JPH10162493A - ディスク装置及び同装置に適用されるディフェクト検出方法 - Google Patents

ディスク装置及び同装置に適用されるディフェクト検出方法

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Publication number
JPH10162493A
JPH10162493A JP8317804A JP31780496A JPH10162493A JP H10162493 A JPH10162493 A JP H10162493A JP 8317804 A JP8317804 A JP 8317804A JP 31780496 A JP31780496 A JP 31780496A JP H10162493 A JPH10162493 A JP H10162493A
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JP
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impact
disk
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writing
head
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JP8317804A
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English (en)
Inventor
Takao Aoki
隆雄 青木
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ディスクアクセス中に装置に加えられた衝撃の
ために発生したディフェクトを検出し、ディスクが異常
な状態のままアクセスが実行されるのを防ぐ。 【解決手段】情報の書き込み或いは読み出し中に衝撃セ
ンサ14により衝撃が検知されると、ゲートアレイ2で
はライトフォルト或いはリードフォルトが発生し、書き
込み或いは読み出しが停止されると共に、そのフォルト
の要因を示すステータスがゲートアレイ2内のステータ
スレジスタに設定される。このステータスレジスタの示
すフォルトの要因が書き込み或いは読み出し中の衝撃検
知の場合、その際のディスクアドレスの示す磁気ディス
ク9上のブロックとその周辺に傷がついた可能性がある
ものとして、CPU1が、当該アドレスの示す磁気ディ
スク9上のブロックを含むシリンダ及びその前後の数シ
リンダに対してベリファイを行うことで、新たなディフ
ェクトを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リード/ライト時
に装置に衝撃が加えられたことに起因してディスク上に
発生したディフェクトを検出するのに好適なディスク装
置及び同装置に適用されるディフェクト検出方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディスク装置、例えば磁気ディ
スク装置は、高速回転する磁気ディスク上の目的位置に
磁気ヘッドを位置決めした状態で当該ヘッドにより情報
の書き込み/読み出しを行うようになっている。
【0003】現在主流となっている磁気ディスク装置で
は、磁気ディスク装置の回転によって生ずる磁気ヘッド
と磁気ディスクとの間の空気の流れを利用し、磁気ヘッ
ドが磁気ディスクに対して僅かに浮上した状態で目的の
位置に位置決めし、この状態で書き込み或いは読み出し
を行うようになっている。
【0004】このような磁気ディスク装置では、装置外
部から衝撃が加えられると、磁気ヘッドが正しく位置決
めされていた目的位置(目的シリンダ)から外れ、ライ
ト動作の場合には、隣接するシリンダへの書き込みが誤
って行われて、その隣接するシリンダのデータが破壊さ
れることがあった。
【0005】そこで近年の磁気ディスク装置は、装置外
部からの衝撃を検知する検知手段(衝撃センサ)を内蔵
し、当該検知手段の検知出力に応じてライト動作を停止
することで、隣接シリンダのデータが破壊されるのを防
止する構成を適用している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したように従来の
磁気ディスク装置では、装置外部からの衝撃を検知して
ライト動作を停止することで、装置に加えられた衝撃に
より磁気ヘッドが目的位置から外れて隣接シリンダのデ
ータが破壊されるのを防止できるようになっている。
【0007】しかし、装置外部から衝撃が加えられた場
合には、磁気ヘッドが目的位置から外れる以外に、当該
ヘッドが磁気ディスクに接触することがある。磁気ヘッ
ドが(高速回転中の)磁気ディスクに接触すると、それ
が原因で当該磁気ディスクに傷がついてディフェクトと
なり、正常に読み出し及び書き込みができなくなる虞が
ある。特に可搬型の小型パーソナルコンピュータ等に搭
載される磁気ディスク装置の場合には、その利用形態か
ら動作中に衝撃を受ける可能性が高いため、磁気ディス
クに傷がつく確率も高くなる。
【0008】このような問題は、磁気ディスク装置に限
らず、光磁気ディスク装置など、ディスク(メディア)
上の目的位置にヘッドを位置決めさせて、当該ヘッドに
より情報の書き込み/読み出しを行うディスク装置(デ
ータ記録再生装置)全体に共通する。
【0009】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
でその目的は、書き込み/読み出し中に装置に衝撃が加
えられたことに起因して発生したディフェクトを、その
際のヘッドの位置情報を利用して検出することにより、
ディスクが異常な状態のまま書き込み/読み出しが実行
されるのを防ぐことができるディスク装置及び同装置に
適用されるディフェクト検出方法を提供することにあ
る。
【0010】本発明の他の目的は、書き込み/読み出し
中に装置に衝撃が加えられたことに起因して発生したデ
ィフェクトを検出する動作が装置性能への影響を最小限
に止めて実行できるディスク装置及び同装置に適用され
るディフェクト検出方法を提供することにある。
【0011】本発明の更に他の目的は、書き込み/読み
出し中に装置に衝撃が加えられたことに起因して発生し
たディフェクトを検出して代替処理を行うことで書き込
み/読み出し動作の異常を回避することができるディス
ク装置及び同装置に適用されるディフェクト検出方法を
提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の観点に係
る構成は、装置に加わる衝撃を検知する衝撃センサと、
情報の書き込み中或いは読み出し中に衝撃センサにより
衝撃が検知されたことを検出して、当該書き込み或いは
読み出しを停止させる停止手段と、上記書き込み或いは
読み出しの停止の要因が書き込み或いは読み出し中にお
ける衝撃センサによる衝撃検知の場合に、その際のヘッ
ドの位置情報で表されるディスク上の位置及びその周辺
部分に対して読み出しを実施することで衝撃によってヘ
ッドがディスクに接触したことに起因して新たにディフ
ェクトとなった異常部分を検出するためのベリファイ動
作を実行するベリファイ実行手段とを備えたことを特徴
とする。
【0013】このような構成においては、リード或いは
ライト中に装置に衝撃が加えられたことが検出される
と、(リードフォルト或いはライトフォルトが発生し
て)リード或いはライトが停止される。このリード/ラ
イトの停止の要因が衝撃センサによる衝撃検知である場
合、ディスク上のリード/ライトの対象ブロックとその
周辺において、衝撃によってヘッドがディスクに接触し
たことに起因して新たにディフェクトが発生する可能性
がある。
【0014】そこで上記の構成においては、リード/ラ
イト中に装置に衝撃が加えられた結果リード/ライトが
停止した場合には、その際のヘッドの位置情報(ディス
クアドレス)が得られることに着目し、それを新たにデ
ィフェクト(後発ディフェクト)が発生した可能性があ
るブロックの位置情報と見なして、そのヘッドの位置情
報で表されるディスク上の位置(リード/ライト対象部
分)及びその周辺部分に対して、即ちリード/ライト中
に受けた衝撃によって新たにディフェクトが発生した可
能性のある部分に対してベリファイを行うことで、衝撃
によってヘッドがディスクに接触したことに起因して新
たにディフェクトとなった異常部分を検出するようにし
ている。これにより、ディスクが異常な状態のままリー
ド/ライトが実行されるのを防ぐことが可能となり、装
置の信頼性を向上させることができる。
【0015】本発明の第2の観点に係る構成は、上記第
1の観点に係るベリファイ実行手段に代えて、次のベリ
ファイ実行手段、即ち、書き込み或いは読み出しの停止
の要因が当該書き込み或いは読み出し中における衝撃セ
ンサによる衝撃検知の場合に、その際のヘッドの位置情
報で表されるディスク上のブロックを含むシリンダ及び
その周辺の予め定められた数のシリンダに対して読み出
しを実施することで衝撃によってヘッドがディスクに接
触したことに起因して新たにディフェクトとなった異常
部分を検出するためのベリファイ動作を実行し、異常部
分を検出した場合には、異常部分のないシリンダが現れ
るまで隣接するシリンダに対するベリファイ動作を繰り
返すベリファイ実行手段を備えたことを特徴とする。
【0016】このような構成においては、衝撃によって
ヘッドがディスクに接触したことに起因して新たにディ
フェクトとなったディスク上の領域が予想以上に広がっ
ている場合でも、そのようなディフェクト部分を確実に
検出できるため、装置の信頼性を一層向上させることが
できる。
【0017】本発明の第3の観点に係る構成は、上記第
1或いは第2の観点に係る構成に、書き込み或いは読み
出しの停止の要因が当該書き込み或いは読み出し中にお
ける衝撃センサによる衝撃検知の場合に、その際のヘッ
ドの位置情報を記憶しておくための位置情報記憶手段を
追加する他、上記ベリファイ実行手段に代えて第1及び
第2のベリファイ実行手段を設けて、指令待ちの状態に
なってから予め定められた一定時間を経過した後に、上
記位置情報記憶手段に記憶されている位置情報で表され
るディスク上の位置及びその周辺部分、或いは上記位置
情報記憶手段に記憶されている位置情報で表されるディ
スク上のブロックを含むシリンダ及びその周辺の予め定
められた数のシリンダ(更には、隣接するシリンダ)を
対象とするベリファイ動作を第1のベリファイ実行手段
により行うと共に、上記位置情報記憶手段に記憶されて
いる位置情報で表されるディスク上の位置またはその周
辺部分に対して書き込みを行った直後には、当該位置情
報で表されるディスク上の位置及びその周辺部分、或い
は当該位置情報で表されるディスク上のブロックを含む
シリンダ及びその周辺の予め定められた数のシリンダ
(更には、隣接するシリンダ)を対象とするベリファイ
動作を第2のベリファイ実行手段により行うようにした
ことを特徴とする。
【0018】このような構成においては、上記第1或い
は第2の観点に係る構成と同様に装置の信頼性の向上を
図ることができる他、ベリファイ動作が、指令待ちの状
態(アイドル状態)において、しかも当該状態になって
から予め定められた一定時間を経過した後に行われるこ
とから、ベリファイ動作を行うことによる装置性能への
影響を最小限に抑えることができる。
【0019】また、書き込み時には、位置情報記憶手段
に記憶されている位置情報で表されるディスク上の位置
またはその周辺部分に対して書き込みを行った場合であ
れば、書き込んだ情報が正しく読み出されない可能性の
あるブロックに対して書き込みを行ったものとして、そ
のようなブロックを検出するために、その書き込み直後
にベリファイ動作が行われるため、問題となる可能性の
あるブロックへの書き込みを防ぐことができる。
【0020】ここで、ディスクの各面毎にヘッドを備え
たディスク装置、或いは複数のディスクを持ち、各ディ
スクの少なくとも一方面にヘッドを備えたディスク装置
においては、書き込み/読み出し中の衝撃により、書き
込み/読み出しの対象となったディスク面上の部分だけ
でなく、他のディスク面の該当部分にも新たなディフェ
クトが発生する可能性がある。そのため、書き込み/読
み出しの対象となったディスク面上の部分及びその周辺
と共に、他のディスク面の該当部分及びその周辺に対し
ても上記のベリファイ動作を行う構成とするとよい。但
し、書き込み直後のベリファイ動作については、書き込
みの対象となったディスク面以外には書き込みは行われ
ないため、当該ディスク面だけを対象に行い、他のディ
スク面についてはアイドル状態で行えばよい。
【0021】本発明の第4の観点に係る構成は、上記第
1乃至第3の観点に係る構成のいずれかに、上記ベリフ
ァイ動作によって新たにディフェクトとなった異常部分
が検出された場合に、当該部分に対して代替処理を行う
代替処理手段を追加したことを特徴とする。
【0022】このような構成においては、リード/ライ
ト中に受けた衝撃に起因して新たにディフェクトとなっ
た異常部分が代替処理されるため、ディフェクトが発生
した場合であっても正常に書き込み及び読み出しができ
る状態を維持することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につき
図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施形態に
係る磁気ディスク装置の構成を示すブロック図である。
【0024】同図において、CPU1は装置全体の制御
及びモータドライバ(VCM・SPMドライバ)6の制
御を時分割で行う。VCM・SPMドライバ(モータド
ライバ)6は、CPU1からの制御により、磁気ディス
ク9を定常回転させるスピンドルモータ(SPM)8及
び磁気ヘッド13を目的の位置に移動させるボイスコイ
ルモータ(VCM)7を駆動するための電流をSPM8
及びVCM7に流す。なお、図では省略されているが、
磁気ディスク9は複数枚積層して設けられ、各磁気ディ
スク9の一方の面側、或いは両方の面側に、磁気ヘッド
13がそれぞれ設けられているものとする。
【0025】CPU1のバス(CPUバス)12には、
CPU1が実行すべきプログラムが予め格納されている
ROM11、及びRAM10が接続されている。RAM
10には、図2に示すように、変数等の設定領域、例え
ばエラー種類を表す変数(エラーステータス)を設定す
るためのエラーステータスレジスタ101、及びエラー
となったアドレス(ディスクアドレス)を変数として設
定するためのエラーアドレスレジスタ102(として用
いられる領域)が確保されている。RAM10にはま
た、ライトファンクション/リードファンクション実行
時に装置外部からの衝撃によりライトフォルト/リード
フォルトが発生した場合の該当するディスクアドレス
(シリンダ番号、ヘッド番号、セクタ番号からなるディ
スクアドレス)をベリファイ対象アドレスとしてバッフ
ァリングしておくためのベリファイ対象アドレスバッフ
ァ103(として用いられる領域)が確保されている。
本実施形態において、ベリファイ対象アドレスバッファ
103はリングバッファとしての制御を受け、当該バッ
ファ103に対するディスクアドレスの書き込み位置と
読み出し位置は、ライトポインタWPとリードポインタ
RPにより示される。このライトポインタWPとリード
ポインタRPは、RAM10内の所定領域に設定され
る。
【0026】CPUバス12にはまた、ディスクコント
ローラ(HDC)3及び制御に必要な各種信号の生成を
行うゲートアレイ2が接続されている。HDC3及びゲ
ートアレイ2は複数の制御用レジスタ(図示せず)を内
蔵している。これら各制御用レジスタはそれぞれCPU
1のメモリ領域(CPU1の管理するメモリアドレス空
間)の一部に割り当てられており、CPU1がこの領域
に対して読み出し及び書き込みを行うことでHDC3及
びゲートアレイ2の制御を行うようになっている。
【0027】HDC(ディスクコントローラ)3は、C
PUバス12以外にゲートアレイ2、バッファRAM
4、リード/ライトIC(リード/ライト回路)5に接
続されている。
【0028】読み出し時(リードファンクション実行
時)、磁気ディスク9から磁気ヘッド13によって読み
出され、ヘッドIC16(内の図示せぬヘッドアンプ)
によって増幅されたアナログ信号はリード/ライトIC
5によって符号化され、HDC3はこれをゲートアレイ
2からの制御用の各信号に従って処理することによりホ
スト装置に転送すべきデータを生成する。このデータは
一旦バッファRAM4に格納されてからホスト装置に転
送される。
【0029】書き込み時(ライトファンクション実行
時)、ホスト装置からHDC3に転送されたデータは一
旦バッファRAM4に格納された後、ゲートアレイ2か
らの制御用の各信号に従ってHDC3によって符号化さ
れ、リード/ライトIC5によって書き込み信号に変換
され、ヘッドIC16(内の図示せぬ電流ドライバ)を
経由して磁気ヘッド13により磁気ディスク9の目的位
置に書き込まれる。
【0030】ゲートアレイ2には衝撃検知手段としての
衝撃センサ(ショックセンサ)14の出力が接続されて
いる。衝撃センサ14は装置に加わる外部からの衝撃を
検知するとこれをゲートアレイ2に通知する。この信号
はゲートアレイ2の内部で処理され、リードファンクシ
ョン実行中に衝撃が検知された場合にはリードフォル
ト、ライトファンクション実行中に衝撃が検知された場
合にはライトフォルトとなり、そのステータス(衝撃検
知によるリードフォルト或いはライトフォルトを示す異
常終了ステータス)がゲートアレイ2の有するステータ
スレジスタ(制御用レジスタ)に設定される。
【0031】リードフォルト或いはライトフォルト発生
時、リードファンクション(読み出し動作)或いはライ
トファンクション(書き込み動作)の実行が停止され
る。次に、図1の構成の磁気ディスク装置の本発明に関
係する動作を、図3乃至図6のフローチャートを適宜参
照して説明する。なお、図3はCPU1において実行さ
れるプログラムのうち、装置全体の制御の流れを示すフ
ローチャート、図4はライトファンクション実行時の処
理の流れを示すフローチャート、図5はリードファンク
ション実行時の処理の流れを示すフローチャート、図6
はベリファイ動作時の処理の流れを示すフローチャート
である。
【0032】まず、装置の電源が投入されるとCPU1
はプログラムの実行を開始し、装置の初期化処理を行う
(ステップAll)。この初期化処理では、エラーステ
ータスレジスタ101及びエラーアドレスレジスタ10
2がクリアされ、ベリファイ対象アドレスバッファ10
3に対するライトポインタWP及びリードポインタRP
に当該バッファ103の先頭位置を指すポインタ情報が
設定される。
【0033】CPU1は、装置の初期化処理を行うと、
ホスト装置からコマンドが発行されたか否かを調べる
(ステップA12)。ホスト装置からのコマンドが確認
されない場合、CPU1はコマンド待ちのループに入
る。ここではまず、装置のアイドル状態時に行われたベ
リファイ動作(これについては後述する)で異常が発生
していたか否かをエラーステータスレジスタ101の内
容をもとに調べ(ステップA20)、ベリファイ異常が
発生していれば、ステップA12に戻って、コマンドが
発行されたか否かを再び調べる。
【0034】これに対し、アイドル状態時にベリファイ
異常が発生していなければ、CPU1はアイドル状態
(ホスト装置からのコマンドが入力されない指令待ちの
状態)がどの程度続いたかを調べ(ステップA21)、
この値が予め定められた閾値(設定値)以下である場合
にはコマンド発行(入力)のチェック処理(ステップA
12)に戻る。
【0035】一方、アイドル状態が閾値を超えていた場
合には、CPU1は以前のライトファンクション実行時
或いはリードファンクション実行時に外部からの衝撃を
受けてライトフォルト或いはリードフォルトが発生し、
しかも、そのライトフォルト或いはリードフォルトが発
生したブロック(を含むシリンダ及びその周辺のシリン
ダ)を対象とするベリファイ(正常に読み出しができる
ことの確認)が行われていないか否か、即ちベリファイ
の対象となるブロックが存在するか否かを判定する(ス
テップA22)。この判定は、ベリファイ対象アドレス
バッファ103に対するライトポインタWPとリードポ
インタRPとの関係をもとに行われる。具体的には、ラ
イトポインタWPとリードポインタRPとが等しいとき
はベリファイの対象となるブロックは存在せず、そうで
ないならばベリファイの対象となるブロックが存在する
ことが判定される。
【0036】CPU1は、ベリファイの対象となるブロ
ックが存在しない場合、即ちベリファイ対象アドレスバ
ッファ103にベリファイが行われていないディスクア
ドレスが存在しない場合には、コマンド発行のチェック
処理(ステップA12)に戻る。
【0037】これに対し、ベリファイの対象となるブロ
ックが存在する場合、即ちベリファイ対象アドレスバッ
ファ103にベリファイが行われていないディスクアド
レスが存在する場合には、CPU1は、リードポインタ
RPの指すベリファイ対象アドレスバッファ103の領
域に格納されているディスクアドレスを読み出し、当該
ポインタRPを次の領域を指すように進めた後、この読
み出したディスクアドレスの示すブロック(セクタ)を
含むシリンダ及びその周辺の(ここでは前後の)予め定
められた数のシリンダに対してベリファイ動作を実行す
る(ステップA23)。このベリファイ動作の詳細につ
いては後述する。
【0038】さて、ベリファイ動作の結果、異常がない
ならば(ステップA24)、CPU1はコマンド発行の
チェック処理(ステップA12)に戻る。一方、ベリフ
ァイの結果、異常が認められた場合には、CPU1は読
み出し時の自動代替処理(ARRE)が有効かを調べる
(ステップA25)。この読み出し時の自動代替処理
(ARRE)と後述する書き込み時の自動代替処理(A
WRE)は出荷時に(デフォルトの状態である)有効状
態に設定されるのが一般的である。
【0039】CPU1は、読み出し時の自動代替処理
(ARRE)が有効であれば、ステップA23でのベリ
ファイ実行で異常が検出されたセクタに対して周知の代
替処理、即ち磁気ディスク9上に予め欠陥セクタの再配
置(代替)用に用意してあるスペアトラック(代替先ト
ラック)の中から代替先セクタを決定して割り当てる代
替処理を行う(ステップA26)。
【0040】これに対し、読み出し時の自動代替処理
(ARRE)が無効であれば、CPU1は、ベリファイ
時に異常が発生したという状態を表す変数(ベリファイ
異常ステータス)をエラーステータスレジスタ101に
格納すると共に、そのディスクアドレスをエラーアドレ
スレジスタ102に格納し(ステップA27)、しかる
後にコマンド発行のチェック処理(ステップA12)に
戻る。
【0041】やがてステップA12においてホストから
のコマンドを検出すると、CPU1は、エラーステータ
スレジスタ101を参照して、ベリファイ異常ステータ
スが設定されているか否か、即ちアイドル状態時にベリ
ファイ動作が行われてベリファイ異常が検出されていた
か否かを調べる(ステップA13)。
【0042】もし、ベリファイ動作で異常が検出されて
いるならば、CPU1は、ステップA12で検出したホ
スト装置からのコマンドの種類によらずに、ベリファイ
異常を示す終了ステータスをHDC3内の終了ステータ
スレジスタ(制御用レジスタ)に設定し(ステップA1
4)、ホスト装置に通知することでコマンドを異常終了
する(ステップA16)。その後、CPU1はコマンド
発行のチェック処理(ステップA12)に戻る。
【0043】一方、アイドル状態時のベリファイ動作が
行われていないか、行われてもベリファイ異常が検出さ
れていないならば、CPU1はホスト装置からのコマン
ドに応じたファンクションを実行して、そのファンクシ
ョンの実行結果を終了ステータスとしてHDC3内の終
了ステータスレジスタに設定し(ステップA15)、ホ
スト装置に通知することでコマンドを終了させる(ステ
ップA16)。その後、CPU1はコマンド発行のチェ
ック処理(ステップA12)に戻る。
【0044】次に、ホスト装置からのコマンドが例えば
ライトコマンドであった結果、上記ステップA15にお
いてライトファンクションが実行される場合の動作を、
図4のフローチャートを参照して説明する。
【0045】まずCPU1は、VCM・SPMドライバ
6を介してVCM7を駆動することで磁気ヘッド13を
目的位置(目的シリンダ位置)に位置決めした状態で目
的の領域にデータを記録する通常の書き込みを実行する
(ステップB11)。
【0046】この書き込み(後述する書き込みのリトラ
イもあり得る)が正常終了した場合(ステップB1
2)、CPU1は、書き込み先の領域が、以前(または
今回)のライトファンクション実行時或いは以前のリー
ドファンクション実行時に外部からの衝撃を受けてライ
トフォルト或いはリードフォルトが発生したブロック
(セクタ)を含み、しかもそのブロック(を含むシリン
ダ及びその周辺のシリンダ)を対象とするベリファイが
行われていないか否か、即ち外部からの衝撃によってフ
ォルトを起こしたベリファイ対象ブロックを含むか否か
を判定する(ステップΒ13)。この判定は、ベリファ
イ対象アドレスバッファ103内で、リードポインタR
Pの指す領域からライトポインタWPの指す領域の直前
の領域に格納されている各ディスクアドレスの中に、書
き込み先のディスクアドレス範囲内に含まれるものがあ
るか否かを調べることで実現される。
【0047】CPU1は、書き込み先の領域がベリファ
イ対象ブロックを含まないならば、HDC3内の終了ス
テータスレジスタにライトコマンドの正常終了を示すス
テータスを設定して(ステップΒ18)、ライトファン
クションの実行を終了する。
【0048】一方、書き込み先の領域がベリファイ対象
ブロックを含むならば(外部からの衝撃によってフォル
トを起こしたブロックを含み、しかもそのブロックを対
象とするベリファイが行われていないならば)、CPU
1は(ステップB11で)書き込みを行ったヘッドに対
してのみ該当するブロックの存在するシリンダとその前
後の予め定められた数のシリンダに対してベリファイ動
作を行う(ステップB14)。
【0049】このステップB14を行う理由は、ライト
ファンクション自体は例えば後述するリトライ(書き込
みリトライ)によって正常終了しても、リトライ動作時
に衝撃によって傷がついた可能性のあるブロック、即ち
書き込んだデータが正しく読み出されない可能性のある
ブロックに対して書き込みを行っているためであり、こ
のようなブロックを検出するにはベリファイ動作が必要
となるためである。
【0050】また、書き込みを行わなかったヘッドの対
応するブロック(ヘッド番号のみが異なってシリンダ番
号とセクタ番号が同じブロック)に対してベリファイを
実行しないのは、当該ブロックに対しては衝撃発生時に
書き込みが行われていないからである。このようなブロ
ックに対するベリファイはライトファンクション実行後
のアイドル状態において実行される。
【0051】CPU1は、ステップB14でのベリファ
イの結果、異常が認められなければ(ステップB1
5)、HDC3内の終了ステータスレジスタにライトコ
マンドの正常終了を示すステータスを設定して(ステッ
プΒ18)、ライトファンクションの実行を正常終了す
る。
【0052】一方、ベリファイ異常が発生していた場合
には、CPU1は書き込み時の自動代替処理(AWR
E)が有効か否かを調べ(ステップB16)、有効であ
れば代替処理を行った(ステップB17)後に、上記ベ
リファイ異常なしの場合と同様に正常終了し(ステップ
Β18)、無効であればベリファイ異常の終了ステータ
スをHDC3内の終了ステータスレジスタに設定して
(ステップB24)、ライトファンクションを異常終了
する。
【0053】また、ステップBllの書き込み動作が正
常に終了しなかったこと(即ち異常終了したこと)がス
テップB12で判定された場合には、CPU1は以下に
述べるリトライ処理を行う。
【0054】ここではまず、異常終了の原因が衝撃検知
によるものであるか否かを調べる(ステップB21)。
本実施形態では、書き込みを実行中に衝撃センサ14に
より衝撃が検知され、その衝撃検知信号がゲートアレイ
2に伝達されると、ゲートアレイ2内においてライトフ
ォルトが発生して書き込み動作が停止されると共に、衝
撃検知によるライトフォルトを示す異常終了ステータス
が当該ゲートアレイ2内のステータスレジスタ(制御用
レジスタ)に設定される。したがって、このゲートアレ
イ2内のステータスレジスタを参照することで、異常終
了(ライトフォルト)の原因が衝撃検知によるものであ
るか否かを調べることができる。
【0055】CPU1は、外部からの衝撃を検知したこ
とが原因でライトフォルト(書き込みの異常終了)とな
った場合だけ、後でベリファイを行うために、衝撃を受
けて書き込み異常終了となったディスクアドレスを、ラ
イトポインタWPの指すベリファイ対象アドレスバッフ
ァ103の領域に格納し、当該ポインタRPを次の領域
を指すように進める(ステップB22)。
【0056】次にCPU1は、リトライ回数を調べ(ス
テップB23)、当該リトライ回数が上限値に達してい
れば、該当する異常終了ステータス(外部からの衝撃を
受けて異常終了となっているときは、その旨の異常終了
ステータス)をHDC3内の終了ステータスレジスタに
設定して異常終了し(ステップB24)、上限値に達し
ていなければ書き込みのリトライを行うために上記ステ
ップBllに戻る。
【0057】ここで再びステップB11の書き込み動作
が行われて(即ち書き込みのリトライが行われて)正常
終了したならば、上記ステップB13に進み、書き込み
先の領域がベリファイの対象となるブロックを含んでい
るならば、上記ステップB14のベリファイ動作が行わ
れる。
【0058】次に、ホスト装置からのコマンドがリード
コマンドであった結果、上記ステップA15においてリ
ードファンクションが実行される場合の動作を、図5の
フローチャートを参照して説明する。
【0059】まずCPU1は、VCM・SPMドライバ
6を介してVCM7を駆動することで磁気ヘッド13を
目的位置(目的シリンダ位置)に位置決めした状態で目
的の領域からデータを読み出す通常の読み出しを実行す
る(ステップCll)。
【0060】この読み出し(後述する読み出しのリトラ
イもあり得る)が正常終了した場合(ステップC1
2)、CPU1は、HDC3内の終了ステータスレジス
タにリードコマンドの正常終了を示すステータスを設定
して(ステップC13)、リードファンクションの実行
を正常終了する。
【0061】一方、読み出しが正常に終了しなかった場
合には、CPU1は以下に述べるリトライ処理を行う。
ここではまず、異常終了の原因が衝撃検知によるもので
あるか否かを調べる(ステップC21)。本実施形態で
は、読み出しを実行中に衝撃センサ14により衝撃が検
知され、その衝撃検知信号がゲートアレイ2に伝達され
ると、ゲートアレイ2内においてリードフォルトが発生
してリード動作が停止されると共に、衝撃検知によるリ
ードフォルトを示す異常終了ステータスが当該ゲートア
レイ2内のステータスレジスタ(制御用レジスタ)に設
定される。したがって、このゲートアレイ2内のステー
タスレジスタを参照することで、異常終了(リードフォ
ルト)の原因が衝撃検知によるものであるか否かを調べ
ることができる。
【0062】CPU1は、外部からの衝撃を検知したこ
とが原因でリードフォルト(読み出しの異常終了)とな
った場合だけ、後でベリファイを行うために、衝撃を受
けて読み出し異常終了となったディスクアドレスを、ラ
イトポインタWPの指すベリファイ対象アドレスバッフ
ァ103の領域に格納し、当該ポインタRPを次の領域
を指すように進める(ステップC22)。
【0063】次にCPU1は、リトライ回数を調べ(ス
テップC23)、当該リトライ回数が上限値に達してい
れば、該当する異常終了ステータス(外部からの衝撃を
受けて異常終了となっているときは、その旨の異常終了
ステータス)をHDC3内の終了ステータスレジスタに
設定して異常終了し(ステップC24)、上限値に達し
ていなければ読み出しのリトライを行うために上記ステ
ップCllに戻る。ここで再びステップC11の読み出
し動作が行われて(即ち読み出しのリトライが行われ
て)正常終了したならば、上記ステップC13に進み、
リードファンクションの実行が正常終了する。
【0064】このように本実施形態におけるリードファ
ンクションの実行では、所定のリトライ回数内で読み出
しが正常終了したディスク領域が、外部からの衝撃によ
ってフォルトを起こしたベリファイ対象ブロックを含む
としても、ライトファンクション実行の場合とは異なり
ベリファイを行わない。その理由は、読み出しが正常終
了したということで、たとえ外部からの衝撃で異常が発
生していたとしてもリトライで救える程度の軽度のもの
であると判断できるためである。この領域に対する詳細
なベリファイはリードファンクション終了後のアイドル
状態時に実施される。
【0065】次に、先に述べたベリファイ動作の詳細に
ついて述べる。このベリファイ動作は、前記したように
アイドル状態が一定時間続いた後(のステップA23
で)、またはライトファンクションの実行中に(ステッ
プB14で)行われる。ここで、アイドル状態に入って
直ちにベリファイ動作を行わないのは、この動作は実行
にある程度の時間を要する可能性があることを考慮し
て、一定時間が経過した後に実行を開始する構成とする
ことでホスト装置からのコマンドへの影響を最小限にす
るためである。
【0066】ベリファイ動作では、対象ブロック毎に、
HDC3が一般に有する(ECCコレクション等の)エ
ラー訂正機能を無効に設定した状態でリードを一定回数
だけ行い、(ECCエラー等の)読み出しエラーの発生
率によって問題の有無を判定する(ステップA24また
はB15)。
【0067】判定の結果、問題ありとなった場合には、
ARREまたはAWREが有効になっていれば代替処理
を行い、そうでなければ異常終了する。これがアイドル
状態時に発生した場合は、次に実行されるコマンドの種
類によらずにベリファイ異常のステータスで異常終了さ
せる(ステップA27)。これに対し、ライトファンク
ション実行時に発生した場合はそのファンクションに対
応するホストからのコマンド、即ちホストからのライト
コマンドをやはりベリファイ異常のステータスで異常終
了させる(ステップB18)。
【0068】さて、先のベリファイ動作の説明では、ベ
リファイが実行されるシリンダはフォルトの発生したブ
ロックが存在するシリンダ位置から前後数シリンダにわ
たると述べたが、これはベリファイ実行時の状態によっ
て異なる。
【0069】まず、CPU1は、フォルトの発生したブ
ロックが存在するシリンダとその前後の予め定められた
数のシリンダに対して無条件にベリファイ(リード)を
行う(ステップD11,D14)。ここで、問題のある
ブロックが存在するシリンダがなければ異常なしとし
(ステップD15)、異常があった場合は隣接するシリ
ンダに対してもベリファイを行い(ステップD16,D
19)、これを異常がないシリンダが現れるまで繰り返
す(ステップD20,D21)。この間に問題があると
判断したブロックのディスクアドレスは全て保存してお
き(ステップD12,D13、またはステップD17,
D18)、ARREまたはAWREが許可されていれば
ベリファイ終了後に代替処理(ステップA26またはB
17)を行う。
【0070】このようにすることで、外部からの衝撃に
よって磁気ディスク9にある程度の範囲の大きさを持つ
傷がついた場合であっても、衝撃を受けた際に行われて
いた書き込み或いは読み出しの対象領域だけでなく、そ
の衝撃で傷のついた全てについてベリファイが実行され
ることにる。
【0071】また、図1の磁気ディスク装置が複数の磁
気ヘッド13を持つ場合、フォルトが発生したヘッド以
外の全ヘッドについても、外部からの衝撃によってフォ
ルトが発生したときにヘッドが存在していたシリンダと
その周辺の数シリンダに対して上記と同様のベリファイ
を行う。
【0072】以上は、磁気ディスク装置について説明し
たが、本発明は、高速回転するディスク上の目的位置に
位置決めされるヘッドにより情報の書き込み/読み出し
が行われるディスク装置であれば、光磁気ディスク装置
など、磁気ディスク装置以外のディスク装置にも適用可
能である。
【0073】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、リ
ード/ライト中に装置に衝撃が加えられたことに起因し
て発生した傷等によるディフェクトを、その際のヘッド
の位置情報を利用したベリファイ動作により検出するこ
とができるので、ディスクが異常な状態のままリード/
ライトが実行されるのを防ぐことができ、装置の信頼性
が向上する。
【0074】また本発明によれば、リード/ライト中に
装置に衝撃が加えられたことに起因してディフェクトが
発生する可能性のある場合に、その際のヘッドの位置情
報を保存しておき、可能な限り指令待ちのアイドル状態
時に、この保存しておいた位置情報を用いてベリファイ
動作を行う構成としたので、ベリファイ動作による装置
の性能に対する影響を最小限に止めることができる。
【0075】また本発明によれば、リード/ライト中に
装置に衝撃が加えられたことに起因して発生したディフ
ェクトを検出した際に、そのディフェクト部分の代替処
理を行う構成としたので、リード/ライト動作の異常を
回避でき、ディフェクトが発生した場合であっても正常
にリード/ライトできる状態を維持できるため、装置の
信頼性が一層向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る磁気ディスク装置の
構成を示すブロック図。
【図2】図1中のRAM10における領域割り当て例を
示す図。
【図3】同実施形態における装置全体の制御の流れを示
すフローチャート。
【図4】同実施形態におけるライトファンクション実行
時の処理の流れを示すフローチャート。
【図5】同実施形態におけるリードファンクション実行
時の処理の流れを示すフローチャート。
【図6】同実施形態におけるベリファイ動作時の処理の
流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
1…CPU(ベリファイ実行手段、第1のベリファイ実
行手段、第2のベリファイ実行手段、代替処理手段) 2…ゲートアレイ(停止手段)、 3…HDC、 9…磁気ディスク、 10…RAM、 11…ROM、 13…磁気ヘッド、 14…衝撃センサ、 101…エラーステータスレジスタ、 102…エラーアドレスレジスタ、 103…ベリファイ対象アドレスバッファ(位置情報記
憶手段)。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高速回転するディスク上の目的位置に位
    置決めされるヘッドにより情報の書き込み/読み出しが
    行われるディスク装置において、 前記装置に加わる衝撃を検知する衝撃センサと、 情報の書き込み中或いは読み出し中に前記衝撃センサに
    より衝撃が検知されたことを検出して、前記書き込み或
    いは読み出しを停止させる停止手段と、 前記書き込み或いは読み出しの停止の要因が前記書き込
    み或いは読み出し中における前記衝撃センサによる衝撃
    検知の場合に、その際の前記ヘッドの位置情報で表され
    る前記ディスク上の位置及びその周辺部分に対して読み
    出しを実施することで前記衝撃によって前記ヘッドが前
    記ディスクに接触したことに起因して新たにディフェク
    トとなった異常部分を検出するためのベリファイ動作を
    実行するベリファイ実行手段とを具備することを特徴と
    するディスク装置。
  2. 【請求項2】 高速回転するディスク上の目的位置に位
    置決めされるヘッドにより情報の書き込み/読み出しが
    行われるディスク装置において、 前記装置に加わる衝撃を検知する衝撃センサと、 情報の書き込み中或いは読み出し中に前記衝撃センサに
    より衝撃が検知されたことを検出して、前記書き込み或
    いは読み出しを停止させる停止手段と、 前記書き込み或いは読み出しの停止の要因が前記書き込
    み或いは読み出し中における前記衝撃センサによる衝撃
    検知の場合に、その際の前記ヘッドの位置情報で表され
    る前記ディスク上のブロックを含むシリンダ及びその周
    辺の予め定められた数のシリンダに対して読み出しを実
    施することで前記衝撃によって前記ヘッドが前記ディス
    クに接触したことに起因して新たにディフェクトとなっ
    た異常部分を検出するためのベリファイ動作を実行し、
    前記異常部分を検出した場合には、前記異常部分のない
    シリンダが現れるまで隣接するシリンダに対する前記ベ
    リファイ動作を繰り返すベリファイ実行手段とを具備す
    ることを特徴とするディスク装置。
  3. 【請求項3】 高速回転するディスク上の目的位置に位
    置決めされるヘッドにより情報の書き込み/読み出しが
    行われるディスク装置において、 前記装置に加わる衝撃を検知する衝撃センサと、 情報の書き込み中或いは読み出し中に前記衝撃センサに
    より衝撃が検知されたことを検出して、前記書き込み或
    いは読み出しを停止させる停止手段と、 前記書き込み或いは読み出しの停止の要因が前記書き込
    み或いは読み出し中における前記衝撃センサによる衝撃
    検知の場合に、その際の前記ヘッドの位置情報を記憶し
    ておくための位置情報記憶手段と、 指令待ちの状態になってから予め定められた一定時間が
    経過した後に、前記位置情報記憶手段に記憶されている
    前記位置情報で表される前記ディスク上の位置及びその
    周辺部分に対して読み出しを実施することで前記衝撃に
    よって前記ヘッドが前記ディスクに接触したことに起因
    して新たにディフェクトとなった異常部分を検出するた
    めのベリファイ動作を実行する第1のベリファイ実行手
    段と、 前記位置情報記憶手段に記憶されている前記位置情報で
    表される前記ディスク上の位置またはその周辺部分に対
    して書き込みを行った直後に、当該位置情報で表される
    前記ディスク上の位置及びその周辺部分に対して読み出
    しを実施することで前記衝撃によって前記ヘッドが前記
    ディスクに接触したことに起因して新たにディフェクト
    となった異常部分を検出するためのベリファイ動作を実
    行する第2のベリファイ実行手段とを具備することを特
    徴とするディスク装置。
  4. 【請求項4】 高速回転するディスク上の目的位置に位
    置決めされるヘッドにより情報の書き込み/読み出しが
    行われるディスク装置において、 前記装置に加わる衝撃を検知する衝撃センサと、 情報の書き込み中或いは読み出し中に前記衝撃センサに
    より衝撃が検知されたことを検出して、前記書き込み或
    いは読み出しを停止させる停止手段と、 前記書き込み或いは読み出しの停止の要因が前記書き込
    み或いは読み出し中における前記衝撃センサによる衝撃
    検知の場合に、その際の前記ヘッドの位置情報を記憶し
    ておくための位置情報記憶手段と、 指令待ちの状態になってから予め定められた一定時間が
    経過した後に、前記位置情報記憶手段に記憶されている
    前記位置情報で表される前記ディスク上のブロックを含
    むシリンダ及びその周辺の予め定められた数のシリンダ
    に対して読み出しを実施することで前記衝撃によって前
    記ヘッドが前記ディスクに接触したことに起因して新た
    にディフェクトとなった異常部分を検出するためのベリ
    ファイ動作を実行し、前記異常部分を検出した場合に
    は、前記異常部分のないシリンダが現れるまで隣接する
    シリンダに対する前記ベリファイ動作を繰り返す第1の
    ベリファイ実行手段と、 前記位置情報記憶手段に記憶されている前記位置情報で
    表される前記ディスク上の位置またはその周辺部分に対
    して書き込みを行った直後に、当該位置情報で表される
    前記ディスク上のブロックを含むシリンダ及びその周辺
    の予め定められた数のシリンダに対して読み出しを実施
    することで前記衝撃によって前記ヘッドが前記ディスク
    に接触したことに起因して新たにディフェクトとなった
    異常部分を検出するためのベリファイ動作を実行し、前
    記異常部分を検出した場合には、前記異常部分のないシ
    リンダが現れるまで隣接するシリンダに対する前記ベリ
    ファイ動作を繰り返す第2のベリファイ実行手段とを具
    備することを特徴とするディスク装置。
  5. 【請求項5】 前記ベリファイ実行手段によって前記新
    たにディフェクトとなった異常部分が検出された場合
    に、当該部分に対して代替処理を行う代替処理手段を更
    に具備することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載のディスク装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のベリファイ実行手段または前
    記第2のベリファイ実行手段によって前記新たにディフ
    ェクトとなった異常部分が検出された場合に、当該部分
    に対して代替処理を行う代替処理手段を更に具備するこ
    とを特徴とする請求項3または請求項4記載のディスク
    装置。
  7. 【請求項7】 高速回転するディスク上の目的位置に位
    置決めされるヘッドにより情報の書き込み/読み出しが
    行われるディスク装置に適用されるディフェクト検出方
    法であって、 前記装置に加わる衝撃を衝撃センサにより検知し、 情報の書き込み中或いは読み出し中に前記衝撃センサに
    より衝撃を検知した場合には、前記書き込み或いは読み
    出しを停止させ、 前記衝撃検知に起因して前記書き込み或いは読み出しが
    停止した際の前記ヘッドの位置情報で表される前記ディ
    スク上の位置及びその周辺部分に対して読み出しを実施
    することで前記衝撃によって前記ヘッドが前記ディスク
    に接触したことに起因して新たにディフェクトとなった
    異常部分を検出するためのベリファイ動作を実行するこ
    とを特徴とするディフェクト検出方法。
  8. 【請求項8】 高速回転するディスク上の目的位置に位
    置決めされるヘッドにより情報の書き込み/読み出しが
    行われるディスク装置に適用されるディフェクト検出方
    法であって、 前記装置に加わる衝撃を衝撃センサにより検知し、 情報の書き込み中或いは読み出し中に前記衝撃センサに
    より衝撃を検知した場合には、前記書き込み或いは読み
    出しを停止させ、 前記衝撃検知に起因して前記書き込み或いは読み出しが
    停止した際の前記ヘッドの位置情報で表される前記ディ
    スク上のブロックを含むシリンダ及びその周辺の予め定
    められた数のシリンダに対して読み出しを実施すること
    で前記衝撃によって前記ヘッドが前記ディスクに接触し
    たことに起因して新たにディフェクトとなった異常部分
    を検出するためのベリファイ動作を実行し、前記異常部
    分を検出した場合には、前記異常部分のないシリンダが
    現れるまで隣接するシリンダに対する前記ベリファイ動
    作を繰り返すことを特徴とするディフェクト検出方法。
  9. 【請求項9】 高速回転するディスク上の目的位置に位
    置決めされるヘッドにより情報の書き込み/読み出しが
    行われるディスク装置に適用されるディフェクト検出方
    法であって、 前記装置に加わる衝撃を衝撃センサにより検知し、 情報の書き込み中或いは読み出し中に前記衝撃センサに
    より衝撃を検知した場合には、前記書き込み或いは読み
    出しを停止させ、 前記衝撃検知に起因して前記書き込み或いは読み出しが
    停止した際の前記ヘッドの位置情報を記憶しておき、 指令待ちの状態になってから予め定められた一定時間が
    経過した後に、前記記憶しておいた前記ヘッドの位置情
    報で表される前記ディスク上の位置及びその周辺部分に
    対して読み出しを実施することで前記衝撃によって前記
    ヘッドが前記ディスクに接触したことに起因して新たに
    ディフェクトとなった異常部分を検出するためのベリフ
    ァイ動作を実行し、 前記記憶しておいた前記ヘッドの位置情報で表される前
    記ディスク上の位置またはその周辺部分に対して書き込
    みを行った直後に、当該位置情報で表される前記ディス
    ク上の位置及びその周辺部分に対して読み出しを実施す
    ることで前記衝撃によって前記ヘッドが前記ディスクに
    接触したことに起因して新たにディフェクトとなった異
    常部分を検出するためのベリファイ動作を実行すること
    を特徴とするディフェクト検出方法。
  10. 【請求項10】 高速回転するディスク上の目的位置に
    位置決めされるヘッドにより情報の書き込み/読み出し
    が行われるディスク装置に適用されるディフェクト検出
    方法であって、 前記装置に加わる衝撃を衝撃センサにより検知し、 情報の書き込み中或いは読み出し中に前記衝撃センサに
    より衝撃を検知した場合には、前記書き込み或いは読み
    出しを停止させ、 前記衝撃検知に起因して前記書き込み或いは読み出しが
    停止した際の前記ヘッドの位置情報を記憶しておき、 指令待ちの状態になってから予め定められた一定時間が
    経過した後に、前記記憶しておいた前記ヘッドの位置情
    報で表される前記ディスク上のブロックを含むシリンダ
    及びその周辺の予め定められた数のシリンダに対して読
    み出しを実施することで前記衝撃によって前記ヘッドが
    前記ディスクに接触したことに起因して新たにディフェ
    クトとなった異常部分を検出するためのベリファイ動作
    を実行し、前記異常部分を検出した場合には、前記異常
    部分のないシリンダが現れるまで隣接するシリンダに対
    する前記ベリファイ動作を繰り返し、 前記記憶しておいた前記ヘッドの位置情報で表される前
    記ディスク上の位置またはその周辺部分に対して書き込
    みを行った直後に、当該位置情報で表される前記ディス
    ク上のブロックを含むシリンダ及びその周辺の予め定め
    られた数のシリンダに対して読み出しを実施することで
    前記衝撃によって前記ヘッドが前記ディスクに接触した
    ことに起因して新たにディフェクトとなった異常部分を
    検出するためのベリファイ動作を実行し、前記異常部分
    を検出した場合には、前記異常部分のないシリンダが現
    れるまで隣接するシリンダに対する前記ベリファイ動作
    を繰り返すことを特徴とするディフェクト検出方法。
  11. 【請求項11】 前記ベリファイ動作によって前記新た
    にディフェクトとなった異常部分を検出した場合には、
    当該部分に対して代替処理を行うことを特徴とする請求
    項7乃至請求項10のいずれかに記載のディフェクト検
    出方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6738217B2 (en) * 2001-12-25 2004-05-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for controlling access to disk upon detection of condensation
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EP3107099A1 (en) * 2002-12-24 2016-12-21 Funai Electric Co., Ltd. Data storage and reproduction apparatus storing and reproducing multimedia data

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