JPH10320902A - ディスク装置 - Google Patents

ディスク装置

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Publication number
JPH10320902A
JPH10320902A JP13403697A JP13403697A JPH10320902A JP H10320902 A JPH10320902 A JP H10320902A JP 13403697 A JP13403697 A JP 13403697A JP 13403697 A JP13403697 A JP 13403697A JP H10320902 A JPH10320902 A JP H10320902A
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JP
Japan
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magnetic disk
disk
dew
head
recording medium
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Application number
JP13403697A
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English (en)
Inventor
Michio Yotsuya
道夫 四谷
Hironobu Ouchi
宏伸 大内
Kazushige Kawazoe
一重 河副
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH10320902A publication Critical patent/JPH10320902A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】結露等によるヘッド破壊等の事故を未然に防止
する。 【解決手段】CSS方式の浮上型ヘッド装置を採用した
HDDである。装置筐体に配置された基板上に結露セン
サを配置する。磁気ディスクの回転中に、結露等を検出
するとき、ヘッドスライダがシッピングゾーンに移動す
るようにアームを駆動し(ST1,ST4,ST5)、その状態で
所定期間だけさらに磁気ディスクを回転させ(ST7)、
その後に結露等を検出しなくなってから通常動作に戻る
(ST8,ST9)。結露等を検出しなくなるまで、磁気ディ
スクの回転を継続させてもよい。磁気ディスクを回転さ
せることで、ディスク表面に吸着される水が少なくな
り、水の付着によるヘッド破壊等が防止される。磁気デ
ィスクの停止中に、結露等を検出するとき、結露等を検
出しなくなるまで、その停止状態を継続させる(ST6,ST
8)。貼り付きが起こっている場合に、磁気ディスクの
回転駆動によるヘッド破壊等が防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パーソナルコン
ピュータに内蔵あるいは外部接続されるハードディスク
ドライブ等に適用して好適なディスク装置に関する。詳
しくは、高湿度あるいは結露が検出されるとき、ヘッド
スライダの位置やディスク状記録媒体の回転等の装置本
体の動作を制御することによって、ヘッド破壊等の事故
を未然に防止しようとしたディスク装置に係るものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、ハードディスクドライブとして、
磁気ディスクの表面(情報記録再生面)と磁気ヘッドと
の接触による摩耗損傷を避けるため、磁気ヘッドを空気
潤滑面を持つ浮上スライダと一体型で構成し、磁気ヘッ
ドが磁気ディスクに対して非接触の状態で情報の記録再
生を行う浮上ヘッド方式のハードディスクドライブが知
られている。この浮上ヘッド方式のハードディスクドラ
イブによれば、磁気ディスクのある程度の凹凸に追従し
てスペーシング損失を低下させることができると共に、
摩耗損傷を防止することができる。
【0003】ところで、一般のハードディスクドライブ
において、電源を切っている状態では、ヘッドスライダ
は、シッピングゾーンと呼ばれる最内周部に、磁気ディ
スクと接触した状態で止まっている。そして、電源の投
入に伴って磁気ディスクは回転を始め、ヘッドスライダ
は磁気ディスクからの風圧を受けて離陸を始める。逆に
電源を切ると、ヘッドスライダは、シッピングゾーンに
移動し、静かに磁気ディスク上に着陸する。この方式
は、ヘッドスライダが磁気ディスクに接触して離着陸を
するため、CSS(Contact Start Stop)方式と呼ばれ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、フラットな面
同士を接触させると、水分を介して貼り付きが起こり易
くなる。実際、ハードディスクドライブにおいて、磁気
ディスクとヘッドスライダとの間で、高湿度や結露によ
る貼り付きの問題が重要視されている。貼り付きが起こ
った状態で磁気ディスクの回転を始めようとしても、磁
気ディスクが全く回転せず、最悪の場合には、ヘッドス
ライダやサスペンションがアームより剥がれてしまう
等、ハードディスクドライブが使用できなくなるおそれ
がある。この貼り付きの大きさは、真実接触面積といわ
れるミクロ的な接触面積の大きさの増加と共に大きくな
る。そのため、わざわざ磁気ディスクの表面を粗く加工
することで、貼り付きを回避していることが多い。
【0005】しかし、記録の高密度化を実現するために
は、磁気ディスクと磁気ヘッド間のスペーシングを小さ
くすることは、非常に有効であり、今後もスペーシング
は小さくなっていくものと思われる。その場合、上述し
たように、磁気ディスクの表面が粗く加工されている
と、浮上走行する磁気ヘッドの浮上量を小さくすること
ができず、記録の高密度化に支障となる。
【0006】そこで、シッピングゾーンだけを粗く加工
することが考えられる。しかし、これによれば、加工の
工数が増えることと、粗く加工したシッピングゾーンと
平滑なその他のゾーンの遷移領域でヘッドスライダの浮
上が不安定になるという問題がある。
【0007】なお、上述したCSS方式の他に、電源を
切っていてもヘッドスライダが磁気ディスクに接触しな
いようにしたNCSS(Non Contact Start Stop)方式
が提案されている。このNCSS方式では、ランプと呼
ばれるいわば滑り台を磁気ディスクの外周近傍に配設
し、磁気ディスクの回転が停止している間、ヘッドスラ
イダをそのランプ上に退避させておく方法が一般に採用
されている。
【0008】このNCSS方式によれば、ヘッドスライ
ダが磁気ディスクに接触しない構成とされているため、
摩擦摩耗の問題を回避でき、しかも高湿度や結露による
貼り付きの問題を回避できる。しかし、高湿度あるいは
結露によって磁気ディスクの表面に水が付着した状態と
なる場合、ヘッドスライダが磁気ディスクの表面上にあ
ると、磁気ディスクに吸着した水が磁気ヘッドに付着
し、腐食等の問題が発生する。これは、上述せずも、C
SS方式の場合でも同様である。
【0009】そこで、この発明では、高湿度あるいは結
露によるヘッド破壊等の事故を未然に防止し得るディス
ク装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係るディスク
装置は、結露センサの出力に基づいて高湿度あるいは結
露を検出する検出回路を備え、この検出回路の検出出力
に応じて装置本体の動作を制御するものである。
【0011】検出回路の検出出力に応じて、記録や再生
を行うためのヘッドが取り付けられたヘッドスライダを
ディスク状記録媒体の半径方向に移動させるためのアク
チュエータの動作を、制御するようにしてもよい。例え
ば、検出回路で高湿度あるいは結露が検出されるとき、
ヘッドスライダがディスク状記録媒体の表面上より退避
するようにされる。これにより、ディスク状記録媒体の
表面よりヘッドに水が付着することが防止される。その
ため、水の付着によるヘッドの腐食や、回路系のショー
トによる破損等が回避される。
【0012】また、検出回路の検出出力に応じて、ディ
スク状記録媒体を回転駆動する回転駆動手段を制御する
ようにしてもよい。例えば、検出回路で高湿度あるいは
結露が検出されるとき、検出回路で高湿度あるいは結露
が検出されている期間の一部あるいは全部でディスク状
記録媒体が回転するようにされる。ディスク状記録媒体
を回転させることにより、ディスク状記録媒体の表面へ
の水の吸着が少なくなる。そのため、CSS方式の浮上
型ヘッド装置を採用するハードディスクドライブにあっ
ては、磁気ヘッドへの水の付着が軽減され、水の付着に
よる腐食や回路系のショートによる破損等が回避され
る。
【0013】また、検出回路の検出出力に応じて、信号
の記録または再生の動作を制御するようにしてもよい。
例えば、ディスク状記録媒体に対して信号の記録または
再生が行われている状態で、センサ手段で高湿度あるい
は結露が検出されるとき、記録または再生の動作が停止
するように制御される。例えば、ハードディスクドライ
ブにおいては、記録磁気ヘッドに対する記録電流の供給
が停止される。そのため、記録磁気ヘッドに水の付着が
あっても、回路系のショートによる破損等が回避され
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、この
発明の実施の形態について説明する。図1は、第1の実
施の形態としてのハードディスクドライブ(HDD)1
0の概略構成を示している。このハードディスクドライ
ブ10は、CSS方式の浮上型ヘッド装置を採用してい
る。そして、ハードディスクドライブ10は、筐体(シ
ャーシ)11と、この筐体11上に設置される回動型ア
クチュエータ12およびスピンドルモータ13と、この
スピンドルモータ13に取り付けられた磁気ディスク1
4と、筐体11上に配置され、電気回路やリード線パタ
ーンが半導体プロセスや印刷等で形成されているフレキ
シブル基板15とを備えている。
【0015】筐体11は、例えばアルミニウム合金等に
より実質的に平坦に形成されており、その平面部の上に
スピンドルモータ13が配設されている。筐体11の背
面には、裏基板(図示せず)が配設されており、裏基板
は、後述する図6に示すような回路、検出器等を含んで
いる。スピンドルモータ13は、例えば扁平ブラシレス
モータとして構成されており、角速度が一定となるよう
に駆動制御されることにより、磁気ディスク14を回転
させるようになっている。
【0016】アクチュエータ12は、磁気ヘッド(図示
せず)が取り付けられているヘッドスライダ(浮上スラ
イダ)21と、このヘッドスライダ21を支持する弾性
支持部材としてのサスペンション22と、このサスペン
ション22を支持するアーム23と、このアーム23の
一端を回動可能に支持する垂直軸24と、アーム23を
垂直軸24の周りに回動させるボイスコイルモータ25
とから構成されている。
【0017】ここで、ヘッドスライダ21およびサスペ
ンション22は、ヘッド支持部材として、ヘッドスライ
ダ21に取り付けられた磁気ヘッドを、磁気ディスク1
4の半径方向Rに移動可能に支持している。この場合、
サスペンション22によってヘッドスライダ21には磁
気ディスク14側に所定の負荷荷重が与えられている。
【0018】ヘッドスライダ21は、図2Bに示すよう
に、全体が扁平な直方体として形成されており、その下
面両側に空気潤滑面(エアベアリングサーフェイス)と
して作用するレール21a,21bを備えている。そし
て、このレール21a,21bの空気流入端側には、緩
やかな傾斜を有する傾斜部21c,21dが設けられて
いる。そして、レール21aの空気流出端側の端面に磁
気ヘッド26が取り付けられている。
【0019】上述した構成のヘッドスライダ21がサス
ペンション22に支持され、図2Aに示すように、磁気
ディスク14の表面に接近した場合、磁気ディスク14
の回転(回転方向を矢印Qで図示)に伴ってヘッドスラ
イダ21のレール21a,21bと磁気ディスク14の
表面との間に流入する空気流により、ヘッドスライダ2
1が浮揚力を受ける。この浮揚力によって、ヘッドスラ
イダ21と共に磁気ヘッド26が、磁気ディスク14の
正面から微小間隔(浮上量)dをもって浮上走行する
(図3参照)。
【0020】また、アーム23は、剛性を有する材料か
ら形成されており、垂直軸24の周りに回動することに
より、ヘッドスライダ21を磁気ディスク14の半径方
向Rに移動させ、シーク動作を行うようにされている。
これにより、ヘッドスライダ21に取り付けられた磁気
ヘッド26(図2B参照)が、磁気ディスク14上の所
定トラックにアクセスし得るようになっている。ボイス
コイルモータ25は、アーム23の他端に取り付けられ
たボイスコイル27と、筐体11に固定配置されたマグ
ネット28とから構成されている。この場合、ボイスコ
イル27に外部より駆動信号が供給されることにより、
アーム23は垂直軸24の周りに回動される。
【0021】以上の構成において、スピンドルモータ1
3によって磁気ディスク14が角速度一定で回転駆動さ
れる。この状態で、アーム23を垂直軸24の周りに回
動させ、ヘッドスライダ21を磁気ディスク14の半径
方向Rに移動させることで、ヘッドスライダ21に取り
付けられた磁気ヘッド26は磁気ディスク14の所定の
トラックに位置決めされる。これにより、磁気ヘッド2
6によって、磁気ディスク14の所定のトラックに対
し、磁気ヘッド26によって、信号の記録再生を行うこ
とができる。
【0022】また、本実施の形態においては、筐体11
上に配置されたフレキシブル基板15上に、結露センサ
31が載置されている。この結露センサ31は、図4に
示すように、膜質部31a、一対の電極部31b,31
cおよび絶縁部31dとから構成されている。絶縁部3
1dの上面に櫛形形状の一対の電極部31b,31cが
櫛歯部分が互い違いになるように形成され、これら一対
の電極部31b,31cを覆うように膜質部31aが配
置されている。膜質部31aは、水の付着によって電気
抵抗が変化する材料、例えば図5Aに示すように、不純
物を含んだ導電性カーボンからなっている。この不純物
を含んだ導電性カーボンは、図5Bに示すように、水の
付着によって不純物が膨張し、電気抵抗が大きくなる。
【0023】結露センサ31の一対の電極31a,31
bの端部は、それぞれ導線等を介して後述の結露等検出
回路に接続されている。結露等検出回路では、高湿度あ
るいは結露の環境下で、結露センサ31の膜質部31a
の電気抵抗が増加することを利用して、高湿度あるいは
結露(以下、「結露等」という)の検出を行うようにな
っている。
【0024】なお、フレキシブル基板15および裏基板
(図示せず)は、結露等の環境下に耐えられるように、
基板全体の表面にアクリル樹脂系、ウレタン樹脂系、フ
ッ素樹脂系、シリコン樹脂系等の防湿絶縁材が塗装され
ている場合もある。これにより、結露等の環境下におい
ても、フレキシブル基板15および裏基板は、電流漏れ
等による誤動作をしないようになる。また、結露センサ
31を、フレキシブル基板15上に配置しているが、筐
体11の表面に直接配置するか、あるいはその他の部位
に配置してもよい。要は、結露センサ31を、磁気ディ
スク14の表面に水が付着する結露等の状態を効率的に
検出し得る部位に配置すればよい。
【0025】次に、図6を使用して、ハードディスクド
ライブ10の回路構成等について説明する。
【0026】ドライブ10は、磁気ディスク14を回転
させるためのスピンドルモータ13と、このスピンドル
モータ13を駆動するためのモータドライバ41とを有
している。このモータドライバ41の動作は後述するシ
ステムコントローラを構成するMPU(Micro Processi
ng Unit)によって制御される。
【0027】ここで、図7を使用して、磁気ディスク1
4の概略構成を説明する。磁気ディスク14には、回転
方向にサーボ領域SARおよびデータ領域DARが交互
に設けられている。すなわち、トラックが回転方向に複
数(図示のものでは64)のセグメント(フレーム)に
均等に区分され、各セグメントの先頭にはサーボ情報を
記録するためのサーボ領域SARが配され、続いてデー
タを記録するためのデータ領域DARが配されている。
サーボ領域SARは、磁気ヘッド26のスキュー角に対
応して、磁気ディスク14の内周から外周にかけて、直
線ではなく、円弧を描いている。
【0028】サーボ領域SARには、サーボ情報が予め
記録される。サーボ情報は、磁気ディスク14の回転に
同期したクロック信号を得るためのクロックマーク、ト
ラックアドレス情報を得るためのパターン、磁気ヘッド
のトラッキング情報を得るためのパターン等で構成され
る。
【0029】データ領域DARには、512バイト等の
セクターと呼ばれる単位でデータが記録される。そし
て、各セクターのデータにはセクターID(Sector Ide
ntification Code)やECC(誤り訂正符号)等が付加
されて記録される。セクターIDは、ヘッド番号、トラ
ック番号、セクター番号等の他に、そのセクターがディ
フェクト等により使用不能であることを示す情報等も持
っている。
【0030】図6に戻って、ドライバ10は、磁気ヘッ
ド26として、磁気ディスク14のデータ領域DARに
データを書き込むためのインダクティブ型ヘッド26A
と、そのデータ領域DARよりデータを読み出すと共
に、磁気ディスク14のサーボ領域SARよりサーボ情
報を読み出すための磁気抵抗効果(MR:Magneto-Resi
stive)型ヘッド26Bとを有している。ヘッド26
A,26Bは、例えば複合型ヘッドとして形成される。
磁気ヘッド26は、上述したように、ヘッドスライダ2
1(図1、図2B参照)に取り付けられている。
【0031】また、ドライブ10は、ホストコンピュー
タと接続するためのインタフェース部60と、装置全体
の動作を制御する、システムコントローラとしての M
PU61と、このMPU61の動作プログラム等を格納
したROM(read only memory)62とを有している。
この場合、ホストコンピュータより送られてくるライト
コマンドやリードコマンドは、インタフェース部60を
介してMPU61に供給される。
【0032】また、ドライブ10は、ホストコンピュー
タよりインタフェース部60を介して送られてくる書き
込みデータWDを一時的に記憶する書き込みデータバッ
ファ63と、このバッファ63より書き込みタイミング
で読み出された書き込みデータWDに対して誤り訂正符
号の付加処理、ディジタル変調処理等を施して記録デー
タを得る書き込みデータ処理回路64とを有している。
ディジタル変調方式としては、例えばMFM(Modified
Frequency Modulation)方式やRLL(Run Length Li
mited)方式等が使用されている。
【0033】また、ドライブ10は、 データ処理回路
64より出力される記録データに対して書き込み補償を
する書き込み補償回路65と、この書き込み補償回路6
5の出力データに対応した記録電流信号を得てインダク
ティブ型ヘッド26Aに供給する記録アンプ66とを有
している。書き込み補償回路65では、高密度記録の際
に発生する磁化反転干渉による読み出し信号のピークシ
フトに対して書き込み時の磁化反転タイミングの微少補
正が行われる。
【0034】また、ドライブ10は、読み出し時に磁気
ディスク10よりMR型ヘッド26Bで再生される信号
MRを増幅するための再生アンプ70と、この再生アン
プ70の出力信号に対して読み出し補償をする読み出し
補償回路71とを有している。読み出し補償回路71で
は、波形等化によってピークシフトの減少化が行われ
る。
【0035】また、ドライバ10は、読み出し補償回路
71より出力される検出パルスに対してディジタル復調
処理、誤り訂正処理等をして読み出しデータRDを得る
読み出しデータ処理回路73と、このデータ処理回路7
3より出力される読み出しデータRDを一時的に格納す
る読み出しデータバッファ74とを有している。データ
処理回路73では、上述したセクターIDの抽出も行わ
れる。そして、このセクターIDはMPU61に供給さ
れる。
【0036】また、ドライブ10は、ボイスコイルモー
タ25を駆動するVCMドライバ34の動作を制御し
て、ヘッド26A,26Bを磁気ディスク14上の目標
トラックに位置決めするためのヘッド位置制御回路80
と、再生アンプ70より出力されるサーボ領域SARの
再生信号よりサーボ情報を検出するためのサーボ情報検
出器81とを有している。このサーボ情報検出器81で
得られるトラックアドレス情報TADやトラッキング情
報TRAはヘッド位置制御回路80に供給される。な
お、ヘッド位置制御回路80には、書き込み時や読み出
し時にMPU61より目標トラックアドレス情報ADO
が与えられる。
【0037】また、ドライブ10は、磁気ディスク14
の回転に同期したクロック信号CLKを生成するクロッ
ク生成回路82と、磁気ディスク14上における種々の
情報点位置を示すタイミング信号を発生するタイミング
発生回路83とを有している。
【0038】クロック生成回路82では、サーボ情報検
出器81より供給されるクロックゲート信号によりクロ
ックマークの再生孤立波形が抽出され、それに基づいて
磁気ディスク14の回転に同期したクロック信号CLK
の生成が行われる。このクロック生成回路82で生成さ
れるクロック信号CLKは、サーボ情報検出器81やタ
イミング発生回路83に供給されると共に、その他の必
要な箇所に供給される。
【0039】タイミング発生回路83には、サーボ情報
検出器81より原点位置を示す信号STPが供給される
と共に、上述したようにクロック生成回路82よりクロ
ック信号CLKが供給される。タイミング発生回路83
では、原点位置からのクロック数がカウントされ、その
カウント値に基づいて種々のタイミング信号が発生され
る。
【0040】また、ドライブ10は、上述した結露セン
サ31と、この結露センサ31が接続され、その電気抵
抗の変化により、磁気ディスク14に水が付着する、結
露等を検出する結露等検出回路91とを有している。こ
の結露等検出回路91の検出出力DECはMPU61に
供給され、これによりMPU61では、結露等の環境下
にあるか否かを認識可能とされている。
【0041】図6に示すハードディスクドライブ10の
動作を説明する。
【0042】電源投入直後または同期はずれ後に、以下
の初期同期の確立動作が行われる。この場合、磁気ディ
スク14よりMR型ヘッド26Bで再生される信号SMR
は再生アンプ70に供給されて増幅される。そして、ク
ロック生成回路82では、磁気ディスク14のサーボ領
域SARの再生信号よりクロックマークの再生孤立波形
を抽出し、それに基づいて内部に持つPLL(Phase-Lo
cked Loop)の位相を更新し、磁気ディスク14の回転
に同期したクロック信号CLKを得る。
【0043】上述した初期同期の確立後に、書き込み/
読み出しの動作が行われる。まず、書き込み動作を説明
する。MPU61は、ホストコンピュータより送られて
くるライトコマンドを受信すると、ROM62に記憶さ
れている変換テーブルを利用してコマンド中の論理ブロ
ック番号を磁気ディスク14の物理位置(ヘッド番号、
トラック番号、セクター番号)に変換する。これによ
り、目標トラックアドレスや書き込み開始セクターを認
識する。
【0044】そして、MPU61は、ヘッド位置制御回
路80に目標トラックアドレス情報ADOを供給して目
標トラックアドレス(トラック番号)をセットし、トラ
ックシークの動作を開始させる。トラックシーク動作
は、以下のように行われる。
【0045】すなわち、ヘッド位置制御回路80は、サ
ーボ情報検出器81で得られるトラックアドレス情報T
ADによるヘッド26A,26Bの現在地のトラックア
ドレスと目標トラックアドレスを比較し、現在地のトラ
ックアドレスが目標トラックアドレスと一致するように
VCMドライバ34を制御する。また、現在地のトラッ
クアドレスが目標トラックアドレスと一致した後、ヘッ
ド位置制御回路80は、サーボ情報検出器81で得られ
るトラッキング情報TRAに基づき、ヘッド26A,2
6Bが目標トラックの中心に位置するようにVCMドラ
イバ34を制御する。ヘッド26A,26Bが目標トラ
ックの中心に位置する状態となることでトラックシーク
が完了する。
【0046】トラックシークが完了した後に、MPU6
1は、読み出しデータ処理回路73で抽出されるセクタ
ーIDを参照して、書き込みの開始セクターにアクセス
し、ホストコンピュータより転送されてきて書き込みデ
ータバッファ63に一時的に記憶されていた書き込みデ
ータWDの読み出しを開始する。そして、書き込みデー
タ処理回路64では書き込みデータバッファ63より読
み出された書き込みデータWDに対して誤り訂正符号の
付加処理、ディジタル変調処理等が施されて記録データ
が形成され、この記録データは書き込み補償回路65で
書き込み補償されて記録アンプ66に供給される。
【0047】そして、記録アンプ66より書き込みデー
タWDに対応した記録電流信号が出力され、この記録電
流信号がインダクティブ型ヘッド26Aに供給される。
これにより、ホストコンピュータより転送されてきた書
き込みデータWDが、ライトコマンドで指定された磁気
ディスク14の所定セクターに、インダクティブ型ヘッ
ド26Aによって記録される。
【0048】次に、読み出し動作を説明する。MPU6
1は、ホストコンピュータより送られてきたリードコマ
ンドを受信すると、ROM62に記憶されている変換テ
ーブルを利用してコマンド中の論理ブロック番号を磁気
ディスク14の物理位置(ヘッド番号、トラック番号、
セクター番号)に変換する。これにより、目標トラック
アドレスや読み出し開始セクターを認識する。
【0049】そして、MPU61は、ヘッド位置制御回
路80に目標トラックアドレス情報ADOを供給して目
標トラックアドレス(トラック番号)をセットし、トラ
ックシークの動作を開始させる。トラックシーク動作
は、上述した書き込み時と同様に行われる。
【0050】読み出し時には、磁気ディスク14のデー
タ領域DARよりMR型ヘッド26Bで再生される信号
が再生アンプ70に供給されて増幅され、その後に読み
出し補償回路71で読み出し補償されて読み出しデータ
処理回路73に供給される。そして、データ処理回路7
3では、読み出し補償回路71の出力信号に対してディ
ジタル復調処理、誤り訂正処理等が施されて読み出しデ
ータRDが得られる。
【0051】トラックシークが完了した後に、MPU6
1は、読み出しデータ処理回路73で抽出されるセクタ
ーIDを参照して、読み出し開始セクターにアクセスす
る。そして、MPU61は、読み出し開始セクターにア
クセスした後に、読み出しデータ処理回路73より出力
される読み出しデータRDを、読み出しデータバッファ
74を介してホストコンピュータに転送する。これによ
り、リードコマンドで指定された磁気ディスク14の所
定セクターより読み出しデータRDが得られ、この読み
出しデータRDがホストコンピュータに転送される。
【0052】また、図6に示すハードディスクドライブ
10において、MPU61は、結露等検出回路91の検
出出力DECにより、結露等が検出されていると認識す
るときは、図8に示すフローチャートに沿った制御動作
を実行する。
【0053】まず、ステップST1で、磁気ディスク1
4が回転中であるか否かを判定する。回転中であるとき
は、ステップST2で、記録あるいは再生が行われてい
るか否かを判定する。記録あるいは再生が行われている
ときは、ステップST3で、記録あるいは再生を停止し
て、ステップST4に進む。一方、記録あるいは再生が
行われていないときは、直ちにステップST4に進む。
【0054】ステップST4では、VCMドライバ34
を制御して、磁気ヘッド26が取り付けられているヘッ
ドスライダ21(図1参照)を磁気ディスク14のシッ
ピングゾーンに移動させ、そして、ステップST5で、
ヘッドスライダ21を磁気ディスク14のシッピングゾ
ーンに待機させる。なお、ステップST1で、磁気ディ
スク14が回転中でないとき、ヘッドスライダ21は既
に磁気ディスク14のシッピングゾーンにあるので、直
ちにステップST5に進み、ヘッドスライダ21を磁気
ディスク14のシッピングゾーンにそのまま待機させ
る。
【0055】次に、ステップST6で、磁気ディスク1
4が回転中であるか否かを判定する。磁気ディスク14
が回転中であるときは、ステップST7で、モータドラ
イバ41を制御し、磁気ディスク14を、所定期間だけ
続けて回転させ、その後にステップST8に進む。一
方、磁気ディスク14が回転中でないときは、ヘッドス
ライダ21は既に磁気ディスク14のシッピングゾーン
に接触した状態にあり、ヘッドスライダ21が磁気ディ
スク14に貼り付いているおそれがある。そのため、磁
気ディスク14を回転させようとする場合には、磁気デ
ィスク14が回転せず、最悪の場合にはヘッドスライダ
21やサスペンション22がアーム23より剥がれる等
の事故につながるおそれがある。そこで、ステップST
6で、磁気ディスク14が回転中でないときは、磁気デ
ィスク14を回転させることなく、直ちにステップST
8に進む。
【0056】ステップST8では、結露等検出回路91
で結露等が検出されているか否かを判定する。そして、
結露等が検出されなくなった後に、ステップST9に進
み、通常動作、例えば結露等が検出される前の状態に復
帰させる。
【0057】以上説明したように、第1の実施の形態に
おいては、磁気ディスク14が回転している状態におい
て、結露等が検出されるときは、磁気ディスク14をさ
らに所定期間だけ回転させるようにしている。そのた
め、磁気ディスク14への水の吸着が少なくなり、磁気
ヘッド26への水の付着が軽減され、水の付着による腐
食や回路系のショートによる破損等を回避できる。ま
た、磁気ディスク14への水の吸着が少なくなることか
ら、磁気ディスク14に塗布された潤滑剤と磁気ディス
ク14の表面の間に水が侵入する不都合を回避できる。
さらに、磁気ディスク14への水の吸着が少なくなるこ
とから、スピンドルモータ13の内部に水が侵入し難
く、スピンドルモータ13の特性劣化を防止できる。
【0058】また、結露等が検出されるとき、書き込み
あるいは読み込みが行われている場合には、直ちに書き
込みあるいは読み込みを停止するようにしている。その
ため、例えば、記録が行われている場合には、記録磁気
ヘッド26Aに対する記録電流の供給が停止され、記録
磁気ヘッド26Aに水の付着があっても、回路系のショ
ートによる破損等を回避できる。
【0059】また、磁気ディスク14が停止している状
態において、結露等が検出されるときは、磁気ディスク
14がそのまま停止した状態とされる。そのため、ヘッ
ドスライダ21と磁気ディスク14との貼り付きが起こ
っている場合に、磁気ディスク14を無理に回転させ
て、ヘッドスライダ21やサスペンション22がアーム
23より剥がれる等の事故を招くことを回避できる。
【0060】上述した第1の実施の形態においては、磁
気ディスク14が回転している状態において、結露等が
検出されるときは、磁気ディスク14をさらに所定期間
だけ回転させるようにしているが(図8のST7参
照)、結露等が検出されなくなるまで、磁気ディスク1
4の回転が継続されるようにしてもよい。さらには、結
露等が検出されてから検出されなくなるまでの全期間、
磁気ディスク14の回転を停止させることも考えられ
る。
【0061】次に、この発明の第2の実施の形態につい
て説明する。図9は、第2の実施の形態としてのハード
ディスクドライブ(HDD)100の構成を略線的に示
している。この図9において、図1と対応する部分に
は、同一符号を付し、その詳細説明は省略する。
【0062】このハードディスクドライブ100は、N
CSS方式の浮上型ヘッド装置を採用している。すなわ
ち、サスペンション22のヘッドスライダ21の支持側
端に、円弧面が下面となるように、断面半円状の棒状部
材101が取り付けられている。また、磁気ディスク1
4の外周近傍であって、筐体(シャーシ)11上に、ヘ
ッドスライダ21を退避させて置くためのランプ102
が配設されている。このランプ102には、アーム23
が回動した際の上述した棒状部材101の軌跡に沿って
滑り台状に傾斜している領域が存在する。つまり、ラン
プ102は、磁気ディスク14側から、上り斜面部10
2a、平面部102b、下り斜面部102cおよび平面
部102dを有するように構成されている。
【0063】以上の構成において、電源を切っている状
態では、棒状部材101が破線図示するようにランプ1
02の平面部102dに載った状態となるようにアーム
23が駆動されている。この場合、ヘッドスライダ21
は、磁気ディスク14の表面上より退避した状態で、磁
気ディスク14の表面から離反して空中に保持されてい
る。そして、電源の投入に伴って磁気ディスク14は回
転を始め、アーム23が駆動されて、ヘッドスライダ2
1が磁気ディスク14の表面上に位置するようにされ、
この状態で記録再生が行われ、あるいはその準備のため
に待機している。
【0064】このハードディスクドライブ100におい
ても、フレキシブル基板25上に結露センサ31が載置
されている。また、ハードディスクドライブ100の回
路構成は上述したハードディスクドライブ10と同様で
あり(図6参照)、結露等が検出された場合の動作を除
き、同様に動作が行われる。
【0065】また、図9に示すハードディスクドライブ
100において、MPU61は、結露等検出回路91の
検出出力DECにより、結露等が検出されていると認識
するときは、図10に示すフローチャートに沿った制御
動作を実行する。
【0066】まず、ステップST11で、磁気ディスク
14が回転中であるか否かを判定する。回転中であると
きは、ステップST12で、記録あるいは再生が行われ
ているか否かを判定する。記録あるいは再生が行われて
いるときは、ステップST13で、記録あるいは再生を
停止して、ステップST14に進む。一方、記録あるい
は再生が行われていないときは、直ちにステップST1
4に進む。
【0067】ステップST14では、VCMドライバ3
4を制御して、磁気ヘッド26が取り付けられているヘ
ッドスライダ21(図9参照)を磁気ディスク14の表
面上より退避させる。つまり、棒状部材101が、図9
に破線図示するように、ランプ102の平面部102d
に載った状態とし、ヘッドスライダ21を磁気ディスク
14の表面から離反させて空中に保持する。そして、ス
テップST15で、ヘッドスライダ21をその退避状態
で待機させる。なお、ステップST11で、磁気ディス
ク14が回転中でないとき、ヘッドスライダ21は既に
上述した退避状態にあるので、直ちにステップST15
に進み、その退避状態で待機させる。
【0068】次に、ステップST16で、磁気ディスク
14を所定期間だけ回転させ、その後にステップST1
7に進む。ステップST17では、結露等検出回路91
で結露等が検出されているか否かを判定する。そして、
結露等が検出されなくなった後に、ステップST18に
進み、通常動作、例えば結露等が検出される前の状態に
復帰させる。
【0069】以上説明したように、第2の実施の形態に
おいては、結露等が検出されるときは、ヘッドスライダ
21を磁気ディスク14の表面上より退避させるように
している。そのため、磁気ディスク14の表面より磁気
ヘッド26に水が付着することを防止でき、水の付着に
よるヘッドの腐食や、回路系のショートによる破損等を
回避できる。
【0070】また、結露等が検出されるときは、磁気デ
ィスク14を所定期間だけ回転させるようにしている。
そのため、磁気ディスク14への水の吸着が少なくな
り、磁気ディスク14に塗布された潤滑剤と磁気ディス
ク14の表面との間に水が侵入する不都合を回避でき
る。また、磁気ディスク14への水の吸着が少なくなる
ことから、スピンドルモータ13の内部に水が侵入し難
く、スピンドルモータ13の特性劣化を防止できる。
【0071】また、結露等が検出されるとき、書き込み
あるいは読み込みが行われている場合には、直ちに書き
込みあるいは読み込みを停止するようにしている。その
ため、例えば、記録が行われている場合には、記録磁気
ヘッド26Aに対する記録電流の供給が停止され、記録
磁気ヘッド26Aに水の付着があっても、回路系のショ
ートによる破損等を回避できる。
【0072】上述した第2の実施の形態においては、結
露等が検出されるときは、磁気ディスク14を所定期間
だけ回転させるようにしているが(図10のST16参
照)、結露等が検出されなくなるまで、磁気ディスク1
4の回転が継続されるようにしてもよい。さらには、結
露等が検出されてから検出されなくなるまでの全期間、
磁気ディスク14の回転を停止させることも考えられ
る。
【0073】なお、上述実施の形態においては、この発
明をハードディスクドライブに適用したものであるが、
この発明は結露等の環境下でディスク状記録媒体とヘッ
ドとの貼り付き、ディスク状記録媒体からヘッドへの水
の付着による弊害等が考えられる、その他のディスク装
置にも同様に適用できることは勿論である。
【0074】
【発明の効果】この発明によれば、高湿度あるいは結露
が検出されるとき、ヘッドスライダの位置やディスク状
記録媒体の回転等の装置本体の動作を制御するものであ
る。したがって、高湿度あるいは結露によってディスク
状記録媒体に吸着された水によるヘッド破壊等の事故を
効果的に防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態としてのハードディスクドラ
イブの概略構成を示す斜視図である。
【図2】ヘッドスライダ(浮上スライダ)を説明するた
めの図である。
【図3】ヘッドスライダの浮上走行を示す図である。
【図4】結露センサの構成例を示す図である。
【図5】結露センサの膜質部の構成例を示す図である。
【図6】第1の実施の形態としてのハードディスクドラ
イブの回路構成を示すブロック図である。
【図7】磁気ディスクの概略構成を示す図である。
【図8】第1の実施の形態における結露等の検出時の制
御動作を示すフローチャートである。
【図9】第2の実施の形態としてのハードディスクドラ
イブの構成を略線的に示す図である。
【図10】第2の実施の形態における結露等の検出時の
制御動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10・・・ハードディスクドライブ、11・・・筐体
(シャーシ)、12・・・回動型アクチュエータ、13
・・・スピンドルモータ、14・・・磁気ディスク、1
5・・・フレキシブル基板、21・・・ヘッドスライ
ダ、22・・・サスペンション、23・・・アーム、2
4・・・垂直軸、25・・・ボイスコイルモータ、26
・・・磁気ヘッド、31・・・結露センサ、60・・・
インタフェース部、61・・・MPU、63・・・書き
込みデータバッファ、64・・・書き込みデータ処理回
路、65・・・書き込み補償回路、66・・・記録アン
プ、70・・・再生アンプ、71・・・読み出し補償回
路、73・・・読み出しデータ処理回路、74・・・読
み出しデータバッファ、80・・・ヘッド位置制御回
路、81・・・サーボ情報検出器、82・・・クロック
生成回路、83・・・タイミング発生回路、91・・・
結露等検出回路、100・・・ハードディスクドライ
ブ、101・・・棒状部材、102・・・ランプ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスク状記録媒体を回転駆動する回転
    駆動手段と、 上記ディスク状記録媒体に信号を記録し、あるいは上記
    ディスク状記録媒体より信号を再生するためのヘッドが
    取り付けられたヘッドスライダを、上記ディスク状記録
    媒体の半径方向に移動させるためのアクチュエータとを
    有するディスク装置において、 装置本体の所定箇所に配設される結露センサと、 上記結露センサの出力に基づいて高湿度あるいは結露を
    検出する検出回路と、 上記検出回路の検出出力に応じて上記装置本体の動作を
    制御する制御手段とを備えることを特徴とするディスク
    装置。
  2. 【請求項2】 上記制御手段が制御する装置本体の動作
    は、上記アクチュエータの動作であって、 上記検出回路で高湿度あるいは結露が検出されるとき、
    上記制御手段は、上記ヘッドスライダが上記ディスク状
    記録媒体の表面上より退避するように上記アクチュエー
    タの動作を制御することを特徴とする請求項1に記載の
    ディスク装置。
  3. 【請求項3】 上記制御手段が制御する装置本体の動作
    は、上記回転駆動手段の動作であって、 上記検出回路で高湿度あるいは結露が検出されるとき、 上記制御手段は、上記検出回路で高湿度あるいは結露が
    検出されている期間の一部あるいは全部で上記ディスク
    状記録媒体が回転するように上記回転駆動手段を制御す
    ることを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
  4. 【請求項4】 コンタクトスタートストップ型のヘッド
    装置を有し、 上記ディスク状記録媒体が回転している状態で上記検出
    回路によって高湿度あるいは結露が検出されるとき、 上記制御手段は、上記検出回路で高湿度あるいは結露が
    検出されている期間の一部あるいは全部で上記ディスク
    状記録媒体が回転するように上記回転駆動手段を制御す
    ることを特徴とする請求項3に記載のディスク装置。
  5. 【請求項5】 上記制御手段が制御する装置本体の動作
    は、上記信号の記録または再生の動作であって、 上記ディスク状記録媒体に対して信号の記録または再生
    が行われている状態で、上記センサ手段で高湿度あるい
    は結露が検出されるとき、 上記制御手段は、上記記録または再生の動作を停止させ
    ることを特徴とする請求項1に記載のディスク装置。
JP13403697A 1997-05-23 1997-05-23 ディスク装置 Pending JPH10320902A (ja)

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JP13403697A JPH10320902A (ja) 1997-05-23 1997-05-23 ディスク装置
US09/081,339 US6335843B2 (en) 1997-05-23 1998-05-19 Recording medium driving device
US10/004,896 US6515815B2 (en) 1997-05-23 2001-12-07 Recording medium driving device with condensation sensor

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6738217B2 (en) * 2001-12-25 2004-05-18 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for controlling access to disk upon detection of condensation
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