JP2003196828A - 光ディスク装置及び光ディスクの欠陥領域検出方法 - Google Patents

光ディスク装置及び光ディスクの欠陥領域検出方法

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JP2003196828A
JP2003196828A JP2001390933A JP2001390933A JP2003196828A JP 2003196828 A JP2003196828 A JP 2003196828A JP 2001390933 A JP2001390933 A JP 2001390933A JP 2001390933 A JP2001390933 A JP 2001390933A JP 2003196828 A JP2003196828 A JP 2003196828A
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optical disk
area
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Toru Uno
徹 宇野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来の光ディスク装置では、光ディスク上の傷
を検出するために、多くの時間がかかるという問題点が
あった。 【解決手段】本発明の光ディスク装置では、光ディスク
への前記情報を行う前に、前記光ディスクに記録してい
る前記欠陥領域以外の領域に対して、前記光ディスクの
半径方向に第1の間隔毎に前記光ビームを照射し、前記
光ディスク表面に新たな欠陥領域があるか否かを検出す
る第1の検出手段と、前記第1の検出手段により検出され
た範囲に、前記第1の間隔より狭い第2の間隔毎に前記光
ビームを前記トラック上に照射し、前記新たな欠陥領域
の位置を検出する第2の検出手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】光ディスクへの情報の記録を
行う光ディスク装置に関し、特に、映像情報等連続して
記録する必要のある情報を取り扱う光ディスク装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、DVD等の光ディスク(記録媒体)
が、映像記録媒体として普及しつつある。なお、DVD
は、リムーバブル構造の光記録媒体である。
【0003】DVDとしては、DVD−RAM、DVD
−RW、DVD−Rが市場に普及しつつある。このう
ち、DVD−RAMは、記録面保護のカートリッジが規
格で定められているが、TYPE2と称する、カートリ
ッジ着脱型の製品もあり、着脱後の媒体は記録面が剥き
出しの状態になる。また、DVD−RWとDVD−Rは
規格上にカートリッジは規定されておらす、常に記録面
が剥き出しの状態で取り扱わなければならない。
【0004】このため、いずれの媒体も、記録面が保護
されない状態で、ユーザが誤って汚す可能性を有してい
る。
【0005】そして、記録媒体の記録面に付着した汚れ
を検出する方法としては、例えば、光ピックアップのサ
ーボエラー信号の変動を見る方法,再生信号のRFレベ
ルを見る方法,再生信号のエラー発生率で判断する方
法,記録ベリファイを行った結果で判断する方法等があ
る。
【0006】また、上記のような検出方法で、記録媒体
の汚れを検出し、クリーニングするよう警告をする製品
や、記録不可能を警告する製品もある。
【0007】この他に、特開平10-11754号公報には、光
ディスクについた傷を情報記録付加領域とし、この領域
を除いて記録する技術が開示されている。該公報では、
記録対象情報(映像情報等)を分割し、情報記録不可領域
を飛び越しながら分割して記録する。そして、該公報で
は、傷を検出するために、各トラックにトラックオン
し、この状態でRF信号レベルの変化(傷が付いた部分
は、レベルが下がる)を検出していた。
【0008】しかしながら、この方法では、光ディスク
上の傷を検出するために、光ビームを所定トラックにト
ラックオン,光ビームを照射するという動作を全トラッ
クに対して行う必要があるため、傷を検出するために多
くの時間がかかるという問題点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の光ディスク装置では、光ディスク上の傷を検出するた
めに、多くの時間がかかるという問題点があった。
【0010】本発明は、上述した問題点を解決し、光デ
ィスク上の傷を短時間で検出できる光ディスク装置を提
供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光ディスク装置では、光ディスクに対し
て、光ビームを照射することにより前記光ディスクのト
ラック上に前記情報の記録,再生を行う光ディスク装置
であって、前記光ディスクへの前記情報の記録を行う前
に、前記光ディスクの半径方向に第1の間隔毎に前記光
ビームを照射し、前記光ディスク表面に前記情報の記録
ができない欠陥領域があるか否かを検出する第1の検出
手段と、前記第1の検出手段により前記欠陥領域が検出
された範囲に、前記第1の間隔より狭い第2の間隔毎に前
記光ビームを前記トラック上に照射し、前記欠陥領域の
位置を検出する第2の検出手段とを備えたことを特徴と
する。
【0012】そして、欠陥領域を2段階で検出すること
により、短時間での検出が可能となる。
【0013】また、情報の記録ができない欠陥領域の位
置を記録している光ディスクに対して、前記欠陥領域以
外に光ビームを照射することにより前記光ディスクのト
ラック上に前記情報を記録し、前記情報を再生する光デ
ィスク装置であって、前記光ディスクへの前記情報を行
う前に、前記光ディスクに記録している前記欠陥領域以
外の領域に対して、前記光ディスクの半径方向に第1の
間隔毎に前記光ビームを照射し、前記光ディスク表面に
新たな欠陥領域があるか否かを検出する第1の検出手段
と、前記第1の検出手段により検出された範囲に、前記
第1の間隔より狭い第2の間隔毎に前記光ビームを前記ト
ラック上に照射し、前記新たな欠陥領域の位置を検出す
る第2の検出手段とを備えたことを特徴とする。
【0014】そして、まずトラック上に光ビームを位置
させることなく大まかに欠陥領域を検出し、その後に、
より詳細にトラック上に光ビームを照射して新たに生じ
た欠陥領域の位置を特定するため、事前に把握している
欠陥領域以外で、後からできた新たな欠陥領域をすばや
く検出することができる。
【0015】また、情報の記録ができない欠陥領域の位
置を記録している光ディスクに対して、前記欠陥領域以
外に光ビームを照射することにより前記光ディスクのト
ラック上に前記情報を記録し、前記情報を再生する光デ
ィスク装置であって、前記光ディスクへの前記情報を行
う前に、前記光ディスクに記録している前記欠陥領域以
外の領域に対して、前記光ディスクの半径方向に第1の
間隔毎に前記光ビームを照射し、前記光ディスク表面に
新たな欠陥領域があるか否かを検出する第1の検出手段
と、前記第1の検出手段により検出された範囲に、前記
第1の間隔より狭い第2の間隔毎に前記光ビームを前記ト
ラック上に照射し、前記新たな欠陥領域の位置を検出す
る第2の検出手段と、前記第2の検出手段による前記新た
な欠陥領域の位置を記憶する欠陥領域位置情報記憶手段
と、前記欠陥領域位置情報記憶手段による前記新たな欠
陥領域の位置及び前記光ディスクに記録している前記あ
らかじめ情報の記録ができない欠陥領域の位置に基づい
て、前記情報の記録を制御する制御手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0016】そして、映像データ等をリアルタイムに記
録する場合に、不意のディフェクトによるリアルタイム
記録の失敗を回避できる。
【0017】また、情報の記録ができない欠陥領域の位
置を記録している光ディスクに対して、前記欠陥領域以
外に光ビームを照射することにより前記光ディスクのト
ラック上に前記情報を記録し、前記情報を再生する光デ
ィスク装置であって、前記光ディスクへの前記情報を行
う前に、前記光ディスクに記録している前記欠陥領域以
外の領域に対して、前記光ディスクの半径方向に第1の
間隔毎に前記光ビームを照射し、前記光ディスク表面に
新たな欠陥領域があるか否かを検出する第1の検出手段
と、前記第1の検出手段により検出された範囲に、前記
第1の間隔より狭い第2の間隔毎に前記光ビームを前記ト
ラック上に照射し、前記新たな欠陥領域の位置を検出す
る第2の検出手段と、前記光ディスクに記録する前記情
報として、所定のデータ量を有し、前記情報を記録する
際に、前記欠陥領域の位置と、前記新たな欠陥領域の位
置から、前記光ディスクの前記トラック上に連続して記
録可能か否かを検出する連続記録可否検出手段とを備え
たことを特徴とする。
【0018】そして、欠陥領域と、新たな欠陥領域の位
置から、まとまったデータ量を持つ映像音声情報を連続
記録可能か否かを検出し、この結果に応じて記録するの
で、映像音声情報を途切れなく記録することが可能とな
る。
【0019】また、前記情報をバッファリングする記憶
手段を備え、前記光ディスクの前記欠陥領域を跨いで前
記情報をする場合に、前記欠陥領域をシークする時間
と、前記記憶手段でのバッファリング可能なデータ量と
から、前記光ディスクへの前記情報の平均記録レートを
算出する算出手段を備え、前記算出手段による前記平均
記録レートで、前記光ディスクへの情報を記録を行うこ
とを特徴とする。
【0020】そして、シークする時間とバッファリング
可能なデータ量とから平均記録レートを算出し、この平
均記録レートで記録することにより、情報の記録を途切
れることなく行うことが可能となる。
【0021】また、前記光ディスクへの前記情報の平均
記録レートをユーザが設定する設定手段を備え、前記設
定手段による前記平均記録レートと、前記算出手段によ
る前記平均記録レートとを切り替えることを特徴する。
【0022】そして、光ディスク装置側で任意に平均記
録レートを操作する(つまり記録画像中に画質が悪い部
分が出現する)ではなく、ユーザが平均記録レートを確
定し、その記録レートを補償できる場合の記録可能時間
を参照できる機能を持つことができるので、ユーザイン
ターフェースに優れた装置を提供できる。
【0023】また、前記平均記録レートを表示する表示
手段を備えたことを特徴とする。
【0024】そして、ユーザが平均記録レートを確定
し、その記録レートを補償できる場合の記録可能時間を
参照できる機能を持つことができるので、ユーザインタ
ーフェースに優れた装置を提供できる。
【0025】また、前記平均記録レートにおける前記光
ディスクの記録可能な残り時間を算出する記録残量時間
算出手段を備えたことを特徴とする。
【0026】そして、ユーザが平均記録レートを確定
し、その記録レートを補償できる場合の記録可能時間を
参照できる機能を持つことができるので、ユーザインタ
ーフェースに優れた装置を提供できる。
【0027】また、前記光ディスクの記録可能な残り時
間を表示する記録残量時間表示手段を備えたことを特徴
とする。
【0028】そして、ユーザが平均記録レートを確定
し、その記録レートを補償できる場合の記録可能時間を
参照できる機能を持つことができるので、ユーザインタ
ーフェースに優れた装置を提供できる。
【0029】また、前記情報をバッファリングする記憶
手段を備え、前記光ディスクの前記欠陥領域を跨いで前
記情報をする場合に、前記欠陥領域をシークする時間
と、前記記憶手段でのバッファリング可能なデータ量と
から、前記光ディスクへの前記情報の平均記録レートを
算出する算出手段と、前記光ディスクへの前記情報の平
均記録レートをユーザが設定する設定手段とを備え、前
記算出手段による前記平均記録レートと、前記設定手段
による前記平均記録レートとを比較し、前記算出手段に
よる前記平均記録レートが、前記設定手段による前記平
均記録レートより低い場合には、前記欠陥領域への前記
情報の記録を行わないことを特徴とする。
【0030】そして、ユーザが平均記録レートを確定
し、その記録レートを補償できる場合の記録可能時間を
参照できる機能を持つことができるので、ユーザインタ
ーフェースに優れた装置を提供できる。
【0031】また、前記設定手段による前記平均記録レ
ートでの前記銃砲の記録可能時間を表示する表示手段を
有することを特徴とする。
【0032】また、光ディスクに対して、光ビームを照
射することにより前記光ディスクのトラック上に前記情
報の記録,再生を行う光ディスク装置における前記情報
の記録ができない欠陥領域を検出する方法であって、前
記光ディスクへの前記情報の記録を行う前に、前記光デ
ィスクの半径方向に第1の間隔毎に前記光ビームを照射
し、前記光ディスク表面に前記情報の記録ができない欠
陥領域があるか否かを検出する第1の検出を行い、前記
第1の検出により前記欠陥領域が検出された範囲に、前
記第1の間隔より狭い第2の間隔毎に前記光ビームを前記
トラック上に照射し、前記欠陥領域の位置を検出する第
2の検出を行うことを特徴とする。
【0033】そして、欠陥領域を2段階で検出すること
により、短時間での検出が可能となる。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ディスク装置の
実施の形態を図面を参照して説明する。(光ディスク装
置の構成)図1は、本発明の実施形態に係わる光ディス
ク装置の構成を表すブロック図である。図1に示すよう
に、本実施の形態における光ディスク装置は、情報の入
出力部1010と、MPEGの処理を行うMPEG変換部1020と、光
ディスク2000へ記録,再生を行うコントロール部1030
と、光ディスク2000からの情報を出力するディスプレイ
3000と、これらを制御するシステム制御MPU100から構成
される。光ディスク装置1000に光ディスク2000を装填す
ることにより、情報の記録,再生が可能となる。
【0035】光ディスク装置1000のうち、図1に示すよ
うに、光ディスク2000への情報の記録,再生には、光学
式ピックアップ2010、スピンドルモータ2020、トラッキ
ングサーボ及びフォーカスサーボ機構2030を用いる。入
出力部1010のCAM(カメラ)10及びマイク20から光ディス
ク2000に記録する情報としての被写体及び音声を光ディ
スク装置1000に取り込むと、これらをデジタル情報に変
換する映像入力回路30,音声入力回路40を介し、このデ
ジタル情報をMPEGデータに符号化,復号化するMPEG変換
部1020の符号化するMPEG#ENC部(MPEG#ENCoding部)50に
入力される。
【0036】MPEGデータに変換された情報は、コントロ
ール部1030のバッファコントロール部60を介して一旦バ
ッファRAM70に記憶される。バッファRAM70は、光ディス
ク装置1000に入力される情報と、光ディスク2000に記録
される情報とのスピードの差を調節する役割を持つ(通
常、光ディスク装置1000に入力されるスピードの方が速
い)。MPEGデータをバッファRAM70から再度バッファコン
トロール部60を介して読み出し、ECC#ENC部(ECC#ENCodi
ng部)80でECC(Error Correction Code)を付加する。こ
のデータをストラテジ部90で光ディスク2000に記録する
図示しない半導体レーザの駆動波形に変換する。ストラ
テジ部90からのレーザ駆動信号を増幅器100で増幅し、
光学式ピックアップ2010に搭載された図示しない半導体
レーザに供給され、情報の記録を行う。
【0037】光ディスク2000からの情報の再生は、トラ
ッキングサーボ及びフォーカスサーボ機構2030により光
学式ピックアップ2010が所定位置に位置決めされると、
光学式ピックアップ2010に搭載された図示しない半導体
レーザから光ビームを照射する。この光ビームの光ディ
スク2000からの反射光をRF#AMP(RFアンプ)110で増幅す
る。RF#AMP110で増幅されたRFデータはコントロール部1
030のリードチャネル部120でスライスして2値化処理さ
れ、ECC#DEC部(ECC#DECoding部)130でECCを用いて光デ
ィスク2000で生じたエラーを訂正するとともに、ECC#EN
C部80で付加したECCを除去する。このデータをバッファ
コントロール部60を介してバッファRAM70に記憶する。
バッファRAM70に記憶したデータをMPEG変換部1020のMPE
G#DEC部(MPEG#DECoding部)140でデコードし、映像信号&
音声信号出力回路150を介して、ディスプレイ3000に出
力され、表示される。
【0038】また、入出力部1010,MPEG変換部1020,コ
ントロール部1030の制御は、システム制御MPU200との命
令のやり取りを制御バス200-1,200-2,200-3を介して
行う。なお、その他の部品については、後述する。
【0039】次に、図2に示すように、光ディスク1000
上に2次欠陥領域(2次ディフェクト)2500が存在する場
合、この2次欠陥領域2500を検出する方法について、フ
ローチャートと図1のブロック図を用いて説明する。
【0040】なお、DVD-RAMドライブにおいても、DVD-R
AMディスク上の初期欠陥領域をDMA(Defect Management
Area)として管理する技術があるが、本発明の実施の形
態では、DMAにあらかじめ登録されている、光ディスク2
000にあらかじめ欠陥が存在する欠陥領域を1次欠陥領域
(1次ディフェクト)とし、DMA登録後で、例えば光ディス
ク装置1000が持ち運び可能なカメラ等とした場合、撮影
前に、ユーザが振動を加えた際に光ディスク2000につい
た傷により記録ができなくなった領域を2次欠陥領域(2
次ディフェクト)とし、この2次ディフェクトへの対策に
ついて、以降説明する。 (欠陥領域検出手順)図3は、欠陥領域2500の位置情報を
登録するフローチャートである。図1も参照しながら説
明する。
【0041】本実施の形態の前提としては、光ディスク
2000を光ディスク装置1000に挿入後、ディスク種類判別
を行い、ディスク種類判別終了後に、ファイルフォーマ
ット方式により定められるファイルデータの論理配置情
報(例えば、DVDビデオレコーディングの場合、ユニ
バーサルディスクフォーマット(以下、UDF)がそれに
相当する)と、媒体上の物理欠陥情報(例えばDVD−
RAMの場合、ディフェクトマネージメント情報(以
下、DMA))を、光ディスク2000より光ディスク装置100
0の内部のメモリ空間である図1に示すバッファRAM70に
記憶した後の手順となる。このため、バッファRAM70
は、上記したように、光ディスク装置1000への入力,出
力の際の情報を記憶するだけでなく、UDF情報やDMA情報
も記憶する。
【0042】まず図1に示すシステム制御MPUシステ
ム300は、制御バス200-2を介してコントロール部1030を
制御する。これにより、光ディスク2000を適当なFG周期
(速度目標値Vd)で回転制御して、フォーカスサーボを
オンする(ステップS310)。なお、フォーカスサーボをオ
ンする位置は特定しないが、光ディスク2000の最内周で
行うことが望ましい。これは、光ディスクの物理構造上
での記録エリアを全て見る場合に、最内周から最外周と
見るか、最外周から最内周と見るかが一番効率が良い
が、最外周は面ぶれの影響大きく、光ディスクの外に飛
び出さないように考慮しないといけない為、最初は最内
周でフォーカスをかけた方が安定する。また、大抵の光
ディスクは内周にリードイン領域があり、そこはユーザ
が情報を記録できる領域でない。すなわち、内周のユー
ザ記録領域でない場所でフォーカスサーボをONして、
外周側にフィードキックを行う事で、物理構造上の記録
エリア全体について2次欠陥領域の検出が可能となる。
この時、トラッキングサーボはオンしない状態にしてお
く。これは、コントロール部1030のあらかじめ記録して
おく等して保持している速度目標値(Vd)保持部1010から
速度目標値(Vd)をディスク回転周波数制御部(AFC)1120
にセットし、これをディスクサーボのサーボ特性を決め
るDMO.EQ(ディスクモータ.イコライザ)1130,増幅器114
0を介してスピンドルモータ2020を所定回転で回転させ
る。
【0043】その後、2次ディフェクトを大まかに検出
するために、システム制御MPU300は、光ディスク200
0の速度目標値(Vd)をディフェクト検出動作時の目標速
度(例えば、光ディスク2000の半径方向の中央の位置に
おける回転速度)に設定しなおし、この位置で、ディス
ク回転周波数制御(AFC)がロックした事を確認後に、光
学式ピックアップ2010を光ディスク2000の半径方向にト
ラッキングサーボ及びフォーカスサーボ機構2030を用い
て移送させてからフィードキック動作を行う。手順とし
ては、まず所定の値(Vf)を保持したフィードキック速度
目標値(Vf)保持部1210からフィードキック速度目標値(V
f)をフィードキック制御部1220にセットし、これをフィ
ードサーボの特性を決めるイコライザ機能を有するFEE
D.EQ(フィード.イコライザ)1230,増幅器1240を介して
トラッキングサーボ及びフォーカスサーボ機構2030を駆
動する。このトラッキングサーボ及びフォーカスサーボ
機構2030により光学式ピックアップ2010をフィードキッ
ク動作を行う(ステップS320)。なお、フィードキック動
作とは、図2に示すように、光ディスク2000に集光して
照射された光ビームの光ディスク2000上の光スポット40
00-1が光ディスク2000上を移動(数トラックから数100ト
ラック)し、光スポット4000-1が光スポット0-2の位置に
くると、再び光スポット4000-2を光スポット4000-1の位
置に移動させることである。なお、光スポット4000-1は
光ディスク2000上にフォーカスされた状態であればよ
く、特にトラック上にトラックキングさせなくてもよ
い。そして、フィードキック制御部1220により、光ディ
スク2000の最内周方向へのフィードキックを順次行い、
光スポット4000-1が光ディスク2000の最内周に到達した
ら、フィードキック動作を停止する。次に、再度光ビー
ムスポット4000を光ディスク2000の半径方向の中央の位
置に戻した後、今度は光ディスク2000の外周側にフィー
ドキック動作を行う。
【0044】この時、システム制御MPU300は、光デ
ィスク2000の最内周からのフィードキックパルス数を、
光学式ピックアップ2010の光学式ピックアップの移送手
段であるトラッキングサーボ及びフォーカスサーボ機構
2030に設けられた図示しないエンコーダ信号発生器から
のエンコーダ信号(TAC信号)をTAC.det(TAC検出器)1310
で検出し、ディフェクト判定部1500のTACカウント部151
0でTAC信号数をカウントするとともに、半径方向にPUH
が移送された移動量を検出する為のパルス(例えば400
トラック/1パルス)をフィードキック制御部1220に供
給する。
【0045】上記フォーカスサーボオンの状態で、フィ
ードキック動作で数100トラック移動した位置で、シス
テム制御MPU300はトラックに光学式ピックアップ2010が
オントラックにトラッキングするように制御する。これ
は、RF#AMP110からのフォーカスエラー信号(FE),トラ
ッキングエラー信号(TE)を検出し、これらの信号から正
しくフォーカシング,トラッキングしているかをFO.OK
判定部(フォーカシングOK判定部)1710,TRK.OK判定部
(トラッキングOK判定部)1750でチェックし、それぞれF
O.EQ(フォーカシングイコライザ)1720,TRK.EQ(トラッ
キングイコライザ)1760で制御信号を調節して、増幅器1
730,1770を介して、光学式ピックアップ2010を制御す
る。なお、TRK.EQ1760はトラッキングサーボ及びフォー
カスサーボ機構2030を移動させるフィードキックに比べ
て、より細かい範囲の移動としてレンズのみを移動させ
るレンズキック制御を兼ねる。
【0046】そして、光学式ピックアップ2010の図示し
ない光検出器からの出力をRF#AMP110を介してトラッキ
ングエラー信号(TE)として得る。このTEをディフェクト
判定部1500のTEディフェクト検出部1530を用いて検出す
る。これはピーク検波することにより2次ディフェクト
か否かを判定する(ステップS330)。
【0047】ここで、2次ディフェクトの検出手順につ
いて説明する。
【0048】図5は、ディフェクト検出の手順を示す図
である。
【0049】図5(b)は、トラッキングエラー信号(TE)
を示す。図5(b)のTEをレベル検出器1540でピーク検波
し、ピーク検波結果が閾値以下であれば2次ディフェク
ト有と判定している。
【0050】図5(a)では、データ記録済の領域で反射
率が低下し、トラッキングエラーのピーク値が下がる場
合を示している。そして、TEディフェクト検出部1530
でピーク値の閾値以上か否かを判定し、ディフェクト判
定部1520で所定のピーク値以下の箇所を図5(c)に示す
ように2次ディフェクトと判断する。さらに、ディフェ
クト判定部1520は、2次ディフェクトを検出したら、制
御バス200-2を介してシステム制御MPU300に2次ディ
フェクトを検出した旨を通知する。
【0051】上記検出手段により、ステップS330におい
て、2次ディフェクト有と判断されると、システム制御
MPU300は、記録不可能領域である2次ディフェクトの
位置(開始位置と終了位置)を詳細に判定するために、フ
ィードキック動作を停止し(ステップS340)、光ディスク
2000の内周側に例えば数100トラック分のフィードキッ
クを行うとともに光ビームスポットをトラック上にトラ
ッキングするように命令をする(ステップS350)。そし
て、ディフェクト開始位置の詳細アドレス検出処理を行
う(ステップS360)。なお、この処理の詳細については、
後述する。
【0052】そして、2次ディフェクトが存在しない位
置に光スポットを移動させるために、一旦トラッキング
サーボをオフ(ステップS370)した後、フォーカスサーボ
のみオンでトラッキングしない状態でフィードキックを
行う(ステップS380)。フィードキックを行った先で、ス
テップS330と同様に、TEをディフェクト判定部1500のTE
ディフェクト検出部1530,レベル検出部1540を用いてピ
ーク検波することにより2次ディフェクトか否かを判定
する(ステップS390)。この結果、光スポットが2次ディ
フェクト以外の領域に位置し、2次ディフェクト無と判
断されると、フィードキック動作を停止し(ステップS40
0)、そのままトラッキングオンのままトラッキングを行
う(ステップS410)。その結果、光スポットが2次ディフ
ェクトに位置するようになるので、ディフェクト開始位
置の詳細アドレス検出処理を行う(ステップS420)。な
お、この処理の詳細については、後述する。
【0053】そして、再度フィードキック動作を行うた
めに、一旦トラキングサーボをオフにし(ステップS43
0)、ステップS320に戻る。
【0054】ステップS330で2次ディフェクト無と判断
されると、該位置が光ディスク2000の最外周か否かをチ
ェックする(ステップS440)。これは、TACカウント部151
0のTAC信号数及びアドレスDEC部(アドレス検出部)1200
からのトラックのアドレス信号で判断できる。この結
果、最外周でなければ最外周までチェックする必要があ
るため、ステップS330に戻る。最外周であると判断され
れば、光ディスク2000全体の2次ディフェクトの位置が
判明したことになり、2次ディフェクトの登録を終了す
る。
【0055】同様に、ステップS390で2次ディフェクト
有と判断されると、該位置が光ディスク2000の最外周か
否かをチェックする(ステップS450)。この結果、最外周
でなければ最外周までチェックする必要があるため、ス
テップS390に戻る。最外周であると判断されれば、最外
周の位置が2次ディフェクトの終了位置となることか
ら、光ディスク2000の記録領域の最外周物理アドレスを
2次ディフェクトの終了位置として登録し、2次ディフェ
クトの登録を終了する。この2次ディフェクトの位置情
報は、システム制御MPU300から制御バス200-4を介して2
次ディフェクト情報記憶部1600に記憶される。
【0056】図4を用いて、図3のステップS360,ステ
ップS420の詳細動作について説明する。
【0057】図4は、2次ディフェクトの開始及び終了
位置を登録するフローチャートである。図4(a)は、開
始位置の検出及び登録を示し、図4(b)は、終了位置の
検出及び登録を示す。
【0058】図3のステップS330で2次ディフェクト有
と判断され、ステップS350で移動し、該位置のトラック
でトラッキングオンし、この状態で一周以上2次ディフ
ェクトの有無をチェックする(ステップS401)。これは、
システム制御MPU300より制御バス200-2を介してフィー
ドキック速度目標値(Vf)保持部1210に対して、フィード
キック目標値としてVflをロードすることにより行う。
この時、ディフェクト判定部1520に対して、光ディスク
2000が1回転毎に、2次ディフェクトの発生有無をシス
テム制御MPU300に通知するように命令をする。ディフェ
クト判定部1520は、ディフェクト判定部1500のディスク
周期計測部1540による回転周期検出信号周期内の2次デ
ィフェクトの有無をシステム制御MPU300に通知す
る。
【0059】上記のように、2次ディフェクトの開始位
置周辺において、トラッキングサーボONの再生状態
で、以下の判断基準を用いて、トラック上にある2次デ
ィフェクトの影響により記録不可能となるトラックを判
定する手法を記述する。
【0060】(1)キックバック再生。
【0061】トラッキングサーボONの再生状態で図2
に示すように、キックバック再生を行い、同時にキック
バックによる再生範囲についてトラックの物理アドレス
を検出し、その範囲をディフェクト判定部1520に記憶す
る。なお、物理アドレスの検出は、アドレスDEC部(アド
レス検出部)1200からのトラックアドレスを記憶するこ
とにより可能となる。
【0062】なお、この場合のキックバック再生範囲
は、少なくとも1ブロックのセクタ数の整数倍で、か
つ、一周セクタ数より大きいセクタ数であることを条件
とする。この理由は、一周の2次ディフェクトの状況
を、リードベリファイ結果又はライトベリファイのブロ
ックエラーで判定する為、又は、一周の記録RF信号の
エンベロープレベルを検出して判定をする為である。例
えば、DVD-RAM#Ver.2.0の場合で、一周のセクタ数が2
5セクタの領域について例示すると、1ブロック(1ECC
ブロックに相当)のセクタ数は16セクタであるので、
一周を満たすブロック数は最低2ブロック(1ブロックで
は16×1<25となり、2ブロックで16×2=32>25となる)必
要という事になる。
【0063】また、上記条件の他に、同一位置を繰り返
しキックバックする必要がある為、キックバックトラッ
ク数は上記一周セクタ数より多い整数倍ブロック数を含
むトラック数である必要がある。
【0064】(2)検出物理アドレスを論理アドレスに変
換。
【0065】次に、システム制御MPU300は、キック
バック再生するトラックの物理アドレス範囲について、
ファイル管理をするファイル情報(例えば、UDF)や欠
陥情報(例えば、DMA)を参照する為、検出物理アドレ
スを論理アドレスに変換する。この変換はディスクの物
理フォーマットに従って行う。なお、この変換は、アド
レスDEC部1200から順次得られるトラックアドレスを用
いてディフェクト判定部1520が行う。
【0066】(3)1次欠陥情報の存在するか否かを確認。
【0067】物理アドレスを論理アドレスに変換した
ら、システム制御MPU300は、あらかじめバッファRAM
70に読み込んであるファイル情報(例えば、UDF)を参
照し、キックバック再生範囲のセクタの物理アドレス範
囲に位置する一周以上の長さを持つ連続した整数倍ブロ
ックについて、1次欠陥情報(例えば、DMA)を参照し
て、1次欠陥セクタか1次欠陥ブロックが存在するかどう
かを判定する。
【0068】各判定結果により、以下の処理を行う。
【0069】(3-1)前記整数倍ブロックの範囲に1次欠陥
セクタ又は1次欠陥ブロックが存在する場合。
【0070】前記整数倍ブロックの範囲に1次欠陥セク
タ又は1次欠陥ブロックが存在する場合、2次ディフェク
トが付着以前に1次欠陥が存在する可能性があるトラッ
クであり、詳細な2次ディフェクト判定の判定トラック
とする事は望ましくない。このため、例えば、近接する
トラックで、1次欠陥情報(例えば、DMA)による欠陥セ
クタ又は欠陥ブロックが存在しないような少なくとも一
周セクタ数より多いセクタ数の連続した整数倍ブロック
を含むトラックへのシークを行う。これは、システム制
御MPU300から目標トラックの速度目標値をロードし、フ
ィードキック制御部1220,FEED.EQ1230,増幅器1240に
より、トラッキングサーボ及びフォーカスサーボ機構20
30を制御する。
【0071】(3-2)前記整数倍ブロックの範囲に1次欠陥
セクタ又は1次欠陥ブロックが存在しない場合。
【0072】前記整数倍ブロックを含むトラックをキッ
クバック再生する過程でトラックトレースが不能、又は
セクタ物理アドレス検出率が悪化というような場合、そ
のトラックは2次ディフェクトの影響を受けていると判
定する(ステップS402)。
【0073】(3-2-1)内周側へのシーク。
【0074】内周側にシークを行う(ステップS403)。こ
の場合のシーク目標は、例えば、数百トラック離れた領
域で、かつ1次欠陥情報(例えば、DMA)による欠陥セク
タ又は欠陥ブロックが存在しないような少なくとも一周
セクタ数より多いセクタ数の連続した整数倍ブロックを
含むトラックに設定する。
【0075】シーク後のトラックでトラッキングサーボ
オンの状態で、上記同様にトラックトレース不能やセク
タ物理アドレス検出率をチェックし(ステップS404)、不
能や悪化であれば、該トラックも2次ディフェクトの影
響を受けていると判定する(ステップS405)。ステップS4
05で2次ディフェクト有と判定されると、さらに内周側
をチェックするために、ステップS403に戻る。上記ステ
ップS403,ステップS404の処理を繰り返し、ステップS4
05で2次ディフェクトがなくなったと判断されると、2次
ディフェクト開始アドレスとして、現在のトラックの最
終物理アドレスを2次ディフェクト開始位置として2次デ
ィフェクト情報記憶部1600に記憶する。
【0076】なお、ステップS403,ステップS404の処理
を繰り返した結果、最内周近傍まで到達した場合は、最
内周物理アドレスが2次ディフェクト開始位置のアドレ
スという事になり、その場合は、以下の2次ディフェク
ト開始詳細位置判定のステップを省略する。
【0077】(3-2-1-1)2次ディフェクト詳細判定。
【0078】以下、2次ディフェクトの詳細判定を行
う。
【0079】まず、システム制御MPU300は、前記の
連続した整数倍ブロックについて、既記録済みブロック
が存在するかどうかを判定する。この場合、ファイル情
報(例えば、UDF)を参照する。そして、ファイルが存
在しないブロックに対しては、ダミーデータ記録部190
からMPEG#ENC部50,バッファコントロール部60を介して
ECC#ENC部80でECCエンコードしたダミーデータを記
録する。
【0080】そして、前記整数倍ブロックについてダミ
ーデータをデータリードをして、2次ディフェクト有無
を判定する。この判定は、例えば、再生RF信号のエン
ベロープ波形の振幅で判定する,再生信号のECCデコ
ードエラー発生率で判定するという手法があるが、両方
を併用しても良いし、どちらか片方で判定しても良い。
【0081】上記判定結果で、ディフェクト有りの場合
と、ディフェクト無しの場合で以下の処理が異なる。
【0082】(3-2-1-1-1)2次ディフェクト有の場合。
【0083】上記判定結果で、2次ディフェクト有りの
場合、システム制御MPU300は、内周方向の、少なく
ともn(nは1以上の整数)トラック離れた領域付近で、か
つ、キックバック再生範囲のセクタの物理アドレス範囲
に位置する一周以上の長さを持つ連続した整数倍ブロッ
クで、かつ、欠陥情報(例えば、DMA)の情報より、欠
陥セクタも欠陥ブロックも存在しないトラックにシーク
を行う。
【0084】なお、nトラックのnは、光ディスク装置
1000で任意に決定して良いし、ディスプレイ3000にユー
ザ初期設定画面を表示し、これで変更可能にするように
してもよい。なお、nが大であれば2次ディフェクトの
詳細位置判定の処理速度が速くなる反面、精度が落ち
る。nが小であれば、2次ディフェクトの詳細位置判定
の処理速度が下がる反面、精度が上がる。
【0085】以降、2次ディフェクトが検出されなくな
るまで、順次nトラックづつ内周方向にずらしてチェッ
クを行う。なお、処理トラックが最内周近傍であり、か
つ本処理を再処理する場合に最内周にぶつかるような領
域の場合は処理を終了し、最内周物理アドレスをディフ
ェクト開始詳細アドレスと判定する。
【0086】(3-2-1-1-2)2次ディフェクト無の場合。
【0087】本処理判定結果で、2次ディフェクト無し
の場合、2次ディフェクト判定対象の整数倍ブロック最
終物理アドレスの次のセクタ物理アドレスを、2次ディ
フェクト開始アドレスと判断し、2次ディフェクト情報
記憶部1600に記憶する。
【0088】(3-2)前記整数倍ブロックの範囲に1次欠陥
セクタ又は1次欠陥ブロックが存在しない場合。
【0089】前記整数倍ブロックを含むトラックをキッ
クバック再生する過程でトラックトレースが不能、又は
セクタ物理アドレス検出率が悪化していない場合(ステ
ップS402)、外周方向のチェックを開始する。
【0090】(3-2-2)外周側へのシーク。
【0091】外周側にシークを行う(ステップS407)。こ
の場合のシーク目標は、例えば、数百トラック離れた領
域で、かつ1次欠陥情報(例えば、DMA)による欠陥セク
タ又は欠陥ブロックが存在しないような少なくとも一周
セクタ数より多いセクタ数の連続した整数倍ブロックを
含むトラックに設定する。
【0092】シーク後のトラックでトラッキングサーボ
オンの状態で、上記同様にトラックトレース不能やセク
タ物理アドレス検出率をチェックし(ステップS408)、2
次ディフェクト無しの場合、さらに外周側をチェックす
るためにステップS407に戻る。そして、システム制御M
PU300は、外周方向の、少なくともnトラック離れた
領域付近で、かつ、キックバック再生範囲のセクタの物
理アドレス範囲に位置する一周以上の長さを持つ連続し
た整数倍ブロックで、かつ、欠陥情報(例えば、DMA)
の情報より、欠陥セクタも欠陥ブロックも存在しないト
ラックにシークを行う。
【0093】次に、システム制御MPU300は、前記の
連続した整数倍ブロックについて、既記録済みブロック
が存在するかどうかを判定する。この場合、ファイル情
報(例えば、UDF)を参照する。そして、ファイルが存
在しないブロックについて、上記と同様にECCエンコ
ードしたダミーデータを記録し、前記整数倍ブロックに
ついてデータリードし、2次ディフェクト有無を判定す
る。
【0094】(3-2-2-1)2次ディフェクト無の場合。
【0095】ステップS409で、2次ディフェクト無の場
合、当該ブロックにシークする前に判定した、判定整数
倍ブロックの終了物理アドレスの1セクタ後の物理アド
レスを、2次ディフェクト開始位置と判断し、2次ディフ
ェクト情報記憶部1600に記憶する。
【0096】(3-2-2-2)2次ディフェクト有の場合。
【0097】ステップS409で2次ディフェクト有の場
合、ステップS407に戻り、さらに外周方向のチェックを
行う。
【0098】続いて、図4(b)を用いて、2次ディフェク
トの終了位置の検出及び登録について説明する。なお、
基本的には、上記した図4(a)と同様の処理を行い、2次
ディフェクト情報記憶部1600に記憶する。
【0099】図4(a)で求められた2次ディフェクトの開
始位置からトラッキングオンし、この状態で一周以上2
次ディフェクトの有無をチェックする(ステップS405)。
これは、システム制御MPU300より制御バス200-2を介し
てTRK.OK判定部1750でチェックし、TRK.EQ1760,増幅器
1770を介して光学式ピックアップ2010をトラッキングオ
ンさせる。この時、ディフェクト判定部1520に対して、
光ディスク2000が1回転毎に、2次ディフェクトの発生
有無をシステム制御MPU300に通知するように命令をす
る。ディフェクト判定部1520は、ディフェクト判定部15
00のディスク周期計測部1540による回転周期検出信号周
期内の2次ディフェクトの有無をシステム制御MPU300
に通知する。
【0100】上記のように、2次ディフェクトの終了位
置周辺において、トラッキングサーボONの再生状態
で、以下の判断基準を用いて、トラック上にある2次デ
ィフェクトの影響により記録不可能となるトラックを判
定する手法を記述する。
【0101】(1)キックバック再生。
【0102】トラッキングサーボONの再生状態で図2
に示すように、キックバック再生を行い、同時にキック
バックによる再生範囲についてトラックの物理アドレス
を検出し、その範囲をディフェクト判定部1520に記憶す
る。なお、物理アドレスの検出は、アドレスDEC部(アド
レス検出部)1200からのトラックアドレスを記憶するこ
とにより可能となる。
【0103】なお、この場合のキックバック再生範囲
は、少なくとも1ブロックのセクタ数の整数倍で、か
つ、一周セクタ数より大きいセクタ数であることを条件
とする。この理由は、一周の2次ディフェクトの状況
を、リードベリファイ結果又はライトベリファイのブロ
ックエラーで判定する為、又は、一周の記録RF信号の
エンベロープレベルを検出して判定をする為である。例
えば、DVD-RAM#Ver.2.0の場合で、一周のセクタ数が2
5セクタの領域について例示すると、1ブロック(1ECC
ブロックに相当)のセクタ数は16セクタであるので、
一周を満たすブロック数は最低2ブロック(1ブロックで
は16×1<25となり、2ブロックで16×2=32>25となる)必
要という事になる。
【0104】また、上記条件の他に、同一位置を繰り返
しキックバックする必要がある為、キックバックトラッ
ク数は上記一周セクタ数より多い整数倍ブロック数を含
むトラック数である必要がある。
【0105】(2)検出物理アドレスを論理アドレスに変
換。
【0106】次に、システム制御MPU300は、キック
バック再生するトラックの物理アドレス範囲について、
ファイル管理をするファイル情報(例えば、UDF)や欠
陥情報(例えば、DMA)を参照する為、検出物理アドレ
スを論理アドレスに変換する。この変換はディスクの物
理フォーマットに従って行う。なお、この変換は、アド
レスDEC部1200から順次得られるトラックアドレスを用
いてディフェクト判定部1520が行う。
【0107】(3)1次欠陥情報の存在するか否かを確認。
【0108】物理アドレスを論理アドレスに変換した
ら、システム制御MPU300は、あらかじめバッファRAM
70に読み込んであるファイル情報(例えば、UDF)を参
照し、キックバック再生範囲のセクタの物理アドレス範
囲に位置する一周以上の長さを持つ連続した整数倍ブロ
ックについて、1次欠陥情報(例えば、DMA)を参照し
て、1次欠陥セクタか1次欠陥ブロックが存在するかどう
かを判定する。
【0109】各判定結果により、以下の処理を行う。
【0110】(3-1)前記整数倍ブロックの範囲に1次欠陥
セクタ又は1次欠陥ブロックが存在する場合。
【0111】前記整数倍ブロックの範囲に1次欠陥セク
タ又は1次欠陥ブロックが存在する場合、2次ディフェク
トが付着以前に1次欠陥が存在する可能性があるトラッ
クであり、詳細な2次ディフェクト判定の判定トラック
とする事は望ましくない。このため、例えば、近接する
トラックで、1次欠陥情報(例えば、DMA)による欠陥セ
クタ又は欠陥ブロックが存在しないような少なくとも一
周セクタ数より多いセクタ数の連続した整数倍ブロック
を含むトラックへのシークを行う。これは、システム制
御MPU300から目標トラックの速度目標値をロードし、フ
ィードキック制御部1220,FEED.EQ1230,増幅器1240に
より、トラッキングサーボ及びフォーカスサーボ機構20
30を制御する。
【0112】(3-2)前記整数倍ブロックの範囲に1次欠陥
セクタ又は1次欠陥ブロックが存在しない場合。
【0113】前記整数倍ブロックを含むトラックをキッ
クバック再生する過程でトラックトレースが不能、又は
セクタ物理アドレス検出率が悪化というような場合、そ
のトラックは2次ディフェクトの影響を受けていると判
定する(ステップS451)。
【0114】(3-2-1)外周側へのシーク。
【0115】外周側にシークを行う(ステップS452)。こ
の場合のシーク目標は、例えば、数百トラック離れた領
域で、かつ1次欠陥情報(例えば、DMA)による欠陥セク
タ又は欠陥ブロックが存在しないような少なくとも一周
セクタ数より多いセクタ数の連続した整数倍ブロックを
含むトラックに設定する。
【0116】シーク後のトラックでトラッキングサーボ
オンの状態で、上記同様にトラックトレース不能やセク
タ物理アドレス検出率をチェックし(ステップS453)、不
能や悪化であれば、該トラックも2次ディフェクトの影
響を受けていると判定する(ステップS454)。ステップS4
54で2次ディフェクト有と判定されると、さらに外周側
をチェックするために、ステップS452に戻る。上記ステ
ップS452,ステップS453の処理を繰り返し、ステップS4
54で2次ディフェクトがなくなったと判断されると、2次
ディフェクト開始アドレスとして、現在のトラックの最
終物理アドレスを2次ディフェクト終了位置として2次デ
ィフェクト情報記憶部1600に記憶する。
【0117】なお、ステップS452,ステップS453の処理
を繰り返した結果、最外周近傍まで到達した場合は、最
外周物理アドレスが2次ディフェクト終了位置のアドレ
スという事になり、その場合は、以下の2次ディフェク
ト終了詳細位置判定のステップを省略する。
【0118】(3-2-1-1)2次ディフェクト詳細判定。
【0119】以下、2次ディフェクトの詳細判定を行
う。
【0120】まず、システム制御MPU300は、前記の
連続した整数倍ブロックについて、既記録済みブロック
が存在するかどうかを判定する。この場合、ファイル情
報(例えば、UDF)を参照する。そして、ファイルが存
在しないブロックに対しては、ダミーデータ記録部190
からMPEG#ENC部50,バッファコントロール部60を介して
ECC#ENC部80でECCエンコードしたダミーデータを記
録する。
【0121】そして、前記整数倍ブロックについてダミ
ーデータをデータリードをして、2次ディフェクト有無
を判定する。この判定は、例えば、再生RF信号のエン
ベロープ波形の振幅で判定する,再生信号のECCデコ
ードエラー発生率で判定するという手法があるが、両方
を併用しても良いし、どちらか片方で判定しても良い。
【0122】上記判定結果で、ディフェクト有りの場合
と、ディフェクト無しの場合で以下の処理が異なる。
【0123】(3-2-1-1-1)2次ディフェクト有の場合。
【0124】上記判定結果で、2次ディフェクト有りの
場合、システム制御MPU300は、外周方向の、少なく
ともn(nは1以上の整数)トラック離れた領域付近で、か
つ、キックバック再生範囲のセクタの物理アドレス範囲
に位置する一周以上の長さを持つ連続した整数倍ブロッ
クで、かつ、欠陥情報(例えば、DMA)の情報より、欠
陥セクタも欠陥ブロックも存在しないトラックにシーク
を行う。
【0125】なお、nトラックのnは、光ディスク装置
1000で任意に決定して良いし、ディスプレイ3000にユー
ザ初期設定画面を表示し、これで変更可能にするように
してもよい。なお、nが大であれば2次ディフェクトの
詳細位置判定の処理速度が速くなる反面、精度が落ち
る。nが小であれば、2次ディフェクトの詳細位置判定
の処理速度が下がる反面、精度が上がる。
【0126】以降、2次ディフェクトが検出されなくな
るまで、順次nトラックづつ内周方向にずらしてチェッ
クを行う。なお、処理トラックが最外周近傍であり、か
つ本処理を再処理する場合に最外周となる場合は処理を
終了し、最外周物理アドレスをディフェクト終了詳細ア
ドレスと判定する。
【0127】(3-2-1-1-2)2次ディフェクト無の場合。
【0128】本処理判定結果で、2次ディフェクト無し
の場合、2次ディフェクト判定対象の整数倍ブロック最
終物理アドレスの1つ前のセクタ物理アドレスを、2次デ
ィフェクト終了アドレスと判断し、2次ディフェクト情
報記憶部1600に記憶する。
【0129】(3-2)前記整数倍ブロックの範囲に1次欠陥
セクタ又は1次欠陥ブロックが存在しない場合。
【0130】前記整数倍ブロックを含むトラックをキッ
クバック再生する過程でトラックトレースが不能、又は
セクタ物理アドレス検出率が悪化していない場合(ステ
ップS451)、内周方向のチェックを開始する。
【0131】(3-2-2)内周側へのシーク。
【0132】内周側にシークを行う(ステップS456)。こ
の場合のシーク目標は、例えば、数百トラック離れた領
域で、かつ1次欠陥情報(例えば、DMA)による欠陥セク
タ又は欠陥ブロックが存在しないような少なくとも一周
セクタ数より多いセクタ数の連続した整数倍ブロックを
含むトラックに設定する。
【0133】シーク後のトラックでトラッキングサーボ
オンの状態で、上記同様にトラックトレース不能やセク
タ物理アドレス検出率をチェックし(ステップS457)、2
次ディフェクト無しの場合、さらに内周側をチェックす
るためにステップS456に戻る。そして、システム制御M
PU300は、内周方向の、少なくともnトラック離れた
領域付近で、かつ、キックバック再生範囲のセクタの物
理アドレス範囲に位置する一周以上の長さを持つ連続し
た整数倍ブロックで、かつ、欠陥情報(例えば、DMA)
の情報より、欠陥セクタも欠陥ブロックも存在しないト
ラックにシークを行う。
【0134】次に、システム制御MPU300は、前記の
連続した整数倍ブロックについて、既記録済みブロック
が存在するかどうかを判定する。この場合、ファイル情
報(例えば、UDF)を参照する。そして、ファイルが存
在しないブロックについて、上記と同様にECCエンコ
ードしたダミーデータを記録し、前記整数倍ブロックに
ついてデータリードし、2次ディフェクト有無を判定す
る。
【0135】(3-2-2-1)2次ディフェクト有の場合。
【0136】ステップS458で、2次ディフェクト無の場
合、当該ブロックにシークする前に判定した、判定整数
倍ブロックの終了物理アドレスを、2次ディフェクト終
了位置と判断し、2次ディフェクト情報記憶部1600に記
憶する。
【0137】(3-2-2-2)2次ディフェクト無の場合。
【0138】ステップS458で2次ディフェクト無の場
合、ステップS456に戻り、さらに内周方向のチェックを
行う。
【0139】これにより、2次ディフェクトの詳細物理
位置が判定された事になる。この場合、2次ディフェク
トを含むトラック一周分はすべてディフェクトとされて
いるが、その理由として、当該領域は記録データエラー
率のみならず、トラッキングサーボに対しても影響が大
きく、トラックジャンプが頻発する可能性がある。また
この領域は、少なくとも一周のうち1ブロックの領域に
ついて、データエラー率が悪化しており、映像データが
破綻する可能性がある為に、映像記録に使用不可能だか
らである。
【0140】光ディスク2000全面の2次ディフェクトを
検出し、2次ディフェクトの位置の詳細物理アドレス
を、システムMPU300を介して2次ディフェクト情報記
憶部1600に記憶した後、バッファRAM70のファイル情報
(例えば、UDF)も参照して、情報の記録可能領域と不
可能領域を参照する為のテーブルデータを作成する。こ
の場合、ファイル情報(例えば、UDF)上に登録されて
いる、ファイル(情報)が登録された領域、もしくは前記
処理で検出した2次ディフェクト範囲の詳細物理アドレ
ス範囲は、記録不可能領域となり、それ以外の領域は記
録可能領域となる。このテーブルデータは、ファイルが
記録され、ファイル情報(例えば、UDF)が更新される
毎に更新する。なお、このテーブルデータは、システム
制御MPU300が記憶する。
【0141】また、前記テーブルデータを基に、記録可
能容量の算出が可能となるので、この記録可能容量を基
に、指定された映像記録レートに伴って記録可能残時間
も計算可能となる。なお、この算出は、テーブルデータ
を用いてシステム制御MPU300が行う。そして、記録可能
容量や記録可能残時間を、映像信号&音声信号出力回路1
50を介してディスプレイ3000に表示し、ユーザに知らせ
てもよい。また、光ディスク2000の表面に2次ディフェ
クトが存在する旨をディスプレイ3000に表示し、ユーザ
に警告しても良い。図6が表示例の一例を示すものであ
る。 (記録不可能領域を飛び越えてシークを行う場合の記録
可能レート算出方法と、その動作)次に、上記で把握し
た記録不可能領域を飛び越えてシークを行い、記録可能
領域への記録可能レート算出方法と、その動作について
説明する。なお、以下の処理は、主にシステム制御MPU3
00にて行う。
【0142】まず、システム制御MPU300に記憶されてい
る記録不可能領域テーブルデータにより明示される記録
不可能領域の、光ディスク2000の半径方向の幅をトラッ
ク数に換算する。上記の換算を行った後に、記録不可能
領域を飛び越すシークを行う場合のシークタイム期待値
(Ts)を算出する。この手法としては、例えばフィー
ドキック又はレンズキックのシーク後に記録可能状態に
なるまでの時間テーブルをシステム制御MPU300があ
らかじめ持っていても良いし、実際に記録不可能領域を
飛び越えるシークを数回実行して、シーク開始からシー
ク後データ記録可能になるまでの時間の、その平均値、
又は最悪値を、シークタイム期待値(Ts)としても良
い。また、必要に応じて、シークタイム期待値(Ts)
は上記期待値にオフセットを付加しても良いし、適当な
係数を積算した値でも良い。
【0143】次に、データを蓄えるバッファRAM70の
使用可能容量(Mb)と、映像圧縮後のデータ転送レー
ト(Sm)(MPEG#ENC部50からバッファコントロール部6
0を介してバッファRAM70へのデータ転送レート)と、前
記Tsとの関係より、 Sm(bps) × Ts(sec) ≦ Mb(bit) を満たすかどうかを判定する。ここで上記式を満たす場
合は問題ないが、満たさない場合には、記録不可能領域
を飛び越すシークを行う間に、映像データを蓄えるバッ
ファがオーバーフローする可能性があることになる。
【0144】ここで、上記式を満たすように、バッファ
コントロール部60で映像圧縮後のデータ転送レート(S
m)を変更すれば、バッファRAM70のオーバーフローを
防止でき、途切れのない映像記録が可能となる。この為
には映像圧縮レートを変更すれば良いが、圧縮レート変
更は、映像記録不可能領域前後に映像を記録する場合に
だけ行っても良い。この場合、視覚上の違和感を伴わな
いように、映像記録不可能領域に記録を行う手前で段階
的に映像圧縮レートを変更するような操作を用いて良い
し、映像記録不可能領域を飛び越し後は、元の映像圧縮
レートに変更して良いが、この時も段階的にレート変更
をして、視覚上の違和感を伴わないようにしても良い。
【0145】また、上記式を満たさない場合に、ディス
プレイ3000にその旨の警告を表示し、ユーザに知らせる
ようにしてもよい。
【0146】また、バッファRAM70の使用可能容量M
br(bit)を確保する為に、映像記録不可能領域が存在
する場合に、光ディスク2000の回転速度を変更し、光デ
ィスク2000上に情報記録する場合の記録ビットレート
(Wm)を変更しても良い。なお、これはAFC1120に指
定した回転速度を与えスピンドルモータ2020を制御する
ことにより可能となる。 (タイマ録画を行う場合の動作)次に、光ディスク装置10
00を図示しないタイマをシステム制御MPU300で制御し、
これにより所定時間になると情報の記録を行う場合につ
いての動作について説明する。なお、この場合には、映
像入力回路30,音声入力回路40に直接TV信号が入力され
る。
【0147】光ディスク装置1000でタイマ録画設定を行
う場合、すでにユーザにより記録するべきファイルの記
録時間と映像圧縮レートが指定され、この情報が例えば
システム制御MPU300に記憶されている。なお、ユーザか
らの指示は、ユーザ指示入力部3005から制御バス200-5
を介してシステム制御MPU300に指示される。この場合、
以下のような運用が可能である。
【0148】図7は、光ディスク2000上の記録可能領域
の分布を表した図である。図7で領域A〜領域Gは記録
可能領域を表しており、各記録可能領域間をシークし記
録可能となるまでの各シークタイムを時間Tsの倍数で
表現している。
【0149】ユーザ設定によって、タイマ記録が光ディ
スク装置1000にプログラムされた場合を想定する。設定
は、平均映像レート=S(bps),記録時間=Tm(sec)で
行われる。また、光ディスク装置1000のバッファRAM70
の使用可能バッファサイズをM(bit)とする。
【0150】この時、ユーザ設定による平均映像レート
S(bps)を満足する為には、 バッファ使用可能容量 M(bit)≧平均映像レートS(bps)
×(シークタイム)(sec) の条件式を満たす必要がある。仮に、上記式を満足する
光ディスク装置1000におけるシークタイムの限界値が、
2Ts(sec)である場合、図7の領域αと領域βが、ユ
ーザ指定の平均映像レート記録を満足する連続記録領域
という事になる。
【0151】また、タイマ記録の場合、ユーザ指定の記
録時間Tmを満足する必要がある。この場合、以下の式
を満足しなければならない。
【0152】記録可能容量 ≧ 平均映像レートS(bp
s) × 記録時間Tm(sec) 仮に、 領域βの総容量M2(bit) > 平均映像レートS(bps) × 記
録時間Tm(sec)> 領域αの総容量M1(bit) であれば、上記タイマ記録設定の条件を満足する領域は
領域βのみという事になる。
【0153】又、仮に、 領域βの総容量M2(bit) > 領域αの総容量M1(bit) > 平
均映像レートS(bps) × 記録時間Tm(sec) であれば、上記タイマ記録設定の条件を満足する領域
は、領域、領域、のどちらでも良いという事にな
る。
【0154】ここで、例えば、上記タイマ設定のほか
に、別のタイマ設定がされた場合、第2のタイマ設定の
平均映像レートと記録時間によって、第1のタイマ設定
の記録領域の最適な領域は異なる場合がある。
【0155】これは、例えば、第2のタイマ記録の平均
映像レートが第1のタイマ記録同様S(bps)である場合
で、記録時間がTm2(sec)の場合に第2のタイマ設定
実行に必要な記録容量S(bps)×Tm2(sec)であること
から、例えば M2(bit) > S(bps) × Tm2(sec) > M1(bi
t) で、かつ S(bps) × (Tm2(sec)+Tm(sec) )> M2(b
it) であれば、第1のタイマ設定を記録する領域は領域α
で、第2のタイマ設定を記録する領域は領域βである必
要がある。
【0156】もし、第2のタイマ設定実行に必要な記録
容量S(bps)×Tm2(sec)について、 M2(bit) > S(bps) × (Tm2(sec)+Tm(se
c)) の関係が成立するのであれば、第一のタイマ設定も第2
のタイマ設定も、領域βに記録可能という事になる。 (タイマ録画のプログラムを物理領域の詳細設定例)次
に、例えば、タイマ録画のプログラムを複数設定するよ
うな場合に、ユーザが番組を記録する物理領域につい
て、詳細な設定を行う場合の設定例を説明する。
【0157】図8は、タイマ記録の一例における、光デ
ィスク2000の記録可能領域の分布をあらわしている。
【0158】なお、光ディスク装置1000のバッファRAM7
0のバッファ使用可能容量をM(bit)と仮定する時に、 M(bit) ≧ シークタイム(sec) × 平均映像レート
(bps) を満たす必要があるのは、前述した通りである。
【0159】以下、図8では、 M(bit) = シークタイムT(sec) × 平均映像レー
トS(bps) の関係である場合のタイマ録画設定の一例である。
【0160】図8(a)は、光ディスク2000上の記録可能
領域の分布を示す。なお、紙面左から右にかけて時間が
経過する様に表現されており、左側が内周方向で右側が
外周方向とする。
【0161】図8(b)は、平均映像レートがS(bps)時に
おける、連続記録可能領域の分布をあらわしており、シ
ークタイムがT(sec)以下の領域については、連続記録
可能となることを示す。
【0162】図8(c)は、平均映像レートが0.5S(bps)
時における、連続記録可能領域の分布をあらわしてお
り、シークタイムが2T(sec)以下の領域については、連
続記録可能となることを示す。
【0163】図8(d)は、平均映像レートが0.25S(bps)
時における、連続記録可能領域の分布をあらわしてお
り、シークタイムが4T(sec)以下の領域については、連
続記録可能となる事がわかる。
【0164】次に、タイマ設定を行うディスプレイ3000
の表示例について説明する。
【0165】図9〜図14は、本実施の形態におけるタ
イマ録画予約画面の一例を示す図である。
【0166】図9〜図14において、タイマ予約の設定
ウインドであるタイマ録画設定ウインド3010,記録可能
領域表示領域3020,指定平均レートにおける連続記録可
能領域表示領域3030,キー入力のヘルプ画面3040,REC
バー3050が表示されている。
【0167】なお、記録可能領域表示領域3020は、光デ
ィスク2000上の記録可能領域を容量表示した図であり、
左が内周、右が外周、時間的には左から右に推移する。
指定平均レートにおける連続記録可能領域表示領域3030
は、ユーザ指定の記録レートを満足する、連続記録領域
の容量を表示するウインドである。キー入力のヘルプ画
面3040は、タイマ録画設定キーのヘルプ画面である。
【0168】図10は、本実施の形態におけるタイマ録
画予約の手順その1で、記録位置指定を失敗した例であ
る。なお、タイマ録画設定ウインド3010上で選択された
タイマ1画面に、一つの番組のタイマ録画設定を行って
いる。この場合、平均映像レートがS(bps)で、記録時
間が1時間となっている。指定平均レートにおける連続
記録可能領域表示領域3030にはタイマ1に相当するREC
バー3050が表示されている。このRECバー3050は、タイ
マ1の記録を実行するのに必要な容量を表す表示であ
る。図10では、指定平均レートにおける連続記録可能
領域表示領域3030に、平均映像レートS(bps)の連続記
録可能領域に対してRECバー3050の方が容量が大きく
なっている。このため、光ディスク装置1000は指定平均
レートにおける連続記録可能領域表示領域3030に"連続
記録不可能"の表示を出す。
【0169】図11は、本実施の形態におけるタイマ録
画予約の手順その2であり、記録位置を正しく指定した
例である。
【0170】記録位置指定は、RECバー3050の位置を
ユーザ指示入力部3005よりユーザ操作で移動する。な
お、図11では、連続記録可能領域の最初の位置と、R
ECバー3050の最初の位置を光ディスク装置1000の方で
合わせている。図11の場合、指定平均レートにおける
連続記録可能領域表示領域3030のように、連続記録可能
領域の容量よりRECバー3050の容量の方が短くなって
おり、この場合、光ディスク装置1000は"連続記録可能"
を表示する。そして、ユーザが記録位置を決定する操作
をユーザ指示入力部3005より行うと、記録可能領域表示
領域3020に示すように、タイマ1による予約領域が表示
される。
【0171】図12は、本実施の形態におけるタイマ録
画予約の手順その3であり、第2のタイマ録画設定とし
てタイマ録画設定ウインド3010に、タイマ2を設定した
例である。タイマ録画設定ウインド3010に示すように、
タイマ2の設定では、平均映像レートが0.25S(bps)で
あり、記録時間が4時間となっている。指定平均レート
における連続記録可能領域表示領域3030に示されている
のは、映像平均レート0.25S(bps)の場合の連続記録可
能領域の表示で、タイマ2のRECバー3050による必要
記録容量に対して、満足する領域を割り付け、タイマ2
の設定を終了している。
【0172】図13は、本実施の形態におけるタイマ録
画予約の手順その3であり、第3のタイマ録画設定とし
てタイマ録画設定ウインド3010にタイマ3を設定した時
に、RECバー3050の位置設定が不適切な例を示す。タ
イマ録画設定ウインド3010に示すように、タイマ3の設
定では、平均映像レートが0.25S(bps)であり、記録時
間が1時間となっている。指定平均レートにおける連続
記録可能領域表示領域3030に示されているのは、映像平
均レート0.25S(bps)の場合の連続記録可能領域の表示
で、タイマ3のRECバー3050による必要記録容量を満
足する連続記録可能領域に、RECバー3050を指定して
ない為に、光ディスク装置1000は、指定平均レートにお
ける連続記録可能領域表示領域3030に"連続記録不可能"
を警告している。なお、RECバー3050の表示位置につ
いて、タイマ1とタイマ2により既予約済みの領域につ
いては光ディスク装置1000側で設定を禁止しており、残
領域に対してRECバー3050を設定するようになってい
る。
【0173】図14は、本実施の形態におけるタイマ録
画予約の手順その3であり、第3のタイマ録画設定とし
てタイマ録画設定ウインド3010にタイマ3を設定した時
に、RECバー3050の位置設定が適切な例である。タイ
マ録画設定ウインド3010に示すように、タイマ3の設定
では、平均映像レートが0.25S(bps)であり、記録時間
が1時間となっている。指定平均レートにおける連続記
録可能領域表示領域3030に示されているのは、映像平均
レート0.25S(bps)の場合の連続記録可能領域の表示
で、ユーザ指示入力部3005からのユーザ操作により、タ
イマ3のRECバー3050による必要記録容量を満足す
る、連続記録可能領域に対してRECバー3050を指定し
ている。このため、光ディスク装置1000は、指定平均レ
ートにおける連続記録可能領域表示領域3030に"連続記
録可能"を表示し、ユーザ指示入力部3005からのユーザ
の決定により、記録可能領域表示領域3020に示すよう
に、記録領域が登録される。
【0174】そして、リアルタイム性が重要視される、
例えば、テレビ放送のオンエア−映像を即時記録する場
合や、ムービーカメラシステムで目前の映像を記録する
場合など、媒体を交換する事が不可能な状況下で、媒体
上に汚れがあるような場合に、汚れの影響を受けること
なく映像の記録を行い、前記の記録映像を問題無く再生
できるような装置を提供できる。
【0175】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ディス
ク装置によれば、光ディスク上の傷を短時間で検出でき
るという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による光ディスク装置のブ
ロック図。
【図2】光ディスク上に存在する欠陥領域の一例を示し
た図。
【図3】図3は、2次欠陥領域(2次ディフェクト)2500の
位置情報を登録するフローチャート。
【図4】2次ディフェクトの開始及び終了位置を登録す
るフローチャート。
【図5】ディフェクト検出の手順を示す図。
【図6】ディスプレイでの表示例を示した図。
【図7】光ディスク2000上の記録可能領域の分布を表し
た図。
【図8】タイマ記録の一例における、光ディスク2000の
記録可能領域の分布を表した図。
【図9】本実施の形態におけるタイマ録画予約画面の一
例を示す図。
【図10】本実施の形態におけるタイマ録画予約画面の
一例を示す図。
【図11】本実施の形態におけるタイマ録画予約画面の
一例を示す図。
【図12】本実施の形態におけるタイマ録画予約画面の
一例を示す図。
【図13】本実施の形態におけるタイマ録画予約画面の
一例を示す図。
【図14】本実施の形態におけるタイマ録画予約画面の
一例を示す図。
【符号の説明】
10…CAM(カメラ) 20…マイク 30…映像入力回路 40…音声入力回路 50…MPEG#ENC部(MPEG#ENCoding部) 60…バッファコントロール部 70…バッファRAM 80…ECC#ENC部(ECC#ENCoding部) 90…ストラテジ部 100,1140,1240,1730,1770…増幅器 110…RF#AMP(RFアンプ) 120…リードチャネル部 130…ECC#DEC部(ECC#DECoding部) 140…MPEG#DEC部(MPEG#DECoding部) 150…映像信号&音声信号出力回路 190…ダミーデータ記録部 200-1,200-2,200-3,200-4,200-5…制御バス 300…システム制御MPU 1000…光ディスク装置 1010…入出力部 1020…MPEG変換部 1030…コントロール部 1110…速度目標値(Vd)保持部 1120…ディスク回転周波数制御部(AFC) 1130…DMO.EQ(ディスクモータ.イコライザ) 1200…アドレスDEC部(アドレス検出部) 1210…フィードキック速度目標値(Vf)保持部 1220…フィードキック制御部 1230…FEED.EQ(フィード.イコライザ) 1310…TAC.det(TAC検出器) 1500…ディフェクト判定部 1510…TACカウント部 1520…ディフェクト判定部 1530…TEディフェクト検出部 1540…ディスク周期計測部 1600…2次ディフェクト情報記憶部 1710…FO.OK判定部(フォーカシングOK判定部) 1720…FO.EQ(フォーカシングイコライザ) 1750…TRK.OK判定部(トラッキングOK判定部) 1760…TRK.EQ(トラッキングイコライザ) 2000…光ディスク 2010…光学式ピックアップ 2020…スピンドルモータ 2030…トラッキングサーボ及びフォーカスサーボ機構 2400…トラック 2450…1次欠陥領域(1次ディフェクト) 2500…2次欠陥領域(2次ディフェクト) 2600…2次ディフェクト情報記憶部 3000…ディスプレイ 3005…ユーザ指示入力部 3010…タイマ録画設定ウインド 3020…記録可能領域表示領域 3030…指定平均レートにおける連続記録可能領域表示領
域 3040…キー入力のヘルプ画面 3050…RECバー 4000-1,4000-2…光スポット

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスクに対して、光ビームを照射する
    ことにより前記光ディスクのトラック上に前記情報の記
    録,再生を行う光ディスク装置であって、 前記光ディスクへの前記情報の記録を行う前に、前記光
    ディスクの半径方向に第1の間隔毎に前記光ビームを照
    射し、前記光ディスク表面に前記情報の記録ができない
    欠陥領域があるか否かを検出する第1の検出手段と、 前記第1の検出手段により前記欠陥領域が検出された範
    囲に、前記第1の間隔より狭い第2の間隔毎に前記光ビー
    ムを前記トラック上に照射し、前記欠陥領域の位置を検
    出する第2の検出手段とを備えたことを特徴とする光デ
    ィスク装置。
  2. 【請求項2】情報の記録ができない欠陥領域の位置を記
    録している光ディスクに対して、前記欠陥領域以外に光
    ビームを照射することにより前記光ディスクのトラック
    上に前記情報の記録,再生を行う光ディスク装置であっ
    て、 前記光ディスクへの前記情報の記録を行う前に、前記光
    ディスクに記録している前記欠陥領域以外の領域に対し
    て、前記光ディスクの半径方向に第1の間隔毎に前記光
    ビームを照射し、前記光ディスク表面に新たな欠陥領域
    があるか否かを検出する第1の検出手段と、 前記第1の検出手段により前記新たな欠陥領域が検出さ
    れた範囲に、前記第1の間隔より狭い第2の間隔毎に前記
    光ビームを前記トラック上に照射し、前記新たな欠陥領
    域の位置を検出する第2の検出手段とを備えたことを特
    徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】情報の記録ができない欠陥領域の位置を記
    録している光ディスクに対して、前記欠陥領域以外に光
    ビームを照射することにより前記光ディスクのトラック
    上に前記情報の記録,再生を行う光ディスク装置であっ
    て、 前記光ディスクへの前記情報の記録を行う前に、前記光
    ディスクに記録している前記欠陥領域以外の領域に対し
    て、前記光ディスクの半径方向に第1の間隔毎に前記光
    ビームを照射し、前記光ディスク表面に新たな欠陥領域
    があるか否かを検出する第1の検出手段と、 前記第1の検出手段により前記新たな欠陥領域が検出さ
    れた範囲に、前記第1の間隔より狭い第2の間隔毎に前記
    光ビームを前記トラック上に照射し、前記新たな欠陥領
    域の位置を検出する第2の検出手段と、 前記第2の検出手段による前記新たな欠陥領域の位置を
    記憶する欠陥領域位置情報記憶手段と、 前記欠陥領域位置情報記憶手段による前記新たな欠陥領
    域の位置及び前記光ディスクに記録している前記あらか
    じめ情報の記録ができない欠陥領域の位置に基づいて、
    前記情報の記録を制御する制御手段とを備えたことを特
    徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】情報の記録ができない欠陥領域の位置を記
    録している光ディスクに対して、前記欠陥領域以外に光
    ビームを照射することにより前記光ディスクのトラック
    上に前記情報の記録,再生を行う光ディスク装置であっ
    て、 前記光ディスクへの前記情報の記録を行う前に、前記光
    ディスクに記録している前記欠陥領域以外の領域に対し
    て、前記光ディスクの半径方向に第1の間隔毎に前記光
    ビームを照射し、前記光ディスク表面に新たな欠陥領域
    があるか否かを検出する第1の検出手段と、 前記第1の検出手段により前記新たな欠陥領域が検出さ
    れた範囲に、前記第1の間隔より狭い第2の間隔毎に前記
    光ビームを前記トラック上に照射し、前記新たな欠陥領
    域の位置を検出する第2の検出手段と、 前記光ディスクに記録する前記情報として、所定のデー
    タ量を有し、 前記情報を記録する際に、前記欠陥領域の位置と、前記
    新たな欠陥領域の位置から、前記光ディスクの前記トラ
    ック上に連続して記録可能か否かを検出する連続記録可
    否検出手段とを備えたことを特徴とする光ディスク装
    置。
  5. 【請求項5】前記情報をバッファリングする記憶手段を
    備え、 前記光ディスクの前記欠陥領域を跨いで前記情報をする
    場合に、 前記欠陥領域をシークする時間と、前記記憶手段でのバ
    ッファリング可能なデータ量とから、前記光ディスクへ
    の前記情報の平均記録レートを算出する算出手段を備
    え、 前記算出手段による前記平均記録レートで、前記光ディ
    スクへの情報を記録を行うことを特徴とする請求項2,
    請求項3若しくは請求項4のいずれか1項記載の光ディ
    スク装置。
  6. 【請求項6】前記光ディスクへの前記情報の平均記録レ
    ートをユーザが設定する設定手段を備え、 前記設定手段による前記平均記録レートと、前記算出手
    段による前記平均記録レートとを切り替えることを特徴
    する請求項5記載の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】前記平均記録レートを表示する表示手段を
    備えたことを特徴とする請求項5若しくは請求項6記載
    の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】前記平均記録レートにおける前記光ディス
    クの記録可能な残り時間を算出する記録残量時間算出手
    段を備えたことを特徴とする請求項5若しくは請求項6
    記載の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】前記光ディスクの記録可能な残り時間を表
    示する記録残量時間表示手段を備えたことを特徴とする
    請求項8記載の光ディスク装置。
  10. 【請求項10】前記情報をバッファリングする記憶手段
    を備え、 前記光ディスクの前記欠陥領域を跨いで前記情報をする
    場合に、 前記欠陥領域をシークする時間と、前記記憶手段でのバ
    ッファリング可能なデータ量とから、前記光ディスクへ
    の前記情報の平均記録レートを算出する算出手段と、 前記光ディスクへの前記情報の平均記録レートをユーザ
    が設定する設定手段とを備え、 前記算出手段による前記平均記録レートと、 前記設定手段による前記平均記録レートとを比較し、 前記算出手段による前記平均記録レートが、前記設定手
    段による前記平均記録レートより低い場合には、前記欠
    陥領域への前記情報の記録を行わないことを特徴とする
    請求項2,請求項3若しくは請求項4のいずれか1項記
    載の光ディスク装置。
  11. 【請求項11】前記設定手段による前記平均記録レート
    での前記銃砲の記録可能時間を表示する表示手段を有す
    ることを特徴とする請求項10記載の光ディスク装置。
  12. 【請求項12】光ディスクに対して、光ビームを照射す
    ることにより前記光ディスクのトラック上に前記情報の
    記録,再生を行う光ディスク装置における前記情報の記
    録ができない欠陥領域を検出する方法であって、 前記光ディスクへの前記情報の記録を行う前に、前記光
    ディスクの半径方向に第1の間隔毎に前記光ビームを照
    射し、前記光ディスク表面に前記情報の記録ができない
    欠陥領域があるか否かを検出する第1の検出を行い、 前記第1の検出により前記欠陥領域が検出された範囲
    に、前記第1の間隔より狭い第2の間隔毎に前記光ビーム
    を前記トラック上に照射し、前記欠陥領域の位置を検出
    する第2の検出を行うことを特徴とする光ディスクの欠
    陥領域検出方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008165846A (ja) * 2006-12-26 2008-07-17 Pulstec Industrial Co Ltd 光ディスク検査装置及び光ディスク検査方法

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