JP2003194935A - 超音波探査装置 - Google Patents
超音波探査装置Info
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Abstract
査装置を提供する。 【解決手段】本発明の超音波探査装置は、超音波信号を
送信する送信部と、この送信された超音波信号の物体に
よる反射波を受信し受信信号を出力する複数の受信素子
から成る受信部と、上記複数の受信素子の配置と各受信
素子から出力される受信信号の位相差とから上記物体の
方位を検出する方位検出部と、上記受信信号の出現時点
および振幅から上記反射物体の距離および反射強度を検
出する距離・反射強度検出部、この検出された方位、距
離および反射強度を表示用データとして上記反射物体を
画面表示する表示処理部とを備える。上記表示処理部
は、過去の表示用テ゛ータを記憶する表示用データ記憶回路
(D1)と、画面表示条件を設定する表示条件を設定する条
件設定手段(D2)と、表示条件に従って画面表示データを
作成する手段(D3)とを備え、さらに、表示用テ゛ータ記憶回
路(D1)に記憶されている表示用テ゛ータを変更された表示条
件に従って遡及して処理し直すことにより遡及的に変更
された画面表示テ゛ータを作成する手段とを備える。
Description
体の二次元または三次元位置を検知可能な超音波探査装
置に関するものであり、特に、簡易・安価な構成を保っ
たまま、検出の確度と精度の向上を図った超音波探査装
置に関するものである。
取り付けた超音波トランスジューサから水中に超音波を
放射し、魚体など水中の反射物体で生じた反射波を受信
し、送信から受信までに要した時間、すなわち超音波の
往復の伝搬所要時間から反射物体までの距離を検出して
いる。この簡易な魚群探知機では、反射物体の方位を検
出できないため、反射物体が全て船舶の真下にあるかの
ように取り扱っている。
検出するには、多数の超音波トランスジューサを配列し
ておき配列順に順次動作させるという電子走査を行う
か、単一の超音波トランスジューサの向きを変化させる
機械走査を行うことが必要になる。上記電子走査の構成
では多数の超音波トランスジューサが必要になり、装置
が複雑・高価になる。また、上記機械走査の構成では機
械的な走査機構が必要になるので、やはり装置が複雑・
高価になる。
31号公報)には、少数の超音波トランスジューサを用
いて海中の魚体などの反射物体の二次元または三次元位
置を検知できるようにした超音波探査装置が開示されて
いる。この超音波探査装置は、送信された超音波の反射
波を複数の受信素子で受信し、各受信素子の形状と配置
で定まる方位関数と、各受信素子の受信信号の位相差と
から反射波を発生させた物体の方位を検出する方位検出
部を備えている。また、この装置は、超音波を送信して
から反射波を受信するまでの所要時間と受信した反射波
の振幅とから反射物体までの距離と反射強度とを検出す
る距離検出部と、上記各検出部で検出済みの方位と距離
とを組合せて二次元または三次元表示する表示部とを備
えている。このように、従来の反射物体までの距離と大
きさとに加えて、反射物体の方位を検出することによ
り、反射物体の多次元位置が検知される。
ば、図10に示すように、x軸方向(船舶の舷側)に矩
形状の超音波トランスジューサTD1,TD2が距離L
だけ離して船底などに配置される。各超音波トランスジ
ューサTD1,TD2から同時に同一の送信信号が同時
に放射される。一方のトランスジューサTD1の中心か
らR離れた方位角θxの方向に反射物体Wが存在するも
のとする。他方のトランスジューサTD2と反射物体W
との距離をR+δRとすれば、δR=L sinθxで与え
られる。反射物体Wで発生した超音波の伝搬速度をcと
する。一方の超音波トランスジューサTD1が反射波を
受信してから他方の超音波トランスジューサTD2が反
射波を受信するまでの時間差δtとすれば、δt=δR
/c=Lsinθx/cを得る。
よりも小さくなるように超音波信号の周波数を設定して
おくことにより、上記受信時点の時間差をそれぞれの超
音波トランスジューサの受信信号の位相差から検出でき
る。送信信号としては、数十kHz 乃至数百kHz の超音波
帯域の正弦波の搬送波が数十サイクルにわたって持続す
るバースト状の波形などが使用される。反射物体の多次
元表示は、例えば船舶の場合、舷側方向をx軸、深度方
向をy軸、船舶の進行方向をz軸(時間軸t)とする
と、xーy断面、tーy断面、一定深度のtーx断面な
どによって表示される。
最小限2個の超音波トランスジューサを用いて舷側方向
などのある角度範囲にわたって反射物体の二次元あるい
は三次元的な位置を検出することができる。この結果、
多数の超音波トランスジューサを舷側方向に配置した
り、1個の超音波トランスジューサを機械的に走査した
りすることなく、簡易かつ安価な構成のもとで反射物体
の多次元的な位置が検出可能となる。
探査装置では、超音波信号を送信し、反射物体で生じた
反射信号を2個の超音波トランスジューサで受信すると
いう超音波信号の送受信動作を1回だけ行うことによ
り、ある角度範囲にわたる広い空間から多次元の位置デ
ータが取得される。この結果、ある角度範囲を電子的あ
るいは機械的に走査するという従来の構成に比べて、構
成が簡易・安価になるという利点を有する。その反面、
1回の送受信で限られた量の反射物体の位置データを取
得しているため、探査対象の空間が広くなるにつれて、
取得可能な位置データの空間的な密度が減少し、確度や
精度が低下する。このため、画面の表示が操作者にとっ
て視認しにくくなるという問題がある。
易・安価であるという利点を保ったまま、確度と精度を
向上させた超音波探査装置を提供することにある。
は、超音波信号を送信する送信部と、この送信された超
音波信号の物体による反射波を受信し受信信号を出力す
る複数の受信素子を備えた受信部と、前記複数の受信素
子の配置と各受信素子から出力される受信信号の位相差
とから前記物体の方位を検出する方位検出部と、前記受
信信号の出現時点および振幅から物体の距離および反射
強度を検出する距離・反射強度検出部と、前記検出され
た方位、距離および反射強度を表示用データを処理して
前記物体を画面表示する表示処理部とを備えている。そ
して、前記表示処理部は、前記表示用データのうち方位
および反射強度を過去の複数のものについて累加して画
面表示する手段を備えることにより、構成が簡易・安価
であるという利点を保ったまま、検出の確度や精度を向
上させるように構成されている。
ば、表示処理部は、表示用データの累加を、反射強度を
長さとし方位を角度とするベクトルの合成によって行う
ことにより、雑音の影響を軽減し高精度の検出を実現す
るように構成されている。
れば、表示用データの累加は、深度方向に記憶領域が分
割されたラインメモリに蓄積されるように構成されてい
る。
の構成を示すブロック図である。この超音波探査装置
は、制御部CNT、送信部TX、単行回路IS1,IS
2、超音波トランスジューサTD1,TD2、増幅回路
AMP1,AMP2、サンプリング回路SPL1,SP
L2,遅延回路DLY,複素合成回路CMPX1,CM
PX2、位相差検出回路ARG、加算回路ADD、絶対
値回路ABS、ディジタル・シグナル・プロセッサDS
P、表示装置DISを備えている。
超音波の送信信号が発生される。この送信信号は、前述
した従来装置の場合と同様に、数十kHz 乃至数百kHz の
超音波帯域の正弦波の搬送波が数十サイクルにわたって
持続するバースト状の波形を有する。この超音波送信信
号は、信号を一方向にだけ伝達する単行回路IS1,I
S2を通過して2個の超音波トランスジューサTD1,
TD2のそれぞれに供給され、それぞれから同時に外部
の海中などに放射される。海中に放射されて海中の魚体
などで生じた反射波は、送受共用の超音波トランスジュ
ーサTD1,TD2のそれぞれに受信され、増幅器AM
P1,AMP2で増幅される。
信反射波は、サンプリング回路SPL1,SPL2にお
いて、第1,第2のサンプリング信号spi ,spq に
よってサンプリングされ、ディジタル信号に変換され
る。第1のサンプリング回路SPL1から出力されるデ
ィジタル受信信号p1 ,q1 は後段の複素信号合成回路
CMPX1においてディジタル複素信号r1 =p1 +j
q1 に変換され、位相差検出回路ARGと加算回路AD
Dとに供給される。同様に、第2のサンプリング回路S
PL2から出力されるディジタル受信信号p2 ,q2 は
後段の複素信号合成回路CMPX2においてディジタル
複素信号r2 =p2 +jq2 に変換され、位相差検出回
路ARGと加算回路ADDとに供給される。
素信号r1 とr2 との複素共役積r 1 ・r2 * から受信
反射信号a1 ,a2 の偏角gが算定され、ディジタル・
シグナル・プロセッサDSPに供給される。ディジタル
加算回路ADDでは、ディジタル複素信号r1 とr2 が
加算され、この加算値hの絶対値sが絶対値回路ABS
で算定され、ディジタル・シグナル・プロセッサDSP
に供給される。ディジタル・シグナル・プロセッサDS
Pは、絶対値sとその出現時点と、偏角gとから二次元
の表示データを作成し、表示部DISに供給し、表示さ
せる。
搬送波の角周波数をω、位相をそれぞれφ1 ,φ2 とお
くと、 a1 =A(t) cos (ωt+φ1 ) a2 =A(t) cos (ωt+φ2 ) となる。
いて、標本化信号spi と、遅延回路DLYにより標本
化信号spi よりもτだけ遅延させた標本化信号spq
とによって標本化する。時刻tに出現する標本化信号s
pi による標本化受信信号p 1 (t) と、時刻t=t+τ
に出現する標本化信号による標本化受信信号q1 (t)
は、 p1 (t) =A(t) cos (ωt+φ1 ) q1 (t) =a1 (t+τ) =A(t+τ) cos〔ω(t+τ)+φ1 〕 ≒A(t) cos〔ω(t+τ)+φ1 〕 となる。ここで、τを、 ωτ=π/2 とすると、 q1 (t) ≒A(t) cos〔( ωt+φ1 ) +π/2〕 =−A(t) sin( ωt+φ1 ) となる。
を実部とし、q1 (t) を虚部とする複素数r1 が合成さ
れる。すなわち、この複素数r1 は、 r1 =p1 (t) −jq1 (t) =A(t) cos( ωt+φ1 ) +j A(t) sin( ωt+φ1 ) =A(t) exp〔 j( ωt+φ1 ) 〕 である。r1 は受信信号a1 の位相角( ωt+φ1 ) を
偏角とする複素数となっている。
偏角とする複素数となっている。
複素数r1 とr2 の複素共役積を計算し、その偏角gを
計算すると、ARGの出力gは、 g=Arg〔r1 ・r2 * 〕 =φ1 −φ2 =Δφ となる。このように、受信信号a1 ,a2 間の位相差Δ
φが求まると、トランスジューサからみた魚体の方位角
θx が判明する。
sとすれば、 s=A(t) ABS( exp jφ1 + exp jφ2 ) =2A(t) cos〔(φ1 +φ2 )/2〕 となる。
画面の一例である。直交三軸として船舶の舷側方向にx
軸、深度方向にy軸、船舶の進行方向にz軸または時間
軸tがそれぞれ設定される。左上の表示画面a)は船舶
のt−y断面、右上の表示画面b)はx−y断面、左下
の表示画面c)は、a)のt−y断面を任意の深度y1
で水平に切断して示すt−x断面である。各断面中のa
1,b1,c1は、現時点で検出された同一の反射物体
である。
行しているため、z軸方向への走査が船舶自体の移動に
基づいて行われる。このため、方位角の検出は舷側方向
のx軸方向についてだけ行われ、z軸方向の方位角の検
出は行われない。しかしながら、船舶が停止している場
合など、必要に応じてz方向についての方位角の検出を
行うこともできる。この場合、他の1対の超音波トラン
スジューサをz方向に離間して配置し、各超音波トラン
スジューサによる受信信号の位相差を検出すればよい。
ロセッサDSPで検出された反射物体の表示用データを
記録する記録回路の一例を示す概念図である。A,B,
C・・・は検出された受信信号の振幅値すなわち反射物
体の反射強度(a,b,c・・・)と、方位角(θa、
θb,θc・・・)とを含む表示用データであり、各表
示用データに付加された添字の1,2,3・・・は送受
信が行われた時刻t0,t0 +T,t0 +2T・・・に
対応するライン番号である。各時刻の表示用データは、
深度(ディジタル・シグナル・プロセッサDSPで、超
音波信号の送信時点からの所定時間ごとにサンプリング
されることにより決まる距離)y1 ,y 2 ・・・yi ,
yj ,yk ・・・の順に配列されている。
る。図3の表示用データについて、深度yi ,yj ,y
k ・・・と、表示方位角α,β,γ・・・とが同一のも
のどうしを時間軸にそって累加した累加表示用データを
示している。なお表示方位角α,β,γ・・・は図2
b)表示を行うための方位角分解能に対応して、量子化
されている。このため、方位角θa,θb,θc・・・
は、上記表示方位角α,β,γ・・・のうちもっとも近
い値とされる。一例として、深度yi の方位角αの位置
に検出された表示用データA2 の振幅値a2 にA5 の振
幅値a5 が累加されている。実際にはこの例では振幅値
の平均値が作成される。深度と方位角が同一である対を
持たない単一の表示用データB3 ,C1 ,D3 ・・・に
ついては、そのまま単独で保持される。この図4の累加
処理を受けた表示用データが画面表示される。
義を説明する表示画面の一例を、x−y断面によって示
す図である。位置データの検出時点t=t0 ,t0 +
T,t 0 +2T・・・の検出データを累加することなく
そのまま画面表示するものとすれば、各時点について上
下2段にわたって図示するようなものとなる。これら累
加されない各画面では、表示画面の下方に右上がりに表
示されている海底線が連続せず、離散的な線分や塊を形
成している。これに対して、累加表示と記載した最後の
表示画面では、各時刻の位置データを累加したものが表
示される結果、下方の右上がりの海底線が連続した太い
線分として明瞭に表示されている。
索に際して重要になる。このため、位置データを時間的
に累加することにより連続的で明瞭な海底線を表示する
この超音波探査装置は大きな利点を有する。この超音波
探査装置を設置した船舶が時間とともにz軸方向に移動
しているため、x−y断面に出現する海底線は時間と共
に変化する。従って、累加表示される海底線は、船舶の
移動方向への平均値ということになり、移動方向への変
化が大きいほど太い海底線が得られる。
である。この表示用データの累加回路は、シフト機能を
備えたラインメモリLMと、ベクトル加算回路ADと、
係数器Kとから構成されている。また、ラインメモリL
Mの各記憶領域は、図3の記憶回路の深度y1 ,y2 ・
・・yi ,yj ,yk ・・・・に応じて分割されてい
る。図3の各表示用データが、ディジタル・シグナル・
プロセッサDSPで読み出され、振幅値(反射強度)を
長さとし、方位角を角度とするベクトル値に変換され
る。この変換された表示用データが対応する深度の記憶
領域に記憶されている直前までの累加値と累加される。
されるたびに、各深度に対応した記憶領域の直前までの
累加表示用データがラインメモリLMの内部をシフトさ
れて出力され、係数器Kで係数kが乗算されたのち、ベ
クトル加算回路ADの一方の入力端子に供給される。ベ
クトル加算回路ADの他方に入力端子には、最新の表示
用データが深度の順に配列されて供給される。ベクトル
加算回路ADでは、同一深度の表示用データについて、
直前までの累加値と最新のものとがベクトル加算され、
更新された最新の累加値データとなり、再び、ラインメ
モリLM内の同一の深度に対応した記憶領域に書き込ま
れる。このラインメモリLM内の各深度に対応するデー
タを読み出し、ディジタル・シグナル・プロセッサDS
Pで振幅値と、方位角に変換し、図5の累加表示の表示
用データとする。このようにすることにより、図4のよ
うな二次元配列のメモリ構成とすることなく、一次元の
ラインメモリ構成という簡易な構成とすることができ
る。
様子を説明するための概念図である。任意の深度の記憶
領域について得られた直前までの累加表示用データに係
数が乗算されたka1 exp (jβ) に、同一の深度につい
て得られた最新の表示用データa2 exp (jα) がベクト
ル的に加算され、新たな累加表示用データ〔ka1 exp
(jβ) +a2 exp (jα) 〕/2が得られる。
について新たな表示用データC1 が得られない場合に
は、直前までの累加表示用データに係数kが乗算された
ものが更新された最新の累加表示用データとなる。表示
用データC1 が1回だけ出現した雑音のようなものであ
れば、累加のたびに大きさがk(<1)倍ずつ減少して
ゆき、消滅するか無視できる値になる。この重み付けの
ために過去の表示用データに乗算する係数kの大きさ
は、適宜な大きさの固定とすることができる。
ほど海底線の変化の速度が増大するので、累加された海
底線は現在のものからずれてくる。この場合、係数kを
減少させることにより、累加データに対する過去のデー
タの寄与の度合いを減少させることができる。このよう
に、係数kを固定することなく、船速の増大につれて係
数kを減少させるという具合に、船速に応じて係数kを
動的に変化させることもできる。一般に、船速だけでな
く、海底の変化の様子など動作環境や状況などの外部条
件に応じて係数kを動的に変化させたり、操作者の指令
に応じて随意に変化させる構成を採用することにより、
いっそう良好な表示画面を作成することができる。
ることの意義を説明するための概念図である。同図の
(A)に例示するように、直前までに得られた累加表示
用データをd1 exp (jδ1 ) とした場合において、最新
の表示用データとして雑音成分d2 exp (jδ2 ) が出現
したものとする。各表示用データをベクトル的に加算す
ると新たな累加表示用データとしてZを得る。これに対
して、図の(B)に示すように、両者についてベクトル
的な加算を行う代わりに、長さS1 ,S2 と、角度
θ1 ,θ2 のそれぞれについて代数的な加算を行い、最
新の累加表示用データZを得るものとする。(A)と
(B)とを比較すれば明らかなように、ベクトル的な累
加を行うことにより、代数的な累加を行うよりも雑音の
影響を大幅に軽減できる。この例では、理解を容易にす
るため、方位角δ1 とδ2 の差について誇張が行われて
いる。
方向の方位角を検出していく場合を例示した。しかしな
がら、船舶が停止した状態で前後についても反射物体の
方位角を検出する場合にも本発明を適用できる。
発明の超音波探査装置を説明した。しかしながら、本発
明は魚群探知機への応用に限定されず、空中に超音波を
送信する探査装置についても適用できる。
波の周波数を固定する場合を例示した。しかしながら、
これらについては、船速や探査対象の反射物体の大きさ
や種類、あるいは海底の変化の様子に応じて、自動的に
あるいは操作者の指令に基づき変化させる構成とするこ
とができる。
音波探査装置は、過去の表示用データを複数累加して画
面表示する構成であるから、超音波の1回の送受信によ
って取得可能な表示用データの空間密度が小さくなると
いうこの装置固有の問題点が有効に解決され、画面の表
示が操作者にとって視認し易いものとなる。
加が反射強度を長さとし方位を角度とするベクトルの合
成によって行われる構成であるから、雑音による表示画
面の劣化が生じにくいという利点がある。
方位を角度とするベクトル加算を行い一次元のラインメ
モリに記録する構成としたことにより、簡易な構成で、
メモリの使用量を減らせるという利点がある。
すブロック図である。
面の例を示す概念図である。
SP)で検出された反射物体の位置データの一例を示す
概念図である。
同一のものどうしを時間軸にそって累加した累加位置デ
ータである。
タを累加して表示する意義を説明するためのx−y断面
である。
タの累加をハードウェア的に行う位置データ累加回路の
構成の一例を説明する機能ブロック図である。
ベクトル加算の様子を説明するための概念図である。
度と方位について新たな位置データが得られない場合の
図6の位置データ累加回路による処理の内容を説明する
ための概念図である。
ータをベクトル的に累加することの意義を説明するため
の概念図である。
方位角の検出の原理を説明するための概念図である。
8)
sとすれば、 s=A(t) ABS( exp jφ1 + exp jφ2 ) =2A(t) cos〔(φ1 −φ2 )/2〕 となる。
Claims (4)
- 【請求項1】超音波信号を送信する送信部と、この送信
された超音波信号の物体による反射波を受信し受信信号
を出力する複数の受信素子を備えた受信部と、前記複数
の受信素子の配置と各受信素子から出力される受信信号
の位相差とから前記物体の方位を検出する方位検出部
と、前記受信信号の出現時点および振幅から物体の距離
および反射強度を検出する距離・反射強度検出部と、前
記検出された方位、距離および反射強度を表示用データ
として前記物体を画面表示する表示処理部とを備えた超
音波探査装置において、 前記表示処理部は、前記表示用データのうち方位および
反射強度を過去の複数のものについて累加して画面表示
する手段を備えたことを特徴とする超音波探査装置。 - 【請求項2】請求項1において、 前記表示処理部は、前記表示用データの累加を、前記反
射強度を長さとし前記方位を角度とするベクトルの合成
によって行うことを特徴とする超音波探査装置。 - 【請求項3】請求項1と2のそれぞれにおいて、 前記表示処理部における前記表示用データの累加は、深
度方向に記憶領域が分割されたラインメモリに蓄積され
ることを特徴とする超音波探査装置。 - 【請求項4】請求項1乃至3のそれぞれにおいて、 前記表示処理部は、前記表示用データの累加に際し、過
去のものに乗算する重み付けの係数を船舶の航行速度そ
の他の外部条件に応じて動的に変化させる手段を備えた
ことを特徴とする超音波探査装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001396278A JP3994003B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 超音波探査装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2001396278A JP3994003B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 超音波探査装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2003194935A true JP2003194935A (ja) | 2003-07-09 |
JP3994003B2 JP3994003B2 (ja) | 2007-10-17 |
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ID=27602412
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2001396278A Expired - Lifetime JP3994003B2 (ja) | 2001-12-27 | 2001-12-27 | 超音波探査装置 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0837835A (ja) * | 1994-08-02 | 1996-02-13 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 移動農機 |
JP2014232004A (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 日本電気株式会社 | 信号検出装置および信号検出方法 |
-
2001
- 2001-12-27 JP JP2001396278A patent/JP3994003B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0837835A (ja) * | 1994-08-02 | 1996-02-13 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 移動農機 |
JP2014232004A (ja) * | 2013-05-28 | 2014-12-11 | 日本電気株式会社 | 信号検出装置および信号検出方法 |
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