JP2003192879A - グリコール酸系樹脂組成物 - Google Patents
グリコール酸系樹脂組成物Info
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Abstract
を主成分とし、従来にない優れた生分解性とともに、柔
軟性および加工性、実用強度、薄肉化・可塑化した際の
バリア性等を有した樹脂組成物及び成型品を提供するこ
と。 【解決手段】 結晶融点が110〜250℃のポリグリ
コール酸系脂肪族ポリエステル樹脂を主体とする樹脂
(A)と添加剤(B)からなる樹脂組成物(C)であっ
て、添加剤(B)の含有割合が0.5〜30wt%であ
り、添加剤(B)の主成分がクエン酸の飽和エステル化
合物から選ばれる少なくとも一種であり、該クエン酸の
飽和エステル化合物において、クエン酸中のアルコール
基とエステル結合を構成する脂肪酸成分が炭素数3以下
の短鎖脂肪酸であり、且つ上記クエン酸中のカルボキシ
ル基とエステル結合を構成するアルコール成分が炭素数
3以下の脂肪族飽和アルコールであることを特徴とする
グリコール酸系樹脂組成物。
Description
およびこれらの組成物からなる成型加工品に関するもの
である。
チックの増大が大きな社会問題となっている。従来より
高分子材料の多くは長期にわたって安定であることを目
的に作られてきたので、これらは自然環境の中では容易
には分解されず、人手による処理が必須である。現状の
廃棄物処理は焼却処分や埋設処分であるが、不要となっ
たプラスチック廃棄物の量は処理する側の能力をはるか
に超え、いかに処分すべきかとの問題を引き起こしてい
る。
解等で崩壊する生分解性高分子が環境に負荷を与えない
高分子材料として注目を集め、研究開発が多数行われて
いる。中でも透明性、耐熱性、安全性が優れている上、
近年、原料が大量かつ安価に製造されるようになってき
たポリ乳酸(PLA)が注目され、様々な応用がなされ
ている。しかしながらポリ乳酸をはじめとしたポリ乳酸
系樹脂は、耐熱性は比較的よいものの、酸素透過阻止
性、水蒸気透過阻止性等のバリア性に劣っている。ま
た、ガラス転移点が高く、剛直で脆いため、しなやかさ
が求められる材料としては使い勝手が悪く、これらにお
ける利用価値は制限される。
めとしたポリグリコール酸系樹脂は高い耐熱性および非
常に優れたバリア性を示す材料である。しかし、PLA
と同様に剛直で柔軟性が乏しく、その高い耐熱性ゆえに
加工安定性が低いという問題がある。そこでこれらを可
塑化して柔軟性を与え、適当な伸び、適当な弾性率を発
現させてポリオレフィンのように使い勝手を良くする工
夫が種々なされている。
は、フタル酸ジエチルなどのフタル酸エステル、アジピ
ン酸ジイソブチルなどの脂肪族二塩基酸エステル、リン
酸ジフェニルオクチルなどのリン酸エステル、アセチル
クエン酸トリブチルなどのヒドロキシ多価カルボン酸エ
ステル、アセチルリシノール酸メチルなどの脂肪酸エス
テル、トリアセチン、トリプロピオニンなどの多価アル
コールエステル、エポキシ価大豆油などのエポキシ系可
塑剤などが知られる(例えば特開平4−335060
号、特表2000−506204号の各公報)。
可塑化すると耐熱性、バリア性が更に大幅に低下すると
いう問題点を有する場合が多い。一方で、PGA系樹脂
は、PLA系樹脂に比べ適切な可塑剤の種類が少なく、
例えばPLA系樹脂の可塑剤としてよく知られるアセチ
ルクエン酸トリブチルをPGA系樹脂に混合すると、後
述の比較例のごとく混合がうまくいかず、十分な可塑化
が出来ない。
性、加工安定性、耐熱性を発揮できる能力、実用強度、
および薄肉化、可塑化した際のバリア性を有した生分解
性樹脂材料は未だ得られていない。
た生分解性とともに柔軟性、加工安定性、耐熱性を発揮
できる能力(非晶状・低結晶状でも可)、実用強度、更
には薄肉化、可塑化した際のバリア性をも有した、ポリ
グリコール酸系脂肪族ポリエステル樹脂を主体とする樹
脂組成物、及びその成型加工品であるシート、フィルム
を提供することにある。
(1)結晶融点が110〜250℃のポリグリコール酸
系脂肪族ポリエステル樹脂を主体とする樹脂(A)と添
加剤(B)からなる樹脂組成物(C)であって、添加剤
(B)の含有割合が0.5〜30wt%であり、添加剤
(B)の主成分がクエン酸の飽和エステル化合物から選
ばれる少なくとも一種であり、該クエン酸の飽和エステ
ル化合物において、クエン酸中のアルコール基とエステ
ル結合を構成する脂肪酸成分が炭素数3以下の短鎖脂肪
酸であり、且つ上記クエン酸中のカルボキシル基とエス
テル結合を構成するアルコール成分が炭素数3以下の脂
肪族飽和アルコールであることを特徴とするグリコール
酸系樹脂組成物、(2)ポリグリコール酸系脂肪族ポリ
エステル樹脂が、グリコール酸由来よりなる単位を主体
とし、他に共重合成分として、乳酸誘導体、2−ヒドロ
キシ−2,2−ジアルキル酢酸、3−ヒドロキシ−2,
2−ジアルキルプロピオン酸、3−ヒドロキシ酪酸、4
−ヒドロキシ酪酸、3−ヒドロキシ吉草酸、3−ヒドロ
キシカプロン酸、ε−カプロラクトンの単量体群から選
択される単量体由来の単位を少なくとも一種含むことを
特徴とする前記(1)に記載のグリコール酸系樹脂組成
物、(3)ポリグリコール酸系脂肪族ポリエステル樹脂
が、グリコール酸由来以外の共重合成分を1〜45モル
%含んでいることを特徴とする前記(1)または(2)
に記載のグリコール酸系樹脂組成物、(4)ポリグリコ
ール酸系脂肪族ポリエステル樹脂を主体とする樹脂
(A)が、混合樹脂としてポリグリコール酸系脂肪族ポ
リエステル樹脂以外の他の脂肪族ポリエステル系樹脂
(D)、その他の熱可塑性樹脂(E)から選択される少
なくとも一種の樹脂を1〜45wt%含むことを特徴と
する前記(1)〜(3)のいずれかに記載のグリコール
酸系樹脂組成物、(5)添加剤(B)のクエン酸の飽和
エステル化合物が、アセチルクエン酸トリエチルである
ことを特徴とする前記(1)〜(4)のいずれかに記載
のグリコール酸系樹脂組成物、(6)前記(1)〜
(5)のいずれかに記載のグリコール酸系樹脂組成物が
フィルムまたはシートに加工されたものであることを特
徴とする成型加工品、(7)フィルムまたはシートの2
%引張弾性率が0.1〜200kg/mm2である前記
(6)に記載の成型加工品、である。
0〜250℃のポリグリコール酸系脂肪族ポリエステル
樹脂は、グリコール酸、グリコール酸のオリゴマー、グ
リコール酸メチルなどのグリコール酸エステル等の縮重
合からなる重合体、グリコライドの開環重合体、および
グリコール酸、グリコール酸のオリゴマー、グリコール
酸エステル、グリコライド等とその他の単量体との共重
合体等であり、共重合成分で光学異性体の存在するもの
はそのD体、L体、DL(ラセミ)体、メソ体等が含ま
れる。ここで共重合とは、ランダム状、ブロック状、両
者の自由な混合構造をも含む。
のが挙げられる。共重合する他の単量体のうち、脂肪族
ヒドロキシカルボン酸類としては、例えば、乳酸誘導
体、2−ヒドロキシ−2−モノアルキル酢酸、2−ヒド
ロキシ−2,2−ジアルキル酢酸、3−ヒドロキシ−
2,2−ジアルキルプロピオン酸、3−ヒドロキシ−3
−モノアルキルプロピオン酸、3−ヒドロキシ酪酸、4
−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ−4−モノアルキル
酪酸、3−ヒドロキシ吉草酸、5−ヒドロキシ吉草酸、
3−ヒドロキシ−2−モノアルキルプロピオン酸、4−
ヒドロキシ−2−モノアルキル酪酸、4−ヒドロキシ−
3−モノアルキル酪酸、3−ヒドロキシ−3,3−ジア
ルキルプロピオン酸、3−ヒドロキシカプロン酸、6−
ヒドロキシカプロン酸、3−ヒドロキシ−2−モノアル
キル吉草酸、4−ヒドロキシ−2−モノアルキル吉草
酸、5−ヒドロキシ−2−モノアルキル吉草酸、5−ヒ
ドロキシ−5−モノアルキル吉草酸、2−ヒドロキシ−
3,3−ジアルキルプロピオン酸、4−ヒドロキシ−
3,4−ジアルキル酪酸、5−ヒドロキシ−3−モノア
ルキル吉草酸、4−ヒドロキシ−4,4−ジアルキル酪
酸、5−ヒドロキシ−4−モノアルキル吉草酸、3−ヒ
ドロキシ−2,2,3−トリアルキルプロピオン酸、4
−ヒドロキシ−2,2−ジアルキル酪酸、4−ヒドロキ
シ−3,3−ジアルキル酪酸、3−ヒドロキシ−2,
3,3−トリアルキルプロピオン酸、4−ヒドロキシ−
2,3−ジアルキル酪酸、又は3−ヒドロキシアルカノ
エートで代表される3−ヒドロキシブチレート、3−ヒ
ドロキシバリレート、3−ヒドロキシヘキサノエート、
3−ヒドロキシオクタノエート、3−ヒドロキシデカノ
エート、3−ヒドロキシオクタデカノエート等が挙げら
れる。
状二量体、光学異性体(D体、L体、DL体、メソ体)
が存在する場合には、それらも含める。共重合する他の
単量体としては、これらの脂肪族ヒドロキシカルボン酸
類から選ばれる1種または2種以上を用いることができ
る。又、これらのエステル類を原料として使用し、共重
合しても良い。また、ラクトン類も共重合する他の単量
体として用いることができる。ラクトン類としては、例
えば、β−プロピオラクトン、γ−ブチロラクトン、β
−ブチロラクトン、δ−バレロラクトン、γ−バレロラ
クトン、δ−カプロラクトン、ε−カプロラクトン等が
挙げられる。単量体としては、これらのラクトン類から
選ばれる1種または2種以上を用いることができる。
族多価アルコール類としては、例えば、エチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、その他のポリエチレング
リコール類、プロピレングリコール、ジプロピレングリ
コール、その他のポリプロピレングリコール類、1,3
−プロパンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロ
パンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタ
ンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール、2,2−トリメチル−1,6−ヘキサン
ジオール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,
4−シクロヘキサンジメタノール、2,2,4,4−テ
トラメチル−1,3−シクロブタンジオール、カーボネ
ート結合を有するジオール類などが挙げられ、エチレン
オキシドやプロピレンオキシド等を含む物も使用するこ
とが可能である。単量体としては、これらの脂肪族多価
アルコール類から選ばれる1種または2種以上を用いる
ことができる。
族多価カルボン酸類としては、例えば、マロン酸、コハ
ク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン酸、2,2−
ジメチルグルタル酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバ
シン酸、1,2−シクロペンタンジカルボン酸、1,3
−シクロペンタンジカルボン酸、1,2−シクロヘキサ
ンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン
酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、ジグリコー
ル酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、及びこ
れらのエステル誘導体、酸無水物等を使用することが可
能である。単量体としては、これらの脂肪族多価カルボ
ン酸類から選ばれる1種または2種以上を用いることが
できる。
リコール酸を主原料にして、グリコール酸とL−乳酸、
D−乳酸、乳酸DL体、2−ヒドロキシ−2,2−ジア
ルキル酢酸、3−ヒドロキシ−2,2−ジアルキルプロ
ピオン酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキシ酪酸、
3−ヒドロキシ吉草酸、3−ヒドロキシカプロン酸およ
びε−カプロラクトンからなる群から選ばれる少なくと
も1種と共重合したもの(前述のランダム状、ブロック
状、その他をも含む)等が挙げられるが、これらに限定
されるものではない。また、これらのエステルを原料と
して重縮合しても良い。
同士によって多少異なるが、共重合する他の単量体の合
計で表して好ましくは1〜45モル%、より好ましくは
3〜40モル%、さらに好ましくは5〜35モル%程度
である。これら共重合する他の単量体の合計の好ましい
比率は、下限は添加剤(B)とのなじみの悪化で制限さ
れ、上限はバリア性、耐熱性を維持するために制限され
る。
ステル樹脂を主体とする樹脂(A)は、他にポリグリコ
ール酸系脂肪族ポリエステル樹脂以外の脂肪族ポリエス
テル系樹脂(D)および、その他の熱可塑性樹脂(E)
からなる群から選ばれる樹脂を1種もしくは2種以上混
合して用いるても構わない。本発明において、ポリグリ
コール酸系脂肪族ポリエステル樹脂を主体とする樹脂
(A)とは、ポリグリコール酸系脂肪族ポリエステル樹
脂を50wt%以上含有する樹脂を言う。
成分同士によっても異なるが、混合する樹脂(D)およ
び(E)の合計で表して好ましくは1〜45wt%であ
り、より好ましくは2〜40wt%、さらに好ましくは
3〜30wt%程度である。ポリグリコール酸系脂肪族
ポリエステル樹脂以外の脂肪族ポリエステル系樹脂
(D)として、具体的には乳酸、2−ヒドロキシ−2,
2−ジアルキル酢酸、3−ヒドロキシ−2,2−ジアル
キルプロピオン酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒドロキ
シ酪酸、3−ヒドロキシ吉草酸、3−ヒドロキシカプロ
ン酸、ε−カプロラクトン等から選択される少なくとも
一種の単量体単位(又はこれらのエステル単位)を50
モル%以上含む重合体、及びこれらの共重合体、これら
の光学異性体、又はこれらにグリコール酸を50モル%
未満含む共重合体、更には前述の共重合成分からなる樹
脂等が挙げられる(光学異性体は通常結晶構造に影響を
与えるので別の単量体として換算する事とする。)。ま
たポリL体、ポリD体との共重合体のステレオコンプレ
ックス体等のブレンド体をも含むものとする。
産出させたポリ3−ヒドロキシアルカノエートとして代
表される、例えばポリ3−ヒドロシキブチラートもしく
は、3−ヒドロシキブチラートに、3−ヒドロキシバリ
レート、3−ヒドロキシヘキサノエート、3−ヒドロキ
シオクタノエート、3−ヒドロキシデカノエート、3−
ヒドロキシオクタデカノエート等のうち少なくとも一種
を共重合させたもの等がある。
は、ポリオレフィン系樹脂、芳香族系単量体を含む通常
のポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレン−
ビニルアルコール系共重合樹脂、α−オレフィン( エチ
レン等)−スチレン共重合樹脂(同水添樹脂含む。)、
α−オレフィン−一酸化炭素共重合樹脂(同水添樹脂含
む。)、エチレン−脂環族炭化水素共重合樹脂(同水添
樹脂含む。)、スチレン−ブタジエン又はイソプレン共
重合樹脂(同水添樹脂含む。)、石油樹脂(同水添樹脂
含む。)、天然樹脂(同水添樹脂含む。)、原料を天然
品として重合した樹脂(同水添樹脂含む。)等が挙げら
れる。
ステル樹脂の重合度の範囲は、重量平均分子量(Mw)
(但し測定はASTM−D3536に準拠してゲルパー
ミエーションクロマトグラフィーにより行い、標準ポリ
メチルメタクリレート換算にて分子量を算出)で、通常
20,000〜1,000,000程度であり、好まし
くは50,000〜800,000、より好ましくは7
0,000〜700,000である。
粘度(加工安定性)、耐熱性等より制限され、上限は添
加剤との馴染みの度合い及び加工性により制限される。
本発明における樹脂(A)は、結晶融点(後述の示差走
査熱量測定(以下DSC法と略)に準じて測定))が1
10〜250℃のポリグリコール酸系脂肪族ポリエステ
ル樹脂を主体としている。該樹脂(A)の結晶融点が1
10℃未満であると耐熱性が必要な用途の場合、耐熱性
が不足し、また250℃を超えると分解温度が近くな
り、分子量低下等による押出成形性の不安定化や着色し
易くなることから好ましくない。
120〜230℃であり、更に好ましくは140〜22
0℃である。上記ポリグリコール酸系脂肪族ポリエステ
ル樹脂の結晶構造は、重合の反応条件や触媒系などによ
りある程度自由に制御できるが、下述の範囲内であれ
ば、各種の構造及びブロック的結晶構造のものも含むも
のとする。更に上記ポリグリコール酸系脂肪族ポリエス
テル樹脂の結晶化度(後述のDSC法に準じて測定。)
の範囲は通常3〜50%程度であり、好ましくは4〜4
0%である。
制限され、上限は添加剤との馴染みにより制限される。
但し、組成物および樹脂自体については、加工条件およ
び添加剤等の影響により結晶化度が低くなったとして
も、そのまま使用できる場合は当然のこと、使用時に適
度に結晶化し、実用上有効に耐熱性が出る場合があるの
で、結晶化度はここに定めた範囲を超えていてもかまわ
ない。本発明で使用する添加剤(B)は、樹脂(A)の
可塑化を行い、加工性を向上させるために必要なもので
ある。また、廃棄後のコンポスト処理を容易にする効果
も有する。
酸の飽和エステル化合物である。この特定のクエン酸の
飽和エステル化合物とは、クエン酸中のアルコール基と
エステルを構成する脂肪酸成分が炭素数3以下の短鎖脂
肪酸であり、且つ上記クエン酸中のカルボキシル基とエ
ステルを構成するアルコール成分が炭素数3以下の脂肪
族飽和アルコールである化合物である。該クエン酸の飽
和エステル化合物は、1種使用することも、2種以上混
合して使用することもできる。
は、例えば、アセチルクエン酸トリメチル、アセチルク
エン酸トリエチル、アセチルクエン酸トリプロピル、ア
セチルクエン酸モノメチルジエチル、アセチルクエン酸
モノプロピルジエチルなどが挙げられ、中でも好ましく
はアセチルクエン酸トリエチルである。本発明は、ポリ
グリコール酸系脂肪族ポリエステル樹脂を主体とする樹
脂(A)が、クエン酸の飽和エステル化合物により可塑
化されることを本発明者らが見出したことによるもので
あるが、該クエン酸の飽和エステル化合物のエステル基
を構成する脂肪酸成分もしくはアルコール成分の全炭素
数の合計が大きくなりすぎると、該樹脂(A)との相溶
性が悪化し、可塑化が進みにくくなる。一方で該炭素数
が少なすぎると、加工成形時の加熱処理や長期保存の際
に該樹脂組成物(C)から該添加剤(B)が揮発し易く
なり、可塑化の効果が低下してしまう。この点を考慮し
て添加剤を選定する必要がある。
含有割合は、0.5〜30wt%の範囲であり、好まし
い範囲は3〜27wt%であり、より好ましくは5〜2
5wt%である。これらの下限は該樹脂組成物(C)の
柔軟性不足により制限され、上限は該樹脂組成物(C)
から得られる成形加工品の寸法安定性、耐熱性、成形加
工安定性不足、強度不足により制限される。また、該添
加剤(B)は、主成分である上記のクエン酸の飽和エス
テル化合物の他に、グリセリンエステル、ポリグリセリ
ンエステル、その他の単価アルコールもしくは多価アル
コールとの脂肪族脂肪酸エステル、脂肪族ヒドロキシカ
ルボン酸エステル、脂肪族多価カルボン酸エステル、エ
ポキシ系可塑剤等のうち1種または2種以上を混合して
使用しても構わず場合によっては好ましい場合がある。
以下、添加剤(B)の主成分である上記のクエン酸の飽
和エステル化合物以外の成分を添加剤(F)という。
ンエステル又はジグリセリンエステル等のポリグリセリ
ンエステル類、ソルビタン脂肪酸エステル類であり、そ
のエステルの酸成分としては、酢酸、プロピオン酸、酪
酸、吉草酸、カプロン酸、カプリル酸、カプリン酸、ラ
ウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、アラキジン酸、ベヘニン酸、リグノセリン酸等の飽
和脂肪酸や、オレイン酸等のノルマルモノ不飽和脂肪
酸、リノール酸、リノレン酸等のジおよびトリ二重結合
を有する脂肪酸から選ばれる少なくとも一種が挙げられ
る。
リコール、テトラメチレングリコールおよびこれらの重
縮合物と上記脂肪酸との自由なエステルである。又は、
クエン酸、リンゴ酸、酒石酸等の脂肪族ヒドロキシカル
ボン酸等の自由なエステルである(クエン酸エステルの
場合は、添加剤(B)の主成分であるクエン酸の飽和エ
ステル化合物は除く)。又は、多価カルボン酸としてマ
ロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、テレフタ
ル酸、イソフタル酸等の自由なエステルである。
変性亜麻仁油等である。これらの内、好ましくは、エス
テルを構成する脂肪酸成分の全てが炭素数が2もしくは
3の短鎖脂肪酸であるグリセリンエステルまたはポリグ
リセリンエステル、及び分子中の全エステル基のうちの
1つのエステルを構成する脂肪酸成分が炭素数が7〜1
2の中鎖脂肪酸であり、残りのエステルを構成する脂肪
酸成分が炭素数が2もしくは3の短鎖脂肪酸であるグリ
セリンエステルまたはポリグリセリンエステルである。
具体的には、トリアセチン、グリセリンジアセトモノプ
ロピオネート、グリセリンジプロピオネートモノアセテ
ート、グリセリンジアセトモノカプリレート、グリセリ
ンジアセトモノカプレート、グリセリンジアセトモノラ
ウレート、トリプロピオニン、ジグリセリンテトラアセ
テート、ジグリセリントリアセトモノカプレート、ジグ
リセリントリアセトモノラウレート、トリグリセリンヘ
プタアセテート、テトラグリセリンヘキサアセテート等
が挙げられる。
クエン酸トリブチル、エポキシ化変性亜麻仁油等が挙げ
られる。添加剤(F)を混合する場合、添加剤(B)中
の添加剤(F)の含有割合が50wt%未満、好ましく
は1〜40wt%、より好ましくは2〜30wt%とな
るようにする。これらの添加剤(F)は、可塑化と同時
に少量の粘度の高い成分が表面にブリードアウトするこ
とで可塑化と密着性を同時に満足し、用途により、好ま
しい場合がある。
出成形、押出成形、ブロー成形、カレンダ成形、真空成
形、発泡成形、圧縮成形等の製法により、射出成形品、
発泡体、連通気孔体、押出しシート、インフレ、キャス
トフィルム、延伸フィルム等に加工して、例えば包装
材、又バイオ、医学用の用途(徐放材、培養材等)等に
用いられる。本発明の樹脂組成物(C)の引張弾性率
(kg/mm2 )は、樹脂組成物(C)から作成した厚
み200μmの急冷プレスシートをサンプルとして用
い、ASTM−D882に準拠して室温23 ℃、湿度
50%の条件下で測定される2%伸張時の応力を100
%に換算し、更に厚み換算した値の平均値(サンプル数
=5)である。この引張弾性率の好ましい範囲は、一般
に0.1〜200kg/mm2 であり、より好ましい範
囲は0.2〜170kg/mm2 、更に好ましくは0.
4〜120kg/mm2 である。
FR)はASTM−D1238に準拠して2160gの
荷重下において、210℃として測定される。得られた
数値は10分間に押出された試料の質量(サンプル数=
3の平均)であり、単位は(g/10分)である。MF
Rの好ましい範囲は50以下、より好ましくは40以下
である。本発明の樹脂組成物(C)の結晶融点は、JI
S K7121に準じたDSC法により10℃/分の昇
温速度で測定した主ピーク温度で表す。
的に100%結晶の融解エネルギーにPGAの結晶融解
エネルギー206.5J/g(出典:J.A.P.Sc
iVol.26.1727〜1734:1981年)を
用い、JIS K7122に準じたDSC法にて求めた
原料樹脂の融解エネルギーとの相関を求めて決定する。
本発明の樹脂組成物(C)の酸素透過度は、23℃に管
理された室内においてデシケーター内で塩化カルシウム
により48時間乾燥処理をしたサンプルを、23℃に管
理された室内でJIS−K−7126に準拠した方法に
より測定して決定される。得られた数値は24時間のう
ちに1m2 あたり1atmの圧力差のもとでシートを透
過した酸素の体積で(サンプル数=3の平均値)、単位
は(cc/m2 ・day・atm・200μm)であ
る。酸素透過度の好ましい範囲は100以下、より好ま
しくは70以下、更に好ましい範囲は50以下である。
説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
ここで使用するポリグリコール酸系脂肪族ポリエステル
樹脂を主体とする樹脂(A)、およびポリグリコール酸
系脂肪族ポリエステル樹脂以外の脂肪族ポリエステル系
樹脂(D)の詳細は以下の通りのものである。A−1
は、ポリグリコール酸系脂肪族ポリエステル樹脂で、グ
リコライド80モル%にL−ラクタイドを20モル%共
重合した樹脂(結晶融点197℃、結晶化度25%)で
ある。
エステル樹脂で、グリコライド90モル%にL−ラクタ
イドを10モル%共重合した樹脂(結晶融点212℃、
結晶化度20%)である。A−3は、ポリグリコール酸
系脂肪族ポリエステル樹脂で、グリコライド80モル%
に2−ヒドロキシイソ酪酸を20モル%共重合した樹脂
(結晶融点185℃、結晶化度20%)である。
エステル樹脂で、グリコライド95モル%にε−カプロ
ラクトンを5モル%共重合した樹脂(結晶融点210
℃、結晶化度15%)である。D−1は、乳酸系脂肪族
ポリエステル樹脂で、L−ラクタイド95モル%にD−
ラクタイドを5モル%共重合した樹脂(結晶融点167
℃、結晶化度37%)である。
る。B−1は、アセチルクエン酸トリエチルである。B
−2は、アセチルクエン酸モノプロピルジエチルであ
る。B−3は、アセチルクエン酸モノメチルジエチルで
ある。F−1は、アセチルクエン酸トリブチルである。
F−2は、グリセリンモノカプレートである。
ある。F−4は、ジグリセリントリアセトモノカプレー
トである。
A−4と、添加剤としてB−1、B−2、B−3、F−
4を、表1に示す割合(なお、表1の添加剤量は樹脂組
成物(C)中の割合である。)で窒素フロー下において
210℃で15分間ニーダーで混練し、200μmの急
冷シートを作成して、該シートの物性を測定した。その
結果を表1に示す(数値の単位は省略する。)。
剤はすみやかに馴染み、相溶性が良好であることが確認
された。また、該組成物を混練後に冷却した場合でも、
可塑剤が多量に掃き出されることはなく安定であった。
実施例1〜3では、B−1、B−2、B−3のようにエ
ステル基中のアルキル基が短い可塑剤を用いると、引張
弾性率が低く可塑化が十分に進行している上に、MFR
があまり上昇せず該組成物が分子量低下を起こし難くな
っていることが見出された。
も、添加剤(B)の主成分であるクエン酸の飽和エステ
ル化合物のみの場合と同程度の性能を発現することが確
認された。また実施例4では、該シートを30℃で1週
間経過させると表面に多少の可塑剤をブリードアウトさ
せることができ、密着性の発現を認めることができた。
このように可塑剤のブリードアウトが制御できること
は、樹脂組成物の密着性が制御できることになり、好ま
しい。
は4(cc/m2 ・day・atm・200μm)と低
く、本発明の樹脂組成物が優れたバリア性を有している
ことが確認された。
と、添加剤としてF−1、F−2、F−3を表2に示す
割合もしくは下記の割合(なお、表2の添加剤量は樹脂
組成物中の割合である。)で窒素フロー下において21
0℃で15分間ニーダーで混練し、200μmの急冷シ
ートを作成して、該シートの物性を測定した。その結果
を表2に示す(数値の単位は省略する。)。
が長い可塑剤は樹脂との相溶性が悪く、実施例1と同量
の可塑剤を加えようとすると、樹脂と分離してしまい混
合できなかった。また、比較例2のように、F−1を混
合可能な範囲内で添加した場合は、弾性率が大きくなり
十分な柔軟性を付与することが出来なかった。また、F
−2、F−3のように水酸基が分子内に存在する可塑剤
の場合は、可塑化は進むものの、加水分解やエステル交
換反応等によるポリマーの分子崩壊が起こるために、M
FRが増大して加工安定性が損なわれた。
剤としてB−1を17wt%混合した樹脂組成物の場
合、酸素透過度は950(cc/m2 ・day・atm
・200μm)と高く、ガスバリア性に劣っていた。
に耐熱性、柔軟性および加工安定性、実用強度、および
薄肉化・可塑化した際のバリア性を有した、包装材料、
医療用材料、その他生活用品・工業用品等として利用可
能な組成物を提供することができた。
Claims (7)
- 【請求項1】 結晶融点が110〜250℃のポリグリ
コール酸系脂肪族ポリエステル樹脂を主体とする樹脂
(A)と添加剤(B)からなる樹脂組成物(C)であっ
て、添加剤(B)の含有割合が0.5〜30wt%であ
り、添加剤(B)の主成分がクエン酸の飽和エステル化
合物から選ばれる少なくとも一種であり、該クエン酸の
飽和エステル化合物において、クエン酸中のアルコール
基とエステル結合を構成する脂肪酸成分が炭素数3以下
の短鎖脂肪酸であり、且つ上記クエン酸中のカルボキシ
ル基とエステル結合を構成するアルコール成分が炭素数
3以下の脂肪族飽和アルコールであることを特徴とする
グリコール酸系樹脂組成物。 - 【請求項2】 ポリグリコール酸系脂肪族ポリエステル
樹脂が、グリコール酸由来よりなる単位を主体とし、他
に共重合成分として、乳酸誘導体、2−ヒドロキシ−
2,2−ジアルキル酢酸、3−ヒドロキシ−2,2−ジ
アルキルプロピオン酸、3−ヒドロキシ酪酸、4−ヒド
ロキシ酪酸、3−ヒドロキシ吉草酸、3−ヒドロキシカ
プロン酸、ε−カプロラクトンの単量体群から選択され
る単量体由来の単位を少なくとも一種含むことを特徴と
する請求項1に記載のグリコール酸系樹脂組成物。 - 【請求項3】 ポリグリコール酸系脂肪族ポリエステル
樹脂が、グリコール酸由来以外の共重合成分を1〜45
モル%含んでいることを特徴とする請求項1または2に
記載のグリコール酸系樹脂組成物。 - 【請求項4】 ポリグリコール酸系脂肪族ポリエステル
樹脂を主体とする樹脂(A)が、混合樹脂としてポリグ
リコール酸系脂肪族ポリエステル樹脂以外の他の脂肪族
ポリエステル系樹脂(D)、その他の熱可塑性樹脂
(E)から選択される少なくとも一種の樹脂を1〜45
wt%含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに
記載のグリコール酸系樹脂組成物。 - 【請求項5】 添加剤(B)のクエン酸の飽和エステル
化合物が、アセチルクエン酸トリエチルであることを特
徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のグリコール酸
系樹脂組成物。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載のグリコ
ール酸系樹脂組成物がフィルムまたはシートに加工され
たものであることを特徴とする成型加工品。 - 【請求項7】 フィルムまたはシートの2%引張弾性率
が0.1〜200kg/mm2である請求項6に記載の
成型加工品。
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