JP3603339B2 - 結露検出装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は結露検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は従来の結露検出回路の構成を示すものである。図4において、11は結露センサーである。12は結露センサーの抵抗値を電圧に変換する変換回路で、14はA/D変換回路、15は一定時間を作るタイマー回路、16は測定回数をカウントするカウンター回路、17は演算回路、18は結露状態を表示する表示部、13はA/D変換回路14、タイマー回路15、カウンター回路16、演算回路17を備えたマイコンである。図2の特性Aは結露センサーの抵抗値の変化を示す特性図、図3は図2中のaの部分の拡大図である。
【0003】
以上のように構成された結露検出装置について、図面を用いてその動作を説明する。まず、結露センサー11の抵抗値の変化を変換回路12で電圧の変化に変換し、A/D変換回路14で変換回路12の出力電圧をデジタルデータに変換する。次に、演算回路17でデジタルデータの変化量をタイマー回路15の一定周期T3ごとにモニターし、規定以上の電圧変化量ΔVが連続した回数をカウンター回路16にてカウントする。そして、カウンター回路16のカウント数が規定回数以上連続した場合を結露と判別し、その旨を表示部18に表示していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記の従来の構成では、入力電圧の変化量を一定周期ごとにモニターし、規定以上の電圧変化量が規定回数以上連続した場合を結露と判別しているので、図2の特性Aに示すように実際に結露する場合(例えば、温度の低い場所から温度の高い場所へ磁気記録再生装置を移動した場合)は問題なく結露と判別できる。しかし、図2の特性Bに示すように、例えば窓際に磁気記録再生装置を設置していた場合、通常使用時に突然雨が降りだし、湿度が上がり実際の結露電圧に達しないのに、規定以上の電圧変化量が規定回数以上連続した時、結露と誤判別し、磁気記録再生装置を長時間使用できない恐れがあるという問題点を有していた。
【0005】
本発明は上記従来の問題点を解決するもので、誤動作なく短時間でかつ確実な結露検出装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために本発明は、湿度により抵抗値が変化する結露センサーと、結露センサーの出力信号を検出し演算する演算回路と、一定周期を発生するタイマー回路Aと、測定回数をカウントするカウンターと、演算回路からの出力信号により結露状態を表示する表示部と、電源投入より規定時間結露センサーを動作させるタイマー回路Bとを備え、電源投入から規定時間におけるタイマー回路Bの動作中に、タイマー回路Aが一定周期ごとに結露センサーからの出力信号の変化量を発生し、演算回路で検出し規定以上の出力信号変化量が規定回数連続したことをカウンター回路が検出した場合、表示部に結露表示するものである。
【0007】
【作用】
この構成によって、電源投入から規定時間のみ、演算回路で一定周期ごとに変換回路からの電圧の変化量をモニターし、規定以上の電圧変化量が規定回数連続した場合を結露と判別することで、誤動作なく短時間でかつ確実な結露検知を行うことができる。
【0008】
【実施例】
以下本発明の一実施例について、図面を参照しながら説明する。
【0009】
図1は本発明の一実施例における結露検出装置を示すブロック図、図2は結露センサーの抵抗値変化を示す特性図である。
【0010】
図1において、1は結露センサーである。2は結露センサー1の抵抗値を電圧に変換する変換回路で、4はA/D変換回路、5は一定時間を作るタイマー回路A、6は測定回数をカウントするカウンター回路、7は演算回路、8は電源検出回路、9は電源投入より規定時間動作するタイマー回路B、10は結露状態を表示する表示部、3はA/D変換回路4、タイマー回路A5、カウンター回路6、演算回路7、電源検出回路8、タイマー回路B9を備えたマイコンである。
【0011】
以上のように構成された結露検出装置について、磁気記録再生装置に使用した例に基づいて、その動作を説明する。
【0012】
まず、電源検出回路8で電源投入を検出し、タイマー回路B9が電源投入から規定時間T4の時間だけ動作する。結露センサー1の抵抗値の変化を変換回路2で電圧の変化に変換し、A/D変換回路4で変換回路2の出力電圧をデジタルデータに変換する。次に、演算回路7でデジタルデータの変化量をタイマー回路A5の一定周期T3ごとにモニターし、タイマー回路B9が動作中、規定以上の電圧変化量ΔVが連続した回数をカウンター回路6にてカウントする。そして、タイマー回路B9が動作中カウンター回路6のカウント数が規定回数以上、本実施例では3回以上連続した場合を結露と判別し、その旨を表示部10に表示する。また、規定時間T4を越えた領域では、タイマー回路A5、カウンタ回路6、電源検出回路8、タイマー回路B9が動作せず、結露センサーが結露した時の電圧Vに達したときに、その旨を表示部10に表示する。
【0013】
本実施例による結露検出装置は、電源投入から規定時間T4は規定の電圧変化量ΔVをモニターすることで結露を検出し、また、電源投入から規定時間T4以降は実際に結露センサーが結露した時の電圧Vで、結露を検知することにより、誤動作なく確実な結露検知を行うことができる点で優れた効果が得られる。
【0014】
以上のように本実施例によれば、電源投入時に結露が発生しやすい規定時間T4内の状態においては、演算回路で一定周期T3毎に抵抗値の変化を変換した電圧変化量をモニターし、規定の電圧変化量ΔVが規定回数3回以上連続した場合を結露と判別し、規定時間T4以降は結露センサーが実際に結露する電圧V以上で結露と判別するため、図2の特性Bのような電圧変化においても誤動作がなく確実な結露検知が可能となる。
【0015】
【発明の効果】
以上のように本発明は、結露が発生しやすい状態である電源投入時から規定時間内においては、演算回路で一定周期ごとに前記変換回路からの電圧の変化量をモニターし、規定以上の電圧変化量が規定回数連続した場合を結露状態と判別する。また、規定時間以降は、結露センサーが実際に結露する電圧以上で結露状態と判別するため、誤動作なく確実にできる優れた結露検出装置を実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における結露検出装置を示すブロック図
【図2】結露センサーの抵抗値変化を示す特性図
【図3】結露センサーの抵抗値変化を示す特性図
【図4】従来の結露検出装置のブロック図
【符号の説明】
1 結露センサー
2 変換回路
3 マイコン
4 A/D変換回路
5 タイマー回路A
6 カウンター回路
7 演算回路
8 電源検出回路
9 タイマー回路B
10 表示部
Claims (1)
- 湿度により抵抗値が変化する結露センサーと、前記結露センサーの出力信号を検出し演算する演算回路と、一定周期を発生するタイマー回路Aと、測定回数をカウントするカウンター回路と、電源投入を検出する電源検出回路と、前記電源検出回路からの出力信号により規定時間動作するタイマー回路Bと、前記演算回路からの出力信号により結露状態を表示する表示部とを備え、
前記電源検出回路により電源投入時を検出し、前記タイマー回路Bが規定時間動作中に、前記タイマー回路Aより発生する一定周期毎に前記結露センサーからの出力信号の変化量を前記演算回路で検出し、規定以上の出力信号変化量が規定回数連続したことを前記カウンター回路が検出した場合に、前記表示部に結露表示するとともに、
規定時間以降は、前記結露センサーからの出力信号が所定値以上になった場合に前記表示部に結露表示をすることを特徴とした結露検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21118294A JP3603339B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 結露検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21118294A JP3603339B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 結露検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH0877766A JPH0877766A (ja) | 1996-03-22 |
JP3603339B2 true JP3603339B2 (ja) | 2004-12-22 |
Family
ID=16601778
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21118294A Expired - Fee Related JP3603339B2 (ja) | 1994-09-05 | 1994-09-05 | 結露検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3603339B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3561255B2 (ja) * | 2001-12-25 | 2004-09-02 | 株式会社東芝 | ディスク記憶装置における結露検知時のディスクアクセス制御方法及び装置 |
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1994
- 1994-09-05 JP JP21118294A patent/JP3603339B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0877766A (ja) | 1996-03-22 |
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