JP2003195677A - 定着装置および画像形成装置 - Google Patents

定着装置および画像形成装置

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JP2003195677A
JP2003195677A JP2001393835A JP2001393835A JP2003195677A JP 2003195677 A JP2003195677 A JP 2003195677A JP 2001393835 A JP2001393835 A JP 2001393835A JP 2001393835 A JP2001393835 A JP 2001393835A JP 2003195677 A JP2003195677 A JP 2003195677A
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sheet
pressure member
roller
fixing
fixing device
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Yasuhiro Kawashima
保宏 川嶋
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート状加圧部材を用いた定着装置におい
て、シート状加圧部材と定着ローラとを接離させるため
の機構を安価でかつ容易に構成する。 【解決手段】 定着ローラ31に対して記録紙搬送方向
上流側にシート状加圧部材32を片持ち支持状に設け、
シート状加圧部材32を形状記憶合金によって構成し、
常温時,待機温度時には定着ローラ31からシート状加
圧部材32を離間させた状態におき、定着ローラ31が
定着可能温度にある時にはシート状加圧部材32の変形
によって定着ローラ31にシート状加圧部材32を当接
させ、この状態から常温,待機温度にするとシート状加
圧部材32が元の状態に復元されて定着ローラ31から
シート状加圧部材32が離間する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装
置,プリンタ,複写機またはこれらの機能を有する複合
機等の電子写真装置に適用される定着装置および画像形
成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図7は従来の定着装置および画像形成装
置を有するファクシミリ装置の内部構成を示す側面図で
あり、1はファクシミリ装置の本体、2は、本体1に対
して着脱可能に構成され、電子写真プロセスによって画
像形成を行うための各種プロセス装置を収納したプロセ
スカートリッジ、3はプロセスカートリッジ2に備えら
れている感光体、4は画像データに基づいて変調したレ
ーザ光によって感光体3を走査させる光書込装置、5は
記録紙を収納する給紙カセット、6は給紙カセット5か
ら記録紙を給送する給紙ローラ、7は、給紙ローラ6に
当接し、給紙ローラ6によってピックアップされた記録
紙を1枚ずつ分離する分離パッド、8は感光体3に当接
して記録紙に感光体3上に形成されたトナー像を転写さ
せる転写ローラ、9は感光体3と転写ローラ8とのニッ
プ部にタイミングを図りながら記録紙を搬送するレジス
トローラ、10は定着ローラ11と、定着ローラ11に
当接する加圧ローラ12と、定着ローラ11に貼り付い
た記録紙を定着ローラ11から分離させる分離爪13、
定着ローラ11に当接して定着ローラ11をクリーニン
グするクリーニングパッド14を有し、記録紙にトナー
像を定着させる定着装置、15は排紙ローラ、16は原
稿載置台、17は原稿載置台16にセットされた原稿を
押さえる圧板、18は原稿載置台16に載置された原稿
の最下原稿を搬送するピックアップコロ、19はフィー
ドコロ、20はピックアップコロ18とフィードコロ1
9とに架設する分離ベルト、21は、フィードコロ19
に当接し、ピックアップコロ18によってピックアップ
された記録紙を1枚ずつ分離する分離コロ、22は分離
コロ21を通過した原稿を搬送するR1ローラ、23は
R1ローラ22によって搬送される原稿の画像を読み取
る密着センサ、24は密着センサ23を通過した原稿を
外部に排出するR2ローラを示す。
【0003】原稿載置台16にセットされた原稿は、ピ
ックアップコロ18,フィードコロ19,R1ローラ2
2,R2ローラ24によって密着センサ23を通過させ
て外部に排出される。密着センサ23を原稿が通過する
際に原稿の画像が密着センサ23によって光学的に読み
取られる。密着センサ23によって読み取られた画像デ
ータあるいは外部から入力した画像データは光書込装置
4に送られ、光書込装置4が画像データに基づいて変調
したレーザ光を均一に帯電された感光体3の表面に照射
することによって、感光体3の表面に静電潜像が形成さ
れる。この静電潜像にトナーを付着させてトナー像化
し、このトナー像が転写ローラ8によって記録紙に転写
される。そして、定着装置10における定着ローラ11
と加圧ローラ12とのニップ部を通過させて加圧/加熱
することによりトナー像が記録紙に定着され、排紙ロー
ラ15によって外部に排出される。
【0004】ところで、従来、定着装置においては定着
ヒータとして赤外線ヒータあるいはハロゲンヒータを採
用し、定着ローラおよび加圧ローラの一対のローラで構
成されるものが最も一般的であった。しかしながら、加
圧ローラは芯金の上にシリコンゴム層を形成し、その上
にテフロン(登録商標)チューブなどの離型層を形成する
構造のために熱容量が大きくなり、加熱開始しても加圧
ローラがなかなか温まらず、定着不良の要因となってい
る。さらには部品コストも高いというデメリットもあっ
た。また、定着ローラと加圧ローラとのニップ部におい
て適度なニップ幅を確保するために、大きな加圧力を必
要とし、その圧力のため記録紙にストレスが生じて定着
しわの原因となっている。
【0005】そこで、加圧ローラの代わりにシート状の
加圧部材を定着ローラに押し当てることによりニップを
形成し、そのニップ部に記録紙を通過させることにより
未定着画像を記録紙に定着する定着装置などが研究され
ている。そのように構成することにより、シート状の加
圧部材であるため温まり易く、ニップ幅を確保すること
が可能になり、熱効率を従来機より上げることが可能と
なった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シート
加圧定着方式では、シート状の加圧部材をある程度定着
ローラに巻き付けることによって定着ニップを確保する
が、この場合、シート状の加圧部材の先端位置が必要以
上に下がらないように補助する部材や機構が必要であ
る。また通紙時以外は定着ローラとシート状の加圧部材
を接触させない方が耐久性が向上するし、また、ジャム
除去の作業を行う時にも非接触状態であれば記録紙が引
出し易くなるが、この場合、定着ローラに対するシート
状の加圧部材の加圧状態を解除するための解除機構が必
要である。
【0007】本発明は、このような問題点を解決し、シ
ート状加圧部材を用いた定着装置において、定着ニップ
を容易に確保することを可能にし、定着性の向上を実現
した定着装置および画像形成装置を提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明の定着装置は、内部に加熱源を
有する熱伝達部材およびこの熱伝達部材に当接かつ加圧
するシート状加圧部材を有し、前記シート状加圧部材を
前記熱伝達部材に加圧状態で当接させ、トナー像が転写
された記録紙を前記熱伝達部材と前記シート状加圧部材
とのニップ部を通過させる際に加圧/加熱することによ
り記録紙にトナー像を定着させる定着装置であって、前
記シート状加圧部材を形状記憶合金から構成し、前記熱
伝達部材が少なくとも定着可能温度の場合には前記シー
ト状加圧部材を前記熱伝達部材に当接させ、前記熱伝達
部材が待機温度の場合には前記熱伝達部材から離間させ
ることを特徴とする。このように構成したことにより、
熱伝達部材の温度に合わせてシート状加圧部材が変形・
復元することにより、熱伝達部材に対して自動的にシー
ト状加圧部材が当接または離間することが可能になる。
【0009】また請求項2に係る発明の定着装置は、請
求項1に係る発明において、前記シート状加圧部材を前
記熱伝達部材から離間させる方向に付勢する手段を設け
たことを特徴とする。このように構成したことにより、
加熱源をオフにした際に、シート状加圧部材の復元力と
ともに付勢手段による付勢によって、早めにシート状加
圧部材を熱伝達部材から離間させることが可能になる。
その結果、例えば、ジャム検出後すぐにジャム紙の除去
作業を行うことができ、またシート状加圧部材の熱伝達
部材への接触時間が短くなるため、シート状加圧部材の
耐久性が向上する。
【0010】また請求項3に係る発明の定着装置は、請
求項1または2に係る発明において、前記シート状加圧
部材に、表面を滑らかにするようにコーティングを施し
たことを特徴とする。このように構成したことにより、
シート状加圧部材にトナーが固着しにくくなり、ジャム
や記録紙の汚れの発生が防止できる。またシート状加圧
部材表面を滑らかにすることにより熱伝達部材表面のコ
ーティングを剥がしてしまうことが防止できるために、
シート状加圧部材および熱伝達部材の耐久性が向上す
る。
【0011】また請求項4に係る発明の定着装置は、請
求項1または2に係る発明において、前記シート状加圧
部材に、前記シート状加圧部材よりも滑らかな表面を有
するシート材を取り付けたことを特徴とする。このよう
に構成したことにより、シート状加圧部材にトナーが固
着しにくくなり、ジャムや記録紙の汚れの発生が防止で
きる。またシート状加圧部材表面を滑らかにすることに
より熱伝達部材表面のコーティングを剥がしてしまうこ
とが防止できるために、シート状加圧部材および熱伝達
部材の耐久性が向上する。特に、シート材を交換可能に
することによってシート状加圧部材ごと交換する必要が
なくなり、部品交換に係る費用の低減が図れる。
【0012】また請求項5に係る発明の定着装置は、請
求項1〜4のいずれか1項に係る発明において、前記シ
ート状加圧部材の位置を検出する手段を設けたことを特
徴とする。このように構成したことにより、定着装置に
おいてジャムが発生した場合、ジャム紙の除去作業が可
能な状態にあるか否か使用者が知ることが可能になり、
またジャム紙の除去作業が可能になった時にはシート状
加圧部材の温度が低くなったことになるので、除去作業
中に使用者がシート状加圧部材に触れた場合の安全性も
向上する。
【0013】また請求項6に係る発明の画像形成装置
は、請求項1〜5のいずれか1項記載の定着装置を有す
ることを特徴とする。このように構成したことにより、
定着装置においてジャムが発生した場合、ジャム紙の除
去作業が容易な画像形成装置を提供することが可能にな
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図7に
示した従来技術における部材と同一の部材あるいは同一
の機能を有する部材については同一の符号を付して詳細
な説明は省略した。
【0015】図1は本発明の第1実施形態の定着装置を
有するファクシミリ装置の内部構成を示す説明図であ
り、30は定着装置、31は定着ローラ、32はシート
状加圧部材、33はセンサ、34は分離パッドを示す。
【0016】本実施形態は、図7に示す従来技術におけ
る定着装置10の代わりに、図1における、定着ローラ
31、シート状加圧部材32、センサ33、分離爪1
3,クリーニングパッド14等を備えた定着装置30が
設けられ、さらに、図7に示す従来技術における分離コ
ロ21の代わりに、図1における、分離パッド34が設
けられたものである。
【0017】感光体3と転写ローラ8とのニップ部から
搬送された記録紙を定着装置30に導くガイド板におけ
る記録紙搬送方向側端部には受け部35が形成されてお
り、シート状加圧部材32は、受け部35に接着あるい
は両面テープによって片持ち支持状に固定されており、
定着ローラ31の表面に対してシート状加圧部材32の
表面が所定の間隔を空けて近接している。
【0018】シート状加圧部材32は、例えばNi−T
i合金に代表される形状記憶合金によって構成されてお
り、高温環境下におかれたときに弧状に反り上がるよう
な形状となるように記憶されている。
【0019】図2はシート状加圧部材付近の構成を示す
説明図であり、常温時あるいは定着ヒータ36の加熱制
御によって定着ローラの温度を常温より高く定着可能温
度より低い待機温度時の環境においては、シート状加圧
部材32が図中破線で示すように定着ローラ31から離
間した状態にある。定着ヒータ36による加熱によって
定着ローラ31が定着可能温度に近づくにつれてシート
状加圧部材32が反り上がって定着ローラ31に巻き付
くように変形して、少なくとも定着可能温度に到達した
時点でシート状加圧部材32が定着ローラ31に当接す
るようになる。
【0020】図3はシート状加圧部材の他構成を示す説
明図であり、37はコーティング層を示す。図2に示す
ものは、シート状加圧部材32を形状記憶合金のみによ
って構成したものであることに対し、図3に示すシート
状加圧部材32は、シート状加圧部材32の通紙面にコ
ーティング層37を形成したものである。このコーティ
ング層37は、例えばフッ素樹脂(PFA,PTFE,
FEP)のように摩擦が少なく耐熱性に優れた部材によ
って構成されている。その結果、シート状加圧部材32
にトナーが固着することが防止され、記録紙の裏汚れ
や、搬送不良の発生を防止することができる。
【0021】また、コーティング層37は、コーティン
グ部材の塗布によって形成する以外でも、例えば、シー
ト部材として構成し、このシート材をシート状加圧部材
32に貼着することによって構成しても良い。特に、シ
ート部材のみを交換可能にすることにより、形状記憶合
金のシート状加圧部材32はそのまま使用することがで
き、交換部品費を安くすることができる。
【0022】センサ33は、シート状加圧部材32の通
紙面の反対面側でかつ自由端部に設けられ、自由端部の
位置の変化に基づいてシート状加圧部材32が定着ロー
ラ31から確実に離間しているか否かを検出するもので
ある。具体的には、図4(a)に示すように、シート状
加圧部材32の自由端部に光を照射して返ってくる反射
光量に基づいて自由端部の位置を検出する反射型セン
サ、図4(b)に示すように、シート状加圧部材32の
自由端部が接触しているか否かに基づいて自由端部の位
置を検出する接触型センサ、図4(c)に示すように、
シート状加圧部材32の自由端部の側部に下方に延びる
延在片38を設け、発光素子とこの発光素子からの光を
受光する受光素子とを有し、延在片38が発光素子から
の光を遮るか否かによって、自由端部の位置を検出する
透過型センサ等が用いられる。
【0023】図5はファクシミリ装置の制御系を示すブ
ロック図であり、39は装置全体の制御を行う制御部、
40は外部からの命令信号を入力する操作パネルや各種
情報を表示する表示パネルを有する表示部、41は回線
を介して画像データを送受信する通信部、42は画像処
理部、43はジャム検知用センサを示し、制御部39に
よって、給紙ローラ6,光書込部16,密着センサ2
3,定着装置30,センサ33,表示部40,通信部4
1,画像処理部42,ジャム検知用センサ43が制御さ
れる。
【0024】制御部39が、ジャム検知用センサ43か
らの信号に基づいてジャム発生と判断した場合、直ちに
記録紙の給紙搬送を停止させ、定着ヒータ36をオフに
し、ジャム発生を表示部40に表示させる。この時、定
着装置30においてジャム発生が検知された場合には、
センサ33の出力に基づいてシート加圧部材32が定着
ローラ31から離間したと制御部39が判断した時に、
制御部39によって表示部40に「ジャム除去可能」な
状態になったことを表示するように制御される。
【0025】このように構成したことにより、定着ロー
ラ31に対してシート状加圧部材32を接離させるため
の機構が安価でかつ簡単な構成により実現することがで
き、しかも、定着装置30に対する通紙時以外において
定着ローラ31に対してシート状加圧部材32を圧接さ
せておく時間が短縮できるために、シート状加圧部材3
2の耐久性を向上させることができる。
【0026】ところで、前述した第1実施形態におい
て、特に定着ローラからシート状加圧部材を離間させる
場合には、定着ヒータをオフにしても定着ローラの余熱
のために、定着ローラからシート状加圧部材が離間する
までに時間を要するようになり、定着装置においてジャ
ムが発生した場合に直ちにジャム処理が行えないことも
あり得る。次に示す第2実施形態は、定着ローラからシ
ート状加圧部材が離間するまでに要する時間の短縮化を
図るものである。
【0027】図6は本発明の第2実施形態の定着装置の
要部構成を示す側面図であり、44はコイルばねを示
す。
【0028】第2実施形態の定着装置は、図2に示す定
着装置におけるシート状加圧部材32の自由端部におけ
る通紙面の反対面と本体1との間にコイルばね44を設
けたものである。常温時においてはコイルばね44は定
常状態であってシート状加圧部材32に対して力が作用
しない。そして、高温時にはシート状加圧部材32の自
由端が定着ローラ31側に移動するとともに、コイルば
ね44が伸張する。ここでコイルばね44のばね定数に
ついては、シート状加圧部材32が変形する力F1より
も、コイルばね44がシート状加圧部材32を定着ロー
ラ31から離そうとする力F2が弱くなるようなばね定
数に設定する。
【0029】このように構成したことにより、例えば、
ジャム発生時に定着ヒータをオフにした場合に、シート
状加圧部材32が元に戻ろうとする復元力とともにシー
ト状加圧部材32を定着ローラ31から離間させる方向
の力が作用するため、第1実施形態よりも早く定着ロー
ラ31からシート状加圧部材32を離間させることがで
きる。
【0030】なお、上述した第2実施形態においてはコ
イルばね44を用いたが、それに限るものではなく、例
えば、板ばね、ねじりばね、スポンジ等、要は耐熱性を
有しかつ定着ローラ31にシート状加圧部材32が当接
した場合にシート状加圧部材32を離間させようとする
力が作用するような弾性部材であれば、適用可能であ
る。
【0031】以上、本発明の実施形態について説明して
きたが、本発明は上述したものに限るものではない。例
えば、前述した実施形態においては、定着装置として図
1に示すように定着ローラ31とシート状加圧部材32
とのニップにおいてトナー像を用紙に定着させるものを
適用したが、それに限らず、定着ローラとテンションロ
ーラとによって円環状の定着ベルトを張設させ、この定
着ベルトにシート状の加圧部材を当接させてニップを形
成し、定着ベルトを循環移動させてなる方式の定着装
置、さらには、円筒状の定着フィルムの内側に加熱源を
固定し、加熱源に対向する定着フィルムの部位にシート
状の加圧部材を当接させてニップを形成し、定着フィル
ムを回転させる方式の定着装置を適用しても良い。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように構成された本発明
によれば、シート状加圧部材を形状記憶合金によって構
成し、定着ローラの温度変化によって変形・復元するこ
とにより、定着ローラに対してシート状加圧部材が自動
的に接離するため、定着ローラに対してシート状加圧部
材を接離させるための機構が安価でかつ容易に構成する
ことが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の定着装置を有するファ
クシミリ装置の内部構成を示す説明図
【図2】シート状加圧部材付近の構成を示す説明図
【図3】シート状加圧部材の他構成を示す説明図
【図4】シート状加圧部材が定着ローラから離間してい
ることを検出するセンサの構成例を示す説明図
【図5】ファクシミリ装置の制御系を示すブロック図
【図6】本発明の第2実施形態の定着装置の要部構成を
示す側面図
【図7】従来の定着装置および画像形成装置を有するフ
ァクシミリ装置の内部構成を示す側面図
【符号の説明】
3 感光体 8 転写ローラ 30 定着装置 31 定着ローラ 32 シート状加圧部材 33 センサ 35 受け部 36 定着ヒータ 37 コーティング層 39 制御部 44 コイルばね

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に加熱源を有する熱伝達部材および
    この熱伝達部材に当接かつ加圧するシート状加圧部材を
    有し、前記シート状加圧部材を前記熱伝達部材に加圧状
    態で当接させ、トナー像が転写された記録紙を前記熱伝
    達部材と前記シート状加圧部材とのニップ部を通過させ
    る際に加圧/加熱することにより記録紙にトナー像を定
    着させる定着装置であって、 前記シート状加圧部材を形状記憶合金から構成し、前記
    熱伝達部材が定着可能温度の場合には前記シート状加圧
    部材を前記熱伝達部材に当接させ、前記熱伝達部材が待
    機温度の場合には前記熱伝達部材から離間させることを
    特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記シート状加圧部材を前記熱伝達部材
    から離間させる方向に付勢する手段を設けたことを特徴
    とする請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記シート状加圧部材に、表面を滑らか
    にするようにコーティングを施したことを特徴とする請
    求項1または2記載の定着装置。
  4. 【請求項4】 前記シート状加圧部材に、前記シート状
    加圧部材よりも滑らかな表面を有するシート材を取り付
    けたことを特徴とする請求項1または2記載の定着装
    置。
  5. 【請求項5】 前記シート状加圧部材の位置を検出する
    手段を設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項記載の定着装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項記載の定着
    装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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