JP2003192536A - 化粧料 - Google Patents
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Abstract
効果に優れ、且つ柔らかい感触を有する化粧料の提供。 【構成】 粉体の表面を特定の含フッ素シリコーンで処
理して得られる粉体、および球状粉体を配合させて化粧
料を構成する。
Description
の含フッ素シリコーンで処理して得られる粉体、および
球状粉体を配合することにより、肌上に生じた汗、皮脂
による化粧崩れの防止効果に優れ、且つ柔らかい感触を
有する化粧料を提供することに関する。
て、ファンデーション、ほほ紅、白粉、アイブロウ、ア
イシャドウ、ボディパウダー、クリーム、乳液、日焼け
止め化粧料などがある。従来から、これらの化粧料につ
いて、汗や皮脂による化粧崩れの防止効果、化粧料の持
続効果が求められているが、近年は化粧料の持続効果だ
けでなく、滑らかな使用感や柔らかい感触に対する要求
も非常に高まっている。すなわち、化粧持続効果と使用
感の両立が求められている。
て、従来よりシリコーンで粉体を処理する方法が知られ
ている。具体的には、メチルハイドロジェンポリシロキ
サンを粉体と混合し、加熱焼き付けすることにより粉体
を処理する(特公昭45−2915)方法、メチルハイ
ドロジェンポリシロキサンあるいはジメチルポリシロキ
サンを有機溶媒に溶解した後、架橋用触媒としてオクチ
ル酸亜鉛などを添加して焼き付けることにより粉体を処
理する(特公昭45−18999)方法、粉体に金属水
酸化物を混合、被覆処理した後、メチルハイドロジェン
ポリシロキサンを用いてメカノケミカル反応により粉体
を処理する(特公昭56−43264)方法が知られて
いる。しかしながら、これらの処理粉体は、耐水性、耐
油性とも十分ではなく、肌上に生じた汗および皮脂によ
り容易に化粧崩れを起こすという問題があった。
せ、汗、皮脂などによる化粧崩れを防止することを目的
として、近年、粉体をフッ素化合物で処理する方法が提
案されている。具体的には、テフロン(登録商標)で粉
体を処理する(特公昭61−55481)方法、フッ素
化アクリレートで粉体を処理する(特公昭61−488
03)方法、パーフルオロアルキルリン酸エステルジエ
タノールアミン塩で粉体を処理する(特公平5−869
84)方法、パーフルオロアルキルシランで粉体を処理
する(特開平2−218603、特開平4−19381
6)方法が提案されている。
自由エネルギーの極めて低いフッ素化合物によって被覆
されているため、撥水撥油性を有し、汗や皮脂に対して
もなじまない。しかしながら、化粧料中に含まれる油剤
に対してもなじまず、化粧料への配合が非常に困難であ
った。そのため、フッ素化合物で表面処理した粉体を化
粧料に配合しても、必ずしもフッ素化合物処理による効
果が発揮されず、化粧崩れの防止効果は十分ではなかっ
た。
を含フッ素シリコーンで処理する(特開平10−226
625)方法が提案されている。この含フッ素シリコー
ン処理粉体は撥水撥油性を有し、且つ上記フッ素化合物
処理粉体よりも化粧料中に含まれる油剤、特にシリコー
ン油に対して親和性が高い。そのため、この含フッ素シ
リコーン処理粉体は化粧料への配合が容易で、汗、皮脂
による化粧崩れの防止効果に優れた化粧料が得られる。
理粉体を化粧料に配合しても、化粧持続効果は満足でき
るものの、柔らかい感触を付与する効果は十分とはいえ
なかった。
果と柔らかい感触を両立させた化粧料が存在していない
のが現状であった。
事情に鑑み、鋭意研究を重ねた結果、粉体の表面を特定
の含フッ素シリコーンで処理した粉体と球状粉体を配合
することにより、化粧崩れを防止でき、さらに柔らかい
感触を有する化粧料が得られることを見出し本発明を完
成した。
一般式(1)[式中、R1は同種または異種の炭素数1
〜20のアルキル基またはアリール基、R2は−R5−
Rf(式中、R5は炭素数2〜6の二価のアルキレン基
を示し、Rfは炭素数1〜12のパーフルオロアルキル
基を示す。)、R3は−R5−SiX3(式中、Xは炭
素数1〜4のアルコキシル基またはハロゲンを示
す。)、R4はR1またはR2またはR3のいずれかで
あり、l、m、nは整数であって、l=0〜500、m
=1〜500、n=1〜500である。]で表される含
フッ素シリコーンで処理して得られる粉体、および
(b)球状粉体を含有する化粧料を提供するものであ
る。
一般式(1)[式中、R1は同種または異種の炭素数1
〜20のアルキル基またはアリール基、R2は−R5−
Rf(式中、R5は炭素数2〜6の二価のアルキレン基
を示し、Rfは炭素数1〜12のパーフルオロアルキル
基を示す。)、R3は−R5−SiX3(式中、Xは炭
素数1〜4のアルコキシル基またはハロゲンを示
す。)、R4はR1またはR2またはR3のいずれかで
あり、l、m、nは整数であって、l=0〜500、m
=1〜500、n=1〜500である。]で表される構
造を有する。その中でも特に、l=0、m=1〜50、
n=1〜50でmとnの比が9:1〜2:3の構造のも
のが好ましい。さらに好ましくは、mとnの比が3:1
〜1:1である。なお、一般式(1)で表される含フッ
素シリコーンの構造単位の配列は、交互でもブロックで
もランダムでもよい。具体的には、R1としては、CH
3、C2H 5、C3H7、CH(CH3)2、C
4H9、CH2CH(CH3)CH3、C(C
H3)3、C6H13、C6H5などが、R5として
は、C2H4、C3H 6、C4H8、CH2CH(CH
3)CH2、CH2CH2CH(CH3)、C 6H12
などが、Rfとしては、CF3、C2F5、C4F9、
C6F13、C 8F17、C12F25などが、Xとし
ては、OCH3、OC2H5、OC3H 7、OCH(C
H3)2、OC4H9、OCH2CH(CH3)C
H3、OC(CH3)3、Cl、Brなどが挙げられ
る。
それぞれ1種または2種以上を混合して用いることがで
きる。
コーン処理される粉体としては、(b)成分以外の粉体
で、通常化粧料として用いられるものであれば全て適用
できる。例えばタルク、マイカ、合成マイカ、カオリ
ン、セリサイト、ベントナイト、スメクタイト、雲母チ
タン、オキシ塩化ビスマス、ケイ酸、無水ケイ酸、アル
ミナ、酸化チタン、微粒子酸化チタン、酸化亜鉛、酸化
ジルコニウム、酸化マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸
マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシ
ウム、ケイ酸バリウム、ヒドロキシアパタイト、窒化ホ
ウ素、金属石鹸、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化
クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、群青、紺青
などの無機粉体、ナイロン、ポリメチルメタクリレー
ト、ポリエチレン、ポリスチレン、セルロース、アセチ
ル化セルロース、ポリウレタン、ジビニルベンゼン・ス
チレン共重合体、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、メラ
ミン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ビニル樹脂、シルク
パウダーなどの樹脂粉末、赤色104号、赤色106
号、赤色201号、赤色202号、赤色204号、赤色
205号、赤色206号、赤色226号、赤色227
号、赤色228号、黄色4号、黄色5号、黄色202
号、黄色203号、黄色205号、黄色401号、青色
1号、緑色3号などの有機系色素およびそのレーキが挙
げられる。また、2種以上の粉体およびこれらの複合体
を用いても構わない。同様に粉体の粒径に関しても、特
に限定されない。また、粉体表面に細孔を有するもので
も構わない。
表面処理されていてもいなくても構わない。表面処理の
方法としては例えば、油剤処理、金属石鹸処理、無機化
合物処理、アミノ酸処理、シリコーン処理、フッ素化合
物処理、シランカップリング剤処理、チタンカップリン
グ剤処理、N−アシル化リジン処理、ポリアクリル酸処
理などが挙げられる。
おいて、含フッ素シリコーンの添加量は、粉体および含
フッ素シリコーンの種類によって異なるが、基材粉体の
重量に対して1〜50重量%が好ましい。さらに好まし
くは、3〜20重量%であり、特に好ましくは、4〜1
0重量%である。1重量%未満では本発明の効果である
耐水性、耐油性が十分ではなく、50重量%を越えて処
理しても、効果の増強は望めない。また、3〜20重量
%であれば粉体そのものの使用感をあまり損なわずに処
理することができ、特に4〜10重量%であれば粉体そ
のものの使用感を損なわない。
は、湿式法、乾式法などが挙げられる。本発明でいう湿
式法とは、粉体を適当な溶剤に分散させ、含フッ素シリ
コーンおよび必要に応じて酸またはアルカリを添加し、
撹拌混合後溶剤を除去し、乾燥または焼き付けをして得
られる手法を指す。溶剤の例としては、ヘキサン、ヘプ
タン、トルエン、キシレン、ベンゼン、環状シリコー
ン、塩化メチレン、クロロホルム、アセトン、ブタノー
ル、プロパノール、イソプロパノール、エタノール、メ
タノール、水などが挙げられる。また、酸としては、塩
酸、硝酸、硫酸、酢酸などが、アルカリとしては、アン
モニア、ピリジン、アミンなどが挙げられる。また、乾
式法とは、ヘンシェルミキサー、ジェットミル、ボール
ミル、スーパーミキサーなどの撹拌混合装置で粉体を混
合しながら、含フッ素シリコーンをそのまま、または適
当な溶剤に希釈して添加し、撹拌混合後乾燥または焼き
付けをして得られる手法を指す。含フッ素シリコーンを
希釈する溶剤としては、湿式法による処理で挙げた溶剤
を用いることができる。その他、スプレードライ法、流
動造粒法などが挙げられるが、いかなる方法であれ、含
フッ素シリコーンが基材粉体表面に被覆されていれば構
わない。
以上を組み合わせて用いることができる。化粧料への配
合量としては、(b)成分との組み合わせにおいては1
〜85重量%が好ましく、さらに好ましくは、3〜80
重量%であり、特に好ましくは5〜70重量%である。
1重量%未満では本発明の効果である化粧持続効果が十
分ではなく、85重量%を越えて配合しても効果の増強
は望めない。また、3〜80重量%であれば、化粧料の
使用感をほとんど損なわず、特に5〜70重量%であれ
ば、化粧持続効果と使用感を両立することができる。
状粉体は、化粧料に通常用いられているものであれば、
いずれも使用することができる。具体的には、ケイ酸、
無水ケイ酸、アルミナ、酸化チタン、微粒子酸化チタ
ン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、
酸化セリウム、硫酸バリウム、硫酸マグネシウム、炭酸
カルシウム、炭酸マグネシウムなどの無機粉体、ナイロ
ンなどのポリアミド、ポリメチルメタクリレートなどの
アクリル樹脂、ポリエチレン、ポリスチレン、ポリメチ
ルシルセスキオキサンなどのシリコーン樹脂、フッ素樹
脂、セルロース、アセチル化セルロース、ポリウレタ
ン、ジビニルベンゼン・スチレン共重合体、エポキシ樹
脂、メラミン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ビニル樹
脂、シルクパウダーなどの樹脂粉末が挙げられる。ま
た、これらの複合体を用いても構わない。その中でも、
滑らかで柔らかい使用感の点から樹脂粉末が好ましい。
しては特に制限されない。また、粉体表面に細孔を有し
ていても構わない。
いても構わない。表面処理の方法としては例えば、油剤
処理、金属石鹸処理、無機化合物処理、アミノ酸処理、
シリコーン処理、フッ素化合物処理、シランカップリン
グ剤処理、チタンカップリング剤処理、N−アシル化リ
ジン処理、ポリアクリル酸処理などが挙げられ、これら
のうち1種または2種以上の処理方法で処理することが
できる。
上を組み合わせて用いることができる。化粧料への配合
量としては、0.1〜30重量%であり、さらに好まし
くは、1〜25重量%であり、特に好ましくは、2〜2
0重量%である。0.1重量%未満では本発明の効果で
ある柔らかい感触の付与が十分ではなく、30重量%を
越えて配合しても効果の増強は望めない。また、1〜2
5重量%であれば、化粧持続効果をほとんど損なわず、
特に2〜20重量%であれば、柔らかい感触と化粧持続
効果を両立することができる。
目的とする化粧料の形態に応じて、通常の化粧料に配合
される成分から選択して用いることができる。これらの
成分としては、例えば油分としては、スクワラン、流動
パラフィン、ワセリン、軽質イソパラフィン、重質流動
イソパラフィンなどの各種炭化水素、マイクロクリスタ
リンワックス、オゾケライト、セレシン、ミツロウ、カ
ルナウバロウ、キャンデリラロウなどのロウ類、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、ステ
アリン酸、イソステアリン酸などの高級脂肪酸、ラウリ
ルアルコール、セチルアルコール、ヘキサデシルアルコ
ール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール、ベ
ヘニルアルコールなどの高級アルコール、イソオクタン
酸セチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イ
ソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、パルミチ
ン酸セチル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリ
ル、オレイン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリ
セリル、イソノナン酸イソデシル、コハク酸ジオクチ
ル、乳酸オクチルドデシル、リンゴ酸ジイソステアリ
ル、ジイソステアリン酸ジグリセリル、トリイソステア
リン酸ジグリセリル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコ
ール、ミリスチン酸イソステアリル、ステアリン酸コレ
ステリル、トリオクタン酸トリメチロールプロパン、テ
トラオクタン酸ペンタエリスリットなどのエステル類、
オリーブ油、ホホバ油、水添ホホバ油、アボガド油、ヒ
マシ油、マカデミアナッツ油、ミンク油、ラノリンなど
の油脂類、ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポ
リシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、
デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシク
ロヘキサシロキサン、ステアロキシメチルポリシロキサ
ン、メチルハイドロジェンポリシロキサン、架橋型メチ
ルシロキサン、架橋型メチルフェニルシロキサン、高重
合メチルポリシロキサン、メチルシクロポリシロキサ
ン、ポリエーテル変性シリコーン、フッ素変性シリコー
ンなどのシリコーン、フルオロカーボン、パーフルオロ
ポリエーテル、フッ化ピッチ、フルオロアルコールなど
のフッ素化合物などが挙げられる。
(a)成分、(b)成分以外の無機粉体および有機粉
体、界面活性剤、多価アルコール、エタノール、増粘
剤、防腐剤、酸化防止剤、pH調整剤、キレート剤、香
料、紫外線吸収剤、殺菌剤、保湿剤、制汗剤、水などが
挙げられ、本発明の目的を損なわない範囲内で配合可能
である。
ダーファンデーション、油性ファンデーション、乳化型
ファンデーション、ほほ紅、白粉、アイブロウ、アイシ
ャドウ、アイライナー、マスカラ、口紅、ネイルカラ
ー、化粧下地などのメイクアップ化粧料、ボディパウダ
ーなどのボディ化粧料、クリーム、乳液、ローション、
日焼け止め化粧料などの基礎化粧料が挙げられる。
造することができる。
あげて更に詳細に説明するが、本発明はこれらに限定さ
れるものではない。
後、式(2)に示す構造を有する含フッ素シリコーン5
gを加え、80℃で2時間撹拌した。その後、トルエン
を減圧留去し、乾燥、粉砕して表面処理セリサイトを得
た。同様にして、タルク、マイカ、ベンガラ、黄酸化
鉄、黒酸化鉄、酸化チタン、微粒子酸化チタンを表面処
理した。
後、式(3)に示す構造を有する含フッ素シリコーン1
0gを加え、100℃で2時間撹拌した。その後、キシ
レンを減圧留去し、乾燥、粉砕して表面処理セリサイト
を得た。同様にして、タルク、マイカ、ベンガラ、黄酸
化鉄、黒酸化鉄、酸化チタンを表面処理した。
ト100gをトルエン200gに分散させた後、式
(4)に示す構造を有する含フッ素シリコーン4gを加
え、85℃で2時間撹拌した。その後、トルエンを減圧
留去し、乾燥、粉砕して表面処理セリサイトを得た。同
様にして、タルク、マイカ、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸
化鉄、酸化チタンを表面処理した。
酸化鉄および酸化チタンの各パーフルオロアルキルリン
酸エステル塩5%処理物をもって比較例1とした。
後、ジメチルポリシロキサン(1000cs)6gを加
え、実施例3と同様の手法で処理した。同様にして、タ
ルク、マイカ、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、酸化チ
タンを表面処理し、比較例2とした。
酸化鉄および酸化チタンの各メチルハイドロジェンポリ
シロキサン5%処理物をもって比較例3とした。
シリコーン処理粉体および(b)成分である球状粉体を
配合した化粧料の実施例について説明する。なお、成分
の配合割合は重量%である。
に示す組成のパウダーファンデーションを製造した。製
法は次の通りである。
理粉体および球状粉体を混合し、残りの成分を均一に混
合したものを粉砕してふるいに通した。これを金皿に圧
縮成型してパウダーファンデーションを得た。
例4と同様の方法で表1に示す組成のパウダーファンデ
ーションを製造した。
例4と同様の方法で表1に示す組成のパウダーファンデ
ーションを製造した。
例4と同様の方法で表1に示す球状粉体を含まない組成
のパウダーファンデーションを製造した。
粉体を使用し、実施例4と同様の方法で表1に示す組成
のパウダーファンデーションを製造した。
実施例4と同様の方法で表1に示す組成のパウダーファ
ンデーションを製造した。
体を使用し、実施例4と同様の方法で表1に示す球状粉
体を含まない組成のパウダーファンデーションを製造し
た。
〜6および比較例4〜7のパウダーファンデーションに
ついて、汗および皮脂に対する化粧持ちおよび柔らかい
感触などの使用感について評価した。その結果を表2に
示す。
官能評価を行い、(1)の評価基準を用いて7段階に評
価し、その平均値を(2)に示す基準で評価した。 (1) 7点:非常に良い 6点:良い 5点:やや良い 4点:普通 3点:やや悪い 2点:悪い 1点:非常に悪い (2) ◎:6点以上 ○:4点以上6点未満 △:3点以上4点未満 ×:3点未満
ーファンデーション(実施例4〜6)は、本発明の含フ
ッ素シリコーン処理粉体および球状粉体を配合すること
により、使用感に優れ、化粧持ちが極めて良好なもので
あった。それに対して、パーフルオロアルキルリン酸エ
ステル塩処理粉体を配合したパウダーファンデーション
(比較例5)は化粧持ちに劣った。ジメチルポリシロキ
サン処理粉体を配合したパウダーファンデーション(比
較例6)は化粧持ちが不良であり、粉体としてメチルハ
イドロジェンポリシロキサン処理粉体のみを配合したパ
ウダーファンデーション(比較例7)は化粧持ち、使用
感ともに不良であった。また、粉体として実施例1の含
フッ素シリコーン処理粉体のみを配合したパウダーファ
ンデーション(比較例4)は、柔らかい感触を付与する
効果が不十分であった。このことから、本発明の含フッ
素シリコーン処理粉体と球状粉体を組み合わせて配合す
ることの必然性が明らかとなった。
ションを得た。 (製法)油相を室温にて均一溶解した後、これに粉体を
添加し、ホモミキサーで分散させる。これに水相を撹拌
しながら添加して乳化し、乳化型ファンデーションを得
た。 重量(%) 1 実施例1の表面処理タルク 2.0 2 実施例1の表面処理酸化チタン 8.0 3 実施例1の表面処理ベンガラ 0.4 4 実施例1の表面処理黄酸化鉄 1.4 5 実施例1の表面処理黒酸化鉄 0.2 6 球状ナイロン 5.0 7 メチルフェニルポリシロキサン 12.0 8 デカメチルシクロペンタシロキサン 20.0 9 ポリエーテル変性シリコーン 2.0 10 ポリオキシエチレンエーテルリン酸 0.2 11 エタノール 6.0 12 水 42.4 13 防腐剤 0.2 14 香料 0.2
的の日焼け止め化粧料を得た。 重量(%) 1 実施例1の表面処理微粒子酸化チタン 8.0 2 シリコーン処理酸化亜鉛 5.0 3 球状ポリメチルシルセスキオキサン 2.0 4 メチルフェニルポリシロキサン 14.0 5 オクタメチルシクロテトラシロキサン 20.0 6 ポリエーテル変性シリコーン 2.0 7 ポリオキシエチレンエーテルリン酸 0.2 8 エタノール 6.0 9 水 42.4 10 防腐剤 0.2 11 香料 0.2
的のほほ紅を得た。 重量(%) 1 実施例1の表面処理タルク 40.6 2 実施例1の表面処理マイカ 20.0 3 実施例1の表面処理酸化チタン 5.0 4 実施例1の表面処理ベンガラ 2.0 5 球状ポリメチルメタクリレート 20.0 6 スクワラン 8.0 7 ジメチルポリシロキサン 1.0 8 メチルフェニルポリシロキサン 3.0 9 防腐剤 0.2 10 香料 0.2
的のパウダーアイシャドウを得た。 重量(%) 1 実施例1の表面処理セリサイト 15.0 2 実施例1の表面処理マイカ 51.6 3 実施例1の表面処理ベンガラ 1.0 4 実施例1の表面処理黄酸化鉄 2.0 5 球状ポリスチレン 15.0 6 トリオクタン酸グリセリル 6.0 7 メチルフェニルポリシロキサン 9.0 8 防腐剤 0.2 9 香料 0.2
的の白粉を得た。 重量(%) 1 実施例1の表面処理セリサイト 10.0 2 実施例1の表面処理タルク 52.89 3 実施例1の表面処理ベンガラ 0.2 4 実施例1の表面処理黄酸化鉄 0.5 5 実施例1の表面処理黒酸化鉄 0.01 6 実施例1の表面処理酸化チタン 3.0 7 球状ポリメチルシルセスキオキサン 20.0 8 シリコーン処理球状無水ケイ酸 5.0 9 トリオクタン酸グリセリル 4.0 10 ジメチルポリシロキサン 4.0 11 防腐剤 0.2 12 香料 0.2
も柔らかい感触に優れ、化粧持ちが極めて良好なもので
あった。
崩れの防止効果に優れ、且つ柔らかい感触に優れたもの
である。
を、試験例により具体的に説明するが、本発明はこれら
に限定されるものではない。
コーンの添加量の検討 セリサイト100gをトルエン200gに分散させた
後、式(2)に示す構造を有する含フッ素シリコーンを
加え、80℃で2時間撹拌した。その後、トルエンを減
圧留去し、乾燥、粉砕して表面処理セリサイトを得た。
同様にして、タルクを表面処理した。なお、含フッ素シ
リコーンの添加量を0.5g、1g、3g、4g、10
g、20g、50g、100gに変化させ、それぞれ処
理した。
の処理粉体について撥水撥油性、平滑性を評価した。そ
の結果を表3に示す。なお、横軸に含フッ素シリコーン
の添加量(g)を示す。
験例1の粉体0.1gを添加して100回振とうした。
30分静置した後の状態を目視で判定した。 ○:大部分が水の表面に浮遊した △:水の表面に一部浮遊するものの、大部分が水中に分
散した。 ×:完全に水中に分散、沈殿した。 <撥油性>10mlの試験管にスクワラン5mlをと
り、試験例1の粉体0.1gを添加して100回振とう
した。30分静置した後の状態を目視で判定した。 ○:大部分がスクワランの表面に浮遊した △:スクワランの表面に一部浮遊するものの、大部分が
スクワラン中に分散した。 ×:完全にスクワラン中に分散、沈殿した。 <平滑性> 10人の専門パネラーにより官能評価を行い、次の基準
で示した。 〇:8人以上が良いと感じた △:4〜7人が良いと感じた ×:4人未満が良いと感じた
しては、粉体の重量に対して1〜50重量%が好まし
く、さらに好ましくは3〜20重量%であり、特に好ま
しくは4〜10重量%であることが明らかとなった。
コーン処理粉体の配合量の検討 実施例1の処理粉体を使用し、表4に示す組成のパウダ
ーファンデーションを製造した。なお、その他の粉体と
しては、市販のシリコーン処理粉体および未処理の粉体
を用いた。製法は次の通りである。
の粉体を混合し、残りの成分を均一に混合したものを粉
砕してふるいに通した。これを金皿に圧縮成型してパウ
ダーファンデーションを得た。
のパウダーファンデーションについて、汗および皮脂に
対する化粧持ち、および柔らかい感触などの使用感につ
いて評価した。その結果を表5に示す。
官能評価を行い、(1)の評価基準を用いて7段階に評
価し、その平均値を(2)に示す基準で評価した。 (1) 7点:非常に良い 6点:良い 5点:やや良い 4点:普通 3点:やや悪い 2点:悪い 1点:非常に悪い (2) ◎:6点以上 ○:4点以上6点未満 △:3点以上4点未満 ×:3点未満
配合量としては、1〜85重量%が好ましく、さらに好
ましくは3〜80重量%であり、特に好ましくは5〜7
0重量%であることが明らかとなった。
合量の検討 (b)成分である球状粉体として球状ナイロンを使用
し、表6に示す組成のパウダーファンデーションを製造
した。なお、その他の粉体としては、実施例1の処理粉
体および市販のシリコーン処理粉体を用いた。製法は次
の通りである。
を混合し、残りの成分を均一に混合したものを粉砕して
ふるいに通した。これを金皿に圧縮成型してパウダーフ
ァンデーションを得た。
のパウダーファンデーションについて、汗および皮脂に
対する化粧持ち、および柔らかい感触などの使用感につ
いて評価した。その結果を表7に示す。
官能評価を行い、(1)の評価基準を用いて7段階に評
価し、その平均値を(2)に示す基準で評価した。 (1) 7点:非常に良い 6点:良い 5点:やや良い 4点:普通 3点:やや悪い 2点:悪い 1点:非常に悪い (2) ◎:6点以上 ○:4点以上6点未満 △:3点以上4点未満 ×:3点未満
0.1〜30重量%が好ましく、さらに好ましくは1〜
25重量%であり、特に好ましくは2〜20重量%であ
ることが明らかとなった。
Claims (4)
- 【請求項1】 (a)粉体の表面を一般式(1)[式
中、R1は同種または異種の炭素数1〜20のアルキル
基またはアリール基、R2は−R5−Rf(式中、R5
は炭素数2〜6の二価のアルキレン基を示し、Rfは炭
素数1〜12のパーフルオロアルキル基を示す。)、R
3は−R5−SiX3(式中、Xは炭素数1〜4のアル
コキシル基またはハロゲンを示す。)、R4はR1また
はR2またはR3のいずれかであり、l、m、nは整数
であって、l=0〜500、m=1〜500、n=1〜
500である。]で表される含フッ素シリコーンで処理
して得られる粉体、および(b)球状粉体を含有する化
粧料。 【化1】 - 【請求項2】 一般式(1)の構造中、l=0、m=1
〜50、n=1〜50で、mとnの比が9:1〜2:3
である請求項1記載の化粧料。 - 【請求項3】 一般式(1)の構造中、l=0、m=1
〜50、n=1〜50で、mとnの比が3:1〜1:1
である請求項1記載の化粧料。 - 【請求項4】 球状粉体が樹脂粉末である請求項1〜3
いずれか記載の化粧料。
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