JP2003192225A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2003192225A JP2001398459A JP2001398459A JP2003192225A JP 2003192225 A JP2003192225 A JP 2003192225A JP 2001398459 A JP2001398459 A JP 2001398459A JP 2001398459 A JP2001398459 A JP 2001398459A JP 2003192225 A JP2003192225 A JP 2003192225A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 排紙トレイ上に用紙が排出されたか否かの検
知と、排出トレイ上の用紙に満杯検知を一つの検知装置
によって行うと共に、検知装置に係わる部品精度を高め
ることによるコストアップを招くことなく、満杯状態と
排紙部停滞ジャムとを識別するための検知精度を大幅に
高めることができる。 【解決手段】 排紙トレイ22上の積載用紙量が少ない
時には最下降位置にあって放出経路Cよりも下方に一部
を突出させ且つ用紙が排出される度に用紙によって押圧
されて上方へ退避する揺動可能なフィラー25と、排紙
手段21から排出される用紙によってフィラーが所定高
さ位置まで押圧される度に作動して一枚分の排紙を検知
する排紙検知部26と、を備え、用紙の放出経路は、フ
ィラーの最下降位置と、満杯検知位置との間に位置して
おり、排紙検知装置は、排紙トレイ上の積載用紙量が所
定の満杯量に達した時に、用紙上面によってフィラーを
作動させて満杯及び排紙部停滞ジャム発生を検知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、複写機等の画像形成装置に関し、特に画像形成部に
て画像形成を受けた用紙を排紙搬送経路を経て排紙トレ
イ上に排出して積載する際に、用紙の排出検知と、排紙
トレイ上の満杯検知及び排出部における停滞ジャム検知
を一つの検知装置によって実現するようにした画像形成
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真式、その他の方式による画像形
成部を備えた画像形成装置は、用紙を収容した給紙装置
から一枚ずつ用紙を画像形成部に供給し、画像形成を受
けた用紙は、画像形成部の下流側に位置する排紙搬送経
路を経て搬送され、排紙搬送経路の終端部に位置する排
紙ローラなどの排紙手段によって機外に排出される。排
紙手段の外部には排紙トレイ等の排紙積載手段を配置し
て排紙されてきた用紙を積載収容する。用紙が排紙手段
から正常に排紙されたか否かの情報は、排紙搬送経路内
等におけるジャム発生の有無を知る上で重要であるた
め、排紙手段の近傍位置には排紙を検知するセンサが配
置されている。また、排紙トレイ上に積載された用紙の
積載量が所定量を越えると排出用紙の落下、ページ順狂
い、ジャム等の積載不良が発生する原因となるため、排
紙トレイ上の用紙積載量の満杯を検知するセンサを設け
て満杯を検知した場合には装置の稼働を停止するように
している。即ち、図3は従来の画像形成装置に装備され
る排紙装置周辺の構成図であり、図示しない画像形成部
から排紙搬送経路を経て搬送されてきた用紙Pは、排紙
ローラ対(排紙手段)1から所定の放出経路(放出軌
跡)Cを経て排紙トレイ2上に排出され、一枚ずつ積載
される。排紙ローラ対1の近くに排紙検知センサ11が
設置され、更にこれとは別個に、その上方には満杯検知
センサ12が設置されている。
【0003】排紙検知センサ11は、排紙ローラ対1の
ニップ部を通過する用紙によって上下動するフィラー1
5と、フィラー15の動作に応じてON、OFF作動す
るフォトインタラプタ16とから成る。フィラー15は
排紙ローラ対1のニップ部内に用紙が進入したときに押
し上げられて後端部に位置する遮蔽部によりフォトイン
タラプタ16をONさせてから、用紙の通過後にフォト
インタラプタ16をOFFする。このON、OFF信号
に基づいて図示しない制御部が一枚分の排紙完了を検知
する。用紙が画像形成部から搬送されてから、所定の時
間を経ても排紙検知センサ11が用紙の進入、或いは排
出完了を検知しない場合には、排紙搬送経路内のいずれ
かの位置にて用紙がジャムを起こしたことが判定され
る。満杯検知センサ12は、上下動するフィラー17
と、フィラー17の動作に応じてON、OFFするフォ
トインタラプタ18とから成り、フィラー17は実線で
示すように最も下降した状態でその先端を用紙の放出経
路Cよりも上側に位置させており、排紙トレイ2上の用
紙Pの積載量が増大して図示した満杯ラインまで達した
ときに鎖線で示した位置まで押し上げられることによ
り、フォトインタラプタ18を作動させて満杯を検知す
る。このフィラー17は、常に用紙の放出経路Cよりも
上方に位置するため、用紙の排出を検知することはでき
ず、用紙の排出検知は専ら排紙検知センサ11によって
行われる。多量の複写、プリントアウトを行っている際
に、装置近傍にオペレータがいないと、排紙容量(排紙
トレイの積載容量)を越えて排紙されることにより、排
出紙落下、ページ順狂い、ジャム等が発生するが、満杯
検知を行うことにより、満杯時には自動的に装置の稼働
を停止させることができる。しかし、このような検知の
ための構成では、排紙検知センサと満杯検知センサを別
個に設ける必要があるため、部品点数の増加による生産
性低下、コストアップ等の不具合が発生する。
【0004】ところで、特許第2902499号公報に
は、同一の検知手段によって排紙の満杯検知と排紙検知
とジャム検知を行う発明が開示されている。この発明に
おけるジャム検知は、上記排紙ローラ対よりも上流側の
排紙搬送経路内でのジャム検知、換言すれば画像形成部
から排出された用紙が排紙搬送経路内でジャムを生じる
ことなく排紙ローラ対に達したか否かを検知するもので
ある。但し、排紙ローラから排紙トレイ上に放出される
際の放出経路(排紙中にフィラーが上昇する高さ位置)
が、フィラー(アクチュエータ)による満杯検知位置よ
りも上側に位置しているため、排紙ローラ対から排出さ
れる途中で発生するジャム(排紙部停滞ジャム)につい
ても満杯状態と区別して検知することができる。つま
り、フィラーと一体化されたアームにスリットを設ける
ことにより、一つのフォトインタラプタによって、満杯
と停滞ジャムとを区別することが可能となる。これは、
満杯検知の時と、停滞ジャム検知の時とでは、フォトイ
ンタラプタに対するフィラー(アーム)の移動状態
(量)が異なるために、両者の区別が可能となっている
のである。しかし、このようにフィラーと一体化された
アームのわずかな移動量、特にアームに設けた微小なス
リットの存在に依存した満杯とジャムの区別は、誤検知
をもたらす虞があり、安定した検知性能を維持すること
は難しかった。安定した検知性能を維持しようとすれ
ば、検知手段に係わる各部品の精度を高くする必要があ
り、コストアップにつながる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記に鑑みて
なされたものであり、排紙トレイ上に用紙が排出された
か否かの検知と、排出トレイ上の用紙の満杯検知を一つ
の検知装置によって行うと共に、検知装置に係わる部品
精度を高めることによるコストアップを招くことなく、
満杯状態と排紙部停滞ジャムとを識別するための検知精
度を大幅に高めることができる画像形成装置を提供する
ことを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1の発明は、用紙上に画像を形成する画像形
成部と、該画像形成部から搬送されてきた用紙を一定の
放出経路に沿って排出する排紙手段と、該排紙手段の下
流側に位置して排出された用紙を積載する排紙トレイ
と、排紙手段から用紙が正常に排出完了したことを検知
する排紙検知装置と、を備えた画像形成装置において、
前記排紙検知装置は、排紙トレイ上の積載用紙量が少な
い時には最下降位置にあって前記放出経路よりも下方に
一部を突出させ且つ用紙が排出される度に用紙によって
押圧されて上方へ退避する揺動可能なフィラーと、排紙
手段から排出される用紙によってフィラーが所定高さ位
置まで押圧される度に作動して一枚分の排紙を検知する
排紙検知部と、を備え、前記用紙の放出経路は、前記フ
ィラーの最下降位置と、満杯検知位置との間に位置して
おり、前記排紙検知装置は、排紙トレイ上の積載用紙量
が所定の満杯量に達した時に、該積載用紙の上面によっ
て前記フィラーが所定高さ位置まで押圧されて前記排紙
検知部を作動させて満杯及び排紙部停滞ジャム発生を検
知することを特徴とする。この排紙検知装置の構成で
は、用紙の放出経路がフィラーの最下降位置と満杯検知
位置との間に位置しているため、満杯と排紙部停滞ジャ
ムについては、両方共排紙検知装置が所定時間以上ON
し続けた状態になるため区別できない。しかし、満杯時
でも排紙部停滞ジャム時でも画像形成装置の稼働を停止
しなければならない点では同じである。一方、排紙部停
滞ジャム発生箇所は、通常外部に露出した排紙ローラ部
であるため、ユーザにも状況が一目でわかることが多
く、その状況に応じてユーザが適切に処置することを充
分期待でき、実使用上問題が少ない。このため、満杯と
排紙部停滞ジャムを識別したり、識別結果を表示しない
装置構成としても実用上問題がない、ということもでき
る。
【0007】請求項2の発明は、前記排紙検知装置が所
定の時間よりも長くONし続けた時に、稼働を停止し、
表示部に「満杯」表示と「ジャム」表示を並列表示する
ことを特徴とする。満杯、或いは排紙部停滞ジャムの発
生時に、画像形成装置の稼働を再開するためには、その
後の処理(満杯用紙の撤去、或いはジャム処理)を実施
する必要があるので、操作部の表示パネル(図示せず)
に「排紙部のジャム又は排紙トレイ満杯の可能性が有り
ます」という旨の表示を行う。請求項3の発明は、前記
排紙検知装置が所定の時間よりも長くONし続けて満杯
或いは停滞ジャム発生を検知した際に、それ以前の排紙
動作における排紙検知装置のON時間の変化に基づいて
満杯か或いは停滞ジャム発生かを識別判定し表示するこ
とを特徴とする。満杯と排紙部停滞ジャムとの区別が不
要な場合があるとは言っても、満杯と排紙部停滞ジャム
の識別を求めるユーザの要求がある場合、或いは満杯に
近い状態で停滞ジャムが発生した際の識別困難化という
状況を打開してほしいという要求がある場合には、満杯
と排紙部停滞ジャムを識別可能に構成する必要がある。
この発明によれば、ジャムが発生していない正常な排紙
状態での排紙検知装置のON時間の変化(推移)を用紙
のサイズ(厚さ、紙質)毎にデータ化して記憶してお
き、排紙検知装置が所定時間以上ONし続けた場合に、
この基準データを実際の排紙時におけるON時間の変化
と比較して真の満杯発生か、或いは停滞ジャム発生かを
識別判定し、表示する。請求項4の発明は、前記制御部
は、前記満杯か或いは停滞ジャム発生かを識別判定する
際に、満杯状態になるまでの積載枚数、或いは所要時間
を勘案して識別判定を行うことを特徴とする。満杯状態
になった場合の積載枚数、所要時間などとの関係で、満
杯検知のON時間の延びをデータ化することにより、よ
り正確な識別が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態により詳細に説明する。図1は本発明の一実施形
態に係る画像形成装置の排紙装置近傍を示す図である。
図示しない画像形成部から排紙搬送経路20を経て搬送
されてきた用紙Pは、排紙ローラ対(排紙手段)21か
ら所定の放出経路(放出軌跡)Cを経て排紙トレイ22
上に排出され、一枚ずつ積載される。排紙ローラ対21
の上方には満杯検知を兼ねる単一の排紙検知装置23が
設置されている。用紙の放出経路Cは、後述するフィラ
ーの最下降位置と、満杯検知位置との間に位置してい
る。排紙検知装置23は、排紙トレイ22上の用紙量が
少ない場合には、排紙ローラ対21から排出される用紙
の放出経路Cよりも下方にその一部(先端部25a)を
突出させ且つ用紙Pが排出される度に用紙によって上方
へ押圧されて上方へ退避する揺動可能なフィラー25
と、排紙ローラ対21から排出される用紙によってフィ
ラー25の先端部25aが押圧されて放出経路Cを越え
た高さ位置に一旦上昇してから下降する度に作動して一
枚分の排紙が完了したことを検知するフォトインタラプ
タ26(排紙検知部)と、を備えている。排紙検知装置
23は、上下動するフィラー25と、フィラー25の動
作に応じてON、OFF作動するフォトインタラプタ
(排紙検知部)26とから成る。フィラー25はその先
端部25aを排紙トレイ22の上方に位置させる一方
で、上下動したときにフィラーの他端部(被検知板)2
5bをフォトインタラプタ26を構成する透過型センサ
(発光素子と受光素子)の間に出入りさせる。フィラー
先端部25aは排紙ローラ対21のニップ部から放出経
路Cに沿って用紙が排出されてきたときに押し上げら
れ、通過完了したときに元の位置に下降するため、フィ
ラー後端部25bがフォトインタラプタ26をON(遮
光)させてから用紙通過後にOFF(透光)することに
より、図示しない制御部によって通過完了が判定され
る。また、用紙が画像形成部から搬出されたことが図示
しない他のセンサによって検知されてから、所定の時間
を経ても排紙検知装置23が排紙ローラ対(排紙部)へ
の用紙の進入、或いは排出完了を検知しない場合には、
排紙搬送経路20内のいずれかの位置にて用紙がジャム
を起こしたことが判定される。排紙トレイ22上の用紙
が鎖線により図示した満杯位置にまで積載された場合に
は、フィラー25は用紙上面により鎖線位置まで押し上
げられた状態にあり、フィラー後端部25bがフォトイ
ンタラプタ26をONさせ続けた状態となる。従って、
図示しない制御部は、満杯(或いは、排紙部停滞ジャ
ム)を判定することができる。
【0009】このように、本発明においては、フィラー
25の先端部25aを常時(満杯非検知時)において
も、放出経路Cよりも下方へ突出させているため、排紙
トレイ上の積載用紙量(高さ)が所定の満杯量に達した
時に、積載用紙の上面によってフィラー先端部が所定高
さまで押圧される。このため、フィラーの他端部25b
が時計廻り方向へ回動してフォトインタラプタ26を所
定時間以上ONさせ続けて満杯を検知することができ
る。しかし、放出経路Cは、フィラー25の最下降位置
と、満杯検知位置との間に位置しているため、フィラー
25がフォトインタラプタ26をONさせ続けている時
に、それが満杯状態を検知しているのか、或いは排紙部
停滞ジャムを検知しているのかについては判別ができな
い。つまり、排紙トレイ上の用紙積載量が満杯に達して
いない時点で、排紙ローラ21によって用紙がニップさ
れた状態でジャムが発生した場合等においては、フィラ
ー25は排紙途中の用紙によって押し上げられた状態と
なるため、フォトインタラプタ26がONし続け、満杯
であるのか停滞ジャムであるのかが不明となる。本発明
は、上記の如き単純な構成の排紙検知装置23を利用し
ながら、高精度に、満杯と排紙部停滞ジャムとを識別し
得る技術手段を提供することにある。
【0010】即ち、従来は一つのフィラーと一つのフォ
トインタラプタによって、満杯状態を検知した場合に、
排紙部停滞ジャム、即ち、排紙ローラ対によってニップ
された状態で用紙が紙詰まりを起こしたジャムが発生し
た場合には、満杯と停滞ジャムとの区別を行うことがで
きない。一般的には、詰まった状態と満杯の状態を夫々
目視確認できる限り、オペレータが稼働を停止した装置
の排紙部を確認することにより、排紙部停滞ジャムか満
杯かを容易に判定することができる。しかし、排紙部停
滞ジャムが発生している場合に、排紙ローラ対に詰まっ
た用紙を目視確認しにくく、しかも、排紙トレイ上の用
紙量が満杯に近い場合には、判断に困ることとなる。前
記特許第2902499号公報に記載の発明によれば、
一つのセンサによって排紙、満杯、停滞ジャムを識別検
知することが可能ではあるが、センサ部の構成の複雑
化、高精度化、及び識別のためのデータ量が増大すると
いう不具合がある。また、上述した本発明の排紙検知装
置23の構成のみでは、満杯と排紙部停滞ジャムは、両
方共排紙検知装置23がONし続けた状態になるため区
別できないが、満杯時でも排紙部停滞ジャム時でも画像
形成装置の稼働を停止しなければならない点では同じで
ある。そして、稼働を再開するためには、その後の処理
(満杯用紙の撤去、或いはジャム処理)を実施する必要
があるので、操作部の表示パネル(図示せず)に「排紙
のジャム又は排紙トレイ満杯の可能性が有ります」とい
う旨の表示を行う必要がある。ジャム発生箇所は、外部
に露出した排紙ローラ部であるため、ユーザにも状況が
一目でわかることが多く、その状況に応じてユーザが適
切に処置することを充分期待でき、実使用上問題が少な
い。このため、満杯と排紙部停滞ジャムを識別したり、
識別結果を表示しない装置構成としても実用上問題がな
い、ということもできる。但し、満杯と排紙部停滞ジャ
ムの識別を求めるユーザの要求がある場合、或いは満杯
に近い状態で停滞ジャムが発生した際の識別困難化とい
う状況を打開してほしいという要求がある場合には、満
杯と排紙部停滞ジャムを識別可能に構成する必要があ
る。
【0011】次に、上記構成を備えた排紙検知装置23
により、満杯と排紙部での停留ジャムとを区別する手法
について図2に示した波形図に基づいて説明する。一般
に、排紙ローラ21から空の(或いは、積載量が少な
い)状態にある排紙トレイ22上に排紙を継続していく
と、放出経路Cを経て排出される用紙Pはフィラー25
を押し上げながら前進し、徐々に用紙先端部は排紙トレ
イ上に下降しながら移動する。用紙後端部が排紙ローラ
21のニップ部を通過完了した後で、用紙全体が排紙ト
レイ22上に着地する。この際、排紙経路Cと空の排紙
トレイ22上面との間の間隔(落下距離)が大きいた
め、換言すれば、用紙の着地位置が充分に下方に位置し
ているため、用紙は抵抗無く速やかに排紙トレイ22上
に着地することができる。このため、用紙がフィラーと
接してこれを押し上げ続ける時間、即ち、図2(a)に
示したようにフォトインタラプタ26がフィラー25の
後端部25bによって遮蔽され続ける時間t1が一定の
短い時間となる。なお、フォトインタラプタ26の出力
がOFFとなるのは、用紙後端が排紙ローラ21を通過
して排紙トレイ22上に着地してフィラーが初期の下降
位置に戻った時である。従って、制御部30は、フォト
インタラプタ26がONしてからOFFしたときに一枚
の用紙の排出完了を判定することができる。
【0012】これに対して、排紙トレイ22上の用紙の
積載量が増大してくると、用紙の着地位置(積載用紙上
面の位置)が上方に徐々に変位して落下距離が減少する
ため、排紙ローラからの排出時に用紙がフィラー25と
接し続ける時間が長くなる。つまり、排紙経路Cと着地
位置との間の距離が近づくことによって、その一部(例
えば、先端部)をいち早く積載用紙上面に到達させた用
紙の他の部分(例えば、後部)がフィラーの下降を邪魔
し、フィラーが初期の下降位置にまで戻るための時間を
長くさせる。図2(b)、(c)は用紙の積載量の増大
に応じてフォトインタラプタ26がONし続ける時間が
徐々に長くなる状態(t2、t3)を示している。そし
て、図2(a)(b)(c)の如く徐々にフォトインタ
ラプタ26がONし続ける時間が長くなった後で、最後
に(d)の状態となった時に満杯に成る。なお、ON、
OFFのタイミングは、用紙のサイズ、厚さ(腰の強
さ)等の条件によって異なることは勿論である。一方、
図2(a)→(b)→(c)の過程を経て満杯になった
場合には満杯状態と判定できるとしても、(a)→
(b)→(c)の過程を経ずに、換言すれば、(a)と
(b)の中間の状態、或いは(b)と(c)の中間の時
点等々のイレギュラーな時点にて(d)の状態となった
場合には、排紙ローラ部にて停滞ジャムが発生したもの
と考えることができる。
【0013】即ち、本発明では、図2(d)に示したよ
うに、装置の稼働中にフォトインタラプタ26がONし
続けた場合に、満杯状態か、或いは排紙ローラ部での停
留ジャムかを判定するためには、図2(d)の状態に陥
る以前の排紙過程における満杯検知までの排紙時間(O
N時間)tの変化を基準データ(用紙サイズ毎のデー
タ)として制御部30の記憶部に保持しておき、これと
実際の排出中における排紙時間(ON、OFF時間)の
変化とを比較する。即ち、記憶部に記憶した基準データ
を、実際に(d)に示した満杯状態になるまでの排紙枚
数(或いは、トータル排紙時間)を考慮しつつ実際の排
紙時間の変化と比較し、満杯となる筈の排紙枚数近傍で
フォトインタラプタ26が所定時間以上ONし続けた場
合には満杯とみなし、満杯表示をする。満杯となる筈の
排紙枚数よりも積載枚数が少ない状態で、ONし続けた
場合には、排紙ローラ部における停留ジャム発生と判定
しジャム表示を行う。或いは、図2(d)に示した如き
ON状態が所定時間以上継続する場合ではなく、ONの
後にOFFする場合であっても、ONしてからOFFす
るまでの時間が異常に長く、記憶されたON時間の変化
パターンに合致しない場合等においては、ジャム等の異
常が発生したものと判定して表示するようにしても良
い。このように本発明では、ジャムが発生しない正常な
排紙状態での満杯までの排紙枚数(排紙時間)と、満杯
検知のON時間の延び、との関係を、用紙サイズ毎に予
め把握しデータ化しておくことにより、この基準データ
に基づいて、実際の排出動作におけるONの状態が長く
続いているときに満杯であるのか、或いは停滞ジャムで
あるのかを判別するようにした。満杯までの枚数(時
間)と満杯検知ON時間の延びとの関係は、紙サイズ、
紙の厚さ、紙質等の諸条件によって異なるので、各条件
を勘案した上でデータ化を図る必要がある。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、排紙トレ
イ上に用紙が排出されたか否かの検知と、排出トレイ上
の用紙の満杯検知を一つの検知装置によって行うと共
に、検知装置に係わる部品精度を高めることによるコス
トアップを招くことなく、満杯状態と排紙部停滞ジャム
とを識別するための検知精度を大幅に高めることができ
る。請求項1に記載の排紙検知装置の構成では、排紙ロ
ーラから排紙トレイ上に用紙を排出する際の放出経路が
フィラーの最下降位置と満杯検知位置との間に位置して
いるため、満杯と排紙部停滞ジャムについては、排紙検
知装置が所定時間以上ONし続けた状態になるため、両
者を区別できない。しかし、満杯時でも排紙部停滞ジャ
ム時でも画像形成装置の稼働を停止しなければならない
という点では同じである。一方、ジャム発生箇所は、通
常外部に露出した排紙ローラ部であるため、ユーザにも
状況が一目でわかることが多く、その状況に応じてユー
ザが適切に処置することを充分期待でき、実使用上問題
が少ない。このため、満杯と排紙部停滞ジャムを識別し
たり、識別結果を表示しない装置構成としても実用上問
題がない、ということもできる。請求項2の発明では、
排紙検知装置が所定の時間よりも長くONし続けた時
に、稼働を停止し、表示部に「満杯」表示と「ジャム」
表示を並列表示する。満杯、或いは排紙部停滞ジャムの
発生時に、画像形成装置の稼働を再開するためには、そ
の後の処理(満杯用紙の撤去、或いはジャム処理)を実
施する必要があるので、操作部の表示パネル(図示せ
ず)に「排紙のジャム又は排紙トレイ満杯の可能性が有
ります」という旨の表示を行う。次に、満杯と排紙部停
滞ジャムとの区別が不要な場合があるとは言っても、満
杯と排紙部停滞ジャムの識別を求めるユーザの要求があ
る場合、或いは満杯に近い状態で停滞ジャムが発生した
際の識別困難化という状況を打開してほしいという要求
がある場合には、満杯と排紙部停滞ジャムを識別可能に
構成する必要がある。請求項3の発明によれば、ジャム
が発生していない正常な排紙状態での排紙検知装置のO
N時間の変化(推移)を用紙のサイズ(厚さ、紙質)毎
にデータ化して記憶しておき、排紙検知装置が所定時間
以上ONし続けた場合に、この基準データを実際の排紙
時におけるON時間の変化と比較して真の満杯発生か、
或いは停滞ジャム発生かを識別判定する。請求項4の発
明では、満杯か或いは停滞ジャム発生かを識別判定する
際に、満杯状態になるまでの積載枚数、或いは所要時間
を勘案して識別判定を行うようにしたので、満杯状態に
なった場合の積載枚数、所要時間などとの関係で、満杯
検知のON時間の延びをデータ化することにより、より
正確な識別が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の排紙
部及び排紙検知装置の構成説明図。
【図2】本発明による満杯と停滞ジャムとの識別手法を
説明するための図。
【図3】従来例の説明図。
【符号の説明】
20 排紙搬送経路、21 排紙ローラ対(排紙手
段)、C 放出経路(放出軌跡)、22 排紙トレイ、
23 排紙検知装置、25 フィラー、25a フィラ
ー先端部、25b フィラー後端部、26 フォトイン
タラプタ、30 制御部。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 用紙上に画像を形成する画像形成部と、
    該画像形成部から搬送されてきた用紙を一定の放出経路
    に沿って排出する排紙手段と、該排紙手段の下流側に位
    置して排出された用紙を積載する排紙トレイと、排紙手
    段から用紙が正常に排出完了したことを検知する排紙検
    知装置と、制御部と、を備えた画像形成装置において、 前記排紙検知装置は、排紙トレイ上の積載用紙量が少な
    い時には最下降位置にあって前記放出経路よりも下方に
    一部を突出させ且つ用紙が排出される度に用紙によって
    押圧されて上方へ退避する揺動可能なフィラーと、排紙
    手段から排出される用紙によってフィラーが所定高さ位
    置まで押圧される度に作動して一枚分の排紙を検知する
    排紙検知部と、を備え、 前記用紙の放出経路は、前記フィラーの最下降位置と、
    満杯検知位置との間に位置しており、 前記排紙検知装置は、排紙トレイ上の積載用紙量が所定
    の満杯量に達した時に、該積載用紙の上面によって前記
    フィラーが所定高さ位置まで押圧されて前記排紙検知部
    を作動させて満杯及び排紙部停滞ジャム発生を検知する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記制御部は、前記排紙検知装置が所定
    の時間よりも長くONし続けた時に稼働を停止させ、表
    示部に「満杯」表示と「ジャム」表示を並列表示するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記制御部は、前記排紙検知装置が所定
    の時間よりも長くONし続けることにより満杯或いは停
    滞ジャム発生を検知した際に、それ以前の排紙動作にお
    ける排紙検知装置のON時間の変化に基づいて満杯か或
    いは停滞ジャム発生かを識別判定し表示することを特徴
    とする請求項1又は2の何れか一項に記載の画像形成装
    置。
  4. 【請求項4】 前記制御部は、前記満杯か或いは停滞ジ
    ャム発生かを識別判定する際に、満杯状態になるまでの
    積載枚数、或いは所要時間を勘案して識別判定を行うこ
    とを特徴とする請求項1、2又は3の何れか一項に記載
    の画像形成装置。
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