JP2003194381A - 家屋空調装置 - Google Patents

家屋空調装置

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JP2003194381A
JP2003194381A JP2001396446A JP2001396446A JP2003194381A JP 2003194381 A JP2003194381 A JP 2003194381A JP 2001396446 A JP2001396446 A JP 2001396446A JP 2001396446 A JP2001396446 A JP 2001396446A JP 2003194381 A JP2003194381 A JP 2003194381A
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JP2001396446A
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Katsumi Yokoyama
勝美 横山
Hiroshi Nakagawa
中川  浩
Masao Tsuji
正雄 辻
Kazuhisa Nagata
和寿 永田
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Panasonic Homes Co Ltd
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Panahome Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 床下空気と居室空気とをともに浄化して空調
用空気として利用しうる家屋空調装置を提供する。 【解決手段】 家屋の壁体に、床体で開口する床開口部
から床下空気を吸込み前記壁体に設けた床下空気吹出し
口から居室に吹出しうる第1のファンを有する第1の空
気通路と、居室上部の居室空気を居室空気吸込み口から
吸込み下方の居室空気吹出し口から吹出しうる第2のフ
ァンを有する第2の空気通路とを具える換気ユニットを
配するとともに、前記第1の空気通路に、除塵フィルタ
を設け、かつ前記第2の空気通路に、居室空気を清浄に
する空気清浄フィルタを設けることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、床下空気と居室空
気とをともに浄化して空調用空気として利用しうる家屋
空調装置に関する。
【0002】
【従来の技術】家屋の空調のために、床下空気と、居室
上方で滞留する居室空気(暖気)とを用いる家屋空調装
置が考えられ、本出願人も特開2001−235205
号公報などによって、例えば図11に示すような家屋空
調装置を提案している。この家屋空調装置においては、
床下空間dと居室bとを継ぐ空気通路eに下、上の第
1,第2のファンg1、g2を設けて、例えば夏季には
第1のファンg1を用いて床下空間dの冷気を吸込み、
かつ開閉弁mによって空気通路eを下の床下空気吹出し
口h1上部で遮断することにより、この下の床下空気吹
出し口h1から吹出し居室bを換気空調する。
【0003】又冬季には、上の第2のファンg2を用い
て居室bの上部に滞留する暖気を空気取入れ口iから取
入れ、かつそれよりも低位置の居室空気吹出し口jから
吹出し、居室空気を循環することによって居室を加温す
る。さらに上のファンg2を用いた居室空気の吹出しに
際して、前記開閉弁mを開くことにより、かつ好ましく
前記下の床下空気吹出し口h1を閉じることによって、
床下空気を床開口部Foから吸い込み、居室空気ととも
に床下空気を上の床下空気吹出し口h2から吐出して、
居室bを換気空調可能とする。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】他方、かかる家屋空調
装置においては、床下空気には、花粉、自動車の排気ガ
ス、埃とともに、蚊、小蠅などの虫が紛れ込みやすく、
とくにこれらの虫の侵入は居住者に強い不快感を与え不
衛生であることから、前記家屋空調装置においては、図
11に一点鎖線で示すような、床下空気を清浄化するす
るための除塵フィルタkを設けていた。
【0005】しかしながら、居室空気にも居室内に滞留
することによって埃、たばこの煙、新建材からのホルム
アルデヒドなど化学物質等も僅かとはいえ含まれる可能
性があり、近年の健康志向の観点から、かかる家屋空調
装置においても居室空気の循環に際して浄化しておくこ
とを着想した。
【0006】本発明は、居室空気を循環する空気通路に
も居室空気浄化用のフィルタを設けることにより、前記
課題を解決しうる家屋空調装置の提供を目的としてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る発明
は、家屋の壁体に、床体で開口する床開口部から床下空
気を吸込み前記壁体に設けた床下空気吹出し口から居室
に吹出しうる第1のファンを有する第1の空気通路と、
居室上部の居室空気を居室空気吸込み口から吸込み下方
の居室空気吹出し口から吹出しうる第2のファンを有す
る第2の空気通路とを具える換気ユニットを配するとと
もに、前記第1の空気通路に、除塵フィルタを設け、か
つ前記第2の空気通路に、居室空気を清浄にする空気清
浄フィルタを設けることを特徴とする家屋空調装置であ
る。
【0008】又請求項2に係る発明は、前記換気ユニッ
トが、前記第2のファンから下方にのび前記第2の空気
通路の少なくとも一部をなす伝熱性材からなるダクトボ
ックスを有し、前記第1の空気通路の前記床下空気吹出
し口は、第2の空気通路の前記居室空気吹出し口よりも
下方で開口する開閉可能な下の床下空気吹出し口と、そ
の上方で開口する上の床下空気吹出し口とからなり、か
つ第2の空気通路の上、下の床下空気吹出し口の間をダ
ンパにより開閉可能とするとともに、第1空気通路は前
記ダクトボックスに沿って流れる熱交換部を具えること
を特徴とし、さらに請求項3に係る発明は、第2の空気
通路が、前記居室空気吸込み口を、前記上の床下空気吹
出し口から吹出しされた床下空気の一部を吸込み可能な
位置に設けたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。図1〜3において、本発明の家屋空
調装置1は、家屋の壁体Wに、床下空気を吸込んで床下
空気吹出し口7から居室2に吹出ししうる第1のファン
Fdを有する第1の空気通路8Aと、居室空気を吸込み
居室空気吹出し口9から吹出しうる第2のファンFuを
有する第2の空気通路8Bとを有する換気ユニット3を
具え、かつ前記床下空気吹出し口7は、下の床下空気吹
出し口7Aと、上の床下空気吹出し口7Bとからなる。
なお、本明細書において「居室」とは、家屋内部の空間
であり、いわゆる居間、ダイニングルーム、ベッドルー
ムなど、居住者が比較的長時間に亘り入室する家屋の空
間をいう。
【0010】また前記換気ユニット3は、図3の分解斜
視図に示すように、本形態では、矩形配置の枠材と適宜
の桟材とを組み合わせて接合した枠組の内外面に内装
材、外装材を添設した壁パネルP,P間に設けた間隙に
配されタワー状をなして前記壁体Wを構成しており、従
って、換気ユニット3は壁パネルPと略同厚さに形成さ
れるとともに、例えば工場等で予め製造、組立てがなさ
れる。なお換気ユニット3を壁パネルP内に組み込むこ
ともできる。
【0011】さらに前記換気ユニット3は、本形態で
は、床面から天井にのびるユニット本体部4と、その居
室側の面、即ち前面を覆う化粧カバー5とからなり、ユ
ニット本体部4は、背板の両側に側板を設け、かつ前記
床体Fに設けた床開口部Foを囲む外枠4A(図9に示
す)の内部に、床面とは間隔G(図4,8に示す)を隔
てる底板4aと、該底板4a上方の第1の仕切板4b
と、第2の仕切板4cと、天井板とを掛け渡した前開放
の筐体4Bを具える。
【0012】なお前記建築用パネルPとの間には巾調整
材4Cと見切り材4D(図9に示す)とを配し、また前
記化粧カバー5は、本形態では、この筐体4Bの前開放
部を覆うカバー基板5aに、前記下の床下空気吹出し口
7Aと、上の床下空気吹出し口7Bと、居室空気を吸込
む居室空気吸い込み口6と、居室空気吹出し口9に位置
して形成した空気孔の前面にグリル5bを取付け、かつ
取付板5cにより前記筐体に着脱自在に取り付けられ
る。なお、グリル5bは、連続することも断続すること
もできる。
【0013】又前記筐体の前記底板4aと、第1の仕切
板4bと、第2の仕切板4cとにはそれぞれ空気通孔を
穿設するとともに、前記床板Fと前記底板4aとの間に
は、図3,8に示すごとく、床下空気を浄化する除塵フ
ィルタ20を設け、かつ前記底板4aと第1の仕切板4
bとの間の空間には、図3,4に示す前記第1のファン
Fdを設けている。
【0014】さらに第1の仕切板4bと第2の仕切板4
cとの間の空間には、弁装置10と、居室空気を清浄に
する空気清浄フィルタ22を有するダクトボックス12
とを、さらに第2の仕切板4cと天井板との間の空間に
は第2のファンFuを配置している。
【0015】前記第1のファンFdは、第1の仕切板4
bの前記空気通孔に空気吐出口を合わせて該第1の仕切
板4bの下面と気密に固定され、前記床開口部Foから
前記浄化フィルタFdを通る床下空気を吸い込み、その
空気吐出口から前記弁装置10に送り込む。なお、図4
に詳示するごとく、底板4aには、該底板4aの空気通
孔からの床下空気を分割することにより整流して第1の
ファンFdによる円滑な吸引を可能とする整流手段4E
を設けている。
【0016】前記弁装置10は、図4に一点鎖線で示
し、かつ図5〜7に図示するごとく、前記第1の仕切板
4bの空気通孔に合う空気取入れ口を有する台板部10
aから立ち上がる筒状の基体10bを設けた箱状体10
Aを有し、この箱状体10Aには、前記基体10bの前
板上部に、図5に示すごとく、その前板を欠切して前記
下の床下空気吹出し口7Aを形成する矩形枠10Bを弾
性材を介して取り付ける切欠き孔と、円弧に湾曲する上
板を欠切した流路開閉口11とを設けている。
【0017】さらに箱状体10Aには、本形態では、前
記下の床下空気吹出し口7Aを、部分的に上部の開放部
7A1を残して開閉する複数枚の翼片状のシャッター1
5が前記矩形枠10Bの側板で枢支されるとともに、前
記流路開閉口11は、前記側板上端で枢着され円弧板か
らなることにより該流路開閉口11を開閉しうるダンパ
16とを設けている。本形態では、前記ダンパ16は、
前記流路開閉口11を開放するとき、前記上部の開放部
7A1を閉じ、これにより、前記シャッター15と協動
して前記下の床下空気吹出し口7Aを、開閉機構である
開閉手段17により開閉しうる。
【0018】前記開閉手段17は、図5〜図7に示すご
とく、本形態では、1つの操作つまみ19と、この操作
つまみ19により上下動する操作軸18Aとを具える。
かつこの操作軸18Aに、前記シャッター15と、ダン
パ16から突出するレバー15a,16aを枢支するこ
とにより、該操作軸18Aが保持され、しかもその上下
動によって、前記下の床下空気吹出し口7Aを、シャッ
ター15とダンパ16とにより閉じる閉止動作と、前記
流路開閉口10Aを開く動作とを前記1つの操作つまみ
19の上下動により同時になしうる。他方、これとは逆
に、前記開閉手段17は、1つの操作つまみ19によっ
て、前記下の床下空気吹出し口7Aの開放動作と、前記
流路開閉口10Aを閉じる動作とを同時になしうること
となる。
【0019】なお、前記操作つまみ19は、図3,図
6,7に示すごとく、前記化粧カバー5のカバー基板5
aに透設したスリット5dを通るとともに、前記カバー
基板5aの背面を、該操作つまみ19との間で弾性的に
挟みかつ上下で保持しうる摺動板18Bに固定され、そ
の背面の突片18aが、その長孔を介して前記操作軸1
8Aに係止されることによって、操作つまみ19はこの
操作軸18Aを上下動させ、シャッタ15と、ダンパ1
6との前記のような同時動作を可能としている。
【0020】このように、第1の空気通路8Aは、前記
下の床下空気吹出し口7Aに吐出する下の床下空気通路
8A1と、その閉止時において前記流路開閉口11から
吐出し、前記上の床下空気吹出し口7Bに通じる上の床
下空気通路8A2とからなるとともに、弁装置10は、
下の床下空気通路8A1と、上の床下空気通路8A2と
を選択的に1つの操作つまみ19の操作によって形成し
うる。
【0021】前記ダクトボックス12は、図9,10に
示すように、鉄板、アルミニュム板、銅板などの例えば
金属の良伝熱性材を用いてなり、かつ前記第2の仕切板
4cの下面に固定される。またダクトボックス12は、
前記第2の仕切り板4cの空気通孔に一致する切欠き孔
24aを設けた天板24の下面に、該天板24よりも巾
狭かつ前記切欠き孔24aを囲む有底の筒部25を垂下
させる。
【0022】又この筒部25には、その前板に、前記天
板24から下方に間隙gを隔てかつ該筒部25に連通す
る例えば矩形状しかも前端開放部が前記居室空気吹出し
口9を形成する吹出し筒26を突出させる。この吹出し
筒26の内部には、前記空気浄化フィルタ22を配置
し、これによりダクトボックス12は前記切欠き孔24
aからこの前記居室空気吹出し口9にのびる空気流路を
構成している。
【0023】さらに前記間隙gは、前記上の床下空気吹
出し口7Bをその前端で形成している。これにより吹出
し筒26の両側の空気流路を筒部25に接しつつ沿って
上昇することにより前記ダクトボックス12との間で熱
交換しうる熱交換部12Aを通り、床下空気を上の床下
空気吹出し口7Bから吐出しうる空気流路を形成してい
る。
【0024】また前記第2のファンFuは、第1のファ
ンFdと同構成を有し、前記第2の仕切板4cの空気通
孔と空気吐出口を合わせてかつ気密に接して、前記第2
の仕切板4b上部の空間で固定される。これにより、第
2のファンFuにより前記居室空気を居室空気吸い込み
口6から居室空気を吸い込み、前記空気吐出口から前記
ダクトボックス12に送風する第2の空気通路8Bを形
成している。この居室空気吸い込み口6は、前記上の床
下空気吹出し口7Bと近接して形成され、これにより前
記上の床下空気吹出し口7Bから流出する床下空気の一
部を、前記第2のファンFuの作動とともに吸引しう
る。
【0025】これにより、前記換気ユニット3は、前記
居室空気吸込み口6から居室空気を吸込み前記ダクトボ
ックス12の居室空気吹出し口9から吐出しうる第2の
空気通路8B、及び前記床開口部Foから吸い込む床下
空気を下の床下空気吹出し口7Aから吐出する下の床下
空気空気通路8A1と、下の床下空気吹出し口7Aの閉
止時において、流路開閉口11をへて上の床下空気吹出
し口7Aから吐出しうる上の床下空気空気通路8A2か
らなる前記第1の空気通路8Aを構成しうる。
【0026】前記下の床下空気空気通路8A1は、前記
第1のファンFdを作動することにより、又は自然上昇
流とともに、床体Fで開口する床開口部Foから床下空
気を吸込み、前記除塵フィルタ20で浄化された床下空
気を、前記弁装置10の下の床下空気吹出し口7Aから
吐出する。また上の床下空気空気通路8A2は、上の床
下空気空気通路8A2と選択的に、下の床下空気吹出し
口7Aの閉止時において、前記弁装置10の前記流路開
閉口11を通り、前記ダクトボックス12の筒部25両
側の空気流路を上昇することにより前記ダクトボックス
12と接して熱交換しうる熱交換部12Aを通る床下空
気を、上の床下空気吹出し口7Aから吐出する。
【0027】さらに前記第2の空気通路8Bは、第2の
ファンFuの作動とともに、前記居室上部で滞留する暖
かい居室空気を居室空気吸い込み口6から吸込み、該第
2のファンFuの前記空気吐出口をへてダクトボックス
12の筒部25を通り吹出し筒26から、前記空気浄化
フィルタ22により浄化して、前記居室空気吹出し口9
から吹出しうる。
【0028】前記除塵フィルタ20は、本形態では、図
3、図8に示す如く、前記床面と前記底板4aとの間の
前記間隙Gに配される引出し状をなし、前記床開口部F
oの上に収納され前記換気ユニット3から引出し自在な
引出し本体部20aと、この引き出し本体部20aに収
納されたフィルタ基材20bとを含む。
【0029】引出し本体部20aは、例えば前面に把手
を有しかつ上面が開放されしかも底面に配した桟材間で
通気蕗を形成し、かつフィルタ基材20bは、例えば
虫、花粉、塵埃などの透過を妨げるメッシュフィルタ、
織布若しくは不織布からなる繊維フィルタ、綿状フィル
タ、即ちウェブ、乃至はその組み合わせなど種々のもの
ができる。なおフィルタ基材20bはフィルタ押さえ2
0cにより押圧される。
【0030】このような引き出し状の除塵フィルタ20
は床下空気を浄化して虫、花粉、埃等の進入を防止でき
る。また花粉等をも取り除くことを意図する場合には、
フィルタ基材20bは目が細かいために定期的な点検、
交換が必要となるが、引き出し自在であることにより、
メンテナンス性を高める。なお適宜のガイドを設けて出
し入れを円滑とする。
【0031】また前記空気浄化フィルタ22は、図9,
10に例示するように、前記吹出し筒26奥端の金網な
どからなる保持体22aと、その前の粗フィルタ部22
bと、その前に配される濾過フィルタ部22cとからな
り、前記粗フィルタ部22bは、居室空気に浮遊する綿
くずなどの比較的大きな埃を除塵でき、布,メッシュ、
不織布、繊維のウェブなど、各種の中性能濾材を使用で
きる。
【0032】さらに濾過フィルタ部22cは、例えば3
00μm以下程度の細かい埃、煙、乃至新建材などの微
量なホルムアルデヒドなどの汚染物質を除去することに
より、脱臭も可能な繊維状など各種の活性炭、樹脂焼結
体、又は金属焼結フィルタなどの種々の脱臭濾材を利用
できる。
【0033】このような家屋空調装置1は、第1の空気
通路8Aに設けた除塵フィルタ20が床下空気を濾過で
き、埃とともに、蚊、小蠅などの虫の侵入を防ぎ、また
好ましくは床下空気に含まれる花粉、自動車の排気ガス
をも濾過して不快感を減じ,かつ衛生効果を高めて家屋
を快適化でき、居心地、居住性を向上しうる。
【0034】又第2の空気通路に設ける空気浄化フィル
タは、吸い込んだ居室空気の埃、たばこの煙、新建材か
らのホルムアルデヒドなど化学物質等を清浄化し、健康
性、快適さを高め、かつ脱臭もなしえ、居室の居心地の
向上に役立つ。なお、床下空気、居室空気を共に浄化す
るかかる構成は、前記実施の形態で例示したものの他、
床下空気、居室空気を共に利用する種々な家屋空調装置
に採用されうる。
【0035】又家屋空調装置において、夏期において
は、前記第1のファンFdを作動しかつ弁装置10を操
作つまみ19により前記ダンパ16により流路開閉口1
0Aを閉じ下の床下空気吹出し口7Aを開くことによ
り、冷気である床下空気は除塵フィルタ20により浄化
して下の第1の空気通路8A1をへて、該下の床下空気
吹出し口7Aから居室に吐出されることにより、居室温
度の低下効果とともに、換気機能も発揮して居室を空調
しうる。
【0036】さらに夏期においても、弁装置10を操作
つまみ19により切換え、下の床下空気吹出し口7Aを
前記シャッタ15,ダンパ16により閉止して前記流路
開閉口10Aを開くことにより、上の第1の空気通路8
A2をへて床下空気を上に導き、上の床下空気吹出し口
7Bから吐出させることもできる。
【0037】さらに前記第2のファンFuを作動するこ
とにより、居室空気吸込み口6からの空気を居室空気吹
出し口9から吐出する第2の空気通路8Bをへて居室空
気を循環でき、冬期においては居室上部に滞留する暖気
を下方に移動して居室の暖房に役立たせるとともに、居
室空気の循環に際して空気浄化フィルタ22により居室
空気を浄化、脱臭しうる。なお、居室空気の浄化、脱臭
のために、この第2の空気通路8Bは年間を通じて利用
しうる。
【0038】第2の空気通路8Bの使用時において、上
の第1の空気通路8A2を導通させるときには、前記第
2のファンFuは、居室空気吸込み口6をへて、これに
近接する前記上の床下空気吹出し口8bから吐出される
床下空気の一部を吸込みうるとともに、その空気を第2
の空気通路8Bを経て浄化、脱臭して居室空気とともに
吐出し、換気空調しうる。
【0039】特に冬期においては、前記作動に際して、
床下空気は、居室空気である暖気により加温された前記
ダクトボックス12に沿って流れる領域である前記熱交
換部12Aでやや加温されたのち、残部を居室に吐出さ
れ、居室上部で滞留する暖気を活用した空調が可能とな
る。なお、第1のファンFdを作動しないときにも、前
記第2のファンFuによる前記した床下空気の吸引、及
び熱交換部12Aにおける加温による床下空気の上昇に
よって、床下空気を吸い上げることとができる。また必
要により、第1のファンFdを作動することもでき、こ
のように、前記実施の形態の家屋空調装置は効率のよう
家屋空調をなしうることとなる。なお、空調構造として
前記実施の形態の構成以外の種々な構成のものとしうる
ことは前記の通りである。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明は、第1の空気通路に設けた除塵フィルタ20が床下
空気を濾過することにより家屋を快適化でき、居心地、
居住性を向上しうるとともに、又第2の空気通路に設け
る空気浄化フィルタは、吸い込んだ居室空気の埃、たば
この煙、新建材からのホルムアルデヒドなど化学物質等
を清浄化し、健康性、快適さを高め、かつ脱臭もなし
え、居室の居心地の向上に役立つ。
【0041】請求項2に係る発明は、下の床下空気吹出
し口と上の床下空気吹出し口を有する第1の空気通路に
より、床下空気を居室に吐出しうるとともに、第2の空
気通路により居室上部で滞留する暖気を利用した空調が
でき、かつ第2の空気通路のダクトボックスによる熱交
換部が前記暖気を利用して加温された後に上の床下空気
吹出し口から吐出されることにより、冬期においても、
効率の良い、換気空調をなしうることとなる。
【0042】さらに請求項3に係る発明において、上の
床下空気吹出し口からの第2のファンによる吸込みを可
能とすることにより空調、換気を効率化する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の家屋空調装置を例示す
る正面図である。
【図2】作用とともに例示する縦断面図である。
【図3】その分解斜視図である。
【図4】第1のファンとともに弁装置を一点鎖線で示す
斜視図である。
【図5】弁装置を例示する斜視図である。
【図6】下の床下空気吹出し口の開放状態で示すその垂
直部分断面図である。
【図7】下の床下空気吹出し口の閉止状態で示すその垂
直部分断面図である。
【図8】除塵フィルタを例示する斜視図である。
【図9】ダクトボックスを空気浄化フィルタとともに例
示する断面図である。
【図10】ダクトボックスを例示する斜視図である。
【図11】従来の家屋空調装置の概略断面図である。
【符号の説明】
2 居室 3 換気ユニット 4 ユニット本体部 5 化粧カバー 6 居室空気吸込み口 7 床下空気吹出し口 7A 下の床下空気吹出し口 7B 上の床下空気吹出し口 8A 第1の空気通路 8B 第2の空気通路 9 居室空気吹出し口 10 弁装置 10A 箱状体 11 流路開閉口 12 ダクトボックス 12A 熱交換部 15 シャッタ 15a レバー部 16 ダクト 16a レバー部 17 開閉手段 18A 操作軸 18B 摺動板 18a 突片 19 操作つまみ 20 除塵フィルタ 22 空気浄化フィルタ Fd 第1のファン Fu 第2のファン P 壁パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 正雄 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (72)発明者 永田 和寿 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】家屋の壁体に、床体で開口する床開口部か
    ら床下空気を吸込み前記壁体に設けた床下空気吹出し口
    から居室に吹出しうる第1のファンを有する第1の空気
    通路と、居室上部の居室空気を居室空気吸込み口から吸
    込み下方の居室空気吹出し口から吹出しうる第2のファ
    ンを有する第2の空気通路とを具える換気ユニットを配
    するとともに、 前記第1の空気通路に、除塵フィルタを設け、かつ前記
    第2の空気通路に、居室空気を清浄にする空気清浄フィ
    ルタを設けることを特徴とする家屋空調装置。
  2. 【請求項2】前記換気ユニットは、前記第2のファンか
    ら下方にのび前記第2の空気通路の少なくとも一部をな
    す伝熱性材からなるダクトボックスを有し、 前記第1の空気通路の前記床下空気吹出し口は、第2の
    空気通路の前記居室空気吹出し口よりも下方で開口する
    開閉可能な下の床下空気吹出し口と、その上方で開口す
    る上の床下空気吹出し口とからなり、かつ第2の空気通
    路の上、下の床下空気吹出し口の間をダンパにより開閉
    可能とするとともに、第1空気通路は、前記ダクトボッ
    クスに沿って流れる熱交換部を具えることを特徴とする
    請求項1記載の家屋空調装置。
  3. 【請求項3】第2の空気通路は、前記居室空気吸込み口
    を、前記上の床下空気吹出し口から吹出しされた床下空
    気の一部を吸込み可能な位置に設けたことを特徴とする
    請求項1又は2記載の家屋空調装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008267702A (ja) * 2007-04-20 2008-11-06 Toyo Netsu Kogyo Kk 置換換気空調システム及び置換換気空調方法
JP2016080289A (ja) * 2014-10-20 2016-05-16 株式会社ガスター 送風装置

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