JP4029612B2 - 金銭収納装置 - Google Patents

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    • G07G1/0027Details of drawer or money-box

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、電子レジスタのドロア装置などの金銭収納装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電子レジスタにおいては、金銭を収納する金銭収納装置として、ドロア装置を備えている。このドロア装置は、レジスタ本体の下に配置される筐体を備え、この筐体内に金銭を収納する引出部材が引き出し可能に収納され、この引出部材に設けられたシリンダ錠によって引出部材を筐体に対し施錠するように構成されている。この場合、引出部材は、硬貨や紙幣を種類ごとに収納するために、その内部が複数の収納部に仕切られている。
【0003】
このようなドロア装置では、電子レジスタの設置スペースに制約があるため、筐体内に収納される引出部材の大きさも必然的に制限されることになり、このため収納可能な金銭の種類にも制約が生じ、金銭以外の帳票や商品券などの紙葉類を収納することができないという問題がある。
このような問題を解消するために、従来のドロア装置では、筐体内に複数の引出部材を積層させて収納することにより、金銭や紙葉類の種類を豊富に収納できるようしたものが開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のドロア装置では、複数の引出部材にそれぞれシリンダ錠を設け、これらシリンダ錠によって各引出部材をそれぞれ筐体に対し施錠する構造を採用すると、各引出部材を別々に施錠したり解錠したりしなければならず、その操作が面倒で煩わしく、使い勝手が悪いという問題がある。
【0005】
この発明の課題は、複数の引出部材の施錠および解錠操作性の向上を図ることである。
また、この発明の他の課題は、複数の引出部材の施錠および解錠操作性を向上させるほか、紙葉類の収納作業性の向上をも図ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記課題を解決するために、次のような構成要素を備えている。なお、各構成要素には、後述する各実施形態の項で説明される各要素に付された図面の参照番号などを括弧と共に付す。
請求項1に記載の発明は、図1〜図5に示すように、筐体(1)内に複数の引出部材(第1、第2引出部材4、5)をそれぞれ引き出し可能に積層させて収納した金銭収納装置であって、前記複数の引出部材のうち、所定の引出部材(第1引出部材4)を前記筐体に対し解錠可能に施錠する施錠部材(シリンダ錠23)と、この施錠部材が解錠されて前記所定の引出部材が引き出されているときに他の引出部材(第2引出部材5)を前記筐体に対しロック解除可能にロックするロック部材(27、40)とを備えたことを特徴とする金銭収納装置である。
【0007】
この発明によれば、施錠部材を解錠して所定の引出部材を引き出した状態で、ロック部材による他の引出部材のロックを解除した場合には、所定の引出部材を施錠しても、他の引出部材を引き出し操作することができ、また所定の引出部材を引き出した状態で、ロック部材により他の引出部材をロックした場合には、所定の引出部材を引き出し操作することができても、他の引出部材を引き出し操作できないようにすることができる。このため、従来例のように複数の引出部材にそれぞれ施錠部材を設ける必要がなく、所定の引出部材に施錠部材を設け、この施錠部材を解錠したときに、他の引出部材に設けられたロック部材を操作することができ、これにより複数の引出部材の施錠および解錠操作性の向上を図ることができ、使い勝手の良いものを得ることができる。
【0008】
請求項2に記載の記載の発明は、図4および図5に示すように、前記所定の引出部材(第1引出部材4)が引き出されている状態で前記他の引出部材(第2引出部材5)を前記ロック部材(40)でロックする際、前記ロック部材による前記他の引出部材のロックが不完全な場合に、前記筐体(1)内への前記所定の引出部材の収納を阻止する規制部(操作規制レバー45)を備えていることを特徴とする金銭収納装置である。
この発明によれば、ロック部材が他の引出部材を完全にロックした状態のときに、所定の引出部材が規制部によって規制されることがなく、所定の引出部材を筐体内に確実に収納することができ、また他の引出部材のロックが不完全な状態のときには、所定の引出部材が規制部によって規制され、所定の引出部材を筐体内に収納することができないため、他の引出部材のロック状態が不完全であることを知ることができ、これにより安全性の高いものを得ることができる。
【0009】
また、請求項3に記載の発明は、図6〜図9に示すように、筐体(1)内に複数の引出部材(第1引出部材4、60、第2引出部材5)をそれぞれ引き出し可能に積層させて収納した金銭収納装置であって、前記複数の引出部材のうち、所定の引出部材(第1引出部材4、60)に設けられ且つ前記筐体に対し前記所定の引出部材を施錠するのと同時に他の引出部材(第2引出部材5)をもロックする施錠手段(シリンダ錠23およびロック部50、またはシリンダ錠55)と、前記複数の引出部材が収納されている状態で、少なくとも何れかの引出部材に紙葉類を挿入するための挿入手段(挿入口20、26、または第1、第2挿入口66a、67aおよび第1、第2ガイド口66b、67b)を備えていることを特徴とする金銭収納装置である。
【0010】
この発明によれば、施錠手段によって所定の引出部材を施錠すると、これと同時に他の引出部材もロックされるので、従来例のように複数の引出部材を別々に施錠する必要がなく、引出部材の施錠および解錠操作性の向上を図ることができるほか、複数の引出部材が閉じられた状態でも、挿入手段により少なくとも複数の引出部材の何れかに紙葉類を挿入して収納することができ、これにより紙葉類の収納作業性の向上をも図ることができ、より一層、使い勝手の良いものを得ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
[第1実施形態]
以下、図1〜図3を参照して、この発明の金銭収納装置の第1実施形態について説明する。
図1はこの発明の金銭収納装置の分解斜視図、図2はその金銭収納装置の拡大断面図、図3は図1のA−A矢視における要部の拡大断面図である。この金銭収納装置は、電子レジスタのドロア装置であり、レジスタ本体の下に配置される筐体1を備えている。この筐体1は、本体ケース2と、この本体ケース2の上部および両側部を覆うカバーケース3とを備えた構造になっている。本体ケース2は、合成樹脂からなり、前面部および上部が開放されたほぼ箱状に形成され、その内部に第1引出部材4および第2引出部材5が上下に積層されて収納されるように構成されている。
【0012】
この場合、本体ケース2の前面部2aは、本体ケース2内に収納された第1、第2引出部材4、5が本体ケース2の前方に引き出せるように、長方形のほぼ枠状に形成されている。また、本体ケース2の左右の両側部2c、2dは、前面部2aおよび後面部2bよりも少し低く形成されている。この本体ケース2の両側部2c、2dの内面には、下段の第1引出部材5をスライド可能に支持する第1ガイド部材6が設けられている。この第1ガイド部材6は、本体ケース2の両側部2c、2dに沿って設けられたガイドレール7と、このガイドレール7の前端部に回転自在に設けられたガイドローラ8とからなっている。
この本体ケース2の底部上における後部側には、第1引出部材4を押し出すための押出装置9が設けられている。この押出装置9は、本体ケース2内に第1引出部材4が押し込まれると、ばね部材10が圧縮され、この圧縮されたばね部材10をロックし、且つレジスタ本体のキー操作によって開放指令が与えられると、ばね部材10のロックを解除し、圧縮されたばね部材10のばね力によって第1引出部材4を押し出すように構成されている。
【0013】
また、本体ケース2の両側部2c、2d上には、第2引出部材4をスライド可能に支持する第2ガイド部材11が設けられている。すなわち、この第2ガイド部材11は、図1に示すように、平板の両側を折り曲げた構造で、平板部11aの両側にコ字状のレール部12が互いに対向して設けられ、これらレール部12が本体ケース2の両側部2c、2dの上端に配置された状態で、平板部11aの後端両側から突出して設けられた取付突起13が本体ケース2の両側部2c、2dに設けられた取付ボス14に取り付けられ、これにより両側のレール部12が第2引出部材4の両側部をスライド可能に支持するように構成されている。
さらに、本体ケース2に取り付けられるカバーケース3は、平板の両側を折り曲げた構造で、平板部3aが本体ケース2の上部つまり第2ガイド部材11の上方に配置され、且つ両側部3bが本体ケース2の両側部2c、2dの外側に配置され、この状態で両側部3bの下端部に設けられた取付片3cが本体ケース2の下面にビス15により取り付けられ、これにより本体ケース2の上部および両側部2c、2dを覆うように構成されている。
【0014】
第1引出部材4は、金銭などを収納するものであり、図1に示すように、上部が開放された箱状に形成され、その内部が硬貨収納部17と紙幣収納部18とに仕切られている。硬貨収納部17は、硬貨を種類ごとに収納するもので、第1引出部材4内における手前側に設けられ、その内部が複数(例えば図1では5つ)に仕切られている。また、紙幣収納部18は、紙幣を種類ごとに収納するもので、第1引出部材4内における後部側に設けられ、その内部が複数(例えば図1では3つ)に仕切られており、そのそれぞれには紙幣を押える紙押え部材18aが設けられている。この場合、硬貨収納部17は、図2に示すように、独立した収納ケースで構成され、第1引出部材4内における手前側に着脱可能に配置されている。そして、この硬貨収納部17の下側には、図2に示すように、帳票や商品券などの紙葉類あるいは高額紙幣を収納する補助収納部19が設けられている。また、この第1引出部材4の前面には、第1引出部材4を本体ケース2内に収納した状態で、補助収納部19内に紙葉類や高額紙幣を挿入するためのスリット状の挿入口20が設けられている。
【0015】
また、この第1引出部材4は、図1に示すように、その両側面にガイドレール21とガイドローラ22とが設けられ、このガイドレール21が第1ガイド部材5のガイドローラ8上を移動し、ガイドローラ22が第1ガイド部材5のガイドレール7上を転動することにより、図2に示すように、本体ケース2に対して引き出し可能に収納されるように構成されている。この第1引出部材4の前面部2aには、シリンダ錠23が設けられている。このシリンダ錠23は、図2に示すように、第1引出部材4を本体ケース2に対し解錠可能に施錠するものであり、第1引出部材4の前面側に鍵穴23aが露呈して設けられ、裏面側に係止片24が設けられ、この係止片24が第1引出部材4の底部に設けられた孔部4aを通してその下側に出没可能に突出するように構成されている。
【0016】
すなわち、このシリンダ錠23は、図2に示すように、第1引出部材4が本体ケース2内に収納された状態で、鍵穴23aに鍵を差し込んで所定方向に回すと、これに連動して係止片24が回動し、この係止片24の先端が第1引出部材4の孔部4aを通して下側に突出し、この突出した係止片24の先端が本体ケース2の前面部2aの下部に設けられた係止突起25に係合し、これにより第1引出部材4を本体ケース2に対し施錠し、また鍵を逆方向に回して係止片24を回動させると、係止片24の先端が本体ケース2の係止突起25から離脱して第1引出部材4内に収納され、これにより本体ケース2に対する第1引出部材4の施錠を解錠するように構成されている。
【0017】
一方、第2引出部材5は、帳票や商品券などの紙葉類を収納するもので、第1引出部材4よりも薄く形成されており、その前面部における上端部にも、第2引出部材5を本体ケース2内に収納した状態で、紙葉類を挿入するための挿入口26が凹部状に切り欠かれて設けられている。この第2引出部材5には、本体ケース2に対して第2引出部材5をロックするロック部材27が設けられている。
このロック部材27は、図1および図3に示すように、第2引出部材5の手前側下面に設けられたガイド溝28内に、スライド板29が図1において左右方向にスライド可能に配置された構造になっている。すなわち、このロック部材27は、スライド板29を図1において左側にスライドさせたときに、スライド板29の左端のロック部29aが第2ガイド部材11の左側のレール部12に設けられた係止孔30に挿入し、これにより第2引出部材5を本体ケース2に対してロックし、またスライド板29を図1において右側にスライドさせたときに、スライド板29のロック部29aがレール部12の係止孔30から離脱し、これにより本体ケース2に対する第2引出部材5のロックを解除するように構成されている。
【0018】
この場合、スライド板29の右側には、図1に示すように、弾性突起部31が上方に突出して設けられており、第2ガイド部材11のガイド溝28内における上面には、図3に示すように、スライド板29のロック部29aがレール部12の係止孔30に挿入したときに、弾性突起部31が係脱可能に係合する位置規制凹部32が設けられている。また、スライド板29の前面には、図1に示すように、マーク部33が設けられており、第2引出部材5の前面部には、スライド板29のスライド動作に応じてマーク部33が対応する第1、第2表示孔34、35が設けられている。すなわち、第1表示孔34は、スライド板29のロック部29aがレール部12の係止孔30に挿入したときに、スライド板29のマーク部33が対応してロック状態を示すように構成されている。また、第2表示孔35は、スライド板29のロック部29aがレール部12の係止孔30から離脱したときに、スライド板29のマーク部33が対応してロック解除状態を示すように構成されている。
【0019】
次に、このような金銭収納装置の作用について説明する。
まず、第1、第2引出部材4、5を本体ケース2内に収納し、この状態でシリンダ錠23を施錠する場合には、シリンダ錠23の鍵穴23aに鍵を差し込んで所定方向に回すと、これに連動して係止片24が回動し、この係止片24の先端が第1引出部材4の孔部4aを通して下側に突出し、この突出した係止片24が本体ケース2の係止突起25に係合するので、第1引出部材4を本体ケース2に対して施錠することができる。また、この状態でシリンダ錠23を解錠する場合には、シリンダ錠23の鍵穴23aに鍵を差し込んで逆方向に回すと、係止片24が回動してその先端が本体ケース2の係止突起25から離脱して第1引出部材4内に収納されるので、本体ケース2に対する第1引出部材4の施錠を解除することができ、これにより第1引出部材4が本体ケース2内から引き出し可能な状態になる。この状態では、レジスタ本体のキー操作によって押出装置9に開放指令が与えられると、ばね部材10のロックが解除され、圧縮されたばね部材10のばね力によって第1引出部材4が押し出される。
【0020】
このようにして、第1引出部材4が引き出された場合には、第2引出部材5の手前側下面に設けられたロック部材27を操作することができ、これにより本体ケース2に対する第2引出部材5のロックおよびロック解除を行うことができる。例えば、ロック部材27のスライド板29を図1において左側にスライドさせると、このスライド板29のロック部29aが第2ガイド部材11の係止孔30に挿入するので、第2引出部材5を本体ケース2に対してロックすることができる。この状態では、スライド板29の弾性突起部31が第2ガイド部材11の位置規制凹部32に係合するので、スライド板29が勝手にスライドしないようにスライド板29を確実に位置規制することができる。また、このときには、スライド板29のマーク部33が第1表示孔34に対応してロック状態を示すので、本体ケース2の外部からロック状態を確認することができる。
【0021】
また、スライド板29を図1において右側にスライドさせて、スライド板29の弾性突起部31を第2ガイド部材11の位置規制凹部32から離脱させた上、スライド板29のロック部29aを第2ガイド部材11の係止孔30から離脱させると、本体ケース2に対する第2引出部材5のロックを解除することができる。この状態では、スライド板29のマーク部33が第2表示孔35に対応してロック解除状態を示すので、本体ケース2の外部からロック解除状態を確認することができる。
【0022】
このように、この金銭収納装置によれば、シリンダ錠23を解錠して第1引出部材4を本体ケース2内から引き出した状態で、ロック部材27による第2引出部材5のロックを解除した場合には、第1引出部材4を収納して施錠しても、第2引出部材5を自由に引き出し操作することができ、また第1引出部材4を引き出した状態でロック部材27によって第2引出部材5をロックした場合には、第1引出部材4を引き出し操作することができても、第2引出部材5を引き出し操作できないようにすることができる。このため、第1、第2引出部材4、5にそれぞれシリンダ錠23を設ける必要がなく、第1引出部材4にシリンダ錠23を設け、このシリンダ錠23による第1引出部材4の施錠を解錠したときに、第2引出部材5に設けられたロック部材27を操作することができ、しかもロック部材27のロック操作がスライド板29をスライドさせるだけの簡単な操作であるから、シリンダ錠23を操作する場合に比べて容易に操作することができ、これにより第1、第2引出部材4、5の施錠および解錠の操作性の向上を図ることができ、使い勝手の良いものを得ることができる。
【0023】
また、この金銭収納装置によれば、ロック部材27のスライド板29に弾性突起部31を設け、第2ガイド部材11のガイド溝28に位置規制凹部32を設けたので、スライド板29をスライドさせて第2引出部材5をロックしたときに、弾性突起部31を位置規制凹部32に係合させることができ、これによりスライド板29が勝手にスライドしてロックが解除されないようにすることができる。また、この状態では、スライド板29のマーク部33が第2引出部材5の第1表示孔34に対応してロック状態を示するので、この第1表示孔34を通して第2引出部材5がロック状態であることを確認することができ、これによっても使い勝手が良い。
【0024】
さらに、この金銭収納装置によれば、第2引出部材5を本体ケース2内に収納してロック部材27によりロックし、且つこの状態で第1引出部材4を本体ケース2内に収納してシリンダ錠23で施錠することにより、第1、第2引出部材4、5の両方を収納した場合でも、第1引出部材4の前面部に設けられた挿入口20から帳票や商品券などの紙葉類または高額紙幣を挿入して第1引出部材4の補助収納部19内に収納することができると共に、第2引出部材5の前面部に設けられた挿入口26から帳票や商品券などの紙葉類を挿入して第2引出部材5内に収納することができる。このため、第1、第2引出部材4、5が引き出されていても、また収納されていても、自由に紙葉類や高額紙幣を収納することができ、これによっても使い勝手が良い。
【0025】
なお、上記第1実施形態では、ロック部材27のスライド板29の左端部に設けられたロック部29aを第2ガイド部材11の係止孔30に挿入させてスライド板29の片側のみで第2引出部材5をロックするように構成したが、これに限らず、スライド板を左右2つのスライド片に分割し、その両方のスライド片で第2引出部材5をロックするように構成しても良い。この場合には、左右に分割されたスライド片を連結機構で相反する方向に移動させるように連結し、一方のスライド片を移動させることにより、他方のスライド片を連結機構で相反する方向に移動させれば良い。このような連結機構としては、一対のラック間にピニオンを配置した歯車機構、あるいはリンク機構を用いれば良い。また、この場合には、一方のスライド片に操作ツマミを設ければ、容易にスライド片をスライド操作することができる。
【0026】
[第2実施形態]
次に、図4および図5を参照して、この発明の金銭収納装置の第2実施形態について説明する。なお、図1〜図3に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この金銭収納装置は、第2引出部材5を本体ケース2に対してロックするロック部材40が第1実施形態と異なる構造で、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。すなわち、このロック部材40は、第2引出部材5の前面部の内側にビス40aにより取り付けられた取付板41と、この取付板41と第2引出部材5の前面部との間に位置して取付板41に軸41aにより回転可能に取り付けられた回転板42と、この回転板42に設けられて第2ガイド部材11の下面に設けられた係止孔43に係脱可能に係合するロック片44と、回転板42に設けられて回転操作に応じて第2引出部材5の開口部49から下方に出没する操作規制レバー45とからなっている。
【0027】
この操作規制レバー45は、図4に示すように、ロック片44が第2ガイド部材11の係止孔43に係合した状態のときに、第2引出部材5の開口部49から下方に突出することなく、回転板42の左下側に傾斜した状態で位置し、またこの状態で回転板42が図4において反時計回りに回転し、図5に2点鎖線で示すように、ロック片44の一部が係止孔43から離脱したときに、第2引出部材5の開口部49から下方に突出して第1引出部材4の前面部および硬貨収納部17に当接可能な状態になり、更に回転板42が回転して、図5に実線で示すように、ロック片44が係止孔43から完全に離脱したときに、第2引出部材5の開口部49から下方に突出することなく、回転板42の右下側に傾斜した状態で位置するように構成されている。
【0028】
また、第2引出部材5の前面部には、確認窓部46が回転板42に対応して設けられており、この回転板42には、第2引出部材5のロック状態を示す第1マーク部47と、ロック解除状態を示す第2マーク部48とが確認窓部46に対応するように設けられている。すなわち、第1マーク部47は、例えば赤色で表示され、ロック部材40のロック片44が第2ガイド部材11の係止孔43に完全に係合した状態のときに、確認窓部46に対応するように設けられている。また、第2マーク部48は、第1マーク部47と異なる色、例えば青色で表示され、ロック片44が係止孔43から完全に離脱したときに、確認窓部46に対応するように設けられている。
【0029】
このような金銭収納装置では、第1実施形態と同様、シリンダ錠23を解錠して第1引出部材4を本体ケース2内から引き出すと、第2引出部材5の手前側下面に設けられたロック部材40の操作規制レバー45を操作することができ、これにより本体ケース2に対する第2引出部材5のロックおよびロック解除を行うことができる。すなわち、ロック部材40の操作規制レバー45を操作して回転板42を図4において時計回りに回転させると、この回転板42に設けられたロック片44が第2ガイド部材11の係止孔43に係合するので、第2引出部材5を本体ケース2に対してロックすることができる。このときには、回転板42の第1マーク部47が第2引出部材5の確認窓部46に対応するので、この確認窓部46を通して本体ケース2の外部からロック状態を赤色で確認できる。また、この状態では、図4に示すように、操作規制レバー45が第2引出部材5の開口部49から下方に突出することなく、回転板42の左下側に位置しているので、第1引出部材4を引き出し操作することができる。
【0030】
また、ロック部材40の操作規制レバー45を操作して、図5に実線で示すように回転板42を反時計回りに回転させると、操作規制レバー45が第2引出部材5の開口部49から下方に突出して移動した後、回転板42のロック片44が第2ガイド部材11の係止孔43から完全に離脱するので、本体ケース2に対する第2引出部材5のロックを解除することができる。このときには、回転板42の第2マーク部48が第2引出部材5の確認窓部46に対応するので、この確認窓部46を通して本体ケース2の外部からロック解除状態を青色確認することができる。この状態でも、図5に実線で示すように、操作規制レバー45が第2引出部材5の開口部49から下方に突出することなく、回転板42の右下側に位置しているので、第1引出部材4を引き出し操作することができる。
【0031】
さらに、ロック部材40の操作規制レバー45を操作して第2引出部材5を本体ケース2に対してロックする際、図5に2点鎖線で示すように、ロック片44の一部のみを係止孔43に係合させたときには、操作規制レバー45が第2引出部材5の開口部49から下方に突出した状態となり、この操作規制レバー45に第1引出部材4の前面部および硬貨収納部17が当接可能になるため、第1引出部材4を引き出し操作することができず、第1引出部材4を本体ケース2内に収納することができない。これにより、ロック部材40による第2引出部材5のロックが不完全であることを確認することができる。なお、このときには、第1、第2マーク部47、43の何れも、第2引出部材5の確認窓部46に対応していないため、これによっても第2引出部材5のロックが不完全であることを知ることができる。
【0032】
このように、この金銭収納装置によれば、第1実施形態と同様、第1引出部材4を引き出した状態で、ロック部材40による第2引出部材5のロックを解除した場合には、第1引出部材4を施錠しても、第2引出部材5を引き出し操作することができ、またこの状態でロック部材40により第2引出部材5をロックした場合には、第1引出部材4を引き出し操作することができても、第2引出部材5を引き出し操作できないようにすることができ、しかもロック部材40の操作規制レバー45を操作して回転板42を回転させるだけであるから、第1実施形態と同様、ロック操作が簡単であり、このため第1、第2引出部材4、5の施錠および解錠の操作性を向上させることができ、使い勝手の良いものを得ることができる。特に、ロック部材40による第2引出部材5のロックが不完全な状態のときには、ロック部材40の操作規制レバー45によって、第1引出部材4の引き出し操作が阻止され、第1引出部材4を本体ケース2内に収納することができないため、第2引出部材5のロック状態が不完全であることを知ることができ、これにより安全性の高いものを得ることができる。
【0033】
[第3実施形態]
次に、図6を参照して、この発明の金銭収納装置の第3実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図3に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この金銭収納装置は、第1実施形態のロック部材27に代えて第2引出部材5の後端部にロック部50を設けた構造で、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。
すなわち、ロック部50は、図6に示すように、第2引出部材5の後端部から第1引出部材4の後端部の後方に延出され、この延出した部分が常に第1引出部材4の後端部と押出装置9のばね部材10との間に位置するように構成されている。なお、この場合にも、図1に示すように、第1引出部材4の前面部には、帳票や商品券などの紙葉類または高額紙幣を第1引出部材4内の補助収納部19に挿入するための挿入口20が設けられており、また第2引出部材5の前面部にも、帳票や商品券などの紙葉類を第2引出部材5内に挿入するための挿入口26が設けられている。
【0034】
このような金銭収納装置では、第2引出部材5に設けられたロック部50が常に第1引出部材4の後端部と押出装置9のばね部材10との間に位置しているので、第1引出部材4を本体ケース内に押し込むと、第1引出部材4の後端部が第2引出部材5のロック部50を押圧し、第2引出部材5をも同時に本体ケース2内に押し込むことができ、これにより第1引出部材4の後端部がロック部50を介して押出装置9のばね部材10を圧縮させた状態で、第1、第2引出部材4、5を本体ケース2内に収納することができる。この状態で、第1引出部材4の前面部に設けられたシリンダ錠23で第1引出部材4を本体ケース2に対して施錠すると、第2引出部材5も同時に本体ケース2内にロックされる。また、第1、第2引出部材4、5が本体ケース2内に収納された状態で、シリンダ錠23を解錠すると、第1引出部材4が引き出し可能な状態になるので、レジスタ本体のキー操作によって押出装置9に開放指令が与えられると、ばね部材10のロックが解除され、圧縮されたばね部材10のばね力によって第1引出部材4がロック部50を介して押し出されるため、第2引出部材5も同時に押し出される。
【0035】
このように、この金銭収納装置によれば、第1、第2引出部材4、5を別々に施錠する必要がなく、シリンダ錠23によって第1引出部材4を施錠することにより、これと同時に第2引出部材5をも同時にロックすることができるので、第1実施形態のものよりも、第1、第2引出部材4、5の施錠および解錠操作性の向上を図ることができ、より一層、使い勝手の良いものを得ることができる。また、この金銭収納装置においても、第1実施形態と同様、第1、第2引出部材4、5にそれぞれ紙葉類や高額紙幣を挿入するための挿入口20、26が設けられているので、第1、第2引出部材4、5が引き出されていても、また収納されていても、自由に紙葉類や高額紙幣を収納することができる。
【0036】
[第4実施形態]
次に、図7および図8を参照して、この発明の金銭収納装置の第4実施形態について説明する。この場合にも、図1〜図3に示された第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明する。
この金銭収納装置は、第1引出部材4の前面部に設けられたシリンダ錠55で第1、第2引出部材4、5を本体ケース2に対し解錠可能に施錠する構造で、これ以外は第1実施形態とほぼ同じ構造になっている。
【0037】
すなわち、このシリンダ錠55は、図7および図8に示すように、第1引出部材4の前面側に鍵穴55aが露呈して設けられ、第1引出部材4の裏面側に第1、第2係止片56、57が設けられ、鍵穴55aに鍵を差し込んで所定方向に90°回すと、第1、第2係止片56、57がそれぞれ図8において時計回りに90°回動して、第1係止片56が本体ケース2の前面部の下部に設けられた係止突起25に係合すると共に、第2係止片57が第2引出部材5の前面部の下部に設けられた係止孔58に挿入するように構成されている。
【0038】
この場合、第2係止片57の先端部には、図8に示すように、マーク部57aが設けられており、第2引出部材5の前面部には、第2係止片57が第2引出部材5の係止孔58に挿入したときに、第2係止片57のマーク部57aが対応する確認孔59が設けられている。なお、この場合にも、図1に示すように、第1引出部材4の前面部には、帳票や商品券などの紙葉類または高額紙幣を第1引出部材4内の補助収納部19に挿入するための挿入口20が設けられており、また第2引出部材5の前面部にも、帳票や商品券などの紙葉類を第2引出部材5内に挿入するための挿入口26が設けられている。
【0039】
このような金銭収納装置では、第1、第2引出部材4、5を本体ケース2内に収納した状態で、シリンダ錠55の鍵穴55aに鍵を差し込んで所定方向に90°回すと、第1、第2係止片56、57が図8において時計回りに90°回動して、図7に示すように、第1係止片56が本体ケース2の係止突起25に係合すると共に、第2係止片57が第2引出部材5の係止孔58に挿入して係合するので、第1、第2引出部材4、5を本体ケース2に対して同時に施錠することができる。また、鍵を逆方向に90°回すと、第1、第2係止片56、57が図8において反時計回りに90°回動して、第1係止片56が本体ケース2の係止突起25から離脱すると共に、第2係止片57が第2引出部材5の係止孔58から離脱するので、本体ケース2に対する第1、第2引出部材4、5の施錠を同時に解錠することができる。この状態では、第1、第2引出部材4、5をそれぞれ別々に引き出し操作することができる。
【0040】
このように、この金銭収納装置においても、第1、第2引出部材4、5を別々に施錠する必要がなく、シリンダ錠55によって第1、第2引出部材4、5を同時に施錠したり解錠したりすることができるので、第3実施形態と同様、第1、第2引出部材4、5の施錠および解錠操作性の向上を図ることができるほか、シリンダ錠55が解錠されているときには、第1、第2引出部材4、5をそれぞれ別々に引き出し操作することができるので、引き出し操作性の良いものを得ることができ、これにより使い勝手の良いものを得ることができる。また、この金銭収納装置においても、第1実施形態と同様、第1、第2引出部材4、5にそれぞれ紙葉類や高額紙幣を挿入するための挿入口20、26が設けられているので、第1、第2引出部材4、5が引き出されていても、また収納されていても、自由に紙葉類や高額紙幣を収納することができる。
【0041】
なお、上記第1〜第4実施形態では、第1引出部材4が硬貨収納部17と紙幣収納部18とに仕切られ、硬貨収納部17が独立した収納ケースで形成され、この硬貨収納部17の下側に補助収納部19を設けた構造について述べたが、これに限らず、例えば図9に示すように構成しても良い。すなわち、図9に示された第1引出部材60は、引出本体61を備え、この引出本体61内に第1収納ケース62を着脱可能に収納し、この第1収納ケース62内を硬貨収納部と紙幣収納部とに仕切り、手前側の硬貨収納部内に硬貨収納ケース63を着脱可能に収納する3層構造になっている。
【0042】
この場合、硬貨収納ケース63は、その内部が6つの硬貨収納領域に仕切られた構造になっている。また、第1収納ケース62内の紙幣収納部は、その内部が5つの紙幣収納領域に仕切られており、この第1収納ケース62には、硬貨収納ケース63の下側に帳票や商品券などの紙葉類あるいは高額紙幣を収納する第1補助収納部64が設けられている。さらに、引出本体61には、第1収納ケース62の下側に帳票や商品券などの紙葉類を収納する第2補助収納部65が設けられている。一方、引出本体61の前面部には、帳票や商品券などの紙葉類あるいは高額紙幣を挿入するための第1、第2挿入口66a、67aが設けられている。また、第1収納ケース62の前面部には、第1収納ケース62の第1補助収納部64内に紙葉類や高額紙幣をガイドするスリット状の第1ガイド口66bが第1挿入口66aに対応して設けられていると共に、引出本体61の第2補助収納部67内に帳票や商品券などの紙葉類をガイドする傾斜面を有する第2ガイド口67bが第2挿入口67aに対応して設けられている。
【0043】
このような第1引出部材60によれば、第1〜第4実施形態と同様、第1引出部材60の第1、第2補助収納部64、65内にそれぞれ帳票や商品券などの紙葉類を第1、第2挿入口66a、67aから第1、第2ガイド口66b、67bを通して挿入することができるので、第1引出部材60が引き出されていても、また収納されていても、自由に紙葉類や高額紙幣を収納することができるほか、特に、第1〜第4実施形態の第1引出部材4よりも、金銭の種類および帳票や商品券などの紙葉類の種類を豊富に収納することができ、より一層、使い勝手の良いものを得ることができる。
【0044】
また、上記第1〜第4実施形態およびその変形例では、帳票や商品券などの紙葉類を挿入口20、26または第1、第2挿入口66a、67aから単に挿入するように構成したが、これに限らず、各挿入口20、26、66a、67aにそれぞれ搬送装置を設け、これら搬送装置によって帳票や商品券などの紙葉類あるいは高額紙幣を取り込むように構成しても良い。
さらに、上記第1〜第4実施形態では、本体ケース2内に第1、第2引出部材4、5を積層させて収納するように構成したが、これに限らず、3つ以上の引出部材を引き出し可能に積層させて収納する構造のものにも適用することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1に記載の発明によれば、筐体内に引き出し可能に積層して収納された複数の引出部材のうち、所定の引出部材を筐体に対して施錠する施錠部材と、この施錠部材が解錠されて所定の引出部材が引き出されているときに他の引出部材を筐体に対してロックするロック部材とを備えたので、従来例のように複数の引出部材にそれぞれ施錠部材を設ける必要がなく、所定の引出部材に施錠部材を設け、この施錠部材を解錠したときに、他の引出部材に設けられたロック部材を操作することができ、これにより複数の引出部材の施錠および解錠操作性の向上を図ることができ、使い勝手の良いものを得ることができる。
【0046】
この場合、所定の引出部材が引き出されている状態で他の引出部材をロック部材でロックする際、ロック部材による他の引出部材のロックが不完全な場合に、筐体内への所定の引出部材の収納を阻止する規制部を備えていることにより、ロック部材が他の引出部材を完全にロックした状態のときに、所定の引出部材が規制部によって規制されることなく、所定の引出部材を筐体内に確実に収納することができ、また他の引出部材のロックが不完全な状態のときには、所定の引出部材が規制部によって規制され、所定の引出部材を筐体内に収納することができないため、他の引出部材のロック状態が不完全であることを知ることができ、これにより安全性の高いものを得ることができる。
【0047】
また、請求項3に記載の発明によれば、筐体内に引き出し可能に積層して収納された複数の引出部材のうち、所定の引出部材に設けられ且つ筐体に対して所定の引出部材を施錠するのと同時に他の引出部材をもロックする施錠手段と、複数の引出部材が収納されている状態で、少なくとも何れかの引出部材に紙葉類を挿入するための挿入手段を備えていることにより、施錠手段によって所定の引出部材を施錠すると、これと同時に他の引出部材もロックされるので、従来例のように複数の引出部材を別々に施錠する必要がなく、引出部材の施錠および解錠操作性の向上を図ることができるほか、複数の引出部材が閉じられた状態でも、挿入手段により少なくとも複数の引出部材の何れかに紙葉類を挿入して収納することができ、これにより紙葉類の収納作業性の向上をも図ることができ、より一層、使い勝手の良いものを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の金銭収納装置の第1実施形態を示した分解斜視図。
【図2】図1の金銭収納装置の拡大断面図。
【図3】図1のA−A矢視における要部の拡大断面図。
【図4】この発明の金銭収納装置の第2実施形態においてロック部材が第2引出部材をロックした状態を示した要部の正面図。
【図5】図4のロック部材による第2引出部材のロック解除状態を示した要部の正面図。
【図6】この発明の金銭収納装置の第3実施形態を示した拡大断面図。
【図7】この発明の金銭収納装置の第4実施形態を示した要部の拡大断面図。
【図8】図7の正面図。
【図9】この発明の金銭収納装置における第1引出部材の変形例を示した分解斜視図。
【符号の説明】
1 筐体
2 本体ケース
3 カバーケース
4、60 第1引出部材
5 第2引出部材
17 硬貨収納部
18 紙幣収納部
19 補助収納部
20、26 挿入口
23、55 シリンダ錠
27、40 ロック部材
29 スライド板
42 回転板
44 ロック片
45 操作規制レバー
50 ロック部
56 第1係止片
57 第2係止片
61 引出本体
62 第1収納ケース
63 硬貨収納ケース
64 第1補助収納部
65 第2補助収納部
66a 第1挿入口
67a 第2挿入口
66b 第1ガイド口
67b 第2ガイド口

Claims (3)

  1. 筐体内に複数の引出部材をそれぞれ引き出し可能に積層させて収納した金銭収納装置であって、
    前記複数の引出部材のうち、所定の引出部材を前記筐体に対し解錠可能に施錠する施錠部材と、
    この施錠部材が解錠されて前記所定の引出部材が引き出されているときに他の引出部材を前記筐体に対しロック解除可能にロックするロック部材と
    を備えたことを特徴とする金銭収納装置。
  2. 前記所定の引出部材が引き出されている状態で前記他の引出部材を前記ロック部材でロックする際、前記ロック部材による前記他の引出部材のロックが不完全な場合に、前記筐体内への前記所定の引出部材の収納を阻止する規制部を備えていることを特徴とする請求項1に記載の金銭収納装置。
  3. 筐体内に複数の引出部材をそれぞれ引き出し可能に積層させて収納した金銭収納装置であって、
    前記複数の引出部材のうち、所定の引出部材に設けられ且つ前記筐体に対し前記所定の引出部材を施錠するのと同時に他の引出部材をもロックする施錠手段と、
    前記複数の引出部材が収納されている状態で、少なくとも何れかの引出部材に紙葉類を挿入するための挿入手段を備えていることを特徴とする金銭収納装置。
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