JP2003194376A - 空調装置 - Google Patents

空調装置

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JP2003194376A
JP2003194376A JP2001396447A JP2001396447A JP2003194376A JP 2003194376 A JP2003194376 A JP 2003194376A JP 2001396447 A JP2001396447 A JP 2001396447A JP 2001396447 A JP2001396447 A JP 2001396447A JP 2003194376 A JP2003194376 A JP 2003194376A
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air
outlet
opening
closing
damper
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JP2001396447A
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English (en)
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Katsumi Yokoyama
勝美 横山
Hiroshi Nakagawa
中川  浩
Masao Tsuji
正雄 辻
Kazuhisa Nagata
和寿 永田
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Panasonic Homes Co Ltd
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Panahome Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 空気通路の切換えを便利とし、使い勝手を向
上しうるて空調装置を提供する。 【解決手段】 空気吸込み口から吸込んだ空気を、弁装
置を用いて第1の吹出し口、又は第2の吹出し口から選
択的に吐出しうる空気通路を設けるとともに、前記弁装
置は、前記第1の吹出し口を開閉する複数のシャッタ、
前記空気通路を前記第1の吹出し口と第2の吹出し口と
の間の流路開閉口を開閉するダンパ、及びシャッタの第
1の吹出し口の閉止動作と、ダンパによる吐出口の開放
動作とを1つの操作つまみにより同時になしうる開閉手
段を具えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気通路の切換え
を便利とし、使い勝手を向上しうるて空調装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】空調装置においては、空気通路の切換を
伴う場合があり、例えば1つの吹出し口の開閉と、空気
通路の流路開閉口との開閉とを共に行うことが必要とな
る場合がある。例えば、本出願人が、特開2001−2
35207号公報などによって、提案した家屋用の空調
装置、即ち家屋空調装置は、床下空気と、居室上方で滞
留する居室空気(暖気)とを活用するべく、例えば図1
1に示すように、床下空間dと居室bとを継ぐ空気通路
eに下,上のファンg1、g2を設けて、例えば夏季に
は下のファンg1を用いて床下空間dの冷気を吸込み、
かつダンパmによって下方の第1の吹出し口h1上部の
流路開閉口nを閉じることにより、この下の第1の吹出
し口h1から吹出し居室bを換気空調する。
【0003】他方、冬季には、上のファンg2を用いて
居室bの上部に滞留する暖気を空気取入れ口iから取入
れ、かつそれよりも低位置の居室空気吹出し口jから吹
出し、居室空気を循環することによって居室を加温す
る。さらに上のファンg2を用いた居室空気の吹出しに
際して、前記ダンパmを作動して流路開閉口nを開き、
かつ前記下の第1の吹出し口h1をシャッタにより閉じ
ることによって、床下空気を床開口部Foから吸い込
み、又は上のファンg1を作動することにより居室空気
とともに床下空気を上の第2の吹出し口h2から吐出し
て、居室bを換気空調可能とする。
【0004】例えばこのような装置においては、前記下
の第1の吹出し口h1と、前記流路開閉口nとの開閉
は、開閉が互いに逆となるように、流路開閉口nを開閉
するダンパmと、下の第1の吹出し口h1とを開閉する
シャッタとを同時に操作することが好ましい。
【0005】しかしながら、かかる従来の家屋空調装置
においては、例えば図12に示すごとく、前記ダンパm
とシャッタとを、別個の操作つまみs1,s2を用いて
操作していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
装置においては、操作つまみs1,s2には、ダンパ開
閉用、シャッタ開閉用の表示、その他の説明があるとし
ても、その2つの操作つまみs1,s2の操作は手間で
あり、かつときに誤操作が生じる可能性も考えられる。
【0007】本発明は、1つの操作つまみにより、ダン
パ、シャッタを操作でき、誤操作を減じて前記課題を解
決しうる家屋空調装置の提供を目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本願請求項1に係る発明
は、空気吸込み口から吸込んだ空気を、弁装置を用いて
第1の吹出し口、又は第2の吹出し口から選択的に吐出
しうる空気通路を設けるとともに、前記弁装置は、前記
第1の吹出し口を開閉する複数のシャッタ、前記空気通
路を前記第1の吹出し口と第2の吹出し口との間の流路
開閉口を開閉するダンパ、及びシャッタの第1の吹出し
口の閉止動作と、ダンパによる吐出口の開放動作とを1
つの操作つまみにより同時になしうる開閉手段とを具え
たことを特徴とする空調装置である。
【0009】又請求項2に係る発明は、前記ダンパが、
前記開閉口の開放により前記第1の吹出し口を部分的に
閉じることを特徴とし、かつ請求項3に係る発明は前記
開閉手段が、第1の吹出し口の開放と、ダンパによる吐
出口の閉止とを同時になしうることを特徴とし、さらに
請求項5に係る発明は、前記開閉手段が、前記操作つま
みと、該操作つまみの操作によって上下する操作軸とを
具え、この操作軸に、シャッタから突出するレバー部
と、前記ダンパのレバー部とを係合させたことを特徴と
している。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施の一形態を図面
に基づき説明する。本発明の空調装置1は、弁装置10
を用いて第1の吹出し口7Aを開閉する複数のシャッタ
15の閉止動作と、第1の吹出し口7Aと第2の吹出し
口7Bとの間の、空気通路8の流路開閉口11を開閉す
るダンパ16の開放動作とを、1つの操作つまみ19に
より同時になしうる開閉手段17を具える弁装置10を
有し、例えば図1〜3に示す家屋空調装置に採用しう
る。
【0011】図1〜3に示す家屋空調装置は、家屋の壁
体Wに、床下空気を吸込んで床下空気吹出し口7から居
室2に吹出ししうる下のファンFdを有する床下空気通
路8Aと、居室空気を吸込み居室空気吹出し口9から吹
出しうる上のファンFuを有する居室空気通路8Bとを
形成でき、かつ前記弁装置10有する換気ユニット3を
具える。
【0012】又前記床下空気吹出し口7は、下の第1の
吹出し口7Aと、上の第2の吹出し口7Bとからなり、
前記床下空気通路8Aが本発明に係る空気通路8を構成
する(なお、実施の形態において、空気通路8を床下空
気通路8Aとして以下説明する)。さらに、床下空気通
路8Aは、第1の吹出し口7Aに通じる下の床下空気通
路8A1と、上の第2の吹出し口7Bに通じる上の床下
空気通路8B2とからなり、第1の吹出し口7Aの開閉
と、前記空気開閉口11の前記ダンパ16による開閉に
よって切り換える。
【0013】本実施の形態においては、前記換気ユニッ
ト3は、図3の分解斜視図に示すように、矩形配置の枠
材と適宜の桟材とを組み合わせて接合した枠組の内外面
に内装材、外装材を添設した壁パネルP,P間に設けた
間隙に配されタワー状をなして前記壁体Wを構成してお
り、従って、換気ユニット3は壁パネルPと略同厚さに
形成されるとともに、例えば工場等で予め製造、組立て
がなされる。なお換気ユニット3を壁パネルP内に組み
込むこともできる。
【0014】さらに前記換気ユニット3は、本形態で
は、床面から天井にのびるユニット本体部4と、その居
室側の面、即ち前面を覆う化粧カバー5とからなり、ユ
ニット本体部4は、背板の両側に側板を設け、かつ前記
床体Fに設けた床開口部Foを囲む外枠4A(図9に示
す)の内部に、床面とは間隔G(図4,8に示す)を隔
てる底板4aと、該底板4a上方の第1の仕切板4b
と、第2の仕切板4cと、天井板とを掛け渡した前開放
の筐体4Bを具える。
【0015】なお前記建築用パネルPとの間には巾調整
材4Cと見切り材4D(図9に示す)とを配し、また前
記化粧カバー5は、本形態では、この筐体4Bの前開放
部を覆うカバー基板5aに、前記第1の吹出し口7A
と、第2の吹出し口7Bと、居室空気を吸込む居室空気
吸い込み口6と、居室空気吹出し口9に位置して形成し
た空気孔の前面にグリル5bを取付け、かつ取付板5c
により前記筐体に着脱自在に取り付けられる。なおグリ
ル5bは上下に連続して設けることもできる。
【0016】又前記筐体4Bの前記底板4aと、第1の
仕切板4bと、第2の仕切板4cとにはそれぞれ空気通
孔を穿設するとともに、前記床板Fと前記底板4aとの
間には、図3,8に示すごとく、床下空気を浄化する除
塵フィルタ20を設け、かつ前記底板4aと第1の仕切
板4bとの間の空間には、図3,4に示す前記下のファ
ンFdを設けている。
【0017】さらに第1の仕切板4bと第2の仕切板4
cとの間の空間には、前記弁装置10と、居室空気を清
浄にする空気清浄フィルタ22を有するダクトボックス
12とを、さらに第2の仕切板4cと天井板との間の空
間には上のファンFuを配置している。
【0018】前記下のファンFdは、第1の仕切板4b
の前記空気通孔に空気吐出口を合わせて該第1の仕切板
4bの下面と気密に固定され、前記床開口部Foから前
記浄化フィルタFdを通る床下空気を吸い込み、その空
気吐出口から前記弁装置10に送り込む。なお、図4に
詳示するごとく、底板4aには、該底板4aの空気通孔
からの床下空気を分割することにより整流して下のファ
ンFdによる円滑な吸引を可能とする整流手段4Eを設
けている。
【0019】弁装置10は、図4に一点鎖線で示し、か
つ図5〜7に図示するごとく、前記第1の仕切板4bの
空気通孔に合う空気取入れ口を有する台板部10aから
立ち上がる筒状の基体10bを設けた箱状体10Aを有
し、この箱状体10Aには、前記基体10bの前板上部
に、図5に示すごとく、その前板を欠切して前記第1の
吹出し口7Aを形成する矩形枠10Bを弾性材を介して
取り付ける切欠き孔と、円弧に湾曲する上板を欠切した
流路開閉口11とを設けている。
【0020】さらに箱状体10Aには、本形態では、前
記第1の吹出し口7Aを、部分的に上部の開放部7A1
を残して開閉する複数枚の翼片状のシャッター15が前
記矩形枠10Bの側板で枢支されるとともに、前記流路
開閉口11は、前記側板上端で枢着され円弧板からなる
ことにより該流路開閉口11を開閉しうるダンパ16と
を設けている。本形態では、前記ダンパ16は、前記流
路開閉口11を開放するとき、前記上部の開放部7A1
を閉じ、これにより、前記シャッター15と協動して前
記第1の吹出し口7Aを、開閉機構である開閉手段17
により開閉しうる。又ダンパ16は、本形態では、前記
第1の吹出し口7Aを部分的に閉じるシャッタ機能を有
するため、ダンパ16による流路開閉口11の開放時に
おいて、ダンパ16が場所を占有する空間を減じ、装置
を小型化、効率化できる。
【0021】前記開閉手段17は、図5〜図7に示すご
とく、本形態では、1つの操作つまみ19と、この操作
つまみ19により上下動する操作軸18Aとを具える。
かつこの操作軸18Aに、前記シャッター15と、ダン
パ16とから突出する各レバー部15a,16aを枢支
することにより、該操作軸18Aが保持され、しかもそ
の上下動によって、前記第1の吹出し口7Aを、シャッ
ター15とダンパ16とにより閉じる閉止動作と、前記
流路開閉口10Aを開く動作とを前記1つの操作つまみ
19の上下動作により同時になしうる。他方、これとは
逆に、前記開閉手段17は、1つの操作つまみ19によ
って、前記第1の吹出し口7Aの開放動作と、前記流路
開閉口10Aを閉じる動作とを同時になしうることとな
る。
【0022】なお、前記操作つまみ19は、図3,図
6,7に示すごとく、前記化粧カバー5のカバー基板5
aに透設したスリット5dを通るとともに、前記カバー
基板5aの背面を、該操作つまみ19との間で弾性的に
挟みかつ上下で保持しうる摺動板18Bに固定され、こ
の摺動板18B背面の突片18aが、その長孔を介して
前記操作軸18Aに係止されることによって、操作つま
み19はこの操作軸18Aを上下動させ、シャッタ15
と、ダンパ16との前記のような同時動作を可能として
いる。
【0023】このように、弁装置10は、前記台板部1
0aからの床下空気を前記第1の吹出し口7Aに吐出す
る下の床下空気通路8A1と、その閉止時において前記
流路開閉口11から吐出する上の床下空気通路8A2と
を選択的に1つの操作つまみ19の操作によって形成し
うる。
【0024】前記ダクトボックス12は、図9,10に
示すように、鉄板、アルミニュム板、銅板などの例えば
金属の良伝熱性材を用いてなり、かつ前記第2の仕切板
4cの下面に固定される。またダクトボックス12は、
前記第2の仕切板4cの空気通孔に一致する切欠き孔2
4aを設けた天板24の下面に、該天板24よりも巾狭
かつ前記切欠き孔24aを囲む有底の筒部25を垂下さ
せる。
【0025】又この筒部25には、その前板に、前記天
板24から下方に間隙gを隔てかつ該筒部25に連通す
る例えば矩形状しかも前端開放部が前記居室空気吹出し
口9を形成する吹出し筒26を突出させる。この吹出し
筒26の内部には、前記空気浄化フィルタ22を配置
し、これによりダクトボックス12は前記切欠き孔24
aからこの前記居室空気吹出し口9にのびる空気流路を
構成している。
【0026】さらに前記間隙gは、前記第2の吹出し口
7Bをその前端で形成する。これにより吹出し筒26の
両側の空気流路を筒部25に接しつつ沿って上昇するこ
とにより前記ダクトボックス12との間で熱交換しうる
熱交換部12Aを通り、床下空気を第2の吹出し口7B
から吐出しうる空気流路を形成している。
【0027】また前記上のファンFuは、下のファンF
dと同構成を有し、前記第2の仕切板4cの空気通孔と
空気吐出口を合わせてかつ気密に接して、前記第2の仕
切板4b上部の空間で固定される。これにより、上のフ
ァンFuにより前記居室空気を居室空気吸い込み口6か
ら居室空気を吸い込み、前記空気吐出口から前記ダクト
ボックス12に送風する居室空気通路8Bを形成してい
る。この居室空気吸い込み口6は、前記第2の吹出し口
7Bと近接して形成され、これにより前記第2の吹出し
口7Bから流出する床下空気の一部を、前記上のファン
Fuの作動とともに吸引しうる。
【0028】これにより、前記換気ユニット3は、前記
居室空気吸込み口6から居室空気を吸込み前記ダクトボ
ックス12の居室空気吹出し口9から吐出しうる居室空
気通路8B、及び前記床開口部Foから吸い込む床下空
気を第1の吹出し口7Aから吐出する下の床下空気通路
8A1と、第1の吹出し口7Aの閉止時において、流路
開閉口11をへて第2の吹出し口7Aから吐出しうる上
の床下空気通路8A2からなる前記床下空気通路8Aを
構成しうる。
【0029】前記下の床下空気通路8A1は、前記下の
ファンFdを作動することにより、又は自然上昇流とと
もに、床体Fで開口する床開口部Foから床下空気を吸
込み、前記除塵フィルタ20で浄化された床下空気を、
前記弁装置10の第1の吹出し口7Aから吐出する。ま
た上の床下空気通路8A2は、上の床下空気通路8A2
と選択的に、第1の吹出し口7Aの閉止時において、前
記弁装置10の前記流路開閉口11を通り、前記ダクト
ボックス12の筒部25両側の空気流路を上昇すること
により前記ダクトボックス12と接して熱交換しうる熱
交換部12Aを通る床下空気を、第2の吹出し口7Aか
ら吐出する。
【0030】さらに前記居室空気通路8Bは、上のファ
ンFuの作動とともに、前記居室上部で滞留する暖かい
居室空気を居室空気吸い込み口6から吸込み、該上のフ
ァンFuの前記空気吐出口をへてダクトボックス12の
筒部25を通り吹出し筒26から、前記空気浄化フィル
タ22により浄化して、前記居室空気吹出し口9から吹
出しうる。
【0031】前記除塵フィルタ20は、本形態では、図
3、図8に示す如く、前記床面と前記底板4aとの間の
前記間隙Gに配される引出し状をなし、前記床開口部F
oの上に収納され前記換気ユニット3から引出し自在な
引出し本体部20aと、この引き出し本体部20aに収
納されたフィルタ基材20bとを含む。
【0032】引出し本体部20aは、例えば前面に把手
を有しかつ上面が開放されしかも底面に配した桟材間で
通気蕗を形成し、かつフィルタ基材20bは、例えば
虫、花粉、塵埃などの透過を妨げるメッシュフィルタ、
織布若しくは不織布からなる繊維フィルタ、綿状フィル
タ、即ちウェブ、乃至はその組み合わせなど種々のもの
ができる。なおフィルタ基材20bはフィルタ押さえ2
0cにより押圧される。
【0033】このような引き出し状の除塵フィルタ20
は床下空気を浄化して虫、花粉、埃等の進入を防止でき
る。また花粉等をも取り除くことを意図する場合には、
フィルタ基材20bは目が細かいために定期的な点検、
交換が必要となるが、引き出し自在であることにより、
メンテナンス性を高める。なお適宜のガイドを設けて出
し入れを円滑とする。
【0034】また前記空気浄化フィルタ22は、図9,
10に例示するように、前記吹出し筒26奥端の金網な
どからなる保持体22aと、その前の粗フィルタ部22
bと、その前に配される濾過フィルタ部22cとからな
り、前記粗フィルタ部22bは、居室空気に浮遊する綿
くずなどの比較的大きな埃を除塵でき、布,メッシュ、
不織布、繊維のウェブなど、各種の中性能濾材を使用で
きる。
【0035】さらに濾過フィルタ部22cは、例えば居
間300μm以下程度の細かい埃、煙、乃至新建材など
の微量なホルムアルデヒドなどの汚染物質を除去するこ
とにより、脱臭も可能な繊維状など各種の活性炭、樹脂
焼結体、又は金属焼結フィルタなどの種々の脱臭濾材を
利用できる。
【0036】このような家屋空調装置は、床下空気通路
8Aに設けた除塵フィルタ20が床下空気を濾過でき、
埃とともに、蚊、小蠅などの虫の侵入を防ぎ、また好ま
しくは床下空気に含まれる花粉、自動車の排気ガスをも
濾過して不快感を減じ,かつ衛生効果を高めて家屋を快
適化でき、居心地、居住性を向上しうる。
【0037】又居室空気通路に設ける空気浄化フィルタ
は、吸い込んだ居室空気の埃、たばこの煙、新建材から
のホルムアルデヒドなど化学物質等を清浄化し、健康
性、快適さを高め、かつ脱臭もなしえ、居室の居心地の
向上に役立つ。なお、床下空気、居室空気を共に浄化す
るかかる構成は、前記実施の形態で例示したものの他、
床下空気、居室空気を共に利用する種々な家屋空調装置
に採用されうる。
【0038】又このような家屋空調装置においては、夏
期においては、前記下のファンFdを作動しかつ弁装置
10を操作つまみ19により前記ダンパ16により流路
開閉口10Aを閉じ第1の吹出し口7Aを開くことによ
り、冷気である床下空気は除塵フィルタ20により浄化
して下の床下空気通路8A1をへて、該第1の吹出し口
7Aから居室に吐出されることにより、居室温度の低下
効果とともに、換気機能も発揮して居室を空調しうる。
【0039】さらに夏期においても、弁装置10を操作
つまみ19により切換え、第1の吹出し口7Aを前記シ
ャッタ15,ダンパ16により閉止して前記流路開閉口
10Aを開くことにより、上の床下空気通路8A2をへ
て床下空気を上に導き、第2の吹出し口7Bから吐出さ
せることもできる。
【0040】さらに前記上のファンFuを作動すること
により、居室空気吸込み口6からの空気を居室空気吹出
し口9から吐出する居室空気通路8Bをへて居室空気を
循環でき、冬期においては居室上部に滞留する暖気を下
方に移動して居室の暖房に役立たせるとともに、居室空
気の循環に際して空気浄化フィルタ22により居室空気
を浄化、脱臭しうる。なお、居室空気の浄化、脱臭のた
めに、この居室空気通路8Bは年間を通じて利用しう
る。
【0041】居室空気通路8Bの使用時において、上の
床下空気通路8A2を導通させるときには、前記上のフ
ァンFuは、居室空気吸込み口6をへて、これに近接す
る前記第2の吹出し口8bから吐出される床下空気の一
部を吸込みうるとともに、その空気を居室空気通路8B
を経て浄化、脱臭して居室空気とともに吐出し、換気空
調しうる。
【0042】特に冬期においては、前記作動に際して、
床下空気は、居室空気である暖気により加温された前記
ダクトボックス12に沿って流れる領域である前記熱交
換部12Aでやや加温されたのち、残部を居室に吐出さ
れ、居室上部で滞留する暖気を活用した空調が可能とな
る。なお、下のファンFdを作動しないときにも、前記
上のファンFuによる前記した床下空気の吸引、及び熱
交換部12Aにおける加温による床下空気の上昇によっ
て、床下空気を吸い上げることとができる。また必要に
より、下のファンFdを作動することもでき、このよう
に、前記実施の形態の家屋空調装置は効率のよう家屋空
調をなしうることとなる。なお、空調構造として前記実
施の形態の構成以外の種々な構成のものとしうることは
前記の通りである。
【0043】
【発明の効果】このように、請求項1に係る発明は、第
1の吹出し口を開閉する複数のシャッタの閉止動作と、
空気通路を開閉するダンパの開放動作とを1つの操作つ
まみにより同時になしうるため、従来の2つの操作つま
みを用いるものに比して、操作性を向上し、かつ誤操作
の可能性を低減する。
【0044】また請求項2に係る発明は、ダンパを、前
記第1の吹出し口を部分的に閉じるシャッタ機能を有す
るため、ダンパによる流路開閉口の開放時において、ダ
ンパによる場所の占有空間を減じ、装置を小型化、効率
化できる。
【0045】又請求項3に係る発明は、第1の吹出し口
の開放と、ダンパによる吐出口の閉止とも同時になし
え、操作性を高めるとともに、請求項4の発明は、この
開閉手段の構成を簡易とし、操作を確実とするととも
に、保守性を高める。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空調装置が採用されうる家屋空調装置
を例示する正面図である。
【図2】その家屋空調装置の作用を例示する縦断面図で
ある。
【図3】本発明に係る弁装置を含んで示すその分解斜視
図である。
【図4】下のファンとともに弁装置を一点鎖線で示す斜
視図である。
【図5】弁装置を例示する斜視図である。
【図6】第1の吹出し口の開放状態で示すその垂直部分
断面図である。
【図7】第1の吹出し口の閉止状態で示すその垂直部分
断面図である。
【図8】除塵フィルタを例示する斜視図である。
【図9】ダクトボックスを空気浄化フィルタとともに例
示する断面図である。
【図10】ダクトボックスを例示する斜視図である。
【図11】従来の家屋空調装置の作用を例示する概略断
面図である。
【図12】従来の空調装置を例示する正面部分図であ
る。
【符号の説明】
2 居室 3 換気ユニット 6 居室空気吸込み口 7 床下空気吹出し口 7A 第1の吹出し口 7B 第2の吹出し口 8 空気通路 8A 床下空気通路 8B 居室空気通路 9 居室空気吹出し口 10 弁装置 10A 箱状体 11 流路開閉口 15 シャッタ 15a レバー部 16 ダクト 16a レバー部 17 開閉手段 18A 操作軸 18B 摺動板 18a 突片 19 操作つまみ Fd 下のファン Fu 上のファン P 壁パネル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 正雄 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 (72)発明者 永田 和寿 大阪府豊中市新千里西町1丁目1番4号 ナショナル住宅産業株式会社内 Fターム(参考) 3L058 BG01 3L080 AA04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気吸込み口から吸込んだ空気を、弁装置
    を用いて第1の吹出し口、又は第2の吹出し口から選択
    的に吐出しうる空気通路を設けるとともに、 前記弁装置は、前記第1の吹出し口を開閉する複数のシ
    ャッタ、前記空気通路を前記第1の吹出し口と第2の吹
    出し口との間の流路開閉口を開閉するダンパ、及びシャ
    ッタの第1の吹出し口の閉止動作と、ダンパによる吐出
    口の開放動作とを1つの操作つまみにより同時になしう
    る開閉手段を具えたことを特徴とする空調装置。
  2. 【請求項2】前記ダンパは、前記開閉口の開放により前
    記第1の吹出し口を部分的に閉じることを特徴とする請
    求項1記載の空調装置。
  3. 【請求項3】前記開閉手段は、第1の吹出し口の開放
    と、ダンパによる吐出口の閉止とを同時になしうること
    を特徴とする請求項1又は2記載の空調装置。
  4. 【請求項4】前記開閉手段は、前記操作つまみと、該操
    作つまみの操作によって上下する操作軸とを具え、この
    操作軸に、シャッタから突出するレバー部と、前記ダン
    パのレバー部とを係合させたことを特徴とする請求項1
    〜3記載の空調装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007139233A (ja) * 2005-11-15 2007-06-07 Panahome Corp 換気構造
JP2011027335A (ja) * 2009-07-27 2011-02-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 送風機能付き内装パネル装置

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