JP4099375B2 - 空気清浄機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は空気清浄機、特に建物などの壁に取り付けて使用するのに適した小形でコンパクトな空気清浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気清浄機用の遠心ファンとしては、通常は1つの吹き出し口を有する片側吹き出し構造のものが使用されている。この片側吹き出し構造の遠心ファンでは、羽根車から送り出される空気を案内するスクロールは、羽根車の外周に最も接近したタング部から回転方向で約300度にわたり羽根車の外周からの距離が次第に増大するようになっている(例えば、特許文献1参照)。これに対し車両用空気清浄器では、羽根車の両側にスクロールを設けて、空気清浄器の正面の両側部に設けた吹出口から空気を吹き出すようにしたものもある(例えば、特許文献2参照)。また集塵装置と脱臭装置を重ねて配設したものもある(例えば、特許文献3参照)。
【0003】
【特許文献1】
特許第3114265号公報(図1、図4)
【0004】
【特許文献2】
特開2001−105848公報(図1、図2、図4、図5、図7)。
【0005】
【特許文献3】
特開平11−47556号公報(図1、図2)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述した特許文献1の空気清浄機の遠心ファンでは、スクロールにおける羽根車の外周からの最大値が大きなものとなるので、スクロールを含む遠心ファンを収納するケーシングが大きくなり、このような遠心ファンを使用した空気清浄機は、小形でコンパクトなものとすることが困難であるという問題がある。特許文献2の技術はこのような問題を解決するものであり、これによれば羽根車の外周からの距離が次第に増大するスクロールの角度範囲が90度程度になるので、空気清浄器を小形でコンパクトなものとすることができる。しかしながらこの空気清浄器では、正面の両側部に設けた吹出口の間に空気を吸入する吸込口を設けており、吹出口と吸込口の間の距離が近いので、清浄化されて吹出口から吹き出された空気の一部が直ちに吸込口から吸い込まれ、このため空気清浄化の効率が悪くなるという問題がある。
【0007】
また空気清浄機は、集塵用のフィルタだけでなく脱臭用のフィルタも備えたものとすることが好ましく、特許文献3の技術はこのような問題を解決するものであるが、これは集塵装置と脱臭装置を重ねて配設しているので厚さが大となり、このため集塵フィルタと脱臭フィルタを備えた空気清浄機を小形でコンパクトなものとすることが困難であるという問題があった。本発明はこのような各問題を解決することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このために、本発明による空気清浄機は、正面側から見た形状が長方形の箱状で吹き出し口と空気吸入口が形成されたケーシング内の中央部に、正面側に向かって延びる回転軸線を有する羽根車とこれを回転するモータからなる遠心ファンを設け、ケーシングには羽根車の外周からの距離が同羽根車の回転方向に沿って次第に増大するスクロール壁により構成され羽根車から送り出される空気を案内して吹き出し口に導く吐出通路と、ケーシングの空気吸入口から羽根車に空気を導入する吸入通路を形成し、吐出通路と吸入通路の少なくとも何れか一方にフィルタを設けてなる空気清浄機において吹き出し口はケーシングの正面側を羽根車の回転軸線と略直交するように覆う正面カバーの正面の両側部に形成するとともに、吐出通路は羽根車の両側に設けられて羽根車から送り出される空気を吹き出し口に送り込んで羽根車の回転軸線と略平行となるように正面に向けて吹き出し、空気吸入口は正面カバーの正面とは略直交するケーシングの側面に形成するとともに、吸入通路は少なくとも空気吸入口から空気を吸入するよう構成したことを特徴とするものである。
【0009】
前項に記載の空気清浄機は、遠心ファンの吸入側の直前を覆う集塵フィルタを設けてこの集塵フィルタと正面カバーの中央部内面との間に吸入通路を形成し、正面カバーの両側部に形成した吹き出し口の内側となる吐出通路の末端部に脱臭フィルタを設けることが好ましい。
【0010】
前項に記載の空気清浄機の脱臭フィルタは光触媒を用いたものとし、脱臭フィルタに紫外線を照射する紫外線照射器は吐出通路の末端部の手前側となる吐出通路内に設けることが好ましい。
【0011】
前2項に記載の空気清浄機の脱臭フィルタは、正面に向かう方向と平行に配設された小さい通路幅を有する多数のセル通路を備えたハニカム構造とすることが好ましい。
【0012】
前各項に記載の空気清浄機においてケーシングの正面カバーと反対側となる背面に形成されて吸入通路に連通される別の空気吸入口をさらに備え、吸入通路の一部に各空気吸入口から吸入される空気量の比率を変更するシャッタを設けることが好ましい。
【0013】
請求項1に記載の空気清浄機において、正面側から見た形状が長方形の箱状のケーシングの外側板は正面カバーとこれと反対側となる背面の中間部に形成した段部により2つの部分に分離され、空気吸入口は外側板の段部よりも正面カバー側となる部分に形成され、スクロール壁は、羽根車の回転軸線方向から見て、外側板の段部よりも背面側となる部分に内側から接するように配置され羽根車から送り出される空気を吹き出し口に導く吐出通路の各先端部は外側板により形成されることが好ましい。
【0015】
前項に記載の空気清浄機は、羽根車の回転軸線方向から見て外側板の内側で吐出通路より外側の領域に、空気清浄機の作動を制御する制御装置と吸入通路の少なくとも何れか一方を配設することが好ましい。
【0016】
【発明の作用および効果】
上述のように、請求項1の発明によれば、吹き出し口はケーシングの正面カバーの正面の両側部に設け、吐出通路はケーシング内の中央部に設けた遠心ファンの羽根車の両側に設けて羽根車から送り出される空気を両側部の各吹き出し口に送り込むようにしたので、羽根車の外周からの距離が次第に増大するスクロール壁の角度範囲は90度程度の小さいものとなる。これによりスクロール壁における羽根車の外周からの距離の増大が減少するので、このスクロール壁を含む空気清浄器は、小形でコンパクトなものとなる。また両側に設けられた吐出通路は羽根車から送り出される空気を各吹き出し口に送り込んで羽根車の回転軸線と略平行となるように正面に向けて吹き出し、一方空気吸入口は正面カバーの正面とは略直交するケーシングの側に形成して、吸入通路は少なくともこの空気吸入口から空気を吸入するよう構成したので、清浄化されて吹き出し口から吹き出された空気の一部が直ちに空気吸入口から吸い込まれことはなくなり、これにより空気清浄化の効率を高めることができる。
【0017】
遠心ファンの吸入側の直前を覆う集塵フィルタを設けてこの集塵フィルタと正面カバーの中央部内面との間に吸入通路を形成し、正面カバーの両側部に形成した吹き出し口の内側となる吐出通路の末端部に脱臭フィルタを設けた空気清浄機によれば、脱臭フィルタは集塵フィルタの両側に配設されてこの両者が重なることはなく、その分だけケーシングの厚さが減少するので、空気清浄器は一層小形でコンパクトなものとなる。
【0018】
脱臭フィルタは光触媒を用いたものとし、脱臭フィルタに紫外線を照射する紫外線照射器は吐出通路の末端部の手前側となる吐出通路内に設けた空気清浄機によれば、光触媒は臭いおよび有害ガスを分解する能力が比較的高いので脱臭および有害ガス分解の効果を高めることができ、しかも紫外線照射器は干渉する部材が存在しない吐出通路内に設けられるので、紫外線照射器を設けるためにケーシングを広げる必要はない。
【0019】
脱臭フィルタを、正面に向かう方向と平行に配設された小さい通路幅を有する多数のセル通路を備えたハニカム構造とした空気清浄機によれば、吐出通路を通った空気は、脱臭フィルタのハニカム構造を通ることにより整流されて吹き出し口から吹き出される。これにより吹き出し口から吹き出される空気流は正面に向かう指向性が向上して横に広がることが少なくなるので、清浄化されて吹き出し口から吹き出された空気の一部が直ちに空気吸入口から吸い込まれことは一層少なくなる。またこの空気清浄機を互いに直交する2つの壁により形成される部屋の隅に設置した場合でも、空気流が横に広がることが少ないので、そのような空気流が横に位置する壁に当たってこれを汚すことも少なくなる。
【0020】
ーシングの正面カバーと反対側となる背面に形成されて吸入通路に連通される別の空気吸入口をさらに備え、吸入通路の一部に各空気吸入口から吸入される空気量の比率を変更するシャッタを設けた空気清浄機によれば、必要に応じてシャッタを調整して空気清浄機を適切な運転状態に切り換えることができる。
【0021】
正面側から見た形状が長方形の箱状のケーシングの外側板は正面カバーとこれと反対側となる背面の中間部に形成した段部により2つの部分に分離され、空気吸入口は外側板の段部よりも正面カバー側となる部分に形成され、スクロール壁は、羽根車の回転軸線方向から見て、外側板の段部よりも背面側となる部分に内側から接するように配置され羽根車から送り出される空気を吹き出し口に導く吐出通路の各先端部は外側板により形成された空気清浄機によれば、必要な吐出通路の大きさに対する外側板により定められるケーシングの大きさは最小となり、空気清浄機のコンパクト性が向上する。
【0023】
羽根車の回転軸線方向から見て外側板の内側で吐出通路より外側の領域に、空気清浄機の作動を制御する制御装置と吸入通路の少なくとも何れか一方を配設するようにした空気清浄機によれば、制御装置または吸入通路を設けることにより空気清浄機のコンパクト性が阻害されることはない。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、図1〜図3に示す実施の形態により、本発明による空気清浄機の説明をする。この実施の形態の空気清浄機は、ケーシングAと、その内部の中央部に設けられた遠心ファン26を備えている。ケーシングA内には、ケーシングAの2つの異なる位置に設けられた第1および第2の空気吸入口12,13から吸入した空気を遠心ファン26に供給する第1および第2の吸入通路C1,C2と、遠心ファン26から送り出される空気をケーシングAの正面の両側部に設けた吹き出し口21に導く2つの吐出通路Bが形成されている。2つの吸入通路C1,C2には遠心ファン26の吸入側の直前となる位置に集塵フィルタ27が設けられ、各吐出通路Bの末端部には脱臭フィルタ28が設けられている。また第1の空気吸入口12に連通される吸入通路C1の一部には、各空気吸入口12,13から吸入される空気量の比率を変更するシャッタ30が設けられている。
【0025】
図1〜図3に示すように、ケーシングAは正面側から見た形状(図1参照)が長方形で、何れも合成樹脂成形品であるケーシング本体10と、その正面側に設けられる中間カバー15と、この2部材10,15の正面側を覆う正面カバー20を、分離可能に一体的に連結したものである。この実施の形態の使用状態では、図1は水平方向から見たケーシング本体10の正面図であり、図2は下から上に向かって見たケーシングA全体の断面図であるが、以下の説明では便宜上、図2における上下を上下として説明する。
【0026】
主として図1および図2に示すように、ケーシングAの内部の中央部には正面側に向かって延びる回転軸線を有する羽根車26aとこれを回転するモータ26bからなる遠心ファン26設けられ、ケーシングAのケーシング本体10は上側が開いた横長の長方形の箱状で、その正面と略直交する外側板10bの内面の四辺の上下方向略中間部には、ほゞ一定幅の段部10aが形成されている。外側板10bの段部10aよりもケーシングAの背面側(正面カバー20と反対側)となる部分の内側には、ケーシング本体10の底板から立ち上がる板状部分により、上下1対のスクロール壁11a,11bが羽根車26aの回転軸線を挟んで点対称に形成されている。各スクロール壁11a,11bは、図1に示すように、遠心ファン26の羽根車26aに最も接近したタング部11cから羽根車26aの回転方向(矢印R参照)に沿って移動するにつれて遠心ファン26の羽根車26aの外周からの距離が次第に増大する形状であり、各スクロール壁11aの先端は段部10aの下側となるケーシング本体10の左右の外側板10bに連結されている。またタング部11cからスクロール壁11a,11bと反対側に延びる延長部分11dは、ケーシング本体10の左右の外側板10bと平行に延びて前後の外側板10bに連結されている。従って各スクロール壁11a,11bにより形成される各吐出通路Bは、各吹き出し口21の下側に延びて各先端部はケーシング本体10の外側板10bに当たり、羽根車26aの回転軸線方向と平行になるように曲がっている。このように吐出通路Bの各先端部はケーシング本体10の外側板10bにより形成されているので、この先端部の形状は、羽根車26aの回転軸線方向から見て、ケーシングAの外側板10bにより規定される長方形の一部と一致したものとなる。またスクロール壁11a,11bの一部は、羽根車26aの回転軸線方向から見て、ケーシングAの外側板10bに内側から接するように配置されている。
【0027】
中間カバー15は、主として図2に示すように、途中に支持段部17が形成された中央部の四角い中央凹部16よりも外側となる周辺部が、ケーシング本体10の段部10aとスクロール壁11a,11bの上面に当接して支持され、各外縁はケーシング本体10の上縁の内面に係合されている。この四角い中央凹部16の底面の中央には大きな丸い開口16aが形成され、この中央凹部16には放射方向および円周方向の多数の支持桟を介して、円形の支持カバー16bが開口16aと同心に支持されている。遠心ファン26のモータ26bはブラケット(図示省略)を介してこの支持カバー16bに同心に取り付けられ、このモータ26bのモータ軸の下端には、騒音防止のためのダンパを介して羽根車26aが取り付けられている。開口16aと支持カバー16bの間の多数の支持桟が設けられた環状の隙間が遠心ファン26の吸入口を形成している。
【0028】
中間カバー15には、図1にも二点鎖線で示すように、後述する正面カバー20の両側(図1において右上と左下)に形成される各吹き出し口21と対応する位置に長方形の吐出口18が形成されている。図1において左側の吐出口18の上側および右側の吐出口18の下側には、段部10aおよびスクロール壁11の上面に当接される棚板19が形成されている(左側のものを図2に示す)。中間カバー15をケーシング本体10に取り付けた状態では、両スクロール壁11a,11bの間の空間の上側の大部分は中央凹部16の下面と棚板19により閉じられ、残る部分は吐出口18に連通される。このスクロール壁11a,11bおよび吐出口18により、遠心ファン26の両側に設けられて羽根車26aから送り出される空気を各吹き出し口21に導く1対の吐出通路Bが形成される。
【0029】
前述した遠心ファン26の吸入口が形成される中間カバー15の中央凹部16の底面より多少上側に位置する支持段部17には、吸入口を覆うように四角い板状の集塵フィルタ27が載置されてクリップ(図示省略)などにより離脱可能に係止されている。この集塵フィルタ27の素材は、濾紙、不織布、連続気泡発泡体など任意である。図1において左上となる中間カバー15の棚板19には、図2に示すように、ケーシングAの正面カバー20と反対側となる背面であるケーシング本体10の底板に形成した空気吸入口(第1の空気吸入口、請求項5における別の空気吸入口に相当)12と対応する位置に、下向きのフランジ19bが形成された導入穴19aが設けられている。このフランジ19bの外周には筒体25の内面25aの上部が嵌合され、この筒体25の内側と導入穴19aを介してこれと連なる上部の空間は、外気を集塵フィルタ27を通って遠心ファン26に導入する第1吸入通路C1を形成している。
【0030】
中間カバー15の棚板19に形成された丸い導入穴19aには、開口33を設けた筒部31とその上端を閉じる天板部32よりなり、つまみ30aにより上下に移動できるシャッタ30が挿入されている。開口33には縦および円周方向の桟よりなる防虫用のネットNが形成されている。このシャッタ30は、図2に示すように引き上げた状態では、外気を遠心ファン26に導入する第1吸入通路C1を開き、天板部32の外縁部が棚板19の上面に当接する位置まで押し込んだ状態では第1吸入通路C1を閉じるものである。
【0031】
正面カバー20は、図1〜図3に示すように、ケーシング本体10および中間カバー15の上側全体を、羽根車26aの回転軸線と略直交するように覆うもので、その両側(図1において右上と左下)の正面には、多数の縦桟および横桟が設けられた長方形の吹き出し口21が形成されている。板状の集塵フィルタ27は遠心ファン26の吸入口と正面カバー20の中央部の間に位置しており、正面カバー20の内面から下方に突出する仕切板22は、集塵フィルタ27の上面に当接して正面カバー20の内面と集塵フィルタ27の上面の間の空間を第1吸入通路C1の一部と第2吸入通路C2に分離するものである。図1および図3に示すように、ケーシング本体10の前後の外側板10bの段部10aよりも正面カバー20側となる部分に形成された多数のスリットよりなる空気吸入口(第2の空気吸入口、各請求項における空気吸入口に相当)13は第2吸入通路C2に連通され、この第2の空気吸入口13から吸入した室内の空気は第2吸入通路C2から集塵フィルタ27を通って遠心ファン26に導入される。
【0032】
ケーシング本体10の底板の第1の空気吸入口12に連通される第1吸入通路C1の一部は、図1において左上部分となるスクロール壁11aと、段部10aより下側となるケーシング本体10の外側板10bの隅角部の間に形成される三角形の空間部に設けられている。第1の空気吸入口12のフランジ12aの外周には、発泡ポリスチロール製の筒体25が、その内面25aの下部の小径部が嵌合されて取り付けられ、筒体25の上端面は段部10aとほゞ同じ高さとなっている。また図1において右下となる中間カバー15の棚板19上には、ケーシング本体10の外側板10bの隅角部の間に形成される三角形の空間部に、この空気清浄機の作動を制御する制御装置29が設けられている。すなわち、第1吸入通路C1の一部と制御装置29は、図1に示すように、羽根車26aの回転軸線方向から見て、ケーシング本体10の外側板10bの内側で吐出通路Bより外側の領域に、配設されている。
【0033】
各吐出通路Bの末端部には、正面カバー20の吹き出し口21を形成した部分とほゞ平行に、脱臭および有害ガスの除去を行う脱臭フィルタ28が設けられている。この実施の形態の脱臭フィルタ28は光触媒を用いたもので、触媒と活性炭とバインダを混入したものを、互いに平行に配置された小さい通路幅を有する多数のセル通路を形成するように押出成形してから所定の厚さに切断したハニカム構造のもので、通路幅は厚さよりもかなり小さくなっている。この脱臭フィルタ28は、各セル通路が正面に向かう方向と平行になるように、各吐出通路Bの末端部の段部に取り付けられる。なおこの実施の形態のセル通路の断面形状は小さい正方形であるが、六角形のものでもよいしその他の断面形状のものでもよい。各脱臭フィルタ28よりも手前側(遠心ファン26側)となる吐出通路B内には、この脱臭フィルタ28を活性化させるための紫外線照射器28aが設けられている。この紫外線照射器28aは、細長い基板上の一部に2個のLEDを設けたものを透明な合成樹脂チューブ内に封入したものである。
【0034】
この空気清浄機は、図2に示すように、住宅などの建物の壁40に半分埋め込むように取り付けて使用するものである。壁40の内壁板40aには、空気清浄機のケーシング本体10の段部10aより下側の部分を挿入可能な取付開口40cを形成し、ケーシング本体10は段部10aの外面が内壁板40aの表面に当接するようにして内壁板40aに取り付けられる。外壁板40bには第1の空気吸入口12と対応する位置に穴40dが形成され、この穴40dを通して外側から挿入された吸入筒41の先端が第1の空気吸入口12に連結されて、第1吸入通路C1は外気に連通される。
【0035】
空気清浄機の換気運転はシャッタ30を開いた状態で行う。この状態では、第1吸入通路C1を介してケーシング本体10の背面の第1の空気吸入口12から吸入された外気と、第2吸入通路C2を介してケーシング本体10側面の第2の空気吸入口13から吸入された室内空気は、何れも集塵フィルタ27から吸入口を通って遠心ファン26に吸入される。遠心ファン26への吸入口を形成する開口16aは四角い板状の集塵フィルタ27およびこれを支持する支持段部17よりも小さい円形であるが、支持段部17は中央凹部16の高さ方向中間に形成されており、これにより集塵フィルタ27の下面と中央凹部16の底面の間には相当な空間が形成されるので、空気は開口16aの外側となる集塵フィルタ27の周辺部をも通って吸入され、集塵フィルタ27はほゞ全面が有効に使用される。羽根車26aから送り出された空気はスクロール壁11a,11bにより案内されて、両側の吐出通路B内に入り、全て脱臭フィルタ28を通って、図3に示すように正面カバー20の両側部に形成された吹き出し口21から羽根車26aの回転軸線と略平行となるように正面に向けて吹き出される。各吸入通路C1,C2からの各空気は、集塵フィルタ27を通る際に塵埃が除去され、脱臭フィルタ28を通る際に脱臭および有害ガスの除去がなされることにより清浄化される。
【0036】
循環運転はシャッタ30を閉じた状態で行い、この状態では第2吸入通路C2を介してケーシング本体10側面の第2の空気吸入口13から吸入された室内空気だけが集塵フィルタ27を通って遠心ファン26の羽根車26aにより吸入される。しかしその他の作用は換気運転の場合と同じである。
【0037】
上述した実施の形態では、遠心ファン26はケーシング本体10の中央凹部16の中央に設け、吹き出し口21は正面カバー20の両側部に設け、吐出通路Bは遠心ファン26の両側に設けて羽根車26aから送り出される空気を両側部の各吹き出し口21に送り込むようにしたので、羽根車26aの外周からの距離が次第に増大するスクロール壁11a,11bの角度範囲は90度程度の小さいものとなる。これによりスクロール壁11a,11bにおける羽根車26aの外周からの距離の最大値が減少するのでスクロール壁11a,11bは小形化され、このスクロール壁11a,11bを含む空気清浄器のケーシングAは、小形でコンパクトなものとなる。また吐出通路Bを通った空気は正面カバー20の両側部に形成した吹き出し口21から正面に向けて吹き出され、一方換気用の外気は第1吸入通路C1を介してケーシング本体10背面の第1の空気吸入口12から遠心ファン26に導入され、循環用の室内空気は第2吸入通路C2を介してケーシング本体10側面の第2の空気吸入口13から遠心ファン26に導入されるので、清浄化されて吹き出し口21から吹き出された空気の一部が直ちに第1および第2の空気吸入口12,13(特に第2の空気吸入口13)から遠心ファン26に吸い込まれことはなくなり、これにより空気清浄化の効率が低下することはなくなる。
【0038】
またこの実施の形態では、中間カバー15の中央凹部16に集塵フィルタ27を設けてこの集塵フィルタ27と正面カバー20の中央部内面との間に吸入通路C1,C2を形成し、遠心ファン26から送り出される空気を正面カバー20の両側部に形成した吹き出し口21に導く各吐出通路Bの末端部に脱臭フィルタ28を設けたので、脱臭フィルタ28は集塵フィルタ27の両側に配設されてこの両者27,28が重なることはなく、その分だけケーシングAの厚さが減少するので、空気清浄器は一層小形でコンパクトなものとなる。
【0039】
またこの実施の形態では、脱臭フィルタ28は光触媒を用いたものとし、脱臭フィルタ28に紫外線を照射する紫外線照射器28aは吐出通路Bの末端部の手前側となる吐出通路B内に設けている。光触媒は臭いおよび有害ガスを分解する能力が比較的高いので、このようにすれば脱臭および有害ガス分解の効果を高めることができる。しかも紫外線照射器28aは干渉する部材が存在しない吐出通路B内に設けられるので、紫外線照射器28aを設けるためにケーシングAを広げる必要はない。しかしながら本発明の脱臭フィルタは光触媒を用いたものに限られるわけではなく、常温で脱臭およびフォルムアルデヒドなどの有害ガスを分解する常温触媒を使用することもできる。
【0040】
またこの実施の形態では、脱臭フィルタ28は小さい通路幅を有する多数のセル通路を有するハニカム構造のものとして、各セル通路が正面に向かう方向と平行になるように各吐出通路Bの末端部に取り付けており、このようにすれば吐出通路Bを通った空気は、脱臭フィルタ28のハニカム構造を通ることにより整流されて吹き出し口21から吹き出される。これにより吹き出し口21から吹き出される空気流は正面に向かう指向性が向上して横に広がることが少なくなるので、清浄化されて吹き出し口21から吹き出された空気の一部が直ちに第1および第2の空気吸入口12,13(特に第2の空気吸入口13)から吸い込まれことは一層少なくなる。またこの空気清浄機を互いに直交する2つの壁により形成される部屋の隅に設置した場合でも、空気流が横に広がることが少ないので、そのような空気流が横に位置する壁に当たってこれを汚すことも少なくなる。しかしながら本発明はハニカム構造の担持体を使用しない脱臭フィルタを用いて実施することも可能である。
【0041】
またこの実施の形態では、第1吸入通路C1はケーシング本体10の背面に形成した第1の空気吸入口12から外気を吸入し、第2吸入通路C2はケーシング本体10の側面に形成した第2の空気吸入口13から室内空気を吸入して、それぞれ遠心ファン26に供給するようにし、第1吸入通路C1に設けたシャッタ30を開閉しまたは開度を変えることにより、各空気吸入口12,13から吸入される外気と室内空気の吸入量の比率を変更するようにしている。しかしながら本発明は、このシャッタ30を省略して実施することも可能である。なおシャッタ30を備えたものでは、シャッタ30を閉じれば第1の空気吸入口12から吸入される外気の量は0となり、シャッタ30を全開すれば第2の空気吸入口13から吸入される室内空気の量に対する第1の空気吸入口12から吸入される外気の量の比率は最大となる。シャッタ30を全開した場合の室内空気と外気の比率は正面カバー20に設ける仕切板22の位置を異ならせて両吸入通路C1,C2の流路抵抗の比率を変えることにより変化させることができる。この仕切板22も省略することは可能である。
【0042】
さらにこの実施の形態では、ケーシングAの中央部に設けた遠心ファン26の羽根車26aの回転軸線を挟んで対称に配置されて羽根車26aの外周からの距離が該羽根車26aの回転方向に沿って次第に増大する1対のスクロール壁11a,11bにより吐出通路Bを形成し、各スクロール壁11a,11bはその一部が、羽根車26aの回転軸線方向から見て、ケーシングAの外側板10bに内側から接するように配置し、吐出通路Bの各先端部はケーシング本体10の外側板10bにより形成している。このようにすれば必要な吐出通路Bの大きさに対する外側板10bにより定められるケーシングAの大きさは最小となり、空気清浄機のコンパクト性が向上する。
【0043】
またこの実施の形態では、遠心ファン26の羽根車26aの回転軸線方向から見て長方形となるケーシング本体10の外側板10bの、上述した回転軸線を挟んで対向する一方の各隅角部付近に各吹き出し口21を配設し、同じ回転軸線を挟んで対向する他方の各隅角部と各スクロール壁11a,11bの間に必然的に生じる略三角形の領域に、空気清浄機の作動を制御する制御装置29および吸入通路C1,C2を配設しており、このようにすれば制御装置29および吸入通路C1,C2を設けるための特別な空間を必要としないので、空気清浄機のコンパクト性が阻害されることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による空気清浄機の一実施形態のケーシング本体を示す正面図である。
【図2】 上述した実施形態の組立状態における、図1の2−2線に沿った全体断面図である。
【図3】 上述した実施形態の組立状態における全体斜視図である。
【符号の説明】
10b…外側板、11a,11b…スクロール壁、12…別の空気吸入口(第1の空気吸入口)、13…空気吸入口(第2の空気吸入口)、20…正面カバー、21…吹き出し口、26…遠心ファン、26a…羽根車、27…集塵フィルタ、28…脱臭フィルタ、28a…紫外線照射器、30…シャッタ、A…ケーシング、B…吐出通路、C1,C2…吸入通路(第1吸入通路、第2吸入通路)。

Claims (7)

  1. 正面側から見た形状が長方形の箱状で吹き出し口と空気吸入口が形成されたケーシング内の中央部に、前記正面側に向かって延びる回転軸線を有する羽根車とこれを回転するモータからなる遠心ファンを設け、前記ケーシングには前記羽根車の外周からの距離が同羽根車の回転方向に沿って次第に増大するスクロール壁により構成され前記羽根車から送り出される空気を案内して前記吹き出し口に導く吐出通路と、前記ケーシングの空気吸入口から前記羽根車に空気を導入する吸入通路を形成し、前記吐出通路と吸入通路の少なくとも何れか一方にフィルタを設けてなる空気清浄機において、前記吹き出し口は前記ケーシングの正面側を前記羽根車の回転軸線と略直交するように覆う正面カバーの正面の両側部に形成するとともに、前記吐出通路は前記羽根車の両側に設けられて前記羽根車から送り出される空気を前記各吹き出し口に送り込んで前記羽根車の回転軸線と略平行となるように正面に向けて吹き出し、前記空気吸入口は前記ケーシングの正面とは略直交する前記ケーシングの側面に形成するとともに、前記吸入通路は少なくとも前記空気吸入口から空気を吸入するよう構成したことを特徴とする空気清浄機。
  2. 請求項1に記載の空気清浄機において、前記遠心ファンの吸入側の直前を覆う集塵フィルタを設けてこの集塵フィルタと前記正面カバーの中央部内面との間に前記吸入通路を形成し、前記正面カバーの両側部に形成した前記吹き出し口の内側となる前記吐出通路の末端部に脱臭フィルタを設けたことを特徴とする空気清浄機。
  3. 請求項2に記載の空気清浄機において、前記脱臭フィルタは光触媒を用いたものとし、前記脱臭フィルタに紫外線を照射する紫外線照射器は前記吐出通路の末端部の手前側となる前記吐出通路内に設けたことを特徴とする空気清浄機。
  4. 請求項2または請求項3に記載の空気清浄機において、前記脱臭フィルタは、正面に向かう方向と平行に配設された小さい通路幅を有する多数のセル通路を備えたハニカム構造であることを特徴とする空気清浄機。
  5. 請求項1〜請求項の何れか1項に記載の空気清浄機において、前記ケーシングの前記正面カバーと反対側となる背面に形成されて前記吸入通路に連通される別の空気吸入口をさらに備え、前記吸入通路の一部に前記各空気吸入口から吸入される空気量の比率を変更するシャッタを設けたことを特徴とする空気清浄機。
  6. 請求項1に記載の空気清浄機において、正面側から見た形状が長方形の箱状の前記ケーシングの外側板は前記正面カバーとこれと反対側となる背面の中間部に形成した段部により2つの部分に分離され、前記空気吸入口は前記外側板の前記段部よりも前記正面カバー側となる部分に形成され、前記スクロール壁は、前記羽根車の回転軸線方向から見て、前記外側板の前記段部よりも前記背面側となる部分に内側から接するように配置され、前記羽根車から送り出される空気を前記吹き出し口に導く前記吐出通路の各先端部は前記外側板により形成されたことを特徴とする空気清浄機。
  7. 請求項6に記載の空気清浄機において、前記羽根車の回転軸線方向から見て前記外側板の内側で前記吐出通路より外側の領域に、空気清浄機の作動を制御する制御装置と前記吸入通路の少なくとも何れか一方を配設したことを特徴とする空気清浄機。
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