JP2003196740A - 金銭収納装置 - Google Patents

金銭収納装置

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JP2003196740A JP2001390778A JP2001390778A JP2003196740A JP 2003196740 A JP2003196740 A JP 2003196740A JP 2001390778 A JP2001390778 A JP 2001390778A JP 2001390778 A JP2001390778 A JP 2001390778A JP 2003196740 A JP2003196740 A JP 2003196740A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の引出部材の操作性の向上を図る。 【解決手段】 本体ケース2内に引き出し可能に積層さ
れて収納された第1、第2引出部材4、5のうち、第1
引出部材4を本体ケース2に対し施錠するシリンダ錠2
3と、第1引出部材4を引き出しているときに第2引出
部材5を本体ケース2に対しロックするロック部材27
とを備えた。従って、第1、第2引出部材4、5にそれ
ぞれシリンダ錠23を設ける必要がなく、第1引出部材
4にシリンダ錠23を設け、このシリンダ錠23を解錠
したときに、第2引出部材5に設けられたロック部材2
7を操作することができ、これにより第1、第2引出部
材4、5の施錠および解錠操作性の向上を図ることがで
き、使い勝手の良いものを得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子レジスタの
ドロア装置などの金銭収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電子レジスタにおいては、金銭
を収納する金銭収納装置として、ドロア装置を備えてい
る。このドロア装置は、レジスタ本体の下に配置される
筐体を備え、この筐体内に金銭を収納する引出部材が引
き出し可能に収納され、この引出部材に設けられたシリ
ンダ錠によって引出部材を筐体に対し施錠するように構
成されている。この場合、引出部材は、硬貨や紙幣を種
類ごとに収納するために、その内部が複数の収納部に仕
切られている。
【0003】このようなドロア装置では、電子レジスタ
の設置スペースに制約があるため、筐体内に収納される
引出部材の大きさも必然的に制限されることになり、こ
のため収納可能な金銭の種類にも制約が生じ、金銭以外
の帳票や商品券などの紙葉類を収納することができない
という問題がある。このような問題を解消するために、
従来のドロア装置では、筐体内に複数の引出部材を積層
させて収納することにより、金銭や紙葉類の種類を豊富
に収納できるようしたものが開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のドロア装置では、複数の引出部材にそれぞれ
シリンダ錠を設け、これらシリンダ錠によって各引出部
材をそれぞれ筐体に対し施錠する構造を採用すると、各
引出部材を別々に施錠したり解錠したりしなければなら
ず、その操作が面倒で煩わしく、使い勝手が悪いという
問題がある。
【0005】この発明の課題は、複数の引出部材の施錠
および解錠操作性の向上を図ることである。また、この
発明の他の課題は、複数の引出部材の施錠および解錠操
作性を向上させるほか、紙葉類の収納作業性の向上をも
図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決するために、次のような構成要素を備えている。な
お、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明さ
れる各要素に付された図面の参照番号などを括弧と共に
付す。請求項1に記載の発明は、図1〜図5に示すよう
に、筐体(1)内に複数の引出部材(第1、第2引出部
材4、5)をそれぞれ引き出し可能に積層させて収納し
た金銭収納装置であって、前記複数の引出部材のうち、
所定の引出部材(第1引出部材4)を前記筐体に対し解
錠可能に施錠する施錠部材(シリンダ錠23)と、この
施錠部材が解錠されて前記所定の引出部材が引き出され
ているときに他の引出部材(第2引出部材5)を前記筐
体に対しロック解除可能にロックするロック部材(2
7、40)とを備えたことを特徴とする金銭収納装置で
ある。
【0007】この発明によれば、施錠部材を解錠して所
定の引出部材を引き出した状態で、ロック部材による他
の引出部材のロックを解除した場合には、所定の引出部
材を施錠しても、他の引出部材を引き出し操作すること
ができ、また所定の引出部材を引き出した状態で、ロッ
ク部材により他の引出部材をロックした場合には、所定
の引出部材を引き出し操作することができても、他の引
出部材を引き出し操作できないようにすることができ
る。このため、従来例のように複数の引出部材にそれぞ
れ施錠部材を設ける必要がなく、所定の引出部材に施錠
部材を設け、この施錠部材を解錠したときに、他の引出
部材に設けられたロック部材を操作することができ、こ
れにより複数の引出部材の施錠および解錠操作性の向上
を図ることができ、使い勝手の良いものを得ることがで
きる。
【0008】請求項2に記載の記載の発明は、図4およ
び図5に示すように、前記所定の引出部材(第1引出部
材4)が引き出されている状態で前記他の引出部材(第
2引出部材5)を前記ロック部材(40)でロックする
際、前記ロック部材による前記他の引出部材のロックが
不完全な場合に、前記筐体(1)内への前記所定の引出
部材の収納を阻止する規制部(操作規制レバー45)を
備えていることを特徴とする金銭収納装置である。この
発明によれば、ロック部材が他の引出部材を完全にロッ
クした状態のときに、所定の引出部材が規制部によって
規制されることがなく、所定の引出部材を筐体内に確実
に収納することができ、また他の引出部材のロックが不
完全な状態のときには、所定の引出部材が規制部によっ
て規制され、所定の引出部材を筐体内に収納することが
できないため、他の引出部材のロック状態が不完全であ
ることを知ることができ、これにより安全性の高いもの
を得ることができる。
【0009】また、請求項3に記載の発明は、図6〜図
9に示すように、筐体(1)内に複数の引出部材(第1
引出部材4、60、第2引出部材5)をそれぞれ引き出
し可能に積層させて収納した金銭収納装置であって、前
記複数の引出部材のうち、所定の引出部材(第1引出部
材4、60)に設けられ且つ前記筐体に対し前記所定の
引出部材を施錠するのと同時に他の引出部材(第2引出
部材5)をもロックする施錠手段(シリンダ錠23およ
びロック部50、またはシリンダ錠55)と、前記複数
の引出部材が収納されている状態で、少なくとも何れか
の引出部材に紙葉類を挿入するための挿入手段(挿入口
20、26、または第1、第2挿入口66a、67aお
よび第1、第2ガイド口66b、67b)を備えている
ことを特徴とする金銭収納装置である。
【0010】この発明によれば、施錠手段によって所定
の引出部材を施錠すると、これと同時に他の引出部材も
ロックされるので、従来例のように複数の引出部材を別
々に施錠する必要がなく、引出部材の施錠および解錠操
作性の向上を図ることができるほか、複数の引出部材が
閉じられた状態でも、挿入手段により少なくとも複数の
引出部材の何れかに紙葉類を挿入して収納することがで
き、これにより紙葉類の収納作業性の向上をも図ること
ができ、より一層、使い勝手の良いものを得ることがで
きる。
【0011】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]以下、図1〜図
3を参照して、この発明の金銭収納装置の第1実施形態
について説明する。図1はこの発明の金銭収納装置の分
解斜視図、図2はその金銭収納装置の拡大断面図、図3
は図1のA−A矢視における要部の拡大断面図である。
この金銭収納装置は、電子レジスタのドロア装置であ
り、レジスタ本体の下に配置される筐体1を備えてい
る。この筐体1は、本体ケース2と、この本体ケース2
の上部および両側部を覆うカバーケース3とを備えた構
造になっている。本体ケース2は、合成樹脂からなり、
前面部および上部が開放されたほぼ箱状に形成され、そ
の内部に第1引出部材4および第2引出部材5が上下に
積層されて収納されるように構成されている。
【0012】この場合、本体ケース2の前面部2aは、
本体ケース2内に収納された第1、第2引出部材4、5
が本体ケース2の前方に引き出せるように、長方形のほ
ぼ枠状に形成されている。また、本体ケース2の左右の
両側部2c、2dは、前面部2aおよび後面部2bより
も少し低く形成されている。この本体ケース2の両側部
2c、2dの内面には、下段の第1引出部材5をスライ
ド可能に支持する第1ガイド部材6が設けられている。
この第1ガイド部材6は、本体ケース2の両側部2c、
2dに沿って設けられたガイドレール7と、このガイド
レール7の前端部に回転自在に設けられたガイドローラ
8とからなっている。この本体ケース2の底部上におけ
る後部側には、第1引出部材4を押し出すための押出装
置9が設けられている。この押出装置9は、本体ケース
2内に第1引出部材4が押し込まれると、ばね部材10
が圧縮され、この圧縮されたばね部材10をロックし、
且つレジスタ本体のキー操作によって開放指令が与えら
れると、ばね部材10のロックを解除し、圧縮されたば
ね部材10のばね力によって第1引出部材4を押し出す
ように構成されている。
【0013】また、本体ケース2の両側部2c、2d上
には、第2引出部材4をスライド可能に支持する第2ガ
イド部材11が設けられている。すなわち、この第2ガ
イド部材11は、図1に示すように、平板の両側を折り
曲げた構造で、平板部11aの両側にコ字状のレール部
12が互いに対向して設けられ、これらレール部12が
本体ケース2の両側部2c、2dの上端に配置された状
態で、平板部11aの後端両側から突出して設けられた
取付突起13が本体ケース2の両側部2c、2dに設け
られた取付ボス14に取り付けられ、これにより両側の
レール部12が第2引出部材4の両側部をスライド可能
に支持するように構成されている。さらに、本体ケース
2に取り付けられるカバーケース3は、平板の両側を折
り曲げた構造で、平板部3aが本体ケース2の上部つま
り第2ガイド部材11の上方に配置され、且つ両側部3
bが本体ケース2の両側部2c、2dの外側に配置さ
れ、この状態で両側部3bの下端部に設けられた取付片
3cが本体ケース2の下面にビス15により取り付けら
れ、これにより本体ケース2の上部および両側部2c、
2dを覆うように構成されている。
【0014】第1引出部材4は、金銭などを収納するも
のであり、図1に示すように、上部が開放された箱状に
形成され、その内部が硬貨収納部17と紙幣収納部18
とに仕切られている。硬貨収納部17は、硬貨を種類ご
とに収納するもので、第1引出部材4内における手前側
に設けられ、その内部が複数(例えば図1では5つ)に
仕切られている。また、紙幣収納部18は、紙幣を種類
ごとに収納するもので、第1引出部材4内における後部
側に設けられ、その内部が複数(例えば図1では3つ)
に仕切られており、そのそれぞれには紙幣を押える紙押
え部材18aが設けられている。この場合、硬貨収納部
17は、図2に示すように、独立した収納ケースで構成
され、第1引出部材4内における手前側に着脱可能に配
置されている。そして、この硬貨収納部17の下側に
は、図2に示すように、帳票や商品券などの紙葉類ある
いは高額紙幣を収納する補助収納部19が設けられてい
る。また、この第1引出部材4の前面には、第1引出部
材4を本体ケース2内に収納した状態で、補助収納部1
9内に紙葉類や高額紙幣を挿入するためのスリット状の
挿入口20が設けられている。
【0015】また、この第1引出部材4は、図1に示す
ように、その両側面にガイドレール21とガイドローラ
22とが設けられ、このガイドレール21が第1ガイド
部材5のガイドローラ8上を移動し、ガイドローラ22
が第1ガイド部材5のガイドレール7上を転動すること
により、図2に示すように、本体ケース2に対して引き
出し可能に収納されるように構成されている。この第1
引出部材4の前面部2aには、シリンダ錠23が設けら
れている。このシリンダ錠23は、図2に示すように、
第1引出部材4を本体ケース2に対し解錠可能に施錠す
るものであり、第1引出部材4の前面側に鍵穴23aが
露呈して設けられ、裏面側に係止片24が設けられ、こ
の係止片24が第1引出部材4の底部に設けられた孔部
4aを通してその下側に出没可能に突出するように構成
されている。
【0016】すなわち、このシリンダ錠23は、図2に
示すように、第1引出部材4が本体ケース2内に収納さ
れた状態で、鍵穴23aに鍵を差し込んで所定方向に回
すと、これに連動して係止片24が回動し、この係止片
24の先端が第1引出部材4の孔部4aを通して下側に
突出し、この突出した係止片24の先端が本体ケース2
の前面部2aの下部に設けられた係止突起25に係合
し、これにより第1引出部材4を本体ケース2に対し施
錠し、また鍵を逆方向に回して係止片24を回動させる
と、係止片24の先端が本体ケース2の係止突起25か
ら離脱して第1引出部材4内に収納され、これにより本
体ケース2に対する第1引出部材4の施錠を解錠するよ
うに構成されている。
【0017】一方、第2引出部材5は、帳票や商品券な
どの紙葉類を収納するもので、第1引出部材4よりも薄
く形成されており、その前面部における上端部にも、第
2引出部材5を本体ケース2内に収納した状態で、紙葉
類を挿入するための挿入口26が凹部状に切り欠かれて
設けられている。この第2引出部材5には、本体ケース
2に対して第2引出部材5をロックするロック部材27
が設けられている。このロック部材27は、図1および
図3に示すように、第2引出部材5の手前側下面に設け
られたガイド溝28内に、スライド板29が図1におい
て左右方向にスライド可能に配置された構造になってい
る。すなわち、このロック部材27は、スライド板29
を図1において左側にスライドさせたときに、スライド
板29の左端のロック部29aが第2ガイド部材11の
左側のレール部12に設けられた係止孔30に挿入し、
これにより第2引出部材5を本体ケース2に対してロッ
クし、またスライド板29を図1において右側にスライ
ドさせたときに、スライド板29のロック部29aがレ
ール部12の係止孔30から離脱し、これにより本体ケ
ース2に対する第2引出部材5のロックを解除するよう
に構成されている。
【0018】この場合、スライド板29の右側には、図
1に示すように、弾性突起部31が上方に突出して設け
られており、第2ガイド部材11のガイド溝28内にお
ける上面には、図3に示すように、スライド板29のロ
ック部29aがレール部12の係止孔30に挿入したと
きに、弾性突起部31が係脱可能に係合する位置規制凹
部32が設けられている。また、スライド板29の前面
には、図1に示すように、マーク部33が設けられてお
り、第2引出部材5の前面部には、スライド板29のス
ライド動作に応じてマーク部33が対応する第1、第2
表示孔34、35が設けられている。すなわち、第1表
示孔34は、スライド板29のロック部29aがレール
部12の係止孔30に挿入したときに、スライド板29
のマーク部33が対応してロック状態を示すように構成
されている。また、第2表示孔35は、スライド板29
のロック部29aがレール部12の係止孔30から離脱
したときに、スライド板29のマーク部33が対応して
ロック解除状態を示すように構成されている。
【0019】次に、このような金銭収納装置の作用につ
いて説明する。まず、第1、第2引出部材4、5を本体
ケース2内に収納し、この状態でシリンダ錠23を施錠
する場合には、シリンダ錠23の鍵穴23aに鍵を差し
込んで所定方向に回すと、これに連動して係止片24が
回動し、この係止片24の先端が第1引出部材4の孔部
4aを通して下側に突出し、この突出した係止片24が
本体ケース2の係止突起25に係合するので、第1引出
部材4を本体ケース2に対して施錠することができる。
また、この状態でシリンダ錠23を解錠する場合には、
シリンダ錠23の鍵穴23aに鍵を差し込んで逆方向に
回すと、係止片24が回動してその先端が本体ケース2
の係止突起25から離脱して第1引出部材4内に収納さ
れるので、本体ケース2に対する第1引出部材4の施錠
を解除することができ、これにより第1引出部材4が本
体ケース2内から引き出し可能な状態になる。この状態
では、レジスタ本体のキー操作によって押出装置9に開
放指令が与えられると、ばね部材10のロックが解除さ
れ、圧縮されたばね部材10のばね力によって第1引出
部材4が押し出される。
【0020】このようにして、第1引出部材4が引き出
された場合には、第2引出部材5の手前側下面に設けら
れたロック部材27を操作することができ、これにより
本体ケース2に対する第2引出部材5のロックおよびロ
ック解除を行うことができる。例えば、ロック部材27
のスライド板29を図1において左側にスライドさせる
と、このスライド板29のロック部29aが第2ガイド
部材11の係止孔30に挿入するので、第2引出部材5
を本体ケース2に対してロックすることができる。この
状態では、スライド板29の弾性突起部31が第2ガイ
ド部材11の位置規制凹部32に係合するので、スライ
ド板29が勝手にスライドしないようにスライド板29
を確実に位置規制することができる。また、このときに
は、スライド板29のマーク部33が第1表示孔34に
対応してロック状態を示すので、本体ケース2の外部か
らロック状態を確認することができる。
【0021】また、スライド板29を図1において右側
にスライドさせて、スライド板29の弾性突起部31を
第2ガイド部材11の位置規制凹部32から離脱させた
上、スライド板29のロック部29aを第2ガイド部材
11の係止孔30から離脱させると、本体ケース2に対
する第2引出部材5のロックを解除することができる。
この状態では、スライド板29のマーク部33が第2表
示孔35に対応してロック解除状態を示すので、本体ケ
ース2の外部からロック解除状態を確認することができ
る。
【0022】このように、この金銭収納装置によれば、
シリンダ錠23を解錠して第1引出部材4を本体ケース
2内から引き出した状態で、ロック部材27による第2
引出部材5のロックを解除した場合には、第1引出部材
4を収納して施錠しても、第2引出部材5を自由に引き
出し操作することができ、また第1引出部材4を引き出
した状態でロック部材27によって第2引出部材5をロ
ックした場合には、第1引出部材4を引き出し操作する
ことができても、第2引出部材5を引き出し操作できな
いようにすることができる。このため、第1、第2引出
部材4、5にそれぞれシリンダ錠23を設ける必要がな
く、第1引出部材4にシリンダ錠23を設け、このシリ
ンダ錠23による第1引出部材4の施錠を解錠したとき
に、第2引出部材5に設けられたロック部材27を操作
することができ、しかもロック部材27のロック操作が
スライド板29をスライドさせるだけの簡単な操作であ
るから、シリンダ錠23を操作する場合に比べて容易に
操作することができ、これにより第1、第2引出部材
4、5の施錠および解錠の操作性の向上を図ることがで
き、使い勝手の良いものを得ることができる。
【0023】また、この金銭収納装置によれば、ロック
部材27のスライド板29に弾性突起部31を設け、第
2ガイド部材11のガイド溝28に位置規制凹部32を
設けたので、スライド板29をスライドさせて第2引出
部材5をロックしたときに、弾性突起部31を位置規制
凹部32に係合させることができ、これによりスライド
板29が勝手にスライドしてロックが解除されないよう
にすることができる。また、この状態では、スライド板
29のマーク部33が第2引出部材5の第1表示孔34
に対応してロック状態を示するので、この第1表示孔3
4を通して第2引出部材5がロック状態であることを確
認することができ、これによっても使い勝手が良い。
【0024】さらに、この金銭収納装置によれば、第2
引出部材5を本体ケース2内に収納してロック部材27
によりロックし、且つこの状態で第1引出部材4を本体
ケース2内に収納してシリンダ錠23で施錠することに
より、第1、第2引出部材4、5の両方を収納した場合
でも、第1引出部材4の前面部に設けられた挿入口20
から帳票や商品券などの紙葉類または高額紙幣を挿入し
て第1引出部材4の補助収納部19内に収納することが
できると共に、第2引出部材5の前面部に設けられた挿
入口26から帳票や商品券などの紙葉類を挿入して第2
引出部材5内に収納することができる。このため、第
1、第2引出部材4、5が引き出されていても、また収
納されていても、自由に紙葉類や高額紙幣を収納するこ
とができ、これによっても使い勝手が良い。
【0025】なお、上記第1実施形態では、ロック部材
27のスライド板29の左端部に設けられたロック部2
9aを第2ガイド部材11の係止孔30に挿入させてス
ライド板29の片側のみで第2引出部材5をロックする
ように構成したが、これに限らず、スライド板を左右2
つのスライド片に分割し、その両方のスライド片で第2
引出部材5をロックするように構成しても良い。この場
合には、左右に分割されたスライド片を連結機構で相反
する方向に移動させるように連結し、一方のスライド片
を移動させることにより、他方のスライド片を連結機構
で相反する方向に移動させれば良い。このような連結機
構としては、一対のラック間にピニオンを配置した歯車
機構、あるいはリンク機構を用いれば良い。また、この
場合には、一方のスライド片に操作ツマミを設ければ、
容易にスライド片をスライド操作することができる。
【0026】[第2実施形態]次に、図4および図5を
参照して、この発明の金銭収納装置の第2実施形態につ
いて説明する。なお、図1〜図3に示された第1実施形
態と同一部分には同一符号を付して説明する。この金銭
収納装置は、第2引出部材5を本体ケース2に対してロ
ックするロック部材40が第1実施形態と異なる構造
で、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になってい
る。すなわち、このロック部材40は、第2引出部材5
の前面部の内側にビス40aにより取り付けられた取付
板41と、この取付板41と第2引出部材5の前面部と
の間に位置して取付板41に軸41aにより回転可能に
取り付けられた回転板42と、この回転板42に設けら
れて第2ガイド部材11の下面に設けられた係止孔43
に係脱可能に係合するロック片44と、回転板42に設
けられて回転操作に応じて第2引出部材5の開口部49
から下方に出没する操作規制レバー45とからなってい
る。
【0027】この操作規制レバー45は、図4に示すよ
うに、ロック片44が第2ガイド部材11の係止孔43
に係合した状態のときに、第2引出部材5の開口部49
から下方に突出することなく、回転板42の左下側に傾
斜した状態で位置し、またこの状態で回転板42が図4
において反時計回りに回転し、図5に2点鎖線で示すよ
うに、ロック片44の一部が係止孔43から離脱したと
きに、第2引出部材5の開口部49から下方に突出して
第1引出部材4の前面部および硬貨収納部17に当接可
能な状態になり、更に回転板42が回転して、図5に実
線で示すように、ロック片44が係止孔43から完全に
離脱したときに、第2引出部材5の開口部49から下方
に突出することなく、回転板42の右下側に傾斜した状
態で位置するように構成されている。
【0028】また、第2引出部材5の前面部には、確認
窓部46が回転板42に対応して設けられており、この
回転板42には、第2引出部材5のロック状態を示す第
1マーク部47と、ロック解除状態を示す第2マーク部
48とが確認窓部46に対応するように設けられてい
る。すなわち、第1マーク部47は、例えば赤色で表示
され、ロック部材40のロック片44が第2ガイド部材
11の係止孔43に完全に係合した状態のときに、確認
窓部46に対応するように設けられている。また、第2
マーク部48は、第1マーク部47と異なる色、例えば
青色で表示され、ロック片44が係止孔43から完全に
離脱したときに、確認窓部46に対応するように設けら
れている。
【0029】このような金銭収納装置では、第1実施形
態と同様、シリンダ錠23を解錠して第1引出部材4を
本体ケース2内から引き出すと、第2引出部材5の手前
側下面に設けられたロック部材40の操作規制レバー4
5を操作することができ、これにより本体ケース2に対
する第2引出部材5のロックおよびロック解除を行うこ
とができる。すなわち、ロック部材40の操作規制レバ
ー45を操作して回転板42を図4において時計回りに
回転させると、この回転板42に設けられたロック片4
4が第2ガイド部材11の係止孔43に係合するので、
第2引出部材5を本体ケース2に対してロックすること
ができる。このときには、回転板42の第1マーク部4
7が第2引出部材5の確認窓部46に対応するので、こ
の確認窓部46を通して本体ケース2の外部からロック
状態を赤色で確認できる。また、この状態では、図4に
示すように、操作規制レバー45が第2引出部材5の開
口部49から下方に突出することなく、回転板42の左
下側に位置しているので、第1引出部材4を引き出し操
作することができる。
【0030】また、ロック部材40の操作規制レバー4
5を操作して、図5に実線で示すように回転板42を反
時計回りに回転させると、操作規制レバー45が第2引
出部材5の開口部49から下方に突出して移動した後、
回転板42のロック片44が第2ガイド部材11の係止
孔43から完全に離脱するので、本体ケース2に対する
第2引出部材5のロックを解除することができる。この
ときには、回転板42の第2マーク部48が第2引出部
材5の確認窓部46に対応するので、この確認窓部46
を通して本体ケース2の外部からロック解除状態を青色
確認することができる。この状態でも、図5に実線で示
すように、操作規制レバー45が第2引出部材5の開口
部49から下方に突出することなく、回転板42の右下
側に位置しているので、第1引出部材4を引き出し操作
することができる。
【0031】さらに、ロック部材40の操作規制レバー
45を操作して第2引出部材5を本体ケース2に対して
ロックする際、図5に2点鎖線で示すように、ロック片
44の一部のみを係止孔43に係合させたときには、操
作規制レバー45が第2引出部材5の開口部49から下
方に突出した状態となり、この操作規制レバー45に第
1引出部材4の前面部および硬貨収納部17が当接可能
になるため、第1引出部材4を引き出し操作することが
できず、第1引出部材4を本体ケース2内に収納するこ
とができない。これにより、ロック部材40による第2
引出部材5のロックが不完全であることを確認すること
ができる。なお、このときには、第1、第2マーク部4
7、43の何れも、第2引出部材5の確認窓部46に対
応していないため、これによっても第2引出部材5のロ
ックが不完全であることを知ることができる。
【0032】このように、この金銭収納装置によれば、
第1実施形態と同様、第1引出部材4を引き出した状態
で、ロック部材40による第2引出部材5のロックを解
除した場合には、第1引出部材4を施錠しても、第2引
出部材5を引き出し操作することができ、またこの状態
でロック部材40により第2引出部材5をロックした場
合には、第1引出部材4を引き出し操作することができ
ても、第2引出部材5を引き出し操作できないようにす
ることができ、しかもロック部材40の操作規制レバー
45を操作して回転板42を回転させるだけであるか
ら、第1実施形態と同様、ロック操作が簡単であり、こ
のため第1、第2引出部材4、5の施錠および解錠の操
作性を向上させることができ、使い勝手の良いものを得
ることができる。特に、ロック部材40による第2引出
部材5のロックが不完全な状態のときには、ロック部材
40の操作規制レバー45によって、第1引出部材4の
引き出し操作が阻止され、第1引出部材4を本体ケース
2内に収納することができないため、第2引出部材5の
ロック状態が不完全であることを知ることができ、これ
により安全性の高いものを得ることができる。
【0033】[第3実施形態]次に、図6を参照して、
この発明の金銭収納装置の第3実施形態について説明す
る。この場合にも、図1〜図3に示された第1実施形態
と同一部分には同一符号を付して説明する。この金銭収
納装置は、第1実施形態のロック部材27に代えて第2
引出部材5の後端部にロック部50を設けた構造で、こ
れ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。す
なわち、ロック部50は、図6に示すように、第2引出
部材5の後端部から第1引出部材4の後端部の後方に延
出され、この延出した部分が常に第1引出部材4の後端
部と押出装置9のばね部材10との間に位置するように
構成されている。なお、この場合にも、図1に示すよう
に、第1引出部材4の前面部には、帳票や商品券などの
紙葉類または高額紙幣を第1引出部材4内の補助収納部
19に挿入するための挿入口20が設けられており、ま
た第2引出部材5の前面部にも、帳票や商品券などの紙
葉類を第2引出部材5内に挿入するための挿入口26が
設けられている。
【0034】このような金銭収納装置では、第2引出部
材5に設けられたロック部50が常に第1引出部材4の
後端部と押出装置9のばね部材10との間に位置してい
るので、第1引出部材4を本体ケース内に押し込むと、
第1引出部材4の後端部が第2引出部材5のロック部5
0を押圧し、第2引出部材5をも同時に本体ケース2内
に押し込むことができ、これにより第1引出部材4の後
端部がロック部50を介して押出装置9のばね部材10
を圧縮させた状態で、第1、第2引出部材4、5を本体
ケース2内に収納することができる。この状態で、第1
引出部材4の前面部に設けられたシリンダ錠23で第1
引出部材4を本体ケース2に対して施錠すると、第2引
出部材5も同時に本体ケース2内にロックされる。ま
た、第1、第2引出部材4、5が本体ケース2内に収納
された状態で、シリンダ錠23を解錠すると、第1引出
部材4が引き出し可能な状態になるので、レジスタ本体
のキー操作によって押出装置9に開放指令が与えられる
と、ばね部材10のロックが解除され、圧縮されたばね
部材10のばね力によって第1引出部材4がロック部5
0を介して押し出されるため、第2引出部材5も同時に
押し出される。
【0035】このように、この金銭収納装置によれば、
第1、第2引出部材4、5を別々に施錠する必要がな
く、シリンダ錠23によって第1引出部材4を施錠する
ことにより、これと同時に第2引出部材5をも同時にロ
ックすることができるので、第1実施形態のものより
も、第1、第2引出部材4、5の施錠および解錠操作性
の向上を図ることができ、より一層、使い勝手の良いも
のを得ることができる。また、この金銭収納装置におい
ても、第1実施形態と同様、第1、第2引出部材4、5
にそれぞれ紙葉類や高額紙幣を挿入するための挿入口2
0、26が設けられているので、第1、第2引出部材
4、5が引き出されていても、また収納されていても、
自由に紙葉類や高額紙幣を収納することができる。
【0036】[第4実施形態]次に、図7および図8を
参照して、この発明の金銭収納装置の第4実施形態につ
いて説明する。この場合にも、図1〜図3に示された第
1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この金銭収納装置は、第1引出部材4の前面部に設けら
れたシリンダ錠55で第1、第2引出部材4、5を本体
ケース2に対し解錠可能に施錠する構造で、これ以外は
第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。
【0037】すなわち、このシリンダ錠55は、図7お
よび図8に示すように、第1引出部材4の前面側に鍵穴
55aが露呈して設けられ、第1引出部材4の裏面側に
第1、第2係止片56、57が設けられ、鍵穴55aに
鍵を差し込んで所定方向に90°回すと、第1、第2係
止片56、57がそれぞれ図8において時計回りに90
°回動して、第1係止片56が本体ケース2の前面部の
下部に設けられた係止突起25に係合すると共に、第2
係止片57が第2引出部材5の前面部の下部に設けられ
た係止孔58に挿入するように構成されている。
【0038】この場合、第2係止片57の先端部には、
図8に示すように、マーク部57aが設けられており、
第2引出部材5の前面部には、第2係止片57が第2引
出部材5の係止孔58に挿入したときに、第2係止片5
7のマーク部57aが対応する確認孔59が設けられて
いる。なお、この場合にも、図1に示すように、第1引
出部材4の前面部には、帳票や商品券などの紙葉類また
は高額紙幣を第1引出部材4内の補助収納部19に挿入
するための挿入口20が設けられており、また第2引出
部材5の前面部にも、帳票や商品券などの紙葉類を第2
引出部材5内に挿入するための挿入口26が設けられて
いる。
【0039】このような金銭収納装置では、第1、第2
引出部材4、5を本体ケース2内に収納した状態で、シ
リンダ錠55の鍵穴55aに鍵を差し込んで所定方向に
90°回すと、第1、第2係止片56、57が図8にお
いて時計回りに90°回動して、図7に示すように、第
1係止片56が本体ケース2の係止突起25に係合する
と共に、第2係止片57が第2引出部材5の係止孔58
に挿入して係合するので、第1、第2引出部材4、5を
本体ケース2に対して同時に施錠することができる。ま
た、鍵を逆方向に90°回すと、第1、第2係止片5
6、57が図8において反時計回りに90°回動して、
第1係止片56が本体ケース2の係止突起25から離脱
すると共に、第2係止片57が第2引出部材5の係止孔
58から離脱するので、本体ケース2に対する第1、第
2引出部材4、5の施錠を同時に解錠することができ
る。この状態では、第1、第2引出部材4、5をそれぞ
れ別々に引き出し操作することができる。
【0040】このように、この金銭収納装置において
も、第1、第2引出部材4、5を別々に施錠する必要が
なく、シリンダ錠55によって第1、第2引出部材4、
5を同時に施錠したり解錠したりすることができるの
で、第3実施形態と同様、第1、第2引出部材4、5の
施錠および解錠操作性の向上を図ることができるほか、
シリンダ錠55が解錠されているときには、第1、第2
引出部材4、5をそれぞれ別々に引き出し操作すること
ができるので、引き出し操作性の良いものを得ることが
でき、これにより使い勝手の良いものを得ることができ
る。また、この金銭収納装置においても、第1実施形態
と同様、第1、第2引出部材4、5にそれぞれ紙葉類や
高額紙幣を挿入するための挿入口20、26が設けられ
ているので、第1、第2引出部材4、5が引き出されて
いても、また収納されていても、自由に紙葉類や高額紙
幣を収納することができる。
【0041】なお、上記第1〜第4実施形態では、第1
引出部材4が硬貨収納部17と紙幣収納部18とに仕切
られ、硬貨収納部17が独立した収納ケースで形成さ
れ、この硬貨収納部17の下側に補助収納部19を設け
た構造について述べたが、これに限らず、例えば図9に
示すように構成しても良い。すなわち、図9に示された
第1引出部材60は、引出本体61を備え、この引出本
体61内に第1収納ケース62を着脱可能に収納し、こ
の第1収納ケース62内を硬貨収納部と紙幣収納部とに
仕切り、手前側の硬貨収納部内に硬貨収納ケース63を
着脱可能に収納する3層構造になっている。
【0042】この場合、硬貨収納ケース63は、その内
部が6つの硬貨収納領域に仕切られた構造になってい
る。また、第1収納ケース62内の紙幣収納部は、その
内部が5つの紙幣収納領域に仕切られており、この第1
収納ケース62には、硬貨収納ケース63の下側に帳票
や商品券などの紙葉類あるいは高額紙幣を収納する第1
補助収納部64が設けられている。さらに、引出本体6
1には、第1収納ケース62の下側に帳票や商品券など
の紙葉類を収納する第2補助収納部65が設けられてい
る。一方、引出本体61の前面部には、帳票や商品券な
どの紙葉類あるいは高額紙幣を挿入するための第1、第
2挿入口66a、67aが設けられている。また、第1
収納ケース62の前面部には、第1収納ケース62の第
1補助収納部64内に紙葉類や高額紙幣をガイドするス
リット状の第1ガイド口66bが第1挿入口66aに対
応して設けられていると共に、引出本体61の第2補助
収納部67内に帳票や商品券などの紙葉類をガイドする
傾斜面を有する第2ガイド口67bが第2挿入口67a
に対応して設けられている。
【0043】このような第1引出部材60によれば、第
1〜第4実施形態と同様、第1引出部材60の第1、第
2補助収納部64、65内にそれぞれ帳票や商品券など
の紙葉類を第1、第2挿入口66a、67aから第1、
第2ガイド口66b、67bを通して挿入することがで
きるので、第1引出部材60が引き出されていても、ま
た収納されていても、自由に紙葉類や高額紙幣を収納す
ることができるほか、特に、第1〜第4実施形態の第1
引出部材4よりも、金銭の種類および帳票や商品券など
の紙葉類の種類を豊富に収納することができ、より一
層、使い勝手の良いものを得ることができる。
【0044】また、上記第1〜第4実施形態およびその
変形例では、帳票や商品券などの紙葉類を挿入口20、
26または第1、第2挿入口66a、67aから単に挿
入するように構成したが、これに限らず、各挿入口2
0、26、66a、67aにそれぞれ搬送装置を設け、
これら搬送装置によって帳票や商品券などの紙葉類ある
いは高額紙幣を取り込むように構成しても良い。さら
に、上記第1〜第4実施形態では、本体ケース2内に第
1、第2引出部材4、5を積層させて収納するように構
成したが、これに限らず、3つ以上の引出部材を引き出
し可能に積層させて収納する構造のものにも適用するこ
とができる。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、筐体内に引き出し可能に積層して収納さ
れた複数の引出部材のうち、所定の引出部材を筐体に対
して施錠する施錠部材と、この施錠部材が解錠されて所
定の引出部材が引き出されているときに他の引出部材を
筐体に対してロックするロック部材とを備えたので、従
来例のように複数の引出部材にそれぞれ施錠部材を設け
る必要がなく、所定の引出部材に施錠部材を設け、この
施錠部材を解錠したときに、他の引出部材に設けられた
ロック部材を操作することができ、これにより複数の引
出部材の施錠および解錠操作性の向上を図ることがで
き、使い勝手の良いものを得ることができる。
【0046】この場合、所定の引出部材が引き出されて
いる状態で他の引出部材をロック部材でロックする際、
ロック部材による他の引出部材のロックが不完全な場合
に、筐体内への所定の引出部材の収納を阻止する規制部
を備えていることにより、ロック部材が他の引出部材を
完全にロックした状態のときに、所定の引出部材が規制
部によって規制されることなく、所定の引出部材を筐体
内に確実に収納することができ、また他の引出部材のロ
ックが不完全な状態のときには、所定の引出部材が規制
部によって規制され、所定の引出部材を筐体内に収納す
ることができないため、他の引出部材のロック状態が不
完全であることを知ることができ、これにより安全性の
高いものを得ることができる。
【0047】また、請求項3に記載の発明によれば、筐
体内に引き出し可能に積層して収納された複数の引出部
材のうち、所定の引出部材に設けられ且つ筐体に対して
所定の引出部材を施錠するのと同時に他の引出部材をも
ロックする施錠手段と、複数の引出部材が収納されてい
る状態で、少なくとも何れかの引出部材に紙葉類を挿入
するための挿入手段を備えていることにより、施錠手段
によって所定の引出部材を施錠すると、これと同時に他
の引出部材もロックされるので、従来例のように複数の
引出部材を別々に施錠する必要がなく、引出部材の施錠
および解錠操作性の向上を図ることができるほか、複数
の引出部材が閉じられた状態でも、挿入手段により少な
くとも複数の引出部材の何れかに紙葉類を挿入して収納
することができ、これにより紙葉類の収納作業性の向上
をも図ることができ、より一層、使い勝手の良いものを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の金銭収納装置の第1実施形態を示し
た分解斜視図。
【図2】図1の金銭収納装置の拡大断面図。
【図3】図1のA−A矢視における要部の拡大断面図。
【図4】この発明の金銭収納装置の第2実施形態におい
てロック部材が第2引出部材をロックした状態を示した
要部の正面図。
【図5】図4のロック部材による第2引出部材のロック
解除状態を示した要部の正面図。
【図6】この発明の金銭収納装置の第3実施形態を示し
た拡大断面図。
【図7】この発明の金銭収納装置の第4実施形態を示し
た要部の拡大断面図。
【図8】図7の正面図。
【図9】この発明の金銭収納装置における第1引出部材
の変形例を示した分解斜視図。
【符号の説明】
1 筐体 2 本体ケース 3 カバーケース 4、60 第1引出部材 5 第2引出部材 17 硬貨収納部 18 紙幣収納部 19 補助収納部 20、26 挿入口 23、55 シリンダ錠 27、40 ロック部材 29 スライド板 42 回転板 44 ロック片 45 操作規制レバー 50 ロック部 56 第1係止片 57 第2係止片 61 引出本体 62 第1収納ケース 63 硬貨収納ケース 64 第1補助収納部 65 第2補助収納部 66a 第1挿入口 67a 第2挿入口 66b 第1ガイド口 67b 第2ガイド口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体内に複数の引出部材をそれぞれ引き出
    し可能に積層させて収納した金銭収納装置であって、 前記複数の引出部材のうち、所定の引出部材を前記筐体
    に対し解錠可能に施錠する施錠部材と、 この施錠部材が解錠されて前記所定の引出部材が引き出
    されているときに他の引出部材を前記筐体に対しロック
    解除可能にロックするロック部材とを備えたことを特徴
    とする金銭収納装置。
  2. 【請求項2】前記所定の引出部材が引き出されている状
    態で前記他の引出部材を前記ロック部材でロックする
    際、前記ロック部材による前記他の引出部材のロックが
    不完全な場合に、前記筐体内への前記所定の引出部材の
    収納を阻止する規制部を備えていることを特徴とする請
    求項1に記載の金銭収納装置。
  3. 【請求項3】筐体内に複数の引出部材をそれぞれ引き出
    し可能に積層させて収納した金銭収納装置であって、 前記複数の引出部材のうち、所定の引出部材に設けられ
    且つ前記筐体に対し前記所定の引出部材を施錠するのと
    同時に他の引出部材をもロックする施錠手段と、 前記複数の引出部材が収納されている状態で、少なくと
    も何れかの引出部材に紙葉類を挿入するための挿入手段
    を備えていることを特徴とする金銭収納装置。
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