JP2003196796A - 駐車場管理装置 - Google Patents

駐車場管理装置

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JP2003196796A JP2001396428A JP2001396428A JP2003196796A JP 2003196796 A JP2003196796 A JP 2003196796A JP 2001396428 A JP2001396428 A JP 2001396428A JP 2001396428 A JP2001396428 A JP 2001396428A JP 2003196796 A JP2003196796 A JP 2003196796A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利用者にとって取り扱いが容易で、管理者に
とって保守・運用が容易で、オーナーにとって安価な駐
車場管理装置を提供しようとする。 【解決手段】従来の駐車ますに車両を駐車させる駐車場
を管理する駐車場管理装置にかわって、駐車ますに駐車
した車両の出庫を阻止する阻止状態と自由にする自由状
態とを択一的に選択できる車両ロック機構と、駐車ます
毎に据え付けられ合致するキーによってのみオンオフの
切り替えが可能なキースイッチと、車両毎に駐車料金の
精算処理を行う駐車料金精算機と、を備え、前記駐車料
金精算機が駐車ますに駐車した車両の駐車料金の精算処
理を行った後に前記駐車ますに据え付けられた前記キー
スイッチがオンオフの切り替えをされると前記車両ロッ
ク機構が前記阻止状態から前記自由状態に変更するもの
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、駐車場の駐車場管
理装置に係る。特に駐車料金の精算処理装置の構造と車
両の駐車ますの構造に特徴のある駐車場の駐車場管理装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】有料駐車場において車両の入出庫の管理
と駐車料金の精算処理をおこなうのに駐車場管理装置が
用いられる。
【0003】駐車場管理装置には、駐車場全体の入出庫
管理を駐車場に設けられた出入口で行う形式と、車両の
入出庫管理を駐車ます毎に行う形式とがある。後者の形
式は、駐車ますのある階に応じて駐車料金を段階的に設
定する等の駐車ます毎の管理に適している。
【0004】後者の形式の駐車場管理装置の比較的小規
模の駐車場に採用される例として、車両1台分の駐車ス
ペース毎に区画された駐車ますにそれぞれ設けられ駐車
ます内に入庫した車両を検知する在車センサと、駐車ま
す内の車両の出庫を遮断する車両ロック装置と、駐車ま
す毎に設けられた駐車料金を投入すると車両ロック装置
を解除する駐車料金精算機兼制御部とを備えたものがあ
る。また、後者の形式の駐車場管理装置の比較的中規模
の駐車場に採用される例として、車両1台分の駐車スペ
ース毎に区画された駐車ますにそれぞれ設けられ駐車ま
す内に入庫した車両を検知する在車センサと、駐車ます
内の車両の出庫を遮断する車両ロック装置と、駐車場所
にただ一つ設けられ駐車ますの識別コードを入力させて
精算処理を行ない車両ロック装置を解除する駐車料金精
算機兼制御部とを備えたものがある。
【0005】後者の形式の駐車場管理装置の比較的大規
模な駐車場に採用される他の例として、車両1台分の駐
車スペース毎に区画された駐車ますにそれぞれ設けられ
駐車ます内に入庫した車両を検知する在車センサと、駐
車ます内の車両の出庫を遮断する車両ロック装置と、駐
車ます毎に異なる識別情報が記録された駐車券を抜き差
し可能に保持する駐車券ホルダと、在車センサと車両ロ
ック槽と駐車券ホルダとに接続され駐車ます内の車両入
出庫を制御する駐車ます制御部と、駐車券を用いて精算
処理を行う駐車料金精算機と、駐車ます制御部と駐車料
金精算処理に接続され車両入出庫及び駐車料金精算処理
を総括して制御するシステム制御部とを備え、駐車場入
出口から駐車ますまでの間は、入出庫手続をおこなうこ
となく車両を移動させるものがある。
【0006】上述の駐車場管理装置では、駐車券ホルダ
が駐車ます毎に設けられる。駐車券ホルダは駐車券が抜
き差しされるのを検知し駐車券に記録された識別情報を
読みだす機能を有する。駐車券には打ち抜き孔や磁気テ
ープを用いて識別情報が記録されており、駐車券ホルダ
は、その情報を光学素子や磁気素子により読み取る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】後述の駐車ますに車両
を駐車させる駐車場の駐車場管理装置の場合、不特定多
数の利用者が駐車券を駐車券ホルダに抜き差しする操作
をするので、操作に不慣れな利用者の操作動作が不良で
あるために、駐車券ホルダが駐車券に記録された識別情
報を読み取れないことがあった。また、光学素子や磁気
素子を有する駐車券ホルダを車両の走行する環境に設置
するので、埃や雨水により光学素子や磁気素子が誤作動
しない様に管理するのが極めて煩雑であった。また、駐
車場では利用者が頻繁に駐車券を紛失するが、その度に
識別情報を記録した駐車券を再発行する必要があり、そ
の再発行が極めて煩雑な作業となる。また、そのため、
駐車券を紛失した場合に、その駐車券に対応する駐車ま
すの駐車ロック装置を解除するのに時間を要し、利用者
を待たせることとなる。また、光学素子や磁気素子を有
するために高価な駐車券ホルダを駐車ますの数と同数だ
け設置する必要があり、駐車場管理装置が高価になって
しまう。また、利用者が駐車券を駐車ホルダに挿入した
にもかかわらず駐車ロック装置が作動しなかった場合、
利用者は、駐車場管理装置が誤作動したのか又は自分が
誤った操作(例えば、異なる駐車ホルダに駐車券を挿入
した)をしたのかの判断ができない。
【0008】本発明は以上に述べた問題点に鑑み案出さ
れたもので、従来の駐車ますに車両を駐車させる駐車場
の駐車場管理装置にかわって、利用者にとって取り扱い
が容易で、管理者にとって保守・運用が容易で、オーナ
ーにとって安価な駐車場管理装置を提供しようとする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る駐車ますに車両を駐車させる駐車場を
管理する駐車場管理装置は、駐車ますに駐車した車両の
出庫を阻止する阻止状態と自由にする自由状態とを択一
的に選択できる車両ロック機構と、駐車ます毎に据え付
けられ合致するキーによってのみオンオフの切り替えが
可能なキースイッチと、車両毎に駐車料金の精算処理を
行う駐車料金精算機と、を備え、前記駐車料金精算機が
駐車ますに駐車した車両の駐車料金の精算処理を行った
後に前記駐車ますに据え付けられた前記キースイッチが
オンオフの切り替えをされると前記車両ロック機構が前
記阻止状態から前記自由状態に変更するものとした。
【0010】上記本発明の構成により、車両ロック機構
が駐車ますに駐車した車両の出庫を阻止する阻止状態と
自由にする自由状態とを択一的に選択でき、キースイッ
チが駐車ます毎に据え付けられ合致するキーによっての
みオンオフの切り替えが可能であり、駐車料金精算機が
車両毎に駐車料金の精算処理を行い、前記駐車料金精算
機が駐車ますに駐車した車両の駐車料金の精算処理を行
った後に前記駐車ますに据え付けられた前記キースイッ
チがオンオフの切り替えをされると前記車両ロック機構
が前記阻止状態から前記自由状態に変更するので、駐車
料金の精算処理の終わった後で、万人が操作を熟知して
いるキー操作により車両ロック機構を切り替えて、車両
を駐車ますから出庫できるようにし、操作の誤りや誤作
動が少なくなる。また、駐車ますの数と同数のキースイ
ッチに汎用の部品を使用することができ、駐車場管理装
置を極めて安価につくることができる。
【0011】さらに、本発明に係る駐車場管理装置は、
駐車ますが固有の駐車ます識別コードを付与され、前記
駐車料金精算機が前記駐車ます識別コードの入力を受け
付けると前記駐車ます識別コードに対応する駐車ますに
駐車する車両の駐車料金の精算処理を行うものとした。
上記本発明の構成により、前記駐車料金精算機が前記駐
車ます識別コードの入力を受け付けると前記駐車ます識
別コードに対応する駐車ますに駐車する車両の駐車料金
の精算処理を行うので、駐車ますの特定が容易かつ簡便
な構造ででき、駐車料金の精算処理の終わったことを確
認した後で、万人が操作を熟知しているキー操作により
車両ロック機構を切り替えて、車両を駐車ますから出庫
できるようにし、操作の誤りや誤作動が少なくなる。
【0012】また、本発明に係る駐車場管理装置は、前
記駐車ます識別コードが前記キーに目視可能に添付さ
れ、駐車料金請求機が駐車ます識別コードを手入力され
るものとした。上記本発明の構成により、前記駐車ます
識別コードが前記キーに目視可能に添付されているの
で、特に駐車ます識別コードを記憶していなくても、前
記駐車料金精算機に前記駐車ます識別コードの入力をす
ることができ、また駐車ますを間違えることがない。
【0013】さらに、本発明に係る駐車場管理装置は、
互いに隣接したN個の駐車ますがひとかたまりとなって
おり、前記キーと前記キースイッチの合致する組み合わ
せがN組以下であるものとした。上記本発明の構成によ
り、前記キーと前記キースイッチの合致する組み合わせ
がN組以下であるので、キーを紛失しても、最多でN種
類のキーを予備として準備しておけば、簡単に補充する
ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、図面を参照して説明する。なお、各図において、共
通する部分には同一の符号を付し、重複した説明を省略
する。
【0015】本発明の実施形態に係る駐車ますに車両を
駐車させる駐車場の駐車場管理装置の構造を説明する。
図1は、本発明の実施形態のシステム構成図である。図
2と図3は、本発明の実施形態の作用説明図である。図
4は、本発明の実施形態の一部構成図である。
【0016】以下、駐車場が複数階の建物内に設置され
た自走式駐車場である場合を例にとり説明する。駐車場
は、駐車ます3に車両2を駐車させるものであり、各階
毎に複数の駐車ます3が設けられる。車両が出入り可能
な出口及び入口が建物の地上部に設けられ、その出口と
入口とが道路と繋がっている。建物の各階には、車両が
走行可能な通路が配置され、その通路に沿って複数の駐
車ます3が配置される。駐車ます3とは、車両が駐車可
能な様に区画された領域である。駐車ます3は、例え
ば、駐車場の床面にペイント表示された枠線とタイヤ止
ブロック等によって車両一台分の駐車スペースに区画さ
れ、車両2を安全且つ整然と駐車させることが可能にな
っている。管理のために、所定の単位の駐車ますがブロ
ック化され、各階毎に複数のブロックがある。
【0017】駐車ます3には固有の駐車ます識別コード
が割り当てられる。駐車ます識別コードは、例えば、階
数とブロックと駐車ますの並びを組み合わせた文字列又
は数字列である。駐車ます識別コードが駐車ますの前床
面にペイントされたり、駐車ます識別コードが視認しや
すい位置(例えば、後述する駐車ますユニット40のキ
ースイッチ42が設けられている位置)に表示され、車
両の利用者が目視で容易に駐車ますを識別できる様にな
っている。駐車場を使用したい車両2は、道路から入口
を経由して駐車場に入り、走行路を自走し、空いている
駐車ます3に入り駐車をすることができる。車両の利用
者は、車両から下りた際に、駐車ますの駐車ます識別コ
ードを目視で確認でき、さらに後述するキー50に添付
された文字列又は数字列により駐車ます識別コードを確
認できる。出庫する際は、車両2は、駐車ます3から出
て、走行路を自走して、駐車場の出口から道路へ出るこ
とができる。
【0018】駐車場管理装置1は、駐車ます3に車両2
を駐車させる駐車場を管理するものであり、主制御装置
10と駐車料金精算機20と各階制御装置30と駐車ま
すユニット40とキー50とを備える。
【0019】主制御装置10は、駐車ますの状況(例え
ば、駐車状況、入場時刻、精算時刻等)を監視し、デー
タ(例えば、単位料金時間、定期券等)を設定し、領収
金額を集計するものであり、駐車ますデータ部11と集
計部12とで構成される。駐車ますデータ部11は、任
意の駐車料金体系を入力することで駐車場での時間当た
りの駐車料金を決定する。例えば、低い階にある駐車ま
すの駐車料金を、高い階にある駐車ますの駐車料金より
も高くする。この様に駐車料金を設定すると、車両の利
用者は、利便性が高く駐車料金の高い低い階の駐車ます
に駐車するか、利便性が低く駐車料金が安い高い階の駐
車ますに駐車するかを、都合により選択することができ
る。車両が駐車場の各階に均等に散らばって駐車するの
で、特定の階の駐車ますだけが満杯になることを避ける
ことができ、利用者は快適に駐車場を利用でき、駐車場
の利用の回転率が向上し、駐車料金の売り上げが向上す
る。集計部12は、後述する駐車料金精算機20と通信
によりデータを交換し、駐車時間と時間当たり駐車料金
と定期券等の情報を加味して駐車料金を決定し、駐車料
金精算機20の精算した駐車料金を集計する。主制御装
置10は、集計部12の集計情報により特定駐車ますの
精算が完了を確認すると、後述する該当する各階制御装
置30に特定駐車ますの精算完了信号を送る。
【0020】駐車料金精算機20は、駐車場の利用者4
の駐車料金の精算要求に応答して駐車料金の精算処理を
おこなうもので、サービス券や定期券に対応した処理を
行う。利用者が例えばテンキーにより駐車ますに割り当
てられた駐車ます識別コードを手入力すると、精算処理
を開始する。または、利用者がキー50を駐車料金精算
機20の窓口に挿入すると、駐車料金精算機20が識別
コード認識手段(例えば、画像処理装置)により駐車ま
す識別コードを読み取り、駐車ます識別コードが入力さ
れると、精算処理を開始する。駐車料金精算機20は、
主制御装置10の集計部12と通信によりデータを交換
し、駐車料金の請求を利用者に対しておこなう。利用者
が、現金、サービス券または定期券、その他の手段によ
り駐車料金の支払いをおこなう。駐車料金精算機20
は、精算処理が完了すると精算データを主制御装置10
の集計部12へ送る。
【0021】各階制御装置30は、主制御装置10から
のデータを基に担当する階の駐車ますの駐車ますユニッ
トの動作、通信を総括するものであって、各階に設置さ
れる制御装置である。各階制御装置30は、駐車ます制
御部31と担当する階にある複数のブロック毎に割り当
てられたます管理用端末32とを有する。駐車ます制御
部31は、各ブロック毎にます管理用端末32を経由し
て複数の駐車ますユニット40を制御する。
【0022】駐車ますユニット40は、各階制御装置3
0からの指令をうけて駐車ますを管理するもので、駐車
ます毎に設けられ、在車センサ41とキースイッチ42
と車両ロック装置43とを有する。在車センサ41は、
駐車ます3に車両2が在席しているか否かを検知するセ
ンサであり、例えば、駐車ます3の床に据付けられたル
ープコイル式の車両検知器である。在車センサ41が、
駐車ます3への入庫や駐車ます3からの出庫を検知する
と、駐車ますユニット40は、各階制御装置30へデー
タを送る。キースイッチ42は、駐車ます毎に据え付け
られ合致するキーによってのみオンオフの切り替えが可
能なスイッチであり、例えばキーによって回転する回転
スイッチである。キーを錠に差し込み、キーとキースイ
ッチ42とが合致していれば、回転スイッチが回転で
き、電気接点がオンオフの切り替えをする。
【0023】隣合う駐車ます3のキースイッチ42とキ
ー50の組み合わせが異なる様にするのが好ましい。こ
の様にすると、利用者が誤って隣の駐車ます3のキース
イッチ42にキー50を挿しても回転スイッチが回転せ
ず。利用者が自分の誤操作に気がつく。キー50とキー
スイッチ42の合致する組み合わせは、駐車場の駐車ま
すの総数の半分以下である。さらに、互いに隣接したN
個の駐車ますがひとかたまりとなっている場合に、キー
50とキースイッチ42の合致する組み合わせはN組以
下であるのが好ましい。さらに、その組み合わせはいわ
ゆる向こう三軒両隣の駐車ますの総数である6個以下で
あるのが好まし。またさらに、その組み合わせは隣合う
駐車ますの総数である3組であるのがより好ましい。車
両ロック装置43は、駐車ますに駐車した車両の出庫を
阻止する阻止状態と自由にする自由状態とを択一的に選
択できる機構であり、例えば、天井に設けられバーを水
平に持ち上げた状態(自由状態に相当する。)から下方
に向いた状態(阻止状態に対応する。)へ傾動すること
で、駐車ます3からの車両2の発進を妨げて車両をロッ
クする起倒バー方式の機構である。駐車料金精算機20
が駐車ます3に駐車した車両2の駐車料金の精算処理を
行った後に駐車ます3に据え付けられたキースイッチ4
2がオンオフの切り替えをされると車両ロック機構43
が阻止状態から自由状態に変更する様になっている。
【0024】キー50は、合致するキースイッチ42を
オンオフの切り替えをすることのできる鍵であり、例え
ば、キースイッチがシリンダー式錠のついた回転スイッ
チであれば、キーはシリンダ式鍵である。キー50に
は、対応付けがされた駐車ます3の駐車ます識別コード
が目視可能に添付され、例えば、握り部に駐車ます識別
コードである文字列または数字列が印刷されている。キ
ー50は、印刷された数列である駐車ます識別コードを
持った駐車ます2に設けられたキースイッチ42に合致
する。
【0025】次に、本願発明の実施形態の作用を、図を
基に、説明する。図2は入場の手順に沿った説明図であ
り、図3は出場の手順に沿った説明図である。図示する
車両ロック装置は、床面からせり上がって車両の後輪の
乗り越えを不可能にする形式のものである。
【0026】入場の手順 (A)利用者4が車両2を駐車ます3に入庫する。在車
センサ41が駐車ます3のある車両2を検知し、駐車ま
すユニット40を介してを各階制御装置30へ連絡す
る。利用者4が車両2から降車する。 (B)利用者4が、駐車ますユニット40の音声指示ま
たは表示器(例えば、LEDでできた表示器)に表示さ
れた指示に促されて、キースイッチ42からキー50を
抜く。キー50を抜く際に、例えば、「解除」から「ロ
ック」へ回すと車両ロック装置43が阻止状態になり、
車両2が駐車ます3から出庫できなくなる。 (C)利用者4は、キー50を所持したまま、駐車場か
ら退場する。
【0027】出場の手順 (D)利用者4が、各階に設けられた駐車料金精算機2
0のテンキーにより駐車ます識別コードを手入力する。
この際、利用者4は、所持するキー50に添付された文
字列または数字列により自分の車両の置いてある駐車ま
す3の駐車ます識別コードを目視で確認しつつ、手入力
できるので、入力誤りを起こさない。主制御装置10
は、駐車料金精算機20からのデータを基に駐車料金を
計算する。利用者4が駐車料金精算機20の指示により
精算を完了すると、主制御装置10は、精算完了信号を
各階制御装置30へ送る。この際、利用者4がキー50
を紛失している場合でも、駐車ます識別コードを記憶し
てさえいれば、テンキーにより駐車ます識別コードを手
入力して、精算を行うことができる。
【0028】(E)利用者4が、車両2の止めてある駐
車ます3へ行き、駐車ますユニット40のキースイッチ
42へキー50を挿入し、キースイッチ50をオンオフ
する。例えば、キースイッチ50を「ロック」から「解
除」へ回転させると、キースイッチ50がオンオフの切
り替えをする。この際に、最も誤りやすい隣の駐車ます
3のキースイッチ52へキー50を挿入すると、キース
イッチ(回転スイッチ)が回転しないので、自分が誤っ
たキースイッチ42を選択しことに即座に気づくことが
出来る。利用者4がキー50を紛失している場合は、駐
車場の管理者がマスターキーによりキースイッチ42を
回転させる。さらに、駐車場の管理者が予備のキー50
からキースイッチ42に合致するキーを探しだし、キー
スイッチ(回転スイッチ)52にさしておく。キー50
とキースイッチ42の合致する組み合わせが駐車ますの
総数以下、N個以下、6個以下または3個であるので、
管理者は最多でその数の種類のキーを予備に持っていれ
ば、すぐさまキー50を補充できる。
【0029】(F)駐車ますユニット40は、各階制御
装置30経由で精算完了信号を受け取っているので、キ
ースイッチ50がオンオフの切り替えをしたのと同時
に、車両ロック装置43を自由状態にかえる。利用者4
は、車両2が自由に出庫できる状態になったのを確認
し、車両2を出庫させる。
【0030】上述の実施形態の駐車場管理装置を用いれ
ば、万人が操作方法を知っているキーによる操作により
駐車ますでの入庫と出庫ができるので、操作に誤りがな
い。また、キーとキースイッチの組み合わせにより駐車
ますユニットを操作するので、キーによりキースイッチ
がオンオフできないときに駐車ますを間違えたことに即
座に気づくことができる。また、利用者がキーを紛失し
ても、マスターキーにより駐車ますユニットを操作でき
る。また、利用者がキーを紛失しても、簡単に予備のキ
ーで補充することができる。また、キーに駐車ます識別
コードを添付されているので、駐車ます識別コードを特
に覚えておく必要がない。また、駐車ますの数と同数の
駐車ますユニットを構成する部品が、一般的な制御盤用
の安価な部品でだけで構成することができるので、駐車
場制御装置の全体価格を下げることができる。また、キ
ースイッチを使用するので、車両が走行する埃の多い環
境でも確実に機能するので、保守管理が容易である。ま
た、利用者がキーを落として泥だらけにしても、簡単に
ふき取るだけで確実に機能する。
【0031】本発明は以上に述べた実施形態に限られる
ものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で各種の変
更が可能である。説明では、自走式駐車場での適用例を
説明したがこれに限定されず、例えば、機械式駐車装置
に適用しても良い。また、1つの駐車ますは1台の車両
が駐車できる領域を有しているとして説明したが、これ
に限定されず例えば、1つの駐車ますが複数の車両を駐
車させる領域を有していてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明の駐車ますに
車両を駐車させる駐車場を管理する駐車場管理装置は、
その構成により、以下の効果を有する。キースイッチを
採用したので、駐車料金の精算処理の終わった後で、万
人が操作を熟知しているキー操作により車両ロック機構
を切り替えて、車両を駐車ますから出庫できるように
し、操作の誤りや誤作動が少なくなる。また、駐車ます
の数と同数のキースイッチに汎用のキースイッチを使用
することができ、駐車場管理装置を極めて安価につくる
ことができる。また、駐車ます識別コードの入力で駐車
料金精算機が精算処理を行なうので、駐車料金の精算処
理の終わったことを確実に確認した後で、万人が操作を
熟知しているキー操作により車両ロック機構を切り替え
て、車両を駐車ますから出庫できるようにし、操作の誤
りや誤作動が少なくなる。また、駐車ます識別コードが
前記キーに目視可能に添付され、駐車料金請求機が駐車
ます識別コードを手入力されるので、特に駐車ます識別
コードを記憶していなくても、前記駐車料金精算機に前
記駐車ます識別コードの入力をすることができ、また駐
車ますを間違えることがない。また、前記キーと前記キ
ースイッチの合致する組み合わせがN組以下であるの
で、キーを紛失しても、最多でN種類のキーを予備に準
備しておけば、簡単に補充することができる。従って、
利用者にとって取り扱いが容易で、管理者にとって保守
・運用が容易で、オーナーにとって安価な駐車場管理装
置を提供できる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシステム構成図である。
【図2】本発明の実施形態の作用説明図である。
【図3】本発明の実施形態の作用説明図である。
【図4】本発明の実施形態の一部構成図である。
【符号の説明】
1 駐車場管理装置 2 車両 3 駐車ます 4 利用者 10 主制御装置 11 駐車ますデータ部 12 集計部 20 駐車料金精算機 30 各階制御装置 31 駐車ます制御部 32 ます管理用端末 40 駐車ますユニット 41 在車センサ 42 キースイッチ 43 車両ロック装置 50 キー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小倉 雄司 東京都千代田区大手町二丁目2番1号 石 川島播磨重工業株式会社本社内 Fターム(参考) 3E027 EA03 EB01 EC07 5H180 AA01 CC18 CC23 EE10 KK01 KK06

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駐車ますに車両を駐車させる駐車場を管
    理する駐車場管理装置であって、駐車ますに駐車した車
    両の出庫を阻止する阻止状態と自由にする自由状態とを
    択一的に選択できる車両ロック機構と、駐車ます毎に据
    え付けられ合致するキーによってのみオンオフの切り替
    えが可能なキースイッチと、車両毎に駐車料金の精算処
    理を行う駐車料金精算機と、を備え、前記駐車料金精算
    機が駐車ますに駐車した車両の駐車料金の精算処理を行
    った後に前記駐車ますに据え付けられた前記キースイッ
    チがオンオフの切り替えをされると前記車両ロック機構
    が前記阻止状態から前記自由状態に変更することを特徴
    とする駐車場管理装置。
  2. 【請求項2】駐車ますが固有の駐車ます識別コードを付
    与され、前記駐車料金精算機が前記駐車ます識別コード
    の入力を受け付けると前記駐車ます識別コードに対応す
    る駐車ますに駐車する車両の駐車料金の精算処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の駐車場管理装置。
  3. 【請求項3】前記駐車ます識別コードが前記キーに目視
    可能に添付され、駐車料金請求機が駐車ます識別コード
    を手入力されることを特徴とする請求項2に記載の駐車
    場管理装置。
  4. 【請求項4】互いに隣接したN個の駐車ますがひとかた
    まりとなっており、前記キーと前記キースイッチの合致
    する組み合わせがN組以下であることを特徴とする請求
    項1乃至請求項3に記載の駐車場管理装置。
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