露に起因する仮リード失敗であると判定されるのを
防止できる。ここでは、複数の所定セクタの全てで正常
にデータを読み取れなかった場合だけ、仮リードに失敗
したとして、ある一定時間の乾燥処理(ステップS5ま
たはS10)が行われる。なお、仮リードに成功したと
判定される、正常に読み取れたセクタの数は1つである
必要はない。また、仮リードの対象となる所定セクタの
数が、一定数を上限としてユーザによりホストから任意
に設定可能な構成としてもよい。また、仮リードに成功
したと判定される、正常に読み取れたセクタの数につい
ても、任意に設定可能な構成としてもよい。
【0044】以上、本発明をHDDに適用した実施形態
について説明した。しかし本発明は、ディスク媒体に記
録された情報がヘッドにより読み出されるディスク記憶
装置であれば、光磁気ディスク装置など、HDD以外の
ディスク記憶装置にも同様に適用できる。
【0045】なお、本発明は、上記実施形態に限定され
るものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範
囲で種々に変形することが可能である。更に、上記実施
形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される
複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の
発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構
成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解
決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明
の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、
この構成要件が削除された構成が発明として抽出され得
る。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、結
露センサによって結露が検知された場合、ある一定時間
後に、少なくともヘッド及びディスク媒体の表面は既に
乾いていてディスクアクセスが可能であるか否かを、結
露センサの結露検知結果によらずに仮のリード動作で確
認するようにしたので、結露センサ自体が乾くまで待つ
ことなく、速やかにディスクアクセスが行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成を示すブロック図。
【図2】同実施形態における動作を説明するためのフロ
ーチャート。
【符号の説明】
10…ランプ 11…ディスク(ディスク媒体) 12…ヘッド 13…SPM(スピンドルモータ) 14…アクチュエータ 15…VCM(ボイスコイルモータ) 16…ドライバIC 17…ヘッドIC 20…CPU 24…結露センサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク媒体に記録された情報がヘッド
    により読み出されるディスク記憶装置における結露検知
    時のディスクアクセス制御方法であって、 前記ディスク記憶装置内に配置された結露センサの検知
    結果から前記ディスク記憶装置内での結露発生の有無を
    判定するステップと、 前記ディスク記憶装置内で結露が発生したと判定された
    場合に、予め定められた一定時間を待つステップと、 前記一定時間後に、前記ディスク媒体上からの仮のリー
    ドを行うステップと、 前記仮リードに成功した場合に、前記ディスク記憶装置
    を利用するホストから要求される通常のディスクアクセ
    スを行うステップと、 を具備することを特徴とするディスク記憶装置における
    結露検知時のディスクアクセス制御方法。
  2. 【請求項2】 前記一定時間は、前記ディスク記憶装置
    内の温度が上昇して当該ディスク記憶装置内が乾燥する
    のに必要な時間であることを特徴とする請求項1記載の
    ディスク記憶装置における結露検知時のディスクアクセ
    ス制御方法。
  3. 【請求項3】 前記一定時間を待つステップでは、前記
    一定時間の先頭で前記ヘッドを所定のリトラクト位置に
    リトラクトし、しかる後に、前記一定時間の間、前記デ
    ィスク記憶装置内を乾燥させることを特徴とする請求項
    1記載のディスク記憶装置における結露検知時のディス
    クアクセス制御方法。
  4. 【請求項4】 前記一定時間を待つステップでは、前記
    一定時間の間、前記ディスク媒体を定常回転速度より高
    速に回転させると共に、前記ヘッドに書き込み電流を供
    給させることにより前記ディスク記憶装置内を乾燥させ
    ることを特徴とする請求項3記載のディスク記憶装置に
    おける結露検知時のディスクアクセス制御方法。
  5. 【請求項5】 前記結露発生の有無を判定するステップ
    は前記ディスク記憶装置の電源がオンされた直後に実行
    されることを特徴とする請求項1記載のディスク記憶装
    置における結露検知時のディスクアクセス制御方法。
  6. 【請求項6】 前記通常のディスクアクセス後に、前記
    結露センサにより結露が検知されていて、且つ前記結露
    センサにより新たに結露が検知されてからの経過時間が
    当該結露センサが乾くまでの時間より十分長い予め定め
    られた基準時間を超えているかを判定するステップと、 前記結露センサにより結露が検知されていて、且つ前記
    経過時間が前記基準時間を超えていると判定された場合
    には、更に新たな結露が発生しているものとして、前記
    一定時間より短い別の一定時間を待つステップと、 前記別の一定時間後に、前記ディスク媒体上からの仮の
    リードを行うステップとを更に具備し、 前記通常のディスクアクセスを行うステップは、前記結
    露センサにより結露が検知されていないか、或いは結露
    は検知されているものの、前記経過時間が前記基準時間
    を超えていないと判定された場合には、更に新たな結露
    は発生していないものとして実行され、前記別の一定時
    間後に行われる前記仮のリードに成功した場合にも実行
    されることを特徴とする請求項1記載のディスク記憶装
    置における結露検知時のディスクアクセス制御方法。
  7. 【請求項7】 前記一定時間後の仮リードに失敗した場
    合、前記一定時間より短い別の一定時間を待つステップ
    と、 前記別の一定時間後に、前記ディスク媒体上からの仮の
    リードを行うステップとを更に具備し、 前記通常のディスクアクセスを行うステップは、前記別
    の一定時間後の仮リードに成功した場合にも実行され、 前記別の一定時間を待つステップは、前記別の一定時間
    後の仮リードに失敗した場合にも実行されることを特徴
    とする請求項1記載のディスク記憶装置における結露検
    知時のディスクアクセス制御方法。
  8. 【請求項8】 前記仮のリードを行うステップでは、前
    記仮のリードが予め定められた複数のセクタを対象に実
    行され、当該複数のセクタのうちの少なくとも1つのセ
    クタでデータが正常に読めた場合には前記仮のリードに
    成功したとされ、当該複数のセクタの全てでエラーが発
    生した場合には前記仮のリードに成功したとされること
    を特徴とする請求項1記載のディスク記憶装置における
    結露検知時のディスクアクセス制御方法。
  9. 【請求項9】 ディスク媒体に記録された情報がヘッド
    により読み出されるディスク記憶装置における結露検知
    時のディスクアクセス制御方法であって、 前記ディスク記憶装置の電源がオンされた後に、前記デ
    ィスク記憶装置内に配置された結露センサの検知結果か
    ら前記ディスク記憶装置内での結露発生の有無を判定す
    るステップと、 前記ディスク記憶装置内で結露が発生したと判定された
    場合に、第1の時間を待つステップと、 前記第1の時間後に、前記ディスク媒体上からの第1の
    仮のリードを行うステップと、 前記第1の仮リードに成功した場合に、前記ディスク記
    憶装置を利用するホストから要求される通常のディスク
    アクセスを行うステップと、 前記通常のディスクアクセス後に、前記結露センサによ
    り結露が検知されていて、且つ前記結露センサにより新
    たに結露が検知されてからの経過時間が当該結露センサ
    が乾くまでの時間より十分長い予め定められた基準時間
    を超えているかを判定するステップと、 前記結露センサにより結露が検知されていて、且つ前記
    経過時間が前記基準時間を超えていると判定された場合
    には、更に新たな結露が発生しているものとして、前記
    第1の時間より短い第2の時間を待つステップと、 前記第2の時間後に、前記ディスク媒体上からの第2の
    仮のリードを行うステップと、 前記第1及び第2の仮リードのいずれか一方に失敗した
    場合に、前記第2の時間より短い第3の時間を待つステ
    ップとを具備し、 前記第2の仮リードを行うステップは、前記第3の時間
    後にも実行され、 前記通常のディスクアクセスを行うステップは、前記結
    露センサにより結露が検知されていないか、或いは結露
    は検知されているものの、前記経過時間が前記基準時間
    を超えていないと判定された場合には、更に新たな結露
    は発生していないものとして実行され、前記第2の仮の
    リードに成功した場合にも実行されることを特徴とする
    ディスク記憶装置における結露検知時のディスクアクセ
    ス制御方法。
  10. 【請求項10】 ディスク媒体に記録された情報がヘッ
    ドにより読み出されるディスク記憶装置において、 前記ヘッドを前記ディスク媒体の半径方向に移動可能に
    支持するアクチュエータと、 前記ディスク記憶装置内の結露を検知する結露センサ
    と、 前記結露センサの検知結果から前記ディスク記憶装置内
    での結露発生の有無を判定する手段と、 前記判定手段により前記ディスク記憶装置内で結露が発
    生したと判定された場合に、予め定められた一定時間を
    待つ手段と、 前記一定時間後に、前記ディスク媒体上からの仮のリー
    ドを行う仮リード手段と、 前記仮リード手段による仮リードに成功した場合に、前
    記ディスク記憶装置を利用するホストから要求される通
    常のディスクアクセスを行うディスクアクセス手段とを
    具備することを特徴とするディスク記憶装置。
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